JP2004287382A - 波長変換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 励起光波長と零分散波長との差が大きくなっても高パワーの変換光の生成を可能にする構造を備えた波長変換器を提供する。
【解決手段】 この発明に係る波長変換器は、例えば波長1550nmにおいて絶対値が0.01ps/nm2/km以下の分散スロープを有する光ファイバを含む。
【選択図】 図11
【解決手段】 この発明に係る波長変換器は、例えば波長1550nmにおいて絶対値が0.01ps/nm2/km以下の分散スロープを有する光ファイバを含む。
【選択図】 図11
Description
この発明は、第1波長の入力光から、非線形光学現象を利用して第2波長の変換光を発生させるための波長変換器に関するものである。
一般に、高パワーの光が媒質中を伝搬すると、その媒質における非線形分極に起因して種々の非線形光学現象が生じることが知られている。この非線形光学現象のうち、四光波混合(FWM: Four-Wave Mixing)は、3次の非線形効果により生じ、具体的には、3つの光子が媒質に入力したときにこれらから新たな1つの光子が生じる現象である。このような非線形光学現象に関与する複数個の光子間にエネルギー保存則及び運動量保存則がともに成り立つとき、最も高い効率で非線形光学現象が生じる。
従来から、上述のような非線形光学現象を光ファイバ中で積極的に発生させ、該光ファイバを波長変換等に利用しようとする研究が盛んに行われている。例えば、波長変換器は、第1波長の入力光から、該入力光と同一の情報を持つ第2波長の変換光を発生させる光学デバイスである。このような波長変換器は、多数ノードが光ファイバ伝送路網により相互に接続されている光通信ネットワークにおいて、これらノードに設けられる。そのノードにおいて波長変換器は、到達した入力光の波長から波長変換された変換光を出力光として出力する。
なお、内部で上述のような非線形光学現象を発生し易い高非線形ファイバとして、例えば、非特許文献1には、分散スロープを0.013ps/nm2/kmまで低減した高非線形ファイバが開示されており、非特許文献2には、高非線形分散フラットファイバが開開示されている。非特許文献3には、損失が大きいために実効長が短い分散フラット型高非線形フォトニッククリスタルファイバが示されている。非特許文献4には、波長分散の絶対値が大きいため、信号光と励起光との波長差が10nm程度しか許容されないが、ホーリーファイバを利用した波長変換器が開示されている。非特許文献5には、異なる零分散波長を有する複数の光ファイバを縦列接続して、帯域幅を約2THzまで拡大する技術が開示されており、さらに、非特許文献6には、高非線形ファイバの例が開示されている。
Jiro Hiroishi, et al., "Dispersion slope controlled HNL-DSF with high γ 25 W-1km-1 and band conversion e4xperiment using this fiber", ECOC2002, PD1.5 Toshiaki Okuno, et al., "Generation of Ultra-Broad-Band Supercontinuum by Dispersion-Flattened and Decreasing Fiber", IEEE PHOTONICS TEC. LETT., VOL. 10, NO. 1, JAN. 1998, pp.72-74 K. P. Hansen, et al., "Fully Dispersion Controlled Triangular-Core Nonlinear Photonic Crystal Fiber", OFC2003, PD2 Ju Han Lee, et al., "Four-Wave Mixing Based 10-Gb/s Tunable Wavelength Conversion Using a Holey Fiber With a High SBS Threshold", IEEE PHOTONICS TECH. LETT., VOL. 15, NO. 3, MAR. 2003, pp.440-442 K. Inoue, "Arrangement of fiber pieces for a wide wavelength conversion range by fiber four-wave mixing", OPTICS LETTERS, VOL. 19, NO. 16, Aug. 15, 1994 M. Onishi, et al., "Highly Nonlinear Dispersion-Shifted Fibers and Their Application to Broadband Wavelength Converter", OPTICAL FIBER TECHNOLOGY, VOL. 4, 204-214 (1998) Kyo Inoue, "Tunable and Selective Wavelength Conversion Using Fiber Four-Wave Mixing with Two Pump Lights", IEEE PHOTONICS TECH. LETT., VOL. 6, NO. 12, DEC. 1994
Jiro Hiroishi, et al., "Dispersion slope controlled HNL-DSF with high γ 25 W-1km-1 and band conversion e4xperiment using this fiber", ECOC2002, PD1.5 Toshiaki Okuno, et al., "Generation of Ultra-Broad-Band Supercontinuum by Dispersion-Flattened and Decreasing Fiber", IEEE PHOTONICS TEC. LETT., VOL. 10, NO. 1, JAN. 1998, pp.72-74 K. P. Hansen, et al., "Fully Dispersion Controlled Triangular-Core Nonlinear Photonic Crystal Fiber", OFC2003, PD2 Ju Han Lee, et al., "Four-Wave Mixing Based 10-Gb/s Tunable Wavelength Conversion Using a Holey Fiber With a High SBS Threshold", IEEE PHOTONICS TECH. LETT., VOL. 15, NO. 3, MAR. 2003, pp.440-442 K. Inoue, "Arrangement of fiber pieces for a wide wavelength conversion range by fiber four-wave mixing", OPTICS LETTERS, VOL. 19, NO. 16, Aug. 15, 1994 M. Onishi, et al., "Highly Nonlinear Dispersion-Shifted Fibers and Their Application to Broadband Wavelength Converter", OPTICAL FIBER TECHNOLOGY, VOL. 4, 204-214 (1998) Kyo Inoue, "Tunable and Selective Wavelength Conversion Using Fiber Four-Wave Mixing with Two Pump Lights", IEEE PHOTONICS TECH. LETT., VOL. 6, NO. 12, DEC. 1994
発明者らは、上述の高非線形ファイバについて検討した結果、以下のような課題を発見した。すなわち、上述の非特許文献1〜6に開示された高非線形ファイバを利用した波長変換器では、励起光波長が利用される光ファイバの零分散波長から離れると位相整合条件が満たされなくなるため、急激に変換光の光パワーが低下してしまう。そのため、このような波長変換器では、一チャネルのみの励起光で入力信号光を所望の波長へ変換する可変波長変換を実現するのは困難である。
また、非特許文献7には、光ファイバに2チャネルの励起光を供給する波長変換器が紹介されている。しかしながら、励起光波長と光ファイバの零分散波長とが離れてしまうと、やはり変換光の光パワーが低下する。そもそも2チャネルの励起光を供給することは波長変換器の製造コストを引き上げる要因になる。このように、非特許文献7に記載された波長変換器であっても、より広帯域に亘って効率よく波長変換を行うのは困難である。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、励起光波長と零分散波長との差が大きくなっても高パワーの変換光の生成を可能にする構造を備えた波長変換器を提供することを目的としている。
この発明に係る波長変換器は、光ファイバを利用した波長変換器であって、第1波長の入力光から、非線形光学現象を利用して波長変換された、該第1波長とは異なる第2波長の変換光を発生させる。
この発明に係る波長変換器に適用される光ファイバは、波長1550nmにおいて絶対値が0.01ps/nm2/km以下の分散スロープを有するのが好ましい。この場合、上記光ファイバに入力される光の波長と、該光ファイバの零分散波長との差であるDetuningが大きくなっても、高パワーの変換光の生成が可能になる。
また、この発明に係る波長変換器に適用される光ファイバは、供給される励起光の波長において絶対値が0.01ps/nm2/km以下の分散スロープを有してもよい。励起光を利用する波長変換器において、該励起光が伝搬する光ファイバの分散スロープを十分に小さくすることにより、より効率的に変換光を取り出すことができるからである。特に高い光パワーの励起光に対して光ファイバの分散スロープを小さくすることで、励起光と該光ファイバの零分散波長との差であるDetuningが大きくなったとしても、高パワーの変換光の生成が可能になる。
この発明に係る波長変換器に適用される光ファイバは、少なくとも1530nm〜1565nmの波長範囲において絶対値が0.2ps/nm/km以下の波長分散を有してもよい。当該光ファイバの波長分散がCバンドの範囲で十分に抑えられることにより、より広帯域での波長変換が可能になるからである。また、この波長範囲であれば励起光波長を変動させても得られる変換光の光パワーの変動が小さいため、より広帯域で高い光パワーを有する変換光が生成される。
この発明に係る波長変換器に適用される光ファイバは、1300nm〜1700nmの波長範囲において少なくとも2つの零分散波長を有するのが好ましい。零分散波長が2つ以上存在するように光ファイバを設計することにより、波長分散の絶対値が小さい波長範囲を拡大することができる。この結果、より広い波長帯域に亘って効率的に四光波混合を発生させることができる。
この発明に係る波長変換器は、少なくとも一励起チャネルの励起光と少なくとも一信号チャネルの信号光から、非線形光学現象を利用して波長変換された、少なくとも一チャネルの変換光を発生させる。このとき、当該波長変換器は、励起チャネルの波長が可変である励起光光源と、励起光光源から供給される励起光の波長において絶対値が0.01ps/nm2/km以下の分散スロープを有する光ファイバとを備えるのが好ましい。励起光と信号光を入力する構成において、励起光波長における分散スロープを小さく抑えることで、より効率的に変換光を生成することができるからである。また、特に高い光パワーの励起光に対してファイバの分散スロープを小さくすることで、励起光と該光ファイバの零分散波長との差であるDetuningが大きくなったとしても、高パワーの変換光の生成が可能になる。
上述のような構造を有する光ファイバは、波長1550nmにおいて8(1/W/km)以上、さらには10(1/W/km)以上の非線形定数を有するのが好ましい。非線形定数がこのような値以上であれば、実際的な入力光パワーで効率よく変換光の生成が可能になる。また、ファイバ長を1km以下まで短くしても、十分広帯域かつ高パワーの変換光が得られる。
さらに、上記光ファイバは、波長1550nmにおいて1dB/km以下の伝送損失を有するのが好ましい。伝送損失を低く抑えることにより、非線形光学現象が起こる実効的なファイバ長を十分に長く取ることができ、より高パワーの変換光が得られるからである。換言すれば、光ファイバファイバの実効長を十分長く維持することができ、高パワーの変換光が生成される。
上記光ファイバの、入力される励起光に対する誘導ブリルアン散乱の発生しきい値は、10dBm以上であるのが好ましい。この発生しきい値が10dBm以上であれば、非線形光学現象が起こる実効的なファイバ長の低減を回避することができ、入力される励起光を十分に変換光に振り分けることができるからである。すなわち、この発生しきい値が10dBm以上であれば、実用上使用可能な高パワーの変換光が生成される。
さらに、この発明に係る波長変換器において、上記光ファイバから出力される変換光の波長の許容可変幅は、20nm以上である。入力信号光を20nm以上の波長範囲で変換可能とすることで、実際の光ネットワーク上で十分実用レベルの波長変換器として適用することが可能となる。
この発明に係る波長変換器において、少なくとも1530nm〜1565nmの波長範囲(Cバンド)の信号チャネルに対し、上記光ファイバから出力される変換光の波長の許容可変幅は、20nm以上であるのが好ましい。Cバンドで十分実用的な波長変換が実現できるからである。すなわち、信号光波長に依存することなく、任意波長への変換が可能になる。
この発明に係る波長変換器は、上記光ファイバ内を伝搬した励起光を遮断するための光部品をさらに備えるのが好ましい。この光部品は、上記光ファイバの光出力端側に配置される。この光部品により、高パワーの励起光が上記光ファイバより出力されることによる後段の伝送系への影響を回避することができる。
以上のようにこの発明によれば、高パワーの励起光に対して分散スロープの小さい高非線形分散フラットファイバを利用して波長変換器を実現することにより、励起光波長と該高非線形分散フラットファイバの零分散波長との差であるDetuningが大きくなっても高パワーの変換光の生成が可能になる。また、励起光波長を幅35nm程度の波長範囲を変動させても、この励起光波長に対応した波長の変換光の光パワーは十分に維持されるので、より広帯域での波長変換を実現する可変波長変換器が得られる。
以下、この発明に係る波長変換器の実施形態を、図1〜図11を用いて詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、この発明に係る波長変換器に適した光ファイバの構造について説明する。図1は、当該波長変換器に適した光ファイバとして高非線形分散フラットファイバ(HNL-DFF: Highly Nonlinear Dispersion Flattened Fiber)の構造を示す断面図及びその屈折率プロファイルである。
図1(a)において、光ファイバ100は、所定軸に沿って伸びた、外径2aを有する屈折率n1のコア領域110と、該コア領域110の外周に設けられたクラッド領域120を備える。このクラッド領域120は、コア領域110の外周に設けられ、外径2bを有する屈折率n2(<n1)の内側クラッド121と、該内側クラッド121の外周に設けられた屈折率n3(<n1、>n2)の外側クラッド122を備える。
なお、クラッド領域120の最外層である外側クラッド122を基準領域としたとき、該外側クラッド122に対するコア領域110の比屈折率差Δ+、内側クラッド121の比屈折率差Δ-は、それぞれ以下の式で与えられる。
Δ+≒(n1−n3)/n1×100
Δ-≒(n2−n3)/n2×100
Δ-≒(n2−n3)/n2×100
図1(b)は、図1(a)に示された光ファイバ100の屈折率プロファイル150であり、この屈折率プロファイル150において、領域151はコア領域110の線L上における各部の屈折率、領域152は内側クラッド121の線L上における各部の屈折率、そして、領域153は外側クラッド122の線L上における各部の屈折率をそれぞれ示している。このような光ファイバ100は、例えばシリカガラスを主成分とし、コア領域110にはGeO2が添加され、内側クラッド121にはフッ素が添加される。外側クラッド122は純シリカで構成される、塩素が添加されたシリカガラスで構成される。
なお、この発明に係る波長変換器に適した光ファイバは、図3に示されたように、種々の屈折率プロファイル160、170を有してもよい。図3(a)に示された屈折率プロファイル160は、図1に示された光ファイバ100の内側クラッド121と外側クラッド122との間に中間クラッドが設けられることにより実現される。すなわち、この屈折率プロファイル160において、領域161は屈折率n1、外径2aを有するコア領域の屈折率、領域162は、コア領域の外周に設けられ、屈折率n2(<n1)、外径2bを有する内側クラッドの屈折率、領域163は、内側クラッドの外周に設けられ、屈折率n3(>n2、<n1)、外径2cを有する中間クラッドの屈折率、そして、領域164は、中間クラッドの外周に設けられ、屈折率n4(<n3、>n2)を有する外側クラッドの屈折率をそれぞれ示している。
さらに、図3(b)に示された屈折率プロファイル170は、図1に示された光ファイバ100の内側クラッド121と外側クラッド122との間に2層の中間クラッドが設けられることにより実現される。すなわち、この屈折率プロファイル170において、領域171は屈折率n1、外径2aを有するコア領域の屈折率、領域172は、コア領域の外周に設けられ、屈折率n2(<n1)、外径2bを有する内側クラッドの屈折率、領域173は、内側クラッドの外周に設けられ、屈折率n3(>n2、<n1)、外径2cを有する第1中間クラッドの屈折率、領域174は、第1中間クラッドの外周に設けられ、屈折率n4(>n2、<n3)、外径2dを有する第2中間クラッドの屈折率、領域175は、第2中間クラッドの外周に設けられ、屈折率n5(<n3、>n4)を有する外側クラッドの屈折率をそれぞれ示している。
次に、この発明に係る波長変換器に適した高非線形分散フラットファイバの各実施例について説明する。図2は、図1に示された高非線形分散フラットファイバとして試作された複数サンプル(No.1〜No.7)の緒元を纏めた表である。なお、これらサンプルNo.1〜No.7の光ファイバは、いずれも図1(a)及び図1(b)に示された断面構造と屈折率プロファイルを有する。
(サンプルNo.1)
サンプルNo.1の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.37%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.82%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は3.0である。コア領域の外径2aは4.890μmであり、内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.52である。このサンプルNo.1の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、0.48dB/kmの伝送損失と、0.063ps/nm/kmの波長分散と、−0.0011ps/nm2/kmの分散スロープを有する。カットオフ波長は989nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.1の光ファイバは、16.4μm2の実効断面積Aeffと、10.4(1/W/km)の非線形定数γと、4.6μmのモードフィールド径MFDと、0.05ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。
サンプルNo.1の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.37%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.82%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は3.0である。コア領域の外径2aは4.890μmであり、内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.52である。このサンプルNo.1の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、0.48dB/kmの伝送損失と、0.063ps/nm/kmの波長分散と、−0.0011ps/nm2/kmの分散スロープを有する。カットオフ波長は989nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.1の光ファイバは、16.4μm2の実効断面積Aeffと、10.4(1/W/km)の非線形定数γと、4.6μmのモードフィールド径MFDと、0.05ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。
(サンプルNo.2)
サンプルNo.2の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.37%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.82%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は3.0である。コア領域の外径2aは4.908μmであり、内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.52である。このサンプルNo.2の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、0.48dB/kmの伝送損失と、0.525ps/nm/kmの波長分散と、0.0006ps/nm2/kmの分散スロープを有する。カットオフ波長は995nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.2の光ファイバは、16.5μm2の実効断面積Aeffと、10.3(1/W/km)の非線形定数γと、4.6μmのモードフィールド径MFDと、0.06ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。
サンプルNo.2の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.37%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.82%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は3.0である。コア領域の外径2aは4.908μmであり、内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.52である。このサンプルNo.2の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、0.48dB/kmの伝送損失と、0.525ps/nm/kmの波長分散と、0.0006ps/nm2/kmの分散スロープを有する。カットオフ波長は995nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.2の光ファイバは、16.5μm2の実効断面積Aeffと、10.3(1/W/km)の非線形定数γと、4.6μmのモードフィールド径MFDと、0.06ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。
(サンプルNo.3)
サンプルNo.3の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.37%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.82%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は3.0である。コア領域の外径2aは4.860μmであり、内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.52である。このサンプルNo.3の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、0.47dB/kmの伝送損失と、−0.771ps/nm/kmの波長分散と、−0.0045ps/nm2/kmの分散スロープを有する。カットオフ波長は980nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.3の光ファイバは、16.3μm2の実効断面積Aeffと、10.5(1/W/km)の非線形定数γと、4.6μmのモードフィールド径MFDと、0.02ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。
サンプルNo.3の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.37%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.82%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は3.0である。コア領域の外径2aは4.860μmであり、内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.52である。このサンプルNo.3の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、0.47dB/kmの伝送損失と、−0.771ps/nm/kmの波長分散と、−0.0045ps/nm2/kmの分散スロープを有する。カットオフ波長は980nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.3の光ファイバは、16.3μm2の実効断面積Aeffと、10.5(1/W/km)の非線形定数γと、4.6μmのモードフィールド径MFDと、0.02ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。
(サンプルNo.4)
サンプルNo.4の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.37%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.82%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は3.0である。コア領域の外径2aは4.892μmであり、内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.52である。このサンプルNo.4の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、0.51dB/kmの伝送損失と、−0.097ps/nm/kmの波長分散と、−0.0015ps/nm2/kmの分散スロープを有する。カットオフ波長は987nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.4の光ファイバは、16.4μm2の実効断面積Aeffと、10.4(1/W/km)の非線形定数γと、4.6μmのモードフィールド径MFDと、0.03ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。
サンプルNo.4の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.37%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.82%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は3.0である。コア領域の外径2aは4.892μmであり、内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.52である。このサンプルNo.4の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、0.51dB/kmの伝送損失と、−0.097ps/nm/kmの波長分散と、−0.0015ps/nm2/kmの分散スロープを有する。カットオフ波長は987nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.4の光ファイバは、16.4μm2の実効断面積Aeffと、10.4(1/W/km)の非線形定数γと、4.6μmのモードフィールド径MFDと、0.03ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。
(サンプルNo.5)
サンプルNo.5の光ファイバは、波長分散が片端(以下、A端という)側から他端(以下。B端という)側へ向かう長手方向に沿って変化している分散マネージメントファイバ(DMF: Dispersion-Managed Fiber)である。このサンプルNo.5の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.37%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.82%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は3.0である。コア領域の外径2aはA端側が4.88であり、B端側が5.36μmである。内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.52である。このサンプルNo.5の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、平均値0.55dB/kmの伝送損失と、平均値5.432ps/nm/kmの波長分散と、平均値0.0168ps/nm2/kmの分散スロープを有する。なお、A端側における波長分散と分散スロープは、それぞれ−0.2ps/nm/km、−0.002ps/nm2/kmである。一方、B端側における波長分散と分散スロープは、それぞれ9.0ps/nm/km、0.026ps/nm2/kmである。カットオフ波長はA端側で987nm、B端側で1084nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.5の光ファイバは、平均値0.05ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。A端側における実効断面積Aeffは、16.4μm2であり、B端側における実効断面積Aeffは17.4μm2である。A端側における非線形定数γは10.4(1/W/km)であり、B端側における非線形定数γは9.8(1/W/km)である。さらに、A端側におけるモードフィールド径MFDは、4.6μmであり、B端側におけるモードフィールド径MFDは4.8μmである。
サンプルNo.5の光ファイバは、波長分散が片端(以下、A端という)側から他端(以下。B端という)側へ向かう長手方向に沿って変化している分散マネージメントファイバ(DMF: Dispersion-Managed Fiber)である。このサンプルNo.5の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.37%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.82%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は3.0である。コア領域の外径2aはA端側が4.88であり、B端側が5.36μmである。内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.52である。このサンプルNo.5の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、平均値0.55dB/kmの伝送損失と、平均値5.432ps/nm/kmの波長分散と、平均値0.0168ps/nm2/kmの分散スロープを有する。なお、A端側における波長分散と分散スロープは、それぞれ−0.2ps/nm/km、−0.002ps/nm2/kmである。一方、B端側における波長分散と分散スロープは、それぞれ9.0ps/nm/km、0.026ps/nm2/kmである。カットオフ波長はA端側で987nm、B端側で1084nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.5の光ファイバは、平均値0.05ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。A端側における実効断面積Aeffは、16.4μm2であり、B端側における実効断面積Aeffは17.4μm2である。A端側における非線形定数γは10.4(1/W/km)であり、B端側における非線形定数γは9.8(1/W/km)である。さらに、A端側におけるモードフィールド径MFDは、4.6μmであり、B端側におけるモードフィールド径MFDは4.8μmである。
(サンプルNo.6)
サンプルNo.6の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.30%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.75%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は2.8である。コア領域の外径2aは5.288μmであり、内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.55である。このサンプルNo.6の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、0.43dB/kmの伝送損失と、0.31ps/nm/kmの波長分散と、0.001ps/nm2/kmの分散スロープを有する。カットオフ波長は948nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.6の光ファイバは、18.2μm2の実効断面積Aeffと、9.1(1/W/km)の非線形定数γと、4.9μmのモードフィールド径MFDと、0.03ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。
サンプルNo.6の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.30%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.75%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は2.8である。コア領域の外径2aは5.288μmであり、内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.55である。このサンプルNo.6の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、0.43dB/kmの伝送損失と、0.31ps/nm/kmの波長分散と、0.001ps/nm2/kmの分散スロープを有する。カットオフ波長は948nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.6の光ファイバは、18.2μm2の実効断面積Aeffと、9.1(1/W/km)の非線形定数γと、4.9μmのモードフィールド径MFDと、0.03ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。
(サンプルNo.7)
サンプルNo.7の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.30%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.75%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は2.8である。コア領域の外径2aは5.274μmであり、内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.55である。このサンプルNo.7の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、0.40dB/kmの伝送損失と、−0.10ps/nm/kmの波長分散と、−0.001ps/nm2/kmの分散スロープを有する。カットオフ波長は944nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.7の光ファイバは、18.2μm2の実効断面積Aeffと、9.1(1/W/km)の非線形定数γと、4.9μmのモードフィールド径MFDと、0.01ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。
サンプルNo.7の光ファイバにおいて、基準領域である外側クラッドに対するコア領域の比屈折率差Δ+は1.30%、外側クラッドに対する内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.75%である。また、コア領域のプロファイル形状を決めるためのα値は2.8である。コア領域の外径2aは5.274μmであり、内側クラッドの外径2bに対するコア領域の外径2aの比Ra(=a/b)は0.55である。このサンプルNo.7の光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、0.40dB/kmの伝送損失と、−0.10ps/nm/kmの波長分散と、−0.001ps/nm2/kmの分散スロープを有する。カットオフ波長は944nmである。さらに、波長1550nmの諸特性として、サンプルNo.7の光ファイバは、18.2μm2の実効断面積Aeffと、9.1(1/W/km)の非線形定数γと、4.9μmのモードフィールド径MFDと、0.01ps・km-1/2の偏波モード分散PMDを有する。
以上の各実施例から、この発明に係る波長変換器に適した光ファイバは、波長1550nmの諸特性として、絶対値が2ps/nm/km以下の波長分散と、絶対値が0.01ps/nm2/kmの分散スロープと、8(1/W/km)以上、好ましくは10(1/W/km)以上の非線形定数γを有する。また、分散マネージメントファイバは、A端側において、+4〜+15ps/nm/kmの波長分散と、絶対値が0.04ps/nm2/km以下の分散スロープと、8(1/W/km)以上の非線形定数γを有する一方、B端側において、+2〜−2ps/nm/kmの波長分散と、絶対値が0.01ps/nm2/km以下の分散スロープと、8(1/W/km)以上の非線形定数γを有するのが好ましい。さらに、実効断面積Aeffは、20μm2以下、好ましくは17μm2以下、偏波モード分散PMDは、0.3ps・km-1/2以下、伝送損失は1.0dB/km以下であるのが好ましい。
好ましい屈折率プロファイル形状を得るため、外側クラッドを基準としたコア領域の比屈折率差Δ+は1.2%以上、内側クラッドの比屈折率差Δ-は−0.6%以下が好ましい。また、コア領域の屈折率プロファイルをパワー分布で近似した際のα値は2以上、コア領域の外径2aと内側クラッドの外径2bの比Ra(=a/b)は0.30〜0.70であるのが好ましい。
続いて、従来の高非線形ファイバ(HNLF)と比較して、この発明に係る波長変換器に適した高非線形分散フラットファイバ(HNL−DFF)の優位性を検証する。図4は、この発明に係る波長変換器に適用される光ファイバサンプルの評価系システムの構成を示す図である。
この図4に示された評価系システムは、2入力―2出力の3dB光カプラ50を備える。この光カプラ50の第1入力端には、プローブ光を供給するための可変長レーザ光源(TLS: Tunable Laser Source)10aが光学的に接続されており、これら光カプラ50とTLS10aとの間には、偏波制御器(PC: Polarization Controller)20a、Er添加光ファイバ増幅器(EDFA: Erbium-Doped Fiber Amplifier)30aと、可変バンドバプフィルタ(BPS: Band Pass Filter)40aが配置されている。一方、光カプラ50の第2入力端には、励起光を供給するためのTLS10bが光学的に接続されており、これら光カプラ50とTLS10bとの間には、PC20b、EDFA30aと、BPS40aが配置されている。
光カプラ50の第1出力端と第2出力端には、それぞれオプティカルスペクトルアナライザ(OSA: Optical Spectrum Analyzer)70a、70bが配置されており、評価対象ファイバ60が光カプラ50の第1出力端とOSA70aとの間に配置されることにより、該OSA70aが評価対象ファイバ60の出力をモニタする構成になっている。
図5は、図4に示された評価系システムにおける評価対象として試作された複数サンプル(No.8、No.9)及び比較対象ファイバの緒元を纏めた表である。なお、サンプルNo.8及びNo.9の光ファイバは、いずれもこの発明に係る波長変換器に適した高非線形分散フラットファイバ(HNL-DFF: Highly Nonlinear Dispersion-Flattened Fiber)、サンプルNo.10の光ファイバは従来の高非線形ファイバ(HNLF: Highly Nonlinear Fiber)、サンプルNo.11は非特許文献2に開示された分散フラットファイバ(DFF: Dispersion-Flattened Fiber)、サンプルNo.12は非特許文献3に開示された高非線形分散フラットフォトニッククリスタルファイバ(HNL-DFPCF: Highly Nonlinear Dispersion-Flattened Photonic Crystal Fiber)である。
(サンプルNO.8)
サンプルNo.8のHNL−DFFは、1000mの長さを有し、波長1550nmの諸特性として、0.47dB/kmの伝送損失と、0.42ps/nm/kmの波長分散と、0.0002ps/nm2/kmの分散スロープと、10.4(1/W/km)の非線形定数γを有する。
サンプルNo.8のHNL−DFFは、1000mの長さを有し、波長1550nmの諸特性として、0.47dB/kmの伝送損失と、0.42ps/nm/kmの波長分散と、0.0002ps/nm2/kmの分散スロープと、10.4(1/W/km)の非線形定数γを有する。
(サンプルNO.9)
サンプルNo.9のHNL−DFFは、500mの長さを有し、波長1550nmの諸特性として、0.62dB/kmの伝送損失と、0.063ps/nm/kmの波長分散と、−0.0011ps/nm2/kmの分散スロープと、10.4(1/W/km)の非線形定数γを有する。
サンプルNo.9のHNL−DFFは、500mの長さを有し、波長1550nmの諸特性として、0.62dB/kmの伝送損失と、0.063ps/nm/kmの波長分散と、−0.0011ps/nm2/kmの分散スロープと、10.4(1/W/km)の非線形定数γを有する。
(サンプルNO.10)
サンプルNo.10のHNLFは、1000mの長さを有し、波長1550nmの諸特性として、0.56dB/kmの伝送損失と、−0.36ps/nm/kmの波長分散と、0.025ps/nm2/kmの分散スロープと、20.4(1/W/km)の非線形定数γを有する。
サンプルNo.10のHNLFは、1000mの長さを有し、波長1550nmの諸特性として、0.56dB/kmの伝送損失と、−0.36ps/nm/kmの波長分散と、0.025ps/nm2/kmの分散スロープと、20.4(1/W/km)の非線形定数γを有する。
(サンプルNO.11)
サンプルNo.11のDFFは、1000mの長さを有し、波長1550nmの諸特性として、0.22dB/kmの伝送損失と、0.32ps/nm/kmの波長分散と、0.0036ps/nm2/kmの分散スロープと、5.1(1/W/km)の非線形定数γを有する。
サンプルNo.11のDFFは、1000mの長さを有し、波長1550nmの諸特性として、0.22dB/kmの伝送損失と、0.32ps/nm/kmの波長分散と、0.0036ps/nm2/kmの分散スロープと、5.1(1/W/km)の非線形定数γを有する。
(サンプルNO.12)
サンプルNo.12のPCFは、500mの長さを有し、波長1550nmの諸特性として、9.9dB/kmより大きい伝送損失と、−1ps/nm/kmの波長分散と、0.001ps/nm2/kmの分散スロープと、11.2(1/W/km)の非線形定数γを有する。
サンプルNo.12のPCFは、500mの長さを有し、波長1550nmの諸特性として、9.9dB/kmより大きい伝送損失と、−1ps/nm/kmの波長分散と、0.001ps/nm2/kmの分散スロープと、11.2(1/W/km)の非線形定数γを有する。
なお、図6は、サンプルNo.8の光ファイバ(HNL−DFF)とサンプルNo.10の光ファイバ(従来のHNLF)について、波長分散特性を示すグラフである。図6において、グラフ610はHNL−DFFの波長分散特性、グラフG620はHNLFの波長分散特性をそれぞれ示す。この図6から分かるように、HNL−DFFは、より広い波長範囲で分散スロープが小さく、効率的な波長変換が可能であることが分かる。
さらに発明者らは、図4の評価系システムにおいて、実際の励起光波長を変えながら、FWM変換光の光パワーを測定した。図7は、FWM光パワーの測定結果を示すグラフである。この測定では、上述のサンプルNo.9のHNL−DFFが用意された。そして、励起光波長は1540nmに固定された状態で、励起光及びプローブ光の入力パワーは、それぞれ16dBmとしたときの、該プローブ光波長に対するFWM光パワーが測定された。
この明細書では、FWM光パワーのピークより3dB低下する波長帯域をFWM帯域幅と定義する。この場合、上述の測定方法によれば、20nmの帯域幅が得られることが分かる(図7参照)。このFWM帯域幅を異なる励起光波長に対してプロットした結果が図8中のグラフG860である。図8から分かるように、1530nm〜1565nmの波長範囲で20nmのFWM帯域幅が確保できる。このことは、励起光波長のDetuningが30nm以上であることを示しており、HNL−DFFが適用されることにより、波長変換可能な波長帯域を従来よりも遥かに拡大可能であることを意味する。また、変換効率は約−19dBであり、500mのファイバ長では従来の分散フラットファイバよりも高い変換効率が得られ、かつ実用可能な値が実現されている。したがって、非線形定数γは10(1/w/km)以上であるのが好ましい。
図8は、サンプルNo.9の光ファイバ(HNL−DFF)を基準に、分散スロープは一定のままピーク分散値をシフトさせた場合のFWM帯域幅の波長依存性を計算機シミュレーションしたグラフである。この図8において、グラフG810は比較のためのHNLF(サンプルNo.10)の励起光波長に対するFWM帯域幅、グラフG820は0.065ps/nm/kmの波長分散(波長1545nmにおけるサンプルNo.9のHNL−DFF本来の波長分散、以下同様)を有するHNL−DFFの励起光波長に対するFWM帯域幅、グラフG830は0ps/nm/kmの波長分散を有するHNL−DFFの励起光波長に対するFWM帯域幅、グラフG840は−0.065ps/nm/kmの波長分散を有するHNL−DFFの励起光波長に対するFWM帯域幅、そして、グラフG850は+0.13ps/nm/kmの波長分散を有するHNL−DFFの励起光波長に対するFWM帯域幅をそれぞれ示す。なお、グラフG860は、上述のように、FWM帯域幅を異なる励起光波長に対してプロットした測定結果である。この図から、波長変換器にHNL−DFFが適用されることにより、大きく励起光波長を振ってもFWM帯域幅の急激な狭窄化が回避されることが確認できる。なお、グラフG810から明らかなように、従来のHNLFは励起光波長を零分散波長に合わせ込むことが必要であり、零分散波長から励起光波長が離れると急激に変換効率が低下する。
なお、上記光ファイバの伝送損失については、図5に示された表にあるように、1dB/kmを十分に下回る値が得られる。ただし、この発明に係る波長変換器に適した光ファイバでは、非線形定数γが10(1/W/km)以上であれば、伝送損失が1dB/kmでもファイバ長1km(1000m)程度で十分高い変換効率が得られるため、該伝送損失が1dB/km以下であれば実用上問題ないと考えられる。
また、誘導ブリルアン散乱については、実際の使用条件で発現するかどうか問題になる。これは逆に、実際に入力される条件として信号光や励起光に対する発生しきい値が10dBm以下である場合、変換効率の低下が問題となるため、少なくとも10dBm以上の発生しきい値を確保する光ファイバや励起光光源を利用する必要があることを意味している。
さらに、図9は、励起波長における波長分散とFWM帯域幅の関係を示すグラフである。実際には、最低限の波長可変範囲が±6nm(FWM帯域幅=12nm)であれば、フレキシブル光ネットワークが実現できると考えられる。これに必要な波長分散の絶対値は、図9のグラフから、±0.2ps/nm/km以下となることが分かる。したがって、Cバンド(1530nm〜1565nm)全域に亘って可変波長変換を実現するためには、1530nm〜1565nmの波長範囲において、波長分散の絶対値が0.2ps/nm/km未満である必要がある。
次に、この発明に係る波長変換器が適用された光通信システムについて説明する。図10は、この発明に係る波長変換器が適用された光通信システムの第1実施形態の構成を示す図である。
図10(a)に示された光通信システムでは、光送信手段(TX)201から光受信手段(RX)202へ向って、伝送路本線上に、EDFA211、DMF221、伝送路支線からの光を導くための光カプラ231、EDFA212、DMF222、可変減衰器241(ATT)、EDFA213、AWG250が順に配置されている。伝送路支線には、励起光光源204から出力された励起光と、光送信手段(TX)203から出力され、EFDA216及び伝送路ファイバ224を順次伝搬してきた信号光とを入力し、新たに所定波長の変換光を、光カプラ231を介して本線に出力する波長変換器200(この発明に係る波長変換器)が設けられている。この波長変換器200は、励起光光源204から出力され、EDFA214、可変BPF261を順に通過した励起光と、伝送路ファイバ224から出力され、EDFA215、可変BPF262を順に通過した信号光とを合波する光カプラ232が設けられており、この光カプラ232の出力端に、HNL−DFF223が接続されている。さらに、HNL−DFF223と光カプラ231との間には、可変BPF263と可変ATT242が配置されている。
通常、FWMはフェムト秒オーダーの高速現象であるため、信号光をパケット加工する一方として、変換に利用する励起光を適当に変調することで、得られる変換光にその変調成分を付加する方法が挙げられる。図10(a)に示された光通信システムは、伝送路本線に支線からの信号光を追加する場合を想定しており、本線を伝搬する信号光がバーストスイッチングしているため、その空いた時間に支線からのデータを乗せる、いわゆる時間分割多重システムである。実験では、TDM(Time Division Multiplexing)信号を受信して、本線からの信号成分及び支線からの信号成分それぞれを調べたが、良好な光伝送が実現できることを確認した。なお、当該波長変換器200の後段には、励起光(及び入力信号光)を除去するため、可変BPF263が設けられている。
なお、図10(b)は、本線上に位置するEDFA211の出力端Aにおける主信号光成分、図10(c)は、支線上に位置するEDFA215の出力端Bにおける追加信号光成分、図10(d)は、波長変換器200の後段に設けられた可変ATT242の出力端Cにおける波長変換された変換光成分、そして、図10(e)は、本線上に位置するEDFA212の出力端Dにおける合成信号光成分をそれぞれ示す。
さらに、図11は、この発明に係る波長変換器が適用された光通信システムの第2実施形態の構成を示す図である。
図11(a)に示された光通信システムでは、複数チャネルが多重化された信号光の進行方向に沿って、伝送路本線上に、EDFA301、伝送路ファイバ311、伝送路支線からの光を導くための光カプラ320、EDFA302、伝送路ファイバ312、EDFA303が順に配置されている。伝送路支線には、波長変換器300が配置されており、別の信号光がEDFA304、伝送路ファイバ313を通過して該波長変換器300に導かれる。そして、この波長変換器300から出力された変換光が光カプラ320を介して本線に導かれる。
フレキシブルネットワークの場合、伝送路本線のWDM(Wavelength Division Multiplexing)信号の波長分布が時間的に変わることが予想される。そのため、各信号チャネルの利用効率を高めるため、支線から合流する信号光は本線における信号チャネルの空き状況に合わせて、適当に変換波長をチューニングする必要が起こり得る。この場合に、この発明に係る波長変換器は、可変波長変換器として、広帯域に亘って所望波長の変換光を生成するのに適しており、光通信システムの構築が容易になる。
なお、図11(b)は、本線上に位置するEDFA301の入力端AにおけるWDM信号光、図11(c)は、支線上に位置するEDFA304の入力端Bにおける信号光、図11(d)は、波長変換器300の出力端Cにおける波長変換された変換光、そして、図11(e)は、本線上に位置するEDFA302の出力端DにおけるWDM信号光をそれぞれ示している。
また、この発明におけるHNL−DFFを用いることで、高効率なSC(Supercontinuum)光の生成や、広帯域光パラメトリック増幅器等の実現が可能である。
100…高非線形ファイバ、200、300…波長変換器。
Claims (11)
- 第1波長の入力光から、非線形光学現象を利用して波長変換された、該第1波長とは異なる第2波長の変換光を発生させるための波長変換器であって、
波長1550nmにおいて絶対値が0.01ps/nm2/km以下の分散スロープを有する光ファイバを含む波長変換器。 - 第1波長の入力光から、非線形光学現象を利用して波長変換された、該第1波長とは異なる第2波長の変換光を発生させるための波長変換器であって、
当該波長変換器に別途供給される励起光の波長において絶対値が0.01ps/nm2/km以下の分散スロープを有する光ファイバを含む波長変換器。 - 第1波長の入力光から、非線形光学現象を利用して波長変換された、該第1波長とは異なる第2波長の変換光を発生させるための波長変換器であって、
少なくとも1530nm〜1565nmの波長範囲において絶対値が0.2ps/nm/km以下の波長分散を有する光ファイバを含む波長変換器。 - 第1波長の入力光から、非線形光学現象を利用して波長変換された、該第1波長とは異なる第2波長の変換光を発生させるための波長変換器であって、
1300nm〜1700nmの波長範囲において少なくとも2つの零分散波長を有する光ファイバを含む波長変換器。 - 少なくとも一励起チャネルの励起光と少なくとも一信号チャネルの信号光から、非線形光学現象を利用して波長変換された、少なくとも一チャネルの変換光を発生させるための波長変換器であって、
前記励起チャネルの波長が可変である励起光光源と、
前記励起光光源から供給される励起光の波長において絶対値が0.01ps/nm2/km以下の分散スロープを有する光ファイバとを備えた波長変換器。 - 前記光ファイバは、波長1550nmにおいて10(1/W/km)以上の非線形定数を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の波長変換器。
- 前記光ファイバは、波長1550nmにおいて1dB/km以下の伝送損失を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の波長変換器。
- 入力される励起光に対し、10dBm以上の誘導ブリルアン散乱の発生しきい値を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の波長変換器。
- 前記光ファイバから出力される変換光の波長の許容可変幅は、20nm以上であることを特徴とする請求項5記載の波長変換器。
- 少なくとも1530nm〜1565nmの波長範囲の信号チャネルに対し、前記光ファイバから出力される変換光の波長の許容可変幅は、20nm以上であることを特徴とする請求項5記載の波長変換器。
- 前記光ファイバの光出力端側に配置された、該光ファイバ内を伝搬した励起光を遮断するための光部品をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の波長変換器。
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