JP2004304789A - 電気機器制御装置、電気機器制御方法、電気機器制御プログラム及び電気機器制御lsi - Google Patents

電気機器制御装置、電気機器制御方法、電気機器制御プログラム及び電気機器制御lsi Download PDF

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Abstract

【課題】
ネットワークで接続された機器類の連携動作の設定の修正が容易にできる装置を提供する。
【解決手段】
修正部170は、機器101等を制御する機器制御部160により作成されている機器管理表143に基づき、家庭内ネットワーク110に接続された機器101等を機器一覧として表示する。ユーザにより現在所望ではない状態にあるとする機器の指定を操作部151を介して受け付けると、修正部170は連携動作表141、機器履歴情報142、優先指定144に基づき、修正対象の連携動作を特定し、当該所望でない状態を、再度実行したとき基準時刻において所望の状態となるように連携動作表141の連携動作の修正を行なう。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気機器制御装置及び電気機器制御方法に関し、より詳しくは家庭内通信網で接続された電気機器の連携動作を制御する電気機器制御の連携動作修正技術に関する。
家電製品を中心とする家庭での機器は、機器の前面に設けられたパネルを操作することにより、長らく単独で利用されてきた。他の機器と連携させたいときは、特別に接続がされていない限りその機器の操作も併せて行う必要があり、例えばDVDの再生時は、DVDだけでなくTVも電源オンにしておかねばならない。この場合リモートコントローラが備わっていても、個々に操作を行う煩雑さは避けられない。
一方、家電機器のマイコン内蔵化により個々の製品の機能が高まっただけでなく、AV家電ネット向けのHAVi(Home Audio Video Interoperability)、白物家電ネット用のECHONET(Energy Conservation and HomecareNetwork)、パソコン管理のUPnP(Universal Plug&Play)などで代表される短距離通信規格の発展に伴い、機器の状態監視および動作制御等が容易となり、いわゆるホームネットワークあるいはホームオートメーションが実用化の域に達している。
その一環として、機器を家庭内ネットワークで結合し、複数の機器を連携させ、順次あるいは同時に動作する方法が提案され、実施され始めている。
例えば、特許文献1には、電話機の呼鈴が鳴るとテレビの音量を下げる、というようにある機器の動作に他の機器の動作を連動させる考え方が、また、特許文献2には、チューナとホームサーバとで放送番組を録画し、録画後、ホームサーバで録画した番組をテレビで再生させる連携動作の設定の仕方が、それぞれ開示されている。
連携動作による機器の制御が益々普及するに従い、機器をユーザが直接操作する機会は減少していくものと思われる。
特開2002−186067号公報 特開2003−22224号公報
しかし、ユーザにとって連携動作の設定は簡単ではなく、また、メーカなどの専門家により設定済みの連携動作を利用することにしても、いくつかの連携動作が錯綜してくると、連携制御されている機器が、個人の習慣あるいは生活スタイルから所望に沿わない為に修正したいと思ったとき、ユーザはどの連携動作をどのように修正すればよいのか、困ることになる。
そこで本発明は、連携動作をユーザが特に意識することなく、機器を指定するだけで簡単に連携動作の修正が行える電気機器制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の電気機器制御装置は、ネットワークに接続された複数の機器に対して、あらかじめ設定された連携動作に基づき動作の制御を行う電気機器制御装置であって、設定された複数の連携動作を記述した連携動作表を記憶している記憶手段と、連携動作表の連携動作に基づき前記各機器を制御し、前記各機器の動作状態を取得して機器履歴情報として前記記憶手段に記録する機器制御手段と、所望ではない状態にある機器の指定を受け付ける受付手段と、受付手段で受け付けたときを基準時刻として、当該基準時刻と受け付けた指定機器と前記機器履歴情報と前記連携動作表の連携動作とに基づき修正対象とする連携動作を特定する特定手段と、連携動作が特定されたとき、前記機器履歴情報と受け付けた指定機器とをもとに、前記基準時刻における当該指定機器が所望の状態となるように前記特定手段により特定された連携動作を記述した前記連携動作表を修正する修正手段とを備えることとしている。
上記構成により、現在所望の状態にない機器の指定を受け付けると、修正対象の連携動作を特定し、特定された連携動作の修正を、連携動作を同じ条件で次に実行した場合、受け付けた基準時刻において当該機器の状態を所望の状態となるように行うので、ユーザは利用している複数の連携動作のうちどれが指定機器に関係し、どの部分をどのように修正すべきかを考え、その修正操作の手間をかける必要がなく、単に現在所望の状態にない機器を指定するだけでよい。
また、前記連携動作表には、動作を実行させたい実行機器と当該実行機器に実行させる動作とを記述する実行項と、当該実行機器に対して当該動作を実行させる条件となる条件機器と当該条件機器の条件とを記述する条件項とからなる項目が、連携動作毎に当該連携動作を識別する識別名とともに、一つまたは実行項の実行順に二つ以上設定されていることとしている。
これにより、連携動作の設定を行ったとき、実行項によりユーザの指定機器に関する動作を行わせる連携動作が容易に分かり、指定機器を所望の状態にするための修正対象の特定が迅速にできる。
また、前記記憶手段に記憶された機器履歴情報は、動作指示された機器と、当該動作指示の内容と、当該動作指示の時刻と、当該動作指示が連携動作またはユーザのいずれによるのかを示す情報と、動作指示された機器と当該機器が動作指示に従って実行した動作と実行した時刻との情報とを含み、前記特定手段は、前記記憶手段に記憶された機器履歴情報をもとに、前記機器における所望ではない状態への動作がユーザの指示に基づくか否かを判定する連携動作指示判定部を有し、否定と判定されたときだけ、修正対象の連携動作の特定を行なうこととしている。
これにより、機器履歴情報に基づいて、ユーザの指定機器の動作に関する履歴が分かるので、基準時刻において、指定機器を所望でない状態にしたのがユーザ操作に基づくか否かチェックでき、そうであるなら、連携動作の修正は必要ないことが分かるので、ユーザにその旨通知し、不要な修正処理が回避できる。
また、前記記憶手段に記憶された前記機器履歴情報は、前記動作指示が連携動作によるとき、当該連携動作による情報において当該連携動作の識別名を含み、前記記憶手段は、修正対象の連携動作を特定するとき、修正の対象として前記基準時刻において既に実行した項目である実行項目を優先することを指示する実行項目優先か、あるいは未実行の項目である未実行項目を優先することを指示する未実行項目優先のいずれかを優先指定として記憶する優先指定記憶部を有し、前記特定手段は、更に、前記機器履歴情報をもとに、前記基準時刻において、前記記憶手段に記憶された連携動作のうち、前記機器を前記所望ではない状態へ動作させた実行項目を有する連携動作が存在するか否かを判定する実行判定部と、前記機器履歴情報をもとに、前記基準時刻において前記記憶手段に記憶された実行中の連携動作のうち、前記機器を所望の状態に動作させる未実行項目を有する連携動作が存在するか否かを判定する未実行判定部と、前記優先指定が実行項目優先の場合、前記実行判定部による判定が肯定であるとき、前記機器を前記所望ではない状態へ動作させた実行項を有する連携動作を修正対象の連携動作とし、修正項目を当該実行項目として特定し、前記実行判定部による判定が否定であるとき、前記機器を所望の状態に動作させる未実行項目を有する連携動作を修正対象の連携動作とし、修正項目を当該未実行項目として特定し、前記優先指定が未実行項目優先の場合、前記未実行判定部による判定が肯定であるとき、前記機器を所望の状態へ動作させる未実行項目を有する連携動作を修正対象の連携動作とし、修正項目を当該実行項目として特定し、前記未実行判定部による判定が否定であるとき、前記機器を前記所望ではない状態に動作させた実行項目を有する連携動作を修正対象の連携動作とし、修正項目を当該未実行項目として特定する特定部と、前記機器を所望の状態に動作させる未実行項目を有する連携動作が複数のとき、該当する連携動作のうち最近開始または最大実行回数のいずれかの基準に基づき修正対象の連携動作を特定する未実行連携特定部とを有することとしている。
これにより、基準時刻を中心に前後の時間に指定機器を動作させた、または動作させる予定の連携動作がわかり、複数ある場合は優先指定で指定された規則に基づき、修正対象の連携動作の特定とともに修正対象の項目まで特定できる。
また、前記条件項には複数の条件機器と当該各条件機器の条件とを指定でき、前記複数の条件機器のうちいずれかの条件機器が当該条件機器の条件に合致したとき、前記実行項の実行機器の動作の実行を行なうこととしている。
これにより、複数の機器のうちどれかがそれぞれの機器の条件に合致することが発生したとき、実行機器を動作させるので、連携動作の設定に柔軟性があり、修正も容易となる。
また、前記実行項には複数の実行機器と、各実行機器の動作とを指定でき、前記条件機器が当該条件機器の条件に合致したとき、すべての実行機器の当該実行機器の動作の実行を行なうこととしている。
これにより、指定した条件が発生したとき、同時に複数の機器を動作できるので、動作させる機器を一つしか指定できない場合に較べて、連携動作の設定に柔軟性があり、修正も容易となる。
また、前記修正手段は、前記連携動作の最後に実行した項目の実行時刻と前記基準時刻との間に前記指定機器以外の機器に対してユーザによる動作の指示があったか否かを判定するユーザ指示判定部と、前記修正項目が実行項目の場合、前記ユーザ指示判定部にて肯定と判定されたとき、前記実行項目の条件項に前記動作の指示の対象となった機器を条件機器とし当該ユーザの指示による動作を条件として追加する修正を行い、否定と判定されたとき、前記修正項目の実行項から前記指定機器と、前記当該機器の動作とを削除する修正を行なう実行項目修正部と、前記修正項目が未実行項目の場合、前記ユーザ指示判定部にて肯定と判定されたとき、前記連携動作の最初の未実行項目の条件項に、当該ユーザの指示の対象となった機器を条件機器とし、当該ユーザの指示による動作を条件として追加する修正を行い、否定と判定されたとき、最初の未実行項目の条件項に、最終の実行項目の実行項の実行機器を条件機器とし、当該実行機器の動作を当該条件機器の条件として追加する修正を行なう未実行項目修正部と、前記実行項目修正部または前記未実行項目修正部のいずれかにより修正された連携動作で前記連携動作表の当該連携動作を更新する更新部とを有することとしている。
これにより、実行項目を修正したときは、修正後の連携動作を次に実行したとき、基準時刻において、指定機器は所望の状態となっている。また、未実行項目を修正したときは、指定機器は所望の状態となるのが早まり、基準時刻において、指定機器が所望の状態となる可能性は高くなる。
また、前記所望でない状態は、前記機器が運転している運転状態と、運転を休止している休止状態とのいずれかの状態であることとしている。
これにより、運転状態(機器により用語は異なる)と休止状態のいずれかが所望でない状態であり、ユーザにとっても機器の指定に際して、どの機器を指定すべきかが容易に分かる。
また、前記基準時刻となる時刻の指定を受け付ける基準時刻受付部を有することとしている。
これにより、現在の状態でなく、過去の時点で所望でない状態の時点を指定できるので、その時点前後に実行していた連携動作を修正することができる。
また、前記修正手段は、更に、前記実行項目修正部または前記未実行項目修正部のいずれかにより修正された連携動作を実際の機器ではない仮想機器により試行する試行部を有し、前記受付手段は、前記試行部による修正の試行確認を受け付ける試行確認受付部を有し、前記修正手段の更新部は、前記試行確認受付部で確認を受け付けたとき、前記連携動作表の当該連携動作を更新することとしている。
これにより、試行(テスト)ができるので、仮想機器を使用した修正後の連携動作の仮想機器に対する試行により、基準時刻において指定機器が所望の状態になっているかどうかを確認できる。
上記課題を解決するために本発明の電気機器制御方法は、ネットワークに接続された複数の機器に対して、あらかじめ設定された連携動作に基づき動作の制御を行う電気機器制御方法であって、設定された複数の連携動作を記述した連携動作表を記憶領域に記録する記録ステップと、連携動作表の連携動作に基づき前記各機器を制御し、前記各機器の動作状態を取得して機器履歴情報として前記記憶領域に記録する機器制御ステップと、所望ではない状態にある機器の指定を受け付ける受付ステップと、受付ステップで受け付けたときを基準時刻として、当該基準時刻と受け付けた指定機器と前記機器履歴情報と前記連携動作表の連携動作とに基づき修正対象とする連携動作を特定する特定ステップと、連携動作が特定されたとき、前記機器履歴情報と受け付けた指定機器とをもとに、前記基準時刻における当該指定機器が所望の状態となるように前記特定ステップにより特定された連携動作を記述した前記連携動作表を修正する修正ステップとを有することとしている。
上記方法により、ユーザは現在所望の状態にない機器を指定するだけで、修正対象の連携動作を特定し、基準時刻において所望の状態になるように修正するので、ユーザは利用している複数の連携動作のうちどれが指定機器に関係し、どの部分をどのように修正すべきかを考え、また、その修正のための操作をする必要がない。
上記課題を解決するために本発明の電気機器制御プログラムは、ネットワークに接続された複数の機器に対して、あらかじめ設定された連携動作に基づき動作の制御を行う電気機器制御装置に適用される電気機器制御プログラムであって、設定された複数の連携動作を記述した連携動作表を記憶領域に記録する記録ステップと、連携動作表の連携動作に基づき前記各機器を制御し、前記各機器の動作状態を取得して機器履歴情報として前記記憶領域に記録する機器制御ステップと、所望ではない状態にある機器の指定を受け付ける受付ステップと、受付ステップで受け付けたときを基準時刻として、当該基準時刻と受け付けた指定機器と前記機器履歴情報と前記連携動作表の連携動作とに基づき修正対象とする連携動作を特定する特定ステップと、連携動作が特定されたとき、前記機器履歴情報と受け付けた指定機器とをもとに、前記基準時刻における当該指定機器が所望の状態となるように前記特定ステップにより特定された連携動作を記述した前記連携動作表を修正する修正ステップとを有することとしている。
上記プログラムにより、ユーザは現在所望の状態にない機器を指定するだけで、修正対象の連携動作を特定し、基準時刻において所望の状態になるように修正するので、ユーザは利用している複数の連携動作のうちどれが指定機器に関係し、どの部分をどのように修正すべきかを考え、また、その修正のための操作をする必要がない。
上記課題を解決するために本発明のLSI(Large Scale Integrated circuit)は、ネットワークに接続された複数の機器に対して、あらかじめ設定された連携動作に基づき動作の制御を行い、所望ではない状態にある機器の指定を受け付ける受付部を有する電気機器制御装置に適用されるLSIであって、設定された複数の連携動作を記述した連携動作表を記憶している記憶手段と、連携動作表の連携動作に基づき前記各機器を制御し、前記各機器の動作状態を取得して機器履歴情報として前記記憶手段に記録する機器制御手段と、所望ではない状態にある機器の指定を受け付ける受付手段と、受付手段で受け付けたときを基準時刻として、当該基準時刻と受け付けた指定機器と前記機器履歴情報と前記連携動作表の連携動作とに基づき修正対象とする連携動作を特定する特定手段と、連携動作が特定されたとき、前記機器履歴情報と受け付けた指定機器とをもとに、前記基準時刻における当該指定機器が所望の状態となるように前記特定手段により特定された連携動作を記述した前記連携動作表を修正する修正手段との各機能をコマンドで実行することとしている。
上記LSIにより、ユーザは現在所望の状態にない機器を指定するだけで、修正対象の連携動作を特定し、基準時刻において所望の状態になるように修正するので、ユーザは利用している複数の連携動作のうちどれが指定機器に関係し、どの部分をどのように修正すべきかを考え、また、その修正のための操作をする必要がない。
以下、本発明に係る電気機器制御装置の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、電気機器制御装置の実施の形態1の構成を示す図である。
電気機器制御装置120は、記憶部140、操作部151、表示部152、機器制御部160、修正部170で構成され、家庭内ネットワーク110を介して、電気機器(以下「機器」という)である機器101、機器102、機器103等と接続されている。
機器101等は、テレビ、ステレオ、給湯器、エアコンディショナ(以下「エアコン」という)、タイマ、カーテン(電動式)等からなり、後述の機器制御部160により制御され、また機器制御部160に動作等の通知を行う。
家庭内ネットワーク110は、電気機器制御装置120と、機器101等とを接続する局所通信網であり、IEEE1394、電灯線等の有線、あるいは赤外線、電波等の無線で実現される。
機器101等を制御する規格は、前述のHAVi等のいずれでもよく、また、ネットワーク下位層の伝送手順および伝送媒体は上記の規格に適合するものであればよい、
記憶部140は、コンピュータの主メモリおよび磁気媒体記憶装置で実現され、連携動作表141、機器履歴情報142、機器管理表143、優先指定144を記憶している。
連携動作表141は、設定(定義)された連携動作を記述した表であり、設定される連携動作の数に制限はない。
連携動作表141の各連携動作は、機器制御部160により参照及び実行が行われ、修正部170により参照および修正が行なわれる。
図2は、連携動作表の一例を示す図である。
連携動作表の連携動作について、図2に基づいて説明する。
連携動作表141は、各連携動作毎に、連携動作の識別名(連携動作名)と動作手順とが記載されている。動作手順は、ある条件が発生したとき、ある動作を実行させるということをその実行順に記載したものである。
連携動作表141には、動作手順として条件項203と実行項204との対からなる項目205が順次記載される。
例えば、起床支援202という連携動作には、起床支援202の列において、表の下方に向かって4つの項目がその動作手順として記載されている。
条件項203には、動作の条件として、機器(以下「条件機器」という)とその条件(動作または状態)が記載され、実行項204には実行として動作を行なわせる機器(以下「実行機器」という)とその動作が記載される。
条件項204の条件機器には、複数の機器を指定でき、その場合、条件もそれぞれの機器の条件を指定する。条件項203の条件機器が複数ある場合は、条件機器のいずれかがその機器の条件に合致すれば、実行項の実行機器の動作を行なわせる。
また、実行項の実行機器にも複数の機器を指定でき、その場合、動作はそれぞれの機器に行わせる動作を記載する。この場合、条件項の条件が発生したとき、実行項のすべての実行機器の各指定の動作を行なわせる。
実行機器への動作指示が行われたとき、実行項が実行されたといい、実行項が実行されたとき、その項目が実行されたといい、また、実行された項目を実行項目と、実行項がまだ実行されていない項目を未実行項目という。
連携動作の開始とは、最初の項目が実行されたときをいい、終了とは最後の項目の実行が完了したときをいう。開始したがまだ終了していない連携動作は、実行中であるという。実行中の連携動作は、実行項目と未実行項目とを有している。終了した連携動作は、実行項目だけからなる。なお、将来開始する予定の連携動作は、修正部170の修正対象としない。
各項目はその設定順に実行される。したがって、直前の項目が実行されていないときは、条件項の評価(条件成立の判断)は行なわれない。
連携動作の開始には、何らかの機器の動作を待つて開始する場合と、ユーザが機器制御部160に起動指示をして開始する場合とがあり、これらの場合は先頭項目の条件項の条件によって決まる。
起床支援202を用いて連携動作の例を説明する。
起床支援202は4項目からなる。項目1の条件項は、タイマのタイムアウトであり、タイマでタイムアウト設定された時刻になるとこの条件に合致するため、起床支援202の開始はユーザによる直接起動あるいは機器操作を必要としない。
起床支援202の項目2の条件項は、照明の点灯であり、この条件は、ユーザによる照明機器の点灯操作を待つ。起床支援202がユーザによる点灯操作を待っている間は、起床支援202は実行中であり、項目1を実行項目とし、項目2以降のすべてを未実行項目として有している。
起床支援の項目2と項目3は、「照明が点灯したときエアコンを運転し、エアコンが運転したときステレオを音楽再生終了させる」となっている。これを、ステレオの動作のタイミングがやや異なるが、「照明が点灯したとき、エアコンを運転し、ステレオを音楽再生終了させる」とするため、実行項目2の実行項と実行項目3の実行項を併合してもよい。この場合、2つの実行機器は動作指示を機器制御部160から同時に受け取る。
項目4は、「ステレオが音楽再生終了」したとき、当該「連携動作」自体を終了することを示している。ここで終了のために便宜上、「連携動作」を実行機器と擬制している。
機器履歴情報142は、機器101等の各機器に関する履歴情報を記録している。記録される履歴情報には、機器への機器制御部160からの指示(動作指示が連携動作による場合はさらに当該連携動作の識別名も含む)、その動作指示に対する機器からの応答、ユーザによる機器の動作等に係る情報があり、それらが発生した時刻とともに記録される。
機器履歴情報142は、機器制御部160により、機器別に記録される。機器履歴の記録は所定期間、例えば過去1年分が保存される。連携動作も一つの機器とみなして、各連携動作の識別名とその開始または終了した旨とそれらの発生時刻とが記録される。
機器履歴表142は、機器制御部160により書込みと更新が行われ、修正部170により参照される。
図3は、機器履歴情報の一例を示す図である。
機器履歴情報142は、機器の履歴が「起床支援」の連携動作によるものだけであったときの機器の履歴を示している。図3において、例えばステレオの「音楽再生を指示」の部分は、指示のもとが連携動作、例えば「起床支援」であるときは、機器制御部160が記録する際、その連携動作の識別名も付し、「起床支援の連携動作により音楽再生を指示」としているが、機器履歴情報142の例示では表示を省略している。また、同様に以降の機器履歴情報の表示でも、「指示」は特に断りのない限り「起床支援の連携動作」によるものであり、その表示は煩雑さを避けるために省略する。
図4は、機器履歴情報142の例をもとに、起床支援202に係る各機器毎に、状態変化を図示したものである。ここで、起床支援202の機器別の状態変化401に示す矢印は、それぞれ「条件機器の条件の発生により、実行機器の動作の実行へ」ということを表している(以降の図でも同様)。
機器管理表143は、機器制御部160が機器101等を管理するための情報を記録した表であり、機器制御部160により書込みと更新が行われ、後述の修正部170により参照される。
図5は、機器管理表の一例を示す図である。
機器管理表143には、タイマ501に示すように、機器毎に家庭内ネットワーク110に現在接続されているかどうかを示す接続状態502、接続された状態のとき現在の運転状態503(機器により運転状態名は異なる)、接続された状態のとき機器固有の現在の詳細状態504、例えば設定チャネル番号、周波数、除湿等、および当該機器が受け付ける動作の指示コマンド詳細505が記載されている。
優先指定144は、修正対象の連携動作を特定する際、優先規則の一種である優先指定を記述している。優先指定144が「実行項目優先」であれば、実行項目を有する連携動作を修正対象として優先し、「未実行項目優先」であれば、未実行項目を有する連携動作を修正対象として優先することを示している。優先指定144は、機器制御部160により設定または更新が行われ、修正部170により参照される。
操作部151は不図示のポインティングデバイス(マウスなど)およびキーボ-ト゛にて実現され、連携動作の修正のための指示等をユーザから受け付け、受け付けた内容を機器制御部160および修正部170に通知する。
表示部152は、PDPあるいは液晶パネル等で実現され、機器制御部160および修正部170により表示制御され、指示されたものを表示する。
図6は、修正部170の指示により、表示部152が表示する機器一覧の一例を示す図である。機器一覧601に表示される機器は、連携動作の修正のために表示され、機器管理表143で管理されている機器のうち、家庭内ネットワークに接続されている機器、つまり機器管理表143の接続状態145が「Y」で記載されている接続された機器である。
ユーザが機器一覧601で表示中の任意の機器をポイントし、クリックによって指定すると、その旨が操作部151により修正部170に通知され、指定された機器に係る連携動作の修正処理が始まる。
機器制御部160は、家庭内ネットワーク110に接続された機器101等の制御を行う。
機器制御部160は、機器101等に対して動作の指示または問合せを通知し、また機器101等からの動作および応答等の通知を受け取り、以上の通知に係る情報を、受け取ったときの時刻も含め、後述の記憶部140に機器履歴情報142として記録する。また、各機器の現在の状態を反映するように機器管理表143を更新する。
機器制御部160は、記憶部140の連携動作表141を読み込み、連携動作表141に設定された各連携動作に基づいて、機器101等の制御を行う。
機器制御部160は、また、機器101等に設けられた操作パネルのユーザによる直接操作に基づく動作の通知を当該機器から受け取り、その情報を、受け取った時刻とともに機器履歴情報142に記録し、機器管理表143の当該機器の状態を更新する。
連携動作表141の連携動作に基づいて機器制御部160が機器101等に対して行う動作指示には、運転状態にする動作指示、例えば「運転」、「点灯」、「音楽再生」等と、休止状態にする動作指示、例えば「運転終了」、「消灯」、「音楽再生終了」等とがある。これらの指示は、機器管理表103に記述された当該機器の指示コマンド詳細505のうち、該当する指示コマンドを当該機器に通知することにより行なわれる。
機器制御部160は、また、優先指定144の設定または更新を行う。ユーザにより所定のキー操作(コントロールと数字2の2つのキーの同時押下)が為されると、機器制御部160は操作部151からその旨の通知を受け取り、現在の優先指定144を記憶部140から読み出して表示部152に表示(不図示)する。優先指定144の表示に対して、ユーザによる文字キーの操作により、「実行項目優先」または「未実行項目優先」が指定されると、操作部151からその旨の通知を受け取り、機器制御部160は、表示優先指定144を指定された内容で設定または更新する。
機器制御部160は、機器管理表143を表示部152に表示する。ユーザにより所定のキー操作(コントロールと数字3の2つのキーの同時押下)が為されると、機器制御部160は操作部151からその旨の通知を受け取り、現在の機器管理表143を記憶部140から読み出して表示部152に表示する。
修正部170は、連携動作表141に設定されている連携動作の修正を行なう。
修正部170は、操作部151から通知されるユーザによる連携動作修正のための操作の内容を受け取る。また、表示部152に対して表示の制御を行なう。
ユーザにより所定のキー操作(コントロールと数字1の2つのキーの同時押下)が為されると、その旨が操作部151から修正部170に通知される。修正部170は、機器管理表143を参照し、機器管理表143の管理する機器のうち接続されている機器を機器一覧601に表示する。
機器一覧601においてユーザは、機器一覧601に表示された機器のうちで、現在の状態がユーザにとって所望の状態ではない機器をクリック操作により一つ指定する。指定された機器を指定機器と呼ぶ。
修正部170は、指定機器と当該指定機器を受け付けた時刻(以下「基準時刻」という)とをもとに、機器履歴情報142と連携動作表141とを参照し、連携動作表141に設定されている連携動作のうち、適当な連携動作の修正処理をおこなう。
連携動作を修正して、修正後の連携動作が次に実行されたとしたら、基準時刻と同様な時刻(以下、単に「基準時刻」という)において、指定機器が所望の状態になるようにする、というのが修正の目的である。
次に、機器を基準時刻において所望でない状態から、所望の状態にするための連携動作の修正方法について説明する。
図7は、指定機器の状態変化のいくつかの場合を示した図である。
図7において、機器の状態のうちハッチングを施した部分は、指定機器の運転状態を表し、X印は基準時刻を指す。
状態変化701は、指定機器を所望の状態、例えば運転状態から基準時刻において所望ではない休止の状態にした動作703があり、基準時刻704以降では、実行中の連携動作はないか、またはあったとしてもその未実行項目のうちには指定機器を動作させる項目がないことを示している。
動作703がユーザ操作による場合、指定機器を所望ではない状態にしたのは連携動作ではないので、連携動作の修正は不可(不要のため)とする。なお、図7の状態変化に関する情報は動作の指示を行った主体も含めてすべて機器履歴情報142から得ることができる。
一方、動作703を行ったのが連携動作であれば、その連携動作を修正対象として修正を行なう。
修正の一つの方法は、その動作703をさせないようにすることである。そのために、指定機器を実行機器とし、動作703を動作とする組を、動作703の実行項から削除するとともに、実行項から削除した項目の次の項目の条件項にも同じ組があれば、それも削除し、その条件項にたいして、実行項で当該組を削除したときの項目の条件項を追加する。また、実行項から当該組を削除した結果、その実行項が空白になれば、その実行項の項目も削除する。
状態変化701の基準時刻704において、指定機器が所望の状態となるようにするためのもう一つの方法は、動作703を実行した連携動作の最後の実行項目の実行時から基準時刻704迄にユーザによる指定機器以外の機器の操作(複数の機器の操作があれば、例えば最初の操作、以下同様)があれば、その機器とその動作との組を条件項とし、指定機器を実行機器とし、その実行機器を望ましい状態にする動作を動作とする組を実行項とする項目を、最後の実行項目の直後に追加することである。この方法は、「別の機器を操作したのだから、指定機器は所望の状態になっていてしかるべき」とユーザが思っているはずである、とする考えに基づいている。
上記の修正のいずれの方法によっても、修正後の連携動作を次に実行されたときは、基準時刻ではユーザの所望の状態になる。
状態変化711は、状態変化701とは逆に、基準時刻714において、機器を現在の所望ではない休止の状態にした動作がなく、現在実行中の連携動作で実行を予定している未実行の項目の動作712により、ユーザの所望の状態である運転状態にする予定であることを示している。
この場合、修正対象となる連携動作は、動作712を未実行項目に有する連携動作であり、動作712を含む未実行項目の実行を促進するように修正を行なえばよく、そのために当該連携動作の最初の未実行項目を実行を促進させるようにすればよい。
当該連携動作の最初の未実行項目を実行させるために、この最初の未実行項目の条件項に、最後の実行項目の実行項の内容を追加すればよい。ここで、追加ではなく置き換えを行なうのもよい。
当該連携動作の最初の未実行項目を実行させるためのもう一つの方法は、当該連携動作の最後の実行項目の実行時から当該基準時刻迄の間にユーザによる他機器の操作があれば、その機器とその動作との組を、最初の未実行項目の条件項に追加することである。この場合も、追加ではなく置き換えを行なうのもよい。
状態変化721は、指定機器の一般的な状態変化を示す図である。
状態変化721において、基準時刻729は、状態変化701の基準時刻704と同様な場合であり、基準時刻726は、状態変化711の基準時刻714と同様な場合である。
基準時刻728では、動作723の実行項目を有する連携動作と、動作724の未実行項目を有する連携動作とがあることを示している。この場合、上記いずれかの動作に係る連携動作を修正対象として特定する必要がある。
どちらにするかは、記憶部140に記憶された優先指定144により決定される。つまり、優先指定144が「実行項目優先」であれば、動作723の実行項目を有する連携動作を修正対象として特定し、「未実行項目優先」であれば、動作724の未実行項目を有する連携動作を修正対象として特定する。
また、基準時刻728において、「未実行項目優先」により、未実行項目の連携動作を修正対象とするにしても、動作724と同様な動作(不図示)を行なう連携動作が他にもある場合、つまり、現在実行中の連携動作で指定機器を所望の状態にする未実行項目を有する連携動作が複数ある場合、どの連携動作を修正するかを何らかの判断基準に基づいて決める必要がある。
この場合の判断基準として、連携動作の開始が最近の連携動作、または連携動作の実行回数が過去の所定期間(例えば過去1ヶ月間)において最大の連携動作のいずれかが考えられ、いずれを判断基準としてもよい。
なお、状態変化721において、基準時刻728において指定機器を所望の状態に確実にするのは、実行項目の修正の場合であり、未実行項目の修正の場合は、上記いずれの判断基準でも所望の状態にする動作が行なわれる時刻は促進されるが、基準時刻728で所望の状態にならない可能性もある。
連携動作の修正について、図2の起床支援202に基づくいくつかの例により説明する。
図8は、起床支援202の項目2の条件項である照明の点灯の代わりに、ユーザがカーテンを開放した場合の機器履歴情報を示す図である。
機器履歴情報801は、ユーザがカーテン開放802の操作を行い、照明の点灯803を行わなかったことを示している。ここで、X印は期待していたが発生しなかった動作を示す。
図9は、図8の機器履歴情報801に基づく各機器ごとの状態変化を示す図である。
起床支援202は、項目1を実行し項目2の条件項203に記載された照明のユーザによる点灯803の動作待ちである。
このとき、ユーザは、エアコンが現在も運転しているのは所望ではないとして、現在である基準時刻902において、表示部152に表示されている機器一覧601において、エアコンを指定した。
修正部170は、操作部151から上記のユーザ操作の通知を受け取ると、機器履歴情報801のうち、エアコンに係る履歴情報を読み込み、その履歴情報に基づいてエアコンを現在の休止状態にした連携動作があるか否かチェックするが、そうした連携動作はないことが分かる。
次に、基準時刻902以降で、現在実行中の連携動作のうちエアコンの状態を所望の状態である運転状態にする動作を実行予定にするものがあるかチェックする。そして、起床支援202だけが該当することが分かる。
修正部170は、したがって起床支援202を修正対象の連携動作として特定し、実行機器が当該エアコン、その動作が運転である組を実行項に含む未実行項目(複数あればそのうち最初の項目)を修正対象の項目として特定する。ここで、修正対象の項目が未実行項目である場合、必ずしも当該未実行項目そのものを修正することではなく、当該未実行項目の実行を促進するようにするための修正を行なうことを意味し、実際に修正する項目は最初の未実行項目となる。
修正部170は、起床支援202の最初の未実行項目である項目2の修正を次のようにして行なう。
先ず、修正部170は、起床支援202の最後の実行項目の実行時点から基準時刻902迄にユーザによる機器操作があったか否かを機器履歴情報801をもとにチェックし、機器操作があったとき、その機器を条件機器とし、その動作を条件とする組を起床支援202の項目2の条件項に追加の処理を行なう。
機器履歴情報801によると、7:30の時刻にユーザによりカーテンの開放802が行なわれていることが分かるので、上記のようにカーテン追加の修正を行なう。
図10は、上記の修正を起床支援202に行なった結果、カーテンが組み込まれた起床支援を示す。修正後の起床支援1101には、最初の未実行の項目である項目2の条件項にカーテンを条件機器とし、開放を条件とする組1002が追加されている。なお、この例でユーザによるカーテンの操作がなければ、項目2の実行促進のために、項目2の条件項に項目1の最後の実行項目の実行項(この場合は項目1)を追加する処理を行なう。ここで、条件項への追加ではなく、条件項の置換え(上書き)でもよい。
図11は、図10の修正後の起床支援1001を実行した場合の各機器の状態変化を示す図である。エアコンは、カーテンの開放により運転状態1102に動作し、基準時刻902では所望の状態である運転状態となっている。
次に、扇風機によるエアコン休止の例を示す。
図12は、起床支援202の実行と、ユーザによる扇風機の操作が行われたときの機器履歴情報を示す図である。機器履歴情報1201には、起床支援202の開始と終了も記録されているが、煩雑のため図示を省略している。
機器履歴情報1201によると、ユーザは起床支援202の連携動作の終了後、扇風機の運転1202を行なっている。
図13は、図12の機器履歴情報1201をもとにした各機器の状態変化を示す図である。
ユーザは、「基準時刻1302の時点におけるエアコンの運転は不要である」として、機器一覧601においてエアコンを指定した。
修正部170は、操作部151からエアコンを指定機器とする通知を受け取ると、前述のカーテンの場合と同様に、機器履歴情報1201を調べ、エアコンを基準時刻1302の時の状態にした動作が起床支援202によるものであり、基準時刻1302以後に実行予定の連携動作はないことを知る。したがって、エアコンの運転をしないようにするか、またはエアコンを休止するようにする修正を行なう。
起床支援202の最後の実行項目の実行時点から基準時刻1302迄に、ユーザ操作により扇風機が操作されているので、ユーザ操作の機器である扇風機を条件機器として、エアコンを休止させるようにすればよい。なお、ユーザ操作の機器がなかったときは、エアコンを運転する動作をしないように修正すればよい。
図14は、起床支援202において、連携動作の最後に「扇風機が運転したら、エアコンを休止する」項目1402の追加の修正を行なったことを示す図である。
図15は、図14に示した修正後の起床支援1401を動作させたときの、各機器の状態変化を示す図である。
状態変化1501は、扇風機の運転によりエアコンが休止1502となったことを示しており、基準時刻1302では、エアコンはユーザにとって所望の状態である休止状態となっていることが分かる。
最後に、ステレオの例を示す。
図4の起床支援202の機器別の状態変化401が示す状態において、ユーザはステレオが基準時刻402の時点で音楽再生していないことを不満として、機器一覧601においてステレオを指定した。
修正部170は、操作部151からステレオを指定機器とする通知を受け取ると、図3の履歴情報142に基づき、ステレオを図4の基準時刻402の時点で休止(再生終了)状態にした連携動作があるか否かチェックし、起床支援202であり、基準時刻502以後に実行予定の連携動作はないことを知る。したがって、ステレオの休止をしないようにする修正を行なう。
図16は、起床支援202の項目3の「エアコンが運転したら、ステレオを音楽再生終了する」を削除する修正を行なった図である。削除の際、項目4の条件項の「ステレオが音楽再生終了したら」を削除し、項目3の条件項による置換え1602を行う。
図17は、図16に示した修正後の起床支援1601を動作させたときの、各機器の状態変化を示す図である。
状態変化1701は、エアコンが運転しても、ステレオの音楽再生は終了しなにので、基準時刻402では、エアコンはユーザにとって所望の状態である休止状態となっていることが分かる。
図18〜図21は、修正部170による連携動作の修正の動作を示すフローチャートである。
これらの図面をもとに、連携動作の修正の動作を説明する。
修正部170は、機器管理表143を読み込み、当該表で管理されている機器のうち家庭内ネットワーク110に接続されている機器をすべて機器一覧601として表示部152に表示し、所望ではない状態にある機器の指定を操作部151を介して受け付け、受け付けた時刻を基準時刻とする(S10)。
受け付けた指定機器をもとに、修正対象の連携動作を特定処理(S20)により特定する。連携動作の特定処理については後述する。
連携動作の特定処理により、修正対象が特定できたか否かチェックし(S40)、特定できなかったときはその旨のメッセージを表示部152に表示して(S35)、修正部170は処理を終了する。
特定できたときは、特定された連携動作の実行項目と未実行項目の分別を行なう(S50)。
修正部170は、連携動作の特定処理により当該連携動作の修正対象として特定された項目が実行項目か否かチェックし(S60)、実行項目のときは実行項目修正処理(S70)を、また未実行項目のときは、未実行項目修正処理(S80)を、それぞれ修正部170にある一時記憶上で行う。これらの2つの修正処理については後述する。
修正した連携動作により記憶部140の連携動作表141の当該連携動作の更新を行ない(S90)、修正処理を終了する。
次に、修正部170による連携動作の特定処理(S20)の動作を図19を用いて説明する
修正部170は、機器履歴情報142の指定機器に係る履歴情報を読み込み(S21)、指定機器に対して、基準時刻での状態にした動作が存在し、しかもその動作がユーザ操作によるものであるか否かをチェックする(S22)。
ユーザ操作によるときは、連携動作の修正は不可(不要)であり、修正部170は特定不可のメッセージを表示部152に表示してリターンする(S23)。
ユーザ操作によらないとき、あるいは基準時刻での状態にした動作が存在しないときは、連携動作表141を読み込み(S24)、機器履歴表142をもとに、基準時刻において実行終了または実行中の連携動作を調べ、そのうち実行項の実行機器に指定機器を含むものがあるか否かチェックする(S25)。指定機器を含む連携動作がなければ、連携動作の修正は不可であり、修正部170は特定不可のメッセージを表示部152に表示してリターンする(S23)。
指定機器を含む連携動作があれば、修正部170はそれらの連携動作のうち、指定機器を基準時刻においては所望ではない状態にした実行項目を有する連携動作を検索する(S26)。
修正部170は、同じく、指定機器を含む連携動作のうち、基準時刻においてまだ実行中で、指定機器を所望の状態にする未実行項目を有する連携動作を検索する(S27)。
次に、修正部170は、優先指定144を読み込み、それが、「実行項目優先」か否かチェックする(S32)。
優先指定144が「実行項目優先」ではない場合、S27で検索した連携動作があるかチェックする(S33)。
該当する連携動作があれば、それを修正対象の連携動作として、また当該未実行項目を修正対象の項目としてそれぞれ特定し(S34)、リターンする。
ここで、該当する連携動作が複数ある場合、判断基準に基づいて一つに特定する。判断基準として、連携動作の開始が最近の連携動作、または連携動作の実行回数が最大の連携動作のいずれを判断基準としてもよい。ここでは前者を判断基準とする。なお、判断基準の情報を、優先指定144と同様に記憶部140に記憶しておき、それをもとに判断するようにしてもよい。
該当する未実行項目を有する連携動作がなければ、S37の処理を行なう。
優先指定144が「実行項目優先」の場合、S26で検索した連携動作があるかチェックする(S36)。
該当する連携動作があればそれを修正対象の連携動作として、また当該実行項目を修正対象の項目としてそれぞれ特定し(S37)、リターンする。
また、該当する実行項目を有する連携動作がなければ、S34の処理を行なう。
次に、修正部170による実行項目修正処理(S70)の動作を図20を用いて説明する。
修正部170は、読み込まれた連携動作表141のうち、連携動作の特定処理(S20)で特定された特定連携動作において、同じく特定された実行項目の修正処理を次のように行なう。
当該連携動作の最後の実行項目の実行終了後、基準時刻迄にユーザにより指定機器以外の機器の操作があったか否かをチェックする(S71)。
該当するユーザ操作があった場合、ユーザが操作した機器を条件機器とし、動作をユーザの操作に基づく動作とする条件項と、指定機器を実行機器とし、指定機器を所望の状態にする動作を動作とする実行項とからなる項目を作成し、その項目を最後の実行項目の直後に追加する(S73:扇風機追加の例)。
該当するユーザ操作がなかった場合、次のように削除処理を行ない(S75:ステレオの例参照)、リターンする。
当該実行項目の実行項から指定機器を実行機器とし、所望でない状態にする動作を動作とする組を削除するとともに、指定機器を条件機器とし、所望でない状態にする動作を動作とする組が当該実行項目の次の項目の条件項にあれば、それを削除し、当該実行項目の条件項の内容をすべて、当該実行項目の次の項目の条件項に追加する。
当該実行項目の実行項から削除の結果、当該実行項が空になれば、当該実行項目を削除し、削除処理を終了する。
最後に、修正部170による未実行項目修正処理(S80)の動作を図21を用いて説明する。
修正部170は、上記の未実行項目の修正処理と同様に、特定された未実行項目の修正処理を次のように行なう。
特定された連携動作の最後の実行項目の実行終了後、基準時刻迄にユーザにより指定機器以外の機器の操作があったか否かをチェックする(S81)。
該当するユーザ操作があった場合、ユーザが操作した機器を条件機器とし、ユーザの操作に基づく動作を動作とする条件項と、指定機器を実行機器とし、指定機器を所望の状態にする動作とする組を、最初の未実行の項目の条件項に追加し(S83:カーテン追加の例参照)、リターンする。
該当するユーザ操作がなかった場合、最後の実行項目の実行項の内容を、最初の未実行項目の条件項に追加し(S85)、リターンする。
(実施の形態2)
次に、本発明に係る電気機器制御装置の実施の形態2について図面を用いて説明する。
実施の形態2の電気機器制御装置の構成は、図1における実施の形態1の電気機器制御装置の構成と同様である。
実施の形態1では、基準時刻は機器の指定を受け付けたときを基準時刻としたが、実施の形態2は、機器の指定に加えて、さらに、基準時刻の指定も受け付ける。
実施の形態2は、実施の形態1とは修正部170の基準時刻の受付に係る処理だけ相違するので、以下にその相違点を説明する。
本実施の形態の修正部170は、図6に示す機器一覧601を表示部152に表示し、操作部151が、機器の指定をダブルクリックによって受け付けたとき、その旨の通知を受けた修正部170は、機器履歴情報142のうち指定機器の動作に関する履歴をもとに、その機器の運転の状態変化を示す図(現在迄の所定の時間、例えば3時間の幅)を表示部152に表示する。
図22は、機器一覧601において、ユーザにより例えばステレオがダブルクリックされたときに、修正部170が表示部152に表示するステレオの状態変化を示す図である。このとき、ユーザによりスライドカーソル2203のポイントとドラグによる移動操作が為されると、操作部151はその旨を修正部170に通知し、修正部170はその操作に対応して表示する時間帯を移動し、時間目盛りが日替りする箇所には日付けも表示(不図示)する。
機器状態変化2201は、ステレオが7時過ぎに「音楽再生」の表示で示す箇所2202において運転状態であることを示している。機器変化状態701において、ユーザによりさらに運転状態を示す箇所がポイントされると、修正部170は、操作部151からその通知を受け、機器状態変化2211において機器詳細状態2212のように、ポイントされた時点において指定機器が運転状態であれば、その詳細な情報をポップアップで表示する。
機器状態変化2201において、ユーザが当該機器が所望ではない状態を示す箇所にポイントしてクリックすると、修正部170は、そのポイントした位置を操作部151から受け取り、その位置に対応する時刻に変換し、変換した時刻を基準時刻として受け付ける。
図23は、修正部170が基準時刻2302を受け付けたことを示す図である。
修正部170はこの基準時刻2302を、以降の修正処理での基準時刻として使用する。
次に、本実施の形態の修正部170の修正処理の流れを説明する。
図24は、本実施の形態の修正部170の修正の動作を示すフローチャートである。
図24の各処理ステップのうち、実施の形態1の修正処理に係る図18に示すステップと同じ処理を行なうものは、図18の符号と同じ符号を付している。
修正部170は、実施の形態1の場合と同様に機器一覧601を表示部152に表示し、所望ではない状態にある機器の指定を操作部151を介して受け付ける(S10)。
修正部170は、機器の指定がダブルクリックによるか否かをチェックする。
ダブルクリックによる場合、修正部170は表示部152にその機器の状態変化を示す図、例えば状態変化2201を表示する。
図22の状態変化2201の表示中に、ユーザにより時間のスライドの操作があれば、操作部151からその操作の通知を受け取り、修正部170はその操作に応じて表示する時刻の移動を行う。
また、状態変化2201の表示中に運転状態を示す箇所にカーソルがポイントされれば、そのときの運転状態の詳細を機器詳細状態2212として表示する。
ユーザにより、図23の状態変化2301に対して、機器の状態を示す任意の箇所がポイントされ、クリックされると、操作部151からその操作の通知を受け取り、修正部170は当該機器を指定機器とし、指定箇所を基準時刻2302として、連携動作の特定の処理(S20)を行なう。
また、機器一覧601において、ユーザにより機器がクリックで指定されたときは、実施の形態1と全く同様に、受け付けた時刻を基準時刻とし、その機器を指定機器として連携動作の特定の処理(S20)を行なう。
以降の処理は実施の形態1と全く同様である。なお、基準時刻がユーザによって指定された場合、特定処理以降における実行項目とは基準時刻までに実行された項目をいい、未実行項目とは基準時刻以降に実行予定であって、基準時刻の時点ではまだ実行されていない項目をいう。
(変形例)
本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
また、本発明は、上記2つの実施の形態では、連携動作の制御は機器制御部160が記憶部140の連携動作表141に基づいて行なうとしたが、各連携動作を個別のアプリケーションプログラムが行なうようにしてもよい。この場合、連携動作表141の各連携動作に代えて、各連携動作アプリケーションはプログラムとしてまたはデータとして実現するようにしてもよい。
また、実施の形態ではネットワークは家庭内ネットワークとしたが、それだけに限定されないのは勿論である。他のネットワーク、例えばオフィスネットワーク、ファクトリネットワーク等としてもよい。この場合の機器は、オフィス機器あるいは生産装置等となる。
また、修正後の連携動作をテストするため、試行させて試行途中を含む試行結果を機器一覧601で、運転状態と休止状態とが識別できるように表示してもよい。テストは、実際の機器でもよいし、仮想の機器としてもよく、連携動作においてユーザ操作待ちの場合は、機器一覧601でその機器が操作待ちであることを表示し、特に仮想機器の場合、ユーザが当該表示されている機器を指定すれば当該機器を操作したものと擬制してもよい。
また、実施の形態1の電気機器制御装置120において、操作部151と表示部152を除く部分をLSIによって実現してもよい。
図25は、上記のLSIの構成を示す図である。LSI180は、操作部151と表示部152とを含まないことを除いては、実施の形態1の電気機器制御装置120と同様な構成であり、また構成各部の処理も同様であるのでその説明を省略する。なお、構成各部は、LSIに実装したコマンド(命令)を実行し、あるいはメモリを利用する。
また、本発明の方法を、コンピュータシステムを用いて実現するためのコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記プログラムを表すデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記プログラム又は前記デジタル信号を記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、例えば半導体メモリ等であるとしてもよい。
また、本発明は、電気通信回線、無線又は有線通信回線、若しくはインターネットに代表されるネットワーク等を経由して伝送される前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
本発明にかかる電機機器制御装置は、ホームオートメーションの一環としてネットワークに接続される機器の連携制御を行う電気機器制御装置として活用される。
本発明に係る電気機器制御装置の構成を示す図である。 上記実施の形態の連携動作表の例を示す図である。 上記実施の形態の「起床支援」の実行後の機器履歴情報の例を示す図である。 上記実施の形態の「起床支援」の連携動作を示す機器状態変化の図である。 上記実施の形態の機器管理表の例を示す図である。 上記実施の形態の機器一覧の表示例を示す図である。 上記実施の形態の指定機器の状態変化と基準時刻のパタンを示す図である。 上記実施の形態の「起床支援」のカーテンの追加修正例であり、機器履歴情報を示す図である。 上記修正例であり、修正前の状態変化を示す図である。 上記修正例であり、修正後の連携動作を示す図である。 上記修正例であり、修正後の機器状態変化を示す図である。 上記実施の形態の「起床支援」の扇風機の追加修正例であり、機器履歴情報を示す図である。 上記修正例であり、修正前の状態変化を示す図である。 上記修正例であり、修正後の連携動作を示す図である。 上記修正例であり、修正後の機器状態変化を示す図である。 上記実施の形態の「起床支援」のステレオの修正例であり、修正後の連携動作を示す図である。 上記修正例であり、修正後の機器状態変化を示す図である。 上記実施の形態の連携動作の修正に係る動作を示すフローチャートの主要部である。 上記実施の形態の連携動作の修正のうち、連携動作の特定に係る動作を示すフローチャートの一部である。 上記実施の形態の連携動作の修正のうち、実行項目の修正に係る動作を示すフローチャートの一部である。 上記実施の形態の連携動作の修正のうち、未実行項目の修正に係る動作を示すフローチャートの一部である。 本発明に係る電気機器制御装置の実施の形態2の電気機器制御装置の指定機器の状態変化を示す図である。 上記実施の形態の指定機器の状態変化と基準時刻を示す図である。 上記実施の形態の連携動作の修正に係る動作を示すフローチャートの主要部である。 本発明に係るLSIの構成を示す図である。
符号の説明
101 機器
110 家庭内ネットワーク
120 電気機器制御装置
140 記憶部
141 連携動作表
142 機器履歴情報
143 機器管理表
144 優先指定
151 操作部
152 表示部
160 機器制御部
170 修正部
180 LSI

Claims (13)

  1. ネットワークに接続された複数の機器に対して、あらかじめ設定された連携動作に基づき動作の制御を行う電気機器制御装置であって、
    設定された複数の連携動作を記述した連携動作表を記憶している記憶手段と、
    連携動作表の連携動作に基づき前記各機器を制御し、前記各機器の動作状態を取得して機器履歴情報として前記記憶手段に記録する機器制御手段と、
    所望ではない状態にある機器の指定を受け付ける受付手段と、
    受付手段で受け付けたときを基準時刻として、当該基準時刻と受け付けた指定機器と前記機器履歴情報と前記連携動作表の連携動作とに基づき修正対象とする連携動作を特定する特定手段と、
    連携動作が特定されたとき、前記機器履歴情報と受け付けた指定機器とをもとに、前記基準時刻における当該指定機器が所望の状態となるように前記特定手段により特定された連携動作を記述した前記連携動作表を修正する修正手段とを備えることを特徴とする電気機器制御装置。
  2. 前記連携動作表には、動作を実行させたい実行機器と当該実行機器に実行させる動作とを記述する実行項と、当該実行機器に対して当該動作を実行させる条件となる条件機器と当該条件機器の条件とを記述する条件項とからなる項目が、連携動作毎に当該連携動作を識別する識別名とともに、一つまたは実行項の実行順に二つ以上設定されていることを特徴とする請求項1記載の電気機器制御装置。
  3. 前記記憶手段に記憶された機器履歴情報は、動作指示された機器と、当該動作指示の内容と、当該動作指示の時刻と、当該動作指示が連携動作またはユーザのいずれによるのかを示す情報と、動作指示された機器と当該機器が動作指示に従って実行した動作と実行した時刻との情報とを含み、
    前記特定手段は、
    前記記憶手段に記憶された機器履歴情報をもとに、前記機器における所望ではない状態への動作がユーザの指示に基づくか否かを判定する連携動作指示判定部を有し、
    否定と判定されたときだけ、修正対象の連携動作の特定を行なうことを特徴とする請求項2記載の電気機器制御装置。
  4. 前記記憶手段に記憶された前記機器履歴情報は、前記動作指示が連携動作によるとき、当該連携動作による情報において当該連携動作の識別名を含み、
    前記記憶手段は、
    修正対象の連携動作を特定するとき、修正の対象として前記基準時刻において既に実行した項目である実行項目を優先することを指示する実行項目優先か、あるいは未実行の項目である未実行項目を優先することを指示する未実行項目優先のいずれかを優先指定として記憶する優先指定記憶部を有し、
    前記特定手段は、更に、
    前記機器履歴情報をもとに、前記基準時刻において、前記記憶手段に記憶された連携動作のうち、前記機器を前記所望ではない状態へ動作させた実行項目を有する連携動作が存在するか否かを判定する実行判定部と、
    前記機器履歴情報をもとに、前記基準時刻において前記記憶手段に記憶された実行中の連携動作のうち、前記機器を所望の状態に動作させる未実行項目を有する連携動作が存在するか否かを判定する未実行判定部と、
    前記優先指定が実行項目優先の場合、前記実行判定部による判定が肯定であるとき、前記機器を前記所望ではない状態へ動作させた実行項を有する連携動作を修正対象の連携動作とし、修正項目を当該実行項目として特定し、前記実行判定部による判定が否定であるとき、前記機器を所望の状態に動作させる未実行項目を有する連携動作を修正対象の連携動作とし、修正項目を当該未実行項目として特定し、
    前記優先指定が未実行項目優先の場合、前記未実行判定部による判定が肯定であるとき、前記機器を所望の状態へ動作させる未実行項目を有する連携動作を修正対象の連携動作とし、修正項目を当該実行項目として特定し、前記未実行判定部による判定が否定であるとき、前記機器を前記所望ではない状態に動作させた実行項目を有する連携動作を修正対象の連携動作とし、修正項目を当該未実行項目として特定する特定部と、
    前記機器を所望の状態に動作させる未実行項目を有する連携動作が複数のとき、該当する連携動作のうち最近開始または最大実行回数のいずれかの基準に基づき修正対象の連携動作を特定する未実行連携特定部とを有することを特徴とする請求項3記載の電気機器制御装置。
  5. 前記条件項には複数の条件機器と当該各条件機器の条件とを指定でき、
    前記複数の条件機器のうちいずれかの条件機器が当該条件機器の条件に合致したとき、前記実行項の実行機器の動作の実行を行なうことを特徴とする請求項4記載の電気機器制御装置。
  6. 前記実行項には複数の実行機器と、各実行機器の動作とを指定でき、
    前記条件機器が当該条件機器の条件に合致したとき、すべての実行機器の当該実行機器の動作の実行を行なうことを特徴とする請求項4記載の電気機器制御装置。
  7. 前記修正手段は、
    前記連携動作の最後に実行した項目の実行時刻と前記基準時刻との間に前記指定機器以外の機器に対してユーザによる動作の指示があったか否かを判定するユーザ指示判定部と、
    前記修正項目が実行項目の場合、前記ユーザ指示判定部にて肯定と判定されたとき、前記実行項目の条件項に前記動作の指示の対象となった機器を条件機器とし当該ユーザの指示による動作を条件として追加する修正を行い、否定と判定されたとき、前記修正項目の実行項から前記指定機器と、前記当該機器の動作とを削除する修正を行なう実行項目修正部と、前記修正項目が未実行項目の場合、前記ユーザ指示判定部にて肯定と判定されたとき、前記連携動作の最初の未実行項目の条件項に、当該ユーザの指示の対象となった機器を条件機器とし、当該ユーザの指示による動作を条件として追加する修正を行い、否定と判定されたとき、最初の未実行項目の条件項に、最終の実行項目の実行項の実行機器を条件機器とし、当該実行機器の動作を当該条件機器の条件として追加する修正を行なう未実行項目修正部と、
    前記実行項目修正部または前記未実行項目修正部のいずれかにより修正された連携動作で前記連携動作表の当該連携動作を更新する更新部とを有することを特徴とする請求項5記載の電気機器制御装置。
  8. 前記所望でない状態は、前記機器が運転している運転状態と、運転を休止している休止状態とのいずれかの状態であることを特徴とする請求項7記載の電気機器制御装置。
  9. 前記基準時刻となる時刻の指定を受け付ける基準時刻受付部を有する請求項7記載の電気機器制御装置。
  10. 前記修正手段は、更に、
    前記実行項目修正部または前記未実行項目修正部のいずれかにより修正された連携動作を実際の機器ではない仮想機器により試行する試行部を有し、
    前記受付手段は、
    前記試行部による修正の試行確認を受け付ける試行確認受付部を有し、
    前記修正手段の更新部は、
    前記試行確認受付部で確認を受け付けたとき、前記連携動作表の当該連携動作を更新することを特徴とする請求項7記載の電気機器制御装置。
  11. ネットワークに接続された複数の機器に対して、あらかじめ設定された連携動作に基づき動作の制御を行う電気機器制御方法であって、
    設定された複数の連携動作を記述した連携動作表を記憶領域に記録する記録ステップと、
    連携動作表の連携動作に基づき前記各機器を制御し、前記各機器の動作状態を取得して機器履歴情報として前記記憶領域に記録する機器制御ステップと、
    所望ではない状態にある機器の指定を受け付ける受付ステップと、
    受付ステップで受け付けたときを基準時刻として、当該基準時刻と受け付けた指定機器と前記機器履歴情報と前記連携動作表の連携動作とに基づき修正対象とする連携動作を特定する特定ステップと、
    連携動作が特定されたとき、前記機器履歴情報と受け付けた指定機器とをもとに、前記基準時刻における当該指定機器が所望の状態となるように前記特定ステップにより特定された連携動作を記述した前記連携動作表を修正する修正ステップとを有することを特徴とする電気機器制御方法。
  12. ネットワークに接続された複数の機器に対して、あらかじめ設定された連携動作に基づき動作の制御を行う電気機器制御装置に適用される電気機器制御プログラムであって、
    設定された複数の連携動作を記述した連携動作表を記憶領域に記録する記録ステップと、
    連携動作表の連携動作に基づき前記各機器を制御し、前記各機器の動作状態を取得して機器履歴情報として前記記憶領域に記録する機器制御ステップと、
    所望ではない状態にある機器の指定を受け付ける受付ステップと、
    受付ステップで受け付けたときを基準時刻として、当該基準時刻と受け付けた指定機器と前記機器履歴情報と前記連携動作表の連携動作とに基づき修正対象とする連携動作を特定する特定ステップと、
    連携動作が特定されたとき、前記機器履歴情報と受け付けた指定機器とをもとに、前記基準時刻における当該指定機器が所望の状態となるように前記特定ステップにより特定された連携動作を記述した前記連携動作表を修正する修正ステップとを有することを特徴とする電気機器制御プログラム。
  13. ネットワークに接続された複数の機器に対して、あらかじめ設定された連携動作に基づき動作の制御を行い、所望ではない状態にある機器の指定を受け付ける受付部を有する電気機器制御装置に適用されるLSIであって、
    設定された複数の連携動作を記述した連携動作表を記憶している記憶手段と、
    連携動作表の連携動作に基づき前記各機器を制御し、前記各機器の動作状態を取得して機器履歴情報として前記記憶手段に記録する機器制御手段と、
    所望ではない状態にある機器の指定を受け付ける受付手段と、
    受付手段で受け付けたときを基準時刻として、当該基準時刻と受け付けた指定機器と前記機器履歴情報と前記連携動作表の連携動作とに基づき修正対象とする連携動作を特定する特定手段と、
    連携動作が特定されたとき、前記機器履歴情報と受け付けた指定機器とをもとに、前記基準時刻における当該指定機器が所望の状態となるように前記特定手段により特定された連携動作を記述した前記連携動作表を修正する修正手段との各機能をコマンドで実行することを特徴とするLSI。
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