JP2004282411A - 静止画記録再生方法及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、大量の静止画を記録したときに、それを再生する方法、特に自動再生であって、表示の順序や表示時間を自由に設定する場合に、個々の静止画で独立した時間情報を記録するとMPEGデコーダのPTS同期が複雑になってしまうという問題があった。
【解決手段】本発明では、各静止画データ内に記録されたPTSをプレイリストに対応した時間とすることにより、MPEGデコーダを煩雑な処理を行わず標準的な再生により、プレイリストに従った順序で、表示時間を設定した自動再生が可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明では、各静止画データ内に記録されたPTSをプレイリストに対応した時間とすることにより、MPEGデコーダを煩雑な処理を行わず標準的な再生により、プレイリストに従った順序で、表示時間を設定した自動再生が可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクやメモリカードなどの媒体上に、静止画データ再生順番、及び再生表示時間を制御に必要な、媒体上でのデータ記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像データを記録する記録媒体としては、磁気テープが主であったが、近年、DVDに見られるように光ディスクの大容量化と、AV用/PC用、ともに対応した規格策定により、映像や音声のデータが光ディスクに記録再生されるようになった。映像データとしては、ISO/IEC11172規格やISO/ IEC13818規格等に記載されている動画データをMPEG(Moving Picture Experts Group)方式などにより符号化されたデータ一般的に用いられている。静止画データとしては、MPEG方式のフレーム内符号化データ(Iピクチャ)や、ISO/IEC10918−1規格に記載されているJPEG方式により符号化されたデータが一般的に用いられている。
【0003】
光ディスクの場合は、磁気テープとは異なり、ランダムアクセス性が特徴であり、記録したデータを記録した順序とは異なる順序にアクセスして、見かけ上、連続的に再生することが可能である。また、光ディスクの大容量化により、記録できる映像データの量も増加し、特に静止画の場合には、大量の枚数の画像を記録できる。しかしその反面、記録に関する情報や再生制御の情報も増えてしまうため、DVDでは特許文献1のような工夫がなされている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−134565号公報(図1、3、8)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、大量の静止画を記録したときに、個々の静止画で独立した時間情報を記録するとMPEGデコーダのPTS同期が複雑になってしまうという点について考慮されていない。また複数の静止画を連続に再生する方法、特に自動再生であって、表示の順序や表示時間を自由に設定する方法については考慮されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明では、記録媒体上に静止画を記録する静止画記録方式であって、複数の静止画を連続して記録した静止画ストリームファイルと、静止画の再生順序を指定するプレイリストファイルとを有し、上記プレイリストファイル中の静止画表示開始時刻と表示終了時刻を所望の表示時刻に設定すると共に、上記静止画ストリームファイルの各静止画データには表示開始時刻を含み、上記で設定した静止画の表示時刻に応じて静止画の表示開始時刻を対応させて記録することようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による記録方式の実施の形態について、図を参照して説明する。
【0008】
図2は、本発明の一実施例である指定した静止画を自動的に連続再生するためのプレイリストによる再生方法について示したものである。
【0009】
MPEG方式のフレーム内符号化データ(Iピクチャ)を静止画データとして連続再生する時に、ディスク上には、clip(静止画ストリームファイル)203として記録された静止画データ(Stillpicture)が複数、記録されており、これらをユーザが決めた任意の順で再生する場合を考える。
【0010】
各静止画データはStillpicture A 211、Stillpicture B 212、Stillpicture C 213の順に再生を行うように設定される。これらの各静止画データには再生出力時刻管理情報PTS(Present Time Stamp)が含まれている。PTSはエンコード時には、通常のデコードタイミングに合わせて1/30秒ずつ増加する値が書き込まれている。
【0011】
プレイリストのファイルには、複数のPlayItemが含まれており、順番に再生される。ここではそのうちの一つのPlayItem 201を例とするがPlayItemは複数あっても構わない。例えば、図3は複数のPlayItem(1)〜(n)までを表示する場合のPlyListの構成を示したものである。図2中PlayItem 201には、再生する静止画データのストリーム上の再生開始時刻がIN_time 204として書かれており、それに対応した再生終了時刻OUT_time 205が書かれている。例えばStillpicture A 211を5秒間表示する場合には、通常はIN_time 204:0秒、OUT_time 205:5秒となっている。EP_map 202は、IN_time 204に書かれている時刻情報に対してディスク上のパケット番号spn(Source Packet No.)を変換する変換テーブルであり、各spn 206〜210は各々に対応したStillpictureのディスク上での開始セクター番号を指定する。これにより、PlayItem 201のIN_time 204に書かれた時刻情報に従って、spnに変換し、静止画データを再生することができる。ここで、Stillpicture A 211に書かれたPTSは通常はデコードタイミングを示す値であるのに対して、自動再生での連続した表示時間に合わせて書き換えて記録する。また、それに合わせて、IN_time 204に書かれている時刻情報も同様に連続した表示時間に合わせて書き換える。次に、その表示時間に合せた時刻情報の値について説明する。
【0012】
図1は本発明の一実施例である静止画を所定の時間で表示しながら自動的に連続再生するためのPlayItemのデータ読出しと時間の流れを説明する。MPEGでは、システム基準復号器の内部STC(System Time Clock)がPTSに同期した時に再生データを出力する。そのため、指定した静止画データを再生するためにIN_timeに含まれた時刻情報からspnに変換し、ディスク上にアクセスして静止画データを読出し、デコードして出力する。このときデコードされたデータは、システムの時刻に同期して出力するため、Stillpicture に含まれるPSTは、表示時間に合せた時間がかかれている必要がる。例えばclip 104の静止画データを読み出す時に、101に書かれたIN_time(1)とOUT_time(1)の各時刻情報からEP_map を用いてStillpicture A 105 の開始・終了位置をspnとして求め、Stillpicture A 105 を表示する。ここで、IN_timeには0秒、OUT_timeには5秒が書かれているので、Stillpicture A 105 を5秒間表示する。同様にIN_time(2)102に書かれたIN_time, OUT_timeによりStillpicture B 106を10秒表示し、IN_time(3)103に書かれたIN_time, OUT_timeによりStillpicture C 107を3秒表示する。この時、各IN_time(1)、(2)、(3)に含書かれた時刻情報は0、5、15秒となる。これにより、まずStillpicture A 105をデコードしてスタートの0秒に同期して出力し、5秒間(Duration(1))は同じStillpicture A 105を静止画像として表示し、その間に次のStillpicture B 106をデコードし、PTS 5秒に同期して出力し、10秒間(Duration(2))は同じStillpicture B 106を静止画像として表示し、その間に次のStillpicture C 107をデコードし、PTS 15秒に同期して出力する。よって、各Stillpicture A〜C内のPTSと、各IN_time(1)〜(3)に書かれたPTSを表示時間に合せた新たなPTSとして書き換える。これによりデコーダは、表示時間に合わせて静止画データを出力することが可能になる。
【0013】
図1の下部に示したグラフは、静止画データ読み取り(横軸)に対する表示時間(縦軸)の推移を示したものである。PTS(1)〜(3)は表示時間に合せて書き換えられているため、デコーダは、表示時間に合わせて静止画データを出力できる。仮に、PTSが書き換えられていなければ、表示時間がPTSの時間を追い越してしまうため、デコーダが正しくPTSに同期して静止画データを出力することができない。
【0014】
図4は先に示した本発明を実現する記録再生システムの構成例を示したものである。
記録再生システムは、専用ハードウェアとして構成してもよいし、パーソナルコンピュータなどの汎用的なハードウェアを後述するプログラムによって制御するように構成してもよい。どちらの場合も、システム制御部409は、システム全体の制御を行う。まず操作部410にてユーザからの動作指示を受けたのち、システム制御部409から後述する各部への動作制御が行われる。記録時には、入力部401から画像や音声などの信号が入力され、エンコーダ402にてMPEG方式などの符号化を行う。動画、静止画、音声などの符号化データは、トラックバッファ403を介してドライブ404に入力され、記録媒体405上に記録する。符号化データをリアルタイムで記録している期間は、PTSを書き換えることが困難なため、表示制御用メモリ406を用いて、静止画データに書かれているPTSを書き換えて、符号化データ記録終了後に記録媒体405上に記録するように制御する。一方、再生時には、ドライブ404によって記録媒体405から静止画データを読み出したのち、その情報に基づいて符号化データを読み出してトラックバッファ403に入力する。トラックバッファ403からの符号化データは、デコーダ407により復号化し、出力部408から出力する。
【0015】
図5は、本記録方式によるデータを光ディスク上に記録した時のデータの配置例を示したものである。501は光ディスクであり、502は静止画ストリームファイル、503はプレイリストファイルである。光ディスク501上に、スパイラル状あるいは同心円状に設けられたトラックにファイルが記録データとして記録されている。ディスク上での記録データは、先に示した静止画ストリームファイル502、プレイリストファイル503等が記録されている。光ディスクでは凹凸ピットあるいは相変化材料等による濃淡のドット等でデータが記録されている。このように、静止画ストリームファイルは連続的したデータとしてディスク上に記録されており、(図示しない)光学ピックアップで連続したデータとして読み出される。
【0016】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、静止画データを記録媒体上に複数記録し、各静止画を順序を指定して、任意の時間で表示させながら、自動的に再生を行うことができる。またデコードのために用いられているMPEGデコーダの処理を煩雑にすることなく、通常のPTSに同期させた再生として処理を行うことができる。
【0017】
本実施例では、記録媒体の例として光ディスクを用いて示したが、これに限定されるものではなくランダムアクセスに有利な記録媒体であれば特に限定はしない。また、PlayListを一つの例として説明したが、これも、複数あってもよく、ユーザが操作部から選択するなどの方法により、PlayListを選択することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である静止画を所定の時間で表示しながら自動的に連続再生するためのPlayItemのデータ読出しと時間の流れを説明図である。
【図2】本発明の一実施例である指定した静止画を自動的に連続再生するためのプレイリストによる再生方法の図である。
【図3】複数のPlayItem(1)〜(n)までを表示する場合のPlyListの構成図である。
【図4】本発明を実現する記録再生システムの構成図である。
【図5】本記録方式によるデータを光ディスク上に記録した時のデータの配置図である。
【符号の説明】
101…IN_time(1)、102…IN_time(2)、103…IN_time(3)、104…clip 静止画ストリームファイル、105…Stillpicture(静止画データ) A、106…Stillpicture(静止画データ) B、107…Stillpicture(静止画データ) C。
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクやメモリカードなどの媒体上に、静止画データ再生順番、及び再生表示時間を制御に必要な、媒体上でのデータ記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像データを記録する記録媒体としては、磁気テープが主であったが、近年、DVDに見られるように光ディスクの大容量化と、AV用/PC用、ともに対応した規格策定により、映像や音声のデータが光ディスクに記録再生されるようになった。映像データとしては、ISO/IEC11172規格やISO/ IEC13818規格等に記載されている動画データをMPEG(Moving Picture Experts Group)方式などにより符号化されたデータ一般的に用いられている。静止画データとしては、MPEG方式のフレーム内符号化データ(Iピクチャ)や、ISO/IEC10918−1規格に記載されているJPEG方式により符号化されたデータが一般的に用いられている。
【0003】
光ディスクの場合は、磁気テープとは異なり、ランダムアクセス性が特徴であり、記録したデータを記録した順序とは異なる順序にアクセスして、見かけ上、連続的に再生することが可能である。また、光ディスクの大容量化により、記録できる映像データの量も増加し、特に静止画の場合には、大量の枚数の画像を記録できる。しかしその反面、記録に関する情報や再生制御の情報も増えてしまうため、DVDでは特許文献1のような工夫がなされている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−134565号公報(図1、3、8)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、大量の静止画を記録したときに、個々の静止画で独立した時間情報を記録するとMPEGデコーダのPTS同期が複雑になってしまうという点について考慮されていない。また複数の静止画を連続に再生する方法、特に自動再生であって、表示の順序や表示時間を自由に設定する方法については考慮されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明では、記録媒体上に静止画を記録する静止画記録方式であって、複数の静止画を連続して記録した静止画ストリームファイルと、静止画の再生順序を指定するプレイリストファイルとを有し、上記プレイリストファイル中の静止画表示開始時刻と表示終了時刻を所望の表示時刻に設定すると共に、上記静止画ストリームファイルの各静止画データには表示開始時刻を含み、上記で設定した静止画の表示時刻に応じて静止画の表示開始時刻を対応させて記録することようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による記録方式の実施の形態について、図を参照して説明する。
【0008】
図2は、本発明の一実施例である指定した静止画を自動的に連続再生するためのプレイリストによる再生方法について示したものである。
【0009】
MPEG方式のフレーム内符号化データ(Iピクチャ)を静止画データとして連続再生する時に、ディスク上には、clip(静止画ストリームファイル)203として記録された静止画データ(Stillpicture)が複数、記録されており、これらをユーザが決めた任意の順で再生する場合を考える。
【0010】
各静止画データはStillpicture A 211、Stillpicture B 212、Stillpicture C 213の順に再生を行うように設定される。これらの各静止画データには再生出力時刻管理情報PTS(Present Time Stamp)が含まれている。PTSはエンコード時には、通常のデコードタイミングに合わせて1/30秒ずつ増加する値が書き込まれている。
【0011】
プレイリストのファイルには、複数のPlayItemが含まれており、順番に再生される。ここではそのうちの一つのPlayItem 201を例とするがPlayItemは複数あっても構わない。例えば、図3は複数のPlayItem(1)〜(n)までを表示する場合のPlyListの構成を示したものである。図2中PlayItem 201には、再生する静止画データのストリーム上の再生開始時刻がIN_time 204として書かれており、それに対応した再生終了時刻OUT_time 205が書かれている。例えばStillpicture A 211を5秒間表示する場合には、通常はIN_time 204:0秒、OUT_time 205:5秒となっている。EP_map 202は、IN_time 204に書かれている時刻情報に対してディスク上のパケット番号spn(Source Packet No.)を変換する変換テーブルであり、各spn 206〜210は各々に対応したStillpictureのディスク上での開始セクター番号を指定する。これにより、PlayItem 201のIN_time 204に書かれた時刻情報に従って、spnに変換し、静止画データを再生することができる。ここで、Stillpicture A 211に書かれたPTSは通常はデコードタイミングを示す値であるのに対して、自動再生での連続した表示時間に合わせて書き換えて記録する。また、それに合わせて、IN_time 204に書かれている時刻情報も同様に連続した表示時間に合わせて書き換える。次に、その表示時間に合せた時刻情報の値について説明する。
【0012】
図1は本発明の一実施例である静止画を所定の時間で表示しながら自動的に連続再生するためのPlayItemのデータ読出しと時間の流れを説明する。MPEGでは、システム基準復号器の内部STC(System Time Clock)がPTSに同期した時に再生データを出力する。そのため、指定した静止画データを再生するためにIN_timeに含まれた時刻情報からspnに変換し、ディスク上にアクセスして静止画データを読出し、デコードして出力する。このときデコードされたデータは、システムの時刻に同期して出力するため、Stillpicture に含まれるPSTは、表示時間に合せた時間がかかれている必要がる。例えばclip 104の静止画データを読み出す時に、101に書かれたIN_time(1)とOUT_time(1)の各時刻情報からEP_map を用いてStillpicture A 105 の開始・終了位置をspnとして求め、Stillpicture A 105 を表示する。ここで、IN_timeには0秒、OUT_timeには5秒が書かれているので、Stillpicture A 105 を5秒間表示する。同様にIN_time(2)102に書かれたIN_time, OUT_timeによりStillpicture B 106を10秒表示し、IN_time(3)103に書かれたIN_time, OUT_timeによりStillpicture C 107を3秒表示する。この時、各IN_time(1)、(2)、(3)に含書かれた時刻情報は0、5、15秒となる。これにより、まずStillpicture A 105をデコードしてスタートの0秒に同期して出力し、5秒間(Duration(1))は同じStillpicture A 105を静止画像として表示し、その間に次のStillpicture B 106をデコードし、PTS 5秒に同期して出力し、10秒間(Duration(2))は同じStillpicture B 106を静止画像として表示し、その間に次のStillpicture C 107をデコードし、PTS 15秒に同期して出力する。よって、各Stillpicture A〜C内のPTSと、各IN_time(1)〜(3)に書かれたPTSを表示時間に合せた新たなPTSとして書き換える。これによりデコーダは、表示時間に合わせて静止画データを出力することが可能になる。
【0013】
図1の下部に示したグラフは、静止画データ読み取り(横軸)に対する表示時間(縦軸)の推移を示したものである。PTS(1)〜(3)は表示時間に合せて書き換えられているため、デコーダは、表示時間に合わせて静止画データを出力できる。仮に、PTSが書き換えられていなければ、表示時間がPTSの時間を追い越してしまうため、デコーダが正しくPTSに同期して静止画データを出力することができない。
【0014】
図4は先に示した本発明を実現する記録再生システムの構成例を示したものである。
記録再生システムは、専用ハードウェアとして構成してもよいし、パーソナルコンピュータなどの汎用的なハードウェアを後述するプログラムによって制御するように構成してもよい。どちらの場合も、システム制御部409は、システム全体の制御を行う。まず操作部410にてユーザからの動作指示を受けたのち、システム制御部409から後述する各部への動作制御が行われる。記録時には、入力部401から画像や音声などの信号が入力され、エンコーダ402にてMPEG方式などの符号化を行う。動画、静止画、音声などの符号化データは、トラックバッファ403を介してドライブ404に入力され、記録媒体405上に記録する。符号化データをリアルタイムで記録している期間は、PTSを書き換えることが困難なため、表示制御用メモリ406を用いて、静止画データに書かれているPTSを書き換えて、符号化データ記録終了後に記録媒体405上に記録するように制御する。一方、再生時には、ドライブ404によって記録媒体405から静止画データを読み出したのち、その情報に基づいて符号化データを読み出してトラックバッファ403に入力する。トラックバッファ403からの符号化データは、デコーダ407により復号化し、出力部408から出力する。
【0015】
図5は、本記録方式によるデータを光ディスク上に記録した時のデータの配置例を示したものである。501は光ディスクであり、502は静止画ストリームファイル、503はプレイリストファイルである。光ディスク501上に、スパイラル状あるいは同心円状に設けられたトラックにファイルが記録データとして記録されている。ディスク上での記録データは、先に示した静止画ストリームファイル502、プレイリストファイル503等が記録されている。光ディスクでは凹凸ピットあるいは相変化材料等による濃淡のドット等でデータが記録されている。このように、静止画ストリームファイルは連続的したデータとしてディスク上に記録されており、(図示しない)光学ピックアップで連続したデータとして読み出される。
【0016】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、静止画データを記録媒体上に複数記録し、各静止画を順序を指定して、任意の時間で表示させながら、自動的に再生を行うことができる。またデコードのために用いられているMPEGデコーダの処理を煩雑にすることなく、通常のPTSに同期させた再生として処理を行うことができる。
【0017】
本実施例では、記録媒体の例として光ディスクを用いて示したが、これに限定されるものではなくランダムアクセスに有利な記録媒体であれば特に限定はしない。また、PlayListを一つの例として説明したが、これも、複数あってもよく、ユーザが操作部から選択するなどの方法により、PlayListを選択することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である静止画を所定の時間で表示しながら自動的に連続再生するためのPlayItemのデータ読出しと時間の流れを説明図である。
【図2】本発明の一実施例である指定した静止画を自動的に連続再生するためのプレイリストによる再生方法の図である。
【図3】複数のPlayItem(1)〜(n)までを表示する場合のPlyListの構成図である。
【図4】本発明を実現する記録再生システムの構成図である。
【図5】本記録方式によるデータを光ディスク上に記録した時のデータの配置図である。
【符号の説明】
101…IN_time(1)、102…IN_time(2)、103…IN_time(3)、104…clip 静止画ストリームファイル、105…Stillpicture(静止画データ) A、106…Stillpicture(静止画データ) B、107…Stillpicture(静止画データ) C。
Claims (4)
- 記録媒体上に静止画を記録する静止画記録方式であって、
複数の静止画を連続して記録した静止画ストリームファイルと、静止画の再生順序を指定するプレイリストファイルとを有し、上記プレイリストファイル中の静止画表示開始時刻と表示終了時刻を所望の表示時刻に設定すると共に、上記静止画ストリームファイルの各静止画データには表示開始時刻を含み、上記で設定した静止画の表示時刻に応じて静止画の表示開始時刻を対応させて記録することを特徴とする静止画記録方法。 - 静止画が記録された記録媒体であって、
複数の静止画を連続して記録した静止画ストリームファイルと、静止画の再生順序を指定するプレイリストファイルとを有し、上記プレイリストファイル中の静止画表示開始時刻と表示終了時刻を所望の表示時刻に設定すると共に、上記静止画ストリームファイルの各静止画データには表示開始時刻を含み、上記で設定した静止画の表示時刻に応じて静止画の表示開始時刻を対応させて記録することを特徴とする記録媒体。 - 複数の静止画を再生する静止画再生方法であり、
前記複数の静止画は所定の順序で、所定の期間表示される静止画再生方法において、前記複数の静止画を表示する順序を示した表示順序情報と、各静止画に対して表示期間を設定する表示期間情報と、各静止画には、表示順序と表示期間に対応した表示時間情報が含まれており、前記表示時間情報に同期して静止画データを表示することを特徴とする静止画再生方法。 - 請求項3において、前記表示時間情報は、複数の静止画を所定の順序に従って、所定の期間表示した時の累積の時間が含まれており、各静止画データに含まれた前記累積時間に合わせて各静止画を表示するようにしたことを特徴とする静止画再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003071191A JP2004282411A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 静止画記録再生方法及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003071191A JP2004282411A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 静止画記録再生方法及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=33287688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003071191A Pending JP2004282411A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 静止画記録再生方法及び記録媒体 |
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