JP2004301383A - 通気孔 - Google Patents

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昌昭 須賀
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Abstract

【課題】通気孔内に工夫を施すことで、通気機能と通気機能以外の機能とを通気孔に発揮できるようにする。
【解決手段】建物の外壁である仕切部材Aを貫通するように通気孔10を設ける。通気孔10内に、通気管20を二重筒状に内挿して、通気孔10内に複数の通気路11、21を形成する。通気管20の屋外側管端には、管端フランジ22表面に設けた太陽電池40を作動電源とする排気用のファン30を設ける。一方、通気孔10内には、断面十字状に形成した熱交換機能材で形成したスプリッター50aを設ける。さらにこのスプリッター50aを90°捩じっておくことで、外部からの光、音の通過を阻止するとともに、給排気時の熱交換機能を発揮させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物等の構造物に設けられ、換気や通気等に使用される通気孔に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般家屋やビル、マンション等の建物、地下鉄、地下街等を含めた構造物には、外部との通気を目的として換気孔等を含めた広い意味での通気孔が設けられている。開口部に雨水の浸入や、鳥や虫等の侵入を防止するためにルーバーやシャッター等が設けられ、押す、引き出す、まわすのいずれかの方法により上記ルーバー等を開閉する通気孔が通常用いられる。
【0003】
また、外気開放側を屈曲させることにより、若干遮音上の配慮をした製品もある。電動のファンを備えたものもある。通常は換気を目的とした換気扇、排気ファンである。
【0004】
さらには、室内の換気と熱損失の抑制を目的とした熱交換式の換気扇も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように種々の構成の通気孔が知られているが、従来構成の通気孔は、換気、通気(給気、排気)等のいわゆる通気機能のみが着目され、単なる貫通孔として構成されている。
【0006】
しかし、かかる通気孔は、外部の音や光が屋内に入る開口部でもある。これまでは通気孔のかかる点に注意が払われていないため、遮音上の配慮は殆どされていない。遮光性についても同様である。
【0007】
そこで、本発明者は、通気機能を確保しつつ、かかる点等に配慮した技術の開発が必要と考えた。従来構成の中にも、前記のように、通気機能の他に、熱交換機能を設けた換気扇が知られている。しかし、かかる構成は大型となり、通常サイズの換気孔には適用できる構成ではないという問題点を有している。
【0008】
また、通気機能を確保しつつ他の機能を発揮させるについても、従来より使用されている例えば150φ程度の口径の通気孔に適用できる構成が好ましい。そこで、本発明者は、かかる機能を発揮させる構成を通気孔の外部に設けるのではなく、これまで単に通気目的の孔として構成されていた通気孔の孔内に構成することはできないかと考えた。
【0009】
通気孔内にかかる構成を設けることができれば、通気孔自体の大きさは従来サイズで収めることができ、取り付け場所の選定、施工の手間等の新たな問題は特段発生させることがなく、現場対応も図り易いと思われる。
【0010】
また、従来構成で、ファン等の強制給排気手段を設けない場合には、風向、温度差、気圧差等が十分に考慮されておらず、通風量は殆ど成り行きまかせの場合が見られる。かかる場合には、外気等の条件により、通風を全く確保できない場合もある。
【0011】
一方、従来構成のファンを備えた換気扇では、ファンサイズも大きく通常の換気孔に用いられる150φ程度のものは見当たらず、その動力確保のため電気配線も必要となり、設置位置に制限が生じるという問題点も指摘されていた。
【0012】
本発明者は、通気機能の確保と併せてその他の機能を充実させると共に、設置位置に特段の配慮を必要としない150φ程度の通気孔サイズに適用できるファン装備の通気孔も開発する必要があると考えた。
【0013】
本発明の目的は、通気孔内に工夫を施すことで、通気機能と通気機能以外の機能とを併せて通気孔に発揮できるようにすることにある。
【0014】
本発明の他の目的は、電気配線等に配慮した設置位置の制約を受けないファン装備の通気孔を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、通気孔に通気機能と通気機能以外の機能とを併有させる構成として、通気孔内を利用することを思いついた。
【0016】
すなわち、本発明は、壁等の仕切部材を貫通させて設けられ、前記仕切部材に隔てられた両空間の通気を行う通気孔であって、前記通気孔は、孔内の通気方向に沿って複数の通気路が設けられていることを特徴とする。
【0017】
かかる構成においては、前記複数の通気路は、前記孔内に設けられ、前記孔内の通気方向に沿って孔内空間を分割する孔内空間分割部材により形成されていること特徴とする。
【0018】
前記孔内空間分割部材は、前記通気路を通して、前記仕切部材により仕切られた一方の空間から、他方の空間が見通せないように捩じられていることを特徴とする。前記孔内空間分割部材は、熱交換機能材で形成されていることを特徴とする。前記孔内空間分割部材は、通過する気流中の花粉を吸着する花粉吸着機能を有することを特徴とする。
【0019】
前記複数の通気路は、前記孔内に、前記孔内の通気方向に沿って管方向を通す通気管を設けることにより形成してもよい。かかる前記複数の通気路の少なくとも一部は、前記通気路を通して、前記仕切部材により仕切られた一方の空間から、他方の空間が見通せないように曲げられていることを特徴とする。
【0020】
あるいは、前記通気管は、複数本設け、そのうち少なくとも2本の通気管は互いに絡められて、前記2本の通気管を通して、前記仕切部材により仕切られた一方の空間から、他方の空間が見通せないように捩じるようにしてもよい。
【0021】
あるいは、前記通気管を、前記通気孔に対して二重筒状に設け、前記通気管の管内と管外は、いずれか一方を排気用通気路に、他方を吸気用通気路に使用するようにしてもよい。
【0022】
前記複数の通気路を、前記孔内に、前記孔内の通気方向に沿って管方向を通す通気管を設けることにより形成した通気孔において、直管に形成されている通気管は、その管長が、直孔に形成されている前記通気孔の通気方向に沿った長さより長く設定されていることを特徴とする。
【0023】
前記通気孔の開口端部は、前記仕切部材の部材面に沿った方向に曲げられていることを特徴とする。前記通気管の管外の通気路は、通過する気流が一方の管端から他方の管端まで直進しないように非直線路に形成されていることを特徴とする。
【0024】
前記非直線路は、前記管外の通気路内に、通過する気流の進路を曲げる気流進路変更部材を設けて形成されていることを特徴とする。前記気流進路変更部材は、吸音材により形成されていることを特徴とする。
【0025】
また、通過する気流が一方の管端から他方の管端まで直進しないように非直線路にする構成は、通気孔内に複数の通気路を形成することなく、単孔に形成する場合に適用できるものである。すなわち、本発明は、壁等の仕切部材を貫通させて設けられ、前記仕切部材に隔てられた両空間の通気を行う通気孔であって、前記通気孔は、通過する気流が一方の管端から他方の管端まで直進しないように非直線路に形成されていることを特徴とする。
【0026】
かかる通気孔において、前記非直線路は、通気孔内に、通過する気流の進路を曲げる気流進路変更部材を設けて形成されていることを特徴とする。さらには、前記気流進路変更部材を、吸音材により形成してもよい。
【0027】
また、本発明者は、電気配線等に配慮した設置位置の制約を受けないファン装備の通気孔を提供するために、以上のいずれかの構成の通気孔において、前記通気孔には、太陽電池を作動電源とする通気用ファンを設けるようにした。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0029】
(実施の形態1)
本実施の形態では、通気孔内に通気管を二重に設けて、通気路を複数設けた構成について説明する。
【0030】
図1(A)は本発明の通気孔の開口端を屋外側から見た様子を示す端面図であり、(B)は通気孔の通気方向に沿った様子を示す断面図であり、(C)は通気孔の開口端を屋内側から見た様子を示す端面図である。
【0031】
本発明の通気孔10は、建物等の構造物の例えば外壁としての仕切部材Aを貫通して設けられている。仕切部材Aにより、仕切られた屋内側の内部空間と屋外側の外部空間とは、通気孔10により通気可能に連絡されている。
【0032】
通気孔10は、通気管20を二重筒状に内挿した二重構造に形成されている。通気管20には、図1(A)、(B)に示すように、屋外側の管端にファン30が排気用に設けられ、管内が内部空間から外部空間に向けて屋内空気を排気する通気路21として、すなわち排気路21a(21)として使用される。
【0033】
一方、通気管20の管外に、すなわち、通気孔10内の通気管20の周囲に略リング状に形成された空間は通気路11として使用され、外部空間から外気を通す吸気路11a(11)として機能している。このように二重管とすることにより吸排気を並行して行える複数の通気路11、21が通気孔10内に形成されている。
【0034】
仕切部材Aの部材表面には、図1(B)に示すように、通気孔10の管端フランジ12が取りつけられ、この管端フランジ12と通気管20の管端フランジ22との間には、所定の間隔が設けられ、通気路11に通じる外部空間側開口部13a、内部空間側開口部13bにそれぞれ形成されている。
【0035】
外部空間側開口部13a、内部空間側開口部13bは、通気管20の開口端側とは異なり、仕切部材A表面に沿った方向に曲げられており、通気管20から排気した屋内空気が外部空間側開口部13a側に、あるいは通気路11内から屋内側に入った外気が内部空間側開口部13b側に、ショートサーキットして流入しないように構成されている。
【0036】
尚、意匠的に、屋内側で通気孔10の内部空間側開口部13bの出っ張りが気になる場合には、ショートサーキット防止用のかかる構成をなくして、仕切部材Aの屋内側表面にほぼ面一に構成することもできる。
【0037】
外部空間側開口部13a、内部空間側開口部13b、及び通気管20の両開口端には、それぞれ開口側に防護ネット14が設けられ、危険防止と共に、通気路11、21内に鳥や虫等の飛び込み、その他大きなゴミ等の異物が侵入しないようになっている。
【0038】
また、外部空間、すなわち屋外側に向いている管端フランジ22の表面には、太陽電池40が設けられている。この太陽電池40により発電された電気で、ファン30が作動するようになっている。また、室内側には、図1(B)に示すように、ファン30を使用しないとき等に、余剰電気を蓄えるように充電池41が設けられている。かかる充電池41を備えることにより、夜間等、太陽電池から直接電力の供給がない時間帯でもファン30を作動させることができる。併せて、ファン30のモータのスイッチ31も屋内側に設けられている。
【0039】
スイッチ31としては、図示はしないが、屋外側の開口端にルーバーやシャッター等を設ける場合には、かかるルーバーやシャッター等の開放と同期するように、電磁スイッチ等の構成にしてもよい。
【0040】
太陽電池40の設置箇所は、上記管端フランジ22の表面以外でも構わない。図に示すように通気孔10と一体に設けても構わないが、日射量が確保できる建物の他の壁面に離して設けても一向に構わない。発電効率の良い位置を選定すればよい。
【0041】
尚、ファン30としては、パソコン等の電子機器の冷却用に使用する小型モーター付のものが使用されている。
【0042】
このように、本発明の通気孔では、管端フランジ22面にファン30の作動電源として太陽電池40を設けているので、屋内あるいは屋外に設けたコンセント等からのファン駆動用の電気配線を引き回す必要がなく、従来構成のファン装備換気扇等とは異なり電気配線に配慮した設置位置の制限がない。
【0043】
かかる構成の通気孔10内には、さらに、通気路11、21を複数の通気路に分割するために断面十字状に組み合わせたスプリッター50aが、孔内空間分割部材50として設けられている。
【0044】
かかるスプリッター50a(50)により、図1(C)に示すように、通気路11はさらに4本の通気路11b(11)、11c(11)、11d(11)、11e(11)に、通気管20内の通気路21は4本の通気路21b(21)、21c(21)、21d(21)、21e(21)にそれぞれ分けられている。
【0045】
スプリッター50a(50)は、熱交換機能材で形成され、室内側の内部空間から屋外側の外部空間に、温まった屋内空気が通気管20の通気路21を通って排気される際に、通気路11を通って内部空間に吸気される冷たい外気との間で熱交換できるようになっている。かかる熱交換機能材としては、例えば、和紙、不織布、金属板(金属薄膜を含む)、プラスチック等の樹脂材料、高分子膜材等がある。
【0046】
かかる熱交換機能をスプリッター50aに持たせておけば、特に、冬場等では、換気のために外気を導入すると、温かな空気が逃げて冷たい外気が導入され、折角温めた室内が急激に冷えてしまうが、かかる構成を採用すれば、冷たい外気が途中温められて室内に吸気されることとなり、換気により室内温度の急激な低下を抑えることができる。室内換気に伴う暖房負荷の節約を図ることができる。
【0047】
夏場には、これとは逆に、冷たい室内空気を換気目的で排気するため、室内温度より高い外気は室内に入る際にスプリッター50aで幾分か冷やされて室内に吸気されるため、換気に伴う室内冷房負荷の低減を図ることができる。
【0048】
勿論、かかる室内暖房、室内冷房における負荷抑制を考慮する必要がない場合には、スプリッター50aを熱交換機能材で構成しなくても構わない。
【0049】
さらに、上記構成のスプリッター50aは、内部空間から外部空間に排気される室内空気が直進して外部空間に至らないように捩じられている。図1(B)に示す構成では、内部空間から外部空間が見通せないように、スプリッター50aの内部空間側開口端51側と外部空間側開口端52側とは、位相が90°異なるように回転させて捩じられている。
【0050】
このようにスプリッター50aを捩じりの構成にしておくことにより、一方の空間側の開口端から他方の空間側の開口端に向けて気流が直進して通り抜ける場合よりも、流速を抑え気味にして、熱交換を十分に行えるようにすることができる。
【0051】
またスプリッター50aを捩じることにより、経路上の擦過減衰により減音効果が得られ、通気孔10を通しての外部騒音の屋内空間への入り込みの阻止、すなわち遮音効果を獲得することができる。併せて、外部から光が内部空間に射し込むのを阻止することができる。すなわち、遮光機能を発揮させることもできる。
【0052】
かかる機能を発揮する主要構成は、上記のように、通気孔10内に構成されているため、通気孔10の構成を大型化する必要がなく、通常サイズの、例えば150φ程度の口径の通気孔に適用させることができる。
【0053】
尚、上記のように捩じることにより、気流が通過する際の圧力損失が大きくなり通気量が少なくなるが、かかる損失は、前記ファン30により補うことができる。
【0054】
また、上記説明では、スプリッター50aを90°捩じった構成を示したが、90°を超えて捩じっても構わない。あるいは、遮光機能に配慮する必要が無い場合には、捩じりを設けない、あるいは90°未満に捩じった構成でも構わない。
【0055】
前記説明では、ショートサーキット防止用に、外部空間側開口部13a、内部空間側開口部13bを曲げる構成を示したが、このように曲げ構成を採用することなく、例えば、図示はしないが、通気管20を通過孔10の直孔状の孔内長さより長くして、管端が突出するように構成してもショートサーキットの防止が図れる。
【0056】
上記説明では、通気路11、21内を分割するスプリッター50aは、両通気路内で90°同じ方向に捩じられているが、通気路11内と、通気路21内とではスプリッター50aの捩じり方向を逆にすることもできる。このように捩じり方向を逆にすることで、上記シヨートカットの防止を図ることができる。
【0057】
因みに、捩じり方向を逆にする構成は、例えば、次のようにして形成すればよい。すなわち、直孔状の通気孔に断面十字状のスプリッター50aが設けられた形状を押出成形により形成し、その後に中央部分を再度くり抜き、刃によって削り取られる厚さに相当する板材を周囲にまいて、反転挿入することにより、管内と管外とのスプリッター50aの捩じり方向が逆の構成を形成することができる。かかる構成は、樹脂系材料を用いて行なえば加工しやすい。
【0058】
本実施の形態の以上の説明では、二重構造に構成した通気孔10の通気管20の管内を、すなわち通気路21を排気用に、管外すなわち通気路11を吸気用に構成した場合を例に挙げて説明したが、通気管20内の通気路21を吸気用に、管外の通気路11を排気用に構成しても一向に構わない。
【0059】
(実施の形態2)
本実施の形態では、通気孔10の孔内に通気管20を設けることなく、孔内空間分割部材で複数に仕切り、通気路を複数設けた構成について説明する。
【0060】
図2(A)は、本発明のもう一つの構成の通気孔の開口端側を屋外側から見た様子を示す端面図であり、(B)は(A)の通気孔の通気方向に沿った孔内の様子を示す断面図であり、(C)は通気孔の開口端を屋内側から見た様子を示す端面図である。
【0061】
本実施の形態の通気孔10も、前記実施の形態1と同様に、建物等の構造物の例えば外壁としての仕切部材Aを貫通して設けられている。仕切部材Aにより、仕切られた屋内側の内部空間と屋外側の外部空間とは、通気孔10により通気可能に連絡されている。
【0062】
通気孔10は、前記実施の形態1とは異なり、内部に通気管20が内挿されていない。通気孔10の屋外側管端には、ファン32が設けられ、ファン32の正逆回転制御により、内部空間側から外部空間側への排気、外部空間側から内部空間側への吸気がそれぞれ行えるように構成されている。
【0063】
すなわち、通気孔10の孔内は、ファン32の正逆回転制御により、吸気用として、あるいは排気用として使用できる通気路11に構成されている。
【0064】
また、仕切部材Aの表面には、通気孔10の管端フランジ12が取り付けられ、さらに管端フランジ12の屋外側に出ている表面側には太陽電池40が設けられている。ファン32は、太陽電池40を作動電源としている。屋内側には、図2(B)に示すように、余剰電気を蓄えるように充電池41、及びファン32の始動停止、正逆切替え用のスイッチ33が設けられている。
【0065】
ファン32の作動電源を太陽電池40とすることで、前記実施の形態1で説明したと同様に、ファン駆動用の電気配線をコンセントから引き回す必要がなく、電気配線に配慮した設置位置の制限がない。
【0066】
また、通気孔10の両管端の開口側には、防護ネット14が設けられ、通気路11内に鳥や虫等の飛び込み、その他大きなゴミ等の異物が侵入しないようになっている。
【0067】
かかる構成の通気孔10内には、通気路11を複数の通気路に分割するために断面十字状に組み合わせたスプリッター50aが、孔内空間分割部材50として設けられている。かかるスプリッター50a(50)により、図2(A)、(C)に示すように、通気路11はさらに4本の通気路11b(11)、11c(11)、11d(11)、11e(11)に分けられている。
【0068】
さらに、上記構成のスプリッター50aは、内部空間から外部空間に排気される室内空気が直進して外部空間に至らないように捩じられている。図2(A)、(B),(C)に示すように、内部空間から外部空間が見通せないように、スプリッター50aの内部空間側開口端51側と外部空間側開口端52側とは、位相が90°異なるように回転させて捩じられている。
【0069】
このように図2に示す構成の通気孔10では、スプリッター50aにより孔内が複数の通気路に分割され、且つスプリッター50aが捩じられているため、外部からの音の侵入を阻止する、いわゆる遮音機能が発揮される。併せて、遮光機能も発揮される。
【0070】
遮音機能をより高めるには、上記スプリッター50aをグラスウール等の吸音材で作成すれば、効果的である。
【0071】
(実施の形態3)
前記実施の形態1では、通気孔10内に1本の通気管20を二重筒状に通して、複数の通気路を直孔状の通気孔10内に設ける構成を示したが、図3(A)に示すように、管径の小さい複数本の通気管23を内挿して、多数の通気路23aを形成するように構成しても構わない。
【0072】
尚、図3(A)は、通気孔10の管端フランジ12面側から見た様子を示す端面図であり、防護ネット14の構成は図が見易いように省いてある。
【0073】
図3(A)に示す場合には、通気管23を通気孔10内に多数詰め込んだ状態を示しているが、図3(B)に示すように、複数本の通気管23を太い管径の通気管24に内挿し、かかる構成の通気管24を通気孔10内に二重筒状に内挿する構成も考えられる。
【0074】
また、図示はしないが、複数本の通気管23を絡ませるようにして通気孔10内に内挿するようにしても構わない。例えば、2本の通気管23を紐を縒るようにして絡ませても構わない。さらには、複数本の通気管からなる束を二つ以上準備し、これらの束をワイヤーを編むようにする。一束を単純に捩じる場合に生じがちな中央付近の管で両空間が見通せてしまうことの防止と、各通気管におよそ均等な負荷をかけることができる点で好ましい。このように通気管を捩じることにより、スプリッター50aを捩じると同様の効果を獲得することができる。
【0075】
前記実施の形態1、2では、スプリッター50aの構成を断面十字状に形成して4分割する場合を例に挙げて説明したが、スプリッター50aの構成としてはかかる構成に限定されるものではなく、例えば、図3(C)に示すように、8分割、あるいはそれ以上の数に分割しても構わない。蜂の巣状に分割しても構わない。
【0076】
さらには、分割については、断面積が等分になるように分割した場合を例示しているが、不等分に分割しても構わない。
【0077】
また、以上の説明では、通気孔10の断面形状を円管状に構成した場合を例示して説明したが、断面形状をかかる円管に限定する必要はない。例えば、図4(A)、(B)に示すように、角管に形成しても一向に構わない。図4(A)の構成では、断面十字状に形成したスプリッター50aは、角管の対角線上に位置するように配置されている。
【0078】
さらに、スプリッター50aの形状は、これまで断面放射状に形成した場合を説明したが、図4(B)に示すように断面格子状に形成しても構わない。さらには、小サイズの細管を多数本、角管状に形成した通気孔10内に詰めるようにしても一向に構わない。
【0079】
スプリッター50aや通気管23等の細管の材質は、金属でも、プラスチック等の樹脂材料等、使用目的に適った材質の選定を行えばよい。例えば、吸音効果に重点をおく場合には、グラスウール、綿、石綿等の多孔質材料、セラミック、アルミ焼成板等の吸音材でスプリッター50aや細管を作成すればよい。特に、安全性やコスト等を考慮するとグラスウールの使用が好ましい。
【0080】
セラミックの適用に際しては、例えば、スプリッター50a、通気管23等の細管を含めた通気孔10全体をセラミック製としても構わない。また、熱交換機能に重点をおく場合には、前記の如く、和紙等で作成すればよい。
【0081】
また、スプリッター50aによる分割数と捩じりとの関係については、通気孔10内の分割数を多くする程、捩じりの角度は小さくて済む。さらに、通気孔10の孔内長、通気管23等の管長は長い程、圧力損失により通気量が低下し、一方遮音効果は増加する。そこで、分割数は孔内長や管長、通気量の低下、遮音効果との関係で、求める仕様に応じてバランスがとれるように適宜調整すればよい。
【0082】
(実施の形態4)
本実施の形態では、前記実施の形態1〜3で説明した孔内空間分割部材50としてのスプリッター50aに、通気孔10内を通過する気流中の花粉を吸着させる花粉吸着機能を設けた構成について説明する。
【0083】
例えば、図2に示すように、通気孔10内にスプリッター50aを設けておき、図示はしないが、ファン32の軸受けの一部をスプリッター50aに接触させる構成とする。スプリッター50aを樹脂材等で形成しておけば、軸受けとの接触により摩擦帯電して、花粉を吸着することができる。勿論、花粉以外の塵等の吸着にも効果を有する。
【0084】
花粉の吸着機能は、かかる構成以外でもよく、例えば、太陽電池40により得られた電力を利用して、他の電界発生手段でスプリッター50aに電界をつくり、通気孔10内を通過する気流中の花粉をスプリッター50a表面に吸着させるようにすればよい。
【0085】
スプリッター50aは静電気を発生させる樹脂等を表面に貼るか、あるいは樹脂材で形成すれはよい。併せて、かかる構成のスプリッター50aは、通気孔10内に着脱自在に出し入れできる構成としておけば、定期的にスプリッター50aの水洗い、掃除機による吸引等により、吸着されている花粉を掃除することができて好ましい。
【0086】
特に、捩じり構成のスプリッター50aを用いれば、ストレート構成の場合に比べて通過気流の速度を遅くさせることができ、さらには直孔状の孔内内壁にのみ上記吸着構成を採用する場合に比べて吸着面積を増やすことができ、花粉の吸着能を格段に向上させることができる。
【0087】
このように通気孔10を利用して屋内へ外気を取り入れるに際して、比較的簡単な構成で、花粉を吸着させることができるので、花粉の完全除去は図れなくとも、ある程度の除去は可能となり、例えば、花粉の大量飛散する時期における換気、通気等に基づく花粉症対策の一助としてその効果が期待できる。
【0088】
(実施の形態5)
本実施の形態では、通気孔10内に複数の通気路を形成することなく、通気孔10に遮音機能、遮光機能を設ける構成について説明する。図5は、本実施の形態で説明する遮音機能を設けた通気孔10内の様子を示す斜視図である。
【0089】
通気孔10は、図5に示すように、角管に構成され、一方の管端から、他方の管端に気流が流れて通気が行えるように構成されている。
【0090】
孔内には、通気方向に沿って横断方向に直進して来る気流を阻止して、気流の進路を強制的に変更するように気流進路変更部材60が設けられている。図5に示す場合には、気流進路変更部材60として、仕切板60aが設けられている。
【0091】
仕切板60aは、その幅Lは、例えば通気孔10の孔内幅に設定され、その高さHは、通気孔10の孔内高さhの半分より高く設定されている。かかる構成の仕切板60aは、孔内の天井側からと、孔内の底面側からと、交互に立設して設けられている。
【0092】
気流は、図5の矢印に示すように、通気孔10の一方の管端開口部から入り直進するが、孔内天井側から垂下された仕切板60aに行く手を遮られ、仕切板60aの下端側を回り込むように進路変更を余儀なくされて進む。進んだその先では底面側から立設された仕切板60aにより再度進路が遮られ、その上端側をかすめるようにして回り込んで進む。
【0093】
しかし、進むその先には、再度天井側から垂下された仕切板60aが立ちはだかるため、またもやその下端を回り込むようにして進んで、最終的に他方の管端開口部から出ることとなる。
【0094】
このようにして、気流は一方の管端開口部から他方の管端開口部へ直進することなく、気流進路変更部材60としての仕切板60aにより、蛇行させられながら進むこととなる。
【0095】
蛇行しながら気流が進むことにより、気流の速度が抑えられ、気流が速い速度で直進して通過する場合に比べて、通過音を低減させることができる。さらに、外部からの音波も、仕切板60aにより直進が阻まれるため、屋内空間に音波が直進する場合に比べて、格段に遮音効果を発揮させることができる。より好ましくは、気流進路変更部材60としての仕切板60aを、吸音材により形成しておけば、遮音効果をより効果的に確保することができる。
【0096】
仕切板60aにより、音波以外にも、外部からの光も直進が妨げられるため、十分に遮光効果も発揮させることができる。
【0097】
仕切板60aを設ける構成は、前記実施の形態1の通気路11内に設けるようにすることもできる。
【0098】
気流進路変更部材60としては、仕切板60a以外の構成でもよく、孔内10の天井側と、底面側に、長周期で凹凸を繰り返す波板を、互いに凹部同士、突部同士が符合するように設けて、気流が波板の凹凸面に沿って蛇行できるように構成しても構わない。あるいは、通気孔自体を気流の通過方向に沿って、蛇行するように構成しても構わない。
【0099】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で必要に応じて変更してもよい。
【0100】
例えば、前記説明では、ファンが通気孔の屋外側に設けられた構成を例に挙げて説明したが、屋内側にも併置する構成としても構わない。あるいは屋内側にのみ設ける構成としても構わない。また、設置するファンの数は、1個の場合を例示したが、通気孔内に設けた複数の通気路に合わせて、複数のファンを設ける構成も考えられる。
【0101】
前記説明では、スプリッターを熱交換機能材で構成する場合を示したが、吸音材で構成しても構わない。あるいは、スプリッターの表面に、熱交換機能材、吸音材を貼っても構わない。かかる構成については、通気管についても同様で、通気管自体を熱交換機能材、吸音材で形成しても、あるいは管内、管外の少なくともいずれか表面に貼っても構わない。
【0102】
さらには、気流進路変更部材にもかかる構成は適用できる。気流進路変更部材自体を熱交換機能材、吸音材で形成しても、あるいはその表面に貼っても構わない。
【0103】
また、前記説明では、通気孔を設ける仕切部材として、建物の外壁を例示しているが、かかる仕切部材は外壁に限定する必要はなく、空間を二分する役目を持つ部材であれば、建物内部を仕切る内壁であっても一向に構わない。また、建物以外にも、地下鉄、地下街等の地下構造物にも適用できる。
【0104】
【発明の効果】
本発明の主な効果は、次の通りである。
【0105】
すなわち、本発明により、通気孔に、換気、通気機能と併せて、通気機能以外の遮音機能、あるいは遮光機能、あるいは熱交換機能、あるいは花粉除去機能を持たせることができる。
【0106】
特に、通気孔内にかかる機能を発揮させる構成を設けることにより、かかる機能の発生機構部を通気孔外に設ける場合よりもコンパクトに構成することができる。
【0107】
通気孔にファンを設ける場合には、その作動電源を太陽電池としているため、コンセントからの電気配線の引回しに配慮することなく設置位置の選定が自由に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は通気管を内挿した構成の通気孔の開口端を屋外側から見た様子を示す端面図であり、(B)は通気孔の通気方向に沿った様子を示す断面図であり、(C)は通気孔の開口端を屋内側から見た様子を示す端面図である。
【図2】(A)は通気管を設けない構成の通気孔の開口端側を屋外側から見た様子を示す端面図であり、(B)は(A)の通気孔の通気方向に沿った孔内の様子を示す断面図であり、(C)は通気孔の開口端を屋内側から見た様子を示す端面図である。
【図3】(A)、(B)、(C)は、通気孔内に複数の通気路を形成する変形例の開口端側を示す端面図である。
【図4】(A)、(B)は、通気孔を角形断面に構成した変形例を示す端面図である。
【図5】通気孔内に気流進路変更部材を設けた構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 通気孔
11 通気路
11a 吸気路
12 管端フランジ
13a 外部空間側開口部
13b 内部空間側開口部
14 防護ネット
20 通気管
21 通気路
21a 排気路
22 管端フランジ
23 通気管
23a 通気路
30 ファン
31 スイッチ
32 ファン
33 スイッチ
40 太陽電池
41 充電池
50 孔内空間分割部材
50a スプリッター
51 内部空間側開口端
52 外部空間側開口端
60 気流進路変更部材
60a 仕切板
A 仕切部材
L 幅
H 高さ
h 高さ

Claims (18)

  1. 壁等の仕切部材を貫通させて設けられ、前記仕切部材に隔てられた両空間の通気を行う通気孔であって、
    前記通気孔は、孔内の通気方向に沿って複数の通気路が設けられていることを特徴とする通気孔。
  2. 請求項1記載の通気孔において、
    前記複数の通気路は、前記孔内に設けられ、前記孔内の通気方向に沿って孔内空間を分割する孔内空間分割部材により形成されていること特徴とする通気孔。
  3. 請求項2記載の通気孔において、
    前記孔内空間分割部材は、前記通気路を通して、前記仕切部材により仕切られた一方の空間から、他方の空間が見通せないように捩じられていることを特徴とする通気孔。
  4. 請求項2または3記載の通気孔において、
    前記孔内空間分割部材は、熱交換機能材で形成されていることを特徴とする通気孔。
  5. 請求項2または3記載の通気孔において、
    前記孔内空間分割部材は、通過する気流中の花粉を吸着する花粉吸着機能を有することを特徴とする通気孔。
  6. 請求項1記載の通気孔において、
    前記複数の通気路は、前記孔内に、前記孔内の通気方向に沿って管方向を通す通気管を設けることにより形成されていることを特徴とする通気孔。
  7. 請求項6記載の通気孔において、
    前記複数の通気路の少なくとも一部は、前記通気路を通して、前記仕切部材により仕切られた一方の空間から、他方の空間が見通せないように曲げられていることを特徴とする通気孔。
  8. 請求項6記載の通気孔において、
    前記通気管は、複数本設けられ、少なくとも2本の通気管は互いに絡められて、前記2本の通気管を通して、前記仕切部材により仕切られた一方の空間から、他方の空間が見通せないように捩じられていることを特徴とする通気孔。
  9. 請求項6記載の通気孔において、
    前記通気管は、前記通気孔に対して二重筒状に設けられ、
    前記通気管の管内と管外は、いずれか一方が排気用通気路に、他方が吸気用通気路に使用されることを特徴とする通気孔。
  10. 請求項6〜9のいずれか1項に記載の通気孔において、
    直管に形成されている通気管は、その管長が、直孔に形成されている前記通気孔の通気方向に沿った長さより長く設定されていることを特徴とする通気孔。
  11. 請求項6〜10のいずれか1項に記載の通気孔において、
    前記通気孔の開口端部は、前記仕切部材の部材面に沿った方向に曲げられていることを特徴とする通気孔。
  12. 請求項6〜11のいずれか1項に記載の通気孔において、
    前記通気管の管外の通気路は、通過する気流が一方の管端から他方の管端まで直進しないように非直線路に形成されていることを特徴とする通気孔。
  13. 請求項12記載の通気孔において、
    前記非直線路は、前記管外の通気路内に、通過する気流の進路を曲げる気流進路変更部材を設けて形成されていることを特徴とする通気孔。
  14. 請求項13記載の通気孔において、
    前記気流進路変更部材は、吸音材により形成されていることを特徴とする通気孔。
  15. 壁等の仕切部材を貫通させて設けられ、前記仕切部材に隔てられた両空間の通気を行う通気孔であって、
    前記通気孔は、通過する気流が一方の管端から他方の管端まで直進しないように非直線路に形成されていることを特徴とする通気孔。
  16. 請求項15記載の通気孔において、
    前記非直線路は、通気孔内に、通過する気流の進路を曲げる気流進路変更部材を設けて形成されていることを特徴とする通気孔。
  17. 請求項16記載の通気孔において、
    前記気流進路変更部材は、吸音材により形成されていることを特徴とする通気孔。
  18. 請求項1〜17のいずれか1項に記載の通気孔において、
    前記通気孔には、太陽電池を作動電源とする通気用ファンが設けられていることを特徴とする通気孔。
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RU2581816C1 (ru) * 2015-01-12 2016-04-20 Сергей Анатольевич Севрюгин Устройство приточной вентиляции
RU2664955C1 (ru) * 2017-04-13 2018-08-23 Сергей Анатольевич Севрюгин Устройство приточной вентиляции
KR102125836B1 (ko) * 2019-04-10 2020-06-23 박동진 건물에 용이하게 설치되는 환기 모듈

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