JP2004253986A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents

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antenna
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Nobuyasu Namatame
宣泰 生田目
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

【課題】広いスペースを必要としない自動車用ガラスアンテナを提供する。
【解決手段】窓ガラス板1上に第1のアンテナ素子3及び給電点2が設けられ、第1のアンテナ素子3上に絶縁体層6が設けられ、第1のアンテナ素子3は給電点6を起点として伸長され、第2のアンテナ素子4は第1のアンテナ素子3に重なって伸長され、この重なって伸長されている部分において、絶縁体層6を第1のアンテナ素子3との間に挟んで第1のアンテナ素子3に重なって積層され、第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子4とが所定箇所7において接続される。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FM放送帯、AM放送帯等の受信に適する自動車用ガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、FM放送帯又はAM放送帯等の受信用の自動車用ガラスアンテナとして図3に示す形状の自動車用ガラスアンテナを用いていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図3に示す自動車用ガラスアンテナでは、窓ガラス板1にアンテナ導体5及び給電点2が設けられている。アンテナ導体5及び給電点2は、通常、導電性銀ペーストを窓ガラス板1の面にプリント印刷し、焼付けること等によって形成されたものが用いられる。アンテナ導体5の導体幅は、通常0.4から1.0mmである。
【0004】
アンテナ導体5の形状は、略U字状である。したがって、窓ガラス板1にアンテナ導体5を設ける場合には、広いスペースを必要としており、視野を妨げる問題があった。さらには、他の仕様のガラスアンテナを窓ガラス板1に設ける必要がある場合、窓ガラス板1にスペースが残されていない問題があった。
【0005】
【特許文献1】
特開昭56−85903号公報(第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術の有する前述の欠点を解消する、従来知られていなかった自動車用ガラスアンテナの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自動車の窓ガラス板上に第1のアンテナ素子及び給電点が設けられており、第1のアンテナ素子の全部又は一部の上に絶縁体層が設けられており、
第1のアンテナ素子は給電点を起点として伸長されており、
第2のアンテナ素子の全部又は一部は、第1のアンテナ素子に重なって伸長されており、この重なって伸長されている部分において、上記絶縁体層を第1のアンテナ素子との間に挟んで第1のアンテナ素子に重なって積層されており、
さらに、第1のアンテナ素子と第2のアンテナ素子とが所定箇所において接続されていることを特徴とする自動車用ガラスアンテナを提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に従って詳細に説明する。図1は本発明のガラスアンテナの一実施例の断面図であり、図2のA−A断面図である。図2は図1に示す実施例の平面図である。
【0009】
図1、2において、1は自動車の窓ガラス板、2は給電点、3は第1のアンテナ素子、4は第2のアンテナ素子、6は絶縁体層、7は所定箇所(接続箇所)である。
【0010】
本発明において、窓ガラス板1上に第1のアンテナ素子3及び給電点2が設けられている。また、図1、2に示す例では、第1のアンテナ素子3の全部の上に絶縁体層6が設けられている。しかし、これに限定されず、第1のアンテナ素子3の一部の上に絶縁体層6が設けられていてもよい。
【0011】
本発明において、第1のアンテナ素子3は給電点2を起点として伸長されており、第1のアンテナ素子3と給電点2とは接続されている。図1に示す例では、第1のアンテナ素子3の形状は、直線であり、広いスペースを必要としない点においては直線が好ましいが、これに限定されず、第1のアンテナ素子3の形状は、曲線、ループ線を含む形状であってもよい。
【0012】
図1に示す例では、第2のアンテナ素子4の全部が、第1のアンテナ素子3に重なって伸長されているが、これに限定されず、第2のアンテナ素子4の一部が第1のアンテナ素子3に重なって伸長されていてもよい。
【0013】
本発明において、第2のアンテナ素子4が第1のアンテナ素子3に重なって伸長されている部分において、絶縁体層6を第1のアンテナ素子3との間に挟んで第1のアンテナ素子3に重なって積層されている。第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子4とは所定箇所7において接続されている。第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子4とを所定箇所7において接続するのは、第1のアンテナ素子3の導体長のみでは長さが足りない場合に、第1のアンテナ素子3の導体長に第2のアンテナ素子4の導体長を加えて、第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子4とを併せた導体長を通信に利用するためである。
【0014】
図1に示す例では、所定箇所7は、給電点2とは反対側の第1のアンテナ素子3の開放端に設けられており、このようにすることが好ましい。第2のアンテナ素子4の導体長を有効に用いることができるからである。しかし、これに限定されず、所定箇所7は、給電点2とは反対側の第1のアンテナ素子3の開放端近傍に設けられていてもよく、さらに、第2のアンテナ素子4の導体長を利用できる箇所であれば、どのような箇所であってもよい。
【0015】
絶縁体層6の材質は、通常、ガラス、セラミックス等からなるが、これに限定されず、絶縁体としての性質を有する物質であればどのようなものでも使用でき、たとえば、樹脂等が挙げられる。絶縁体層6の比誘電率については、感度向上の点で、10以下、特には5以下が好ましい。また、同様に感度向上の点で、誘電損失は5×10−2以下が好ましい。また、視野確保の点から絶縁体層6は透明であることが好ましい。
【0016】
また、第1のアンテナ素子3、第2のアンテナ素子4及び給電点2は、通常、導電性銀ペースト等の、導電性金属を含有するペーストを窓ガラス板1の車内側表面にプリントし、焼付けて形成される。しかし、この形成方法に限定されず、銅等の導電性の物質からなる、線状体又は箔状体を窓ガラス板1上に形成してもよい。
【0017】
図1には記載されていないが、必要に応じて、給電点2の信号をインピーダンスマッチング回路、前置増幅回路、共振回路等のアンテナ周辺回路を介して、受信機(不図示)に送ってもよい。本発明における窓ガラス板1は後部窓ガラス板、サイド窓ガラス板、前部窓ガラス板又はルーフ窓ガラス板等である。
【0018】
本発明の自動車用ガラスアンテナは、AM放送帯(520〜1700kHz)、日本のFM放送帯(76〜90MHz)、米国のFM放送帯(88〜108MHz)に限定されず、長波放送帯(150〜280kHz)、短波放送帯(2.3〜26.1MHz)、テレビVHF帯(90〜108MHz、170〜222MHz)、テレビUHF帯(470〜770MHz)、北米及び欧州のテレビVHF帯(45〜86MHz、175〜225MHz)、自動車電話用の800MHz帯(810〜960MHz)、自動車電話用の1.5GHz帯(1.429〜1.501GHz)、UHF帯(300MHz〜3GHz)、GPS(Global Positioning System、人工衛星のGPS信号1575.42MHz)、VICS(Vehicle Information and Communication System、ヴィークル インフォメーション アンド コミュニケーション システム)、ETC通信(Electronic Toll Collection System:ノンストップ自動料金収受システム、送信周波数:5.795GHz又は5.805GHz、受信周波数:5.835GHz又は5.845GHz)、専用狭域通信(DSRC:Dedicated Short Range Communication、915MHz帯、5.8GHz帯、60GHz帯)、マイクロ波(1GHz〜3THz)、ミリ波(30〜300GHz)等に利用される。なお、電話用等に利用される場合には、送信アンテナとしても有効である。
【0019】
【実施例】
以下、図面にしたがって、実施例を詳細に説明する。
【0020】
「例1(実施例)」
自動車の後部窓ガラス板を使用して、図1、2に示すような自動車用ガラスアンテナを製作した。導電性銀ペーストを後部窓ガラス板の車内側表面にプリントし、焼付けて、第1のアンテナ素子3を形成した後、鉛及び珪酸を含有した結晶化ガラスのペーストを図1に示すように、第1のアンテナ素子3の上にプリントし、焼付けて絶縁体層6を形成した。
【0021】
第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子4の導体パターン幅は0.7mmであった。絶縁体層6の膜厚は50μm、比誘電率は6.3、誘電損失は90MHzで5×10−3であった。さらに、図1、図2に示すとおり、第2のアンテナ素子4を形成した。第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子4とを併せた導体長(給電点2を含まず)は、約600mmとした。FM放送帯を受信したところ、平均感度は、−0.5dBであった。
【0022】
「例2(比較例)」
例1とまったく同様の後部窓ガラス板を使用して、図3に示すような自動車用ガラスアンテナを製作した。アンテナ導体5の導体長(給電点2を含まず)は、約600mmとした。FM放送帯を受信したところ、平均感度は、−0.5dBであった。
【0023】
【発明の効果】
本発明では、第1のアンテナ素子の導体長に第2のアンテナ素子の導体長を加えて、第1のアンテナ素子と第2のアンテナ素子とを併せた導体長を通信に利用するため、広いスペースを必要とせず、視野を妨げる問題が少ない。さらには、他の仕様のガラスアンテナを窓ガラス板に設ける必要がある場合であっても、窓ガラス板に充分なスペースを残すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナの一実施例の断面図。
【図2】図1に示す自動車用ガラスアンテナの平面図。
【図3】従来の自動車用ガラスアンテナの平面図。
【符号の説明】
1:自動車の窓ガラス板
2:給電点
3:第1のアンテナ素子
4:第1のアンテナ素子
6:絶縁体層
7:所定箇所

Claims (2)

  1. 自動車の窓ガラス板上に第1のアンテナ素子及び給電点が設けられており、第1のアンテナ素子の全部又は一部の上に絶縁体層が設けられており、
    第1のアンテナ素子は給電点を起点として伸長されており、
    第2のアンテナ素子の全部又は一部は、第1のアンテナ素子に重なって伸長されており、この重なって伸長されている部分において、上記絶縁体層を第1のアンテナ素子との間に挟んで第1のアンテナ素子に重なって積層されており、
    さらに、第1のアンテナ素子と第2のアンテナ素子とが所定箇所において接続されていることを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。
  2. 前記所定箇所が、前記給電点とは反対側の第1のアンテナ素子の開放端又はこの開放端近傍に設けられている請求項1に記載の自動車用ガラスアンテナ。
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