JP2004297376A - インターホンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】インターホン副親機にインターホン親機に対する操作指示情報を記憶させる必要のないインターホンシステムを提供する。
【解決手段】インターホン副親機2の表示装置25の画面上に表示された選択釦B1…等がタッチ操作されたときにCPU部24がその座標を位置座標信号として伝送線Lxを介してインターホン親機1に伝送する。インターホン親機1のCPU部6はインターホン副親機2から受け取った位置座標信号に対応した操作指示情報に基づいて映像処理回路5を制御して表示画面の切り替えや画像の録画、再生等を行う。このため、インターホン副親機2ではインターホン親機1に対する操作指示情報、例えば、複数の選択釦B1…がそれぞれどのような機能と対応しているかという情報、を記憶させる必要がなく、このような操作指示情報を記憶するためのメモリの増設やメモリの容量アップに伴うコストの上昇を防ぐことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅用のインターホンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のインターホンシステムとしては、来訪者を撮像するテレビカメラを具備して宅外に設置される1乃至複数のインターホン子器と、インターホン子器で撮像された来訪者の画像を表示する表示装置を具備して宅内に設置されるインターホン親機並びに1乃至複数のインターホン副親機とで構成され、インターホン子器とインターホン親機との通話時にインターホン子器のテレビカメラで撮像した来訪者の画像をインターホン親機の表示装置に映し出して来訪者を確認することができるとともに、インターホン親機に接続されたインターホン副親機でインターホン子器からの呼出に応答した場合にはインターホン副親機の表示装置に来訪者の画像を映し出すことができるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、近年のインターホンシステムでは多機能化が進んでおり、各種の機能に対応する操作スイッチを設けると操作スイッチの数が大幅に増えて器体が大型化するなどの問題があったため、例えば、インターホン親機の内部で生成したアイコンや操作釦の画像を表示装置の画面に表示し、器体に設けた操作釦(いわゆる十字キーなど)を操作して上記アイコンや操作釦に対応する機能を選択するようにしたり、あるいは表示装置の画面にタッチパネルを設けてアイコンや操作釦が表示されている位置に指を触れることでタッチパネルを操作してアイコンや操作釦に対応する機能を選択するようにしたものもあった。そして、これらのアイコンや操作釦の画像データをインターホン親機からインターホン副親機に伝送してインターホン副親機の表示装置に表示させることにより、インターホン副親機には表示用の画像を記憶する画像メモリやアイコンや操作釦の画像を生成するための回路が不要となり、低コストでシステムが構成できるという利点があった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−44651号公報(第4−5頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来のインターホンシステムでは、インターホン親機から伝送されたアイコンや操作釦の画像データをインターホン副親機の表示装置で表示し、表示装置の画面上でそれらのアイコンや操作釦が操作されたときには、インターホン副親機において各々のアイコンや操作釦と各種機能との対応関係を判断してその機能に応じた制御信号を伝送線を介してインターホン親機に伝送するようになっていた。したがって、インターホン副親機では多数のアイコンや操作釦と各種機能を選択するためのコマンドとの対応関係を記憶しておく必要があり、そのためのメモリを備えるか、あるいは他の用途と共通に使用するメモリの容量を増やさなければならず、システムのコストアップにつながっていた。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、インターホン副親機にインターホン親機に対する操作指示情報を記憶させる必要のないインターホンシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、来訪者を撮像する撮像部を具備して宅外に設置される1乃至複数のインターホン子器と、インターホン子器で撮像された来訪者の画像を表示する表示装置を具備して宅内に設置されるインターホン親機並びに1乃至複数のインターホン副親機とで構成され、インターホン親機は、所定の画像を生成する画像生成手段と、インターホン子器で撮像された画像並びに画像生成手段で生成された画像を表示装置に表示させるとともにこれらの画像を伝送線を介してインターホン副親機に伝送する画像処理手段と、操作指示情報に基づいて画像生成手段並びに画像処理手段を制御する制御手段とを備え、インターホン副親機は、伝送線を介して送られてくる画像を表示装置に表示させる画像表示手段と、表示装置の表示画面上で任意の位置を指示するとともに指示された位置の座標を伝送線を介してインターホン親機に伝送する位置座標入力手段とを備え、インターホン親機の制御手段は、伝送線を介してインターホン副親機から送られてくる位置座標で指示された位置に対応した前記操作指示情報に基づいて画像生成手段並びに画像処理手段を制御することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、インターホン親機並びにインターホン副親機の画像処理手段は、表示装置における表示領域の大きさを変更可能であって、インターホン副親機の位置座標入力手段は、位置座標とともに表示領域の大きさを示す表示領域情報をインターホン親機に伝送し、インターホン親機の制御手段は、表示領域情報を参照して位置座標を補正することを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、インターホン親機並びにインターホン副親機の画像処理手段は、表示装置に対して複数の画像を縮小して一覧で表示するサムネイル表示機能を有し、インターホン副親機の位置座標入力手段は、表示されている複数の縮小画像の何れかを指示したときに当該画面上の位置座標をインターホン親機に伝送し、インターホン親機の制御手段は、インターホン副親機から送られてくる位置座標から指示された縮小画像を特定するとともに特定した縮小画像に対応した前記操作指示情報に基づいて画像生成手段並びに画像処理手段を制御することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0011】
本実施形態のインターホンシステムは、図1に示すように来訪者を撮像する撮像部を具備して宅外に設置される複数のインターホン子器(いわゆるドアホン子器)3と、インターホン子器3で撮像された来訪者の画像を表示する表示装置を具備して宅内に設置されるインターホン親機1並びに複数のインターホン副親機2とで構成される。
【0012】
インターホン子器3は、図4に示すようにマイクロホン31並びにスピーカ32と、マイクロホン31で集音された音声を電気信号(音声信号)に変換して出力するとともに入力される電気信号(音声信号)に応じてスピーカ32を鳴動させる音声回路33と、レンズ等の光学系並びにCCD等の撮像素子を具備する撮像部(テレビカメラ)34と、撮像部34から出力される映像信号を伝送に適した信号形態に変換(例えば、周波数変調)する映像回路35と、呼出釦(図示せず)の操作を検出して検出信号を出力する操作部36と、操作部36から検出信号が出力されたときに呼出信号を出力する呼出回路37と、音声信号、映像信号並びに呼出信号を周波数多重変調し信号線Lsを介してインターホン親機1との間で送受信するインタフェース回路38と、信号線Lsを介してインターホン親機1から電源供給を受けて内部の動作電源を作成する電源回路39とを備える。
【0013】
インターホン親機1は、図2に示すようにマイクロホン16及びスピーカ17、音声処理回路4、映像処理回路5、CPU部6、表示装置7、操作部8、RAM9、ROM10、信号処理回路11、第1のインタフェース回路12、第2のインタフェース回路13、呼出検出回路14、フラッシュROM15を備える。CPU部6はインターホン親機1全体の信号処理並びに制御を担い、第1のインタフェース回路12は信号線Lsを介してインターホン子器3との間で周波数多重変調された音声信号、映像信号並びに呼出信号を送受信する。音声処理回路4は、音声スイッチやエコーキャンセラ等を具備してインターホン子器3及びインターホン副親機2との間で同時通話、例えばハンズフリーの同時通話、を可能とし、呼出検出回路14は、信号線Lsを介してインターホン子器3から送信される呼出信号を検出して呼出検出信号をCPU部6に出力する。
【0014】
映像処理回路5は、第1のインタフェース回路12で受信する映像信号を復調する映像信号復調機能、復調されたアナログの映像信号をデジタル画像データに変換するA/D変換機能、前記画像データの所定位置に付加して表示したりあるいは単独で表示するためのピクト画像等の画像データを生成して前記画像データと合成する画像生成・合成機能、映像信号から変換された前記画像データの画質補正やエフェクト処理を行うなどして、液晶ディスプレイからなる表示装置7及びインターホン副親機2に設けられた液晶ディスプレイからなる表示装置25で映し出すための画像データを生成する画像生成機能、生成された画像データをアナログの映像信号に変換するD/A変換機能、この映像信号を周波数変調する映像信号変調機能を有している。映像処理回路5で変調されたアナログの映像信号は、音声処理回路4から出力される音声信号や信号処理回路11から出力される制御信号とともに第2のインタフェース回路13にて周波数多重変調され、伝送線Lxを介して各インターホン副親機2に伝送される。また信号処理回路11は、第2のインタフェース回路13で受信する周波数多重された信号からFSK信号で構成された位置座標信号(後述する)を弁別して取り出すとともにCPU部6で生成された制御コマンドを第2のインタフェース回路13から伝送線Lxを介してインターホン副親機2に伝送する機能を有している。
【0015】
操作部8は通話を開始する際に操作される通話釦8aや、表示装置7の表示画面上にメニュー表示を行う際に操作されるメニュー表示釦8b等を有し、これらの釦が操作されたときに各々の釦に対応した操作信号をCPU部6に出力する。なお、CPU部6で実行するプログラムや映像処理回路5でピクト画像等を生成するために必要な画像生成データ等はROM10に格納されており、CPU部6がプログラムの実行時に使用する作業領域や画像データを一時的に記憶する記憶領域はRAM9によって提供されている。また、本実施形態のインターホン親機1はインターホン子器3から受信する映像信号や音声信号を記録する、すなわち、インターホン子器3の呼出釦を操作した来訪者の映像や音声を録画・録音する機能を有しており、録画・録音のための記憶手段として書換可能な不揮発性メモリであるフラッシュROM15を備えている。
【0016】
表示装置7は液晶ディスプレイ及び液晶ディスプレイのドライブ回路の他に、液晶ディスプレイの表示画面に設けられるタッチパネルを具備している。したがって、CPU部6においては、映像処理回路5で生成されたアイコンや操作釦の画像が表示装置7の画面に表示されている状態でタッチパネルが操作されたときに、タッチパネルから取り込んだ操作位置の座標情報とアイコン及び操作釦の表示位置の情報とに基づいて何れのアイコンあるいは操作釦が操作されたかを判別し、操作されたアイコン又は操作釦に対応する操作指示情報に基づいて映像処理回路5や音声処理回路4を制御する。ここで、本実施形態では映像処理回路5及びRAM9によって画像処理手段を構成し、CPU部6によって制御手段を構成している。
【0017】
一方、インターホン副親機2は、図3に示すようにマイクロホン21及びスピーカ22と、音声スイッチやエコーキャンセラ等を具備してインターホン子器3やインターホン親機1若しくは他のインターホン副親機2との間で同時通話、例えばハンズフリーの同時通話、を可能とする通話回路23と、インターホン副親機2全体の信号処理並びに制御を担うCPU部24と、液晶ディスプレイ及び液晶ディスプレイのドライブ回路の他に液晶ディスプレイの表示画面に設けられるタッチパネルを具備した表示装置25と、伝送線Lxを介してインターホン親機1との間で周波数多重された映像信号、音声信号及び制御信号を送受信するインタフェース回路29と、インタフェース回路29で受信する周波数多重された信号からFSK信号で構成された制御信号と映像信号を弁別して取り出すとともにCPU部24で生成されたFSK信号で構成された位置座標信号をインタフェース回路29から伝送線Lxを介してインターホン親機1に伝送し、さらに取り出した映像信号を表示装置25で表示可能な形態に変換する信号処理回路26と、CPU部24で実行するプログラムを格納したROM27と、通話を開始する際に操作される通話釦28aや、表示装置25の表示画面上にメニュー表示を行う際に操作されるメニュー表示釦28b等を有し、これらの釦が操作されたときに各々の釦に対応した操作信号をCPU部24に出力する操作部28とを備える。
【0018】
ここで、インターホン親機1に対してインターホン副親機2並びにインターホン子器3を接続している信号線Ls並びに伝送線Lxは電気信号を伝送する銅線や光信号を伝送する光ファイバ等である。また本実施形態では1台のインターホン親機1に複数のインターホン副親機2並びにインターホン子器3をスター配線しているが、バス配線等の他の配線形態であっても構わない。
【0019】
次に本発明のシステムの動作を説明する。
【0020】
まず、システムが稼働すると、待機状態に入る。この待機状態ではインターホン親機1並びに各インターホン副親機2の表示装置7,25は何も表示されていない状態にあるが、インターホン子器3からの呼出信号検出等のトリガによって画面表示がインターホン親機1のCPU部6の制御によって開始されるようになっている。
【0021】
この待機状態でインターホン親機1又はインターホン副親機2のメニュー表示釦8b,28bが操作されると、インターホン親機1のCPU部6の制御の下で、操作があったインターホン親機1又はインターホン副親機2の表示装置7又は25が動作して図5に示す基本のメニュー画面が表示される。尚インターホン副親機2の表示装置25の画面表示は、従来例と同様にインターホン親機1から送られてくる映像信号の再生によって行われる。このメニュー画面ではインターホン親機1の映像処理回路5で生成されたアイコンからなり本システムが備えている機能を選択するための選択釦B1〜B4が表示される。インターホン親機1において何れかの選択釦B1〜B4がタッチ操作されると、インターホン親機1のCPU部6がその座標情報を表示装置7のタッチパネルから取得する。また、インターホン副親機2において何れかの選択釦B1〜B4がタッチ操作されると、インターホン副親機2のCPU部24がその座標情報を表示装置25のタッチパネルから取得し、CPU部24から信号処理回路26を介してFSK信号で構成された位置座標信号として伝送線Lxを介してインタフェース回路29からインターホン親機1に送信され、インターホン親機1では第2のインタフェース回路13で受信し信号処理回路11で弁別された位置座標信号がCPU部6に取り込まれる。そして、インターホン親機1のCPU部6では、信号処理回路11で弁別された位置座標信号からインターホン副親機2においてタッチ操作された選択釦B1〜B4を判別することができる。
【0022】
一方、待機状態において何れかのインターホン子器3で呼出釦が操作されて呼出信号が送信された場合、その呼出信号を呼出検出回路14で検出したインターホン親機1のCPU部6では、まずインターホン親機1及びインターホン副親機2で各々呼出音をスピーカ17,22で鳴動させる処理を行うとともに、撮像部34で撮像された来訪者の映像を表示装置7,25に表示させ、さらに通話時に対応した機能、例えば映像通話の操作釦や録画録音の操作釦のアイコンを画面の所定位置(例えば、下部)に映し出す。また呼出元のインターホン子器3が設置されている場所を示す文字(例えば、玄関)と「呼出中」の文字も画面の所定位置(例えば、上部)に表示する。なお、この画面で映し出される映像は、インターホン親機1の映像処理回路5で生成されるアイコンや文字の画像データと、インターホン子器3から送られてくる撮像部34の画像データとを合成した画像データによるものである。
【0023】
さて来訪者とユーザ(家人)が通話を行う場合には、インターホン親機1又はインターホン副親機2の通話釦8a,28aを押し操作すればよく、この操作があるとインターホン親機1のCPU部6の制御の下でインターホン親機1又はインターホン副親機2とインターホン子器3との間で音声処理回路4若しくは通話回路23を介して通話路が確立され、来訪者と家人との間の通話が可能となる。但し、インターホン子器3からの呼出に対して一定時間経過してもインターホン親機1或いはインターホン副親機2の何れにおいても通話釦8a,28aの操作が行われ無かった場合には待機状態に戻る処理がインターホン親機1のCPU部6により行われる。
【0024】
さて、この来訪者との通話は一定時間経過するか、通話中のインターホン親機1又はインターホン副親機2で表示装置7,25の画面上に表示される終了釦の操作が行われると、インターホン親機1のCPU部6の制御の下で待機状態に戻る。なお、上述の通話終了後に一定時間(例えば10秒)以内に通話していたインターホン親機1又はインターホン副親機2で通話釦8a,28aの押し操作があれば、インターホン親機1のCPU部6の制御の下で、直前に通話していたインターホン子器3との通話路が再度確立されて延長通話が可能となる。
【0025】
さて上述の呼出中に録画録音に対応する操作釦がインターホン親機1若しくはインターホン副親機2でタッチ操作されると、インターホン親機1のCPU部6の制御の下で、来訪者の静止画を記憶する録画処理と、通話音声を記憶する録音処理とが開始され、静止画データ及び通話音声データがデジタルデータとしてフラッシュROM15に書き込まれる。このとき、表示装置7(又は25)の画面には録音中の文字と、日付けや時刻の文字が表示され、また日付及び時刻のデータは上記録画/録音のデータに対応してフラッシュROM15に書き込まれる。
【0026】
この録画録音された静止画及び音声はメニュー画面の録画録音再生用の選択釦B1のタッチ操作で呼出した図6に示す再生操作用のメニュー画面での操作で再生させることができる。この画面では、アイコン画面の所定位置(例えば左上)に、例えば「録画録音再生」の文字が配置され、録画/録音されたデータ別に録画/録音した日付と時刻とを表示した選択釦B10…が上下方向に配置されてそれぞれ表示される。
【0027】
そして、ユーザである家人において図6の画面から再生したいデータがある場合には、対応する選択釦B10…をタッチ操作すればよく、このタッチ操作があると、インターホン親機1のCPU部6では対応する録画録音のデータをフラッシュROM15から読み出して映像信号、音声信号に戻す処理と、選択釦B10…のタッチ操作があったインターホン親機1或いはインターホン副親機2で再生させるための制御処理を行い、図7に示すようにインターホン親機1或いはインターホン副親機2の表示装置7,25で静止画を、スピーカ17,22で音声を各々再生させる。ここで、選択された日付及び時刻に録画された静止画のデータが複数存在する場合には、図8に示すようにCPU部6ではこれら複数の静止画の縮小画像(いわゆるサムネイル)G1…を表示装置7,25の画面に並べて表示するようになっている。そして、これら複数の縮小画像G1…の何れかをタッチ操作すれば、このタッチ操作で選択された縮小画像G1…の元の静止画が図7に示すように表示装置7又は25の画面に単独で表示される。
【0028】
次にモニタカメラ選択について説明する。このモニタカメラ選択の機能は、メニュー画面上のカメラモニタの選択釦B2がインターホン親機1又はインターホン副親機2でタッチ操作されることで有効となる。モニタカメラ選択の機能が働くと、インターホン親機1のCPU部6の制御の下で、インターホン親機1に信号線Lsで接続されている全てのインターホン子器3から順次映像信号で送られてくる静止画のデータを一旦RAM9に保存し、全てのインターホン子器3から静止画データを受け取った後に、これらの静止画の縮小画像が各インターホン子器3の設置場所を示す文字とともに各表示装置7,25の画面に並べて表示(いわゆるサムネイル表示)される。そして、これら複数の縮小画像の何れかをタッチ操作すれば、このタッチ操作で選択された縮小画像の元の画像が表示装置7又は25の画面に単独で表示される。
【0029】
次に家人が留守の場合に来訪者を撮像した画像と音声を録音及び録画する留守録機能について説明する。
【0030】
まず図5のメニュー画面で留守録設定用の選択釦B3をタッチ操作すると、インターホン親機1のCPU部6は留守録モードの動作状態に切り替わる。この留守録モード下でインターホン子器3からの呼出信号が検出されると、インターホン親機1のCPU部6は自動的に来訪者の録画と録音をフラッシュROM15にて行う。そして、家人が帰宅した場合には、メニュー画面で選択釦B3をタッチ操作することによって留守録モードを解除するが、このとき、CPU部6では留守録された画像及び音声がある場合には図6の再生操作用のメニュー画面に切り替えて表示し、留守録された画像及び音声がない場合には図5のメニュー画面を表示する。なお、図6の再生操作用のメニュー画面で録画及び録音された画像と音声の再生を行う手順については既に説明したので説明を省略する。
【0031】
ところで、インターホン親機1及びインターホン副親機2の表示装置7,25では、同じ画像データの表示領域を2種類、すなわちアスペクト比が16:9のワイド表示領域と4:3の標準表示領域とに切り替えることができるようになっている。そして、インターホン親機1とインターホン副親機2とで表示装置7,25の表示領域の大きさが異なっている場合、インターホン副親機2からの位置座標信号で示された位置座標に対応する選択釦B1…等とインターホン親機1の表示装置7で表示されている選択釦B1…等が一致しなくなる可能性がある。そのために本実施形態では、インターホン副親機2の表示装置25における表示領域の大きさを示す表示領域情報を位置座標情報とともにインターホン親機1に送り、インターホン親機1のCPU部6が表示領域情報を参照して位置座標を補正するようにしている。このため、インターホン親機1とインターホン副親機2で表示領域の大きさが異なっていてもタッチ操作された選択釦B1…等が誤判別されることがなく、しかもインターホン副親機2においては表示装置25の表示領域の大きさに応じて位置座標を補正する必要がないからインターホン副親機2のCPU部24における処理負担が軽減できる。
【0032】
上述のように本実施形態では、インターホン副親機2の表示装置25の画面上に表示された選択釦B1…等がタッチ操作されたときにCPU部24がその座標を位置座標信号として伝送線Lxを介してインターホン親機1に伝送し、インターホン親機1のCPU部6が受け取った位置座標信号に対応した操作指示情報に基づいて映像処理回路5を制御して表示画面の切り替えや画像の録画、再生等を行うため、インターホン副親機2ではインターホン親機1に対する操作指示情報、例えば、複数の選択釦B1…がそれぞれどのような機能と対応しているかという情報、を記憶させる必要がなく、このような操作指示情報を記憶するためのメモリの増設やメモリの容量アップに伴うコストの上昇を防ぐことができる。なお、本実施形態では位置座標入力手段としてタッチパネルを表示装置25に設けているが、例えば、表示装置25の画面に映し出されるカーソル(矢印等)を移動させるために十字キー等を操作部28に設けても構わない。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の発明は、来訪者を撮像する撮像部を具備して宅外に設置される1乃至複数のインターホン子器と、インターホン子器で撮像された来訪者の画像を表示する表示装置を具備して宅内に設置されるインターホン親機並びに1乃至複数のインターホン副親機とで構成され、インターホン親機は、所定の画像を生成する画像生成手段と、インターホン子器で撮像された画像並びに画像生成手段で生成された画像を表示装置に表示させるとともにこれらの画像を伝送線を介してインターホン副親機に伝送する画像処理手段と、操作指示情報に基づいて画像生成手段並びに画像処理手段を制御する制御手段とを備え、インターホン副親機は、伝送線を介して送られてくる画像を表示装置に表示させる画像表示手段と、表示装置の表示画面上で任意の位置を指示するとともに指示された位置の座標を伝送線を介してインターホン親機に伝送する位置座標入力手段とを備え、インターホン親機の制御手段は、伝送線を介してインターホン副親機から送られてくる位置座標で指示された位置に対応した前記操作指示情報に基づいて画像生成手段並びに画像処理手段を制御することを特徴とし、インターホン副親機ではインターホン親機に対する操作指示情報を記憶させる必要がなく、メモリの増設やメモリの容量アップに伴うコストの上昇を防ぐことができる。
【0034】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、インターホン親機並びにインターホン副親機の画像処理手段は、表示装置における表示領域の大きさを変更可能であって、インターホン副親機の位置座標入力手段は、位置座標とともに表示領域の大きさを示す表示領域情報をインターホン親機に伝送し、インターホン親機の制御手段は、表示領域情報を参照して位置座標を補正することを特徴とし、インターホン副親機においては表示装置の表示領域の大きさに応じて位置座標を補正する必要がなく処理負担が軽減できる。
【0035】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、インターホン親機並びにインターホン副親機の画像処理手段は、表示装置に対して複数の画像を縮小して一覧で表示するサムネイル表示機能を有し、インターホン副親機の位置座標入力手段は、表示されている複数の縮小画像の何れかを指示したときに当該画面上の位置座標をインターホン親機に伝送し、インターホン親機の制御手段は、インターホン副親機から送られてくる位置座標から指示された縮小画像を特定するとともに特定した縮小画像に対応した前記操作指示情報に基づいて画像生成手段並びに画像処理手段を制御することを特徴とし、インターホン親機において位置座標と操作指示情報の対応関係を判断するための処理負担が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の全体システム構成図である。
【図2】同上におけるインターホン親機の構成を示すブロック図である。
【図3】同上におけるインターホン副親機の構成を示すブロック図である。
【図4】同上におけるインターホン子器の構成を示すブロック図である。
【図5】同上におけるメニュー画面を表示した状態のインターホン親機及びインターホン副親機の正面図である。
【図6】同上における録画録音再生用のメニュー画面を表示した状態のインターホン親機及びインターホン副親機の正面図である。
【図7】同上における録画再生中のインターホン親機及びインターホン副親機の正面図である。
【図8】同上における縮小画像を表示した状態のインターホン親機及びインターホン副親機の正面図である。
【符号の説明】
1 インターホン親機
2 インターホン副親機
3 インターホン子器
Ls 信号線
Lx 伝送線

Claims (3)

  1. 来訪者を撮像する撮像部を具備して宅外に設置される1乃至複数のインターホン子器と、インターホン子器で撮像された来訪者の画像を表示する表示装置を具備して宅内に設置されるインターホン親機並びに1乃至複数のインターホン副親機とで構成され、インターホン親機は、所定の画像を生成する画像生成手段と、インターホン子器で撮像された画像並びに画像生成手段で生成された画像を表示装置に表示させるとともにこれらの画像を伝送線を介してインターホン副親機に伝送する画像処理手段と、操作指示情報に基づいて画像生成手段並びに画像処理手段を制御する制御手段とを備え、インターホン副親機は、伝送線を介して送られてくる画像を表示装置に表示させる画像表示手段と、表示装置の表示画面上で任意の位置を指示するとともに指示された位置の座標を伝送線を介してインターホン親機に伝送する位置座標入力手段とを備え、インターホン親機の制御手段は、伝送線を介してインターホン副親機から送られてくる位置座標で指示された位置に対応した前記操作指示情報に基づいて画像生成手段並びに画像処理手段を制御することを特徴とするインターホンシステム。
  2. インターホン親機並びにインターホン副親機の画像処理手段は、表示装置における表示領域の大きさを変更可能であって、インターホン副親機の位置座標入力手段は、位置座標とともに表示領域の大きさを示す表示領域情報をインターホン親機に伝送し、インターホン親機の制御手段は、表示領域情報を参照して位置座標を補正することを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
  3. インターホン親機並びにインターホン副親機の画像処理手段は、表示装置に対して複数の画像を縮小して一覧で表示するサムネイル表示機能を有し、インターホン副親機の位置座標入力手段は、表示されている複数の縮小画像の何れかを指示したときに当該画面上の位置座標をインターホン親機に伝送し、インターホン親機の制御手段は、インターホン副親機から送られてくる位置座標から指示された縮小画像を特定するとともに特定した縮小画像に対応した前記操作指示情報に基づいて画像生成手段並びに画像処理手段を制御することを特徴とする請求項1又は2記載のインターホンシステム。
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