JP2004280364A - アクティブモジュールを搭載するバックプレーン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バックプレーン上を一つ以上の管理エリアに分割して、アクティブ素子をモジュール化したをアクティブモジュールに、管理エリアに割り当て、その管理エリアに属するデバイスに対して、そのアクティブモジュールが管理して、ホストモジュールとの制御の仲立ちをおこなう。アクティブモジュールは、PBC、スイッチ、インタフェース変換回路であり、デバイスのインタフェースに応じて、インタフェース変換をおこなうようにする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクティブモジュールを搭載するバックプレーンに係り、特に、RAID(Redundant Array of Independent Disks)システムなどの周辺装置などのバックプレーンで、複数のインタフェースを取り扱う可能性のある装置のバックプレーンに用いて好適なアクティブモジュールを搭載するバックプレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
高速シリアルインタフェースを有するバックプレーンの設計は、能動部品がバックプレーン上に搭載されているかによって、アクティブ方式(搭載)とパッシブ方式(非搭載)とに大別される。
【0003】
アクティブ方式は、バックプレーン上に能動動作をおこなうことが可能な能動素子(以下、「アクティブ素子」という)を搭載して、デバイスを管理するようにしたものである。例えば、特許文献1には、アクティブ方式の制御をおこなう例として、PBC(ポート・バイパス・コントローラ)の設定方法について記述がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平2002−77220号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、PBCを制御するコントローラを設けてインテリジェンシィを高めたシステムであるといえる。
【0006】
しかしながら、上記従来技術は、バックプレーン上のエリアを分割する技術について考慮されていない。
【0007】
すなわち、ストレージ装置に多くのHDDを搭載するときのように、搭載すべきデバイスが増えてくると、上記のアクティブ方式では、バックプレーン上でのアクティブ素子の搭載が困難になってくる。また,アクティブ素子の故障時には、バックプレーン自体交換が必要となる。
【0008】
これに対して、パッシブ方式では、アクティブ素子は、外付けになるために搭載可能なデバイス数が多くなるにつれて配線の引き回しが困難となる。このためバックプレーンは多層基板を使用することになる。
【0009】
また、上記両方式ともに、サポートしている最大デバイス数のアクティブ素子を搭載することが必須となる。
【0010】
したがって、アクティブ方式、パッシブ方式の共に、デバイスの増減やインタフェースの変更に柔軟に対処できないという問題点があった。
【0011】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ストレージ装置などの周辺装置のバックプレーンで、デバイスの増減や複数のインタフェースなどに柔軟に取り扱え、システムの構成、変更を容易におこなえるバックプレーンを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明では、アクティブ素子をモジュール化し、バックプレーン上で管理できるエリアを特定する。
【0013】
そして、上記モジュールを一つのアクティブモジュールとして、モジュール単位での取り扱いを可能とする。
【0014】
アクティブモジュールとしては、ポートバイパス機能を有するモジュール、スイッチ機能を有するモジュール、ダミーでループを接続するモジュール、インタフェース変換をおこなうモジュールを用意する。
【0015】
そして、バックプレーンに対して複数のアクティブモジュールを搭載できるようにする。
【0016】
ループ制御をおこなっていて、管理エリアに接続するデバイスがないときには、上記のダミーでループを接続するモジュールを搭載する。
【0017】
また、バックプレーンのインタフェースを、アクティブモジュールは、そのアクティブモジュールが管理してするデバイスとやり取りをおこなうインタフェースに変換して制御する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る各実施形態を、図1ないし図5を用いて説明する。
【0019】
〔実施形態1〕
以下、本発明に係る第一の実施形態を、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るアクティブモジュールを搭載するバックプレーンの構成図である。
【0020】
本実施形態は、システムに実装できるだけのデバイスを全数実装した場合である。
【0021】
バックプレーンaは、ホストモジュールdと、高速シリアルインタフェース、例えば、ファイバチャネルで接続されている。そして、ホストモジュールdは、アクティブモジュールbを介してデバイスcをコントロールしている。
【0022】
アクティブモジュールbは、モジュール化されたアクティブ素子であり、バックプレーンaに、挿抜可能で複数枚実装できるようになっている。そして、本実施形態のアクティブモジュールbは、バックプレーン上の管理エリアが割当てられていて、各々、ホストモジュールからの制御を渡すデバイスcが定まっている。
【0023】
アクティブモジュールbには、ホストモジュールdやインタフェースの種類、バックプレーンaの制御の仕方により、例えば、PBC、スイッチ、各種のインタフェース変換回路を用いることができる。
【0024】
〔実施形態2〕
以下、本発明に係る第二の実施形態を、図2および図3を用いて説明する。
図2は、本発明の第二の実施形態に係るアクティブモジュールを搭載するバックプレーンの構成図である。
【0025】
図3は、本発明の第二の実施形態に係るアクティブモジュールを搭載するバックプレーンの具体的な回路を配置した詳細な構成図である。
【0026】
本実施形態は、システムに一部のデバイスだけ全数実装した場合である。
【0027】
本実施形態では、管理エリアeを管理しているアクティブモジュールbにのみデバイスcが接続されて、他の管理エリアe1は、デバイスcを有していない。したがって、この管理エリアe1のアクティブモジュールb1には、デバイスに対する機能は必要ない。例えば、ループ制御をおこなっているインタフェースの場合には、ループ信号をバイパスしてループ構成を保持できるようにしておくような、いわばダミーのアクティブモジュールを搭載するようにすればよい。
【0028】
このように、本発明では、アクティブ素子がモジュール化されているために、システムの接続するデバイスの増減に応じて簡単にシステム構成の変更をおこなうことができる。また、万一、アクティブモジュールに故障があったときには、そのアクティブモジュールのみを交換すればよい。
【0029】
そして、管理できるエリアを特定したアクティブモジュールの採用により,最大サポートデバイス数のアクティブモジュールを、必ずしも実装する必要がなくなり、最小デバイス構成で最も安価なシステムを構成できる。また、このため配線および基板の層構成についても、システムの規模に見合った安価な物を選択できる。
【0030】
この図2の構成を、例えば、RAIDシステムに応用すると図3のようになる。ホストモジュールdは、RAIDコントローラであり、デバイスcは、HDD(Hard Disk Drive)やディスク相当部品である。アクティブモジュールbは、PBCであり、HDDなどとセレクタで接続されてループ制御している。また、アクティブモジュールb1として、ダミーのモジュールが搭載されており、機能としては、入ってくる信号をそのまま返してループを保持しているだけである。
【0031】
なお、PBCの中のリピータは、信号を減衰や波形の乱れに備えて信号をリピートするものであり、一番右端のモジュールの拡張ポートは、他のバックプレーンを接続できるようになっている。
【0032】
〔実施形態3〕
以下、本発明に係る第三の実施形態を、図4および図5を用いて説明する。
図4は、本発明の第三の実施形態に係るアクティブモジュールを搭載するバックプレーンの構成図である。
図5は、本発明の第三の実施形態に係る他のアクティブモジュールを搭載するバックプレーンの構成図である。
【0033】
本実施形態では、アクティブモジュールとしてインターフェイスを変換するスイッチを搭載している。これにより、デバイスの多様なインタフェースに対応できる。いわゆる、マルチインタフェースをサポートできることを示す例である。
【0034】
特に、現今では、帯域をあげるためにシリアルインタフェースを用いることが特に注目されている。これらの高速シリアルインタフェースは、物理レイヤの規格は、統一されており、プロトコルレベルの違いが存在するだけになってきている。したがって、本実施形態のインタフェース変換素子のスイッチとしてアクティブモジュールを搭載するバックプレーンの構成することは、特に有用な方法になってくることが期待される。
【0035】
図4に示される例では、ホストモジュールdとバックプレーンaとは、ファイバチャネルのインタフェースであり、これらをアクティブモジュールb2、b3、b4により、それぞれS−ATA(Serial AT Attachment)、iSCSI(Internet Small Computer Interface)、PCIExpress(Peripheral Components Interconnect Express)に変換している。
【0036】
また、図5に示される例では、ホストモジュールdとバックプレーンaとは、PCIExpressのインタフェースであり、これらをアクティブモジュールb5、b6、b7により、それぞれS−ATA、iSCSI、PCIExpressに変換している。
【0037】
このようにバックプレーンaとホストモジュールdのインタフェースの変更を簡単におこなうことができ、しかも、インタフェースに対応したアクティブモジュールを実装するだけで、それぞれの管理エリア内で異なるインタフェースのデバイスを使用することができるようになる。これが、アクティブ素子をモジュール化した利点である。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、ストレージ装置などの周辺装置のバックプレーンで、デバイスの増減や複数のインタフェースなどに柔軟に取り扱え、システムの構成、変更を容易におこなえるバックプレーンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係るアクティブモジュールを搭載するバックプレーンの構成図である。
【図2】本発明の第二の実施形態に係るアクティブモジュールを搭載するバックプレーンの構成図である。
【図3】本発明の第二の実施形態に係るアクティブモジュールを搭載するバックプレーンの具体的な回路を配置した詳細な構成図である。
【図4】本発明の第三の実施形態に係るアクティブモジュールを搭載するバックプレーンの構成図である。
【図5】本発明の第三の実施形態に係る他のアクティブモジュールを搭載するバックプレーンの構成図である。
Claims (5)
- デバイスを管理するアクティブモジュールを搭載するバックプレーンにおいて、
前記バックプレーン上を一つ以上の管理エリアに分割して、前記アクティブモジュールを前記管理エリアに割り当てることを特徴とするアクティブモジュールを搭載するバックプレーン。 - このバックプレーンに接続されるモジュールに対して、複数のインタフェースを有することを特徴とする請求項1記載のアクティブモジュールを搭載するバックプレーン。
- このバックプレーンに接続されるモジュールに対するインタフェースを、前記アクティブモジュールが管理するデバイスに対して、異なるインタフェースに変換可能なことを特徴とする請求項1および請求項2記載のいずれかのアクティブモジュールを搭載するバックプレーン。
- 前記アクティブモジュールが、PBC(ポート・バイパス・コントローラ)、スイッチ、インタフェース変換回路のいずれかであることを特徴とする請求項1記載のアクティブモジュールを搭載するバックプレーン。
- このバックプレーンに接続されるモジュールに対して、ループインタフェースにより接続され、管理するデバイスがないエリアに対しては、送信されてくるループ信号をパイパスすることを特徴とする請求項1記載のアクティブモジュールを搭載するバックプレーン。
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JP2003069719A JP2004280364A (ja) | 2003-03-14 | 2003-03-14 | アクティブモジュールを搭載するバックプレーン |
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JP2007249792A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Sony Corp | 情報処理装置および方法、並びにプログラム |
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2003
- 2003-03-14 JP JP2003069719A patent/JP2004280364A/ja active Pending
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US7738475B2 (en) | 2006-03-17 | 2010-06-15 | Sony Corporation | Information processing apparatus, method, and program |
JP2010049716A (ja) * | 2009-12-01 | 2010-03-04 | Fujitsu Ltd | データストレージシステム |
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