JP2004296729A - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】非晶質半導体膜で形成された薄膜トランジスタのみならず、電子移動度が高い結晶性半導体膜についても液晶テレビなど画面大型化の要求に対応するために、製造プロセス及びそれに用いる装置の簡略化、及び製造コストの削減を図ることを目的とする。
【解決手段】洗浄、成膜、金属触媒の添加、熱処理、レ−ザ−照射、エッチングの工程は大気圧又は大気圧近傍下で連続的に、線状又は針状に配置された複数のプラズマ発生手段又は被処理物を移動して処理を行い、製造ラインの省スペ−ス化、効率化が図れ、表示パネルの製造で大幅な品質向上、生産性向上、製造コスト低減に貢献し、地球環境に適応した表示装置の作製方法を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大気圧又は大気圧近傍下で行う洗浄方法、薄膜の成膜、金属触媒の添加、ゲッタリング薄膜の作製及び除去方法に関する。また、薄膜を成膜及び除去する半導体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、薄膜トランジスタを用いた高性能な半導体装置(具体的には液晶表示装置、EL表示装置その他の表示装置)に関して研究が進められている。特に高速性や高機能性が要求される半導体装置においては、高移動度を有する薄膜トランジスタ(以下、TFTと表記する)を実現する必要があり、その半導体膜の結晶性を改善する方法として、半導体膜にニッケル元素(Ni)を代表とする非晶質珪素膜の結晶性を促進させる金属元素(以下、単に金属元素と表記する)を添加、成膜又は塗布(合わせて、金属元素を形成するという)し、その後加熱して結晶性半導体膜を形成する結晶化工程が行われている。
【0003】
このような結晶化の工程において、Niを代表とする結晶化を促進する金属元素を用いることで、大粒径の結晶性半導体膜が得られ、更には粒界と粒界とが繋がる確率が高く、粒内欠陥が少ない結晶性半導体膜が得られている。
【0004】
一方、絶縁表面上の薄膜を用いて形成された薄膜トランジスタ(TFT)は集積回路等に広く応用され、多くの場合スイッチング素子として用いられる。そのうち、TFTを使用した表示パネルは、特に大型の表示装置に用途が拡大していることから、更に画面サイズの高精細化、高開口率化、高信頼性化、大型化の要求が高まっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
液晶テレビなど画面大型化の要求に対応するためには、成膜工程、エッチング工程、洗浄工程、露光工程に関する製造装置も画面サイズに合わせて大きくする必要があり、特に成膜装置やエッチング装置など高真空機能をもった装置は画面の大型化に合わせて装置の製造コストも上がる問題が生じる。
【0006】
非晶質半導体膜で形成された薄膜トランジスタのみならず、電子移動度が高い結晶性半導体膜についても表示装置の表示部以外の駆動回路など高い機能を持つ部分に利用され、これらの部分についても面積が拡大される要望はある。
【0007】
また、クリ−ンル−ムで薄膜トランジスタ(TFT)は集積回路を作製するうえでかなり多くの純水を使用しクリ−ンル−ムで純水を供給するコストも増加している問題も生じている。
【0008】
そこで、本発明は、結晶性半導体膜を用いる薄膜トランジスタ(TFT)の製造に関わる純水使用量を低減し、製造プロセス及びそれに用いる装置の簡略化、及び製造コストの削減を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明においては以下の手段を講じる。
【0010】
大気圧もしくは大気圧近傍圧力下で絶縁表面上に一対の電極間にグロ−放電プラズマ処理及びUV処理によってクリ−ニング処理を行う。前記クリ−ニング処理のガスにHe、Ne、Ar、Kr、Xe等の不活性ガス又は酸素、窒素、水素のいずれかを用いる。電極に電力を供給する電源は、直流電源、又は高周波電源を適用可能である。直流電源を用いる場合には、放電を安定化するために間欠的に電力を供給するものが好ましく、その周波数が50Hz〜100kHz、パルス持続時間が1〜1000μsecとすることが好ましい。前記絶縁表面上に大気圧近傍圧力下で一対の電極間にグロ−放電プラズマ処理によって絶縁膜の下地を形成し、前記絶縁膜の下地上に非晶質珪素膜を連続的に形成する。前記非晶質珪素膜上に結晶化を助長する金属元素を含む電極間にグロ−放電プラズマ処理を行う方法によって金属元素を添加し、前記非晶質珪素膜を加熱して結晶性珪素膜を形成しする。前記金属元素と同一元素の電極は、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Auから選ばれた一種、又は複数種類の元素が用いられる。プロセスガスとしてHe、Ne、Ar、Kr、Xe等の不活性ガス又は酸素、窒素、水素のいずれかを用いる。
【0011】
熱処理後は、大気圧もしくは大気圧近傍圧力下で前記結晶性半導体膜上に一対の電極間にグロ−放電プラズマ処理によって半導体膜表面で自然酸化膜を除去し撥水性を出すためのクリ−ニング処理を行う。前記クリ−ニング処理のガスに水素など還元性のあるガスを用いる。必要に応じてHe、Ne、Ar、Kr、Xe等の不活性ガス又は酸素、窒素のいずれかを希釈ガスとして用いても良い。前記結晶性珪素膜にXeCl(308nm)のエキシマレ−ザ−光を照射する。前記結晶性半導体膜上に大気圧もしくは大気圧近傍圧力下一対の電極間にグロ−放電プラズマ処理及びUV処理によってクリ−ニング処理を行う。前記クリ−ニング処理のガスにHe、Ne、Ar、Kr、Xe等の不活性ガス又は酸素、窒素のいずれかを用い、親水性を出すことを目的とする。前記結晶性珪素上に大気圧もしくは大気圧近傍圧力下で一対の電極間にグロ−放電プラズマ処理によって非晶質珪素膜を成膜し、前記非晶質膜を加熱してゲッタリングを行う。前記非晶質膜を大気圧もしくは大気圧近傍圧力でエッチングして結晶成長に用いた金属不純物を前記結晶性半導体膜から除去する。
【0012】
洗浄、成膜、金属触媒の添加、熱処理、レ−ザ−照射、エッチングの工程は大気圧又は大気圧近傍下で連続的に、線状又は針状に配置された複数のプラズマ発生手段又は被処理物を移動して処理することを特徴とする。本処理には、真空設備を必要としないために、生産性の向上や、作製費用の低減を可能とする。上記した各工程の大気圧又は大気圧近傍の圧力とは、1.30×10〜1.31×10Paとすれば良い。ドライ方式洗浄は薬液の浸透が困難なミクロン以下の微細構造での有機系汚染の原子レベルまでの高度な洗浄が可能である。また、ドライ方式で洗浄を行うことで、純水使用量を大幅に節約でき、製造コストの低減が図れ、廃液処理がいらず、環境負荷が小さいメリットがある。
【0013】
上記構成を有する本発明は、製造ラインの省スペ−ス化、効率化が図れ、表示パネルの製造で大幅な品質向上、生産性向上、製造コスト低減に貢献し、地球環境に適応した表示装置の作製方法を提供することができる。また、生産に連結したインライン処理が可能な大気圧方式のため、高速、連続処理が可能である。更に所望の箇所に必要な量の材料のみを用いればよいため、無駄な材料が僅かとなることから材料の利用効率の向上、さらには作製費用の削減を実現する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の態様について図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。尚、以下に説明する本発明の構成において、同じものを指す記号は異なる図面間で共通して用いることとする。
【0015】
まず本発明の特徴として、大気圧又は大気圧近傍下でクリ−ニング処理、成膜処理、金属触媒添加処理、熱処理、エッチング処理を行うことが挙げられる。そこで、図面を用いて、本発明において用いられるプラズマ処理装置の一例について説明する。
【0016】
図1に大気圧又は大気圧近傍下でクリ−ニング処理、成膜処理、金属触媒添加処理、エッチング処理を行う装置のノズル構成を示す。ノズル体101にはクリ−ニングや成膜やエッチングやなどの表面処理を行うための気体を供給する気体供給手段103とその排気手段106、不活性気体供給手段107とその排気手段110が接続されている。気体供給手段103から供給される気体は、内周気体供給筒内100にてプラズマ化或いは反応性のラジカル又はイオン種を生成して気体噴出口104から被処理体に吹き付ける。その後、当該気体は外周気体排気筒105から排気手段106により排出する。その外郭には不活性気体供給口105が設けられ、さらに最外郭に排気口109を設けることによりガスカ−テンを形成し、処理空間と周辺雰囲気とを遮断する構成となっている。上記した各工程の大気圧又は大気圧近傍の圧力とは、1.3×10〜1.31×10Paとすれば良い。
【0017】
また、気体供給手段103と気体排出手段106との間に気体精製手段112を設け、気体を循環させる構成を組み入れても良い。このような構成を組み入れることにより、気体の消費量を低減することができる。また、排気手段106から排出される気体を回収して精製し、再度気体供給手段103で利用する形態としても良い。
【0018】
大気圧又は大気圧近傍の圧力で安定な放電を維持するためには、ノズル体と被処理物の間隔は50mm以下が良く、好ましくは10mm以下とすれば良い。
【0019】
このノズル体の形状は、内周気体供給筒100の内側に備えられた電極102を中心とした同軸円筒型とするのが最も望ましいが、同様に局所的にプラズマ化した処理気体を供給できる構成であればこれに限定されない。
【0020】
次にノズル形状を示す図2について説明する。図2(A)は大気圧又は大気圧近傍の圧力で線状にプラズマ処理を行うノズル200と被処理基板201とノズル200に印可する電源202で構成されている。図2(B)は大気圧又は大気圧近傍の圧力で針状にプラズマ処理を行うノズル203と被処理基板204と針状ノズル203に印可する電源205で構成されている。図2(A)はノズル体200が基板201に対して線状に処理を行い、ノズル200に対し基板201が水平に移動する。図2(B)は針状形状のノズル体203の先端部が基板204に対して自由に移動し、局所的に処理を行うが基板がノズル体203の位置に移動してもよい。図2はノズル形状が線状か針状という点を強調しているため、ガス導入部などは省いてある。
【0021】
電極102としてはステンレス、真鍮、その他の合金や、アルミニウム、ニッケル、その他の単体金属を用い、棒状、球状、平板状、筒状等の形状で形成すれば良い。電極102に電力を供給する電源111は、直流電源、又は高周波電源を適用可能である。直流電源を用いる場合には、放電を安定化するために間欠的に電力を供給するものが好ましく、その周波数が50Hz〜100kHz、パルス持続時間が1〜1000μsecとすることが好ましい。
【0022】
処理気体の選択は、クリ−ニングを行う目的ではHe、Ne、Ar、Kr、Xe等の不活性ガス又は酸素、窒素、水素のいずれかを用いる。非晶質膜を形成する場合はシランに代表される珪化物気体を用いれば良い。下地窒化珪素膜膜や酸化珪素膜を成膜する場合は、珪化物気体に亜酸化窒素などの酸化物気体や窒化物気体を混合すれば良い。シリコンなどの半導体膜をエッチング加工するため目的においては、四フッ化炭素(CF)、三フッ化窒素(NF)、六フッ化硫黄(SF)、その他のフッ化物気体と、酸素(O)などを適宜組み合わせて使用すれば良い。また、放電を安定的に持続させるために、これらのフッ化物気体を、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、キセノン等の希ガスで希釈して用いても良い。
【0023】
ガスカ−テンを形成するために用いる気体は、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、キセノン等の希ガス、窒素等の不活性気体を用いる。このガスカ−テン機能により、プラズマ化した処理気体が被処理物に作用する反応空間が前記した不活性気体で囲まれて周囲雰囲気と遮断される。
【0024】
大気圧又は大気圧近傍の圧力は、1.30×10〜1.31×10Paとすれば良い。この内、反応空間を大気圧よりも減圧に保つためにはノズル体及び被処理基板を閉空間を形成する反応室内に保持して、排気手段により減圧状態を維持する構成とすれば良い。この場合においても選択的な処理をするにはガスカ−テン機構を設置することは有効である。
【0025】
次に図3を用いて大気圧又は大気圧近傍下で結晶化珪素膜を形成する手法について説明する。
【0026】
図3はベルトコンベア状の構成になっており、透光性を有する基板308を移動させ種々の処理を行う構成である。基板308は基板移動のためのロ−ラ−309の回転によって図3の右方向へ移動する。ロ−ラ−は図のようにロ−ラ−の支え310上に乗っている。各処理後、基板は右側の基板311の位置まで移動する。
【0027】
処理工程について説明する。最初に、透光性を有する基板上にノズル300を用いて大気圧又は大気圧近傍下でHe、Ne、Ar、Kr、Xe等の不活性ガス又は酸素、窒素、水素のいずれかを用い、グロ−放電プラズマ処理を行いクリ−ニングを行う。クリ−ニング後、同ノズルで窒化珪素膜、酸化珪素膜、非晶質珪素膜を連続成膜する。
【0028】
次に、ノズル301を用い、非晶質珪素膜上に大気圧又は大気圧近傍下のグロ−放電プラズマ処理で金属触媒添加処理を行う。ノズル301の電極はFe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Auから選ばれた一種又は複数種類の触媒金属と同じ元素を用いる。導入されるガスはHe、Ne、Ar、Kr、Xeなどの希ガス又は酸素、窒素、水素のいずれかを用いる。
【0029】
そして、加熱手段302で熱処理を行い非晶質珪素膜の結晶化を行う。金属触媒が添加されることで結晶化は触媒金属を用いない場合と比較すると、低温かつ短時間で結晶化ができる。加熱手段として、ファ−ネスアニ−ルや、ハロンゲンランプも用いることができる。
【0030】
次に、結晶化珪素膜をノズル303を用い、大気圧又は大気圧近傍下のプラズマ処理によって結晶化珪素膜の自然酸化膜を除去する。水素などの還元性ガスを用いる。
【0031】
自然酸化膜除去を行った結晶化珪素膜について、レ−ザ−照射304を行う。XeCl(308nm)、KrF(248nm)のエキシマレ−ザ−光を照射する。エキシマレ−ザ−の替わりに固体レ−ザ−を用いても良い。固体レ−ザ−は一般的に知られているものを用いることができ、YAGレ−ザ−(通常はNd:YAGレ−ザ−を指す)、Nd:YVOレ−ザ−、Nd:YAlOレ−ザ−、ルビ−レ−ザ−、Ti:サファイアレ−ザ−、ガラスレ−ザ−などを用いることができる。特に、コヒ−レント性やパルスエネルギ−で優位なYAGレ−ザ−が好ましい。YAGレ−ザ−の基本波(第1高調波)は1064nmと波長が長いので、第2高調波(波長532nm)、、第3高調波(波長355nm)、若しくは、第4高調波(波長266nm)を用いるのが好ましい。
【0032】
そして、結晶性半導体膜上にノズル305により、大気圧もしくは大気圧近傍圧力下プラズマ処理及びUV処理によってクリ−ニング処理を行う。クリ−ニング処理のガスにHe、Ne、Ar、Kr、Xe等の不活性ガス又は酸素、窒素のいずれかを用い、親水性を出すことを目的とする。その後、連続して結晶性珪素上に大気圧もしくは大気圧近傍圧力下でグロ−放電プラズマ処理によって非晶質珪素膜を成膜する。
【0033】
さらに、前記非晶質膜を加熱手段306によってしてゲッタリングを行う。加熱手段については302と同様な手法で行う。
【0034】
そして、金属触媒のゲッタリングを行った、非晶質珪素膜をノズル307を用いて大気圧もしくは大気圧近傍圧力下プラズマ処理によってエッチングを行う。導入されるガスは、四フッ化炭素(CF)、三フッ化窒素(NF)、六フッ化硫黄(SF)、その他のフッ化物気体と、酸素(O)などを適宜組み合わせて使用すれば良い。また、放電を安定的に持続させるために、これらのフッ化物気体を、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、キセノン等の希ガスで希釈して用いても良い。そして、連続して自然酸化膜を水素などの還元性ガスを用いてエッチングする。エッチングの手法は湿式で現像液などのアルカリ溶液でエッチングし、フッ酸で自然酸化膜を除去しても良い。
【0035】
以上のようにして結晶性珪素膜を大気圧又は大気圧近傍圧力下で、プラズマを用いた成膜、エッチング、洗浄、触媒金属添加などの手法を用いて形成することができた。プラズマ照射は線状処理によって説明したが、図2(B)のように針状で局所的に処理しても良い。
【0036】
【実施例】
[実施例1]
本発明の実施例を図4〜図8により説明する。ここでは、同一基板上に画素部と、画素部の周辺に設ける駆動回路のTFT(nチャネル型TFT及びpチャネル型TFT)を同時に作製する方法について詳細に説明する。すべての成膜、洗浄、エッチングは大気圧又は大気圧近傍下のプラズマ処理により行う。
【0037】
基板1500のサイズは、600mm×720mm、680mm×880mm、1000mm×1200mm、1100mm×1250mm、1150mm×1300mm、1500mm×1800mm、1800mm×2000mm、2000mm×2100mm、2200mm×2600mm、または2600mm×3100mmのような大面積基板を用い、製造コストを削減することが好ましい。基板1500の上に実施の形態で示したように、大気圧及び大気圧近傍下でプラズマ処理により、膜厚50〜100nmの下地絶縁膜1501aおよび膜厚50〜100nmの膜厚の下地絶縁膜1501bを積層成膜して形成する。成膜前の基板洗浄について同装置で大気圧及び大気圧近傍下のプラズマ処理で行った。導入するガスはHe、Ne、Ar、Kr、Xe等の不活性ガス又は酸素、窒素、水素のいずれかを用いる。電源は、直流電源、又は高周波電源を適用可能である。直流電源を用いる場合には、放電を安定化するために間欠的に電力を供給するものが好ましく、その周波数が50Hz〜100kHz、パルス持続時間が1〜1000μsecとすることが好ましい。上記した各工程の大気圧又は大気圧近傍の圧力とは、1.30×10〜1.31×10Paとすれば良い。下地絶縁膜1501(1501a、1501b)は、基板1500から半導体層への不純物拡散を防ぐために形成される。本実施例では、低アルカリガラスを用い、下地絶縁膜1501aには膜厚100nmの窒化珪素膜を下地絶縁膜1501bには膜厚100nmの酸化珪素膜をそれぞれ大気圧及び大気圧近傍下でプラズマ処理により成膜した。また本実施例では、下地絶縁膜を二層の積層成膜しているが、不純物拡散の防止効果を得られるなら、一層あるいは三層以上の積層としてもよい。なお、TFT作製工程では、ガラスや石英等の透光性を有するものを用いるが、本実施例においては、上面発光型の発光装置を作製するため、各工程における処理温度に耐えうるものであれば、透光性を有するものに限らず他の基板を用いてもよい。
【0038】
次に、下地絶縁膜1501の上に半導体膜1502a〜1502dを形成する

【0039】
本実施例では、非晶質半導体膜として膜厚55nmの非晶質珪素膜を大気圧及び大気圧近傍下でプラズマ処理により形成した。なお、非晶質珪素膜以外に、非晶質シリコンゲルマニウム(Si1−XGe(X=0.0001〜0.02))等の非晶質半導体膜を用いてもよい。或いは、非晶質半導体膜を結晶化して結晶質半導体膜を得るのではなく、結晶質半導体膜を成膜してもよい。膜厚に関しても上記の膜厚に限らず適宜変更して構わない。
【0040】
次いで、非晶質半導体膜1502a〜1502dに大気圧及び大気圧近傍下でNiなどの金属触媒を添加する。この時プラズマを発生させる電極には金属触媒と同じ元素を用い、Arなどの不活性ガスをプラズマ化させて添加する。また、大気圧及び大気圧近傍下のスパッタ装置でAr雰囲気中に直流電源を金属触媒と同じ元素のタ−ゲットに印可して非晶質半導体膜に金属触媒を添加してもよい。本実施例では、ニッケルを非晶質半導体膜上に添加させた後、ハロゲンランプで750℃、180秒で加熱処理を行う。ファ−ネス炉で水素化(500℃、1時間)続けて熱結晶化(550℃、4時間)を行っても良い。そして、結晶性半導体膜上において大気圧及び大気圧近傍下で還元性のガス、例えば水素などを用い自然酸化膜を除去する。更に結晶化を改善するためのレ−ザ−アニ−ル処理を行って、結晶性半導体膜を形成する。また、レ−ザ−結晶化法で結晶質半導体膜を作製する場合には、パルス発振型または連続発振型のエキシマレ−ザ−やYAGレ−ザ−、YVOレ−ザ−を用いることができる。これらのレ−ザ−を用いる場合には、レ−ザ−発振器から放出されたレ−ザ−光を光学系で線状に集光し半導体膜に照射する方法を用いるとよい。結晶化の条件は、実施者が適宜選択すればよい。
【0041】
次に結晶性半導体膜に大気圧及び大気圧近傍下でHe、Ne、Ar、Kr、Xe等の不活性ガス又は酸素、窒素、のいずれかを用いる。本実施例では酸素のプラズマ処理を行い表面を親水性にする。親水性処理後、結晶性半導体膜上に非晶質珪素膜を20〜150nm形成する。非晶質硅素膜はシランにArなどの不活性ガスを混ぜてもよい。
【0042】
非晶質硅素膜形成後、ハロゲンランプで750℃、180秒で加熱処理を行い、ゲッタリングを行う。加熱処理はファ−ネス炉を用いてもよい。
【0043】
そして、大気圧及び大気圧近傍下で非晶質硅素膜をエッチングする。ガスは、四フッ化炭素(CF)、三フッ化窒素(NF)、六フッ化硫黄(SF)、その他のフッ化物気体と、酸素(O)などを適宜組み合わせて使用すれば良い。また、放電を安定的に持続させるために、これらのフッ化物気体を、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、キセノン等の希ガスで希釈して用いても良い。そして、連続して自然酸化膜を水素などの還元性ガスを用いてエッチングする。エッチングの手法は湿式で現像液などのアルカリ溶液でエッチングし、フッ酸で自然酸化膜を除去しても良い。以上の工程によって結晶化硅素膜は、結晶化で用いた不純物金属を除去できた。
【0044】
次に、結晶質珪素膜をフォトリソグラフィーによるパターニングおよびエッチングにより所望の形状に加工し、半導体膜1502a〜1502dを形成した。半導体層形成の際も大気圧及び大気圧近傍下でエッチングする。
【0045】
なお、半導体膜1502a〜1502dを形成する前、もしくは形成した後、TFTの閾値を制御するための不純物添加(チャネルドープ)を行ってもよい。添加する不純物としては、ボロン又は燐などを用いればよい。
【0046】
次に、半導体膜1502a〜1502dを覆うようにゲート絶縁膜1503を形成する。本実施例では、大気圧及び大気圧近傍下でプラズマ処理によりを110nmの膜厚の酸化珪素膜を成膜して形成した。なお、酸化珪素膜に限らず他の絶縁性を有する膜を用いて形成してもよい。膜厚も上記の値に限らず誘電率などを考慮し適宜変更して構わない。
【0047】
次に、ゲート絶縁膜1503の上に導電性膜1504と導電性膜1505を積層して形成する。本実施例では、スパッタ法により30nmの膜厚で窒化タンタル(TaN)を成膜して導電性膜1504を形成し、同じくスパッタ法により370nmの膜厚でタングステン(W)を成膜して導電性膜1505を形成した。なお導電性膜1504、1505に用いる材料としては、窒化タンタルやタングステンに限定されず、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、または前記元素を組み合わせた合金膜もしくは化合物材料、若しくは燐などの不純物元素を添加した多結晶珪素膜に代表される半導体膜を用いてもよい。導電性膜1504としてはゲート絶縁膜との密着性がよい材料、また導電性膜1505については、9〜20μΩ・cm程度の抵抗値が得られる低抵抗な材料を選択すればよい。
【0048】
次に、導電性膜1504、1505をパターニングおよび大気圧及び大気圧近傍下でプラズマ処理によるエッチングにより所望の形状に加工する。まず、側壁に傾斜のついたレジストマスク1510〜1513を形成する。次に、レジストマスク1510〜1513をマスクとして導電性膜1505をエッチングし、続いて導電性膜1504をエッチングして加工する。レジストマスク1510〜1513の側壁の傾斜角度(テーパー角度)に依存して、導電性膜1505は側壁に約26°のテーパー角度をもった導電性膜1506b、1507b、1508b、1509bに加工される。また、導電性膜1504も側壁に15〜45°のテーパー角度をもった導電性膜1506a、1507a、1508a、1509aに加工される。
【0049】
次に、レジストマスク1518〜1521をマスクとして導電性膜1506b、1507b、1508b、1509bを選択的にエッチングする。これにより、導電性膜1506b、1507b、1508b、1509bは、側壁がほぼ垂直である導電性膜1514b、1515b、1516b、1517bに加工される。この場合、エッチングには垂直方向を主体とした異方性エッチングを用いなければならない。またレジストマスク1518〜1521としては、前述の導電性膜1504、1505のエッチングに用いたレジストマスク1510〜1513をそのまま用いればよい。導電性膜1506a、1507a、1508a、1509aは加工されずに、そのまま導電性膜1514a、1515a、1516a、1517aとして残る。
【0050】
以上のようにして導電性膜1514a、1514bからなるゲート電極1514、導電性膜1515a、1515bからなるゲート電極1515、導電性膜1516a、1516bからなるゲート電極1516、導電性膜1517a、1517bからなるゲート電極1517が形成される。
【0051】
次に、ゲート電極1514〜1517をマスクとして低濃度のn型不純物の不純物添加を行う。本実施例では、低濃度の不純物として1×1017atoms/cmの濃度の燐を半導体膜1502a〜1502dに添加し、低濃度不純物領域1522a〜1522dを形成した。ここで行った低濃度不純物添加は、TFTのオフリーク電流を抑制するためのLDD(Light Doped Drain)領域を形成するためのものであり、添加した不純物濃度によってオフリーク電流は変わる。従って、規定以下のオフリーク電流となるように、不純物の添加量は適宜変更すればよい。本実施例では、n型不純物として燐を用いているが、これに限らず他のものでもよい。
【0052】
次に、レジストマスク1525〜1527および導電性膜1514bをマスクとして高濃度のn型不純物の不純物添加を行う。なお、レジストマスク1525は半導体膜1502bおよびゲート電極1515を覆うように、レジストマスク1526は半導体膜1502cの一部(TFTのLDD領域となる部分)およびゲート電極1516を覆うように、レジストマスク1527は半導体膜1502dおよびゲート電極1507を覆うように形成されている。本実施例では、半導体膜1502aのうち上に導電性膜1514aが形成されていない部分、および半導体膜1502cのうち上にレジストマスク1526が形成されていない部分に1×1020atoms/cmの高濃度の燐を添加した。同時に、半導体膜1502aのうち、上に導電性膜1514aが形成されている部分には1×1018atoms/cmの低濃度の燐が添加されるようにした。これにより、高濃度の燐を含むソース(或いは、ドレイン)1523a、低濃度の燐を含む低濃度不純物領域1524bが形成される。これは、導電性膜1514aが形成されている部分と、形成されていない部分とで添加される不純物に対する阻止能が異なることを利用している。本実施例では、n型不純物として燐を用いているが、これに限らず他のものでもよい。
【0053】
次に、レジストマスク1530、1531および導電性膜1515b、1517bをマスクとして高濃度のp型不純物の不純物添加を行う。レジストマスク1530は半導体膜1502aおよびゲート電極1514を覆うように、レジストマスク1531は半導体膜1502cおよびゲート電極1516を覆うように形成されている。本実施例では、半導体膜1502b、1502dのうち上に導電性膜1515a、1517aが形成されていない部分に1×1020atoms/cmの高濃度のボロンを添加されるようにし、ソース(或いは、ドレイン)1528a、1528bを形成した。同時に、半導体膜半導体膜1502b、1502dのうち上に導電性膜1515a、1517aが形成されている部分には1×1019atoms/cmの低濃度のボロンが添加されるようにし、低濃度不純物領域1529a、1529bを形成した。本実施例では、p型不純物としてボロンを用いているが、これに限らず他のものでもよい。
【0054】
以上のようにして、TFT1550〜1553を作製する。TFT1550、1551は駆動用回路用TFTであり、TFT1552、TFT1553は発光素子駆動用TFTである。
【0055】
次に、添加した不純物を活性化するための熱処理を行う。本実施例では、酸素濃度が0.1ppm以下の窒素雰囲気で550℃、4時間のファーネスによる熱処理を行った。なお、酸素濃度が0.1ppm以下の窒素雰囲気中で熱処理を行うのは、ゲート電極1514〜1517が酸化されるのを防止するためである。なお、TFT1550〜1553の上に酸化珪素膜などの絶縁性を有する膜を形成し、ゲート電極1514〜1517の酸化を防止する方法を用いるのであれば、酸素濃度は0.1ppm以上1ppm以下でもよい。またファーネス以外にレーザーによる活性化、またはRTA(Rapid Thermal Anneal)法など他の方法を用いてもよい。
【0056】
次に、TFT1550〜1553を覆うように大気圧及び大気圧近傍下でプラズマ処理により層間絶縁膜1532を形成する。本実施例では、100nmの膜厚の窒化酸化珪素膜(SiNO)を成膜して形成した。なお、窒化酸化珪素膜に限らず他の絶縁性を有する膜を用いて形成してもよい。膜厚も上記の値に限らず誘電率などを考慮し適宜変更して構わない。
【0057】
次に、半導体層のダングリングボンドを終端化するための水素化を行う。本実施例では、100%の水素雰囲気中で、410℃、1時間の熱処理を施し水素化を行った。熱処理による水素化以外に、大気圧及び大気圧近傍下でプラズマ処理による水素化を行ってもよい。
【0058】
次に、層間絶縁膜1532の上に大気圧及び大気圧近傍下でプラズマ処理により層間絶縁膜1533を形成する。本実施例では、1.2μmの膜厚の酸化珪素膜を成膜した後、さらにCMP(Chemical Mechanical Polishing)により研磨して表面を平坦化して層間絶縁膜1533を形成した。なお、酸化珪素膜に限らず他の絶縁性を有する膜を用いて形成してもよい。膜厚も上記の値に限らず誘電率や平坦化による膜減り量などを考慮し適宜変更して構わない。
【0059】
次に、層間絶縁膜1533の上に、さらに大気圧及び大気圧近傍下でプラズマ処理により層間絶縁膜1534を形成する。本実施例では、600nmの膜厚の酸化珪素膜を成膜し、層間絶縁膜1534を形成した。なお、酸化珪素膜に限らず他の絶縁性を有する膜を用いて形成してもよい。膜厚も上記の値に限らず誘電率などを考慮し適宜変更して構わない。
【0060】
次に、ソース(或いは、ドレイン)1523a、1523b、1528a、1528bに達するコンタクトホールをパターニングおよびエッチングにより形成する。本実施例では、パターニング後、層間絶縁膜1533、1534をフッ酸含有溶液を用いた湿式方法によりエッチングし、続けて乾式方法により層間絶縁膜1532をエッチングしてコンタクトホールを形成した。
【0061】
次に、TFT1550〜1553に電気的信号を伝達するための配線、ソース(或いは、ドレイン)電極および発光素子の陽極を形成する。
【0062】
コンタクトホールを形成後、層間絶縁膜1534の上にチタン、アルミニウム、チタンを順に積層し導電性膜1535aを形成する。本実施例では、スパッタ法を用いてチタン100nm、アルミニウム350nm、チタン100nmを形成する。
【0063】
次に、フォトリソグラフィー法を用いたパターニングにより形成したレジストマスクをマスクとして導電性膜1535a選択的にエッチングして加工し、導電性膜1536a、1537a、1538a、1539a、1540a、1541aを形成する。
【0064】
次に、導電性膜1536a、1537a、1538a、1539a、1540a、1541aを被覆するように、第2の導電性膜1535bを形成する。本実施例では、スパッタ法を用いて非晶質のITO(Indium Tin Oxide)を20nmの膜厚で成膜し、第2の導電性膜を形成した。
【0065】
次に、フォトリソグラフィー法を用いたパターニングにより形成したレジストマスクをマスクとして第2の導電性膜1535bを選択的にエッチングして加工した。
【0066】
次に、ITOを結晶化させるためのベークを行う。本実施例では、250℃、2時間のベークを行い第2の導電性膜1535bの材料である非晶質のITOを結晶化させた。
【0067】
以上のようにして、TFT1553のソース(或いは、ドレイン)1528bに電気的信号を伝達するためのソース電極と発光素子の電極とが一体となった電極1536が形成される。また、同時にTFT1550〜1552のソース(或いは、ドレイン)1523a、1523b、1528aに電気的信号を伝達するためのソース電極1538〜1541(但し、ソース電極1538〜1541は配線としても機能する。)、及び配線1537が形成される。
【0068】
次に、電極1536の一部(発光素子の陽極となる部分)が露出するように開口部を設けた絶縁膜1542を形成する。本実施例では、レジストをフォトリソグラフィー法を用いて加工し、1.4μmの膜厚の絶縁膜1542を形成した。なお、レジスト以外にアクリル(感光性、非感光性のいずれも含む)やポリイミド(感光性、非感光性のいずれも含む)等の有機樹脂材料や、酸化珪素膜などの無機材料を用いて形成してもよい。なお、本実施例では、絶縁膜1542のエッジ部は角張っておらず丸みを帯びた形状をしている。また、絶縁膜1542の開口部において露出した電極1536は、発光素子の陽極1543として機能する。
【0069】
次に、陽極1543の上に有機化合物層を蒸着法により形成する。
【0070】
まず、TFTアレイ基板に残留している水分を除去するためのベークや紫外線照射などの前処理を行う。
【0071】
次に、正孔注入層としてCuPcを20nm、正孔輸送層としてα−NPDを40nm、発光層として0.3%のDMQdを含有するAlq3を37.5nm、電子輸送層としてAlq3を37.5nmの膜厚で積層し、有機化合物層1538とした。
【0072】
なお、有機化合物層を形成するための材料や膜厚などは上記のものに限らず他の公知の材料を用いても構わない。また、多色発光とするために、積層構造、材料等の異なる有機化合物層を複数形成しても構わない。
【0073】
次に、発光素子の電極1545を形成する。発光素子の電極1545は、フッ化カルシウム(CaF2)と数%のLiを含有したアルミニウム(Al−Li)を積層して形成する。
【0074】
以上のようにして、発光素子の電極1545,有機化合物層1544、発光素子の電極1539が積層した発光素子1546が形成される。
【0075】
次に、発光素子1546を保護するための保護膜1547を形成する。本実施例では、スパッタ法により窒化珪素膜を形成し、保護膜1547を形成した。なお、窒化珪素膜以外にも、DLC(Diamond like Carbon)など、他の材料を用いて形成してもよい。
【0076】
さらに、公知の方法を用いて、封止基板およびFPCを装着する。本実施例においては、封止基板に乾燥剤を取り付ける。
【0077】
以上のようにして、本発明の半導体装置の半導体装置の作製方法を用いた表示装置を作製する。
【0078】
[実施例2]
本実施例では、本発明を適用して作製した上面発光型のアクティブマトリクス型ELディスプレイについて図9を用いて説明する。このような上面発光型のアクティブマトリクス型ELディスプレイは、反射膜を設けているため、採光効率が良い。また発光素子の電極とソース電極、配線を同時に形成しているため、生産に係るコストが低減される。さらに、製造工程において、層間絶縁膜がエッチングされたり、アルミニウムがヒロックを生じたりすることにより形成される凹凸も考慮し、これらの凹凸に起因した発光素子の不良を抑制できる構造となっているため、歩留まりが向上する。
【0079】
図9(A)は、発光装置を示す上面図、図9(B)は図9(A)をA−A’で切断した断面図である。点線で示された2001はソース信号線駆動回路、2002は画素部、2003はゲート信号線駆動回路である。また、2004は封止基板、2005はシール剤であり、2004は封止基板とシール剤2005で囲まれた内側は、空間になっている。
【0080】
2008(2008a、2008b)はソース信号線駆動回路2001及びゲート信号線駆動回路2003に入力される信号を伝送するための配線であり、外部入力端子となるFPC(フレキシブルプリントサーキット)2009からビデオ信号やクロック信号を受け取る。なお、ここではFPCしか図示されていないが、このFPCにはプリント配線基盤(PWB)が取り付けられていても良い。本明細書における発光装置には、発光装置本体だけでなく、それにFPCもしくはPWBが取り付けられた状態をも含むものとする。
【0081】
断面構造について図9(B)を用いて説明する。基板2010上には駆動回路及び画素部が形成されているが、ここでは、駆動回路としてソース信号線駆動回路2001と画素部2002が示されている。なお、ソース信号線駆動回路2001はnチャネル型TFTとpチャネル型TFTとを組み合わせたCMOS回路が形成される。また、駆動回路を形成するTFTは、公知のCMOS回路、PMOS回路もしくはNMOS回路で形成しても良い。また、本実施例では、基板上に駆動回路を形成したドライバー一体型を示すが、必ずしもその必要はなく、基板上ではなく外部に形成することもできる。また、画素部2002は発光素子駆動用TFT2020に電気的信号を伝達するためのソース電極と発光素子2030の陽極が一体となった電極を含む複数の画素により形成される。
【0082】
陰極および陽極は接続配線を経由してFPCに電気的に接続されている。なお、図9(B)においては、陽極とFPC2009が接続配線2008を経由して電気的に接続されている。
【0083】
発光素子2030を封止するためにシール剤2005により封止基板2004を貼り合わせる。なお、封止基板2004と発光素子2030との間隔を確保するために樹脂膜からなるスペーサを設けても良い。そして、シール剤2005の内側の空間2007には窒素等の不活性気体が充填されている。なお、シール剤2005としてはエポキシ系樹脂を用いるのが好ましい。また、シール剤2005はできるだけ水分や酸素を透過しない材料であることが望ましい。さらに、空間2007の内部に酸素や水を吸収する効果をもつ物質を含有させてもよい。
【0084】
また、本実施例では封止基板2004を構成する材料としてガラス基板や石英基板の他、FRP(Fiberglass−Reinforced Plastics)、PVF(ポリビニルフロライド)、マイラー、ポリエステルまたはアクリル等からなるプラスチック基板を用いることができる。また、シール剤2005を用いて封止基板2004を接着した後、さらに側面(露呈面)を覆うようにシール剤で封止することも可能である。
【0085】
以上のようにして発光素子を空間2007に封入することにより、発光素子を外部から完全に遮断することができ、外部から水分や酸素といった有機化合物層の劣化を促す物質が侵入することを防ぐことができる。従って、信頼性の高い発光装置を得ることができる。
【0086】
なお、nチャネル型TFT、pチャネル型TFT,発光素子駆動用TFTについては、特に限定はなく、シングルドレイン構造、LDD構造、シングルゲート構造、ダブルゲート構造等いずれの構造も適用可能である。
【0087】
[実施例3]
本発明を実施して形成されたTFTは様々な電気光学装置(代表的にはアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ等)に用いることができる。即ち、それら電気光学装置や半導体回路を部品として組み込んだ電子機器全てに本発明を実施できる。
【0088】
その様な電子機器としては、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型ディスプレイ)、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末機器(モバイルコンピュータ、携帯電話または電子書籍等)などが挙げられる。それらの一例を図10に示す。
【0089】
図10(A)はパーソナルコンピュータであり、本体601、画像入力部602、表示部603、キーボード604等を含む。本発明を画像入力部602、表示部603やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0090】
図10(B)はビデオカメラであり、本体605、表示部606、音声入力部607、操作スイッチ608、バッテリー609、受像部610等を含む。本発明を表示部606やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0091】
図10(C)はディスプレイであり、本体612、支持台613、表示部614等を含む。本発明は表示部614に適用することができる。本発明のディスプレイは特に大画面化した場合において有利であり、対角10インチ以上(特に30インチ以上)のディスプレイには有利である。
【0092】
図10(D)はゴーグル型ディスプレイであり、本体615、表示部616、アーム部617等を含む。本発明は表示部616やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0093】
図10(E)はプログラムを記録した記録媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであり、本体618、表示部619、スピーカー部620、記録媒体621、操作スイッチ622等を含む。なお、このプレーヤーは記録媒体としてDVD(Digital Versatile Disc)、CD等を用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやインターネットを行うことができる。本発明は表示部619やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0094】
図10(F)はデジタルカメラであり、本体623、表示部624、接眼部625、操作スイッチ626、受像部(図示しない)等を含む。本発明を表示部624やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0095】
図10(G)は携帯電話であり、表示用パネル627、操作用パネル628、接続部629、センサー内蔵ディスプレイ630、音声出力部631、操作キー632、電源スイッチ633、音声入力部634、アンテナ635等を含む。本発明をセンサー内蔵ディスプレイ630、音声出力部631、音声入力部634やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0096】
以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
【0097】
本実施例では、被処理物の複数回の表面処理を同一の処理室で連続的に行うことができる。そのため、作製工程における所要時間が減少し、生産性が向上する。また、異なる処理室で各々の表面処理を行う場合に比べて、作製工程が簡略化するため、製造歩留まりが改善され、製造コストが低減する。
【0098】
【発明の効果】
上記構成を有する本発明は、製造ラインの省スペ−ス化、効率化が図れ、表示パネルの製造で大幅な品質向上、生産性向上、製造コスト低減に貢献し、地球環境に適応した表示装置の作製方法を提供することができる。また、生産に連結したインライン処理が可能な大気圧方式のため、高速、連続処理が可能である。更に所望の箇所に必要な量の材料のみを用いればよいため、無駄な材料が僅かとなることから材料の利用効率の向上、さらには作製費用の削減を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】被膜形成手段又は被膜除去手段におけるノズル体の構成を示す図。
【図2】被膜形成手段又は被膜除去手段におけるノズル体の概念図。
【図3】表示装置の製造工程を示す図であり、ベルトコンベア式を用いる一例を示す図。
【図4】アクティブマトリクス基板の作製工程を示す図。
【図5】アクティブマトリクス基板の作製工程を示す図。
【図6】アクティブマトリクス基板の作製工程を示す図。
【図7】アクティブマトリクス基板の作製工程を示す図。
【図8】アクティブマトリクス基板の作製工程を示す図。
【図9】表示装置を示す図。
【図10】本実施例2の電子機器の一例を示す図。

Claims (11)

  1. 非晶質構造を有する半導体膜を形成する工程と、
    前記非晶質構造を有する半導体膜上に、大気圧又は大気圧近傍圧力下で、該半導体膜の結晶化を助長する金属元素を含む電極間に生成されたグロ−放電プラズマにより、該金属元素を添加する工程と、
    前記非晶質構造を有する半導体膜を加熱して結晶構造を有する半導体膜を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の作製方法。
  2. 請求項1において、
    前記結晶構造を有する半導体膜上に、大気圧もしくは大気圧近傍圧力下で、
    一対の電極間に生成されたグロ−放電プラズマによって非晶質構造を有する第2の半導体膜を形成する工程と、
    前記非晶質構造を有するの第2の半導体膜を加熱してゲッタリングを行う工程と、
    前記非晶質構造を有する第2の半導体膜を除去する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の作製方法。
  3. 大気圧もしくは大気圧近傍圧力下で、一対の電極間に生成されたグロ−放電プラズマによって絶縁表面上に絶縁膜を形成する工程と、
    大気圧もしくは大気圧近傍圧力下で連続的に前記絶縁膜上に非晶質構造を有する半導体膜を形成する工程と、
    大気圧又は大気圧近傍圧力下で、前記非晶質構造を有する半導体膜に対して該半導体膜の結晶化を助長する金属元素を含む電極間に生成されたグロ−放電プラズマにより、該金属元素を添加する工程と、
    前記非晶質構造を有する半導体膜を加熱して結晶構造を有する半導体膜を形成する工程とを有し、
    大気圧及び大気圧近傍圧力下で、前記全工程を連続的に処理することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  4. 絶縁表面上に大気圧もしくは大気圧近傍圧力下で、一対の電極間に生成されたグロ−放電プラズマによって絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に非晶質構造を有する半導体膜を形成する工程と、
    前記非晶質構造を有する半導体膜上に、該半導体膜の結晶化を助長する金属元素を含む電極間に生成されたグロ−放電プラズマにより、該金属元素を添加する工程と、
    前記非晶質構造を有する半導体膜を加熱して結晶構造を有する半導体膜を形成する工程と、
    前記結晶構造を有する半導体膜にレ−ザ−光を照射する工程とを有し、
    大気圧及び大気圧近傍圧力下で、前記全工程を連続的に処理することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  5. 絶縁表面上に大気圧もしくは大気圧近傍圧力下で、一対の電極間に生成されたグロ−放電プラズマによって絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に非晶質構造を有する半導体膜を形成する工程と、
    大気圧もしくは大気圧近傍圧力下で、前記非晶質構造を有する半導体膜上に対して該半導体膜の結晶化を助長する金属元素を含む電極間に生成されたグロ−放電プラズマにより、該金属元素を添加する工程と、
    その後、前記非晶質構造を有する半導体膜を加熱して結晶構造を有する半導体膜を形成する工程と、
    前記結晶構造を有する半導体膜にレ−ザ−光を照射する工程と、
    前記結晶構造を有する半導体膜に一対の電極間に生成されたグロ−放電プラズマによって非晶質構造を有する第2の半導体膜を成膜する工程と、
    前記非晶質構造を有するの第2の半導体膜を加熱してゲッタリングを行う工程と、
    前記非晶質構造を有する第2の半導体膜を除去する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の作製方法。
  6. 絶縁表面上に大気圧もしくは大気圧近傍圧力下で、一対の電極間に生成されたグロ−放電プラズマ及びUV処理によってクリ−ニングを行う工程と、
    大気圧近傍圧力下で、前記絶縁表面上に一対の電極間に生成されたグロ−放電プラズマによって絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に非晶質構造を有する半導体膜を形成する工程と、
    大気圧もしくは大気圧近傍圧力下で、前記非晶質構造を有する半導体膜上に対して、該半導体膜の結晶化を助長する金属元素を含む電極間に生成されたグロ−放電プラズマにより、該金属元素を添加する工程と、
    前記非晶質性の半導体膜を加熱して結晶構造を有する半導体膜を形成する工程と、
    前記結晶構造を有する半導体膜にレ−ザ−光を照射する工程と、
    前記結晶構造を有する半導体膜に一対の電極間に生成されたグロ−放電プラズマによって非晶質構造を有する第2の半導体膜を成膜する工程と、
    前記非晶質構造を有するの第2の半導体膜を加熱してゲッタリングを行う工程と、
    前記非晶質構造を有する第2の半導体膜を除去する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の作製方法。
  7. 請求項6において、前記クリ−ニングのガスにHe、Ne、Ar、Kr、Xe等の不活性ガス又は酸素、窒素、水素のいずれかを用いることを特徴とした半導体装置の作製方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一において、前記金属元素と同一元素を含む電極は、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Auから選ばれた一種、又は複数種類の元素を含む電極であることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一において、前記グロ−放電プラズマを生成するプロセスガスとして、He、Ne、Ar、Kr、Xe等の不活性ガス又は酸素、窒素、水素のいずれかを用いることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一において、前記グロ−放電プラズマは線状にプラズマを形成し、基板又は電極が水平に保ちつつ、相対位置を移動して処理することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  11. 請求項1乃至9のいずれか一において、前記グロ−放電プラズマは針状にプラズマを形成し、基板又は電極が水平に保ちつつ、相対位置を移動して処理することを特徴とする半導体装置の作製方法。
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