JP2004325064A - 製氷機の製氷機構 - Google Patents

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Shinichi Nagasawa
伸一 長澤
Tadaharu Hosoki
忠治 細木
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Abstract

【課題】製氷水中の不純物濃度が高くなるのを抑制したもとで、製氷効率を向上する。
【解決手段】製氷水タンク54は、仕切板62で循環用タンク部58と滞留用タンク部60とに区分される。循環用タンク部58および滞留用タンク部60に貯留された製氷水は、連通孔64で相互に移動可能になっている。滞留用タンク部60の容量は、循環用タンク部58の容量より大きく設定される。滞留用タンク部60の上方はメカニカルベース52のガイド部52cで覆われ、製氷運転に際して冷却された未氷結水は、循環用タンク部58の上方で開口する開口部52dを介して循環用タンク部58にのみ回収される。
【選択図】図3

Description

この発明は、製氷機の製氷機構に関し、更に詳細には、例えば下向きに開口する多数の製氷小室に製氷水を下方から噴射供給して、角氷(氷塊)を連続的に製造する製氷機の製氷機構に関するものである。
下向きに開口する多数の製氷小室に製氷水を下方から噴射供給して、角氷(氷塊)を連続的に製造する噴射式自動製氷機が、喫茶店やレストラン等の施設その他の厨房において好適に使用されている。図10に示すように、この噴射式自動製氷機の製氷機構としては、所謂クローズドセルタイプの製氷機構10がある(例えば、特許文献1参照)。この製氷機構10は、貯蔵室内に水平に配置した製氷室(製氷部)12の下面に仕切板14が縦横に配設されて、下方に開口する製氷小室16が碁盤目状に多数画成されている。この製氷室12の上面には、図示しない冷凍系に連通する蒸発管18が密着的に蛇行配置され、製氷運転時に冷媒を循環させて前記製氷小室16を強制冷却するようになっている。また製氷室12の直下には、製氷水を貯留する製氷水タンク20を下方に一体的に備えた水皿22が、支軸(図示せず)により傾動可能に枢支されている。この水皿22および製氷水タンク20は、製氷運転時には水平に位置して前記製氷室12と平行に保持され、除氷運転時には水皿開閉機構(図示せず)により付勢されて、前記支軸を中心として傾動し、前記製氷小室16を開放するよう構成される。
前記水皿22には、製氷小室16の夫々の位置と対応して、噴水孔24および戻り孔(図示せず)が多数穿設される。また水皿22の下面には圧力室26から分岐した複数条の分配管28が設けられ、この分配管28は前記噴水孔24と連通している。前記製氷水タンク20の底部には、吸込管32を介してポンプモータ30が接続されると共に、該ポンプモータ30は、前記吸込管32を介して吸込んだ製氷水タンク20中の製氷水を吐出管34および圧力室26を介して分配管28に圧送し、各噴水孔24から対応の製氷小室16に噴射し得るよう構成されている。そして、製氷小室16で氷結するに至らなかった製氷水(未氷結水)は、前記戻り孔を介して製氷水タンク20に回収されて再循環に供されるようになっている。
前記製氷水タンク20の下方には、除氷運転時に傾動した該タンク20から放出される製氷水を回収する排水皿36が配設され、該排水皿36に回収した製氷水は、排水皿36に設けられた排水孔36aから機外に排出されるようになっている。そして、前記水皿22の上部には、給水管38の開口部が臨み、除氷運転に際し該給水管38から常温の水道水が水皿22に供給され、この水道水は、前記戻り孔を介して製氷水タンク20に回収されて次回の製氷水として使用される。また、製氷運転に際して必要となる製氷水量を超えた水道水(製氷水)は、水皿22の枢支側とは反対の端部(開放端)に設けた排出口40から前記排水皿36に排出するよう構成されている。
なお、図11に示すように、角氷の除氷に際し、水皿が傾動しない、所謂オープンセルタイプの製氷機構11では、製氷水タンク20内にオーバーフロー管42が設けられ、該管42を介して製氷運転に際して必要となる製氷水量を超えた水道水(製氷水)を排出するよう構成されている。すなわち、製氷水タンク20に貯留し得る製氷水の容量は、オーバーフロー管42の高さ位置により規定される。なお、図11に示す製氷機構11に関して、図10に示す製氷機構10と同じ機能を有する部材には同じ符号を付している。また図11において符号44は、各製氷小室16から剥離落下する角氷を、図示しない貯氷庫内に向けて案内する案内板を示す。
前述した構成に係る図10の製氷機構10の動作を簡単に説明する。前記製氷小室16を水皿22で閉成した状態で製氷運転を開始すると、前記蒸発管18に冷媒が循環して製氷小室16の強制冷却がなされる。また製氷水タンク20の製氷水が、ポンプモータ30により圧送され、分配管28および噴水孔24を介して製氷小室16に噴射供給され、その一部は該製氷小室16の内壁面で冷却され、層状に氷結し始める。また氷結し得なかった未氷結水は、水皿22の戻り孔を介して製氷水タンク20に回収される。製氷運転が進行して製氷小室16に角氷が生成されると、所要のセンサがこれを検知して除氷運転に切換える。
次いで、冷凍系に設けた弁が切換わって蒸発管18にホットガスが供給され、製氷小室16を加温すると共に、水皿開閉機構が作動して水皿22および製氷水タンク20を傾動させる。これにより製氷小室16が全開され、角氷が図示しない貯氷庫内に向けて放出される。なお、製氷水タンク20の傾動により、該タンク中の製氷水はタンク20の排出口40から放出され、前記排水皿36に落下して回収される。製氷小室16から角氷が放出されると、水皿開閉機構が逆作動して水皿22および製氷水タンク20を水平姿勢に復帰させ、製氷小室16を再び下方から閉成する。このとき製氷水タンク20は、先の製氷水放出により殆ど空になっているが、前記給水管38から水皿22に供給される水道水が、該水皿22の前記戻り孔を介して落下し、次第に水位が回復する。なお、製氷運転に際して必要とする製氷水量を超えて製氷水タンク20に貯留される水道水(製氷水)は、前記排出口40を介して前記排水皿36に排出される。
また、図11に示すオープンセルタイプの製氷機構11においては、製氷運転に際して前記蒸発管18により強制冷却されている各製氷小室16に対し、製氷水タンク20の製氷水が、ポンプモータ30により散水管43に圧送され、噴水孔24を介して噴射供給され、その一部は該製氷小室16の内壁面で冷却され、層状に氷結し始める。また氷結し得なかった未氷結水は、製氷水タンク20に回収される。製氷運転が完了して除氷運転に切換わると、蒸発管18にホットガスが供給され、製氷小室16を加温する。そして、各製氷小室16から剥離落下する角氷は、前記案内板44を介して貯氷庫内に放出される。除氷運転が完了して製氷運転に切換わると、前記給水管38から製氷水タンク20に水道水が所定量だけ給水される。
実開平6−28568号公報
クローズドセルまたはオープンセルタイプの製氷機構10,11においては、製氷水タンク20に貯留されている製氷水中に含まれる不純物濃度が高くなると、氷塊が白濁して見た目が悪くなったり、氷塊が早く溶けたり、あるいは貯氷庫内で氷塊同士が氷結し易くなる等の問題を生ずるため、該タンク20内には製氷に必要とされる水量より多くの製氷水を貯留し、不純物濃度が高くなるのを抑制している。また、製氷運転の完了時に製氷水タンク20内に残留している製氷水については、その全てを廃棄するか、または新たな製氷水を供給して希釈することで、製氷水の不純物濃度が高くならないようにしている。
このため、前回の製氷運転により冷却された製氷水は有効に利用できず、エネルギーロスが大きかった。また、次の製氷運転に際して製氷水タンク20内に貯留されている製氷水の温度は常温となってしまうため、製氷運転により製氷水タンク20内の多量の製氷水を冷却するのに時間が掛かり、製氷サイクルが長くなって、製氷効率の向上を図り得ない難点が指摘される。
この発明は、従来の技術に係る製氷機の製氷機構に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、製氷水中の不純物濃度が高くなるのを抑制したもとで、製氷効率を向上し得る製氷機の製氷機構を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所定の目的を達成するため、本発明に係る製氷機の製氷機構は、
蒸発管により冷却される製氷部に、その下方に配設された製氷水タンクに貯留されている製氷水をポンプモータを介して供給し、該製氷部で氷結しなかった製氷水を前記製氷水タンクに回収して再循環に供するよう構成した製氷機において、
前記製氷水タンクは、前記ポンプモータが接続する循環用タンク部と、この循環用タンク部より大きな容量に設定した滞留用タンク部とを連通して構成され、
前記製氷水タンクの上方に、前記製氷部で氷結しなかった製氷水を前記循環用タンク部にのみ案内するガイド手段を設けたことを特徴とする。
本発明に係る製氷機の製氷機構によれば、製氷水タンクを循環用タンク部と滞留用タンク部とに区分すると共に、製氷運転に際して冷却された未氷結水を、滞留用タンク部には直接流入させず、循環用タンク部にだけ流入するよう構成したので、短時間で製氷水を冷却することができ、製氷効率を向上し得る。しかも、両タンク部に貯留される製氷水により、不純物濃度が高くなるのは抑制される。また、製氷運転に際して主に循環される循環用タンク部内の製氷水の過冷却を、滞留用タンク部に貯留した温度の高い製氷水により防止することができ、綿氷の発生を抑制し得る。更に、滞留用タンク部に給水することで、前回の製氷運転により冷却された循環用タンク部内の製氷水を有効利用することができ、エネルギーロスを抑制すると共に、次回の製氷に掛かる時間を短縮して、製氷に必要とされる消費電力を低減し、製氷効率を高めることが可能となる。
また、製氷水タンクから余剰の製氷水を排出する排出孔を滞留用タンク部に設けることで、未氷結水の流下に伴う製氷水タンク内の製氷水の過剰な流出を防止し、節水することができる。
前記ガイド手段を、ポンプモータの吸込口の上方を覆うよう延在させることで、ガイド手段に案内されて循環用タンク部に流入する未氷結水による製氷水の波立ちの影響を吸込口が受け難くなる。すなわち、ポンプモータにより吸込口から製氷水を吸込む際に、空気の噛み込みが防止されるので、製氷水を製氷部に安定して供給できる利点がある。また、ガイド手段の上面の摩擦抵抗を大ならしめる処理を施すことで、このガイド手段の上面を流下する綿氷が循環用タンク部に流入するのを抑制し、綿氷による製氷不良等の問題を回避し得る。前記ガイド手段は、製氷水タンクに傾動自在に支持され、製氷水タンクの下方傾動時に、該ガイド手段は排出孔に近接する側の端部を製氷水タンクの底面に対して離間するよう構成することで、ガイド手段における排出孔に近接する側の端部が、製氷残水の排出時に製氷水タンクの底面から大きく離間して、製氷水タンク中の製氷残水の排出を促進することができる。
更に、滞留用タンク部にポンプモータの上方を覆うカバー部を設けたから、該ポンプモータに水が掛かって故障等が発生するのを防止できる。しかも、カバー部は別部材ではないから、部品点数や組付け工数を減らすことができ、コストを低減し得る。
次に、本発明に係る製氷機の製氷機構につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、図10または図11に示した製氷機の製氷機構の構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。実施例1では、オープンセルタイプの製氷機構について説明するが、これに限定されず、水皿を駆動機構で製氷室に対して傾動して、製氷運転に際し、該製氷室を閉成するように構成したクローズドセルタイプ、あるいは製氷板の表面に製氷水を流下する流下式等の製氷機構であってもよい。また、製氷される氷の形状に関しては、角状に限定されないのは勿論である。
(概要)
図1に示すように、実施例1に係る製氷機の製氷機構50は、箱状のメカニカルベース52の上部に取付けられた下向きに開口する多数の製氷小室16を画成した製氷室(製氷部)12と、各製氷小室16に対応して穿設した噴水孔24を有する水皿22と、この水皿22の下方に設けられ、所定量の製氷水が貯留されると共に、後述する未氷結水を回収する製氷水タンク54とから構成されている。前記製氷室12の上面には、図示しない冷凍系に連通する蒸発管18が密着的に蛇行配置され、製氷運転時に冷媒を循環させて前記製氷小室16を強制冷却し、製氷完了後にはホットガスにより該製氷小室16を加温して角氷(氷塊)46の脱氷を促すようになっている。そして、前記メカニカルベース52の側壁の一面には、角氷46の排出口となる上端部を軸支されたシャッタ56が配設され、通常は重力により垂れ下がって閉じられている。前記製氷水タンク54に貯留された製氷水を噴水孔24に向けて圧送するポンプモータ30は、該製氷水タンク54の一方の短辺側であって、後述する滞留用タンク部60の下方に近接して配設されている。前記ポンプモータ30は、その吸込管32が後述する循環用タンク部58の吸込口58aに接続されると共に、吐出管34が水皿22に接続されており、該モータ30を駆動することで、吸込管32を介して吸込んだ製氷水を水皿22に圧送するよう構成される。また、水道水(製氷水)を製氷水タンク54に補充する給水管38は、図3に示す如く、その給水口38bが滞留用タンク部60の上方内側に臨むようになっており、該給水管38に介挿したウォータバルブ38aを開放することで水道水が給水されるようになっている。
(製氷水タンク)
前記製氷水タンク54は、図1〜図3に示すように、メカニカルベース52の下方に配設される上方が開口した平面視において長方形状の箱体であって、合成樹脂の成型品等が採用される。前記製氷水タンク54の内部は、長辺方向に亘って延在する仕切板62によって、循環用タンク部58と滞留用タンク部60とに区分されている。この製氷水タンク54の上端縁部54aの開口寸法は、メカニカルベース52の下部52aを内挿可能な大きさに設定される。また、前記循環用タンク部58と滞留用タンク部60とは、連通孔64により相互に連通している。この連通孔64は、前記製氷水タンク54における一方の短辺側(ポンプモータ30の配設側)であって、前記仕切板62の底部に近接する位置に開設されている(図2参照)。
(循環用タンク部)
前記循環用タンク部58は、その内部が比較的浅く設定された上段部58bと、該上段部58bより深く設定され、製氷水を貯留する循環部58cとから形成されている。そして前記循環部58cの最底部における前記ポンプモータ30が設置されている側面に、該ポンプモータ30に接続する吸込口58aが設けてある。また循環部58cは、前記吸込口58aに向けて下がるように傾斜が設けられ、貯留された製氷水が、該吸込口58aに導かれるように構成されている。更に、循環用タンク部58の容量は、製氷水の循環に必要な水量に設定される。すなわち、製氷運転に際し、ポンプモータ30の能力、前記製氷小室16での製氷速度および供給用の配管や水皿22等の循環経路を循環する水量等に鑑み、製氷水の不足によりポンプモータ30に空気が吸込まれることのない容量に設定される。
(滞留用タンク部)
前記循環用タンク部58と連通孔64を介して連通する滞留用タンク部60は、循環用タンク部58より大きな容量に設定され、その内部は比較的浅く設定された上段部60aと、該上段部60aより深く設定され、製氷水を貯留する滞留部60bとから形成されている。前記滞留部60bは、仕切板62に開設された連通孔64に向けて下がるように傾斜が設けられ、貯留された製氷水が該連通孔64に向けて導かれるように構成される。また前記上段部60aには、ポンプモータ30側の短辺に近接した位置に、余剰水を排出する排出孔66が開設されている。すなわち、滞留用タンク部60の貯留部60bおよび循環用タンク部58の循環部58cの容量が、製氷水タンク54に貯留し得る製氷水の最大貯水量となる。前記排出孔66は下方に延出し、その排水口66aの下方には、該排出孔66から排出される余剰水を受ける位置に排水皿68が上方に開口して配設されている。この排水皿68の底部には、排出口68aが設けられ、この排出口68aに接続された配管70を介して、機外に余剰水を排出するよう構成される。また、滞留用タンク部60の前記上段部60aには、排出孔66より外方に更にポンプモータ30側に延出し、このポンプモータ30の上方を覆うカバー部72が一体に形成されている。
なお、前記製氷水タンク54の全体に貯留される製氷水の量、すなわち滞留用タンク部60および循環用タンク部58に貯留される量は、製氷運転に際して製氷水中の不純物濃度が高くなって前述した不都合が発生するのを抑制し得る値に設定されている。
(メカニカルベース)
前記メカニカルベース52は、内部に製氷室12および水皿22を配設可能な大きさに設定された箱状の合成樹脂の成型品等であって、その上端部52bは開放されると共に、その縁部はフランジ状に折曲されている(図1参照)。このメカニカルベース52の下部52aは、下方に設置される前記製氷水タンク54の上端縁部54aに内挿可能な大きさに設定されている。また、メカニカルベース52の底部には、前記水皿22の下方に位置し、前記滞留用タンク部60の上方を全面的に覆うガイド手段としてのガイド部52cが設けられると共に、循環用タンク部58の上方において開放された開口部52dが形成されている。前記ガイド部52cには、メカニカルベース52の長辺側の一方の側壁から循環用タンク部58に臨む先端部(開口部52dの端縁)に向けて、下方に向かう傾斜が設けられている。そして、前記開口部52dは、循環用タンク部58における循環部58cの上方に位置するように設定される。また、短辺方向に亘り傾斜して配設される水皿22の傾斜下端部側に臨むメカニカルベース52における長辺側の側壁(循環用タンク部58側)には、上端部を支軸56aで軸支されたシャッタ56が揺動自在に配設され、通常は重力により垂れ下がって閉成されている(図3参照)。更に、箱状のメカニカルベース52のコーナー部分がなす角は、すべて丸みを持たせるように形成されている。
〔実施例1の作用〕
次に、実施例1に係る製氷機の製氷機構の作用について説明する。先ず、実施例1の製氷機構における製氷工程について、図3を参照して簡単に説明する。製氷運転を開始すると、前記蒸発管18に冷媒が循環して製氷小室16の強制冷却がなされる。また製氷水タンク54の製氷水が、ポンプモータ30により水皿22に圧送され、各噴水孔24を介して各製氷小室16に噴射供給され、その一部は該製氷小室16の内壁面で冷却され、層状に氷結し始める。図3(a)に示すように、氷結し得なかった未氷結水は、水皿22の戻り孔を介して、該水皿22の下方に位置するメカニカルベース52のガイド部52cに滴下し、該ガイド部52cを流下して開口部52dから循環用タンク部58に滴下回収される。すなわち、製氷運転に際して製氷小室16で氷結することなく滴下する未氷結水は、ガイド部52cおよび開口部52dを介して循環用タンク部58にのみ回収されるようになっている。そして、製氷運転が進行して製氷小室16に角氷46が生成されると、所要のセンサがこれを検知して除氷運転に切換える。
次いで、冷凍系に設けた弁が切換わって蒸発管18にホットガスが供給され、製氷小室16を加温する。これにより製氷小室16から角氷46が離脱し、該角氷46は、傾斜を付けて配設された水皿22上に落下して斜め下方に滑り、メカニカルベース52の側壁に設けられたシャッタ56を押し開いてメカニカルベース内から図示されない貯氷庫に送り出される(図3(b)参照)。製氷小室16から角氷46が放出されると、シャッタ56は重力により元の姿勢に復帰し、メカニカルベース52の側壁を再び閉成する。このとき製氷水タンク20には、先の製氷運転により減った分の製氷水(水道水)が、給水管38から滞留用タンク部60に供給され、次第に水位が回復して次の製氷運転に備えて待機する。なお、製氷運転に際して必要とする製氷水量を超えて製氷水タンク54に貯留される水道水(製氷水)は、滞留用タンク部60の上段部60aに設けられた前記排出孔66を介して前記排水皿68に排出される。
実施例1に係る製氷機構50は、製氷水タンク54を循環用タンク部58と滞留用タンク部60とに区分すると共に、製氷運転に際し、冷却された未氷結水は、滞留用タンク部60には直接流入させず、循環用タンク部58にだけ流入するよう構成している。すなわち、製氷運転に際しては、主に循環用タンク部58に貯留されている製氷水が循環して冷却されるから、短時間で製氷水の温度が低下して、製氷効率を向上することができる。しかも、製氷水タンク54の全体に貯留されている製氷水の量は、製氷水中の不純物濃度が高くなるのを抑制し得る値に設定されているから、角氷46が白濁したり早く溶ける等の不都合の発生は防止される。
また、循環用タンク部58の容量は、製氷運転に際し、ポンプモータ30に空気が吸込まれない程度であって、従来の製氷機構において対応する製氷水タンク全体の容量より小さく設定される。すなわち、循環用タンク部58内の製氷水は、該タンク部58の容量を小さく設定することで流速が速くなり、製氷運転時には常に製氷水が、循環用タンク部58内を循環しているので綿氷の発生が抑制される。更に、製氷水の流速を速く設定することで、1回の製氷運転で必要とされる製氷水の総量を減らすことが可能である。なお、前記循環用タンク部58の容量を低減することで、製氷水タンク54全体の容量も低減され、この製氷水タンク54を小型化することができる。
前記循環用タンク部58の容量より大きな容量に設定された滞留用タンク部60には、製氷運転に際して冷却された未氷結水が、該滞留用タンク部60の上方を覆う前記メカニカルベース52のガイド部52cにより直接流入しないように構成されている。すなわち、前記滞留用タンク部60内の製氷水は、給水された水道水の温度からゆっくりと冷却されるが、前記循環用タンク部58内の製氷水の温度よりは高く維持される。従って、製氷小室16における氷の成長による製氷水の減少に伴い、連通孔64を介して滞留用タンク部60から循環用タンク部58に供給される比較的温度の高い製氷水により、循環用タンク部58内の製氷水が過冷却状態になることを防止することで、綿氷の発生を抑制することができる。また、前記仕切板62の連通孔64は、循環用タンク部58に設けられたポンプモータ30の吸込口58aに近接して設けられているので、ポンプモータ30、配管32,34や噴水孔24等で発生した綿氷を、滞留用タンク部60内より供給される比較的温度の高い製氷水により融解することができる。
前記製氷水タンク54における循環用タンク部58の容量と滞留用タンク部60の容量の比率を変化させることで、該循環用タンク部58の流速および未氷結水と循環用タンク部58内に貯留されている製氷水の熱交換率を調整することができる。すなわち、前記製氷水タンク54における滞留用タンク部60の容量比を大きくすることで、循環用タンク部58の流速が速くなると共に、未氷結水との熱交換率が高くなり、製氷水は短時間で冷却状態となって製氷効率を上げることができる。但し、容量比の変更によってのみ製氷効率を高くすると、外気温等の条件により綿氷が発生し易くなるおそれがある。そこで、仕切板62に設けられた連通孔64の開口面積を増減することで、滞留用タンク部60から循環用タンク部58へ流入する製氷水の量を調整し、該循環用タンク部58の製氷水(未氷結水)との混合割合を変えることで、綿氷の発生を防止し得る。すなわち、前記連通孔64の開口面積を大きくすると、滞留用タンク部60と循環用タンク部58との対流が促されると共に、滞留用タンク部60の比較的温度の高い製氷水と、循環用タンク部58の過冷却された製氷水が熱交換され、綿氷の発生が抑制される。従って、前記連通孔64の開口面積を増減できるように、堰板等を設けることで調整できるように構成してもよい。また、製氷水タンク54を構成する循環用タンク部58と滞留用タンク部60とを独立して設け、双方を連通配管等で接続する構成も採用可能である。
前記製氷運転に際し、未氷結水により冷却された循環用タンク部58内の製氷水と、滞留用タンク部60内の製氷水は、連通孔64を介して熱交換され、滞留用タンク部60内の製氷水も冷却されていく。そして、製氷完了後、製氷水タンク54内の製氷水の量が減るので、製氷水の補充が必要となる。この場合に実施例1の製氷機構50では、給水管38の給水口38bを滞留用タンク部60の内側に臨ませ、滞留用タンク部60に水道水を供給するようにしているので、冷却された循環用タンク部58内の製氷水は、希釈されても優先的に循環用タンク部58内に残る。そして、滞留用タンク部60内の製氷水は、供給された水道水により、循環用タンク部58内の製氷水と比較して温度が高くなる。すなわち、給水により循環用タンク部58内の製氷水の温度上昇を最低限にして、前回の製氷運転で冷却された低温度の製氷水を有効利用することで、エネルギーロスを低減し得ると共に、製氷効率を向上することができる。更に、滞留用タンク部60内の製氷水を比較的温度の高い状態に維持することで、前述したように綿氷の融解を促進することが可能である。
前記製氷水タンク54内の余剰の製氷水を排出する排出孔66は、前記メカニカルベース52のガイド部52cで上方を覆われている滞留用タンク部60に設けてあるから、製氷小室16で氷結しなかった未氷結水が製氷水面上に滴下することで生ずる水面の波立ちによる、余分な製氷水の排出は防止できる。また、未氷結水が流下する循環用タンク部58と滞留用タンク部60の間は仕切板62により区画されているので、循環用タンク部58における製氷水の水面における波立ちの影響を滞留用タンク部60は受けない。また、前記排出孔66は滞留部60bより一段上がった上段部60aに設けられ、更にその外縁部(製氷水タンク54の上端縁部54a)は上方に延出されているので、排出孔66から排出できない程の多量の水が短時間に供給された場合には、該上端縁部54aが堰となり、外部への水の流出を防止し得る。更に、メカニカルベース52の下部52aが前記製氷水タンク54に内挿されるように構成されているので、未氷結水の流下による製氷水の外部への飛散は、該メカニカルベース52の側壁に阻まれて防止される。
前記製氷室12や水皿22はメカニカルベース52で覆われていおり、該メカニカルベース52の内部で発生した結露水等は、底部のガイド部52cに案内され、開口部52dから循環用タンク部58に回収される。一方、メカニカルベース52の内部と貯氷庫との温度差により、このメカニカルベース52の外部に結露水が付着するが、該ベース52の下部は製氷水タンク54に内挿されているから、該結露水はメカニカルベース52の外壁面を伝って製氷水タンク54に回収される。前記メカニカルベース52のコーナー部分は、全て丸く形成されているので、結露水は外壁面に沿って流下し、下方の貯氷庫に落下し難い。更に、前記滞留用タンク部60の上段部60aには、ポンプモータ30の上方を覆うカバー部72が形成されている。従って、ポンプモータ30の上方に配設されたウォータバルブ38aや配管系等が破損等して水漏れが発生しても、前記カバー部72により滴下する水が受けられ、該ポンプモータ30に水が掛かることはない。なお、カバー部72で受けた結露水等は、前記排出孔66から排出される。前記カバー部72は、製氷水を貯留する滞留用タンク部60の滞留部60bより上方に位置する上段部60aを延出して形成されているので、カバー部72が破損してもポンプモータ30に製氷水が掛かることはない。
実施例1では、オープンセルタイプの製氷機構50に対して、製氷水タンク54として、該製氷水タンク54の内部を循環用タンク部58および滞留用タンク部60に区分し、製氷室(製氷部)12で氷結しなかった製氷水を循環用タンク部58にのみ案内するガイド部(ガイド手段)52cを設けた構成を適用したが、図5〜図9に示す実施例2ではクローズドセルタイプの製氷機構80に対して、製氷水タンク82として、該製氷水タンク82の内部を循環用タンク部84および滞留用タンク部86に区分し、製氷室(製氷部)12で氷結しなかった製氷水を循環用タンク部84にのみ案内するガイド部(ガイド手段)90を設けた構成を適用した場合について説明する。なお、実施例2の製氷機構80の基本的な構成は、図10を参照して説明したクローズセルタイプの製氷機構10と略同一であるので、説明の便宜上、同一の構成要素については同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。
(概要)
図5に示すように、クローズドセルタイプの製氷機構80は、貯蔵室内に水平に配置した製氷室12の下方に開口する製氷小室16を、製氷水を貯留する製氷水タンク82を下方に一体的に備えた水皿22で開閉自在に閉成するよう構成される。前記水皿22は、支軸23により片持式に傾動可能に枢支され、図示しない水皿傾動機構により付勢されて、該支軸23を中心として上下に傾動して前記製氷小室16を下方から閉成する閉成位置(図5参照)と、製氷室12から離間するよう下方に傾動して製氷小室16を開放する開放位置(図6参照)との間を移動するよう構成される。
(水皿)
前記水皿22は、前記製氷室12の下面を覆い得る大きさに設定され、前記製氷小室16の夫々の位置と対応して、噴水孔24および戻り孔25が多数穿設され、該噴水孔24を介して、ポンプモータ30の駆動により製氷水タンク82から吸込まれた製氷水を対応する製氷小室16へ向けて噴射するようになっている。また、前記戻り孔25は、前記水皿22の上面から該水皿22の下方に設けた製氷水タンク82に臨んで連通し、該水皿22上に流下した製氷小室16で氷結するに至らなかった製氷水(未氷結水)を製氷水タンク82へ導くようになっている。
(製氷水タンク)
前記水皿22の下方に、該水皿22と一体的に設けた製氷水タンク82は、所要深さの箱体であって、その底部近傍に吸込口84aが設けられ、該吸込口84aに吸込管32を介してポンプモータ30が接続される。前記製氷水タンク82は、前記吸込口84aが設けられる部位が他の底面から一段下がって最も深い最底部となっており、他の底面は該製氷水タンク82の側壁部から該最底部に向かうにつれて下方傾斜して、製氷水タンク82に貯留された製氷水が吸込口84aに案内されるようになっている。そして、前記製氷水タンク82の下方には、除氷運転時に傾動した製氷水タンク82から放出される製氷残水や該製氷水タンク82に供給された水道水(製氷水)の余剰水等を回収する排水皿36が配設され、該排水皿36に回収した製氷水は、排水皿36に設けられた排水孔36aから機外に排出されるようになっている。
図8に示すように、前記製氷水タンク82の内部には、前記水皿22における支軸23の軸方向に沿って延在するよう配設された仕切板88によって区分された循環用タンク部84と滞留用タンク部86とが画成されている。すなわち、前記循環用タンク部84と滞留用タンク部86とは、前記支軸23の軸方向に直交する方向に並んで位置し、前記吸込口84aは循環用タンク部84側に開口している。また、前記循環用タンク部84と滞留用タンク部86とは、前記仕切板88の底部に近接する位置に開設された連通孔92により相互に連通し、該連通孔92は前記吸込口84aに近接配置されている。ここで、前記仕切板88は、前記製氷水タンク82の最底部を横切って配置されているので、前記連通孔92は最底部に位置している。なお、前記仕切板88は、前記製氷水タンク82に貯留される製氷水の最高貯留水位より、その上端が高くなるよう設定してある。
(循環用タンク部)
前記循環用タンク部84は、前記製氷水タンク82における前記支軸23側に位置して、前記滞留用タンク部86より容量が小さくなるよう設定されている。但し、循環用タンク部84の容量は、製氷運転に際し、ポンプモータ30の能力、前記製氷小室16での製氷速度および供給用の配管32,34や水皿22等の循環経路を循環する水量(製氷水の循環に必要な水量)に鑑み、製氷水の不足によりポンプモータ30に空気が吸込まれることのない値に設定され、製氷運転に際して常に循環用タンク部84に製氷水が対流するようになっている。なお、前記ポンプモータ30の吸込口84aは、循環用タンク部84に対応する製氷水タンク82のポンプモータ30が設置されている側面に設けられている。
(滞留用タンク部)
前記循環用タンク部84と連通孔92を介して連通する滞留用タンク部86は、前記製氷水タンク82の開放端側(軸支部側とは反対側で開放位置に臨んだ際に下端となる側)に位置し、該循環用タンク部84より大きな容量に設定される。前記滞留用タンク部86は、その底面が仕切板88に開設された連通孔92に向けて下がるように傾斜し、貯留された製氷水が該連通孔92に向けて導かれるように構成される。また、前記滞留用タンク部86には、前記製氷水タンク82の開放端側である傾斜上端部に排出孔94が開設されている。実施例2の製氷機構80では、除氷運転が完了して製氷運転に移行する際に、給水管38から常温の水道水が前記滞留用タンク部86に供給され、製氷運転に際して必要となる製氷水量を超えた水道水(製氷水)は、前記排出孔94から前記排水皿36に排出される。すなわち、前記排出孔94の位置により製氷水タンク82に貯留される製氷水の量が規定される。そして、除氷運転において、前記水皿22と一体的に傾動した製氷水タンク82内の製氷残水が、排出孔94を介して下方に位置する排水皿36に排出されるよう構成される。
(ガイド部)
図7または図9に示すように、前記製氷水タンク82の内部には、前記滞留用タンク部86の上方を少なくとも覆うように延在するガイド部90が着脱自在に配設されている。このガイド部90は、例えば合成樹脂製の板状体であって、前記仕切板88に載置され、滞留用タンク部86の上方だけでなく、前記循環用タンク部84の上方に延在して、該循環用タンク部84に開口する吸込口84aの上方を覆うようになっている。前記ガイド部90は、その前記循環用タンク部84に臨む端部を除く他の端部に、該ガイド部90の上面から立上がる案内壁90aが形成される(図8参照)。また、前記ガイド部90における製氷水タンク82の開放端側に対応する端部(排出孔94に近接する側の端部)には、その下面から延出する下垂部90bが設けられ、この下垂部90bの下端が前記滞留用タンク部86の底面に当接することで、該ガイド部90における開放端側の端部が該底面から一定間隔離間して、該開放端側から支軸23側に向かうにつれて下方傾斜した状態で該ガイド部90が保持される。なお、前記下垂部90bには、余剰水や製氷残水が排出される放出口90cが切欠き形成されている。
前記ガイド部90の前記循環用タンク部84に臨む端部は、該循環用タンク部84に貯留される製氷水の水位が浅い部位(循環用タンク部84の傾斜した底面における上端側)の上方に臨み、該ガイド部90を伝って循環用タンク部84に案内された未氷結水の流下位置が、前記吸込口84aから離間した位置になるよう構成される。ここで、前記ガイド部90の前記循環用タンク部84に臨む端部は、前記製氷水タンク82における支軸23側の側壁に近接して、該ガイド部90の端部と側壁との隙間が狭くなるので、該ガイド部90の循環用タンク部84に臨む端部には、複数の流下口90dが凹設されている。すなわち、前記水皿22の戻り孔25を介して製氷水タンク82に滴下した未氷結水は、該水皿22の裏面に臨むガイド部90により、前記循環用タンク部84に案内され、前記滞留用タンク部86には直接流下しないようになっている。
また、前記ガイド部90の上面には、摩擦抵抗を大ならしめるような表面処理(加工)が施してある。実施例2では、前記ガイド部90の上面にサンドペーパー等の研削具で傷を付けることで、未氷結水の流下方向に直交する方向(支軸23の軸方向と同一方向)に延在する細かい筋状の凹凸90eを設け、該ガイド部90の上面を流下する綿氷等を捕捉するよう構成してある(図9参照)。
前記ガイド部90は、前記仕切板88に載置すると共に、前記下垂部90bを滞留用タンク部86の底面に当接させて、常には循環用タンク部84に臨む端部が傾斜下端となる下方傾斜した状態で保持されている(図5参照)。そしてガイド部90は、前記仕切板88を支点として、前記下垂部90b(製氷水タンク82の開放端側に対応する端部)が滞留用タンク部86の底面から離間する方向(上方)および近接する方向(下方)に移動し得るように構成される。すなわちガイド部90は、前記水皿22と一体的に製氷水タンク82が下方(開放方向)へ傾動した際に、滞留用タンク部86内の製氷残水等によって、前記仕切板88を支点として、該ガイド部90における開放端側の端部が上方へ向けて傾動して、前記下垂部90bが滞留用タンク部86の底面から離間し、前記排出孔94を大きく開放して製氷残水等の排出孔94からの円滑な排出を許容し得るようになっている(図6参照)。そして、前記ガイド部90は、前記水皿22と一体的に製氷水タンク82が上方(閉成方向)へ傾動した際に、前記仕切板88を支点として、該ガイド部90における開放端側の端部が自重により下方へ向けて傾動し、前記下垂部90bが滞留用タンク部86の底面に当接することで位置が規制される。すなわち、前記ガイド部90は、その製氷水タンク82の開放端側に対応する端部が、前記仕切板88を支点として前記製氷水タンク82の傾動方向と逆方向に傾動し得るよう構成される。
〔実施例2の作用〕
次に、実施例2に係る製氷機の製氷機構の作用について説明する。先ず、実施例2の製氷機構における製氷工程について、図5または図6を参照して簡単に説明する。製氷運転に際して、前記製氷機構80の水皿22および製氷水タンク82は、前記製氷小室16を下方から閉成して水平に位置し、各噴水孔24が対応する製氷小室16に臨んでいる。製氷運転を開始すると、前記蒸発管18に冷媒が循環して製氷小室16が強制冷却されると共に、製氷水タンク82の製氷水が、ポンプモータ30により水皿22に圧送され、各噴水孔24を介して各製氷小室16に噴射供給されて層状に氷結し始める。前記製氷小室16に噴射されて氷結しなかった未氷結水は、前記水皿22の戻り孔25を介して、該水皿22の下方に位置する前記ガイド部90に滴下し、該ガイド部90の傾斜に沿って流下して流下口90dおよび循環用タンク部84に臨む端部から循環用タンク部84に流下回収される(図5参照)。このとき、前記ガイド部90の循環用タンク部84に臨む端部以外の他の端部には、その上面から案内壁90aが立設しているので、該ガイド部90の上面に滴下した未氷結水が循環用タンク部84以外の他の領域に飛散することは防止され、未氷結水を有効に循環用タンク部84に回収して再循環に供することができる。すなわち、前記未氷結水は、前記循環用タンク部84にのみ回収され、前記ガイド部90に阻まれて滞留用タンク部86に直接流下することはない。そして、製氷運転が進行して製氷小室16に角氷46が生成されると、所要のセンサがこれを検知して除氷運転に切換えられる。
除氷運転では、蒸発管18にホットガスが供給され、前記製氷小室16が加温されると共に、水皿傾動機構により支軸23を傾動中心として水皿22および製氷水タンク82が下方へ向けて傾動して製氷小室16の下方を開放する。そして、前記製氷小室16から離脱した角氷46は、傾斜した水皿22上に落下して斜め下方に滑り、貯氷庫に送り出される(図6参照)。また、前記製氷水タンク82の傾動に伴って、前記循環用タンク部84に残留した製氷残水は前記連通孔92を介して滞留用タンク部86に流入し、この滞留用タンク部86の製氷残水は、前記ガイド部90の前記放出口90cを介して該製氷水タンク82の排出孔94から排出され、下方に位置する前記排水皿36に回収される。ここで、前記ガイド部90における開放端側の端部と、この端部に対応する製氷水タンク82の底面との離間間隔は、該製氷水タンク82の底面が傾斜形成されているから、近接していしまい、前記放出口90cは開口面積を大きくすることができず、排出孔94に対して放出口90cが小さくなってしまう。すなわち、前記ガイド部90が排出孔94を狭めてしまう難点があり、該排出孔94の開口面積が狭いと、前記製氷水タンク82の傾動につれて勢いよく製氷残水が排出されるため、前記排水皿36以外に製氷残水が飛散してしまう虞れがある。しかるに、実施例2のガイド部90は、前記仕切板88を支点として前記放出口90cが設けられた開放端側を上下方向に傾動可能としてあるから、前記製氷水タンク82の下方傾動に際して、製氷残水によって該ガイド部90の開放端側が上方へ傾動することで前記下垂部90bが滞留用タンク部86の底面から離間するので、排出孔94は大きく開放し、製氷残水がスムーズに排出され、前記排水皿36以外に飛散してしまうことはない。
このように、クローズドセルタイプの製氷機構80は、1サイクルの製氷工程において、前記製氷水タンク82内の製氷水が入れ替わるので、製氷残水に製氷水を継ぎ足して使用するオープンセルタイプの製氷機構の如く、該製氷水タンク82に滞留した製氷水内の不純物が濃縮されることはなく、角氷46の白濁等の虞れがより軽減される。そして、前記製氷小室16から角氷46が放出されると、水皿開閉機構が逆作動して水皿22および製氷水タンク82を水平姿勢に復帰させて製氷小室16を再び下方から閉成すると共に、前記ガイド部90の開放端側が自重により下方に傾動して下垂部90bが滞留用タンク部86の底面に当接し、更に前記給水管38から滞留用タンク部86に給水され、次回の製氷運転に備える。
実施例2の構成であっても、実施例1で説明した如く、製氷水タンク82の内部を循環用タンク部84および滞留用タンク部86に区分し、製氷室12で氷結しなかった未氷結水を循環用タンク部84にのみ案内するガイド部90を設けた構成による作用である、(1)製氷運転に際し循環用タンク部84の製氷水が常に循環しているから、綿氷の発生を防止し、製氷水が短時間で冷却されて製氷効率を向上すると共に、不純物濃度が高くならないから角氷46が白濁したり早く溶ける等の不都合の回避や、(2)滞留用タンク部86に貯留された循環用タンク部84と比較して高い温度の製氷水により、循環用タンク部84内の製氷水が過冷却状態になることを防止して綿氷の発生の抑制すること等について、同様の作用を呈する。そこで、実施例2の構成による実施例1と異なる作用について、更に以下に説明する。
前記ガイド部90は、前記滞留用タンク部86の上方の全体を覆うと共に、前記循環用タンク部84に設けられた吸込口84aを覆っているから、該ガイド部90上に滴下した未氷結水は、該ガイド部90の傾斜に沿って循環用タンク部84にのみ案内されると共に、該ガイド部90の端部から流下した未氷結水により、該吸込口84a付近の水面に波を立てるのを抑制し得る。なお、前記吸込口84a付近で未氷結水の流下により波立ちが発生すると、前記ポンプモータ30が空気を噛み込む可能性があり、該ポンプモータ30が空気を噛み込んでしまうと、前記製氷小室16に安定して製氷水が供給されず、得られる角氷46の白濁等に繋がってしまう難点がある。すなわち、前記ガイド部90で吸込口84aの上方を覆い、この吸込口84aから離間した位置に未氷結水が流下するよう構成することで、吸込口84aに対する未氷結水による水面の波立ちの影響を軽減できる。また、前記ガイド部90の循環用タンク部84に臨む端部を、前記吸込口84aから離間する位置であって、該循環用タンク部84に貯留される製氷水の水位が浅い部位(傾斜した底面の上端側)に位置させることで、該ガイド部90に案内されて循環用タンク部84に流下する未氷結水による波立ちの影響をより抑制することができる。従って、前記ポンプモータ30が吸込む製氷水の量を安定させることができ、前記製氷小室16に噴射する製氷水の量の変化等に起因する角氷46の白濁等を抑制することが可能となる。
ここで、製氷運転時に、前記循環用タンク部84に循環している製氷水の波立ちを防止するため、前記ガイド部90の循環用タンク部84に臨む端部を、該循環用タンク部84に貯留される製氷水の水位が浅い位置まで延在させている。すなわち、前記ガイド部90における前記循環用タンク部84に臨む端部は、前記製氷水タンク82における支軸23側の側壁に近接して位置して、該端部と側壁との間隔が狭いので、綿氷等が詰まってしまう可能性がある。しかしながら、実施例2おいては、前記ガイド部90の循環用タンク部84に臨む端部に複数の流下口90dを設けてあるから、綿氷等による閉塞を回避することができる。
前記吸込口84aまたは噴水孔24に詰まって安定した製氷水の供給を妨げる綿氷は、前記製氷水タンク82に貯留された製氷水の過冷却により発生する態様だけでなく、製氷室12においても製氷小室16に供給された製氷水から綿氷が発生し、前記水皿22から滴下する未氷結水には、綿氷が混入することがある。しかし、前記水皿22の裏面に臨むガイド部90の上面には、摩擦抵抗を大きくするために細かい凹凸90eが形成されているから、該凹凸90eが、該ガイド部90の上面を流下する綿氷等に対して抵抗として作用して、該凹凸90eに綿氷を引っ掛けて捕捉して循環用タンク部84に綿氷等が流入するのを抑制し得る。また、前記ガイド部90における上面の摩擦抵抗を大きく設定することで、綿氷のみでなくその他の不純物がガイド部90の上面に捕捉されるので、角氷46に不純物が混入するのを防止し得る。しかも、前記ガイド部90は、着脱自在に配設されているので、容易に清掃を実施できるから、不純物の再混入を抑制し得る。ここで、前記ガイド部90の上面は、傷付け等で形成した凹凸90eにより摩擦抵抗を大きくする構成のみでなく、上面の摩擦抵抗が大きくなる構成であれば、ガイド部90の成形時に予め凹凸を形成したり、ガイド部90の材質自体が高い摩擦抵抗を持つものを選択する等の他の構成であっても勿論よい。
なお、実施例2で説明したガイド部90が吸込口84aの上方を覆う構成、ガイド部90に案内壁90aを設ける構成、およびガイド部90における上面の摩擦抵抗を大きくする構成等は、前述した実施例1のオープンセルタイプの製氷機構にも当然適用することができる。
〔変更例〕
前記ガイド部は、水皿22から滴下する未氷結水を受容し、循環用タンク部に案内すると共に、滞留用タンク部に未氷結水が直接流入しない構成であれば、ガイド部の上面を平滑にする構成や、ガイド部を固定する構成も採用し得る。また実施例2では、循環用タンク部84と滞留用タンク部86との位置関係を、支軸23の軸方向に沿って延在する仕切板88により区分して、該支軸23の軸方向に直交する方向に並列するように形成したが、支軸23の軸方向と直交する方向に延在する仕切板により支軸23の軸方向と同一方向に並列に区分する構成であってもよい。また仕切板を、前記支軸23の軸方向に沿って延在する第1壁部と、該支軸23の軸方向に離間して製氷水タンク54,82の軸支端から開放端に向けて延在する一対の第2壁部とからなる、平面視において製氷水タンク54,82の開放端側に開放するコ字状に形成し、この仕切板にガイド部を載置する構成あってもよい。このとき、前記ガイド部は下垂部を設けず、該ガイド部における製氷水タンク54,82の開放端側の端部と滞留用タンク部の底面との間に画成する空間を放出口としてもよい。更に、ガイド部について、その循環用タンク部に臨む端部を折曲して垂下させ、製氷水との流下距離を短くすることで、未氷結水の流下による波立ちを抑制する形状も採用し得る。
本発明の好適な実施例1に係る製氷機の製氷機構を一部破断して示す正面図である。 実施例1に係る製氷機の製氷機構の要部を縦断して示す正面図である。 実施例1に係る製氷機の製氷機構であって、(a)は製氷運転中の状態を模式的に示す側断面図であり、(b)は除氷運転中の状態を模式的に示す側断面図である。 実施例1に係る製氷機の製氷機構の要部を示す平面図である。 実施例2に係る製氷機の製氷機構であって、製氷運転中の状態を模式的に示す側断面図である。 実施例2に係る製氷機の製氷機構であって、除氷運転中の状態を模式的に示す側断面図である。 実施例2の製氷水タンクを示す概略斜視図である。 実施例2の製氷水タンクからガイド部を分離した状態で示す概略斜視図である。 実施例2の製氷水タンクを示す平面図である。 従来の技術に係る製氷機の製氷機構を示す縦断正面図である。 別の従来の技術に係る製氷機の製氷機構を示す縦断正面図である。
符号の説明
12 製氷室(製氷部),18 蒸発管,30 ポンプモータ,
52c ガイド部(ガイド手段),54 製氷水タンク,58 循環用タンク部,
58a 吸込口,60 滞留用タンク部,66 排出孔,72 カバー部,
82 製氷水タンク,84 循環用タンク部,84a 吸込口,86 滞留用タンク部,
90 ガイド部(ガイド手段),94 排出孔

Claims (7)

  1. 蒸発管(18)により冷却される製氷部(12)に、その下方に配設された製氷水タンク(54)に貯留されている製氷水をポンプモータ(30)を介して供給し、該製氷部(12)で氷結しなかった製氷水を前記製氷水タンク(54,82)に回収して再循環に供するよう構成した製氷機において、
    前記製氷水タンク(54,82)は、前記ポンプモータ(30)が接続する循環用タンク部(58,84)と、この循環用タンク部(58,84)より大きな容量に設定した滞留用タンク部(60,86)とを連通して構成され、
    前記製氷水タンク(54,82)の上方に、前記製氷部(12)で氷結しなかった製氷水を前記循環用タンク部(58,84)にのみ案内するガイド手段(52c,90)を設けた
    ことを特徴とする製氷機の製氷機構。
  2. 前記製氷水タンク(54,82)への給水は、前記滞留用タンク部(60,86)に行なうよう構成した請求項1記載の製氷機の製氷機構。
  3. 前記製氷水タンク(54,82)から余剰の製氷水を排出する排出孔(66,94)を、前記滞留用タンク部(60,86)に設けた請求項1または2記載の製氷機の製氷機構。
  4. 前記ポンプモータ(30)の吸込口(84a)は、前記循環用タンク部(84)の最底部付近に開口し、前記ガイド手段(90)は、前記吸込口(84a)の上方を覆うよう延在している請求項1〜3の何れかに記載の製氷機の製氷機構。
  5. 前記ガイド手段(90)の上面には、摩擦抵抗を大ならしめる処理が施され、綿氷の流下が阻止される請求項1〜4の何れかに記載の製氷機の製氷機構。
  6. 前記ガイド手段(90)は、前記製氷水タンク(82)に傾動自在に支持され、該製氷水タンク(82)の下方傾動時に、該ガイド手段(90)は前記排出孔(94)に近接する側の端部を製氷水タンク(82)の底面に対して離間させて該製氷水タンク(82)中の製氷残水の排出を促進するようになっている請求項1〜5の何れかに記載の製氷機の製氷機構。
  7. 前記滞留用タンク部(60)に、前記ポンプモータ(30)の上方を覆うカバー部(72)を一体的に形成した請求項1〜5の何れかに記載の製氷機の製氷機構。
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