JP2004326701A - 不動産情報提供システム、不動産情報提供方法、不動産情報提供サーバ装置、不動産情報提供クライアント装置、サーバ装置用プログラム、およびクライアント装置用プログラム - Google Patents

不動産情報提供システム、不動産情報提供方法、不動産情報提供サーバ装置、不動産情報提供クライアント装置、サーバ装置用プログラム、およびクライアント装置用プログラム Download PDF

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Tatsuyoshi Okawa
龍喜 大川
Takeshi Wakabayashi
武志 若林
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Abstract

【課題】地図上において同時に複数の物件について個々の物件の位置を確認するとともに、条件を適宜設定して物件の絞り込みを簡易に行うこと。
【解決手段】クライアント装置12〜14は、所定の不動産に対する閲覧要求をサーバ装置10に対して行い、閲覧要求の結果としてサーバ装置から送られてきた不動産に関する情報である不動産情報と、不動産の所在地を含む地図情報とを表示し、所定の条件を与えることにより不動産情報の候補を絞り込む。サーバ装置10は、地図情報と不動産情報を格納しており、クライアント装置から所定の不動産情報の閲覧要求がなされた場合には、該当する不動産情報および地図情報を取得し、要求を行ったクライアント装置に送信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不動産情報提供システム、不動産情報提供方法、不動産情報提供サーバ装置、不動産情報提供クライアント装置、サーバ装置用プログラム、およびクライアント装置用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
不動産の売買や賃貸は、一般に、宅地建物等の不動産物件およびその取引に関する専門知識を有する取引業者によりなされている。特許文献1には、そのような取引業者において、不動産の買い取りまたは賃借希望者に対して提供すべき不動産物件情報をコンピュータシステム上で検索する仲介業務支援システムが開示されている。
【0003】
また、近年、インターネット上で不動産情報の提供サービスを行うサイトも現れている。
【0004】
これらにおける不動産情報の検索は、例えば、不動産の地域、価格、部屋数等の検索条件を入力し、その条件に合致する物件の情報を取り出して一覧リスト表示するものが一般的である。
【0005】
しかし、そのような方法では、一覧リスト上に文字列として示された物件の所在地を示す市町村名や番地などからは、その物件がどの地域にあるかが漠然と理解されるだけであり、具体的な位置は直ちには分からないのが通常である。また、最寄り駅からの所要時間が示されていても、当該物件がその駅からどの方角にあり、物件の周りの環境がどのようなものかは直ちには認識できず、いちいち地図を開いて確認する必要がある。
【0006】
そこで、特許文献2に示す発明では、物件周辺の地図を表示するとともに、物件を示すアンカーポイントを表示し、物件の所在地情報をより詳細に示すようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−315014号公報(請求の範囲、要約)
【0008】
【特許文献2】
特開2001−306667公報(請求の範囲、要約)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献2に開示された発明では、検索条件に適合する物件が複数存在している場合には、再度、検索条件を変更して絞り込みを行う必要があり、煩雑であるとともに、操作に時間を要するという問題点がある。
【0010】
また、特許文献2に開示された発明では、特定の取引業者のみが使用する場合を想定しているため、例えば、複数の取引業者によってシステムを共有することにより、資源を有効利用することができないという問題点がある。
【0011】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、地図上において同時に複数の物件について個々の物件の位置を確認するとともに、条件を適宜設定して物件の絞り込みを簡易に行うことができる不動産情報提供システム、不動産情報提供方法、不動産情報提供サーバ装置、不動産情報提供クライアント装置、サーバ装置用プログラム、およびクライアント装置用プログラムを提供しよう、とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、クライアント装置からの要求に応じた不動産情報をサーバ装置が提供する不動産情報提供システムにおいて、クライアント装置は、所定の不動産に対する閲覧要求をサーバ装置に対して行う閲覧要求手段と、閲覧要求手段による要求の結果としてサーバ装置から送られてきた不動産に関する情報である不動産情報と、不動産の所在地を含む地図情報とを表示する表示手段と、所定の条件を与えることにより不動産情報の候補を絞り込む絞り込み手段と、を有し、サーバ装置は、地図情報を格納する地図情報格納手段と、不動産情報を格納する不動産情報格納手段と、クライアント装置から所定の不動産情報の閲覧要求がなされた場合には、該当する不動産情報および地図情報を不動産情報格納手段および地図情報格納手段からそれぞれ取得する取得手段と、地図情報および不動産情報を、要求を行ったクライアント装置に送信する送信手段と、を有している。
【0013】
このため、地図上において同時に複数の物件について個々の物件の位置を確認するとともに、条件を適宜設定して物件の絞り込みを簡易に行うことができる。
【0014】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、不動産情報は、不動産の所在地を示す所在地情報と、不動産の属性を示す属性情報とを有し、表示手段は、所在地情報を参照して、地図情報上に、不動産の位置を示すマーカを表示するとともに、地図情報上にマーカが表示されている不動産に対応する属性情報を一覧表示する、ようにしている。このため、不動産の所在地とその属性情報を参照することにより、所望の不動産を迅速に見つけだすことが可能になる。
【0015】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、表示手段は、マーカをポインティングデバイスで指示した場合には、対応する属性情報の表示態様を変化させ、属性情報をポインティングデバイスで指示した場合には、対応するマーカの表示態様を変化させる、ようにしている。このため、地図情報上のマーカと不動産情報とを容易に対応付けすることができる。
【0016】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、属性情報は、当該不動産を扱う取引業者に関する情報を有するようにしている。このため、所望の不動産を見つけた場合には、取引業者に対して迅速に連絡を取ることができる。
【0017】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、取引業者を通じて不動産の売買契約または賃貸契約を行う契約手段をさらに有するようにしている。このため、所望の不動産を見つけた場合には、取引業者との間で仮契約または本契約を迅速に行うことができる。
【0018】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、取引業者に関する情報をサーバ装置に登録するための登録手段をさらに有するようにしている。このため、システムに対して新たに取引業者が加入した場合には、当該取引業者に関する情報を登録することが可能になる。
【0019】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、属性情報は、公開対象を指定するための情報を有しており、表示手段は、閲覧要求を行ったクライアント装置またはその所有者が公開対象となっていない場合には、不動産情報の表示を行わない、ようにしている。このため、情報の開示範囲を指定することにより、複数の取引業者がシステムに登録した場合であっても、必要な情報のみを検索の対象とすることができる。
【0020】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、送信手段は、地図情報を送信する場合には、まず、クライアント装置の画面に表示される地図情報を送信し、つぎに、その隣接地域の地図情報を送信するようにしている。このため、必要な情報については迅速に受信して表示するとともに、隣接地域の地図情報をその後に受信することにより、地図情報を移動する操作がされた場合でも迅速に対応することができる。
【0021】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、地図情報の所定の地点を中心として、所定の半径の円弧を描画する円弧描画手段をさらに有するようにしている。このため、例えば、特定の地点から所定の距離内にある不動産を迅速に見つけだすことが可能になる。
【0022】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、絞り込み手段は、絞り込みの条件として住所名の入力を受け、入力された住所名に応じた位置および縮尺の地図情報を表示するとともに、当該地図情報に含まれている不動産をマーカとして表示するようにしている。このため、入力された住所名に応じた地図情報が表示されるため、目的となる不動産を迅速に見つけだすことが可能になる。
【0023】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、絞り込み手段は、絞り込みの条件として路線名および駅名の入力を受け、入力された路線名および駅名に応じた位置および縮尺の地図情報を表示するとともに、当該地図情報に含まれている不動産をマーカとして表示するようにしている。このため、路線名および駅名に応じた地図情報が表示されるため、目的となる不動産を迅速に見つけだすことが可能になる。
【0024】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、絞り込み手段は、絞り込みの条件として地図情報上において位置および範囲の入力を受け、入力された地図情報上の位置および範囲に応じた位置および縮尺の地図を表示するとともに、当該地図情報に含まれている不動産のマーカを表示するようにしている。このため、地図情報を参照して、例えば、広い領域から狭い領域に検索の範囲を狭めていくことにより、目的の不動産を迅速に見つけだすことができる。
【0025】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、不動産情報を用いて、所定の不動産に関する広告を、印刷装置に印刷させる印刷手段をさらに有するようにしている。このため、取引業者は、特定の不動産に関する広告を安価かつ迅速に作成することが可能になる。
【0026】
また、本発明は、クライアント装置からの要求に応じた不動産情報をサーバ装置が提供する不動産情報提供方法において、クライアント装置は、所定の不動産に対する閲覧要求をサーバ装置に対して行う閲覧要求ステップと、閲覧要求ステップによる要求の結果としてサーバ装置から送られてきた不動産に関する情報である不動産情報と、不動産の所在地を含む地図情報とを表示する表示ステップと、所定の条件を与えることにより不動産情報の候補を絞り込む絞り込みステップと、を有し、サーバ装置は、地図情報を格納する地図情報格納ステップと、不動産情報を格納する不動産情報格納ステップと、クライアント装置から所定の不動産情報の閲覧要求がなされた場合には、該当する不動産情報および地図情報を不動産情報格納ステップおよび地図情報格納ステップからそれぞれ取得する取得ステップと、地図情報および不動産情報を、要求を行ったクライアント装置に送信する送信ステップと、を有する。
【0027】
このため、本発明の不動産情報提供方法によれば、地図上において同時に複数の物件について個々の物件の位置を確認するとともに、条件を適宜設定して物件の絞り込みを簡易に行うことができる。
【0028】
また、本発明は、クライアント装置からの要求に応じた不動産情報を提供する不動産情報提供サーバ装置において、地図情報を格納する地図情報格納手段と、不動産情報を格納する不動産情報格納手段と、クライアント装置から所定の不動産情報の閲覧要求がなされた場合には、該当する不動産情報および地図情報を不動産情報格納手段および地図情報格納手段からそれぞれ取得する取得手段と、地図情報および不動産情報を、要求を行ったクライアント装置に送信する送信手段と、を有する。
【0029】
このため、本発明の不動産情報提供サーバ装置によれば、地図上において同時に複数の物件について個々の物件の位置を確認するとともに、条件を適宜設定して物件の絞り込みを簡易に行うことができる。
【0030】
また、本発明は、サーバ装置から送信された不動産情報を提供する不動産情報提供クライアント装置において、所定の不動産に対する閲覧要求をサーバ装置に対して行う閲覧要求手段と、閲覧要求手段による要求の結果としてサーバ装置から送られてきた不動産に関する情報である不動産情報と、不動産の所在地を含む地図情報とを表示する表示手段と、所定の条件を与えることにより不動産情報の候補を絞り込む絞り込み手段と、を有する。
【0031】
このため、本発明の不動産情報提供クライアント装置によれば、地図上において同時に複数の物件について個々の物件の位置を確認するとともに、条件を適宜設定して物件の絞り込みを簡易に行うことができる。
【0032】
また、本発明は、クライアント装置からの要求に応じた不動産情報を提供する不動産情報提供サーバ装置において実行されるコンピュータ読み取り可能なサーバ装置用プログラムにおいて、コンピュータを、地図情報を格納する地図情報格納手段、不動産情報を格納する不動産情報格納手段、クライアント装置から所定の不動産情報の閲覧要求がなされた場合には、該当する不動産情報および地図情報を不動産情報格納手段および地図情報格納手段からそれぞれ取得する取得手段、地図情報および不動産情報を、要求を行ったクライアント装置に送信する送信手段、として機能させる。
【0033】
このため、本発明のサーバ装置用プログラムをインストールしたサーバ装置によれば、地図上において同時に複数の物件について個々の物件の位置を確認するとともに、条件を適宜設定して物件の絞り込みを簡易に行うことができる。
【0034】
また、本発明は、サーバ装置から送信された不動産情報を提供する不動産情報提供クライアント装置において実行されるコンピュータ読み取り可能なクライアント装置用プログラムにおいて、コンピュータを、所定の不動産に対する閲覧要求をサーバ装置に対して行う閲覧要求手段、閲覧要求手段による要求の結果としてサーバ装置から送られてきた不動産に関する情報である不動産情報と、不動産の所在地を含む地図情報とを表示する表示手段、所定の条件を与えることにより不動産情報の候補を絞り込む絞り込み手段、として機能させる。
【0035】
このため、本発明のクライアント装置用プログラムをインストールしたサーバ装置によれば、地図上において同時に複数の物件について個々の物件の位置を確認するとともに、条件を適宜設定して物件の絞り込みを簡易に行うことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0037】
図1は、本発明の実施の形態に係る不動産情報提供システムの構成例を示す図である。この図に示すように、不動産情報提供システムは、不動産情報提供サーバ装置10(以下、単に「サーバ装置10」という)、クライアント装置11、不動産情報情報提供クライアント装置12〜14(以下、単に「クライアント装置12〜14」という)、LAN(Local Area Network)15およびインターネット16によって構成されている。なお、不動産情報提供方法については、不動産情報提供システムの説明とともに併せて説明することとする。
【0038】
ここで、サーバ装置10は、サーバマシンまたはワークステーション等によって構成され、当該不動産情報提供システムを管理するシステム管理会社に設置されている。また、サーバ装置10は、LAN15を介して管理会社内のクライアント装置11と接続されている。さらに、サーバ装置10は、インターネット16に接続されており、不動産情報をインターネット16を介して不動産情報提供クライアント装置となるクライアント装置12〜14に提供する。なお、この例では、サーバ装置10は、インターネット16に直接接続されているが、例えば、ファイアウォール等を介して接続し、外部からの攻撃を回避してセキュリティを向上させることも可能である。
【0039】
クライアント装置11〜14は、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、または携帯電話によって構成されている。これらのクライアント装置11〜14には、不動産情報を閲覧するための専用のプログラム(詳細は後述する)がインストールされており、このプログラムを介してサーバ装置10に不動産情報を登録したり、サーバ装置10に登録されている不動産情報を閲覧したりすることができる。
【0040】
LAN15は、システム管理会社に敷設されたローカルなネットワークであり、サーバ装置10とクライアント装置11とを電気的に接続して、これらの間で情報の授受を可能とする。なお、この例では、クライアント装置11は、1台のみとされているが、複数のクライアント装置を接続することも可能である。
【0041】
インターネット16は、複数のコンピュータを相互に接続した世界的なネットワーク群の総称であり、個々の通信機器に付与されたIP(Internet Protocol)アドレスに基づいて、情報をパケット化して双方向に伝送する。
【0042】
図2は、図1に示すサーバ装置10およびクライアント装置11〜14の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、サーバ装置10およびクライアント装置11〜14は、CPU(Central Processing Unit)30、ROM(Read Only Memory)31、RAM(Random Access Memory)32、HDD(Hard Disk Drive)33、ビデオ回路34、I/F(Interface)35、バス36、表示装置37、入力装置38、および外部記憶装置39によって構成されている。
【0043】
CPU30は、HDD33または外部記憶装置39に格納されているプログラムに従って、各種演算処理等を実行するとともに、装置の各部を制御する処理装置である。
【0044】
ROM31は、CPU30が実行する基本的なプログラムおよびデータを格納するメモリである。RAM32は、CPU30が実行途中のプログラムおよび演算途中のデータを一時的に格納するメモリである。
【0045】
HDD33は、CPU30が実行する各種プログラムを格納するとともに、演算処理によって生じた各種データを格納する記憶装置である。ビデオ回路34は、CPU30から供給された描画命令に従って描画処理を実行し、得られた画像を映像信号に変換して出力する回路である。
【0046】
I/F35は、入力装置38から出力された信号の表現形式を変換するとともに、外部記憶装置39およびインターネット16との間で情報を授受する際に、信号の表現形式の変換を行う回路である。
【0047】
バス36は、CPU30、ROM31、RAM32、HDD33、ビデオ回路34、およびI/F35を相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能にする信号線群である。
【0048】
表示装置37は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタまたはLCD(Liquid Crystal Display)モニタによって構成されており、ビデオ回路34から出力された映像信号に対応する画像を表示する装置である。
【0049】
入力装置38は、例えば、キーボードまたはマウスによって構成され、ユーザの操作に応じた信号を出力する装置である。外部記憶装置39は、例えば、MO(Magneto−Optical disk)ドライブや、DVD−RAM(Digital Versatile Disk RAM)ドライブによって構成されており、MOディスクやDVD−RAMディスクにデータを記録するとともに、これらに記録されているデータを読み出して出力する装置である。
【0050】
図3は、図1に示すサーバ装置10のHDD33に記憶されているソフトウエアと、CPU30、ROM31、RAM32等のハードウエアとが協働することにより実現される機能を示す図である。この図に示すように、サーバ装置10の機能としては、送受信管理モジュール40、基本制御モジュール41、DB(Data Base)管理モジュール42、不動産情報DB43、地図情報DB44および会員情報DB45がある。
【0051】
送信手段である送受信管理モジュール40は、インターネット16を介して情報を授受する際に、プロトコルの変換処理等を実行する。基本制御モジュール41は、例えば、OS(Operating System)等を仲介として実現されるモジュールであり、サーバ装置10における基本的な処理を実行する。
【0052】
取得手段であるDB管理モジュール42は、不動産情報DB43、地図情報DB44、および会員情報DB45に格納されているデータを管理するモジュールである。不動産情報格納手段である不動産情報DB43は、後述する不動産に関する情報を格納している。地図情報格納手段である地図情報DB44は、例えば、種々の縮尺の地図情報を格納している。会員情報DB45は、本サービスの需要者である取引業者に関する情報を格納している。
【0053】
図4は、図1に示すクライアント装置12〜14のHDD33に記憶されているソフトウエアと、CPU30、ROM31、RAM32等のハードウエアとが協働することにより実現される機能を示す図である。この図に示すように、クライアント装置12〜14の機能としては、送受信管理モジュール50、基本制御モジュール51、記憶部制御モジュール52、および記憶部53がある。
【0054】
閲覧要求手段である送受信管理モジュール50は、インターネット16を介して情報を授受する際に、プロトコルの変換処理等を実行する。表示手段であり、絞り込み手段であり、契約手段であり、登録手段であり、かつ、円弧描画手段である基本制御モジュール51は、例えば、OS等を仲介として実現されるモジュールであり、クライアント装置12〜14における基本的な処理を実行する。
【0055】
記憶部制御モジュール52は、記憶部53に格納されているデータを管理するモジュールである。記憶部53は、サーバ装置10からダウンロードされた地図情報および不動産情報を格納する。
【0056】
つぎに、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0057】
図5は、クライアント装置12〜14において、HDD33に格納されている不動産情報を閲覧するためのプログラムが起動された場合に、クライアント装置12〜14の表示装置37に表示される画面の一例を示す図である。なお、以下では、クライアント装置12は、取引業者が有しているものとして説明する。
【0058】
この表示例では、表示領域71には、不動産物件を検索するためのボタン71a〜71c、テキストボックス71dおよびボタン71eが表示されている。表示領域72には、不動産情報のメンテナンスを行うためのボタン72a〜72dが表示されている。
【0059】
表示領域73には、本システムのサービスを需要する需要者としての取引業者の会員情報を修正または閲覧等するためのボタン73a〜73cが表示されている。表示領域73の下には、間取り図等を作成するためのボタン74a〜74dが表示されている。また、画面右上には、インターネット16を介してサーバ装置10からダウンロードされた、例えば、広告用の画像75が表示されている。
【0060】
ここで、表示領域71に表示されているボタン71a〜71cは、物件の種類を特定するためのボタンであり、ボタン71aは賃貸物件を検索対象する場合に操作され、ボタン71bは売買物件を検索対象する場合に操作され、ボタン71cは新築物件を検索対象とする場合に操作される。テキストボックス71dには、検索の対象となる物件番号(物件を特定するための番号(詳細は後述する))が入力される。ボタン71eは、テキストボックス71dに入力された情報により検索を実行する場合に操作されるボタンである。
【0061】
表示領域72に表示されているボタン72aは、不動産情報を新たに登録する場合に操作される。ボタン72bは、すでに登録されている不動産情報を変更する場合に操作される。ボタン72cは、不動産の売買または賃貸契約に伴う成約処理を実行する場合に操作される。ボタン72dは、その時点における不動産の在庫状況を確認する場合に操作される。
【0062】
表示領域73に表示されているボタン73aは、取引業者の会員情報を修正する場合に操作される。ボタン73bは、会員情報を閲覧する場合に操作される。ボタン73cは、会員となっている会社を検索する場合に操作される。
【0063】
表示領域73の下に表示されているボタン74aは、間取り図を作成する場合に操作される。ボタン74bは、取引業者が店舗を訪れる顧客に呈示するための物件案内書を作成する場合に操作される。ボタン74cは、ファイル等に格納されている不動産情報を一括して登録する場合に操作される。ボタン74dは、新聞等への折り込みチラシを作成する場合に操作される。
【0064】
画像75は、インターネット16を介してサーバ装置10からダウンロードされたものであり、例えば、システム管理者に関する広告または他の企業等の広告情報である。
【0065】
このような画面70から後述するような種々の操作を行うことにより、不動産情報を閲覧することができるが、その前提として、取引業者が図1に示す不動産情報提供システムに対して登録する必要がある。
【0066】
本システムに対して取引業者が登録するためには、サーバ装置10の所有者であるシステム管理者に対して、取引業者が登録の申請を行う必要がある。当該申請は、書面で行ってもよいし、または、電子メール等を用いてもよい。あるいは、所定のホームページにおいて行うことも可能である。
【0067】
申請を受けたシステム管理者は、クライアント装置11を操作して、登録を行うための所定のプログラムを起動させる。その結果、クライアント装置11では、図6に示すフローチャートが開始される。このフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
【0068】
ステップS10:クライアント装置11の基本制御モジュール51は、記憶部53に格納されている所定の情報を読み出し、ビデオ回路34に供給する。その結果、クライアント装置11の表示装置37には、図7に示すような登録用の画面80が表示される。
【0069】
図7に示す画面80では、テキストボックス80a〜80xおよびボタン81,82が表示されている。
【0070】
ここで、テキストボックス80aには、新たに登録しようとする取引業者の会員No.が入力される。なお、この会員No.は、サーバ装置10から自動的に付与されるようにしてもよいし、サービス管理者が契約時に書面等によって付与するようにしてもよい。テキストボックス80bには、会員IDが入力される。会員IDについても会員No.と同様の方法により付与することができる。
【0071】
テキストボックス80cには、取引業者の会社名が入力される。テキストボックス80dには、取引業者の会社代表者の氏名が入力される。テキストボックス80eには、取引業者の本社の電話番号が入力される。テキストボックス80fには、宅建免許証(宅地建物取引主任者資格免許証)の番号が入力される。テキストボックス80gには、取引業者の資本金が入力される。テキストボックス80hには、取引業者の事業所の電話番号が入力される。テキストボックス80iには、利用者(取引業者の担当者)の所属部署が入力される。
【0072】
テキストボックス80jには、利用者の氏名が入力される。テキストボックス80kには、システムに掲載する(公開する)対象となる電子メールのアドレスが入力される。テキストボックス80lには、システムに掲載する(公開する)対象となるURL(Uniform Resource Locator)が入力される。テキストボックス80m,80nには、取引業者が所属している団体が入力される。テキストボックス80oには、取引業者の営業時間が入力される。テキストボックス80pには、取引業者の定休日が入力される。
【0073】
テキストボックス80qには、取引業者が所属するグループのグループコードが入力される。テキストボックス80rには、当該システムを利用する際に必要となる認証用のパスワードが入力される。テキストボックス80sには、取引業者の代表者氏名のフリガナが入力される。テキストボックス80tには、取引業者の本社のFAX番号が入力される。テキストボックス80uには、取引業者の事業所のFAX番号が入力される。テキストボックス80vには、取引業者の担当者の役職名が入力される。テキストボックス80wには、取引業者の担当者氏名のフリガナが入力される。テキストボックス80xには、取引業者の担当者への連絡用のメールアドレスが入力される。
【0074】
ボタン81は、図5に示す画面に戻る場合に操作される。ボタン82は、入力された内容で本システムに登録する場合に操作される。
【0075】
ステップS11:クライアント装置11の基本制御モジュール51は、図7に示す画面80において入力が完了したか否かを判定する。すなわち、図7に示す画面80において所定の項目が入力された後、ボタン82が操作されたか否かを判定する。その結果、ボタン82が操作されたと判定した場合にはステップS12に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0076】
ステップS12:クライアント装置11の基本制御モジュール51は、図7に示す画面80において、必要な項目が全て入力済みか否かを判定し、入力済みであると判定した場合にはステップS13に進み、それ以外の場合にはステップS11に戻って同様の処理を繰り返す。
【0077】
ステップS13:クライアント装置11の基本制御モジュール51は、図7に示す画面80において入力された項目を取得し、送受信管理モジュール50を介してサーバ装置10へ送信する。サーバ装置10では、送受信管理モジュール40がこの情報を受信し、DB管理モジュール42が会員情報DB45に登録し、会員登録が完了する。
【0078】
会員登録が完了すると、それ以降は、当該取引業者は、図5に示す画面70を用いて本サービスを利用することが可能になる。
【0079】
つぎに、以上のようにして会員登録を行った取引業者が、自己の有するクライアント装置12を操作して、不動産情報を登録する場合の動作について説明する。取引業者が図5に示す画面70のボタン72aを操作すると、図8に示す以下のステップが実行される。
【0080】
ステップS30:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、図9に示す物件種類設定用の画面100を表示装置37に表示させる。図9に示す画面100では、ラジオボタン101〜103、およびボタン104,105が表示されている。
【0081】
ここで、ラジオボタン101は、賃貸物を登録する場合に「賃貸居住用」、「賃貸事業用」、「賃貸駐車場」のいずれかが選択される。ラジオボタン102は、売買物を登録する場合に「中古マンション」、「中古戸建」、「売買土地」のいずれかが選択される。また、ラジオボタン103は、新築物を登録する場合に「新規マンション」、「新規戸建」、「分譲土地」のいずれかが選択される。
【0082】
ボタン104は、図5に示す画面70に戻る場合に操作される。また、ボタン105は、図10に示す登録画面に進む場合に操作される。
【0083】
ステップS31:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、図9に示す画面100において入力が完了したか否かを判定する。すなわち、図9に示す画面100において所定の項目が入力された後、ボタン105が操作されたか否かを判定する。その結果、ボタン105が操作されたと判定した場合にはステップS32に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0084】
ステップS32:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、図9に示す画面100において、必要な項目が全て入力済みか否かを判定し、入力済みであると判定した場合にはステップS33に進み、それ以外の場合にはステップS31に戻って同様の処理を繰り返す。
【0085】
ステップS33:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、記憶部53に格納されている所定の情報を読み出して、ビデオ回路34に供給する。その結果、図10に示すような画面120が表示装置37に表示されることになる。
【0086】
図10に示す画面120には、テキストボックス120a〜120e、チェックボックス120f、テキストボックス120g,120h、ラジオボタン120i,120j、テキストボックス120k〜120o、ラジオボタン120p、テキストボックス120q〜120s、テキストボックス121a〜121e、ラジオボックス121f、テキストボックス121g〜121i、ラジオボタン121j,121k、ラジオボタン121l、テキストボックス121m〜121p、ラジオボタン121q、テキストボックス121r,121s、およびボタン122〜126が表示されている。
【0087】
ここで、テキストボックス120aには、登録しようとする物件の最寄りの交通手段、およびその交通手段までのバスまたは徒歩による所要時間が入力される。テキストボックス120bには、登録しようとする物件の郵便番号が入力される。テキストボックス120cには、登録しようとする物件の所在地が入力される。テキストボックス120dには、登録しようとする物件の番地が入力される。テキストボックス120eには、登録しようとする物件の間取りと、部屋の種類(R,S,L,D,K)が入力される。テキストボックス120fには、当該物件を公開する範囲が入力される。なお、この例では、「一般」、「業者間」、「グループ間」、「自社のみ」から選択される。「一般」とは一般の顧客に対しても公開することを示す。「業者間」とは取引業者間のみにおいて公開することを示す。「グループ間」とは所定のグループ間においてのみ公開することを示す。「自社のみ」とは、取引業者が自社内のみにおいて公開することを示す。このように、公開対象を入力することで、対象以外の者に対して物件が公開されることを防止することができる。また、公開対象を絞ることで、検索速度を向上させることができる。
【0088】
テキストボックス120gには、登録しようとする物件の建物名が入力される。テキストボックス120hには、登録しようとする物件の号室(部屋番号)が入力される。ラジオボックス120iでは、登録しようとする物件の種別が、マンション、アパート、一戸建てから選択される。ラジオボックス120jでは、登録しようとする物件の建物構造が、木造、RC(Reinforced Concrete)、鉄骨造、PC(Precast Concrete)から選択される。テキストボックス120kには、建物階数が地上および地下に分けて入力される。テキストボックス120lには、登録しようとする物件の所在階が入力される。テキストボックス120mには、登録しようとする物件の賃貸戸数が入力される。テキストボックス120nには、登録しようとする物件の築年数が入力される。テキストボックス120oには、登録しようとする物件の築方向(例えば、南向き等)が入力される。チェックボックス120pでは、登録しようとする物件が有している設備(エアコン、フローリング等)が入力される。テキストボックス120q〜120sには、登録しようとする物件を示す画像1〜3の名称が入力される。
【0089】
テキストボックス121aには、登録しようとする物件の賃料が入力される。テキストボックス121bには、登録しようとする物件の管理費が入力される。テキストボックス121cには、登録しようとする物件の敷金が賃料の何ヶ月分に相当するかの情報とともに入力される。テキストボックス121dには、登録しようとする物件の礼金が賃料の何ヶ月分に相当するかの情報とともに入力される。テキストボックス121eには、登録しようとする物件の最寄りの第2の交通手段と、その第2の交通手段までのバスおよび徒歩による所要時間が入力される。ラジオボタン121fには、駐車料の空きがあるか否かが入力される。テキストボックス121gには、駐車料金が入力される。テキストボックス121hには、登録しようとする物件に関する備考が入力される。テキストボックス121iには、登録しようとする物件に関する特記事項が入力される。ラジオボタン121jでは、登録しようとする物件の取引態様が、貸主、代理、専属選任、選任媒介、一般媒介から選択される。
【0090】
ラジオボタン121kでは、登録しようとする物件の現状が、空家、入居中、未入居から選択される。ラジオボタン121lでは、入居時期が、即時または相談から選択される。テキストボックス121mには、更新料が賃料の何ヶ月分に相当するかの情報とともに入力される。テキストボックス121nには、償却が賃料の何ヶ月分に相当するかの情報とともに入力される。テキストボックス121oには、損害保険料の金額が入力される。テキストボックス121pには、契約期間が年および月のそれぞれに分けて入力される。ラジオボタン121qでは、契約形態が、普通建物賃貸または定期建物賃貸から選択される。テキストボックス121rには、手数料負担が貸主と借主のそれぞれの比率として入力される。テキストボックス121sには、手数料配分が元金と客付のそれぞれの比率として入力される。
【0091】
ボタン122は、編集を中止して図5に示す画面に戻る場合に操作される。ボタン123は、画像1を設定する場合に操作される。ボタン124は、画像2を設定する場合に操作される。ボタン125は、画像3を設定する場合に操作される。ボタン126は、入力が終了し、登録確認用の画面に遷移する場合に操作される。
【0092】
ステップS34:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、図10に示す画面120において入力が完了したか否かを判定する。すなわち、図10に示す画面120において所定の項目が入力された後、ボタン126が操作されたか否かを判定する。その結果、ボタン126が操作されたと判定した場合にはステップS35に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0093】
ステップS35:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、図10に示す画面120において、必要な項目が全て入力済みか否かを判定し、入力済みであると判定した場合にはステップS36に進み、それ以外の場合にはステップS34に戻って同様の処理を繰り返す。
【0094】
ステップS36:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、図10に示す画面120において入力された項目を取得し、送受信管理モジュール50を介してサーバ装置10へ送信する。サーバ装置10では、送受信管理モジュール40がこの情報を受信し、DB管理モジュール42が不動産情報DB45に登録し、不動産情報の登録が完了する。
【0095】
以上の処理により、各取引業者は、自己が取り扱う物件をサーバ装置10に対して登録することができる。
【0096】
つぎに、以上のようにして登録された不動産情報を閲覧する場合の処理について説明する。取引業者がクライアント装置12の表示装置37に表示されている画面70(図5参照)のボタン71aを操作すると、クライアント装置12の基本制御モジュール51は、記憶部53から所定の情報を読み出し、ビデオ回路34に供給する。その結果、表示装置37には、図11に示すような画面140が表示される。
【0097】
図11に示す画面140では、ラジオボタン141、ボタン142〜145、チェックボックス146、テキストボックス147、ボタン148、および画像149が表示されている。
【0098】
ここで、ラジオボタン141は、物件の種別を「居住用」、「事業用」、または「駐車場」から選択する。ボタン142は、物件を沿線または駅名から検索する場合に操作される。ボタン143は、物件を住所から検索する場合に操作される。ボタン144は、物件を地図から検索する場合に操作される。ボタン145は、図5に示す画面70に戻る場合に操作される。
【0099】
チェックボックス146は、検索の対象となる物件を「全物件」、「公開物件」、「業者間物件」、「グループ間物件」、「自社物件」の中から選択する。ここで、「全物件」とは全ての物件を示し、「公開物件」とは一般に対して公開されている物件を示し、「業者間物件」とは取引業者間において公開されている物件を示し、「グループ間物件」とは特定のグループ間において公開されている物件を示し、「自社物件」とは自社の物件を示している。
【0100】
なお、「全物件」には、「公開物件」全てと、「業者の物件」全てと自社が属するグループにのみ開示される「グループ間物件」全てと、自社のみに開示される「自社物件」全てとが含まれる。換言すると、他グループによる「グループ間物件」と他社にのみ開示される「自社物件」は含まれない。しかしながら、このシステムを管理するシステム管理会社に設置されるクライアント装置11については、サーバ装置10に登録されている全ての案件が開示されるようにしてもよい。このように、公開の対象を特定することにより、一部の情報を他の会員から秘匿化したり、検索対象となる不動産情報を限定することにより、検索速度を向上させることができる。
【0101】
テキストボックス147には、住所を直接入力して検索する場合において、検索対象となる住所が入力される。ボタン148は、入力された住所を所在地とする物件を検索する場合に操作される。画像149は、サーバ装置10からダウンロードされて表示される広告用の画像である。
【0102】
このような画面140において、例えば、テキストボックス147に県名または市名等を入力して、または、それらを入力せずにボタン143が操作されると、図12に示すようなフローチャートが開始され、以下のステップが実行される。
【0103】
ステップS50:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、記憶部53に格納されている所定の情報を読み出して、ビデオ回路34に供給する。その結果、図13に示すような画面160が表示装置37に表示されることになる。この図13の例では、テキストボックス147に「福岡県」が入力された場合を示している。
【0104】
図13に示す画面160では、スクロールテキストボックス161〜164およびボタン165,166が表示されている。この画面160において住所を入力する際には、まず、スクロールテキストボックス161において、該当する「市」を選択する。この例では、「福岡市」が選択されて反転表示されている。スクロールテキストボックス161において所定の項目が選択されると、スクロールテキストボックス162が表示され、「区」の選択が可能となる。この例では、「博多区」が選択されて反転表示されている。スクロールテキストボックス162において所定の項目が選択されると、スクロールテキストボックス163が表示され、その下の区分の選択が可能となる。この例では、「博多駅前」が選択されて反転表示されている。スクロールテキストボックス163において所定の項目が選択されると、スクロールテキストボックス164が表示され、番地の選択が可能となる。この例では、「2丁目」が選択されて反転表示されている。
【0105】
なお、テキストボックス147に何も入力されない場合、最初に現れるスクロールテキストボックス161には県名が表示される。また、テキストボックス147に県名と市名が入力されていると、最初に現れるスクロールテキストボックス161には、区名または町名が表示される。また、県名が入力されないときには、まず、そのクライアント装置12が配置されている場所の住所から該当する県名を把握し、その県内の各市町村の表示がスクロールテキストボックス161の表示領域に現れるようにしてもよい。他の県のものを探す場合には、スクロールテキストボックス161をスクロールさせることになる。このような構成とする場合には、クライアント装置12の設置場所を図11の画面80で入力させるようにするか、画面80等を動かすプログラムを配信したり設置したりするときに、配置場所を記録させるようにする。
【0106】
ステップS51:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、図13に示す画面160において住所情報の入力が完了したか否かを判定する。すなわち、基本制御モジュール51は、図13に示すボタン165が操作されたか否かを判定し、操作されたと判定した場合にはステップS52に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。図13の例では、スクロールテキストボックス161〜164において所定の項目が選択された後、ボタン165が操作された場合にはステップS52に進む。
【0107】
ステップS52:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、図13に示す画面160において入力された住所情報に対応する地図をサーバ装置10から取得する。図13の場合では、「福岡市博多区博多駅前2丁目」に対応する地図をサーバ装置10に対して要求する。その結果、サーバ装置10では、送受信管理モジュール40がこの要求を受信し、DB管理モジュール42が地図情報DB44から対応する地図データを取得し、送受信管理モジュール40により要求を行ったクライアント装置12に対して送信する。
【0108】
なお、図13の例では、住所情報が番地まで全て入力された場合の例を示しているが、下位の情報が入力(選択)されずにボタン165が操作された場合には、入力された住所情報に対応する縮尺率を有する地図がサーバ装置10から供給されることになる。例えば、スクロールテキストボックス161において「福岡市」が選択された後、「区」の選択をせずにボタン165が操作された場合には、福岡市の全域を示す地図がサーバ装置10から供給されることになる。
【0109】
ステップS53:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、記憶部53から所定の情報を取得し、ステップS52においてサーバ装置10から取得した地図データを嵌め込み、ビデオ回路34に供給する。その結果、クライアント装置12の表示装置37には、図14に示すような画面180が表示される。
【0110】
図14に示す画面180は、図13に示す画面160において、スクロールテキストボックス161において「福岡市」が選択され、スクロールテキストボックス162において「博多区」が選択された状態でボタン165が操作された場合に表示される表示画面の一例を示している。この画面180では、チェックボックス181,182、テキストボックス183、チェックボックス184、ボタン185〜187、ボタン188a〜188c、ボタン189a〜189c、表示領域191、ボタン192,193、スライドボタン194、地図195、チェックボックス196、および距離情報197が表示されている。
【0111】
ここで、チェックボックス181では、検索しようとする物件の種別が「マンション」、「アパート」、「戸建」から選択される。チェックボックス182では、検索しようとする物件の間取りが「1LDK」、「2LDK」、「3LDK」、「4LDK」から選択される。ここで、「4LDK」には4LDKを越えるものも含まれる。テキストボックス183には、検索しようとする物件の賃料が下限および上限として入力される。チェックボックス184では、検索しようとする物件の設備が選択される。この例では、「エアコン」、「CATV(Cable Television)」、「フローリング」、「FFTH(Fiber To The Home)」、「追い炊き」、「エレベータ」、「ペット可」、「床暖房」が選択項目として示されており、また、駅から徒歩による時間も入力項目として設定されている。
【0112】
ボタン185は、チェックボックス181,182、テキストボックス183、およびチェックボックス184において入力された条件により検索する場合に操作されるボタンである。ボタン186は、図5に示す画面70に戻る場合に操作される。ボタン187は、地図モードに表示モードを変更するためのもので、地図195の表示範囲または縮尺を変更する場合に操作される。このボタン187が操作されると、地図は固定的に表示されることになる。ボタン188a〜188cは、ボタン187が操作された場合において、地図195を拡大表示する場合(縮尺を下げる場合)に操作される。ここで、ボタン188aは、地図195の縮尺を1段階毎に下げる場合に操作され、ボタン188b,188cは、それぞれ2段階毎および3段階毎に下げる場合に操作される。ボタン189a〜189cは、ボタン187が操作された場合において、地図195を縮小表示する場合(縮尺を上げる場合)に操作される。ここで、ボタン189aは、地図195の縮尺を1段階毎に上げる場合に操作され、ボタン189b,189cは、それぞれ2段階毎および3段階毎に上げる場合に操作される。なお、この実施の形態では、拡大縮小は合計15段階になっている。
【0113】
表示領域191には、検索によって得られた物件に関する不動産情報が一覧表示されている。ボタン192,193は、表示領域191に表示されている不動産情報を上下方向にスクロールする場合に操作される。スライドボタン194も同様に表示領域191に表示されている不動産情報を上下方向にスクロールする場合に操作される。なお、この実施の形態では、表示領域191は、全ての縮尺の場合に表示されるのではなく、所定の縮尺率以下の場合(一定の拡大表示以上の拡大表示の場合)のみに表示されるようにしている。具体的には、この実施の形態では、縮尺が1/3000〜1/500のときに表示領域191が表示される。これは、縮尺率が大きいときには該当件数が多くなるので、地図上の表示が増加して区別しづらくなるためである。
【0114】
地図195は、図13において指定され、ステップS52においてサーバ装置10から取得された地図データが表示されたものである。チェックボックス196は、円弧マーカ(詳細は後述する)を表示する場合に操作される。距離情報197は、地図上における距離の目安となるものである。
【0115】
図15は、図13に示す画面160において、スクロールテキストボックス161で「福岡県」が選択され、スクロールテキストボックス162で「博多区」が選択され、スクロールテキストボックス163で「博多駅前」が選択され、スクロールテキストボックス164で「2丁目」が選択された状態でボタン165が操作された場合に表示される表示画面の一例を示している。図15の場合では、図14と比較して、地図195の縮尺率が異なっている。
【0116】
このように画面160において選択する住所情報に応じて表示する地図の縮尺率を変更するようにすることで、目的とする領域を簡単に選択することが可能になる。
【0117】
ステップS54:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、ステップS52において取得された地図に隣接する地図をサーバ装置10から取得する。すなわち、図16に示すように、図13に示す画面160において入力された住所「福岡市博多区」に対応する地図が地図210であるとすると、その周辺部分に位置する地図211〜218をサーバ装置10から取得する。
【0118】
なお、取得する順番としては、例えば、画面180において地図が移動された場合には、移動先に該当する地図を優先し、つぎにその周辺部分の地図を、そして最後に移動方向と反対方向の地図を取得する。また、地図が移動されない場合には、上下左右(地図212,214,216,218)を優先し、その後に斜め方向(地図211,213,215,217)を取得するのが望ましいが、海岸線沿いの場合、海の部分を後回しとし、陸上部分を優先的に取得するようにしてもよい。図16の例では、地図211を最も後にし、地図212,218をその前に取得し、その他の地図をそれらよりも早く取得することになる。
【0119】
ステップS55:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、ステップS54において取得された周辺部分の地図を記憶部53に格納する。
【0120】
このように、画面180に表示されている地図を最先に取得し、その後から周辺部分の地図を取得するようにしたので、表示対象となっている地図については、迅速に表示することが可能になる。また、周辺部分の地図については、表示対象となっている地図が表示され、検索等の他の操作が行われている最中に取得することができる。また、周辺部分の地図を併せて取得することにより、地図195の表示範囲を移動する操作がなされた場合であっても迅速に表示を行うことができる。
【0121】
ステップS56:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、地図195上に位置する物件の不動産情報を、サーバ装置10から取得する。すなわち、クラアイアンと装置12の基本制御モジュール51は、地図195の表示範囲に関する情報(例えば、地図195の表示範囲に対応する緯度および経度)を算出し、当該範囲に位置する物件の不動産情報をサーバ装置10に対して送信するように要求する。その結果、サーバ装置10では、送受信管理モジュール40がこの要求を受信し、DB管理モジュール42が不動産情報DB43から該当する不動産情報を取得し、送受信管理モジュール40を介して要求を行ったクライアント装置12に対して送信する。
【0122】
ステップS57:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、ステップS56において取得した不動産情報を、表示領域191に一覧表示するとともに、地図195上に不動産情報に対応する物件の位置を示すマーカを表示する。図14に示す表示例では、丸印のマーカ195a〜195eが地図195上に表示されており、各物件の所在地を示している。なお、この実施の形態では、物件種別に応じてマーカの色が異なっている。
【0123】
ステップS58:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、画面180において所定の操作がなされたか否かを判定し、操作がなされたと判定した場合にはステップS59に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0124】
例えば、ボタン185〜189が操作されたり、マーカ195a〜195eが操作されたり、表示領域191に表示されている所定の不動産情報が操作されたり、チェックボックス196が操作されたりした場合には、ステップS59に進むことになる。
【0125】
ステップS59:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、画面180においてなされた操作に対応する処理を実行する。
【0126】
具体的には、例えば、図17に示すように、チェックボックス181において物件種別として「マンション」が選択され、チェックボックス182において「2LDK」が選択され、テキストボックス183において月額の賃料として下限「50,000」および上限「70,000」(単位は円として理解される)が入力され、チェックボックス184において「エアコン」がチェックされた後、ボタン185が操作されると、クライアント装置12の基本制御モジュール51は、ステップS56において取得した不動産情報から、入力された条件に適合するものを選択する。そして、選択された不動産情報に応じて、再度、マーカを表示するとともに、表示領域191の表示を更新する。
【0127】
図17の例では、図14では5つのマーカ195a〜195eが表示されていたものが、3つのマーカ195a〜195cに絞り込みがなされている。また、表示領域191に表示されている不動産情報も、マーカ195a〜195cに対応する情報のみに絞り込まれている。
【0128】
このように、条件を適宜変更しながら、検索を行うことにより、顧客のニーズに合致する物件を迅速に検索することが可能になる。そのとき、不動産情報は、クライアント装置12側にダウンロードされており、サーバ装置10から再度送信する必要がないので、検索処理を高速に行うことができる。
【0129】
図18は、図17に示す画面180において、マーカ195bがカーソル200によって指示された場合における表示の態様を示す図である。この表示例では、マーカ195bに対応する不動産情報である「No.0300009」の情報の下に下線が付されており、マーカ195bと当該不動産情報とが対応していることを示している。なお、表示領域191に表示されていない状態でマーカが指示された場合には、表示領域191の表示内容がスクロールして、対応する不動産情報が自動的に表示された後に、下線が付されるようにしてもよい。
【0130】
また、下線ではなく、反転表示したり、点滅表示させることも可能である。さらに、別画面として不動産情報がポップアップするようにしてもよい。
【0131】
図19は、表示領域191に表示されている所定の不動産情報がカーソル200によって指示された場合における表示例である。この例では、「No.0300009」の不動産情報がカーソル200によって指示されており、この不動産情報に対応するマーカ195bが反転表示されている。なお、反転表示ではなく、表示色を変えたり、点滅表示したり、拡大表示することも可能である。
【0132】
このように、カーソル200によって指定された不動産情報またはマーカと、マーカまたは不動産情報の対応付けをすることにより、地図195上において目的とする物件の不動産情報を簡易に見つけたり、逆に、目的とする不動産情報の所在地を地図195から簡易に見つけたりすることが可能になる。
【0133】
図20は、図19に示す、所定のマーカまたは不動産情報がカーソル200によって指示された後に、例えば、ダブルクリック(入力装置38の所定のボタン(図示せず)を2回連続して押圧する操作)を行った場合において表示される画面の一例である。この例は、図19に示す、マーカ195aまたは「No.0300005」の不動産情報がダブルクリックされた場合に表示される画面の一例である。
【0134】
この画面220では、マーカ195aまたは「No.0300005」の不動産情報に対応する不動産情報の詳細が表示されている。具体的には、画面220には、表示領域220a〜220x、表示領域221a〜221x、およびボタン222〜226が表示されている。
【0135】
ここで、表示領域220aには、当該物件から最寄りの交通手段までのバスまたは徒歩による所要時間が表示されている。表示領域220bには、当該物件の所在地の郵便番号が表示されている。表示領域220cには、当該物件の所在地が表示されている。表示領域220dには、当該物件の所在地の番地が表示されている。表示領域220eには、当該物件の公開範囲が表示されている。表示領域220fには、当該物件の物件名が表示されている。表示領域220gには、当該物件の号室が表示されている。表示領域220hには、当該物件の物件種別が表示されている。表示領域220iには、当該物件の建物構造が表示されている。表示領域220jには、当該物件の建物階数が地上および地下のそれぞれについて表示されている。
【0136】
表示領域220kには、当該物件の所在階が表示されている。表示領域220lには、当該物件の賃貸戸数が表示されている。表示領域220mには、当該物件の築年数が表示されている。表示領域220nには、当該物件のバルコニーの方向が表示されている。表示領域220oには、当該物件が有する設備が「こだわり」として表示されている。表示領域220pには、当該物件の現況が表示されている。表示領域220qには、当該物件の入居時期が表示されている。表示領域220rには、当該物件情報に付随している画像1の名称が表示されている。表示領域220sには、当該物件情報に付随している画像2の名称が表示されている。表示領域220tには、当該物件情報に付随している画像3の名称が表示されている。
【0137】
表示領域220uには、当該物件の問い合わせ先の会社名が表示されている。表示領域220vには、当該物件の問い合わせ先の電話番号が表示されている。表示領域220wには、当該物件の問い合わせ先のURLが表示されている。表示領域220xには、当該物件の問い合わせ番号が表示されている。
【0138】
表示領域221aには、当該物件の賃料が表示されている。表示領域221bには、当該物件の敷金および保証金が表示されている。表示領域221cには、当該物件の礼金と管理金が表示されている。表示領域221dには、当該物件の管理費が表示されている。表示領域221eには、当該物件の間取りが表示されている。表示領域221fには、当該物件の面積が表示されている。表示領域221gには、当該物件から他の最寄りの交通手段までの徒歩による所要時間が表示されている。
【0139】
表示領域221hには、当該物件の駐車場の有無が表示されている。表示領域221iには、当該物件の駐車場の料金が表示されている。表示領域221jには、当該物件の備考が表示されている。表示領域221kには、当該物件の特記事項が表示されている。表示領域221lには、当該物件の取引態様が表示されている。表示領域221mには、当該物件の更新料が表示されている。表示領域221nには、当該物件の償却金および敷引金が表示されている。表示領域221oには、当該物件の損害保険料が表示されている。表示領域221pには、当該物件の契約期間が表示されている。表示領域221qには、当該物件の契約形態が表示されている。表示領域221rには、当該物件の手数料負担の貸主および借主の比率が表示されている。
【0140】
表示領域221sには、当該物件の手数料配分が元付と客付の比率として表示されている。表示領域221tには、当該物件情報の更新日が表示されている。表示領域221uには、当該物件情報の更新予定日が表示されている。表示領域221vには、当該物件の問い合わせ先の所在地が表示されている。表示領域221wには、当該物件の問い合わせ先の免許番号が表示されている。表示領域221xには、当該物件の問い合わせ先のメールアドレスが表示されている。
【0141】
ボタン222は、図5に示す画面70に戻る場合に操作される。ボタン223は、当該物件の所在地に関する簡略地図を表示する場合に操作される。ボタン224は、不動産情報に付随している画像1(間取り図)を表示する場合に操作される。ボタン225は、不動産情報に付随している画像2(外観図)を表示する場合に操作される。ボタン226は、不動産情報に付随している画像3(内観図)を表示する場合に操作される。
【0142】
このような画面220に表示されている情報およびボタン224〜226を操作することにより表示される画像1〜3を参照することにより、顧客は、目的とする物件に関する詳細な情報を得ることができる。
【0143】
図21は、図14に示す画面180において、チェックボックス196のうち、「1200m」に対応するチェックボックスがチェックされた場合に表示される画面の一例を示す図である。この表示例では、地図195の中央部を中心とする半径1200mの円弧205が描画されている。このように、円弧205を描画することにより、地図195の中央部からの距離を簡易に知ることができる。
【0144】
なお、この例では、地図モードにすること(ボタン187を操作すること)で、地図を上下左右等に移動することができるようになるため、所定の駅から、例えば、1,200mの範囲内を探したい場合には、その駅を地図の中心位置に移動させることで、その駅から1,200m以内が確認できる。この例では、地図195の中央部を中心とする円弧205を描画するようにしたが、カーソル200によって指定された地点を中心とする円弧205を描画するようにしてもよい。そのような方法によれば、特定の地点(例えば、駅)から所定の距離内に存在する物件を簡単に見つけだすことができる。
【0145】
以上は、図12のステップS59に示す「対応する処理」の一例である。このようにして所定の処理が終了すると、図12のステップS60の処理が実行される。
【0146】
ステップS60:クライアント装置12の基本制御モジュール51は、処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合にはステップS58に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。
【0147】
以上の処理によれば、画面180に表示されている地図195と、表示領域191に表示されている不動産情報とを参照することにより、顧客の要望に合致した物件を迅速に探し出すことが可能になる。
【0148】
また、条件を設定しながら検索を繰り返すことにより、顧客の要望に合致した物件を迅速かく確実に探し出すことが可能になる。
【0149】
つぎに、図11に示す画面140において、ボタン142が操作された場合の動作について説明する。
【0150】
図11に示す画面140においてボタン142が操作されると、クライアント装置12の基本制御モジュール51は、記憶部53に格納されている所定の情報を読み出し、ビデオ回路34に供給する。その結果、クライアント装置12の表示装置37には、図22に示すような画面230が表示される。
【0151】
この表示例では、画面230には、スクロールテキストボックス231,232およびボタン233,234が表示されている。スクロールテキストボックス231では、沿線名が一覧表示されており、その中かから「博多南線」が選択され、反転表示されている。スクロールテキストボックス232では、スクロールテキストボックス231で選択された「博多南線」の駅名が一覧表示されており、その中から「博多南線」が選択され、反転表示されている。なお、この場合においても、クライアント装置12の設置場所からその県内の鉄道路線がまずスクロールボックス231に表示されるようにしたり、まず、県名が表示されるようにしたりしてもよい。
【0152】
このようにして、沿線名および駅名が選択された後、ボタン233が操作されると、選択された沿線名および駅名に対応する地図データおよび不動産情報がサーバ装置10から取得され、図14に示す場合と同様の画面180が表示されることになる。なお、図14において所定の操作がなされた場合の動作は、前述の場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0153】
このように、沿線名および駅名を指定して物件を検索するようにすれば、例えば、通勤または通学の便宜を考えて物件を検索する場合において、最適な検索環境を提供することが可能になる。
【0154】
つぎに、図11に示す画面140において、ボタン144が操作された場合の動作について説明する。
【0155】
図11に示す画面140においてボタン144が操作されると、クライアント装置12の基本制御モジュール51は、記憶部53に格納されている所定の情報を読み出し、ビデオ回路34に供給する。その結果、クライアント装置12の表示装置37には、図23に示すような画面250が表示される。この場合も、クライアント装置12の設置場所を参照して、設置場所の県が中央に表示されるようにしたり、日本の首都である東京都が中心に表示されるようにしたりしてもよい。
【0156】
この表示例では、画面250には、ボタン251、ボタン252a〜252c、ボタン253a〜253c、ボタン254、地図255、および矢印ボタン256〜263が表示されている。ここで、ボタン251は、図14に示すような画面180を表示させる場合に操作される。ボタン252a〜252cは、地図255を拡大表示する場合に操作され、ボタン252aは地図255を1段階毎に拡大表示し、ボタン252b,252cは地図255を、それぞれ2段階毎および3段階毎に拡大表示する。ボタン253a〜253cは、地図255を縮小表示する場合に操作され、ボタン253aは地図255を1段階毎に縮小表示し、ボタン253b,253cは地図255を、それぞれ2段階毎および3段階毎に縮小表示する。ボタン254は、図11に示す画面140に戻る場合に操作される。地図255は、所定の縮尺率を有する地図であり、この表示例では、九州の一部が表示されている。なお、最初に表示される地図は、上述のように、クライアント装置12の設置場所または当該取引業者の所在地に応じて設定可能としてもよい。
【0157】
矢印ボタン256〜263は、矢印の向いている方向に地図255をスクロールさせる場合に操作される。なお、これらのボタンが操作された場合には、図12に示すステップS54において取得され、記憶部53に格納されている隣接する地図が、その押圧される時間に応じて表示される。
【0158】
このように、地図255を表示し、その地図255を参照しながら目的とする物件を検索するようにすれば、広い地域から狭い地域に徐々に範囲を狭めるようにして、所望の物件を探すことが可能になるので、例えば、海の近くの物件を探す場合のように、所定のランドマークを手がかりとして、目的の物件を容易に探し出すことが可能になる。
【0159】
つぎに、図5に示す画面70において、ボタン72cが操作された場合の動作について説明する。
【0160】
図5に示す画面70においてボタン72cが操作されると、クライアント装置12の基本制御モジュール51は、記憶部53に格納されている所定の情報を読み出し、ビデオ回路34に供給する。その結果、クライアント装置12の表示装置37には、図24に示すような画面280が表示される。
【0161】
この表示例では、画面280には、ラジオボタン281〜283、テキストボックス284、およびボタン285〜287が表示されている。ここで、ラジオボタン281は、賃貸物に関する成約処理を実行する場合に選択される。ラジオボタン282は、売買物に関する成約処理を実行する場合に選択される。ラジオボタン283は、新築物に関する成約処理を実行する場合に選択される。テキストボックス284には、成約処理をしようとする物件の物件番号(図14の表示領域191の右端に表示されている番号)が入力される。ボタン285は、成約処理を実行する場合に操作される。ボタン286は、仮成約または削除をする場合に操作される。ボタン287は、入力された情報での仮成約等をキャンセルする場合に操作される。
【0162】
このような画面280において、所定の情報が入力された後、例えば、ボタン285が操作されると、クライアント装置12の基本制御モジュール51は、記憶部53に格納されている所定の情報を読み出し、ビデオ回路34に供給する。その結果、クライアント装置12の表示装置37には、図25に示すような画面300が表示される。
【0163】
この画面300では、物件番号欄301、物件名欄302、ラジオボックス303,305、テキストボックス304、ボタン306,307が表示されている。ここで、物件番号欄301には、図24に示すテキストボックス284に入力された物件番号が表示されている。物件名欄には、物件番号に対応する物件の名称が表示されている。ラジオボタン303,305は、成約または仮成約のいずれかを選択する。テキストボックス304は、成約の場合における金額および成約が成立した年月日が入力される。
【0164】
このような画面300において、例えば、ラジオボタン303が選択され、テキストボックス304に所定の情報が入力された後、ボタン306が操作されると、クライアント装置12からサーバ装置10に対して、物件番号、処理の内容(この例では、成約処理)、成約の内容(テキストボックス304に入力された情報)が送信される。
【0165】
サーバ装置10では、送受信管理モジュール40がこれらの情報を受信し、基本制御モジュール41に受け渡す。基本制御モジュール41は、受信した情報を参照し、成約処理が要求されていることを認識し、DB管理モジュール42に命じて、不動産情報DB43の該当する不動産情報に対して成約が完了した旨の情報を付加するか、または、当該情報を削除する処理を実行する。その結果、当該不動産情報は、その後の検索においては検索結果として表示されることはない。なお、仮約定の場合には、不動産情報DB43の該当する不動産情報に対して仮成約が完了した旨の情報を付加するようにすればよい。
【0166】
以上の処理によれば、物件の検索だけではなく、検索の結果得られた物件に関する成約処理または仮成約処理を実行することが可能になる。また、成約事例の検索も可能とすることができる。
【0167】
なお、図5に示すボタン74aが操作された場合には、間取り図を作成するためのプログラムが起動され、種々のコンポーネントを配置することにより、間取り図を作成することができる。このようにして作成された間取り図は、例えば、間取り図を示す画像として不動産情報に付加することができる。
【0168】
また、図5に示すボタン74bが操作された場合には、所定の物件の不動産情報および図面を取り込んだ物件案内書を作成することができる。このようにして作成された物件案内書は、クライアント装置12に接続されている図示せぬプリンタによってプリントアウトすることにより、取引業者を訪れる顧客に呈示する資料とすることができる。
【0169】
また、図5に示す、ボタン74cが操作された場合には、所定の物件の不動産情報および図面を取り込んだ折り込みチラシを作成することができる。このようにして作成された折り込みチラシは、クライアント装置12に接続されている図示せぬプリンタによってプリントアウトすることにより、顧客に対して宣伝を目的に配布することができる。
【0170】
また、図5に示す、ボタン72bが操作されて、物件変更がなされた場合、修正部分が赤く表示され、他の表示色(この実施の形態では黒色)と違う色となり、修正部分がはっきりと把握できるようにされている。この状態でOKとすると、その修正部分が新たに記録される。例えば、図10の画面120で、所在地を修正した場合、表示領域191中の住所部分が修正された部分が赤色表示される。
【0171】
さらに、この実施の形態では、クライアント装置12からログインするときは、登録時に入力されたまたは付与された会員IDとパスワードを入力する必要があり、これらの入力によって、アクセスしてきた者の住所等の情報を知ることができる。加えて、この実施の形態では、アクセスしてきたクライアント装置12自体を特定するようにしている。すなわち、サーバ装置10にアクセスできるマシンを限定している。このようにすることにより、セキュリティの確保と課金管理の確実性を担保している。しかしながら、多くの者に情報を公開する目的で、アクセスしてくるマシンを限定しないようにすることも可能である。
【0172】
また、この実施の形態では、縮小率が1/500という極めて拡大表示された地図、すなわち、通常の不動産取扱業者が使用している地図を最も拡大したものとして使用しているので、場所の特定等の面で極めて有利となる。なお、必要によって1/300または1/100というさらに拡大した地図を用いるようにしてもよい。
【0173】
以上に説明したように、本発明の実施の形態に係る不動産情報提供システムによれば、サーバ装置10に登録されている不動産情報を複数の取引業者で共有することにより、情報の共有化を図って情報の収集および管理に係るコストを削減することができる。また、顧客にとっては、一の取引業者が扱う情報量が増えるので、不動産の選択の幅が広がるというメリットがある。
【0174】
また、以上の実施の形態では、図14に示すように、マーカが表示された地図195と不動産情報とを同一の画面上に表示するようにしたので、不動産の所在地とその内容に関する情報を簡単に得ることが可能になる。
【0175】
また、以上の実施の形態では、図14に示すように、チェックボックス181等において検索条件を設定して、直ちに検索を行うことができるので、条件に応じて不動産を絞り込むことが可能になることから、所望の不動産を迅速に見つけだすことが可能になる。
【0176】
また、以上の実施の形態では、図21に示すように、所定の地点を中心として表示される円弧マーカ205により、不動産の所在地と、所定のランドマークとの位置関係を簡単に知ることが可能になる。
【0177】
また、以上の実施の形態では、図16に示すように、中心となる地図210を最初にサーバ装置10からダウンロードして表示した後に、隣接する領域の地図211〜218をダウンロードするようにしたので、表示を迅速に行うとともに、地図の表示領域が移動された場合であっても直ちに対応することができる。
【0178】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能である。例えば、以上の実施の形態では、賃貸物件を例に挙げて説明を行ったが、これ以外にも売買物件、および新築物件を検索の対象とすることが可能である。
【0179】
また、以上の実施の形態では、会員登録については、クライアント装置11から行うようにしたが、他のクライアント装置12〜14から行ったり、サーバ装置10から直接行うことも可能である。
【0180】
また、以上の実施の形態では、クライアント装置12からサーバ装置10に対して閲覧要求を行う場合を例に挙げて説明したが、他のクライアント装置11,13,14からサーバ装置10に対して閲覧要求を行うことが可能であることはいうまでもない。
【0181】
また、以上の実施の形態では、カーソル200によってマーカが指示された場合には、対応する不動産情報に下線が付されるようにしたが、例えば、カーソル200によってマーカが指示された場合には、対応する不動産情報の一部(例えば、賃料、駅からの距離、および、間取り等の情報)がポップアップ表示されるようにしてもよい。このような実施の形態によれば、表示領域191を設ける必要がなくなるので、その分だけ地図195を大きく表示できるようになり、視認性を向上させることができる。
【0182】
また、以上の実施の形態では、インターネット16を介して情報を伝送するようにしたが、例えば、専用回線または公衆網を用いて情報を伝送することも可能である。そのような方法によれば、セキュリティを高めることが可能になる。
【0183】
また、以上の実施の形態では、顧客の要求に応じて取引業者が不動産情報を閲覧するようにしたが、顧客がインターネット16等を介して直接不動産情報を閲覧できるようにしてもよい。なお、その場合には、不動産情報の公開対象として「一般」が選択されている情報のみを公開するようにすればよい。
【0184】
また、以上の実施の形態に示す、サーバ装置10およびクライアント装置12の処理の分担は、一例であり、これ以外の分担方法も可能である。一般的に、クライアント装置12〜14での処理の分担量を増加させると、サーバ装置10の分担量が減少し、逆に、サーバ装置10での処理の分担量を増加させると、クライアント装置12〜14での処理の分担量が減少する。したがって、使用目的等に応じて、処理の分担を適宜設定すればよい。
【0185】
また、上述の実施の形態では、クライアント装置12〜14を同一の機能を有する装置としたが、インストールするプログラムの一部を変えることで、取引業者自体が使用するクライアント装置と、個人の家に設置されていて一般ユーザがインターネット16を介してアクセスするクライアント装置の機能とを異なるものにしてもよい。例えば、一般ユーザが使用するクライアント装置では、地図モードを無くしたり、表示領域191からのみ詳細表示(図20参照)に飛ぶことができるようにしたりしてもよい。
【0186】
地図モードを無くすと、地図を上下左右や斜め等の方向へ動かすことができないが、データ速度の面で有利となり、コストを低減することができる。また、地図モードを付加すると、取引業者は顧客への説明(例えば、不動産の所在地の説明)が容易になるため、このシステムを導入する動機付けとなる。また、取引業者に対しては、地図上のマーカからと、表示領域191の一覧表のリストの両方から詳細表示(図20参照)へ飛ぶことができるようにすると、扱いが容易になるとともに、利便性が増し、このシステムを導入する動機付けとなる。
【0187】
なお、以上の処理機能を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MOなどがある。
【0188】
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0189】
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0190】
また、上述の実施の形態では、不動産情報を不動産の取引業者が取り扱う例を示したが、情報提供者が病院の情報を提供する場合、建設業者が自己もしくは他人が建設したビルおよびマンション等を特定する場合、宅配業者が一度宅配を行った場所もしくはこれから宅配を行う場所を特定する場合などにも本発明を適用することができる。すなわち、地図を必要とされる全ての分野において本実施例を適用することができる。
【0191】
【発明の効果】
本発明によれば、地図上において同時に複数の物件について個々の物件の位置を確認するとともに、条件を適宜設定して物件の絞り込みを簡易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る不動産情報提供システムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示す不動産情報提供システムを構成するサーバ装置およびクライアント装置の詳細な構成例を示す図である。
【図3】図1に示すサーバ装置が有する処理機能であって、図2に示すHDDに格納されているソフトウエアと、CPU、ROM、RAM、HDDが協働することにより実現される処理機能の一例を示す図である。
【図4】図1に示すクライアント装置が有する処理機能であって、図2に示すHDDに格納されているソフトウエアと、CPU、ROM、RAM、HDDが協働することにより実現される処理機能の一例を示す図である。
【図5】図1に示すクライアント装置において、不動産情報を閲覧するための所定のプログラムを起動した場合に表示装置に表示される画面の一例である。
【図6】図1に示す不動産情報提供システムに新たな取引業者を登録する際に実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図7】図6に示すフローチャートが実行された場合にクライアント装置の表示装置に表示される会員登録用の画面の一例である。
【図8】図1に示す不動産情報提供システムに新たな不動産情報を登録する際に実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図9】図8に示すフローチャートが実行された場合にクライアント装置の表示装置に表示される物件種類設定用の画面の一例である。
【図10】図8に示すフローチャートが実行された場合にクライアント装置の表示装置に表示される詳細情報入力用の画面の一例である。
【図11】図5に示す画面において、物件検索を行うためのボタンが操作された場合に、クライアント装置の表示装置に表示される画面の一例である。
【図12】図11に示す画面において、住所検索を行うためのボタンが操作された場合に、クライアント装置で実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図13】図12に示すフローチャートが実行された場合に、クライアント装置の表示装置に表示される住所選択用の画面の一例である。
【図14】図13に示す画面において、所定の項目が選択された場合に、クライアント装置の表示装置に表示される画面の一例である。
【図15】図13に示す画面において、所定の項目であって図14の場合よりも狭い地域が選択された場合に、クライアント装置の表示装置に表示される画面の一例である。
【図16】図12に示すフローチャートが実行された場合に、サーバ装置からクライアント装置に対して送信される地図データの送信順序を説明するための図である。
【図17】図14に示す画面において所定の条件が設定された後に、再度の検索が行われた場合に表示される画面の一例である。
【図18】図17に示す画面において所定のマーカがカーソルによって指示された場合の表示態様を示す表示例である。
【図19】図17に示す画面において所定の不動産情報がカーソルによって指示された場合の表示態様を示す表示例である。
【図20】図17に示す画面において所定のマーカまたは所定の不動産情報がカーソルによって指示された後、ダブルクリックがなされた場合に表示される画面の一例である。
【図21】図17に示す画面において、地図の中央部を中心とする円弧マーカを表示した場合の表示例である。
【図22】図11に示す画面において、沿線/駅検索用のボタンが操作された場合に表示される画面の一例である。
【図23】図11に示す画面において地図検索用のボタンが操作された場合に表示される画面の一例である。
【図24】図5に示す画面において成約処理用のボタンが操作された場合に表示される画面の一例である。
【図25】図24に示す画面において成約に関する所定の項目が選択された後に、成約用のボタンが操作された場合に表示される画面の一例である。
【符号の説明】
10 サーバ装置(不動産情報提供サーバ装置)
11 クライアント装置
12〜14 クライアント装置(不動産情報提供クライアント装置)
15 LAN
16 インターネット
40 送受信管理モジュール(送信手段)
41 基本制御モジュール
42 DB管理モジュール(取得手段)
43 不動産情報DB(不動産情報格納手段)
44 地図情報DB(地図情報格納手段)
45 会員情報DB
50 送受信管理モジュール(閲覧要求手段)
51 基本制御モジュール(表示手段、絞り込み手段、契約手段、登録手段、円弧描画手段)
52 記憶部制御モジュール
53 記憶部

Claims (18)

  1. クライアント装置からの要求に応じた不動産情報をサーバ装置が提供する不動産情報提供システムにおいて、
    上記クライアント装置は、
    所定の不動産に対する閲覧要求を上記サーバ装置に対して行う閲覧要求手段と、
    上記閲覧要求手段による要求の結果として上記サーバ装置から送られてきた不動産に関する情報である不動産情報と、上記不動産の所在地を含む地図情報とを表示する表示手段と、
    所定の条件を与えることにより上記不動産情報の候補を絞り込む絞り込み手段と、を有し、
    上記サーバ装置は、
    上記地図情報を格納する地図情報格納手段と、
    上記不動産情報を格納する不動産情報格納手段と、
    上記クライアント装置から所定の不動産情報の閲覧要求がなされた場合には、該当する不動産情報および地図情報を上記不動産情報格納手段および地図情報格納手段からそれぞれ取得する取得手段と、
    上記地図情報および上記不動産情報を、要求を行ったクライアント装置に送信する送信手段と、を有する、
    ことを特徴とする不動産情報提供システム。
  2. 前記不動産情報は、不動産の所在地を示す所在地情報と、不動産の属性を示す属性情報とを有し、
    前記表示手段は、前記所在地情報を参照して、前記地図情報上に、不動産の位置を示すマーカを表示するとともに、前記地図情報上に上記マーカが表示されている不動産に対応する上記属性情報を一覧表示する、
    ことを特徴とする請求項1記載の不動産情報提供システム。
  3. 前記表示手段は、前記マーカをポインティングデバイスで指示した場合には、対応する属性情報の表示態様を変化させ、前記属性情報をポインティングデバイスで指示した場合には、対応する前記マーカの表示態様を変化させる、ことを特徴とする請求項2記載の不動産情報提供システム。
  4. 前記属性情報は、当該不動産を扱う取引業者に関する情報を有していることを特徴とする請求項2記載の不動産情報提供システム。
  5. 前記取引業者を通じて不動産の売買契約または賃貸契約を行う契約手段をさらに有することを特徴とする請求項4記載の不動産情報提供システム。
  6. 前記取引業者に関する情報を前記サーバ装置に登録するための登録手段をさらに有することを特徴とする請求項4記載の不動産情報提供システム。
  7. 前記属性情報は、公開対象を指定するための情報を有しており、
    前記表示手段は、閲覧要求を行ったクライアント装置またはその所有者が公開対象となっていない場合には、不動産情報の表示を行わない、
    ことを特徴とする請求項2記載の不動産情報提供システム。
  8. 前記送信手段は、前記地図情報を送信する場合には、まず、クライアント装置の画面に表示される地図情報を送信し、つぎに、その隣接地域の地図情報を送信することを特徴とする請求項1記載の不動産情報提供システム。
  9. 前記地図情報の所定の地点を中心として、所定の半径の円弧を描画する円弧描画手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の不動産情報提供システム。
  10. 前記絞り込み手段は、絞り込みの条件として住所名の入力を受け、入力された住所名に応じた位置および縮尺の地図情報を表示するとともに、当該地図情報に含まれている不動産をマーカとして表示することを特徴とする請求項1記載の不動産情報提供システム。
  11. 前記絞り込み手段は、絞り込みの条件として路線名および駅名の入力を受け、入力された路線名および駅名に応じた位置および縮尺の地図情報を表示するとともに、当該地図情報に含まれている不動産をマーカとして表示することを特徴とする請求項1記載の不動産情報提供システム。
  12. 前記絞り込み手段は、絞り込みの条件として前記地図情報上において位置および範囲の入力を受け、入力された地図情報上の位置および範囲に応じた位置および縮尺の地図を表示するとともに、当該地図情報に含まれている不動産のマーカを表示することを特徴とする請求項1記載の不動産情報提供システム。
  13. 前記不動産情報を用いて、所定の不動産に関する広告を、印刷装置に印刷させる印刷手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の不動産情報提供システム。
  14. クライアント装置からの要求に応じた不動産情報をサーバ装置が提供する不動産情報提供方法において、
    上記クライアント装置は、
    所定の不動産に対する閲覧要求を上記サーバ装置に対して行う閲覧要求ステップと、
    上記閲覧要求ステップによる要求の結果として上記サーバ装置から送られてきた不動産に関する情報である不動産情報と、上記不動産の所在地を含む地図情報とを表示する表示ステップと、
    所定の条件を与えることにより上記不動産情報の候補を絞り込む絞り込みステップと、を有し、
    上記サーバ装置は、
    上記地図情報を格納する地図情報格納ステップと、
    上記不動産情報を格納する不動産情報格納ステップと、
    上記クライアント装置から所定の不動産情報の閲覧要求がなされた場合には、該当する不動産情報および地図情報を上記不動産情報格納ステップおよび地図情報格納ステップからそれぞれ取得する取得ステップと、
    上記地図情報および上記不動産情報を、要求を行ったクライアント装置に送信する送信ステップと、
    を有することを特徴とする不動産情報提供方法。
  15. クライアント装置からの要求に応じた不動産情報を提供する不動産情報提供サーバ装置において、
    上記地図情報を格納する地図情報格納手段と、
    上記不動産情報を格納する不動産情報格納手段と、
    上記クライアント装置から所定の不動産情報の閲覧要求がなされた場合には、該当する不動産情報および地図情報を上記不動産情報格納手段および地図情報格納手段からそれぞれ取得する取得手段と、
    上記地図情報および上記不動産情報を、要求を行ったクライアント装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする不動産情報提供サーバ装置。
  16. サーバ装置から送信された不動産情報を提供する不動産情報提供クライアント装置において、
    所定の不動産に対する閲覧要求を上記サーバ装置に対して行う閲覧要求手段と、
    上記閲覧要求手段による要求の結果として上記サーバ装置から送られてきた不動産に関する情報である不動産情報と、上記不動産の所在地を含む地図情報とを表示する表示手段と、
    所定の条件を与えることにより上記不動産情報の候補を絞り込む絞り込み手段と、
    を有することを特徴とする不動産情報提供クライアント装置。
  17. クライアント装置からの要求に応じた不動産情報を提供する不動産情報提供サーバ装置において実行されるコンピュータ読み取り可能なサーバ装置用プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    上記地図情報を格納する地図情報格納手段、
    上記不動産情報を格納する不動産情報格納手段、
    上記クライアント装置から所定の不動産情報の閲覧要求がなされた場合には、該当する不動産情報および地図情報を上記不動産情報格納手段および地図情報格納手段からそれぞれ取得する取得手段、
    上記地図情報および上記不動産情報を、要求を行ったクライアント装置に送信する送信手段、
    として機能させるコンピュータ読み取り可能なサーバ装置用プログラム。
  18. サーバ装置から送信された不動産情報を提供する不動産情報提供クライアント装置において実行されるコンピュータ読み取り可能なクライアント装置用プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    所定の不動産に対する閲覧要求を上記サーバ装置に対して行う閲覧要求手段、
    上記閲覧要求手段による要求の結果として上記サーバ装置から送られてきた不動産に関する情報である不動産情報と、上記不動産の所在地を含む地図情報とを表示する表示手段、
    所定の条件を与えることにより上記不動産情報の候補を絞り込む絞り込み手段、
    として機能させるコンピュータ読み取り可能なクライアント装置用プログラム。
JP2003124397A 2003-04-28 2003-04-28 不動産情報提供システム、不動産情報提供方法、不動産情報提供サーバ装置、不動産情報提供クライアント装置、サーバ装置用プログラム、およびクライアント装置用プログラム Pending JP2004326701A (ja)

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