【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は連結具の貫通孔の軸線が被連結パイプの軸線と同一となるように該貫通孔に挿入連結するためのパイプ連結具に関する。
【０００２】
【従来の技術】図−１に示すパイプ連結具１は、２本のパイプ５ａ及び５ｂを貫通孔２に挿入して、連結するための従来慣用されてきたパイプ連結具である。
【０００３】パイプ連結具は被連結パイプの外径より内径の大きな貫通孔を有し、貫通孔に挿入されたパイプを圧迫固定するように該貫通孔に突出する複数の小ネジを取り付けたパイプ連結具である。
【０００４】パイプ連結具の貫通孔端部に被連結体の端部を挿入されたパイプを該連結具に取り付けられた小ネジを螺合し、複数の小ネジ先端によって被連結体パイプをパイプ連結具の中央部に固定し連結するものである。
【０００５】パイプ連結具１には、貫通孔２内部まで螺合突出する複数の小ネジ９ａ〜１２ａ及び９ｂ〜１２ｂが取り付けられている。
【０００６】パイプ連結具１と貫通孔２に挿入された２本のパイプ５ａ及び５ｂとの連結は、小ネジ９ａ〜１２ａ及び９ｂ〜１２ｂを貫通孔２内部まで均等に螺合突出させて貫通孔に挿入された各パイプの軸線が貫通孔の軸線４と同一となるようにして行われる。
【０００７】特開２００２−１６５３２３号には、導体接続管やケーブル導体が曲がったりせずに、ケーブル導体同士を簡単に接続できる「電力ケーブル導体接続部品」の発明が開示されている。
【０００８】なお、この発明の目的は電力ケーブル導体を接続するための接続部品であり、パイプをパイプの軸線と接続部品の軸線が同一となるように連結することを目的とするものではない。
【０００９】接続部品は導体クランプ部、固定用雄ネジ、スリット部、テーパ部からなるケーブル導体クランプ溝部を有する導体接続管本体と導体接続管固定ナットからなり、電力ケーブルを挿入する接続管本体の導体溝部の内径がケーブ導体の外径と同じか、或いはそれよりも小さくなるように構成されている。
【００１０】この発明による導体接続管本体にケーブル導体を挿入して連結する際には、予めケーブル導体を冷却することによって熱膨張率の大きなケーブル導体を導体接続管本体に挿入しやすくし、かつ挿入されたケーブル導体が常温に戻ったときに導体溝部との密着度が高まり、ケーブル導体の固定力が増加するように構成されている。
【００１１】
【発明の解決しようとする課題】従来慣用されてきた図−１のパイプ連結具には下記のような問題点があった。
【００１２】パイプ５ａと５ｂはパイプ連結具１に取り付けられた小ネジ９ａ〜１２ａ及び９ｂ〜１２ｂを螺合固定することによってパイプ連結具１と連結されるが、複数の小ネジをパイプ５ａと５ｂの軸線を連結具１の軸線４と一致するように小ネジの突出長さを微調整しながら螺合する、小ネジの固定操作は長年の熟練に加え、長時間を要する困難な操作である。
【００１３】特開２００２−１６５３２３号に開示された「電力ケーブル導体接続部品」の発明における被接続体である電力ケーブルを本発明の被連結体であるパイプに置換して適用することも不可能でない。
【００１４】しかし上記の発明の目的は電力ケーブルの接続であり、電力ケーブルを導体接続管本体との接続が緊密となるように構成されているので、接続管本体に構成されたケーブル導体溝部への電力ケーブルの挿入連結及び脱着が困難である。
【００１５】即ち電力ケーブルを挿入する接続管本体の導体溝部の内径がケーブ導体の外径と同じか、或いはそれよりも小さくなるように構成されているので、電力ケーブルを導体溝部に挿入するには電力ケーブルを冷却させて外径を縮小させる必要がある。
【００１６】同様の理由から接続管本体に密着した電力ケーブルを接続管本体から脱着させるには導体接続管固定ナットを緩めるだけでは不十分であり、冷却等の手段によって熱膨張率の大きな電力ケーブルの外径を縮小させるか、或いは大きな力で接続管本体から引き抜くことが必要となる。
【００１７】また上記発明では導体接続管本体に分割スリットが形成されているために、導体接続管本体の雄ネジ先端部と導体接続管固定ナットの雌ネジとの螺合が難く噛み合いやすく、ネジ先端の折れ曲がり等の損傷を起こしやすい。
【００１８】このために導体接続管本体の雄ネジ部への導体接続管固定ナットの螺合を繰り返すことが困難であった。
【００１９】上記理由から特開２００２−１６５３２３号の「電力ケーブル導体接続部品」の発明にいて被接続体の電力ケーブルを本発明の被連結体のパイプに置換しても、パイプを該パイプの軸線が導体接続管本体の貫通孔（ケーブル導体クランプ）軸線と同一となるように導体接続管本体に連結することは事実上不可能であった。
【００２０】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実現するために、把持部、ボルト部、テーパ部からなるボルト連結部及び該ボルト連結部と嵌合する固定ナット部から構成した。
【００２１】ボルト連結部は被連結体パイプを挿入する貫通孔を有し、雄ネジからなるボルト部とテーパ部との間にネジのない無ネジ部を構成した。
【００２２】ボルト連結部には、少なくともボルト部からテーパ部の端部に至るまで間に複数の分割スリットを形成した。
【００２３】ボルト連結部に嵌合する固定ナット部は、無ネジ部、雌ネジを形成されたナット部及び端部に向かって内径が縮小するナットテーパ部から構成した。
【００２４】必要に応じてボルト連結部の分割スリットはテーパ部端部から該ボルト部を超えて把持部に至るまで形成される。
【００２５】またボルト連結部の把持部を挟んで各々に貫通孔を有する複数のボルト部、無ネジ部、テーパ部、少なくとも一部の分割スリットがボルト部からテーパ部の端部に至るまで形成し、複数のパイプを連結するように構成したもよい。
【００２６】前記において把持部を挟んで同一軸線上に２組の貫通孔を有するボルト部、無ネジ部とテーパ部が形成され、少なくとも一部の分割スリットがボルト部を超えて把持部からテーパ部端部まで形成されたボルト連結部から構成され、把持部を挟んで２本のパイプをパイプ軸線が貫通孔の軸線を同一となるように連結するようにした。
【００２７】また上記と同様にして被加工材を内部空腔に保持して加工機械に導入するための被加工材受入パイプをボルト連結部と固定ナットによって固定し、連続した貫通孔を有する把持部を挟んだ同一軸線上の別のボルト連結部に、前記被加工材受入パイプの内部空腔から導入された前記被加工材を該加工機械に導入するパイプを連結されてなるように構成した。
【００２８】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下の図に基いて説明する。
【００２９】図−２は本発明の基本的な実施態様を概略的に示すもので、ボルト連結部７ａ，７ｂ及びボルト連結部７ａに嵌合する固定ナット１７からなる本発明によるパイプ連結具１の断面図である。
【００３０】ボルト連結部７ａは、把持部８、雄ネジを形成したボルト部１４ａ、ネジのない無ネジ部１３ａ、テーパー角度１６ａを有するテーパー部１５ａからなるボルト連結部１とこれに嵌合される固定ナット１７からなる。
【００３１】ボルト連結部７ａは、被連結パイプを挿入連結するための内径３ａを有する貫通孔２から形成されている。
【００３２】固定ナット部１７は、ボルト連結部７ａを嵌合するために挿入する入口の内径２２を有する長さ２５のナット無ネジ部２４、雌ネジの形成されたナット部２３及びテーパー角度１９を有し、端部の内径が２０からなるテーパー部１８からなる。
【００３３】ここでボルト連結部と固定ナット部に形成された各々のテーパ部１５ａと１８のテーパ角度１６ａと１９が１０度乃至２０度であること好ましい。
【００３３】テーパ角度が小さ過ぎるとボルト連結部及び固定ナット部のテーパ部がパイプを連結する必要以上に長くなり、テーパ角度が大きさ過ぎるとボルト連結部とパイプとの連結力が低下するので、固定ナットは大きな螺合力を必要とする。
【００３４】なおテーパ角度１９をテーパ角度１６ａより小さく構成すると、固定ナットのテーパ部１８が過度に大きくなるために、固定ナットをボルト連結部への嵌合が難しくなるので、固定ナットのテーパ部１８のテーパ角度１９はボルト連結部のテーパ部１５ａのテーパ角度１６ａよりも大きいことが好ましい。
【００３５】またボルト連結部７ａにおけるナット部１４ａの長さに対する無ネジ部１３ａの長さの比率及び固定ナットにおけるナット部２３の長さに対するナット無ネジ部の比率は５乃至２０％であることが好ましい。
【００３６】無ネジ部１３ａの長さが短過ぎるとボルト連結部７ａと固定ナット１７との螺合操作においてボルト部１４ａの雄ネジがナット部２３の雌ネジが噛み合いやすく、同様にナット無ネジ部２４が短過ぎるとボルト連結部７ａへの固定ナット１７の螺合が難しくなる。
【００３７】無ネジ部１３ａが過度に長くなると、無ネジ部１３ａが長いためにボルト連結部７ａと固定ナット１７との嵌合操作が難しくなり、同様にナット無ネジ部２４が長過ぎるとボルト連結部７ａへの固定ナット１７の嵌合が難しくなる。
【００３８】図−３は図２に示したボルト連結具１のうちボルト連結部７ａのうち、ボルト連結部７ａに形成された分割スリット２６ａ〜３３ａの詳細を示した断面図である。
【００３９】図−３において分割スリット２６ａはテーパ部末端からボルト部１４ａを超えて把持部８に至るまで形成されている。同様にボルト連結部７ｂの分割スリット２６ｂと３３ｂがボルト部１４ｂを超えて把持部８に至るまで形成されているのが示されている。
【００４０】ボルト連結部７ａに形成された分割スリット２６ａ〜３３ａのスリット幅は、３４ａ〜４１ａである。
【００４１】分割スリットは任意に形成してもよいが、ボルト連結部を断面する面上で対称になるように形成するのが好ましい。
【００４２】またスリット幅３４ａ〜４１ａの合計スリット幅は、該スリット幅が最小に構成したとき、テーパ部１５ａの縮小した末端部の円周長さがボルト連結部７ａに連結させるパイプ外径よりも短くなるように構成される。
【００４３】ボルト連結部７ａに挿入連結されたパイプを固定ナット１７をボルト連結部のボルト部１４ａに螺合させることによって、分割スリットを有するテーパ部を被連結パイプに圧迫して固定する趣旨である。
【００４４】ボルト連結部の把持部を挟んで複数のパイプを連結するように構成され、少なくとも一部の分割スリットがボルト部からテーパ部の端部に至るまで形成され、各々に貫通孔を有する複数のボルト部、無ネジ部、テーパ部は図−２及び図−２のように貫通孔の軸線が同一となるように隣り合っていてもいてもよいし、あるいは貫通孔の軸線が同一でなくともまたは立体的に交わるするように構成したもよい。
【００４５】図−４に、把持部８を挟んで２個所のボルト連結部７ａ及び７ｂが形成されており、２本のパイプ５ａ及び５ｂを連結するためのパイプ連結具１を示す。
【００４６】ボルト連結部７ａと７ｂの貫通孔に挿入された２本のパイプ５ａ及び５ｂは、固定ナット１７ａ及び１７ｂをボルト連結部７ａと７ｂに螺合することによって、ボルト連結部のテーパ部が圧迫部４２ａと４２ｂで圧迫され連結具１に連結される。
【００４７】図−４の連結具１では、ボルト連結部７ａと７ｂの貫通孔の軸線４が同一であるが、ボルト連結部７ａに連結されるパイプ５ａの外径６ａ及び内径６ａ’はボルト連結部７ｂに連結されるパイプ５ｂの外径６ｂ及び内径６ｂ’と相違してもよい。
【００４８】被連結パイプの外径及び外径と同様、ボルト連結部７ａと７ｂの貫通孔の孔径相違してもよく、任意に構成される。
【００４９】また、図−４は、被加工材を内部空腔に保持して加工機械に導入するための被加工材受入パイプをボルト連結部と固定ナットによって固定し、同一軸線上の該ボルト連結部他端の内部空腔に被加工材を該加工機械に導入するためのパイプ連結具の構成を示す。
【００５０】被連結パイプ５ａは被加工材を内径６ａ’の内部空腔に保持して加工機械に導入するための被加工材受入パイプであり、ボルト連結部７ａと固定ナット１７ａによってパイプ連結具１に固定される。
【００５１】パイプ連結具１の他端は被連結パイプ５ｂと同一軸線上で、加工機械に固定されている。即ち、被連結パイプ５ｂはボルト連結部７ｂに形成された貫通孔との同一軸線４上で、ボルト連結部７ｂに連結され該加工機械に固定されている。
【００５２】被加工材は、被連結パイプ５ａの内部空腔に保持されて、パイプ連結具の貫通孔２と、他端が加工機械に固定された被連結パイプ５ｂの内部空腔を通じて該加工機械に導入される。
【００５３】図−５には、ボルト連結部７ａと７ｂの貫通孔の軸線４ａ及び４ｂが角度４３で交差するパイプ連結具１を示す。
【００５４】図−５のパイプ連結具において、ボルト連結部７ａと７ｂの貫通孔は必ずしも連通していなくともよく、また軸線４ａ及び４ｂの交差角度４３は任意に構成される。
【００５５】外径が６ａと６ｂのパイプ５ａ及び５ｂは、ボルト連結部７ａと７ｂの貫通孔２ａ及び２ｂに挿入され連結される。
【００５６】貫通孔２ａ及び２ｂの内径は、被連結パイプ５ａと５ｂの外径６ａ及び６ｂに応じて任意に構成される。
【発明の効果】
【００５７】本件発明のパイプ連結具は、把持部、雄ネジを形成されたボルト部、ネジのない無ネジ部と端部に向かって外径が縮小するテーパ部からなり、ボルト部からテーパ部の端部に至るまで複数の分割スリットが形成され、被連結体パイプを挿入する貫通孔を有するボルト連結部と該ボルト連結部と螺合させ嵌合するネジのないナット無ネジ部、雌ネジを形成されたナット部と端部に向かって内径が縮小するナットテーパ部を有する固定ナット部から構成されるので、被連結パイプを該パイプの軸線と該ボルト連結部に形成された貫通孔の軸線が同一となるように容易に連結することができる。
【００５８】ボルト連結部と固定ナット部には、各々雄ネジのない無ネジ部と雌ネジのないナット無ネジ部が形成されているので、固定ナット部のボルト連結部への螺合においてネジが噛み合い難く、嵌合の操作が容易である。
【００５９】またボルト連結部の少なくともテーパ部端部に至るまで分割スリットが形成されているので、固定ナットの螺合によって該テーパ部端部の内径を縮小することが可能である。
【００６０】分割スリットを把持部からテーパ部端部まで構成すると、小さな力によって固定ナットを螺合させることができ、テーパ部端部の内径を縮小できる。
【００６１】このため被連結パイプが貫通孔に自由に挿入できるように貫通内径を大きく構成しても、ボルト連結部と被連結パイプが緊密に連結される。
【００６２】固定ナットの螺合によってボルト連結部のテーパ部端部が縮小するので、貫通孔に挿入連結された被連結パイプは該テーパ部端部によって線状または面状に圧迫されて締結される。
【００６３】ここで被連結パイプはボルト連結部のテーパ部端部によって線状または面状に圧迫されるので、被連結パイプとボルト連結部が貫通孔の中央部で締結され、被連結パイプの軸線と貫通孔の軸線が同一となるように緊密に連結される。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来から用いられてきたパイプ連結具の概略の断面図である。
【図２】本発明のパイプ連結具のボルト連結部及び固定ナットの概略の断面図である。
【図３】
【図２】のボルト連結部の分割スリットを概略示した断面図である。
【図４】本発明による把持部を挟んで２個のボルト連結部を有するパイプ連結部の概略の断面図である。
【図５】本発明による軸線が交差している２個のボルト連結部が形成され、被連結パイプの軸線が交差するように連結するためのパイプ連結具である。
１パイプ連結具
２貫通孔
３ａ及び３ｂ貫通孔内径
４、４ａ及び４ｂ貫通孔軸線
５ａ及び５ｂ被連結パイプ
６ａ及び６ｂ被連結パイプ外径
６ａ’及び６ｂ’被連結パイプ内径
７ａ及び７ｂパイプ連結部
８把持部
把持部８
１０ａ〜１２ａ及び１０ｂ〜１２ｂ小ネジ
１３ａ無ネジ部
１４ａ及び１４ｂボルト部
１５ａ及び１５ｂテーパー部
１６ａテーパー角度
１７固定ナット部
１８固定ナットテーパー部
１９固定ナットテーパー角度
２０固定ナットテーパー縮小部内径
２１固定ナット貫通孔
２２固定ナット貫通孔内径
２３固定ナット雌ネジ部
２４ナット無ネジ部
２５ナット無ネジ部長さ
２６ａ〜３３ａ及び２６ｂ〜３３ｂ分割スリット部
３４ａ〜４１ａ及び３４ｂ〜４１ｂ分割スリット幅
４２ａ及び４２ｂテーパ圧迫部
４３貫通孔軸線交差角度[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a pipe connecting device for inserting and connecting a through hole of a connecting device so that the axis of the through hole is the same as the axis of a pipe to be connected.
[0002]
2. Description of the Related Art A pipe connector 1 shown in FIG. 1 is a conventional pipe connector for inserting two pipes 5a and 5b into a through hole 2 and connecting them.
[0003] A pipe connector has a through hole having an inner diameter larger than the outer diameter of the pipe to be connected, and a plurality of small screws projecting from the through hole are attached so as to press and fix the pipe inserted into the through hole. It is a connecting tool.
A pipe having the end of the connected object inserted into the end of the through hole of the pipe connecting member is screwed with a small screw attached to the connecting member, and the connected member pipe is piped by a plurality of small screw tips. It is fixed and connected to the center of the connecting tool.
[0005] A plurality of small screws 9a to 12a and 9b to 12b which are screwed into the through hole 2 are attached to the pipe connector 1.
The connection between the pipe connector 1 and the two pipes 5a and 5b inserted into the through hole 2 is achieved by uniformly screwing and projecting the small screws 9a to 12a and 9b to 12b into the through hole 2. The operation is performed such that the axis of each pipe inserted into the hole is the same as the axis 4 of the through hole.
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-165323 discloses an invention of a "power cable conductor connecting part" which can easily connect cable conductors without bending a conductor connecting pipe or a cable conductor.
The object of the present invention is a connecting part for connecting a power cable conductor, and is not intended to connect a pipe so that an axis of the pipe and an axis of the connecting part are the same.
The connecting part comprises a conductor connection pipe main body having a conductor clamp groove having a conductor clamp portion, a fixing male screw, a slit portion, and a taper portion, and a conductor connection pipe fixing nut. The inner diameter of the conductor groove is configured to be equal to or smaller than the outer diameter of the cable conductor.
When the cable conductor is inserted into and connected to the conductor connection pipe body according to the present invention, the cable conductor is cooled in advance so that the cable conductor having a high coefficient of thermal expansion can be easily inserted into the conductor connection pipe body. When the inserted cable conductor returns to normal temperature, the degree of adhesion with the conductor groove is increased, and the fixing force of the cable conductor is increased.
[0011]
The conventional pipe coupler shown in FIG. 1 has the following problems.
The pipes 5a and 5b are connected to the pipe connector 1 by screwing small screws 9a to 12a and 9b to 12b attached to the pipe connector 1. A plurality of small screws are connected to the pipe 5a. Screws are screwed together while finely adjusting the projecting length of the small screw so that the axis of 5b coincides with the axis 4 of the connecting tool 1. The fixing operation of the small screw is a difficult operation requiring a long time in addition to years of skill. is there.
[0013] It is also impossible to replace the power cable as the connected body in the invention of the "power cable conductor connecting part" disclosed in JP-A-2002-165323 with the pipe as the connected body of the present invention. Not.
However, the object of the present invention is to connect a power cable, and since the power cable is configured to be tightly connected to the conductor connecting pipe main body, the power cable is connected to the cable conductor groove formed in the connecting pipe main body. It is difficult to connect and disconnect power cables.
That is, since the inner diameter of the conductor groove of the connecting pipe main body into which the power cable is inserted is configured to be equal to or smaller than the outer diameter of the cable conductor, it is necessary to insert the power cable into the conductor groove. It is necessary to cool the power cable to reduce the outer diameter.
For the same reason, it is not enough to loosen the conductor connection pipe fixing nut to detach the power cable closely attached to the connection pipe main body from the connection pipe main body. It is necessary to reduce the outer diameter of the connection pipe or to pull it out of the connection pipe main body with a large force.
In the above invention, since the conductor connecting pipe main body is formed with the split slit, the male screw tip of the conductor connecting pipe main body and the female screw of the conductor connecting pipe fixing nut are difficult to engage with each other. It is easy to cause damage such as bending of the tip.
For this reason, it was difficult to repeatedly screw the conductor connection pipe fixing nut to the male thread portion of the conductor connection pipe main body.
For the above reason, even if the power cable of the connected object is replaced by the pipe of the connected object of the present invention in the invention of the "power cable conductor connecting part" of JP-A-2002-165323, It was practically impossible to connect the conductor connecting pipe main body so that the axis was the same as the through-hole (cable conductor clamp) axis of the conductor connecting pipe main body.
[0020]
In order to achieve the above object, the present invention comprises a bolt connecting portion comprising a grip portion, a bolt portion, and a tapered portion, and a fixing nut portion to be fitted with the bolt connecting portion.
The bolt connecting portion has a through hole into which the pipe to be connected is inserted, and a screwless portion having no screw is formed between the bolt portion formed of a male screw and the tapered portion.
A plurality of split slits were formed in the bolt connecting portion at least from the bolt portion to the end of the tapered portion.
The fixed nut portion fitted to the bolt connection portion was composed of a threadless portion, a nut portion formed with a female thread, and a nut taper portion having an inner diameter decreasing toward the end.
If necessary, the division slit of the bolt connection portion is formed from the end of the tapered portion to the grip portion beyond the bolt portion.
Also, a plurality of bolt portions, threadless portions, tapered portions, and at least some of the divided slits are formed from the bolt portions to the ends of the tapered portions, each of which has a through hole with the holding portion of the bolt connecting portion interposed therebetween. Alternatively, a plurality of pipes may be connected.
In the above, a bolt portion having two sets of through holes, a threadless portion and a tapered portion are formed on the same axis with the grip portion interposed therebetween, and at least a part of the split slits is tapered from the grip portion beyond the bolt portion. The two pipes are connected to each other with a bolt connecting portion formed up to the end of the pipe, and the two pipes are connected so that the pipe axis is the same as the axis of the through hole with the holding portion interposed therebetween.
In the same manner as described above, the workpiece receiving pipe for holding the workpiece in the internal cavity and introducing it into the processing machine is fixed by a bolt connecting portion and a fixing nut, and has a continuous through-hole. A pipe for introducing the workpiece introduced from the internal cavity of the workpiece receiving pipe into the processing machine is connected to another bolt connecting portion on the same axis across the portion. .
[0028]
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments of the present invention will be described with reference to the following drawings.
FIG. 2 schematically shows a basic embodiment of the present invention, in which a pipe connector 1 according to the present invention comprising bolt connecting portions 7a and 7b and a fixing nut 17 fitted to the bolt connecting portion 7a. FIG.
The bolt connecting portion 7a is fitted to the bolt connecting portion 1 comprising the grip portion 8, a bolt portion 14a having an external thread, a threadless portion 13a having no screw, and a taper portion 15a having a taper angle 16a. And a fixing nut 17.
The bolt connecting portion 7a is formed from a through hole 2 having an inner diameter 3a for inserting and connecting a pipe to be connected.
The fixed nut portion 17 includes a nut-free threaded portion 24 having a length 25 having an inner diameter 22 of an inlet for inserting the bolt connecting portion 7a, a nut portion 23 having a female thread, and a taper angle 19. And a tapered portion 18 having an inner diameter of 20 at the end.
Here, it is preferable that the taper angles 16a and 19 of the tapered portions 15a and 18 formed on the bolt connecting portion and the fixed nut portion are 10 to 20 degrees.
If the taper angle is too small, the tapered portions of the bolt connection portion and the fixed nut portion become longer than necessary to connect the pipes. If the taper angle is too large, the connection force between the bolt connection portion and the pipe decreases. However, the fixing nut requires a large screwing force.
If the taper angle 19 is smaller than the taper angle 16a, the taper portion 18 of the fixing nut becomes excessively large, so that it becomes difficult to fit the fixing nut to the bolt connecting portion. It is preferable that the taper angle 19 of 18 is larger than the taper angle 16a of the tapered portion 15a of the bolt connecting portion.
The ratio of the length of the threadless portion 13a to the length of the nut portion 14a in the bolt connecting portion 7a and the ratio of the threadless portion of the nut to the length of the nut portion 23 in the fixed nut is 5 to 20%. Is preferred.
If the length of the screwless portion 13a is too short, the male screw of the bolt portion 14a is easily engaged with the female screw of the nut portion 23 in the screwing operation of the bolt connecting portion 7a and the fixing nut 17, and similarly, the nutless screw is not screwed. If the portion 24 is too short, it becomes difficult to screw the fixing nut 17 to the bolt connecting portion 7a.
If the threadless portion 13a is excessively long, the fitting operation between the bolt connecting portion 7a and the fixing nut 17 becomes difficult due to the length of the threadless portion 13a. Fitting of the fixing nut 17 to the connecting portion 7a becomes difficult.
FIG. 3 is a sectional view showing details of the split slits 26a to 33a formed in the bolt connecting portion 7a of the bolt connecting portion 7a of the bolt connecting tool 1 shown in FIG.
In FIG. 3, the split slit 26a is formed from the end of the tapered portion to the grip portion 8 beyond the bolt portion 14a. Similarly, the split slits 26b and 33b of the bolt connecting portion 7b are shown extending from the bolt portion 14b to the grip portion 8.
The slit widths of the divided slits 26a to 33a formed in the bolt connecting portion 7a are 34a to 41a.
The split slits may be formed arbitrarily, but are preferably formed so as to be symmetrical with respect to the cross section of the bolt connecting portion.
When the total slit width of the slit widths 34a to 41a is set to be the minimum, the circumferential length of the reduced end portion of the tapered portion 15a is smaller than the outer diameter of the pipe connected to the bolt connection portion 7a. Is also shortened.
The pipe inserted and connected to the bolt connecting portion 7a is screwed with the fixing nut 17 to the bolt portion 14a of the bolt connecting portion, so that the tapered portion having the split slit is pressed and fixed to the connected pipe. is there.
A plurality of pipes are connected to each other with the holding portion of the bolt connecting portion interposed therebetween, and at least a part of the slit is formed from the bolt portion to the end of the tapered portion, each having a through hole. The plurality of bolt portions, the threadless portion, and the tapered portion may be adjacent to each other so that the axes of the through holes are the same as shown in FIGS. 2 and 2, or the axes of the through holes are the same. It may be configured to intersect at least three-dimensionally.
FIG. 4 shows a pipe connector 1 for connecting two pipes 5a and 5b with two bolt connecting portions 7a and 7b formed with a holding portion 8 interposed therebetween.
The two pipes 5a and 5b inserted into the through holes of the bolt connecting portions 7a and 7b are fixed to the bolt connecting portions 7a and 7b by screwing the fixing nuts 17a and 17b to the tapered portions of the bolt connecting portions. Is pressed by the pressing portions 42a and 42b and connected to the connecting tool 1.
In the connecting tool 1 shown in FIG. 4, the axis 4 of the through hole of the bolt connecting portions 7a and 7b is the same, but the outer diameter 6a and the inner diameter 6a 'of the pipe 5a connected to the bolt connecting portion 7a are The outer diameter 6b and the inner diameter 6b ′ of the pipe 5b connected to the connecting portion 7b may be different.
As with the outer diameter and the outer diameter of the pipes to be connected, the hole diameters of the through holes of the bolt connecting portions 7a and 7b may be different, and are optionally configured.
FIG. 4 shows a workpiece receiving pipe for holding a workpiece in an internal cavity and introducing the workpiece into a processing machine with a bolt connecting portion and a fixing nut. The configuration of a pipe connector for introducing a workpiece into the processing machine into the internal cavity at the other end of the connecting portion is shown.
The connection pipe 5a is a work receiving pipe for holding the work in the internal cavity of the inner diameter 6a 'and introducing the work into the processing machine. Fixed to 1.
The other end of the pipe connector 1 is fixed to a processing machine on the same axis as the pipe 5b to be connected. That is, the connected pipe 5b is connected to the bolt connecting portion 7b on the same axis 4 as the through hole formed in the bolt connecting portion 7b, and is fixed to the processing machine.
The workpiece is held in the internal cavity of the pipe 5a to be connected, and passes through the through hole 2 of the pipe connector and the internal cavity of the pipe 5b, the other end of which is fixed to the processing machine. Introduced into the machine.
FIG. 5 shows the pipe connector 1 in which the axes 4a and 4b of the through holes of the bolt connecting portions 7a and 7b intersect at an angle 43.
In the pipe connector shown in FIG. 5, the through holes of the bolt connecting portions 7a and 7b do not necessarily have to communicate with each other, and the intersection angle 43 between the axes 4a and 4b is arbitrarily configured.
The pipes 5a and 5b having outer diameters of 6a and 6b are inserted into and connected to the through holes 2a and 2b of the bolt connecting portions 7a and 7b.
The inner diameters of the through holes 2a and 2b are arbitrarily configured according to the outer diameters 6a and 6b of the connected pipes 5a and 5b.
【The invention's effect】
The pipe connector according to the present invention comprises a grip portion, a bolt portion having an external thread, a threadless portion having no thread, and a tapered portion whose outer diameter decreases toward the end. A plurality of split slits are formed up to the end of the bolt connecting portion having a through hole for inserting a pipe to be connected, a nutless screwless portion having no screw to be screwed and fitted with the bolt connecting portion, a female screw Is formed from a nut portion and a fixed nut portion having a nut taper portion whose inner diameter decreases toward the end portion, so that the connected pipe is connected to the axis of the pipe and the axis of the through hole formed in the bolt connecting portion. Can be easily connected so as to be the same.
The bolt connection portion and the fixing nut portion are formed with a threadless portion having no male thread and a screwless portion having no female thread, respectively. Are difficult to mesh with each other, and the fitting operation is easy.
Further, since the divided slit is formed at least to the end of the tapered portion of the bolt connecting portion, the inner diameter of the end of the tapered portion can be reduced by screwing the fixing nut.
When the split slit is formed from the grip portion to the end of the tapered portion, the fixing nut can be screwed with a small force, and the inner diameter of the end of the tapered portion can be reduced.
Therefore, even if the inner diameter of the through-hole is made large so that the connected pipe can be freely inserted into the through-hole, the bolt connecting portion and the connected pipe are tightly connected.
Since the end of the tapered portion of the bolt connecting portion is reduced by the screwing of the fixing nut, the connected pipe inserted and connected to the through hole is pressed and fastened linearly or planarly by the end of the tapered portion. You.
Here, since the pipe to be connected is pressed linearly or planarly by the tapered end of the bolt connection, the pipe to be connected and the bolt connection are fastened at the center of the through hole, and The shafts and the through-holes are tightly connected so that the axes are the same.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view of a conventionally used pipe coupler.
FIG. 2 is a schematic sectional view of a bolt connecting portion and a fixing nut of the pipe connecting device of the present invention.
FIG. 3
FIG. 2 is a cross-sectional view schematically showing a split slit of a bolt connecting portion.
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view of a pipe connecting portion having two bolt connecting portions across a grip portion according to the present invention.
FIG. 5 is a pipe connector according to the present invention for connecting two bolts where the axes intersect with each other so that the axes of the pipes to be connected intersect;
1 pipe connector 2 through-hole 3a and 3b through-hole inner diameter 4, 4a and 4b through-hole axis 5a and 5b connected pipe 6a and 6b connected pipe outer diameter 6a 'and 6b' connected pipe inner diameter 7a and 7b pipe connection 8 gripper gripper 8
10a to 12a and 10b to 12b Machine screw 13a Screwless part 14a and 14b Bolt part 15a and 15b Taper part 16a Taper angle 17 Fixed nut part 18 Fixed nut taper part 19 Fixed nut taper angle 20 Fixed nut Taper reduced part Inner diameter 21 Fixed nut Through-hole 22 fixed nut Through-hole inner diameter 23 fixed nut female threaded part 24 nut-free threaded part 25 nut-free threaded part length 26a-33a and 26b-33b split slit part 34a-41a and 34b-41b split slit width 42a and 42b taper compression Part 43 through-hole axis intersection angle
