JP2004259672A - 同軸コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】ハウジング5に収容保持された端子3の接続片31の極細同軸ケーブル1側への延伸方向(X方向)と、端子3の接触片32の相手方コネクタ4への挿着方向(Y方向)とが略直角となる同軸コネクタにおいて、コネクタ高さHを小さくして低背化を図ること。
【解決手段】端子3が、その接続片31と接触片32の間を順次連結する第1、第2連結片33、34を具備し、第1連結片33の接続片31との連結部からの延伸方向を接触片32の延伸方向(Y方向)と略反対方向として、第1連結片33の長さ(例えば極細同軸ケーブル1の直径と略同一長さ)分だけ、コネクタ高さHを小さくする。
【選択図】 図1
【解決手段】端子3が、その接続片31と接触片32の間を順次連結する第1、第2連結片33、34を具備し、第1連結片33の接続片31との連結部からの延伸方向を接触片32の延伸方向(Y方向)と略反対方向として、第1連結片33の長さ(例えば極細同軸ケーブル1の直径と略同一長さ)分だけ、コネクタ高さHを小さくする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機のような小型電子機器の基板間接続用に好適な同軸コネクタ(例えば同軸ケーブル用プラグ)に関するものである。特に、導体サイズが40AWGのような線径の極めて細い複数本の同軸ケーブル用に好適な同軸コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリント基板やFPC(フレキシブルプリント基板)の間を接続するために用いられる極細同軸ケーブル用のコネクタは、複数本の極細同軸ケーブルの内部導体、外部導体のそれぞれの端部を、信号側端子、接地側端子の接続片に個別にハンダ付けしていたので、作業工数が増えるとともに、端子間の狭ピッチが困難になるという問題点があった。
【0003】
このような問題点を解決するため、図13に示すような同軸コネクタ100が提案されている。 すなわち、複数本の極細同軸ケーブル1のコネクタ接続側端部から内部導体11、内部絶縁被覆12及び外部導体13を順次露出させ、外部導体13の両面をグランドプレート101、101で狭持してハンダ付け固定してケーブル組立体103を形成し、このケーブル組立体103の内部導体11をハウジング105内に収容保持された端子107の接続片108にハンダ111で接続し、グランドプレート101、101をハウジング105の外周側に取付けられるシェル(図示省略)と接触させる。そして、ハウジング105の嵌合部113を相手方コネクタ(図示省略、例えばプリント基板に取付けられたコネクタ)の嵌合部へ挿着することによって、接触片109を相手方コネクタの対応する接触部と接触させていた(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−357900号公報(段落番号「0003」、図12)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図13に示した同軸コネクタ100では、極細同軸ケーブル1の外部導体13をシェル(図示省略)の接触部に接触するための作業工数を減らすとともに、端子107間の狭ピッチ化を図ることはできるが、端子107が略逆L字型に形成されていたので、同軸コネクタ100の高さHを小さくすること(すなわち低背化すること)が難しいという問題点があった。
すなわち、同軸コネクタ100の高さHは、嵌合部113の高さH1,端子挿入孔115の深さH2、極細同軸ケーブル1の直径H3及び絶縁空間117の高さH4の和以上の寸法となり、高さHを小さくすることが難しいという問題点があった。また、相手方コネクタとの安定した嵌合及び接触のために最低限必要な高さがあるため、嵌合部113の高さH1を小さくするには限度があった。
【0006】
本発明は上述の問題点を鑑みなされたもので、高さHを小さくすることのできる同軸コネクタを提供することを目的とするものである。
換言すれば、ハウジングに収容保持された端子の一端側に形成された接続片の同軸ケーブル側への延伸方向(X方向)と他端側に形成された接触片の相手方コネクタへの挿着方向(Y方向)が略直角となる同軸ケーブル用のコネクタにおいて、高さHを小さくすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、端子と、この端子を収容保持する絶縁性のハウジングと、このハウジングの外周側に取付けられる導電性のシェルとを具備し、前記端子は、一端側に形成された接続片が同軸ケーブル側へ延伸して内部導体に接続され、他端側に形成された接触片が前記接続片の延伸方向(X方向)と略直角方向(Y方向)に延伸して相手方コネクタへの挿着時に対応する接触部と接触する同軸コネクタであって、前記端子は、前記接続片と前記接触片の間を順次連結する第1、第2連結片を具備し、前記第1連結片は、前記接続片との連結部から前記接触片の延伸方向(Y方向)と略反対方向に延伸し、前記第2連結片は、前記第1連結片との連結部から前記接続片の延伸方向(X方向)と略反対方向に延伸していることを特徴とするものである。
【0008】
上述の構成において、端子の接続片と接触片が第1,第2連結片で順次連結され、第1連結片の接続片との連結部からの延伸方向を接触片の延伸方向(Y方向)と略反対方向としたので、従来の略逆L字型端子の場合と比較して、第1連結片の長さ分だけコネクタ高さHを小さくすることができる。例えば、同軸ケーブルの直径H3と略同一長さ分だけコネクタ高さHを小さくすることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、ハウジングに収容保持される端子が複数であって、各端子の接続片が複数本の極細同軸ケーブルの対応する内部導体に接続される場合に、これらの極細同軸ケーブルの外部導体をシェルの接触部と接触するための作業工数を減らすとともに、複数の端子間の狭ピッチ化を図るために、複数本の極細同軸ケーブルを所定ピッチで水平方向に平行配置し両面からテープで狭持して固着するとともに、露出した外部導体の両面をグランドプレートで狭持しハンダ付けしてケーブル組立体を形成し、前記ハウジングは、上面側とケーブル引出側に開口して前記ケーブル組立体のグランドプレートを上面側から収容するプレート収容部と、上面側に開口して前記複数の端子を上面側から収容する端子収容部と、下面側に開口して相手方コネクタと下面側から嵌合可能な嵌合部と、前記端子収容部と前記嵌合部の第1嵌合凹部とを連通し、前記端子収容部に収容された各端子の接触片を前記第1嵌合凹部の所定位置に案内する端子案内孔とを具備し、シェルは前記ハウジングの上面開口側を覆う天板を具備し、この天板に、前記ケーブル組立体のグランドプレートに弾性接触する舌片を形成したことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、低背化と組立容易化を図るために、各端子の第1連結片の長さを極細同軸ケーブルの直径と略同一長さに形成し、ハウジングの上面とシェルの天板との間で絶縁板を狭持し、この絶縁板によって、各端子の端子相互間、各端子の接続片と対応する極細同軸ケーブルの内部導体との接続部相互間、及びこれらと前記シェルとの間を絶縁したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態例を図1〜図12を用いて説明する。
図1〜図4は同軸コネクタプラグ(以下単に同軸コネクタという)10全体の構成を示すもので、これらの図において、1〜1は同軸ケーブルの一例としての3本の極細同軸ケーブル、2はケーブル組立体、3〜3は端子の一例としての3個の端子、5は絶縁性のハウジング、7は絶縁板、9は導電性のシェルである。
図1において、4は本発明の同軸コネクタ10と嵌合する相手方コネクタ(例えばプリント基板やFPCに装着されるレセプタクル)である。
【0012】
3本の極細同軸ケーブル1は、それぞれ導体サイズが40AWGの極細同軸ケーブルで形成されている。
ケーブル組立体2は、図4に示すように、3本の極細同軸ケーブル1を所定ピッチ(例えば0.5mmピッチ)で水平方向に平行に配置し、その上下両面を接着テープ22、22(後述の図11で表示する。)で狭持して固定し、各極細同軸ケーブル1の端部から内部導体11、内部絶縁被覆12及び外部導体13を順次露出させ、外部導体13の上下両面を導電性のグランドプレート15、15で狭持しハンダ付けして形成されている。
【0013】
端子3は、導電性金属板の打ち抜き、折曲加工で形成されたもので、図1及び図4に示すように、略長方形板状に形成された接続片31と、略矩形板状に形成された接触片32と、接続片31と接触片32を順次連結する第1、第2連結片33、34とで形成されている。
接続片31は、第1連結片33との連結部から水平にケーブルの接続側である後部方向(図1ではX方向)へ延伸し、接触片32は、第2連結片34との連結部から垂直に相手方コネクタ4への挿着方向(図1ではY方向)へ延伸している。すなわち、接続片31と接触片32の延伸方向は略直角となっている。接触片32の両側部には、係止用の突起36、36が形成されている。
第1連結片33は、接続片31との連結部から垂直に上方向(図1ではY方向と略反対方向)へ延伸した略矩形板状に形成され、その両側部には係止用の突起35、35が形成されている。
第2連結片34は、第1連結片33との連結部から水平に前部方向(図1ではX方向と略反対方向)へ延伸した略長方形板状に形成されている。
【0014】
ハウジング5は絶縁性の合成樹脂で成形されたもので、その外部輪郭は、図5及び図6にも示すように、前後方向(X方向)の長さ(例えば約5.8mm)を左右方向(X方向及びY方向に垂直な方向)の長さ(例えば2.8mm)の略2倍にするとともに垂直方向(Y方向の長さを小さく(例えば1.2mm)した低背型の略直方体状に形成されている。
ハウジング5には、上面側と後部側(ケーブル引出側)に開口してケーブル組立体2のグランドプレート15、15を上面側から収容するプレート収容部51と、上面側に開口して3個の端子3を上面側から収容する端子収容部52と、下面側に開口して相手方コネクタ4と下面側から嵌合可能な嵌合部53と、端子収容部52と嵌合部53を連通し端子収容部52に収容された各端子3の接触片32を嵌合部53の所定位置に案内する端子案内孔54とが形成されている。
ハウジング5の左右の外側面には、シェル9を固定するための係合爪55、55が形成されている。
【0015】
プレート収容部51の後部側開口縁部には、収容されたグランドプレート15、15が後部側(ケーブル引出側)へ抜けるのを止める抜止突起56、56が形成されている。
端子収容部52は、段差をもってプレート収容部51に連通する第1端子収容部57と、段差をもって第1端子収容部57に連通する第2端子収容部58とからなっている。
【0016】
第1端子収容部57には、左右の両側に位置する第1段部59、59と、この第1段部59、59の間に位置して仕切壁で3区分された第1収容溝60〜60とが形成されている。
第1収容溝60〜60は、各端子3の接続片31を収容するためのもので、その仕切壁の上端面は第1段部59、59の段面と略同一高さに形成されている。
第2端子収容部58には、左右の両側に位置する第2段部61、61と、この第2段部61、61の間に位置して仕切壁で3区分された第2収容溝62〜62とが形成されている。
【0017】
第2収容溝62〜62は端子3の第1、第2連結片33、34を収容するためのもので、その仕切壁の上端面は第2段部61、61の段面と略同一高さに形成れている。第2段部61、61の側面には、絶縁板7の位置決め用の係合凹部63、63が形成されている。
第2収容溝62〜62の底面は、第1収容溝60〜60との連通部から前部へ向けて、始めは第1収容溝60〜60の底面と同一高さに形成され、ついで端子3の第1連結片33に対応する段差だけ高く形成された後に、後述の第1嵌合凹部67に連通する端子案内孔54が形成されている。
第2段部61、61の段面は第1段部59、59の段面より高位置(垂直方向の高い位置)に形成されている。
【0018】
第2段部61、61の前部側には、絶縁板7の位置決め用の係合孔64、64が形成され、この係合孔64、64の前部側には係合突部65、65が形成され、係合孔64、64は嵌合部53に連通している。
ハウジング5の嵌合部53は、略直方体状の嵌合凸部66と、この嵌合凸部66で前部側と後部側に区分された第1、第2嵌合凹部67、68とで形成され、嵌合凸部66の第1嵌合凹部68側の側面には各端子3の接触片32を係合する係合溝69が形成されている。
【0019】
絶縁板7は絶縁性の合成樹脂で成形されたもので、図7にも示すように、後部側から前部側へ一体に連設して形成された略矩形板状の第1、第2絶縁板71、72と、第2絶縁板72の前部側両側部から前部側へ一体に連設された略矩形板状の係合板73、73とで形成されている。
第1絶縁板71は第2絶縁板72に対して肉厚に形成され、第2絶縁板72の両側部にはハウジング5の係合凹部63、63に係合する係合凸部74、74が突設され、係合板73、73はハウジング5の係合孔64、64に係合可能な形状に形成され、係合板73、73の前部側先端部には、ハウジング5の係合突部65、65に係合する係合凹部75、75が形成されている。
【0020】
シェル9は、導電性金属板の打ち抜き、折曲加工で形成されたもので、ハウジング5の上面、左右の側面を覆うように一体に連設された天板91、側板92、92と、ハウジング5の前部側の側面を覆うように側板92、92の前部側端部から内側へ向けて一体に折曲形成された前板93、93とで形成されている。
天板91の後部側には、切り起こしによって舌片94が形成され、この舌片94は、シェル9をハウジング5に係合固定したときに、プレート収容部51に収容されたグランドプレート15、15に弾性接触する。
側板92、92の後部側には、ハウジング5の係合爪55、55に係合可能な係合孔95、95が形成され、側板92、92の前部側には、相手方コネクタ4との嵌合時にその接地側端子43、43(後述の図12にも図示する。)と係合して接触する係合凹部96、96が形成されている。
【0021】
相手方コネクタ4は、図8及び図9にも示すように、絶縁性のハウジング41と、このハウジング41に収容保持された信号側端子42〜42及び接地側端子43、43とで形成されている。
ハウジング41の中央部には、同軸コネクタ10の嵌合凸部66、第1、第2嵌合凹部67、68とそれぞれ嵌合可能な嵌合凹部44、第1、第2嵌合凸部45、46とが形成され、信号側端子42はその係止部47が第2嵌合凸部46内に圧入係止され、接触部48が第1嵌合凸部45に仕切壁で3区分された端子収容溝49〜49の対応する収容溝49に収容されて先端部81が嵌合凹部44に突出し、接続部82は低面側に露出してプリント基板やFPCに接続される。
接地側端子43、43はハウジング41の左右に立設された側板部83、83に係合保持され、その内側部には、同軸コネクタ10との嵌合時に同軸コネクタ10の係合凹部96、96と弾性接触可能なバネ部84、84が突設されている。
【0022】
つぎに、図1〜図4に示す同軸コネクタ10の組立について、図4、図10及び図11を併用して説明する。
【0023】
(1)3本の極細同軸ケーブル1の端部から内部導体11、内部絶縁被覆12及び外部導体13を順次露出させ、各極細同軸ケーブル1を図4に示すように0.5mmピッチで水平方向に平行に配置し、その上下両面を図11に示すように接着テープ22、22で狭持して接着剤23で固定し、これらの外部導体13の上下両面を図4に示すようにグランドプレート15、15で狭持しハンダ(図示省略)付けしてケーブル組立体2を形成する。
このケーブル組立体2の形成は、前述のように外部導体13を露出させた後に各極細同軸ケーブル1の上下両面を接着テープ22、22で固定し、外部導体13の上下両面をグランドプレート15、15で狭持しハンダ付けする場合に限るものではない。例えば、3本の極細同軸ケーブル1の上下両面を接着テープ22、22で固定した後にレーザ光の照射などで外部導体13を露出させ、これらの外部導体13の上下両面をグランドプレート15、15で狭持しハンダ付けしてケーブル組立体2を形成するようにしてもよい。
【0024】
(2)3個の端子3を図4(図では図示の便宜上1個のみ表示する。)に示すようにハウジング5の端子収容部52に上面側から圧入する。詳しくは、端子3の接続片31、第1、第2連結片33、34及び接触片32をハウジング5の第1端子収容部57、第2端子収容部58に圧入し、接続片31、第1、第2連結片33、34を第1収容溝60〜60、第2収容溝62〜62に収容するとともに、接触片32を端子案内孔54に案内して嵌合凸部66の係合溝69収容する。このとき、端子3の突起35、35、36、36が第2収容溝62〜62、係合溝69の内壁に食い込み、端子3がハウジング5に係止される。
【0025】
(3)ついで、図4及び図10(a)に矢印で示すように、前記(1)で組み立てられたケーブル組立体2のグランドプレート15、15をハウジング5のプレート収容部51に収容し、各極細同軸ケーブル1の内部導体11を対応する端子3の接続片31にハンダ付けする(ハンダは図示省略)。
【0026】
(4)ついで、図4及び図10(b)に矢印で示すように、ハウジング5の端子収容部52の上部であって、この端子収容部52に収容された端子3〜3の上面側に絶縁板7を嵌め込む。詳しくは、絶縁板7の係合凸部74、74、係合板73、73の前部側、係合凹部75、75のそれぞれを、ハウジング5の対応する係合凹部63、63、係合孔64、64、係合突部65、65に係合して位置決めしつつ、ハウジング5の端子収容部52に収容された端子3〜3の上面側に絶縁板7を嵌め込む。
【0027】
(5)ついで、図4及び図10(c)に矢印で示すように、ハウジング5の前部側からシェル9を嵌め込み、シェル9をハウジング5の外周側に固定する。詳しくは、シェル9のハウジング5への嵌め込みが進み、シェル9の前板93、93がハウジング5の前部側面に当接すると、シェル9の係合孔95、95にハウジング5の係合爪55、55が係合し、シェル9がハウジング5の外周側に固定する。
この固定時には、シェル9の舌片94がケーブル組立体2のグランドプレート15に弾性接触し、極細同軸ケーブル1〜1の外部導体13〜13がシェル9と電気的に接続する。
以上のようにして、図11に示すような、ケーブル組立体2の両端に同軸コネクタ10、10が接続されたケーブル組立部品が形成される。
【0028】
つぎに、図11に示すようなケーブル組立部品の同軸コネクタ10の相手方コネクタ4への挿着について、図1及び図12を併用して説明する。
同軸コネクタ10の嵌合部53を図1のY方向に移動して相手方コネクタ4の対応する嵌合部に嵌合することにより、図12に示すように同軸コネクタ10が相手方コネクタ4へ挿着される。詳しくは、同軸コネクタ10の嵌合凸部66、第1、第2嵌合凹部67、68と相手方コネクタ4の対応する嵌合凹部44、第1、第2嵌合凸部45、46を嵌合することにより、信号側端子42〜42の接触部48〜48の先端部81〜81が端子3〜3の接触片32〜32に弾性接触するとともに、接地側端子43、43のバネ部84、84がシェル9の係合凹部96、96に弾性接触しつつ係合する。
このため、ケーブル組立体2の極細同軸ケーブル1〜1は、その内部導体11〜11が端子3〜3を経、信号側端子42〜42を介してプリント基板(又はFPC)の信号側パターンに電気的に接続し、その外部導体13〜13がグランドプレート15、15及びシェル9を経、接地側端子43、43を介してプリント基板の接地側パターンに電気的に接続する。
【0029】
前期実施形態例では、低背化と組立容易化を図るために、端子3の第1連結片33の長さを極細同軸ケーブル1の直径と略同一長さに形成し、ハウジング5の上面とシェル9の天板91との間で絶縁板7を狭持し、この絶縁板7によって各部間を絶縁する場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、端子3の第1連結片33の長さを極細同軸ケーブル1の直径より大きくした場合や、絶縁板7を省略した場合についても利用することができる。
【0030】
前期実施形態例では、同軸ケーブルが導体サイズ42AWGの複数本の極細同軸ケーブル1〜1の場合に、これらの極細同軸ケーブル1〜1の外部導体13〜13をシェル9の舌片(接触部)94と接触するための作業工数を減らすとともに、複数の端子3〜3間の狭ピッチ化を図るために、ケーブル組立体2を形成し、ハウジング5がケーブル組立体2のグランドプレート15、15を収容するプレート収容部51と、端子3〜3を収容する端子収容部52と、相手方コネクタ4の嵌合部と嵌合する嵌合部53とを具備し、シェル9がケーブル組立体2のグランドプレート15、15に弾性接触する舌片94を具備する場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、導体サイズが42AWG以外の極細同軸ケーブルや細線同軸ケーブルの場合についても利用することができる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、端子(3)、ハウジング(5)及びシェル(9)を具備し、端子(3)は、接続片(31)が同軸ケーブル(1)側へ延伸して対応する内部導体(11)に接続され、接触片(32)が接続片(31)の延伸方向(X方向)と略直角方向(Y方向)に延伸して相手方コネクタ(4)への挿着時に対応接触部(48)と接触する同軸コネクタ(10)において、端子(3)の接続片(31)と接触片(32)が第1、第2連結片(33、34)で順次連結され、第1連結片(33)の接続片(31)との連結部からの延伸方向を接触片(32)の延伸方向(Y方向)と略反対方向としたので、端子が略逆L字型の従来例(例えば図13の例)と比べて、第1連結片(33)の長さ分だけコネクタ高さを小さくすることができる。例えば同軸ケーブル(1)の直径H3と略同一長さ分だけ低背化することができる。
【0032】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、ハウジング(5)に収容保持される端子(3)が複数であって、各端子(3)の接続片(31)が複数本の極細の同軸ケーブル(1)の対応する内部導体(11)に接続される場合に、この複数本の極細同軸ケーブル(1)を所定ピッチで水平方向に平行配置するとともに、各極細同軸ケーブル(1)の端部から露出した外部導体(13)の両面をグランドプレート(15、15)で狭持してケーブル組立体(2)を形成し、ハウジング(5)がプレート収容部(51)、端子収容部(52)、嵌合部(53)、端子案内孔(54)及び第1嵌合凹部(67)を具備し、シェル(9)が天板(91)を具備し、この天板(91)にケーブル組立体(2)のグランドプレート(15、15)に弾性接触する舌片(94)を形成したので、同軸ケーブルが複数の極細同軸ケーブルの場合に、複数本の極細同軸ケーブル(1)の外部導体(13)をシェル(9)の接触部(舌片94)と接触するための作業工数を減らすとともに、複数の端子(3)間の狭ピッチ化を図ることができる。
【0033】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、各端子(3)の第1連結片(33)の長さを極細同軸ケーブル(1)の直径と略同一長さに形成し、ハウジング(5)の上面とシェル(9)の天板(91)との間で絶縁板(7)を狭持し、この絶縁板(7)によって各部間を絶縁するようにしたので、さらに低背化と組立容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同軸コネクタ10の一実施形態例を示す図2(a)のA−A線拡大断面図を、相手方コネクタ4の断面図とともに示す図である。
【図2】本発明による同軸コネクタ10の一実施形態例を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
【図3】図2の同軸コネクタ10を示す図で、(a)は後面図、(b)は正面図である。
【図4】図1中の同軸コネクタ10の分解斜視図で、一部の図示を省略した図である。
【図5】図1〜図4中のハウジング5を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
【図6】ハウジング5の後面図、正面図、断面図を示す図で、(a)は後面図、(b)は正面図、(c)は図5(a)のA−A線断面図である。
【図7】図1、図4中の絶縁板7を示す図で、(a)は平面図、(b)は後面図、(c)は正面図、(d)は(a)のA−A線断面図である。
【図8】図1中の相手方コネクタ4を示す平面図である。
【図9】図8の断面図を示す図で、(a)はA−A線断面図、(b)はBーB線断面図である。
【図10】図1中の同軸コネクタ10の組立て順序を示す説明図である。
【図11】図10で組立てられたケーブル組立部品を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(a)のA−A線断面図である。
【図12】図1の同軸コネクタ10を相手方コネクタ4に挿着(嵌合)した状態を示す断面図で、(a)は縦断面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図13】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…極細同軸ケーブル(同軸ケーブルの一例)、 11…内部導体、 13…外部導体、 15…グランドプレート、 2…ケーブル組立体、 3…端子、 31…接続片、 32…接触片、 33…第1連結片、 34…第2連結片、 4…相手方コネクタ、 42…信号側端子、 43…接地側端子、 5…ハウジング、 51…プレート収容部、 52…端子収容部、 53…嵌合部、 54…端子案内孔、 67…第1嵌合凹部、 7…絶縁板、 9…シェル、 91…天板、 94…舌片、 10…同軸コネクタ、 X…接続片31の延伸方向、 Y…接触片32の相手方コネクタ4への挿着方向。
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機のような小型電子機器の基板間接続用に好適な同軸コネクタ(例えば同軸ケーブル用プラグ)に関するものである。特に、導体サイズが40AWGのような線径の極めて細い複数本の同軸ケーブル用に好適な同軸コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリント基板やFPC(フレキシブルプリント基板)の間を接続するために用いられる極細同軸ケーブル用のコネクタは、複数本の極細同軸ケーブルの内部導体、外部導体のそれぞれの端部を、信号側端子、接地側端子の接続片に個別にハンダ付けしていたので、作業工数が増えるとともに、端子間の狭ピッチが困難になるという問題点があった。
【0003】
このような問題点を解決するため、図13に示すような同軸コネクタ100が提案されている。 すなわち、複数本の極細同軸ケーブル1のコネクタ接続側端部から内部導体11、内部絶縁被覆12及び外部導体13を順次露出させ、外部導体13の両面をグランドプレート101、101で狭持してハンダ付け固定してケーブル組立体103を形成し、このケーブル組立体103の内部導体11をハウジング105内に収容保持された端子107の接続片108にハンダ111で接続し、グランドプレート101、101をハウジング105の外周側に取付けられるシェル(図示省略)と接触させる。そして、ハウジング105の嵌合部113を相手方コネクタ(図示省略、例えばプリント基板に取付けられたコネクタ)の嵌合部へ挿着することによって、接触片109を相手方コネクタの対応する接触部と接触させていた(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−357900号公報(段落番号「0003」、図12)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図13に示した同軸コネクタ100では、極細同軸ケーブル1の外部導体13をシェル(図示省略)の接触部に接触するための作業工数を減らすとともに、端子107間の狭ピッチ化を図ることはできるが、端子107が略逆L字型に形成されていたので、同軸コネクタ100の高さHを小さくすること(すなわち低背化すること)が難しいという問題点があった。
すなわち、同軸コネクタ100の高さHは、嵌合部113の高さH1,端子挿入孔115の深さH2、極細同軸ケーブル1の直径H3及び絶縁空間117の高さH4の和以上の寸法となり、高さHを小さくすることが難しいという問題点があった。また、相手方コネクタとの安定した嵌合及び接触のために最低限必要な高さがあるため、嵌合部113の高さH1を小さくするには限度があった。
【0006】
本発明は上述の問題点を鑑みなされたもので、高さHを小さくすることのできる同軸コネクタを提供することを目的とするものである。
換言すれば、ハウジングに収容保持された端子の一端側に形成された接続片の同軸ケーブル側への延伸方向(X方向)と他端側に形成された接触片の相手方コネクタへの挿着方向(Y方向)が略直角となる同軸ケーブル用のコネクタにおいて、高さHを小さくすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、端子と、この端子を収容保持する絶縁性のハウジングと、このハウジングの外周側に取付けられる導電性のシェルとを具備し、前記端子は、一端側に形成された接続片が同軸ケーブル側へ延伸して内部導体に接続され、他端側に形成された接触片が前記接続片の延伸方向(X方向)と略直角方向(Y方向)に延伸して相手方コネクタへの挿着時に対応する接触部と接触する同軸コネクタであって、前記端子は、前記接続片と前記接触片の間を順次連結する第1、第2連結片を具備し、前記第1連結片は、前記接続片との連結部から前記接触片の延伸方向(Y方向)と略反対方向に延伸し、前記第2連結片は、前記第1連結片との連結部から前記接続片の延伸方向(X方向)と略反対方向に延伸していることを特徴とするものである。
【0008】
上述の構成において、端子の接続片と接触片が第1,第2連結片で順次連結され、第1連結片の接続片との連結部からの延伸方向を接触片の延伸方向(Y方向)と略反対方向としたので、従来の略逆L字型端子の場合と比較して、第1連結片の長さ分だけコネクタ高さHを小さくすることができる。例えば、同軸ケーブルの直径H3と略同一長さ分だけコネクタ高さHを小さくすることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、ハウジングに収容保持される端子が複数であって、各端子の接続片が複数本の極細同軸ケーブルの対応する内部導体に接続される場合に、これらの極細同軸ケーブルの外部導体をシェルの接触部と接触するための作業工数を減らすとともに、複数の端子間の狭ピッチ化を図るために、複数本の極細同軸ケーブルを所定ピッチで水平方向に平行配置し両面からテープで狭持して固着するとともに、露出した外部導体の両面をグランドプレートで狭持しハンダ付けしてケーブル組立体を形成し、前記ハウジングは、上面側とケーブル引出側に開口して前記ケーブル組立体のグランドプレートを上面側から収容するプレート収容部と、上面側に開口して前記複数の端子を上面側から収容する端子収容部と、下面側に開口して相手方コネクタと下面側から嵌合可能な嵌合部と、前記端子収容部と前記嵌合部の第1嵌合凹部とを連通し、前記端子収容部に収容された各端子の接触片を前記第1嵌合凹部の所定位置に案内する端子案内孔とを具備し、シェルは前記ハウジングの上面開口側を覆う天板を具備し、この天板に、前記ケーブル組立体のグランドプレートに弾性接触する舌片を形成したことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、低背化と組立容易化を図るために、各端子の第1連結片の長さを極細同軸ケーブルの直径と略同一長さに形成し、ハウジングの上面とシェルの天板との間で絶縁板を狭持し、この絶縁板によって、各端子の端子相互間、各端子の接続片と対応する極細同軸ケーブルの内部導体との接続部相互間、及びこれらと前記シェルとの間を絶縁したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態例を図1〜図12を用いて説明する。
図1〜図4は同軸コネクタプラグ(以下単に同軸コネクタという)10全体の構成を示すもので、これらの図において、1〜1は同軸ケーブルの一例としての3本の極細同軸ケーブル、2はケーブル組立体、3〜3は端子の一例としての3個の端子、5は絶縁性のハウジング、7は絶縁板、9は導電性のシェルである。
図1において、4は本発明の同軸コネクタ10と嵌合する相手方コネクタ(例えばプリント基板やFPCに装着されるレセプタクル)である。
【0012】
3本の極細同軸ケーブル1は、それぞれ導体サイズが40AWGの極細同軸ケーブルで形成されている。
ケーブル組立体2は、図4に示すように、3本の極細同軸ケーブル1を所定ピッチ(例えば0.5mmピッチ)で水平方向に平行に配置し、その上下両面を接着テープ22、22(後述の図11で表示する。)で狭持して固定し、各極細同軸ケーブル1の端部から内部導体11、内部絶縁被覆12及び外部導体13を順次露出させ、外部導体13の上下両面を導電性のグランドプレート15、15で狭持しハンダ付けして形成されている。
【0013】
端子3は、導電性金属板の打ち抜き、折曲加工で形成されたもので、図1及び図4に示すように、略長方形板状に形成された接続片31と、略矩形板状に形成された接触片32と、接続片31と接触片32を順次連結する第1、第2連結片33、34とで形成されている。
接続片31は、第1連結片33との連結部から水平にケーブルの接続側である後部方向(図1ではX方向)へ延伸し、接触片32は、第2連結片34との連結部から垂直に相手方コネクタ4への挿着方向(図1ではY方向)へ延伸している。すなわち、接続片31と接触片32の延伸方向は略直角となっている。接触片32の両側部には、係止用の突起36、36が形成されている。
第1連結片33は、接続片31との連結部から垂直に上方向(図1ではY方向と略反対方向)へ延伸した略矩形板状に形成され、その両側部には係止用の突起35、35が形成されている。
第2連結片34は、第1連結片33との連結部から水平に前部方向(図1ではX方向と略反対方向)へ延伸した略長方形板状に形成されている。
【0014】
ハウジング5は絶縁性の合成樹脂で成形されたもので、その外部輪郭は、図5及び図6にも示すように、前後方向(X方向)の長さ(例えば約5.8mm)を左右方向(X方向及びY方向に垂直な方向)の長さ(例えば2.8mm)の略2倍にするとともに垂直方向(Y方向の長さを小さく(例えば1.2mm)した低背型の略直方体状に形成されている。
ハウジング5には、上面側と後部側(ケーブル引出側)に開口してケーブル組立体2のグランドプレート15、15を上面側から収容するプレート収容部51と、上面側に開口して3個の端子3を上面側から収容する端子収容部52と、下面側に開口して相手方コネクタ4と下面側から嵌合可能な嵌合部53と、端子収容部52と嵌合部53を連通し端子収容部52に収容された各端子3の接触片32を嵌合部53の所定位置に案内する端子案内孔54とが形成されている。
ハウジング5の左右の外側面には、シェル9を固定するための係合爪55、55が形成されている。
【0015】
プレート収容部51の後部側開口縁部には、収容されたグランドプレート15、15が後部側(ケーブル引出側)へ抜けるのを止める抜止突起56、56が形成されている。
端子収容部52は、段差をもってプレート収容部51に連通する第1端子収容部57と、段差をもって第1端子収容部57に連通する第2端子収容部58とからなっている。
【0016】
第1端子収容部57には、左右の両側に位置する第1段部59、59と、この第1段部59、59の間に位置して仕切壁で3区分された第1収容溝60〜60とが形成されている。
第1収容溝60〜60は、各端子3の接続片31を収容するためのもので、その仕切壁の上端面は第1段部59、59の段面と略同一高さに形成されている。
第2端子収容部58には、左右の両側に位置する第2段部61、61と、この第2段部61、61の間に位置して仕切壁で3区分された第2収容溝62〜62とが形成されている。
【0017】
第2収容溝62〜62は端子3の第1、第2連結片33、34を収容するためのもので、その仕切壁の上端面は第2段部61、61の段面と略同一高さに形成れている。第2段部61、61の側面には、絶縁板7の位置決め用の係合凹部63、63が形成されている。
第2収容溝62〜62の底面は、第1収容溝60〜60との連通部から前部へ向けて、始めは第1収容溝60〜60の底面と同一高さに形成され、ついで端子3の第1連結片33に対応する段差だけ高く形成された後に、後述の第1嵌合凹部67に連通する端子案内孔54が形成されている。
第2段部61、61の段面は第1段部59、59の段面より高位置(垂直方向の高い位置)に形成されている。
【0018】
第2段部61、61の前部側には、絶縁板7の位置決め用の係合孔64、64が形成され、この係合孔64、64の前部側には係合突部65、65が形成され、係合孔64、64は嵌合部53に連通している。
ハウジング5の嵌合部53は、略直方体状の嵌合凸部66と、この嵌合凸部66で前部側と後部側に区分された第1、第2嵌合凹部67、68とで形成され、嵌合凸部66の第1嵌合凹部68側の側面には各端子3の接触片32を係合する係合溝69が形成されている。
【0019】
絶縁板7は絶縁性の合成樹脂で成形されたもので、図7にも示すように、後部側から前部側へ一体に連設して形成された略矩形板状の第1、第2絶縁板71、72と、第2絶縁板72の前部側両側部から前部側へ一体に連設された略矩形板状の係合板73、73とで形成されている。
第1絶縁板71は第2絶縁板72に対して肉厚に形成され、第2絶縁板72の両側部にはハウジング5の係合凹部63、63に係合する係合凸部74、74が突設され、係合板73、73はハウジング5の係合孔64、64に係合可能な形状に形成され、係合板73、73の前部側先端部には、ハウジング5の係合突部65、65に係合する係合凹部75、75が形成されている。
【0020】
シェル9は、導電性金属板の打ち抜き、折曲加工で形成されたもので、ハウジング5の上面、左右の側面を覆うように一体に連設された天板91、側板92、92と、ハウジング5の前部側の側面を覆うように側板92、92の前部側端部から内側へ向けて一体に折曲形成された前板93、93とで形成されている。
天板91の後部側には、切り起こしによって舌片94が形成され、この舌片94は、シェル9をハウジング5に係合固定したときに、プレート収容部51に収容されたグランドプレート15、15に弾性接触する。
側板92、92の後部側には、ハウジング5の係合爪55、55に係合可能な係合孔95、95が形成され、側板92、92の前部側には、相手方コネクタ4との嵌合時にその接地側端子43、43(後述の図12にも図示する。)と係合して接触する係合凹部96、96が形成されている。
【0021】
相手方コネクタ4は、図8及び図9にも示すように、絶縁性のハウジング41と、このハウジング41に収容保持された信号側端子42〜42及び接地側端子43、43とで形成されている。
ハウジング41の中央部には、同軸コネクタ10の嵌合凸部66、第1、第2嵌合凹部67、68とそれぞれ嵌合可能な嵌合凹部44、第1、第2嵌合凸部45、46とが形成され、信号側端子42はその係止部47が第2嵌合凸部46内に圧入係止され、接触部48が第1嵌合凸部45に仕切壁で3区分された端子収容溝49〜49の対応する収容溝49に収容されて先端部81が嵌合凹部44に突出し、接続部82は低面側に露出してプリント基板やFPCに接続される。
接地側端子43、43はハウジング41の左右に立設された側板部83、83に係合保持され、その内側部には、同軸コネクタ10との嵌合時に同軸コネクタ10の係合凹部96、96と弾性接触可能なバネ部84、84が突設されている。
【0022】
つぎに、図1〜図4に示す同軸コネクタ10の組立について、図4、図10及び図11を併用して説明する。
【0023】
(1)3本の極細同軸ケーブル1の端部から内部導体11、内部絶縁被覆12及び外部導体13を順次露出させ、各極細同軸ケーブル1を図4に示すように0.5mmピッチで水平方向に平行に配置し、その上下両面を図11に示すように接着テープ22、22で狭持して接着剤23で固定し、これらの外部導体13の上下両面を図4に示すようにグランドプレート15、15で狭持しハンダ(図示省略)付けしてケーブル組立体2を形成する。
このケーブル組立体2の形成は、前述のように外部導体13を露出させた後に各極細同軸ケーブル1の上下両面を接着テープ22、22で固定し、外部導体13の上下両面をグランドプレート15、15で狭持しハンダ付けする場合に限るものではない。例えば、3本の極細同軸ケーブル1の上下両面を接着テープ22、22で固定した後にレーザ光の照射などで外部導体13を露出させ、これらの外部導体13の上下両面をグランドプレート15、15で狭持しハンダ付けしてケーブル組立体2を形成するようにしてもよい。
【0024】
(2)3個の端子3を図4(図では図示の便宜上1個のみ表示する。)に示すようにハウジング5の端子収容部52に上面側から圧入する。詳しくは、端子3の接続片31、第1、第2連結片33、34及び接触片32をハウジング5の第1端子収容部57、第2端子収容部58に圧入し、接続片31、第1、第2連結片33、34を第1収容溝60〜60、第2収容溝62〜62に収容するとともに、接触片32を端子案内孔54に案内して嵌合凸部66の係合溝69収容する。このとき、端子3の突起35、35、36、36が第2収容溝62〜62、係合溝69の内壁に食い込み、端子3がハウジング5に係止される。
【0025】
(3)ついで、図4及び図10(a)に矢印で示すように、前記(1)で組み立てられたケーブル組立体2のグランドプレート15、15をハウジング5のプレート収容部51に収容し、各極細同軸ケーブル1の内部導体11を対応する端子3の接続片31にハンダ付けする(ハンダは図示省略)。
【0026】
(4)ついで、図4及び図10(b)に矢印で示すように、ハウジング5の端子収容部52の上部であって、この端子収容部52に収容された端子3〜3の上面側に絶縁板7を嵌め込む。詳しくは、絶縁板7の係合凸部74、74、係合板73、73の前部側、係合凹部75、75のそれぞれを、ハウジング5の対応する係合凹部63、63、係合孔64、64、係合突部65、65に係合して位置決めしつつ、ハウジング5の端子収容部52に収容された端子3〜3の上面側に絶縁板7を嵌め込む。
【0027】
(5)ついで、図4及び図10(c)に矢印で示すように、ハウジング5の前部側からシェル9を嵌め込み、シェル9をハウジング5の外周側に固定する。詳しくは、シェル9のハウジング5への嵌め込みが進み、シェル9の前板93、93がハウジング5の前部側面に当接すると、シェル9の係合孔95、95にハウジング5の係合爪55、55が係合し、シェル9がハウジング5の外周側に固定する。
この固定時には、シェル9の舌片94がケーブル組立体2のグランドプレート15に弾性接触し、極細同軸ケーブル1〜1の外部導体13〜13がシェル9と電気的に接続する。
以上のようにして、図11に示すような、ケーブル組立体2の両端に同軸コネクタ10、10が接続されたケーブル組立部品が形成される。
【0028】
つぎに、図11に示すようなケーブル組立部品の同軸コネクタ10の相手方コネクタ4への挿着について、図1及び図12を併用して説明する。
同軸コネクタ10の嵌合部53を図1のY方向に移動して相手方コネクタ4の対応する嵌合部に嵌合することにより、図12に示すように同軸コネクタ10が相手方コネクタ4へ挿着される。詳しくは、同軸コネクタ10の嵌合凸部66、第1、第2嵌合凹部67、68と相手方コネクタ4の対応する嵌合凹部44、第1、第2嵌合凸部45、46を嵌合することにより、信号側端子42〜42の接触部48〜48の先端部81〜81が端子3〜3の接触片32〜32に弾性接触するとともに、接地側端子43、43のバネ部84、84がシェル9の係合凹部96、96に弾性接触しつつ係合する。
このため、ケーブル組立体2の極細同軸ケーブル1〜1は、その内部導体11〜11が端子3〜3を経、信号側端子42〜42を介してプリント基板(又はFPC)の信号側パターンに電気的に接続し、その外部導体13〜13がグランドプレート15、15及びシェル9を経、接地側端子43、43を介してプリント基板の接地側パターンに電気的に接続する。
【0029】
前期実施形態例では、低背化と組立容易化を図るために、端子3の第1連結片33の長さを極細同軸ケーブル1の直径と略同一長さに形成し、ハウジング5の上面とシェル9の天板91との間で絶縁板7を狭持し、この絶縁板7によって各部間を絶縁する場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、端子3の第1連結片33の長さを極細同軸ケーブル1の直径より大きくした場合や、絶縁板7を省略した場合についても利用することができる。
【0030】
前期実施形態例では、同軸ケーブルが導体サイズ42AWGの複数本の極細同軸ケーブル1〜1の場合に、これらの極細同軸ケーブル1〜1の外部導体13〜13をシェル9の舌片(接触部)94と接触するための作業工数を減らすとともに、複数の端子3〜3間の狭ピッチ化を図るために、ケーブル組立体2を形成し、ハウジング5がケーブル組立体2のグランドプレート15、15を収容するプレート収容部51と、端子3〜3を収容する端子収容部52と、相手方コネクタ4の嵌合部と嵌合する嵌合部53とを具備し、シェル9がケーブル組立体2のグランドプレート15、15に弾性接触する舌片94を具備する場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、導体サイズが42AWG以外の極細同軸ケーブルや細線同軸ケーブルの場合についても利用することができる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、端子(3)、ハウジング(5)及びシェル(9)を具備し、端子(3)は、接続片(31)が同軸ケーブル(1)側へ延伸して対応する内部導体(11)に接続され、接触片(32)が接続片(31)の延伸方向(X方向)と略直角方向(Y方向)に延伸して相手方コネクタ(4)への挿着時に対応接触部(48)と接触する同軸コネクタ(10)において、端子(3)の接続片(31)と接触片(32)が第1、第2連結片(33、34)で順次連結され、第1連結片(33)の接続片(31)との連結部からの延伸方向を接触片(32)の延伸方向(Y方向)と略反対方向としたので、端子が略逆L字型の従来例(例えば図13の例)と比べて、第1連結片(33)の長さ分だけコネクタ高さを小さくすることができる。例えば同軸ケーブル(1)の直径H3と略同一長さ分だけ低背化することができる。
【0032】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、ハウジング(5)に収容保持される端子(3)が複数であって、各端子(3)の接続片(31)が複数本の極細の同軸ケーブル(1)の対応する内部導体(11)に接続される場合に、この複数本の極細同軸ケーブル(1)を所定ピッチで水平方向に平行配置するとともに、各極細同軸ケーブル(1)の端部から露出した外部導体(13)の両面をグランドプレート(15、15)で狭持してケーブル組立体(2)を形成し、ハウジング(5)がプレート収容部(51)、端子収容部(52)、嵌合部(53)、端子案内孔(54)及び第1嵌合凹部(67)を具備し、シェル(9)が天板(91)を具備し、この天板(91)にケーブル組立体(2)のグランドプレート(15、15)に弾性接触する舌片(94)を形成したので、同軸ケーブルが複数の極細同軸ケーブルの場合に、複数本の極細同軸ケーブル(1)の外部導体(13)をシェル(9)の接触部(舌片94)と接触するための作業工数を減らすとともに、複数の端子(3)間の狭ピッチ化を図ることができる。
【0033】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、各端子(3)の第1連結片(33)の長さを極細同軸ケーブル(1)の直径と略同一長さに形成し、ハウジング(5)の上面とシェル(9)の天板(91)との間で絶縁板(7)を狭持し、この絶縁板(7)によって各部間を絶縁するようにしたので、さらに低背化と組立容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同軸コネクタ10の一実施形態例を示す図2(a)のA−A線拡大断面図を、相手方コネクタ4の断面図とともに示す図である。
【図2】本発明による同軸コネクタ10の一実施形態例を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
【図3】図2の同軸コネクタ10を示す図で、(a)は後面図、(b)は正面図である。
【図4】図1中の同軸コネクタ10の分解斜視図で、一部の図示を省略した図である。
【図5】図1〜図4中のハウジング5を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
【図6】ハウジング5の後面図、正面図、断面図を示す図で、(a)は後面図、(b)は正面図、(c)は図5(a)のA−A線断面図である。
【図7】図1、図4中の絶縁板7を示す図で、(a)は平面図、(b)は後面図、(c)は正面図、(d)は(a)のA−A線断面図である。
【図8】図1中の相手方コネクタ4を示す平面図である。
【図9】図8の断面図を示す図で、(a)はA−A線断面図、(b)はBーB線断面図である。
【図10】図1中の同軸コネクタ10の組立て順序を示す説明図である。
【図11】図10で組立てられたケーブル組立部品を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(a)のA−A線断面図である。
【図12】図1の同軸コネクタ10を相手方コネクタ4に挿着(嵌合)した状態を示す断面図で、(a)は縦断面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図13】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…極細同軸ケーブル(同軸ケーブルの一例)、 11…内部導体、 13…外部導体、 15…グランドプレート、 2…ケーブル組立体、 3…端子、 31…接続片、 32…接触片、 33…第1連結片、 34…第2連結片、 4…相手方コネクタ、 42…信号側端子、 43…接地側端子、 5…ハウジング、 51…プレート収容部、 52…端子収容部、 53…嵌合部、 54…端子案内孔、 67…第1嵌合凹部、 7…絶縁板、 9…シェル、 91…天板、 94…舌片、 10…同軸コネクタ、 X…接続片31の延伸方向、 Y…接触片32の相手方コネクタ4への挿着方向。
Claims (3)
- 端子(3)と、この端子(3)を収容保持する絶縁性のハウジング(5)と、このハウジング(5)の外周側に取付けられる導電性のシェル(9)とを具備し、端子(3)は、一端側に形成された接続片(31)が同軸ケーブル(1)側へ延伸して内部導体(11)に接続され、他端側に形成された接触片(32)が接続片(31)の延伸方向(X方向)とほぼ直角方向(Y方向)に延伸して相手方コネクタ(4)への挿着時に対応する接触部と接触する同軸コネクタであって、端子(3)は、接続片(31)と接触片(32)の間を順次連結する第1、第2連結片(33、34)を具備し、第1連結片(33)は接続片(31)との連結部から接触片(32)の延伸方向(Y方向)とほぼ反対方向に延伸し、第2連結片(34)は第1連結片(33)との連結部から接続片(31)の延伸方向(X方向)とほぼ反対方向に延伸していることを特徴とする同軸コネクタ。
- ハウジング(5)に収容保持される端子(3)は、各接続片(31)が複数本の極細の同軸ケーブル(1)の対応する内部導体(11)に接続される複数の端子(3)からなり、前記複数本の同軸ケーブル(1)を所定ピッチで水平方向に平行配置し両面からテープ(22、22)で挟持して固定するとともに、露出した外部導体(13)の両面をグランドプレート(15、15)で挟持しハンダ付けしたケーブル組立体(2)を形成し、ハウジング(5)は、上面側とケーブル引出側に開口してケーブル組立体(2)のグランドプレート(15、15)を上面側から収容するプレート収容部(51)と、上面側に開口して前記複数の端子(3)を上面側から収容する端子収容部(52)と、下面側に開口して相手方コネクタ(4)と下面側から嵌合可能な嵌合部(53)と、端子収容部(52)と嵌合部(53)の第1嵌合凹部(67)とを連通し端子収容部(52)に収容された各端子(3)の接触片(32)を第1嵌合凹部(67)の所定位置に案内する端子案内孔(54)とを具備し、シェル(9)は、ハウジング(5)の上面開口側を覆う天板(91)を具備し、この天板(91)にケーブル組立体(2)のグランドプレート(15、15)に弾性接触する舌片(94)を形成したことを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタ。
- 各端子(3)の第1連結片(33)の長さを同軸ケーブル(1)の直径とほぼ同一長さに形成し、ハウジング(5)の上面とシェル(9)の天板(91)との間で絶縁板(7)を挟持し、この絶縁板(7)によって各端子(3)の端子相互間、各端子(3)の接続片(31)と対応する同軸ケーブル(1)の内部導体(11)との接続部相互間、及びこれらとシェル(9)との間を絶縁したことを特徴とする請求項2記載の同軸コネクタ。
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