JP2004312651A - 駐車車両の所有者呼出システム - Google Patents
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Abstract
【課題】一時駐車している車両の所有者を呼び出して車両の移動を依頼することを目的とする。
【解決手段】駐車している車両の移動を望む通報者の情報通信端末と車両の所有者の情報通信端末と両方の間で通信網を介して情報の伝達の仲介をするサーバーとからなる駐車車両の所有者呼出システムにおいて、サーバーが、車両の所有者の個人情報を格納した個人情報データベースを具備して、通報者から車両の依頼があった場合に、車両の所有者を個人情報テータベースから検索して連絡をする。
【選択図】 図1
【解決手段】駐車している車両の移動を望む通報者の情報通信端末と車両の所有者の情報通信端末と両方の間で通信網を介して情報の伝達の仲介をするサーバーとからなる駐車車両の所有者呼出システムにおいて、サーバーが、車両の所有者の個人情報を格納した個人情報データベースを具備して、通報者から車両の依頼があった場合に、車両の所有者を個人情報テータベースから検索して連絡をする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、路上駐車している車両が他人の通行のさまたげになる場合、駐車車両が通行のさまたげになると考える通報者が、駐車車両の所有者に連絡をし、駐車車両の移動を依頼するためのシステムである。
【0002】
【従来の技術】
従来、路上に駐車している車両が他人の通行のさまたげになる場合は、レッカー車の出動を依頼して駐車場に移動していた。駐車している車両から所有者が離れたところにいるため、連絡することができなかったのでこのような処置が施された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、レッカー車は、本来、事故や故障のため自力では動くことができなくなった車両を移動するためのものである。路上に一時駐車した車両は、故障していないので所有者に連絡をつけることができればすぐに移動することができる。したがって、一時駐車の車両をレッカー車で移動することは、本来のレッカー車の使用目的から外れることになる。
【0004】
本発明は、こうした従来の問題点を解決するものであり、一時駐車している車両から離れている所有者に、通行のさまたげになっていることを伝えることにより、レッカー車を稼動させることなく、円滑な交通を回復することができる駐車車両の所有者呼出システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、駐車している車両の移動を望む通報者の情報通信端末と前記駐車している車両の所有者の情報通信端末と情報の伝達の仲介をするサーバーとが通信網を介して接続しているシステムにおいて、通報者の情報通信端末が駐車している車両のナンバーを入力する手段を備え、サーバーが、通報者からの車両ナンバーを受信する手段と、車両ナンバーに対応する車両の所有者の個人情報を格納した個人情報データベースと、個人情報データベースから車両ナンバーに対応する車両の所有者への連絡方法を検索する検索手段と、検索した連絡方法により処理をする通信処理手段と、車両の所有者に伝えるメッセージを生成するメッセージ生成手段と、車両の所有者からのメッセージを通報者に伝えるメッセージ伝達手段とを備え、車両の所有者の情報通信端末がサーバーからのメッセージを受信する手段、を備えている。
【0006】
このシステムでは、通報者が公衆電話回線やインターネットなどの通信網を介してサーバーに駐車中の車両のナンバーを伝えることにより、車両の所有者に間接的に連絡することができる。このシステムにより、車両の所有者は、急いで車両の駐車してあるところまで戻り車両を移動するので、レッカー車の出動を依頼する必要がなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に従って説明する。
【0008】
(実施の形態1)図1は、実施の形態の駐車車両の所有者呼出システムの構成を示している。駐車車両の移動を依頼する通報者の情報通信端末(一般には、携帯電話機)1と駐車車両の所有者の情報通信端末(一般には、携帯電話機)4との間を通信網2を介してサーバー3が仲介する。
【0009】
図2は、図1の中のサーバー3の概略構成ブロック図である。サーバー3は、通報者の情報通信端末1との通信を行う通信制御部5と、通報者および車両の所有者に伝えるメッセージを生成するメッセージ生成部7と、車両の所有者と通信網を介して通信を行う通信処理部9と、車両ナンバーと対応する所有者への連絡方法などの個人情報を格納する個人情報データーベース14と、その個人情報データベース14に車両ナンバーなどの個人情報を登録する個人情報登録部13と、個人情報データベース14から車両の所有者への連絡方法を検索する検索部12と、各部を制御する制御部8と、を具備している。
【0010】
本発明の駐車車両の所有者呼出システムでは、あらかじめ、車両の所有者が車両ナンバーと携帯電話番号、電子メールアドレス、その他の連絡方法などをサーバー3に登録しておく。サーバー3は、それらの個人情報を個人情報データベース14に格納する。図3は、個人情報データベースの構成15を示す図である。データベースに格納する処理は個人情報登録部13が行う。
【0011】
ただし、車両の所有者と車両を駐車した運転手が異なる場合、例えば、会社の経営者が車両の所有者でも、通常車両を運転している者が特定の従業員である場合、その運転手と連絡がとれるようにする。運転手が、常時変わるため特定することができない場合、サーバーから所有者に連絡をして、それを受けた所有者が駐車した運転手に連絡することになる。
【0012】
本実施の形態の動作について説明する。通報者が路上に駐車中の車両を発見し、通行のさまたげになると思われる場合、情報通信端末1でインターネットなどの文字情報を主体とした通信方法でサーバー3にアクセスをする(S100)。サーバー3は、アクセスがあると通信制御部5でそれを受信する。そして、車両ナンバーを入力するようにメッセージ生成部7でメッセージを生成し、通信制御部5により通報者の情報通信端末1にメッセージを送る(S101)。通報者は、情報通信端末1に表示されたメッセージに従い車両ナンバーをキー入力する(S102)。それを受信したサーバー3は、車両ナンバーと所有者への連絡方法が登録されている個人情報データーベース14から該当する車両のナンバーを検索する(S103)。この処理は検索部12が行う。サーバー3は、検索を開始したことを通報者に知らせる。サーバー3は、該当する車両のナンバーを検出したら、その車両ナンバーに対応する連絡方法で処理をする(S104)。この処理は通信処理部9が行う。サーバー3は、通報者には、連絡中であることを知らせる。サーバー3は、車両の所有者の情報通信端末4に接続することができたら(S105)、メッセージ生成部7より「駐車中の車両が通行のさまたげになっているとの通報があった」という主旨のメッセージを送信する(S106)。さらに、「駐車中の車両のところまで約何分で戻れるか」という主旨のメッセージを送信する(S106)。
【0013】
車両の所有者への連絡方法の種類によっては、音声でメッセージを送ることも可能である。メッセージ生成部7には、音声を合成する機能を持たせて音声でメッセージを送る。
【0014】
メッセージを受信した車両の所有者は、駐車している車両のところまで戻れるおおよその時間を情報通信端末4に入力しサーバーに送信する(S107)。サーバー3は、その内容を通報者の情報通信端末1に送信する(S109)。この処理は、メッセージ伝達部11が行う。
【0015】
通報者は、車両の所有者に連絡できたことと、到着までのおおよその時間が分かったので安心する。
【0016】
なお、サーバー3は、必ずしも「駐車中の車両の所まで何分で戻れるか」というメッセージを送信する必要はない。警告だけでもかまわない。
【0017】
また、通報者は、道路の交通の安全を監視する交通巡視員だけでなく、一般市民であってもかまわない。
【0018】
本発明によれば、レッカー車を手配することなく駐車車両を移動することができる。また従来は、交通巡視員が駐車中の車両に駐車違反のステッカーを貼っていた。しかし、ステッカーを貼っただけでは車両の所有者が自分の駐車した車両が通行のさまたげっになっていることを知らないため、用事を済ませてから車両に戻るまでの長時間、相変わらず通行のさまたげになったままであった。そのため、駐車違反のステッカーを貼ことは、円滑な交通を回復するための根本的な解決方法にならなかった。本発明によれば、車両の所有者に容易に連絡をとることができるので、交通巡視員によって車両の所有者に連絡をしてもらうことにより、ステッカーを貼る必要がなくなる。さらに、迅速に駐車車両の移動ができるので、円滑な交通の回復ができる。
【0019】
(実施の形態2)上記実施の形態1は、通報者がサーバー3と情報の送受信を行う場合、文字情報を主体としたが、本実施の形態は、音声により情報の送受信を行うものである。はじめに、通報者がサーバー3に直接電話をかけて所有者の呼び出しを依頼する。そこでサーバー3は、音声認識部6を具備し、通報者から送られてくる音声を解析できるようにする。
【0020】
サーバー3は、メッセージ生成部7に、音声を合成する機能を持たせて音声でメッセージを送る。車両ナンバーの入力を促すメッセージを送信する。
【0021】
依頼者は、車両ナンバーをキー入力するか、または音声によってサーバー3に知らせる。サーバー3は、車両ナンバーが音声で送信された場合は、音声認識部6で解析して、車両ナンバーを文字コードに変換する。後は、実施の形態1と同様に個人情報データベース14から連絡方法を検索し、所有者に連絡する。
【0022】
依頼人が、サーバー3に直接電話をかけることが容易にできるようにサーバー3の電話番号は、広告などにより広く一般に知らせておく必要がある。または、駐車中の車両の所有者が、サーバー3の電話番号を記入したメモ用紙を窓越しに、他の人に発見されやすいように掲示しておくなどの方法が考えられる。
【0023】
ここで、車両の所有者が、メモ用紙に所有者自身の携帯電話番号を記載して、通報者が直接、所有者に電話をかけるようにする方法も考えられる。しかし、電話番号を知られると、後でトラブルの元になることも考えられる。本発明は、通報者と車両の所有者の間にサーバー3が介在することで、所有者の電話番号が通報者に知られることなく連絡をとることができる。
【0024】
(実施の形態3)通報者の情報通信端末1にカメラが付いている場合、車両ナンバーの入力を画像で行うことができる。サーバー3に静止画像よりナンバープレートを認識する画像認識部10を設ける。
【0025】
通報者は、情報通信端末1を通信網2を介してサーバー3に接続し、カメラを用いて駐車している車両のナンバープレートを撮影する。その画像を、サーバー3に送信する。サーバー3では、受信した画像を画像認識部10に送り、認識処理によりナンバーを文字コードに変換する。
【0026】
後は、実施の形態1と同様に個人情報データベース14から該当する車両ナンバーを検索し、その車両ナンバーに該当する車両の所有者に連絡をする。
【0027】
この実施例によれば、カメラ付き情報通信端末1を用いて通報者が車両のナンバープレートの画像を撮像し、これをサーバー3に送信することにより、キー入力をしなくてもナンバーを入力することができるので、通報者の負担が軽くなる。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように本発明は、駐車している車両の移動を望む通報者の情報通信端末と車両の所有者の情報通信端末と両方の間で情報の伝達の仲介をするサーバーとからなる駐車車両の所有者呼出システムにおいて、通報者から通報があった場合、車両ナンバーから車両の所有者への連絡方法を検索し、連絡することにより、所有者が駐車車両まで戻り、迅速に車両を移動することができる。その結果、レッカー車の出動を要請する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駐車車両の所有者呼出システムの概略構成図である。
【図2】図1の中のサーバーの概略構成図である。
【図3】本発明の個人情報データーベースの概略構成図である。
【図4】本発明の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・通報者の情報通信端末、2・・・通信網、3・・・サーバー、4・・・車両の所有者の情報通信端末、5・・・通信制御部、6・・・音声認識部、7・・・メッセージ生成部、8・・・制御部、9・・・通信処理部、10・・・画像認識部、11・・・メッセージ伝達部、12・・・検索部、13・・・個人情報登録部、14・・・個人情報データベース、15・・・個人情報データベースの構成
【発明の属する技術分野】
本発明は、路上駐車している車両が他人の通行のさまたげになる場合、駐車車両が通行のさまたげになると考える通報者が、駐車車両の所有者に連絡をし、駐車車両の移動を依頼するためのシステムである。
【0002】
【従来の技術】
従来、路上に駐車している車両が他人の通行のさまたげになる場合は、レッカー車の出動を依頼して駐車場に移動していた。駐車している車両から所有者が離れたところにいるため、連絡することができなかったのでこのような処置が施された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、レッカー車は、本来、事故や故障のため自力では動くことができなくなった車両を移動するためのものである。路上に一時駐車した車両は、故障していないので所有者に連絡をつけることができればすぐに移動することができる。したがって、一時駐車の車両をレッカー車で移動することは、本来のレッカー車の使用目的から外れることになる。
【0004】
本発明は、こうした従来の問題点を解決するものであり、一時駐車している車両から離れている所有者に、通行のさまたげになっていることを伝えることにより、レッカー車を稼動させることなく、円滑な交通を回復することができる駐車車両の所有者呼出システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、駐車している車両の移動を望む通報者の情報通信端末と前記駐車している車両の所有者の情報通信端末と情報の伝達の仲介をするサーバーとが通信網を介して接続しているシステムにおいて、通報者の情報通信端末が駐車している車両のナンバーを入力する手段を備え、サーバーが、通報者からの車両ナンバーを受信する手段と、車両ナンバーに対応する車両の所有者の個人情報を格納した個人情報データベースと、個人情報データベースから車両ナンバーに対応する車両の所有者への連絡方法を検索する検索手段と、検索した連絡方法により処理をする通信処理手段と、車両の所有者に伝えるメッセージを生成するメッセージ生成手段と、車両の所有者からのメッセージを通報者に伝えるメッセージ伝達手段とを備え、車両の所有者の情報通信端末がサーバーからのメッセージを受信する手段、を備えている。
【0006】
このシステムでは、通報者が公衆電話回線やインターネットなどの通信網を介してサーバーに駐車中の車両のナンバーを伝えることにより、車両の所有者に間接的に連絡することができる。このシステムにより、車両の所有者は、急いで車両の駐車してあるところまで戻り車両を移動するので、レッカー車の出動を依頼する必要がなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に従って説明する。
【0008】
(実施の形態1)図1は、実施の形態の駐車車両の所有者呼出システムの構成を示している。駐車車両の移動を依頼する通報者の情報通信端末(一般には、携帯電話機)1と駐車車両の所有者の情報通信端末(一般には、携帯電話機)4との間を通信網2を介してサーバー3が仲介する。
【0009】
図2は、図1の中のサーバー3の概略構成ブロック図である。サーバー3は、通報者の情報通信端末1との通信を行う通信制御部5と、通報者および車両の所有者に伝えるメッセージを生成するメッセージ生成部7と、車両の所有者と通信網を介して通信を行う通信処理部9と、車両ナンバーと対応する所有者への連絡方法などの個人情報を格納する個人情報データーベース14と、その個人情報データベース14に車両ナンバーなどの個人情報を登録する個人情報登録部13と、個人情報データベース14から車両の所有者への連絡方法を検索する検索部12と、各部を制御する制御部8と、を具備している。
【0010】
本発明の駐車車両の所有者呼出システムでは、あらかじめ、車両の所有者が車両ナンバーと携帯電話番号、電子メールアドレス、その他の連絡方法などをサーバー3に登録しておく。サーバー3は、それらの個人情報を個人情報データベース14に格納する。図3は、個人情報データベースの構成15を示す図である。データベースに格納する処理は個人情報登録部13が行う。
【0011】
ただし、車両の所有者と車両を駐車した運転手が異なる場合、例えば、会社の経営者が車両の所有者でも、通常車両を運転している者が特定の従業員である場合、その運転手と連絡がとれるようにする。運転手が、常時変わるため特定することができない場合、サーバーから所有者に連絡をして、それを受けた所有者が駐車した運転手に連絡することになる。
【0012】
本実施の形態の動作について説明する。通報者が路上に駐車中の車両を発見し、通行のさまたげになると思われる場合、情報通信端末1でインターネットなどの文字情報を主体とした通信方法でサーバー3にアクセスをする(S100)。サーバー3は、アクセスがあると通信制御部5でそれを受信する。そして、車両ナンバーを入力するようにメッセージ生成部7でメッセージを生成し、通信制御部5により通報者の情報通信端末1にメッセージを送る(S101)。通報者は、情報通信端末1に表示されたメッセージに従い車両ナンバーをキー入力する(S102)。それを受信したサーバー3は、車両ナンバーと所有者への連絡方法が登録されている個人情報データーベース14から該当する車両のナンバーを検索する(S103)。この処理は検索部12が行う。サーバー3は、検索を開始したことを通報者に知らせる。サーバー3は、該当する車両のナンバーを検出したら、その車両ナンバーに対応する連絡方法で処理をする(S104)。この処理は通信処理部9が行う。サーバー3は、通報者には、連絡中であることを知らせる。サーバー3は、車両の所有者の情報通信端末4に接続することができたら(S105)、メッセージ生成部7より「駐車中の車両が通行のさまたげになっているとの通報があった」という主旨のメッセージを送信する(S106)。さらに、「駐車中の車両のところまで約何分で戻れるか」という主旨のメッセージを送信する(S106)。
【0013】
車両の所有者への連絡方法の種類によっては、音声でメッセージを送ることも可能である。メッセージ生成部7には、音声を合成する機能を持たせて音声でメッセージを送る。
【0014】
メッセージを受信した車両の所有者は、駐車している車両のところまで戻れるおおよその時間を情報通信端末4に入力しサーバーに送信する(S107)。サーバー3は、その内容を通報者の情報通信端末1に送信する(S109)。この処理は、メッセージ伝達部11が行う。
【0015】
通報者は、車両の所有者に連絡できたことと、到着までのおおよその時間が分かったので安心する。
【0016】
なお、サーバー3は、必ずしも「駐車中の車両の所まで何分で戻れるか」というメッセージを送信する必要はない。警告だけでもかまわない。
【0017】
また、通報者は、道路の交通の安全を監視する交通巡視員だけでなく、一般市民であってもかまわない。
【0018】
本発明によれば、レッカー車を手配することなく駐車車両を移動することができる。また従来は、交通巡視員が駐車中の車両に駐車違反のステッカーを貼っていた。しかし、ステッカーを貼っただけでは車両の所有者が自分の駐車した車両が通行のさまたげっになっていることを知らないため、用事を済ませてから車両に戻るまでの長時間、相変わらず通行のさまたげになったままであった。そのため、駐車違反のステッカーを貼ことは、円滑な交通を回復するための根本的な解決方法にならなかった。本発明によれば、車両の所有者に容易に連絡をとることができるので、交通巡視員によって車両の所有者に連絡をしてもらうことにより、ステッカーを貼る必要がなくなる。さらに、迅速に駐車車両の移動ができるので、円滑な交通の回復ができる。
【0019】
(実施の形態2)上記実施の形態1は、通報者がサーバー3と情報の送受信を行う場合、文字情報を主体としたが、本実施の形態は、音声により情報の送受信を行うものである。はじめに、通報者がサーバー3に直接電話をかけて所有者の呼び出しを依頼する。そこでサーバー3は、音声認識部6を具備し、通報者から送られてくる音声を解析できるようにする。
【0020】
サーバー3は、メッセージ生成部7に、音声を合成する機能を持たせて音声でメッセージを送る。車両ナンバーの入力を促すメッセージを送信する。
【0021】
依頼者は、車両ナンバーをキー入力するか、または音声によってサーバー3に知らせる。サーバー3は、車両ナンバーが音声で送信された場合は、音声認識部6で解析して、車両ナンバーを文字コードに変換する。後は、実施の形態1と同様に個人情報データベース14から連絡方法を検索し、所有者に連絡する。
【0022】
依頼人が、サーバー3に直接電話をかけることが容易にできるようにサーバー3の電話番号は、広告などにより広く一般に知らせておく必要がある。または、駐車中の車両の所有者が、サーバー3の電話番号を記入したメモ用紙を窓越しに、他の人に発見されやすいように掲示しておくなどの方法が考えられる。
【0023】
ここで、車両の所有者が、メモ用紙に所有者自身の携帯電話番号を記載して、通報者が直接、所有者に電話をかけるようにする方法も考えられる。しかし、電話番号を知られると、後でトラブルの元になることも考えられる。本発明は、通報者と車両の所有者の間にサーバー3が介在することで、所有者の電話番号が通報者に知られることなく連絡をとることができる。
【0024】
(実施の形態3)通報者の情報通信端末1にカメラが付いている場合、車両ナンバーの入力を画像で行うことができる。サーバー3に静止画像よりナンバープレートを認識する画像認識部10を設ける。
【0025】
通報者は、情報通信端末1を通信網2を介してサーバー3に接続し、カメラを用いて駐車している車両のナンバープレートを撮影する。その画像を、サーバー3に送信する。サーバー3では、受信した画像を画像認識部10に送り、認識処理によりナンバーを文字コードに変換する。
【0026】
後は、実施の形態1と同様に個人情報データベース14から該当する車両ナンバーを検索し、その車両ナンバーに該当する車両の所有者に連絡をする。
【0027】
この実施例によれば、カメラ付き情報通信端末1を用いて通報者が車両のナンバープレートの画像を撮像し、これをサーバー3に送信することにより、キー入力をしなくてもナンバーを入力することができるので、通報者の負担が軽くなる。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように本発明は、駐車している車両の移動を望む通報者の情報通信端末と車両の所有者の情報通信端末と両方の間で情報の伝達の仲介をするサーバーとからなる駐車車両の所有者呼出システムにおいて、通報者から通報があった場合、車両ナンバーから車両の所有者への連絡方法を検索し、連絡することにより、所有者が駐車車両まで戻り、迅速に車両を移動することができる。その結果、レッカー車の出動を要請する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駐車車両の所有者呼出システムの概略構成図である。
【図2】図1の中のサーバーの概略構成図である。
【図3】本発明の個人情報データーベースの概略構成図である。
【図4】本発明の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・通報者の情報通信端末、2・・・通信網、3・・・サーバー、4・・・車両の所有者の情報通信端末、5・・・通信制御部、6・・・音声認識部、7・・・メッセージ生成部、8・・・制御部、9・・・通信処理部、10・・・画像認識部、11・・・メッセージ伝達部、12・・・検索部、13・・・個人情報登録部、14・・・個人情報データベース、15・・・個人情報データベースの構成
Claims (5)
- 駐車している車両の移動を望む通報者の情報通信端末と駐車している車両の所有者の情報通信端末と情報の伝達の仲介をするサーバーとが通信網を介して接続しているシステムにおいて、前記サーバーが前記通報者の情報通信端末から駐車している車両を特定する情報を取得する手段と、取得した情報から車両の所有者を特定する手段と、特定した車両の所有者の情報通信端末を呼び出す手段と、を備えていることを特徴とする駐車車両の所有者呼出システム。
- 請求項1記載の駐車車両の所有者呼出システムにおいて、通報者の情報通信端末が駐車している車両のナンバーを入力する手段を備え、サーバーが、通報者からの車両ナンバーを受信する手段と、車両ナンバーに対応する車両の所有者の個人情報を格納した個人情報データベースと、個人情報データベースから車両ナンバーに対応する車両の所有者への連絡方法を検索する検索手段と、検索した連絡方法により処理をする通信処理手段と、車両の所有者に伝えるメッセージを生成するメッセージ生成手段とを備え、車両の所有者の情報通信端末がサーバーからのメッセージを受信する手段、を備えていることを特徴とする駐車車両の所有者呼出システム。
- 請求項2記載の駐車車両の所有者呼出システムにおいて、通報者が車両のナンバーを音声で入力する手段と、サーバーが音声を認識するための音声認識手段と、を備えたことを特徴とする駐車車両の所有者呼出システム。
- 請求項2記載の駐車車両の所有者呼出システムにおいて、通報者の情報通信端末が、駐車車両のナンバープレートを撮影する手段と、撮影手段によって撮影した画像をサーバーに送信する手段と、サーバーが、その画像を受信する手段と、受信した画像よりナンバープレートを認識する画像認識手段と、を備えたことを特徴とする駐車車両の所有者呼出システム。
- 駐車している車両の移動を望む通報者の情報通信端末と車両の所有者の情報通信端末と通信網を介して前記通報者の情報通信端末と前記車両の所有者の情報通信端末との間の情報の伝達の仲介をするサーバーにおいて、車両ナンバーと対応させて、車両の所有者の個人情報として、情報通信端末への連絡方法を格納する個人情報データベースを備え、(a)前記通報者から送信される情報のうち、車両ナンバーに基づき、前記個人情報データベースより前記車両ナンバーに対応した車両の所有者への連絡方法を検索する処理と、(b)前記検索された連絡方法により車両の所有者の情報通信端末に連絡をする処理と、の前記(a)および(b)の各処理を前記サーバー上で実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003136592A JP2004312651A (ja) | 2003-04-08 | 2003-04-08 | 駐車車両の所有者呼出システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003136592A JP2004312651A (ja) | 2003-04-08 | 2003-04-08 | 駐車車両の所有者呼出システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004312651A true JP2004312651A (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=33474889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003136592A Pending JP2004312651A (ja) | 2003-04-08 | 2003-04-08 | 駐車車両の所有者呼出システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004312651A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101389506B1 (ko) | 2013-04-02 | 2014-04-25 | 코리아크레딧뷰로 (주) | 주차안심 서비스 제공 방법 |
KR101610526B1 (ko) * | 2014-10-21 | 2016-04-07 | 현대자동차주식회사 | 차량의 주차 제어 장치 및 방법, 그리고 차량 시스템 |
WO2017121377A1 (zh) * | 2016-01-13 | 2017-07-20 | 郝明学 | 挪车方法、***、电子设备、汽车和停车场 |
EP3223544A1 (en) | 2016-03-24 | 2017-09-27 | Alpine Electronics, Inc. | Communication apparatus and method for communicating with at least one communication device remote from a vehicle |
CN110992687A (zh) * | 2019-11-25 | 2020-04-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种应用于停车场的车辆挪车提醒方法及存储介质 |
-
2003
- 2003-04-08 JP JP2003136592A patent/JP2004312651A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110992687A (zh) * | 2019-11-25 | 2020-04-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种应用于停车场的车辆挪车提醒方法及存储介质 |
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