JP2004310239A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】省スペースタイプのデスクトップ型でありながら、使用場所の移動が容易であると共に表示装置の表示面を大きく取ることができる電子機器を提供することを課題とする。
【解決手段】ほぼ扁平な箱状をした表示装置3を一体的に備え、機器本体2の主面4a、すなわち、外表面のうち最も大きな面をほぼ垂直方向に沿う向きで載置されて使用され、機器本体には上記主面に沿ってほぼ上下方向に延びる案内部8と一端が回動自在に連結された支持腕7と上記案内部に沿って移動する摺動部材10とが設けられ、表示装置は、両側部の上下方向における中間の部分が上記支持腕の他端に回動自在に連結され、両側部の上下方向における一端部が上記摺動部材に回動自在に連結され、上記摺動部材は表示装置の一端部の両側部より内側において上記案内部に支持されている。
【選択図】 図3
【解決手段】ほぼ扁平な箱状をした表示装置3を一体的に備え、機器本体2の主面4a、すなわち、外表面のうち最も大きな面をほぼ垂直方向に沿う向きで載置されて使用され、機器本体には上記主面に沿ってほぼ上下方向に延びる案内部8と一端が回動自在に連結された支持腕7と上記案内部に沿って移動する摺動部材10とが設けられ、表示装置は、両側部の上下方向における中間の部分が上記支持腕の他端に回動自在に連結され、両側部の上下方向における一端部が上記摺動部材に回動自在に連結され、上記摺動部材は表示装置の一端部の両側部より内側において上記案内部に支持されている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な電子機器に関する。詳しくは、いわゆる縦置き型で表示装置を備えた電子機器において、表示装置を大型化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
使用に当たって表示装置を必要とする電子機器がある。例えば、パーソナルコンピューター、ワードプロセッサー等がある。そして、かかる電子機器には、デスク上に据え置いて使用するタイプのいわゆるデスクトップ型と称されるものと持ち歩いて適時に所望の場所で使用するタイプのいわゆるノート型とかラップトップ型と称されるものがある。
【0003】
デスクトップ型の電子機器の場合、特に、パーソナルコンピュータにあっては、表示装置が演算部、記憶装置、インターフェース等が纏められた機器本体と別体に構成されており、使用時には機器本体に表示装置をケーブルによって接続するようになっている。
【0004】
外出時に携帯する必要がない限りは、デスクトップ型の方が大きさに関してノート型ほどの制約を受けないので、記憶装置の容量や拡張性、その他の点で優れている。
【0005】
しかしながら、室内で使用する場合でも、一箇所に据え置いたままで使用するだけでは使い勝手が悪い場合がある。例えば、育児中の母又は父が幼児の世話をする者が他にいる場合には、書斎での仕事の方が能率が上がり、逆に、幼児を世話をする者が他にいない場合には、たとい、幼児を寝かしつけた場合でも、幼児の側で仕事をした方が、能率は落ちるかもしれないが安心である。
【0006】
上記した場合等、電子機器を移動させて使用する場合、表示装置と機器本体とが別体に構成されていると、先ず、表示装置と機器本体との接続を解除し、それから、それぞれを別個に移動し、さらに、新たな使用場所において、表示装置と機器本体とを接続し直さなければならず、面倒である。
【0007】
そこで、デスクトップ型の電子機器においても、ノート型の電子機器のように、表示装置を機器本体に一体的に構成することが考えられる。
【0008】
そして、特許文献1及び特許文献2に示されたものはラップトップ型のものであるが、例えば、特許文献1の図10及び図11(特許文献2の図10、図11にも同様のものが示されている)に示された電子機器hのように、機器本体kの後端部に表示装置jをヒンジ機構lを介して回動自在に支持した構成をデスクトップ型の電子機器に採用した場合は、表示装置jの表示面mを大きく取ることができるという利点を有する。
【0009】
【特許文献1】
特許第2734033号公報
【特許文献2】
特許第2812277号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した特許文献1の図10及び図11に示された電子機器aは、ノート型あるいはラップトップ型と称されるもので、機器本体kの大きさがデスクトップ型の電子機器と比較すると小さなものであり、且つ、機器本体kの上面がキートップ面となっているので、使用者と表示装置kの表示面mとの間の間隔が適正になり、問題ないが、デスクトップ型の大きな機器本体の後端から表示装置が立ち上がった状態となると、使用者と表示装置の表示面との間の間隔が大きくなりすぎて、表示面を視認し難くなるという問題がある。
【0011】
また、近時、省スペース化の要求から、いわゆる、縦置き型の、すなわち、機器本体の主面、すなわち、概略六面体の外観を呈する外表面のうち最も大きな面をほぼ垂直方向に沿う向きで載置されて使用される電子機器が提供されている。かかる縦置き型の電子機器において、機器本体の一端(この場合は上端になる)に表示装置を回動自在に支持させたものでは、使用時において、表示装置は機器本体の上端からさらに上方へと立ち上がることになり、使用者の目の位置との関係で、使用者にかなり無理な姿勢を強いる結果となる。また、極めて不安定な状態となる。
【0012】
そこで、特許文献1の図9(特許文献2の図9にも同様のものが示されている)に示す電子機器aのように、表示装置cを機器本体dの前後方向におけるほぼ中央の位置に回動自在に支持したものと同じ構成を採用すれば(縦置きとする場合、表示装置の回動角度をほぼ180度と大きくする必要がある)、表示面位置が高くなりすぎたり、姿勢が不安定になるという問題は解決することができるが、今度は、必然的に表示面が小さくならざるを得ないという問題が生じる。
【0013】
そこで、本発明は、省スペースタイプのデスクトップ型でありながら、使用場所の移動が容易であると共に表示装置の表示面を大きく取ることができる電子機器を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明電子機器は、上記した課題を解決するために、ほぼ扁平な箱状をした表示装置を一体的に備え、機器本体の主面、すなわち、外表面のうち最も大きな面をほぼ垂直方向に沿う向きで載置されて使用され、機器本体には上記主面に沿ってほぼ上下方向に延びる案内部と一端が回動自在に連結された支持腕と上記案内部に沿って移動する摺動部材とが設けられ、表示装置は、両側部の上下方向における中間の部分が上記支持腕の他端に回動自在に連結され、両側部の上下方向における一端部が上記摺動部材に回動自在に連結され、上記摺動部材は表示装置の一端部の両側部より内側において上記案内部に支持されているものである。
【0015】
従って、本発明電子機器にあっては、収納状態と使用状態とで表示装置を機器本体の主面に対して反転させる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明電子機器の実施の形態について添付図面を参照して説明する。なお、図示した実施の形態は本発明をいわゆる縦置き使用するデスクトップ型のパーソナルコンピュータに適用したものである。
【0017】
まず、図1乃至図5を参照して、本発明にかかるデスクトップ型パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)の基本概念について説明する。
【0018】
パソコン1は機器本体2と表示装置3とが一体的に構成されて成る。
【0019】
機器本体2は、横長長方形の主面4a(図3参照)を有する概略六面体の外観を呈する筐体4内にマザーボードの他、記憶装置、インターフェース等、種々の装置や部材が配置されて成る。また、図示していないが、筐体4の外側に面して、シリアルポート、パラレルポート、マウスなどのPS/2ポート、ゲーム用コントローラなどのJOGポート等の各種の入出力ポートが設けられ、また、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc Recordable)、CD−RW(Compact Disc Rewritable)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)等のリムーバブルな記憶媒体の挿脱口等が設けられている。
【0020】
また、機器本体2はデスク上に縦置きで、すなわち、主面4aがほぼ正面を向く向きで使用されるべく、スタンド2aを有し、該スタンド2aは使用時には機器本体2の下端部に位置し(図1、図3、図4参照)、収納時には筐体4の背面4bに沿って位置する(図2参照)ようになっている。
【0021】
表示装置3はほぼ扁平な箱状の外観を呈しており、正面形状で機器本体2の主面4aとほぼ同じ大きさをしている(図1、図4参照)。表示装置3は、ほぼ扁平な箱状をした筐体5に、例えば、液晶表示板6が装着されて成る。そして、表示装置3の下端部(表示装置3に関して上下の方向を問題にする場合は、使用状態、すなわち、液晶表示板6の表示面6aが正面を向いた向きでの上下を指すものとする)には把手3aが設けられている。該把手3aは左右幅が大きく上下幅が小さいほぼ凹字状をしている。
【0022】
表示装置3は、収納時と使用時とで機器本体2の主面4aに対して表裏反転して位置するように、機器本体2に支持されている。すなわち、収納状態では、図1に示すように、液晶表示板6の表示面6aが機器本体2の主面4aに対向した状態となり、使用状態では、図4に示すように、筐体5の背面5aが機器本体2の主面4aに対向し、液晶表示板6の表示面6aが正面を向いた状態となる。
【0023】
機器本体2は、表示装置3を上記したように支持するために、支持腕7、7と案内部8、8と図1乃至図4では図示していない摺動部材を備える。
【0024】
支持腕7は一端部7aが機器本体2の筐体4の下端部の両側部外面に回動自在に連結され、他端部7bが表示装置3の筐体5の上下方向におけるほぼ中央の外側面に回動自在に連結される。上記案内部8、8は機器本体2の筐体4の正面(主面)の両側部の上端部から下端部までに亘って形成された溝として構成されている。そして、この溝に沿って移動するように図示しない摺動部材が設けられており、該摺動部材に表示装置3の筐体5の上端部の両側端部が回動自在に連結されている。なお、案内部8は上記したような溝であることは必須ではなく、摺動部材の移動を上下方向に案内することができるものであればかまわない。
【0025】
図1に示す状態が表示装置3の収納状態であり、表示装置3は、液晶表示板6の表示面6aが機器本体2の主面4aと対向した状態で、機器本体2の主面4aを覆ったようになっている。なお、この収納状態では、把手3aが上側に位置しており、該把手3aを把持して(図2参照)移動することができる。なお、移動の際は、スタンド2aを図2に示すように収納すると良い。なお、把手3aは移動の際に便利であるが、本発明において必須のものではなく、把手3aが無くても、例えば、両腕で抱える等により移動することは可能である。
【0026】
パソコン1を使用する際には、表示装置3の把手3a側(使用状態における下端部)を前方へ引き出しながら下方へ移動させるようにすると、表示装置3は支持腕7、7との連結部を支点として回動し、その結果、(使用状態における)上端部が上方へ移動するように力を受け、該上端部と連結されている図示しない摺動部材が機器本体2の案内部8、8に沿って上方へ移動し(図3に表示部3の上端部が移動範囲の上端に達するやや前の状態を示す)、そして、表示装置3の上端部が案内部8、8の上端まで移動すると、図4に示すように、表示装置3は図1に示す収納状態とは丁度表裏が反転した使用状態となる。この使用状態では、表示装置3の背面5aが機器本体2の主面4aと接触した状態となる。
【0027】
そして、キーボード9を表示装置3の手前に置いて、作業を行うことができる。キーボード9は機器本体2とは図示しないコードで接続され、又は、無線によって接続される。なお、キーボード9も機器本体2又は表示装置3の端部に回動自在に連結しておき、使用時に、表示装置3の下端から前側に突出するようにしておくこともできる。
【0028】
なお、図1に示す収納状態及び図4に示す使用状態において、適当なロック手段によって機器本体2に表示装置3が固定されるようにしておくことが望ましい。特に、収納状態にあっては、把手3aを把持して移動させることがあるので、ロック手段によって固定しておくことが必要である。また、使用状態においても、表示装置3の角度が妄りに変わってしまうことがないように、ロック手段によって表示装置3の位置を固定することが好ましい。しかしながら、使用状態においては、ロック手段の替わりに、支持腕7、7の両端の回動支点部、すなわち、表示装置3との回動支点部及び機器本体2との回動支点部の双方又は一方に摩擦機構を組み込んで、支持腕7、7の一端部7a、7aの機器本体2に対する回動及び支持腕7、7の他端部7b、7bの表示装置3に対する回動に一定以上のトルクが必要になるようにしておき、上記一定以上のトルクを、表示装置3が収納状態にある位置と使用状態にある位置との中間の位置にあるときに、表示装置3の自重によって上記2つ又は1つの回動支点部が回動してしまわない大きさとしておくことによって、使用時に使用者の好みに応じて表示装置3の表示面6aの角度を微調整することができる。
【0029】
また、収納状態において、表示装置3の背面5aに適当な表示を為すようにすることも可能である。例えば、図5に示すように、時計表示3bやメール着信表示3c等の適宜な表示を行うことができる。上記パソコン1にあっては、表示装置3の大きさを機器本体2の主面4aの大きさとほぼ同じ大きさまで大きくすることができるので、パソコンを使用していない状態、すなわち、表示装置3を収納した状態においても、大きな面である表示装置3の背面5aを利用して使用者にとって便利な表示を行うことができる。かかる表示には、上記したものの他、温度表示、湿度表示、伝言表示、絵や写真等のインテリア表示等が考えられるが、勿論、これら例示したものに限定されるものではない。なお、上記したように、表示装置3の背面を利用した表示を為す場合には、かかる表示専用の液晶表示板を設けたり、あるいは、時計や温度計等を組み込んだりすることになる。
【0030】
次に、図6乃至図10を参照して、表示装置3の機器本体2への支持構造について詳細に説明する。
【0031】
図6、図7で分かるように、機器本体2の筐体4の後部を為す筐体ベース41の下端部の両側部にはほぼ前方に向かって支持片42、42が突設されている。そして、該支持片42、42には支持腕7、7の下端部7a、7aが軸43、43を介して回動自在に支持されている。そして、軸43、43にはコイルバネ43a、43aが外嵌され、且つ、該コイルバネ43a、43aが支持腕7、7と軸43、43の一端に設けられたバネ受け部43b、43bとの間で圧縮されて支持腕7、7の下端7a、7aが支持片42、42に押しつけられ、これによって、支持片42、42に対して支持腕7、7を回動させるためには一定以上のトルクが必要なようになっている。
【0032】
機器本体2の筐体4の前面を為す主面4aのうち案内部8、8を構成する溝より内側の部分を為す前面板44がステー45、45、・・・を介して筐体ベース41に所定の間隔をおいて固定されている。なお、筐体4の主面4aのうち案内部8、8より外側の部分を構成する部材(図示しない)が筐体ベース41に固定され、該部材と前面板44によって主面4aが構成される。
【0033】
機器本体2には案内部8、8に沿って移動する摺動部材10、10が設けられる。図9及び図10でよく分かるように、摺動部材10は前後方向にやや長い基板11と該基板11の前後に間隔をおいた位置から内方に突出した2つの軸12、13と前側に位置した軸12に回転自在に支持されたローラ14とによって構成される。そして、後側に位置した軸13は丸棒状に形成されている。このような摺動部材10は案内部8の内側の縁、すなわち、上記前面板44の外側縁44aをローラ14と軸13とで挟み込んだ状態で上下方向に移動するようになっている。この時、ローラ14が前面板44の前面を転動するので、摺動部材10の上下方向への移動がスムーズに行われる。
【0034】
なお、後側の軸13は前面板44の裏面に沿って摺動するだけであるが、該軸13に回転自在なローラを支持させるようにしても良い。なお、前側の軸12のローラ14を無くして前面板44の外側縁44aを2本の軸12、13だけで挟んだ状態としても良いが、この場合は、前側の軸12が前面板44の前面を摺動するので、前面板44の前面が軸12との摩擦によって擦り傷が付く惧があるので、前面板44の外側縁44aが体裁面である場合には、見栄えの観点から、前側の軸12にはローラ14を支持させた方がよい。
【0035】
なお、摺動部材は必ずしも上記したもの10のような構造のものである必要はなく、案内部8に案内されて移動することができる構造のものであれば足りる。
【0036】
支持腕7、7の上端部7b、7bは軸51、51を介して表示装置3の筐体5の両側部の上下方向における中間部に回動自在に連結されている。
【0037】
図8で分かるように、表示装置3の筐体5の上端部の両側部には上方へ向かって僅かに突出した連結片52、52が突設されており、該連結片52、52の内側に摺動部材10、10の基板11、11の前端部が接触した状態で、軸12、12によって基板11、11と連結片52、52とが回動自在に連結されている。
【0038】
例えば、上記したような具体的構成を採ることによって、パソコン1は図1乃至図4に示したように使用することができる。
【0039】
そして、表示装置3の一端部を機器本体に対して上下方向に摺動自在に、また、表示装置3の上下方向における中間部を機器本体2に対して回動自在な支持腕7、7に回動自在にしたので、表示装置3をその上下方向における中央部で反転させることができ、表示装置3の正面積を機器本体2の主面4aとほぼ同じ大きさまで大きくすることができる。そのため、表示装置3の表示面6aの大きさ、特に、上下方向における大きさを大きくすることができる。勿論、収納状態においては、表示装置3の表示面6aはその全面が機器本体2の主面4aによって覆われるので、表面積の大きな表示面6aの保護が確実に為される。
【0040】
また、上記電子機器(パソコン)1にあっては、表示装置3はその一端部の両側部より内側において摺動部材10、10と連結され、さらに内側において、摺動部材10、10は上記案内部8、8に摺動自在に支持されているので、表示装置3の幅方向における大きさを大きくすることができる。例えば、 特許文献1の図2に示すように、表示装置(3)の一端部から外方に突出された支軸(17)が機器本体(4)に支持された案内部材(18)の長孔(19)に摺動自在に支持される構造であると、表示装置(3)の両側端を機器本体(4)の両側端よりかなり内側に位置させなければならず、従って、表示装置(3)の幅を機器本体(4)の幅よりかなり小さなものとしなければならないが、上記パソコン1のように構成することにより、表示装置3の横幅を機器本体2の横幅と等しい大きさまで大きくすることができる。
【0041】
上記したように、表示装置3、延いては、表示面6aの大きさを大きくすることができるにもかかわらず、いわゆる、縦置きタイプであるために、設置スペースが小さくて済むのに加えて、表示装置3が機器本体2に一体的に設けられているため、表示装置3を別個に設置するスペースが不要となり、さらなる、省スペース化を達成することができる。
【0042】
さらに、摺動部材10は2つの軸12(上記実施の形態ではローラ14が回転自在に支持されている)、13で案内部8を構成する溝の一方の縁(前面板44の外側縁44aを挟み込んだ状態で案内されるので、機器本体2側に設ける案内部8の構造が簡単になる。
【0043】
図11乃至図14に操作用キーを多数有する操作部としてキーボードを一体的に組み込んだ実施の形態を示す。
【0044】
この実施の形態にかかるパソコン1Aは、支持腕7、7の取付位置及び表示装置3の案内部8、8によって案内される部分が上記実施の形態と比べて上下逆になっている点で相違するだけで、それぞれの具体的構造はほぼ同じであるので、前の実施の形態において使用した符号をそのまま使用する。
【0045】
支持腕7、7の一端部7aが筐体ベース41の上端部に設けられた支持片42、42に軸43、43によって回動自在に支持され、支持腕7、7の他端部7b、7bが表示装置3の両側面部の上下方向における中央の位置で軸51によって回動自在に連結される。また、表示装置3の下端部に形成された連結片52、52が摺動部材10、10と軸12、12によって回動自在に連結される。なお、前の実施の形態においては表示装置3に把手3aが設けられていたが、このパソコン1Aにおいては、収納状態で上端に位置する部分である表示装置3の下端部は案内部8、8に案内されて機器本体2の主面4aに沿って移動するため、表示装置3の下端部からさらに下方へ突出する把手は上記移動の妨げになるので、取り付けることができない。そこで、図示しないが、把手が必要であれば、機器本体2の上端部に取り付けるようにすると良い。
【0046】
このパソコン1Aにあっては、キーボード60の後端部(図14に示す使用時における)が表示装置3の下端部に図示しないヒンジ機構によって回動自在に連結されている。
【0047】
なお、機器本体2の筐体4には回動自在な脚型のスタンド46が設けられており、パソコン1Aをデスク等の上に載置する場合には、スタンド46を図12中矢印Aに示すように引き出し、該スタンド46によってパソコン1Aの載置状態を安定させるようになっている。また、パソコン1Aを移動させる場合には、スタンド46を図12中矢印B方向に回動させて図11に示すようにスタンド46を収納する。
【0048】
図11は収納状態であり、この状態で、表示装置3は表示面6aが機器本体2の主面4aに対向した状態にあり、また、キーボード60は機器本体2と表示装置3との間に収納された状態となっている。
【0049】
図11に示す収納状態から、表示装置3の上端部(収納状態では下端に位置している)を前上方へ向けて引き出すと、表示装置3は支持腕7、7の他端部7b、7bに対して回動しながら、下端部(収納状態では上端に位置している)が案内部8、8に沿って下方へ移動していく(図12、図13参照)。そして、表示装置3の下端部が案内部8、8の下端部まで移動すると、表示装置3は表示面6aが前方を向いた使用状態となり、また、表示部3の下端部に連結されているキーボード60が表示装置3の下端部から前下方へ向けて延びた状態となり、図示しない各種キーが配列されたキートップ面61がほぼ上方を向いた使用状態となる(図14参照)。
【0050】
使用状態から収納状態とするときは、表示装置3の上端部を前下方へ向けて引き出しながらキーボード60を表示装置3に対して回動させてキートップ面61が表示装置3の表示面6aと対面するようにしていく。これによって、キーボード60が表示装置3の方へ折り畳まれながら、表示装置3の下端部が案内部8、8に沿って上方へ移動して、図13、図12に示す状態を経て図11に示す収納状態となる。
【0051】
このパソコン1Aによると、機器本体2に表示装置3の他キーボード60まで一体的に構成され、収納状態はもとより使用状態においても非常にコンパクトに纏められ、狭いスペースにおいても支障なく使用することができる。また、室内における移動なども、ワンタッチ、すなわち、一動作で使用状態から収納状態にして、簡単に行うことができ、また、移動先においてもワンタッチで使用状態とすることができ、極めて利便性の高いものとなる。
【0052】
なお、上記した実施の形態においては、本発明をパソコンに適用したものを示したが、本発明の適用範囲がパソコンに限られることを意味するものではなく、本発明は、表示装置を有する電子機器であれば適用することができ、たとえば、ワープロ専用機やネットワーク端末またはワークステーションなどの各種情報処理機器、あるいは、計測や放送等の分野で使用される各種専用機器(たとえば、スペクトルアナライザやノンリニア編集装置など)等に適用することができる。これらの機器も機器本体の他に表示装置を有する点で、本実施の形態で示したパーソナルコンピュータ1、1Aと共通する。なお、上記各実施の形態では、表示装置として、液晶表示板6を使用したものを示したが、これに限定されないことはもちろんであり、EL(Electro Luminescence)やプラズマディスプレイなどの他のタイプの表示装置であってもよい。
【0053】
その他、上記した各実施の形態において示した各部の具体的形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0054】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明電子機器は、ほぼ扁平な箱状をした表示装置を一体的に備え、機器本体の主面、すなわち、外表面のうち最も大きな面をほぼ垂直方向に沿う向きで載置されて使用される電子機器であって、機器本体には上記主面に沿ってほぼ上下方向に延びる案内部と一端が回動自在に連結された支持腕と上記案内部に沿って移動する摺動部材とが設けられ、表示装置は、両側部の上下方向における中間の部分が上記支持腕の他端に回動自在に連結され、両側部の上下方向における一端部が上記摺動部材に回動自在に連結され、上記摺動部材は表示装置の一端部の両側部より内側において上記案内部に支持されていることを特徴とする。
【0055】
従って、本発明電子機器にあっては、収納状態と使用状態とで表示装置を機器本体の主面に対して反転させることができるため、表示装置の大きさを電子機器の主面を覆う大きさまで大きくすることができ、よって、表示装置の大きさ、延いては、表示面の大きさを大きくすることができる。また、表示装置は表示面が機器本体の主面と対面した状態で収納されるので、表示面の保護が確実に為される。
【0056】
そして、表示面の大きさを大きくすることができるにもかかわらず、いわゆる縦置き型であるので、設置スペースが小さくて済むという利点を有する。
【0057】
請求項2に記載した発明にあっては、上記案内部は面部がほぼ正面を向いた板状を成し、上記摺動部材は案内部を前後から挟む少なくとも2つの挟み部を有するので、機器本体に設ける案内部が板状をしていれば足り、案内部の構造が極めて簡単である。
【0058】
請求項3に記載した発明にあっては、上記2つの挟み部のうち案内部の正面に接触する挟み部は回転可能なローラであるので、摺動部材の移動がスムーズに行われると共に、案内部の正面に傷が付く惧が少ない。
【0059】
請求項4に記載した発明にあっては、操作用キーを多数有する操作部が上記表示装置の上下方向における一方の端部に回動自在に支持されたので、機器本体に表示装置の他操作部まで一体的に構成され、収納状態はもとより使用状態においても非常にコンパクトに纏められ、狭いスペースにおいても支障なく使用することができる。また、室内における移動なども、ワンタッチ、すなわち、一動作で使用状態から収納状態にして、簡単に行うことができ、また、移動先においてもワンタッチで使用状態とすることができ、極めて利便性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図5と共に本発明電子機器の基本概念を示すものであり、本図は表示装置を収納した収納状態を示す斜視図である。
【図2】把手を把持して移動している状態を示す斜視図である。
【図3】表示装置を収納状態から使用状態にする途中の状態を示す斜視図である。
【図4】表示装置を使用状態にした状態を示す斜視図である。
【図5】表示装置の収納状態において表示装置の背面を利用した表示を為している状態を示す斜視図である。
【図6】図7乃至図10と共に表示装置の機器本体への支持構造の具体的構成例を外筐を取り除いた状態で示すものであり、本図は表示装置が移動途中にある状態を示す概略斜視図である。
【図7】表示装置が移動途中にある状態を示す概略側面図である。
【図8】表示装置が収納状態にある状態を示す概略正面図である。
【図9】要部の拡大斜視図である。
【図10】図7のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図11】図12乃至図14と共に別の実施の形態の外筐を取り除いた状態の概略側面図であり、本図は収納状態を示すものである。
【図12】表示装置を収納状態から使用状態へ向けて移動させ始めた状態を示すものである。
【図13】使用状態になる直前の状態を示すものである。
【図14】使用状態を示すものである。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ(電子機器)、2…機器本体、3…表示装置、4a…主面、7…支持腕、8…案内部、10…摺動部材、12…軸(挟み部)、13…軸(挟み部)、14…ローラ、1A…パーソナルコンピュータ(電子機器)、60…キーボード(操作部)
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な電子機器に関する。詳しくは、いわゆる縦置き型で表示装置を備えた電子機器において、表示装置を大型化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
使用に当たって表示装置を必要とする電子機器がある。例えば、パーソナルコンピューター、ワードプロセッサー等がある。そして、かかる電子機器には、デスク上に据え置いて使用するタイプのいわゆるデスクトップ型と称されるものと持ち歩いて適時に所望の場所で使用するタイプのいわゆるノート型とかラップトップ型と称されるものがある。
【0003】
デスクトップ型の電子機器の場合、特に、パーソナルコンピュータにあっては、表示装置が演算部、記憶装置、インターフェース等が纏められた機器本体と別体に構成されており、使用時には機器本体に表示装置をケーブルによって接続するようになっている。
【0004】
外出時に携帯する必要がない限りは、デスクトップ型の方が大きさに関してノート型ほどの制約を受けないので、記憶装置の容量や拡張性、その他の点で優れている。
【0005】
しかしながら、室内で使用する場合でも、一箇所に据え置いたままで使用するだけでは使い勝手が悪い場合がある。例えば、育児中の母又は父が幼児の世話をする者が他にいる場合には、書斎での仕事の方が能率が上がり、逆に、幼児を世話をする者が他にいない場合には、たとい、幼児を寝かしつけた場合でも、幼児の側で仕事をした方が、能率は落ちるかもしれないが安心である。
【0006】
上記した場合等、電子機器を移動させて使用する場合、表示装置と機器本体とが別体に構成されていると、先ず、表示装置と機器本体との接続を解除し、それから、それぞれを別個に移動し、さらに、新たな使用場所において、表示装置と機器本体とを接続し直さなければならず、面倒である。
【0007】
そこで、デスクトップ型の電子機器においても、ノート型の電子機器のように、表示装置を機器本体に一体的に構成することが考えられる。
【0008】
そして、特許文献1及び特許文献2に示されたものはラップトップ型のものであるが、例えば、特許文献1の図10及び図11(特許文献2の図10、図11にも同様のものが示されている)に示された電子機器hのように、機器本体kの後端部に表示装置jをヒンジ機構lを介して回動自在に支持した構成をデスクトップ型の電子機器に採用した場合は、表示装置jの表示面mを大きく取ることができるという利点を有する。
【0009】
【特許文献1】
特許第2734033号公報
【特許文献2】
特許第2812277号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した特許文献1の図10及び図11に示された電子機器aは、ノート型あるいはラップトップ型と称されるもので、機器本体kの大きさがデスクトップ型の電子機器と比較すると小さなものであり、且つ、機器本体kの上面がキートップ面となっているので、使用者と表示装置kの表示面mとの間の間隔が適正になり、問題ないが、デスクトップ型の大きな機器本体の後端から表示装置が立ち上がった状態となると、使用者と表示装置の表示面との間の間隔が大きくなりすぎて、表示面を視認し難くなるという問題がある。
【0011】
また、近時、省スペース化の要求から、いわゆる、縦置き型の、すなわち、機器本体の主面、すなわち、概略六面体の外観を呈する外表面のうち最も大きな面をほぼ垂直方向に沿う向きで載置されて使用される電子機器が提供されている。かかる縦置き型の電子機器において、機器本体の一端(この場合は上端になる)に表示装置を回動自在に支持させたものでは、使用時において、表示装置は機器本体の上端からさらに上方へと立ち上がることになり、使用者の目の位置との関係で、使用者にかなり無理な姿勢を強いる結果となる。また、極めて不安定な状態となる。
【0012】
そこで、特許文献1の図9(特許文献2の図9にも同様のものが示されている)に示す電子機器aのように、表示装置cを機器本体dの前後方向におけるほぼ中央の位置に回動自在に支持したものと同じ構成を採用すれば(縦置きとする場合、表示装置の回動角度をほぼ180度と大きくする必要がある)、表示面位置が高くなりすぎたり、姿勢が不安定になるという問題は解決することができるが、今度は、必然的に表示面が小さくならざるを得ないという問題が生じる。
【0013】
そこで、本発明は、省スペースタイプのデスクトップ型でありながら、使用場所の移動が容易であると共に表示装置の表示面を大きく取ることができる電子機器を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明電子機器は、上記した課題を解決するために、ほぼ扁平な箱状をした表示装置を一体的に備え、機器本体の主面、すなわち、外表面のうち最も大きな面をほぼ垂直方向に沿う向きで載置されて使用され、機器本体には上記主面に沿ってほぼ上下方向に延びる案内部と一端が回動自在に連結された支持腕と上記案内部に沿って移動する摺動部材とが設けられ、表示装置は、両側部の上下方向における中間の部分が上記支持腕の他端に回動自在に連結され、両側部の上下方向における一端部が上記摺動部材に回動自在に連結され、上記摺動部材は表示装置の一端部の両側部より内側において上記案内部に支持されているものである。
【0015】
従って、本発明電子機器にあっては、収納状態と使用状態とで表示装置を機器本体の主面に対して反転させる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明電子機器の実施の形態について添付図面を参照して説明する。なお、図示した実施の形態は本発明をいわゆる縦置き使用するデスクトップ型のパーソナルコンピュータに適用したものである。
【0017】
まず、図1乃至図5を参照して、本発明にかかるデスクトップ型パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)の基本概念について説明する。
【0018】
パソコン1は機器本体2と表示装置3とが一体的に構成されて成る。
【0019】
機器本体2は、横長長方形の主面4a(図3参照)を有する概略六面体の外観を呈する筐体4内にマザーボードの他、記憶装置、インターフェース等、種々の装置や部材が配置されて成る。また、図示していないが、筐体4の外側に面して、シリアルポート、パラレルポート、マウスなどのPS/2ポート、ゲーム用コントローラなどのJOGポート等の各種の入出力ポートが設けられ、また、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc Recordable)、CD−RW(Compact Disc Rewritable)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)等のリムーバブルな記憶媒体の挿脱口等が設けられている。
【0020】
また、機器本体2はデスク上に縦置きで、すなわち、主面4aがほぼ正面を向く向きで使用されるべく、スタンド2aを有し、該スタンド2aは使用時には機器本体2の下端部に位置し(図1、図3、図4参照)、収納時には筐体4の背面4bに沿って位置する(図2参照)ようになっている。
【0021】
表示装置3はほぼ扁平な箱状の外観を呈しており、正面形状で機器本体2の主面4aとほぼ同じ大きさをしている(図1、図4参照)。表示装置3は、ほぼ扁平な箱状をした筐体5に、例えば、液晶表示板6が装着されて成る。そして、表示装置3の下端部(表示装置3に関して上下の方向を問題にする場合は、使用状態、すなわち、液晶表示板6の表示面6aが正面を向いた向きでの上下を指すものとする)には把手3aが設けられている。該把手3aは左右幅が大きく上下幅が小さいほぼ凹字状をしている。
【0022】
表示装置3は、収納時と使用時とで機器本体2の主面4aに対して表裏反転して位置するように、機器本体2に支持されている。すなわち、収納状態では、図1に示すように、液晶表示板6の表示面6aが機器本体2の主面4aに対向した状態となり、使用状態では、図4に示すように、筐体5の背面5aが機器本体2の主面4aに対向し、液晶表示板6の表示面6aが正面を向いた状態となる。
【0023】
機器本体2は、表示装置3を上記したように支持するために、支持腕7、7と案内部8、8と図1乃至図4では図示していない摺動部材を備える。
【0024】
支持腕7は一端部7aが機器本体2の筐体4の下端部の両側部外面に回動自在に連結され、他端部7bが表示装置3の筐体5の上下方向におけるほぼ中央の外側面に回動自在に連結される。上記案内部8、8は機器本体2の筐体4の正面(主面)の両側部の上端部から下端部までに亘って形成された溝として構成されている。そして、この溝に沿って移動するように図示しない摺動部材が設けられており、該摺動部材に表示装置3の筐体5の上端部の両側端部が回動自在に連結されている。なお、案内部8は上記したような溝であることは必須ではなく、摺動部材の移動を上下方向に案内することができるものであればかまわない。
【0025】
図1に示す状態が表示装置3の収納状態であり、表示装置3は、液晶表示板6の表示面6aが機器本体2の主面4aと対向した状態で、機器本体2の主面4aを覆ったようになっている。なお、この収納状態では、把手3aが上側に位置しており、該把手3aを把持して(図2参照)移動することができる。なお、移動の際は、スタンド2aを図2に示すように収納すると良い。なお、把手3aは移動の際に便利であるが、本発明において必須のものではなく、把手3aが無くても、例えば、両腕で抱える等により移動することは可能である。
【0026】
パソコン1を使用する際には、表示装置3の把手3a側(使用状態における下端部)を前方へ引き出しながら下方へ移動させるようにすると、表示装置3は支持腕7、7との連結部を支点として回動し、その結果、(使用状態における)上端部が上方へ移動するように力を受け、該上端部と連結されている図示しない摺動部材が機器本体2の案内部8、8に沿って上方へ移動し(図3に表示部3の上端部が移動範囲の上端に達するやや前の状態を示す)、そして、表示装置3の上端部が案内部8、8の上端まで移動すると、図4に示すように、表示装置3は図1に示す収納状態とは丁度表裏が反転した使用状態となる。この使用状態では、表示装置3の背面5aが機器本体2の主面4aと接触した状態となる。
【0027】
そして、キーボード9を表示装置3の手前に置いて、作業を行うことができる。キーボード9は機器本体2とは図示しないコードで接続され、又は、無線によって接続される。なお、キーボード9も機器本体2又は表示装置3の端部に回動自在に連結しておき、使用時に、表示装置3の下端から前側に突出するようにしておくこともできる。
【0028】
なお、図1に示す収納状態及び図4に示す使用状態において、適当なロック手段によって機器本体2に表示装置3が固定されるようにしておくことが望ましい。特に、収納状態にあっては、把手3aを把持して移動させることがあるので、ロック手段によって固定しておくことが必要である。また、使用状態においても、表示装置3の角度が妄りに変わってしまうことがないように、ロック手段によって表示装置3の位置を固定することが好ましい。しかしながら、使用状態においては、ロック手段の替わりに、支持腕7、7の両端の回動支点部、すなわち、表示装置3との回動支点部及び機器本体2との回動支点部の双方又は一方に摩擦機構を組み込んで、支持腕7、7の一端部7a、7aの機器本体2に対する回動及び支持腕7、7の他端部7b、7bの表示装置3に対する回動に一定以上のトルクが必要になるようにしておき、上記一定以上のトルクを、表示装置3が収納状態にある位置と使用状態にある位置との中間の位置にあるときに、表示装置3の自重によって上記2つ又は1つの回動支点部が回動してしまわない大きさとしておくことによって、使用時に使用者の好みに応じて表示装置3の表示面6aの角度を微調整することができる。
【0029】
また、収納状態において、表示装置3の背面5aに適当な表示を為すようにすることも可能である。例えば、図5に示すように、時計表示3bやメール着信表示3c等の適宜な表示を行うことができる。上記パソコン1にあっては、表示装置3の大きさを機器本体2の主面4aの大きさとほぼ同じ大きさまで大きくすることができるので、パソコンを使用していない状態、すなわち、表示装置3を収納した状態においても、大きな面である表示装置3の背面5aを利用して使用者にとって便利な表示を行うことができる。かかる表示には、上記したものの他、温度表示、湿度表示、伝言表示、絵や写真等のインテリア表示等が考えられるが、勿論、これら例示したものに限定されるものではない。なお、上記したように、表示装置3の背面を利用した表示を為す場合には、かかる表示専用の液晶表示板を設けたり、あるいは、時計や温度計等を組み込んだりすることになる。
【0030】
次に、図6乃至図10を参照して、表示装置3の機器本体2への支持構造について詳細に説明する。
【0031】
図6、図7で分かるように、機器本体2の筐体4の後部を為す筐体ベース41の下端部の両側部にはほぼ前方に向かって支持片42、42が突設されている。そして、該支持片42、42には支持腕7、7の下端部7a、7aが軸43、43を介して回動自在に支持されている。そして、軸43、43にはコイルバネ43a、43aが外嵌され、且つ、該コイルバネ43a、43aが支持腕7、7と軸43、43の一端に設けられたバネ受け部43b、43bとの間で圧縮されて支持腕7、7の下端7a、7aが支持片42、42に押しつけられ、これによって、支持片42、42に対して支持腕7、7を回動させるためには一定以上のトルクが必要なようになっている。
【0032】
機器本体2の筐体4の前面を為す主面4aのうち案内部8、8を構成する溝より内側の部分を為す前面板44がステー45、45、・・・を介して筐体ベース41に所定の間隔をおいて固定されている。なお、筐体4の主面4aのうち案内部8、8より外側の部分を構成する部材(図示しない)が筐体ベース41に固定され、該部材と前面板44によって主面4aが構成される。
【0033】
機器本体2には案内部8、8に沿って移動する摺動部材10、10が設けられる。図9及び図10でよく分かるように、摺動部材10は前後方向にやや長い基板11と該基板11の前後に間隔をおいた位置から内方に突出した2つの軸12、13と前側に位置した軸12に回転自在に支持されたローラ14とによって構成される。そして、後側に位置した軸13は丸棒状に形成されている。このような摺動部材10は案内部8の内側の縁、すなわち、上記前面板44の外側縁44aをローラ14と軸13とで挟み込んだ状態で上下方向に移動するようになっている。この時、ローラ14が前面板44の前面を転動するので、摺動部材10の上下方向への移動がスムーズに行われる。
【0034】
なお、後側の軸13は前面板44の裏面に沿って摺動するだけであるが、該軸13に回転自在なローラを支持させるようにしても良い。なお、前側の軸12のローラ14を無くして前面板44の外側縁44aを2本の軸12、13だけで挟んだ状態としても良いが、この場合は、前側の軸12が前面板44の前面を摺動するので、前面板44の前面が軸12との摩擦によって擦り傷が付く惧があるので、前面板44の外側縁44aが体裁面である場合には、見栄えの観点から、前側の軸12にはローラ14を支持させた方がよい。
【0035】
なお、摺動部材は必ずしも上記したもの10のような構造のものである必要はなく、案内部8に案内されて移動することができる構造のものであれば足りる。
【0036】
支持腕7、7の上端部7b、7bは軸51、51を介して表示装置3の筐体5の両側部の上下方向における中間部に回動自在に連結されている。
【0037】
図8で分かるように、表示装置3の筐体5の上端部の両側部には上方へ向かって僅かに突出した連結片52、52が突設されており、該連結片52、52の内側に摺動部材10、10の基板11、11の前端部が接触した状態で、軸12、12によって基板11、11と連結片52、52とが回動自在に連結されている。
【0038】
例えば、上記したような具体的構成を採ることによって、パソコン1は図1乃至図4に示したように使用することができる。
【0039】
そして、表示装置3の一端部を機器本体に対して上下方向に摺動自在に、また、表示装置3の上下方向における中間部を機器本体2に対して回動自在な支持腕7、7に回動自在にしたので、表示装置3をその上下方向における中央部で反転させることができ、表示装置3の正面積を機器本体2の主面4aとほぼ同じ大きさまで大きくすることができる。そのため、表示装置3の表示面6aの大きさ、特に、上下方向における大きさを大きくすることができる。勿論、収納状態においては、表示装置3の表示面6aはその全面が機器本体2の主面4aによって覆われるので、表面積の大きな表示面6aの保護が確実に為される。
【0040】
また、上記電子機器(パソコン)1にあっては、表示装置3はその一端部の両側部より内側において摺動部材10、10と連結され、さらに内側において、摺動部材10、10は上記案内部8、8に摺動自在に支持されているので、表示装置3の幅方向における大きさを大きくすることができる。例えば、 特許文献1の図2に示すように、表示装置(3)の一端部から外方に突出された支軸(17)が機器本体(4)に支持された案内部材(18)の長孔(19)に摺動自在に支持される構造であると、表示装置(3)の両側端を機器本体(4)の両側端よりかなり内側に位置させなければならず、従って、表示装置(3)の幅を機器本体(4)の幅よりかなり小さなものとしなければならないが、上記パソコン1のように構成することにより、表示装置3の横幅を機器本体2の横幅と等しい大きさまで大きくすることができる。
【0041】
上記したように、表示装置3、延いては、表示面6aの大きさを大きくすることができるにもかかわらず、いわゆる、縦置きタイプであるために、設置スペースが小さくて済むのに加えて、表示装置3が機器本体2に一体的に設けられているため、表示装置3を別個に設置するスペースが不要となり、さらなる、省スペース化を達成することができる。
【0042】
さらに、摺動部材10は2つの軸12(上記実施の形態ではローラ14が回転自在に支持されている)、13で案内部8を構成する溝の一方の縁(前面板44の外側縁44aを挟み込んだ状態で案内されるので、機器本体2側に設ける案内部8の構造が簡単になる。
【0043】
図11乃至図14に操作用キーを多数有する操作部としてキーボードを一体的に組み込んだ実施の形態を示す。
【0044】
この実施の形態にかかるパソコン1Aは、支持腕7、7の取付位置及び表示装置3の案内部8、8によって案内される部分が上記実施の形態と比べて上下逆になっている点で相違するだけで、それぞれの具体的構造はほぼ同じであるので、前の実施の形態において使用した符号をそのまま使用する。
【0045】
支持腕7、7の一端部7aが筐体ベース41の上端部に設けられた支持片42、42に軸43、43によって回動自在に支持され、支持腕7、7の他端部7b、7bが表示装置3の両側面部の上下方向における中央の位置で軸51によって回動自在に連結される。また、表示装置3の下端部に形成された連結片52、52が摺動部材10、10と軸12、12によって回動自在に連結される。なお、前の実施の形態においては表示装置3に把手3aが設けられていたが、このパソコン1Aにおいては、収納状態で上端に位置する部分である表示装置3の下端部は案内部8、8に案内されて機器本体2の主面4aに沿って移動するため、表示装置3の下端部からさらに下方へ突出する把手は上記移動の妨げになるので、取り付けることができない。そこで、図示しないが、把手が必要であれば、機器本体2の上端部に取り付けるようにすると良い。
【0046】
このパソコン1Aにあっては、キーボード60の後端部(図14に示す使用時における)が表示装置3の下端部に図示しないヒンジ機構によって回動自在に連結されている。
【0047】
なお、機器本体2の筐体4には回動自在な脚型のスタンド46が設けられており、パソコン1Aをデスク等の上に載置する場合には、スタンド46を図12中矢印Aに示すように引き出し、該スタンド46によってパソコン1Aの載置状態を安定させるようになっている。また、パソコン1Aを移動させる場合には、スタンド46を図12中矢印B方向に回動させて図11に示すようにスタンド46を収納する。
【0048】
図11は収納状態であり、この状態で、表示装置3は表示面6aが機器本体2の主面4aに対向した状態にあり、また、キーボード60は機器本体2と表示装置3との間に収納された状態となっている。
【0049】
図11に示す収納状態から、表示装置3の上端部(収納状態では下端に位置している)を前上方へ向けて引き出すと、表示装置3は支持腕7、7の他端部7b、7bに対して回動しながら、下端部(収納状態では上端に位置している)が案内部8、8に沿って下方へ移動していく(図12、図13参照)。そして、表示装置3の下端部が案内部8、8の下端部まで移動すると、表示装置3は表示面6aが前方を向いた使用状態となり、また、表示部3の下端部に連結されているキーボード60が表示装置3の下端部から前下方へ向けて延びた状態となり、図示しない各種キーが配列されたキートップ面61がほぼ上方を向いた使用状態となる(図14参照)。
【0050】
使用状態から収納状態とするときは、表示装置3の上端部を前下方へ向けて引き出しながらキーボード60を表示装置3に対して回動させてキートップ面61が表示装置3の表示面6aと対面するようにしていく。これによって、キーボード60が表示装置3の方へ折り畳まれながら、表示装置3の下端部が案内部8、8に沿って上方へ移動して、図13、図12に示す状態を経て図11に示す収納状態となる。
【0051】
このパソコン1Aによると、機器本体2に表示装置3の他キーボード60まで一体的に構成され、収納状態はもとより使用状態においても非常にコンパクトに纏められ、狭いスペースにおいても支障なく使用することができる。また、室内における移動なども、ワンタッチ、すなわち、一動作で使用状態から収納状態にして、簡単に行うことができ、また、移動先においてもワンタッチで使用状態とすることができ、極めて利便性の高いものとなる。
【0052】
なお、上記した実施の形態においては、本発明をパソコンに適用したものを示したが、本発明の適用範囲がパソコンに限られることを意味するものではなく、本発明は、表示装置を有する電子機器であれば適用することができ、たとえば、ワープロ専用機やネットワーク端末またはワークステーションなどの各種情報処理機器、あるいは、計測や放送等の分野で使用される各種専用機器(たとえば、スペクトルアナライザやノンリニア編集装置など)等に適用することができる。これらの機器も機器本体の他に表示装置を有する点で、本実施の形態で示したパーソナルコンピュータ1、1Aと共通する。なお、上記各実施の形態では、表示装置として、液晶表示板6を使用したものを示したが、これに限定されないことはもちろんであり、EL(Electro Luminescence)やプラズマディスプレイなどの他のタイプの表示装置であってもよい。
【0053】
その他、上記した各実施の形態において示した各部の具体的形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0054】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明電子機器は、ほぼ扁平な箱状をした表示装置を一体的に備え、機器本体の主面、すなわち、外表面のうち最も大きな面をほぼ垂直方向に沿う向きで載置されて使用される電子機器であって、機器本体には上記主面に沿ってほぼ上下方向に延びる案内部と一端が回動自在に連結された支持腕と上記案内部に沿って移動する摺動部材とが設けられ、表示装置は、両側部の上下方向における中間の部分が上記支持腕の他端に回動自在に連結され、両側部の上下方向における一端部が上記摺動部材に回動自在に連結され、上記摺動部材は表示装置の一端部の両側部より内側において上記案内部に支持されていることを特徴とする。
【0055】
従って、本発明電子機器にあっては、収納状態と使用状態とで表示装置を機器本体の主面に対して反転させることができるため、表示装置の大きさを電子機器の主面を覆う大きさまで大きくすることができ、よって、表示装置の大きさ、延いては、表示面の大きさを大きくすることができる。また、表示装置は表示面が機器本体の主面と対面した状態で収納されるので、表示面の保護が確実に為される。
【0056】
そして、表示面の大きさを大きくすることができるにもかかわらず、いわゆる縦置き型であるので、設置スペースが小さくて済むという利点を有する。
【0057】
請求項2に記載した発明にあっては、上記案内部は面部がほぼ正面を向いた板状を成し、上記摺動部材は案内部を前後から挟む少なくとも2つの挟み部を有するので、機器本体に設ける案内部が板状をしていれば足り、案内部の構造が極めて簡単である。
【0058】
請求項3に記載した発明にあっては、上記2つの挟み部のうち案内部の正面に接触する挟み部は回転可能なローラであるので、摺動部材の移動がスムーズに行われると共に、案内部の正面に傷が付く惧が少ない。
【0059】
請求項4に記載した発明にあっては、操作用キーを多数有する操作部が上記表示装置の上下方向における一方の端部に回動自在に支持されたので、機器本体に表示装置の他操作部まで一体的に構成され、収納状態はもとより使用状態においても非常にコンパクトに纏められ、狭いスペースにおいても支障なく使用することができる。また、室内における移動なども、ワンタッチ、すなわち、一動作で使用状態から収納状態にして、簡単に行うことができ、また、移動先においてもワンタッチで使用状態とすることができ、極めて利便性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図5と共に本発明電子機器の基本概念を示すものであり、本図は表示装置を収納した収納状態を示す斜視図である。
【図2】把手を把持して移動している状態を示す斜視図である。
【図3】表示装置を収納状態から使用状態にする途中の状態を示す斜視図である。
【図4】表示装置を使用状態にした状態を示す斜視図である。
【図5】表示装置の収納状態において表示装置の背面を利用した表示を為している状態を示す斜視図である。
【図6】図7乃至図10と共に表示装置の機器本体への支持構造の具体的構成例を外筐を取り除いた状態で示すものであり、本図は表示装置が移動途中にある状態を示す概略斜視図である。
【図7】表示装置が移動途中にある状態を示す概略側面図である。
【図8】表示装置が収納状態にある状態を示す概略正面図である。
【図9】要部の拡大斜視図である。
【図10】図7のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図11】図12乃至図14と共に別の実施の形態の外筐を取り除いた状態の概略側面図であり、本図は収納状態を示すものである。
【図12】表示装置を収納状態から使用状態へ向けて移動させ始めた状態を示すものである。
【図13】使用状態になる直前の状態を示すものである。
【図14】使用状態を示すものである。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ(電子機器)、2…機器本体、3…表示装置、4a…主面、7…支持腕、8…案内部、10…摺動部材、12…軸(挟み部)、13…軸(挟み部)、14…ローラ、1A…パーソナルコンピュータ(電子機器)、60…キーボード(操作部)
Claims (4)
- ほぼ扁平な箱状をした表示装置を一体的に備え、機器本体の主面、すなわち、外表面のうち最も大きな面をほぼ垂直方向に沿う向きで載置されて使用される電子機器であって、
機器本体には上記主面に沿ってほぼ上下方向に延びる案内部と一端が回動自在に連結された支持腕と上記案内部に沿って移動する摺動部材とが設けられ、
表示装置は、両側部の上下方向における中間の部分が上記支持腕の他端に回動自在に連結され、両側部の上下方向における一端部が上記摺動部材に回動自在に連結され、
上記摺動部材は表示装置の一端部の両側部より内側において上記案内部に支持されている
ことを特徴とする電子機器。 - 上記案内部は面部がほぼ正面を向いた板状を成し、
上記摺動部材は案内部を前後から挟む少なくとも2つの挟み部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 上記2つの挟み部のうち案内部の正面に接触する挟み部は回転可能なローラである
ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。 - 操作用キーを多数有する操作部が上記表示装置の上下方向における一方の端部に回動自在に支持された
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003099829A JP2004310239A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003099829A JP2004310239A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008081886A1 (ja) | 2006-12-27 | 2008-07-10 | Panasonic Corporation | 印刷媒体、画像形成装置、画像情報入力装置及びデジタル複合機 |
CN102770000A (zh) * | 2011-05-06 | 2012-11-07 | 富泰华工业(深圳)有限公司 | 支撑装置及使用该支撑装置的电子装置 |
-
2003
- 2003-04-03 JP JP2003099829A patent/JP2004310239A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008081886A1 (ja) | 2006-12-27 | 2008-07-10 | Panasonic Corporation | 印刷媒体、画像形成装置、画像情報入力装置及びデジタル複合機 |
CN102770000A (zh) * | 2011-05-06 | 2012-11-07 | 富泰华工业(深圳)有限公司 | 支撑装置及使用该支撑装置的电子装置 |
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