JP2004279163A - 基板検査装置及びその基板検査方法 - Google Patents

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Yuichi Aki
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Abstract

【課題】局所真空技術を用いることにより、被検査基板の良否を非常に安価に検査できる基板検査装置及びその基板検査方法を得ること。
【解決手段】本発明の一実施形態の基板検査装置10Aは、主チャンバー部30の下部に局所真空チャンバー部50が取り付けられており、その楕円形盤体52の中央部にスリット状開口部51が、その周辺に差動真空手段53が、更に、その周辺に静圧浮上手段60が設けられていて、静圧浮上手段60から大気中の被検査基板電極Pの表面にエアを噴射して、局所真空チャンバー部50を僅かに浮上させながら、差動真空手段53及び開口部51からエアを吸気し、主チャンバー部30及び局所真空チャンバー部50内を高真空に維持できるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板検査装置及びその基板検査方法に関し、特に電子ビームを用いてフラットパネルディスプレイなどの基板電極を高速かつ安価に検査するための基板検査装置及びその基板検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今の画像映出装置としては、陰極線管(CRT)ディスプレイからフラットパネルディスプレイ(FPD)に移行しており、そのフラットパネルディスプレイ(以下、「FPD」と記す)の画面(ディスプレイ面)を構成する基板電極のサイズは大面積化されていく方向にある。
【0003】
FPDの中で、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)用の基板電極の画面サイズも大面積化されていく方向にあり、その製造プロセス上の不具合から、LCDに使用されている基板電極に欠陥が発生することが多々あり、その欠陥が製造上の歩留まりに大きく影響を与えているため、製造プロセス内の検査工程が重要になっている。
【0004】
従来、基板電極の欠陥検査方法としては、光を使用した方法もの、プローバーを直接電極端子に接触させる方法のもの、電子ビームを使用した方法のものなどが開発されている。
【0005】
以下、図6乃至図9を用いて、従来技術の電子ビームを用いた基板検査装置及びその基板検査方法の要点を説明する。
【0006】
図6は従来技術の第1形態の基板検査装置の構成を示す断面図、図7は従来技術の陰極線管の概念的構成を示した断面図、図8は図6に示した基板検査装置に用いられている電子線を複数本、真空室内に収容して構成されている従来技術の第2形態の基板検査装置の構成を示す断面図、そして図9は図8に示した基板検査装置による被検査基板電極の走査領域を説明するための図である。
【0007】
従来技術の電子ビームを用いた基板検査装置は、例えば、特開平11−265678公報に開示されている。図6にその従来技術の第1の実施形態の基板検査装置10Bを示した。
【0008】
この基板検査装置10Bは、後記するように、一般的なディスプレイ管の陰極線管(CRT)11(図7)の要部を除去した電子銃部1を高真空チャンバー2内に密封し、そして検査しようとするFPDの被検査基板電極Pを電子銃部1の下方に配置、封入した構造で構成されている。被検査基板電極Pは不図示のXY軸方向に移動可能なステージに載置、固定されている。そして符号3は二次電子検出器を指し、その検出先端部が被検査基板電極Pの作業領域Rに臨んで真空チャンバー2内に封入されている。符号22は真空チャンバー2内を高真空にする高真空ポンプ装置を指す。電子銃部1は、真空チャンバー2に部分21で真空シールされて結合されている。
【0009】
図7に示したように、CRT11は通常のCRTであって、そのCRT11は、高真空のガラス容器13を備え、電子ビーム源12から発した電子ビームEを電子ビーム制御部14で制御し、蛍光面15を照射、走査させて、画像などの表示を行うものである。電子ビーム制御部14は静電レンズ及び又は電磁レンズ、及び反射装置などを備え、電子ビーム源12から放射された電子ビームEを制御して蛍光面15を走査させる。前記の電子銃部1は前記のガラス容器13と蛍光面15を除去したものである。図6においては、実際には存在しないが、前記ガラス容器13は破線で示されている。
【0010】
電子銃部1で発生した電子ビームEは、作業領域R内に被検査基板電極Pを順次移動させて、その検査面を走査し、走査によって基板から放出された電子を二次電子検出器3によって検出するようになされている。二次電子検出器3は、二次電子を検出するエバーハート−ソンリー型(Evehart−Thornley Type)を用いることができるとしている。二次電子は、電圧コントラスト情報を有しており、二次電子検出器3で検出した二次電子の電圧変化を求めることによって、FPDの基板上の電圧を測定することができる。
【0011】
図6に示した基板検査装置10Bは原理的な装置であって、実際には、基板検査装置10Cは、図8に示したように、複数の電子銃部1を作業領域Rが一部重複するようにライン状に配列して共通の真空チャンバー2内に封止した構造で構成されたものを用いている。真空チャンバー2内は真空ポンプ装置22で排気される。
【0012】
このように複数本の電子銃部1を用いる構成を採ることにより、有効的に走査領域Rを拡大することができる。各電子銃部1A、1B、1C、1Dは、それぞれに対応する副作業領域SRA、SRB、SRC、SRDを受け持っている。これら副作業領域SRA〜SRDの被検査基板電極Pから放出された電子を二次電子検出器3で検出する。この基板検査装置10Cは全電子銃部1A〜1Dに対してただ1本の二次電子検出器3を備える構成をとっているが、各電子銃部1A〜1Dに対してそれぞれ備える構成を採ってもよいとしている。二次電子検出器3を何れの配置構成とするかは、被検査基板電極Pの検査で要求される操作速度に基づいて定めている。
【0013】
作業領域R内における検査位置と検出信号との対応は、電子ビームEを走査する走査制御信号に同期して、検出信号を信号処理することによって行っている。
【0014】
基板検査装置10Cは、このよな構成によって各電子銃部1A〜1Dの各副走査領域SRA、SRB、SRC、SRDがオーバーラップし、被検査基板電極P上で走査漏れとなる領域を除去している。
【0015】
図9A〜図9Dは、電子銃部1A〜1Dを順次駆動して得られる走査領域であり、各副作業領域SRA〜SRDに対応している。そして図9Eは、図9A〜図9Dの検出結果を重ねた状態を示している。各副作業領域SRA〜SRDに重複部分ORAB、ORBC、ORCDの重なりを設けることによって、走査漏れを防止している。
【0016】
このような従来技術の電子ビームEを使用した基板検査装置10Cを用いて被検査基板電極Pの欠陥の有無を検査する場合には、不図示のXY軸方向に移動可能なステージに被検査基板電極Pを載置、固定し、その被検査基板電極P電圧を掛け、電圧が掛かったタイミングで各電子銃部1A〜1Dを順次作動させ、各電子銃部1A〜1Dから電子を放出させ、その放出された電子を電子ビーム制御部14で形成される電子レンズ系により加速、減速及び収束、走査させ、その電子ビームEでXYに移動可能なステージに固定されている被検査基板電極Pを照射、走査する。走査することにより発生する二次電子を電子検出器3で検出し、電圧コントラストを測定することにより被検査基板電極Pの欠陥を検査している。
【0017】
ステージに固定されている基板電極にはプローバーなどにより電圧を掛け、電子銃部1A〜1Dから放出される電子ビームEに同期して被検査基板電極Pを駆動させながら2次電子を検出する。被検査基板電極Pに電圧を掛けて検査している時に被検査基板電極Pが正常な場合と不具合がある場合とでは発生する二次電子のエネルギ量の分布が異なり、その差を検出することにより被検査基板電極Pの良否の検査を行うことができる。
【0018】
【特許文献1】
特開平11−265678(第4頁〜第6頁、図1、図2、図4、図5)
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電子銃部1から電子ビームEを放出し、被検査基板電極Pから2次電子を発生させるためには、電子ビームEの経路、被検査基板電極Pの測定箇所、発生する2次電子の経路を高真空度に維持する必要がある。電子ビームEの経路を高真空度に維持するためには高真空チャンバーを必要とする。この高真空チャンバー2内には、測定に必要な電子銃部1、被検査基板電極P、その被検査基板電極PをXY軸方向に移動させるXY軸移動ステージ、被検査基板電極Pに所定の電圧を与えるプローバーなどの電圧供給部材を収容しなければならない。そして、そのような高真空チャンバー2内を高真空に維持するために、外部雰囲気と遮断する必要がある。
【0019】
また、被検査基板電極Pの交換時に真空チャンバー2内の高真空度を維持するために予備室が必要になる。その予備室は、次に検査しようとする被検査基板電極Pとプローバーとを収納して、その予備室内を高真空状態にしておき、その被検査基板電極Pとプローバーとの交換時、真空チャンバー2内の高真空度を低下させないようにする部屋である。
【0020】
従って、本体である大容積の真空チャンバー2に付随して可成り大きな容積の予備室も必要とし、設置場所は全体として大空間を必要とする。そのため大変高価な装置となり、製品コストの削減は難しい。しかも、FPDの画面サイズが大きくなるにつれて、前記のような構成の基板検査装置も大きくする必要があり、益々高価な設備になるという課題がある。
【0021】
本発明はこれらの課題を解決しようとするものであって、本発明においては、局所真空技術を用いることにより、被検査基板電極の検査部分以外、即ち、被検査基板電極を移動させるXY軸移動ステージ、被検査基板電極に電圧を掛けるプローバーなどの電圧供給部分を大気圧内に配設して、被検査基板電極の良否を非常に安価に検査できる基板検査装置及びその基板検査方法を得ることを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
それ故、前記課題を解決するために、本発明の基板検査装置は、主チャンバー部と、その主チャンバー部の一端部分に配設され、電子ビームを放射する電子銃部と、その電子銃部から出射した電子ビームの経路が形成されており、前記主チャンバー部の他端部に前記電子ビームの経路方向に伸縮する伸縮部材を介して接続され、前記電子銃部側とは反対側の端部に微細なスリット状開口が形成されている局所真空チャンバーと、その局所真空チャンバーに接続され、その内部のエアを吸気する主真空手段と、前記局所真空チャンバー内に臨んで配設されている二次電子検出器と、前記局所真空チャンバーの端部に、前記スリット状開口部の近接周辺部に同心的に形成された複数の吸気溝とそれらの吸気溝に接続されている副真空手段とからなる差動真空手段と、前記複数の吸気溝の外周に沿って形成されたエア噴出口からなる、前記局所真空チャンバーを浮上させる静圧浮上手段とを具備して構成されている。
【0023】
そして、本発明の基板検査装置においては、前記被検査基板を載置して移動できる移動ステージは前記局所真空チャンバーの下方の大気圧上に配設される。
【0024】
また、本発明の基板検査装置において、前記被検査基板に電圧を掛ける必要がある場合には、前記移動ステージに電圧供給手段を付帯させてもよい。
【0025】
更に、本発明の基板検査装置における前記差動真空手段は前記複数の吸気溝に前記副真空手段がそれぞれ接続されていて、前記スリット状開口部に近いほどその吸気溝の吸気力が強くなるように差圧を付けて構成されていることを特徴とする。
【0026】
そして更に、本発明の基板検査装置においては、前記局所真空チャンバーが伸縮部材を含む連結部を介して前記主チャンバー部の下部に取り付けられていることを特徴とする。
【0027】
更にまた、主チャンバー部と、その主チャンバー部の一端部分に配設され、電子ビームを放射する電子銃部と、その電子銃部から出射した電子ビームの経路が形成されており、前記主チャンバー部の他端部に前記電子ビームの経路方向に伸縮する伸縮部材を介して接続され、前記電子銃部側とは反対側の端部に微細なスリット状開口が形成されている局所真空チャンバーと、その局所真空チャンバーに接続され、その内部のエアを吸気する主真空手段と、前記局所真空チャンバー内に臨んで配設されている二次電子検出器と、前記局所真空チャンバーの端部に、前記スリット状開口部の近接周辺部に同心的に形成された複数の吸気溝とその吸気溝に接続されている副真空手段とからなる差動真空手段と、前記複数の吸気溝の外周に沿って形成されたエア噴出口からなる、前記局所真空チャンバーを浮上させる静圧浮上手段と、前記局所真空チャンバーの下方の大気圧中に配設され、被検査基板を載置して移動できる移動ステージとを具備して構成されている基板検査装置を用い、被検査基板を検査する場合には、
前記スリット状開口部の下方に、移動ステージに載置された被検査基板を持ち来たし、前記エア噴出口からエアを噴射して前記局所真空チャンバーの前記他端部を僅かに浮上させると共に、前記主真空手段で前記主チャンバー部及び局所真空チャンバー内のエアを強力に吸引、排気する一方、前記スリット状開口部から吸引されようとするエアを前記差動真空手段により前記吸気溝から吸引して、前記主チャンバー部及び前記局所真空チャンバー内を高真空に維持しながら、前記被検査基板に前記電子銃部からの電子ビームを順次照射し、その照射によって発生した二次電子を前記二次電子検出器で補足し、前記二次電子の電圧コントラストを用いて前記被検査基板の検査を行う方法を採る。
【0028】
従って、本発明の基板検査装置によれば、高真空に維持するチャンバーの容積は最少必要限に留めることができ、しかも被検査基板の大きさが変わっても、その同一容積の真空チャンバーで対応でき、更に、被検査基板を載置して移動させる移動ステージ、電圧供給手段などは真空チャンバー外の大気圧中に配設することができることから装置を小型化できる。
【0029】
また、本発明の基板検査方法によれば、局所真空チャンバーを用いることにより、電子銃部を内蔵しているチャンバー内を高真空に保ちながら大気圧中に在る被検査基板に電子ビームを所定の幅で左右に走査させながら照射でき、その走査電子ビームが被検査基板に当たって発生する二次電子の電圧コントラストを測定して、被検査基板の良否を検査することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図5を用いて、本発明の一実施形態の基板検査装置の構成及び動作を説明する。
【0031】
図1は架台に設置された本発明の一実施形態の基板検査装置の斜視図、図2は図1に示した基板検査装置に組み込まれた局所真空チャンバー部の開口部側から見た拡大斜視図、図3は図2に示した局所真空チャンバーの開口部から見た拡大平面図、図4は図3のA−A線上における拡大断面図、そして図5は図3のB−B線上における拡大断面図である。
【0032】
先ず、図1を用いて本発明の一実施形態の基板検査装置の構成を説明する。図1において、符号10Aは本発明の基板検査装置を指す。この基板検査装置10Aは、主チャンバー部30、電子銃部40、局所真空チャンバー部50、二次電子検出器70、連結部80、制御部90、XY軸移動ステージ100、プロバー付きパレット110、コンベア120などから構成されており、それらは架台130上に設置されている。
【0033】
主チャンバー部30はガラス材で形成されており、その下部31は円錐体形に、その上部32は円筒形に形成されている。その上部32の内部には電子銃部40が封入されている。主チャンバー部30の下部には連絡部80を介して局所真空チャンバー部50が取り付けられている。二次電子検出器70はその先端の検出部が被検査基板電極Pに向かって主チャンバー部30の下部に封止されて取り付けられている。主チャンバー部30及び局所真空チャンバー部50の内部のエアは主真空手段である真空ポンプ(不図示)により吸引され、外部に排気される。
【0034】
電子銃部40は従来技術の基板検査装置10B或いは10Cに用いられているものと同一のものでもよく、図示していないが、電子ビーム源と、この電子ビーム源から発生した電子ビームE(図4)を制御し、被検査基板電極Pを照射し、走査させる電子ビーム制御部と、反射装置などを備えている。電子ビーム制御部は静電レンズ及び又は電磁レンズからなり、電子ビーム源から放射された電子ビームEを制御する機能を備えているものである。後記するが、本発明における電子銃部40は被検査基板電極Pに対して電子ビームEを所定の幅で2本〜4本、水平走査させるだけである。
【0035】
本発明の一大特徴部分である局所真空チャンバー部50は、図2〜図5に拡大して示したように、中央部にスリット状に開口部51が形成されている扁平な楕円形盤体52からなり、開口部51の外周部の内側には差動真空手段53が、その外側には静圧浮上手段が設けられている。
【0036】
差動真空手段53は、図示の実施形態の場合、3本の吸気溝54、55、56とそれぞれの吸気溝54、55、56に接続される第1、第2、第3の副真空ポンプ(何れも不図示)とから構成されている。3本の吸気溝54、55、56は楕円状で同心的に形成されており、それぞれの吸気溝54、55、56に連通する連結孔57、58、59が楕円形盤体52の側面に形成されている。これらの連結孔57、58、59には前記不図示の第1、第2、第3の副真空ポンプに連結されたパイプが接続される。なお、連結孔57、58、59は楕円形盤体52の両側面に対称的に対向した位置に形成されている。
【0037】
開口部51に最も近い吸気溝54からは第1の副真空ポンプで最も強く吸気して、その吸気したエアを外部に排気し、中央部の吸気溝55からは第2の副真空ポンプで中間の強さで吸気して、その吸気したエアを外部に排気し、そして最外周の吸気溝56からは第3の副真空ポンプで最も弱く吸気して、その吸気したエアを外部に排気する。この開口部51側に向かうにつれて吸気を強めて行く動作を本発明では差動真空機能と称する。この差動真空機能により、開口部51から局所真空チャンバー部50及び主チャンバー部30の内部に流れ込もうとするエアを遮断するように構成されている。
【0038】
また、吸気溝54、55、56の外方には、静圧浮上手段60が設けられている。静圧浮上手段60は楕円環状で多孔質部材からなるエア噴出口61と、これに連結されるエア噴出ポンプ(不図示)とからなり、そしてエア噴出口61に連通する2個の連結孔62が楕円形盤体52の側面の対称的な位置に形成されている。この連結孔62には前記不図示のエア噴出ポンプに連結されるパイプ(不図示)が接続される。
【0039】
この静圧浮上とは、エア噴出口61から噴出されたエアにより局所真空チャンバー部50を回転或いは回動させることなく被検査基板電極Pの表面から、例えば、10μm程度の僅かな間隙を開けて浮上させる動作を指す。
【0040】
局所真空チャンバー部50は連結部80を介して前記主チャンバーの下部に取り付けられている。この連結部80は、伸縮部材である円環状のベローズ81、円環状の上部取付板82、同じく円環状の下部取付板83などとから構成されている。連結部80はベローズ81が上部取付板82と下部取付板83との間にサンドイッチ状に挟まれて固定されている構造のものであり、そのような構造の連結部80の上部取付板82の上面は主チャンバー部30の下方の開口端に固定されており、下部取付板83の下面が局所真空チャンバー部50の上面の開口部51周辺に固定されている。このように、主チャンバー部30と局所真空チャンバー部50との間にベローズ81を含む連結部80を介在させることにより、エア噴出口61から被検査基板電極Pの表面に噴出されたエアの圧力によりベローズ81が収縮し、局所真空チャンバー部50を被検査基板電極Pの表面から浮上させることができる。
【0041】
主チャンバー部30及び局所真空チャンバー部50は架台130に支持部材134などで、被検査基板電極Pに対して所定の高さになるように支持、固定されている。
【0042】
局所真空チャンバー部50の下方には、架台130の表面が水平な載置台131に固定されたXY軸移動ステージ100が配設されており、そのXY軸移動ステージ100の上面にプロバー付きパレット110が固定されており、更に、その上面に被検査基板電極Pが載置、固定されていて、プロバー付きパレット110から被検査基板電極Pの各電極に所定の電圧が印加されるように構成されている。
【0043】
XY軸移動ステージ100はY軸ステージ101とその上に摺動自在に取り付けられているX軸ステージ102とからなり、そのX軸ステージ102のX軸方向における搬入側に配設された搬入コンベア121とX軸ステージ102の搬出側に配設された搬出コンベア122とからなるコンベア120が配設されている。
【0044】
架台130の四辺形の載置台131は、その下面四隅に取り付けられている4本の脚部133で支えられており、その載置台131の表面は脚部133の下端に取り付けられている高さ調整ネジ132を調整することにより水平に調節される。
【0045】
載置台131の下方には基板検査装置10Aを制御するコンピュータからなる制御部90が収納されている。この制御部90は本発明の要部ではないので、その説明は割愛する。
【0046】
以上、説明したように、本発明の一実施形態の基板検査装置10Aは構成されている。次に、この基板検査装置10Aの動作を説明する。被検査基板としてLCD用の基板電極を採り上げる。その基板電極を被検査基板電極Pと記す。
【0047】
先ず、局所真空チャンバー部50、或いは主チャンバー部30と局所真空チャンバー部50とを開口部51を閉じ、高真空を維持した状態で、XY軸移動ステージ100のX軸ステージ102の表面から上方に持ち上げておき、またはサテライトステージ(不図示)を準備し、その方に移動させることにより開口部51の高真空を維持した状態で、搬入コンベア121から搬入された被検査基板電極Pを、X軸ステージ102上に固定されているプロバー付きパレット110上に載置、固定し、被検査基板電極Pの電極端子にプロバーを接続して、所定の電圧を各電極に印加しておく。
【0048】
次に、局所真空チャンバー部50、或いは主チャンバー部30と局所真空チャンバー部50とをエア噴出ポンプ(不図示)を作動させ、局所真空チャンバー部50の静圧浮上手段60のエア噴出口61から静圧のエアを噴出させた状態で、被検査基板電極Pの表面に対して所定の高さ位置まで降下させ、被検査基板電極Pと接触しない程度の高さに浮上させる。
【0049】
同時に差動真空手段53も作動させておく。この動作は、前記のように、差動真空手段53の第1の副真空ポンプで開口部51に最も近い吸気溝54から最も強く吸気して、その吸気したエアを外部に排気し、第2の副真空ポンプで中央部の吸気溝55から中間の強さで吸気して、その吸気したエアを外部に排気し、そして第3の副真空ポンプで最外周の吸気溝56から最も弱く吸気して、その吸気したエアを外部に排気する。
【0050】
同時に、主真空ポンプを作動させて、主チャンバー部30及び局所真空チャンバー部50の内部のエアを吸引し、外部へ排気する。
【0051】
このように被検査基板電極Pの検査中、差動真空手段53、静圧浮上手段60、主真ポンプを同時に、かつ常時、作動させることにより、差動真空手段53の差動真空機能により、エア噴出口61から噴射されたエアが主ポンプの吸引作用で局所真空チャンバー部50の開口部51から局所真空チャンバー部50及び主チャンバー部30の内部に吸い込まれようとするエアを遮断し、主チャンバー部30及び局所真空チャンバー部50内を高真空に保つことができる。
【0052】
このように差動真空手段53の吸気溝54、55、56からエアを吸気して行くことにより、局所真空チャンバー部50の開口部51及び主チャンバー部30内、被検査基板電極Pの測定箇所を高真空に維持することができる。被検査基板電極Pのうねりや浮上量の誤差はベローズ81により吸収される。
【0053】
局所真空チャンバー部50の浮上量は、局所真空チャンバー部50のエア噴出口61から吹き出しているエアの圧力と差動真空手段53による差動吸気真空と、局所真空チャンバー部50の開口部51の高真空の負の圧力とのバランスで一定量に維持される。
【0054】
開口部51の一例の寸法は、4mm×45mm程度、真空度は10−4程度、局所真空チャンバー部50の被検査基板電極Pからの浮上高さは10μm程度に保つことができる。
【0055】
主チャンバー部30及び局所真空チャンバー部50内はこのように高真空に維持されていることから電子銃部40を作動させると、電子銃部40から放射される電子ビームEはプロバー付きパレット110より被検査基板電極Pへ供給される電圧に同期して被検査基板電極Pに照射される。電子ビームEは水平方向に所定の幅の振幅で偏向され、被検査基板電極Pの上面を照射し、走査する。
【0056】
局所真空チャンバー部50は被検査基板電極P上を浮上しているので、被検査基板電極Pの測定面を傷つけることなく、XY軸移動ステージ100によって検査箇所を未走査部分が生じないように変えることができる。開口部51から電子ビームEを数走査させる場合は、被検査基板電極Pを未走査部分が生じないように間歇送りする。
【0057】
電子ビームEで照射された被検査基板電極Pからは2次電子が発生し、その二次電子は二次電子検出器70に捕捉、検出され、被検査基板電極P上に欠陥があれば、捕捉された二次電子に電圧変化が生じていることから電圧コントラストとして検出することができる。従って、被検査基板電極Pの欠陥の有無を検査することができる。
【0058】
前記実施形態の基板検査装置10Aでは主チャンバー部30及び局所真空チャンバー50内の電子銃を1個としたが、数個の電子銃を内蔵させることもできる。被検査基板電極Pのサイズが大きくなり、検査時間を短くするために、電子銃や本基板検査装置10Aを複数台並列に配設し、検査時間を短くすることも可能である。
【0059】
以上、説明したように、本発明の基板検査装置10Aは、電子ビームEを被検査基板電極Pに当てて二次電子を検出し、エネルギ量の分布の違いを検出する方法を採っており、電子銃から発生する電子が、被検査基板電極Pを照射するまでの間に在る電子レンズ系(不図示)と被検査基板電極Pから発生する二次電子が二次電子検出器70に入るまでの経路部分及び被検査基板電極Pの検査部分だけを高真空に維持する局所真空技術を使用したことを特徴としている。このような局所真空技術を使用することにより、被検査基板電極の検査部分以外と、被検査基板電極を移動させるXY軸移動ステージ、被検査基板電極に電圧をかけるプロバー付きパレットを大気圧上に設置することができ、被検査基板電極の交換時に真空を上げておく予備室も不必要になった。
【0060】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、局所真空技術を使用することにより、
1.基板検査装置は高真空に維持する真空チャンバーの容積を必要最小限に留めることができ、小型化できること
2.被検査基板電極の大きさが変わっても、高真空に維持する真空チャンバーの容積は同じでよく、装置サイズを小型化のままでよいこと
3.移動ステージやプローバー付パレットも真空チャンバー外に設置することができ、使用する部品も選択が容易になり、設備価格を安価に押さえることができること
4.被検査基板電極全体を高真空チャンバー内に収容しないので、次の被検査基板電極を高真空雰囲気内で準備しておく必要がなく、真空予備室が不要であること
など、数々の優れた効果がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】架台に設置された本発明の一実施形態の基板検査装置の斜視図である。
【図2】図1に示した基板検査装置に組み込まれた局所真空チャンバー部の開口部側から見た拡大斜視図である。
【図3】図2に示した局所真空チャンバーの開口部から見た拡大平面図である。
【図4】図3のA−A線上における拡大断面図である。
【図5】図3のB−B線上における拡大断面図である。
【図6】従来技術の第1形態の基板検査装置の構成を示す断面図である。
【図7】従来技術の陰極線管の概念的構成を示した断面図である。
【図8】図6に示した基板検査装置に用いられている電子線を複数本、真空室内に収容して構成されている従来技術の第2形態の基板検査装置の構成を示す断面図である。
【図9】図8に示した基板検査装置による被検査基板電極の走査領域を説明するための図である。
【符号の説明】
10A…本発明の一実施形態の基板検査装置、30…主チャンバー部、31…主チャンバー部30の下部、32…主チャンバー部30の上部、40…電子銃部、50…局所真空チャンバー部、51…局所真空チャンバー部50の開口部、52…楕円形盤体、53…差動真空手段、54,55,56…差動真空手段53の吸気溝、57,58,59…真空ポンプ連結孔、60…静圧浮上手段、61…局所真空チャンバー部50のエア噴出口、62…エア噴射ポンプ用連結孔、82…上部取付板、83…下部取付板、90…制御部、100…XY軸移動ステージ、110…プロバー付きパレット、120…コンベア、121…搬入コンベア、122…搬出コンベア、130…架台、131…載置台、132…高さ調整ネジ、133…脚部、E…電子ビーム

Claims (6)

  1. 主チャンバー部と、
    該主チャンバー部の一端部分に配設され、電子ビームを放射する電子銃部と、該電子銃部から出射した電子ビームの経路が形成されており、前記主チャンバー部の他端部に前記電子ビームの経路方向に伸縮する伸縮部材を介して接続され、前記電子銃部側とは反対側の端部に微細なスリット状開口が形成されている局所真空チャンバー部と、
    該局所真空チャンバー部に接続され、その内部のエアを吸気する主真空手段と、
    前記局所真空チャンバー部内に臨んで配設されている二次電子検出器と、
    前記局所真空チャンバー部の端部に、前記スリット状開口部の近接周辺部に同心的に形成された複数の吸気溝と該吸気溝に接続されている副真空手段とからなる差動真空手段と、
    前記複数の吸気溝の外周に沿って形成されたエア噴出口からなる、前記局所真空チャンバー部を浮上させる静圧浮上手段と
    を具備して構成されていることを特徴とする基板検査装置。
  2. 前記局所真空チャンバー部の下方の大気圧中に配設され、被検査基板を載置して移動できる移動ステージとの組合せからなる請求項1に記載の基板検査装置。
  3. 前記被検査基板に電圧を掛ける必要がある場合には、前記移動ステージは電圧供給手段を付帯していることを特徴とする請求項2に記載の基板検査装置。
  4. 前記差動真空手段は前記複数の吸気溝に前記副真空手段がそれぞれ接続されていて、前記スリット状開口部に近いほど該吸気溝の吸気力が強くなるように差圧を付けて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板検査装置。
  5. 前記局所真空チャンバー部は伸縮部材を含む連結部を介して前記主チャンバー部の下部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の基板検査装置。
  6. 主チャンバー部と、
    該主チャンバー部の一端部分に配設され、電子ビームを放射する電子銃部と、
    該電子銃部から出射した電子ビームの経路が形成されており、前記主チャンバー部の他端部に前記電子ビームの経路方向に伸縮する伸縮部材を介して接続され、前記電子銃部側とは反対側の端部に微細なスリット状開口が形成されている局所真空チャンバー部と、
    該局所真空チャンバー部に接続され、その内部のエアを吸気する主真空手段と、
    前記局所真空チャンバー部内に臨んで配設されている二次電子検出器と、
    前記局所真空チャンバー部の端部に、前記スリット状開口部の近接周辺部に同心的に形成された複数の吸気溝と該吸気溝に接続されている副真空手段とからなる差動真空手段と、
    前記複数の吸気溝の外周に沿って形成されたエア噴出口からなる、前記局所真空チャンバー部を浮上させる静圧浮上手段と、
    前記局所真空チャンバー部の下方の大気圧中に配設され、被検査基板を載置して移動できる移動ステージと
    を具備して構成されている基板検査装置を用い、
    前記スリット状開口部の下方に、移動ステージに載置された被検査基板を持ち来たし、
    前記エア噴出口からエアを噴射して前記局所真空チャンバー部の前記他端部を僅かに浮上させると共に、前記主真空手段で前記主チャンバー部及び局所真空チャンバー部内のエアを強力に吸引、排気する一方、前記スリット状開口部から吸引されようとするエアを前記差動真空手段により前記吸気溝から吸引して、前記主チャンバー部及び前記局所真空チャンバー部内を高真空に維持しながら、
    前記被検査基板に前記電子銃部からの電子ビームを順次照射し、該照射によって発生した二次電子を前記二次電子検出器で補足し、前記二次電子の電圧コントラストを用いて前記被検査基板の検査を行うことを特徴とする基板検査方法。
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