JP2004282845A - クローポールロータの製造方法 - Google Patents
クローポールロータの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004282845A JP2004282845A JP2003068529A JP2003068529A JP2004282845A JP 2004282845 A JP2004282845 A JP 2004282845A JP 2003068529 A JP2003068529 A JP 2003068529A JP 2003068529 A JP2003068529 A JP 2003068529A JP 2004282845 A JP2004282845 A JP 2004282845A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- claw pole
- pole rotor
- claw
- manufacturing
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、各クローポールロータを凹部と凸部の組合せによって容易に組立てることができるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明によるクローポールロータの製造方法は、第１、第２、第３クローポールロータ（１、２、２０）を凹部（１０、１１）と凸部（２Ａ、２０Ａ）を介して容易に組立てる方法である。
【選択図】 図１
【解決手段】本発明によるクローポールロータの製造方法は、第１、第２、第３クローポールロータ（１、２、２０）を凹部（１０、１１）と凸部（２Ａ、２０Ａ）を介して容易に組立てる方法である。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はクローポールロータの製造方法に関し、特に、各クローポールロータを凹部と凸部を介して簡単に位置決めして重ねるための新規な改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種のクローポールロータの製造方法としては、社内製作であるため、その構成を示す文献名等は開示していないが、図９及び図１０で示されるように、第１クローポールロータ１に対して第２クローポールロータ２を重ねる場合は、第１クローポールロータ１に設けられたピン３をガイドとして重ねていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来のクローポールロータの製造方法は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、ピンを用いて重ね合わせることは、ピン孔同士を合わせることであり、一方のピン孔は目視確認できず、小径のクローポールロータにおいてこのような作業を行うことは高度の熟練を必要とし、生産性向上の大きい障害となっていた。
【０００４】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、各クローポールロータを凹部と凸部を介して簡単に位置決めして重ねるようにするクローポールロータの製造方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明によるクローポールロータの製造方法は、複数のクローポールロータを同芯状に重ねて界磁制御ロータを形成するようにしたクローポールロータの製造方法において、前記各クローポールロータを凹部と凸部の係合によって組立てる方法であり、また、前記各クローポールロータは、第１、第２、第３クローポールロータからなり、前記第１クローポールロータに形成された凹部に対して、前記第２、第３クローポールロータに形成された凸部を係合させる方法である。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるクローポールロータの製造方法の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一部分には同一符号を付して説明する。
図において、符号１で示されるものは、断面形状がほぼ板状をなす第１クローポールロータであり、この第１クローポールロータ１には、所定角度間隔をあけて第１、第２凹部１０、１１が形成されている。
【０００７】
図３及び図４の断面図で示されるものは、前記第１クローポールロータ１に同芯状に重ね合わせるための第２クローポールロータ２である。
前記第２クローポールロータ２の周縁には、互いに９０度間隔で軸方向に沿って突出した４個のクロー２ａが形成され、各クロー２ａの中の１個のクロー２ａには、内方へ向けて突出する凸部２Ａが形成されている。
【０００８】
前記第２クローポールロータ２は、前記第１凹部１０内へ前記凸部２Ａを挿入して係合させることにより、図５及び図６で示されるように重ね合わされ、所定の位置決め係合が簡単かつ確実に行われる。
【０００９】
次に、図７及び図８で示されるものは、前記第２クローポールロータ２に対して軸方向に沿って同芯状に重ね合わせるための第３クローポールロータ２０である。
前記第３クローポールロータ２０は、４個のクロー２０ａの中の１個のクロー２０ａの内面に突出する凸部２０Ａが前記第１凹部１０に挿入されて係合することにより、前記各クローポールロータ１、２、２０が同芯状に重ねられて重合され、周知の界磁制御モータの界磁制御ロータを得ることができる。
尚、前記第１クローポールロータ１の第１凹部１０を用いて各クローポールロータ１、２、２０を組立てた場合について述べたが、第２凹部１１を用いて組立てることもできる。また、前述の形態の凹部と凸部を逆に形成した場合も組立てることができる。
【００１０】
【発明の効果】
本発明によるクローポールロータの製造方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、複数のクローポールロータを、凹部と凸部の組合せによって同芯状に重ねて組立てることができ、従来のピンを用いた構成と比較すると、その組立ては大幅に容易化され、自動組立ても可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるクローポールロータの製造方法に用いる第１クローポールロータを示す正面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】第２クローポールロータを示す正面図である。
【図４】図３の左側面図である。
【図５】第１、第２クローポールロータを組立てた状態を示す正面図である。
【図６】図５の側面図である。
【図７】第３クローポールロータを示す正面図である。
【図８】図７の第３クローポールロータの側断面図である。
【図９】従来構成の正面図である。
【図１０】図９の側面図である。
【符号の説明】
１ 第１クローポールロータ
２ 第２クローポールロータ
１０、１１ 凹部
２０ 第３クローポールロータ
２Ａ、２０Ａ 凸部
【発明の属する技術分野】
本発明はクローポールロータの製造方法に関し、特に、各クローポールロータを凹部と凸部を介して簡単に位置決めして重ねるための新規な改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種のクローポールロータの製造方法としては、社内製作であるため、その構成を示す文献名等は開示していないが、図９及び図１０で示されるように、第１クローポールロータ１に対して第２クローポールロータ２を重ねる場合は、第１クローポールロータ１に設けられたピン３をガイドとして重ねていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来のクローポールロータの製造方法は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、ピンを用いて重ね合わせることは、ピン孔同士を合わせることであり、一方のピン孔は目視確認できず、小径のクローポールロータにおいてこのような作業を行うことは高度の熟練を必要とし、生産性向上の大きい障害となっていた。
【０００４】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、各クローポールロータを凹部と凸部を介して簡単に位置決めして重ねるようにするクローポールロータの製造方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明によるクローポールロータの製造方法は、複数のクローポールロータを同芯状に重ねて界磁制御ロータを形成するようにしたクローポールロータの製造方法において、前記各クローポールロータを凹部と凸部の係合によって組立てる方法であり、また、前記各クローポールロータは、第１、第２、第３クローポールロータからなり、前記第１クローポールロータに形成された凹部に対して、前記第２、第３クローポールロータに形成された凸部を係合させる方法である。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるクローポールロータの製造方法の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一部分には同一符号を付して説明する。
図において、符号１で示されるものは、断面形状がほぼ板状をなす第１クローポールロータであり、この第１クローポールロータ１には、所定角度間隔をあけて第１、第２凹部１０、１１が形成されている。
【０００７】
図３及び図４の断面図で示されるものは、前記第１クローポールロータ１に同芯状に重ね合わせるための第２クローポールロータ２である。
前記第２クローポールロータ２の周縁には、互いに９０度間隔で軸方向に沿って突出した４個のクロー２ａが形成され、各クロー２ａの中の１個のクロー２ａには、内方へ向けて突出する凸部２Ａが形成されている。
【０００８】
前記第２クローポールロータ２は、前記第１凹部１０内へ前記凸部２Ａを挿入して係合させることにより、図５及び図６で示されるように重ね合わされ、所定の位置決め係合が簡単かつ確実に行われる。
【０００９】
次に、図７及び図８で示されるものは、前記第２クローポールロータ２に対して軸方向に沿って同芯状に重ね合わせるための第３クローポールロータ２０である。
前記第３クローポールロータ２０は、４個のクロー２０ａの中の１個のクロー２０ａの内面に突出する凸部２０Ａが前記第１凹部１０に挿入されて係合することにより、前記各クローポールロータ１、２、２０が同芯状に重ねられて重合され、周知の界磁制御モータの界磁制御ロータを得ることができる。
尚、前記第１クローポールロータ１の第１凹部１０を用いて各クローポールロータ１、２、２０を組立てた場合について述べたが、第２凹部１１を用いて組立てることもできる。また、前述の形態の凹部と凸部を逆に形成した場合も組立てることができる。
【００１０】
【発明の効果】
本発明によるクローポールロータの製造方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、複数のクローポールロータを、凹部と凸部の組合せによって同芯状に重ねて組立てることができ、従来のピンを用いた構成と比較すると、その組立ては大幅に容易化され、自動組立ても可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるクローポールロータの製造方法に用いる第１クローポールロータを示す正面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】第２クローポールロータを示す正面図である。
【図４】図３の左側面図である。
【図５】第１、第２クローポールロータを組立てた状態を示す正面図である。
【図６】図５の側面図である。
【図７】第３クローポールロータを示す正面図である。
【図８】図７の第３クローポールロータの側断面図である。
【図９】従来構成の正面図である。
【図１０】図９の側面図である。
【符号の説明】
１ 第１クローポールロータ
２ 第２クローポールロータ
１０、１１ 凹部
２０ 第３クローポールロータ
２Ａ、２０Ａ 凸部
Claims (2)
- 複数のクローポールロータ（１、２、２０）を同芯状に重ねて界磁制御ロータを形成するようにしたクローポールロータの製造方法において、
前記各クローポールロータ（１、２、２０）を凹部（１０、１１）と凸部（２Ａ、２０Ａ）の係合によって組立てることを特徴とするクローポールロータの製造方法。 - 前記各クローポールロータ（１、２、２０）は、第１、第２、第３クローポールロータ（１、２、２０）からなり、前記第１クローポールロータ（１）に形成された凹部（１０、１１）に対して、前記第２、第３クローポールロータ（２、２０）に形成された凸部（２Ａ、２０Ａ）を係合させることを特徴とする請求項１記載のクローポールロータの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003068529A JP2004282845A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | クローポールロータの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003068529A JP2004282845A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | クローポールロータの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004282845A true JP2004282845A (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=33285830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003068529A Pending JP2004282845A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | クローポールロータの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004282845A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008011658A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Hitachi Appliances Inc | クローポールｄｃブラシレスモータ |
| JP2008187830A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Nissan Motor Co Ltd | リラクタンスモータ用ロータ及びそれを備えるリラクタンスモータ |
| JP2009027910A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-02-05 | Denso Corp | 車両用交流発電機の回転子およびその製造方法 |
| US8004144B2 (en) | 2007-06-20 | 2011-08-23 | Denso Corporation | Rotor for automotive alternator having mechanism for positioning magnetic pole cores |
-
2003
- 2003-03-13 JP JP2003068529A patent/JP2004282845A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008011658A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Hitachi Appliances Inc | クローポールｄｃブラシレスモータ |
| JP4718383B2 (ja) * | 2006-06-30 | 2011-07-06 | 日立アプライアンス株式会社 | クローポールｄｃブラシレスモータ |
| JP2008187830A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Nissan Motor Co Ltd | リラクタンスモータ用ロータ及びそれを備えるリラクタンスモータ |
| JP2009027910A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-02-05 | Denso Corp | 車両用交流発電機の回転子およびその製造方法 |
| US8004144B2 (en) | 2007-06-20 | 2011-08-23 | Denso Corporation | Rotor for automotive alternator having mechanism for positioning magnetic pole cores |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100664065B1 (ko) | 전동기의 마그네트 고정 구조 | |
| EP2026448B1 (en) | Split core and manufacturing method of the same, and stator core | |
| US9369013B2 (en) | Rotor for motor | |
| US10862353B2 (en) | Axial gap motor rotor and axial gap motor | |
| CN101501959A (zh) | 电机和用于制造机动车致动器驱动装置的电机的方法 | |
| JPH07312852A (ja) | 永久磁石形回転子の製造方法 | |
| JP5938156B2 (ja) | 固定子コア、並びに、該固定子コアを備えたモータ及びその製造方法 | |
| JP6137521B2 (ja) | 回転電機 | |
| JP2008067527A (ja) | モータ及びモータの製造方法 | |
| JP2004260985A (ja) | 回転電機の電機子およびそれを用いた回転電機、ならびに回転電機の電機子製造方法 | |
| JP2000050540A (ja) | 回転電機の組み立てティース式固定子コア | |
| JP2004282845A (ja) | クローポールロータの製造方法 | |
| CN206283342U (zh) | 磁铁压入式电机转子 | |
| JP2003199270A (ja) | 回転電機のステータコア | |
| WO2008072443A1 (ja) | 電動モータの固定子 | |
| JP2002315237A (ja) | 回転電機の積層鉄心 | |
| KR20110006436A (ko) | 모터의 스테이터 코어 | |
| KR100624817B1 (ko) | 스포크 타입 전동기의 로터 및 그 제조방법 | |
| JP2007049816A (ja) | 回転電機の電機子 | |
| JP2007181359A (ja) | 分割コアを用いた輪状ステータの結合方法及び輪状ステータ構造 | |
| JP4349831B2 (ja) | 固定子鉄心の製造方法 | |
| JP2007181259A (ja) | ブラシレスモータ | |
| JPH08205434A (ja) | 固定子積層鉄心 | |
| JP2006033950A (ja) | 回転電機の電機子 | |
| JP2005312153A (ja) | 永久磁石式回転子とその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20051007 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080909 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080924 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081106 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090120 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20090602 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |