JP2004259621A - 端子板組立体 - Google Patents

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JP2004259621A JP2003049747A JP2003049747A JP2004259621A JP 2004259621 A JP2004259621 A JP 2004259621A JP 2003049747 A JP2003049747 A JP 2003049747A JP 2003049747 A JP2003049747 A JP 2003049747A JP 2004259621 A JP2004259621 A JP 2004259621A
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Takao Abe
隆男 阿部
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Kawaguchi Electric Works Co Ltd
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KAWAGUCHI ELECTRIC WORKS
Kawaguchi Electric Works Co Ltd
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Abstract

【課題】結線作業の効率を向上させることができる端子板組立体を提供することを目的とする。
【解決手段】並列された複数のUスリット端子からなるUスリットハウジングと、前記各Uスリット端子に電気的に接続され嵌合方向に対して位置をずらして並設されたコネクタと、前記Uスリット端子に電線を通線する通線口ユニットとを有する端子板を複数用いて多段に配列し、フロントプレートを含む枠体により保持される端子板組立体において、前記コネクタに嵌合される外部コネクタの突出部を保護するコネクタシールドを有することにより、上記課題を解決する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端子板組立体に係り、特に、複数の通信回線を収容することができる端子板組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電話やコンピュータ等、通信機能を有する機器同士の通信回線(電線)を中継、又は分岐するために端子板が用いられている。特に、電話局等においては膨大な数の回線や端子を管理する必要があるため、複数の通信回線の整線を行うことができる端子板を用いて交換機側コネクタと通信回線(電線)におけるジャンパ線とを結線させている。また、従来では、複数の端子板を組み立てることにより構成される端子板組立体が存在し、端子板組立体を用いることで、複数の端子板と通信回線とを管理することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
なお、電話局に設定されている通信機器用の端子板組立体は、局側にあるMDF(Main Distribution Frame)への取り付け寸法が決まっているため、従来の端子板では通信回線の数を増加させることができない。しかしながら、近年では、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)等の普及により通信回線が増加傾向にあるため、端子板に収容できる通信回線を増加させて高密度化することにより対応する必要がある。そこで、多くの通信回線が接続でき、交換機側コネクタとジャンパ線との結線作業を容易に行えるように構成された端子板及び端子板組立体が本出願人により提案されている。
【0004】
ここで、本出願人により提案されている端子板及び端子板組立体について、図を用いて説明する。
【0005】
図1は、端子板の一例を示す斜視図である。図1の端子板10は、プリント配線板11と、入回線接続用端子して用いられる1列16個のUスリット端子が図1において上下に配列されている計32個のUスリット端子を備えたUスリットハウジング12と、フレーム13−1,13−2と、通線口ユニット14と、Uスリットハウジング12にあるUスリット端子毎に設けられた半導体保安素子15と、交換機側コネクタ16−1,16−2と、交換機側コネクタ16−1,16−2に夫々接続されるケーブル付コネクタ17−1,17−2とを有するよう構成されている。
【0006】
半導体保安素子15は、通信回線から侵入してくる過電圧、過電流が交換機側の通信機器に流入することを防止するための素子であり、例えば、双方向性pnpnサージ防護デバイス、アバランシェダイオード、酸化亜鉛バリスタ等にて構成される。また、端子板10は、16回線分の通信回線に対応させるために2つの交換機側コネクタ16−1,16−2を用いており、交換機側コネクタ16−1,16−2は、ケーブル付コネクタ17−1,17−2の夫々のケーブルが同一方向に配線された場合においてケーブルが邪魔になり交換機側コネクタ16とケーブル付コネクタ17とが嵌合できないことがないよう嵌合方向に対して所定間隔だけ位置をずらし、嵌合面が階段状になるよう並設されている。
【0007】
また、ケーブル付コネクタ17はコネクタタブ18を有し、コネクタタブ18は交換機側コネクタ16との着脱時に使用される。ここで、交換機側コネクタ16とケーブル付コネクタ17との着脱方法について説明する。まず、交換機側コネクタ16にケーブル付コネクタ17を取り付ける場合、ケーブル付コネクタ17と交換機側コネクタ16に有する凹部、凸部を嵌合させ、更に、コネクタタブ18の先端の突起部をケーブル付コネクタ17本体に係止させコネクタタブ18を閉じた状態にすることにより、ケーブル付コネクタ17が交換機側コネクタ16から取り外せない状態になり取り付けが完了する。また、取り外しを行う場合は、図1のコネクタ付ケーブル17−2,コネクタタブ18−2に示すように、コネクタタブ18を開いた状態にしてケーブル付コネクタ17を引き抜くことにより容易に取り外すことができる。
【0008】
また、プリント配線板11は、図1に示す端子板10において上下2枚有し、1枚が1列16個のUスリット端子に半田付けされて電気的に接続されている。通線口ユニット14は、2枚のプリント配線板11の間に挟み込まれた状態で取り付けられている。
【0009】
端子板10は、上述したプリント基板11、交換機側コネクタ16、Uスリットハウジング12、及び通線口ユニット14がフレーム13−1,13−2により保持され形成されている。
【0010】
ここで、端子板10の通線口ユニット14について図を用いて説明する。
【0011】
図2は、通線口ユニットを説明するための一例の図である。なお、図2(a)は端子板の上面図を示し、図2(b)は端子板の右側面図を示している。また、図2(a)におけるUスリットハウジング12は、右半分に上面図を、左半分に断面図を示しており、更に、中央の黒塗り部分はUスリットハウジング12に配列されているUスリット端子を示している。
【0012】
図2において、破線21は、線通口22から挿入される電線(ジャンパ線)を所望するUスリットまで容易に導通させるための区切り壁である。また、線通口ユニット14のジャンパ線の挿入面には、所定の間隔毎に突起23が形成されており、突起23は、通線口22を識別するためのものである。例えば、この突起部23を例えば4通線口間隔毎に設けることにより、作業者のジャンパ線の通線ミスを防止しUスリット端子への結線ミスを防止することができる。
【0013】
また、Uスリットハウジング12に設けられたUスリット端子は、プリント配線板11に半田付けされており、交換機側コネクタ16は、2枚のプリント配線板11の間に挟み込まれた状態で保持され、交換機側コネクタ16の端子はプリント配線板11に半田付けされている。これにより、入回線であるジャンパ線をUスリット端子に接続することで交換機側コネクタ16と電気的に接続されることになる。なお、交換機側コネクタ16は、出回線接続用端子として用いられる。
【0014】
端子板10を用いることにより、通信回線であるジャンパ線と交換機側のケーブルとの中継を容易に行うことができ、また、収容回線数における小型化、高密度化も実現できる。
【0015】
更に、電話局等では、端子板をある区域、建物、又は企業毎に一括して管理するため、複数の端子板を多段積みさせた端子板組立体により、より多くの回線を収容し一括して管理している。
【0016】
また、端子板組立体は、該組立体がどの区域の回線の結線を行っているのかを作業員に容易に理解させるために、区域、建物、又は企業名等に分類ができるよう文字や記号等を記載し識別を可能にするための示名条片台を端子板組立体に取り付けている。
【0017】
ここで、上述した端子板組立体について図を用いて説明する。
【0018】
図3は、端子板組立体の一例を示す斜視図である。
【0019】
図3に示すように端子板組立体30は、MTG(MOUNTING)31と、フロントプレート32と、端子板毎に使用するジャンパ線を束にして整線させるための整線部33と、示名条片台34と、MDFに取り付けるためのボルトを有するMDF取付部35とを有するよう構成されている。また、端子板組立体30には、上述した端子板10を12枚用いて、夫々同一面を向くようにMTG31及びフロントプレート32からなる枠体により多段に配列されるよう保持させることで192回線が収容可能な端子板組立体が形成される。なお、フロントプレート32はMTG31と一体でもよく、別体であってもよい。
【0020】
また、示名条片台34は、図3に示す多段に配列された端子板10のUスリットハウジング12面側に構成される左右一対のフロントプレート32を挟むようコの字型に形成され、更に、示名条片台34の先端部には内側に取付用突起部が形成されているため、その取付用突起部をフロントプレート32に形成されている示名条片台取付用開口部36に嵌め込むことにより取り付けることができる。なお、図3において、示名条片台取付用開口部36が多段積みされた端子板の上段と下段に形成されているのは、端子板組立体30をMDFに取り付ける際、通線口ユニット面側を上面に、ケーブル付コネクタ接続面を下面になるように取り付けた場合に、示名条片台34がUスリットハウジング12面側から見て左側に取り付けることができるようにするためである。
【0021】
図1から図3に示した端子板及び端子板組立体により、多数の通信回線を中継又は分岐する端子板の小型化、高密度化を可能にし、また、MDFへの取付寸法を維持したまま、多くの通信回線を収容でき同時に管理することができる。
【0022】
【特許文献1】
実開平3−54328号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の図1から図3に示す端子板10及び端子板組立体30を用いて結線作業を行う場合、作業員は、通線口ユニット14からジャンパ線を挿入し、Uスリットハウジング12側から、各Uスリット端子に結線を行った後、交換機側コネクタ16とケーブル付コネクタ17との嵌合作業を行うことにより入回線と出回線の結線作業を行う。ここで、作業員が、Uスリットハウジング12面側から図3における矢印a方向に手を延ばした場合に、階段状に構成されたケーブル付コネクタ17の突出部に作業員の手や洋服の袖等が接触し、コネクタタブ18が開いてしまうことがある。
【0024】
上述したように、コネクタタブ18が開いた状態では、ケーブル付コネクタ17を容易に取り外すことができるため、作業員が気づかずにケーブル付コネクタ17が外れてしまい、回線の結線不良が生じてしまう。また、交換機側コネクタ16とケーブル付コネクタ17との嵌合が緩んでしまう場合があり、この場合には、端子板自体に負荷がかかり故障の原因にもなる。
【0025】
更に、従来では、示名条片台34を図3に示す位置に設置しているが、設置した位置の端子板に対してのUスリット端子とジャンパ線との結線作業を行う場合、示名条片台34が上段の端子板のUスリットハウジングを覆っているため、一端フロントプレート32から示名条片台34を取り外して、ジャンパ線をUスリット端子に結線した後、再度取り付ける作業が必要となる。この作業のため、示名条片台34を紛失してしまう可能性が高く、また、示名条片台34の着脱作業があるため結線作業の効率の低下に繋がっている。
【0026】
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、作業員の結線作業の効率を向上させることができる端子板組立体を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
【0028】
請求項1に記載された発明は、並列された複数のUスリット端子からなるUスリットハウジングと、前記各Uスリット端子に電気的に接続され嵌合方向に対して位置をずらして並設されたコネクタと、前記Uスリット端子に電線を通線する通線口ユニットとを有する端子板を複数用いて多段に配列し、フロントプレートを含む枠体により保持され組み立てられる端子板組立体において、前記コネクタに嵌合される外部コネクタの突出部を保護するコネクタシールドを有することを特徴とする。
【0029】
請求項1記載の発明によれば、外部コネクタを接続することにより生じる突出部に接触することにより外部コネクタが外れることがなく、また、外部コネクタとの嵌合が緩むことがないため、結線不良を防止することができる。これにより、作業員は結線作業を容易に行うことができ作業効率を向上させることができる。
【0030】
請求項2に記載された発明は、前記コネクタシールドは、前記フロントプレートから前記突出部に向けて傾斜を設けて形成されることを特徴とする。
【0031】
請求項2記載の発明によれば、コネクタシールドに作業員の服等が引っかかることを防止することができる。これにより、作業員は結線作業を容易に行うことができ作業効率を向上させることができる。
【0032】
請求項3に記載された発明は、並列された複数のUスリット端子からなるUスリットハウジングと、前記各Uスリット端子に電気的に接続されているコネクタと、前記Uスリット端子に電線を通線する通線口ユニットとを有する端子板と、前記端子板を識別する示名条片台と、前記示名条片台が取り付けられるフロントプレートとを有し、前記フロントプレートを含む枠体により複数の前記端子板が多段に配列されて保持される端子板組立体において、前記フロントプレートは、前記示名条片台を摺動させる摺動部と、前記示名条片台を係止させる係止部とを有することを特徴とする。
【0033】
請求項3記載の発明によれば、示名条片台を端子板組立体から取り外すことなく電線(ジャンパ線)を端子板のUスリット端子に結線させる作業を行うことができる。これにより、結線作業の作業効率を向上させることができる。また、係止部により摺動可能な示名条片台を固定し安定させることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明は、複数の端子板により形成される端子板組立体において、作業員が既に端子板の交換機側コネクタに嵌合されているケーブル付コネクタのコネクタタブに意図に反して接触することを防止するため、交換機側コネクタ面にケーブル付コネクタの突出部との接触を防ぐコネクタシールドを設けることで、Uスリットハウジング面側から作業員が作業を行う場合にもケーブル付コネクタを保護することができ、ケーブル付コネクタの抜け等による結線不良が生じることを防止することができる。これにより、作業員の結線作業を容易にして、作業効率を向上させることができる。
【0035】
また、端子板組立体における端子板のUスリット端子に電線(ジャンパ線)を結線する場合に示名条片台を取り外すことなく結線作業が行えるようにするため、示名条片台の端部がフロントプレートにスライド移動(摺動)が可能になるようにUスリットハウジング面と並行に摺動部を設け、更に、示名条片台が所定の位置で係止されるように係止部を設けることにより、結線作業時に示名条片台を取り外すことがなく、更に、係止部により摺動可能な示名条片台を安定させることができるため、作業員の結線作業の効率を向上させることができる。
【0036】
次に、本発明における実施の形態について図を用いて説明する。図4は、本発明における端子板組立体の一例の上面図である。
【0037】
図4の端子板組立体40は、MTG41と、Uスリットハウジング42と、通線口ユニット43と、整線部44と、MDF取付部45と、コネクタシールド46とを有するよう構成されている。なお、ケーブル付コネクタ47は端子板の交換機側コネクタと嵌合されているものとする。また、ケーブル付コネクタ47はコネクタタブ48を有している。ここで、図4における端子板における構成は、図1及び図2に示した端子板の構成と同一であるため、ここでの説明は省略する。
【0038】
図4に示すように、コネクタシールド46を有することにより、例えば、作業員が、Uスリットハウジング42面側から図4における矢印a方向に対して手や体を移動させた場合、ケーブル付コネクタ47−1,47−2が突出していないため、手や服の袖等が意図に反して接触することがない。このため、特に、コネクタタブ48−2を作業員が気がつかずに開いてしまうことがなく、ケーブル付コネクタ47−2の外れ、又は交換機側コネクタとの嵌合が緩むことにより生じる結線不良を防止することができる。また、作業員は手や体等を移動する時にもケーブル付コネクタ47の突出部を気にすることなく、効率的に結線作業を行うことができる。
【0039】
更に、コネクタシールド46は、図4に示すようにケーブル付コネクタ47の突出部を保護するように傾斜を設けて形成することで、作業員の手や体の矢印a方向へのスムーズな移動が可能になる。
【0040】
次に、本発明における端子板組立体について斜視図を用いて説明する。なお、図4と同一の主要構成部については、名称及び符号を同一のものを用いることとする。
【0041】
図5は、本発明における端子板組立体の一例の斜視図である。図5の端子板組立体50は、MTG41と、Uスリットハウジング42と、整線部44と、MDF取付部45と、コネクタシールド46と、フロントプレート51とを有するよう構成されている。端子板組立体50は、図1及び図2で示した端子板がMTG41、フロントプレート51により12列多段積みされており、192回線収容の端子板組立体が形成される。更に、各端子板の交換機側コネクタにはケーブル付コネクタ47(ケーブルは図示せず)が接続されており、ケーブル付コネクタ47にはコネクタタブ48を備えている。
【0042】
図5に示すように、コネクタシールド46が多段積みして構成されている全てのケーブル付コネクタ47の突出部を保護するよう一体に形成することにより、全てのケーブル付コネクタ47のコネクタタブ48を作業員が気がつかずに開いてしまうことがなく、ケーブル付コネクタ47の外れ、又は交換機側コネクタとの嵌合が緩むことにより生じる結線不良を防止することができる。
【0043】
なお、コネクタシールド46は、フロントプレート51と一体に形成されていてもよく、また、コネクタシールド46をフロントプレート51にネジ等により取り付けて設置させてもよい。
【0044】
更に、本発明における端子板組立体50には、一対のフロントプレート51のUスリットハウジング42面側に示名条片台52を係止させるための係止用突部53(係止部)と、示名条片台52がUスリットハウジング面と並行にスライド移動(摺動)ができるように矩形に開口された矩形開口部54(摺動部)とが形成されている。更に、示名条片台52には、係止用突部53と係合させるための係止用開口部55を有している。これにより、示名条片台52をフロントプレート51に取り付けたままスライド移動が可能になり、着脱作業を必要とせず多段接続された全ての端子板のUスリット端子とジャンパ線との結線作業を容易に行うことができる。
【0045】
ここで、フロントプレート51に形成される係止用突部53及び矩形開口部54は、図5における斜視図において多段積みで形成されている端子板の上段と下段に形成されているが、これは、本発明における端子板組立体50をMDF取付部45によりMDFに取り付ける際、通線口ユニット面側を上面に、ケーブル付コネクタ接続面を下面になるように取り付けた場合に、示名条片台52がUスリットハウジング42面側から見て左側に取り付けることができるようにするためである。
【0046】
なお、フロントプレート51に形成される係止用突部53及び矩形開口部54の位置は、本発明においてはこの限りではなく、示名条片台52を設置したまま端子板の幅以上のスライド移動が可能であり、また、係止用突部53により示名条片台52の係止が可能であればよく、フロントプレート51に係止用突部53及び矩形開口部54が少なくとも1つ形成されていればよい。なお、示名条片台52は、フロントプレート51からの取り外すこともできる。
【0047】
ここで、示名条片台52とフロントプレート51との係合の様子を図を用いて説明する。図6は、本発明における示名条片台と、フロントプレートとの係合の様子を説明するための図である。ここで、図6(a)は、示名条片台52のスライドの様子を示し、図6(b)は、係止用突部により示名条片台が係止されている様子を示している。
【0048】
図6に示すように、係止用突部53(係止部)が設けられていない部分ではスライド移動を行うことができ、これにより、示名条片台52にてUスリットハウジングが覆われていた端子板、特に、係止用突部53に位置付けられている端子板におけるジャンパ線とUスリット端子との結線作業において、示名条片台52を図6(a)に示すようにスライド移動(摺動)させることで、示名条片台52を取り外すことなく結線作業を効率的に行うことができる。また、結線作業が終了時には、図6(b)に示すように、係止用突部53に示名条片台52の係止用開口部55により係合するようスライド移動させることにより示名条片台52を容易に係止することができる。
【0049】
次に、フロントプレート51に設けられる係止用突部53と、示名条片台52に設けられる係止用開口部55における係止の様子を図を用いて説明する。図7は、示名条片台の係止部の一例を示す拡大図である。
フロントプレート51の係止用突部53に係止させるための係止用開口部55と、矩形開口部54に挿入しスライドできるよう示名条片台52の端部の内側に形成された示名条片台突部71と、示名条片台52のスライド移動と係止用開口部55との係止が確実に行えるように形成されたスライド溝72とを有している。これにより、示名条片台52の安定性を向上させることができる。
【0050】
なお、示名条片台52においては、係止用開口部55の代わりに係止用突部53の突出の高さに対応させた係止用凹部を設けて係合させても同様の効果を得ることができる。また、本発明において、フロントプレート51における係止用突部53と、示名条片台52の係止用開口部55及びスライド溝72とにおける形成内容においては、この限りでなく、例えば、上述の形成内容の凹凸を夫々逆にしてもよい。
【0051】
次に、本発明における端子板組立体50のMDFへの取り付けの様子について図を用いて説明する。図8は、本発明における端子板組立体をMDFに取り付ける様子を示す一例の図である。なお、図8の端子板組立体50は、図5と同様のものであるため、端子板及び端子板組立体の主要構成部の説明は省略する。
【0052】
MDF側には、端子板組立体50を取り付けるための取付フレーム81と、取付板82が設けられており、これにより、取付フレーム81に複数の端子板組立体50を縦列に取り付けることができる。ここで、端子板組立体50を取付板82に取り付ける場合、端子板組立体50に設けられているMDF取付部45に備えているボルト83を取付板82の所定の穴に通し、反対側からナット84により締め付けることにより端子板組立体50をMDFに設置することができる。
【0053】
なお、本明細書において、端子板組立体における端子板の段数を12段として配列し保持された端子板組立体について説明したが、本発明においてはこの限りではなく、例えば、端子板を16枚としてMTG及びフロントプレートからなる枠体により多段積みに配列し保持させることにより、256回線が収容可能な端子板組立体を形成することができる。
【0054】
上述したように本発明によれば、複数の端子板により形成される端子板組立体において、作業員が既に端子板の交換機側コネクタに嵌合されているケーブル付コネクタのコネクタタブに意図に反して接触することを防止するため、交換機側コネクタ面にケーブル付コネクタの突出部との接触を防ぐコネクタシールドを設けることで、Uスリットハウジング面側から作業員が作業を行う場合にもケーブル付コネクタを保護することができ、ケーブル付コネクタの抜け等による結線不良が生じることを防止することができる。これにより、作業員の結線作業の効率を向上させることができる。
【0055】
また、端子板組立体における端子板のUスリット端子に電線(ジャンパ線)を結線する場合に、示名条片台を取り外すことなく結線作業が行えるようにするため、示名条片台の端部がフロントプレートにスライド移動(摺動)が可能になるようにフロントプレートに摺動部を設け、更に、示名条片台が所定の位置で係止されるように係止部を設けることにより、結線作業時に示名条片台を取り外すことがなく、更に、係止部により摺動可能な示名条片台を安定させることができるため、作業員の結線作業の効率を向上させることができる。
【0056】
なお、本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求した本発明の範囲から逸脱することなく、種々の変形例や実施例が考えられる。
【0057】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、作業員の結線作業の効率を向上させることができる端子板組立体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】端子板の一例を示す斜視図である。
【図2】通線口ユニットを説明するための図である。
【図3】端子板組立体の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明における端子板組立体の一例の上面図である。
【図5】本発明における端子板組立体の一例の斜視図である。
【図6】本発明における示名条片台と、フロントプレートとの結合の様子を説明するための図である。
【図7】示名条片台の係止部の一例を示す拡大図である。
【図8】本発明における端子板組立体をMDFに取り付ける様子を示す一例の図である。
【符号の説明】
10 端子板
11 プリント配線板
12,42 Uスリットハウジング
13 フレーム
14,43 通線口ユニット
15 半導体保安素子
16 交換機側コネクタ
17,47 ケーブル付コネクタ
18,48 コネクタタブ
21 区切り壁
22 線通口
23 突起
30,40,50 端子板組立体
31,41 MTG
32,51 フロントプレート
33,44 整線部
34,52 示名条片台
35,45 MDF取付部
36 示名条片台取付用開口部
46 コネクタシールド
53 係止用突部(係止部)
54 矩形開口部(摺動部)
55 係止用開口部
71 示名条片台突部
72 スライド溝
81 取付フレーム
82 取付板
83 ボルト
84 ナット

Claims (3)

  1. 並列された複数のUスリット端子からなるUスリットハウジングと、前記各Uスリット端子に電気的に接続され嵌合方向に対して位置をずらして並設されたコネクタと、前記Uスリット端子に電線を通線する通線口ユニットとを有する端子板を複数用いて多段に配列し、フロントプレートを含む枠体により保持される端子板組立体において、
    前記コネクタに嵌合される外部コネクタの突出部を保護するコネクタシールドを有することを特徴とする端子板組立体。
  2. 前記コネクタシールドは、
    前記フロントプレートから前記突出部に向けて傾斜を設けて形成されることを特徴とする請求項1に記載の端子板組立体。
  3. 並列された複数のUスリット端子からなるUスリットハウジングと、前記各Uスリット端子に電気的に接続されているコネクタと、前記Uスリット端子に電線を通線する通線口ユニットとを有する端子板と、
    前記端子板を識別する示名条片台と、
    前記示名条片台が取り付けられるフロントプレートとを有し、前記フロントプレートを含む枠体により複数の前記端子板が多段に配列されて保持される端子板組立体において、
    前記フロントプレートは、前記示名条片台を摺動させる摺動部と、前記示名条片台を係止させる係止部とを有することを特徴とする端子板組立体。
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