JP2004258763A - 電子請求書発行装置およびプログラム - Google Patents
電子請求書発行装置およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004258763A JP2004258763A JP2003046080A JP2003046080A JP2004258763A JP 2004258763 A JP2004258763 A JP 2004258763A JP 2003046080 A JP2003046080 A JP 2003046080A JP 2003046080 A JP2003046080 A JP 2003046080A JP 2004258763 A JP2004258763 A JP 2004258763A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- billing
- electronic bill
- billing information
- code
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 claims description 66
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 36
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 17
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 9
- 230000006870 function Effects 0.000 description 9
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 8
- 235000014510 cooky Nutrition 0.000 description 3
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 3
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【課題】コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減する。
【解決手段】請求情報受信部11は請求情報を受信し、請求受付画面送信部12は請求情報に基づいて請求受付画面を生成して携帯電話機20に送信し、配信依頼受信部13はメール配信依頼を携帯電話機20から受信し、請求情報記憶部14は請求情報を請求情報データベースに登録し、メール配信部15は電子請求書取得用メールを生成して携帯電話機20に送信し、受付完了通知送信部16は請求情報の受付完了通知を加盟店サーバ30に送信し、ダウンロード要求受信部17はダウンロード要求および請求番号を携帯電話機20から受信し、二次元コード生成部18は請求情報データベースから抽出した請求情報に基づいて二次元コードを生成し、電子請求書送信部19は二次元コードを用いた電子請求書を携帯電話機20に送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】請求情報受信部11は請求情報を受信し、請求受付画面送信部12は請求情報に基づいて請求受付画面を生成して携帯電話機20に送信し、配信依頼受信部13はメール配信依頼を携帯電話機20から受信し、請求情報記憶部14は請求情報を請求情報データベースに登録し、メール配信部15は電子請求書取得用メールを生成して携帯電話機20に送信し、受付完了通知送信部16は請求情報の受付完了通知を加盟店サーバ30に送信し、ダウンロード要求受信部17はダウンロード要求および請求番号を携帯電話機20から受信し、二次元コード生成部18は請求情報データベースから抽出した請求情報に基づいて二次元コードを生成し、電子請求書送信部19は二次元コードを用いた電子請求書を携帯電話機20に送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子請求書発行装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、ユーザが購入した商品やサービスに対する代金を決済する方法として、請求情報が含まれたバーコードや二次元コード等のコード情報が表示された電子請求書により決済する方法が用いられるようになった。この決済の流れについて具体的に説明すると、まず、ユーザがパソコンまたは携帯電話機を操作して、インターネット・ショッピングモールの加盟店側サイトにログインし、購入する商品等を決定する。次に、ユーザは決定した商品等に対する代金の支払方法としてコンビニエンス等での現金決済を選択する。ユーザは、電子請求書が格納されている場所を示すURL(Uniform Resource Locator)が表示された画面を加盟店側サイトから取得する。なお、この電子請求書には、商品の支払い代金に関する請求情報が含まれたコード情報が表示されている。次に、ユーザがパソコンまたは携帯電話機を操作して、URLで指定されたアドレスにアクセスすると、パソコンまたは携帯電話機の画面上に電子請求書がダウンロードされ、表示される。
ユーザは、この表示された電子請求書を携帯電話機に格納させるか紙に印刷する。次に、ユーザが、電子請求書を格納した携帯電話機または電子請求書を印刷した紙をコンビニエンスストアに持参する。コンビニエンスストア側では、コードリーダーにより電子請求書に表示されているコード情報を読み取り、このコード情報に含まれる請求情報を取得する。そして、ユーザが請求情報に含まれる請求金額をコンビニエンスストア側に支払うことにより、ユーザが購入した商品等に対する代金の決済が行われる。
【0003】
ところで、下記特許文献1には、バーコードを表示した電子請求書を携帯電話機の画面上に表示させ、この電子請求書を利用してユーザが購入した商品の代金を決済する技術が開示されている。しかしながら、特許文献1に開示されている電子請求書は、売買の成立時に売主側からの指示により発行されるものであり、買主側であるユーザが電子請求書を再度発行させることまでは特許文献1に開示されていない。したがって、発行された電子請求書を誤って削除するか、電子請求書の有効期限が経過する等して、再度電子請求書を取得しなければならないような場合には問題がある。
【0004】
これに対して、上述したインターネットショッピング等により採用されている電子請求書による決済方法では、買主側は、上述したURLで指定されたアドレスにアクセスすることにより何度でも電子請求書を取得することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−319167号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したURLで指定されたアドレスにアクセスするためには、ユーザは加盟店側サイトに再度ログインする操作からやり直し、URLが表示された画面まで順次画面を移動させなければならない。このため、ユーザに負担をかけてしまうという問題があった。また、代金の支払い期限等をパソコンまたは携帯電話機の画面上で再度確認する場合にも、同様に加盟店側サイトにログインして、画面を順次移動させなければならず、ユーザに負担をかけていた。
【0007】
そこで、本発明は、上述した課題を解決するために、コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減させることができる電子請求書発行装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子請求書発行装置は、代金の支払いに関する請求情報を含むコード情報を用いた電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、当該電子請求書を必要とする移動通信端末に送信するアドレス情報送信手段と、アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末から、電子請求書のダウンロードを要求するダウンロード要求を受信するダウンロード要求受信手段と、ダウンロード要求を送信した移動通信端末に対応する請求情報に基づいて前記コード情報を生成するコード情報生成手段と、生成されたコード情報を用いた電子請求書を移動通信端末に送信する電子請求書送信手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、代金の支払いに関する請求情報を含むコード情報を用いた電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、当該電子請求書を必要とする移動通信端末に送信するアドレス情報送信手段と、アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末から、電子請求書のダウンロードを要求するダウンロード要求を受信するダウンロード要求受信手段と、ダウンロード要求を送信した移動通信端末に対応する請求情報に基づいてコード情報を生成するコード情報生成手段と、生成されたコード情報を用いた電子請求書を移動通信端末に送信する電子請求書送信手段として機能させることを特徴とする。
【0010】
これらの発明によれば、電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、電子請求書を必要とする移動通信端末に送信することにより、当該アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末に対してコード情報を用いた電子請求書を送信することができる。したがって、移動通信端末のユーザは、アドレス情報を取得した後は、移動通信端末をこのアドレス情報に対応するアドレスにアクセスさせることにより、コード情報を用いた電子請求書を取得することができる。これにより、コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減させることができる。
【0011】
本発明の電子請求書発行装置は、請求情報を受信する請求情報受信手段をさらに備え、アドレス情報送信手段は、アドレス情報を、請求情報受信手段により受信された請求情報に対応する移動通信端末に送信させることが好ましい。
【0012】
これらの発明によれば、電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、請求情報に対応する移動通信端末に送信することができ、当該アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末に対してコード情報を用いた電子請求書を送信することができる。したがって、移動通信端末のユーザは、アドレス情報を取得した後は、移動通信端末をこのアドレス情報に対応するアドレスにアクセスさせることにより、コード情報を用いた電子請求書を取得することができる。これにより、コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減させることができる。
【0013】
本発明の電子請求書発行装置は、請求情報を受信する請求情報受信手段と、移動通信端末を特定するための端末特定情報を、当該移動通信端末以外の端末から受信する端末特定情報受信手段とをさらに備え、アドレス情報送信手段は、アドレス情報を、端末特定情報受信手段により受信された端末特定情報に対応する移動通信端末に送信させることが好ましい。
【0014】
この発明によれば、電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、ユーザにより特定された移動通信端末に送信させることができ、当該アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末に対してコード情報を用いた電子請求書を送信することができる。したがって、ユーザは、電子請求書を取得するように特定された移動通信端末でアドレス情報を取得した後は、移動通信端末をこのアドレス情報に対応するアドレスにアクセスさせることにより、コード情報を用いた電子請求書を取得することができる。これにより、コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減させることができる。
【0015】
本発明の電子請求書発行装置において、請求情報を一意に特定する請求識別コードに対応付けて請求情報を記憶させる記憶手段をさらに備え、アドレス情報送信手段は、アドレス情報に加えて、請求識別コードを送信し、ダウンロード要求受信手段は、ダウンロード要求に加えて、請求識別コードを受信し、生成手段は、ダウンロード要求受信手段により受信された請求識別コードに基づいて記憶手段により記憶された請求情報を抽出し、当該抽出した請求情報に基づいてコード情報を生成させることが好ましい。
【0016】
このようにすれば、記憶手段により記憶された請求情報に基づいてコード情報が生成されるため、アドレス情報を取得した移動通信端末のユーザは、移動通信端末をこのアドレス情報に対応するアドレスにアクセスさせるたびに、コード情報を用いた電子請求書を取得することができる。したがって、コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減させることができる。
【0017】
本発明の電子請求書発行装置において、アドレス情報送信手段は、アドレス情報をメールに含めて送信させることが好ましい。
【0018】
このようにすれば、ユーザはアドレス情報をメールで管理することができるため、移動通信端末をメールに含まれるアドレス情報に対応するアドレスにアクセスさせることにより、容易に電子請求書を取得することができる。
【0019】
本発明の電子請求書発行装置において、アドレス情報送信手段によりアドレス情報が送信されたことを示すメッセージを代金の請求側に通知する通知手段をさらに備えることが好ましい。
【0020】
このようなメッセージを受信することにより、代金の請求側は、電子請求書を取得するためのアドレス情報が代金の支払側に送信されたことを認識することができる。
【0021】
本発明の電子請求書発行装置において、コード情報は、二次元コードであることが好ましい。
【0022】
このようにすれば、請求情報を二次元コードで表すことができ、請求情報の内容を充実させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る装置の各実施形態を図面に基づき説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0024】
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態における通信システム1の構成を例示する図である。図1に示すように、通信システム1は、電子請求書発行装置10と、携帯電話機20と、加盟店サーバ30を備える。電子請求書発行装置10と携帯電話機20は、移動通信網40を介して接続され、電子請求書発行装置10と加盟店サーバ30は、インターネット50を介して接続される。なお、携帯電話機20と加盟店サーバ30については、実際には複数の携帯電話機20と加盟店サーバ30が存在するが、図1においては図面が煩雑になることを防ぐために、所定の携帯電話機20および加盟店サーバ30のみを示している。
【0025】
次に、図1に示された各装置およびシステムについて説明する。まず、図1に示される電子請求書発行装置10は、通信システム1に含まれる電子請求書発行サイトを構成するシステムであり、携帯電話機20から受信した電子請求書のダウンロード要求に基づいて請求情報を含む二次元コードを生成し、当該生成した二次元コードを用いた電子請求書を携帯電話機に対して発行するシステムである。ここで、請求情報とは、ユーザがインターネットショッピングにより購入した商品等の代金を、当該ユーザに対して請求するための情報である。なお、請求情報の具体的な内容については、後述する。また、本実施形態においては、コード情報の具体例として二次元コードを採用しているが、これに限られず、バーコード等のコード情報であってもよい。また、二次元コードとしては、例えば、QRコードやPDF417がある。なお、二次元コードを採用することにより、バーコードを採用した場合に比して、より多くの情報を含めることができるため、請求情報の内容をより充実させることができる。なお、本実施形態における電子請求書発行装置10は、単一のサーバにより構成されている。
【0026】
携帯電話機20は、自機が在圏する無線エリアをカバーする図示しない基地局と無線通信を行い、通話サービスあるいはパケット通信サービスを受ける移動通信端末である。なお、本実施形態における通信システム1では、移動通信端末の具体例として携帯電話機20を記載しているが、これに限られず、簡易型携帯電話機(PHS)や通信機能を有する携帯型情報端末(PDA)等の移動通信端末であってもよい。
【0027】
加盟店サーバ30は、インターネットショッピングにより商品やサービス等を提供する企業側のサイト(加盟店側サイト)を管理するサーバ装置である。なお、このインターネットショッピングでは、二次元コードを用いた電子請求書による決済方法が採用されている。したがって、ユーザがインターネットショッピングにより当該企業から商品等を購入した場合には、二次元コードを用いた電子請求書を利用して決済することができる。
【0028】
次に、図1を参照して電子請求書発行装置10の機能構成を説明する。図1に示すように、電子請求書発行装置10は、請求情報受信部11と、請求受付画面送信部12と、配信依頼受信部13と、請求情報記憶部14と、メール配信部15と、受付完了通知送信部16と、ダウンロード要求受信部17と、二次元コード生成部18と、電子請求書送信部19とを有している。
【0029】
請求情報受信部11は、加盟店サーバ30から携帯電話機20を介して送信された購入代金の支払いに関する請求情報を受信する。また、請求情報受信部11は、携帯電話機20を一意に特定するための端末識別コードを移動通信網40から取得する。この端末識別コードとしては、例えば、携帯電話機20の電話番号(MSN)や、シリアル番号(UTN)がある。本実施形態では、これ以降、携帯電話機20の電話番号を端末識別コードとして説明する。また、請求情報受信部11により受信される請求情報としては、例えば、加盟店ID、加盟店請求番号および請求金額がある。また、加盟店IDは、インターネット・ショッピングモールに加盟している加盟店を一意に特定する識別IDである。加盟店請求番号は、請求情報を加盟店ごとに一意に特定する識別番号である。
【0030】
請求受付画面送信部12は、請求情報に基づいて請求受付画面を生成するとともに、生成した請求受付画面を携帯電話機20に送信する。ここで、図2を参照して、請求受付画面について説明する。図2に示すように請求受付画面には、例えば、受付日、請求企業名、請求金額および支払期限が表示される。また、請求受付画面には、電子請求書取得用メールの配信を携帯電話機20側から電子請求書発行装置10に依頼するときに選択して確定するための領域RHが設けられている。電子請求書取得用メールとは、二次元コードを用いた電子請求書を電子請求書発行装置10から取得するためのアドレス情報が本文に組み込まれたメールをいう。アドレス情報とは、例えば、電子請求書を取得するためのアドレスを示すURL(Uniform Resource Locator)が該当する。なお、電子請求書取得用メールの詳細については後述する。
【0031】
配信依頼受信部13は、電子請求書取得用メールを配信するように依頼するメール配信依頼を携帯電話機20から受信する。請求情報記憶部14は、請求情報を請求情報データベース(不図示)に登録する。具体的に説明すると、請求情報記憶部14は、請求情報を一意に特定する請求番号を発行し、この発行した請求番号に対応付けて、例えば、加盟店ID、加盟店請求番号、請求金額、電話番号、受付日、支払期限を請求情報データベースに登録する。
【0032】
メール配信部15は、請求情報データベースに登録されている請求情報に基づいて電子請求書取得用メールを生成し、生成した電子請求書取得用メールを、メール配信依頼を送信してきた携帯電話機20に対して送信する。
ここで、図3を参照して、電子請求書取得用メールの内容について具体的に説明する。図3に示すように電子請求書取得用メールには、例えば、受付日、請求企業名、請求金額および支払期限が記載される。また、電子請求書取得用メールには、二次元コードを用いた電子請求書のダウンロードを要求するときに選択して確定するための領域RDが設けられている。このダウンロード確定領域RDには、電子請求書を取得するためのCGI(Common Gateway Interface)用のアドレス情報(URL)、および電子請求書取得用メールの請求情報に対応する請求番号が埋め込まれている。したがって、このダウンロード確定領域RDを選択して確定すると、携帯電話機20は、ダウンロード確定領域RDに埋め込まれているCGI用のURLにアクセスするとともに、このメールの請求情報に対応する請求番号を認識することになる。
【0033】
受付完了通知送信部16は、電子請求書発行装置10において請求情報の受付処理が完了したことを示す受付完了通知(メッセージ)を加盟店サーバ30(代金の請求側)に送信する。ここで、請求情報の受付処理には、例えば、請求情報を請求情報データベースに登録する処理や、電子請求書取得用メールを携帯電話機20に配信する処理が含まれる。また、受付完了通知には、加盟店側サイトでユーザおよび請求情報を識別することができる情報が含まれる。また、受付完了通知送信部16は、電子請求書発行装置10において請求情報の受付処理が完了したことを示す受付完了画面を携帯電話機20に送信する。
【0034】
ダウンロード要求受信部17は、二次元コードを用いた電子請求書のダウンロードを要求するダウンロード要求および当該電子請求書に対応する請求番号を携帯電話機20から受信する。また、ダウンロード要求受信部17は、ダウンロード要求および請求番号を受信する際に、携帯電話機20の電話番号を移動通信網40から取得する。
【0035】
二次元コード生成部18は、携帯電話機20から受信した請求番号に基づいて請求情報データベースから当該請求番号に対応する請求情報を抽出し、この抽出した請求情報に含まれる電話番号と、移動通信網40から取得した電話番号とを比較することでユーザの認証を行う。また、二次元コード生成部18は、請求情報データベースから抽出した請求情報に基づいて二次元コードを生成する。ここで、図4を参照して二次元コードの内容について説明する。図4に示すように二次元コードは、請求情報領域部Aと情報領域部Bとに大別される。請求情報領域部Aには、商品に関連する情報が含まれ、例えば、フラグ、発行企業コード、加盟店ID、商品コード、再発行区分、2次元コード有効期限、印紙フラグ、請求金額、チェックデジットが含まれる。また、情報領域部Bには加盟店側で管理される情報が含まれ、例えば、サービスフラグ、お客様番号、請求年月、消費税、2次元コード有効期限、手数料フラグ、手数料額、企業名、チェックデジットが含まれる。なお、サービスフラグには、二次元コードに含まれる情報の種別を示すフラグが格納される。このフラグの内容により、二次元コードを様々な情報を示すものとして活用することができる。具体的に説明すると、例えば、フラグが“0”の場合には電子請求書、フラグが“1”の場合にはクーポン、フラグが“2”の場合にはチケットとの引き換え、フラグが“3”の場合にはネットショッピングの注文品との引き換え、フラグが“4”の場合には会員証として、二次元コードを活用することができる。これにより二次元コードの使用範囲を拡大することができる。
【0036】
電子請求書送信部19は、二次元コードを用いた電子請求書を携帯電話機20に対して送信する。ここで、図5を参照して、電子請求書の内容について説明する。図5に示すように電子請求書には、例えば、二次元コードNC、請求企業名、請求金額、および支払期限が表示される。また、電子請求書には、この電子請求書を用いて決済することができる有効期限が表示される。この有効期限が経過した電子請求書では決済することができない。電子請求書の有効期限(例えば、受付日の翌日)が経過した場合には、携帯電話機20側において、再度、電子請求書取得用メールを開き、電子請求書のダウンロード要求を電子請求書発行装置10に送信する。なお、本実施形態においては有効期限を受付日の翌日に設定しているが、翌日に限る必要はなく任意に設定可能である。
【0037】
次に、図6を参照して、第1実施形態の通信システム1における電子請求書発行処理の動作を説明する。まず、携帯電話機20は、ユーザからの操作指示に基づいて加盟店サーバ30にアクセスする(ステップS1)。なお、加盟店サーバ30へのアクセスは、電子請求書発行サイトを経由することとしてもよい。
【0038】
次に、携帯電話機20と加盟店サーバ30との間で、携帯電話機20を操作するユーザの正当性を認証するための認証処理が行われる(ステップS2)。この認証処理において正当なユーザであることが認められれば、ユーザは、加盟店側サイトのインターネット・ショッピングモールにログインすることができる。
【0039】
次に、携帯電話機20と加盟店サーバ30との間で、インターネットショッピングにおける商品やサービスの選択処理が行われる。その後、ユーザからの操作指示に基づいて商品等が選択され、代金の支払方法として二次元コードを用いた電子請求書による支払いが選択される(ステップS3)。
【0040】
次に、加盟店サーバ30は、ユーザにより選択された商品に関する情報に基づいて請求情報を生成する(ステップS4)。ここで、この請求情報には、例えば、加盟店IDとして“0023”が、加盟店請求番号として“EA0031”が、請求金額として“800”が含まれていることとする。
【0041】
次に、加盟店サーバ30は、生成した請求情報を、携帯電話機20を経由させて電子請求書発行装置10に送信する(ステップS5)。ここで、請求情報を加盟店サーバ30から電子請求書発行装置10に送信する際に、携帯電話機20を経由させる方法としては、例えば、HTTP(HyperText Transfer Protocol)のPOST処理を利用する方法がある。具体的に説明すると、電子請求書発行装置10は、POST処理における転送先のURLに電子請求書発行装置10のアドレスを指定して、請求情報を携帯電話機20に送信する。これにより、加盟店サーバ30から携帯電話機20に送信された請求情報が、自動的に携帯電話機20から電子請求書発行装置10に転送される。
【0042】
次に、電子請求書発行装置10の請求受付画面送信部12は、加盟店サーバ30から携帯電話機20を経由して受信した請求情報に基づいて請求受付画面を生成し、生成した請求受付画面を携帯電話機20に送信する(ステップS6)。
【0043】
次に、携帯電話機20は、電子請求書発行装置10から受信した請求受付画面を画面上に表示する(ステップS7)。ここで、請求受付画面には、例えば、受付日として“2002/12/06”が、請求企業名として“(株)A商事”が、請求金額として“800円”が、支払期限として“2003/02/05”が表示される(図2参照)。
【0044】
次に、携帯電話機20は、ユーザの操作指示により請求受付画面のメール配信領域RH(図2参照)が選択され確定されると、メール配信依頼を電子請求書発行装置10に送信する(ステップS8)。また、携帯電話機20は、メール配信依頼とともに請求受付画面に表示されている請求情報を電子請求書発行装置10に送信する。
【0045】
次に、電子請求書発行装置10の配信依頼受信部13は、携帯電話機20から送信されたメール配信依頼および請求情報を受信する(ステップS9)。また、配信依頼受信部13は、メール配信依頼および請求情報を受信する際に、携帯電話機20の電話番号を移動通信網40から取得する。
【0046】
次に、電子請求書発行装置10の請求情報記憶部14は、配信依頼受信部13により受信された請求情報を一意に特定する請求番号を発行する。そして、請求情報記憶部14は、発行した請求番号に対応付けて、受付日、支払期限、加盟店ID、加盟店請求番号、請求金額、電話番号を請求情報データベースに登録する(ステップS10)。
【0047】
次に、電子請求書発行装置10のメール配信部15は、ステップS10で請求情報データベースに登録された請求情報に基づいて電子請求書取得用メールを生成する。なお、電子請求書取得用メールのダウンロード確定領域RDには、電子請求書を取得するためのCGI用のアドレス情報(URL)、および電子請求書取得用メールの請求情報に対応する請求番号が埋め込まれる。メール配信部15は、生成した電子請求書取得用メールを、メール配信依頼を送信してきた携帯電話機20に対して送信する(ステップS11)。
【0048】
次に、電子請求書発行装置10の受付完了通知送信部16は、電子請求書発行装置10において請求情報の受付処理が完了したことを示す受付完了通知を加盟店サーバ30に送信する(ステップS12)。このように、受付完了通知送信部16により受付完了通知が加盟店サーバ30に送信されることで、加盟店側は、請求情報の受付処理が終了したことを認識することができる。したがって、これ以降、加盟店側は、ユーザにより注文された商品等の確保することができるため、より効率よく在庫管理を行うことが可能となる。
【0049】
また、受付完了通知送信部16は、電子請求書発行装置10において請求情報の受付処理が完了したことを示す受付完了画面を携帯電話機20に送信する(ステップS13)。
【0050】
次に、携帯電話機20は、電子請求書発行装置10から受信した電子請求書取得用メールの内容を画面上に表示する(ステップS14)。この電子請求書取得用メールには、例えば、受付日として“2002/12/06”が、請求企業名として“(株)A商事”が、請求金額として“800円”が、支払期限として“2003/02/05”が表示される(図3参照)。
【0051】
次に、携帯電話機20は、ユーザからの操作指示により電子請求書取得用メールのダウンロード確定領域RDが選択され確定されると、ダウンロード確定領域RDに埋め込まれているCGI用のURLにアクセスする。そして、携帯電話機20は、電子請求書のダウンロードを要求するダウンロード要求および当該電子請求書に対応する請求番号を電子請求書発行装置10に送信する(ステップS15)。このように、ユーザは電子請求書を取得するためのURL(アドレス情報)を電子請求書取得用メールで管理することができるため、携帯電話機20を電子請求書取得用メールに含まれるURLにアクセスさせることにより、容易に電子請求書を取得することができる。
【0052】
次に、電子請求書発行装置10のダウンロード要求受信部17は、携帯電話機20から送信されたダウンロード要求および請求番号を受信するとともに、携帯電話機20の電話番号を移動通信網40から取得する(ステップS16)。
【0053】
次に、電子請求書発行装置10の二次元コード生成部18は、ダウンロード要求受信部17により受信された請求番号に基づいて請求情報データベースから当該請求番号に対応する請求情報を抽出する。そして、二次元コード生成部18は、抽出した請求情報に含まれる電話番号と、ダウンロード要求受信部17により移動通信網40から取得された電話番号とを比較する。これにより、携帯電話機20からダウンロードを要求してきたユーザの正当性を認証することができる。
すなわち、請求情報の電話番号と移動通信網40から取得した電話番号とが一致する場合にのみ、ユーザの正当性が認められ、二次元コードの生成が行われる。
【0054】
次に、二次元コード生成部18は、抽出した請求情報に基づいて二次元コードを生成する(ステップS17)。このように、二次元コード生成部18により、請求情報データベースに記憶された請求情報に基づいて二次元コードが生成されるため、電子請求書取得用メールを取得した携帯電話機20のユーザは、携帯電話機20を電子請求書取得用メールに含まれるアドレス情報に対応するアドレスにアクセスさせるたびに、二次元コードを生成させることができる。
【0055】
電子請求書発行装置10の電子請求書送信部19は、二次元コード生成部18により生成された二次元コードを用いた電子請求書を携帯電話機20に対して送信する(ステップS18)。
【0056】
携帯電話機20は、電子請求書発行装置10から送信された二次元コードを用いた電子請求書を画面上に表示する(ステップS19)。この電子請求書には、例えば、二次元コードNCが表示されるととともに、請求企業名として“(株)A商事”が、請求金額として“800円”が、支払期限として“2003/02/05”が、有効期限として“2002/12/07”が表示される(図5参照)。
【0057】
このようにして、ユーザは、二次元コードを用いた電子請求書を取得することができる。取得した電子請求書は、携帯電話機20のメモリに格納することができる。したがって、電子請求書の有効期限内であれば、メモリに格納した二次元コードをコンビニエンスストア等に設置されているコードリーダーで読み取らせることにより、インターネットショッピングで購入した商品等の代金の決済を行うことができる。
【0058】
また、メモリに格納した電子請求書を誤って削除してしまった場合や、有効期限が経過してしまった場合でも、ステップS14でアドレス情報を含む電子請求書取得用メールを受信した後は、図6に示すステップS15以降の処理を行うことで電子請求書を取得することができるため、ステップS1〜S14までの処理を省略することができる。すなわち、ユーザは、加盟店側サイトに再度ログインする操作からやり直す必要はなく、携帯電話機20の画面上に電子請求書取得用メールを表示させ、ダウンロード確定領域RDを選択して確定する処理(ステップS15)からやり直すだけで電子請求書を取得することができる。これにより、ユーザの負担を軽減させることができる。
【0059】
なお、上述した図6に示す電子請求書発行処理の動作では、ステップS6において、電子請求書発行装置10が、加盟店サーバ30から受信した請求情報をデータベース等に登録することなく請求受付画面を携帯電話機20に送信しているが、請求情報を仮登録用のデータベースに登録することとしてもよい。この場合には、まず、上述したステップS6において、例えば、携帯電話機20の電話番号に対応付けて、請求情報(加盟店ID、加盟店請求番号、請求金額、受付日、支払期限)を仮登録用のデータベースに登録する。次に、上述したステップS9において移動通信網40から取得した電話番号に基づいて仮登録用のデータベースから、当該電話番号に対応する請求情報を抽出する。そして、上述したステップS10において請求情報を登録する際に、請求番号に対応付けて、仮登録用のデータベースから抽出した請求情報を請求情報データベースに登録することとすればよい。
【0060】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。まず、第2実施形態が、第1実施形態と異なる点は、上述した第1実施形態では、ユーザが携帯電話機20を操作して商品を購入した後に、この携帯電話機20に対して電子請求書が送信されるのに対し、第2実施形態では、ユーザがPC端末60を操作して商品を購入した後に、このPC端末60のユーザが所有する携帯電話機20に対して電子請求書が送信される点である。
【0061】
図7を参照して第2実施形態における通信システム2の構成を説明する。図7に示すように、第2実施形態における通信システム2の構成は、第1実施形態における通信システム1の構成要素に加えて、さらにPC端末60を備えている点で第1実施形態における通信システム1の構成と異なる。また、第2実施形態における電子請求書発行装置10Sの機能構成は、第1実施形態における電子請求書発行装置10の機能構成に加えて、さらに携帯情報入力画面送信部1Aと携帯情報受信部1Bとを備えている点で第1実施形態における電子請求書発行装置10の機能構成と異なる。したがって、それ以外の構成は、第1実施形態における通信システム1の構成と同様であるので、各構成要素には同一の符合を付しその説明は省略すると共に、以下において第1実施形態との相違点について詳述する。
【0062】
通信システム2に含まれるPC端末60は、ユーザが使用する周知のパソコンであり、PC端末60と電子請求書発行装置10は、インターネット50を介して接続される。
【0063】
電子請求書発行装置10Sの携帯情報入力画面送信部1Aは、携帯電話機20に関する携帯情報を入力するための携帯情報入力画面をPC端末60に送信する。ここで、携帯情報としては、例えば、携帯電話機20の電話番号およびメールアドレスがある。なお、この携帯電話機20は、PC端末60のユーザが携帯所有する携帯電話機である。
【0064】
電子請求書発行装置10Sの携帯情報受信部1Bは、携帯情報入力画面に入力された携帯情報を携帯電話機20から受信する。
【0065】
次に、図8を参照して、第2実施形態の通信システム2における電子請求書発行処理の動作を説明する。なお、第1実施形態における電子請求書発行処理の動作と同一のステップには、同一符号を付すとともに重複する説明は省略する。
【0066】
まず、PC端末60は、ユーザからの操作指示に基づいて加盟店サーバ30にアクセスする(ステップS21)。
【0067】
次に、PC端末60と加盟店サーバ30との間で、PC端末60を操作するユーザの正当性を認証するための認証処理が行われる(ステップS22)。この認証処理において正当なユーザであることが認められれば、ユーザは、加盟店側サイトのインターネット・ショッピングモールにログインすることができる。
【0068】
次に、PC端末60と加盟店サーバ30との間で、インターネットショッピングにおける商品やサービスの選択処理が行われる。その後、ユーザからの操作指示に基づいて商品等が選択され、代金の支払方法として二次元コードを用いた電子請求書による支払いが選択される(ステップS23)。
【0069】
次に、加盟店サーバ30は、ユーザにより選択された商品に関する情報に基づいて請求情報を生成する(ステップS24)。ここで、この請求情報には、例えば、加盟店IDとして“0023”が、加盟店請求番号として“EA0031”が、請求金額として“800”が含まれていることとする。
【0070】
次に、加盟店サーバ30は、生成した請求情報を、PC端末60を経由させて電子請求書発行装置10に送信する(ステップS25)。なお、請求情報は、例えば、SSL(Secure Socket Layer)により暗号化されて送信される。また、加盟店サーバ30から電子請求書発行装置10に請求情報を送信する際に、PC端末60を経由させる方法としては、第1実施形態と同様に、例えば、HTTPのPOST処理を利用する方法がある。
【0071】
次に、電子請求書発行装置10は、暗号化された請求情報を受信するとともに、この受信した請求情報を復号化する。
【0072】
次に、電子請求書発行装置10の携帯情報入力画面送信部1Aは、携帯情報入力画面をPC端末60に送信する(ステップS26)。また、携帯情報入力画面送信部1Aは、請求情報をPC端末60に送信する。
【0073】
次に、PC端末60は、電子請求書発行装置10から受信した携帯情報入力画面を画面上に表示する(ステップS27)。ここで、携帯情報入力画面には、携帯電話機の電話番号およびメールアドレスを入力するための項目が表示される。
【0074】
次に、PC端末60は、ユーザの操作指示により携帯情報の送信ボタンが選択され確定されると、携帯情報入力画面に入力された携帯情報、および請求情報を電子請求書発行装置10に送信する(ステップS28)。
【0075】
次に、電子請求書発行装置10の携帯情報受信部1Bは、PC端末60から送信された携帯情報および請求情報を受信する(ステップS29)。また、携帯情報受信部1Bは、受信した携帯情報に含まれる電話番号およびメールアドレスに基づいて、当該携帯情報に対応する携帯電話機が存在するか否かを判定することによりユーザの認証を行う(ステップS30)。この判定により携帯情報に対応する携帯電話機の存在が確認され、ユーザの正当性が認証された場合に、請求受付画面送信部12は、携帯情報受信部1Bにより受信された請求情報および携帯情報に基づいて請求受付画面を生成し、生成した請求受付画面をPC端末60に送信する(ステップS31)。
【0076】
次に、PC端末60は、電子請求書発行装置10から受信した請求受付画面を画面上に表示する(ステップS32)。ここで、請求受付画面には、例えば、受付日として“2002/12/06”が、請求企業名として“(株)A商事”が、請求金額として“800円”が、支払期限として“2003/02/05”が、メールアドレスとして“aaa@xx.jp”が、電話番号として“090xxxxxx”が表示される(図9参照)。
【0077】
次に、PC端末60は、ユーザの操作指示により請求受付画面のメール配信領域RH(図9参照)が選択され確定されると、メール配信依頼を電子請求書発行装置10に送信する(ステップS33)。また、PC端末60は、メール配信依頼とともに請求受付画面に表示されている請求情報および携帯情報を電子請求書発行装置10に送信する。
【0078】
次に、電子請求書発行装置10の配信依頼受信部13は、PC端末60から送信されたメール配信依頼、請求情報および携帯情報を受信する(ステップS34)。
【0079】
次に、電子請求書発行装置10の請求情報記憶部14は、配信依頼受信部13により受信された請求情報を一意に特定する請求番号を発行する。そして、請求情報記憶部14は、発行した請求番号に対応付けて、請求情報(受付日、支払期限、加盟店ID、加盟店請求番号、請求金額、電話番号、メールアドレス)を請求情報データベースに登録する(ステップS35)。
【0080】
次に、電子請求書発行装置10のメール配信部15は、ステップS35で請求情報データベースに登録された請求情報に基づいて電子請求書取得用メールを生成し、この生成した電子請求書取得用メールを、メール配信依頼を送信してきたPC端末60のユーザにより指定された携帯電話機20に対して送信する(ステップS36)。
【0081】
次に、電子請求書発行装置10の受付完了通知送信部16は、電子請求書発行装置10において請求情報の受付処理が完了したことを示す受付完了通知を加盟店サーバ30に送信する(ステップS12)。また、受付完了通知送信部16は、電子請求書発行装置10において請求情報の受付処理が完了したことを示す受付完了画面をPC端末60に送信する(ステップS37)。
【0082】
そして、これ以降のステップS14〜S19において行われる動作は、第1実施形態において説明した図6に示すステップS14〜S19において行われる動作と同様であるため説明を省略する。
【0083】
以上のように、ユーザは、電子請求書を取得する対象として特定した携帯電話機20でアドレス情報を含む電子請求書取得用メールを受信した後は、図8に示すステップS15以降の処理を行うことで電子請求書を取得することができるため、ステップS21〜S37およびS14までの処理を省略することができる。
すなわち、ユーザは、加盟店側サイトに再度ログインする操作からやり直す必要はなく、携帯電話機20の画面上に電子請求書取得用メールを表示させ、ダウンロード確定領域RDを選択して確定する処理(ステップS15)からやり直すだけで電子請求書を取得することができる。これにより、ユーザの負担を軽減させることができる。
【0084】
なお、上述した第2実施形態における電子請求書発行処理の動作(図8参照)では、ステップS25において、加盟店サーバ30から電子請求書発行装置10に請求情報を送信する手段として、POST処理を利用しているが、これに限られない。例えば、加盟店サーバ30から電子請求書発行装置10に請求情報を送信する手段として、GET処理およびクッキー(Cookie)を利用してもよい。具体的に説明すると、電子請求書発行装置10は、GET処理における転送先のURLに電子請求書発行装置10のアドレスおよび請求情報を指定してPC端末60に送信する。PC端末60は、受信したURLに基づいて、請求情報をクッキー情報としてブラウザに格納するとともに電子請求書発行装置10にアクセスする。電子請求書発行装置10は、PC端末60から送信されたクッキー情報を受信することで、請求情報を取得する。これにより、加盟店サーバ30から送信された請求情報が電子請求書発行装置10に転送される。
【0085】
また、上述した第2実施形態における電子請求書発行処理の動作(図8参照)では、ステップS30において、電子請求書発行装置10が、加盟店サーバ30から受信した請求情報をデータベース等に登録することなく請求受付画面をPC端末60に送信しているが、第1実施形態において説明したように、請求情報を仮登録用のデータベースに登録することとしてもよい。
【0086】
なお、上述した各実施形態における電子請求書発行装置10,10Sは、単一の装置により構成されているが、これに限られず、複数の装置(例えば、サーバ)により構成されていてもよい。すなわち、電子請求書発行装置10,10Sが有する各機能を単一の装置で実現することとしてもよいし、各機能をいくつかのグループに分けてそれぞれのグループに属する機能を別個の装置で実現することとしてもよい。
【0087】
最後に、本発明の各実施形態における電子請求書発行装置を実現するためのプログラムについて説明する。図10は、電子請求書発行装置を実現するためのプログラムを格納する記録媒体の構成図である。記録媒体100は、電子請求書発行装置用のプログラムを記録するプログラム領域101を備えている。このプログラム領域101には、電子請求書発行装置用のプログラム102が記録されている。電子請求書発行装置用のプログラム102は、請求情報受信モジュール102a、携帯情報入力画面送信モジュール102b、携帯情報受信モジュール102c、請求受付画面送信モジュール102d、配信依頼受信モジュール102e、請求情報記憶モジュール102f、メール配信モジュール102g、受付完了通知送信モジュール102h、ダウンロード要求受信モジュール102i、二次元コード生成モジュール102j、電子請求書送信モジュール102kとを備えて構成される。ここで、請求情報受信モジュール102a、携帯情報入力画面送信モジュール102b、携帯情報受信モジュール102c、請求受付画面送信モジュール102d、配信依頼受信モジュール102e、請求情報記憶モジュール102f、メール配信モジュール102g、受付完了通知送信モジュール102h、ダウンロード要求受信モジュール102i、二次元コード生成モジュール102jおよび電子請求書送信モジュール102kのそれぞれを動作させることによって実現する機能は、上記電子請求書発行装置10,10Sの請求情報受信部11、携帯情報入力画面送信部1A、携帯情報受信部1B、請求受付画面送信部12、配信依頼受信部13、請求情報記憶部14、メール配信部15、受付完了通知送信部16、ダウンロード要求受信部17、二次元コード生成部18、電子請求書送信部19、におけるそれそれの機能と同様である。
【0088】
[その他]
本発明に係る電子請求書発行方法は、代金の支払いに関する請求情報を含むコード情報を用いた電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、当該電子請求書を必要とする移動通信端末に送信するアドレス情報送信工程と、アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末から、電子請求書のダウンロードを要求するダウンロード要求を受信するダウンロード要求受信工程と、ダウンロード要求を送信した移動通信端末に対応する請求情報に基づいて前記コード情報を生成するコード情報生成工程と、生成されたコード情報を用いた電子請求書を移動通信端末に送信する電子請求書送信工程とを備えることを特徴とする。
【0089】
また、電子請求書発行方法は、請求情報を受信する請求情報受信工程をさらに備え、アドレス情報送信工程は、アドレス情報を、請求情報受信工程において受信された請求情報に対応する移動通信端末に送信させることを特徴とする。
【0090】
また、電子請求書発行方法は、請求情報を受信する請求情報受信工程と、移動通信端末を特定するための端末特定情報を、当該移動通信端末以外の端末から受信する端末特定情報受信工程とをさらに備え、アドレス情報送信工程は、アドレス情報を、端末特定情報受信工程により受信された端末特定情報に対応する移動通信端末に送信させることを特徴とする。
【0091】
また、電子請求書発行方法は、請求情報を一意に特定する請求識別コードに対応付けて請求情報を記憶させる記憶工程をさらに備え、アドレス情報送信工程は、アドレス情報に加えて、請求識別コードを送信し、ダウンロード要求受信工程は、ダウンロード要求に加えて、請求識別コードを受信し、生成工程は、ダウンロード要求受信工程において受信された請求識別コードに基づいて記憶工程において記憶された請求情報を抽出し、当該抽出した請求情報に基づいてコード情報を生成することを特徴とする。
【0092】
また、電子請求書発行方法におけるアドレス情報送信工程は、アドレス情報をメールに含めて送信することを特徴とする。
【0093】
また、電子請求書発行方法は、アドレス情報送信工程においてアドレス情報が送信されたことを示すメッセージを代金の請求側に通知する通知工程をさらに備えることを特徴とする。
【0094】
また、電子請求書発行方法におけるコード情報は、二次元コードであることを特徴とする。
【0095】
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、請求情報を受信する請求情報受信手段としてさらに機能させ、アドレス情報送信手段は、アドレス情報を、請求情報受信手段により受信された請求情報に対応する前記移動通信端末に送信させることを特徴とする。
【0096】
また、プログラムは、コンピュータを、請求情報を受信する請求情報受信手段と、移動通信端末を特定するための端末特定情報を、当該移動通信端末以外の端末から受信する端末特定情報受信手段としてさらに機能させ、アドレス情報送信手段は、アドレス情報を、端末特定情報受信手段により受信された端末特定情報に対応する移動通信端末に送信させることを特徴とする。
【0097】
また、プログラムは、コンピュータを、請求情報を一意に特定する請求識別コードに対応付けて請求情報を記憶させる記憶手段としてさらに機能させ、アドレス情報送信手段は、アドレス情報に加えて、請求識別コードを送信し、ダウンロード要求受信手段は、ダウンロード要求に加えて、請求識別コードを受信し、生成手段は、ダウンロード要求受信手段により受信された請求識別コードに基づいて前記記憶手段により記憶された請求情報を抽出し、当該抽出した請求情報に基づいてコード情報を生成することを特徴とする。
【0098】
また、プログラムにより機能させられるアドレス情報送信手段は、アドレス情報をメールに含めて送信することを特徴とする。
【0099】
また、プログラムは、コンピュータを、アドレス情報送信手段によりアドレス情報が送信されたことを示すメッセージを代金の請求側に通知する通知手段としてさらに機能させることを特徴とする。
【0100】
また、プログラムに含まれるコード情報は、二次元コードであることを特徴とする。
【0101】
【発明の効果】
本発明に係る電子請求書発行装置およびプログラムによれば、コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における通信システムの構成図である。
【図2】第1実施形態における請求受付画面の一表示例を示す図である。
【図3】電子請求書取得メールの一表示例を示す図である。
【図4】2次元コードに含まれる内容の一例を示す図である。
【図5】電子請求書の一表示例を示す図である。
【図6】第1実施形態における電子請求書発行処理を説明するフローチャートである。
【図7】第2実施形態における通信システムの構成図である。
【図8】第2実施形態における電子請求書発行処理を説明するフローチャートである。
【図9】第2実施形態における請求受付画面の一表示例を示す図である。
【図10】記録媒体の構成図である。
【符号の説明】
1,2・・・通信システム、10,10S・・・電子請求書発行装置、11・・・請求情報受信部、12・・・請求受付画面送信部、13・・・配信依頼受信部、14・・・請求情報記憶部、15・・・メール配信部、16・・・受付完了通知送信部、17・・・ダウンロード要求受信部、18・・・二次元コード生成部、19・・・電子請求書送信部、1A・・・携帯情報入力画面送信部、1B・・・携帯情報受信部、20・・・携帯電話機、30・・・加盟店サーバ、40・・・移動通信網、50・・・インターネット、60・・・PC端末。
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子請求書発行装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、ユーザが購入した商品やサービスに対する代金を決済する方法として、請求情報が含まれたバーコードや二次元コード等のコード情報が表示された電子請求書により決済する方法が用いられるようになった。この決済の流れについて具体的に説明すると、まず、ユーザがパソコンまたは携帯電話機を操作して、インターネット・ショッピングモールの加盟店側サイトにログインし、購入する商品等を決定する。次に、ユーザは決定した商品等に対する代金の支払方法としてコンビニエンス等での現金決済を選択する。ユーザは、電子請求書が格納されている場所を示すURL(Uniform Resource Locator)が表示された画面を加盟店側サイトから取得する。なお、この電子請求書には、商品の支払い代金に関する請求情報が含まれたコード情報が表示されている。次に、ユーザがパソコンまたは携帯電話機を操作して、URLで指定されたアドレスにアクセスすると、パソコンまたは携帯電話機の画面上に電子請求書がダウンロードされ、表示される。
ユーザは、この表示された電子請求書を携帯電話機に格納させるか紙に印刷する。次に、ユーザが、電子請求書を格納した携帯電話機または電子請求書を印刷した紙をコンビニエンスストアに持参する。コンビニエンスストア側では、コードリーダーにより電子請求書に表示されているコード情報を読み取り、このコード情報に含まれる請求情報を取得する。そして、ユーザが請求情報に含まれる請求金額をコンビニエンスストア側に支払うことにより、ユーザが購入した商品等に対する代金の決済が行われる。
【0003】
ところで、下記特許文献1には、バーコードを表示した電子請求書を携帯電話機の画面上に表示させ、この電子請求書を利用してユーザが購入した商品の代金を決済する技術が開示されている。しかしながら、特許文献1に開示されている電子請求書は、売買の成立時に売主側からの指示により発行されるものであり、買主側であるユーザが電子請求書を再度発行させることまでは特許文献1に開示されていない。したがって、発行された電子請求書を誤って削除するか、電子請求書の有効期限が経過する等して、再度電子請求書を取得しなければならないような場合には問題がある。
【0004】
これに対して、上述したインターネットショッピング等により採用されている電子請求書による決済方法では、買主側は、上述したURLで指定されたアドレスにアクセスすることにより何度でも電子請求書を取得することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−319167号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したURLで指定されたアドレスにアクセスするためには、ユーザは加盟店側サイトに再度ログインする操作からやり直し、URLが表示された画面まで順次画面を移動させなければならない。このため、ユーザに負担をかけてしまうという問題があった。また、代金の支払い期限等をパソコンまたは携帯電話機の画面上で再度確認する場合にも、同様に加盟店側サイトにログインして、画面を順次移動させなければならず、ユーザに負担をかけていた。
【0007】
そこで、本発明は、上述した課題を解決するために、コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減させることができる電子請求書発行装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子請求書発行装置は、代金の支払いに関する請求情報を含むコード情報を用いた電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、当該電子請求書を必要とする移動通信端末に送信するアドレス情報送信手段と、アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末から、電子請求書のダウンロードを要求するダウンロード要求を受信するダウンロード要求受信手段と、ダウンロード要求を送信した移動通信端末に対応する請求情報に基づいて前記コード情報を生成するコード情報生成手段と、生成されたコード情報を用いた電子請求書を移動通信端末に送信する電子請求書送信手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、代金の支払いに関する請求情報を含むコード情報を用いた電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、当該電子請求書を必要とする移動通信端末に送信するアドレス情報送信手段と、アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末から、電子請求書のダウンロードを要求するダウンロード要求を受信するダウンロード要求受信手段と、ダウンロード要求を送信した移動通信端末に対応する請求情報に基づいてコード情報を生成するコード情報生成手段と、生成されたコード情報を用いた電子請求書を移動通信端末に送信する電子請求書送信手段として機能させることを特徴とする。
【0010】
これらの発明によれば、電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、電子請求書を必要とする移動通信端末に送信することにより、当該アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末に対してコード情報を用いた電子請求書を送信することができる。したがって、移動通信端末のユーザは、アドレス情報を取得した後は、移動通信端末をこのアドレス情報に対応するアドレスにアクセスさせることにより、コード情報を用いた電子請求書を取得することができる。これにより、コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減させることができる。
【0011】
本発明の電子請求書発行装置は、請求情報を受信する請求情報受信手段をさらに備え、アドレス情報送信手段は、アドレス情報を、請求情報受信手段により受信された請求情報に対応する移動通信端末に送信させることが好ましい。
【0012】
これらの発明によれば、電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、請求情報に対応する移動通信端末に送信することができ、当該アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末に対してコード情報を用いた電子請求書を送信することができる。したがって、移動通信端末のユーザは、アドレス情報を取得した後は、移動通信端末をこのアドレス情報に対応するアドレスにアクセスさせることにより、コード情報を用いた電子請求書を取得することができる。これにより、コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減させることができる。
【0013】
本発明の電子請求書発行装置は、請求情報を受信する請求情報受信手段と、移動通信端末を特定するための端末特定情報を、当該移動通信端末以外の端末から受信する端末特定情報受信手段とをさらに備え、アドレス情報送信手段は、アドレス情報を、端末特定情報受信手段により受信された端末特定情報に対応する移動通信端末に送信させることが好ましい。
【0014】
この発明によれば、電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、ユーザにより特定された移動通信端末に送信させることができ、当該アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末に対してコード情報を用いた電子請求書を送信することができる。したがって、ユーザは、電子請求書を取得するように特定された移動通信端末でアドレス情報を取得した後は、移動通信端末をこのアドレス情報に対応するアドレスにアクセスさせることにより、コード情報を用いた電子請求書を取得することができる。これにより、コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減させることができる。
【0015】
本発明の電子請求書発行装置において、請求情報を一意に特定する請求識別コードに対応付けて請求情報を記憶させる記憶手段をさらに備え、アドレス情報送信手段は、アドレス情報に加えて、請求識別コードを送信し、ダウンロード要求受信手段は、ダウンロード要求に加えて、請求識別コードを受信し、生成手段は、ダウンロード要求受信手段により受信された請求識別コードに基づいて記憶手段により記憶された請求情報を抽出し、当該抽出した請求情報に基づいてコード情報を生成させることが好ましい。
【0016】
このようにすれば、記憶手段により記憶された請求情報に基づいてコード情報が生成されるため、アドレス情報を取得した移動通信端末のユーザは、移動通信端末をこのアドレス情報に対応するアドレスにアクセスさせるたびに、コード情報を用いた電子請求書を取得することができる。したがって、コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減させることができる。
【0017】
本発明の電子請求書発行装置において、アドレス情報送信手段は、アドレス情報をメールに含めて送信させることが好ましい。
【0018】
このようにすれば、ユーザはアドレス情報をメールで管理することができるため、移動通信端末をメールに含まれるアドレス情報に対応するアドレスにアクセスさせることにより、容易に電子請求書を取得することができる。
【0019】
本発明の電子請求書発行装置において、アドレス情報送信手段によりアドレス情報が送信されたことを示すメッセージを代金の請求側に通知する通知手段をさらに備えることが好ましい。
【0020】
このようなメッセージを受信することにより、代金の請求側は、電子請求書を取得するためのアドレス情報が代金の支払側に送信されたことを認識することができる。
【0021】
本発明の電子請求書発行装置において、コード情報は、二次元コードであることが好ましい。
【0022】
このようにすれば、請求情報を二次元コードで表すことができ、請求情報の内容を充実させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る装置の各実施形態を図面に基づき説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0024】
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態における通信システム1の構成を例示する図である。図1に示すように、通信システム1は、電子請求書発行装置10と、携帯電話機20と、加盟店サーバ30を備える。電子請求書発行装置10と携帯電話機20は、移動通信網40を介して接続され、電子請求書発行装置10と加盟店サーバ30は、インターネット50を介して接続される。なお、携帯電話機20と加盟店サーバ30については、実際には複数の携帯電話機20と加盟店サーバ30が存在するが、図1においては図面が煩雑になることを防ぐために、所定の携帯電話機20および加盟店サーバ30のみを示している。
【0025】
次に、図1に示された各装置およびシステムについて説明する。まず、図1に示される電子請求書発行装置10は、通信システム1に含まれる電子請求書発行サイトを構成するシステムであり、携帯電話機20から受信した電子請求書のダウンロード要求に基づいて請求情報を含む二次元コードを生成し、当該生成した二次元コードを用いた電子請求書を携帯電話機に対して発行するシステムである。ここで、請求情報とは、ユーザがインターネットショッピングにより購入した商品等の代金を、当該ユーザに対して請求するための情報である。なお、請求情報の具体的な内容については、後述する。また、本実施形態においては、コード情報の具体例として二次元コードを採用しているが、これに限られず、バーコード等のコード情報であってもよい。また、二次元コードとしては、例えば、QRコードやPDF417がある。なお、二次元コードを採用することにより、バーコードを採用した場合に比して、より多くの情報を含めることができるため、請求情報の内容をより充実させることができる。なお、本実施形態における電子請求書発行装置10は、単一のサーバにより構成されている。
【0026】
携帯電話機20は、自機が在圏する無線エリアをカバーする図示しない基地局と無線通信を行い、通話サービスあるいはパケット通信サービスを受ける移動通信端末である。なお、本実施形態における通信システム1では、移動通信端末の具体例として携帯電話機20を記載しているが、これに限られず、簡易型携帯電話機(PHS)や通信機能を有する携帯型情報端末(PDA)等の移動通信端末であってもよい。
【0027】
加盟店サーバ30は、インターネットショッピングにより商品やサービス等を提供する企業側のサイト(加盟店側サイト)を管理するサーバ装置である。なお、このインターネットショッピングでは、二次元コードを用いた電子請求書による決済方法が採用されている。したがって、ユーザがインターネットショッピングにより当該企業から商品等を購入した場合には、二次元コードを用いた電子請求書を利用して決済することができる。
【0028】
次に、図1を参照して電子請求書発行装置10の機能構成を説明する。図1に示すように、電子請求書発行装置10は、請求情報受信部11と、請求受付画面送信部12と、配信依頼受信部13と、請求情報記憶部14と、メール配信部15と、受付完了通知送信部16と、ダウンロード要求受信部17と、二次元コード生成部18と、電子請求書送信部19とを有している。
【0029】
請求情報受信部11は、加盟店サーバ30から携帯電話機20を介して送信された購入代金の支払いに関する請求情報を受信する。また、請求情報受信部11は、携帯電話機20を一意に特定するための端末識別コードを移動通信網40から取得する。この端末識別コードとしては、例えば、携帯電話機20の電話番号(MSN)や、シリアル番号(UTN)がある。本実施形態では、これ以降、携帯電話機20の電話番号を端末識別コードとして説明する。また、請求情報受信部11により受信される請求情報としては、例えば、加盟店ID、加盟店請求番号および請求金額がある。また、加盟店IDは、インターネット・ショッピングモールに加盟している加盟店を一意に特定する識別IDである。加盟店請求番号は、請求情報を加盟店ごとに一意に特定する識別番号である。
【0030】
請求受付画面送信部12は、請求情報に基づいて請求受付画面を生成するとともに、生成した請求受付画面を携帯電話機20に送信する。ここで、図2を参照して、請求受付画面について説明する。図2に示すように請求受付画面には、例えば、受付日、請求企業名、請求金額および支払期限が表示される。また、請求受付画面には、電子請求書取得用メールの配信を携帯電話機20側から電子請求書発行装置10に依頼するときに選択して確定するための領域RHが設けられている。電子請求書取得用メールとは、二次元コードを用いた電子請求書を電子請求書発行装置10から取得するためのアドレス情報が本文に組み込まれたメールをいう。アドレス情報とは、例えば、電子請求書を取得するためのアドレスを示すURL(Uniform Resource Locator)が該当する。なお、電子請求書取得用メールの詳細については後述する。
【0031】
配信依頼受信部13は、電子請求書取得用メールを配信するように依頼するメール配信依頼を携帯電話機20から受信する。請求情報記憶部14は、請求情報を請求情報データベース(不図示)に登録する。具体的に説明すると、請求情報記憶部14は、請求情報を一意に特定する請求番号を発行し、この発行した請求番号に対応付けて、例えば、加盟店ID、加盟店請求番号、請求金額、電話番号、受付日、支払期限を請求情報データベースに登録する。
【0032】
メール配信部15は、請求情報データベースに登録されている請求情報に基づいて電子請求書取得用メールを生成し、生成した電子請求書取得用メールを、メール配信依頼を送信してきた携帯電話機20に対して送信する。
ここで、図3を参照して、電子請求書取得用メールの内容について具体的に説明する。図3に示すように電子請求書取得用メールには、例えば、受付日、請求企業名、請求金額および支払期限が記載される。また、電子請求書取得用メールには、二次元コードを用いた電子請求書のダウンロードを要求するときに選択して確定するための領域RDが設けられている。このダウンロード確定領域RDには、電子請求書を取得するためのCGI(Common Gateway Interface)用のアドレス情報(URL)、および電子請求書取得用メールの請求情報に対応する請求番号が埋め込まれている。したがって、このダウンロード確定領域RDを選択して確定すると、携帯電話機20は、ダウンロード確定領域RDに埋め込まれているCGI用のURLにアクセスするとともに、このメールの請求情報に対応する請求番号を認識することになる。
【0033】
受付完了通知送信部16は、電子請求書発行装置10において請求情報の受付処理が完了したことを示す受付完了通知(メッセージ)を加盟店サーバ30(代金の請求側)に送信する。ここで、請求情報の受付処理には、例えば、請求情報を請求情報データベースに登録する処理や、電子請求書取得用メールを携帯電話機20に配信する処理が含まれる。また、受付完了通知には、加盟店側サイトでユーザおよび請求情報を識別することができる情報が含まれる。また、受付完了通知送信部16は、電子請求書発行装置10において請求情報の受付処理が完了したことを示す受付完了画面を携帯電話機20に送信する。
【0034】
ダウンロード要求受信部17は、二次元コードを用いた電子請求書のダウンロードを要求するダウンロード要求および当該電子請求書に対応する請求番号を携帯電話機20から受信する。また、ダウンロード要求受信部17は、ダウンロード要求および請求番号を受信する際に、携帯電話機20の電話番号を移動通信網40から取得する。
【0035】
二次元コード生成部18は、携帯電話機20から受信した請求番号に基づいて請求情報データベースから当該請求番号に対応する請求情報を抽出し、この抽出した請求情報に含まれる電話番号と、移動通信網40から取得した電話番号とを比較することでユーザの認証を行う。また、二次元コード生成部18は、請求情報データベースから抽出した請求情報に基づいて二次元コードを生成する。ここで、図4を参照して二次元コードの内容について説明する。図4に示すように二次元コードは、請求情報領域部Aと情報領域部Bとに大別される。請求情報領域部Aには、商品に関連する情報が含まれ、例えば、フラグ、発行企業コード、加盟店ID、商品コード、再発行区分、2次元コード有効期限、印紙フラグ、請求金額、チェックデジットが含まれる。また、情報領域部Bには加盟店側で管理される情報が含まれ、例えば、サービスフラグ、お客様番号、請求年月、消費税、2次元コード有効期限、手数料フラグ、手数料額、企業名、チェックデジットが含まれる。なお、サービスフラグには、二次元コードに含まれる情報の種別を示すフラグが格納される。このフラグの内容により、二次元コードを様々な情報を示すものとして活用することができる。具体的に説明すると、例えば、フラグが“0”の場合には電子請求書、フラグが“1”の場合にはクーポン、フラグが“2”の場合にはチケットとの引き換え、フラグが“3”の場合にはネットショッピングの注文品との引き換え、フラグが“4”の場合には会員証として、二次元コードを活用することができる。これにより二次元コードの使用範囲を拡大することができる。
【0036】
電子請求書送信部19は、二次元コードを用いた電子請求書を携帯電話機20に対して送信する。ここで、図5を参照して、電子請求書の内容について説明する。図5に示すように電子請求書には、例えば、二次元コードNC、請求企業名、請求金額、および支払期限が表示される。また、電子請求書には、この電子請求書を用いて決済することができる有効期限が表示される。この有効期限が経過した電子請求書では決済することができない。電子請求書の有効期限(例えば、受付日の翌日)が経過した場合には、携帯電話機20側において、再度、電子請求書取得用メールを開き、電子請求書のダウンロード要求を電子請求書発行装置10に送信する。なお、本実施形態においては有効期限を受付日の翌日に設定しているが、翌日に限る必要はなく任意に設定可能である。
【0037】
次に、図6を参照して、第1実施形態の通信システム1における電子請求書発行処理の動作を説明する。まず、携帯電話機20は、ユーザからの操作指示に基づいて加盟店サーバ30にアクセスする(ステップS1)。なお、加盟店サーバ30へのアクセスは、電子請求書発行サイトを経由することとしてもよい。
【0038】
次に、携帯電話機20と加盟店サーバ30との間で、携帯電話機20を操作するユーザの正当性を認証するための認証処理が行われる(ステップS2)。この認証処理において正当なユーザであることが認められれば、ユーザは、加盟店側サイトのインターネット・ショッピングモールにログインすることができる。
【0039】
次に、携帯電話機20と加盟店サーバ30との間で、インターネットショッピングにおける商品やサービスの選択処理が行われる。その後、ユーザからの操作指示に基づいて商品等が選択され、代金の支払方法として二次元コードを用いた電子請求書による支払いが選択される(ステップS3)。
【0040】
次に、加盟店サーバ30は、ユーザにより選択された商品に関する情報に基づいて請求情報を生成する(ステップS4)。ここで、この請求情報には、例えば、加盟店IDとして“0023”が、加盟店請求番号として“EA0031”が、請求金額として“800”が含まれていることとする。
【0041】
次に、加盟店サーバ30は、生成した請求情報を、携帯電話機20を経由させて電子請求書発行装置10に送信する(ステップS5)。ここで、請求情報を加盟店サーバ30から電子請求書発行装置10に送信する際に、携帯電話機20を経由させる方法としては、例えば、HTTP(HyperText Transfer Protocol)のPOST処理を利用する方法がある。具体的に説明すると、電子請求書発行装置10は、POST処理における転送先のURLに電子請求書発行装置10のアドレスを指定して、請求情報を携帯電話機20に送信する。これにより、加盟店サーバ30から携帯電話機20に送信された請求情報が、自動的に携帯電話機20から電子請求書発行装置10に転送される。
【0042】
次に、電子請求書発行装置10の請求受付画面送信部12は、加盟店サーバ30から携帯電話機20を経由して受信した請求情報に基づいて請求受付画面を生成し、生成した請求受付画面を携帯電話機20に送信する(ステップS6)。
【0043】
次に、携帯電話機20は、電子請求書発行装置10から受信した請求受付画面を画面上に表示する(ステップS7)。ここで、請求受付画面には、例えば、受付日として“2002/12/06”が、請求企業名として“(株)A商事”が、請求金額として“800円”が、支払期限として“2003/02/05”が表示される(図2参照)。
【0044】
次に、携帯電話機20は、ユーザの操作指示により請求受付画面のメール配信領域RH(図2参照)が選択され確定されると、メール配信依頼を電子請求書発行装置10に送信する(ステップS8)。また、携帯電話機20は、メール配信依頼とともに請求受付画面に表示されている請求情報を電子請求書発行装置10に送信する。
【0045】
次に、電子請求書発行装置10の配信依頼受信部13は、携帯電話機20から送信されたメール配信依頼および請求情報を受信する(ステップS9)。また、配信依頼受信部13は、メール配信依頼および請求情報を受信する際に、携帯電話機20の電話番号を移動通信網40から取得する。
【0046】
次に、電子請求書発行装置10の請求情報記憶部14は、配信依頼受信部13により受信された請求情報を一意に特定する請求番号を発行する。そして、請求情報記憶部14は、発行した請求番号に対応付けて、受付日、支払期限、加盟店ID、加盟店請求番号、請求金額、電話番号を請求情報データベースに登録する(ステップS10)。
【0047】
次に、電子請求書発行装置10のメール配信部15は、ステップS10で請求情報データベースに登録された請求情報に基づいて電子請求書取得用メールを生成する。なお、電子請求書取得用メールのダウンロード確定領域RDには、電子請求書を取得するためのCGI用のアドレス情報(URL)、および電子請求書取得用メールの請求情報に対応する請求番号が埋め込まれる。メール配信部15は、生成した電子請求書取得用メールを、メール配信依頼を送信してきた携帯電話機20に対して送信する(ステップS11)。
【0048】
次に、電子請求書発行装置10の受付完了通知送信部16は、電子請求書発行装置10において請求情報の受付処理が完了したことを示す受付完了通知を加盟店サーバ30に送信する(ステップS12)。このように、受付完了通知送信部16により受付完了通知が加盟店サーバ30に送信されることで、加盟店側は、請求情報の受付処理が終了したことを認識することができる。したがって、これ以降、加盟店側は、ユーザにより注文された商品等の確保することができるため、より効率よく在庫管理を行うことが可能となる。
【0049】
また、受付完了通知送信部16は、電子請求書発行装置10において請求情報の受付処理が完了したことを示す受付完了画面を携帯電話機20に送信する(ステップS13)。
【0050】
次に、携帯電話機20は、電子請求書発行装置10から受信した電子請求書取得用メールの内容を画面上に表示する(ステップS14)。この電子請求書取得用メールには、例えば、受付日として“2002/12/06”が、請求企業名として“(株)A商事”が、請求金額として“800円”が、支払期限として“2003/02/05”が表示される(図3参照)。
【0051】
次に、携帯電話機20は、ユーザからの操作指示により電子請求書取得用メールのダウンロード確定領域RDが選択され確定されると、ダウンロード確定領域RDに埋め込まれているCGI用のURLにアクセスする。そして、携帯電話機20は、電子請求書のダウンロードを要求するダウンロード要求および当該電子請求書に対応する請求番号を電子請求書発行装置10に送信する(ステップS15)。このように、ユーザは電子請求書を取得するためのURL(アドレス情報)を電子請求書取得用メールで管理することができるため、携帯電話機20を電子請求書取得用メールに含まれるURLにアクセスさせることにより、容易に電子請求書を取得することができる。
【0052】
次に、電子請求書発行装置10のダウンロード要求受信部17は、携帯電話機20から送信されたダウンロード要求および請求番号を受信するとともに、携帯電話機20の電話番号を移動通信網40から取得する(ステップS16)。
【0053】
次に、電子請求書発行装置10の二次元コード生成部18は、ダウンロード要求受信部17により受信された請求番号に基づいて請求情報データベースから当該請求番号に対応する請求情報を抽出する。そして、二次元コード生成部18は、抽出した請求情報に含まれる電話番号と、ダウンロード要求受信部17により移動通信網40から取得された電話番号とを比較する。これにより、携帯電話機20からダウンロードを要求してきたユーザの正当性を認証することができる。
すなわち、請求情報の電話番号と移動通信網40から取得した電話番号とが一致する場合にのみ、ユーザの正当性が認められ、二次元コードの生成が行われる。
【0054】
次に、二次元コード生成部18は、抽出した請求情報に基づいて二次元コードを生成する(ステップS17)。このように、二次元コード生成部18により、請求情報データベースに記憶された請求情報に基づいて二次元コードが生成されるため、電子請求書取得用メールを取得した携帯電話機20のユーザは、携帯電話機20を電子請求書取得用メールに含まれるアドレス情報に対応するアドレスにアクセスさせるたびに、二次元コードを生成させることができる。
【0055】
電子請求書発行装置10の電子請求書送信部19は、二次元コード生成部18により生成された二次元コードを用いた電子請求書を携帯電話機20に対して送信する(ステップS18)。
【0056】
携帯電話機20は、電子請求書発行装置10から送信された二次元コードを用いた電子請求書を画面上に表示する(ステップS19)。この電子請求書には、例えば、二次元コードNCが表示されるととともに、請求企業名として“(株)A商事”が、請求金額として“800円”が、支払期限として“2003/02/05”が、有効期限として“2002/12/07”が表示される(図5参照)。
【0057】
このようにして、ユーザは、二次元コードを用いた電子請求書を取得することができる。取得した電子請求書は、携帯電話機20のメモリに格納することができる。したがって、電子請求書の有効期限内であれば、メモリに格納した二次元コードをコンビニエンスストア等に設置されているコードリーダーで読み取らせることにより、インターネットショッピングで購入した商品等の代金の決済を行うことができる。
【0058】
また、メモリに格納した電子請求書を誤って削除してしまった場合や、有効期限が経過してしまった場合でも、ステップS14でアドレス情報を含む電子請求書取得用メールを受信した後は、図6に示すステップS15以降の処理を行うことで電子請求書を取得することができるため、ステップS1〜S14までの処理を省略することができる。すなわち、ユーザは、加盟店側サイトに再度ログインする操作からやり直す必要はなく、携帯電話機20の画面上に電子請求書取得用メールを表示させ、ダウンロード確定領域RDを選択して確定する処理(ステップS15)からやり直すだけで電子請求書を取得することができる。これにより、ユーザの負担を軽減させることができる。
【0059】
なお、上述した図6に示す電子請求書発行処理の動作では、ステップS6において、電子請求書発行装置10が、加盟店サーバ30から受信した請求情報をデータベース等に登録することなく請求受付画面を携帯電話機20に送信しているが、請求情報を仮登録用のデータベースに登録することとしてもよい。この場合には、まず、上述したステップS6において、例えば、携帯電話機20の電話番号に対応付けて、請求情報(加盟店ID、加盟店請求番号、請求金額、受付日、支払期限)を仮登録用のデータベースに登録する。次に、上述したステップS9において移動通信網40から取得した電話番号に基づいて仮登録用のデータベースから、当該電話番号に対応する請求情報を抽出する。そして、上述したステップS10において請求情報を登録する際に、請求番号に対応付けて、仮登録用のデータベースから抽出した請求情報を請求情報データベースに登録することとすればよい。
【0060】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。まず、第2実施形態が、第1実施形態と異なる点は、上述した第1実施形態では、ユーザが携帯電話機20を操作して商品を購入した後に、この携帯電話機20に対して電子請求書が送信されるのに対し、第2実施形態では、ユーザがPC端末60を操作して商品を購入した後に、このPC端末60のユーザが所有する携帯電話機20に対して電子請求書が送信される点である。
【0061】
図7を参照して第2実施形態における通信システム2の構成を説明する。図7に示すように、第2実施形態における通信システム2の構成は、第1実施形態における通信システム1の構成要素に加えて、さらにPC端末60を備えている点で第1実施形態における通信システム1の構成と異なる。また、第2実施形態における電子請求書発行装置10Sの機能構成は、第1実施形態における電子請求書発行装置10の機能構成に加えて、さらに携帯情報入力画面送信部1Aと携帯情報受信部1Bとを備えている点で第1実施形態における電子請求書発行装置10の機能構成と異なる。したがって、それ以外の構成は、第1実施形態における通信システム1の構成と同様であるので、各構成要素には同一の符合を付しその説明は省略すると共に、以下において第1実施形態との相違点について詳述する。
【0062】
通信システム2に含まれるPC端末60は、ユーザが使用する周知のパソコンであり、PC端末60と電子請求書発行装置10は、インターネット50を介して接続される。
【0063】
電子請求書発行装置10Sの携帯情報入力画面送信部1Aは、携帯電話機20に関する携帯情報を入力するための携帯情報入力画面をPC端末60に送信する。ここで、携帯情報としては、例えば、携帯電話機20の電話番号およびメールアドレスがある。なお、この携帯電話機20は、PC端末60のユーザが携帯所有する携帯電話機である。
【0064】
電子請求書発行装置10Sの携帯情報受信部1Bは、携帯情報入力画面に入力された携帯情報を携帯電話機20から受信する。
【0065】
次に、図8を参照して、第2実施形態の通信システム2における電子請求書発行処理の動作を説明する。なお、第1実施形態における電子請求書発行処理の動作と同一のステップには、同一符号を付すとともに重複する説明は省略する。
【0066】
まず、PC端末60は、ユーザからの操作指示に基づいて加盟店サーバ30にアクセスする(ステップS21)。
【0067】
次に、PC端末60と加盟店サーバ30との間で、PC端末60を操作するユーザの正当性を認証するための認証処理が行われる(ステップS22)。この認証処理において正当なユーザであることが認められれば、ユーザは、加盟店側サイトのインターネット・ショッピングモールにログインすることができる。
【0068】
次に、PC端末60と加盟店サーバ30との間で、インターネットショッピングにおける商品やサービスの選択処理が行われる。その後、ユーザからの操作指示に基づいて商品等が選択され、代金の支払方法として二次元コードを用いた電子請求書による支払いが選択される(ステップS23)。
【0069】
次に、加盟店サーバ30は、ユーザにより選択された商品に関する情報に基づいて請求情報を生成する(ステップS24)。ここで、この請求情報には、例えば、加盟店IDとして“0023”が、加盟店請求番号として“EA0031”が、請求金額として“800”が含まれていることとする。
【0070】
次に、加盟店サーバ30は、生成した請求情報を、PC端末60を経由させて電子請求書発行装置10に送信する(ステップS25)。なお、請求情報は、例えば、SSL(Secure Socket Layer)により暗号化されて送信される。また、加盟店サーバ30から電子請求書発行装置10に請求情報を送信する際に、PC端末60を経由させる方法としては、第1実施形態と同様に、例えば、HTTPのPOST処理を利用する方法がある。
【0071】
次に、電子請求書発行装置10は、暗号化された請求情報を受信するとともに、この受信した請求情報を復号化する。
【0072】
次に、電子請求書発行装置10の携帯情報入力画面送信部1Aは、携帯情報入力画面をPC端末60に送信する(ステップS26)。また、携帯情報入力画面送信部1Aは、請求情報をPC端末60に送信する。
【0073】
次に、PC端末60は、電子請求書発行装置10から受信した携帯情報入力画面を画面上に表示する(ステップS27)。ここで、携帯情報入力画面には、携帯電話機の電話番号およびメールアドレスを入力するための項目が表示される。
【0074】
次に、PC端末60は、ユーザの操作指示により携帯情報の送信ボタンが選択され確定されると、携帯情報入力画面に入力された携帯情報、および請求情報を電子請求書発行装置10に送信する(ステップS28)。
【0075】
次に、電子請求書発行装置10の携帯情報受信部1Bは、PC端末60から送信された携帯情報および請求情報を受信する(ステップS29)。また、携帯情報受信部1Bは、受信した携帯情報に含まれる電話番号およびメールアドレスに基づいて、当該携帯情報に対応する携帯電話機が存在するか否かを判定することによりユーザの認証を行う(ステップS30)。この判定により携帯情報に対応する携帯電話機の存在が確認され、ユーザの正当性が認証された場合に、請求受付画面送信部12は、携帯情報受信部1Bにより受信された請求情報および携帯情報に基づいて請求受付画面を生成し、生成した請求受付画面をPC端末60に送信する(ステップS31)。
【0076】
次に、PC端末60は、電子請求書発行装置10から受信した請求受付画面を画面上に表示する(ステップS32)。ここで、請求受付画面には、例えば、受付日として“2002/12/06”が、請求企業名として“(株)A商事”が、請求金額として“800円”が、支払期限として“2003/02/05”が、メールアドレスとして“aaa@xx.jp”が、電話番号として“090xxxxxx”が表示される(図9参照)。
【0077】
次に、PC端末60は、ユーザの操作指示により請求受付画面のメール配信領域RH(図9参照)が選択され確定されると、メール配信依頼を電子請求書発行装置10に送信する(ステップS33)。また、PC端末60は、メール配信依頼とともに請求受付画面に表示されている請求情報および携帯情報を電子請求書発行装置10に送信する。
【0078】
次に、電子請求書発行装置10の配信依頼受信部13は、PC端末60から送信されたメール配信依頼、請求情報および携帯情報を受信する(ステップS34)。
【0079】
次に、電子請求書発行装置10の請求情報記憶部14は、配信依頼受信部13により受信された請求情報を一意に特定する請求番号を発行する。そして、請求情報記憶部14は、発行した請求番号に対応付けて、請求情報(受付日、支払期限、加盟店ID、加盟店請求番号、請求金額、電話番号、メールアドレス)を請求情報データベースに登録する(ステップS35)。
【0080】
次に、電子請求書発行装置10のメール配信部15は、ステップS35で請求情報データベースに登録された請求情報に基づいて電子請求書取得用メールを生成し、この生成した電子請求書取得用メールを、メール配信依頼を送信してきたPC端末60のユーザにより指定された携帯電話機20に対して送信する(ステップS36)。
【0081】
次に、電子請求書発行装置10の受付完了通知送信部16は、電子請求書発行装置10において請求情報の受付処理が完了したことを示す受付完了通知を加盟店サーバ30に送信する(ステップS12)。また、受付完了通知送信部16は、電子請求書発行装置10において請求情報の受付処理が完了したことを示す受付完了画面をPC端末60に送信する(ステップS37)。
【0082】
そして、これ以降のステップS14〜S19において行われる動作は、第1実施形態において説明した図6に示すステップS14〜S19において行われる動作と同様であるため説明を省略する。
【0083】
以上のように、ユーザは、電子請求書を取得する対象として特定した携帯電話機20でアドレス情報を含む電子請求書取得用メールを受信した後は、図8に示すステップS15以降の処理を行うことで電子請求書を取得することができるため、ステップS21〜S37およびS14までの処理を省略することができる。
すなわち、ユーザは、加盟店側サイトに再度ログインする操作からやり直す必要はなく、携帯電話機20の画面上に電子請求書取得用メールを表示させ、ダウンロード確定領域RDを選択して確定する処理(ステップS15)からやり直すだけで電子請求書を取得することができる。これにより、ユーザの負担を軽減させることができる。
【0084】
なお、上述した第2実施形態における電子請求書発行処理の動作(図8参照)では、ステップS25において、加盟店サーバ30から電子請求書発行装置10に請求情報を送信する手段として、POST処理を利用しているが、これに限られない。例えば、加盟店サーバ30から電子請求書発行装置10に請求情報を送信する手段として、GET処理およびクッキー(Cookie)を利用してもよい。具体的に説明すると、電子請求書発行装置10は、GET処理における転送先のURLに電子請求書発行装置10のアドレスおよび請求情報を指定してPC端末60に送信する。PC端末60は、受信したURLに基づいて、請求情報をクッキー情報としてブラウザに格納するとともに電子請求書発行装置10にアクセスする。電子請求書発行装置10は、PC端末60から送信されたクッキー情報を受信することで、請求情報を取得する。これにより、加盟店サーバ30から送信された請求情報が電子請求書発行装置10に転送される。
【0085】
また、上述した第2実施形態における電子請求書発行処理の動作(図8参照)では、ステップS30において、電子請求書発行装置10が、加盟店サーバ30から受信した請求情報をデータベース等に登録することなく請求受付画面をPC端末60に送信しているが、第1実施形態において説明したように、請求情報を仮登録用のデータベースに登録することとしてもよい。
【0086】
なお、上述した各実施形態における電子請求書発行装置10,10Sは、単一の装置により構成されているが、これに限られず、複数の装置(例えば、サーバ)により構成されていてもよい。すなわち、電子請求書発行装置10,10Sが有する各機能を単一の装置で実現することとしてもよいし、各機能をいくつかのグループに分けてそれぞれのグループに属する機能を別個の装置で実現することとしてもよい。
【0087】
最後に、本発明の各実施形態における電子請求書発行装置を実現するためのプログラムについて説明する。図10は、電子請求書発行装置を実現するためのプログラムを格納する記録媒体の構成図である。記録媒体100は、電子請求書発行装置用のプログラムを記録するプログラム領域101を備えている。このプログラム領域101には、電子請求書発行装置用のプログラム102が記録されている。電子請求書発行装置用のプログラム102は、請求情報受信モジュール102a、携帯情報入力画面送信モジュール102b、携帯情報受信モジュール102c、請求受付画面送信モジュール102d、配信依頼受信モジュール102e、請求情報記憶モジュール102f、メール配信モジュール102g、受付完了通知送信モジュール102h、ダウンロード要求受信モジュール102i、二次元コード生成モジュール102j、電子請求書送信モジュール102kとを備えて構成される。ここで、請求情報受信モジュール102a、携帯情報入力画面送信モジュール102b、携帯情報受信モジュール102c、請求受付画面送信モジュール102d、配信依頼受信モジュール102e、請求情報記憶モジュール102f、メール配信モジュール102g、受付完了通知送信モジュール102h、ダウンロード要求受信モジュール102i、二次元コード生成モジュール102jおよび電子請求書送信モジュール102kのそれぞれを動作させることによって実現する機能は、上記電子請求書発行装置10,10Sの請求情報受信部11、携帯情報入力画面送信部1A、携帯情報受信部1B、請求受付画面送信部12、配信依頼受信部13、請求情報記憶部14、メール配信部15、受付完了通知送信部16、ダウンロード要求受信部17、二次元コード生成部18、電子請求書送信部19、におけるそれそれの機能と同様である。
【0088】
[その他]
本発明に係る電子請求書発行方法は、代金の支払いに関する請求情報を含むコード情報を用いた電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、当該電子請求書を必要とする移動通信端末に送信するアドレス情報送信工程と、アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末から、電子請求書のダウンロードを要求するダウンロード要求を受信するダウンロード要求受信工程と、ダウンロード要求を送信した移動通信端末に対応する請求情報に基づいて前記コード情報を生成するコード情報生成工程と、生成されたコード情報を用いた電子請求書を移動通信端末に送信する電子請求書送信工程とを備えることを特徴とする。
【0089】
また、電子請求書発行方法は、請求情報を受信する請求情報受信工程をさらに備え、アドレス情報送信工程は、アドレス情報を、請求情報受信工程において受信された請求情報に対応する移動通信端末に送信させることを特徴とする。
【0090】
また、電子請求書発行方法は、請求情報を受信する請求情報受信工程と、移動通信端末を特定するための端末特定情報を、当該移動通信端末以外の端末から受信する端末特定情報受信工程とをさらに備え、アドレス情報送信工程は、アドレス情報を、端末特定情報受信工程により受信された端末特定情報に対応する移動通信端末に送信させることを特徴とする。
【0091】
また、電子請求書発行方法は、請求情報を一意に特定する請求識別コードに対応付けて請求情報を記憶させる記憶工程をさらに備え、アドレス情報送信工程は、アドレス情報に加えて、請求識別コードを送信し、ダウンロード要求受信工程は、ダウンロード要求に加えて、請求識別コードを受信し、生成工程は、ダウンロード要求受信工程において受信された請求識別コードに基づいて記憶工程において記憶された請求情報を抽出し、当該抽出した請求情報に基づいてコード情報を生成することを特徴とする。
【0092】
また、電子請求書発行方法におけるアドレス情報送信工程は、アドレス情報をメールに含めて送信することを特徴とする。
【0093】
また、電子請求書発行方法は、アドレス情報送信工程においてアドレス情報が送信されたことを示すメッセージを代金の請求側に通知する通知工程をさらに備えることを特徴とする。
【0094】
また、電子請求書発行方法におけるコード情報は、二次元コードであることを特徴とする。
【0095】
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、請求情報を受信する請求情報受信手段としてさらに機能させ、アドレス情報送信手段は、アドレス情報を、請求情報受信手段により受信された請求情報に対応する前記移動通信端末に送信させることを特徴とする。
【0096】
また、プログラムは、コンピュータを、請求情報を受信する請求情報受信手段と、移動通信端末を特定するための端末特定情報を、当該移動通信端末以外の端末から受信する端末特定情報受信手段としてさらに機能させ、アドレス情報送信手段は、アドレス情報を、端末特定情報受信手段により受信された端末特定情報に対応する移動通信端末に送信させることを特徴とする。
【0097】
また、プログラムは、コンピュータを、請求情報を一意に特定する請求識別コードに対応付けて請求情報を記憶させる記憶手段としてさらに機能させ、アドレス情報送信手段は、アドレス情報に加えて、請求識別コードを送信し、ダウンロード要求受信手段は、ダウンロード要求に加えて、請求識別コードを受信し、生成手段は、ダウンロード要求受信手段により受信された請求識別コードに基づいて前記記憶手段により記憶された請求情報を抽出し、当該抽出した請求情報に基づいてコード情報を生成することを特徴とする。
【0098】
また、プログラムにより機能させられるアドレス情報送信手段は、アドレス情報をメールに含めて送信することを特徴とする。
【0099】
また、プログラムは、コンピュータを、アドレス情報送信手段によりアドレス情報が送信されたことを示すメッセージを代金の請求側に通知する通知手段としてさらに機能させることを特徴とする。
【0100】
また、プログラムに含まれるコード情報は、二次元コードであることを特徴とする。
【0101】
【発明の効果】
本発明に係る電子請求書発行装置およびプログラムによれば、コード情報を用いた電子請求書を取得するユーザへの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における通信システムの構成図である。
【図2】第1実施形態における請求受付画面の一表示例を示す図である。
【図3】電子請求書取得メールの一表示例を示す図である。
【図4】2次元コードに含まれる内容の一例を示す図である。
【図5】電子請求書の一表示例を示す図である。
【図6】第1実施形態における電子請求書発行処理を説明するフローチャートである。
【図7】第2実施形態における通信システムの構成図である。
【図8】第2実施形態における電子請求書発行処理を説明するフローチャートである。
【図9】第2実施形態における請求受付画面の一表示例を示す図である。
【図10】記録媒体の構成図である。
【符号の説明】
1,2・・・通信システム、10,10S・・・電子請求書発行装置、11・・・請求情報受信部、12・・・請求受付画面送信部、13・・・配信依頼受信部、14・・・請求情報記憶部、15・・・メール配信部、16・・・受付完了通知送信部、17・・・ダウンロード要求受信部、18・・・二次元コード生成部、19・・・電子請求書送信部、1A・・・携帯情報入力画面送信部、1B・・・携帯情報受信部、20・・・携帯電話機、30・・・加盟店サーバ、40・・・移動通信網、50・・・インターネット、60・・・PC端末。
Claims (8)
- 代金の支払いに関する請求情報を含むコード情報を用いた電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、当該電子請求書を必要とする移動通信端末に送信するアドレス情報送信手段と、
前記アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末から、前記電子請求書のダウンロードを要求するダウンロード要求を受信するダウンロード要求受信手段と、
前記ダウンロード要求を送信した移動通信端末に対応する請求情報に基づいて前記コード情報を生成するコード情報生成手段と、
前記生成されたコード情報を用いた電子請求書を前記移動通信端末に送信する電子請求書送信手段とを備えることを特徴とする電子請求書発行装置。 - 前記請求情報を受信する請求情報受信手段をさらに備え、
前記アドレス情報送信手段は、前記アドレス情報を、前記請求情報受信手段により受信された請求情報に対応する前記移動通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の電子請求書発行装置。 - 前記請求情報を受信する請求情報受信手段と、
前記移動通信端末を特定するための端末特定情報を、当該移動通信端末以外の端末から受信する端末特定情報受信手段とをさらに備え、
前記アドレス情報送信手段は、前記アドレス情報を、前記端末特定情報受信手段により受信された端末特定情報に対応する前記移動通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の電子請求書発行装置。 - 前記請求情報を一意に特定する請求識別コードに対応付けて前記請求情報を記憶させる記憶手段をさらに備え、
前記アドレス情報送信手段は、前記アドレス情報に加えて、前記請求識別コードを送信し、
前記ダウンロード要求受信手段は、前記ダウンロード要求に加えて、前記請求識別コードを受信し、
前記生成手段は、前記ダウンロード要求受信手段により受信された請求識別コードに基づいて前記記憶手段により記憶された請求情報を抽出し、当該抽出した請求情報に基づいてコード情報を生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子請求書発行装置。 - 前記アドレス情報送信手段は、前記アドレス情報をメールに含めて送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子請求書発行装置。
- 前記アドレス情報送信手段により前記アドレス情報が送信されたことを示すメッセージを前記代金の請求側に通知する通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子請求書発行装置。
- 前記コード情報は、二次元コードであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子請求書発行装置。
- コンピュータを、
代金の支払いに関する請求情報を含むコード情報を用いた電子請求書を取得させるためのアドレス情報を、当該電子請求書を必要とする移動通信端末に送信するアドレス情報送信手段と、
前記アドレス情報に対応するアドレスにアクセスした移動通信端末から、前記電子請求書のダウンロードを要求するダウンロード要求を受信するダウンロード要求受信手段と、
前記ダウンロード要求を送信した移動通信端末に対応する請求情報に基づいて前記コード情報を生成するコード情報生成手段と、
前記生成されたコード情報を用いた電子請求書を前記移動通信端末に送信する電子請求書送信手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003046080A JP2004258763A (ja) | 2003-02-24 | 2003-02-24 | 電子請求書発行装置およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003046080A JP2004258763A (ja) | 2003-02-24 | 2003-02-24 | 電子請求書発行装置およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004258763A true JP2004258763A (ja) | 2004-09-16 |
Family
ID=33112730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003046080A Pending JP2004258763A (ja) | 2003-02-24 | 2003-02-24 | 電子請求書発行装置およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004258763A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008077327A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Fujitsu Ltd | 正当性保証システム、正当性保証方法、および、プログラム。 |
CN105117366A (zh) * | 2015-08-30 | 2015-12-02 | 杨志强 | 二维码计算器 |
JP2015215892A (ja) * | 2014-05-08 | 2015-12-03 | エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. | プリペイド型電力量計 |
CN106022851A (zh) * | 2016-06-03 | 2016-10-12 | 浪潮软件集团有限公司 | 一种基于微信申请的自助代开***的方法 |
JP2016200905A (ja) * | 2015-04-08 | 2016-12-01 | 日本電気株式会社 | 料金収納システム、請求サーバおよび料金収納方法 |
CN106204029A (zh) * | 2016-07-28 | 2016-12-07 | 北京小米移动软件有限公司 | 二维码付款的方法和装置 |
CN109754292A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-05-14 | 西安艾润物联网技术服务有限责任公司 | 停车自助开票方法、装置和电子设备 |
JP2021071756A (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | トッパン・フォームズ株式会社 | 通知管理装置、通知管理方法、及びプログラム |
JP6906671B1 (ja) * | 2020-09-30 | 2021-07-21 | PayPay株式会社 | 依頼プログラム、依頼装置及び依頼方法 |
US20220180138A1 (en) * | 2020-12-09 | 2022-06-09 | Ryoh ARUGA | Information processing apparatus, information processing system, and information processing method |
CN118134575A (zh) * | 2024-05-07 | 2024-06-04 | 福建航天信息科技有限公司 | 一种代开***方法及*** |
-
2003
- 2003-02-24 JP JP2003046080A patent/JP2004258763A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008077327A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Fujitsu Ltd | 正当性保証システム、正当性保証方法、および、プログラム。 |
JP2015215892A (ja) * | 2014-05-08 | 2015-12-03 | エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. | プリペイド型電力量計 |
US9697670B2 (en) | 2014-05-08 | 2017-07-04 | Lsis Co., Ltd. | Prepayment-type watt-hour meter |
JP2016200905A (ja) * | 2015-04-08 | 2016-12-01 | 日本電気株式会社 | 料金収納システム、請求サーバおよび料金収納方法 |
CN105117366A (zh) * | 2015-08-30 | 2015-12-02 | 杨志强 | 二维码计算器 |
CN106022851A (zh) * | 2016-06-03 | 2016-10-12 | 浪潮软件集团有限公司 | 一种基于微信申请的自助代开***的方法 |
CN106204029A (zh) * | 2016-07-28 | 2016-12-07 | 北京小米移动软件有限公司 | 二维码付款的方法和装置 |
CN106204029B (zh) * | 2016-07-28 | 2019-04-26 | 北京小米支付技术有限公司 | 二维码付款的方法和装置 |
CN109754292A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-05-14 | 西安艾润物联网技术服务有限责任公司 | 停车自助开票方法、装置和电子设备 |
JP2021071756A (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | トッパン・フォームズ株式会社 | 通知管理装置、通知管理方法、及びプログラム |
JP7398928B2 (ja) | 2019-10-29 | 2023-12-15 | Toppanエッジ株式会社 | 通知管理装置、通知管理方法、及びプログラム |
JP6906671B1 (ja) * | 2020-09-30 | 2021-07-21 | PayPay株式会社 | 依頼プログラム、依頼装置及び依頼方法 |
JP2022058129A (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-11 | PayPay株式会社 | 依頼プログラム、依頼装置及び依頼方法 |
JP2022057371A (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-11 | PayPay株式会社 | 依頼プログラム、依頼装置及び依頼方法 |
US20220180138A1 (en) * | 2020-12-09 | 2022-06-09 | Ryoh ARUGA | Information processing apparatus, information processing system, and information processing method |
US11960949B2 (en) * | 2020-12-09 | 2024-04-16 | Ricoh Company, Ltd. | Information processing apparatus, information processing system, and information processing method |
CN118134575A (zh) * | 2024-05-07 | 2024-06-04 | 福建航天信息科技有限公司 | 一种代开***方法及*** |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3939080B2 (ja) | コンピュータ及び情報処理方法 | |
JP4984588B2 (ja) | 携帯端末を利用した決済システムおよび決済方法 | |
US20120323781A1 (en) | Communication system, settlement management apparatus and method, portable information terminal and information processing method, and program | |
US20070260556A1 (en) | System and method for verification of identity for transactions | |
WO2002101614A1 (fr) | Procede support de transaction commerciale electronique | |
JP2007128192A (ja) | 決済システム、取引管理サーバ、アドレス変換サーバ及びそれらに用いる決済方法並びにそのプログラム | |
MXPA04010350A (es) | Sistema y metodo de pago. | |
JP4588529B2 (ja) | サービスシステムおよび最適サービス提供方法 | |
KR20120098508A (ko) | 물건 매매방법 및 이를 지원하는 쇼핑 지원 시스템 | |
JP2004258763A (ja) | 電子請求書発行装置およびプログラム | |
KR20100045586A (ko) | 휴대용 이동통신단말기를 이용한 결제 서비스 방법 및 그 시스템 | |
US10614466B2 (en) | Method for managing on-line commercial transactions | |
US7054835B2 (en) | Electronic commerce providing system having orderer authenticating function | |
JP2002163585A (ja) | 電子決済システムと装置 | |
JP2004021607A (ja) | 領収書データ送受信方法、携帯通信端末プログラム、携帯通信端末、レジ装置、及び、家計簿サーバ | |
JP4071445B2 (ja) | 取引仲介システム、取引仲介装置およびプログラム | |
JP2001352583A (ja) | 課金システム | |
KR20010100701A (ko) | 인터넷상에서의 대금결제에 대한 클리어링 하우징 시스템및 방법 | |
JP2005149464A (ja) | 取引決済処理システム | |
JP2004246821A (ja) | 情報システム | |
JP4126232B2 (ja) | 通信システム、認証方法及び登録装置 | |
JP2002251578A (ja) | 売買取引処理方法及びそのシステム | |
JP2006072475A (ja) | 情報処理装置、情報提供装置、情報処理プログラム、および情報提供プログラム | |
US20110184852A1 (en) | Secured acquisition process via credit card terminal | |
JP2003016371A (ja) | カード決済サービスにおける認証支援方法およびこれを実現するシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060124 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060530 |