JP2004255478A - 電解研磨装置 - Google Patents

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正之 亀澤
Masaya Seki
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Abstract

【課題】基板表面に堆積させた過剰の銅膜を、製品の品質低下を防止しつつ、より効率的に研磨するようにして、ECPとECMPの両方の欠点を解決する。
【解決手段】基板Wを保持する基板保持部16と、研磨液12を保持する研磨槽14と、内部に多数のアノード22を絶縁体20で絶縁して埋設し、研磨槽14内に保持した研磨液12中に浸漬させ基板保持部16で保持される基板Wに対向させて配置した陰極板18と、研磨槽14内に保持した研磨液12中に浸漬させて配置した研磨パッド36であって、導電性パッド34と非導電性パッド32とを備え、導電性パッド34をアノード22と電気的に接続させ表面に露出させて陰極板18の表面に取付けた研磨パッド36と、基板保持部16で保持した基板Wと研磨パッド36とを相対移動させる相対移動機構を有する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電解研磨装置に関し、特に多層配線構造の半導体装置を形成するため、層間絶縁層に設けた配線用溝に銅等の導電体を埋込んで埋込み配線を形成する際、基板上に堆積した余剰な銅等を除去(研磨)するのに使用される電解研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体基板上に配線回路を形成するための金属材料として、アルミニウムまたはアルミニウム合金に代えて、電気抵抗率が低くエレクトロマイグレーション耐性が高い銅(Cu)を用いる動きが顕著になっている。この種の銅配線は、CVD、スパッタリング及びめっきといった手法によって、基板のほぼ全表面に銅を成膜して基板の表面に設けた微細凹みの内部に銅を埋込み、余剰な銅を化学機械的研磨(CMP)により除去する、いわゆる、ダマシンプロセスによって一般に形成される。
【0003】
図12(a)〜(c)は、この種の銅配線基板Wの製造例を工程順に示すもので、図12(a)に示すように、半導体素子を形成した半導体基材1上の導電層1aの上にSiO酸化膜やlow−k材等からなる絶縁層2を堆積し、この絶縁層2の内部に、例えばリソグラフィ・エッチング技術によりコンタクトホール3と配線用溝4を形成し、その上にTaN等からなるバリア層5、更にその上に電解めっきの給電層としてシード層7を形成する。バリア層5としては、Ta,Ta/TaN混合層、TiN,WN,WNC,SiTiN,CoWP,CoWB膜等が挙げられる。
【0004】
そして、図12(b)に示すように、基板Wの表面に銅めっきを施すことで、半導体基材1のコンタクトホール3及び配線用溝4内に銅を充填するとともに、絶縁層2上に銅膜6を堆積する。その後、化学機械的研磨(CMP)により、絶縁層2上の銅膜6及びバリア層5を除去して、コンタクトホール3及び配線用溝4に充填させた銅膜6の表面と絶縁層2の表面とをほぼ同一平面にする。これにより、図12(c)に示すように、銅膜6からなる配線を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このダマシン法は、未だ完成された技術とはいえず、解決すべき多くの課題を抱えている。つまり、前述のように、絶縁層2に配線用溝4等を形成し、表面にバリア層5とシード層7を堆積させた後、配線用溝4等の内部に銅金属を確実に埋め込むためには、絶縁層2の表面上に過剰な銅膜6を堆積させる必要があり、この時、必然的に銅膜6の表面に凹凸が形成される。そして、この過剰な銅膜6を平坦化しつつ研磨する時、以下のような改善すべき点がある。
【0006】
▲1▼ 研磨速度を上げるために研磨圧力を高くすると、研磨後の銅表面にスクラッチ傷やディッシング、エロージョン、リセスなどが生じて製品の品質が低下しやすく、このため、研磨速度を上げることができずに、生産性を犠牲にせざるを得ない。
▲2▼ 今後、絶縁層材料として、硬度の低いlow−k材の採用が広まることが予想され、このようにlow−k材を採用するとこの問題は一層深刻となる。
【0007】
▲3▼ CMP工程では使用される研磨用スラリー液(研磨液)のコストが大きな比重を占め、研磨用スラリー液を回収して再使用することが望まれるが、現状の技術ではこの実用化が容易でない。
▲4▼ このため、生産ラインから排出される研磨用スラリーの量も多くなり、環境保全のためにも好ましくない。
【0008】
また、近年、上記課題、特に▲2▼の問題を解決すべく、従来のCMPよりも押し付け力が小さい電解研磨装置(ECP)や、複合電解研磨装置(ECMP)が開発されつつある。非接触でパッドを使わないECPは、基板外周部から直接電解用電源を供給できるが、平坦性に問題があり、パッドを使うECMPは、基板外周部からの直接給電が難しく、給電を非接触で行うバイポーラ給電で行うため、電圧が高くなりがちで、電流を制御するのが難しかった。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、基板表面に堆積させた過剰の銅膜を、製品の品質低下を防止しつつ、より効率的に研磨するようにして、ECPとECMPの両方の欠点を解決した電解研磨装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、基板を保持する基板保持部と、研磨液を保持する研磨槽と、内部に多数のアノードを絶縁体で絶縁して埋設し、前記研磨槽内に保持した研磨液中に浸漬させ前記基板保持部で保持される基板に対向させて配置した陰極板と、前記研磨槽内に保持した研磨液中に浸漬させて配置した研磨パッドであって、導電性パッドと非導電性パッドとを備え、導電性パッドを前記アノードと電気的に接続させ表面に露出させて前記陰極板の表面に取付けた研磨パッドと、前記基板保持部で保持した基板と前記研磨パッドとを相対移動させる相対移動機構を有することを特徴とする電解研磨装置である。
【0011】
これにより、基板の表面(被処理面)に形成された銅等に導電性パッドを接触させてアノードと陰極板(カソード)との間に電圧を印加すると、銅等はプラス側に帯電されてカソードとの間で電解状態となり、電気的エネルギを含めて研磨する複合電解研磨が可能となる。このように、基板の表面に形成された銅等にアノード(給電電極)を直接接触させることなく給電することにより、基板のエッジエクスクルージョンEE(ICチップとして使わないエリアでアノードと接触可能なエリア)が益々小さくなっても(現状3〜5mm程度)、基板のエッジエクスクルージョンEEに左右されることなく、基板表面の銅等に確実に給電することができ、しかも研磨時にアノードが研磨面より飛び出て、研磨加工に支障を来すことを防止することができる。更に、カソードを基板表面に形成された銅等に近接させ、バイポーラ現象を利用して銅等をプラスに帯電させる方式は、銅等の内部を流れる電流と電解液中をバイパスする電流の2系統のコントロールが必要となり、基板内に残存する銅等の面積が変化したときのコントロールが困難となるが、前述のように、基板の表面(被処理面)に形成された銅等に導電性パッドを接触させて給電するようにすることで、バイポーラ方式を採用したもののように完全非接触ではないので、研磨電流や電圧などのコントロールが容易となる。
即ち、本発明はECPの直接給電とECMPのパッド研磨を合わせ持った方式で、研磨平坦性と電気制御性の両方を解決している。
【0012】
請求項2に記載の発明は、前記非導電性パッドの前記アノードと対向する位置には通孔が設けられ、この通孔内に導電体が配置されていることを特徴とする請求項1記載の電解研磨装置である。これにより、導電性パッドとアノードは、非導電性パッドに設けた通孔内に配置し、両端をアノード及び導電線パッドにそれぞれ接触させた導電体を介して電気的に接続される。
【0013】
請求項3に記載の発明は、前記導電体は、弾性を有することを特徴とする請求項2記載の電解研磨装置である。これにより、導電体の有する弾性を介して、導電体の両端をアノード及び導電性パッドと確実に接触させることができる。
請求項4に記載の発明は、前記導電性パッド及び非導電性パッドは、通液性部材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電解研磨装置である。これにより、導電性パッドと非導電性パッドからなる研磨パッド内に研磨液が浸入し、基板とカソード間は研磨液(導電体)で満たされて、基板内の電流分布が均一になる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、前記導電性パッドは、導電率が前記研磨液の導電率よりも高い部材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電解研磨装置である。
これにより、導電性パッドがプラスに帯電しても、導電性パッドから発生しようとする酸素よりも基板上の銅等の酸化を優先して、酸素が発生しないようにすることができる。なお、導電性パッドの導電率は、基板Wの面内の電位分布に影響するため、より高い方が好ましく、実際の電位は、一次電流分布に加え、各極面上の分極が加わるため、分極も考慮して決められる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図3は、本発明の実施の形態の電解研磨装置10を示す。詳しくは、本装置は複合電解研磨装置である。ここでは、複合電解研磨のことを電解研磨と同義語で使用している。この電解研磨装置10は、上方に開口して内部に研磨液12を保持する有底円筒状の研磨槽14と、研磨槽14の上方に配置され、表面(被処理面)を下向きにして基板Wを着脱自在に保持する基板保持部16とを有している。
【0016】
研磨槽14は、この例では、モータ等の駆動に伴ってスクロール運動(並進回転運動)を行うように構成され、底部には、例えばSUS,Pt/Ti,Ir/Ti,Ti,Ta,Nbなど研磨液12に対して安定でかつ電解により不動体化しない金属からなり、研磨液12中に浸漬されてカソードとなる平板状の陰極板18が水平に配置されている。
【0017】
この陰極板18の内部には、上下に連通する複数の通孔18aがその全面に亘って均一に設けられ、各通孔18aの内周面は、円筒状の絶縁体20で覆われている。そして、各円筒状の絶縁体20の内部には、その上面が陰極板18の上面から上方に突出しないように、円柱状のアノード22が埋設されている。このアノード22は、陰極板18の裏面において、配線部24を介して互いに接続され、更に、この配線部24は、前記円筒状の絶縁体20と一体に成形した平板状の絶縁体26で陰極板18から絶縁した状態で覆われている。
【0018】
この配線部24は、外部に配置した直流及びパルス電流電源としての整流器28の陽極端子へ配線30aを介して結線され、前記陰極板18は、配線30bを介して整流器28の陰極端子に結線されるように構成されている。この整流器28は、例えば低電圧仕様で、8インチウエハの場合は、15V×20A程度、12インチウエハの場合は、15V×30A程度の容量のものが使用される。パルス電流の周波数は、例えば通常〜μsec.までのものが使用される。
【0019】
陰極板18の上面には、連続発泡体、不織布、粒子結合体等で構成されて通液性を有する、例えばポリウレタン、ビニロン、ポリエチレン、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリプロピレン等からなる非導電性パッド32が貼り付けられている。更にこの非導電性パッド32の上面に、連続発泡体、不織布、粒子結合体等で構成されて通液性を有する、例えばカーボンや金属粉を含有する、例えば前記と同様なポリウレタン等からなる導電性パッド34が貼り付けられている。この非導電性パッド32と導電性パッド34により、研磨パッド36が構成されている。
【0020】
更に、非導電性パッド32の各アノード22と対向する位置には、上下に連通する通孔32aが設けられ、この各通孔32a内に、両端において、アノード22と導電性パッド34に接触して両者を電気的に接続する導電体38がそれぞれ配置されている。この導電体38は、この例では、弾性を有する弾性体で構成され、この導電体38自身が有する弾性を介して、導電体38の両端がアノード22及び導電性パッド34と確実に接触するようになっている。
【0021】
これにより、基板Wの表面(被処理面)に形成された銅等の導電体に導電性パッド34を接触させてアノード22と陰極板(カソード)18との間に電圧を印加すると、銅等の導電体はプラス側に帯電されてカソード18との間で電解状態となり、電気的エネルギを含めて研磨する複合電解研磨が可能となる。このように、基板Wの表面に形成された銅にアノード(給電電極)22を直接接触させることなく給電することにより、基板WのエッジエクスクルージョンEE(ICチップとして使わないエリアでアノードと接触可能なエリア)が益々小さくなっても(現状3〜5mm程度)、基板WのエッジエクスクルージョンEEに左右されることなく、基板Wの表面の銅等に確実に給電することができ、しかも研磨時にアノード22が研磨面より飛び出て、研磨加工に支障を来すことを防止することができる。更に、アノード22を基板Wの表面に形成された銅等に近接させ、バイポーラ現象を利用して銅をプラスに帯電させる方式は、銅等の内部を流れる電流と電解液中をバイパスする電流の2系統のコントロールが必要となり、基板W内に残存する銅等の面積が変化したときのコントロールが困難となるが、前述のように、基板Wの表面(被処理面)に形成された銅等に導電性パッド34を接触させて給電するようにすることで、バイポーラ方式を採用したもののように完全非接触ではないので、研磨電流や電圧などのコントロールが容易となり、電圧も低く抑えることができる。即ち、ECPの直接給電の形態を取りながら、パッドによる研磨が可能となる。
【0022】
この導電性パッド34は、導電性パッド34がプラスに帯電しても、導電性パッド34から発生しようとする酸素よりも、基板W上の銅の酸化を優先させて、酸素が発生しないようにするため、その導電率が研磨液12の導電率よりも高い部材で構成されている。
【0023】
例えば、図4に示すように、陰極板(カソード)18の表面に、厚さbの非導電性パッド32と厚さcの導電性パッド34からなる研磨パッド36を積層し、この導電性パッド34の表面に基板Wの銅被研磨面である表面(下面)Aを接触させると、陰極板18と基板Wの表面Aとの間の距離は、非導電性パッド32の厚さbと導電性パッド34の厚さcの合計a(=b+c)となる。非導電性パッド32及び導電性パッド34を共に連続発泡体で構成し、陰極板18と基板Wの表面との間に電解液を供給すると、電解液は、この寸法a内に充満する。そして、陰極板18の内部に絶縁体20を介して絶縁させたアノード22を埋設し、このアノード22と導電性パッド34とを導電体38を介して電気的に接続し、陰極板18とアノード22との間に電圧を印加すると、基板Wの表面(銅被研磨面)Aは、還元反応として、
Cu → Cu2++2e+0.337(E/V)
の反応が起こり、電子eは、導電性パッド34及び導電体38を経てアノード22を経由して電源(整流器)に到達する。通常、研磨液の導電率は、0.5〜500mS/cm程度であり、この値は、基板Wと陰極板18との間の距離や、陰極板18やアノード22廻りの構造により決定される。
【0024】
ここで、基板Wの表面(銅被研磨面)Aまたは導電性パッド34の陰極板18との対抗面Bに1.229V以上の電位が発生すると、
2HO → O+4H+4e+1.229(E/V)
の反応が起こる可能性があり、基板W上の銅の酸化を優先させ、酸素を発生させないようにするためには、この反応を起こすことなく、基板Wの表面Aで
Cu → Cu2++2e+0.337(E/V)
のみを起こさせる必要がある。
【0025】
このためには、厚さcの導電性パッド34内に充満される研磨液による電位差が、1.229V以上の場合は、導電性パッド34を、その導電率が電解液の導電率より高いもので構成し、導電性パッド34の厚さc間における電位差が1.229V以下となるようにすることで、酸素発生反応を抑えることができる。
【0026】
また、厚さcの距離の研磨液の電位差が1.229Vより小さい場合は、導電性パッド34の陰極板18との対抗面Bからの酸素発生はなくなるが、導電性パッド34の導電率は、基板Wの面内の電位分布に影響するため、より高い方が好ましい。実際の電位は、一次電流分布に加え、各極面上の分極が加わるため、分極も考慮して決められる。
なお、この例では、研磨槽14がスクロール運動(並進回転運動)するようにした例を示しているが、回転運動したり、往復動したりするようにしてもよい。
【0027】
基板保持部16は、回転速度が制御可能な回転機構と研磨圧力が調整可能な上下動機構を備えた支持ロッド40の下端に連結され、この下面に、例えば真空吸着方式で基板Wを吸着保持するようになっている。
更に、研磨槽14の上方に位置して、この内部に研磨液12を供給する研磨液供給部42が配置され、更に各機器及び運転全般を調節し管理する制御ユニット44および安全装置(図示せず)などが備えられている。
【0028】
ここで、この例では、研磨液12として、水溶性の無機酸あるいはその塩類、または水溶性の有機酸あるいはその塩類の少なくとも一種以上と、ヒドロキシキノリン類の1種以上を含んだものが使用される。
【0029】
この研磨液12に含まれる水溶性の無機酸あるいはその塩類としては、りん酸、ピロりん酸、硫酸、硝酸、塩酸スルファミン酸、フッ化水素酸などの無機酸あるいはこれら無機酸のカリウム塩あるいはアンモニウム塩が挙げられる。また、水溶性の有機酸あるいはその塩類としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、蓚酸、マロン酸、マイレン酸、コハク酸、クエン酸、グルコン酸、酪酸、グリシン、アミノ安息香酸、ニコチン酸、メタンスルホン酸などの有機酸あるいはこれら有機酸のカリウン塩、アンモニウム塩、アルキルアミン基あるいはヒドロシアルキルアミン塩が挙げられる。これらは、単独あるいは2種類以上の混合溶液として用いてもよく、この水溶性の無機酸あるいはその塩類、または水溶性の有機酸あるいはその塩類の濃度(総濃度)は、例えば0.01〜5.0mol/Lである。研磨液12の導電率は、例えば0.5〜100mS/cm程度で、電解電流を1A/dm以上とする時は、好ましくは5mS/cm以上である。
【0030】
ヒドロキシキノリン類は、例えば、2−ヒドロキシキノリン、4−ヒドロキシキノリン、5−ヒドロキシキノリンあるいは8−ヒドロキシキノリンのいずれか1種類以上が使用されるが、性能および価格の面から8−ヒドロキシキノリンが最も適切である。その濃度は、例えば0.001〜1.0重量%、好ましくは0.05〜0.2重量%である。この8−ヒドロキシキノリンは、一部で工業用薬品として使用されており、比較的低価格で容易に入手することができる。
【0031】
ここで、水溶性の無機酸あるいはその塩類、または水溶性の有機酸あるいはその塩類、および8−ヒドロキシキノリンを含む研磨液中で銅を陽極として電解研磨すると、銅は溶解と同時に8−ヒドロキシキノリンと前述の反応式に従って反応して、銅の表面に不溶性のオキシン銅が生成され、このオキシン銅は、電解の継続とともに燐片状の皮膜となって成長する。このオキシン銅皮膜は、電気抵抗が高く、電圧の上昇を来すが、更に電解を継続すると、銅表面から脱落し、この脱落した後に新たなオキシン銅が生成し皮膜に成長することを繰り返す。
【0032】
研磨液12は、そのpHが、例えば3〜11の広い範囲で使用されるが、研磨液12中で銅を陽極とした電解研磨で銅の表面に不溶性のオキシン銅皮膜が特に生成しやすいpHの領域は5〜9であり、オキシン銅皮膜は、その厚みが最大1mmにも成長する。研磨液のpHは、研磨工程の目的および進行度により選定することができる。すなわち、基本的には全工程に亘りオキシン銅皮膜が最も生成されやすい中性領域で使用されるが、例えば絶縁層の全面が銅膜に覆われている前段では、研磨液のpHを低くし、高い電流密度で電解研磨を主体に銅を速やかに除去することもできる。この場合は、りん酸濃度を高くし、平滑化効果を上げるためにアルキレングリコール類あるいはアルキレングリコールアルキルエーテルなどを添加併用するのが好ましい。また、研磨の最終工程は、バリア層の研磨選択性を高めるため、研磨液のpHを低く、或いは高くすることもできる。
【0033】
研磨液12に、銅の変色及び腐食防止剤として、ベンゾトリアゾールやその誘導体、ベンゾイミダゾールまたはフェナセチンなどを、例えば10〜1000mg/Lの濃度で添加することで、銅の変色や腐食を効果的に防止することができる。しかし、pHが8以上の研磨液にベンゾトリアゾールを100mg/L以上添加すると、銅の表面に安定な錯体皮膜が過剰に生成され、オキシン銅の生成が防げられる。このため、薬品の種類と濃度は、研磨液の状態に応じて適切に選定する必要がある。
【0034】
研磨液12に界面活性剤を添加することで、絶縁層や配線用溝に埋込んだ銅配線の過剰な研磨を抑制し、残存するバリア層の研磨速度を高くして、銅膜の研磨の最終工程に適するようにすることができる。この場合、選択的研磨性、砥粒の分散性、水洗性、後の処理工程への影響などを総合的に勘案すると、非イオン系のポリオキシエチレングリコールアルキルエーテル類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン縮合物、アセチレン系グリコール類、エチレンジアミンポリオキシアルキレングリコールなどの界面活性剤が適切である。
【0035】
研磨液12に含まれる研磨砥粒としては、銅の研磨が目的となる工程では、アルミナ、コロイダルシリカあるいはアルミナとコロイダルシリカとを併用したものを使用することが好ましく、バリア層を含む研磨には、コロイダルシリカを使用することが好ましい。
【0036】
また、例えば絶縁層上に堆積した過剰な銅膜の膜厚が1000nmを超えるような厚さの場合には、研磨砥粒を含まず、りん酸およびアルキレングリコール類などを含み、電解時に銅表面の分極作用が大きい研磨液を使用し、3A/dm以上の電流で電解研磨して、過剰な銅膜の大半を高速度で研磨することも効率的である。この研磨液は、銅の研磨混入による性状変化が少なく、電解研磨装置からの排液を回収し、ろ過した後、濃度の調整をすることにより、再度使用する工程の合理化が図れる。
【0037】
次に、研磨液中のヒドロキシキノリン類の作用および効果について説明する。導電性成分として、蓚酸アンモニウム:10g/L、グリシン:10g/L、りん酸:30g/Lを純水に添加して溶解させ、アンモニア水を加えて、pHを8.5に調整し、次いで、8−ヒドロキシキノリン:2g/Lを添加し溶解させた研磨液を用意した。この研磨液の温度を25℃に保ち、光沢硫酸銅めっきで得られた銅箔試片を研磨液中に浸漬させたところ、銅箔面に薄い黄緑色のオキシン銅が生成された。予め重量を測った複数の銅箔試片を研磨液中に浸漬させ、一定時間毎に1枚ずつ引き上げ、表面のオキシン銅皮膜を拭き取り、水洗、乾燥及び秤量して銅箔の減量を求めた。その結果を図5に示す。この図5により、研磨液中で銅は徐々に溶解してオキシン銅を生成するが、数分後に銅の表面がオキシン銅の皮膜で覆われると銅の溶解が殆ど停止することが判る。
【0038】
一対の銅箔を陽極と陰極として、前述と同様な研磨液中に互いに対峙させて浸漬させ、直流電源(整流器)から両極間に電圧を印加して、3A/dmの一定電流を流した。この時の両極間の電圧を測定した結果を図6に示す。この図6により、当初は低い電圧で通電されるが、銅の表面にオキシン銅の皮膜が生成されると抵抗が次第に大きくなり、数分後には初期のほぼ2倍の電圧となることが判る。
【0039】
前項と同様の実験を、両極間の電圧を5.0Vの一定に保ちながら電解して行った。この時の電流の変化と銅箔の減量を経時的に測定した結果を図7に示す。この図7から、当初は4A/dmの電流が流れたが、時間とともに電流が低下し、数分後には、初期の1/2以下となり、また、銅箔の減量も通電量にほぼ一致することが判る。
【0040】
また、この時に銅箔の表面に生成されるオキシン銅皮膜は、機械的に脆弱で、特に研磨液中で生成され濡れた状態では容易に拭き落とすことができることが確かめられている。従って、例えば研磨パッド等の圧力を100〜300g/cmに低くして研削しても、銅(オキシン銅皮膜)の十分な研磨速度を確保することができる。
【0041】
以上により、ヒドロキシキノリン類と銅が反応して生成されるオキシン銅皮膜の性状から、半導体装置製造のダマシン法において、絶縁層上の過剰な銅膜を平坦に研磨する際、ヒドロキシキノリン類を含む研磨液中で銅面を陽極として電解研磨しつつ、回転する研磨パッド等により研磨することで、電解により銅膜の表面に生成されたオキシン銅皮膜が、凸部のみ選択的に研削除去され、凹部は保護される。そして、有効な電流を流してこの操作を継続することにより、銅膜を平坦化する研磨を効率的に行い、かつ銅配線層の損傷の少ない製品を製造できることが判る。
【0042】
次に、上記構成の電解研磨装置10の使用例について説明する。この例は、図8(a)に示すように、基板Wの表面に堆積した余剰な銅膜6が一様に連続している時に該銅膜6を研磨し、更に、図8(b)に示すように、基板Wの表面に堆積した余剰な銅膜6の研磨が進み、バリア層5が表面に露出して銅膜6が島状になった時に基板の表面のバリア層5及び銅膜6を連続して研磨するようにした時の例を示す。
【0043】
先ず、研磨槽14内に研磨液12を供給し、この研磨液12が研磨槽14をオーバフローする状態で、研磨槽14と研磨パッド36を一体にスクロール運動させる。一方、銅めっき等のめっき処理を施した基板Wをその表面(被処理面)を下向きにして基板保持部16で吸着保持しておく。この状態で、基板Wを、例えば90rpm程度の回転速度で回転させながら下降させ、この基板Wの表面(下面)を、例えば300g/cm程度の一定の圧力で研磨パッド36の表面に接触させ、同時に、整流器28により陰極板18とアノード22との間に直流、または、例えば基板W上の銅の表面積当たりの電流密度が1〜4A/dm程度で、例えば10×10−3秒間通電し、同じく10×10−3秒間停止するパルス電流を流す。
【0044】
すると、基板Wの表面(被処理面)に形成された銅は、導電性パッド34に接触し、アノード22及び導電体38を介してプラス側に帯電されてカソード18との間で電解状態となる。このため、銅膜は、従来の技術よりも速い速度で、しかも効果的に平坦化されながら研磨される。つまり、前述のように、研磨液12として、ヒドロキシキノリン類を含むものを使用し、銅を陽極として電解研磨すると、図9(a)に示すように、銅とヒドロキシキノリン類とが反応して銅膜6の表面に不溶性のオキシン銅皮膜6aが生成される。このオキシン銅皮膜6aは、機械的にきわめて脆弱であり、回転する低い圧力の研磨パッドで容易に研削除去できる。このため、研磨パッド36で研磨すると、図9(b)に示すように、銅膜6の凸部表面に生成されたオキシン銅皮膜6aが主に研削除去され、この研削除去された部分で銅膜6が外部に露出する。すると、オキシン銅皮膜6aは、比較的高い電気抵抗を示し、このオキシン銅皮膜6aで覆われた部分への通電は抑制され、金属面が露出している部分6bへ電流が集中する性質があり、このため、図9(c)に示すように、先に研磨されて銅膜6が露出した表面にオキシン銅皮膜6aが直ちに生成され、前述と同様に、この後に生成されたオキシン銅皮膜6aが主に研削除去される。つまり、銅膜6の凹部の表面は、オキシン銅皮膜6aで覆われたままの状態で、ここの研磨が抑制され、これによって、銅膜6の凸部のみが選択的に研削除去される。銅の不動態化を利用した複合電解研磨である。
【0045】
この電解研磨装置10は、図8(b)に示すように、基板Wの表面に堆積した余剰な銅膜6の研磨が進み、バリア層5が表面に露出して銅膜6が島状になっても、基板Wの表面(被処理面)に形成された銅に導電性パッド34を接触させ、銅の表面をプラス側に帯電させることで、銅の表面にオキシン銅皮膜を生成することができる。
【0046】
この電解研磨装置10によれば、バリア層5及び銅膜6とが表面に露出している場合であっても、銅膜6の過剰な研磨を抑制し、残存するバリア層5の研磨速度を高くして、両者を同一レートで平坦に研磨し、しかも配線となる銅膜6の欠損を防ぐことができる。つまり、前述のように、研磨液12として、ヒドロキシキノリン類を含むものを使用し、銅を正極化して電解研磨すると、図10(a)に示すように、銅とヒドロキシキノリン類とが反応して銅膜6の表面に不溶性のオキシン銅皮膜6aが生成される。このオキシン銅皮膜6aは、電解液に溶けず、このため、このオキシン銅皮膜6aで覆われた銅膜6はケミカルエッチングを受けない。このため、バリア層5の表面のみが電解研磨され、このバリア層5の電解研磨によって、図10(b)に示すように、銅膜6がバリア層5のなす平面から上方に突出する。すると、このように、上方に突出した銅膜6の表面には、前述のように、機械的にきわめて脆弱で、回転する低い圧力の研磨パッドで容易に研削除去できるオキシン銅皮膜6aが生成されており、このためこのオキシン銅皮膜6aが研削除去されて平坦となる。しかも、回転する低い圧力の研磨パッド36で銅膜6(オキシン銅皮膜6a)を研削除去するため、銅膜6の表面が欠損することを防止することができる。
【0047】
なお、前述の銅膜6の研磨と銅膜6及びバリア層5の研磨を、研磨液の組成を変えて行ってもよい。銅膜6及びバリア層5の研磨にあっては、導電性の異なる銅膜6とバリア層5を同時に同じレートで研磨する必要があるため、銅膜6は不動態膜化するが、バリア層5には化学研磨要素を多くした研磨液が必要となる。
【0048】
図11は、図1乃至図3に示す電解研磨装置10を備えた配線形成装置の平面配置図を示す。この配線形成装置は、ハウジング52の内部に位置して、ロード・アンロード部54と、このロード・アンロード部54の反対側から順に配置された銅めっき装置156、洗浄装置158、アニール装置160、電解研磨装置10及び洗浄乾燥装置162とを有し、更に搬送経路66に沿って走行自在で、これらの間で基板の受渡しを行う搬送装置68が備えられている。
【0049】
次に、この配線形成装置における配線形成処理について、前述と同様に、図8を参照して説明する。表面にシード層7を形成した基板W(図12(a)参照)をロード・アンロード部54から搬送装置68で一枚ずつ取り出し、銅めっき装置156に搬入する。そして、この銅めっき装置156で、例えば電解銅めっき処理を行って、図8(a)に示すように、基板Wの表面に銅膜6を形成する。
次に、この銅めっき処理後の基板Wを洗浄装置158に搬送して洗浄し、しかる後、アニール装置160に搬送する。そして、銅膜6を堆積させた基板Wに熱処理を施して銅膜6をアニールし、電解研磨装置10に搬送する。
【0050】
そして、この電解研磨装置10で、基板Wの表面(被めっき面)に研磨処理を施し、これによって、バリア層5の上面に堆積させた銅膜6を研磨し、更に、図8(b)に示すように、バリア層5が露出した後も、絶縁層2上のバリア層5と銅膜6の表面とを同時に研磨し、これによって、図8(c)に示すように、絶縁層2の表面と銅膜6からなる配線の表面が同一平面となるようにする。すなわち、この電解研磨装置10にあっては、従来の化学的機械的研磨(CMP)に合わせ、銅の表面を正の極性とすることで、銅の表面にオキシン銅皮膜を生成することができ、このため、バリア層5が露出して銅膜6が島状に分離した状態になっても、研磨処理を継続することができる。
そして、この研磨処理後の基板を洗浄乾燥装置162に搬送し、ここで基板を洗浄し乾燥させた後、搬送装置68でロード・アンロード部54の元のカセットに戻す。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、基板の表面(被処理面)に形成された銅等の導電体に導電性パッドを接触させてアノードと陰極板(カソード)との間に電圧を印加することで、銅等をプラス側に帯電させてカソードとの間で電解状態となして、電気的エネルギを含めて研磨する複合電解研磨が可能となり、これによって、基板のエッジエクスクルージョンに左右されることなく、基板表面の銅等に確実に給電することができ、しかも研磨時にアノードが研磨面より飛び出て、研磨加工に支障を来すことを防止することができる。更に、基板の表面(被処理面)に形成された銅等に導電性パッドを接触させて給電するようにすることで、バイポーラ方式を採用したもののように完全非接触ではないので、研磨電流や電圧などのコントロールが容易となり、電圧も低く抑えることができる。ECPの直接給電形態に近く、ECMPのパッド研磨による平坦性を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電解研磨装置の概要を示す断面図である。
【図2】図1の電解研磨装置の研磨パッドを除いた陰極板を示す平面図である。
【図3】図1の要部を拡大して示す要部拡大図である。
【図4】非導電性パッド及び導電性パッドの厚み、研磨液及び導電性パッドの導電率の関係における、導電性パッドから酸素が発生するメカニズムと基板上の銅の還元反応のメカニズムの説明に付する図である。
【図5】ヒドロキシキノリン類を含む研磨液を使用して電解研磨を行った時の銅の減少量と浸漬時間との関係を示すグラフである。
【図6】同じく、極間電圧と電解時間との関係を示すグラフである。
【図7】同じく、電解研磨電流及び銅の減少量と電解時間との関係を示すグラフである。
【図8】図1乃至図3に示す電解研磨装置を使用して配線を形成する例を工程順に示す断面図である。
【図9】銅膜の研磨の状態を模式的に示す図である。
【図10】銅膜とバリア層の研磨の状態を模式的に示す図である。
【図11】図1乃至図3に示す電解研磨装置を備えた配線形成装置の平面配置図である。
【図12】銅めっきにより銅配線を形成する例を工程順に示す断面図である。
【符号の説明】
2 絶縁層
5 バリア層
6 銅膜
6a オキシン銅皮膜
7 シード層
10 電解研磨装置
12 研磨液
14 研磨槽
16 基板保持部
18 陰極板(カソード)
20,26 絶縁体
22 アノード
24 配線部
28 整流器
32 非導電性パッド
34 導電性パッド
36 研磨パッド
38 導電体
40 支持ロッド
42 研磨液供給部

Claims (5)

  1. 基板を保持する基板保持部と、
    研磨液を保持する研磨槽と、
    内部に多数のアノードを絶縁体で絶縁して埋設し、前記研磨槽内に保持した研磨液中に浸漬させ前記基板保持部で保持される基板に対向させて配置した陰極板と、
    前記研磨槽内に保持した研磨液中に浸漬させて配置した研磨パッドであって、導電性パッドと非導電性パッドとを備え、導電性パッドを前記アノードと電気的に接続させ表面に露出させて前記陰極板の表面に取付けた研磨パッドと、
    前記基板保持部で保持した基板と前記研磨パッドとを相対移動させる相対移動機構を有することを特徴とする電解研磨装置。
  2. 前記非導電性パッドの前記アノードと対向する位置には通孔が設けられ、この通孔内に導電体が配置されていることを特徴とする請求項1記載の電解研磨装置。
  3. 前記導電体は、弾性を有することを特徴とする請求項2記載の電解研磨装置。
  4. 前記導電性パッド及び前記非導電性パッドは、通液性部材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電解研磨装置。
  5. 前記導電性パッドは、導電率が前記研磨液の導電率よりも高い部材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電解研磨装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7815778B2 (en) * 2005-11-23 2010-10-19 Semiquest Inc. Electro-chemical mechanical planarization pad with uniform polish performance

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