JP2004261334A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】集塵装置の取っ手を把持して掃除機本体を持ち上げようとした場合でも集塵装置を係止するクランプが集塵装置から容易に外れることのない電気掃除機を提供することを課題とする。
【解決手段】掃除機本体1は、集塵装置8が着脱自在に装着される装着部4を有すると共に、集塵装置8を装着部4に係脱自在に係合するクランプ19を有し、クランプ19は、枢支軸20を上下方向に移動可能に枢支すると共に、枢支軸20が上方に移動した状態でクランプ19の回動を阻止する突出部25を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】掃除機本体1は、集塵装置8が着脱自在に装着される装着部4を有すると共に、集塵装置8を装着部4に係脱自在に係合するクランプ19を有し、クランプ19は、枢支軸20を上下方向に移動可能に枢支すると共に、枢支軸20が上方に移動した状態でクランプ19の回動を阻止する突出部25を設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集塵装置を着脱自在に装着する電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、掃除機本体に集塵装置を着脱自在に装着し、集塵装置を取り外して集塵装置内に蓄積された塵埃等を容易に廃棄することのできる電気掃除機が注目を集めている。
【0003】
この電気掃除機においては、例えば、特開2002−17628号公報(A47L 9/10)に示されるように、掃除機本体の後部に電動送風機を収納する収納部を形成すると共に、掃除機本体の前部に集塵装置を着脱自在に収納するものが知られている。
【0004】
この電気掃除機は、集塵装置上面に集塵装置持ち運び用の取っ手が形成されているが、この取っ手を把持して掃除機本体を持ち上げることが予想され、取っ手を把持しても掃除機本体から集塵装置が容易に外れないようにクランプ機構を形成することが必要となる。
【0005】
このクランプ機構としては、例えば、図8のような構成が考えられる。1aは掃除機本体で、前部に集塵装置8aの装着部が、後部に電動送風機等を収納する収納部3aが形成されている。掃除機本体1aの収納部3a上部には、集塵装置8aを係止するクランプ19aが配置され、クランプ19aは、軸支部20aにより回動自在に支持され、集塵装置8aに係脱自在に係合する係止爪24aを形成している。
【0006】
また、集塵装置8aは、掃除機本体1aの上方向から着脱自在に装着され、その操作性を向上するために、集塵装置8a上部に取っ手17aが形成されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−17628号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、掃除機本体1aを移動させようとする際に、集塵装置8aの取っ手17aを誤って把持して掃除機本体1aを持ち上げる場合が想定されるが、その際、組立誤差や、部品精度等によって図9に示す如く、集塵装置8aを係止するクランプ19aが回動して集塵装置8aとクランプ19aとの係合が外れ、掃除機本体1aが落下する恐れがあった。
【0009】
そこで、本発明は、集塵装置の取っ手を把持して掃除機本体を持ち上げようとした場合でも集塵装置を係止するクランプが集塵装置から容易に外れることのない電気掃除機を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体に接続されるホースと、該ホースに接続されるパイプと、該パイプに接続される床用吸込具とを備え、前記掃除機本体は、集塵装置が着脱自在に装着される装着部を有すると共に、前記集塵装置を装着部に係脱自在に係合するクランプを有し、該クランプは、枢支部を上下方向に移動可能に枢支すると共に、前記枢支軸が上方に移動した状態でクランプの回動を阻止する手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
前記クランプは、前記集塵装置に係合する係止爪の上部に、クランプの係合が外れる方向への回動を阻止する手段を形成することが好ましい。
【0012】
前記クランプの係止爪上面に、前記枢支軸が上方に移動した状態で、掃除機本体に当接して係止爪の回動を阻止する突出部を形成することが好ましい。
【0013】
前記クランプの係止爪上面に、凹部を形成すると共に、掃除機本体に、前記枢支軸が上方に移動した状態で、前記係止爪の凹部に嵌合して係止爪の回動を阻止するリブを形成することが好ましい。
【0014】
前記掃除機本体に、前記クランプの枢支軸が上方に移動した状態で、係止爪に当接して係止爪集塵装置との係合が外れる方向に回動するのを阻止するリブを形成することが好ましい。
【0015】
前記集塵装置は、上面に集塵装置持ち運び用の取っ手を設けることが好ましい。
【0016】
前記集塵装置は、サイクロン式集塵機構を具備することが好ましい。
【0017】
前記集塵装置は、内部に空気流から塵埃等を除去するフィルターを配置することが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて詳述する。本実施形態の電気掃除機は、キャニスタータイプの掃除機本体1の前部に、サイクロン式の集塵装置8が上方から挿入されることにより着脱自在に設けられ、掃除機本体1の後部には電動送風機2が内蔵されている。また、掃除機本体1の前部の連結口6には、図示しない吸込ホースや延長管を介して床用吸込具が連結されるようになっている。
【0019】
図において、1は掃除機本体で、後部に電動送風機2を内蔵する収納部3が形成され、前部には、後述する集塵装置8が着脱自在に装着される装着部4が形成されている。5は前記掃除機本体1持ち運び用のハンドルで、前記収納部3上部に起倒自在に枢支されている。
【0020】
6は前記掃除機本体1前部に形成される連結口で、後述する集塵装置8の吸気管9aに連通するようになっている。7は前記掃除機本体1の収納部3上部に形成される連通口で、後述する集塵装置8の排気筒16に連通するようになっている。
【0021】
8は前記掃除機本体1の装着部4に上方から着脱自在に装着される集塵装置で、内部にサイクロン式集塵機構を有している。即ち、前記集塵装置8は、横断面形状が略D字状に形成された集塵容器9の内側に、第1サイクロン筒体となる略円筒状の外側フィルタフィクスチャ(フィルタ枠体)10と、第2サイクロン筒体となる内側フィルタフィクスチャ11が配置されており、集塵容器9は、内部にたまった塵埃や塵埃の旋回が外から見えるように透明または半透明の合成樹脂などにて形成されている。また、外側フィルタフィクスチャ10は、その上部外周面に形成された開口部10aがメッシュ状のフィルタで覆われている。
【0022】
上記集塵容器9の略D字状における直線部である前面上部には吸気管9aが突設され、この吸気管9aの先端側開口は、掃除機本体1の前面側中央部に形成された前記連結口5と連結できるように、集塵容器9の前面側上部の略中心付近に形成されている。
【0023】
前記外側フィルタフィクスチャ10は、集塵容器9の上端開口を開閉する上蓋12の下面をなす中蓋13に垂れ下がった状態に着脱可能に取り付けられるようになっている。前記上蓋12の下面をなす中蓋13の中央部には、下方に延びる排気筒14が形成されている。前記上蓋12は、図示しない係合手段により集塵容器9に係脱自在に係合するようになっている。
【0024】
15は前記上蓋12と中蓋13との間に配置されたダストフィルタで、前記排気筒14の上部開口を覆うようにして塵埃等を濾過するようになっている。16は前記上蓋11に形成された排気管で、前記掃除機本体1の連通口7に連通するようになっている。17は前記上蓋12上面に形成された取っ手である。18は前記上蓋12後方に突出形成された係合部で、後述するクランプ*の係止爪*が係脱自在に係合するようになっている。
【0025】
19は前記集塵装置8を掃除機本体1に係止するクランプで、掃除機本体1の収納部3内に配設されている。前記クランプ19は、枢支軸20が収納部3に形成された軸受21の長孔22により上下方向に少許移動可能に枢支されており、収納部3との間に架設されたスプリング23が、クランプ19の係止爪24が図*及び図*中右方向に回動して係止爪24が上蓋12の係合部18に係合した状態を維持すると共に、枢支軸20が長孔22の下方位置に支持されるように付勢している。
【0026】
前記係止爪24は端部に傾斜面が形成されると共に、その傾斜面に連なって上方に向かって突出する突出部25が形成されており、枢支軸20が長孔22の上方に移動した状態で係止爪24が上方向に移動する場合、即ち、集塵装置8の取っ手17を把持して集塵装置8を上方向に移動させる場合には、クランプ19の枢支軸20が上方に移動し、その状態でクランプ19の係止爪24が上方に回動しようとするが、クランプ19の突出部25が掃除機本体1の収納部3から下方に延設したリブ26に当接し、クランプ19の回動を阻止して、集塵装置8が掃除機本体1から外れるのを阻止するようになっている。27は前記クランプ19の操作体で、前記掃除機本体1の収納部3上面に突出している。
【0027】
而して、掃除機本体1の連結口6から吸引された空気は、集塵容器9内で旋回して空気から比較的大きな塵埃等が分離され、分離された塵埃等は集塵容器9底部に蓄積し、空気は外側フィルタフィクスチャ10を介して内側フィルタフィクスチャ11内に導かれ、内側フィルタフィクスチャ11内で旋回し、微細な塵埃を分離してダストフィルタ15を通過して電動送風機2に流れる。
【0028】
掃除機本体1を持ち運ぶ際には、ハンドル5を起こし、ハンドル5を把持して持ち運ぶのであるが、誤って集塵装置8の取っ手17を把持して持ち運ぼうとすることが想定される。
【0029】
集塵装置8の取っ手17を把持して持ち上げようとする場合には、クランプ19の枢支軸20が軸受21の長孔22の上方に移動し、その状態でクランプ19の係止爪24が上方に回動しようとするが、クランプ19の突出部25が掃除機本体1の収納部3のリブ26に当接し、クランプ19の回動を阻止して、集塵装置8が掃除機本体1から外れるのを阻止する。
【0030】
従って、不用意に掃除機本体1が落下することがなく、掃除機本体1が破損したり、掃除機本体1が使用者の足などの上に落下して使用者が負傷するのを防止することができる。
【0031】
尚、上記実施の形態では、クランプ19の係止爪24上面に突出部25を形成したが、図6に示す如く、係止爪24上面に掃除機本体1の収納部3から下方に延設したリブ26が嵌合する凹部27を形成してクランプ19の回動を阻止するように構成してもよく、また、図7に示す如く、収納部3上面から延設したリブ28をクランプ19の係止爪24の回転方向側に当接させてクランプ19の回動を阻止する構成としてもよい。更に、突出部25とリブ26とをなくし、係止爪24上面と収納部3下面との当接長さが大きくなるように構成してクランプ19が多少回動してもクランプ19の係止爪24と掃除機本体1との当接が外れないようにしてもよい。
【0032】
更に、本実施の形態においては、集塵装置として、サイクロン式の集塵装置を用いたが、従来技術として示したように、紙パックを用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、誤って集塵装置の取っ手を把持して掃除機本体を持ち上げようとした場合でも、集塵装置を係止するクランプが容易に外れることがなく、不用意に掃除機本体が落下することのない電気掃除機を提供することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す集塵装置を上方に持ち上げた状態の要部拡大断面図である。
【図2】同集塵装置を掃除機本体に装着した状態の要部拡大断面図である。
【図3】同掃除機本体の断面図である。
【図4】同集塵装置を取り外した状態の斜視図である。
【図5】同掃除機本体の斜視図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す集塵装置を上方に持ち上げた状態の要部拡大断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態を示す集塵装置を上方に持ち上げた状態の要部拡大断面図である。
【図8】従来の構成における集塵装置を掃除機本体に装着した状態の要部拡大断面図である。
【図9】同集塵装置を上方に持ち上げた状態の要部拡大断面図である。
【符号の簡単な説明】
1 電気掃除機
8 集塵装置
17 取っ手
19 クランプ
20 枢支軸
21 軸受
22 長孔
24 係止爪
25 突出部
26 リブ
27 凹部
28 リブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、集塵装置を着脱自在に装着する電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、掃除機本体に集塵装置を着脱自在に装着し、集塵装置を取り外して集塵装置内に蓄積された塵埃等を容易に廃棄することのできる電気掃除機が注目を集めている。
【0003】
この電気掃除機においては、例えば、特開2002−17628号公報(A47L 9/10)に示されるように、掃除機本体の後部に電動送風機を収納する収納部を形成すると共に、掃除機本体の前部に集塵装置を着脱自在に収納するものが知られている。
【0004】
この電気掃除機は、集塵装置上面に集塵装置持ち運び用の取っ手が形成されているが、この取っ手を把持して掃除機本体を持ち上げることが予想され、取っ手を把持しても掃除機本体から集塵装置が容易に外れないようにクランプ機構を形成することが必要となる。
【0005】
このクランプ機構としては、例えば、図8のような構成が考えられる。1aは掃除機本体で、前部に集塵装置8aの装着部が、後部に電動送風機等を収納する収納部3aが形成されている。掃除機本体1aの収納部3a上部には、集塵装置8aを係止するクランプ19aが配置され、クランプ19aは、軸支部20aにより回動自在に支持され、集塵装置8aに係脱自在に係合する係止爪24aを形成している。
【0006】
また、集塵装置8aは、掃除機本体1aの上方向から着脱自在に装着され、その操作性を向上するために、集塵装置8a上部に取っ手17aが形成されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−17628号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、掃除機本体1aを移動させようとする際に、集塵装置8aの取っ手17aを誤って把持して掃除機本体1aを持ち上げる場合が想定されるが、その際、組立誤差や、部品精度等によって図9に示す如く、集塵装置8aを係止するクランプ19aが回動して集塵装置8aとクランプ19aとの係合が外れ、掃除機本体1aが落下する恐れがあった。
【0009】
そこで、本発明は、集塵装置の取っ手を把持して掃除機本体を持ち上げようとした場合でも集塵装置を係止するクランプが集塵装置から容易に外れることのない電気掃除機を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体に接続されるホースと、該ホースに接続されるパイプと、該パイプに接続される床用吸込具とを備え、前記掃除機本体は、集塵装置が着脱自在に装着される装着部を有すると共に、前記集塵装置を装着部に係脱自在に係合するクランプを有し、該クランプは、枢支部を上下方向に移動可能に枢支すると共に、前記枢支軸が上方に移動した状態でクランプの回動を阻止する手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
前記クランプは、前記集塵装置に係合する係止爪の上部に、クランプの係合が外れる方向への回動を阻止する手段を形成することが好ましい。
【0012】
前記クランプの係止爪上面に、前記枢支軸が上方に移動した状態で、掃除機本体に当接して係止爪の回動を阻止する突出部を形成することが好ましい。
【0013】
前記クランプの係止爪上面に、凹部を形成すると共に、掃除機本体に、前記枢支軸が上方に移動した状態で、前記係止爪の凹部に嵌合して係止爪の回動を阻止するリブを形成することが好ましい。
【0014】
前記掃除機本体に、前記クランプの枢支軸が上方に移動した状態で、係止爪に当接して係止爪集塵装置との係合が外れる方向に回動するのを阻止するリブを形成することが好ましい。
【0015】
前記集塵装置は、上面に集塵装置持ち運び用の取っ手を設けることが好ましい。
【0016】
前記集塵装置は、サイクロン式集塵機構を具備することが好ましい。
【0017】
前記集塵装置は、内部に空気流から塵埃等を除去するフィルターを配置することが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて詳述する。本実施形態の電気掃除機は、キャニスタータイプの掃除機本体1の前部に、サイクロン式の集塵装置8が上方から挿入されることにより着脱自在に設けられ、掃除機本体1の後部には電動送風機2が内蔵されている。また、掃除機本体1の前部の連結口6には、図示しない吸込ホースや延長管を介して床用吸込具が連結されるようになっている。
【0019】
図において、1は掃除機本体で、後部に電動送風機2を内蔵する収納部3が形成され、前部には、後述する集塵装置8が着脱自在に装着される装着部4が形成されている。5は前記掃除機本体1持ち運び用のハンドルで、前記収納部3上部に起倒自在に枢支されている。
【0020】
6は前記掃除機本体1前部に形成される連結口で、後述する集塵装置8の吸気管9aに連通するようになっている。7は前記掃除機本体1の収納部3上部に形成される連通口で、後述する集塵装置8の排気筒16に連通するようになっている。
【0021】
8は前記掃除機本体1の装着部4に上方から着脱自在に装着される集塵装置で、内部にサイクロン式集塵機構を有している。即ち、前記集塵装置8は、横断面形状が略D字状に形成された集塵容器9の内側に、第1サイクロン筒体となる略円筒状の外側フィルタフィクスチャ(フィルタ枠体)10と、第2サイクロン筒体となる内側フィルタフィクスチャ11が配置されており、集塵容器9は、内部にたまった塵埃や塵埃の旋回が外から見えるように透明または半透明の合成樹脂などにて形成されている。また、外側フィルタフィクスチャ10は、その上部外周面に形成された開口部10aがメッシュ状のフィルタで覆われている。
【0022】
上記集塵容器9の略D字状における直線部である前面上部には吸気管9aが突設され、この吸気管9aの先端側開口は、掃除機本体1の前面側中央部に形成された前記連結口5と連結できるように、集塵容器9の前面側上部の略中心付近に形成されている。
【0023】
前記外側フィルタフィクスチャ10は、集塵容器9の上端開口を開閉する上蓋12の下面をなす中蓋13に垂れ下がった状態に着脱可能に取り付けられるようになっている。前記上蓋12の下面をなす中蓋13の中央部には、下方に延びる排気筒14が形成されている。前記上蓋12は、図示しない係合手段により集塵容器9に係脱自在に係合するようになっている。
【0024】
15は前記上蓋12と中蓋13との間に配置されたダストフィルタで、前記排気筒14の上部開口を覆うようにして塵埃等を濾過するようになっている。16は前記上蓋11に形成された排気管で、前記掃除機本体1の連通口7に連通するようになっている。17は前記上蓋12上面に形成された取っ手である。18は前記上蓋12後方に突出形成された係合部で、後述するクランプ*の係止爪*が係脱自在に係合するようになっている。
【0025】
19は前記集塵装置8を掃除機本体1に係止するクランプで、掃除機本体1の収納部3内に配設されている。前記クランプ19は、枢支軸20が収納部3に形成された軸受21の長孔22により上下方向に少許移動可能に枢支されており、収納部3との間に架設されたスプリング23が、クランプ19の係止爪24が図*及び図*中右方向に回動して係止爪24が上蓋12の係合部18に係合した状態を維持すると共に、枢支軸20が長孔22の下方位置に支持されるように付勢している。
【0026】
前記係止爪24は端部に傾斜面が形成されると共に、その傾斜面に連なって上方に向かって突出する突出部25が形成されており、枢支軸20が長孔22の上方に移動した状態で係止爪24が上方向に移動する場合、即ち、集塵装置8の取っ手17を把持して集塵装置8を上方向に移動させる場合には、クランプ19の枢支軸20が上方に移動し、その状態でクランプ19の係止爪24が上方に回動しようとするが、クランプ19の突出部25が掃除機本体1の収納部3から下方に延設したリブ26に当接し、クランプ19の回動を阻止して、集塵装置8が掃除機本体1から外れるのを阻止するようになっている。27は前記クランプ19の操作体で、前記掃除機本体1の収納部3上面に突出している。
【0027】
而して、掃除機本体1の連結口6から吸引された空気は、集塵容器9内で旋回して空気から比較的大きな塵埃等が分離され、分離された塵埃等は集塵容器9底部に蓄積し、空気は外側フィルタフィクスチャ10を介して内側フィルタフィクスチャ11内に導かれ、内側フィルタフィクスチャ11内で旋回し、微細な塵埃を分離してダストフィルタ15を通過して電動送風機2に流れる。
【0028】
掃除機本体1を持ち運ぶ際には、ハンドル5を起こし、ハンドル5を把持して持ち運ぶのであるが、誤って集塵装置8の取っ手17を把持して持ち運ぼうとすることが想定される。
【0029】
集塵装置8の取っ手17を把持して持ち上げようとする場合には、クランプ19の枢支軸20が軸受21の長孔22の上方に移動し、その状態でクランプ19の係止爪24が上方に回動しようとするが、クランプ19の突出部25が掃除機本体1の収納部3のリブ26に当接し、クランプ19の回動を阻止して、集塵装置8が掃除機本体1から外れるのを阻止する。
【0030】
従って、不用意に掃除機本体1が落下することがなく、掃除機本体1が破損したり、掃除機本体1が使用者の足などの上に落下して使用者が負傷するのを防止することができる。
【0031】
尚、上記実施の形態では、クランプ19の係止爪24上面に突出部25を形成したが、図6に示す如く、係止爪24上面に掃除機本体1の収納部3から下方に延設したリブ26が嵌合する凹部27を形成してクランプ19の回動を阻止するように構成してもよく、また、図7に示す如く、収納部3上面から延設したリブ28をクランプ19の係止爪24の回転方向側に当接させてクランプ19の回動を阻止する構成としてもよい。更に、突出部25とリブ26とをなくし、係止爪24上面と収納部3下面との当接長さが大きくなるように構成してクランプ19が多少回動してもクランプ19の係止爪24と掃除機本体1との当接が外れないようにしてもよい。
【0032】
更に、本実施の形態においては、集塵装置として、サイクロン式の集塵装置を用いたが、従来技術として示したように、紙パックを用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、誤って集塵装置の取っ手を把持して掃除機本体を持ち上げようとした場合でも、集塵装置を係止するクランプが容易に外れることがなく、不用意に掃除機本体が落下することのない電気掃除機を提供することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す集塵装置を上方に持ち上げた状態の要部拡大断面図である。
【図2】同集塵装置を掃除機本体に装着した状態の要部拡大断面図である。
【図3】同掃除機本体の断面図である。
【図4】同集塵装置を取り外した状態の斜視図である。
【図5】同掃除機本体の斜視図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す集塵装置を上方に持ち上げた状態の要部拡大断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態を示す集塵装置を上方に持ち上げた状態の要部拡大断面図である。
【図8】従来の構成における集塵装置を掃除機本体に装着した状態の要部拡大断面図である。
【図9】同集塵装置を上方に持ち上げた状態の要部拡大断面図である。
【符号の簡単な説明】
1 電気掃除機
8 集塵装置
17 取っ手
19 クランプ
20 枢支軸
21 軸受
22 長孔
24 係止爪
25 突出部
26 リブ
27 凹部
28 リブ
Claims (8)
- 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体に接続されるホースと、該ホースに接続されるパイプと、該パイプに接続される床用吸込具とを備え、前記掃除機本体は、集塵装置が着脱自在に装着される装着部を有すると共に、前記集塵装置を装着部に係脱自在に係合するクランプを有し、該クランプは、枢支部を上下方向に移動可能に枢支すると共に、前記枢支軸が上方に移動した状態でクランプの回動を阻止する手段を設けたことを特徴とする電気掃除機。
- 前記クランプは、前記集塵装置に係合する係止爪の上部に、クランプの係合が外れる方向への回動を阻止する手段を形成したことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
- 前記クランプの係止爪上面に、前記枢支軸が上方に移動した状態で、掃除機本体に当接して係止爪の回動を阻止する突出部を形成したことを特徴とする請求項2記載の電気掃除機。
- 前記クランプの係止爪上面に、凹部を形成すると共に、掃除機本体に、前記枢支軸が上方に移動した状態で、前記係止爪の凹部に嵌合して係止爪の回動を阻止するリブを形成したことを特徴とする請求項2記載の電気掃除機。
- 前記掃除機本体に、前記クランプの枢支軸が上方に移動した状態で、係止爪に当接して係止爪集塵装置との係合が外れる方向に回動するのを阻止するリブを形成したことを特徴とする請求項2記載の電気掃除機。
- 前記集塵装置は、上面に集塵装置持ち運び用の取っ手を設けたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
- 前記集塵装置は、サイクロン式集塵機構を具備したことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
- 前記集塵装置は、内部に空気流から塵埃等を除去するフィルターを配置したことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003053925A JP2004261334A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003053925A JP2004261334A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 電気掃除機 |
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ID=33118405
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101258503B1 (ko) | 2010-11-19 | 2013-04-26 | 엘지전자 주식회사 | 진공 청소기 |
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2003
- 2003-02-28 JP JP2003053925A patent/JP2004261334A/ja not_active Withdrawn
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