JP2004254541A - Mower deck-attaching apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、モーアデッキをハンドトラクタ車体に取付ける刈取機のモーアデッキ取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
リフトリンクの先端部に対してモーアデッキを連結ピン周りに回動可能に取付け、この連結ピンの周りにモーアデッキを回動させて底面を前側へ開放させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】実開平4−62014号公報(第1頁、第3図)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
車体の前側に装着するモーアデッキは、メンテナンス時に底部を正面側に向けるように開放させる形態とする。しかしながら、モーアデッキには車体との間の伝動機構を連動させているため、この伝動機構の連動を切り離した状態とすることが必要である。このような形態では構成煩雑化となり、この伝動機構の接続、分離操作はもとより、モーアデッキの開放操作が複雑となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、車体1に対して上下回動可能で動力取出用の伝動機構2を沿わせたリフトアーム3の先端部に、モーアデッキ4の上部にあって該伝動機構2から伝動回転される入力軸5を横方向に向けて軸装する入力ケース6を、この入力軸5部の周りに上下回動可能にしてこのモーアデッキ4の底面を前側へ開放可能にして装着したことを特徴とするモーアデッキ取付装置の構成とする。モーアデッキ6に設けられるブレードは、リフトアーム3に沿って設けられる伝動機構2を介して、入力軸5及び入力ケース6内の伝動機構を経て駆動される。モーアデッキ4の昇降はリフトアーム3の車体1に対する上下回動によって行われ、刈高調節域や上下揺動時等ではこの伝動機構2によって入力軸5が常時伝動状態にあって刈取作業を維持できる。メンテナンス時等でモーアデッキ4の底面を前側に開放するときは、伝動機構12及びブレードの回転を停止させた状態で、モーアデッキ4を浮かせながら入力軸5の周りに前側上方へ回動させて、後側端部を接地させる状態にする。
【0005】
【発明の効果】
請求項1の発明は、モーアデッキ4を開放回動するときは、入力軸5の周りに回動されるため、伝動機構の掛け替えや、接続、分離等の煩雑な操作を不要として、操作を簡単化することができる。又、入力軸5を中心として入力ケース6及びブレードへの伝動機構等の前後重量バランスをよくして、モーアデッキ4の刈取時の作業姿勢の維持を安定させると共に、開閉回動操作を容易に行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。刈取機は、左右一対のクローラ7を有してエンジン8によって駆動走行しうるハンド形態のトラクタ車体1の前側に、ブレード9を軸装したモーアデッキ4を昇降自在にして装着した構成とする。10は後上部に突出のハンドルで、刈取運転操作を行うことができる。エンジン8の軸11はクローラ7のスプロケット軸12をベルト13伝動すると共に、ベルト14を介して前側の連結ブラケット15上の出力軸16を伝動できる。モーアデッキ4は、上下方向のブレード軸17を左右二連に配置し、各ブレード軸17にはブレード9を二段にして配置している。このモーアデッキ4の上側に入力軸5を横方向にして軸装の入力ケース6が設けられ、各ブレード軸17はこの入力軸5から下方に垂下するように配置される。この入力ケース6の両端部が、前記連結ブラケット15上に支持されるリフトアーム3の前端部に支持連結される。この連結ブラケット15には出力軸16周りに上下回動自在のリフトアーム3の後端部が支持されて、この出力軸16上の出力プーリ18を前記ベルト14側から伝動回転することができる。伝動機構2は、入力ケース6の入力軸5の一側端部に固定の入力プーリ19と、該出力プーリ18との間にベルト20を掛け渡して伝動構成する。リフトアーム3は車体1に対してエアダンパー21を介して支持されて、モーアデッキ4の昇降を緩衝的に円滑に行わせる。22はベルト20の回転周部を覆う伝動ケースで、リフトアーム3に取付けられる。
【0007】
前記入力ケース6は、左右両端部に支持ボス23を有して、前記リフトアーム3の前端部の支持穴に嵌合支持させて、この入力軸5の軸芯の周りに回動自在の連結構成である。入力軸5の左右両側部にはベベルギヤ24,25を有して、各ブレード軸17上端部のベベルギヤ26に噛合させて伝動回転できる。この入力軸5にはクラッチスプライン27を形成して、ベベルギヤ24,25のセレーション穴に摺動嵌合して咬み合せ回転しうる形態で、この入力軸5の左右移動によって、各クラッチスプライン27を左側のベベルギヤ24のセレーション穴に咬み合せたり、右側のベベルギヤ25側に咬み合せて、ブレード軸17の回転方向を切替えることができる。入力ケース6上には切替レバー28がレバーピボット29周りに左右回動可能に設けられて、この切替レバー28の回動で入力軸5を左右へ移動させて、ブレード軸17の回転方向を切替えることができる。この切替レバー28を中央部Nに位置するときは、左右のクラッチスプライン27は内側のベベルギヤ24,25のセレーション穴に咬み合されて、左側のブレード軸17を右回りAに回転し、右側のブレード軸17を左回りBに回転するように伝動回転する。このときブレード9によって刈取られる芝草は、モーアデッキ4の中央後側に形成される中央排出口30から後方へ排出される。又、切替レバー28を左側Lへ操作すると、左右のクラッチスプライン27は共に左側のベベルギヤ24に咬み合されて、左右のブレード軸17は同左回りBに伝動回転されて、刈取られた芝草を左側の排出口31から排出させる。又、切替レバー28を右側Rへ操作するときは、同様にして左右のブレード軸17は右回りAに回転されて、芝草は右側の排出口32から排出される。
又、これら排出口31,32にはシャッター33,34が設けられて、前記切替レバー28によってワイヤー35やバネ36等を介して切替開閉されて、ブレード9の回転方向の切替えと連動して、この排出側の排出口31,32が開かれると共に、反対側の排出口32,31が閉鎖状態を維持される。
【0008】
モーアデッキ4の前端中央部には、接地輪37を支持アーム39で軸装している。又、モーアデッキ4の後端部にも接地輪38(図3参照)を配置することができる。この形態では、モーアデッキ4を入力軸4の周りに前側上部へ回動させるとき、この接地輪38を地面に接地させてモーアデッキ4の回動操作をより円滑に行わせることができる。前記モーアデッキ4の中央排出口30後側に対向の左右クローラ7の間には、トンネル形態の排出案内板40が形成されて、排出される芝草を車体1後方へ円滑に案内させる。モーアデッキ4の刈取状態と開放状態とを切替えて維持するフック41とフックプレート42とが、モーアデッキ4部とリフトアーム3との間に渡って設けられる。フック41は、前端上部にレバー49を突出し、前記支持アーム39の後部上にアームピン43で上下回動自在で左右に揺動自在にして取付けられ、ターンバックル44で長さ調節可能である。フックプレート42は、このフック41を係合させるもので、フック穴45,46を形成する。このフック41はリフトアーム3を構成する構成部材に一体に取付けている。刈取作業時はフック41をこの前側のフック穴45に係合させておき、モーアデッキ4開放時は後側のフック穴46に係合させて、開放状態を維持する。これらフック穴45又は46に係合させたフック41の先端部のピン穴にはヘアピン48を差込んで抜止めして安全を図る。
【0009】
エンジン8の駆動によって、エンジン軸11からベルト13を介してクローラ7を伝動すると共に、ベルト14介して出力軸16を伝動できる。この出力軸16からベルト20、入力プーリ19、入力軸5等を介して左右のブレード軸17が伝動されて、ブレード9の回転でモーアデッキ4の下面に案内される芝草を刈取ることができる。果樹園の果樹枝の下側等にモーアデッキ4部を潜行させて刈取作業するとき、刈取地面の凹凸面や、傾斜面等によってモーアデッキ4が車体1に対して上下に揺動するが、車体1側とモーアデッキ4との間を連結するリフトアーム3は、出力軸14と入力軸5との周りに上下回動自在にして連結されて、しかもこれらの出力軸16及び入力軸5を介して伝動されるため、モーアデッキ4が上下に移動されても、常時伝動状態を維持することができる。
又、モアーデッキ4を刈取状態から前側上方へ開動させてメンテナンス等を行うときは、先ずハンドル10部のクラッチレバー47を操作してベルト14のテンションクラッチを切りにして、出力軸16への伝動を停止させる。モーアデッキ4とリフトアーム3との間のフック41をフック穴45から外して、このモーアデッキ4の前部を持ち上げて、入力軸5の周りに回動させて、このモーアデッキ4の底部を前方へ立てて開放する状態とする。この開放状態でフック41を後側のフック穴46に係合させて、先端部にヘアピン48を差込んで抜止めして固定する。このモーアデッキ4の開放状態でメンテナンスを行った後は、このフック41をフック穴46から外してモーアデッキ4を入力軸5の周りに回動させて、刈取姿勢とするものである。フック41のフック穴45,46に対する係合、離脱は、ヘアピン48の外した状態でレバー49の操作で行うと、モーアデッキ4を前側から起伏回動しながら便利に行うことができる。
このようなモーアデッキ4においては、入力ケース6が入力軸5周りに形成されていて重量部の支持形態とされると共に、入力軸5に対して前後略対称状に構成されるため、刈取状態ではブレード軸17を垂下状態にした刈取姿勢の維持が安定され、前側上部への開放回動を円滑に行わせる。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取機の側面図。
【図2】そのモーアデッキ部の斜視図と、一部の平断面図。
【図3】その作動状態を示す斜視図。
【図4】その入力ケース部の平面図。
【図5】その背面図。
【符号の説明】
1 車体
2 伝動機構
3 リフトアーム
4 モーアデッキ
5 入力軸
6 入力ケース[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE
[0002]
[Prior art]
There is known a technique in which a mower deck is rotatably mounted around a connecting pin with respect to a tip end of a lift link, and the mower deck is rotated around the connecting pin to open a bottom surface to a front side (for example, Patent Document 1). reference).
[Patent Document 1] Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 4-62014 (
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The mower deck to be mounted on the front side of the vehicle body is configured to be opened so that the bottom portion faces toward the front side during maintenance. However, since the transmission mechanism between the mower deck and the vehicle body is interlocked, it is necessary to disconnect the interlocking of the transmission mechanism. In such a configuration, the configuration becomes complicated, and the operation of opening and closing the mower deck as well as the operation of connecting and disconnecting the transmission mechanism becomes complicated.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, the
[0005]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, when the
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The reaper has a pair of right and
[0007]
The
Further,
[0008]
At the center of the front end of the
[0009]
By driving the
When the
In such a
[0010]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a reaper.
FIG. 2 is a perspective view of the mower deck and a partial plan cross-sectional view.
FIG. 3 is a perspective view showing the operation state.
FIG. 4 is a plan view of the input case section.
FIG. 5 is a rear view thereof.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003046637A JP2004254541A (en) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | Mower deck-attaching apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003046637A JP2004254541A (en) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | Mower deck-attaching apparatus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004254541A true JP2004254541A (en) | 2004-09-16 |
Family
ID=33113086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003046637A Pending JP2004254541A (en) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | Mower deck-attaching apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004254541A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022102620A (en) * | 2020-12-25 | 2022-07-07 | 株式会社クボタ | Work vehicle |
-
2003
- 2003-02-25 JP JP2003046637A patent/JP2004254541A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022102620A (en) * | 2020-12-25 | 2022-07-07 | 株式会社クボタ | Work vehicle |
JP7325397B2 (en) | 2020-12-25 | 2023-08-14 | 株式会社クボタ | work vehicle |
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