JP2004304298A

JP2004304298A - System, method, and apparatus for reserving resource in communication network

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Publication number: JP2004304298A
Application number: JP2003092150A
Authority: JP
Inventors: Yasuhisa Eguchi; 泰央江口; Masami Yabusaki; 正実薮崎; Takeshi Sugiyama; 武志杉山
Original assignee: NTT Docomo Inc
Current assignee: NTT Docomo Inc
Priority date: 2003-03-28
Filing date: 2003-03-28
Publication date: 2004-10-28

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a resource reservation system in a communication network whereby a mobile terminal can continue communication without interruption by surely making handover to an area to move. <P>SOLUTION: A mobile prediction apparatus 92 obtains a mobile prediction route of a mobile terminal 10 and a service control apparatus 91 particularizes an area from which the resource of the mobile terminal 10 is reserved among areas of the obtained mobile prediction route. A resource management apparatus 44 reserves a resource to the particular area and assigns the reserved resource to the mobile terminal 10 in the case of handover to allow the mobile terminal 10 to surely make handover to the mobile destination area. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機や自動車電話機などの移動端末機が、移動先の無線エリア（以下、単にエリアともいう）へ移動する際にハンドオーバーによって通信を継続するための通信網におけるリソース予約システム、リソース予約方法及びリソース予約装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、移動通信網では、携帯電話機などの移動端末機を所持する全ユーザが、同時に通信を行えるだけのリソース（無線通信を行うためのハードウェア及びソフトウェア資源）を保持することはコストが高くなり効率的ではない。このため、統計的に算出したリソース量を基に移動通信網を設計している。
【０００３】
この設計の場合、例えば年始のおめでとうコールに代表されるように、ある瞬間に統計的に算出した設計リソース量を超える大量の通信が発生すると、全ての通信に対してリソースを提供することが出来ない。このような状況が生じた場合、先に通信を開始したユーザの通信を、後から通信を開始したユーザの通信よりも優先させる（以降、優先権と記載）ことで移動通信網のリソースの効率利用と公平性を確保している。
【０００４】
また、一般に、移動通信網においては、リソースの効率利用を目的として複数のエリア毎にリソースの割当てを行っており、ユーザの移動に伴ってエリアを跨ぐ（以降、ハンドオーバーと記載）場合には、移動先のエリアで新たなリソースを割当てることで連続した通信サービスを提供している。
例えば、図１８に示すように、基地局ＣＳ０の電波により形成されるエリアＡ０において、ユーザＵ０が時刻ｔ０に移動端末機ＰＳ０にて通信を開始し、その後、時刻ｔ２に基地局ＭＳ１のエリアＡ１に到達したとすると、この場合にハンドオーバーによってエリアＡ１のリソースが割り当てられ、継続して通信が行えるようになっている。
【０００５】
このように継続した通信を行うための技術として、下記の特許文献１に記載された「再接続型チャネル切換え方式」がある。この内容は、通話をしながら移動した移動端末機が移動先エリアに入った後も、移動前のエリアで使用していた通信チャネルを切断せずに確保しておき、ハンドオーバーが失敗したとき、移動端末機に対して移動前のエリアへの復帰移動を促すことにより通話を継続させて呼を救済するといったものである。
【０００６】
即ち、移動端末機と無線基地局と主装置とから構成される移動通信システムにおいて、主装置は、移動端末機の移動時に行われるハンドオーバーの際に移動端末機が通話しながら現在在圏するエリアからこれとは異なるエリアへ移動したとき移動先のエリア内の全通信チャネルが使用中であれば空き通信チャネルがないために通信できないことを無線基地局に通知する。
【０００７】
無線基地局は、その通知を受けたとき移動端末機に対して移動前の在圏エリアへ復帰移動するよう促すとともに、この移動前に使用していたエリアの通信チャネルを解放せずに確保しておく。そして、移動端末機が移動前の在圏エリアに復帰移動したとき、その確保しておいた通信チャネルを移動端末機に割り当てて接続する。これによって、ユーザが、移動先エリアにおける再発呼の操作を行わずに通話を継続することができるようになっている。
【０００８】
この他、前述したように優先権を確保するため、即ちハンドオーバー処理において先に通信を開始したユーザの通信の継続させるための１方法として、ハンドオーバー先のリソースを事前に予約しておく方法が考えられる。
この種の方法として、下記の特許文献２に記載された「移動局の移動先の基地局判定方法および移動体通信システム」がある。この内容は、予め定められたルートを移動する移動局の移動先の基地局を正確に判定するといったものである。即ち、予め定められたルートを移動する列車などの移動体に搭載された移動局の移動先の基地局判定方法であって、移動体の現在位置と当該移動体が移動する予め定められたルートより、当該移動体に搭載された移動局が次に通信を行うべき基地局を判定するようになっている。
【０００９】
【特許文献１】
特開平８−１４０１３９号公報（要約書及び特許請求の範囲）
【特許文献２】
特開２０００−１６８５５６号公報（要約書及び特許請求の範囲）
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のリソースを割当てる方法においては、ある移動端末機がハンドオーバーする際に、ハンドオーバー先のエリアにおいて、その通信に必要なリソースが不足していた場合、リソース不足によりハンドオーバーを行うことができず、通信が切断されるという問題がある。
【００１１】
また、図１８を参照した従来例において、移動端末機ＰＳ０がエリアＡ０で時刻ｔ０に通信を開始し、時刻ｔ２にエリアＡ１にハンドオーバーする場合に、例えばエリアＡ１において、時刻ｔ０とｔ２の間の時刻ｔ１で他のユーザＵ１が移動端末機ＰＳ１で通信を開始したとする。この場合、ユーザＵ１がユーザＵ０の通信に必要なエリアＡ１のリソースを利用しているので、ユーザＵ０がハンドオーバーを行うことができず、通信が切断されるという問題がある。
【００１２】
また、特許文献１の内容においては、通話中の移動端末機が移動先のエリアでハンドオーバーが失敗した際に、この通信を継続するためには移動前のエリアへ戻らなければならないので、移動先のエリアにハンドオーバーを行うことができず、通信が切断されるという問題がある。
更に、特許文献２の内容においては、予め定められたルートを移動する移動局の移動先の基地局を判定する点に上位概念のポイントがあって、実質的には、走行ルートが定められている列車の走行位置をもとに、移動先の基地局を判定して無線チャネルを予約する方法に特化している。このため、走行ルートが定められていない移動体の移動端末機では、移動先の基地局の判定並びに無線チャネルの予約を行うことができないので、移動先のエリアにハンドオーバーが行えず、通信が切断されるという問題がある。
【００１３】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、移動端末機が移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行って途切れることなく通信を継続することができる通信網におけるリソース予約システム、リソース予約方法及びリソース予約装置を提供することを目的としている。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項１による通信網におけるリソース予約システムは、無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約することによって通信を継続する通信網におけるリソース予約システムにおいて、前記移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求め、この移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める移動予測手段と、前記移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求め、この予測通信継続時間内に、前記移動予測手段で求められた移動予測ルート上の各エリアの中から前記移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間とハンドオーバー予測時刻との比較により特定する制御手段と、前記制御手段により特定されたエリアに、前記移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定し、予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行い、この予約リソースを、前記移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てる管理手段とを備えたことを特徴としている。
【００１５】
この構成によれば、移動端末機の移動予測ルートを求め、この求められた移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機のリソースを予約するエリアを特定し、この特定エリアにリソースを予約してハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機に割り当てるようにしたので、移動端末機は移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行うことができる。従って、移動端末機は、移動しながら途切れることなく通信を継続することができる。
【００１６】
また、本発明の請求項２による通信網におけるリソース予約システムは、請求項１において、前記管理手段は、前記制御手段により特定されたエリアにリソース不足で前記移動端末機のリソースが予約不可能と判定された際に、そのリソースが予約可能となるまで予約待ちを行い、予約可能となった時点で前記リソースの予約を行うことを特徴としている。
【００１７】
この構成によれば、移動先エリアへのリソース予約時に、リソース不足で予約ができない場合、空きリソースができるまで待って予約を行うようにしたので、移動先エリアへのリソースが不足していても、直ぐにリソース予約処理を終了するのではなく、その予約を待機状態としてリソース予約処理を継続することができる。従って、リソース予約を効率よく行うことができる。
【００１８】
また、本発明の請求項３による通信網におけるリソース予約システムは、請求項２において、前記管理手段は、前記リソースの予約を行うための予約リソース群と通常の通信を行うための通常リソース群とを同一エリア内で区分けしておき、前記予約リソース群において前記予約待ちが行われている状態にあって、この予約待ちのエリアに該当移動端末機からのハンドオーバーの依頼が行われた場合、前記通常リソース群の割当で前記依頼のハンドオーバー処理が可能であれば、前記予約待ちを解除し、当該ハンドオーバー処理を行うことを特徴としている。
【００１９】
この構成によれば、リソースの予約待ちを行っているエリアに、その予約待ちを行った移動端末機からハンドオーバーの依頼があった場合に、通常リソース群でのハンドオーバー処理が可能であれば、それを用いてハンドオーバーを行うことができる。この際、リソースの予約待ちを解除するので、エリアのリソースを効率よく活用することができる。
【００２０】
また、本発明の請求項４による通信網におけるリソース予約システムは、請求項２において、前記管理手段は、前記リソースの予約を行うための予約リソース群と通常の通信を行うための通常リソース群とを同一エリア内で区分けしておき、前記予約リソース群において前記予約待ちが行われている状態にあって、この予約待ちのエリアに該当移動端末機からのハンドオーバーの依頼が行われた場合、前記通常リソース群の割当で前記依頼のハンドオーバー処理が不可能であれば、当該移動端末機に係る全エリアの予約待ちを解除し、当該ハンドオーバー処理を中止することを特徴としている。
【００２１】
この構成によれば、移動端末機が移動先エリアでハンドオーバーが行えないと判定された場合に、そのハンドオーバー処理を中止すると共に、当該移動端末機のリソース予約待ちの解除を全エリアにおいて行うようにしたので、エリアのリソースを無駄遣いすることなく効率的に使用することができる。
また、本発明の請求項５による通信網におけるリソース予約システムは、請求項１から４の何れか１項において、前記移動予測手段は、前記移動予測ルートを移動する前記移動端末機の速度が変更された場合に、その変更後の速度をもとに前記ハンドオーバー予測時刻を新規に求め、前記制御手段は、前記移動予測ルート上の各エリアの中から該当移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間と前記新規に求められたハンドオーバー予測時刻との比較により特定するを備えたことを特徴としている。
【００２２】
この構成によれば、移動端末機の移動速度が変更されても、その変更に応じて移動端末機のハンドオーバー予測時刻を求め、移動端末機が移動中の移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機のリソースを予約するエリアを特定するようにしたので、移動端末機が実際にハンドオーバーすると予測されるエリアにリソースを適正に予約することができる。従って、ハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機に割り当てて、確実にハンドオーバーを行うことができる。
【００２３】
また、本発明の請求項６による通信網におけるリソース予約システムは、請求項１から４の何れか１項において、前記移動予測手段は、求めた移動予測ルートが変更された場合に、その変更後の移動予測ルートを求め、この変更後の移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測される新規のハンドオーバー予測時刻を求め、前記制御手段は、前記予測通信継続時間内に、前記移動予測手段で求められた前記変更後の移動予測ルート上の各エリアの中からハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間と前記新規のハンドオーバー予測時刻との比較により特定することを特徴としている。
【００２４】
この構成によれば、移動端末機の移動予測ルートが変更されても、このルート変更に応じて移動端末機のリソースを予約するエリアを特定するようにしたので、移動端末機の実際の移動ルート上に存在するエリアにリソースを適正に予約することができる。従って、ハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機に割り当てて、確実にハンドオーバーを行うことができる。
【００２５】
また、本発明の請求項７による通信網におけるリソース予約システムは、請求項１から４の何れか１項において、前記管理手段は、前記移動予測手段で求められたハンドオーバー予測時刻から予め定められた時間内に前記移動端末機からのハンドオーバーが行われなかった場合、当該移動端末機のリソース予約を解除し、この解除したことを前記制御手段へ通知することを特徴としている。
【００２６】
この構成によれば、リソース予約を行った移動端末機が、予め定められた時間内にハンドオーバーを行わなかった場合に、そのリソース予約を解除するようにしたので、エリアのリソースを無駄遣いすることなく効率的に使用することができる。また、その解除を制御手段も知ることができるので、制御手段での無駄なリソース予約のための制御を無くすことができる。
【００２７】
また、本発明の請求項８による通信網におけるリソース予約システムは、請求項１から４の何れか１項において、前記制御手段は、前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間を経過しても継続されているか否かを検知し、前記管理手段は、前記制御手段によって前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間経過後も継続していることを検知した際に、当該移動端末機のリソースの予約を解除することを特徴としている。
【００２８】
この構成によれば、リソース予約のためのパラメータの１つである予測通信継続時間を過ぎても移動端末機が通信を行っているので、移動端末機が停止して通信を行っている可能性などが考えられる。従って、その予測通信継続時間を経過した通信を検知することで該当移動端末機のリソース予約を解除すれば、エリアのリソースを無駄遣いすることなく効率的に使用することができる。
【００２９】
また、本発明の請求項９による通信網におけるリソース予約システムは、請求項１から４の何れか１項において、前記制御手段は、前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間を経過しても継続されているか否かを検知し、前記管理手段は、前記制御手段によって前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間経過後も継続していることを検知した際に、前記制御手段により特定されたエリア以外の近隣エリアに、当該移動端末機のリソース予約を行うことを特徴としている。
【００３０】
この構成によれば、リソース予約のためのパラメータの１つである予測通信継続時間を過ぎても移動端末機が通信を行っているので、移動端末機がリソース予約を行ったエリア以外のエリアへ移動する可能性などが考えられる。この場合に、移動端末機が移動すると予測されるリソース予約未実施のエリアに、リソース予約を行うことができるので、移動端末機は、移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行うことができる。
【００３１】
また、本発明の請求項１０によるリソース予約方法は、通信網で無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約することによって通信を継続するリソース予約方法において、前記移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求める第１のステップと、前記第１のステップで求められた移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める第２のステップと、前記移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求める第３のステップと、前記第３のステップで求められた予測通信継続時間内に、前記第１のステップで求められた移動予測ルート上の各エリアの中から前記移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記第２のステップで求められた予測通信継続時間とハンドオーバー予測時刻との比較により特定する第４のステップと、前記第４のステップで特定されたエリアに、前記移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定する第５のステップと、前記第５のステップにおいて予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行う第６のステップと、前記第６のステップで予約されたリソースを、前記移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てる第７のステップとを含むことを特徴としている。
【００３２】
この方法によれば、移動端末機の移動予測ルートを求め、この求められた移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機のリソースを予約するエリアを特定し、この特定エリアにリソースを予約してハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機に割り当てるようにしたので、移動端末機は移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行うことができる。従って、移動端末機は、移動しながら途切れることなく通信を継続することができる。
【００３３】
また、本発明の請求項１１によるリソース予約装置は、無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約するリソース予約装置において、前記移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求め、この移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める移動予測手段と、前記移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求め、この予測通信継続時間内に、外部の移動予測装置で求められた移動予測ルート上の各エリアの中から前記移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間と前記移動予測装置で求められた前記移動端末機のハンドオーバー予測時刻との比較により特定する制御手段と、前記制御手段により特定されたエリアに、前記移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定し、予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行い、この予約リソースを、前記移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てる管理手段とを備えたことを特徴としている。
【００３４】
この構成によれば、移動端末機の移動予測ルートを求め、この求められた移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機のリソースを予約するエリアを特定し、この特定エリアにリソースを予約してハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機に割り当てるようにしたので、移動端末機は移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行うことができる。従って、移動端末機は、移動しながら途切れることなく通信を継続することができる。
【００３５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
（実施の形態）
図１は、本発明の実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムの構成を示すブロック図である。但し、本明細書中の全図において、同等部分には同一符号が付してある。
【００３６】
図１に示すように、本実施の形態によるリソース予約システムは、移動通信網１１中に、各基地局３１，３２，３３と、各基地局３１〜３３の電波によって形成される各無線エリア２１，２２，２３と、各基地局３１〜３３のリソース管理を行うリソース管理装置４１，４２，４３と、基地局３１から３３までの通信路を集約する通信路集約装置６１と、通信路集約装置６１のリソース管理を行うリソース管理装置４４と、移動通信網１１内の全ての通信の管理を行う通信管理装置９３と、ユーザの移動端末機１０の移動予測を行う移動予測装置９２と、通信管理装置９３及び移動予測装置９２に接続され、リソース予約の判断を行いリソース管理装置４１〜４４にリソース予約を指示するサービス制御装置９１とを備えて構成されている。
【００３７】
但し、移動端末機１０は、ユーザが直接使用する携帯電話機などの移動通信端末機である。ユーザの移動端末機を、以降、混同が生じない限り単にユーザと表現する場合もある。また、本リソース予約システムでは、音声呼の他、Ｗｅｂアクセスやファイルダウンロード等で使用されるパケット通信も制御対象とする。図１中のリソース管理装置４１〜４３は、各基地局３１〜３３と信号線７１〜７３で接続され、通信管理装置９３とは信号線９４〜９６で、サービス制御装置９１とは信号線８１〜８３で接続されている。
【００３８】
通信路集約装置６１は、各基地局３１〜３３と通信路５１〜５３で接続されており、全ての通信路を集約している。リソース管理装置４４は、通信路集約装置６１と信号線７４で、通信管理装置９３と信号線９７で、サービス制御装置９１と信号線８４で接続されている。
サービス制御装置９１は、通信管理装置９３と信号線８６で接続され、後述する通信中のユーザ識別子及び通信識別子を受け取り、この結果を踏まえて、信号線８５で接続される移動予測装置９２に問い合わせを行い、後述する移動予測可能なユーザ識別子及び予測移動ルートと時刻を入手する。
【００３９】
このように接続される各装置が協調してサービス制御を行うことによって、先述した課題を解決することができる。
なお、本リソース予約システムを採用するネットワークは、回線交換のネットワークであっても良いし、パケット通信ネットワークであってもよい。
また、移動予測装置９２の移動予測によって求められる予測移動ルートは、移動端末機１０をユーザと共に移動させる移動体が、列車や路線バスなどの予め定められたルートを移動するものである場合は、その管理システムから求めることができる。
【００４０】
また、一般の車などの様にシステムで管理されていない移動体では、ナビゲーション装置を搭載している場合に、ナビゲーションシステムから求めることが可能である。これは、歩行者が所持する移動端末機にナビゲーション機能が搭載されている場合にも同様に求めることが可能である。
次に、本リソース予約システムを構成する各装置の内部構成例について説明する。
【００４１】
サービス制御装置９１は、図２に示すように、問い合わせ実行管理部１０１と、実行管理部１０２と、遠隔制御管理部１０３と、通信毎の予約エリアを管理する通信識別情報・予約エリア管理部１０４と、通信種別毎の平均通信時間及び必要リソース量を管理する属性管理部１０５とを備えて構成されている。
通信管理装置９３及び移動予測装置９２は、複数存在することもあるが、同一ユーザ移動端末機１０の通信管理が異なる通信管理装置９３によって行われることや、同一ユーザ移動端末機１０の移動予測が異なる移動予測装置９２で行われることはないため、通信管理及び移動予測が２重に行われることはない。
【００４２】
また、サービス制御装置９１も複数存在することが一般的である。このため複数のサービス制御装置９１で、全ての通信管理装置９３及び全ての移動予測装置９２を網羅するように接続される。
リソース管理装置４１（４２及び４３も同様であるためここでは４１についてのみ記載する）は、図３に示すように、制御管理部１２１と、リソース全体の状態を管理するリソース管理部１２４と、リソース予約状態を管理するリソース予約管理部１２５と、リソース予約待ち状態を管理するリソース予約待ち管理部１２６と、リソースの割当処理を行う実行管理部１２２と、基地局３１（リソース管理装置４２、４３はそれぞれ基地局３２、３３となる）に接続された遠隔制御管理部１２３とを備えて構成されている。
【００４３】
また、基地局３１は、複数で構成されることが一般的であり、それぞれ別のエリアを有することとなる。
リソース管理装置４４は、図４に示すように構成されており、図３に示したリソース管理装置４１との違いは、基地局３１の代わりに通信路集約装置６１に接続されている点にある。
【００４４】
次に、サービス制御装置９１の機能動作を、図５及び図６に示すフローチャートを、図２と併用して説明する。
最初に、図５を参照して、サービス制御装置９１がリソース予約時に行う処理を説明する。
まず、ステップＡ１において、問い合わせ実行管理部１０１は、リソース予約時に、通信管理装置９３に通信中ユーザの移動端末機１０の問い合わせを行い、ステップＡ２において、そのユーザ識別子、通信識別子、通信開始時刻を取得する。ここで、同一ユーザの移動端末機１０が複数の通信を行っている場合は、通信識別子と通信開始時刻は、それぞれ通信数分、取得されることとする。これら取得内容を解釈することによって、ステップＡ３で通信中ユーザの移動端末機１０があるか否かを判定する。この結果、無ければリソース予約を終了する。
【００４５】
一方、通信中ユーザの移動端末機１０があれば、問い合わせ実行管理部１０１は、ステップＡ４において、後述するリソース予約処理あるいはリソース予約待ち処理を既に行っているユーザの通信を除く、通信中のユーザの移動端末機１０を対象として移動予測装置９２に移動予測の可否を問い合わせる。
この問い合わせ結果、ステップＡ５において、移動予測不可能と判定結果が返ってきた場合は、リソース予約を終了する。
【００４６】
一方、移動予測可能と判定結果が返ってきた場合は、その移動予測可能な対象通信分のユーザの移動端末機が行っている通信に対して、ステップＡ６において、移動予測装置９２から問い合わせ実行管理部１０１に、ユーザ識別子と、移動予測ルートと、移動予測ルート上の各エリアへのハンドオーバー予測時刻との対が通知される。これらを受信した問い合わせ実行管理部１０１は、実行管理部１０２に情報を通知する。
【００４７】
実行管理部１０２は、前述の通信識別子を属性管理部１０５に問い合わせることで、その通信の予測通信時間及び必要となるリソース量を取得し、この取得した予測通信時間と、前述の通信開始時刻と、現在時刻とから予測残通信時間（予測通信継続時間）を算出し、この算出された予測残通信時間と前述の移動予測ルートと、移動予測ルート上の各エリアへのハンドオーバー予測時間とから、予約を行うべきエリアを判別する。
【００４８】
また、実行管理部１０２は、ステップＡ７において、遠隔制御管理部１０３を介してリソース管理装置４１〜４４の中で予約が必要だと判断したリソース管理装置に対して、前述のハンドオーバー予測時刻及び次のエリアへのハンドオーバー予測時刻と、必要となるリソース量と、通信識別子とにより予約を指示する。そして、その予約指示を行ったリソース管理装置の識別子と通信識別子とを、通信識別情報・予約エリア管理部１０４に格納する。これにてサービス制御装置９１によるリソース予約が終了する。
【００４９】
次に、図６を参照して、サービス制御装置９１がリソース予約を解除する処理を説明する。
この場合、ステップＢ１において、実行管理部１０２が、遠隔制御管理部１０３を介して後述の予約解放通知を受信した、あるいは、問い合わせ実行管理部１０１を介して通信管理装置９３から通信終了を受信した場合に、この受信情報に含まれる通信識別子を通信識別情報・予約エリア管理部１０４に問い合わせることで、通信に対してリソース予約を行っている予約エリアを識別する。
【００５０】
この識別によって、ステップＢ２において、予約開放通知を受信した場合の該当エリアを除く、全予約エリア及び通信路集約装置６１のリソースを管理するリソース管理装置４１に対して、遠隔制御管理部１０３を介して予約解放指示を行い、通信識別情報・予約エリア管理部１０４に格納していた予約情報を削除する。これにてサービス制御装置９１によるリソース予約の解除が終了する。
【００５１】
次に、リソース管理装置４１〜４４の機能動作を説明する。
実行管理部１２２は、通信管理装置９３から制御管理部１２１を介して通信開始及びハンドオーバーが通知された場合に、リソース管理部１２４に、前述のタイミングで同時に通知された必要となるリソース量を問い合わせ、空きがある場合には通信開始処理及びハンドオーバー処理を継続し、空きがない場合には通信切断処理を行っている。
【００５２】
この処理は、従来と同様のリソース管理処理であるが、本発明では、その処理に次の処理を加えた。
即ち、リソース予約管理部１２５が、全体のリソース量のうち予め定められた一定リソース量をリソース予約のために確保して管理し、リソース予約待ち管理部１２６が、その確保されたリソース量を超えたリソース予約指示をサービス制御装置９１から受けた場合に予約待ちを行う。そして、リソース予約管理部１２５の状態変更に伴って、リソース予約待ち管理部１２６で管理されるリソース予約待ち通信をリソース予約管理部１２５に移動するようにした。
【００５３】
更に、リソース管理装置４１〜４４の機能動作を、図７〜図１０に示すフローチャートを、図３及び図４と併用して説明する。但し、リソース管理装置４１を代表して説明する。
最初に、図７を参照して、リソース管理装置４１がリソース予約時に行う処理を説明する。
【００５４】
まず、ステップＣ１において、例えばリソース管理装置４１の実行管理部１２２は、前述の通りサービス制御装置９１からのリソース予約指示を、制御管理部１２１を介して受信する。そして、ステップＣ２において、実行管理部１２２は、その指示されたリソース量を、ハンドオーバー開始から次のエリアへのハンドオーバー開始までの指定された時間の間、予約が可能かどうかリソース予約管理部１２５に問い合わせる。つまり、リソース予約管理部１２５の予約テーブル（図示せず）を確認することによって予約可能可否の判定をステップＣ３において行う。
【００５５】
この判定結果、予約可能である場合にはステップＣ４において、リソース予約管理部１２５で、通信識別子と、予約リソース量と、指定時間を対で管理する。つまり、予約テーブルの更新を行う。一方、予約が出来なかった場合は、ステップＣ５において、リソース予約待ち管理部１２６で、通信識別子と、予約リソース量と、指定時間を対で管理する。つまり、リソース予約待ち管理部１２６の予約待ちテーブル（図示せず）の更新を行う。これにてリソース予約時の処理が終了する。
【００５６】
次に、図８を参照して、リソース管理装置４１がリソース予約待ち時に行う処理を説明する。
まず、通信終了及び通信の別エリアへのハンドオーバーが行われる場合には、その通信が使用しているリソースが解放されるため、ステップＤ１において、リソース予約管理部１２５で管理している情報が変化する。つまり、予約テーブルの更新が検出される。
【００５７】
この場合、実行管理部１２２は、リソース予約待ち管理部１２６で管理されている予約待ちの通信の中で、予約可能になる通信があるか否かを判定する。即ち、ステップＤ２において、予約待ちテーブルを検出して予約可能になる通信のリストアップを行い、ステップＤ３において、該当があるか否かを判定する。この結果、該当が無ければ、リソース予約待ち処理を終了する。
【００５８】
一方、予約可能になる通信があれば、ステップＤ４に進む。ここで、予約可能になる通信が複数ある時には、よく知られているラウンドロビン方式や、先に受信したリソース予約指示を優先させる方法や、指定時刻が早い通信を優先させる方法や、指定時間が短い通信を優先させる方法や、リソース量が少ない通信を優先させる方法などにより、優先的にリソース予約する通信を選択する。
【００５９】
次に、ステップＤ５において、その予約可能通信をリソース予約管理部１２５に移動することによって予約テーブルを更新する。これによって、リソース予約管理部１２５に、その予約可能通信を管理させる。そして、ステップＤ６において、リソース予約管理部１２５の予約待ちテーブルから先に移動した予約可能通信を削除することによって、予約待ちテーブルを更新する。これにて、リソース予約待ち処理を終了する。
【００６０】
次に、図９を参照して、リソース管理装置４１がハンドオーバー（図には、ＨＯと記載）時に行う処理を説明する。
まず、ステップＥ１において、実行管理部１２２は、通信管理装置９３から制御管理部１２１を介して、ある通信のハンドオーバーが通知された場合、これと合わせて通知された通信識別子を判断する。次に、ステップＥ２において、その通信識別子をもとに、その通信のリソース予約を行っているかどうかをリソース予約管理部１２５に確認する。つまり、予約テーブルを検索し、ステップＥ３において、該当識別子があるか否かを判定する。この結果、該当識別子がある場合、即ち、リソース予約を行っていた場合は、ステップＥ４において、実行管理部１２２が、予約していたリソースをその通信に割当て、ステップＥ５において、リソース予約管理部１２５で管理している予約テーブルの予約情報を解除することでハンドオーバー処理を完了させる。
【００６１】
一方、ステップＥ３の判定において、該当識別子が無い場合、つまり、予約を行っていない場合、ステップＥ６において、実行管理部１２２は、リソース予約待ち管理部１２６にリソース予約待ちを行っているかどうかを確認する。つまり、予約待ちテーブルを検索し、ステップＥ７において、該当識別子があるか否かを判定する。
【００６２】
この判定結果、該当識別子が無い、即ちリソース予約待ちを行っていなかった場合は、ステップＥ８において、実行管理部１２２は通常のハンドオーバー処理を行って、ハンドオーバー処理を終える。
また、ステップＥ７の判定結果、該当識別子が有る、即ちリソース予約待ちを行っていた場合、ステップＥ９〜Ｅ１１において、リソース管理部１２４は、空きリソースがあるかどうか（ＨＯ可能か）を確認し、ある場合には、空きリソースをその通信に対して割当て、リソース予約待ち管理部１２６で管理している予約待ち情報を解除することでハンドオーバー処理を完了させる。
【００６３】
一方、ステップＥ１１のＨＯ可能か否かの判定結果において、空きリソースがない場合は、ステップＥ１２において、実行管理部１２２は、制御管理部１２１を介して予約解放通知をサービス制御装置９１に通知する。更に、ステップＥ１３において、実行管理部１２２は、リソース予約待ち管理部１２６で管理していた予約待ち情報を解除し、通信管理装置９３に制御管理部１２１を介してハンドオーバー処理失敗を通知することで通信が切断される。
【００６４】
この他、ハンドオーバーを通知された実行管理部１２２が、リソース予約管理部１２５及びリソース予約待ち管理部１２６に該当識別子を確認した結果、どちらでも管理されていない場合には、リソース管理部１２４に問い合わせを行う。この結果、空きリソースがある場合は、その通信への割当てを行うことでハンドオーバー処理を完了し、空きリソースがない場合は、通信管理装置９３にハンドオーバー失敗を通知することで通信が切断される。
【００６５】
次に、図１０を参照して、リソース管理装置４１がリソース予約解除時に行う処理を説明する。
ステップＦ１において、実行管理部１２２が、上述で説明したように通信終了又は別のエリアでのハンドオーバー失敗により、サービス制御装置９１からの予約解除指示を、制御管理部１２１を介して受信したとする。この場合、ステップＦ２において、実行管理部１２２は、予約解除指示の中で通知された通信識別子をもとに、リソース予約管理部１２５及びリソース予約待ち管理部１２６に対して予約解除を通知することによって、予約テーブル及び予約待ちテーブルの検索を行う。これによってステップＦ３で、その通知に応じて各管理部１２５，１２６が、管理しているリソース予約又はリソース予約待ちを解除する。これにて、リソース予約解除が終了する。
【００６６】
次に、本リソース予約システム全体によるリソース予約及びハンドオーバー処理の動作を、図１１に示すフローチャートと図１を併用して説明する。但し、説明を分かりやすくするため、移動端末機１０をターゲットとする。
まず、ステップＧ１において、リソース予約を行う際に、通信中ユーザの識別を行う。即ち、サービス制御装置９１が、通信管理装置９３に通信中ユーザの移動端末機の問い合わせを行い、そのユーザ識別子、通信識別子、通信開始時刻を取得する。この取得内容を解釈することによって通信中ユーザの移動端末機があるか否かを判定する。ここでは、通信中ユーザの移動端末機が移動端末機１０であるとする。
【００６７】
次に、ステップＧ２において移動予測可能か否かを判定する。これは、サービス制御装置９１は、リソース予約処理又はリソース予約待ち処理を既に行っているユーザの通信を除く、通信中ユーザの移動端末機１０を対象として移動予測装置９２に移動予測の可否を問い合わせることによって行われる。
その判定結果、移動予測装置９２から移動予測不可能と応答が返ってきた場合は、サービス制御装置９１は処理を終了する。
【００６８】
一方、移動予測可能と応答が返ってきた場合は、その移動予測可能な通信中ユーザの移動端末機１０が行っている通信をもとに、移動予測装置９２からサービス制御装置９１に、通信識別子と、移動予測ルートと、移動予測ルート上の各エリア２１〜２３へのハンドオーバー予測時刻との対が通知される。
これらの通知を受信したサービス制御装置９１は、その通信識別子をもとに、移動端末機１０の通信の予測通信時間及び必要となるリソース量を取得し、ステップＧ３において、その取得されたリソース量を確認し、また、ステップＧ４において、その取得された予測通信時間と、上記の通信開始時刻と現在時刻とから予測通信継続時間を算出する。
【００６９】
そして、ステップＧ５において、その算出された予測通信継続時間と上記の移動予測ルートと、この移動予測ルート上の各エリア２１〜２３へのハンドオーバー予測時間とから、予約を行うべき対象エリアを決定する。ここでは、エリア２１が決定されたとする。
また、サービス制御装置９１は、リソース管理装置４１〜４３の中で予約が必要だと判断したリソース管理装置（この場合、リソース管理装置４１）に対して、前述のハンドオーバー予測時刻及び次のエリア２２へのハンドオーバー予測時刻と、必要となるリソース量と、通信識別子とにより予約を指示する。そして、その予約指示を行ったリソース管理装置４１の識別子と通信識別子とを格納する。これにてサービス制御装置９１によるリソース予約が終了する。
【００７０】
次に、ステップＧ６において、サービス制御装置９１から上記のリソース予約指示を受けたリソース管理装置４１は、予約可能か否かを判定する。即ち、リソース管理装置４１は、その指示されたリソース量を、ハンドオーバー開始から次のエリア２２へのハンドオーバー開始までの指定された時間の間、予約が可能かどうか判定する。
【００７１】
この判定結果、予約可能な場合はステップＧ７において、リソース管理装置４１は、通信識別子と、予約リソース量と、指定時間を予約テーブルに対で管理する。つまり、リソース予約処理を行う。
一方、予約不可能な場合はステップＧ８において、リソース管理装置４１は、通信識別子と、予約リソース量と、指定時間を予約待ちテーブルに対で管理する。つまり、リソース予約待ち処理を行う。
【００７２】
このリソース予約待ち処理時に、ステップＧ９において、リソース管理装置４１は、空きリソースがあるか否かを判定する。つまり、通信終了及び通信の別エリアへのハンドオーバーが行われる場合には、その通信が使用しているリソースが解放されるため、リソース管理装置４１で管理しているリソースに空きができ、この結果、予約待ちの通信の中から予約可能になる通信ができる。
【００７３】
このように空きリソースができた場合は、ステップＧ７へ進んでリソース予約処理を行う。このリソース予約処理後、ステップＧ１０において、リソース管理装置４１は、該当エリア２１へのハンドオーバーが検出されたか否かを判定する。
この判定結果、ハンドオーバーが検出されたとする。つまり、リソース管理装置４１は、通信管理装置９３から通信中ユーザの移動端末機１０のハンドオーバーが通知された場合、これと合わせて通知された通信識別子をもとに、その移動端末機１０の通信のリソース予約を行っているかどうかを確認する。ここで、該当識別子が存在してリソース予約が行われているとすると、ステップＧ１１において、リソース管理装置４１は、予約されているリソースを、その移動端末機１０の通信に割当てる。
【００７４】
そして、ステップＧ１２において、リソース管理装置４１で管理している予約情報を開放することで、ハンドオーバー処理を完了させる。
一方、ステップＧ９の判定において空きリソースがない場合は、ステップＧ１３において、リソース管理装置４１は、該当エリア２１へのハンドオーバーが検出されたか否かを判定する。この結果、検出されなければステップＧ９へ戻って、空きリソース検索処理を行う。
【００７５】
一方、ハンドオーバーが検出された場合、ステップＧ１４において、リソース管理装置４１は、管理している予約待ち情報を開放し、ステップＧ１５において、通常のハンドオーバー処理に移行する。そして、ステップＧ１６において、そのハンドオーバー処理が可能か否かを判定する。但し、同一エリアにおいて、予約待ちが行われるリソース群は、通常の通信を行うためのリソース群と分けられているものとする。
【００７６】
その判定結果、可能であれば、リソース管理装置４１は、ハンドオーバー処理を完了させる。一方、不可能であれば、ステップＧ１７において、リソース管理装置４１は、該当移動端末機に係る全エリア２１〜２３の予約を解放する処理を行い、ハンドオーバー処理を終える。
次に、移動予測装置９２による移動予測が誤った場合の処理について説明する。但し、その移動予測の誤りを、以降、移動予測失敗と表現する。
【００７７】
移動予測失敗は、例えば、ユーザが電車等の交通機関を利用していた場合に、その交通機関のダイヤが乱れた時や、普段、自宅から学校へ直接向かうユーザが通学途中で忘れ物に気付いて一度家に戻る場合などが例として挙げられる。
移動予測失敗は、サービス制御装置９１が移動予測装置９２に問い合わせることで得られたユーザの移動予測が、実際のユーザの移動と異なっている場合に判定することができる。
【００７８】
この移動予測失敗の判定は、サービス制御装置９１が、後述する第１から第３の方法の内、１つ以上の方法を用いて行う。そして、移動予測失敗と判定された場合に、サービス制御装置９１が、新たな移動予測に基づいたリソース予約及び、リソース予約の解除を実施するようになっている。
即ち、図１２のフローチャートに示すように、サービス制御装置９１が、ステップＨ１において、移動予測装置９２に新たなユーザの移動予測を問い合わせて取得する。次に、ステップＨ２において、その取得したユーザの移動予測と、事前に保持していた移動予測とが同一か否かを判定する。この結果、同一でなければステップＨ３において、新たな移動予測に基づいたリソース予約の修正を行う、同一であればステップＨ４において、予測情報の誤り通知を行い、ステップＨ５において、該当ユーザのリソース予約の解除処理を行う。
【００７９】
第１の移動予測失敗判定方法は、移動予測装置９２が、事前にサービス制御装置９１からの問い合わせに対して応答通知した、あるユーザの移動予測が変更されたことを契機として、サービス制御装置９１に新たな移動予測情報を通知する方法である。
第２の移動予測失敗判定方法は、リソース管理装置４１〜４４の少なくとも１つが、ある通信に対して予測されたハンドオーバー時刻から予め定められた一定時間内に、ハンドオーバーが行われなかったことを検知し、これを契機として、サービス制御装置９１に予約解放通知を行う方法である。
【００８０】
第３の移動予測失敗判定方法は、サービス制御装置９１において、予測された通信継続時間経過後も通信が継続されていることを検知し、これを契機とする方法、又は、予測された通信継続時間に予め定められた時間分だけ近づいた時刻において、通信が継続されていることを検知し、これを契機とする方法である。
これらのような第１〜第３の移動予測失敗判定方法には、後述する移動速度の予測が失敗（移動速度予測失敗）した場合と、移動方向の予測が失敗（移動方向予測失敗）した場合と、通信継続時間の予測が失敗（通信継続時間予測失敗）した場合との３つのケースが存在する。
【００８１】
次に、その３つのケースの予測失敗時に行う処理の具体例を説明する。
まず、移動速度予測失敗の場合の処理について説明する。
サービス制御装置９１は、移動速度の予測が失敗したことを検知すると、移動予測装置９２への問い合わせによって得られる新たな移動予測に基づき、事前の予約を解除し、新たな予約を行う。移動予測装置９２への問い合わせによって新たな移動予測が得られなかった場合、即ち、事前に入手した移動予測と同一の移動予測が得られた場合、この移動予測情報は誤りであることが判明しているため、サービス制御装置９１から移動予測装置９２に予測情報誤りを通知し、予約を解除する。この場合の具体例を示したのが図１３である。
【００８２】
図１３において、あるユーザの移動端末機が通信を開始した時刻をｔ００とし、通信を開始したエリアをエリア２１とする。また、ユーザの移動予測をユーザの移動予測１５１とし、ユーザの移動予測１５１によってユーザがエリア２１から移動すると予測されるエリアをそれぞれ、エリア２２、エリア２３、エリア２４、エリア２５とする。また、それぞれのエリアにハンドオーバーすると予測される時刻をそれぞれ、ｔ０１，ｔ０２，ｔ０３とし、ユーザの通信が終了すると予測される時刻をｔ０４とし、実際のユーザの移動を実際のユーザの移動１５２とし、実際のユーザの移動１５２により再予測されるユーザの新たな移動予測をユーザの新たな移動予測１５３として記載している。
【００８３】
図１３において、通信開始からエリア２２にハンドオーバーする前までの間にサービス制御装置９１においてリソース予約処理が行われたとする。この場合、サービス制御装置９１では、移動予測装置９２から得たユーザの移動予測１５１と、算出した通信継続時間とからエリア２２〜２４に対してリソース予約を行う。
【００８４】
図１３では、実際のユーザの移動１５２がユーザの移動予測１５１と比較して、同一ルート上ではあるが、速度が遅かった状態を示している。この状態を、サービス制御装置９１が、第１及び第２の移動予測失敗判定方法の何れかの方法で検知すると、サービス制御装置９１は、移動予測装置９２に再度ユーザの移動予測を問い合わせ、これによりユーザの新たな移動予測１５３を得る。
【００８５】
このユーザの新たな移動予測１５３によれば、通信終了予測時刻ｔ０４において、エリア２４にハンドオーバーすることはない。このため、サービス制御装置９１は、事前にエリア２４のリソース管理を行っているリソース管理装置４３に対して行っていたリソース予約を解除し、同時にエリア２３に対して行っていたリソース予約でのハンドオーバー予測時刻の修正を、エリア２３のリソース管理を行っているリソース管理装置４３に通知する。
【００８６】
但し、ここでは、リソース管理装置４３がエリア２４のリソース管理を行っており、このリソース管理装置４３以外にエリア２４における通信のリソース管理を行っているリソース管理装置が他にないと仮定した。また、エリア２３のリソース管理もリソース管理装置４３で行っていると仮定する。
このようなリソース管理装置４３への通知によって、ユーザの移動速度の予測１５１が失敗した場合には、リソース予約状態を修正することで実際のユーザ１５２の移動に合わせたリソース予約が可能となる。また、実際のユーザの移動１５２の速度が、ユーザの移動予測１５１の速度よりも速かった場合にも、同様にリソース予約状態を修正することで対応が可能であるが、ここでは説明は省略する。
【００８７】
次に、移動方向予測失敗の場合の処理について説明する。
サービス制御装置９１は、移動方向の予測が失敗したことを検知すると、移動予測装置９２への問い合わせによって得られる新たな移動予測に基づき、事前の予約を解除し、新たな予約を行う。また、移動予測装置９２への問い合わせによって新たな移動予測が得られなかった場合、即ち事前に入手した移動予測と同一の移動予測が得られた場合、この移動予測情報は誤りであることが判明している。このため、サービス制御装置９１から移動予測装置９２に予測情報誤りを通知し、予約を解除する。この場合の具体例を示したのが図１４である。
【００８８】
図１４において、あるユーザの通信開始時刻を時刻ｔ００とし、通信開始エリアをエリア２１とし、ユーザの移動予測１５１に基づいてエリア２２，２３，２４にハンドオーバーされると仮定し、それぞれのエリア２２〜２４へのハンドオーバー予測時刻を、それぞれ時刻ｔ０１，ｔ０２，ｔｏ３とする。また、実際のユーザの移動１５２によりエリア２２の次にハンドオーバーするエリアを順にエリア２６，２７，２８とし、通信終了予測時刻を時刻ｔ０４とする。
【００８９】
図１４において、エリア２２〜２４を管理するリソース管理装置４３に対して、ユーザの移動予測１５１に従ったリソース予約が行われていた場合に、サービス制御装置９１が、時刻ｔ０２以降に、移動方向予測が失敗したことを第１及び第２の移動予測失敗判定方法の何れかの方法で検知したとする。この場合、サービス制御装置９１は、エリア２３と２４を管理するリソース管理装置４３に対して行っていたリソース予約を解除すると共に、移動予測装置９２に移動予測を問い合わせる。この問い合わせした結果、移動予測が更新されていた場合は、新たな移動予測に基づいた予約処理を行い、移動予測が更新されていなかった場合は、移動予測装置９２に対して予測情報誤りを通知して予約を解除する。
【００９０】
次に、通信継続時間予測失敗の場合の処理について説明する。
ここでは、通信継続予測時間内に通信が終了しなかった場合を記載する。逆に通信継続予測時間の間に通信が終了した場合には、前述の方法により処理が行われる。
サービス制御装置９１は、第３の移動予測失敗判定方法によって通信継続予測時間内に通信が終了しなかったことを検知すると、次の方法Ａ，Ｂ，Ｃの何れか１つの方法で処理を行う。
【００９１】
図１５は、第３の移動予測失敗判定方法の内の方法Ａによる具体例を示す図である。
図１５において、サービス制御装置９１は、ユーザの移動予測１５１と通信終了予測時間とからエリア２２〜２４のリソースを管理するリソース管理装置４３に対してリソース予約を行っている。この場合に、サービス制御装置９１は、通信継続予測時間内に通信が終了しなかったことを検知すると、これを契機として、以降はリソース予約を行わない。この場合、図１３に示すようにエリア２５，２６に対しては、通常のハンドオーバー処理が行われる。この方法Ａによれば、通信継続予測時間を越える通信に対しては、リソース予約が行われないため方法Ｂ，方法Ｃで説明するような複雑な処理を行う必要がない。
【００９２】
図１６は、第３の移動予測失敗判定方法の内の方法Ｂによる具体例を示す図である。
図１６においては、図７と同様にエリア２４までのリソース予約が行われており、サービス制御装置９１が、通信継続予測時間内に通信が終了しなかったことを検知すると、これを契機として、移動予測装置９２に対して問い合わせを行った結果をもとに、近隣のエリア群に対して追加でリソース予約を行う。近隣のエリア群としては隣接する単一エリアとする場合や、隣接する複数のエリア群とする場合などがある。
【００９３】
追加で行われるリソース予約は、前述のリソース予約と同等に予測されるリソース量１５４と同量のリソース１５５を事前予約する。時刻ｔ０６において、もしくは、時刻ｔ０６に近い時刻において、更に通信が継続された場合には、方法Ａ〜Ｃの何れかの方法により処理が継続されるが、更に通信が継続された場合のエリア群の選定方法は順次変更することがある。例えば処理が継続されるに従って、対象エリア群を狭めるのが一般的である。
【００９４】
図１７は、第３の移動予測失敗判定方法の内の方法Ｃによる具体例を示す図である。
図１７においては、図１５及び図１６と同様に、エリア２４までのリソース予約が行われており、サービス制御装置９１が通信継続予測時間内に通信が終了しなかったことを検知すると、これを契機とし、移動予測装置９２に対して問い合わせを行った結果と、通信種別毎の平均追加通信時間とから追加通信継続時間ｔ１１を算出し、この時間ｔ１１に移動すると予測されるエリア２５のリソースを管理するリソース管理装置に対して、追加でリソース予約を行う。
【００９５】
時刻ｔ０６において、もしくは、時刻ｔ０６に近い時刻において、更に通信が継続された場合には、方法Ａ〜Ｃの何れかの方法により処理が継続されるが、更に通信が継続された場合の平均追加通信時間は順次変更することがある。例えば処理が継続されるに従って平均追加通信時間は狭められるのが一般的である。
このように、本実施の形態の移動通信網におけるリソース予約システムによれば、移動予測装置９２によって、移動端末機１０が移動すると予測される移動予測ルートを求め、この移動予測ルート上の各エリアへ移動端末機１０がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める。また、サービス制御装置９１によって、移動端末機１０の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求め、この予測通信継続時間内に、移動予測装置９２で求められた移動予測ルート上の各エリアの中から移動端末機１０がハンドオーバー可能なエリアを、予測通信継続時間とハンドオーバー予測時刻との比較により特定する。更に、リソース管理装置（例えば４１）によって、サービス制御装置９１により特定されたエリアに、移動端末機１０の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定し、予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行い、この予約リソースを、移動端末機１０の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てるようにした。
【００９６】
つまり、移動端末機１０の移動予測ルートを求め、この求められた移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機１０のリソースを予約するエリアを特定し、この特定エリアにリソースを予約してハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機１０に割り当てるようにしたので、移動端末機１０は移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行うことができる。従って、移動端末機１０は、移動しながら途切れることなく通信を継続することができる。
【００９７】
また、リソース管理装置４１が、サービス制御装置９１により特定されたエリアにリソース不足で移動端末機１０のリソースが予約不可能と判定された際に、そのリソースが予約可能となるまで予約待ちを行い、予約可能となった時点でリソースの予約を行うようにした。つまり、移動先エリアへのリソース予約時に、リソース不足で予約ができない場合、空きリソースができるまで待って予約を行うようにしたので、移動先エリアへのリソースが不足していても、直ぐにリソース予約処理を終了するのではなく、その予約を待機状態としてリソース予約処理を継続することができる。従って、リソース予約を効率よく行うことができる。
【００９８】
また、リソース管理装置４１が、リソースの予約を行うための予約リソース群と通常の通信を行うための通常リソース群とを同一エリア内で区分けしておき、予約リソース群において予約待ちが行われている状態にあって、この予約待ちのエリアに該当移動端末機１０からのハンドオーバーの依頼が行われた場合、通常リソース群の割当で依頼のハンドオーバー処理が可能であれば、予約待ちを解除し、当該ハンドオーバー処理を行うようにした。つまり、リソースの予約待ちを行っているエリアに、その予約待ちを行った移動端末機１０からハンドオーバーの依頼があった場合に、通常リソース群でのハンドオーバー処理が可能であれば、それを用いてハンドオーバーを行うことができる。この際、リソースの予約待ちを解除するので、エリアのリソースを効率よく活用することができる。
【００９９】
また、リソース管理装置４１が、リソースの予約を行うための予約リソース群と通常の通信を行うための通常リソース群とを同一エリア内で区分けしておき、予約リソース群において予約待ちが行われている状態にあって、この予約待ちのエリアに該当移動端末機１０からのハンドオーバーの依頼が行われた場合、通常リソース群の割当で依頼のハンドオーバー処理が不可能であれば、当該移動端末機１０に係る全エリアの予約待ちを解除し、当該ハンドオーバー処理を中止するようにした。つまり、移動端末機１０が移動先エリアでハンドオーバーが行えないと判定された場合に、そのハンドオーバー処理を中止すると共に、当該移動端末機１０のリソース予約待ちの解除を全エリアにおいて行うようにしたので、エリアのリソースを無駄遣いすることなく効率的に使用することができる。
【０１００】
また、移動予測装置９２が、移動予測ルートを移動する移動端末機１０の速度が変更された場合に、その変更後の速度をもとにハンドオーバー予測時刻を新規に求め、サービス制御装置９１が、移動予測ルート上の各エリアの中から該当移動端末機１０がハンドオーバー可能なエリアを、予測通信継続時間と新規に求められたハンドオーバー予測時刻との比較により特定するようにした。つまり、移動端末機１０の移動速度が変更されても、その変更に応じて移動端末機１０のハンドオーバー予測時刻を求め、移動端末機１０が移動中の移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機１０のリソースを予約するエリアを特定するようにしたので、移動端末機１０が実際にハンドオーバーすると予測されるエリアにリソースを適正に予約することができる。従って、ハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機１０に割り当てて、確実にハンドオーバーを行うことができる。
【０１０１】
また、移動予測装置９２が、求めた移動予測ルートが変更された場合に、その変更後の移動予測ルートを求め、この変更後の移動予測ルート上の各エリアへ移動端末機１０がハンドオーバーを行うと予測される新規のハンドオーバー予測時刻を求め、サービス制御装置９１が、予測通信継続時間内に、移動予測装置９２で求められた変更後の移動予測ルート上の各エリアの中からハンドオーバー可能なエリアを、予測通信継続時間と新規のハンドオーバー予測時刻との比較により特定するようにした。つまり、移動端末機１０の移動予測ルートが変更されても、このルート変更に応じて移動端末機１０のリソースを予約するエリアを特定するようにしたので、移動端末機１０の実際の移動ルート上に存在するエリアにリソースを適正に予約することができる。従って、ハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機１０に割り当てて、確実にハンドオーバーを行うことができる。
【０１０２】
また、リソース管理装置４１が、移動予測装置９２で求められたハンドオーバー予測時刻から予め定められた時間内に移動端末機１０からのハンドオーバーが行われなかった場合、当該移動端末機１０のリソース予約を解除し、この解除したことをサービス制御装置９１へ通知するようにした。つまり、リソース予約を行った移動端末機１０が、予め定められた時間内にハンドオーバーを行わなかった場合に、そのリソース予約を解除するようにしたので、エリアのリソースを無駄遣いすることなく効率的に使用することができる。また、その解除をサービス制御装置９１も知ることができるので、サービス制御装置９１での無駄なリソース予約のための制御を無くすことができる。
【０１０３】
また、サービス制御装置９１が、移動端末機１０の通信が予測通信継続時間を経過しても継続されているか否かを検知し、リソース管理装置４１が、サービス制御装置９１によって移動端末機１０の通信が予測通信継続時間経過後も継続していることを検知した際に、当該移動端末機１０のリソースの予約を解除するようにした。この場合、リソース予約のためのパラメータの１つである予測通信継続時間を過ぎても移動端末機１０が通信を行っているので、移動端末機１０が停止して通信を行っている可能性などが考えられるが、上記構成によって、その予測通信継続時間を経過した通信を検知することで該当移動端末機１０のリソース予約を解除すれば、エリアのリソースを無駄遣いすることなく効率的に使用することができる。
【０１０４】
また、サービス制御装置９１は、移動端末機１０の通信が予測通信継続時間を経過しても継続されているか否かを検知し、リソース管理装置４１が、サービス制御装置９１によって移動端末機１０の通信が予測通信継続時間経過後も継続していることを検知した際に、サービス制御装置９１により特定されたエリア以外の近隣エリアに、当該移動端末機１０のリソース予約を行うようにした。この場合、リソース予約のためのパラメータの１つである予測通信継続時間を過ぎても移動端末機１０が通信を行っているので、移動端末機１０がリソース予約を行ったエリア以外のエリアへ移動する可能性などが考えられるが、上記構成によって、移動端末機１０が移動すると予測されるリソース予約未実施のエリアに、リソース予約を行うことができるので、移動端末機１０は、移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行うことができる。
【０１０５】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、通信網で無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約することによって通信を継続する際に、移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求め、この移動予測ルート上の各エリアへ移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める。また、移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求め、この予測通信継続時間内に、先に求められた移動予測ルート上の各エリアの中から移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、予測通信継続時間とハンドオーバー予測時刻との比較により特定する。この特定されたエリアに、移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定し、予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行い、この予約リソースを、移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てるようにした。
【０１０６】
つまり、移動端末機の移動予測ルートを求め、この求められた移動予測ルートの各エリアの中から、移動端末機のリソースを予約するエリアを特定し、この特定エリアにリソースを予約してハンドオーバー時に、その予約リソースを移動端末機に割り当てるようにしたので、移動端末機が移動先のエリアに確実にハンドオーバーを行って途切れることなく通信を継続することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムの構成を示すブロック図である。
【図２】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置の構成を示すブロック図である。
【図３】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるリソース管理装置の構成を示すブロック図である。
【図４】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおける他のリソース管理装置の構成を示すブロック図である。
【図５】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置がリソース予約時に行う処理を説明するためのフローチャートである。
【図６】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置がリソース予約を解除する処理を説明するためのフローチャートである。
【図７】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるリソース管理装置がリソース予約時に行う処理を説明するためのフローチャートである。
【図８】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置がリソース予約待ち時に行う処理を説明するためのフローチャートである。
【図９】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置がハンドオーバー時に行う処理を説明するためのフローチャートである。
【図１０】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置がリソース予約解除時に行う処理を説明するためのフローチャートである。
【図１１】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システム全体によるリソース予約及びハンドオーバー処理を説明するためのフローチャートである。
【図１２】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおけるサービス制御装置による移動予測が誤った場合（移動予測失敗）の処理を説明するためのフローチャートである。
【図１３】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおいて移動速度予測失敗時の処理の具体例を説明するための図である。
【図１４】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおいて移動方向予測失敗時の処理の具体例を説明するための図である。
【図１５】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおいて第３の移動予測失敗判定方法の内の方法Ａによる処理の具体例を説明するための図である。
【図１６】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおいて第３の移動予測失敗判定方法の内の方法Ｂによる処理の具体例を説明するための図である。
【図１７】上記実施の形態に係る移動通信網におけるリソース予約システムにおいて第３の移動予測失敗判定方法の内の方法Ｃによる処理の具体例を説明するための図である。
【図１８】従来のハンドオーバー処理を説明するための図である。
【符号の説明】
１０移動端末機
１１移動通信網
２１，２２，２３無線エリア
３１，３２，３３基地局
４１，４２，４３，４４リソース管理装置
５１〜５３通信路
６１通信路集約装置
９１サービス制御装置
９２移動予測装置
９３通信管理装置
７１〜７４，８１〜８６，９４〜９７信号線
１０１問い合わせ実行管理部
１０２実行管理部
１０３遠隔制御管理部
１０４通信識別情報・予約エリア管理部
１０５属性管理部
１２１制御管理部
１２２実行管理部
１２３遠隔制御管理部
１２４リソース管理部
１２５リソース予約管理部
１２６リソース予約待ち管理部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides a resource reservation system in a communication network for continuing communication by handover when a mobile terminal such as a mobile phone or a mobile phone moves to a destination wireless area (hereinafter, also simply referred to as an area), The present invention relates to a resource reservation method and a resource reservation device.
[0002]
[Prior art]
Generally, in a mobile communication network, it is costly for all users who have mobile terminals such as mobile phones to hold resources (hardware and software resources for performing wireless communication) that can perform communication at the same time. Not efficient. For this reason, a mobile communication network is designed based on the amount of resources statistically calculated.
[0003]
In the case of this design, when a large amount of communication exceeding the statistically calculated design resource amount occurs at a certain moment, as represented by a congratulations call for the beginning of the year, resources can be provided for all communication. Absent. When such a situation occurs, the communication efficiency of the mobile communication network resource is increased by giving priority to the communication of the user who has started communication first over the communication of the user who has started communication later (hereinafter referred to as priority). Use and fairness are ensured.
[0004]
In general, in a mobile communication network, resources are allocated to a plurality of areas for the purpose of efficient use of resources. When a user moves across areas (hereinafter referred to as handover), In addition, continuous communication services are provided by allocating new resources in the destination area.
For example, as shown in FIG. 18, in an area A0 formed by radio waves of the base station CS0, a user U0 starts communication at a mobile terminal PS0 at a time t0, and then, at a time t2, an area A1 of the base station MS1. , Resources in the area A1 are allocated by handover in this case, and communication can be continued.
[0005]
As a technique for performing such continuous communication, there is a “reconnection type channel switching method” described in Patent Document 1 below. This content applies when a mobile terminal that has moved during a call enters the destination area, reserves the communication channel used in the area before the move without disconnecting, and the handover fails. In other words, the mobile terminal is urged to return to the area before the movement, thereby continuing the call and relieving the call.
[0006]
That is, in a mobile communication system including a mobile terminal, a radio base station, and a main device, the main device is presently in service while the mobile terminal talks during a handover performed when the mobile terminal moves. When moving from an area to a different area, if all communication channels in the destination area are in use, the radio base station is notified that communication cannot be performed because there is no free communication channel.
[0007]
Upon receiving the notification, the radio base station prompts the mobile terminal to return to the area where the mobile terminal was before the movement, and secures the communication channel of the area used before the movement without releasing the communication channel. Keep it. Then, when the mobile terminal returns to the area where the mobile terminal is located before the movement, the reserved communication channel is allocated to the mobile terminal and connected. This allows the user to continue the call without performing a recall operation in the destination area.
[0008]
In addition, as described above, as one method for securing the priority, that is, for continuing the communication of the user who has started the communication in the handover process, a method of reserving the resource of the handover destination in advance. Can be considered.
As this type of method, there is a “method of determining a base station to which a mobile station moves” and a mobile communication system described in Patent Document 2 below. The content is to accurately determine a destination base station of a mobile station moving on a predetermined route. That is, a method of determining a destination base station of a mobile station mounted on a moving object such as a train moving on a predetermined route, the current position of the moving object and a predetermined route along which the moving object moves. Thus, the mobile station mounted on the mobile unit determines the next base station with which to communicate.
[0009]
[Patent Document 1]
JP-A-8-140139 (abstract and claims)
[Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-168556 (Abstract and Claims)
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional method of allocating resources, when a certain mobile terminal performs a handover, if the resources required for the communication are insufficient in the handover destination area, the handover is performed due to the lack of resources. And communication is disconnected.
[0011]
Also, in the conventional example shown in FIG. 18, when the mobile terminal PS0 starts communication at time t0 in the area A0 and performs handover to the area A1 at time t2, for example, between the time t0 and t2 in the area A1. It is assumed that another user U1 starts communication at the mobile terminal PS1 at time t1. In this case, since the user U1 uses resources in the area A1 necessary for communication of the user U0, there is a problem that the user U0 cannot perform handover, and the communication is disconnected.
[0012]
Further, in the content of Patent Document 1, when a mobile terminal during a call fails in handover in a destination area, the mobile terminal must return to an area before the movement in order to continue this communication. There is a problem that handover cannot be performed to the previous area, and communication is disconnected.
Furthermore, in the contents of Patent Document 2, there is a point of a broad concept in that a base station to which a mobile station moving on a predetermined route moves is determined, and a travel route is substantially determined. It specializes in a method of reserving a wireless channel by determining a destination base station based on the traveling position of a train. For this reason, a mobile terminal of a mobile body for which a traveling route is not defined cannot determine a destination base station and reserve a radio channel, so that handover cannot be performed to a destination area and communication is not performed. There is a problem of being disconnected.
[0013]
The present invention has been made in view of such problems, and a resource reservation system in a communication network in which a mobile terminal can perform handover to a destination area without fail and continue communication without interruption, It is an object to provide a resource reservation method and a resource reservation device.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, a resource reservation system in a communication network according to claim 1 of the present invention is provided, wherein a mobile terminal performing wireless communication moves to a destination area for continuing wireless communication by handover. In the destination area, in a resource reservation system in a communication network in which communication is continued by pre-reserving resources that are communication resources required for communication, a movement prediction route in which the mobile terminal is predicted to move is determined. Movement prediction means for calculating a predicted handover time at which the mobile terminal is predicted to perform handover to each area on the movement prediction route, and comparing the communication start time of the mobile terminal with the current time. A predicted communication continuation time is obtained, and within this predicted communication continuation time, each area on the movement prediction route obtained by the movement prediction means Control means for specifying an area in which the mobile terminal can perform handover from a comparison between the predicted communication duration time and the predicted handover time; and communication of the mobile terminal to the area specified by the control means. Determining whether resources of the resource amount are reservable, reserving resources only in the area determined to be reservable, and allocating the reserved resources at the time of handover to the corresponding area of the mobile terminal; It is characterized by having.
[0015]
According to this configuration, a movement prediction route of the mobile terminal is obtained, an area for reserving resources of the mobile terminal is specified from each area of the obtained movement prediction route, and resources are reserved in the specific area. Then, at the time of handover, the reserved resource is allocated to the mobile terminal, so that the mobile terminal can reliably perform handover to the destination area. Therefore, the mobile terminal can continue communication without interruption while moving.
[0016]
Also, in the resource reservation system for a communication network according to claim 2 of the present invention, in claim 1, the management unit determines that resources of the mobile terminal cannot be reserved due to a shortage of resources in the area specified by the control unit. When it is determined, the reservation waits until the resource becomes reservable, and reserves the resource when the resource becomes reservable.
[0017]
According to this configuration, when a resource cannot be reserved due to a lack of resources at the time of resource reservation to the destination area, the reservation is waited for until a free resource is available. Instead of immediately terminating the resource reservation processing, the reservation can be continued in the standby state. Therefore, resource reservation can be performed efficiently.
[0018]
Further, in the resource reservation system in the communication network according to claim 3 of the present invention, in claim 2, the management means includes a reserved resource group for performing the resource reservation and a normal resource group for performing normal communication. Are divided in the same area, and in the state where the reservation waiting is being performed in the reserved resource group, when a handover request from the corresponding mobile terminal is performed in the reserved waiting area, If handover processing of the request is possible by the allocation of the normal resource group, the reservation wait is canceled and the handover processing is performed.
[0019]
According to this configuration, if a handover request is received from the mobile terminal that has waited for the resource reservation in the area waiting for the resource reservation, if the handover process can be performed with the normal resource group, , A handover can be performed using the same. At this time, since the reservation waiting for the resource is released, the resources of the area can be used efficiently.
[0020]
In a resource reservation system for a communication network according to a fourth aspect of the present invention, in the second aspect, the management unit includes a resource group for making a reservation for the resource and a normal resource group for making a normal communication. Are divided in the same area, and in the state where the reservation waiting is being performed in the reserved resource group, when a handover request from the corresponding mobile terminal is performed in the reserved waiting area, If handover processing of the request is not possible due to the allocation of the normal resource group, reservation waiting for all areas related to the mobile terminal is released, and the handover processing is stopped.
[0021]
According to this configuration, when it is determined that the mobile terminal cannot perform the handover in the destination area, the handover process is stopped, and the release of the resource reservation waiting of the mobile terminal is performed in all areas. As a result, the resources of the area can be used efficiently without waste.
Also, in the resource reservation system for a communication network according to claim 5 of the present invention, in any one of claims 1 to 4, the movement prediction means changes the speed of the mobile terminal moving along the movement prediction route. In this case, the handover prediction time is newly obtained based on the speed after the change, and the control means selects an area where the corresponding mobile terminal can perform handover from among the areas on the movement prediction route. Is identified by comparing the predicted communication duration time with the newly calculated handover prediction time.
[0022]
According to this configuration, even if the moving speed of the mobile terminal is changed, the handover prediction time of the mobile terminal is obtained in accordance with the change, and the mobile terminal calculates the handover prediction time from among the areas of the predicted movement route on which the mobile terminal is moving. Since the area for reserving the resources of the mobile terminal is specified, the resources can be properly reserved in the area where the mobile terminal is expected to actually handover. Therefore, at the time of handover, the reserved resources are allocated to the mobile terminal, so that the handover can be reliably performed.
[0023]
Further, in the resource reservation system for a communication network according to claim 6 of the present invention, in any one of claims 1 to 4, the movement predicting means, when the obtained movement prediction route is changed, after the change, And a new predicted handover time at which the mobile terminal is predicted to perform handover to each area on the changed predicted travel route is determined, and the control unit continues the predicted communication. Within the time, an area that can be handed over from among the areas on the changed movement prediction route obtained by the movement prediction means is determined by comparing the predicted communication duration and the new handover prediction time. It is characterized by specifying.
[0024]
According to this configuration, even if the predicted movement route of the mobile terminal is changed, the area for reserving resources of the mobile terminal is specified in accordance with the change in the route. Resources can be properly reserved in the area above. Therefore, at the time of handover, the reserved resources are allocated to the mobile terminal, so that the handover can be reliably performed.
[0025]
According to a seventh aspect of the present invention, in the resource reservation system for a communication network according to any one of the first to fourth aspects, the management unit is determined in advance from a handover prediction time obtained by the movement prediction unit. If the handover from the mobile terminal has not been performed within the set time, the resource reservation of the mobile terminal is released, and the release is notified to the control means.
[0026]
According to this configuration, if the mobile terminal that has made the resource reservation does not perform a handover within a predetermined time, the resource reservation is released, so that resources in the area are wasted. And can be used efficiently. In addition, since the control means can know the release, the control for useless resource reservation by the control means can be eliminated.
[0027]
Further, in the resource reservation system in the communication network according to claim 8 of the present invention, the control unit according to any one of claims 1 to 4, wherein the control unit determines that communication of the mobile terminal has passed the predicted communication duration. The management means detects whether the communication of the mobile terminal is continued even after the elapse of the predicted communication continuation time by the control means. The feature is that the resource reservation is canceled.
[0028]
According to this configuration, since the mobile terminal performs communication even after the predicted communication duration time, which is one of the parameters for resource reservation, the mobile terminal may stop and perform communication. And so on. Accordingly, if the resource reservation of the corresponding mobile terminal is released by detecting the communication that has passed the predicted communication duration time, the resources of the area can be used efficiently without wasting.
[0029]
Further, in the resource reservation system in the communication network according to claim 9 of the present invention, the control means according to any one of claims 1 to 4, wherein the control unit determines that the communication of the mobile terminal has passed the predicted communication duration time. The management means, when detecting that the communication of the mobile terminal continues even after the elapse of the predicted communication duration, by the control means, It is characterized in that resource reservation of the mobile terminal is performed in a neighboring area other than the specified area.
[0030]
According to this configuration, since the mobile terminal is performing communication even after the estimated communication duration time, which is one of the parameters for resource reservation, the mobile terminal performs communication to an area other than the area where the mobile terminal has reserved the resource. There is a possibility of moving. In this case, since the resource reservation can be made in the area where the resource reservation is not expected to move, the mobile terminal can surely perform the handover to the destination area.
[0031]
In addition, the resource reservation method according to claim 10 of the present invention is a mobile terminal that performs wireless communication in a communication network when moving to a destination area for continuing wireless communication by handover. In a resource reservation method for continuing communication by preliminarily reserving resources that are communication resources required for communication, a first step of obtaining a predicted movement route in which the mobile terminal is predicted to move; A second step of calculating a predicted handover time at which the mobile terminal is predicted to perform a handover to each area on the predicted movement route determined in step 1, a communication start time of the mobile terminal and a current time; A third step of obtaining a predicted communication duration from a comparison with a time, and the first step of obtaining the predicted communication duration within the predicted communication duration obtained in the third step. An area to which the mobile terminal can perform a handover is specified by comparing the predicted communication duration calculated in the second step with the predicted handover time from among the areas on the predicted movement route determined in the step. A fourth step of determining whether or not a resource of the communication resource amount of the mobile terminal can be reserved in the area specified in the fourth step; and A sixth step of reserving resources only in the area determined to be possible, and a seventh step of allocating the resources reserved in the sixth step at the time of handover of the mobile terminal to the corresponding area. It is characterized by including.
[0032]
According to this method, a movement prediction route of the mobile terminal is obtained, an area for reserving resources of the mobile terminal is specified from each area of the obtained movement prediction route, and resources are reserved in the specific area. Then, at the time of handover, the reserved resource is allocated to the mobile terminal, so that the mobile terminal can reliably perform handover to the destination area. Therefore, the mobile terminal can continue communication without interruption while moving.
[0033]
Also, the resource reservation device according to claim 11 of the present invention is configured such that when a mobile terminal performing wireless communication moves to a destination area for continuing wireless communication by handover, the mobile terminal performs communication with the destination area. In a resource reservation apparatus for pre-reserving resources, which are communication resources required for the mobile terminal, a mobile predicted route is predicted that the mobile terminal is expected to move, and the mobile terminal performs handover to each area on the predicted mobile route. Movement prediction means for calculating a predicted handover time to be performed, and a predicted communication continuation time is determined from a comparison between the communication start time and the current time of the mobile terminal. From the areas on the movement prediction route obtained by the prediction device, the area in which the mobile terminal can perform handover is determined by the prediction communication duration and the Control means for specifying by comparing with the handover prediction time of the mobile terminal obtained by the movement prediction device, and whether the resource of the communication resource amount of the mobile terminal can be reserved in the area specified by the control means And determining whether or not the mobile terminal can perform the resource reservation only in the area determined to be reservable, and allocating the reserved resource at the time of handover to the corresponding area of the mobile terminal.
[0034]
According to this configuration, a movement prediction route of the mobile terminal is obtained, an area for reserving resources of the mobile terminal is specified from each area of the obtained movement prediction route, and resources are reserved in the specific area. Then, at the time of handover, the reserved resource is allocated to the mobile terminal, so that the mobile terminal can reliably perform handover to the destination area. Therefore, the mobile terminal can continue communication without interruption while moving.
[0035]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(Embodiment)
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a resource reservation system in a mobile communication network according to an embodiment of the present invention. However, in all the drawings in the specification, the same parts are denoted by the same reference numerals.
[0036]
As shown in FIG. 1, the resource reservation system according to the present embodiment includes, in a mobile communication network 11, base stations 31, 32, and 33 and radio areas 21 formed by radio waves of base stations 31 to 33. , 22, 23, resource management devices 41, 42, 43 for managing resources of the base stations 31 to 33, a communication channel aggregation device 61 for aggregating communication channels from the base stations 31 to 33, and a communication channel aggregation device. 61, a resource management device 44 for performing resource management, a communication management device 93 for managing all communications in the mobile communication network 11, a movement prediction device 92 for predicting the movement of the user's mobile terminal 10, and a communication management device. A service control device 91 is connected to the device 93 and the movement prediction device 92, and determines a resource reservation, and instructs the resource management devices 41 to 44 to make a resource reservation.
[0037]
However, the mobile terminal 10 is a mobile communication terminal such as a mobile phone directly used by the user. Hereinafter, a user's mobile terminal may be simply referred to as a user unless confusion occurs. In the resource reservation system, packet communication used for Web access, file download, and the like is also controlled in addition to the voice call. The resource management devices 41 to 43 in FIG. 1 are connected to the base stations 31 to 33 by signal lines 71 to 73, the communication management device 93 is signal lines 94 to 96, and the service control device 91 is signal line 81. -83.
[0038]
The communication channel aggregating device 61 is connected to each of the base stations 31 to 33 via communication channels 51 to 53, and integrates all communication channels. The resource management device 44 is connected to the communication path aggregation device 61 by a signal line 74, to the communication management device 93 by a signal line 97, and to the service control device 91 by a signal line 84.
The service control device 91 is connected to the communication management device 93 via a signal line 86, receives a user identifier and a communication identifier during communication, which will be described later, and makes an inquiry to the movement prediction device 92 connected via the signal line 85 based on the result. To obtain a user identifier and a predicted travel route and time that can be predicted as described later.
[0039]
The above-described problem can be solved by performing service control in cooperation with the devices connected in this way.
The network employing the resource reservation system may be a circuit-switched network or a packet communication network.
In addition, the predicted movement route obtained by the movement prediction of the movement prediction device 92 is such that when the moving object that moves the mobile terminal 10 together with the user moves on a predetermined route such as a train or a route bus, It can be obtained from the management system.
[0040]
In addition, in the case of a mobile object that is not managed by the system, such as a general car, it can be obtained from the navigation system when a navigation device is mounted. This can be similarly obtained when the navigation function is installed in the mobile terminal carried by the pedestrian.
Next, an example of the internal configuration of each device constituting the resource reservation system will be described.
[0041]
As shown in FIG. 2, the service control device 91 includes an inquiry execution management unit 101, an execution management unit 102, a remote control management unit 103, and a communication identification information / reservation area management unit 104 that manages a reserved area for each communication. And an attribute management unit 105 for managing an average communication time and a required resource amount for each communication type.
Although there may be a plurality of the communication management devices 93 and the movement prediction devices 92, the communication management of the same user mobile terminal 10 is performed by different communication management devices 93 and the movement prediction of the same user mobile terminal 10 is performed. Since it is not performed by different movement prediction devices 92, communication management and movement prediction are not performed twice.
[0042]
In general, a plurality of service control devices 91 also exist. Therefore, the plurality of service control devices 91 are connected so as to cover all the communication management devices 93 and all the movement prediction devices 92.
As shown in FIG. 3, the resource management device 41 (the same applies to 42 and 43, so only 41 is described) includes a control management unit 121, a resource management unit 124 that manages the state of the entire resource, The resource reservation management unit 125 that manages the reservation state, the resource reservation wait management unit 126 that manages the resource reservation wait state, the execution management unit 122 that performs resource allocation processing, and the base station 31 (the resource management devices 42 and 43 And a remote control management unit 123 connected to the base stations 32 and 33, respectively.
[0043]
Further, it is general that the base station 31 is composed of a plurality of base stations 31, each of which has a different area.
The resource management device 44 is configured as shown in FIG. 4, and is different from the resource management device 41 shown in FIG. 3 in that the resource management device 44 is connected to a communication channel aggregation device 61 instead of the base station 31. .
[0044]
Next, the functional operation of the service control device 91 will be described with reference to the flowcharts shown in FIGS.
First, with reference to FIG. 5, a process performed by the service control device 91 at the time of resource reservation will be described.
First, in step A1, the inquiry execution management unit 101 makes an inquiry about the mobile terminal 10 of the communicating user to the communication management device 93 at the time of resource reservation. In step A2, the user identifier, the communication identifier, and the communication start time are entered. get. Here, when the mobile terminal 10 of the same user is performing a plurality of communications, the communication identifier and the communication start time are respectively obtained for the number of communications. By interpreting these acquired contents, it is determined in step A3 whether or not there is a mobile terminal 10 of the user who is communicating. As a result, if there is no resource reservation, the resource reservation ends.
[0045]
On the other hand, if there is the mobile terminal 10 of the communicating user, the query execution management unit 101 determines in step A4 that the user who is communicating is excluded from the communication of the user who has already performed the resource reservation process or the resource reservation waiting process described later. The mobile terminal 10 inquires of the mobile prediction device 92 whether or not to perform the mobile prediction.
As a result of this inquiry, if the result of the determination that the movement cannot be predicted is returned in step A5, the resource reservation ends.
[0046]
On the other hand, when the result of the determination that the movement can be predicted is returned, in step A6, the movement prediction device 92 inquires of the communication performed by the user's mobile terminal for the target communication for which the movement can be predicted. The unit 101 is notified of a pair of a user identifier, a predicted movement route, and a predicted handover time to each area on the predicted movement route. The inquiry execution management unit 101 that has received these informs the execution management unit 102 of the information.
[0047]
The execution management unit 102 obtains the predicted communication time of the communication and the required resource amount by inquiring of the above-mentioned communication identifier to the attribute management unit 105, and obtains the obtained predicted communication time and the above-described communication start time. , A predicted remaining communication time (predicted communication continuation time) from the current time, and the calculated predicted remaining communication time, the above-described movement prediction route, and the handover prediction time to each area on the movement prediction route. Then, the area in which the reservation should be made is determined.
[0048]
Further, in step A7, the execution management unit 102 transmits the above-described handover prediction time and the above-described handover prediction time to the resource management device that has determined that the reservation is necessary among the resource management devices 41 to 44 via the remote control management unit 103. The reservation is instructed based on the predicted handover time to the next area, the required resource amount, and the communication identifier. Then, the identifier of the resource management device and the communication identifier that issued the reservation instruction are stored in the communication identification information / reservation area management unit 104. This ends the resource reservation by the service control device 91.
[0049]
Next, a process in which the service control device 91 releases the resource reservation will be described with reference to FIG.
In this case, in step B1, the execution management unit 102 receives a later-described reservation release notification via the remote control management unit 103, or receives a communication end from the communication management device 93 via the inquiry execution management unit 101. In this case, the communication area included in the received information is inquired to the communication identification information / reservation area management unit 104 to identify the reserved area where the resource is reserved for the communication.
[0050]
By this identification, in step B2, the resource management device 41 that manages all the reserved areas and the resources of the communication path aggregation device 61, excluding the corresponding area when the reservation release notification is received, is transmitted via the remote control management unit 103. Then, a reservation release instruction is issued to delete the reservation information stored in the communication identification information / reservation area management unit 104. Thus, the release of the resource reservation by the service control device 91 ends.
[0051]
Next, the functional operation of the resource management devices 41 to 44 will be described.
When the communication start and the handover are notified from the communication management device 93 via the control management unit 121, the execution management unit 122 determines the necessary resource amount simultaneously notified to the resource management unit 124 at the above-described timing. If there is an inquiry or a free space, the communication start process and the handover process are continued, and if there is no free space, the communication disconnection process is performed.
[0052]
This processing is the same as the conventional resource management processing. However, in the present invention, the following processing is added to the processing.
That is, the resource reservation management unit 125 reserves and manages a predetermined fixed resource amount of the total resource amount for resource reservation, and the resource reservation wait management unit 126 exceeds the reserved resource amount. When the resource reservation instruction is received from the service control device 91, a reservation wait is performed. Then, the resource reservation waiting communication managed by the resource reservation waiting manager 126 is moved to the resource reservation manager 125 in accordance with the state change of the resource reservation manager 125.
[0053]
Further, the functional operation of the resource management devices 41 to 44 will be described with reference to the flowcharts shown in FIGS. 7 to 10 in combination with FIGS. However, the resource management device 41 will be described as a representative.
First, a process performed by the resource management device 41 at the time of resource reservation will be described with reference to FIG.
[0054]
First, in step C1, for example, the execution management unit 122 of the resource management device 41 receives the resource reservation instruction from the service control device 91 via the control management unit 121 as described above. Then, in step C2, the execution management unit 122 determines whether or not the designated resource amount can be reserved for a specified time from the start of handover to the start of handover to the next area. Contact 125. That is, by checking the reservation table (not shown) of the resource reservation management unit 125, it is determined in step C3 whether reservation is possible.
[0055]
If the result of this determination is that reservation is possible, in step C4, the resource reservation management unit 125 manages the communication identifier, the reserved resource amount, and the designated time in pairs. That is, the reservation table is updated. On the other hand, if the reservation could not be made, in step C5, the resource reservation wait management unit 126 manages the communication identifier, the reserved resource amount, and the designated time in pairs. That is, the reservation waiting table (not shown) of the resource reservation waiting management unit 126 is updated. This completes the resource reservation process.
[0056]
Next, a process performed by the resource management device 41 when waiting for resource reservation will be described with reference to FIG.
First, when the communication is terminated and the handover to another area of the communication is performed, the resources used by the communication are released. Therefore, in step D1, the information managed by the resource reservation management unit 125 is deleted. Change. That is, the update of the reservation table is detected.
[0057]
In this case, the execution management unit 122 determines whether or not there is any communication that can be reserved among the reservation waiting communication managed by the resource reservation waiting management unit 126. That is, in step D2, a reservation waiting table is detected and a list of communications that can be reserved is made, and in step D3, it is determined whether or not there is a correspondence. As a result, if there is no corresponding request, the resource reservation waiting process ends.
[0058]
On the other hand, if there is a communication that can be reserved, the process proceeds to step D4. Here, when there are a plurality of communications that can be reserved, a well-known round-robin method, a method of prioritizing a resource reservation instruction received earlier, a method of prioritizing communication with a designated time earlier, or a designated time The communication for which resource reservation is preferentially selected is selected by a method of giving priority to short communication or a method of giving priority to communication with a small amount of resources.
[0059]
Next, in step D5, the reservation table is updated by moving the reservable communication to the resource reservation management unit 125. This causes the resource reservation management unit 125 to manage the reservable communication. Then, in step D6, the reservation waiting table is updated by deleting the reservable communication that has moved earlier from the reservation waiting table of the resource reservation management unit 125. This ends the resource reservation waiting process.
[0060]
Next, with reference to FIG. 9, a process performed by the resource management device 41 at the time of handover (described as HO in the figure) will be described.
First, in step E1, when a communication handover is notified from the communication management device 93 via the control management unit 121, the execution management unit 122 determines the notified communication identifier together with the notification. Next, in step E2, the resource reservation management unit 125 is checked for resource reservation for the communication based on the communication identifier. That is, the reservation table is searched, and in step E3, it is determined whether or not there is a corresponding identifier. As a result, if there is a corresponding identifier, that is, if a resource reservation has been made, the execution management unit 122 assigns the reserved resource to the communication in step E4, and in step E5, the resource reservation management unit 125 The handover process is completed by canceling the reservation information in the reservation table managed by.
[0061]
On the other hand, if there is no corresponding identifier in the determination in step E3, that is, if no reservation has been made, in step E6, the execution management unit 122 checks with the resource reservation wait management unit 126 whether the resource reservation is waiting. I do. That is, the reservation waiting table is searched, and in step E7, it is determined whether or not there is a corresponding identifier.
[0062]
As a result of this determination, when there is no corresponding identifier, that is, when resource reservation waiting is not performed, in step E8, the execution management unit 122 performs normal handover processing and ends the handover processing.
Also, as a result of the determination in step E7, when the corresponding identifier is present, that is, when resource reservation waiting is being performed, in steps E9 to E11, the resource management unit 124 checks whether or not there is an available resource (whether HO is possible). If there is, the handover process is completed by allocating a free resource to the communication and releasing the reservation wait information managed by the resource reservation wait management unit 126.
[0063]
On the other hand, if there is no free resource as a result of the determination as to whether or not HO is possible in step E11, in step E12, the execution management unit 122 sends a reservation release notification to the service control device 91 via the control management unit 121. . Further, in step E13, the execution management unit 122 releases the reservation waiting information managed by the resource reservation waiting management unit 126, and notifies the communication management device 93 of the handover process failure via the control management unit 121. Disconnects the communication.
[0064]
In addition, as a result of the execution management unit 122 having been notified of the handover confirming the corresponding identifier to the resource reservation management unit 125 and the resource reservation wait management unit 126, if neither is managed, the resource management unit 124 Make an inquiry. As a result, if there is a free resource, the handover process is completed by allocating to the communication, and if there is no free resource, the communication is cut off by notifying the communication management device 93 of the handover failure. You.
[0065]
Next, with reference to FIG. 10, a process performed by the resource management device 41 when releasing resource reservation will be described.
In step F1, the execution management unit 122 receives a reservation release instruction from the service control device 91 via the control management unit 121 due to communication termination or handover failure in another area as described above. I do. In this case, in step F2, the execution management unit 122 notifies the resource reservation management unit 125 and the resource reservation wait management unit 126 of the reservation release based on the communication identifier notified in the reservation release instruction. With this, the reservation table and the reservation waiting table are searched. Accordingly, in step F3, each of the management units 125 and 126 cancels the managed resource reservation or the resource reservation wait in response to the notification. With this, the resource reservation cancellation ends.
[0066]
Next, the operation of resource reservation and handover processing by the entire resource reservation system will be described with reference to the flowchart shown in FIG. 11 and FIG. However, in order to make the description easy to understand, the mobile terminal 10 is targeted.
First, in step G1, when making a resource reservation, the user who is communicating is identified. That is, the service control device 91 inquires the communication management device 93 of the mobile terminal of the user who is communicating, and obtains the user identifier, the communication identifier, and the communication start time. By interpreting the acquired contents, it is determined whether or not there is a mobile terminal of the communicating user. Here, it is assumed that the mobile terminal of the communicating user is the mobile terminal 10.
[0067]
Next, in step G2, it is determined whether the movement can be predicted. In other words, the service control device 91 inquires of the movement prediction device 92 whether or not movement prediction is possible for the mobile terminal 10 of the communicating user except for the communication of the user who has already performed the resource reservation process or the resource reservation waiting process. This is done by:
As a result of the determination, if a response is returned from the movement prediction device 92 indicating that the movement cannot be predicted, the service control device 91 ends the processing.
[0068]
On the other hand, when a response indicating that the movement is predictable is returned, the communication identifier is transmitted from the movement prediction device 92 to the service control device 91 based on the communication performed by the mobile terminal 10 of the user whose communication is predictable. And a predicted time of handover to each of the areas 21 to 23 on the predicted movement route.
The service control device 91 having received these notifications acquires the estimated communication time of the communication of the mobile terminal 10 and the required resource amount based on the communication identifier, and in step G3, the acquired resource amount Is calculated, and in step G4, a predicted communication continuation time is calculated from the obtained predicted communication time, the communication start time, and the current time.
[0069]
Then, in step G5, a target area to be reserved is determined from the calculated predicted communication duration time, the above-described predicted movement route, and the predicted handover time to each of the areas 21 to 23 on the predicted movement route. I do. Here, it is assumed that the area 21 has been determined.
In addition, the service control device 91 sends the above-described handover predicted time and the next area to the resource management device (in this case, the resource management device 41) which has determined that a reservation is necessary among the resource management devices 41 to 43. The reservation is instructed by the predicted handover time to 22, the required resource amount, and the communication identifier. Then, the identifier and the communication identifier of the resource management device 41 that has issued the reservation instruction are stored. This ends the resource reservation by the service control device 91.
[0070]
Next, in step G6, the resource management device 41 that has received the resource reservation instruction from the service control device 91 determines whether or not the reservation is possible. That is, the resource management device 41 determines whether or not the designated resource amount can be reserved for a specified time from the start of handover to the start of handover to the next area 22.
[0071]
If the result of this determination is that reservation is possible, in step G7, the resource management device 41 manages the communication identifier, the reserved resource amount, and the designated time in pairs in the reservation table. That is, resource reservation processing is performed.
On the other hand, if the reservation is not possible, in step G8, the resource management device 41 manages the communication identifier, the reserved resource amount, and the designated time in pairs in the reservation waiting table. That is, a resource reservation waiting process is performed.
[0072]
At the time of the resource reservation waiting process, in step G9, the resource management device 41 determines whether or not there is a free resource. In other words, when the communication ends and the handover to another area of the communication is performed, the resources used by the communication are released, so that the resources managed by the resource management device 41 are freed up. As a result, the communication that can be reserved can be performed from the communication waiting for the reservation.
[0073]
When such a free resource is created, the process proceeds to step G7 to perform a resource reservation process. After the resource reservation process, in step G10, the resource management device 41 determines whether a handover to the corresponding area 21 has been detected.
As a result of this determination, it is assumed that handover has been detected. That is, when the communication management device 93 notifies the communication management device 93 of the handover of the mobile terminal 10 of the user who is communicating, the resource management device 41 determines the handover of the mobile terminal 10 based on the notified communication identifier. Check whether the communication resource reservation is made. Here, assuming that the corresponding identifier exists and the resource reservation is performed, the resource management device 41 allocates the reserved resource to the communication of the mobile terminal 10 in step G11.
[0074]
Then, in step G12, the handover process is completed by releasing the reservation information managed by the resource management device 41.
On the other hand, when there is no free resource in the determination at Step G9, the resource management device 41 determines whether a handover to the area 21 is detected at Step G13. As a result, if not detected, the process returns to step G9 to perform a free resource search process.
[0075]
On the other hand, when a handover is detected, the resource management device 41 releases the managed reservation waiting information in step G14, and shifts to a normal handover process in step G15. Then, in a step G16, it is determined whether or not the handover process is possible. However, in the same area, the resource group for which reservation waiting is performed is assumed to be separated from the resource group for performing normal communication.
[0076]
As a result of the determination, if possible, the resource management device 41 completes the handover process. On the other hand, if it is not possible, in step G17, the resource management device 41 performs a process of releasing the reservation of all the areas 21 to 23 related to the mobile terminal, and ends the handover process.
Next, a process performed when the movement prediction by the movement prediction device 92 is incorrect will be described. However, the error of the movement prediction is hereinafter referred to as a movement prediction failure.
[0077]
The movement prediction failure is, for example, when the user is using a transportation system such as a train, when the timetable of the transportation system is disrupted, or when the user who usually goes directly from home to school notices a forgotten thing on his way to school. One example is returning home once.
Movement prediction failure can be determined when the user's movement prediction obtained by the service control device 91 inquiring the movement prediction device 92 is different from the actual user's movement.
[0078]
The determination of the movement prediction failure is performed by the service control device 91 using one or more of the first to third methods described later. When it is determined that the movement prediction has failed, the service control device 91 performs resource reservation based on the new movement prediction and cancels the resource reservation.
That is, as shown in the flowchart of FIG. 12, the service control device 91 inquires and acquires the movement prediction device 92 from the movement prediction device 92 in step H1. Next, in Step H2, it is determined whether or not the acquired user's movement prediction is the same as the movement prediction held in advance. As a result, if they are not the same, the resource reservation is corrected based on the new movement prediction in Step H3. If they are the same, an error notification of the prediction information is performed in Step H4, and the resource reservation of the user is performed in Step H5. Is performed.
[0079]
The first movement prediction failure determination method is based on the fact that the movement prediction device 92 has changed the prediction of movement of a certain user, which has been notified in advance in response to an inquiry from the service control device 91, and has been triggered. Is notified of new movement prediction information.
The second movement prediction failure determination method is that at least one of the resource management devices 41 to 44 performs no handover within a predetermined time from a handover time predicted for a certain communication. This is a method of detecting a reservation release notification to the service control device 91 in response to this.
[0080]
In the third movement prediction failure determination method, the service control device 91 detects that communication is continued even after the predicted communication continuation time has elapsed, and uses this as a trigger or a predicted communication continuation. At a time approaching the time by a predetermined time, it is detected that communication is continued, and this is a trigger.
The first to third movement prediction failure determination methods as described above include a case in which the movement speed prediction described later fails (movement speed prediction failure) and a case in which the movement direction prediction fails (movement direction prediction failure). And a case where the communication duration prediction fails (communication duration prediction failure).
[0081]
Next, a description will be given of a specific example of a process performed when prediction of the three cases fails.
First, the processing in the case where the moving speed prediction fails will be described.
When detecting that the prediction of the moving speed has failed, the service control device 91 cancels the advance reservation and makes a new reservation based on the new movement prediction obtained by inquiring the movement prediction device 92. When a new movement prediction is not obtained by an inquiry to the movement prediction device 92, that is, when the same movement prediction as the movement prediction obtained in advance is obtained, it is determined that the movement prediction information is incorrect. Therefore, the service control device 91 notifies the movement prediction device 92 of the prediction information error, and cancels the reservation. FIG. 13 shows a specific example of this case.
[0082]
In FIG. 13, the time at which a mobile terminal of a user starts communication is denoted by t00, and the area where communication is started is denoted by area. The user movement prediction is referred to as a user movement prediction 151, and the areas predicted to move from the area 21 by the user movement prediction 151 are referred to as an area 22, an area 23, an area 24, and an area 25, respectively. Also, the times predicted to be handed over to the respective areas are t01, t02, and t03, respectively, the times predicted to end the user's communication are t04, and the actual user's movement is the actual user's movement 152. In addition, a new movement prediction of the user re-predicted by the actual movement 152 of the user is described as a new movement prediction 153 of the user.
[0083]
In FIG. 13, it is assumed that the service control device 91 has performed resource reservation processing from the start of communication to before handover to the area 22. In this case, the service control device 91 reserves resources for the areas 22 to 24 based on the user's movement prediction 151 obtained from the movement prediction device 92 and the calculated communication duration.
[0084]
FIG. 13 shows a state in which the actual movement 152 of the user is on the same route as the predicted movement 151 of the user, but the speed is slow. When the service control device 91 detects this state by any of the first and second movement prediction failure determination methods, the service control device 91 inquires the movement prediction device 92 again about the user's movement prediction, and , A new movement prediction 153 of the user is obtained.
[0085]
According to the new movement prediction 153 of the user, there is no handover to the area 24 at the predicted communication end time t04. For this reason, the service control device 91 cancels the resource reservation previously performed on the resource management device 43 which has been performing the resource management of the area 24, and at the same time, releases the resource reservation performed on the area The correction of the over prediction time is notified to the resource management device 43 that manages the resources of the area 23.
[0086]
However, here, it is assumed that the resource management device 43 manages resources in the area 24, and that there is no other resource management device that manages communication resources in the area 24 other than the resource management device 43. It is also assumed that the resource management of the area 23 is also performed by the resource management device 43.
When the prediction 151 of the moving speed of the user fails due to such notification to the resource management device 43, the resource reservation according to the actual movement of the user 152 can be performed by correcting the resource reservation state. Further, even when the actual speed of the user's movement 152 is faster than the speed of the user's movement prediction 151, it can be dealt with by correcting the resource reservation state in the same manner, but the description is omitted here. .
[0087]
Next, the processing in the case where the movement direction prediction fails will be described.
When detecting that the prediction of the moving direction has failed, the service control device 91 cancels the advance reservation and makes a new reservation based on the new movement prediction obtained by inquiring the movement prediction device 92. Further, when a new movement prediction is not obtained by an inquiry to the movement prediction device 92, that is, when the same movement prediction as the movement prediction obtained in advance is obtained, this movement prediction information is determined to be incorrect. are doing. For this reason, the service control device 91 notifies the movement prediction device 92 of the prediction information error, and cancels the reservation. FIG. 14 shows a specific example of this case.
[0088]
In FIG. 14, the communication start time of a certain user is set to time t00, the communication start area is set to area 21, and it is assumed that handover is performed to areas 22, 23, and 24 based on the user's movement prediction 151. Predicted handover times to to 24 are times t01, t02, and to3, respectively. The areas to be handed over next to the area 22 due to the actual user movement 152 are sequentially set to areas 26, 27, and 28, and the communication end predicted time is set to time t04.
[0089]
In FIG. 14, when a resource reservation according to the user movement prediction 151 has been made to the resource management apparatus 43 that manages the areas 22 to 24, the service control apparatus 91 changes the movement direction after time t02. It is assumed that the prediction failure is detected by any one of the first and second movement prediction failure determination methods. In this case, the service control device 91 releases the resource reservation made to the resource management device 43 that manages the areas 23 and 24, and inquires of the movement prediction device 92 about the movement prediction. As a result of the inquiry, if the movement prediction has been updated, a reservation process based on the new movement prediction is performed, and if the movement prediction has not been updated, a prediction information error is notified to the movement prediction device 92. To cancel the reservation.
[0090]
Next, the processing in the case of failure in the communication duration prediction will be described.
Here, the case where the communication is not completed within the communication continuation predicted time will be described. Conversely, when the communication is completed during the communication continuation estimated time, the processing is performed by the above-described method.
When the service control device 91 detects that the communication has not been completed within the communication continuation predicted time by the third movement prediction failure determination method, the service control device 91 performs a process using any one of the following methods A, B, and C. .
[0091]
FIG. 15 is a diagram illustrating a specific example of the third movement prediction failure determination method according to method A.
In FIG. 15, the service control device 91 makes a resource reservation to the resource management device 43 that manages resources in the areas 22 to 24 based on the user movement prediction 151 and the communication end prediction time. In this case, when the service control device 91 detects that the communication has not been completed within the communication continuation predicted time, the service control device 91 does not make a resource reservation thereafter. In this case, a normal handover process is performed on the areas 25 and 26 as shown in FIG. According to this method A, resource reservation is not performed for communication exceeding the communication continuation predicted time, so there is no need to perform complicated processing as described in methods B and C.
[0092]
FIG. 16 is a diagram illustrating a specific example according to the method B of the third movement prediction failure determination method.
In FIG. 16, the resource reservation up to the area 24 is performed as in FIG. 7, and when the service control device 91 detects that the communication has not been completed within the communication continuation predicted time, this triggers Based on the result of making an inquiry to the movement prediction device 92, resource reservation is additionally performed for a group of neighboring areas. The neighboring area group may be a single adjacent area or a plurality of adjacent area groups.
[0093]
In the resource reservation to be additionally performed, a resource 155 having the same amount as the resource amount 154 predicted to be equivalent to the above-described resource reservation is reserved in advance. At time t06 or at a time close to time t06, if the communication is further continued, the processing is continued by any of the methods A to C, but the area group when the communication is further continued Selection method may be changed sequentially. For example, it is general to narrow the target area group as the processing is continued.
[0094]
FIG. 17 is a diagram illustrating a specific example of the third movement prediction failure determination method according to the method C.
In FIG. 17, as in FIGS. 15 and 16, the resource reservation up to the area 24 is performed, and when the service control device 91 detects that the communication has not been completed within the communication continuation predicted time, this is reset. As an opportunity, an additional communication continuation time t11 is calculated from the result of making an inquiry to the movement prediction device 92 and the average additional communication time for each communication type, and the resources of the area 25 predicted to move to this time t11 are calculated. Resource reservation is additionally performed for the resource management device to be managed.
[0095]
At time t06 or at a time close to time t06, if the communication is further continued, the processing is continued by any of the methods A to C, but the average addition when the communication is further continued is performed. The communication time may change sequentially. For example, the average additional communication time is generally narrowed as the processing is continued.
As described above, according to the resource reservation system in the mobile communication network according to the present embodiment, the movement prediction device 92 obtains a movement prediction route in which the mobile terminal 10 is predicted to move, and determines each area on the movement prediction route. A handover prediction time at which the mobile terminal 10 is predicted to perform handover is calculated. Further, the service control device 91 obtains a predicted communication continuation time from a comparison between the communication start time of the mobile terminal 10 and the current time, and within the predicted communication continuation time, on the movement prediction route obtained by the movement prediction device 92. An area where the mobile terminal 10 can perform a handover is specified by comparing the predicted communication continuation time and the predicted handover time from the respective areas. Further, the resource management device (for example, 41) determines whether or not the resource of the communication resource amount of the mobile terminal 10 can be reserved in the area specified by the service control device 91, and only in the area determined to be reservable. A resource is reserved, and the reserved resource is allocated at the time of handover to the corresponding area of the mobile terminal 10.
[0096]
That is, a movement prediction route of the mobile terminal 10 is obtained, an area for reserving resources of the mobile terminal 10 is specified from each area of the obtained movement prediction route, and a resource is reserved in this specific area. At the time of handover, the reserved resources are allocated to the mobile terminal 10, so that the mobile terminal 10 can reliably perform handover to the destination area. Therefore, the mobile terminal 10 can continue communication without interruption while moving.
[0097]
When the resource management device 41 determines that the resource of the mobile terminal 10 cannot be reserved due to a lack of resources in the area specified by the service control device 91, the resource management device 41 waits until the resource can be reserved. , Resources are reserved when reservation becomes possible. In other words, when resources are reserved in the destination area, if resources cannot be reserved due to lack of resources, reservations are made after waiting for free resources, so even if resources in the destination area are insufficient, resource reservations can be made immediately. Instead of terminating the process, the resource reservation process can be continued with the reservation in a standby state. Therefore, resource reservation can be performed efficiently.
[0098]
Also, the resource management device 41 classifies a reserved resource group for performing resource reservation and a normal resource group for performing normal communication in the same area, and waits for reservation in the reserved resource group. When the handover request is made from the corresponding mobile terminal 10 to the reservation waiting area in the state where the reservation is waiting, if the request handover process is possible by allocating the normal resource group, the reservation waiting is released. Then, the handover process is performed. That is, if a handover request is received from the mobile terminal 10 that has waited for the resource reservation in the area where the resource reservation is waiting, if the handover process can be performed with the normal resource group, the request is processed. Can be used to perform a handover. At this time, since the reservation waiting for the resource is released, the resources of the area can be used efficiently.
[0099]
Also, the resource management device 41 classifies a reserved resource group for performing resource reservation and a normal resource group for performing normal communication in the same area, and waits for reservation in the reserved resource group. If a request for handover is made from the mobile terminal 10 to this reservation waiting area in the state where the mobile terminal 10 The reservation waiting of all areas related to the device 10 is released, and the handover process is stopped. That is, when it is determined that the mobile terminal 10 cannot perform the handover in the destination area, the handover process is stopped, and the release of the resource reservation waiting of the mobile terminal 10 is performed in all areas. Therefore, the resources of the area can be used efficiently without waste.
[0100]
Further, when the speed of the mobile terminal 10 moving on the movement prediction route is changed, the movement prediction device 92 newly obtains a handover prediction time based on the changed speed, and the service control device 91 In addition, an area to which the mobile terminal 10 can perform a handover is specified by comparing the predicted communication duration and the newly calculated handover predicted time from the respective areas on the predicted movement route. That is, even if the moving speed of the mobile terminal 10 is changed, the predicted handover time of the mobile terminal 10 is obtained in accordance with the change, and from among the areas of the predicted movement route on which the mobile terminal 10 is moving, Since the area for reserving the resources of the mobile terminal 10 is specified, the resources can be appropriately reserved in the area where the mobile terminal 10 is expected to actually handover. Therefore, at the time of handover, the reserved resources are allocated to the mobile terminal 10, and the handover can be performed reliably.
[0101]
Further, when the obtained movement prediction route is changed, the movement prediction device 92 obtains the changed movement prediction route, and the mobile terminal 10 performs handover to each area on the changed movement prediction route. A new handover prediction time predicted to be performed is obtained, and the service control device 91 performs a handover from each area on the changed movement prediction route obtained by the movement prediction device 92 within the predicted communication continuation time. Possible areas are identified by comparing the predicted communication duration and the new handover predicted time. That is, even if the predicted movement route of the mobile terminal 10 is changed, the area for reserving the resources of the mobile terminal 10 is specified in accordance with this route change. Resources can be properly reserved in the area existing in the. Therefore, at the time of handover, the reserved resources are allocated to the mobile terminal 10, and the handover can be performed reliably.
[0102]
Also, if the resource management device 41 does not perform a handover from the mobile terminal 10 within a predetermined time from the handover prediction time obtained by the movement prediction device 92, the resource of the mobile terminal 10 The reservation is released, and the release is notified to the service control device 91. In other words, when the mobile terminal 10 that has made a resource reservation does not perform a handover within a predetermined time, the resource reservation is released, so that the area terminal is efficiently used without wasting resources. Can be used for In addition, since the release is also known to the service control device 91, the control for useless resource reservation in the service control device 91 can be eliminated.
[0103]
Further, the service control device 91 detects whether or not the communication of the mobile terminal 10 is continued even after the elapse of the predicted communication continuation time, and the resource management device 41 causes the service control device 91 to perform communication of the mobile terminal 10. When it is detected that the communication is continued even after the elapse of the predicted communication continuation time, the resource reservation of the mobile terminal 10 is released. In this case, since the mobile terminal 10 is communicating even after the predicted communication duration time, which is one of the parameters for resource reservation, there is a possibility that the mobile terminal 10 stops and performs communication. According to the above configuration, if the resource reservation of the corresponding mobile terminal 10 is released by detecting the communication that has passed the predicted communication duration, the resources of the area can be used efficiently without wasting. Can be.
[0104]
In addition, the service control device 91 detects whether or not the communication of the mobile terminal 10 is continued even after the elapse of the predicted communication duration, and the resource management device 41 causes the service control device 91 to perform communication of the mobile terminal 10. When it is detected that the communication is continued even after the lapse of the predicted communication continuation time, the resource reservation of the mobile terminal 10 is performed in a neighboring area other than the area specified by the service control device 91. In this case, since the mobile terminal 10 is communicating even after the predicted communication duration time, which is one of the parameters for resource reservation, the mobile terminal 10 moves to an area other than the area where the resource reservation was made. Although it is conceivable that the mobile terminal 10 can make a resource reservation in an area where resource reservation is not performed where the mobile terminal 10 is predicted to move, the mobile terminal 10 Handover can be performed reliably.
[0105]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is applied to a case where a mobile terminal performing wireless communication in a communication network moves to a destination area for continuing wireless communication by handover. When communication is continued by pre-reserving resources, which are important communication resources, the mobile terminal calculates a predicted movement route on which the mobile terminal is expected to move, and the mobile terminal performs handover to each area on the predicted movement route. Is calculated, a handover predicted time predicted to be performed. Further, a predicted communication continuation time is obtained from a comparison between the communication start time of the mobile terminal and the current time, and within this predicted communication continuation time, the mobile terminal is determined from each of the areas on the movement prediction route obtained earlier. An area where handover is possible is specified by comparing the predicted communication duration and the handover predicted time. In this specified area, it is determined whether resources of the communication resource amount of the mobile terminal can be reserved, and resources are reserved only in the area determined to be reservable. Assigned when handing over to an area.
[0106]
In other words, the mobile terminal predicts the route of the mobile terminal, specifies the area for reserving the resources of the mobile terminal from the areas of the calculated predicted route, reserves the resource in the specific area, and performs handover. Since the reserved resource is sometimes assigned to the mobile terminal, there is an effect that the mobile terminal can reliably perform handover to the destination area and continue communication without interruption.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a resource reservation system in a mobile communication network according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of a service control device in a resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a resource management device in a resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment.
FIG. 4 is a block diagram showing a configuration of another resource management device in the resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment.
FIG. 5 is a flowchart for explaining processing performed by the service control device in the resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment at the time of resource reservation.
FIG. 6 is a flowchart illustrating a process in which the service control device in the resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment releases the resource reservation.
FIG. 7 is a flowchart illustrating a process performed by the resource management device in the resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment at the time of resource reservation.
FIG. 8 is a flowchart illustrating a process performed by the service control device in the resource reservation system in the mobile communication network according to the above-described embodiment when waiting for resource reservation.
FIG. 9 is a flowchart illustrating a process performed by the service control device in the resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment at the time of handover.
FIG. 10 is a flowchart for explaining a process performed by the service control device in the resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment at the time of releasing the resource reservation.
FIG. 11 is a flowchart for explaining resource reservation and handover processing by the entire resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment.
FIG. 12 is a flowchart for explaining a process when a movement prediction by a service control device in a resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment is incorrect (movement prediction failure).
FIG. 13 is a diagram for explaining a specific example of a process when a moving speed prediction fails in the resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment.
FIG. 14 is a diagram for explaining a specific example of a process when a moving direction prediction fails in the resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment.
FIG. 15 is a diagram for explaining a specific example of processing by a method A of a third movement prediction failure determination method in the resource reservation system in the mobile communication network according to the embodiment.
FIG. 16 is a diagram for explaining a specific example of processing by a method B of a third movement prediction failure determination method in the resource reservation system in the mobile communication network according to the above embodiment.
FIG. 17 is a diagram for explaining a specific example of a process by a method C of a third movement prediction failure determination method in the resource reservation system in the mobile communication network according to the above embodiment.
FIG. 18 is a diagram illustrating a conventional handover process.
[Explanation of symbols]
10 Mobile terminal
11 Mobile communication network
21,22,23 Wireless area
31, 32, 33 base station
41, 42, 43, 44 resource management device
51-53 Communication channel
61 Communication channel aggregation device
91 Service control device
92 Movement prediction device
93 Communication management device
71-74,81-86,94-97 signal line
101 Inquiry execution management unit
102 Execution Manager
103 Remote control management unit
104 Communication identification information / reservation area management unit
105 Attribute management unit
121 Control management unit
122 Execution Manager
123 Remote control management unit
124 Resource Management Department
125 Resource Reservation Management Department
126 Resource reservation waiting manager

Claims

無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約することによって通信を継続する通信網におけるリソース予約システムにおいて、
前記移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求め、この移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める移動予測手段と、
前記移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求め、この予測通信継続時間内に、前記移動予測手段で求められた移動予測ルート上の各エリアの中から前記移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間とハンドオーバー予測時刻との比較により特定する制御手段と、
前記制御手段により特定されたエリアに、前記移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定し、予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行い、この予約リソースを、前記移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てる管理手段と
を備えたことを特徴とする通信網におけるリソース予約システム。When a mobile terminal that performs wireless communication moves to a destination area for continuing wireless communication by handover, a resource that is a communication resource required for communication is reserved in this destination area in advance. In a resource reservation system in a communication network that continues communication by
A movement prediction means for determining a predicted movement route on which the mobile terminal is predicted to move, and determining a predicted handover time when the mobile terminal is predicted to perform handover to each area on the predicted movement route,
A predicted communication duration is obtained from a comparison between the communication start time and the current time of the mobile terminal, and within this predicted communication duration, the mobile communication is performed from each area on the predicted travel route obtained by the mobile prediction means. Control means for specifying an area where the terminal can perform handover by comparing the predicted communication duration and the handover predicted time,
In the area specified by the control means, it is determined whether resources of the communication resource amount of the mobile terminal can be reserved, and resources are reserved only in the area determined to be reservable. A resource reservation system in a communication network, comprising: management means for allocating a mobile terminal to a corresponding area at the time of handover.

前記管理手段は、前記制御手段により特定されたエリアにリソース不足で前記移動端末機のリソースが予約不可能と判定された際に、そのリソースが予約可能となるまで予約待ちを行い、予約可能となった時点で前記リソースの予約を行う
ことを特徴とする請求項１に記載の通信網におけるリソース予約システム。When it is determined that the resources of the mobile terminal cannot be reserved due to a shortage of resources in the area specified by the control means, the management unit waits until the resources can be reserved. 2. The resource reservation system in a communication network according to claim 1, wherein the resource reservation is performed at a point in time.

前記管理手段は、前記リソースの予約を行うための予約リソース群と通常の通信を行うための通常リソース群とを同一エリア内で区分けしておき、前記予約リソース群において前記予約待ちが行われている状態にあって、この予約待ちのエリアに該当移動端末機からのハンドオーバーの依頼が行われた場合、前記通常リソース群の割当で前記依頼のハンドオーバー処理が可能であれば、前記予約待ちを解除し、当該ハンドオーバー処理を行う
ことを特徴とする請求項２に記載の通信網におけるリソース予約システム。The management unit is configured to classify a reserved resource group for performing the resource reservation and a normal resource group for performing normal communication in the same area, and perform the reservation waiting in the reserved resource group. In a state where a request for handover is made from the corresponding mobile terminal to the reservation waiting area, if the request can be handed over by allocating the normal resource group, the reservation waiting is performed. 3. The resource reservation system in the communication network according to claim 2, wherein said handover processing is performed by canceling said communication.

前記管理手段は、前記リソースの予約を行うための予約リソース群と通常の通信を行うための通常リソース群とを同一エリア内で区分けしておき、前記予約リソース群において前記予約待ちが行われている状態にあって、この予約待ちのエリアに該当移動端末機からのハンドオーバーの依頼が行われた場合、前記通常リソース群の割当で前記依頼のハンドオーバー処理が不可能であれば、当該移動端末機に係る全エリアの予約待ちを解除し、当該ハンドオーバー処理を中止する
ことを特徴とする請求項２に記載のリソース予約システム。The management unit is configured to classify a reserved resource group for performing the resource reservation and a normal resource group for performing normal communication in the same area, and perform the reservation waiting in the reserved resource group. If a request for handover is made from the corresponding mobile terminal to the reservation waiting area in the state where the 3. The resource reservation system according to claim 2, wherein the reservation waiting of all areas related to the terminal is released and the handover process is stopped.

前記移動予測手段は、前記移動予測ルートを移動する前記移動端末機の速度が変更された場合に、その変更後の速度をもとに前記ハンドオーバー予測時刻を新規に求め、
前記制御手段は、前記移動予測ルート上の各エリアの中から該当移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間と前記新規に求められたハンドオーバー予測時刻との比較により特定する
ことを特徴とする請求項１から４の何れか１項に記載の通信網におけるリソース予約システム。When the speed of the mobile terminal moving on the movement prediction route is changed, the movement prediction means newly obtains the handover prediction time based on the changed speed,
The control means specifies an area to which the corresponding mobile terminal can perform handover from among the areas on the movement prediction route by comparing the predicted communication duration and the newly calculated handover prediction time. The resource reservation system in the communication network according to any one of claims 1 to 4, wherein:

前記移動予測手段は、求めた移動予測ルートが変更された場合に、その変更後の移動予測ルートを求め、この変更後の移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測される新規のハンドオーバー予測時刻を求め、
前記制御手段は、前記予測通信継続時間内に、前記移動予測手段で求められた前記変更後の移動予測ルート上の各エリアの中からハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間と前記新規のハンドオーバー予測時刻との比較により特定する
ことを特徴とする請求項１から４の何れか１項に記載の通信網におけるリソース予約システム。When the obtained movement prediction route is changed, the movement prediction means obtains the changed movement prediction route, and the mobile terminal performs handover to each area on the changed movement prediction route. Determining a predicted new handover time,
The control means sets, within the predicted communication duration time, an area that can be handed over from the areas on the changed movement prediction route obtained by the movement prediction means, with the predicted communication duration time and the new communication time. The resource reservation system in the communication network according to any one of claims 1 to 4, wherein the resource reservation is specified by comparison with a predicted handover time.

前記管理手段は、前記移動予測手段で求められたハンドオーバー予測時刻から予め定められた時間内に前記移動端末機からのハンドオーバーが行われなかった場合、当該移動端末機のリソース予約を解除し、この解除したことを前記制御手段へ通知する
ことを特徴とする請求項１から４の何れか１項に記載の通信網におけるリソース予約システム。The management unit releases the resource reservation of the mobile terminal when the handover from the mobile terminal is not performed within a predetermined time from the handover prediction time obtained by the movement prediction unit. 5. The resource reservation system in a communication network according to claim 1, wherein said release is notified to said control means.

前記制御手段は、前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間を経過しても継続されているか否かを検知し、
前記管理手段は、前記制御手段によって前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間経過後も継続していることを検知した際に、当該移動端末機のリソースの予約を解除する
ことを特徴とする請求項１から４の何れか１項に記載の通信網におけるリソース予約システム。The control means detects whether the communication of the mobile terminal is continued even after elapse of the predicted communication duration time,
The management unit releases the resource reservation of the mobile terminal when the control unit detects that the communication of the mobile terminal continues even after the predicted communication continuation time has elapsed. The resource reservation system in the communication network according to any one of claims 1 to 4.

前記制御手段は、前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間を経過しても継続されているか否かを検知し、
前記管理手段は、前記制御手段によって前記移動端末機の通信が前記予測通信継続時間経過後も継続していることを検知した際に、前記制御手段により特定されたエリア以外の近隣エリアに、当該移動端末機のリソース予約を行う
ことを特徴とする請求項１から４の何れか１項に記載の通信網におけるリソース予約システム。The control means detects whether the communication of the mobile terminal is continued even after elapse of the predicted communication duration time,
The management unit, when the control unit detects that the communication of the mobile terminal is continued even after the elapse of the predicted communication duration time, in the neighboring area other than the area specified by the control unit, The resource reservation system according to any one of claims 1 to 4, wherein the resource reservation of the mobile terminal is performed.

通信網で無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約することによって通信を継続するリソース予約方法において、
前記移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求める第１のステップと、
前記第１のステップで求められた移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める第２のステップと、
前記移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求める第３のステップと、
前記第３のステップで求められた予測通信継続時間内に、前記第１のステップで求められた移動予測ルート上の各エリアの中から前記移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記第２のステップで求められた予測通信継続時間とハンドオーバー予測時刻との比較により特定する第４のステップと、
前記第４のステップで特定されたエリアに、前記移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定する第５のステップと、
前記第５のステップにおいて予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行う第６のステップと、
前記第６のステップで予約されたリソースを、前記移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てる第７のステップと
を含むことを特徴とするリソース予約方法。When a mobile terminal performing wireless communication in a communication network moves to a destination area for continuing wireless communication by handover, a resource which is a communication resource required for communication is previously stored in the destination area. In a resource reservation method for continuing communication by making a reservation,
A first step of obtaining a predicted movement route that the mobile terminal is predicted to move;
A second step of determining a predicted handover time at which the mobile terminal is predicted to perform a handover to each area on the predicted movement route determined in the first step;
A third step of obtaining a predicted communication duration from a comparison between the communication start time of the mobile terminal and the current time;
Within the predicted communication duration calculated in the third step, an area in which the mobile terminal can perform handover is selected from the areas on the predicted movement route determined in the first step. A fourth step of specifying by comparing the predicted communication continuation time obtained in the step and the predicted handover time,
A fifth step of determining whether a resource of the communication resource amount of the mobile terminal can be reserved in the area specified in the fourth step;
A sixth step of reserving resources only in the area determined to be reservable in the fifth step;
Allocating the resource reserved in the sixth step at the time of handover to a corresponding area of the mobile terminal.

無線通信を行う移動端末機が、ハンドオーバーにより無線通信を継続するための移動先のエリアへ移動する際に、この移動先エリアに、通信に必要な通信資源であるリソースを事前に予約するリソース予約装置において、
前記移動端末機が移動すると予測される移動予測ルートを求め、この移動予測ルート上の各エリアへ前記移動端末機がハンドオーバーを行うと予測されるハンドオーバー予測時刻を求める移動予測手段と、
前記移動端末機の通信開始時刻と現在時刻との比較から予測通信継続時間を求め、この予測通信継続時間内に、外部の移動予測装置で求められた移動予測ルート上の各エリアの中から前記移動端末機がハンドオーバー可能なエリアを、前記予測通信継続時間と前記移動予測装置で求められた前記移動端末機のハンドオーバー予測時刻との比較により特定する制御手段と、
前記制御手段により特定されたエリアに、前記移動端末機の通信リソース量のリソースが予約可能かどうかを判定し、予約可能と判定されたエリアにのみリソースの予約を行い、この予約リソースを、前記移動端末機の該当エリアへのハンドオーバー時に割り当てる管理手段と
を備えたことを特徴とするリソース予約装置。When a mobile terminal performing wireless communication moves to a destination area for continuing wireless communication by handover, a resource for preliminarily reserving resources that are communication resources required for communication in the destination area. In the reservation device,
A movement prediction means for determining a predicted movement route on which the mobile terminal is predicted to move, and determining a predicted handover time when the mobile terminal is predicted to perform handover to each area on the predicted movement route,
From the comparison between the communication start time and the current time of the mobile terminal, a predicted communication continuation time is obtained, and within this predicted communication continuation time, from among the areas on the movement prediction route obtained by the external movement prediction device, Control means for specifying an area in which the mobile terminal can perform handover, by comparing the predicted communication duration and the handover predicted time of the mobile terminal determined by the movement prediction device,
In the area specified by the control means, it is determined whether resources of the communication resource amount of the mobile terminal can be reserved, and resources are reserved only in the area determined to be reservable. A resource reservation device, comprising: management means for allocating a mobile terminal to a corresponding area at the time of handover.