JP2004312584A - 画像処理方法および画像表示システム - Google Patents

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Tsuyoshi Maeda
剛志 前田
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Abstract

【課題】画像の劣化を抑えながら、画像を高速に、低容量に圧縮する画像処理方法および画像表示システムを提供する。
【解決手段】ステップS11で画面全体を取り込み、ステップS21で画面の変化領域を算出する。次いでステップS13にて取り込む画像を表示しているアプリケーションを検出する。そのアプリケーションに応じてステップS15の圧縮方式の選択を最適化することによって、画像の劣化を抑えながら、画像を高速、低容量に圧縮する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理方法および画像表示システムに関し、特に、画像発生装置の生成する画像を圧縮する画像の圧縮方法および、送信元で画像を圧縮した後、受信先で伸張して画像を表示する画像表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から画像の情報や、通信路の状況によって圧縮方法を動的に変えて画像を伝送する画像処理方法が考案されている。例えば特許文献1に記載された方法(第1の方法)が知られている。この方法は、図12に符号化装置121を示すように、圧縮方式を切り替えるためのスイッチSW1、SW2、予測符号化器122、可変長符号化器123及びMPEG符号化器124を有している。この方法では、まず、メモリから読み出した領域の内、動きのある領域を検出する。次に、検出した領域のヒストグラム処理を施すことで、自然画に近いか否かを判断し、その判断結果に基づいてスイッチSW1およびSW2を切り替える。これによって、動画の場合はMPEG符号化器124でMPEG符号化を、その他の場合は予測符合化器122と可変長符号化器123とによって圧縮することができる。
【0003】
又特許文献2には、画像データをネットワークを介して送信する場合に、ネットワークにおけるデータ伝送速度を算出し、算出されたデータ伝送速度に基づいて送信すべき画像データを減少させるようにした発明(第2の方法)が示されている。この発明ではデータ量を減少させ送信時間が一定となるように、画像データをリサイズしたり圧縮率を変化するようにした方法が示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−145796号公報 9頁〜10頁
【特許文献2】
特開2001−36655号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の方法では、ヒストグラムから判定するために、自然画領域を判定するために時間を要する、また判定を間違えることが頻繁に起こるため、高速化が困難である。また、第2の方法では、伝送速度に応じて画像の圧縮率を可変するために、高速な転送を実現できるが、画像の特徴を無視して圧縮率を変えるために画像歪が生じやすいという欠点があった。
【0006】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、画像の劣化を抑えながら、画像を高速に、容量をより小さく圧縮する画像処理方法および画像表示システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の発明は、画像信号発生装置の画像を圧縮する画像処理方法であって、前記画像信号発生装置の表示する領域毎に、前記画像信号発生装置が画像を生成するプログラムを検出するステップと、検出したプログラムに応じて圧縮方法を選択するステップと、前記画像信号発生装置の生成する画像を選択された圧縮方法に応じて圧縮するステップと、を備えることを特徴とする。
【0008】
本願の請求項2の発明は、請求項1の画像処理方法において、前記圧縮ステップは、各表示領域毎に前記画像信号発生装置の生成する画像を圧縮する方法であることを特徴とする。
【0009】
本願の請求項3の発明は、請求項1の画像処理方法において、前記検出したプログラムに応じて圧縮方法を選択するステップは、検出したプログラムが複数ある場合、複数の中から1つを選択し、圧縮方法を選択するステップであることを特徴とする。
【0010】
本願の請求項4の発明は、請求項1型3のいずれか1項の画像処理方法において、前記画像信号発生装置は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする。
【0011】
本願の請求項5の発明は、画像信号発生装置の画像を圧縮する画像処理方法であって、前記画像信号発生装置の表示する領域毎に、前記画像信号発生装置が画像を生成するプログラムを検出するステップと、検出したプログラムに応じて圧縮率を選択するステップと、前記画像信号発生装置の生成する画像を選択された圧縮率に応じて圧縮するステップと、を備えることを特徴とする。
【0012】
本願の請求項6の発明は、請求項5の画像処理方法において、前記圧縮ステップは、各表示領域毎に前記画像信号発生装置の生成する画像を圧縮する方法であることを特徴とする。
【0013】
本願の請求項7の発明は、請求項5の画像処理方法において、前記検出したプログラムに応じて圧縮率を選択するステップは、検出したプログラムが複数ある場合、複数の中から1つを選択し、圧縮率を選択するステップであることを特徴とする。
【0014】
本願の請求項8の発明は、請求項5の画像処理方法において、前記圧縮率を選択するステップは、検出したプログラムが動画再生ソフトウェアの場合、再生される動画のビットレートが高ければ圧縮率を小さく、ビットレートが低ければ圧縮率を大きくすることを特徴とする。
【0015】
本願の請求項9の発明は、請求項5〜8のいずれか1項の画像処理方法において、前記画像信号発生装置は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする。
【0016】
本願の請求項10の発明は、請求項9の画像処理方法において、前記圧縮するステップは、JPEG圧縮であることを特徴とする。
【0017】
本願の請求項11の発明は、画像信号を発生する画像信号発生装置と、発生した画像信号を送信する送信装置と、前記送信装置から送信された画像を受信して表示する表示装置とを備えた画像表示システムにおいて、前記画像発生装置は、発生する画像を取り込み、動作しているプログラムに応じて選択された圧縮方式で圧縮する圧縮手段を備え、前記送信装置は、選択された圧縮方式と圧縮画像を送信するものであり、前記表示装置は、送信された圧縮画像を圧縮方式に応じて伸張する伸張手段を備えることを特徴する。
【0018】
本願の請求項12の発明は、請求項11の画像表示システムにおいて、前記画像信号発生装置は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする。
【0019】
本願の請求項13の発明は、請求項11または請求項12の画像表示システムにおいて、前記画像表示装置は、プロジェクタであることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による画像処理方法について説明する。本実施の形態ではパーソナルコンピュータ(以下、PCという)上で表示している画像を連続して取り込み圧縮するものとする。図2は本実施の形態の画像処理装置の構成を示すブロック図、図3はPCの画面を模式的に表したものである。
【0021】
図2においてCPU11がバスライン12に接続される。バスライン12にはメモリ13、ディスプレイ14が接続され、又入力部15やグラフィックアダプタ16も接続されて画像再生装置が構成されている。
【0022】
また図3は、このパーソナルコンピュータ10のディスプレイ14上の画面21に文書作成ソフトウェア(以下、ソフトという)Aの表示領域22、動画表示ソフトEの表示領域23があることを示している。領域24は文書作成ソフトA、動画再生ソフトEが表示されていない背景領域を示している。
【0023】
次に本実施の形態の画像処理方法について図1のフローチャートを用いて詳しく説明する。まず、ステップS11では、PCの画面21全体の内容をPCのメモリ上に取り込む。ステップS12では、取り込んだ画面全体の内容と、前回取り込んだ内容とを比較し、変化点の座標を算出し、画面の変化領域を算出する。図4は変化領域の算出方法の例を説明するための図である。ここで、図4上の×印は、前回取り込んだ画面と、今回取り込んだ画面の変化があった画素である。変化領域は、画面の変化があった画素を全て含むような矩形を算出することで得られる。図4は算出した変化領域25の例を示している。ただし、初回の取り込み時は前回取り込んだ画面が存在しないため、全画面を変化領域とする。
【0024】
さてステップS13において、算出した変化領域25が、例えばPCの画面上で文書作成ソフトAの表示領域22に完全に含まれている場合には、変化しているアプリケーションとして文書作成ソフトAを検出する。変化領域25が図4に示すように背景領域24、文書作成ソフトAの表示領域22、動画再生ソフトEの表示領域23の全てに重なっている場合には、重なっている部分毎に分割して、アプリケーションを検出し、以降の処理ステップを行う。
【0025】
ステップ14では、検出されたアプリケーションをリストから検索する。このリストの例を図5に示す。アプリケーションが検出されない場合、背景領域24の場合は、図5のリストでは、その他が選択される。
【0026】
このリストはあらかじめ登録されたプログラムと圧縮方式を対応付けたリストである。例えば、検出したプログラムが文書作成ソフトAであれば、リストが参照され、ステップ15にて圧縮方式としてPNG圧縮が選択される。文書を作成するプログラムの場合、表示される画像は色数が少ないことが多く、PNG圧縮を用いることで高速かつ歪なしに圧縮後の容量を抑えることができる。従って図5のリストでは文書作成ソフトAおよび文書作成ソフトDをPNG圧縮としている。また画像表示ソフトの場合、自然画を扱うことが多いため、自然画に適したJPEG圧縮を用いる。また動画表示ソフトの場合、自然画かつ前画面との相関があることが多いため、MPEG圧縮のようにフレーム間差分を用いる圧縮方式を選択する。さらに、その他のアプリケーションや背景画像の場合には、様々な画像に対して平均的に歪が少なく高速の圧縮方式、例えばベクトル量子化の圧縮を選択する。このように検索した図3のリストに応じて、PNG圧縮(ステップS16)、JPEG圧縮(ステップS17)、MPEG圧縮(ステップS18)、ベクトル量子化(ステップS19)のいずれかを選択する。このような選択は画像の領域毎に行って圧縮するものとする。
【0027】
このように圧縮する画像がどのアプリケーションが表示している領域か検出することで、最適な圧縮方式を選択できる。従って本実施の形態によれば、画像の劣化を抑えながら、画像を高速に、容量をより小さく圧縮することができる。
【0028】
なお、本実施の形態では、部分毎に分割して、アプリケーションを検出し、夫々に圧縮を行う方法について説明したが、例えば図4の変化領域25を分割せずに1度に圧縮する方法でもよい。その場合の圧縮方式の選択は、例えば図5のリストにおいて、登録プログラムを上から順に優先し、変化領域25が文書作成ソフトAに少しでも含まれる場合はPNG圧縮を選択し、変化領域が文書作成ソフトAに含まれず、画像表示ソフトBに少しでも含まれる場合はJPEG圧縮を選択するという方法を用いてもよい。
【0029】
また、本実施の形態では、登録するアプリケーションとして文書作成ソフト、画像表示ソフト、動画表示ソフトの例について説明したが、これに限るものではない。また図5のリストはあらかじめ登録しておいてもよいし、使用者によって書き換え可能にしてもよい。
【0030】
また、画面全体を取り込み、変化点を検出する方法の例について説明したが、動作しているアプリケーション通知や動作しているアプリケーションの画面更新の通知を受けて動作しているアプリケーションを検出し動作する方法としてもよい。
【0031】
また、本実施の形態では圧縮方式の例としてPNG圧縮、JPEG圧縮、MPEG圧縮、ベクトル量子化を示したが、色数を少なくする方式や、画像の画素数を縮小する方式でもよく、これに限るものではない。
【0032】
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2の画像処理方法について説明する。この画像処理方法を実現する装置については前述した実施の形態と同様である。この実施の形態は、画面の領域毎に使用するソフトとその伝送速度とによって圧縮率を決定するようにしたものである。
【0033】
次に画像処理方法について図6のフローチャートを用いて詳しく説明する。まず、ステップ61では、PCの画面全体の内容をPCのメモリ上に取り込む。ステップS62では、実施の形態1と同様に、取り込んだ画面全体の内容と、前回取り込んだ内容とを比較し、変化点の座標を算出し、変化点が複数の場合それを含む最大の矩形の領域を変化領域とする。ただし、初回は前回に取り込んだ内容が存在しないため、全画面を変化領域とする。ステップS63では変化したアプリケーションを検出する。ここまでの処理は前述した実施の形態1と同様である。例えば算出した変化領域が、PCの画面上で例えば動画再生ソフトIが表示している領域に含まれている場合には、変化しているプログラムとして動画再生ソフトIを検出する。ステップ64では、検出されたアプリケーションが動画再生ソフトかどうかを判断し、動画再生ソフトでなければステップS65においてアプリケーションをリストから検索する。このリストの例を図7に示す。アプリケーションが検出されない場合は、図7のリストでは、その他を選択するものとする。動画再生ソフトIの場合には、ステップS66にて再生している動画のビットレートを検出する。そしてステップS67において圧縮率を選択する。例えば64kbpsの動画を再生している場合には図8のリストからJPEGの圧縮率50が選択される。検出されたアプリケーションが文書作成ソフトGの場合、ステップS67にて図7のリストを参照し、圧縮率90が選択される。このように圧縮率を選択した後、ステップS68にてJPEG圧縮が行われる。
【0034】
以上のように、圧縮する画像がどのアプリケーションで表示している領域かを検出することで、最適なJPEGの圧縮率を選択できる。したがって、文書作成ソフトといった画像に高周波成分が含まれるソフトには圧縮率を下げ、画像歪みを低減し、画像表示ソフトでは圧縮率を上げることで、高速の処理が実現できる。また動画再生ソフトの場合においては、ビットレートにより圧縮率を変えることで、ビットレートが低く画像歪みが大きい画像に対しては、JPEGの圧縮率を上げることで、必要以上のビットレートを割り当てることを防げ、高速化が可能である。逆にビットレートが高く画像歪みが小さい画像に対しては、JPEGの圧縮率を下げて、画像劣化を防ぐことができる。以上のように、本発明によれば、圧縮する画像がどのアプリケーションが表示している領域か検出することで、最適の圧縮率を選択でき、画像の劣化を抑えながら画像を高速に容量をより小さく圧縮することができる。
【0035】
なお、本実施の形態では、部分毎に分割してアプリケーションを検出し、夫々に圧縮を行う方法について説明したが、変化領域を分割せずに1度に圧縮する方法でもよい。その場合の圧縮方式の選択は、変化領域に含まれるアプリケーションの中で最も低い圧縮率を選択してもよいし、平均値、中間値を選択してもよく、これに限るものではない。
【0036】
また、本実施の形態では、登録するアプリケーションとして文書作成ソフト、画像表示ソフト、動画表示ソフトの例について説明したが、これに限るものではない。また図7や図8のリストはあらかじめ登録しておいてもよいし、使用者によって書き換え可能にしてもよい。また、動画表示ソフトの場合ビットレートによって圧縮率を変化させる例について説明したが、例えば再生しているソフトのフォーマットによって圧縮率を変化させてもよく、これに限るものではない。また、画面全体を取り込み、変化点を検出する方法の例について説明したが、動作しているアプリケーション通知や動作しているアプリケーションの画面更新の通知を受けて動作しているアプリケーションを検出し動作するようにしてもよい。また、本実施の形態ではJPEG圧縮の例を示したが、これに限るものではない。
【0037】
(第3の実施の形態)
図9は本発明の実施の形態3による表示システムの構成図である。図9において、91はプロジェクタ、92はプロジェクタの画像を映すスクリーン、93はPC、94は無線LAN送受信器である。この表示システムは、まずPC93にて表示されている画像をメモリに取り込む。次に、取り込んだ画像を圧縮し、無線LAN送受信器94を介してプロジェクタ91に送信する。プロジェクタ91では圧縮された画像を受信し、伸張してその画像をスクリーン92に表示する。これにより、PC93上の画面と同じ画像をスクリーン92上に表示することができる。ここでPC93は画像信号を発生する画像信号発生装置であり、無線LAN送受信器94はこうして発生した画像信号を送信する送信装置を構成している。又プロジェクタ91は送信された画像を受信して表示する表示装置を構成している。
【0038】
図10は内部の具体的な構成を示すブロック図である。図10において、101〜110はPC側の処理ブロックであり、111〜115はプロジェクタ側の処理ブロックである。PC93は、動作アプリケーション検出手段101、一定時間を監視する時間監視手段102、動作アプリケーションの表示が行われている領域を画像メモリに取り込む動作部取り込み手段103、全画面をメモリに取り込む画面全体取り込み手段104、前画面と現画面とを比較し、更新された領域を算出する更新領域算出手段105、更新領域の画像を取得する更新記録取得手段106、動作アプリケーション検出手段101で検出されたアプリケーションに応じて圧縮方式を決定する圧縮方式選択手段107、画像を圧縮する画像圧縮手段108、更新領域算出手段105や圧縮方式選択手段107で得られた画像情報をプロジェクタに送信する画像情報送信手段109、及び圧縮された画像をプロジェクタ91に送信する圧縮画像送信手段110を含んで構成されている。ここで画像信号送信手段109と圧縮画像送信110とは、無線LAN送受信器94によって実現される。
【0039】
一方プロジェクタ91は、画像情報を受信する画像情報受信手段111、圧縮画像を受信する圧縮画像受信手段112、圧縮された画像を画像情報受信手段111の情報に基づいて伸張する画像伸張手段113、画像情報受信手段111で得られた画像情報に基づいて前画面から更新された部分のみを画像メモリへ更新する前画面の更新手段114、画像メモリの情報を表示する表示手段115を含んで構成されている。
【0040】
以上のように構成した表示システムの動作について説明する。まず動作アプリケーション検出手段101はPCのアプリケーションが画面に描画する命令を取得することにより動作アプリケーションを検出する。PC93上で動作アプリケーション検出手段101にて動作しているアプリケーションを検出するか、もしくは動作しているアプリケーションがなく時間監視手段102にて例えば1秒といった一定時間が経過した場合に、更新領域算出手段105にて前画面と現画面とを比較する。更新領域算出手段105における前画面と現画面の比較は、動作しているアプリケーションが検出された場合には、そのアプリケーションが画面上に描画する領域のみを動作部取り込み手段103にてメモリに取り込んで、比較する。また一定時間が経過した場合には、画面全体取り込み手段104にて全画面をメモリに取り込み、比較する。
【0041】
比較の結果、更新領域算出手段105にて、変化点の座標を取得し、その全てを含む矩形領域を変化領域として算出する。その矩形領域の画像のデータを更新領域取得手段106にて取得し、画像圧縮手段108に渡す。また、動作しているアプリケーションの情報を用いて、圧縮方式選択手段107にて圧縮方式を選択し画像圧縮手段108へ渡す。画像圧縮手段108はその情報に基づいて画像を圧縮する。圧縮方式の選択方法については後述する。更新領域算出手段105で算出された矩形領域の左上座標と右下座標、圧縮方式選択手段107で選択された圧縮方式の情報は、画像情報送信手段109にてプロジェクタ91へ送信する。画像圧縮手段108で圧縮された画像データは、圧縮画像送信手段110にてプロジェクタ91へ送信する。
【0042】
プロジェクタ91では、画像情報受信手段111にて画像情報を取得し、圧縮画像受信手段112にてPC93からの圧縮画像を取得し、画像情報に基づいて画像伸張手段113にて画像を伸張する。その後画像情報受信手段111の画像情報にて得られた座標に対応するプロジェクタ91の画像メモリの位置に伸張した画像データを更新手段114にて更新し、表示手段115にてプロジェクタ91の画像メモリの情報を表示する。以上の構成により、PC93上で表示している画像と同じ画像をプロジェクタ91で投影することができる。
【0043】
次に、圧縮方式選択手段107の動作について詳しく説明する。圧縮方式選択手段107は動作アプリケーション検出手段101にて検出されたアプリケーションに応じて、実施の形態1と同様に例えば図11のようなリストから圧縮方式を選択する。アプリケーションが検出されない領域では、図11のリストでは、その他が選択されるものとする。
【0044】
図11で示したリストは、アプリケーションの種類に応じて圧縮方式を対応付けてある。例えば、検出したプログラムが文書作成ソフトMであれば、リストが参照され、PNG圧縮方式が選択される。文書を作成するプログラムの場合、表示される画像は色数が少ないことが多く、PNG圧縮を用いることで高速かつ歪なしに圧縮後の容量を抑えることができるため、図11のリストでは文書作成ソフトMおよび文書作成ソフトPをPNG圧縮に対応付けをしている。また画像表示ソフトの場合、自然画を扱うことが多いため、自然画に適したJPEG圧縮を用いるように、また動画表示ソフトの場合、自然画かつ前画面との相関があることが多いため、MPEG圧縮のようにフレーム間差分を用いる圧縮方式を選択する。又背景画像ではJPEG圧縮を選択する。
【0045】
したがって、本発明によれば、動作しているアプリケーションに応じて最適な圧縮方式を選択できるため、伝送路の伝送容量が小さい場合にも、画像劣化を抑えて高速に動作する画像表示システムを提供することができる。
【0046】
なお、本実施の形態では、登録するアプリケーションとして文書作成ソフト、画像表示ソフト、動画表示ソフトの例について説明したが、これに限るものではない。また図11のリストはあらかじめ登録しておいてもよいし、使用者によって書き換え可能にしてもよい。
【0047】
また、動作しているアプリケーションの画面更新の通知を受けて動作しているアプリケーションを検出する方法について説明したが、画面全体を取り込み、変化領域を検出することにより動作しているアプリケーションを判別する方法としてもよい。
【0048】
また、本実施の形態ではPNG圧縮、JPEG圧縮、MPEG圧縮といった圧縮形式の例を示したが、色数を少なくする方式や、画像の画素数を縮小する方式でもよく、これに限るものではない。
【0049】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、画像の劣化を抑えながら、画像を高速に、容量をより小さく圧縮する画像処理方法および画像表示システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による画像処理方法の動作を示すフローチャート
【図2】本発明の実施の形態1を実行する画像処理装置を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1における動作を説明するための模式図
【図4】本発明の実施の形態1における変化したアプリケーションを検出する方法を説明するための模式図
【図5】本発明の実施の形態1における圧縮方式の選択方法を説明するためのリスト
【図6】本発明の実施の形態2による画像処理方法の動作を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態2における圧縮率の選択方法を説明するためのリスト
【図8】本発明の実施の形態2における動画ソフトの圧縮率の選択方法を説明するためのリスト
【図9】本発明の実施の形態3を説明するための構成図
【図10】本発明の実施の形態3の動作を説明するためのブロック図
【図11】本発明の実施の形態3における圧縮方式の選択方法を説明するためのリスト
【図12】従来の画像処理装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
22 文書作成ソフトAの表示領域
23 動画再生ソフトEの表示領域
24 背景領域
25 変化領域
91 プロジェクタ
92 スクリーン
93 パーソナルコンピュータ(PC)
94 無線LAN送受信器
101 動作アプリケーション検出手段
102 時間監視手段
107 圧縮方式選択手段
108 画像圧縮手段
109 圧縮画像送信手段
112 圧縮画像受信手段
113 画像伸張手段

Claims (13)

  1. 画像信号発生装置の画像を圧縮する画像処理方法であって、前記画像信号発生装置の表示する領域毎に、前記画像信号発生装置が画像を生成するプログラムを検出するステップと、
    検出したプログラムに応じて圧縮方法を選択するステップと、
    前記画像信号発生装置の生成する画像を選択された圧縮方法に応じて圧縮するステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記圧縮ステップは、各表示領域毎に前記画像信号発生装置の生成する画像を圧縮する方法であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記検出したプログラムに応じて圧縮方法を選択するステップは、検出したプログラムが複数ある場合、複数の中から1つを選択し、圧縮方法を選択するステップであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 前記画像信号発生装置は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  5. 画像信号発生装置の画像を圧縮する画像処理方法であって、前記画像信号発生装置の表示する領域毎に、前記画像信号発生装置が画像を生成するプログラムを検出するステップと、
    検出したプログラムに応じて圧縮率を選択するステップと、
    前記画像信号発生装置の生成する画像を選択された圧縮率に応じて圧縮するステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  6. 前記圧縮ステップは、各表示領域毎に前記画像信号発生装置の生成する画像を圧縮する方法であることを特徴とする請求項5に記載の画像処理方法。
  7. 前記検出したプログラムに応じて圧縮率を選択するステップは、検出したプログラムが複数ある場合、複数の中から1つを選択し、圧縮率を選択するステップであることを特徴とする請求項5に記載の画像処理方法。
  8. 前記圧縮率を選択するステップは、
    検出したプログラムが動画再生ソフトウェアの場合、再生される動画のビットレートが高ければ圧縮率を小さく、ビットレートが低ければ圧縮率を大きくすることを特徴とする請求項5に記載の画像処理方法。
  9. 前記画像信号発生装置は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  10. 前記圧縮するステップは、JPEG圧縮であることを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 画像信号を発生する画像信号発生装置と、
    発生した画像信号を送信する送信装置と、
    前記送信装置から送信された画像を受信して表示する表示装置とを備えた画像表示システムにおいて、
    前記画像発生装置は、発生する画像を取り込み、動作しているプログラムに応じて選択された圧縮方式で圧縮する圧縮手段を備え、
    前記送信装置は、選択された圧縮方式と圧縮画像を送信するものであり、
    前記表示装置は、送信された圧縮画像を圧縮方式に応じて伸張する伸張手段を備えることを特徴する画像表示システム。
  12. 前記画像信号発生装置は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする請求項11に記載の画像表示システム。
  13. 前記画像表示装置は、プロジェクタである請求項11または請求項12に記載の画像表示システム。
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