JP2004277164A - 基板搬送台車 - Google Patents

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敏弘 佐野
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Abstract

【課題】製造ラインから大型の基板を抜取り再び投入する等の作業において、大型の基板を人の手で把持しないで済むか、把持するとしても大きな基板に変形を与えないで済むようにするための基板搬送台車の提供。
【解決手段】載置した基板を載置した平面内で自在に移動可能な基板載置部と、その基板載置部を傾斜させる傾斜機構部と、その基板載置部を昇降させる昇降機構部と、各部を支持して搬送するためのキャスター付のフレーム部を具備し、基板の姿勢が水平、傾斜のいずれであっても基板の出し入れと搬送とを行なうことができるようにした基板搬送台車。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は基板の受渡しと搬送を行なう技術分野に属する。たとえば、大型で脆弱なガラス材料等の基板を抜取検査等のために製造ラインから抜取り再び投入する等の用途に適した基板搬送台車に関する。
【0002】
【従来技術】
近年、LCD(liquid crystal display)、PDP(plasma display panel)等のディスプレイ製品における大画面化が進行している。それらのディスプレイ製品には画面寸法に従って決まる大型の基板が使用されている。たとえば、LCDのカラーフィルター、PDPの背面板や前面板、等は、大型のガラス基板の上に各種の機能を有する層(たとえば、色材層、ブラックマトリックス層、電極層、誘電体層、隔壁層、等)を形成したものであり、そのものも大型の基板である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのような大型の基板の製造ラインにおいては、製造条件の設定や、品質検査のために製造ラインから基板を抜き取る作業が存在する。この作業は、従来においては、人の手作業で行なわれている。すなわち、水平面と平行する姿勢で搬送路上に存在する基板を基板の辺近傍において両手で強く把持して抜き取る方法で行なわれている。基板が小型のときにはこの方法で問題はなかったが、基板が大型のときにはヒューマンエラーによる下記▲1▼〜▲4▼のような問題が発生する。問題が発生すると長時間に渡って製造ラインを停止する等の大きな生産阻害に及ぶことがある。
【0004】
▲1▼基板を人の手で強く把持して人が搬送するため汚れが付き易い。
▲2▼品質に悪影響しない基板の辺近傍だけを把持して持ち上げるため基板割れが発生し易い。
▲3▼厚いガラス基板が使用され質量が大きいものでは作業負荷が過大となる。
▲4▼事故が起きないように製造ラインを一時停止させなければならない。
【0005】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、製造ラインから大型の基板を抜取り再び投入する等の作業において、大型の基板を人の手で把持しないで済むか、把持するとしても大きな基板に変形を与えないで済むようにするための基板搬送台車を提供することにある。これにより、大型の基板汚れが付く等による品質への悪影響がなく、基板割れを発生させず、作業負荷が小さく、製造ラインを停止させなくて済むようにすることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題は下記の本発明によって解決される。すなわち、
本発明の請求項1に係る基板搬送台車は、基板を載置するための基板載置部と、その基板載置部を傾斜させる傾斜機構部と、その基板載置部を昇降させる昇降機構部と、前記各部を支持して搬送するためのキャスター付のフレーム部を具備し、前記基板の姿勢が水平、傾斜のいずれであっても前記基板の出し入れと搬送とを行なうことができるようにしたものである。
【0007】
本発明によれば、製造ラインにおいて搬送される基板と同一高さ、同一傾斜(水平)になるように基板載置部の高さ、傾斜を調節することができる。また、立て掛けてスタッカー等へ集積される基板と同一高さ、同一傾斜(急傾斜)になるように基板載置部の高さ、傾斜を調節することができる。すなわち、大型の基板を移し替えるときに基板の姿勢を変えないで済む。したがって、製造ラインから大型の基板を抜取り再び投入する等の作業において、大型の基板を人の手で把持しないで済むか、把持するとしても大きな基板に変形を与えないで済むようにするための基板搬送台車が提供される。
【0008】
また本発明の請求項2に係る基板搬送台車は、請求項1に係る基板搬送台車において、前記基板載置部は、回転とその回転方向が自在な複数のボールを平面状に配置し、前記基板をそのボールの球面で支持する基板載置部であるようにしたものである。本発明によれば、平面状に配置された複数のボールの球面で基板が支持されるから、平面内での移動抵抗を極めて小さくするとともに基板表面に対する悪影響が極めて少なくなる。
【0009】
また本発明の請求項3に係る基板搬送台車は、請求項1または2に係る基板搬送台車において、前記基板載置部は、前記傾斜したときに下方となる辺近傍の所定箇所に回転自在の複数のフランジ付円柱を配置した基板載置部であるようにしたものである。本発明によれば、フランジ付円柱は基板の辺が当接することにより位置を規制するとともに傾斜したときには基板を支持し、さらに基板を辺方向に移動するときにはフランジ付円柱が回転して移動抵抗が極めて小さくなる。
【0010】
また本発明の請求項4に係る基板搬送台車は、請求項1〜3のいずれかに係る基板搬送台車において、前記基板載置部は、前記基板の辺が当接することにより基板の動きを止めるストッパーを所定箇所に配置した基板載置部であり、前記ストッパーは前記基板が当接できる有効位置と、前記基板が当接できなくなる退避位置とに切替えできるストッパーであるようにしたものである。本発明によれば、ストッパーを有効位置とすることで基板の固定を行なうことができ、退避位置とすることで基板の移動を行なうことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について実施の形態を説明する。本発明の基板搬送台車における構成の一例を図1〜図3に示す。図1は基板載置部の構成を示す上面図、図2は基板載置部の傾斜等を示す側面図、図3は傾斜した基板の格納等を示す正面図である。図1〜図3において、1は天板、2a,2b,・・・はボール、3a,3b,・・・はフランジ付円柱、4a,4b,・・・はストッパー、5a,5b,・・・はキャスター、6は回転軸、10は基板載置部、20は傾斜機構部、30は昇降機構部、40はフレーム部、50は台車(格納庫、等)、100は基板である。
【0012】
本発明の基板搬送台車は、図2に示すように、基板載置部10、傾斜機構部20、昇降機構部30、フレーム部40から構成される。
基板載置部10は、図1に示すように、表側の面が平面となっている天板1を支持体として複数のボール2a,2b,・・・、フランジ付円柱3a,3b,・・・、ストッパー4a,4b,・・・を所定箇所に配置したものである。
【0013】
天板1は、ムク板、合板、合成樹脂板、等のボード、ステンレス板、アルミニウム板、鋼板、等の板金加工品、角パイプ、丸パイプ、ワイヤー、棒鋼材、等の溶接加工品、それらを組合せたもの、等を適用することができる。クリーンルームにおいて使用する場合には、塵埃の発生が少なくなるように、たとえば、耐腐食性があり非塗装で使用できるステンレス板の板金加工品、等が好適である。
【0014】
ボール2a,2b,・・・は、その1つを図2において拡大図で示すように、保持体によって回転自在に保持されたボールである。ボール2a,2b,・・・の回転方向は前後左右斜めのあらゆる回転方向をとることができる。また回転抵抗は極めて小さい。保持体によって保持されているボール2a,2b,・・・において、基板1に取り付けられる保持体の底面から球面の最高部までの高さは、すべて同一である。
【0015】
ボール2a,2b,・・・としては、鋼、ステンレス、セラミック、エンジニアリングプラスチック、等の材料からできているボールを使用することができる。特に、乾燥炉において高温(たとえば150℃)となっている基板100を抜取って搬送するような用途においては耐熱性を必要とする。また、基板100への傷付を少なくするためには、材質が柔らかく、ボールとしたときの質量が小さく回転し易いものが好ましい。たとえば、PEEK(登録商標)(ポリエーテルエーテルケトン)等のエンジニアリングプラスチックは好適である。
【0016】
この保持体付きのボール2a,2b,・・・は、図1に示すように、天板1の表側の面に複数が配置されている。この配置は、基板載置部10に基板100を載置している状態、基板載置部10に基板100を出し入れ(移動)している状態において基板100を裏面から適正に支持するような配置となっている。また、基板100の寸法には種々のものがあるが、それら寸法の異なる基盤100を裏面から適正に支持するような配置となっている。一般的には、数cm〜十数cmの間隔を置いた密な配置とする。
このような配置において、ボール2a,2b,・・・があらゆる方向に回転自在であるから、基板載置部10に載置された基盤100の走行抵抗は小さく、その基盤100を僅かな力であらゆる方向に動かすことができる。
【0017】
フランジ付円柱3a,3b,・・・は、図2のフランジ付円柱3fに示すように、外周に連続的に設けられた突起部分(フランジ)の付いた円柱である。フランジ付円柱3a,3b,・・・は円柱の軸の廻りに回転することができるようになっている。たとえば、フランジ付円柱3a,3b,・・・は、フランジ付の円筒であって、その円筒の内径よりも外径が少し小さい軸を有するボルトによって回転自在に支持されている。そして、そのボルトの先端に設けられたネジ部おいて天板1に固定される。またたとえば、フランジ付外輪を有するボールベアリングを使用することもできる。
【0018】
フランジ付円柱3a,3b,・・・は、図1に示すように、天板1の表側の面における一方の辺近傍に複数が一列に配置されている。一方の辺とは、基板載置部10を傾斜させたときに下方となる辺である。基板載置部10を傾斜させていないときに、基板載置部10は他方の辺の側から基板100を導入する。このとき、フランジ付円柱3a,3b,・・・に基板100の進行方向側の辺が当接すると、そこで停止させられることになる。すなわち、フランジ付円柱3a,3b,・・・は基板100を導入するときのストッパーとしての役割を有する。
【0019】
フランジ付円柱3a,3b,・・・は、基板載置部10を傾斜させたときには、図2の破線で示すように、基板100の下側の辺が当接することにより基板100を支持する。一方、基板100の裏面をボール2a,2b,・・・が支持する。フランジ付円柱3a,3b,・・・も、ボール2a,2b,・・・も回転自在であるから走行抵抗は小さく基板100を僅かな力で動かすことができる。ただし、基板載置部10を傾斜させたときの動きの方向は、フランジ付円柱3a,3b,・・・が一列に配列する方向によって規制される。
【0020】
ストッパー4a,4b,・・・は、基板100の辺が当接することにより基板100の動きを止めるためのストッパーである。図2に示すように、基板載置部10を傾斜させたときの、載置されている基板100の天地左右における、地にあたる辺においては、前述のフランジ付円柱3a,3b,・・・が基板100の動きを止めるためのストッパーの役割を果たしている。したがって、ストッパー4a,4b,・・・は、天と左と右にあたる辺において基板100の動きを止めるためのストッパーの役割を果たす。
【0021】
基板100の寸法には種々のものがあるが、それら寸法の異なる基盤100の動きを止めるためには、ストッパー4a,4b,・・・の基板載置部における配置は変更できるようになっている。図2に示すように、天にあたる辺において基板100の動きを止めるためのストッパー4aは、天地方向に移動して位置固定することができる。また、左にあたる辺において基板100の動きを止めるためのストッパー4e,4dは、左右方向に移動して位置固定することができる。同様に、右にあたる辺において基板100の動きを止めるためのストッパー4b,4cも、左右方向に移動して位置固定することができる。
【0022】
また、ストッパー4a,4b,・・・は、基板100を基板載置部10に導入または排出するときに、ストッパー4a,4b,・・・そのものがその導入または排出の障害とならないようになっている。すなわち、ストッパー4a,4b,・・・は、基板100が当接できる有効位置と、前記基板100が当接できなくなる退避位置とに切替えできるストッパーである。
【0023】
このようなトッパー4a,4b,・・・は、たとえば、平らな当接板と、その当接板を天板1に取付けるための取付部材と、当接板と取付部材とを結合する結合部材とを有する。その結合部材は、当接板を天板1に対して垂直にしたり(有効位置)寝かせたり(退避位置)できるように取付部材に結合する。特に、当接板を垂直にしたときには、その当接板に基板100が当接しある程度の力が作用しても固定状態または半固定状態となるようにする。
【0024】
また、取付部材は、天板1の表面と接触する底面と、接触状態を操作するクランプ機構を有する。天板1の表面と取付部材の底面とが密着したときに取付部材が固定される。また、天板1の表面と取付部材の底面に隙間ができたときに取付部材の位置が変更可能となる。密着した状態と隙間ができる状態は、クランプ機構を操作することにより変更する。
【0025】
たとえば、天板1の表面側に断面が凸形状の溝を形成しておく。その凸形状の幅広の溝部にボルトの頭を嵌め込み、その凸形状の狭幅の溝部にボルトの軸を貫通させて天板1の表面に出るようにする。その嵌め込まれたボルトの頭は溝と緩く結合していて溝に沿って移動できるが全回転はできないような形状となっている。クランプ機構としては、そのボルトの軸を取付部材の孔に通して、取っ手が付いたナットによって締め付ける機構のものを適用することができる。
なお、基板載置部10の構成は、本発明においては上述の一例に限定されない。
【0026】
傾斜機構部20は、図2に示す一例では、基板載置部10の天板1と昇降機構部30とを回転軸6の廻りに回転できるように結合する傾斜機構である。傾斜機構部20は、すくなくとも、基板載置部10を水平姿勢とする位置(図2において実線で示す)、および基板載置部10を垂直に近い傾斜姿勢と位置(図2において破線で示す)の2つの姿勢において姿勢が安定する。また、手操作で容易にその2つの姿勢の一方から他方へと姿勢変更が行なわれる。
【0027】
このような傾斜機構における姿勢を安定させる機構は、たとえば、天板1または天板1に支持固定されている部材と、フレーム40またはフレーム部40に支持固定されている部材とが当接する機構として実現することができる。この互いに当接する部材の一方はダンパー付のスプリングで支持されたものとし、当接するときの衝撃を緩和させる。当接する2つの部材の一方は凸部を有し、他方は凹部を有するようにする。当接したときに、それらの凸部と凹部が勘合して所定の大きさ以上の力が作用しない限り抜けないようにする。
なお、傾斜機構部20の構成は、本発明においては上述の一例に限定されない。
【0028】
昇降機構部30は、基板載置部10を所定の範囲において昇降させ、所望の高さにおいて停止させる昇降機構である。昇降機構部30は、図2に示す一例に示すように、キャスター付のフレーム部40に設けられており基板載置部10を支える支柱としての役割も有している。昇降機構部30は、たとえば、ねじ軸とナットがボールを介して作用するボールネジ、リニアガイド、支持体、等によって構成される。また、操作を容易とするため、適切な位置にハンドルを設け、そのハンドルの操作が伝達機構によってそのボールネジに伝わるように構成する。
なお、昇降機構部30の構成は、本発明においては上述の一例に限定されない。
【0029】
フレーム部40は、基板載置部10、傾斜機構部20、昇降機後部30を直接的または間接的に支持する基板搬送台車のフレームである。フレーム部40には、人手によって基板搬送台車を移動するためのキャスター5a,5b・・・が付いている。
【0030】
以上の構成において、次に本発明の基板搬送台車について動作の一例を説明する。
まず、製造ラインにおける基板の搬送経路に基板搬送台車を結合する。すなわち、基板搬送台車の傾斜機構部20を操作して基板載置部10を水平にし、昇降機後部30を操作して基板載置部10の高さを抜取りを行なう搬送経路の高さに一致させ、抜取りを行なう搬送経路の出口から搬送台車の入口に向かって基板の受入れが可能なようにする。出口と入口との段差は、典型的には±1mm程度以内とする。その搬送経路の出口と基板搬送台車の入口には、当接することによって最終的な微妙な位置決めを完了させる機構が存在する。たとえば、円錐形の凹部、と円錐形の凸部とを突合わせて位置決めを行なう機構が2箇所に存在する。
【0031】
また、基板搬送台車におけるストッパー4a,4b・・・について、基板の寸法に合せて天板1の上における位置を調節しておく。天にあたる辺において基板100の動きを止めるためのストッパー4aは退避位置にしておく。また、他のストッパー4b,4c・・・は、有効位置にしておく。
【0032】
次に、製造ラインにおいて搬送されている基板の中で、抜取りを行なう基板100が抜取りを行なう搬送経路切替箇所に到達したときに、押釦スイッチを押す等の操作により搬送制御装置に指示入力を行いその基板100の搬送経路を切替える。これにより、基板100は通常の搬送経路から外れて抜取りを行なう搬送経路に搬送方向を変える。
【0033】
次に、基板100は抜取りを行なう搬送経路の出口から基板搬送台車の入口に向かって搬送され、基板搬送台車に進入し、さらに有効位置となっているストッパー4b,4c・・・に囲まれた領域に進入し、フランジ付円柱3a,3b・・・に当接して停止する。
【0034】
次に、退避位置となっているストッパー4aを有効位置に切替える。この切替えにより基板100は基板搬送台車から脱落することがなくなる。
【0035】
次に、基板搬送台車を、抜取りを行なう搬送経路から外して所定の場所に移動する。たとえば、図3に示すように、基板100を一時保管しておく台車、格納庫等50に格納するために、その場所に基板搬送台車を移動する。当然、基板搬送台車に載せられている基板100は、その場所に搬送される。
【0036】
次に、図2に示すように、傾斜機構部20を操作して、基板載置部10を傾斜させる。
【0037】
次に、図3に示すように、基板搬送台車の出口と台車、格納庫等50の入口との位置を一致させる。図3に示す一例では、基板載置部10の右にあたる辺が基板搬送台車の出口となる。その基板搬送台車の出口と台車、格納庫50の入口には、台車、格納庫50の構造にも依るが、必要ならば当接することによって位置決めを完了させる機構を設ける。
【0038】
次に、基板載置部10の右にあたる辺において基板100の動きを止めるためのストッパー4b,4cを有効位置から退避位置に切替える。
【0039】
次に、基板載置部10に載置されている基板100を台車、格納庫50の入口に進入させ、台車、格納庫50に格納する。このとき、基板100の取扱い方法として、以下▲1▼〜▲3▼のいずれかの方法をとることができる。すなわち、▲1▼ボール2a,2bとフランジ付円柱3a,3b・・・とによって支持された状態で基板100の左にあたる辺を手で押して基板100を進入させる方法、▲2▼図3の破線で示すように、フランジ付円柱3a,3b・・・によって基板100を支持し、両手で基板100の天にあたる辺を把持し、基板100を垂直に立てた状態で、基板100を進入させる方法、▲3▼両手で基板100の天にあたる辺を把持し、基板100を持ち上げた状態で、基板100を進入させる方法、等をとることができる。いずれの方法により行なうかは、台車、格納庫50の構造にも依る。
【0040】
【発明の効果】
以上のとおりであるから、本発明の請求項1に係る基板搬送台車によれば、製造ラインから大型の基板を抜取り再び投入する等の作業において、大型の基板を人の手で把持しないで済むか(粉塵汚れ対策)、把持するとしても大きな基板に変形を与えないで済むようにするための基板搬送台車が提供される。
また本発明の請求項2に係る基板搬送台車によれば、平面状に配置された複数のボールの球面で基板が支持されるから、平面内での移動抵抗を極めて小さくするとともに基板表面に対する悪影響が極めて少なくなる。また、天板平面内で任意方向への移動が可能であるから、任意形状の格納庫への移載が可能である。
また本発明の請求項3に係る基板搬送台車によれば、フランジ付円柱は基板の辺が当接することにより位置を規制するとともに傾斜したときには基板を支持し、さらに基板を辺方向に移動するときにはフランジ付円柱が回転して移動抵抗が極めて小さくなる。
また本発明の請求項4に係る基板搬送台車によれば、ストッパーを有効位置とすることで基板の固定を行なうことができ、退避位置とすることで基板の移動を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板載置部の構成を示す上面図である。
【図2】基板載置部の傾斜等を示す側面図である。
【図3】傾斜した基板の格納等を示す正面図である。
【符号の説明】
1 天板
2a,2b,・・・ ボール
3a,3b,・・・ フランジ付円柱
4a,4b,・・・ ストッパー
5a,5b,・・・ キャスター
6 回転軸
10 基板載置部
20 傾斜機構部
30 昇降機構部
40 フレーム部
50 台車(格納庫、等)
100 基板

Claims (4)

  1. 基板を載置するための基板載置部と、その基板載置部を傾斜させる傾斜機構部と、その基板載置部を昇降させる昇降機構部と、前記各部を支持して搬送するためのキャスター付のフレーム部を具備し、前記基板の姿勢が水平、傾斜のいずれであっても前記基板の出し入れと搬送とを行なうことができるようにしたことを特徴とする基板搬送台車。
  2. 請求項1記載の基板搬送台車において、前記基板載置部は、回転とその回転方向が自在な複数のボールを平面状に配置し、前記基板をそのボールの球面で支持する基板載置部であることを特徴とする基板搬送台車。
  3. 請求項1または2記載の基板搬送台車において、前記基板載置部は、前記傾斜したときに下方となる辺近傍の所定箇所に回転自在の複数のフランジ付円柱を配置した基板載置部であることを特徴とする基板搬送台車。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の基板搬送台車において、前記基板載置部は、前記基板の辺が当接することにより基板の動きを止めるストッパーを所定箇所に配置した基板載置部であり、前記ストッパーは前記基板が当接できる有効位置と、前記基板が当接できなくなる退避位置とに切替えできるストッパーであることを特徴とする基板搬送台車。
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