JP2004280359A - 入金通知システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが必要とする入金情報を迅速かつ容易に提供することができる入金通知システムを提供すること。
【解決手段】本発明にかかる入金通知システム1では、ウェブサーバ11によりユーザの端末3に対して通知条件登録ページが送信される、ユーザはこの通知条件登録ページに通知条件を入力する。また、入金通知システム1は、銀行システムより入金情報を定期的に取得する。さらに、入金通知システム1は、ユーザによって登録された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報を抽出し、メールサーバ12によりユーザの端末3に対して送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明にかかる入金通知システム1では、ウェブサーバ11によりユーザの端末3に対して通知条件登録ページが送信される、ユーザはこの通知条件登録ページに通知条件を入力する。また、入金通知システム1は、銀行システムより入金情報を定期的に取得する。さらに、入金通知システム1は、ユーザによって登録された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報を抽出し、メールサーバ12によりユーザの端末3に対して送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、銀行口座に対して入金があった場合に、ユーザに対して入金通知を行う入金通知システム、入金通知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
銀行に口座を有するユーザが自身の口座に対して第三者より振込や振替等により入金があった場合に、その入金の事実を把握する方法としては、ファームバンキングサービスを利用することが一般的に行われる。このファームバンキングサービスを利用する場合、ユーザは、ファームバンキング端末を操作して、銀行のホストコンピュータにアクセスすることにより、入金情報を取得する。また、ユーザは、銀行に対して直接電話により照会することや通帳に記帳することによっても、入金の事実を把握することができる。
【0003】
このような従来の入金の事実を把握する方法によれば、大口入金の予定がある企業は何度もファームバンキングや銀行への電話照会により入金の有無を確認する必要があった。また、例えば、アルバイト収入や所有資産売却資金等の不定期な入金がある個人顧客は、その都度、通帳に記帳する必要があった。
【0004】
他方、ファクシミリにより毎日或いは定期的に顧客が指定する口座の入出金明細を送付するサービス(以下FAXサービスとする)を提供する銀行もある。さらに、特許文献1に示されるように、電子メールを利用して入出金通知を行う入出金情報自動通知装置も提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−222313号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、FAXサービスや電子メールを用いた従来の入金通知サービスによれば、送信されるFAXや電子メールをその都度確認する必要があり、入出金が多数あるときは必要な入金情報を確認するのに手間がかかるという問題点があった。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、ユーザが必要とする入金情報を迅速かつ容易に提供することができる入金通知システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる入金通知システムは、ユーザの端末に対して入金を通知する入金通知システムであって、ユーザの端末より入金通知条件を取得し、記憶手段に格納する通知条件登録処理手段と、入金情報を取得し、前記記憶手段に格納された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報をユーザの端末に対して送信する入金通知処理手段とを備えたものである。このような構成を有することにより、ユーザに対しては、登録した通知条件を充足する入金情報のみ提供されるため、ユーザは、必要とする入金情報を迅速かつ容易に取得することができる。
【0009】
本発明にかかる他の入金通知システムは、ユーザの端末に対して入金を通知する入金通知システムであって、ウェブサーバによりユーザの端末に対して入金通知条件の入力を促す通知条件登録ページを送信し、この通知条件登録ページにおいてユーザより入力された通知条件を取得する共に、この通知条件をデータベースサーバに格納する通知条件登録処理手段と、銀行システムより入金情報を取得し、前記データベースサーバに格納された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報をメールサーバによりユーザの端末に対して送信する入金通知処理手段とを備えたものである。このような構成を有することによっても、ユーザに対しては、登録した通知条件を充足する入金情報のみ提供されるため、ユーザは、必要とする入金情報を迅速かつ容易に取得することができる。
【0010】
前記通知条件登録手段は、ユーザの端末より取得した入金通知条件に対して条件識別情報を割り当て、この条件識別情報をユーザの端末に送信し、入金通知処理手段は、条件識別情報を用いて入金通知を実行するように構成すると、第三者に入金通知を傍受された場合であっても、入金の具体的な内容を知られることがなく、セキュリティ性を確保することができる。
【0011】
好適な実施の形態における通知条件は、入金日、入金額、入金元口座番号、入金元名称のいずれか又はそれらの組合せである。
【0012】
また、前記入金通知処理手段により送信される入金通知に請求を識別する請求識別情報を含めるようにすることによって、ユーザは入金消し込み処理の負担を軽減することができる。
【0013】
他方、本発明にかかる入金通知方法は、ユーザの端末に対して入金を通知する入金通知方法であって、ユーザの端末より入金通知条件を取得し、記憶手段に格納するステップと、入金情報を取得するステップと、前記記憶手段に格納された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報をユーザの端末に対して送信するステップとを備えたものである。このような方法により、ユーザに対しては、登録した通知条件を充足する入金情報のみ提供されるため、ユーザは、必要とする入金情報を迅速かつ容易に取得することができる。
【0014】
本発明にかかる他の入金通知方法は、ユーザの端末に対して入金を通知する入金通知方法であって、ウェブサーバによりユーザの端末に対して入金通知条件の入力を促す通知条件登録ページを送信するステップと、ウェブサーバによりこの通知条件登録ページにおいてユーザより入力された通知条件を取得するステップと、この通知条件をデータベースサーバに格納するステップと、銀行システムより入金情報を取得するステップと、前記データベースサーバに格納された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報を抽出するステップと、抽出された入金情報をメールサーバによりユーザの端末に対して送信するステップと備えたものである。このような方法によっても、ユーザに対しては、登録した通知条件を充足する入金情報のみ提供されるため、ユーザは、必要とする入金情報を迅速かつ容易に取得することができる。
【0015】
さらに、ユーザの端末より取得した入金通知条件に対して条件識別情報を割り当てるステップと、この条件識別情報をユーザの端末に送信するステップと、条件識別情報を用いて入金通知を実行するステップとを備えるようにしてもよい。このようなステップを有することにより、第三者に入金通知を傍受された場合であっても、入金の具体的な内容を知られることがなく、セキュリティ性を確保することができる。
【0016】
好適な実施の形態における通知条件は、入金日、入金額、入金元口座番号、入金元名称のいずれか又はそれらの組合せである。
【0017】
また、前記入金通知処理手段により送信される入金通知に請求を識別する請求識別情報を含めるようにすることによって、ユーザは入金消し込み処理の負担を軽減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる入金通知システムを含むシステム全体について、図1を用いて説明する。
【0019】
入金通知システム1は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信網、若しくは公衆電話回線、ISDN回線、専用線等を介して、銀行システム2と接続されている。また、入金通知システム1は、インターネット等の通信回線4を介して、ユーザの端末3と接続されている。
【0020】
入金通知システム1は、ウェブサーバ11、メールサーバ12、アプリケーションサーバ13、データベース(DB)サーバ14及び通信モジュール15を備えている。これらのウェブサーバ11、メールサーバ12、アプリケーションサーバ13、データベース(DB)サーバ14及び通信モジュール15は、相互にLAN(Local Area Network)等により通信可能に接続されている。
【0021】
ウェブサーバ11、メールサーバ12、アプリケーションサーバ13、データベース(DB)サーバ14の具体的な構成については、後に詳述するが、いわゆるコンピュータにより構成され、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等のハードウェア構成を有するとともに、OS(Operation System)プログラム及びアプリケーションプログラムをハードディスク上に格納している。そして、適宜、これらのプログラムをRAM上に展開した上で、CPUにより所定の処理を実行する。
【0022】
ウェブサーバ11は、いわゆるウェブエンジンを備え、アプリケーションサーバ13の要求に基づき、HTML(Hyper Text Markup Language)形式やXML(eXtensible Markup Language)形式のウェブデータを生成し、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)によりインターネット等の通信網4を介してユーザの端末3に対して送信する機能を有する。また、ユーザの端末3より送信された情報をアプリケーションサーバ13やデータベースサーバ14に出力する機能を有する。
【0023】
メールサーバ12は、アプリケーションサーバ13の要求に基づき、所定の情報を電子メールにより通信網4及びプロバイダのメールサーバ等を介してユーザの端末3に対して送信する機能やユーザの端末3より電子メールにより所定の情報を通信網4及びプロバイダのメールサーバ等を介して受信する機能を有する。より具体的には、このメールサーバ12は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)により通信を実現する。
【0024】
アプリケーションサーバ13は、この入金通知システム1における一連の処理を主体的に実行する機能を有する。例えば、このアプリケーションサーバ13は、図2の機能ブロック図に示されるように、ユーザ登録処理部131、ユーザ認証処理部132、通知条件登録処理部133、入金通知処理部134等の機能ブロックを備えている。ここで、ユーザ登録処理部131は、ユーザがこの入金通知システム1によりサービスを受けるために必須とされるユーザ登録に関する処理を実行する。ユーザ認証処理部132は、ユーザ登録によりユーザに付与されるユーザID及びパスワードを用いてユーザがログインしようとした場合に、ユーザが登録された正当なユーザであるかどうかを判定する処理を実行する。通知条件登録処理部133は、ユーザに対して通知条件の登録を促すと共に、ユーザより入力された通知条件を取得して登録する機能を有する。入金通知処理部134は、銀行システムより入出金明細データを取得し、予め登録された通知条件に基いて、電子メールによりユーザに対して入金通知を送信する機能を有する。
【0025】
データベース(DB)サーバ14は、入金通知システム1における処理に必要な情報を格納する。このデータベースサーバ14は、大容量のハードディスクを有し、ネットワークOSとデータベースサーバ専用のアプリケーションソフトがインストールされることにより構築されている。このデータベースサーバ14において格納される情報の例を図3に示す。図に示されるように、データベースサーバ14には、ユーザID、パスワード、ユーザ名、口座番号、通知先名称、通知先電子メールアドレス、入金情報、通知条件、条件番号、通知履歴情報、通知方法等がそれぞれが互いに関連付けられて格納される。さらに、ユーザの詳細な情報を格納するようにしてもよい。尚、一のユーザが複数の口座について入金通知サービスを受ける場合には、データベースサーバ14に、複数の口座番号を登録する。
【0026】
通信モジュール15は、入金通知システム1内の他のサーバと通信を行うと共に、銀行システム2との間で通信を行う。この通信モジュール15は、他のコンピュータと独立したハードウェアにより構成されていてもよく、また、他のコンピュータ上でソフトウェアにより構成されていてもよい。
【0027】
この発明の実施の形態にかかる入金通知システム1は、複数のコンピュータでなくとも、単一のコンピュータによって構成することも可能であり、そのハードウェア構成は、図1で示す構成に限定されるものではない。また、ファイアウォールサーバ等のその他のサーバやハードウェア構成を備えていてもよい。
【0028】
銀行システム2は、勘定系ホストコンピュータ21及び勘定系データベース(DB)22を備えている。銀行システム2は、この他にも外部接続システム等を備えているが、説明を省略する。この勘定系ホストコンピュータ21は、銀行システム2において主として勘定系の処理を実行するコンピュータである。勘定系データベース22は、例えば、図4に示されるように、口座番号、入出金区分、入出金が行われた日付、時刻、入出金額、残高、入金元/出金先口座番号、入金元/出金先名称、摘要に関する情報が入出金情報として格納される。
【0029】
ユーザの端末3は、ユーザにより利用され、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯端末、いわゆるインターネット接続機能付き携帯電話等であり、CPU、ROM、RAM、キーボード、マウス等の入出力手段、ディスプレイ等を備えている。このユーザの端末3は、ブラウザプログラムがハードディスク等の記憶手段に格納されており、入金通知システム1より送信されたウェブデータを受信し、ディスプレイに表示させることができる。
【0030】
通信網4は、インターネット、公衆網等の通信網である。
【0031】
続いて、図5のフローチャートを用いて通知条件の登録に関する処理の流れについて説明する。この通知条件の登録を行う前に、ユーザが既にユーザ登録を実行したものとする。ユーザ登録は、ユーザの端末3を用いて入金通知ページにアクセスし、所定の情報を入力することにより実行される。入金通知システムでは、アプリケーションサーバ13のユーザ登録処理部131が主体となってユーザ登録を実行し、ユーザ情報をデータベースサーバ14に格納する。
【0032】
まず、ユーザは、ユーザの端末3においてブラウザプログラムを起動させ、所定のURLを入力することによって、入金通知ページにアクセスする(S101)。入金通知システム1では、ウェブサーバ11がこのアクセスに応じて、入金通知ページにかかるウェブページを通信網4を介してユーザの端末3に送信する(S102)。ユーザの端末3は、この入金通知ページを受信し、ブラウザプログラムによりディスプレイ上に表示する(S103)。そして、ユーザは、ユーザID及びパスワードを入力し、ウェブサーバ11に送信することにより、ログインを行う。入金通知システム1では、アプリケーションサーバ13は、ウェブサーバ11から当該ユーザID及びパスワードを取得し、そのユーザ認証処理部132によってユーザ認証を実行する。ユーザ認証の結果、正当なユーザであると確認された場合には、ユーザはログイン状態になる。このとき、一のユーザが複数の口座について入金通知サービスを受ける場合には、複数の口座より通知条件を登録しようとする口座を選択する。
【0033】
ユーザは、入金通知ページにおいて通知条件登録を要求するボタンを選択入力したものとする(S104)。これに応じて、ユーザの端末3からウェブサーバ11に対して通知条件登録要求が送信される。ウェブサーバ11は、この通知条件登録要求をアプリケーションサーバ13に転送する。そして、アプリケーションサーバ13は、当該通知条件登録要求に応じて、通知条件登録ページの生成及び送信をウェブサーバ11に要求する。ウェブサーバ11はこの要求に応じて通知条件登録ページを生成し、通信網4を介してユーザの端末3に送信する(S105)。
【0034】
ユーザの端末3は、当該通知条件登録ページを受信して、ブラウザプログラムによりディスプレイにこの通知条件登録ページを表示させる(S106)。ここで、この通知条件登録ページの画面表示例を図6に示す。
【0035】
通知条件登録ページでは、ユーザに対して通知条件の登録を促すメッセージが表示されている。そして、全ての入金について通知するか、条件番号を特定することにより入金通知条件を決定するか、具体的に入金通知条件を指定するかを選択する表示が行われ、いずれかを選択するためのチェックボックスが表示されている。ここで、条件番号とは、入金通知条件を登録した際にアプリケーションサーバ13によって割り当てられる条件識別情報である。この例では、数字により条件を識別することとしたが、これに限らず、記号、文字等、及びそれらの組合せであってもよい。
【0036】
入金通知条件としては、この例では、入金期日、入金額、入金元口座番号、入金元名称が含まれる。それぞれの情報には、チェックボックスが表示されており、選択する条件に対応するチェックボックスにチェックを入れることにより、その条件を選択することができる。これらの条件は、一つのみならず、複数の条件を選択することができる。複数の条件を選択した場合には、全ての条件を充足する入金のみ通知される。但し、いずれかの条件を充足する入金が通知するように変更することも可能である。
【0037】
入金期日の欄において、例えば、2003年5月1日〜2003年5月5日と入力すると、2003年5月1日から2003年5月5日までに入金された案件のみ通知される。また、入金金額の欄において、20万円〜50万円と入力すると、入金額が20万円から30万円の案件のみ通知される。ここで、上限を入力せずに、下限のみ、例えば100万円〜と入力すると、100万円以上の案件のみ通知される。逆に下限を入力せずに、上限のみ、例えば〜10万円と入力すると10万円以下の案件のみ通知される。この入金金額の条件について、さらに複数の条件を指定する必要がある場合には、「さらに指定する場合はこちら」と記されたボタンをクリックすると、さらに入力ボックスが表示される。例えば、入金金額が10万円以上20万円以下、又は1000万円以上1500万円以下である場合を指定するときに有用である。また、入金元口座番号の欄では、具体的に口座番号を入力する。尚、他の銀行の場合には、銀行番号等を指定する必要がある。入金元名称は、特定の入金元の名称(口座の名義人名)を入力する。この入金名称の欄に入力された名称は、完全一致を条件とすることとしてもよいが、部分一致も含むようにすることもできる。入金元口座番号及び入金元名称は、入金元を特定するための情報である。これらをそれぞれ複数指定する場合には、「さらに指定する場合はこちら」と記されたボタンをクリックすると、さらに入力ボックスが表示される。
【0038】
さらに、この通知条件登録ページでは、通知方法について登録することを促すメッセージが表示されている。具体的には、条件番号により通知するか、具体的な入金内容を表示して通知するか、インボイス番号を通知するかどうかについて選択することができる。条件番号により通知する場合には、後に詳述するが、条件番号、入金日付、件数により通知され、他の入金元情報、入金額情報等の詳細な情報は省略される。具体的な入金内容を表示する場合には、入金日・時刻、入金元情報、入金額等の詳細な情報が通知される。インボイス番号は、請求を識別する請求識別情報であり、いわゆる入金消し込みの際に用いられる。より具体的には、請求した金額が間違いなく入金されたのかを確認するために、請求側がインボイス番号を付して請求書を送付し、振込人が振込を行うときにこのインボイス番号を入力の上、振込が行われる。インボイス番号は、図4に示す勘定系データベース22においては、摘要の欄に格納される。このようにインボイス番号を通知することとすると、入金通知にインボイス番号が付加されることになり、入金消し込みの作業負担を軽減することができる。
【0039】
これらの通知条件登録ページにおいて通知条件の入力が完了した場合には登録ボタンをクリックする。また、「全てを解除する」と記されたボタンをクリックすることにより、既入力の情報をクリアできる。
【0040】
ユーザが通知条件登録ページにおいて通知方法を含む通知条件をキーボード等の入力手段を用いて入力し(S107)、登録ボタンをクリックすると、入力した通知方法を含む通知条件が通信網4を介してウェブサーバ11に送信される(S108)。
【0041】
ウェブサーバ11は、通知方法を含む通知条件を受信し、アプリケーションサーバ13に転送する。アプリケーションサーバ13は、通知条件登録処理部133により通知方法を含む通知条件を取得し、データベースサーバ14に対して当該通知方法を含む通知条件の格納を要求する。データベースサーバ14は、アプリケーションサーバ13の要求に応じて、当該通知方法を含む通知条件をユーザID等のユーザ情報と関連付けて記憶領域に格納する(S109)。そして、アプリケーションサーバ13は、通知条件登録処理部133により、ユーザの端末3から送信された通知条件が新たに指定された条件かどうかを判定する。判定の結果、新たに指定された条件の場合には、その条件に対して識別情報、ここでは、条件番号を割り当てる(S110)。アプリケーションサーバ13の通知条件登録処理部133は、割り当てた条件番号をデータベースサーバ14に対して格納を要求するとともに、ウェブサーバ11に対して条件番号を含む条件番号ページを生成し、ユーザの端末3に送信することを要求する。データベースサーバ14は、当該通知条件登録処理部133の要求に応じて、条件番号を通知条件と関連付けて格納する。また、ウェブサーバ11は、当該通知条件登録処理部133の要求に応じて、条件番号ページを生成し、通信網4を介してユーザの端末3に送信する(S111)。
【0042】
ユーザの端末3は、当該条件番号ページを受信し、ブラウザプログラムによりディスプレイに表示する(S112)。ここで、条件番号ページの画面表示例を図7に示す。この例では、入金額が100万円以上であり、かつ入金元の名称が株式会社○○○である通知条件に対して条件番号として8番が割り当てられている。ユーザは、図6に示す通知条件登録ページにおいてこの条件番号の8番を入力することで、通知条件を特定できる。
【0043】
続いて、図8に示すフローチャートを用いて、入金通知システム1よりユーザの端末3に対して入金通知を行う処理の流れを説明する。
【0044】
入金通知システム1のアプリケーションサーバ13は、入金通知処理部134により、通信モジュール15を介して、銀行システム2の勘定系ホストコンピュータ21に対し特定の口座の入金情報を要求する。この要求には、口座を特定するための口座番号等の情報が含まれる。勘定系ホストコンピュータ21は、当該要求に応じて、勘定系データベース22を検索し、要求に含まれる口座番号により特定される口座の入金情報を抽出する。そして、勘定系ホストコンピュータ21は、通信モジュール15を介してアプリケーションサーバ13に対して入金情報を送信する。このようにして、アプリケーションサーバ13の入金通知処理部134は、銀行システム2から入金情報を取得する(S201)。入金通知処理部134は、取得した入金情報を所定の記憶領域に格納する。
【0045】
次に、アプリケーションサーバ13の入金通知処理部134は、取得した入金情報と、データベースサーバ14に格納された入金情報とを比較し、新たな入金情報が含まれるか否かを判定する(S202)。判定の結果、新たな入金情報が含まれていないと判定された場合には、ステップS201に移行する。判定の結果、新たな入金情報が含まれていると判定された場合には、データベースサーバ14に格納された入金情報を更新するとともに、データベースサーバ14に格納された通知条件を充足する入金があるかどうかを判定する(S203)。
【0046】
通知条件を充足する入金がないと判定された場合には、ステップS201に移行する。判定の結果、通知条件を充足する入金があると判定された場合には、入金通知処理部134は、データベースサーバ14よりユーザの通知先電子メールアドレスを取得した上で、メールサーバ12に対して、当該通知先電子メールアドレスと入金情報を付与し、当該通知先電子メールアドレスに入金通知を行うよう要求する。メールサーバ12は、当該要求に応じて、通知先電子メールアドレスに入金通知を行う(S204)。入金通知の方法は、データベースサーバ4に格納された通知方法に従って実行される。
【0047】
ここで、図9及び図10を用いて電子メールによる入金通知の例を説明する。図9に示す例では、登録した通知条件を充足する入金案件が2件あったことが表示される。それぞれの入金案件においては、入金日・時刻、入金元、入金額、インボイス番号が表示されている。このうち、インボイス番号は入金消し込みに用いることができる。入金消し込み自体は、当該電子メール情報を電子データで取得した上で自動的に実行してもよく、画面に表示されたインボイス番号を参照して人為的に実行してもよい。画面では、通知条件も表示される。
【0048】
図10に示す例では、単に、登録した通知条件に対応して割り当てられた条件番号の案件が所定の期間内に何件あったかが表示されている。このように通知することにより、第三者が電子メールを傍受した場合であっても入金内容が判らないため、セキュリティ性を高めることが可能となる。ユーザは具体的な入金内容を知りたい場合には、別途、ファームバンキングやFAXサービス等により入金情報を取得するか、インターネットバンキング等により入金情報を取得する。若しくは、入金通知ページ上においてログインしたユーザに対してのみ対応する入金情報を開示するようにしてもよい。
【0049】
入金通知後は、ステップS201に戻る。このステップS201の入金情報の取得は、予め設定された時間ごとに、即ち定期的に行う。例えば、10分ごとに行う。
【0050】
上述した本発明にかかる入金通知システム1におけるウェブサーバ11、メールサーバ、アプリケーションサーバ13、データベースサーバ14等のコンピュータを実現するためのハードウェア構成について図11を用いて詳細に説明する。コンピュータは、中央処理装置(CPU)201とメモリ204とを含んでいる。CPU201とメモリ204は、バスを介して、補助記憶装置としてのハードディスク装置213とを接続してある。フレキシブルディスク装置220、ハードディスク装置213・230、CD−ROMドライブ226・229、MOドライブ228等の記憶媒体駆動装置は、フレキシブルディスク・コントローラ219、IDEコントローラ225、SCSIコントローラ227等の各種コントローラを介してバスへ接続されている。
【0051】
フレキシブルディスク装置220等の記憶媒体駆動装置には、フレキシブルディスク等の可搬型記憶媒体が挿入され、このフレキシブルディスク等やハードディスク装置213、ROM214等の記憶媒体には、オペレーティングシステムと協働してCPU等に命令を与え、本発明を実施するためのコンピュータ・ソフトウエアを記録することができ、メモリ204にロードされることによって実行される。このコンピュータ・ソフトウエアは圧縮し、または、複数に分割して、複数の媒体に記録することもできる。
【0052】
更に、ユーザ・インターフェース・ハードウェアを備えたシステムとすることができ、ユーザ・インターフェース・ハードウェアとしては、例えば、入力をするためのポインティング・デバイス(マウス、ジョイスティック等)207またはキーボード206や、視覚データをユーザに提示するためのディスプレイ212があり、また、パラレルポート216を介してプリンタを接続するも可能である。このコンピュータは、シリアルポート215を介してモデムを接続することが可能であり、シリアルポート215およびモデムまたはトークンリングや通信アダプタ218等を介してネットワークに接続し、他のコンピュータシステムと通信を行っている。
【0053】
このように、本発明は、通常のパーソナルコンピュータ(PC)、ワークステーション、汎用機や、これらの組合せによって実施可能であることを容易に理解できるであろう。ただし、これらの構成要素は例示であり、その全ての構成要素が本発明の必須の構成要素となるわけではない。オペレーティング・システムとしては、WindowsNT(マイクロソフトの商標)、Windows95(マイクロソフトの商標)、Windows3.x(マイクロソフトの商標)、OS/2(IBMの商標)、AIX(IBMの商標)上のX−WINDOWシステム(MITの商標)、Solaris(サンマイクロシステムズの商標)などの、標準でGUIマルチウインドウ環境をサポートするものや、PC−DOS(IBMの商標)、MS−DOS(マイクロソフトの商標)などのキャラクタ・ベース環境のもの、さらにはOS/Open(IBMの商標)VxWorks(Wind River Systems, Inc.の商標)等のリアルタイムOSでも実現可能であり、特定のオペレーティング・システム環境に限定されるものではない。
【0054】
上述の例において、システムのハードディスク、メモリ等の記憶手段等にインストールされた各種のプログラムは、様々な種類の記憶媒体に格納することが可能であり、また、通信媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等を含み、インターネットも含まれる。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザが必要とする入金情報を迅速かつ容易に提供することができる入金通知システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる入金通知システムを含む全体構成を示す図である。
【図2】本発明にかかる入金通知システムのアプリケーションサーバの機能ブロック図である。
【図3】本発明にかかる入金通知システムのデータベースサーバに格納される情報を示す図である。
【図4】銀行システムの勘定系データベースに格納される情報を示す図である。
【図5】本発明にかかる入金通知システムの処理フローを示すフローチャートである。
【図6】本発明にかかる通知条件登録ページの画面表示例を示す図である。
【図7】本発明にかかる条件番号ページの画面表示例を示す図である。
【図8】本発明にかかる入金通知システムの処理フローを示すフローチャートである。
【図9】本発明にかかる入金通知システムより送信される入金通知メールの例を示す図である。
【図10】本発明にかかる入金通知システムより送信される入金通知メールの例を示す図である。
【図11】本発明にかかる入金通知システムにおける各種サーバのハードウェア構成を示す図である。
【符号の説明】
1 入金通知システム 2 銀行システム
3 ユーザの端末 4 通信網
11 ウェブサーバ 12 メールサーバ
13 アプリケーションサーバ 14 データベースサーバ
21 勘定系ホストコンピュータ
22 勘定系データベース
【発明の属する技術分野】
本発明は、銀行口座に対して入金があった場合に、ユーザに対して入金通知を行う入金通知システム、入金通知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
銀行に口座を有するユーザが自身の口座に対して第三者より振込や振替等により入金があった場合に、その入金の事実を把握する方法としては、ファームバンキングサービスを利用することが一般的に行われる。このファームバンキングサービスを利用する場合、ユーザは、ファームバンキング端末を操作して、銀行のホストコンピュータにアクセスすることにより、入金情報を取得する。また、ユーザは、銀行に対して直接電話により照会することや通帳に記帳することによっても、入金の事実を把握することができる。
【0003】
このような従来の入金の事実を把握する方法によれば、大口入金の予定がある企業は何度もファームバンキングや銀行への電話照会により入金の有無を確認する必要があった。また、例えば、アルバイト収入や所有資産売却資金等の不定期な入金がある個人顧客は、その都度、通帳に記帳する必要があった。
【0004】
他方、ファクシミリにより毎日或いは定期的に顧客が指定する口座の入出金明細を送付するサービス(以下FAXサービスとする)を提供する銀行もある。さらに、特許文献1に示されるように、電子メールを利用して入出金通知を行う入出金情報自動通知装置も提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−222313号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、FAXサービスや電子メールを用いた従来の入金通知サービスによれば、送信されるFAXや電子メールをその都度確認する必要があり、入出金が多数あるときは必要な入金情報を確認するのに手間がかかるという問題点があった。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、ユーザが必要とする入金情報を迅速かつ容易に提供することができる入金通知システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる入金通知システムは、ユーザの端末に対して入金を通知する入金通知システムであって、ユーザの端末より入金通知条件を取得し、記憶手段に格納する通知条件登録処理手段と、入金情報を取得し、前記記憶手段に格納された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報をユーザの端末に対して送信する入金通知処理手段とを備えたものである。このような構成を有することにより、ユーザに対しては、登録した通知条件を充足する入金情報のみ提供されるため、ユーザは、必要とする入金情報を迅速かつ容易に取得することができる。
【0009】
本発明にかかる他の入金通知システムは、ユーザの端末に対して入金を通知する入金通知システムであって、ウェブサーバによりユーザの端末に対して入金通知条件の入力を促す通知条件登録ページを送信し、この通知条件登録ページにおいてユーザより入力された通知条件を取得する共に、この通知条件をデータベースサーバに格納する通知条件登録処理手段と、銀行システムより入金情報を取得し、前記データベースサーバに格納された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報をメールサーバによりユーザの端末に対して送信する入金通知処理手段とを備えたものである。このような構成を有することによっても、ユーザに対しては、登録した通知条件を充足する入金情報のみ提供されるため、ユーザは、必要とする入金情報を迅速かつ容易に取得することができる。
【0010】
前記通知条件登録手段は、ユーザの端末より取得した入金通知条件に対して条件識別情報を割り当て、この条件識別情報をユーザの端末に送信し、入金通知処理手段は、条件識別情報を用いて入金通知を実行するように構成すると、第三者に入金通知を傍受された場合であっても、入金の具体的な内容を知られることがなく、セキュリティ性を確保することができる。
【0011】
好適な実施の形態における通知条件は、入金日、入金額、入金元口座番号、入金元名称のいずれか又はそれらの組合せである。
【0012】
また、前記入金通知処理手段により送信される入金通知に請求を識別する請求識別情報を含めるようにすることによって、ユーザは入金消し込み処理の負担を軽減することができる。
【0013】
他方、本発明にかかる入金通知方法は、ユーザの端末に対して入金を通知する入金通知方法であって、ユーザの端末より入金通知条件を取得し、記憶手段に格納するステップと、入金情報を取得するステップと、前記記憶手段に格納された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報をユーザの端末に対して送信するステップとを備えたものである。このような方法により、ユーザに対しては、登録した通知条件を充足する入金情報のみ提供されるため、ユーザは、必要とする入金情報を迅速かつ容易に取得することができる。
【0014】
本発明にかかる他の入金通知方法は、ユーザの端末に対して入金を通知する入金通知方法であって、ウェブサーバによりユーザの端末に対して入金通知条件の入力を促す通知条件登録ページを送信するステップと、ウェブサーバによりこの通知条件登録ページにおいてユーザより入力された通知条件を取得するステップと、この通知条件をデータベースサーバに格納するステップと、銀行システムより入金情報を取得するステップと、前記データベースサーバに格納された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報を抽出するステップと、抽出された入金情報をメールサーバによりユーザの端末に対して送信するステップと備えたものである。このような方法によっても、ユーザに対しては、登録した通知条件を充足する入金情報のみ提供されるため、ユーザは、必要とする入金情報を迅速かつ容易に取得することができる。
【0015】
さらに、ユーザの端末より取得した入金通知条件に対して条件識別情報を割り当てるステップと、この条件識別情報をユーザの端末に送信するステップと、条件識別情報を用いて入金通知を実行するステップとを備えるようにしてもよい。このようなステップを有することにより、第三者に入金通知を傍受された場合であっても、入金の具体的な内容を知られることがなく、セキュリティ性を確保することができる。
【0016】
好適な実施の形態における通知条件は、入金日、入金額、入金元口座番号、入金元名称のいずれか又はそれらの組合せである。
【0017】
また、前記入金通知処理手段により送信される入金通知に請求を識別する請求識別情報を含めるようにすることによって、ユーザは入金消し込み処理の負担を軽減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる入金通知システムを含むシステム全体について、図1を用いて説明する。
【0019】
入金通知システム1は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信網、若しくは公衆電話回線、ISDN回線、専用線等を介して、銀行システム2と接続されている。また、入金通知システム1は、インターネット等の通信回線4を介して、ユーザの端末3と接続されている。
【0020】
入金通知システム1は、ウェブサーバ11、メールサーバ12、アプリケーションサーバ13、データベース(DB)サーバ14及び通信モジュール15を備えている。これらのウェブサーバ11、メールサーバ12、アプリケーションサーバ13、データベース(DB)サーバ14及び通信モジュール15は、相互にLAN(Local Area Network)等により通信可能に接続されている。
【0021】
ウェブサーバ11、メールサーバ12、アプリケーションサーバ13、データベース(DB)サーバ14の具体的な構成については、後に詳述するが、いわゆるコンピュータにより構成され、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等のハードウェア構成を有するとともに、OS(Operation System)プログラム及びアプリケーションプログラムをハードディスク上に格納している。そして、適宜、これらのプログラムをRAM上に展開した上で、CPUにより所定の処理を実行する。
【0022】
ウェブサーバ11は、いわゆるウェブエンジンを備え、アプリケーションサーバ13の要求に基づき、HTML(Hyper Text Markup Language)形式やXML(eXtensible Markup Language)形式のウェブデータを生成し、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)によりインターネット等の通信網4を介してユーザの端末3に対して送信する機能を有する。また、ユーザの端末3より送信された情報をアプリケーションサーバ13やデータベースサーバ14に出力する機能を有する。
【0023】
メールサーバ12は、アプリケーションサーバ13の要求に基づき、所定の情報を電子メールにより通信網4及びプロバイダのメールサーバ等を介してユーザの端末3に対して送信する機能やユーザの端末3より電子メールにより所定の情報を通信網4及びプロバイダのメールサーバ等を介して受信する機能を有する。より具体的には、このメールサーバ12は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)により通信を実現する。
【0024】
アプリケーションサーバ13は、この入金通知システム1における一連の処理を主体的に実行する機能を有する。例えば、このアプリケーションサーバ13は、図2の機能ブロック図に示されるように、ユーザ登録処理部131、ユーザ認証処理部132、通知条件登録処理部133、入金通知処理部134等の機能ブロックを備えている。ここで、ユーザ登録処理部131は、ユーザがこの入金通知システム1によりサービスを受けるために必須とされるユーザ登録に関する処理を実行する。ユーザ認証処理部132は、ユーザ登録によりユーザに付与されるユーザID及びパスワードを用いてユーザがログインしようとした場合に、ユーザが登録された正当なユーザであるかどうかを判定する処理を実行する。通知条件登録処理部133は、ユーザに対して通知条件の登録を促すと共に、ユーザより入力された通知条件を取得して登録する機能を有する。入金通知処理部134は、銀行システムより入出金明細データを取得し、予め登録された通知条件に基いて、電子メールによりユーザに対して入金通知を送信する機能を有する。
【0025】
データベース(DB)サーバ14は、入金通知システム1における処理に必要な情報を格納する。このデータベースサーバ14は、大容量のハードディスクを有し、ネットワークOSとデータベースサーバ専用のアプリケーションソフトがインストールされることにより構築されている。このデータベースサーバ14において格納される情報の例を図3に示す。図に示されるように、データベースサーバ14には、ユーザID、パスワード、ユーザ名、口座番号、通知先名称、通知先電子メールアドレス、入金情報、通知条件、条件番号、通知履歴情報、通知方法等がそれぞれが互いに関連付けられて格納される。さらに、ユーザの詳細な情報を格納するようにしてもよい。尚、一のユーザが複数の口座について入金通知サービスを受ける場合には、データベースサーバ14に、複数の口座番号を登録する。
【0026】
通信モジュール15は、入金通知システム1内の他のサーバと通信を行うと共に、銀行システム2との間で通信を行う。この通信モジュール15は、他のコンピュータと独立したハードウェアにより構成されていてもよく、また、他のコンピュータ上でソフトウェアにより構成されていてもよい。
【0027】
この発明の実施の形態にかかる入金通知システム1は、複数のコンピュータでなくとも、単一のコンピュータによって構成することも可能であり、そのハードウェア構成は、図1で示す構成に限定されるものではない。また、ファイアウォールサーバ等のその他のサーバやハードウェア構成を備えていてもよい。
【0028】
銀行システム2は、勘定系ホストコンピュータ21及び勘定系データベース(DB)22を備えている。銀行システム2は、この他にも外部接続システム等を備えているが、説明を省略する。この勘定系ホストコンピュータ21は、銀行システム2において主として勘定系の処理を実行するコンピュータである。勘定系データベース22は、例えば、図4に示されるように、口座番号、入出金区分、入出金が行われた日付、時刻、入出金額、残高、入金元/出金先口座番号、入金元/出金先名称、摘要に関する情報が入出金情報として格納される。
【0029】
ユーザの端末3は、ユーザにより利用され、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯端末、いわゆるインターネット接続機能付き携帯電話等であり、CPU、ROM、RAM、キーボード、マウス等の入出力手段、ディスプレイ等を備えている。このユーザの端末3は、ブラウザプログラムがハードディスク等の記憶手段に格納されており、入金通知システム1より送信されたウェブデータを受信し、ディスプレイに表示させることができる。
【0030】
通信網4は、インターネット、公衆網等の通信網である。
【0031】
続いて、図5のフローチャートを用いて通知条件の登録に関する処理の流れについて説明する。この通知条件の登録を行う前に、ユーザが既にユーザ登録を実行したものとする。ユーザ登録は、ユーザの端末3を用いて入金通知ページにアクセスし、所定の情報を入力することにより実行される。入金通知システムでは、アプリケーションサーバ13のユーザ登録処理部131が主体となってユーザ登録を実行し、ユーザ情報をデータベースサーバ14に格納する。
【0032】
まず、ユーザは、ユーザの端末3においてブラウザプログラムを起動させ、所定のURLを入力することによって、入金通知ページにアクセスする(S101)。入金通知システム1では、ウェブサーバ11がこのアクセスに応じて、入金通知ページにかかるウェブページを通信網4を介してユーザの端末3に送信する(S102)。ユーザの端末3は、この入金通知ページを受信し、ブラウザプログラムによりディスプレイ上に表示する(S103)。そして、ユーザは、ユーザID及びパスワードを入力し、ウェブサーバ11に送信することにより、ログインを行う。入金通知システム1では、アプリケーションサーバ13は、ウェブサーバ11から当該ユーザID及びパスワードを取得し、そのユーザ認証処理部132によってユーザ認証を実行する。ユーザ認証の結果、正当なユーザであると確認された場合には、ユーザはログイン状態になる。このとき、一のユーザが複数の口座について入金通知サービスを受ける場合には、複数の口座より通知条件を登録しようとする口座を選択する。
【0033】
ユーザは、入金通知ページにおいて通知条件登録を要求するボタンを選択入力したものとする(S104)。これに応じて、ユーザの端末3からウェブサーバ11に対して通知条件登録要求が送信される。ウェブサーバ11は、この通知条件登録要求をアプリケーションサーバ13に転送する。そして、アプリケーションサーバ13は、当該通知条件登録要求に応じて、通知条件登録ページの生成及び送信をウェブサーバ11に要求する。ウェブサーバ11はこの要求に応じて通知条件登録ページを生成し、通信網4を介してユーザの端末3に送信する(S105)。
【0034】
ユーザの端末3は、当該通知条件登録ページを受信して、ブラウザプログラムによりディスプレイにこの通知条件登録ページを表示させる(S106)。ここで、この通知条件登録ページの画面表示例を図6に示す。
【0035】
通知条件登録ページでは、ユーザに対して通知条件の登録を促すメッセージが表示されている。そして、全ての入金について通知するか、条件番号を特定することにより入金通知条件を決定するか、具体的に入金通知条件を指定するかを選択する表示が行われ、いずれかを選択するためのチェックボックスが表示されている。ここで、条件番号とは、入金通知条件を登録した際にアプリケーションサーバ13によって割り当てられる条件識別情報である。この例では、数字により条件を識別することとしたが、これに限らず、記号、文字等、及びそれらの組合せであってもよい。
【0036】
入金通知条件としては、この例では、入金期日、入金額、入金元口座番号、入金元名称が含まれる。それぞれの情報には、チェックボックスが表示されており、選択する条件に対応するチェックボックスにチェックを入れることにより、その条件を選択することができる。これらの条件は、一つのみならず、複数の条件を選択することができる。複数の条件を選択した場合には、全ての条件を充足する入金のみ通知される。但し、いずれかの条件を充足する入金が通知するように変更することも可能である。
【0037】
入金期日の欄において、例えば、2003年5月1日〜2003年5月5日と入力すると、2003年5月1日から2003年5月5日までに入金された案件のみ通知される。また、入金金額の欄において、20万円〜50万円と入力すると、入金額が20万円から30万円の案件のみ通知される。ここで、上限を入力せずに、下限のみ、例えば100万円〜と入力すると、100万円以上の案件のみ通知される。逆に下限を入力せずに、上限のみ、例えば〜10万円と入力すると10万円以下の案件のみ通知される。この入金金額の条件について、さらに複数の条件を指定する必要がある場合には、「さらに指定する場合はこちら」と記されたボタンをクリックすると、さらに入力ボックスが表示される。例えば、入金金額が10万円以上20万円以下、又は1000万円以上1500万円以下である場合を指定するときに有用である。また、入金元口座番号の欄では、具体的に口座番号を入力する。尚、他の銀行の場合には、銀行番号等を指定する必要がある。入金元名称は、特定の入金元の名称(口座の名義人名)を入力する。この入金名称の欄に入力された名称は、完全一致を条件とすることとしてもよいが、部分一致も含むようにすることもできる。入金元口座番号及び入金元名称は、入金元を特定するための情報である。これらをそれぞれ複数指定する場合には、「さらに指定する場合はこちら」と記されたボタンをクリックすると、さらに入力ボックスが表示される。
【0038】
さらに、この通知条件登録ページでは、通知方法について登録することを促すメッセージが表示されている。具体的には、条件番号により通知するか、具体的な入金内容を表示して通知するか、インボイス番号を通知するかどうかについて選択することができる。条件番号により通知する場合には、後に詳述するが、条件番号、入金日付、件数により通知され、他の入金元情報、入金額情報等の詳細な情報は省略される。具体的な入金内容を表示する場合には、入金日・時刻、入金元情報、入金額等の詳細な情報が通知される。インボイス番号は、請求を識別する請求識別情報であり、いわゆる入金消し込みの際に用いられる。より具体的には、請求した金額が間違いなく入金されたのかを確認するために、請求側がインボイス番号を付して請求書を送付し、振込人が振込を行うときにこのインボイス番号を入力の上、振込が行われる。インボイス番号は、図4に示す勘定系データベース22においては、摘要の欄に格納される。このようにインボイス番号を通知することとすると、入金通知にインボイス番号が付加されることになり、入金消し込みの作業負担を軽減することができる。
【0039】
これらの通知条件登録ページにおいて通知条件の入力が完了した場合には登録ボタンをクリックする。また、「全てを解除する」と記されたボタンをクリックすることにより、既入力の情報をクリアできる。
【0040】
ユーザが通知条件登録ページにおいて通知方法を含む通知条件をキーボード等の入力手段を用いて入力し(S107)、登録ボタンをクリックすると、入力した通知方法を含む通知条件が通信網4を介してウェブサーバ11に送信される(S108)。
【0041】
ウェブサーバ11は、通知方法を含む通知条件を受信し、アプリケーションサーバ13に転送する。アプリケーションサーバ13は、通知条件登録処理部133により通知方法を含む通知条件を取得し、データベースサーバ14に対して当該通知方法を含む通知条件の格納を要求する。データベースサーバ14は、アプリケーションサーバ13の要求に応じて、当該通知方法を含む通知条件をユーザID等のユーザ情報と関連付けて記憶領域に格納する(S109)。そして、アプリケーションサーバ13は、通知条件登録処理部133により、ユーザの端末3から送信された通知条件が新たに指定された条件かどうかを判定する。判定の結果、新たに指定された条件の場合には、その条件に対して識別情報、ここでは、条件番号を割り当てる(S110)。アプリケーションサーバ13の通知条件登録処理部133は、割り当てた条件番号をデータベースサーバ14に対して格納を要求するとともに、ウェブサーバ11に対して条件番号を含む条件番号ページを生成し、ユーザの端末3に送信することを要求する。データベースサーバ14は、当該通知条件登録処理部133の要求に応じて、条件番号を通知条件と関連付けて格納する。また、ウェブサーバ11は、当該通知条件登録処理部133の要求に応じて、条件番号ページを生成し、通信網4を介してユーザの端末3に送信する(S111)。
【0042】
ユーザの端末3は、当該条件番号ページを受信し、ブラウザプログラムによりディスプレイに表示する(S112)。ここで、条件番号ページの画面表示例を図7に示す。この例では、入金額が100万円以上であり、かつ入金元の名称が株式会社○○○である通知条件に対して条件番号として8番が割り当てられている。ユーザは、図6に示す通知条件登録ページにおいてこの条件番号の8番を入力することで、通知条件を特定できる。
【0043】
続いて、図8に示すフローチャートを用いて、入金通知システム1よりユーザの端末3に対して入金通知を行う処理の流れを説明する。
【0044】
入金通知システム1のアプリケーションサーバ13は、入金通知処理部134により、通信モジュール15を介して、銀行システム2の勘定系ホストコンピュータ21に対し特定の口座の入金情報を要求する。この要求には、口座を特定するための口座番号等の情報が含まれる。勘定系ホストコンピュータ21は、当該要求に応じて、勘定系データベース22を検索し、要求に含まれる口座番号により特定される口座の入金情報を抽出する。そして、勘定系ホストコンピュータ21は、通信モジュール15を介してアプリケーションサーバ13に対して入金情報を送信する。このようにして、アプリケーションサーバ13の入金通知処理部134は、銀行システム2から入金情報を取得する(S201)。入金通知処理部134は、取得した入金情報を所定の記憶領域に格納する。
【0045】
次に、アプリケーションサーバ13の入金通知処理部134は、取得した入金情報と、データベースサーバ14に格納された入金情報とを比較し、新たな入金情報が含まれるか否かを判定する(S202)。判定の結果、新たな入金情報が含まれていないと判定された場合には、ステップS201に移行する。判定の結果、新たな入金情報が含まれていると判定された場合には、データベースサーバ14に格納された入金情報を更新するとともに、データベースサーバ14に格納された通知条件を充足する入金があるかどうかを判定する(S203)。
【0046】
通知条件を充足する入金がないと判定された場合には、ステップS201に移行する。判定の結果、通知条件を充足する入金があると判定された場合には、入金通知処理部134は、データベースサーバ14よりユーザの通知先電子メールアドレスを取得した上で、メールサーバ12に対して、当該通知先電子メールアドレスと入金情報を付与し、当該通知先電子メールアドレスに入金通知を行うよう要求する。メールサーバ12は、当該要求に応じて、通知先電子メールアドレスに入金通知を行う(S204)。入金通知の方法は、データベースサーバ4に格納された通知方法に従って実行される。
【0047】
ここで、図9及び図10を用いて電子メールによる入金通知の例を説明する。図9に示す例では、登録した通知条件を充足する入金案件が2件あったことが表示される。それぞれの入金案件においては、入金日・時刻、入金元、入金額、インボイス番号が表示されている。このうち、インボイス番号は入金消し込みに用いることができる。入金消し込み自体は、当該電子メール情報を電子データで取得した上で自動的に実行してもよく、画面に表示されたインボイス番号を参照して人為的に実行してもよい。画面では、通知条件も表示される。
【0048】
図10に示す例では、単に、登録した通知条件に対応して割り当てられた条件番号の案件が所定の期間内に何件あったかが表示されている。このように通知することにより、第三者が電子メールを傍受した場合であっても入金内容が判らないため、セキュリティ性を高めることが可能となる。ユーザは具体的な入金内容を知りたい場合には、別途、ファームバンキングやFAXサービス等により入金情報を取得するか、インターネットバンキング等により入金情報を取得する。若しくは、入金通知ページ上においてログインしたユーザに対してのみ対応する入金情報を開示するようにしてもよい。
【0049】
入金通知後は、ステップS201に戻る。このステップS201の入金情報の取得は、予め設定された時間ごとに、即ち定期的に行う。例えば、10分ごとに行う。
【0050】
上述した本発明にかかる入金通知システム1におけるウェブサーバ11、メールサーバ、アプリケーションサーバ13、データベースサーバ14等のコンピュータを実現するためのハードウェア構成について図11を用いて詳細に説明する。コンピュータは、中央処理装置(CPU)201とメモリ204とを含んでいる。CPU201とメモリ204は、バスを介して、補助記憶装置としてのハードディスク装置213とを接続してある。フレキシブルディスク装置220、ハードディスク装置213・230、CD−ROMドライブ226・229、MOドライブ228等の記憶媒体駆動装置は、フレキシブルディスク・コントローラ219、IDEコントローラ225、SCSIコントローラ227等の各種コントローラを介してバスへ接続されている。
【0051】
フレキシブルディスク装置220等の記憶媒体駆動装置には、フレキシブルディスク等の可搬型記憶媒体が挿入され、このフレキシブルディスク等やハードディスク装置213、ROM214等の記憶媒体には、オペレーティングシステムと協働してCPU等に命令を与え、本発明を実施するためのコンピュータ・ソフトウエアを記録することができ、メモリ204にロードされることによって実行される。このコンピュータ・ソフトウエアは圧縮し、または、複数に分割して、複数の媒体に記録することもできる。
【0052】
更に、ユーザ・インターフェース・ハードウェアを備えたシステムとすることができ、ユーザ・インターフェース・ハードウェアとしては、例えば、入力をするためのポインティング・デバイス(マウス、ジョイスティック等)207またはキーボード206や、視覚データをユーザに提示するためのディスプレイ212があり、また、パラレルポート216を介してプリンタを接続するも可能である。このコンピュータは、シリアルポート215を介してモデムを接続することが可能であり、シリアルポート215およびモデムまたはトークンリングや通信アダプタ218等を介してネットワークに接続し、他のコンピュータシステムと通信を行っている。
【0053】
このように、本発明は、通常のパーソナルコンピュータ(PC)、ワークステーション、汎用機や、これらの組合せによって実施可能であることを容易に理解できるであろう。ただし、これらの構成要素は例示であり、その全ての構成要素が本発明の必須の構成要素となるわけではない。オペレーティング・システムとしては、WindowsNT(マイクロソフトの商標)、Windows95(マイクロソフトの商標)、Windows3.x(マイクロソフトの商標)、OS/2(IBMの商標)、AIX(IBMの商標)上のX−WINDOWシステム(MITの商標)、Solaris(サンマイクロシステムズの商標)などの、標準でGUIマルチウインドウ環境をサポートするものや、PC−DOS(IBMの商標)、MS−DOS(マイクロソフトの商標)などのキャラクタ・ベース環境のもの、さらにはOS/Open(IBMの商標)VxWorks(Wind River Systems, Inc.の商標)等のリアルタイムOSでも実現可能であり、特定のオペレーティング・システム環境に限定されるものではない。
【0054】
上述の例において、システムのハードディスク、メモリ等の記憶手段等にインストールされた各種のプログラムは、様々な種類の記憶媒体に格納することが可能であり、また、通信媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等を含み、インターネットも含まれる。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザが必要とする入金情報を迅速かつ容易に提供することができる入金通知システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる入金通知システムを含む全体構成を示す図である。
【図2】本発明にかかる入金通知システムのアプリケーションサーバの機能ブロック図である。
【図3】本発明にかかる入金通知システムのデータベースサーバに格納される情報を示す図である。
【図4】銀行システムの勘定系データベースに格納される情報を示す図である。
【図5】本発明にかかる入金通知システムの処理フローを示すフローチャートである。
【図6】本発明にかかる通知条件登録ページの画面表示例を示す図である。
【図7】本発明にかかる条件番号ページの画面表示例を示す図である。
【図8】本発明にかかる入金通知システムの処理フローを示すフローチャートである。
【図9】本発明にかかる入金通知システムより送信される入金通知メールの例を示す図である。
【図10】本発明にかかる入金通知システムより送信される入金通知メールの例を示す図である。
【図11】本発明にかかる入金通知システムにおける各種サーバのハードウェア構成を示す図である。
【符号の説明】
1 入金通知システム 2 銀行システム
3 ユーザの端末 4 通信網
11 ウェブサーバ 12 メールサーバ
13 アプリケーションサーバ 14 データベースサーバ
21 勘定系ホストコンピュータ
22 勘定系データベース
Claims (10)
- ユーザの端末に対して入金を通知する入金通知システムであって、
ユーザの端末より入金通知条件を取得し、記憶手段に格納する通知条件登録処理手段と、
入金情報を取得し、前記記憶手段に格納された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報をユーザの端末に対して送信する入金通知処理手段とを備えた入金通知システム。 - ユーザの端末に対して入金を通知する入金通知システムであって、
ウェブサーバによりユーザの端末に対して入金通知条件の入力を促す通知条件登録ページを送信し、この通知条件登録ページにおいてユーザより入力された通知条件を取得する共に、この通知条件をデータベースサーバに格納する通知条件登録処理手段と、
銀行システムより入金情報を取得し、前記データベースサーバに格納された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報をメールサーバによりユーザの端末に対して送信する入金通知処理手段とを備えた入金通知システム。 - 前記通知条件登録手段は、ユーザの端末より取得した入金通知条件に対して条件識別情報を割り当て、この条件識別情報をユーザの端末に送信し、
入金通知処理手段は、条件識別情報を用いて入金通知を実行することを特徴とする請求項1又は2記載の入金通知システム。 - 前記通知条件は、入金日、入金額、入金元口座番号、入金元名称のいずれか又はそれらの組合せであることを特徴する請求項1、2又は3記載の入金通知システム。
- 前記入金通知処理手段により送信される入金通知に請求を識別する請求識別情報を含めることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の入金通知システム。
- ユーザの端末に対して入金を通知する入金通知方法であって、
ユーザの端末より入金通知条件を取得し、記憶手段に格納するステップと、
入金情報を取得するステップと、
前記記憶手段に格納された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報をユーザの端末に対して送信するステップとを備えた入金通知方法。 - ユーザの端末に対して入金を通知する入金通知方法であって、
ウェブサーバによりユーザの端末に対して入金通知条件の入力を促す通知条件登録ページを送信するステップと、
ウェブサーバによりこの通知条件登録ページにおいてユーザより入力された通知条件を取得するステップと、
この通知条件をデータベースサーバに格納するステップと、
銀行システムより入金情報を取得するステップと、
前記データベースサーバに格納された入金通知条件に基づいて、この入金通知条件を充足する入金情報を抽出するステップと、
抽出された入金情報をメールサーバによりユーザの端末に対して送信するステップと備えた入金通知方法。 - ユーザの端末より取得した入金通知条件に対して条件識別情報を割り当てるステップと、
この条件識別情報をユーザの端末に送信するステップと、
条件識別情報を用いて入金通知を実行するステップとをさらに備えたことを特徴とする請求項6又は7記載の入金通知方法。 - 前記通知条件は、入金日、入金額、入金元口座番号、入金元名称のいずれか又はそれらの組合せであることを特徴する請求項6、7又は8記載の入金通知方法。
- 前記入金通知に請求を識別する請求識別情報を含めることを特徴とする請求項6乃至9いずれかに記載の入金通知方法。
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---|---|---|---|
JP2003069637A JP2004280359A (ja) | 2003-03-14 | 2003-03-14 | 入金通知システム |
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