JP2004326978A - 光学記録媒体用の感圧接着剤付き光透過性保護膜の製造方法及び光学記録媒体 - Google Patents

光学記録媒体用の感圧接着剤付き光透過性保護膜の製造方法及び光学記録媒体 Download PDF

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Masahisa Matsushita
真久 松下
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Abstract

【課題】耐擦傷性、耐候性、低複屈折率等に優れた、光学フイルムとして有用な光学記録媒体用の感圧接着剤付き光透過性保護膜の製造方法及び光学記録媒体を提供すること。
【解決手段】剥離性シートの片面にアクリル系放射線硬化型感圧接着剤組成物と、更にその上にアクリル系放射線硬化型塗料組成物を塗布した後、放射線を照射して該両組成物を硬化することにより透明なフイルム層と透明な感圧接着剤層とを形成するとともに該両層を一体化したことを特徴とする。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐候性、耐擦傷性、低複屈折率等に優れた光学記録媒体用の接着剤層付き光透過性保護膜の製造方法及び光学記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光学記録媒体用の光透過性保護膜などに用いられる光学フィルムとしては、ポリカーボネート系樹脂や環状オレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂フイルムが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。例えば、ポリカーボネート系樹脂からなる光学フイルムは、塩化メチレン溶液を流延して製造するなど極めて特殊な製法を用いており、耐候性、耐擦傷性、耐溶剤性等に劣るのでその表面に各種の加工が施されて使用されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−309015号公報
【0004】
上記のような光学フイルムを例えば光学記録媒体用の光透過性保護膜に用いる場合、基板に光学フイルムを貼り合わせる方法として、従来は両面に感圧接着剤層を有する両面接着フィルムを用いていたため、工程が多く生産性が悪いばかりでなく、光学フイルムと接着層との界面にもゴミや気泡が入り易く、光学記録媒体の品質を低下させるという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、耐擦傷性、耐候性、低複屈折率等に優れ、基板との貼り合わせ工程が少なくて生産性が良く、かつ、熱収縮性が低いために光学記録特性に悪影響を及ぼすことがなく、かつ、接着剤層との界面にゴミや気泡が入ることのない光学記録媒体用の感圧接着剤付き光透過性保護膜の製造方法及び光学記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に記載の光学記録媒体用の感圧接着剤付き光透過性保護膜の製造方法は、
剥離性シートの片面に透明なアクリル系放射線硬化型感圧接着剤組成物と、更にその上に透明なアクリル系放射線硬化型塗料組成物を塗布した後、放射線を照射して該両組成物を硬化することにより透明なフイルム層と透明な感圧接着剤層とを一体に形成することを特徴とするものである。
なお、本発明において放射線とは、紫外線などの電磁線、電子線、粒子線のことである。
【0007】
本願請求項2に記載の光学記録媒体は、
基板と、該基板の一方の面に形成された光学記録層と、該光学記録層に接合された光透過性保護膜とからなる光学記録媒体において、請求項1に記載の製造方法によって得られた感圧接着剤付き光透過性保護膜が前記光学記録層に前記感圧接着剤を介して接合されていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に使用されるアクリル系放射線硬化型塗料組成物としては、アクリル系オリゴマーと、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソボルニルアクリレート、イソオクチルアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレートなどのアクリル系モノマーを含む基本的に無溶剤型の放射線硬化塗料である。紫外線により硬化される場合は、光開始剤などが含まれる。
【0009】
上記のアクリル系オリゴマーとしては、ウレタンアクリレートオリゴマー、エステルアクリレートオリゴマー、エポキシアクリレートオリゴマー、アクリル樹脂アクリレートなどが挙げられるが、これらの中でも、ウレタンアクリレートオリゴマー、エポキシアクリレートオリゴマーが好ましい。
ウレタンアクリレートオリゴマーとは、高分子量のイソシアネートとヒドロキシル基を有するアクリレートとが化学結合したもので、その重量平均分子量は、通常2000〜12000程度である。
高分子量のイソシアネートとしては、トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネートなどの芳香族系イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添キシレンジイソシアネートなどの脂肪族・脂環属イソシアネートが挙げられる。また、ヒドロキシル基を有するアクリレートとしては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、ペンタエリスリトールアクリレートなどか挙げられる。
また、アクリル樹脂アクリレートとは、ポリメチルメタクリレートを主成分とするアクリル共重合樹脂中に、予め、カルボキシル基、エポキシ基、ヒドロキシル基などの官能基を持つ(メタ)アクリレートモノマーを共重合せしめ、それぞれの官能基に対応して付加反応する官能基を持つ(メタ)アクリレート系モノマーと付加反応させて二重結合を導入したものである。
【0010】
本発明に使用されるアクリル系放射線硬化型感圧接着剤組成物としては、各種のものが使用できるが、例えば、水添ポリブタジエンポリオールとポリイソシアネートとの反応物の末端イソシアネート基に水酸基含有(メタ)アクリレートを反応して得られるウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマーと、炭素数6以上の脂肪族又は脂環族アルキル(メタ)アクリレートからなる組成物が挙げられ、オリゴマー成分が40〜85重量%、モノマー成分が15〜60重量%の範囲が好ましい。オリゴマー成分が少ないと粘着性に劣り、多すぎると粘度が大きくなりコート性に劣るようになる。
【0011】
上記のアクリル系放射線硬化型塗料組成物やアクリル系放射線硬化型感圧接着剤組成物には、紫外線吸収剤やヒンダードアミン系光安定剤などを配合することもできる。
紫外線吸収剤としては、チヌビンP、チヌビン234、チヌビン400(以上、チバスペシャルティケミカルズ社製)、Sumisorb300(住友化学工業社製)などのベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤が好ましい。
ヒンダードアミン系光安定剤としては、チヌビン292、チヌビン622LD(以上、チバスペシャルティケミカルズ社製)、サノールLS770、サノール765(以上、三共化成工業社製)などが挙げられる。
【0012】
上記のアクリル系放射線硬化型塗料組成物やアクリル系放射線硬化型感圧接着剤組成物の硬化に際し、電子線照射を行うの場合は、例えば、窒素ガス雰囲気中、吸収線量7Mrad、通過速度50m/分の条件で照射する。
また、紫外線照射を行う場合は、例えば、窒素ガス雰囲気中、長波長域型高圧水銀灯120W/cm×2灯を点灯下、25m/分で通過させる条件とすることができる。紫外線を照射して硬化させる場合には、光開始剤が添加される。紫外線によって光開始剤がラジカルを発生し、このラジカルによってアクリレートが重合して硬化する。
【0013】
ここで、光開始剤としては紫外線によりラジカルを発生するものであれば制限されないが、例えば、ベンジルジメチルケタール、ベンゾフェノン、1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、エチル−2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィネート、ビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキサイド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイドなどが好ましい。これらの市販品としては、Irgacure184、651,500,907,369,784,819,2959(以上、チバスペシャルティケミカルズ社製)、Lucirin TPO、LR8893(以上、BASF社製)、Darocur1116、1173(以上、メルク社製)、ユベクリルP36(以上、UCB社製)、ESCACURE KIP150、ESCACURE KIP100F(以上、LAMBERTI社製)などを挙げられる。
【0014】
これら光開始剤は単独で用いてもよいし、2種類以上を混合してもよい。2種類以上混合する場合には、1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトンと2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オンとの併用、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイドと2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オンとの併用が好ましい。
このような光開始剤の添加量は、2〜5重量部であることが好ましい。光開始剤の添加量が2重量部未満であると、硬化速度を上げられず、十分に硬化させることができないおそれがあり、5重量部を超えると、必要以上に添加されるのでコストが高くなる。
さらに、光開始剤とともに、光開始助剤を添加することにより、紫外線によるラジカル発生効率を高めることもできる。
【0015】
本発明の感圧接着剤付き光透過性保護膜の製造方法は、剥離性シートの片面に透明なアクリル系放射線硬化型感圧接着剤組成物を塗布し、更にその上に透明なアクリル系放射線硬化型塗料組成物を重ねて塗布した後、放射線を照射して該両組成物を硬化することにより透明なフイルム層と透明な感圧接着剤層とを形成するとともに該両層を一体に積層する方法による。上記の方法とは逆に塗料組成物を先に塗布すると、塗料組成物への放射線照射により形成されたフィルム層中に硬化収縮による歪みが発生するが、かかる歪みによる内部応力は熱処理しても剥離性シートによる拘束力が働いて緩和されずに歪みが残留する。そのため、高温で1〜2%収縮する熱収縮性を帯び、光学記録媒体が使用時に変形するなどの悪影響が出て好ましくないが、本発明の製造方法において形成されたフィルム層は、剥離性シートに直に接触せず、剥離性シートによる拘束力は間に介在する感圧接着剤層によって緩和されるため、熱収縮性を小さくすることができる。
なお、上記の剥離性シートとしては、ポリエチレンテレフタレート製のシートや離型剤で表面処理した離型紙が用いられる。
【0016】
上記感圧接着剤付き光透過性保護膜は2層合わせて100μm程度の膜厚で構成されている。上記フイルム層の厚さは、フイルムとしての形状が保持できる強度があれば特に制限はないが、通常30〜95μm、好ましくは40〜90μmの範囲であり、また、感圧接着剤層の厚さは、通常5〜70μm、好ましくは10〜60μmの範囲である。
【0017】
本発明の製造方法において、アクリル系放射線硬化型塗料組成物やアクリル系放射線硬化型感圧接着剤組成物の塗布方法には特に制限が無く、例えば、バーコート法、ロールコート法、ブレードコート法、リバースコート法、グラビアコート法、ダイコート法などが使用することができる。これらの中でも、2層ダイコート法が厚み精度を向上できるので好ましい。
【0018】
本発明の実施形態に係る光学記録媒体は、ディスク状基板としてポリカーボネート系樹脂などからなる厚さ1.1mm程度の円盤が用いられ、表面に凸のランド部と凹のグルーブ部からなる凹凸が形成された基板上に、アルミニウムなどの金属からなる反射膜、有機色素あるいは相変化型の無機物質からなる記録膜及び誘電体保護膜が積層されて光学記録層を形成しており、さらにその上には光透過性保護膜が感圧接着剤を介して被覆されている。
【0019】
光学記録媒体の光学記録層上への光透過性保護膜の被覆方法は、上記のようにして剥離性シート上で形成された感圧接着剤付き光透過性保護膜を用い、先ずこれを光学記録媒体基板の形状に合わせて打ち抜き、次いで打ち抜いた保護膜をディスク状の基板に重ねて圧着する。本発明における光透過性保護膜はフィルム層と感圧接着剤層とが一体に積層されているので、上記打ち抜き工程において、硬いフィルム層単体を打ち抜いた場合に円盤の周縁が欠けたりひびが入ったりするのを柔軟な感圧接着剤層によって効果的に抑えることができ、極めて打ち抜き性に優れている。
【0020】
上記打ち抜き工程においては、上記感圧接着剤付き光透過性保護膜の成形工程において片面に設けられている上記剥離性シートをそのまま貼った状態で打ち抜き、次いで感圧接着剤層側の剥離性シートを剥がして基板と貼り合わせる。なお、放射線硬化後のフィルム層側には剥離性シートをマスキングシートとして貼っておくのが好ましい。
【0021】
【実施例】
次に、本発明の内容を実施例によって、更に詳細に説明する。
【0022】
(実施例1)
剥離性ポリエチレンテレフタレートフイルムからなる剥離性シート上に、アクリル系放射線硬化型感圧接着剤組成物(綜研化学社製「SKダインシロップ」)を、更にその上に、アクリル系放射線硬化型塗料組成物(ダイセルUCB社製「KRM7842」、ウレタンアクリレート系オリゴマー及びアクリル系モノマー配合)を、2層ダイコート法でコートした後、窒素ガス雰囲気中、吸収線量7Mrad、通過速度50m/分の条件で電子線を照射して上記のコート物を硬化させ、厚さ70μmの透明なフイルム層と厚さ30μmの透明な感圧接着剤層を有する感圧接着剤付き光透過性保護膜を得た。
上記の感圧接着剤付き光透過性保護膜を幅25mmに切断し、剥離性シートを剥がしてポリカーボネート樹脂板に貼り付け、23℃で養生した後、180度剥離試験を行った。サンプル5個の剥離強度(g/25mm)の平均値は1670gであり、充分な接着力を有していた。
また、上記の感圧接着剤付き光透過性保護膜について熱収縮試験を行い、90℃の温風で10分間加熱した後の収縮率を測定した。光透過性保護膜のコート方向及びそれと直交する方向の二方向の収縮率はいずれも0.5%未満であり、これをディスク状に打ち抜き、ディスク基板に減圧下で接合して光学記録媒体を得たが、ソリなどの問題は生じなかった。
【0023】
(実施例2)
剥離性ポリエチレンテレフタレートフイルムからなる剥離性シート上に、アクリル系放射線硬化型感圧接着剤組成物(綜研化学社製「SKダインシロップ」、光開始剤配合のUV硬化型)を、更にその上に、アクリル系放射線硬化型塗料組成物(ダイセルUCB社製、「KRM7818」、ウレタンアクリレート系オリゴマー及びアクリル系モノマー配合)100重量部と、光開始剤1(チバスペシャルティケミカルズ社製、「IRGACURE184」及び光開始剤2(チバスペシャルティケミカルズ社製、「IRGACURE819」をそれぞれ1重量部とを含有した塗料を、2層ダイコート法でコートした後、窒素ガス雰囲気中、長波長域型高圧水銀灯120W/cm×2灯の点灯下、通過速度25m/分の条件で紫外線を照射して上記のコート物を硬化させ、厚さ75μmの透明なフイルム層と厚さ25μmの透明な感圧接着剤層を有する感圧接着剤付きフイルムを得た。
上記の感圧接着剤付き光透過性保護膜について実施例1と同様の180度剥離試験を行ったところ、剥離強度(g/25mm)の平均値は1740gであり、充分な接着力を有していた。
また、上記の感圧接着剤付き光透過性保護膜について実施例1と同様の熱収縮試験を行ったところ、光透過性保護膜のコート方向及びそれと直交する方向の二方向の収縮率はいずれも0.5%未満であり、これをディスク状に打ち抜き、ディスク基板に減圧下で接合して光学記録媒体を得たが、ソリなどの問題は生じなかった。
【0024】
(比較例1)
剥離性ポリエチレンテレフタレートフイルムからなる剥離性シート上に、実施例1で用いたアクリル系放射線硬化型塗料組成物と同じ塗料組成物をダイコート法でコートした後、窒素ガス雰囲気中、吸収線量7Mrad、通過速度50m/分の条件で電子線を照射して上記のコート物を硬化させ、厚さ70μmの透明なフイルムを得た。
剥離性シートを剥がした上記の透明なフイルムについて実施例1と同様の熱収縮性試験を行ったところ、フィルムの機械コート方向及びそれと直交する方向の二方向の収縮率はいずれも1.5%程度であった。
【0025】
【発明の効果】
本発明の光学記録媒体用の感圧接着剤付き光透過性保護膜の製造方法においては、剥離性シート上に、弾力性を有する透明な感圧接着剤層を介して透明なフイルム層が放射線で一体に硬化形成されるので、実施例に示されるとおり、両層界面における密着性に優れるとともに、低熱収縮率の感圧接着剤付き光透過性保護膜が得られるという効果を奏するものである。他方、比較例1では、剥離性シート上に直接フイルム層が硬化形成されるので、硬化収縮による内部応力が緩和されず熱収縮率が高くなるため、これを基板に接合したディスクにソリなどの影響が出て光学記録特性上好ましくないが、本発明の製造方法によれば、かかる不都合を解消することができる。

Claims (2)

  1. 剥離性シートの片面に透明なアクリル系放射線硬化型感圧接着剤組成物と、更にその上に透明なアクリル系放射線硬化型塗料組成物を塗布した後、放射線を照射して該両組成物を硬化することにより透明なフイルム層と透明な感圧接着剤層とを一体に形成することを特徴とする光学記録媒体用の感圧接着剤付き光透過性保護膜の製造方法。
  2. 基板と、該基板の一方の面に形成された光学記録層と、該光学記録層に接合された光透過性保護膜とからなる光学記録媒体において、請求項1に記載の製造方法によって得られた感圧接着剤付き光透過性保護膜が前記光学記録層に前記感圧接着剤を介して接合されていることを特徴とする光学記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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