JP2004307197A - 搬送用ローラー - Google Patents

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Masao Inada
聖穂 稲田
Hideharu Terasono
秀晴 寺園
Masao Hamada
政雄 濱田
Junichiro Yamamura
純一郎 山村
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Tsubakimoto Kogyo Co Ltd
Asahi Kasei Engineering Corp
Original Assignee
Asahi Engineering Co Ltd Osaka
Tsubakimoto Kogyo Co Ltd
Tsubakimoto Machinery and Engineering Co
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Abstract

【課題】ローラーの端部における被覆チューブのシール強度が十分高く、撓みや表面粗度などの点で精度が高く、高L/D比が可能な搬送用ローラーを提供すること。
【解決手段】物品を搬送するためのローラーにおいて、長尺で外周が略円形であり高硬度を有する軸体と、その軸体の外面を被覆し精密表面粗度を有する被覆チューブと、軸体の端部で軸体の外面と被覆チューブの内面との間をシールするシールパッキングとを設ける。軸体を中空とし、その軸体の外面に、軽量で高硬度を有するシェルを一体的に付装してもよい。シールパッキングよりも端部側の軸体に、軸体の外面と被覆チューブの内面との間をシールする初期シールを設けてもよい。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶ガラスなどの板状物品等を搬送するために用いられる搬送用ローラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶ガラスや、半導体基板、プリント基板などの板状物品を搬送するローラーには、その搬送物の保護のために、精密な表面粗度が求められる。また、安定した高搬送精度のためには、精密表面粗度の他に、回転軸としての精密形状が求められる。駆動するための電力節減や低慣性のためには、軽量化が求められる。
搬送中に洗浄やエッチングなど各種処理を施す場合には、希硫酸や希塩酸、希フッ酸、有機溶媒などに対する薬品耐性が求められる。
【0003】
図1及び2は、板状物品を搬送する形態を示す正面図及び側面図である。
各ローラー(20)は、弛緩リングなどの環体(21)が複数嵌められ、複数並列される。その環体(21)の上に液晶ガラスなどの板状物品(10)が載置され、ローラー(20)の回転と共に搬送される。その搬送の際、洗浄液などの薬液(11)が板状物品(10)に塗布され、余剰の薬液(11)がローラー(20)に達する。
【0004】
このようなローラーを備えた搬送装置は、
【特許文献1】
特開平11−10096号
【特許文献2】
特開平11−11631号
【特許文献3】
特開平10−181839号
などに開示されている。
また、類似するローラーについては、
【特許文献4】
実開平5−82925号
【特許文献5】
特開2000−302468号
【特許文献6】
特開2002−6412号
などに開示されている。
【0005】
しかし、従来技術によるローラーは、ステンレスの軸部にポリ塩化ビニルのチューブを単に被覆したり、金属類の軸部にカーボン繊維のシェルを一体的に付装し、それにポリエチレンやテフロン(登録商標)のチューブを単に被覆したものであった。
そのため、軸部と被覆チューブとの間に、洗浄液などの液体が侵入することがあった。
これを回避するためには、ローラーの端部をシールする工夫がなされている。
しかし、ラビリンスシールなど単に凹凸を施すのみであったので、シール強度が十分ではなかった。
【0006】
また、従来品によると、撓みや表面粗度などの点で精度が十分でなく、L/D比の点で、細長く形成するには限度があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、ローラーの端部における被覆チューブのシール強度が十分高く、更には、撓みや表面粗度などの点で精度が高く、高L/D比が可能な搬送用ローラーを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の搬送用ローラーは次の構成を備える。
すなわち、物品を搬送するためのローラーであって、長尺で外周が略円形であり高硬度を有する軸体と、その軸体の外面を被覆し精密表面粗度を有する被覆チューブと、軸体の端部で軸体の外面と被覆チューブの内面との間をシールするシールパッキングとを備えることを特徴とする。
【0009】
ここで、軸体の外面に、軽量で高硬度を有するシェルを一体的に付装し、その外面に被覆チューブを設けて、軽量化や高精度化に寄与させてもよい。
【0010】
また、シールパッキングよりも端部側の軸体に、軸体の外面と被覆チューブの内面との間をシールする初期シールを設けて、シール性の向上に寄与させてもよい。
【0011】
シールパッキングをOリングで構成して、構成の簡素化や十全なシール性に寄与させてもよい。
【0012】
被覆チューブを、テフロン(登録商標)製の熱収縮材で構成して、精密表面粗度や耐薬品性に寄与させてもよい。
【0013】
シェルをカーボン繊維で形成して、軽量化や高精度化に寄与させてもよい。
【0014】
初期シールを、軸体の外面に設けた凹凸で構成して、構成の簡素化に寄与させてもよい。
【0015】
軸体の外面に凹凸を設け、その凹凸と被覆チューブとの間の密着性によって、シールパッキングを形成して、構成の簡素化に寄与させてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び2に示したように、ローラー(20)は、弛緩リングなどの環体(21)が複数嵌められ複数並列され、その環体(21)の上に板状物品(10)が載置され搬送される。
図示の例では、板状物品(10)は、大きさ500〜900mm×2000〜2500mm、重さ0.5〜0.7tの液晶ガラスであり、ローラー(20)は、径30〜100mmである。
【0017】
図3は、ローラーの正面断面図である。
長尺で外周が略円形であり高硬度を有する軸体(22)には、ステンレスやアルミ、チタンなどの金属も利用できるが、PTFE系のテフロン(登録商標)などの合成樹脂が好適に用いられる。
軸体(22)の主部(22a)は、後述のシェル(23)を広範囲にわたって付装するために若干細径に形成され、端部は、後述のシールのために、Oリング用の穴部(22b)や初期シール用の凹凸部(22c)が形成されている。
なお、軽量化のために、主部(22a)を中空に形成してもよい。
【0018】
軸体(22)の主部(22a)の外面には、軽量で高硬度を有するシェル(23)が一体的に付装される。
シェル(23)の材質としては、ステンレスやアルミ、チタンなどの金属も利用できるが、軽量化や高精度化の点でカーボン繊維が好適である。
【0019】
軸体(22)とシェル(23)との一体的のためには、ピン(24)が両者に挿通される。
軸体(22)またはシェル(23)のどちらかに接着不能な材質(例えば、テフロン(登録商標))を用いると、接着剤が利用できないので、ピン(24)などの連結部材を要するが、例えば、軸体(22)をステンレスで形成すればピン(24)は不要になる。
【0020】
軸体(22)またはそれと一体化されたシェル(23)の外面には、精密表面粗度と耐薬品性を有する被覆チューブ(25)が覆われる。
被覆チューブ(25)には、ポリ塩化ビニルや、超高分子量ポリエチレン、高密度ポリエチレン、PFA系やPTFE系のテフロン(登録商標)などの合成樹脂が好適に用いられる。特に、熱収縮性のPFA系テフロン(登録商標)が有用である。
【0021】
軸体(22)の端部には、軸体(22)の外面と被覆チューブ(25)の内面との間をシールするシールパッキングが備わる。その高シール性によって、被覆チューブ(25)の内側に、洗浄液などの液体が侵入することが防止され、精密表面粗度や耐久性が維持される。
シールパッキングとしては、軸体(22)の端部に設けられた環状のOリング用穴部(22b)にOリング(26)を設置することが、簡素な構成でありながら十全なシール強度が得られて好ましい。
Oリング(26)の他には、Vリングなども利用でき、硬度は50〜70°が好適である。
【0022】
シールパッキングよりも端部側の軸体(22)には、螺旋状または円環状の初期シール用凹凸部(22c)が備わるので、被覆チューブ(25)の配設時に、軸体(22)と被覆チューブ(25)とが密着して初期シールが形成される。特に、被覆チューブ(25)が熱収縮材であれば、簡易に高いシール強度が得られる。
【0023】
被覆チューブ(25)は、熱収縮性を有しないパイプ状のものでもよい。
この場合は、パイプの内径を軸体(22)の外径と略同一にし、Oリング(26)を設置した軸体(22)をパイプに差し込むことで、ローラー(20)を形成する。
【0024】
図4は、別実施例のローラーの正面断面図である。
軸体(22)の外面に環状の凹凸が形成されている。
軸体(22)の外面に凸部(22d)があると、被覆チューブ(25)との間の密着度が高まって、シール機能を果たす。
軸体(22)を表面加工しやすいステンレスとすれば、接着剤で被覆チューブ(25)を貼着できるので、ピン(24)が不要になる。
【0025】
このような凹凸を、軸体(22)の端部に限らず、主部(22a)にも全体的に設けてもよい。
すると、その凸部(22e)で板状物品(10)を支持することが可能になり、弛緩リングなどの環体(21)が不要になる。
【0026】
【発明の効果】
本発明の搬送用ローラーは、上述の構成を備えることによって次の効果を奏する。
すなわち、軸体と、それを被覆する精密表面粗度を有する被覆チューブとが、軸体の端部でシールパッキングされ、被覆チューブ内側への液体侵入が防止され、高精度と耐久性が得られる。特に、軸体の外面にカーボン繊維製のシェルを一体的に付装し、端部に、凹凸形状による初期シールと、Oリングによるシールパッキングとを設け、テフロン(登録商標)製の熱収縮材から成るチューブで被覆したものは好適で、軽量化や、撓みの改善、表面粗度の向上、L/D比の改良が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】板状物品を搬送する形態を示す搬送装置の一部正面図
【図2】同、側面図
【図3】ローラーの正面断面図
【図4】別実施例のローラーの正面断面図
【符号の説明】
10 板状物品
11 薬液
20 ローラー
21 環体
22 軸体
22a 主部
22b Oリング用穴部
22c 初期シール用凹凸部
22d 凸部
22e 凸部
23 シェル
24 ピン
25 被覆チューブ
26 Oリング

Claims (8)

  1. 物品を搬送するためのローラーであって、
    長尺で外周が略円形であり高硬度を有する軸体と、その軸体の外面を被覆し精密表面粗度を有する被覆チューブと、軸体の端部で軸体の外面と被覆チューブの内面との間をシールするシールパッキングとを備える
    ことを特徴とする搬送用ローラー。
  2. 軸体の外面に、軽量で高硬度を有するシェルが一体的に付装され、その外面に被覆チューブが設けられる
    請求項1に記載の搬送用ローラー。
  3. シールパッキングよりも端部側の軸体に、軸体の外面と被覆チューブの内面との間をシールする初期シールを備える
    請求項1または2に記載の搬送用ローラー。
  4. シールパッキングが、Oリングで構成される
    請求項1ないし3に記載の搬送用ローラー。
  5. 被覆チューブが、テフロン(登録商標)製の熱収縮材で構成される
    請求項1ないし4に記載の搬送用ローラー。
  6. シェルが、カーボン繊維で形成される
    請求項2ないし5に記載の搬送用ローラー。
  7. 初期シールが、軸体の外面に設けられた凹凸で構成される
    請求項3ないし6に記載の搬送用ローラー。
  8. 軸体の外面に凹凸が設けられ、その凹凸と被覆チューブとの間の密着性によって、シールパッキングが形成される
    請求項1に記載の搬送用ローラー。
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