【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のスラツトを連接してなるシャッターカーテンを上下動することによって躯体開口部を開閉するようにした建築用シャッターの錠装置の技術分野に属するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に建造物の出入り口や開口部を開閉する建築用シャッターにおいては、防犯上の理由により全閉したシャッターカーテンを施錠するための閉鎖錠が設けられており、この閉鎖錠は操作具の操作に基づいて施錠姿勢と解錠姿勢とに変姿するように構成されており、シャッターカーテンを全閉した状態で閉鎖錠を施錠することでシャッターカーテンが施錠され開口部を解放することができないようになっている。
【０００３】
ところが、近年これら閉鎖錠の不正解錠や破壊等による盗難等の被害が発生しており、このため閉鎖錠をより強固なものにすることが提唱されているが、閉鎖錠を強固なものにすると、重くなったり大型化してコンパクト化に反するばかりでなく施解錠のための錠操作も煩雑化する問題が生じるおそれがある。
【０００４】
そこで、後付け可能なシャッター用補助錠として、スラツト裏面に掛留具を係止させるようにしたロック装置を開口部躯体側に取り付けられるようにしたものがある。
【特許文献１】
公開実用新案公報 昭５０−５３９４１号
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記特許文献のものにおいては、施錠操作と同時に掛留具の脱出防止操作を行わなければならなく、そのため錠の機構も複雑化すると共に施解錠に手間が掛かってしまいここに本発明が解決しようとする課題があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、叙述の実状に鑑みて、これらの課題を解決する目的で創作されたものであって、複数のスラツトを連接してなるシャッターカーテンを上下動することによって躯体開口部を開閉するようにした建築用シャッターの錠装置であつて、該錠装置は躯体側に固定した基部と、該基部に水平揺動自在に支持され先端側が上記スラットの裏面側に係止する施錠姿勢と室内側に位置する解錠姿勢とに変姿可能な係止部とで構成すると共に、上記基部と係止部にはシャッターカーテンの開閉動作による上動を受けて解錠姿勢への揺動を規制する解錠規制手段が設けられていることを特徴とするものである。そして、このように構成することにより係止部を施錠位置に回動操作するのみであらためて解錠防止のための操作をする必要がなく、シャッターカーテンを外部側から持ち上げて不正に解放しようとした場合には自動的に解錠規制がなされシャッターカーテンを解放することができないようにしたものである。
【０００７】
そして、上記係止部の先端側は、施錠姿勢において上下のスラットを連接するインターロツクに跨って上下のスラット裏面側に係止する係止片を突設して構成したものであり、この構成によりシャッターカーテンの上下動負荷を強固なインターロツク部で受け止めることとなって施錠状態がより堅牢なものとなる。
【０００８】
また、上記スラツトの端部側にはスラットの中央に向けて掛止突片を突成し、上記係止部の先端側は施錠姿勢においてスラットと該掛止突片との間に係止するように構成することもでき、この場合は、シャッターカーテンの両端側を支持するガイドレール部をこじ開けてもスラット端部を該ガイドレールから離脱させることができなく、更なる防犯対策の向上が期待できる。
【０００９】
更に、上記解錠規制手段は、係止部上端と基部下端にそれぞれ形成した凹凸嵌合により構成することによつて、低コストの錠装置を提供することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図面において、１は建物開口部に設置されたシャッターのシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン１は左右方向に長尺のスラツト２を上下方向に複数枚連綴することにより構成され、最下端には座板１ａが連結されている。
また、シャッターカーテン１の上端部は駆体開口部上方に設けられたシャッターケース４に回動自在に軸承された図示しない巻き取りドラムに連結されている。開口部の左右両側部には左右一対のガイドレール３が配設されており、シャッターカーテン１の両側部がそれぞれ遊嵌状に内嵌され、シャッターカーテン１の開閉移動を案内するようになっている。
そして、シャッターカーテン１は図示しない巻き取り軸の回転に伴つて該巻き取りドラムに巻き取られて開口部を開放する全開姿勢と、巻き取りドラムから巻き出されて開口部を閉鎖する全閉姿勢とのあいだを開閉動作するように設定されている。
図１において、５はシャッターカーテン１の最下端に連結された座板１ａの中央部に設けられた閉鎖錠であって、該閉鎖錠５は、常時は左右方向に延設した連結バー５ｂの先端側がバネ等の附勢手段を介して座板１ａの左右端部から突出しているが、上方に凸成した一対の操作つまみ５ａを操作することによって連結バー５ｂの先端側が附勢手段に抗して座板１ａの左右端部内に没入するように構成されている。そして、座板１ａの左右両端から連結バー５ｂの先端側が突出したシャッターカーテン１の開放状態からシャッターカーテン１を閉鎖すべく下降させると連結バー５ｂの先端側がガイドレール３内に設けた図示しない錠受けに係止して自動施錠状態となって、シャッターカーテン１の開放動作ができないようになっている。一方シャッターカーテン１を開放したい場合には、操作つまみ５ａのつまみ操作により連結バー５ｂの先端側が座板１ａの左右端部内に没入するすることによりガイドレール３内の錠受けとの係止状態が解除されてシャッターカーテン１の開放動作ができるようになつており、これらはいずれも従来通りである。
【００１１】
６は、シャッターカーテン１の移動方向駆体側で室内側に取り付けられた本発明を構成する錠装置であって、該錠装置６は、図２に示すように、基部７と該基部７に水平揺動自在に支持された係止部８とで構成されており、基部７は上下方向にそれぞれ延出形成した取付片７ａと該取付片７ａに対して直交方向に突出形成した上下一対の支承片７ｃとで形成されており、取付片７ａには取付孔７ｂが、また支承片７ｃには上下対向位置に軸孔７ｄがそれぞれ穿設されている。
また、上側に位置する支承片７ｃの下面側には室内外方向（図２（Ａ）において左右方向）程低位で上記軸孔７ｄの中心位置で高位となるよう傾斜面で構成した山形の凸部７ｅが下向きに形成されている。
上記支承片７ｃ，７ｃ間には軸孔７ｄを挿通する支軸９を介して係止部８が上下動および揺動自在に設けられており、該係止部８の先端部には長手方向上下に位置して係止片８ａ，８ａがそれぞれ離間して突成されている。さらに係止部８の基端部８ｂの上端には支承片７ｃに形成した上記凸部７ｅに対応したＶ字状の凹部８ｃが形成されており、図２に示す施錠姿勢で凸部７ｅと凹部８ｃの傾斜面同士がそれぞれ対向した位置となり両者間に等間隔の間隙が生じるように設定してあり、この状態では係止部８を支軸９周りに揺動（矢印Ｘ−Ｙ方向）させた場合には上記凸部７ｃと凹部８ｃとは干渉することなく自由揺動するが、基部７に対して係止部８を上方に移動して凸部７ｅと凹部８ｃを嵌合当接した場合には、係止部８の自由揺動が規制されるように構成されている。
また、係止部８の係止片８ａと基端部８ｂとの間には長手方向にガイドレール嵌入溝８ｄが形成されている。８ｅは係止部８に突設された操作片であり、係止部８を施錠姿勢と解錠姿勢とに揺動操作する際のツマミとなるものである。
【００１２】
叙述のように構成された本発明に係る錠装置６は、矢印Ｘ方向の施錠姿勢とＹ方向の解錠姿勢とに揺動自在に構成されるものであるが、図４，図５を参照して本錠装置６の作用を説明する。
３はシャッターカーテン１の左右両端部を昇降案内するガイドレールであって、該ガイドレール３は図４（Ｂ）において、躯体に取り付けられる取り付け部３ａと、該取り付け部３ａの先端側（室外側）に直交して離間突成した一対の側壁３ｂ，３ｂとで構成されており、該側壁３ｂ，３ｂ間でスラツト２の端部を昇降案内するようになつている。
スラツト２は、その上下縁部に形成したインターロック２ａ，２ａ間に室外側に向けて突出部２ｂを有する断面形状に形成されており、これら複数枚のスラット２の各インターロツク２ａ同士を上下に連綴することでシャッターカーテン１が構成されている。
尚、３ｃは側壁３ｂの先端に形成した気密片挿入溝であり、該気密片挿入溝３ｃに長尺状の気密片を挿入することによって、気密性の確保やスラット２が室内外方向へ振れるのを防止するようになっている。
【００１３】
ガイドレール３には錠装置６の基部７がその一側縁を側壁３ｂに当接した状態で取り付け部３ａの室内側面に螺子１０で取り付けられている。
係止部８は、支軸９廻りに揺動するものであるが該係止部８に形成されたガイドレール嵌入溝８ｄはガイドレール３の気密片挿入溝３ｃの外形よりも僅かに大きな寸法に設定されており図４（Ｂ）に示す施錠姿勢ではガイドレール嵌入溝８ｄ内に気密片挿入溝３ｃの先端が嵌入すると共に係止片８ａの端部側がガイドレール３の室内外の気密片挿入溝３ｃ，３ｃ間に僅かな間隙を存した状態で挿入されるように設定されている。
また、係止部８の長手方向上下に位置して離間突成された係止片８ａ，８ａは
スラット２のインターロツク２ａに跨った状態で先端がスラット２，２の突出部２ｂ，２ｂの裏面（室内）側にそれぞれ係止するようになっている。
この施錠姿勢において図４（Ｃ）に示すようにシャッターカーテン１を構成するスラツト２を開放すべく矢印方向に上動すると係止片８ａ，８ａも上動することとなるが、係止部８に形成した凹部８ｃが躯体側に取り付けた基部７の支承片７ｃに形成した凸部７ｅに当接して所詮凹凸嵌合状態となる結果、係止部８の揺動規制がなされるので解錠姿勢側に回動しないこととなる。
【００１４】
また、本実施の形態においては、上記凸部７ｅを室内外方向程低位で軸孔７ｄの中心位置で高位となるよう傾斜面で構成した山形状に形成し、凹部８ｃは上記
凸部７ｅに対応したＶ字状の溝型形状としたので、係止部８が不完全な施錠状態（係止片８ａが多少解錠姿勢側に傾斜し係止片８ａの先端部位の一部がスラット２の裏面側に係っている状態）の場合であっても、係止部８の上動に伴なって凹部８ｃと凸部７ｅの傾斜面同士の当接によって係止部８を施錠姿勢側に強制回転させるので確実に施錠状態とすることができる。
尚、解錠姿勢側への揺動規制は上記の如く凹凸嵌合でなされるようにしたものであればよく、上記とは逆に支承片７ｃにＶ字状の凹部を形成し、係止部８を傾斜面で山形状の凸部としてもよく、また図８に示すように方形状の突起を形成して凸部とし、該凸部に対応する方形状溝を形成して凹部とすることも可能である。
【００１５】
図６は、本発明に係る錠装置の第二の実施の形態を示すものであり、叙述の第一の実施の形態と異なる構成は、スラット２の端部側にその先端がスラット２の長手方向中央に向く掛止突片１１を突成して、係止部８の係止片８ａを掛止突片１１とスラツト２の裏面との間に係止して施錠姿勢とするようにしたものであり、第一の実施の形態と同一構成のものについては同一の符号を用いて説明する。
１１は、錠装置６と対向する位置のスラット２の端部側に突成した掛止突片であつて、該掛止突片１１はスラツト２の裏面（室内側）に固定された固定部１１ａと該固定部１１ａから室内側に向けて傾斜状に突出する起立部１１ｂと該起立部１１ｂの先端からスラット２の中央に向けて（スラット２の端部と反対側）延出した掛止部１１ｃとで断面略Ｚ型に形成されている。また、錠装置６の係止部８の先端に形成された係止片８ａのガイドレール３側側部には図６に示す施錠姿勢において、上記掛止部１１ｃが係止可能な掛止溝８ｇが長手方向に形成されている。従ってこの状態ではスラット２の裏面と掛止突片１１の間に係止片８ａの外側片８ｈが、また掛止突片１１と室内側の気密片挿入溝３ｃ間に内側片８ｉが嵌入しているので、施錠状態ではスラット２は室内外方向の移動が規制されシャッターカーテン１のがたつきを防止することができるばかりでなく図７に示すように工具等を用いてガイドレール３の外部側の側壁３ｂを押し広げてシャツーカーテン１を室外側へ引き出そうとしても、施錠部位のスラツト２は掛止突片１１と係止片８ａの外側片８ｈとで係止されているので、シャッターカーテン１全体を引き出すことができず、安全性が高い。
【００１６】
また、内側片８ｉは特に設けなくても良いものであるが、叙述のように内側片８ｉを設けた場合には掛止部１１ｃとガイドレール３の室内側気密片挿入溝３ｃ間に間隙が生じないので、シャッターカーテン１を外部から衝打されたような場合にあっても、その衝撃によるスラツト２の振動が生じないので、係止片８が不用意に解錠側に回転してしまうことも防止できる。
さらに、掛止突片１１を上下複数枚のスラツト２に設けた場合には、シャッターカーテン１の半開き状態での施錠も可能となって使い勝手も向上する。
【００１７】
なお、本実施の形態においては、係止部８の先端に形成される係止片８ａを上下に設けたものについて説明したが、該係止片８ａはいづれか一方のみに設けて一枚のスラツト２の裏面側にのみ係止するようにしてもよく、また、掛止突片１１は、スラット２の端部側を折り曲げて一体的に形成してもよいことは勿論である。
【００１８】
叙述の如く構成した本発明の実施の形態において、シャッターカーテン全閉姿勢で閉鎖錠５が施錠状態となってシャッターカーテン１の開放操作が規制され、この状態で躯体側に設けられた錠装置６の操作片８ｅを操作してシャッターカーテン１側方向（矢印Ｘ方向）に回動させると係止部８の先端に形成した係止片８ａがシャッターカーテン１の裏面（室内）側に係止して施錠姿勢となり施錠操作が完了する。この施錠姿勢で不心得者が座板１ａの閉鎖錠５を不正解錠してシャッターカーテン１を開放すべく上動させるとそれに伴って係止部８も上方に移動することとなるが、係止部８上端に形成した凹部８ｃが基部７の支承片７ｃに突設した凸部７ｅに当接嵌合する結果、解錠姿勢側への揺動が規制されると共にシャッターカーテン１のそれ以上の上動が規制されることとなる。一方、錠装置６の解錠操作は、上記と逆に操作片８ｅを室内側に回転操作して係止片８ａとスラツト２との係止状態を解除することにより解錠姿勢となる。
【００１９】
【発明の効果】
請求項１の構成により、係止部を施錠位置に操作するのみでことさら解錠防止のための操作を不要とし、シャッターカーテンを外部側から持ち上げて不正に解放しようとした場合には自動的に解錠規制がなされるので安全性が高い。
また、本錠装置は、躯体側への取り付け作業を要するのみで、シャッターカーテン側への加工作業が発生しないので、既設のシャッターにも簡単に設けることができる。さらに、錠装置による施錠位置が室外側から判らないので、より安全性の向上が図れる。
【００２０】
請求項２の構成により、上記の効果に加えてシャッターカーテンの上下動負荷を強固なインターロツク部で受け止めることとなって施錠状態がより堅牢なものとなる。
【００２１】
請求項３の構成により、上記の効果に加えて施錠状態ではスラット２は室内外方向の移動が規制されシャッターカーテン１のがたつきを防止することができるばかりでなくシャッターカーテンの両端側を支持するガイドレール部をこじ開けてもスラット端部を該ガイドレールから離脱させることができなく、更なる防犯対策の向上が期待できる。
【００２２】
請求項４の構成によれば、上記の効果に加えて低コストの錠装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】建築用シャッターの内観図である。
【図２】（Ａ）錠装置の正面図 、（Ｂ）同右側面図、（Ｃ）同上面図である。
【図３】（Ａ）同上の解錠姿勢を示す斜視図、（Ｂ）同上の施錠姿勢を示す斜視図である。
【図４】（Ａ）錠装置とシャッターとの取り付け状態を示す正面図、（Ｂ）同上面図、（Ｃ）は（Ａ）の作動状態を示す正面図である。
【図５】（Ａ）同上の解錠状態を示す斜視図、（Ｂ）同上の施錠状態を示す斜視図である。
【図６】（Ａ）錠装置の第二の実施の形態を示す正面図、（Ｂ）同上面図である。
【図７】ガイドレールのこじ開け状態を示す横断面図である。
【図８】解錠規制手段の他の実施の形態を示す正面図である。
【符号の説明】
１ シャッターカーテン
２ スラット
２ａ インターロック
３ ガイドレール
６ 錠装置
７ 基部
７ｃ 支承片
７ｅ 凸部
８ 係止部
８ａ 係止片
８ｃ 凹部
８ｆ 凹状中間部
９ 支軸
１１ 掛止突片[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention belongs to the technical field of an architectural shutter lock device that opens and closes a frame opening by vertically moving a shutter curtain formed by connecting a plurality of slats.
[0002]
[Prior art]
In general, architectural shutters that open and close entrances and openings of buildings are provided with a lock to lock a shutter curtain that is completely closed for security reasons.This lock is based on the operation of operating tools. The shutter curtain is locked so that the shutter curtain is locked and the opening cannot be released by locking the shutter lock with the shutter curtain fully closed. ing.
[0003]
However, in recent years, damage such as theft due to unauthorized unlocking or destruction of these locks has occurred, and it has been proposed that the locks be made stronger. Then, there is a possibility that not only the operation becomes heavy and large, which is against the compactness, but also the operation of locking and unlocking becomes complicated.
[0004]
Therefore, as an auxiliary lock for a shutter which can be retrofitted, there is a shutter lock in which a hook is locked to the back surface of the slat so that it can be attached to the opening frame side.
[Patent Document 1]
Published Utility Model Publication No. 50-53941
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the above-mentioned patent document, it is necessary to perform an operation for preventing the hook from coming out at the same time as the locking operation, which complicates the lock mechanism and takes time for locking and unlocking. There was a problem to be solved.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the actual situation described above with the object of solving these problems, and has an object to open and close a skeleton opening by vertically moving a shutter curtain connecting a plurality of slats. A locking device for an architectural shutter, comprising: a base fixed to the body; a locking position and an indoor side that are supported by the base so as to be horizontally swingable and whose front end is locked to the back side of the slat. And a locking portion that can be transformed into an unlocking position, and the base and the locking portion are restrained from swinging to the unlocking position by being moved upward by opening and closing the shutter curtain. An unlocking control means is provided. With such a configuration, it is not necessary to perform an operation for preventing unlocking only by rotating the locking portion to the locking position, and the shutter curtain is lifted from the outside and attempted to be illegally released. In such a case, unlocking is automatically restricted so that the shutter curtain cannot be released.
[0007]
The distal end side of the locking portion is formed by projecting a locking piece that locks on the lower surface of the upper and lower slats across the interlock connecting the upper and lower slats in the locking position. As a result, the vertical movement load of the shutter curtain is received by the strong interlock portion, and the locked state becomes more robust.
[0008]
A locking projection is formed at the end of the slat toward the center of the slat, and the distal end of the locking portion is locked between the slat and the locking projection in a locked position. In this case, even if the guide rail supporting both ends of the shutter curtain is pryed open, the slat end cannot be detached from the guide rail, and further improvement in security measures is expected. it can.
[0009]
Further, the unlocking control means is constituted by concave and convex fittings formed on the upper end of the locking portion and the lower end of the base, respectively, so that a low-cost lock device can be provided.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
In the drawings, reference numeral 1 denotes a shutter curtain of a shutter installed in an opening of a building. The shutter curtain 1 is configured by continuously binding a plurality of long slats 2 in the left-right direction in the vertical direction. The seat plate 1a is connected.
The upper end of the shutter curtain 1 is connected to a take-up drum (not shown) rotatably supported by a shutter case 4 provided above the opening of the vehicle body. A pair of left and right guide rails 3 are disposed on both left and right sides of the opening, and both side portions of the shutter curtain 1 are respectively fitted inside in a loose fit so as to guide the opening and closing movement of the shutter curtain 1. I have.
The shutter curtain 1 is wound around the winding drum with the rotation of a winding shaft (not shown) to open the opening, and the shutter curtain 1 is unwound from the winding drum to close the opening. It is set to open and close between them.
In FIG. 1, reference numeral 5 denotes a lock provided at the center of a seat plate 1a connected to the lowermost end of the shutter curtain 1. The lock 5 is a connecting bar 5b normally extending in the left-right direction. The distal end protrudes from the left and right ends of the seat plate 1a via urging means such as a spring. By operating a pair of operation knobs 5a projecting upward, the distal end of the connecting bar 5b resists the urging means. And is immersed in the left and right ends of the seat plate 1a. When the shutter curtain 1 is lowered to close the shutter curtain 1 from the open state of the shutter curtain 1 in which the distal ends of the connecting bars 5b protrude from both left and right ends of the seat plate 1a, a lock (not shown) in which the distal ends of the connecting bars 5b are provided in the guide rail 3 is provided. The shutter curtain 1 is locked in an automatic locking state so that the shutter curtain 1 cannot be opened. On the other hand, when the shutter curtain 1 is desired to be opened, the tip of the connecting bar 5b is immersed in the left and right ends of the seat plate 1a by the knob operation of the operation knob 5a, so that the locking state with the lock receiver in the guide rail 3 is established. The shutter curtain 1 is released so that the shutter curtain 1 can be opened, and these are all conventional.
[0011]
Reference numeral 6 denotes a lock device constituting the present invention, which is mounted on the indoor side on the vehicle body side in the moving direction of the shutter curtain 1. The lock device 6 is, as shown in FIG. The base 7 includes a mounting piece 7a extending vertically and a pair of upper and lower supports formed to project perpendicularly to the mounting piece 7a. The mounting piece 7a is provided with a mounting hole 7b, and the support piece 7c is provided with a shaft hole 7d at a vertically opposed position.
On the lower surface side of the support piece 7c located on the upper side, a mountain-shaped convex formed with an inclined surface so as to be lower in the indoor / outdoor direction (left and right direction in FIG. 2A) and higher in the center position of the shaft hole 7d. The portion 7e is formed downward.
A locking portion 8 is provided between the bearing pieces 7c, 7c via a supporting shaft 9 inserted through a shaft hole 7d so as to be vertically movable and swingable. Locking pieces 8a, 8a are formed at upper and lower positions and project from each other. Further, a V-shaped concave portion 8c corresponding to the convex portion 7e formed on the support piece 7c is formed at the upper end of the base end portion 8b of the locking portion 8, and the convex portion 7e is formed in the locked position shown in FIG. The inclined surfaces of the concave portions 8c are set at positions facing each other, so that a gap is provided at regular intervals therebetween. In this state, the locking portion 8 is swung around the support shaft 9 (in the directions of arrows XY). In this case, the convex portion 7c and the concave portion 8c freely swing without interference, but the engaging portion 8 is moved upward with respect to the base 7 so that the convex portion 7e and the concave portion 8c fit and abut. In this case, the free swing of the locking portion 8 is restricted.
A guide rail fitting groove 8d is formed in the longitudinal direction between the locking piece 8a of the locking portion 8 and the base end 8b. An operation piece 8e protrudes from the locking portion 8 and serves as a knob when the locking portion 8 is operated to swing between a locked position and an unlocked position.
[0012]
The locking device 6 according to the present invention configured as described above is configured to be swingable between a locking position in the arrow X direction and an unlocking position in the Y direction, see FIGS. 4 and 5. The operation of the lock device 6 will now be described.
Reference numeral 3 denotes a guide rail that guides the right and left ends of the shutter curtain 1 up and down. In FIG. 4B, the guide rail 3 includes a mounting portion 3a that is mounted on a frame and a front end side (outdoor side) of the mounting portion 3a. ), And a pair of side walls 3b, 3b projecting away from each other at right angles to each other so as to guide the end of the slat 2 up and down between the side walls 3b, 3b.
The slat 2 is formed in a cross-sectional shape having a projecting portion 2b toward the outside of the room between interlocks 2a, 2a formed on the upper and lower edges of the slat 2. , The shutter curtain 1 is configured.
Reference numeral 3c denotes an airtight piece insertion groove formed at the tip of the side wall 3b. By inserting a long airtight piece into the airtight piece insertion groove 3c, airtightness is ensured and the slat 2 is swung in and out of the room. It is designed to prevent that.
[0013]
A base 7 of a lock device 6 is attached to the guide rail 3 with a screw 10 on the indoor side surface of the attachment portion 3a with one side edge thereof abutting on the side wall 3b.
The locking portion 8 swings around the support shaft 9, but the guide rail fitting groove 8 d formed in the locking portion 8 is slightly larger than the outer shape of the airtight piece insertion groove 3 c of the guide rail 3. In the locking position shown in FIG. 4 (B), the tip of the airtight piece insertion groove 3c fits into the guide rail insertion groove 8d, and the end of the locking piece 8a faces the indoor and outdoor airtight pieces of the guide rail 3. The insertion grooves 3c are set so as to be inserted with a slight gap between them.
Further, the locking pieces 8a, 8a which are located at the upper and lower sides in the longitudinal direction of the locking portion 8 and protrude apart from each other, straddle the interlock 2a of the slat 2, and the tip ends of the protrusions 2b, 2b of the slats 2, 2 are formed. It is designed to be locked on the back (room) side.
In this locked position, as shown in FIG. 4 (C), when the slat 2 constituting the shutter curtain 1 is moved upward in the direction of the arrow to release it, the locking pieces 8a, 8a also move upward. The concave portion 8c formed on the base portion 7 comes into contact with the convex portion 7e formed on the support piece 7c of the base 7 attached to the skeleton side to form a concave-convex fitting state. It will not rotate to the posture side.
[0014]
Further, in the present embodiment, the convex portion 7e is formed in a mountain shape having an inclined surface so as to be lower toward the indoor and outdoor directions and higher at the center position of the shaft hole 7d, and the concave portion 8c is formed in the convex portion 7e. Since the corresponding V-shaped groove shape is used, the locking portion 8 is in an incompletely locked state (the locking piece 8a is slightly inclined toward the unlocking position, and a part of the tip portion of the locking piece 8a is the slat 2). (In the state in which the locking portion 8 is in contact with the rear surface side), the locking portion 8 is brought into the locking posture side by the abutment of the inclined surfaces of the concave portion 8c and the convex portion 7e with the upward movement of the locking portion 8. , The lock state can be ensured.
It should be noted that the swinging regulation to the unlocking posture side may be performed by the concave and convex fitting as described above. Conversely, a V-shaped recess is formed in the support piece 7c, and the locking is performed. The portion 8 may be formed as a mountain-shaped protrusion with an inclined surface, or as shown in FIG. 8, a square protrusion may be formed as a protrusion, and a square groove corresponding to the protrusion may be formed as a recess. It is also possible.
[0015]
FIG. 6 shows a lock device according to a second embodiment of the present invention. The configuration different from the first embodiment described above is that the tip of the lock device is provided at the end of the slat 2 at the end thereof. A locking projection 11 facing the center in the direction is formed, and the locking piece 8a of the locking portion 8 is locked between the locking projection 11 and the back surface of the slat 2 so as to be in the locked position. The same components as those in the first embodiment will be described using the same reference numerals.
Numeral 11 denotes a latching projection projecting from the end of the slat 2 at a position facing the lock device 6, and the latching projection 11 is fixed to the rear surface (the indoor side) of the slat 2. 11a, an upright portion 11b projecting obliquely from the fixed portion 11a toward the indoor side, and a hook extending from the tip of the upright portion 11b toward the center of the slat 2 (opposite to the end of the slat 2). The section 11c is formed in a substantially Z-shaped cross section. A locking groove on the guide rail 3 side of a locking piece 8a formed at the tip of the locking portion 8 of the locking device 6 can lock the locking portion 11c in the locking position shown in FIG. 8 g are formed in the longitudinal direction. Therefore, in this state, the outer piece 8h of the locking piece 8a fits between the back surface of the slat 2 and the locking projection 11, and the inner piece 8i fits between the locking projection 11 and the airtight piece insertion groove 3c on the indoor side. Therefore, in the locked state, the movement of the slats 2 in the indoor and outdoor directions is restricted, and not only can the rattling of the shutter curtain 1 be prevented, but also, as shown in FIG. Even if the side wall 3b on the side is pushed out to pull out the shirt-curtain 1 to the outside of the room, since the slat 2 at the locking portion is locked by the locking projection 11 and the outer piece 8h of the locking piece 8a, The entire shutter curtain 1 cannot be pulled out, and the safety is high.
[0016]
The inner piece 8i may not be particularly provided. However, when the inner piece 8i is provided as described above, a gap is formed between the hook 11c and the indoor airtight piece insertion groove 3c of the guide rail 3. Therefore, even if the shutter curtain 1 is struck from the outside, the vibration of the slat 2 does not occur due to the impact, so that the locking piece 8 rotates carelessly to the unlocking side. Can also be prevented.
Further, when the locking projections 11 are provided on the plurality of upper and lower slats 2, it is possible to lock the shutter curtain 1 in a half-open state, thereby improving usability.
[0017]
In the present embodiment, a description has been given of the case where the locking piece 8a formed at the tip of the locking portion 8 is provided on the upper and lower sides. It is also possible to lock only the back side of the slat 2 and, as a matter of course, the hooking projection 11 may be formed integrally by bending the end side of the slat 2.
[0018]
In the embodiment of the present invention configured as described above, in the fully closed position of the shutter curtain, the closing lock 5 is in the locked state, and the opening operation of the shutter curtain 1 is regulated, and in this state, the locking device 6 provided on the skeleton side. When the operation piece 8e is rotated in the direction of the shutter curtain 1 (the direction of the arrow X), the locking piece 8a formed at the tip of the locking portion 8 is locked on the back (indoor) side of the shutter curtain 1. And the locking operation is completed. In this locked position, when the unskilled person unlocks the lock 5 of the seat plate 1a and moves it upward to open the shutter curtain 1, the locking portion 8 also moves upward. As a result of the concave portion 8c formed at the upper end of the stop portion 8 abuttingly fitting with the convex portion 7e projecting from the support piece 7c of the base 7, the swing to the unlocking posture side is restricted and the shutter curtain 1 is further moved. Will be regulated. On the other hand, in the unlocking operation of the lock device 6, the operation of rotating the operation piece 8e toward the indoor side to release the locked state between the locking piece 8a and the slat 2 reversely to the unlocking position.
[0019]
【The invention's effect】
According to the configuration of claim 1, it is only necessary to operate the locking portion to the locked position, and further, it is not necessary to perform an operation for preventing unlocking. The safety is high because unlocking is regulated.
In addition, the present lock device only needs to be attached to the skeleton side, and does not require processing work on the shutter curtain side, so that it can be easily provided on an existing shutter. Furthermore, since the locking position by the locking device is not known from the outside of the room, the safety can be further improved.
[0020]
According to the configuration of claim 2, in addition to the above-mentioned effects, the vertical movement load of the shutter curtain is received by the strong interlock portion, and the locking state becomes more robust.
[0021]
According to the configuration of claim 3, in addition to the above effects, in the locked state, the movement of the slats 2 in the indoor and outdoor directions is restricted, so that the rattle of the shutter curtain 1 can be prevented, and both ends of the shutter curtain are supported. The slat end cannot be detached from the guide rail even if the guide rail portion is pryed open, and further improvement in security measures can be expected.
[0022]
According to the configuration of claim 4, in addition to the above effects, a low-cost lock device can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an inside view of an architectural shutter.
2A is a front view of the lock device, FIG. 2B is a right side view thereof, and FIG. 2C is a top view thereof.
FIG. 3A is a perspective view showing an unlocking posture according to the embodiment, and FIG. 3B is a perspective view showing a locking posture according to the embodiment.
FIG. 4A is a front view showing an attached state of the lock device and the shutter, FIG. 4B is a top view of the same, and FIG. 4C is a front view showing the operating state of FIG.
FIG. 5A is a perspective view showing an unlocked state according to the embodiment, and FIG. 5B is a perspective view showing a locked state according to the embodiment.
FIG. 6A is a front view showing a second embodiment of the lock device, and FIG. 6B is a top view of the same.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a pry open state of the guide rail.
FIG. 8 is a front view showing another embodiment of the unlocking control means.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Shutter curtain 2 Slat 2a Interlock 3 Guide rail 6 Locking device 7 Base 7c Supporting piece 7e Convex part 8 Locking part 8a Locking piece 8c Concave part 8f Concave intermediate part 9 Support shaft 11 Locking protrusion
