JP2004257768A - マイクロ血球カウンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】検体血液の採血、希釈、および廃液溜めを行え、カートリッジ化した測定部を備えたマイクロ血球カウンタを提供する。
【解決手段】希釈液で希釈された検体血液が流れる検出用流路11に所定間隔で配置された両電極14,15間のインピーダンス変化を検出するための測定部1を備え、測定部1からの検出信号に基づいて検体血液中の血球を測定するマイクロ血球カウンタにおいて、検体血液を定量採血するキャピラリー13と、キャピラリー13の検体血液を所定の希釈手段により希釈して検出用流路11に導入して測定が終わった希釈血液を廃液として溜める液溜用セル7とを測定部1に設け、測定部1を取り替え可能なカートリッジにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検体血液中の血球を測定するために用いられるマイクロ血球カウンタに関し、特に、検体血液のインピーダンス変化を測定するための測定部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2002−277380号公報
【0003】
従来から、血液中の赤血球、白血球、血小板などの血球を計数する手法の一つとして電気抵抗法が用いられている。この電気抵抗法は、血液細胞を等張性希釈液に懸濁させ、粒子がアパーチャを通過するときに、血球が占める容積に比例して生じる電気抵抗(インピーダンス)の変化を利用している。このインピーダンス変化に対応して生ずるパルス数を計数することにより、血球の個数を検出することができ、また、前記パルスの高さを検出することにより、血球の容積(白血球、赤血球、血小板であるかの種類)を検出することができる。
【0004】
このような電気抵抗法を用いて血球を計数する、例えば、特許文献1に示される従来のマイクロ血球カウンタにおける測定部では、シリコン基板に測定対象である検体血液が流れる流入側の流路および流出側の流路と、これら流路の途中に狭隘部が形成されることにより得られるアパーチャと、このアパーチャの両側の流路に設けられる電極とが備えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記測定部の電極間に導入される血液は、通常、希釈液と混合された一定量の希釈血液であり、この希釈血液を作るのに定注器や注射器などが用いられている。例えば、定注器によって検体血液の定量採血を行い、また、同様にして定注器によって希釈液ボトルから希釈液を定量採取し、定注器のセル内で検体血液と希釈液とを混合し、この混合により得られた希釈血液を、電極間の検出用流路に流して血球を測定した後、廃液として廃液タンクに溜められる。
【0006】
しかしながら、上記のような従来のマイクロ血球カウンタにおいては、測定部自体はチップ化されて小型化が図られているが、測定部には検体血液と希釈液とを混合して一定量の希釈血液を作るための構成要素および廃液を溜める構成要素が備えられていないので、測定部とは別に、検体血液および希釈液の定量採取を行うための定注器や注射器あるいはサンプリングプローブなどが必要となり、また、廃液を溜める廃液タンクの確保、および使用後のサンプリングプローブ等の洗浄が必要となる。このため、所定場所(例えば病院の検査室など)に設置された血球測定装置の一式および洗浄装置を、問診や緊急時のために、他の場所に運ぶ必要が生じた場合、大掛かりな運搬手段が必要となり、簡単に運ぶことができないという問題点があった。
【0007】
なお、血液ガスを測定する持ち運び可能なハンディタイプの例えばダイナボット製の血液ガス測定装置、あるいは血糖値を測定するハンディタイプの例えばダイナボット製の血糖値測定装置やグルコカード・アークレイ製の血糖値測定装置が知られているが、これらの測定装置は血球を測定するものではない。
【0008】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、検体血液のインピーダンス変化の検出以外に、検体血液の採血、希釈、および廃液溜めも行うことができ、しかも、これらの構成要素をカートリッジ化した測定部を備えたマイクロ血球カウンタを提供することを目的する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、希釈液で希釈された検体血液が流れる検出用流路に所定間隔で配置された両電極間のインピーダンス変化を検出するための測定部を備え、該測定部からの検出信号に基づいて検体血液中の血球を測定するマイクロ血球カウンタにおいて、検体血液を定量採血するキャピラリーと、該キャピラリーの検体血液を所定の希釈手段により希釈して前記検出用流路に導入して測定が終わった希釈血液を廃液として溜める液溜用セルとを前記測定部に設け、該測定部を取り替え可能なようにカートリッジ化している(請求項1)。
【0010】
前記構成のマイクロ血球カウンタにおいては、検体血液を定量採血するキャピラリーと、該キャピラリーの検体血液を所定の希釈手段により希釈して前記検出用流路に導入して測定が終わった希釈血液を廃液として溜める液溜用セルとが測定部に設けられているので、検体血液は前記キャピラリーにより定量採血され、この採血された検体血液は前記希釈手段により希釈され、測定が終わった希釈血液は廃液として前記液溜用セルに溜められる。
【0011】
このように、前記測定部において検体血液の定量採血と希釈と廃液溜めも行うことができるので、検体血液中の血球を測定する際に行われる前処理(検体血液の定量採血と希釈)および後処理(廃液溜め)に必要な器具や装置を設ける必要がなくなり、これにより、マイクロ血球カウンタを持ち運び可能になるように小型化することができるとともに、測定装置全体としてはコストダウンを図れる。また、前記測定部を取り替え可能なようにカートリッジ化したので、前記測定部を使い捨てにすることができ、これにより、前記測定部を洗浄するための洗浄装置が不要となり、同じく測定装置全体として小型化およびコストダウンを図れる。
【0012】
前記キャピラリー内の検体血液と希釈液ボトル内の希釈液とを混合する際は、前記キャピラリー内の検体血液が前記希釈液ボトル内に入るように、前記液留用セルに接続された外部接続用流路を加圧し、前記希釈液ボトルで混合されて得た希釈血液を、前記検出用流路を通って前記液留用セルに導く際は、前記外部接続用流路を減圧するように構成した場合(請求項2)、前記希釈液ボトルを前記キャピラリーに接続して前記外部接続用流路をポンプで加圧すると、前記キャピラリー内の検体血液は、前記希釈液ボトル内に入って希釈液と混合され、逆に、前記外部接続用流路をポンプで減圧すると、前記希釈液ボトル内の希釈血液は、前記検出用流路を通って前記液留用セルに導かれる。このような希釈血液の生成と廃液溜めも行える測定部は、簡単な構成で実現できる。
【0013】
前記キャピラリーと前記検出用流路との間に、検体血液と希釈液とを混合するための混合セルを設けた場合は(請求項3)、前記混合セル内で検体血液と希釈液とを混合することができるので、前記希釈液ボトル内での混合操作の必要がなくなり、混合操作が簡単となる。
【0014】
前記キャピラリー内の検体血液と希釈液ボトル内の希釈液とを混合する際は、前記キャピラリー内の検体血液および前記希釈液ボトル内の希釈液が前記混合セルに入るように、前記液留用セルに接続された外部接続用流路を減圧し、更に、前記液留用セルで混合された希釈血液を、前記検出用流路を通って前記液留用セルに導く際は、前記外部接続用流路を引き続き減圧するように構成した場合(請求項4)、前記希釈液ボトルを前記キャピラリーに接続して前記外部接続用流路をポンプで減圧すると、前記キャピラリー内の検体血液と前記希釈液ボトル内の希釈液とが、前記液留用セルに入って混合され、更に、前記検出用流路を通って前記液留用セルに導かれる。このような希釈血液の生成と廃液溜めを行う測定部は、簡単な構成で実現できる。
【0015】
希釈液が入った希釈液ボトルの内部を予め圧縮しておき、前記希釈液ボトルが前記キャピラリーに接続されて前記希釈液ボトルのボトル口が開放されることにより生じる出力圧力により、前記キャピラリー内の検体血液と前記希釈液ボトル内の希釈液とを、前記混合セルに導いて混合し、この混合されて得た希釈血液を、更に、前記出力圧力により、前記検出用流路を介して前記液留用セルに導くように構成した場合(請求項5)、前記希釈液ボトルを前記キャピラリーに接続すると、前記希釈液ボトルからの出力圧力により、前記キャピラリー内の検体血液と前記希釈液ボトル内の希釈液とが、前記混合セルに入って混合され、更に、前記検出用流路を通って前記液留用セルに導かれる。このような希釈血液の生成と廃液溜めも行う測定部は、簡単な構成で実現できる。また、この構成では、前記希釈液ボトルの出力圧力を用いて検体血液および希釈液を流動させているので、ポンプが不要となり、その分、コストダウンを図れる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施形態に係るマイクロ血球カウンタにおける測定部の構成図である。また、図2は図1に示す測定部を矢印A方向から見た構成図であり、図3は前記測定部に希釈液を注入するための希釈液ボトルの構成図である。
【0017】
以下、図1〜図3を参照して、この実施形態について説明する。図1および図2において、1はマイクロ血球カウンタにおける測定部を示し、この測定部1はPMMA(アクリル)などの樹脂でカートリッジ化されている。この測定部1の樹脂基板2上には、ポンプ接続口17に一端が接続される外部接続用流路3、この外部接続用流路3の他端に接続され壁4,5,6により部分的に仕切られて流路が形成された液溜用セル7、この液留用セル7に流路8を介して接続される吸光度測定用セル9、この吸光度測定用セル9に流路10を介して接続される検出用流路11、この検出用流路11に略S字状の流路12を介して接続されるキャピラリー13、および流路10と流路12間に設けられるセンサ取付部16が形成されている。
【0018】
前記樹脂基板2上の各構成要素は、それぞれ適宜の深さと幅で形成される。詳しくは、樹脂基板2は樹脂基板2aと樹脂基板2b(図2参照)から成り、樹脂基板2a上には、液留用セル7が例えば深さ4mm位で形成され、また、吸光度測定用セル9が適宜の深さで形成される。一方、樹脂基板2b上には、外部接続用流路3、流路8,10,12、検出用流路11、およびキャピラリー収容路18が、例えば深さ1mm、幅1mm位で形成される。また、樹脂基板2b上にはセンサ取付部16が形成される。なお、樹脂基板2a,2b上にそれぞれ形成する流路やその他の構成要素の振り分けは、上記に限ることはなく、構成要素の深さ、幅、長さに応じて樹脂基板2a,2bが有効に利用できるように振り分ければ良い。
【0019】
このように樹脂基板2aと樹脂基板2bとにそれぞれ所定の構成要素が形成された後、樹脂基板2aと樹脂基板2bとを、例えば、接着剤または両面テープにより基板の隙間から液漏れがないように貼り合わせた後、キャピラリー収容路18に例えばガラス製のキャピラリー13を埋め込み、接着剤などによりキャピラリー13をキャピラリー収容路18に固定するとともに、キャピラリー13の外周面とキャピラリー収容路18の内周面との間の隙間を塞ぐ。
【0020】
次に、ボトルガイド19の中心をキャピラリー13の中心に合わせて該ボトルガイド19を、樹脂基板2a,2bの面に貼り合わせる。そして、外部接続用流路3と接続されるように樹脂基板2a,2bの面にポンプ接続口17を貼り合わせる。センサチップ145には、検出用流路11(該センサチップ145)を流れる希釈血液のインピーダンス変化を検出するための電極14,15が設けられている。このセンサチップ145を実装したセンサ基板20を、センサ取付部16に貼り付けることによってセンサ部が構成され、本マイクロ血球カウンタにおける測定部1が完成する。電極14,15は、センサチップ145がセンサ基板20に実装されることにより、リードライン21,22にそれぞれ接続され、センサ部からの信号をリードライン21,22から取り出すことが可能になる。なお、上記の説明では、センサチップ145は、後でセンサ取付部16に貼り付けたが、樹脂基板2aまたは樹脂基板2bにおいてセンサチップ145を成形し、その後、電極14,15をスパッタ等を用いてセンサチップ145に付けても良い。
【0021】
図3において、23は希釈液ボトルを示し、この希釈液ボトル23は、希釈液を収容する容器24と、この容器24の上部に設けられた空気孔27と、使用前は空気孔27を塞いでいるシール26と、容器24の下部の口に貼り付けられた膜25とから構成されている。この希釈ボトル23は、使用前は、容器24に希釈液が収容されており、シール26と膜25により密閉されている。
【0022】
以下、上記構成のマイクロ血球カウンタの測定部1を用いて、検体血液の測定を行う場合について説明する。先ず、被検査者の例えば指先をキャピラリー13の先端に突き刺して得た検体血液を、キャピラリー13の毛細管現象により該キャピラリー13内へ定量採血を行う。次に、希釈液が入った希釈液ボトル23をボトルガイド19に沿ってスライドし、キャピラリー13の先端に差し込む。このとき希釈ボトル23の膜25が破れ、キャピラリー13と希釈液ボトル23内が接続され、検体血液と希釈液が連結された状態になる。この後、希釈液ボトル23のシール26を剥がす。これにより、希釈液ボトル23は、上部に孔が開き、大気開放される。
【0023】
次に、このカートリッジ化された測定部1をマイクロ血球カウンタの本体(図示せず)に差し込んでセットすることにより、ポンプ接続口17がポンプ(図示せず)に連結され、また、センサ基板20が本体側のインピーダンス測定回路(図示せず)に電気的に接続される。
【0024】
そして、前記ポンプを加圧駆動させ、ポンプ接続口17から、外部接続用流路3、液留用セル7、流路8、吸光度測定用セル9、流路10、検出用流路11、および流路12を介してキャピラリー13内を加圧すると、キャピラリー13内の検体血液は、希釈液ボトル23の中に押し込まれ、希釈液ボトル23内でバブリングが行なわれて希釈液と混合される。
【0025】
この後、前記ポンプを減圧駆動させ、ポンプ接続口17から、外部接続用流路3、液留用セル7、流路8、吸光度測定用セル9、流路10、検出用流路11、および流路12を介してキャピラリー13内を減圧すると、希釈液ボトル23内で混合されて得た希釈血液は、キャピラリー13および流路12を介して検出用流路11に導入される。ここで、この検出用流路11に設けられた電極14,15間にはインピーダンス変化が生じ、マイクロ血球カウンタ本体(図示せず)は、そのインピーダンス変化に基づいて検体血液中の赤血球、白血球、血小板などの血球を測定する。
【0026】
検出用流路11を通った希釈血液は、流路10を介して吸光度測定用セル9に流れ、ここで、ヘモグロビンを測定する場合は、吸光度測定用セル9の吸光度を光学センサ(図示せず)で計測することにより、検体血液中のヘモグロビンを測定することができる。更に、吸光度測定用セル9を通った希釈血液は、流路8を介して液留用セル7に流れ、廃液として溜められていく。検体血液中の血球の測定が終了すると、この終了と同時に前記ポンプを停止させる。このとき廃液は全て液留用セル7に溜められ、この後、測定部1をマイクロ血球カウンタの本体から取り外し、廃棄する。
【0027】
このように上記第1の実施形態によれば、検体血液中の血球を測定するためのセンサ基板20の他に、キャピラリー13と液溜用セル7とがカートリッジ化された測定部1に設けられ、キャピラリー13内の検体血液と希釈液ボトル23内の希釈液とを混合する際は、キャピラリー13内の検体血液が希釈液ボトル23内に入るように、液留用セル7に接続された外部接続用流路3をポンプで加圧し、希釈液ボトル23で混合されて得た希釈血液を、検出用流路11を通って液留用セル7に導く際は、外部接続用流路3をポンプで減圧するように構成している。
【0028】
したがって、この測定部1において検体血液の定量採血と希釈と廃液溜めも行うことができ、検体血液中の血球を測定する際に行われる前処理(検体血液の定量採血と希釈)および後処理(廃液溜め)に必要な器具や装置を設ける必要がなくなり、これにより、マイクロ血球カウンタを持ち運び可能になるように小型化することができるとともに、測定装置全体としてはコストダウンを図れる。また、測定部1を取り替え可能なようにカートリッジ化したので、測定部1を使い捨てにすることができ、これにより、測定部1を洗浄するための洗浄装置が不要となり、測定装置全体としては同じく小型化およびコストダウンを図れる。
【0029】
図4は本発明の第2の実施形態に係るマイクロ血球カウンタにおける測定部の構成図である。以下、図4を参照して、この実施形態について説明する。図4において、図1に示す構成要素に対応するものには同一の符号を付し、その説明を省略する。図4に示す測定部41では、検出用流路11に接続される流路42とキャピラリー収容路18間に、検体血液と希釈液を混合するための混合セル43が形成される。この混合セル43は、壁44により部分的に区切られ、例えば深さ4mm位の略コ字型形状で樹脂基板2の一方基板(例えば図2中の樹脂基板2a)に形成される。
【0030】
以下、上記構成のマイクロ血球カウンタの測定部41を用いて、検体血液の測定を行う場合について説明する。この場合、希釈液ボトル23(図3参照)には希釈液と圧縮空気が封入されているものとする。このカートリッジ化された測定部41をマイクロ血球カウンタの本体(図示せず)に差し込んでセットすることにより、センサ基板20が本体側のインピーダンス測定回路(図示せず)に電気的に接続される。
【0031】
被検査者の血液中の血球を測定する際、被検査者の例えば指先をキャピラリー13の先端に突き刺して得た検体血液をキャピラリー13の毛細管現象により該キャピラリー13内へ定量採血を行う。次に、希釈液が入った希釈液ボトル23をキャピラリー13の先端に差し込む。このとき希釈ボトル23の膜25が破れ、キャピラリー13と希釈液ボトル23内が接続され、希釈液が希釈液ボトル23内の圧縮空気(出力圧力)によりキャピラリー13の方へ押し出され、これにより、キャピラリー13内の検体血液と希釈液が、混合セル43に導入されて混合され、希釈血液が作られる。更に、この希釈血液は検出用流路11に流れ、電極14,15間の信号によりインピーダンス変化がマイクロ血球カウンタ本体で測定され、検体血液中の血球の測定が行われる。
【0032】
検出用流路11を通った希釈血液は、流路10を介して吸光度測定用セル9に流れ、ここで、ヘモグロビンを測定する場合は、吸光度測定用セル9の吸光度を光学センサ(図示せず)で計測することにより、検体血液中のヘモグロビンを測定することができる。更に、吸光度測定用セル9を通った希釈血液は、流路8を介して液留用セル7に流れ、廃液として留められていく。このとき廃液は全て液留用セル7に溜められ、この後、測定部1をマイクロ血球カウンタの本体から取り外し、廃棄する。
【0033】
このように上記第2の実施形態によれば、検体血液中の血球を測定するためのセンサ基板20の他に、キャピラリー13と混合セル43と液溜用セル7とがカートリッジ化された測定部41に設けられ、希釈液が入った希釈液ボトル23の内部を予め圧縮しておき、希釈液ボトル23がキャピラリー13に接続され、希釈液ボトル23のボトル口が開放されることによる出力圧力により、キャピラリー13内の検体血液と希釈液ボトル23内の希釈液とを、混合セル43に導いて混合し、この混合されて得た希釈血液を、更に、前記出力圧力により検出用流路11を介して液留用セル7に導くように構成している。
【0034】
したがって、この測定部41において、検体血液の定量採血と希釈と廃液溜めも行うことができ、検体血液中の血球を測定する際に行われる前処理(検体血液の定量採血と希釈)および後処理(廃液溜め)に必要な器具や装置を設ける必要がなくなり、これにより、マイクロ血球カウンタを持ち運び可能になるように小型化することができるとともに、測定装置全体としてはコストダウンを図れる。
【0035】
また、測定部41を取り替え可能になるようにカートリッジ化したので、測定部41を使い捨てにすることができ、これにより、測定部41を洗浄するための洗浄装置が不要となり、測定装置全体としては同じくコストダウンを図れる。また、希釈液ボトル23からの出力圧力を用いて検体血液および希釈液を流動させているので、外部接続用流路3を減圧するポンプが不要になり、その分、コストダウンを図れる。
【0036】
なお、図4に示す構成の測定部41において、検体血液と希釈液を混合セル43で混合するのに、希釈液ボトル23の出力圧力を用いてキャピラリー13の検体血液と希釈液ボトル23内の希釈液とを混合セル43に導いたが、希釈液ボトル23内が圧縮されていない場合は、外部接続用流路3の口3aにポンプ(図示せず)を接続し、外部接続用流路3を減圧しても良い。この場合、前述した第1の実施形態で説明したような方法でキャピラリー13に接続された希釈液ボトル23の希釈液と、キャピラリー13内の検体血液とは、混合セル43の方向に引っ張られ、混合セル43で混合され、更に、検出用流路11に導かれ、同様にして検体血液中の血球の測定を行うことができる。
【0037】
図5は前述した第1の実施形態または第2の実施形態による測定部を用いて血球を測定する第3の実施形態に係るマイクロ血球カウンタ本体の内部構成を示す上面図であり、図6は前記マイクロ血球カウンタ本体の内部構成を示す側面図である。図7は図6中の矢印Bから見た前記マイクロ血球カウンタ本体の構成を示す側面図であり、図8は前記マイクロ血球カウンタ本体の外観を示す上面図である。図9は前記マイクロ血球カウンタの外観を示す側面図であり、図10は前記マイクロ血球カウンタの斜視図である。
【0038】
図5〜図10において、51はマイクロ血球カウンタ本体のケースであり、このケース51内には、三方電磁弁53,54、ダイヤフラムポンプ55、電池56,57,58,59、LCD(液晶ディスプレイ)61、回路基板62、およびカートリッジセッティング部63などが備えられている。また、ケース51の上面には、LCD61の表示が外部から見ることができるように、窓枠に透明板60が貼られている。ケース51の側面から底面に渡って、電池56,57,58,59を内部にセットしたり交換したりするために開閉される電池蓋65が設けられている。
【0039】
ダイヤフラムポンプ55の加圧側は三方電磁弁53のコモンポートに接続され、同じくダイヤフラムポンプ55の減圧側は三方電磁弁54のコモンポートに接続されている。また、三方電磁弁53のNOポート(通常開のポート)は三方電磁弁54のNCポート(通常閉のポート)に接続され、三方電磁弁53のNCポートは三方電磁弁54のNOポートに接続されている。
【0040】
そして、三方電磁弁53のNOポートと三方電磁弁54のNCポートとが接続されたラインには、カートリッジ52がカートリッジセッティング部63にセットされた際に、カートリッジ52のポンプ接続口52が接続されるようになっている。三方電磁弁53,54、ダイヤフラムポンプ55、およびLCD61などには、電池56,57,58,59によって動作電源が供給され、三方電磁弁53,54、ダイヤフラムポンプ55、およびLCD61などは回路基板62上の制御回路により制御される。また、カートリッジ52により検出されたインピーダンス変化を示す信号は、回路基板62上の演算回路に供給されることにより、検体血液中の血球が測定され、この測定結果がLCD61に表示される。
【0041】
以下、例えば、第1の実施形態で説明した測定部1がカートリッジ化されたものが、カートリッジ52であるとした場合、上記構成のマイクロ血球カウンタを用いて、検体血液の測定を行う場合について説明する。
【0042】
第1の実施形態において説明した方法で検体血液を採血したカートリッジ52を、埃防止用の蓋66を押してケース51内に挿入してセットすると、マイクロ血球カウンタの電源がオンされ、カートリッジ52のセンサ基板(図1参照)が回路基板62に電気的に接続され、また、外部接続用流路(図1参照)が三方電磁弁53のNOポートと三方電磁弁54のNCポートとが接続されたライン(図示せず)に接続される。
【0043】
そして、ダイヤフラムポンプ55を加圧駆動させ、カートリッジ52に設けられているキャピラリー(図示せず)内を加圧すると、キャピラリー内の検体血液は、希釈液ボトル64の中に押し込まれ、希釈液ボトル64内でバブリングが行なわれて希釈液と混合される。
【0044】
この後、ダイヤフラムポンプ55を減圧駆動させ、キャピラリー内を減圧すると、希釈液ボトル64内で混合されて得た希釈血液は、キャピラリーを介して検出用流路(図示せず)に導入される。ここで、この検出用流路に設けられた電極間にはインピーダンス変化が生じ、この検出信号を入力した回路基板62上の演算回路は、検体血液中の赤血球、白血球、血小板などの血球を測定する。
【0045】
検出用流路を通った希釈血液は、更に、液留用セル(図示せず)の方へ流れ、廃液として留められていく。検体血液中の血球の測定が終了すると、この終了と同時にダイヤフラムポンプ55を停止させる。このとき廃液は全て液留用セルに溜められ、この後、カートリッジ52をカートリッジセッティング部63から取り出し、廃棄する。
【0046】
このように第3の実施形態によれば、カートリッジ52において、検体血液の定量採血と希釈と廃液溜めも行うことができるので、検体血液中の血球を測定する際に行われる前処理(検体血液の定量採血と希釈)および後処理(廃液溜め)に必要な器具や装置を設ける必要がなくなり、また、このようなカートリッジ52を用いることにより、マイクロ血球カウンタを持ち運び可能になるように小型化することができる。また、カートリッジ52を使い捨てにできるので、測定部を洗浄する必要がなく、洗浄装置が不要となる。また、マイクロ血球カウンタは持ち運びできるので、問診や緊急時に現場で検体血液の血球を測定することが可能になる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、検体血液を定量採血するキャピラリーと、該キャピラリーの検体血液を所定の希釈手段により希釈して検出用流路に導入して測定が終わった希釈血液を廃液として溜める液溜用セルとが測定部に設けられ、該測定部をカートリッジ化したので、検体血液中の血球を測定する際に行われる前処理(検体血液の定量採血と希釈)および後処理(廃液溜め)に必要な器具や装置を設ける必要がなくなり、これにより、マイクロ血球カウンタを持ち運び可能になるように小型化することができるとともに、測定装置全体としてはコストダウンを図れる。また、前記測定部を取り替え可能なようにカートリッジ化したので、前記測定部を使い捨てにすることができ、これにより、前記測定部を洗浄するための洗浄装置が不要となり、同様に測定装置全体としてはコストダウンを図れる。また、小型化されたマイクロ血球カウンタは持ち運びできるので、問診や緊急時に現場で検体血液の血球を測定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るマイクロ血球カウンタにおける測定部の構成図である。
【図2】図1に示す測定部を矢印A方向から見た構成図である。
【図3】前記測定部に希釈液を注入するための希釈液ボトルの構成図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るマイクロ血球カウンタにおける測定部の構成図である。
【図5】第1の実施形態または第2の実施形態による測定部を用いて血球を測定する第3の実施形態に係るマイクロ血球カウンタ本体の内部構成を示す上面図である。
【図6】前記マイクロ血球カウンタ本体の内部構成を示す側面図である。
【図7】図6中の矢印Bから見た前記マイクロ血球カウンタ本体の構成を示す側面図である。
【図8】前記マイクロ血球カウンタ本体の外観を示す上面図である。
【図9】前記マイクロ血球カウンタの外観を示す側面図である。
【図10】前記マイクロ血球カウンタの斜視図である。
【符号の説明】
1,41…測定部、3…外部接続用流路、7…液留用セル、11…検出用流路、13…キャピラリー、14,15…電極、23,64…希釈液ボトル、43…混合セル、52…カートリッジ。

Claims (5)

  1. 希釈液で希釈された検体血液が流れる検出用流路に所定間隔で配置された両電極間のインピーダンス変化を検出する測定部を備え、該測定部からの検出信号に基づいて検体血液中の血球を測定するマイクロ血球カウンタにおいて、検体血液を定量採血するキャピラリーと、該キャピラリーの検体血液を所定の希釈手段により希釈して前記検出用流路に導入して測定が終わった希釈血液を廃液として溜める液溜用セルとを前記測定部に設け、該測定部を取り替え可能なようにカートリッジ化したことを特徴とするマイクロ血球カウンタ。
  2. 前記キャピラリー内の検体血液と希釈液ボトル内の希釈液とを混合する際は、前記キャピラリー内の検体血液が前記希釈液ボトル内に入るように、前記液留用セルに接続された外部接続用流路を加圧し、前記希釈液ボトルで混合されて得た希釈血液を、前記検出用流路を通って前記液留用セルに導く際は、前記外部接続用流路を減圧するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ血球カウンタ。
  3. 前記キャピラリーと前記検出用流路との間に、検体血液と希釈液とを混合するための混合セルを設けたことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ血球カウンタ。
  4. 前記キャピラリー内の検体血液と希釈液ボトル内の希釈液とを混合する際は、前記キャピラリー内の検体血液および前記希釈液ボトル内の希釈液が前記混合セルに入るように、前記液留用セルに接続された外部接続用流路を減圧し、更に、前記液留用セルで混合されて得た希釈血液を、前記検出用流路を通って前記液留用セルに導く際は、前記外部接続用流路を引き続き減圧するように構成したことを特徴とする請求項3に記載のマイクロ血球カウンタ。
  5. 希釈液が入った希釈液ボトルの内部を予め圧縮しておき、前記希釈液ボトルが前記キャピラリーに接続されて前記希釈液ボトルのボトル口が開放されることにより生じる出力圧力により、前記キャピラリー内の検体血液と希釈液ボトル内の希釈液とを、前記混合セルに導いて混合し、この混合されて得た希釈血液を、更に、前記出力圧力により、前記検出用流路を介して前記液留用セルに導くように構成したことを特徴とする請求項3に記載のマイクロ血球カウンタ。
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