JP2004260422A - 受信装置 - Google Patents

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Kazuo Shinoda
和夫 信太
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Abstract

【課題】スーパーフレーム同期の状態や通信回線の状態などに影響を受けることなくマルチキャスト信号やブロードキャスト信号を正常に受信可能にする。
【解決手段】アンテナ101で受信した高周波信号を、高周波信号処理部102で処理してA/D変換器103でディジタル信号に変換し、復調部106で復調して受信バッファ107に格納する。マップ制御部108は、受信データがマルチキャスト信号であるかどうかを判定し、マルチキャスト信号であれば自装置宛の受信データのフレーム位置を表す受信位置管理情報を受信マップ部109に記憶し、そうでなければ処理をしない。これらの処理を受信マップ部109の最大記憶容量に相当するフレーム数だけ実施し、受信マップを完成させる。受信マップが完成した以降は、受信マップ部109に記憶された受信位置管理情報を基にしてマルチキャスト信号の受信処理を実施する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば移動体通信システムなどにおいて、不特定多数の端末宛に送信されるマルチキャスト(同報)信号や、ブロードキャスト(放送)信号による放送型のデータを受信する受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、不特定多数の端末宛に送信されるマルチキャスト信号やブロードキャスト信号のような放送型のデータを受信する方法として、送信側がスーパーフレームまたはマルチフレーム周期に従って一定の間隔でマルチキャスト信号やブロードキャスト信号を送信し、受信側では、送信側とのフレーム同期を獲得後、さらにスーパーフレーム同期を確立し、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号の周期を見出すことによりデータを受信する方法がある(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
また、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号の中に予め次の信号が何フレーム後に送信されるかの情報を付加することにより、受信側でそのフレーム数情報をカウントして次の信号を受信する方法がある。
【0004】
【非特許文献1】
社団法人電波産業会にて策定された小電力データ通信システム/広帯域移動アクセスシステム 標準規格ARIB−STD−T70、第1版、6.2.2.4項 パワーセービング
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の方法による受信装置では、スーパーフレーム同期が外れると信号が受信できなくなるという問題がある。
【0006】
また、送信側では送信するマルチキャスト信号やブロードキャスト信号の中にフレーム数を示すビットを付加する必要があるので、その分ユーザに提供するデータビットが削減されるという問題がある。
【0007】
更に、フレーム数情報を含むマルチキャスト信号やブロードキャスト信号が通信回線の悪化により受信できなかった場合は、以降の受信が不可能になるという問題がある。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、スーパーフレーム同期の状態や通信回線の状態などに影響を受けることなく、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号を正常に受信することが可能な受信装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明は、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号内にフレーム数情報等のビットを付加することを不要とし、ユーザデータを多く割当てることができる受信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る受信装置は、放送型のデータを受信する受信装置であって、受信した高周波信号をベースバンド信号に変換する高周波信号処理手段と、前記ベースバンド信号をディジタル信号に変換するディジタル変換手段と、前記ディジタル信号の受信信号に基づいて通信の同期保持を制御すると共に、同期保持情報を出力する同期保持手段と、前記同期保持手段から出力される同期保持情報に基づいて装置各部を制御するための各種タイミング信号を生成するタイミング制御手段と、前記タイミング制御手段から出力される前記タイミング信号に基づき前記受信信号の復調処理を行って受信データを得る復調手段と、前記受信データから自装置宛の受信データの検出を行うとともに、検出した受信データの受信マップの生成を制御するマップ制御手段と、前記検出された受信データの情報に基づいて前記受信データのフレーム位置を表す受信位置管理情報を記憶する受信マップ手段と、を備えたものである。
【0011】
上記構成により、通信相手から送信される放送型のデータの信号の送信周期に対して、スーパーフレーム同期を意識することなくデータを受信することが可能となる。また、自装置宛の受信データのフレーム位置を記憶しているので、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号等の放送型のデータの信号の中にフレーム数情報等のビットを付加する必要がなくなり、その分多くのユーザデータを割当てることが可能となる。
【0012】
また、本発明に係る受信装置は、前記受信マップ手段が、通信相手から送信される所定周期の自装置宛信号における受信データの最大周期を包含可能な記憶容量を有する記憶手段を有して構成されるものを含む。
【0013】
上記構成により、スーパーフレーム周期の範囲だけでなく、受信マップ手段の記憶容量により包含される周期内の送信周期に対してデータを受信することが可能となる。
【0014】
また、本発明に係る受信装置は、前記マップ制御手段が、所定周期で自律的に前記受信マップ手段における前記受信位置管理情報の更新を行うものを含む。
【0015】
上記構成により、受信位置管理情報として自装置宛の受信データのフレーム位置を所定周期で更新しながら記憶しているので、データの受信に際して回線異常による影響を回避することが可能となる。
【0016】
また、本発明に係る受信装置は、前記マップ制御手段が、自装置又は他装置に設けられるプロセッサにおいて動作するソフトウェアプログラムからの指示によって、前記受信マップ手段における前記受信位置管理情報の更新を行うものを含む。
【0017】
上記構成により、受信位置管理情報として自装置宛の受信データのフレーム位置をソフトウェアプログラムの指示に基づき更新しながら記憶しているので、データの受信に際して回線異常による影響を回避することが可能となる。
【0018】
また、本発明に係る受信装置は、前記マップ制御手段が、前記受信位置管理情報の更新を行う際に、直前まで記憶している受信位置管理情報をすべてクリアして新しい受信位置管理情報の再生成を行うものを含む。
【0019】
上記構成により、新規に受信位置管理情報の再生成を行うことによって、不要になった受信位置管理情報を削除して、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号等の放送型のデータに関する新たな受信位置管理情報を追加することが可能となる。
【0020】
また、本発明に係る受信装置は、前記マップ制御手段が、前記受信位置管理情報の更新を行う際に、以前に記憶している受信位置管理情報に対し新しい受信位置管理情報の上書き生成を行うものを含む。
【0021】
上記構成により、新しい受信位置管理情報の上書き生成を行うことによって、不要になった受信位置管理情報を削除して、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号等の放送型のデータに関する新たな受信位置管理情報を追加することが可能となる。
【0022】
また、本発明に係る受信装置は、前記受信マップ手段が、前記受信位置管理情報の生成を行う際に、前記一定周期の自装置宛の受信データをN回にわたって受信した結果、少なくとも1回以上の受信データの検出がなされた場合に、受信位置管理情報として記憶するものを含む。
【0023】
上記構成により、通信回線の状態が悪いエリアにおいても、受信回数を多くすることにより、受信位置管理情報を確実に取得することが可能となる。
【0024】
また、本発明に係る受信装置は、前記受信マップ手段が、前記受信位置管理情報の生成におけるN回にわたる受信処理回数を、自装置又は他装置に設けられるプロセッサにおいて動作するソフトウェアプログラムからの指示によって変更可能であるものを含む。
【0025】
上記構成により、通信回線の状態が悪いエリアにおいても、受信回数をソフトウェアプログラムの指示に基づき制御することにより、受信位置管理情報の信頼性を高めることが可能となる。
【0026】
また、本発明に係る受信装置は、前記受信マップ手段が、前記受信位置管理情報の生成におけるN回にわたる受信によって検出された当該受信データの検出回数を、自装置又は他装置に設けられるプロセッサにおいて動作するソフトウェアプログラムからの指示によって変更可能であるものを含む。
【0027】
上記構成により、通信回線の状態が悪いエリアにおいても、受信データの検出回数をソフトウェアプログラムの指示に基づき制御することにより、受信位置管理情報の信頼性を高めることが可能となる。
【0028】
また、本発明は、上記いずれかに記載の受信装置を備えた通信端末装置を提供する。
【0029】
この通信端末装置により、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号等の放送型のデータを安定して受信し、自端末宛のデータを確実に取得することが可能となる。
【0030】
また、本発明は、上記通信端末装置との間で放送型のデータに関する通信を行う基地局装置を提供する。
【0031】
この基地局装置により、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号等の放送型のデータの通信において、通信端末装置との間で信頼度の高い通信を行うことが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態では、例えば移動体通信システムにおいて、送信側の移動通信網及び基地局装置から不特定多数の端末宛に送信されるマルチキャスト信号やブロードキャスト信号を受信する携帯通信装置などの受信装置に適用した場合を例にとり、構成及び動作を説明する。
【0033】
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る受信装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の受信装置は、無線信号を受信するためのアンテナ101と、アンテナ101で受信した受信信号の高周波帯域での信号処理及びベースバンド周波数への周波数変換を行う高周波信号処理部(RF部)102と、高周波信号処理部102から出力されたベースバンド周波数の受信信号をディジタル信号に変換するA/D変換器103とを備えている。
【0034】
また、A/D変換器103から出力されたディジタル信号の受信信号を基に通信の同期保持を制御する同期保持部104と、同期保持部104からの同期保持情報を基に装置内の各種タイミング信号の生成を行うタイミング制御部105と、A/D変換器103からの受信信号とタイミング制御部105からのタイミング信号とを基に受信データの復調処理を行う復調部106とを備えている。
【0035】
また、復調された受信データを格納する受信バッファ107と、復調された受信データから自装置宛の受信データの検出や受信データの受信マップの生成を制御するマップ制御部108と、マップ制御部108にて検出された受信データ情報を基に受信位置を管理する受信マップ部109とを備えている。
【0036】
次に、本実施形態の受信装置の動作について説明する。アンテナ101では、通信相手から送信される無線信号を受信し、高周波信号処理部102において受信信号のフィルタ処理、増幅処理等の高周波信号処理を行った後、ベースバンド周波数のベースバンド信号に変換して出力する。A/D変換器103では、ベースバンド信号の受信信号をディジタル信号に変換し、同期保持部104と復調部106にそれぞれ出力する。
【0037】
同期保持部104では、入力されたディジタル信号の受信信号から同期検出用信号であるユニークワードの検出を行い、検出結果から算出したタイミング情報を基にフレームタイミングの補正情報を示す同期保持情報信号を生成してタイミング制御部105に渡す。タイミング制御部105では、同期保持部104からの補正情報に基づいてフレームタイミングを補正すると共に、装置各部を制御するための各種のタイミング信号を生成して出力する。
【0038】
復調部106では、A/D変換器103からのディジタル信号の受信信号に対して、タイミング制御部105で生成された復調タイミング信号により復調処理を行い、受信データを得る。そして、得られた受信データを受信バッファ107に出力して格納すると共に、マップ制御部108に出力する。
【0039】
マップ制御部108では、受信データがマルチキャスト信号(又はブロードキャスト信号)であるかどうかを判定する。その結果、マルチキャスト信号であれば、自装置宛の受信データを検出してそのフレーム位置を表す受信マップを生成し、受信マップ部109に受信位置管理情報として記憶する。一方、マルチキャスト信号でなければ処理をしない。これらの処理を受信マップ部109の最大記憶容量に相当するフレーム数だけ実施し、受信マップ部109において受信マップを完成させる。以降は、受信マップ部109に記憶された受信マップの受信位置管理情報を基にマルチキャスト信号の受信処理を実施し、自装置宛のデータを取得する。
【0040】
図2は、本発明の第1実施形態に係るマルチキャスト信号の受信処理における、マップ制御部108及び受信マップ部109の動作シーケンスを示すフローチャートであり、以下これに基づいて動作を詳細に説明する。
【0041】
マルチキャスト信号(又は、ブロードキャスト信号)の受信処理が開始されると、マップ制御部108はマルチキャスト信号を受信するための要求を示すマルチキャストコネクションがあるか否かを判断する(ステップS201)。その結果、マルチキャストコネクションがある場合は、受信マップ生成時の受信回数(フレーム数に相当する)Nに0を設定して初期化する(ステップS202)。一方、マルチキャストコネクションがなければステップS201に戻り、監視を続ける。
【0042】
次に、前記受信回数Nが所定の受信回数しきい値に達しているかどうかを判定する(ステップS203)。この受信回数しきい値は、送信側から一定の周期で送信されるマルチキャスト信号の間隔の最大値を包含するものであり、ここでは32とする。判定の結果、受信回数Nが受信回数しきい値32に達していない場合は、受信マップは未完成の状態にあると判断してステップS204に進み、受信マップ生成処理を継続して行う。一方、受信回数Nが受信回数しきい値32に達している場合は、受信マップが完成した状態であると判断して後述するステップS208に移行し、受信マップに従って受信動作を行う。
【0043】
ステップS204では、フレーム内でマルチキャスト信号が検出できるかどうかを判定する。ここで、マルチキャスト信号が検出されない場合は、ステップS207に飛んで受信回数Nに1を加え、ステップS203の受信回数判定処理に戻る。一方、マルチキャスト信号が検出された場合は、受信マップ部109の受信マップに対し当該フレームでの受信位置管理情報を記憶し(ステップS205)、マルチキャスト信号の受信処理を実施する(ステップS206)。
【0044】
ステップS208では、ステップS203において受信回数Nが受信回数しきい値32に達した場合に、受信マップ内の当該フレームにおける受信位置管理情報の有無判定を行う。その結果、受信位置管理情報が無い場合は、引き続き次のフレームにおける受信位置管理情報の判定を行うため同一処理を繰り返す。
【0045】
また、受信マップ内に受信位置管理情報がある場合は、当該フレーム内でマルチキャスト信号の検出を行い(ステップS209)、マルチキャスト信号が検出されない場合はステップS208に戻り、受信位置管理情報の判定処理を行う。一方、マルチキャスト信号が検出された場合は、マルチキャスト信号の受信処理を実施する(ステップS210)。
【0046】
このように第1実施形態によれば、マルチキャスト信号を検出し、自装置宛の受信データのフレーム位置を表す受信マップを生成して受信マップ部109に記憶するので、信号の送信周期に対してスーパーフレーム同期を意識することなく、自装置宛に送信された受信データを受信することできる。
【0047】
また、自装置宛の受信データのフレーム位置を記憶しているので、送信側装置から送信されるマルチキャスト信号の中に受信側装置での受信データの位置を示すフレーム数情報等のビットを付加する必要がなくなり、その分多くのユーザデータを割当てることができる。
【0048】
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係る受信処理における受信フレーム、送信フレーム、及び受信マップを示すタイミングチャートである。第2実施形態は、受信マップの構成例を示したものである。図3では、受信装置におけるフレームタイミングを示す受信側フレームカウンタ(フリーランカウンタ)の値であるフレームカウンタ値303、マルチキャスト信号を受信したマルチキャスト受信信号302、受信マップ部109に記憶される受信マップ301、第1のマルチキャスト信号の送信周期304、第2のマルチキャスト信号の送信周期305を示している。
【0049】
第2実施形態の受信装置の構成は上述した第1実施形態と同じであり、図1における受信マップ部109の記憶容量のみが異なる。すなわち、図3において、受信マップ301は、通信相手から送信される自装置宛の一定周期のマルチキャスト受信信号302において異なる複数の送信周期の信号がある場合に、最大の送信周期305を包含できるものとする。受信マップ部109は、この受信マップ部109を記憶可能な記憶容量を持った記憶手段を有して構成される。
【0050】
次に、第2実施形態の受信装置の動作について説明する。基本動作は図2に示した第1実施形態におけるステップS201〜S210と同じである。ここで、送信側から送信されるマルチキャスト信号がMC1とMC2の2種類あり、MC1は8フレームからなる送信周期304、MC2は32フレームからなる送信周期305である場合を考える。また、受信装置内では、フレームカウンタの容量(フレームカウンタ値303の最大値)と受信マップ301の容量を同一として同期関係(リンク)が保たれるように構成し、受信マップ301の容量はマルチキャスト信号の最大周期(送信周期305)である32エリアとする。
【0051】
例えば、フレームカウンタ値303が“6”の時にマルチキャスト信号MC1を受信した場合、受信マップ301では“6”のエリアに受信位置管理情報を記憶する。一方、フレームカウンタ値303が“7” の場合のようにマルチキャスト信号が受信できない場合には、受信マップ301上に受信位置管理情報を記憶しない。
【0052】
以上のような手順に従って、受信マップ301の該当エリアに受信位置管理情報を記憶することによって、以降の受信処理時においては、フレームカウンタ値303に同期して受信マップ301内の受信位置管理情報を参照することにより、マルチキャスト信号の受信が可能となる。
【0053】
このように第2実施形態によれば、受信マップ部109に記憶する受信マップ301において、マルチキャスト信号の間隔の最大値を包含する容量を確保できるように記憶容量を設けることによって、スーパーフレーム周期のみならず受信マップの容量を包含する送信周期に対してもこの送信周期で送られるデータを受信することができる。
【0054】
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態に係るマルチキャスト信号の受信処理手順を示すフローチャートである。第3実施形態は、マルチキャスト信号の受信処理手順を一部変更した例である。なお、受信装置の構成は上述した第1実施形態と同じである。
【0055】
第3実施形態は、図2に示した第1実施形態における受信処理手順に、受信マップ上の受信位置管理情報を更新するための判定手順を加えたものである。図4において、ステップS401〜410の手順は、図2のステップS201〜210の手順と同じであるので、ここでは説明を省略する。
【0056】
ステップS410において、受信マップ上の受信位置管理情報を基にマルチキャスト信号の受信を行った後に、ステップS411において、受信位置管理情報を更新するために、受信マップを使用したマルチキャスト信号の受信動作回数(フレーム数)がマップ更新周期と一致するかどうかの判定を行う。ここで、受信動作回数がマップ更新周期と一致した場合は、再びステップS403〜S407の受信マップを生成する処理手順によって新たに受信マップを生成する。一方、一致しない場合は、現在の受信マップの受信位置管理情報に従って受信動作を継続する(ステップS408〜S410)。
【0057】
受信マップの更新方法としては、予め設定したマップ更新周期により自律的に更新する方法と、CPUやマイコン等において動作するソフトウェアプログラムから明示的に指示を与えることにより更新する方法がある。
【0058】
このように第3実施形態によれば、所定の周期で受信マップ上の受信位置管理情報を更新して記憶することによって、マルチキャスト信号によるデータの受信に際して回線異常による影響を受けることを回避できる。
【0059】
(第4実施形態)
図5は、本発明の第4実施形態に係るマルチキャスト信号の受信処理手順を示すフローチャートである。第4実施形態は、マルチキャスト信号の受信処理手順を一部変更した例である。なお、受信装置の構成は上述した第1実施形態と同じである。
【0060】
第4実施形態は、図1に示した第1実施形態または図4に示した第3実施形態における受信処理手順に、マップ制御部108における受信位置管理情報の更新が、直前まで記憶している受信位置管理情報をすべてクリアして管理情報の再生成を行う手順と、直前まで記憶している受信位置管理情報はクリアせずに上書き生成を行う手順とを加えたものである。図5において、ステップS501〜S511の手順は、図4のステップS401〜S411の手順と同じであるので、ここでは説明を省略する。
【0061】
ステップS501においてマルチキャストコネクションがある場合は、受信マップ上に受信位置管理情報を記憶する方法として、受信マップ生成モードを指示し(ステップS512)、指示された動作モードを判定する(ステップS513)ことにより、処理を切り替える。この場合、受信マップ生成モードに応じて、受信マップの生成を行う(ステップS503〜S507)か、又は動作停止状態とする。
【0062】
受信マップ生成モードには、リフレッシュモード(再生成)、アドオンモード(追加生成)、停止モードの3つの状態がある。ステップS513の動作モード判定において、リフレッシュモードと判定された場合、受信マップ情報をすべてクリアし(ステップ514)、ステップS503〜S507において受信マップを再生成する。また、アドオンモードと判定された場合は、受信マップ上の受信位置管理情報をそのまま記憶しておき、その受信マップにステップS503〜S507において位置管理情報を追加することで受信マップを追加生成する。停止モードと判断された場合は、受信マップの生成処理を停止する。
【0063】
このように第4実施形態によれば、受信マップ上で不要になった受信位置管理情報を削除できると共に、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号から新たな受信位置管理情報を追加することができる。
【0064】
(第5実施形態)
図6は、本発明の第5実施形態に係るマルチキャスト信号の受信処理手順を示すフローチャートである。第5実施形態は、マルチキャスト信号の受信処理手順を一部変更した例である。なお、受信装置の構成は上述した第1実施形態と同じである。
【0065】
第5実施形態は、第1〜第4実施形態のいずれかにおける受信処理手順において、受信回数判定処理の受信回数判定を変更可能にしたものである。すなわち、一定周期の自装置宛信号に対してN回にわたり受信した結果、少なくとも一回以上の自装置宛の受信データの検出がなされ、受信位置管理情報として記憶する場合に、受信マップ部109の受信位置管理情報の生成におけるN回にわたる受信処理の受信回数判定を、CPUやマイコン等において動作するソフトウェアプログラムからの指示により変更可能にする。図6において、ステップS601、S602、S604〜S614の手順は、図5のステップS501、S502、S504〜S514の手順と同じであるので、ここでは説明を省略する。
【0066】
ステップS603において、受信回数の判定しきい値をソフトウェアプログラム等により外部から設定(ここではNmcとする)することにより、マルチキャスト信号の送信周期に対して32×Nmc回以上にわたって受信マップ生成処理(ステップS604〜607)を実施する。
【0067】
このように第5実施形態によれば、受信マップの受信位置管理情報の生成に際して受信処理の受信回数判定を変更可能とすることによって、通信回線の状態が悪いエリアにおいては、受信回数を多くすることにより、受信位置管理情報を確実に取得することができる。
【0068】
(第6実施形態)
図7は、本発明の第6実施形態に係るマルチキャスト信号の受信処理手順を示すフローチャートである。第6実施形態は、マルチキャスト信号の受信処理手順を一部変更した例である。なお、受信装置の構成は上述した第1実施形態と同じである。
【0069】
第6実施形態は、第1〜第5実施形態のいずれかにおける受信処理手順において、受信データの検出回数を判定する手順を追加したものである。すなわち、一定周期の自装置宛信号に対してN回にわたり受信した結果、少なくとも一回以上の自装置宛の受信データの検出がなされて受信位置管理情報として記憶する際に、受信回数判定に加えて検出回数の判定を行い、所定の検出回数しきい値と一致した場合に受信マップに記憶する。なお、上記検出回数しきい値は、CPUやマイコン等において動作するソフトウェアプログラムからの指示により変更可能にすることもできる。図7において、ステップS701〜S714の手順は、図6のステップS601〜S614の手順と同じであるので、ここでは説明を省略する。
【0070】
ステップS704において、フレーム内でマルチキャスト信号が検出できるかどうかを判定し、マルチキャスト信号が検出された場合は、マルチキャスト信号の検出回数として前回の検出回数に1を加算し(ステップS715)、この加算結果の検出回数を検出回数しきい値と比較判定する(ステップS716)。ここで、検出回数が検出回数しきい値と一致した場合は、受信マップ部109の受信マップに対し当該フレームでの受信位置管理情報を記憶し(ステップS705)、マルチキャスト信号の受信処理を実施する(ステップS706)。一方、検出回数が検出回数しきい値に達していない場合は、受信位置管理情報を記憶せずにステップS706に飛んでマルチキャスト信号の受信処理を実施する。ここで用いる検出回数は、検出したマルチキャスト毎に保持する値である。
【0071】
このように第6実施形態によれば、マルチキャスト信号の検出回数を判定して所定の検出回数以上の場合に受信マップに受信位置管理情報を記憶することによって、通信回線の状態が悪いエリアにおいては、受信回数を多くすることにより、受信位置管理情報を確実に取得することができる。
【0072】
上述したように、本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
(1)マルチキャスト信号やブロードキャスト信号の送信周期に対して、スーパーフレーム同期を意識する必要がなく、自装置宛の受信データを常に確実に受信することができる。
(2)スーパーフレーム周期のみならず受信マップの記憶容量を包含する送信周期に対してもこの送信周期で送られるマルチキャスト信号やブロードキャスト信号のデータを受信することが可能となる。
【0073】
(3)自装置宛の受信データのフレーム位置を記憶することにより、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号の送信データ内に受信側装置での受信データの位置を示すフレーム数情報等のビットを付加する必要がなく、送信データにおいてその分多くのユーザデータを割当てることができる。
(4)自装置宛の受信データのフレーム位置を記憶することにより、回線異常による影響を受けないようにすることができる。
【0074】
(5)受信マップ生成モードとして、リフレッシュモードやアドオンモードを設けることにより、不要になった受信位置管理情報を削除できると共に、新たなマルチキャスト信号やブロードキャスト信号の受信位置管理情報を追加することが可能となる。
(6)受信回数の判定値を変更可能とすることにより、通信回線の状態が悪いエリアにおいても受信回数を制御することができるので、受信位置管理情報の信頼性を高めることが可能となる。
(7)受信位置管理情報があるフレーム以外の受信動作を停止することができるので、消費電力の削減が可能となる。
【0075】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施し得るものである。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、スーパーフレーム同期の状態や通信回線の状態などに影響を受けることなく、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号を正常に受信することが可能な受信装置を提供できる。また、マルチキャスト信号やブロードキャスト信号内にフレーム数情報等のビットを付加することを不要とし、ユーザデータを多く割当てることができる受信装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る受信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1実施形態に係るマルチキャスト信号の受信処理手順を示すフローチャート
【図3】本発明の第2実施形態に係る受信処理における受信フレーム、送信フレーム、及び受信マップを示すタイミングチャート
【図4】本発明の第3実施形態に係るマルチキャスト信号の受信処理手順を示すフローチャート
【図5】本発明の第4実施形態に係るマルチキャスト信号の受信処理手順を示すフローチャート
【図6】本発明の第5実施形態に係るマルチキャスト信号の受信処理手順を示すフローチャート
【図7】本発明の第6実施形態に係るマルチキャスト信号の受信処理手順を示すフローチャート
【符号の説明】
101 アンテナ
102 高周波信号処理部(RF部)
103 A/D変換器
104 同期保持部
105 タイミング制御部
106 復調部
107 受信バッファ
108 マップ制御部
109 受信マップ部

Claims (11)

  1. 放送型のデータを受信する受信装置であって、
    受信した高周波信号をベースバンド信号に変換する高周波信号処理手段と、
    前記ベースバンド信号をディジタル信号に変換するディジタル変換手段と、
    前記ディジタル信号の受信信号に基づいて通信の同期保持を制御すると共に、同期保持情報を出力する同期保持手段と、
    前記同期保持手段から出力される同期保持情報に基づいて装置各部を制御するための各種タイミング信号を生成するタイミング制御手段と、
    前記タイミング制御手段から出力される前記タイミング信号に基づき前記受信信号の復調処理を行って受信データを得る復調手段と、
    前記受信データから自装置宛の受信データの検出を行うとともに、検出した受信データの受信マップの生成を制御するマップ制御手段と、
    前記検出された受信データの情報に基づいて前記受信データのフレーム位置を表す受信位置管理情報を記憶する受信マップ手段と、
    を備えた受信装置。
  2. 前記受信マップ手段は、通信相手から送信される所定周期の自装置宛信号における受信データの最大周期を包含可能な記憶容量を有する記憶手段を有して構成される請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記マップ制御手段は、所定周期で自律的に前記受信マップ手段における前記受信位置管理情報の更新を行うものである請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 前記マップ制御手段は、自装置又は他装置に設けられるプロセッサにおいて動作するソフトウェアプログラムからの指示によって、前記受信マップ手段における前記受信位置管理情報の更新を行うものである請求項1又は2に記載の受信装置。
  5. 前記マップ制御手段は、前記受信位置管理情報の更新を行う際に、直前まで記憶している受信位置管理情報をすべてクリアして新しい受信位置管理情報の再生成を行うものである請求項1ないし4のいずれかに記載の受信装置。
  6. 前記マップ制御手段は、前記受信位置管理情報の更新を行う際に、以前に記憶している受信位置管理情報に対し新しい受信位置管理情報の上書き生成を行うものである請求項1ないし4のいずれかに記載の受信装置。
  7. 前記受信マップ手段は、前記受信位置管理情報の生成を行う際に、前記一定周期の自装置宛の受信データをN回にわたって受信した結果、少なくとも1回以上の受信データの検出がなされた場合に、受信位置管理情報として記憶するものである請求項1ないし6のいずれかに記載の受信装置。
  8. 前記受信マップ手段は、前記受信位置管理情報の生成におけるN回にわたる受信処理回数を、自装置又は他装置に設けられるプロセッサにおいて動作するソフトウェアプログラムからの指示によって変更可能である請求項7に記載の受信装置。
  9. 前記受信マップ手段は、前記受信位置管理情報の生成におけるN回にわたる受信によって検出された当該受信データの検出回数を、自装置又は他装置に設けられるプロセッサにおいて動作するソフトウェアプログラムからの指示によって変更可能である請求項7又は8に記載の受信装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の受信装置を備えた通信端末装置。
  11. 請求項10に記載の通信端末装置との間で放送型のデータに関する通信を行う基地局装置。
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