JP2004327100A

JP2004327100A - Shield connection structure

Info

Publication number: JP2004327100A
Application number: JP2003116519A
Authority: JP
Inventors: Chikahiro Yoshioka; 近弘吉岡; Hiroki Hirai; 宏樹平井
Original assignee: Sumitomo Wiring Systems Ltd; AutoNetworks Technologies Ltd; Sumitomo Electric Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Wiring Systems Ltd; AutoNetworks Technologies Ltd; Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date: 2003-04-22
Filing date: 2003-04-22
Publication date: 2004-11-18
Anticipated expiration: 2023-04-22
Also published as: JP3827650B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a shield connection structure capable of carrying out shield connection with an external conductor shell of a shielded connector without using staking or crimping work. <P>SOLUTION: A termination part of a shield tube formed of a braided wire to be overlaid on a cable is overlaid on a rear part of a dielectric material housed and fixed in the external conductor shell of the shielded connector; a fixture capable of fixing a part of the overlaid part excluding its front end in a form catching it is mounted to the dielectric material; a reversed part is formed by further reversing the left shielding tube front end on the fixture; when the dielectric material in this state is housed in the external conductor shell, the shield connection is carried out by contact by fitting the reversed part into the inside of the rear wall surface of the external conductor shell. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の電気装置へのワイヤーハーネス等のケーブルの接続に関し、特に１本以上のケーブルに外装され、そのケーブルから発生するノイズ等の電磁波を遮蔽する編組線からなるシールドチューブのシールド接続構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、カーナビゲーションシステム等の自動車の電気装置などの車載システムにおける電気信号の高圧化、高速化が進んできており、ＥＭＩ（ＥｌｃｔｒｏＭａｇｎｅｔｉｃＩｎｔｅｒｆｅｒｅｎｃｅ）シールドの必要性が高まってきている。このようなＥＭＩシールドには、シールド構造を有する１芯あるは多芯シールドケーブルを用いるのが好適であるが、このシールドケーブルは、ケーブルの一端から他端まで完全にシールドされた構造を有するため、シールド性は良いが、電気機器間の連絡部分だけというような、ケーブルを部分的にシールドしたい場合にも使用すると、シールドケーブルが複数束ねられてハーネス化した場合には、ワイヤーハーネスが大径化するとともに、コネクタとのシールド接続の作業性が悪い。
【従来の技術】
このようなことから、シールドケーブルを用いずに通常のケーブルを用いるとともに、そのケーブルの必要な部分だけをシールドできるように、後付けタイプの導電性シールドチューブを当該部分に外装することが行われている。コネクタとのシールド接続は、例えば、編組線からなるシールドチューブの場合、通常、コネクタのシールド用の外導体シェルにシールドチューブ端末部分を被せて、その部分をリングやバンドなどの金属製締め付け部材によるかしめや圧着加工により、シールドチューブの固定とシールド接続が図られている。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−２８１６５４号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シールドチューブのこのような締め付け部材によるかしめや圧着加工によるシールド接続作業は、外導体シェルにシールドチューブ端末部分を被せて、その部分に締め付け部材を装着し、その後、カシメ治具等の工具や装置を用いてかしめや圧着加工を行うため、その作業工数が多く、また圧着加工のなための設備費も高いなど、コネクタとのシールド接続の作業性の向上および加工費削減が望まれている。
【０００４】
本発明が解決する課題は、編組線からなるシールドチューブとシールドコネクタの外導体シェルとのシールド接続をかしめや圧着加工によらないで行うことができるシールド接続構造を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため本発明に係るシールド接続構造は、信号ケーブルに外装される編組線からなるシールドチューブの端末部分とシールドコネクタの外導体シェルとのシールド接続構造において、前記シールドコネクタの外導体シェルに収容固定される誘電体の後部には、前記信号ケーブルに外装されたシールドチューブの端末部分が被せ付けられ、前記誘電体後部との間に前記シールドチューブが被せ付けられた部分の前端部を残した部分を挟んだ状態で固定可能な固定具が装着されるとともに、残した前記シールドチューブ前端部をさらに前記固定具の上に反転した反転部が形成され、この状態の前記誘電体を前記外導体シェルに押し込み収容させると、その外導体シェルの後部内壁面への前記反転部の嵌入による接触によって、前記シールドチューブは前記外導体シェルと導通接続されることを要旨とするものである。
【０００６】
上記構成を有するシールド接続構造によれば、シールドコネクタの外導体シェルに収容固定される誘電体の後部に、信号ケーブルに外装されたシールドチューブの端末部分を被せ付け、その誘電体後部との間にシールドチューブが被せられた部分の前端部を残した部分を挟んだ状態で固定可能な固定具を装着し、残したシールドチューブ前端部をさらに固定具の上に反転した反転部を形成して、この状態の誘電体を外導体シェルに押し込み収容させると、その外導体シェルの後部内壁面への反転部の嵌入による接触によって、シールドチューブは前記外導体シェルと導通接続されることにより、ケーブルに外装される後付けタイプの編組線からなるシールドチューブとシールドコネクタの外導体シェルとのシールド接続を、かしめや圧着加工によらないで行うことが可能になり、接続の作業性が向上し、従来必要とされた圧着加工機等の設備費も削減される。
【０００７】
この場合、前記固定具は前記誘電体後部の外側２方向から装着される２分割体により構成されていれば、装着・固定が容易になるうえに、同一形状の２分割体とすれば、部品点数の削減にもなる。また、前記誘電体後部の前記固定具が装着される部分には、外側に突出した突起部が形成されるとともに、前記固定具には、その突起部が挿通される挿通孔が形成されている構成にすれば、その突起部と挿通孔によりシールドチューブが確実に係止されるので、引張り等による抜け防止が強化される。
【０００８】
さらに、前記反転部が嵌入される前記外導体シェルの後部には、後方に向かって開口した切欠部が形成されている構成にすれば、その切欠部が反転部の嵌入の際の逃がし代になるので、嵌入の際の押し込み力が軽減されるので作業性が向上するとともに、無理な押し込みによる反転部の破損等が防止される。そして、前記誘電体の後端部には、前記外導体シェルの後端面に当接するフランジ部が形成されている構成にすれば、反転部の嵌入によるシールド接続のための押し込みの位置決めにもなる上に、無理な押し込みが防止される。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るシールド接続構造の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図１は組立前のシールドコネクタとシールドチューブの外観斜視図、図２から図５はシールドチューブ端末部分と外導体シェルのシールド接続の手順を示した図である。尚、シールドコネクタ１０等の部材においては、図示しない接続の相手となるコネクタとの接続方向を前として説明する。
【００１０】
図１に示すようにシールドコネクタ１０は、ケーブルＷが接続された内導体端子１１と、この内導体端子１１が収納される誘電体１２と、この誘電体に装着される固定具１４と、これらを収容する外導体シェル１３とで構成される。図５はこれらを組付けた状態のシールドコネクタ１０が示されている。このシールドコネクタ１０は、通常は、図示しないが樹脂製のハウジングにさらに収容されるようになっている。内導体端子１１には、高周波信号が伝達されるようになっており、外導体シェル１３はこの内導体端子１１の周囲を覆いつつ電磁的にシールドするものである。
【００１１】
内導体端子１１は、導電性板材を折り曲げ加工により形成されたもので、接続の相手となるコネクタの内導体端子と接続されて電気信号の受け渡しが行われる。図示される内導体端子１１はいわゆるメス型端子形状を有しており、後端に設けられた圧着部１１ａには、ケーブルＷの信号導体が接続されている。
【００１２】
この内導体端子１１を収容する誘電体１２は、所定の誘電率を有する樹脂製の絶縁性部材により成形されたもので、内導体端子１１を収容し、外導体シェル１３によって外装されて、内導体端子１１と外導体シェル１３との間に組み付けられると、両導体端子間を絶縁状態にする。この誘電体１２には図示されるように内導体端子１１を収納する収容孔１２ａが前後に３つ開口して形成されている。
【００１３】
誘電体１２の上面と下面には、その中央から後端にかけて凹設された凹設部１２ｂが形成されており（片側のみ図示）、その凹設深さは後述する固定具１４の板厚分に相当するようになっている。この凹設部１２ｂには幅方向に並んだ円柱状の突起部１２ｃが２つ突出して形成されており、固定具１４の挿通孔１４ｆに挿通されてその装着の際の位置決め用とされる。
【００１４】
また、誘電体１２の後端部の左右からは、外側に突出したフランジ部１２ｄが形成されている。このフランジ部１２ｄは後述する外導体シェル１３の後部に形成された側板部１３ｂの後端に当接されるもので、誘電体１２の外導体シェル１３への収容の際の押し込み位置がこれにより規制されるようになっている。
【００１５】
誘電体１２の左右側面には、外側に突出した係合爪１２ｅが設けられており（片側のみ図示）、同じく外導体シェル１３の左右側面に形成された係合孔１３ｈ（片側のみ図示）に収容の際に係合されると、外導体シェル１３から容易に抜けないように固定される。また、この誘電体１２の下面には、リテーナ１２ｆが備えられており、その上方向への作動によって、収容後の内導体端子１１の後方への抜けが防止されるとともに、内導体端子１１が収容孔１２ａの正規の位置に収容されたかの検知にも役立つようになっている。
【００１６】
このような誘電体１２の後部の上下方向から挟み込むように装着される固定具１４は、金属製板材の打ち抜き折り曲げ形成によりコの字形状に成形されており、図２および図３に示すように、誘電体１２の後部に被せ付けられたシールドチューブＴの上から装着されるもので、この場合、上下ともに同一形状のものが用いられている。この固定具１４の水平板部１４ａから垂下された一方の側板部１４ｂには係合爪１４ｃが外側に突出して形成され、他方の側板部１４ｄにはその係合爪１４ｃが係合するための係合孔１４ｅが形成されており、図３に示すように、シールドチューブＴが被せ付けられたその上から装着されると、誘電体１２との間にシールドチューブＴを挟みこんだ状態で、互いに係合し合って容易に外れないように固定される。
【００１７】
また、この固定具の水平板部１４ａには、２つの挿通孔１４ｆが形成されており、シールドチューブＴが被さった状態の誘電体１２の突起部１２ｃが、装着の際に挿通又は挿入される大きさで開口されている。図３に示すように、誘電体１２の後部にシールドチューブＴの端末部分が被せ付けられた部分の上から固定具１４が装着されると、誘電体１２の突起部１２ｃと固定具１４の挿通孔１４ｆによって当該部分のシールドチューブＴの編組線が係止されるので、シールドチューブＴの引張りによる抜けが防止されることになる。
【００１８】
外導体シェル１３は導電性板材を折り曲げ加工して中空状に成形されたもので、前後に開口されたその内径は前述した誘電体１２の外径よりもやや大きく形成されており、誘電体１２が収納可能となっている。
【００１９】
図示されるように、外導体シェル１３の後部の四隅角部は切り欠かれており、切欠部１３ａは後方に向かって開口されている。この切欠部１３ａは、図４に示すようなシールドチューブＴの端末部分と誘電体１２により形成される反転部Ｔｃの嵌入の際の逃がし代になるためのもので、これにより反転部Ｔｃの嵌入の際の押し込み力が軽減されるとともに、編組線からなる反転部Ｔｃの異常変形や破損等が防止される。また、これら切欠部１３ａの形成に伴って形成される外導体シェル１３の左右側壁の後方部分の側板部１３ｂも同様の理由からやや外側に広げられて折り曲げ形成されている。尚、側板部１３ｂの後端には、前述の誘電体１２のフランジ部１２ｄの前面側が当接されて、誘電体１２収容の際の位置決め用にもなっている。
【００２０】
外導体シェル１３の上壁および下壁の後方部分である接触板部１３ｃは、その内壁面が前述の反転部Ｔｃが接触されるシールド接続面１３ｄとなっている。また、この接触板板部１３ｃには干渉回避溝１３ｆが後方に向かって開口して形成されている。この干渉回避部１３ｆは、前述の誘電体１２の凹設部１２ｂに形成された突出部１２ｃの上にシールドチューブＴが被さって盛り上がった部分が収容の際に、接触板部１３ｃに干渉しないようにするためのものである。
【００２１】
尚、外導体シェル１３の上壁中央より左右外側に突出して設けられたスタビライザ１３ｇは、この外導体シェル１３が収容される図示しないハウジングの内壁に形成された溝に挿入案内されるためのもので、外導体シェル１３がそのハウジングへ収容される際の位置決めや、誤収容の防止に用いられる。
【００２２】
シールドチューブＴは導電性の編組線より筒状に形成されたもので、シールドのためにケーブルＷに外装される。ケーブルＷへの外装は、内導体端子１１に接続する前のケーブルＷに予め先通ししておくか、上述した誘電体１２の組付け後のケーブルＷに通すことなどによって行われる。
【００２３】
次に、図２〜図５を用いて、外導体シェル１３へのシールドチューブＴのシールド接続の手順について説明する。まず、図２に示すように、先通しか後通しにより外装されたシールドチューブＴの端末部分を、ケーブルＷに接続された誘電体１２のほぼ中央から後部を覆うように被せ付ける。そして、図３に示すように、折り返し反転可能にシールドチューブＴの前端部Ｔａを残して、固定具１４をその上から装着した後、図４に示すように、先の前端部Ｔａを固定具１４上に折り返し反転させて反転部Ｔｃを形成する。最後に図５に示すように、この状態の誘電体１２を外導体シェル１３に収容させるために徐々に押し込んで、反転部Ｔｃが外導体シェル１３の接触板部１３ｃの内側に嵌入されると、反転部Ｔｃは接触板部１３ｃの内壁面であるシールド接続面１３ｄに所望の接触荷重を有した状態で接触される。これにより、シールドチューブＴと外導体シェル１３は導通接続されてシールド接続が完了する。
【００２４】
以上説明したように、シールドコネクタ１０の外導体シェル１３に収容固定される誘電体１２の後部に、ケーブルＷに外装された編組線よりなるシールドチューブＴの端末部分を被せ付け、その誘電体１２の後部との間にシールドチューブＴが被せられた部分の前端部Ｔａを残した部分を挟んだ状態で固定可能な固定具１４を装着し、残したシールドチューブ前端部Ｔａをさらに固定具１４の上に反転した反転部Ｔｃを形成して、この状態の誘電体１２を外導体シェル１３に押し込み収容させると、その外導体シェル１３の後部の接触板部１３ｃの内側のシールド接続面１３ｄへの反転部Ｔｃの嵌入による接触によって、シールドチューブＴは外導体シェル１３と導通接続されてシールド接続が完了するという構成なので、ケーブルに外装される後付けタイプの編組線からなるシールドチューブとシールドコネクタの外導体シェルとのシールド接続を、かしめや圧着加工によらないで行うことが可能になる。これにより接続の作業性が向上し、従来必要とされた圧着加工機等の設備費も削減されることになる。
【００２５】
尚、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。
【００２６】
【発明の効果】
本発明に係るシールド接続構造によれば、ケーブルに外装される編組線からなるシールドチューブの端末部分を、シールドコネクタの外導体シェルに収容固定される誘電体の後部に被せ付け、その被せ付けた前端部を残した部分を挟んだ状態で固定可能な固定具を誘電体に装着して、残した前記シールドチューブ前端部をさらに固定具の上に反転して反転部を形成し、この状態の誘電体を外導体シェルに収容させると、その外導体シェルの後部壁面の内側への反転部の嵌入による接触によって、シールドチューブの端末部分は外導体シェルと導通接続されるというものなので、従来のようなかしめや圧着加工によらないでシールド接続を行うことが可能になって作業性が向上するうえに、そのような加工機等の設備費も削減される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係るシールドコネクタの組立前の分解斜視図を示した図である。
【図２】図１の誘電体の後部にシールドチューブ端末部分が被せ付けられた状態を示した図である。
【図３】図２の誘電体に固定具が装着された状態を示した図である。
【図４】図３のシールドチューブの前端部を固定具の上に折り返して反転部を形成した状態を示した図である。
【図５】図３の状態の誘電体を外導体シェルに収容してシールドチューブ端末部分と外導体シェルが導通接続された状態を示した図である。
【符号の説明】
１０シールドコネクタ
１１内導体端子
１２誘電体
１２ｂ凹設部
１２ｃ突起部
１２ｄフランジ部
１３外導体シェル
１３ａ切欠部
１３ｂ側板部
１３ｃ接触板部
１３ｄシールド接続面
１３ｆ干渉回避溝
１４固定具
１４ａ水平板部
１４ｂ側板部
１４ｃ係合爪
１４ｄ側板部
１４ｅ係合孔
１４ｆ挿通孔
Ｗケーブル
Ｔシールドチューブ
Ｔａ前端部
Ｔｃ反転部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to connection of a cable such as a wire harness to an electric device such as an automobile, and more particularly to a shield of a shield tube formed of a braided wire which is sheathed on at least one cable and shields electromagnetic waves such as noise generated from the cable. Regarding the connection structure.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, the pressure and speed of electric signals in on-vehicle systems such as electric devices of automobiles such as car navigation systems have been increasing, and the need for EMI (Electro Magnetic Interference) shielding has been increasing. For such an EMI shield, it is preferable to use a single-core or multi-core shielded cable having a shield structure. However, since this shielded cable has a structure completely shielded from one end to the other end of the cable. Shielding is good, but it is also used when it is necessary to partially shield the cable, such as only the connection between electrical equipment.If multiple shielded cables are bundled and made into a harness, the wire harness will have a large diameter. And the workability of the shield connection with the connector is poor.
[Prior art]
For this reason, a normal cable is used without using a shielded cable, and a post-installed type conductive shield tube is sheathed in the portion so that only a necessary portion of the cable can be shielded. I have. The shield connection with the connector is, for example, in the case of a shield tube made of a braided wire, usually, a shield tube end portion is put on the outer conductor shell for shielding of the connector, and the portion is formed by a metal fastening member such as a ring or a band. The shield tube is fixed and the shield is connected by caulking or crimping.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2002-281654 A [Problems to be Solved by the Invention]
However, the shield connection work by crimping or crimping of the shield tube by such a fastening member is to cover the outer conductor shell with the end portion of the shield tube, attach the fastening member to that portion, and then use a tool such as a caulking jig. It is necessary to improve the workability of shield connection with the connector and reduce the processing cost, such as caulking and crimping using tools and equipment, which requires a lot of man-hours and high equipment cost for crimping. I have.
[0004]
The problem to be solved by the present invention is to provide a shield connection structure capable of performing shield connection between a shield tube made of a braided wire and an outer conductor shell of a shield connector without crimping or crimping.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve this problem, a shield connection structure according to the present invention is a shield connection structure between a terminal portion of a shield tube made of a braided wire sheathed on a signal cable and an outer conductor shell of the shield connector. A terminal portion of a shield tube sheathed on the signal cable is covered on a rear portion of the dielectric housed and fixed in the shell, and a front end portion of a portion where the shield tube is covered between the rear portion and the dielectric material. A fixture that can be fixed in a state where the remaining portion is sandwiched is mounted, and an inverted portion is formed by further inverting the remaining shield tube front end portion on the fixture, and the dielectric in this state is removed. When the outer conductor shell is pushed into the outer conductor shell, it is brought into contact with the rear inner wall surface of the outer conductor shell by fitting of the reversing portion. Sealed tube is intended to subject matter to be electrically connected to the outer conductor shell.
[0006]
According to the shield connection structure having the above configuration, the terminal portion of the shield tube sheathed on the signal cable is put on the rear part of the dielectric housed and fixed in the outer conductor shell of the shield connector, and between the rear part of the dielectric and the dielectric tube. Attach a fixture that can be fixed while sandwiching the part that left the front end of the part covered by the shield tube, and form a reversing part where the remaining shield tube front end is further inverted on the fixture When the dielectric in this state is pushed into and accommodated in the outer conductor shell, the shield tube is conductively connected to the outer conductor shell by the contact of the inverted portion fitted into the rear inner wall surface of the outer conductor shell. Caulking and crimping the shield connection between the shield tube made of a retrofitted braided wire and the outer conductor shell of the shield connector It is possible to carry out without depending improves workability of the connection, is also reduced equipment cost such as conventionally required is a crimping machine.
[0007]
In this case, if the fixing tool is constituted by a two-piece body attached from the two outside directions of the rear part of the dielectric, mounting and fixing becomes easy, and if the two-piece body of the same shape is used, the parts It also reduces points. Further, a protrusion protruding outward is formed in a portion of the rear part of the dielectric where the fixing tool is mounted, and an insertion hole through which the protrusion is inserted is formed in the fixing tool. According to this structure, the shield tube is securely locked by the protrusions and the insertion holes, so that the prevention of detachment by pulling or the like is enhanced.
[0008]
Furthermore, if the notch part opened rearward is formed in the rear part of the outer conductor shell into which the inversion part is fitted, the notch serves as a relief allowance when the inversion part is fitted. Therefore, the pushing force at the time of fitting is reduced, so that the workability is improved and the reversal portion is prevented from being damaged due to excessive pushing. If the rear end portion of the dielectric is formed with a flange portion that is in contact with the rear end surface of the outer conductor shell, it is also possible to position a push for shield connection by fitting an inversion portion. Above, an excessive pushing is prevented.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a shield connection structure according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is an external perspective view of a shield connector and a shield tube before assembly, and FIGS. 2 to 5 are views showing a procedure of shield connection between a terminal portion of the shield tube and an outer conductor shell. In the description of the members such as the shield connector 10 and the like, the connection direction with a connector (not shown) for connection is described as the front.
[0010]
As shown in FIG. 1, the shield connector 10 includes an inner conductor terminal 11 to which the cable W is connected, a dielectric 12 in which the inner conductor terminal 11 is housed, a fixture 14 mounted on the dielectric, And an outer conductor shell 13 accommodating the same. FIG. 5 shows the shield connector 10 in a state where these are assembled. The shield connector 10 is usually further housed in a resin housing (not shown). A high-frequency signal is transmitted to the inner conductor terminal 11, and the outer conductor shell 13 electromagnetically shields the inner conductor terminal 11 while covering the periphery thereof.
[0011]
The inner conductor terminal 11 is formed by bending a conductive plate material, and is connected to an inner conductor terminal of a connector to be connected, and exchanges an electric signal. The illustrated inner conductor terminal 11 has a so-called female terminal shape, and a signal conductor of the cable W is connected to a crimping portion 11a provided at the rear end.
[0012]
The dielectric body 12 that houses the inner conductor terminal 11 is formed of a resin insulating member having a predetermined dielectric constant, houses the inner conductor terminal 11, is covered with an outer conductor shell 13, When assembled between the conductor terminal 11 and the outer conductor shell 13, the two conductor terminals are insulated. As shown in the figure, three receiving holes 12a for receiving the inner conductor terminals 11 are formed in the dielectric 12 so as to be opened in three front and rear directions.
[0013]
On the upper surface and the lower surface of the dielectric 12, a concave portion 12 b is formed from the center to the rear end (only one side is shown), and the depth of the concave portion is equal to the plate thickness of the fixture 14 described later. Has become equivalent to. Two columnar projections 12c are formed in the recess 12b so as to protrude in the width direction, and are inserted into the insertion holes 14f of the fixture 14 for positioning at the time of mounting.
[0014]
Further, a flange portion 12d protruding outward is formed from the left and right sides of the rear end of the dielectric member 12. The flange portion 12d is in contact with a rear end of a side plate portion 13b formed at a rear portion of the outer conductor shell 13 to be described later, and the pushing position when the dielectric 12 is housed in the outer conductor shell 13 is thereby adjusted. It is being regulated.
[0015]
The left and right side surfaces of the dielectric 12 are provided with engaging claws 12e protruding outward (only one side is shown), and in the engaging holes 13h (only one side shown) similarly formed on the left and right side surfaces of the outer conductor shell 13. When engaged at the time of accommodation, it is fixed so that it does not easily come off the outer conductor shell 13. Further, a retainer 12f is provided on the lower surface of the dielectric 12, and the upward operation of the dielectric 12 prevents the inner conductor terminal 11 after being housed from coming off, and the inner conductor terminal 11 is This is also useful for detecting whether or not the housing hole 12a has been housed at a regular position.
[0016]
The fixture 14 mounted so as to be sandwiched from above and below the rear portion of the dielectric 12 is formed into a U-shape by punching and bending a metal plate material, as shown in FIGS. 2 and 3. , Which are mounted from above the shield tube T attached to the rear part of the dielectric material 12, and in this case, the same shape is used for both the upper and lower parts. An engaging claw 14c is formed to protrude outward on one side plate portion 14b hanging down from the horizontal plate portion 14a of the fixture 14, and the engaging claw 14c is engaged with the other side plate portion 14d. An engagement hole 14 e is formed, and as shown in FIG. 3, when the shield tube T is mounted on the shield tube T, the shield tube T is sandwiched between the shield tube T and the dielectric 12. They are fixed so that they engage with each other and do not come off easily.
[0017]
Also, two insertion holes 14f are formed in the horizontal plate portion 14a of the fixture, and the projections 12c of the dielectric 12 covered with the shield tube T are inserted or inserted at the time of mounting. It is open in size. As shown in FIG. 3, when the fixing device 14 is attached from above the portion where the terminal portion of the shield tube T is covered on the rear portion of the dielectric 12, the protrusion 12 c of the dielectric 12 is inserted through the fixing device 14. Since the braided wire of the shield tube T in this portion is locked by the hole 14f, the shield tube T is prevented from coming off due to tension.
[0018]
The outer conductor shell 13 is formed by bending a conductive plate material into a hollow shape. The inner diameter of the outer conductor shell 13 is slightly larger than the outer diameter of the dielectric 12 described above. Can be stored.
[0019]
As shown, the four corners at the rear of the outer conductor shell 13 are notched, and the notch 13a is open rearward. The notch 13a serves as a clearance when fitting the inverted portion Tc formed by the terminal portion of the shield tube T and the dielectric 12 as shown in FIG. In this case, the pushing force is reduced, and abnormal deformation or breakage of the reversal portion Tc formed of the braided wire is prevented. Further, the side plate portions 13b at the rear portions of the left and right side walls of the outer conductor shell 13 formed along with the formation of the cutout portions 13a are also slightly extended outward and bent for the same reason. Note that the rear end of the side plate portion 13b is in contact with the front surface side of the flange portion 12d of the dielectric 12 described above, which also serves for positioning when the dielectric 12 is accommodated.
[0020]
The contact plate portion 13c, which is the rear portion of the upper and lower walls of the outer conductor shell 13, has an inner wall surface serving as a shield connection surface 13d with which the above-described inversion portion Tc is brought into contact. An interference avoiding groove 13f is formed in the contact plate 13c so as to open rearward. This interference avoiding portion 13f prevents the portion in which the shield tube T covers the protruding portion 12c formed in the recessed portion 12b of the dielectric 12 and is raised so as not to interfere with the contact plate portion 13c when being housed. It is to make it.
[0021]
The stabilizer 13g, which is provided so as to protrude outward from the center of the upper wall of the outer conductor shell 13 to the left and right, is inserted and guided in a groove formed in an inner wall of a housing (not shown) in which the outer conductor shell 13 is housed. This is used for positioning when the outer conductor shell 13 is accommodated in the housing and for preventing erroneous accommodation.
[0022]
The shield tube T is formed in a tubular shape from a conductive braided wire, and is sheathed on the cable W for shielding. The sheathing of the cable W is performed by passing the cable W before connecting to the inner conductor terminal 11 in advance, or by passing the cable W after the dielectric 12 is assembled.
[0023]
Next, a procedure for shield connection of the shield tube T to the outer conductor shell 13 will be described with reference to FIGS. First, as shown in FIG. 2, the terminal portion of the shield tube T, which has been sheathed by first or second through, is covered so as to cover the rear portion from substantially the center of the dielectric 12 connected to the cable W. Then, as shown in FIG. 3, after fixing the fixture 14 from above, leaving the front end Ta of the shield tube T so that it can be folded back, as shown in FIG. 4, the front end Ta is fixed to the front end Ta. 14 is turned upside down to form an inverted portion Tc. Finally, as shown in FIG. 5, the dielectric 12 in this state is gradually pushed in to be accommodated in the outer conductor shell 13, and the inverted portion Tc is fitted inside the contact plate portion 13 c of the outer conductor shell 13. The inverted portion Tc is brought into contact with the shield connection surface 13d, which is the inner wall surface of the contact plate portion 13c, with a desired contact load. As a result, the shield tube T and the outer conductor shell 13 are electrically connected to complete the shield connection.
[0024]
As described above, the end portion of the shield tube T made of a braided wire sheathed on the cable W is put on the rear portion of the dielectric 12 housed and fixed in the outer conductor shell 13 of the shield connector 10, and the dielectric 12 A fixing member 14 that can be fixed is attached to a portion where the front end portion Ta of the portion where the shield tube T is covered is sandwiched between the rear end portion and the front end portion Ta of the shield tube. When the inverted portion Tc is formed on the upper side and the dielectric 12 in this state is pushed into the outer conductor shell 13 to be accommodated, the dielectric 12 is connected to the shield connection surface 13d inside the contact plate portion 13c at the rear of the outer conductor shell 13. Since the shield tube T is conductively connected to the outer conductor shell 13 by the contact of the inverted portion Tc by fitting, the shield connection is completed. With a shield connection of the shield tube and the shield connector of the outer conductor shell of the type of braided wire, it is possible to perform without following the crimping and bonding process after that. As a result, the workability of the connection is improved, and the equipment cost of a conventionally required crimping machine and the like is reduced.
[0025]
It should be noted that the present invention is not limited to these embodiments at all, and it is needless to say that the present invention can be implemented in various modes without departing from the gist of the present invention.
[0026]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the shield connection structure which concerns on this invention, the terminal part of the shield tube which consists of a braided wire covered by a cable was covered on the rear part of the dielectric accommodated and fixed in the outer conductor shell of a shield connector, and was covered. A fixture that can be fixed with the front end portion left therebetween is attached to the dielectric, and the remaining shield tube front end portion is further inverted on the fixture to form an inverted portion. When the dielectric is accommodated in the outer conductor shell, the terminal portion of the shield tube is electrically connected to the outer conductor shell by the contact of the inverted portion inserted into the rear wall surface of the outer conductor shell. Shield connection can be performed without such caulking or crimping processing, so that workability is improved and facility costs of such a processing machine are reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a shielded connector according to an embodiment of the present invention before assembly.
FIG. 2 is a view showing a state in which a shield tube terminal portion is attached to a rear portion of the dielectric of FIG. 1;
FIG. 3 is a view showing a state in which a fixture is mounted on the dielectric of FIG. 2;
FIG. 4 is a view showing a state in which a front end portion of the shield tube of FIG. 3 is folded over a fixture to form an inverted portion.
FIG. 5 is a diagram showing a state in which the dielectric in the state of FIG. 3 is accommodated in an outer conductor shell, and a terminal portion of the shield tube and the outer conductor shell are electrically connected.
[Explanation of symbols]
10 shield connector 11 inner conductor terminal 12 dielectric 12b recess 12c protrusion 12d flange 13 outer conductor shell 13a cutout 13b side plate 13c contact plate 13d shield connection surface 13f interference avoiding groove 14 fixing tool 14a horizontal plate 14b Side plate portion 14c Engagement claw 14d Side plate portion 14e Engagement hole 14f Insertion hole W Cable T shield tube Ta Front end Tc inversion portion

Claims

信号ケーブルに外装される編組線からなるシールドチューブの端末部分とシールドコネクタの外導体シェルとのシールド接続構造において、前記シールドコネクタの外導体シェルに収容固定される誘電体の後部には、前記信号ケーブルに外装されたシールドチューブの端末部分が被せ付けられ、前記誘電体後部との間に前記シールドチューブが被せ付けられた部分の前端部を残した部分を挟んだ状態で固定可能な固定具が装着されるとともに、残した前記シールドチューブ前端部をさらに前記固定具の上に反転した反転部が形成され、この状態の前記誘電体を前記外導体シェルに押し込み収容させると、その外導体シェルの後部内壁面への前記反転部の嵌入による接触によって、前記シールドチューブは前記外導体シェルと導通接続されることを特徴とするシールド接続構造。In a shield connection structure between a terminal portion of a shield tube made of a braided wire sheathed on a signal cable and an outer conductor shell of a shield connector, a rear portion of a dielectric housed and fixed in the outer conductor shell of the shield connector includes the signal An end portion of a shield tube covered by the cable is covered, and a fixture that can be fixed in a state where a portion of the shield tube covered with the front end portion of the portion covered with the shield tube is sandwiched between the dielectric tube and the rear portion of the shield. Attached, an inverted portion is formed by further inverting the remaining shield tube front end portion on the fixture, and when the dielectric in this state is pushed into the outer conductor shell to be accommodated, the outer conductor shell is The shield tube is electrically connected to the outer conductor shell by the contact of the inverted portion with the rear inner wall surface by being fitted. Shield connection structure according to claim.

前記固定具は前記誘電体後部の外側２方向から装着される２分割体により構成されていることを特徴とする請求項１に記載のシールド接続構造。2. The shield connection structure according to claim 1, wherein the fixing tool is configured by a two-part body mounted from two outside directions of the dielectric rear part. 3.

前記誘電体後部の前記固定具が装着される部分には、外側に突出した突起部が形成されるとともに、前記固定具には、その突起部が挿通される挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項１又は２に記載のシールド接続構造。In the portion of the rear part of the dielectric where the fixing device is mounted, a projection protruding outward is formed, and the fixing device has an insertion hole through which the projection is inserted. The shield connection structure according to claim 1 or 2, wherein:

前記反転部が嵌入される前記外導体シェルの後部には、後方に向かって開口した切欠部が形成されていることを特徴とする請求項１から３のいずれかに記載のシールド構造。The shield structure according to any one of claims 1 to 3, wherein a cutout portion opened rearward is formed at a rear portion of the outer conductor shell into which the inverted portion is fitted.

前記外導体シェルが角形状である場合には、前記切欠部はその四隅角部に形成されていることを特徴とする請求項４に記載のシールド接続構造。5. The shield connection structure according to claim 4, wherein when the outer conductor shell has a square shape, the cutouts are formed at four corners thereof. 6.

前記誘電体の後端部には、前記外導体シェルの後端面に当接するフランジ部が形成されていることを特徴とする請求項１から５のいずれかに記載のシールド構造。The shield structure according to any one of claims 1 to 5, wherein a flange portion that contacts a rear end surface of the outer conductor shell is formed at a rear end portion of the dielectric.