JP2004266211A - 通気部材およびこれを用いた通気筐体 - Google Patents

通気部材およびこれを用いた通気筐体 Download PDF

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Hiroyuki Nishii
弘行 西井
Hiroaki Masuko
浩明 益子
Takayuki Hiyori
隆之 日和
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Abstract

【課題】長寿命化された通気部材、およびその通気部材が固着された通気筐体を提供する。
【解決手段】筐体7の開口部8に固着された状態で、開口部8を通過する気体が透過する通気膜と、通気膜を支持する支持体2とを含み、通気膜が、気体の透過方向に沿って複数枚配置されていることを特徴とする。複数の通気膜は、互いに接しないように配置されていることが好ましい。複数の通気膜は、第1の通気膜5aと第2の通気膜5bとを含んでおり、第1の通気膜5aの通気度が、第2の通気膜5bの通気度より高いことが好ましい。本発明の通気筐体は、上記した通気部材が筐体7の開口部8に固着されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用電装部品等の筐体に固着される通気部材、これを用いた通気筐体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ECU(electronic control unit)、ランプ、モーター、各種センサー、圧力スイッチ、アクチュエーター等の自動車用電装部品、携帯電話、カメラ、電気剃刀、電動ハブラシおよび屋外用途のランプ等の筐体には、通気部材が装着されている。
【0003】
通気部材は、筐体の内部へ水や粉塵が侵入することを防止しつつ、音声の伝搬、筐体内部で発生したガスの放出、温度変化による筐体内部の圧力変化の緩和等、装着される筐体の種類に応じて種々の役割を果たしている。
【0004】
図16(a)および(b)に、通気部材57が固着された筐体7(通気筐体)の一例を示す。図16(a)および(b)に示すように、通気部材57は多孔体55に補強材56を積層した構造である。多孔体55には、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)多孔体が、補強材56には、例えば不織布が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−168543号公報(第3頁、1−2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通気部材57を、自動車用電装部品等、風雨、砂粒、泥水、オイル等の汚染物にさらされる筐体に使用すると、多孔体55の上面に汚染物が蓄積して通気性が低下し、砂粒等により多孔体55が破損して防水性が損なわれるおそれがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の通気部材は、筐体の開口部に固着された状態で、前記開口部を通過する気体が透過する通気膜と、前記通気膜を支持する支持体とを含み、前記通気膜が、前記気体の透過方向に沿って複数枚配置されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の通気筐体は、本発明の通気部材が筐体の開口部に固着されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の通気部材の一例を、図面を参照しながら説明する。
【0010】
(実施の形態1)
図1(a)および(b)に示す通気部材1は、円板状の支持体2と、2枚の通気膜(第1の通気膜5a,第2の通気膜5b)とを含んでいる。支持体2には貫通孔3が形成されており、貫通孔3の一方端は第1の通気膜5aによって被覆され、他方端は第2の通気膜5bによって被覆されている。第1の通気膜5aおよび第2の通気膜5bはともに支持体2に固着されている。
【0011】
図1(c)に図1(a)および(b)に示した通気部材が固着された通気筐体を示している。図1(c)に示すように、通気部材1は、第1の通気膜5aが第2の通気膜5bよりも、筐体7外から筐体7内へ透過する気体の流れの上流側(以下「上流側」と略す)に配置されるように、筐体7に固着されている。通気膜が、気体の透過方向に沿って複数枚配置されているので、上流側の通気膜が破損等しても、下流側の通気膜によって通気性および防水性を保持でき、通気部材1の寿命を長期化できる。特に、複数枚の通気膜が、互いに接しないように配置された2枚以上の通気膜を含んでいると、上流側に配置された通気膜の汚染あるいは破損による、下流側に配置された通気膜への影響を低減できる。図1に示した通気部材1では、第1の通気膜5aと第2の通気膜5bとが互いに接しないように配置されているので、第1の通気膜5aの汚染あるいは破損による、第2の通気膜5bへの影響を低減できる。
【0012】
通気膜の通気度は、使用用途に応じた通気性が確保されるものであれば特に制限されないが、JIS P 8117に準じて測定された通気度(ガーレ値)が0.2〜300秒であることが好ましい。特に、上流側に配置された第1の通気膜5aの通気度が、下流側に配置された第2の通気膜5bの通気度より高いと好ましい。上流側の通気膜が目詰まりして通気度が低下すると、通気部材の機能は損なわれるが、上流側の通気膜(第1の通気膜5a)の通気度を高く設定すれば、上流側の通気膜(第1の通気膜5a)について必要な通気度が保持される期間を長期化できる。また、汚物の多くは第1の通気膜5aにより捕捉されるので、第2の通気膜5bについても、必要な通気度が保持される期間を長期化できる。第1の通気膜5aの通気度を高く設定したことによって小さい汚物等が第1の通気膜5aを通過しても、小さい汚物等は下流側に配置された第2の通気膜5bにより捕捉できる。このように、第1の通気膜の通気度を第2の通気膜の通気度よりも高くすれば、通気部材の通気度の低下が抑制され、通気部材の寿命をより長期化できる。
【0013】
通気膜の材料は、十分な通気量が確保できるものであれば特に制限はないが、フッ素樹脂多孔体およびポリオレフィン多孔体から選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましい。フッ素樹脂としては、PTFE、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パ−フルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体等が挙げられる。ポリオレフィンのモノマーとしては、エチレン、プロピレン、4−メチルペンテン−1、1−ブテン等が挙げられ、これらのモノマーを単体で重合したりまたは共重合して得たポリオレフィンを用いることができる。上記したポリオレフィンを2種類以上ブレンドしたものを用いてもよい。また、上記した材料からなる多孔体を複数積層してもよい。なかでも、小面積でも通気性が維持でき、筐体内部への水や塵の侵入を阻止する機能が高いPTFE多孔体が好ましい。
【0014】
次に、多孔体の作製方法について、PTFE多孔体を例に挙げて説明する。まず、PTFEファインパウダーに液状潤滑剤を加えたペースト状の混合物をビュレット状に予備成形する。液状潤滑剤としては、例えば、ナフサ、ホワイトオイル等の炭化水素を使用できる。液状潤滑剤の添加量は、PTFEファインパウダー100重量部に対して5〜50重量部程度が適当である。上記した予備成形は、液状潤滑剤が絞り出されない程度の圧力で行う。次に、予備成形体を押出しおよび/または圧延してシート状に成形し、このようにして得られたシート状の成形体を少なくとも一軸方向に延伸してPTFE多孔体を得る。延伸後にPTFE多孔体をPTFEの融点以上に加熱して焼成すれば、強度を高めることができる。この作製方法により得られたPTFE多孔体は、孔径が小さく、かつ気孔率が高いため、通気性および防水性が優れている。
【0015】
上記作製方法の他に、▲1▼PTFE粉末とガラス繊維とを含む混合物を所定の形状に成形し焼結してブロック状の多孔体を作製した後、所定の形状に切削する方法、▲2▼雰囲気中に分散されたPTFEファインパウダーを基材フィルム上に堆積させて所定の厚さのPTFE膜を形成し、このPTFE膜を焼成して基材フィルムから剥がした後、延伸して多孔化する方法等によりPTFE多孔体を作製することもできる。
【0016】
通気膜は、図2に示すように、多孔体10a,10b等に積層された補強材6a,6bをさらに含んでいてもよい。補強材6a,6bは、その材料、構造、形態について特に制限はないが、多孔体10a,10b等よりも孔径が大きく通気度の高い材料、例えば、織布、不織布、メッシュ、ネット、スポンジ、フォーム、金属多孔体、金属メッシュ等が好適である。補強材6a,6bの通気度は、多孔体10a,10bの通気度よりも高ければよい。耐熱性が要求される場合、補強材6a,6bは、ポリエステル、ポリアミド、アラミド樹脂、ポリイミド、フッ素樹脂、超高分子量ポリエチレン、金属等を含むことが好ましい。図2では、補強材6a,6bは多孔体10a,10bの片面にのみ積層されているが、多孔体10a,10bの両面に積層してもよい。また、補強材は、第1の通気膜5aおよび第2の通気膜5bから選ばれる一方の通気膜にのみ含まれていてもよい。
【0017】
多孔体10a,10bと補強材6a,6bとを積層する方法は、単に重ねあわせるだけでもよく、互いに接合してもよい。接合は、例えば、接着剤ラミネート、熱ラミネート、加熱溶着、超音波溶着、接着剤による接着等の方法で行うことができる。例えば、熱ラミネートにより積層する場合は、加熱により補強材6a,6bの一部を溶融し接着すればよい。また、ホットメルトパウダーのような融着剤を介在させて接着してもよい。
【0018】
第1の通気膜5aおよび第2の通気膜5bには、筐体の用途に応じて撥水処理、撥油処理等の撥液処理を施してもよい。撥液処理は、表面張力の小さな物質を通気膜に塗布し、乾燥後、キュアすることにより行うことができる。撥液剤は、通気膜よりも低い表面張力の被膜を形成できれば特に限定されないが、パーフルオロアルキル基を有する高分子を含んでいるとよい。このような高分子を含む撥液剤としては、例えば、フロラード(住友スリーエム製)、スコッチガード(住友スリーエム製)、テックスガード(ダイキン工業製)、ユニダイン(ダイキン工業製)、アサヒガード(旭硝子製)等(すべて商品名)を利用できる。撥液剤の塗布は、含浸、スプレー等により行えばよい。
【0019】
図1(b)および図2に示したように、支持体2の一方の面には、貫通孔3を囲むように固着面4が形成されている。図1(c)に示すように、この固着面4は、貫通孔3と開口部8とが連通するように通気部材1と筐体7とが一体化されたときに、筐体7の被固着面9と当接するように形成されている。図1(c)に示したように、典型的な被固着面9は平面であるので、固着面4も同一平面内に存在するように形成するとよい。加熱溶着または超音波溶着により通気部材1を筐体7に固着する場合は、図1(b)および図2に示したように、固着面4に溶着用リブ4aを形成すると気密性を高めることができる。
【0020】
図3(a)および(b)に示すように、固着面4および被固着面9のいずれか一方または双方に段差構造を設けると、筐体7内外への支持体2の出っ張りを少なくすることができる。段差構造を利用すれば、一方の面(図2(b))または双方の面(図2(a))において、通気部材2と筐体7とを、ほぼ面一に配置できる。
【0021】
支持体2の形状は、特に限定されないが、図1(a)〜(c)および図2に示したように、平板であってもよい。この平板は、筐体7に形成された開口部8よりも大きい径を有し、開口部8を覆うように設置できる。
【0022】
貫通孔3の大きさは、通気部材1が固着される筐体の種類および通気膜5の通気度等を考慮して適宜決定されるが、その面積(気体の透過方向に対して直交する面の面積)を0.001〜100cmとするとよい。
【0023】
支持体2の材料は、特に限定されず、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリスルホン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、スチレンーブタジエンゴム(SBR)等のゴムまたはこれらの複合材が用いられる。上記材料の他に、上記材料にガラス繊維等の強化材をブレンドして耐熱性を高めてもよい。通気部材が加熱溶着または超音波溶着により筐体に固着される場合は、少なくとも固着面4に上記した熱可塑性樹脂を用い、それ以外の部分には他の材料、例えば金属等を用いた複合材を用いることもできる。
【0024】
支持体2の成形方法は、特に限定されないが、例えば射出成形や切削等の手法を用いることができる。
【0025】
通気膜を支持体に支持させる方法は、剥がれや浮き等が生じにくい方法として、加熱溶着、超音波溶着、接着剤による接着等が適している。特に、コストが安く実施が容易な加熱溶着または超音波溶着が好適である。通気膜が補強材を含む場合は、特に限定されないが、補強材を支持体2と固着すればよい。高い撥液性が要求される場合は、撥液性が高い面を上流側に向けて固着するとよい。
【0026】
通気部材1を筐体7に固着する方法は、加熱溶着、超音波溶着、振動溶着、接着剤による接着等が適している。例えば、図1(c)に示したように、開口部8を外側から塞ぐように通気部材1を筐体7に配置し、通気部材1と筐体7とを上記した方法により固着する。
【0027】
図1および図2に示した貫通孔3は、図4(a)および(b)に示すように、小さな孔に分割されていてもよい。支持体2の、第1の通気膜5aおよび第2の通気膜5bにより被覆される面において複数の貫通孔3が形成されていると、第1の通気膜5aおよび第2の通気膜5bの破損を抑制できる。複数の貫通孔3は途中で繋がっていてもよく、第1の通気膜5aにより被覆される面においてのみ複数の貫通孔3が形成されていてもよい。上流側に配置される第1の通気膜5aは、外力による損傷を受け易いからである。
【0028】
支持体2は、図5(a)および(b)に示すように、第1の通気膜5aの上方の少なくとも一部を覆う保護部2eを含んでいることが好ましい。支持体2が第1の通気膜5aの上方の少なくとも一部を覆う保護部2eを備えていると、外力によって第1の通気膜5aが損傷したり、砂、泥等が表面に蓄積することで通気が阻害される等のおそれを低減できる。
【0029】
保護部2eの形状は、通気部材の通気性を損なわない形状であれば特に制限はなく、例えば、図5(a)および(b)に示したように、気体の透過方向に沿って観察したときに見えない位置、例えば、保護部2eの側面に複数の開口2fを形成することが好ましい。開口2fは、保護部2eの強度を維持し、物体の浸入を効果的に防止する等の観点から小さな孔に分割して形成することが好ましい。
【0030】
保護部2eの材料は、支持体2の他の部分と同様のものを用いることができる。
保護部2eと支持体2の他の部分とを一体化させる方法は、特に限定されないが、加熱溶着、超音波溶着、振動溶着、接着剤による接着、嵌合、螺合等の方法が挙げられる。特に、コストが安く実施が容易な、加熱溶着または超音波溶着が好適である。
【0031】
(実施の形態2)
本実施の形態の通気部材21は、図6に示すように、支持体2の形状が異なること以外は実施の形態1と同様であり、図6において、実施の形態1と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0032】
通気部材21では、図6に示すように、支持体2が、通気膜(第1の通気膜5a,第2の通気膜5b)が固着された固着部2aと、固着部2aの外周部に形成された筒状部2bとを含んでいる。筒状部2bは、開口部8よりも大きい径を有しており、内部に開口部8を収容することができる。固着部2aの中央部には、固着部2aを貫通する貫通孔3が形成されており、この貫通孔3の一方端は第1の通気膜5aにより被覆され、他方端は第2の通気膜5bにより被覆されている。
【0033】
支持体2の材料は、特に限定されず、実施の形態1と同様でよいが、熱可塑性エラストマー等のゴム状弾性を有する材料が好ましい。筒状部2bの内径を開口部8の外径より若干小さくし、筒状部2bの内部に開口部8を押し込んで、通気部材21を開口部8を覆うように設置すれば、通気部材21を筐体7に密着して固定できる。
【0034】
通気膜を支持体2へ固着する方法は、実施の形態1と同様でよいが、図6に示した例では、第1の通気膜5aを、支持体2の筐体7と向い合う面の反対面から突出しないように配置している。このように、通気部材21が筐体7の開口部8に固着された状態で、第1の通気膜5aを、支持体2から、筐体7外から筐体7内へ透過する気体の流れの上流側方向に突出しないように配置すれば、外力による第1の通気膜5aの破損を抑制できる。
【0035】
(実施の形態3)
本実施の形態の通気部材31は、図7(a)に示すように、円板状の支持体2と、2枚の通気膜(第1の通気膜5a,第2の通気膜5b)とを含んでいる。支持体2は、通気膜が固着された固着部2aと、固着部2aの周囲に形成され、支持体2を筐体7に係止するための係止構造とを含んでいる。固着部2aの中央部には貫通孔3が形成されており、貫通孔3の一方端は第1の通気膜5aにより被覆され、他方端は第2の通気膜5bにより被覆されている。係止構造は、支持体2の挿入開始側端部に形成された先端がテーパー状の係止部2dと、支持体2の挿入終止側に形成された鍔部2gとを含んでいる。通気部材31は、支持体2の一部を開口部8内に挿入して筐体7に固着される。
【0036】
図7(b)は、通気部材31を筐体7に固着する途中を示している。図7(b)に示すように、通気部材31を筐体7の開口部8に固着するに際して係止部2dが開口部8内に挿入されると、係止部2dが内方に撓む。係止部2dは、開口部8を通過して開口部8による押圧から解放されると、図7(a)に示すように、筐体7の内面に係止される。一方、支持体2の挿入終止側は開口部8よりも大きい径を有しており、その周縁部に形成された鍔部2gが、通気部材31が筐体7内に入り込むことを防止している。
【0037】
支持体2には、図7(a)および(b)に示すように、固着部2aと係止部2dとの間に環状の溝部2hが形成されているため、係止部2dが内方に撓み易く、筐体7に対する通気部材31の挿入圧が低減されている。また、支持体2には、固着部2aと鍔部2gとの間に環状の溝部2iが形成されているため、係止部2dが内方に撓む反動で支持体2の挿入終止側が外方へ伸張されても、主として溝部2iから外側が外方へ伸張し、固着部2aの外方への伸張は抑制される。このようにして固着部2aの伸張を抑制すれば、第1の通気膜5aが固着部2aから剥離することを抑制できる。
【0038】
支持体2の材料は、特に限定されず、実施の形態1と同様でよいが、熱可塑性エラストマー等のゴム状弾性を有する材料が好ましい。通気部材31の一部を筐体7の開口部8に圧入して、筐体壁を鍔部2gと係止部2dとで挟持すれば、通気部材31を開口部8に密着して固定できる。
【0039】
支持体2は、図8に示すように、鍔部2gの筐体7と向い合う面に配置されたシール部2jを含むことが好ましい。筐体7と通気部材31との密着性や気密性を高めることができるからである。特に、支持体2がエラストマー以外の熱可塑性樹脂である場合には、シール部2jを設けて密閉性を高めることが好ましい。シール部2jには、例えばOリング等が挙げられる。
【0040】
シール部2jの材質は、ニトリルゴム(NBR)、エチレンープロピレンゴム(EPM、EPDM)、シリコーンゴム、フッ素ゴム等のゴム、または発泡体等が好ましい。
【0041】
通気膜を支持体2へ固着する方法は、実施の形態1と同様でよいが、実施の形態2と同様、図7および図8に示すように、第1の通気膜5aを、支持体2の筐体7と向い合う面の反対面から突出しないように配置すれば、外力による第1の通気膜5aの破損を抑制できる。
【0042】
尚、係止構造は、図9に示すように、支持体2を支持体の中心軸を中心に回転することによって、支持体2を筐体7に係止できる係止構造、例えば、支持体2の外周に形成された螺旋状の溝2kであってもよい。
【0043】
また、支持体2は、図10に示すように、貫通孔3内に突出して形成された防御部2mを含んでいてもよい。貫通孔3内に防御部2mを形成すると、汚物等が第1の通気膜5aを通過して貫通孔3内に浸入しても、浸入した汚物等を防御部2mによって捕捉できるので、第2の通気膜5bへの汚物等の付着を抑制でき、通気部材の寿命を長期化できる。図10では、防御部2mは、貫通孔3の周囲(貫通孔壁)から連続して設けられ、第1の通気膜5aへ向う方向に屈曲しているので、防御部2mと貫通孔壁との間の溝に汚物等を受けることができるが、防御部2mはこれに制限されず、例えば、貫通孔3の周囲(貫通孔壁)から第1の通気膜5aに向う方向へ傾斜する板が環状に形成された構造であってもよい。
【0044】
(実施の形態4)
本実施の形態の通気部材41は、図11に示すように、円板状の支持体2と、2枚の通気膜(第1の通気膜5a,第2の通気膜5b)とを含んでいる。支持体2は、通気膜が固着された固着部2aと、固着部2aの周囲に形成され、支持体2を筐体7に係止するための係止構造とを含んでいる。固着部2aの中央部には複数の貫通孔3が形成されており、これらの貫通孔3は両端において(通気膜によって被覆される面において)繋がっている。貫通孔3の一方端は第1の通気膜5aにより被覆され、他方端は第2の通気膜5bにより被覆されている。係止構造は、支持体2の挿入開始側端部に形成された先端がテーパー状の係止部2dと、支持体2の挿入終止側に形成された鍔部2gとを含んでいる。通気部材41は、実施の形態3と同様に、支持体2の一部を筐体7の開口部8内に挿入して筐体7に固着される。
【0045】
第1の通気膜5aは、支持体2に取り外し可能に固着されているので、汚染が進んだ第1の通気膜5aを新しい第1の通気膜5aと交換すれば、通気部材41を初期性能に回復できる。第1の通気膜5aは、剥離可能な接着剤により固着部2aに固着されていてもよいが、支持体2の凹部2nと嵌合することにより、支持体2に取り外し可能に固着されていてもよい。
【0046】
図11に示した例では、凹部2n内は、凹部2nの底部に向って広くなっており、第1の通気膜5aについては、通気膜の上流側が下流側よりも圧縮された状態で凹部2nと嵌合している。そのため、例えば、通気部材41を筐体7の開口部8内に挿入する際、係止部2dが内方へ撓むことによって鍔部2gが外方に伸張されても、嵌合された第1の通気膜5aは凹部2nから押出され難い。また、第1の通気膜5aは、凹部2n内に収まるように配置されているので、外力による破損が抑制されている。
【0047】
第1の通気膜5aの材料は、実施の形態1と同様であってよいが、嵌合により支持体2に固着される場合は、強度の高い材料、例えば、焼結された超高分子量PE多孔体が好ましい。第1の通気膜5aの厚みは、0.05〜5mmであることが好ましい。焼結された超高分子量PE多孔体は、例えば、超高分子量PE粉末を加熱および加圧して所定の形状に成形し、その後焼結して得たブロック状の多孔体を所定の厚さに切削して作製できる。
【0048】
第2の通気膜5bは、例えば、PTFE多孔体等の多孔体10bと補強材6bとを含む2層構造をしているが、これに制限されず、多孔体10bのみであってもよいし、多孔体10bの両面に補強材が積層されていてもよい。
【0049】
次に、図12〜図15に本発明の通気部材を固着した通気筐体の例を示すが、本発明の通気筐体はこれらに限定されるものではない。図12に示すように、コネクタには、図1に示した通気部材1が、図13に示すように、自動車用ランプには、図6に示した通気部材21が、図14に示すように、電動ハブラシには、図7に示した通気部材31が、図15に示すように、ECUには、図11に示した通気部材41が固着されている。図12〜図15では、筐体に固着された通気部材はいずれも1つであるが、これに制限されず筐体の他の面や同じ面に複数個取り付けてもよい。
【0050】
【実施例】
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。尚、通気部材の耐水圧は、JIS L 1092のB法(高水圧法)により測定し、通気度は、JIS P 8117に準じて測定した。通気度の測定には、B型ガーレ式デンソーメータを用いた。
【0051】
(実施例1)
図11に示した通気部材41を下記のとおり作製した。まず、熱可塑性エラストマー(三井化学社製、ミラストマー6030、曲げ弾性率4.41×10N/m)を用いて、図11に示した構造の支持体2を射出成形により得た。得られた支持体2の最大外径は21mm、最大厚みは8mm、貫通孔3の内径の最大値は7mm、最少値は1.5mm、凹部2n内の最大径は13mm、最小径は12mmであった。
【0052】
次に、PTFE多孔体(日東電工社製、ミクロテックスNTF1131:融点327℃)と、ポリエステル系不織布(東レ社製、アクスター:融点230℃)を準備し、これらを温度260℃、圧力4.9×10Paで10秒間圧着して接着し、外径11mmに打抜いて、2層構造の第2の通気部材5bを得た。第2の通気膜5bの耐水圧は160kPa、厚みは200μm、通気度は10秒であった。次に、第2の通気膜5bのPTFE多孔体を、貫通孔3を被覆するように当接させ、温度200℃、圧力0.2MPaで10秒間圧着して上記支持体2に固着した。
【0053】
次に、超高分子量PE多孔体(日東電工社製、サンマップ、HP)を用意し、外径13mmに打ち抜いて、第1の通気膜5aを作製した。第1の通気膜5aの耐水圧は6kPa、厚みは3mm、通気度は1秒であった。次に、第1の通気膜5aを支持体2の凹部2nに嵌め込んで、通気部材Aを得た。
【0054】
次に、図1(c)に示した筐体7を、PBT(テイジン社製CG7640:融点225℃)を用いて射出成形により作製した。得られた筐体の外壁の厚さは3mm、開口部8の内径は17mmであった。筐体7の開口部8に通気部材Aを圧入して通気筐体Aを得た。
【0055】
(比較例1)
実施例1で得た第2の通気膜5b(PTFE多孔体+ポリエステル系不織布)を、第1の通気膜5a(上流側の通気膜)として用い、第2の通気膜5b(下流側の通気膜)を取り付けないこと以外は実施例1と同様にして通気部材Bを作製した。通気部材Bを実施例1で作製した筐体7に圧入して通気筐体Bを得た。
【0056】
(比較例2)
第2の通気膜5b(PTFE多孔体+ポリエステル系不織布)を取り付けないこと以外は実施例1と同様にして通気部材Cを作製した。通気部材Cを実施例1で作製した筐体7に圧入して通気筐体Cを得た。
【0057】
このようにして得られた通気筐体A〜Cについて、防塵性試験、針金刺し試験を下記の方法に従って行い、防塵性試験前後の通気度と、水の浸入の有無とを調べた。その結果を表1に示す。
【0058】
〔防塵性試験〕 容積が10Lの容器中に試験用ダスト8号(関東ローム社製、JIS Z 8901)200gと通気筐体とを入れ、上記容器を10rpmの回転速度で10分間回転させたのち、容器から通気筐体を取り出した。通気部材を筐体から取り外し、通気度(JIS P 8117に準拠)を測定した。
【0059】
〔針金刺し試験〕 第1の通気膜に、先が尖った直径1mmのSUS針金を10Nの力で押し付けた後、通気筐体を水の入った加圧容器中に入れ、5.0×10Paの圧力を10分間かけたのち、常圧に戻し、加圧容器から取り出し、通気筐体内への水の浸入を目視にて確認した。
【0060】
【表1】
Figure 2004266211
【0061】
上記針金刺し試験後、通気部材Bでは、通気膜(PTFE多孔体+ポリエステル系不織布)が破損しており、表1に示したように、通気筐体B内に水の浸入が確認された。
【0062】
通気部材Cでは、通気膜(超高分子量PE多孔体)は破損していなかったが、通気筐体C内に水の浸入が確認された。通気部材Cについては、針金を刺さないで上記試験を行っても通気筐体C内に水の浸入が見られた。通気度が高い第1の通気膜5a(超高分子量PE多孔体)のみでは、水等の捕捉能が不十分であることが分かる。
【0063】
一方、2枚の通気膜(超高分子量PE多孔体、PTFE多孔体+ポリエステル系不織布)を含む通気部材Aを用いた通気筐体A内には水の浸入は見られず、通気部材Aは、通気部材B,Cよりも防水性が高いことが確認された。
【0064】
以上のことから、2枚の通気膜を含む通気部材Aでは、上流側の通気膜が破損等しても通気性および防水性を保持でき、1枚の通気膜を含む通気部材B,Cよりも、長寿命であることが分かる。
【0065】
また、通気部材Aに固着された第1の通気膜5a(超高分子量PE多孔体)に代えて、第2の通気膜5b(PTFE多孔体+ポリエステル系不織布)を固着した通気部材を通気部材Dとした場合、通気部材Dでは、針金刺し試験においては、通気部材Aと同様の結果が得られると推察される。防塵性試験においては、第2の通気膜5b(PTFE多孔体+ポリエステル系不織布)の方が第1の通気膜5a(超高分子量PE多孔体)よりも通気度が小さくダスト等の捕捉能が高いため、通気部材A(超高分子量PE多孔体、PTFE多孔体+ポリエステル系不織布)よりも通気部材D(PTFE多孔体+ポリエステル系不織布、PTFE多孔体+ポリエステル系不織布)の通気度の低下は大きくなるものと推察される。
【0066】
以上のことから、2枚の通気膜のうち、上流側に下流側より通気度の高い通気膜を用いた通気部材Aでは、同じ通気膜を複数枚用いた通気部材Dよりも通気度の低下が抑制され、通気部材の寿命がより長期化されていることが分かる。
【0067】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、長寿命化された通気部材、およびその通気部材が固着された通気筐体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の通気部材の一例を示す斜視図、(b)は(a)のA−A′断面図、(c)は(a)に示した通気部材が固着された通気筐体の断面図
【図2】本発明の通気部材の他の例を示す断面図
【図3】(a)および(b)は図1に示した通気部材と筐体の接合部分を説明する部分断面図
【図4】(a)本発明の通気部材の他の例を示す平面図、(b)は(a)のB−B′断面図
【図5】(a)本発明の通気部材の他の例を示す斜視図、(b)は(a)のC−C′断面図
【図6】本発明の通気部材の他の例を示す断面図
【図7】(a)本発明の通気部材の他の例を示す断面図、(b)は(a)に示した通気部材を筐体に固着する途中を説明する図
【図8】本発明の通気部材の他の例を示す断面図
【図9】本発明の通気部材の他の例を示す断面図
【図10】本発明の通気部材の他の例を示す断面図
【図11】本発明の通気部材の他の例を示す断面図
【図12】(a)図1に示した通気部材が固着されたコネクタの斜視図、(b)は(a)のD−D′断面図
【図13】(a)図6に示した通気部材が固着された自動車用ランプの斜視図、(b)は(a)のE−E′断面図
【図14】図7に示した通気部材が固着された電動ハブラシの部分断面図
【図15】(a)は図11に示した通気部材が固着されたECUの斜視図、(b)は(a)に示したECUの上蓋の裏面図
【図16】(a)は従来の通気部材が固着された筐体の斜視図、(b)は(a)のF−F′断面図
【符号の説明】
1,21,31,41 通気部材
2 支持体
3 貫通孔
4 固着面
4a 溶着用リブ
5a 第1の通気膜
5b 第2の通気膜
6a,6b 補強材
10a,10b 多孔体
7 筐体
8 開口部
9 被固着面
2a 固着部
2b 筒状部
2d 係止部
2e 保護部
2f 開口
2g 鍔部
2h 溝部
2i 溝部
2k 螺旋状の溝

Claims (21)

  1. 筐体の開口部に固着された状態で、前記開口部を通過する気体が透過する通気膜と、前記通気膜を支持する支持体とを含み、前記通気膜が、前記気体の透過方向に沿って複数枚配置されていることを特徴とする通気部材。
  2. 前記複数枚の通気膜が、互いに接しないように配置された2枚以上の通気膜を含む請求項1に記載の通気部材。
  3. 前記複数枚の通気膜が、第1の通気膜と第2の通気膜とを含み、前記第1の通気膜の通気度が、前記第2の通気膜の通気度より高い請求項1または2に記載の通気部材。
  4. 前記支持体に貫通孔が形成されており、前記貫通孔の一方端が前記第1の通気膜により被覆され、前記貫通孔の他方端が前記第2の通気膜により被覆された請求項3に記載の通気部材。
  5. 前記支持体が、前記貫通孔内に突出して形成された防御部をさらに含む請求項4に記載の通気部材。
  6. 前記防御部が、前記第1の通気膜へ向う方向に屈曲している請求項5に記載の通気部材。
  7. 前記開口部に固着された状態で、前記第1の通気膜が、前記支持体から、前記筐体外から前記筐体内へ透過する気体の流れの上流側方向に突出しないように配置された請求項3〜6のいずれかの項に記載の通気部材。
  8. 前記支持体が、凹部をさらに有しており、前記凹部内に前記第1の通気膜が収まるように配置された請求項7に記載の通気部材。
  9. 前記第1の通気膜が、前記支持体に取り外し可能に固着された請求項3〜8のいずれかの項に記載の通気部材。
  10. 前記第1の通気膜が、前記凹部と嵌合することにより前記支持体に取り外し可能に固着された請求項9に記載の通気部材。
  11. 前記支持体が、平板である請求項1〜10のいずれかの項に記載の通気部材。
  12. 前記支持体が、前記通気膜が固着された固着部と、前記開口部よりも大きい径を有する筒状部とを含み、前記開口部を覆うように設置できる請求項1〜10のいずれかの項に記載の通気部材。
  13. 前記支持体が、前記通気膜が固着された固着部と、前記支持体を前記筐体に係止するための係止構造とを含み、前記支持体が、前記開口部内に挿入可能な部分を含む請求項1〜10のいずれかの項に記載の通気部材。
  14. 前記係止構造が、前記支持体の挿入開始側端部に形成された先端がテーパー状の係止部と、前記支持体の挿入終止側に形成された鍔部とを含む請求項13に記載の通気部材。
  15. 前記支持体が、前記固着部と前記係止部との間に形成された溝部をさらに含む請求項14に記載の通気部材。
  16. 前記支持体が、前記固着部と前記鍔部との間に形成された溝部をさらに含む請求項15に記載の通気部材。
  17. 前記通気膜が、フッ素樹脂多孔体およびポリオレフィン多孔体から選ばれる少なくとも1種を含む請求項1〜16のいずれかの項に記載の通気部材。
  18. 前記フッ素樹脂が、ポリテトラフルオロエチレンである請求項17に記載の通気部材。
  19. 前記ポリオレフィン多孔体が、超高分子量ポリエチレン多孔体である請求項17に記載の通気部材。
  20. 請求項1〜19のいずれかの項に記載の通気部材が、筐体の開口部に固着されていることを特徴とする通気筐体。
  21. 請求項3〜10のいずれかの項に記載の通気部材が、前記第1の通気膜が前記第2の通気膜よりも、筐体外から筐体内へ透過する気体の流れの上流側に配置されるように、筐体の開口部に固着されていることを特徴とする通気筐体。
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