JP2004250035A

JP2004250035A - Method for using refilling type coreless roll-like wrap film

Info

Publication number: JP2004250035A
Application number: JP2003041383A
Authority: JP
Inventors: Yasumasa Fujimoto; 康雅藤本; Tomohiro Hatsunaga; 智洋初永
Original assignee: UBE FILM KK
Current assignee: UBE FILM KK
Priority date: 2003-02-19
Filing date: 2003-02-19
Publication date: 2004-09-09
Anticipated expiration: 2023-02-19
Also published as: JP4081385B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method for using a wrap film by which a storing container of a roll and a wrap film core material itself for engaging the roll with the storing container can be repetitively used by replacing only a roll of the wrap film when the film is used up. <P>SOLUTION: In this method, the coreless roll-like wrap film 1 is rotatably received in the container 3 using the core material 2 as a rotary shaft with the core material 2 inserted through the hollow part 11 of the wrap film 1. The starting end 12 of the received coreless roll-like wrap film 1 is drawn out of the opening 31 of the container 3 to cut the wrap film 1 to a desired length for use. The container 3 and the core material 2 are made of synthetic resins. When the coreless roll-like wrap film 1 is used up, only a new coreless roll-like wrap film 1 is replaced to repetitively use the container 3 and the core material 2. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール状ラップフィルムの使用方法に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
主として従来のラップフィルムは、特に家庭用タイプにあっては、紙管に巻装され、使い捨てカッター付紙製容器に収納された状態で販売され、使用されている。また、特開２００２−４６９４４号公報には、業務用のラップフィルムとして、紙管に５００〜１０００ｍ程度巻装された状態で販売され、使用されていることが記載されている。
従来、ラップフィルムを使い切った後に生じる紙製空箱及び芯材の紙管は、可燃ゴミとして焼却処分又は廃棄処分されている。
【０００３】
しかし、近年、産業廃棄物の最終処分量が年々増加の一途をたどり、焼却処分する際の炭酸ガス排出に伴う地球温暖化等の環境問題や廃棄処分する際の埋立処分場の不足も相俟って、ゴミの量を減らすこと自体が社会における重要な課題となっている。
また、この種のゴミは、末端のユーザーが有料で処理しなければならないため、その処理費が商品コストに跳ね返って商品を低コスト化できないという問題もある。
【０００４】
上記のような問題点に鑑み、紙管に巻装されたラップフィルムを収納する容器を合成樹脂で成形し、ラップフィルムの使用後は残った紙管のみを該容器から取り出し、紙管に巻装された新しい詰替専用ラップを該容器に収納して、該容器を繰り返し使用するカッター付ラップフィルム用詰替容器が提案されている（特開平７−２３２７４１号公報、特開２００２−２７１５号公報、特開平１０−８６９４６号公報等）。
【０００５】
これらの提案においては、ラップフィルム巻回物を収納する、カッター付ラップフィルム用詰替容器を合成樹脂製にしたことにより、該容器を紙製とした場合における上記問題点は解消できるが、ラップフィルム巻回物の巻芯については紙製であるため、依然として、上記問題点が残っている。
【０００６】
更にまた、特開２００２−４６９４４号公報には、ラップフィルムを巻装してフィルム巻き付け層全体の円筒形状を維持するためのラップフィルム用芯材を合成樹脂製とし、当該芯材として紙管を用いた場合の問題点を解消することが提案されている。
【０００７】
この提案は、合成樹脂メーカーが合成樹脂製ラップフィルム用芯材を製造してラップフィルムメーカーに卸し、ラップフィルムメーカーは該芯材にラップフィルムを巻装し、製品箱に収納して各地代理店に搬送し、各地代理店は各地のスーパーマーケットやコンビニエンスストア等にラップフィルム巻回物を納品し、各地のスーパーマーケットやコンビニエンスストア等ではラップフィルム巻回物からラップフィルムを引き出し切断して生鮮食品や加工食品等の包装に使用し、使用後に残った前記芯材を返却用容器に収納し、前記合成樹脂メーカーは返却用容器に前記芯材がある程度溜まった段階でこれを回収して再利用可能品と不良品とに選別し、再利用可能品はラップフィルム用芯材としてラップフィルムメーカーに卸す一方、不良品は原料再生メーカーに搬送し、原料再生メーカーでは不良品を粉砕してラップフィルム用芯材として再生するラップフィルム用芯材のリサイクルシステムに関するものであるが、末端側のユーザー（スーパーマーケットやコンビニエンスストア等）ではラップフィルムを使い切った後に残ったラップフィルム用芯材を合成樹脂メーカーが予め用意した返却用容器に収容しなければならず、また合成樹脂メーカーや原料再生メーカーでは、使い切ったラップフィルム用芯材の回収、良品／不良品の選別、良品の再利用及び不良品の再生といった作業が必要であり、前述した問題点を解消するための作業工程は相当煩雑である。
【０００８】
また、特開２００２−４６９４４号公報には、ラップフィルム巻回物を収納する容器について言及されていない。
【０００９】
従って、本発明の目的は、ラップフィルムを使い切ったときには、ラップフィルムの巻回物だけを取り換えれば、該巻回物の収納容器及び該巻回物を該収納容器に係止するためのラップフィルム用芯材そのものは繰り返し使用することができるラップフィルムの使用方法を提供することにある。
【００１０】
【特許文献１】
特開２００２−４６９４４号公報
【特許文献２】
特開平７−２３２７４１号公報
【特許文献３】
特開２００２−２７１５号公報
【特許文献４】
特開平１０−８６９４６号公報
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明は、無芯ロール状ラップフィルムを、その中空部に芯材を挿通した状態で、容器内に該芯材を回転軸として回転自在に収納し、収納された該無芯ロール状ラップフィルムを、その始端部を前記容器の開口部から引き出し、所望の長さに切断して使用する方法であって、前記容器及び前記芯材を合成樹脂で形成し、前記無芯ロール状ラップフィルムを使い終えた後、新しい無芯ロール状ラップフィルムのみを補給して、前記容器及び前記芯材を繰り返し使用することを特徴とする詰替え型無芯ロール状ラップフィルムの使用方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の詰替え型無芯ロール状ラップフィルムの使用方法は、図１及び図２に示すように、無芯ロール状ラップフィルム１を、その中空部１１に芯材２を挿通した状態で、容器３内に該芯材２を回転軸として回転自在に収納し、収納された該無芯ロール状ラップフィルム１を、その始端部１２を前記容器３の開口部３１から引き出し、所望の長さに切断して使用する方法であって、前記容器３及び前記芯材２を合成樹脂で形成し、前記無芯ロール状ラップフィルム１を使い終えた後、新しい無芯ロール状ラップフィルム１のみを補給して、前記容器３及び前記芯材２を繰り返し使用するものである。
【００１３】
先ず、本発明の詰替え型無芯ロール状ラップフィルムの使用方法に用いられる前記無芯ロール状ラップフィルム１について説明する。
無芯ロール状ラップフィルム１は、図１に示すように、フィルムのみで（芯材を用いずに）形成されており、フィルムの始端部１２が止着テープ１３で止着されている。
【００１４】
無芯ロール状ラップフィルム１の材質としては特に制限されるものではないが、エチレン単独重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸エチル共重合体、プロピレン単独重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体、ポリブテン−１、ブテン−α−オレフィン共重合体等の可塑剤及び塩素を含まないポリオレフィン系樹脂（この場合、エチレン、プロピレン、ブテン等と共重合されるα−オレフィンとしては、炭素数２〜８のα−オレフィンが好ましい）や、ポリ塩化ビニール樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂等が挙げられる。
【００１５】
中でも、上述の可塑剤及び塩素を含まないポリオレフィン系樹脂は、可塑剤のブリードアウトによる環境ホルモンの問題、及び焼却時における塩化水素等の有毒ガスの発生や毒性の高い燃焼残渣の発生等がないことから、環境問題等からも安全性に優れており特に好ましい。
前記エチレン単独重合体やエチレン−α−オレフィン共重合体は、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、中密度ポリエチレン（ＭＤＰＥ）、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、線状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）、極低密度ポリエチレン（ＶＬＤＰＥ）、超低密度ポリエチレン（ＵＬＤＰＥ）等と呼ばれる場合もある。
【００１６】
無芯ロール状ラップフィルム１を形成するフィルムの厚みは、好ましくは５〜３０μｍであり、特に好ましくは７〜１５μｍである。フィルムの厚みが５μｍ未満であると強度的に弱く、またフィルムの厚みが３０μｍ超であるとゴワゴワし、ラップ包装の際に被包装物に密着しない。
無芯ロール状ラップフィルム１の層構造は、単層構造でも、多層構造の何れでもよい。また、無芯ロール状ラップフィルム１は、製膜法又は製膜法と延伸成形法との組み合わせにより製造される。製膜法は、インフレ成形又はＴ−ダイ成形で行われる。
【００１７】
フィルムについての引張弾性率、伸び、収縮応力等の物性は、特に制限されない。
無芯ロール状ラップフィルム１の巻長さは、１０〜１００ｍが好ましい。無芯ロール状ラップフィルム１の軸心の中空部（空洞部）１１の径は、２５〜４５ｍｍφが好ましい。無芯ロール状ラップフィルム１の幅は、２００〜５００ｍｍが好ましい。
無芯ロール状ラップフィルム１の製造方法としては、特に制限はないが、例えば特許第２７９４５４９号公報記載の製造方法が挙げられる。
【００１８】
次に、本発明の詰替え型無芯ロール状ラップフィルムの使用方法に用いられる容器（収納容器）３の各種形態について、図面を用いて説明する。
第１の形態の容器３は、図１〜図３に示すように、無芯ロール状ラップフィルム１を収納する容器本体４と、無芯ロール状ラップフィルム１へのゴミ、埃等の付着を防止するために、該容器本体４に対して開閉自在に設けられた蓋体５とからなる。容器本体４と蓋体５とは、ヒンジ方式により一体化されている。
【００１９】
容器本体４は、図１に示すように、前板４１、底板４２及び左右の側板４３，４４から構成され、上方が大きく開口した平面視でほぼ矩形の形状をなしている。
蓋体５は、図１に示すように、前部垂下板５１、後部垂下板５２、左右の側部垂下板５３，５４及び天板５５から構成され、下方に大きく開口した平面視でほぼ矩形の形状をなしている。
【００２０】
蓋体５の後部垂下板５２は、図１に示すように、蝶番部３２によって容器本体４の底板４２の一方の側縁と展開自在に接続されている。
そして、第１の形態の容器３においては、図１に示すように、蓋体５を閉蓋したときには、蓋体５の左右の側部垂下板５３，５４は、容器本体４の左右の側板４３，４４を越えて、また蓋体５の前部垂下板５１は、容器本体４の前板４１を越えて、それぞれ重なり合うようになっている。
【００２１】
第１の形態の容器３は、上記の構成を有しているため、蓋体５は容器本体４に対して開閉自在に連設され、蓋体５が蝶番部３２を軸にして容器本体４側に近づく方向に回転したときには、容器本体４に対して蓋体５が覆い被さって容器３が閉蓋され、蓋体５が容器本体４と離れる方向に回転したときには、容器３が開蓋されるようになっている。
第１の形態の容器３における容器本体４の左右の側板４３，４４には、図１、図２及び図４に示すように、係止手段６としての芯材受部が設けられている（後述）。
【００２２】
従って、第１の形態の容器３によれば、開蓋時には容器３を開放して該容器３の上方開口部３１から該容器３内に無芯ロール状ラップフィルム１を出し入れすることができるようになっている。
また、第１の形態の容器３によれば、容器３内に無芯ロール状ラップフィルム１を収納後、該フィルム１を使用しない場合には、常に閉蓋しておくことにより、ゴミ、埃等が容器内に侵入して該フィルム１に付着するのを防止することができるようになっている。
【００２３】
第２の形態の容器３について、図５及び図６を用いて説明する。
第２の形態の容器３は、図５及び図６に示すように、容器本体４と蓋体５とからなる。
容器本体４は、図５に示すように、前板４１、後板４５、底板４２及び左右の側板４３，４４から構成され、上方が大きく開口した平面視でほぼ矩形の形状をなしている。
蓋体５は、図５に示すように、前部垂下板５１、後部垂下板５２、左右の側部垂下板５３，５４及び天板５５から構成され、下方に大きく開口した平面視でほぼ矩形の形状をなしている。
【００２４】
蓋体５の後部垂下板５２は、図５に示すように、蝶番部３２によって容器本体４の後板４５と展開自在に接続されている。
そして、第２の形態の容器３においては、図５及び図６に示すように、蓋体５を閉蓋したときには、蓋体５の後部垂下板５２は容器本体４の後板４５と、蓋体５の左右の側部垂下板５３，５４は容器本体４の左右の側板４３，４４と、それぞれ容器３の内面側及び外面側において面一になり、また蓋体５の前部垂下板５１は容器本体４の前板４１を越えて重なり合うようになっている。
【００２５】
第２の形態の容器３は、上記の構成を有しているため、蓋体５は容器本体４に対して開閉自在に連設され、蓋体５が蝶番部３２を軸にして容器本体４側に近づく方向に回転したときには、容器本体４に対して蓋体５が覆い被さって容器３が閉蓋され、蓋体５が容器本体４と離れる方向に回転したときには、容器３が開蓋されるようになっている。
【００２６】
従って、第２の形態の容器３によれば、開蓋時には容器３を開放して該容器３の上方開口部３１から該容器３内に無芯ロール状ラップフィルム１を出し入れすることができるようになっている。
また、第２の形態の容器３によれば、容器３内に無芯ロール状ラップフィルム１を収納後、該フィルム１を使用しない場合には、常に閉蓋しておくことにより、ゴミ、埃等が容器内へ侵入して該フィルム１に付着するのを防止することができるようになっている。
【００２７】
第３の形態の容器３について、図７及び図８を用いて説明する。
第３の形態の容器３は、図７及び図８に示すように、容器本体４と蓋体５とからなる。
容器本体４は、図７及び図８に示すように、前板４１、後板４５、底板４２及び左右の側板４３，４４から構成され、上方が大きく開口した平面視でほぼ矩形の形状をなしている。
蓋体５は、図７及び図８に示すように、前部垂下板５１、後部垂下板５２、左右の側部垂下板５３，５４及び天板５５から構成され、下方に大きく開口した平面視でほぼ矩形の形状をなしている。
【００２８】
容器本体４と蓋体５との嵌合方式としては、▲１▼容器本体を蓋体内に嵌め込む方式〔図８参照〕、▲２▼逆に蓋体を容器本体内に嵌め込む方式〔図９（ａ）参照〕、及び▲３▼容器本体と蓋体とをそれらの内側面及び外側面において面一に嵌め込む方式〔図９（ｂ）〜（ｅ）参照〕等が挙げられる。
上記▲２▼の方式では、閉蓋中に容器本体４を構成する前板４１、後板４５及び左右の側板４３，４４の上縁部にゴミ、埃等が蓄積し、開蓋時にこれらのゴミ、埃等が容器内に入り込む恐れがあることを考慮すると、上記▲１▼又は▲３▼の方式が好ましい。
【００２９】
第３の形態の容器３は、上記の構成を有しているため、容器本体４を蓋体５内に嵌め込むか、又は蓋体５を容器本体４内に嵌め込んだときには、容器本体４に対して蓋体５が覆い被さって容器３を閉蓋し、蓋体５を容器本体４から取り外したときには、容器３が開放されるようになっている。
【００３０】
従って、第３の形態の容器３によれば、開蓋時には容器３を開放して該容器３の上方開口部３１から該容器３内に無芯ロール状ラップフィルム１を出し入れすることができるようになっている。
また、第３の形態の容器３によれば、容器３内に無芯ロール状ラップフィルム１を収納後、該フィルム１を使用しない場合には、常に閉蓋しておくことにより、ゴミ、埃等が容器内へ侵入して該フィルムに付着するのを防止することができるようになっている。
【００３１】
第３の形態のような嵌め込み方式の容器についてまとめると、前部垂下板、後部垂下板及び左右側部垂下板により構成される「蓋体」における側面の下部端面、及び／又は前板、後板及び左右側板により構成される「容器本体」における側面の上部端面をその全周に亘って矩形状に切り欠くことにより形成される、切欠部端面と突起部端面又は面一の端面とを嵌合することによって、前記蓋体の側面の下部端面と前記容器本体の側面の上部端面が連結されて、容器３は閉蓋される。
【００３２】
前記矩形状の切欠部は、前記蓋体５の側面の下部端面及び／又は前記容器本体４の側面の上部端面の外面側隅部、中央部及び内面側隅部の何れに設けてもよい。或いはまた、外面側隅部及び内面側隅部の両方に設けてもよい。
一方、蓋体５を容器本体４から取り外すときには、蓋体５が容器本体４上に嵌め込み方式により載置されているだけであるから、蓋体５をまっすぐ上方に引き抜くだけでよい。
【００３３】
尚、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器の側面視の形状は、無芯ロール状ラップフィルムを回転自在に収納するのに適したものであれば、直方体形、半円筒状形、かまぼこ形等でもよい。
蓋体５の容器本体４に対する連結構造は、第１及び第２の形態のヒンジ方式や、第３の形態の嵌め込み方式に限定されるものではなく、容器が、無芯ロール状ラップフィルムをその中空部に芯材を挿通した状態で出し入れできる程度に蓋体が開閉できる構造を有するものであればよい。
【００３４】
次に、係止手段について説明する。
容器本体４には、図１、図２及び図４に示すように、前記無芯ロール状ラップフィルム１を前記容器３内に回転自在に支持・固定するための係止手段６が設けられている。
係止手段６は、前記芯材２と、前記容器本体４の底板４２の左右両端部から垂直方向に延設された左右側板４３，４４の上方中央部にそれぞれ設けられた芯材受部６１とから構成されている。
【００３５】
前記芯材２は、前記無芯ロール状ラップフィルム１の中空部１１より径が小さく、かつ該無芯ロール状ラップフィルム１の長手方向の幅より長く、少なくとも両端の断面が円形である。
そして、係止手段６は、前記芯材２を、前記無芯ロール状ラップフィルム１の中空部１１に挿通した状態で、前記芯材受部６１に載置することによって、該無芯ロール状ラップフィルム１を前記容器３に係止するものである。
【００３６】
更に詳述すると、前記芯材受部６１は、図１、図２及び図４に示すように、容器本体４の左右側板４３，４４の内面側の相対向する位置に設けられた一対の凹部６２，６２からなる。
前記芯材２は、図１０（ａ）に示すように、軸方向の一部に伸縮部２２を設けることにより軸方向に伸縮自在とされている。芯材２は、その長さを前記左右一対の凹部６２，６２の底面間距離より僅かに長くしてあり、無芯ロール状ラップフィルム１の中空部１１に挿通された状態にある芯材２の両端部を、該芯材２の伸縮部２２を軸方向に縮めながら、これら凹部６２，６２内にそれぞれ挿入して無芯ロール状ラップフィルム１を容器３内に係止することができるようになっている。
【００３７】
係止手段６としては、図１１に示すように、左右両側板４３，４４のうち一方の側板４４に貫通孔６３を設け、図４に示すように、他方の側板４３の内面側に凹部６２を相対向して設けると共に、軸方向の一部に伸縮部２２が設けられた前記芯材２の前記貫通孔挿通側の先端部２３近辺に、図１２（ａ）に示すように、該芯材２の径方向に突き出た円盤状の止め具２４を設け、これら貫通孔６３と凹部６２とでもって、無芯ロール状ラップフィルム１が挿通された芯材２を係止することができるように構成することもできる。
【００３８】
即ち、この場合、前記芯材２において前記円盤状の止め具２４を設ける位置は、該芯材２の前記貫通孔挿通側先端部２３側となる前記止め具２４の径方向の面と該芯材２の他方の先端面との間の直線距離が前記貫通孔６３が設けられた側板４４の内側面と前記凹部６２の底面との間の直線距離より僅かに長くなるような位置であればよい。
【００３９】
そして、無心ロール状ラップフィルム１の中空部１１に挿通した状態にある前記芯材２における前記止め具取付側の端部を前記貫通孔６３に挿通した後、前記止め具２４を前記貫通孔６３が設けられた側板４４の内側面に当てて押圧することにより、前記芯材２の伸縮部２２を軸方向に縮めながら、該芯材２の他方の端部を他方の側板４３の内面側に設けられた前記凹部６２内に挿入することによって、あるいは逆に、無芯ロール状ラップフィルム１の中空部１１に挿通した状態にある前記芯材２における前記止め具取付側とは反対側の端部を前記凹部６２の底面に当てて押圧することにより、前記芯材２の伸縮部２２を軸方向に縮めながら、該芯材２の前記止め具取付側の端部を他方の側板４４に設けられた前記貫通孔６３に押通することによって、無芯ロール状ラップフィルム１が挿通された芯材２を容器３内に係止することができる。
【００４０】
芯材受部６１としては、図１３（ａ）に示すように、容器本体４の左右側板４３，４４に、下方に向かってＵ字状となるようにして設けられた切欠部６４であってもよい。
この場合、前記芯材２は、図１０（ｂ）に示すように、直径に比して幅の長い単純な円筒状のものでよく、前記芯材２を前記無芯ロール状ラップフィルム１の中空部１１に挿通した状態で、前記芯材２の両端部が前記左右側板４３，４４より僅かに突出するように前記Ｕ字状切欠部６４に載置することによって、前記無芯ロール状ラップフィルム１を容器３に係止することができる。
【００４１】
また、芯材受部６１としては、図１３（ｂ）に示すように、容器本体４の左右側板４３，４４の内面側に、下方に向かってＵ字状をなすようにして設けられたＵ字溝６５であってもよい。
この場合、Ｕ字溝６５の底部に載置した芯材の端部が該底部から落下しない程度にＵ字溝６５，６５間の直線距離より僅かに短い長さを有する、図１０（ｂ）に示すような前記芯材２を、前記無芯ロール状ラップフィルム１の中空部１１に挿通した状態で、前記Ｕ字溝６５の上部から滑り込ませるようにしてＵ字溝６５の底部に載置することによって、前記無芯ロール状ラップフィルム１を容器３に係止することができる。
【００４２】
上記のように構成された係止手段６によれば、芯材２が前記Ｕ字状切欠部６４又はＵ字溝６５の底部にフリーな状態で載置されているだけであるから、ラップ包装に当たり無芯ロール状ラップフィルム１のフィルム端を引っ張ってフィルムを引き出す際には、無芯ロール状ラップフィルム１と芯材２が一緒に回転することにより、フィルムは所望の長さに引き出される。
【００４３】
その際、特に無芯ロール状ラップフィルム１の残量が少なくなると、フィルム端１２の引っ張り力によって芯材２が前記Ｕ字状切欠部６４又はＵ字溝６５の底部から浮き上がるようになるが、該切欠部６４又は溝６５の上縁を越えて容器外に飛び出すようなこともない。従って、係止手段６により、芯材２を無芯ロール状ラップフィルム１の中空部１１に挿通した状態で容器３内に回転自在に支持・固定することができる。
【００４４】
Ｕ字状切欠部６４又はＵ字溝６５の幅は、芯材２を上方から載置できる程度であればよく、断面が円形の芯材２の直径より僅かに大きければよい。該幅を必要以上に大きくすると、フィルムを引き出す際に無芯ロール状ラップフィルム１が芯材２と共に、容器外に飛び出し易くなるし、また芯材２が上下方向、左右方向又は前後方向に揺れてフィルムに捩れや皺が発生する原因ともなる。一方、該幅を必要以上に小さくして芯材２と切欠部６４又はＵ字溝６５のクリアランスがなくなると、芯材２の切欠部６４又はＵ字溝６５への載置が困難となる。
【００４５】
Ｕ字状切欠部６４及びＵ字溝６５の深さは、フィルムを引き出す際に無芯ロール状ラップフィルム１が芯材２と共に容器外に飛び出さない程度であればよい。容器本体４の左右側板４３，４４に設けられる芯材受部６１としての切欠部又は内面側の溝は、Ｕ字形に限定されず、上述した芯材受部６１としての機能を果たすものであれば、例えば、図１３（ｃ）及び（ｄ）に示すようなＶ字形であってもよい。
【００４６】
係止手段６は、芯材受部６１として、容器本体４の左右両側板４３，４４にＵ字状若しくはＶ字状切欠部６４又は該側板内面側にＵ字若しくはＶ字溝６５を設けるものであるが、その一方が図１１に示すような貫通孔６３であってもよい。このような構成を採用した場合、図１０（ｂ）に示すような単純な円筒状の芯材２を芯材受部６１に載置するときは、無芯ロール状ラップフィルム１の中空部１１に挿通した状態にある前記芯材２における一方の端部を前記貫通孔６３に挿通した後、前記芯材２の他方の先端部を前記Ｕ字状若しくはＶ字状切欠部６４又は前記Ｕ字若しくはＶ字溝６５に上方から載置すればよい。
【００４７】
なお、この場合、前記芯材２の長さは、前記左右側板４３，４４の一方に前記Ｕ字状若しくはＶ字状切欠部６４を設け、他方の側板に前記貫通孔６３を設けるときには、前記芯材２の両端部が前記左右側板４３，４４より僅かに突出するように前記左右側板４３，４４間の直線距離より僅かに長くしてあり、前記左右側板４３，４４の一方に前記Ｕ字若しくはＶ字溝６５を設け、他方の側板に前記貫通孔６３を設けるときには、前記Ｕ字若しくはＶ字溝６５の底面と前記貫通孔６３を設けた側板４４の外側面との間の直線距離より僅かに長くしてある。
【００４８】
また、芯材受部６１として左右側板４３，４４の一方の側板内面側にＵ字若しくはＶ字溝６５を設け、他方の側板に貫通孔６３を設けたときには、芯材２は、前述した図１２（ａ）に示すような形状の芯材であってもよい。
【００４９】
この場合、該芯材２は、常態における該芯材２の前記貫通孔挿通側先端部２３側となる前記止め具２４の径方向の面と該芯材２の他方の先端面との間の直線距離が前記貫通孔６３が設けられた側板４４の内側面と前記Ｕ字若しくはＶ字溝６５との間の直線距離より僅かに長くなるような位置に前記止め具２４が設けられるような長さにしてあり、無芯ロール状ラップフィルム１の中空部１１に挿通した状態にある前記芯材２の両端部を、該芯材２の伸縮部２２を軸方向に縮めながら、これらＵ字若しくはＶ字溝６５及び貫通孔６３にそれぞれ挿入若しくは挿通することによって、該芯材２の一方の先端部と前記止め具２４とでもって前記Ｕ字若しくはＶ字溝６５の底面及び前記貫通孔６３が設けられた側板４４の内側面をそれぞれ押圧した状態で、無芯ロール状ラップフィルム１が挿通された芯材２を容器３内に係止することができる。
【００５０】
さらに、芯材受部６１として、前述したように、左右側板４３，４４にＵ字状若しくはＶ字状切欠部６４，６４を設けたときや、左右側板４３，４４の一方にＵ字状若しくはＶ字状切欠部６４を設け、他方の側板に貫通孔６３を設けたときは、図１２（ｂ）に示すように、芯材２の一方の先端部２３近辺又は前記貫通孔挿通側の先端部２３近辺に、該芯材２の径方向に突き出た円盤状の止め具２４を設けてもよい。
【００５１】
この場合、該芯材２の前記貫通孔挿通側先端部２３側となる前記止め具２４の径方向の面と該芯材２の他方の先端面との間の直線距離が前記Ｕ字状若しくはＶ字状切欠部６４又は前記貫通孔６３が設けられた一方の側板４４の内側面と他方の側板４３の外側面との間の直線距離より僅かに長くなるような位置に前記止め具２４が設けられており、芯材２を芯材受部６１に載置するときは、前記芯材２を無芯ロール状ラップフィルム１の中空部１１に挿通した状態で、前記芯材２の前記止め具取付側先端部を前記側板４４に設けられた前記Ｕ字状若しくはＶ字状切欠部６４上に載置するか、又は前記側板４４に設けられた前記貫通孔６３に挿通した後、前記芯材２の他方の先端部を他方の側板４３に設けられた前記Ｕ字状若しくはＶ字状切欠部６４上に載置すればよい。
【００５２】
これによって、ラップフィルムを容器３から引き出して使用する際、前記芯材２が前記Ｕ字状若しくはＶ字状切欠部６４又は前記貫通孔６３が設けられた側板４４側に動いて無芯ロール状ラップフィルム１の該側板側端面が該側板４４の内側面に直接当たることもなく、前記芯材２を、該芯材２の両端部が前記左右側板４３，４４より僅かに突出するように前記Ｕ字状若しくはＶ字状切欠部６４，６４又は前記Ｕ字状若しくはＶ字状切欠部６４と前記貫通孔６３とに載置することができる。
【００５３】
次に、切断手段について説明する。
本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器３には、前記開口部３１から前記無芯ロール状ラップフィルム１を引き出して切断するための切断手段７が設けられている。
切断手段７は、無芯ロール状ラップフィルム１のフィルム端１２を引っ張ることにより、所望の長さに引き出されたフィルムを切断するためのものである。従って、切断手段７は、無芯ロール状ラップフィルム１の容器３に取り付けられた鋭利な刃先を有する切断刃であればよい。
【００５４】
切断手段としての切断刃７は、適切な剛性を有するものであれば特に制限されるものではないが、図１４（ａ）に示すような帯体のもの又は図１４（ｂ）に示すような断面がＬ字状のものが挙げられる。切断刃７の刃先の形状としては、例えば
（ａ）カッターナイフのように切断刃の幅全体に亘ってストレートな尖った刃先となっているもの
（ｂ）切断刃の幅全体に亘って適切な目の複数の先端が鋭利な鋸歯状切断刃を有するもの
イ）Ｖ字形の切断刃（特開２０００−１７７７２８号公報参照）
ロ）三角錐等の錐状の切断刃（特開２００２−２７１５号公報参照）
が挙げられる。
【００５５】
尚、刃先の形状は、上記（ａ）のストレートな刃先、上記（ｂ）の鋸歯状の刃先の何れでもよいが、上記（ｂ）の鋸歯状の刃先の方が好ましい。
切断刃の長さは、少なくとも無芯ロール状ラップフィルムの幅以上は必要であるが、容器の切断刃取付位置において、該容器の長手方向全域に亘って設けてもよい。
【００５６】
切断刃は、無芯ロール状ラップフィルムの容器に固定して取り付けられるが、該容器の構造によってその位置は異なる。
前記第１の形態及び第２の形態の容器のように、容器本体４の天部において蓋体５をヒンジ方式により連結一体化した容器の場合には、下記イ）〜ハ）の位置で固定できる。
イ）蓋体５の前部垂下板５１の外面側（図１５参照）若しくは内面側端縁又は端面上
ロ）容器本体４の前板４１の上部の外面側（図１及び図５参照）若しくは内面側端縁又は端面上
ハ）容器本体４の前面と底面の角（図１６参照）
【００５７】
前記第３の形態の容器のように、容器本体４の天部において蓋体５を嵌め込み方式により連結一体化した容器の場合には、下記イ）〜ハ）の位置で固定できる。
イ）蓋体５の前部垂下板５１の外面側若しくは内面側端縁
ロ）容器本体４の前板４１の上部の外面側若しくは内面側端縁
ハ）容器本体４の前面と底面の角
【００５８】
帯体又は断面がＬ字状の切断刃７は、その刃先が僅かに突き出るようにして、前記の取付位置に取り付ければよい。容器本体４の前面と底面との角に切断刃７を取り付ける場合には、図１６（ａ）に示すように、容器本体４の底面外側の前面側端縁から底面に対して鉛直方向に刃先を突き出してもよいし、図１６（ｂ）に示すように、容器本体４の前面外側の底面側端縁から前面に対して鉛直方向に刃先を突き出してもよい。
尚、断面がＬ字状の切断刃７を用いる場合には、美観及び安全性の面から、刃先が容器の前面から飛び出した格好にならないように取り付けることが望ましい。
【００５９】
切断手段（切断刃）７を、上記のように構成することによって、第１の形態〜第３の形態の容器のように、容器本体４の天部において蓋体５をヒンジ方式又は嵌め込み方式により連結一体化した容器にあっては、開蓋することにより形成された上方の開口部３１から無芯ロール状ラップフィルム１のフィルム端１２を引っ張って容器外に引き出した（フィルムを既に使用中で、フィルム端が容器外に引き出された状態である場合、この操作を改めて行う必要はない）後、閉蓋して、蓋体５の前部垂下体５１でフィルムを押えながら更に所望の長さに引き出し、次いでフィルムを、該フィルムが上記の位置に設置された切断刃７の刃先に密着するような方向に引っ張りながらフィルムの一方のサイドから他方のサイドに向かってフィルムを切断することができる。
【００６０】
切断手段（切断刃）７は、先端に鋭利な刃先を有するので露出に対する安全対策が施されていることが好ましい。容器３の構造及び切断刃７の取付位置に応じて、例えば、スライド式の切断刃として、使用しないときには刃先が容器３内に収まるようにし、使用するときには刃先が露出するように構成された切断刃防護機構を設けてもよい。
【００６１】
切断刃の材質としては、適切な剛性を有するものであれば、特に制限はない。切断刃に適した材質として、鋼材、その他の金属、セラミックス又は容器本体若しくは蓋体と同材質の合成樹脂等が挙げられる。
切断刃を蓋体の前部垂下板端縁又は容器本体の前板上部端縁に設ける場合は、該蓋体又は容器本体に対して一体成形により形成、即ち、前記蓋体の前部垂下板端縁又は容器本体の前板上部端縁を所望の刃先の形状に加工することにより設けてもよいし、別個に製造した後付加加工により一体化、即ち別に作成した切断刃を取り付けてもよい。
【００６２】
切断刃を容器本体の前面と底面との角に設ける場合は、角部に材料を突出させた形状、即ち容器本体の底板を前板端縁から底面に対して鉛直方向に突出させるか、又は容器本体の前板を底面端縁から前面に対して鉛直方向に突出させた形状にして、そこに鋸歯等所望の刃先の形状を加工してもよく、別に作成した切断刃を取り付けてもよい。
【００６３】
切断刃の刃先の形状としては、切れ味をよくするために目立てをした鋭い直刃若しくはＶ字形や錘状等の鋸歯、特に鋸歯にする方が好ましいが、ギザギザ又は波形の形状に打ち抜いた程度の刃先でもラップフィルムの切断には充分な効果がある。家庭で使用することを前提にすれば寧ろこの方が安全である。
【００６４】
次に、ラップフィルムの巻戻り防止構造について説明する。
ラップフィルムを所望の長さに切断する場合、容器を開蓋することにより形成された上方の開口部から、容器内に収納された無芯ロール状フィルムのフィルム端を掴んでフィルムを所望の長さに引き出し、前記の切断手段により切断するが、フィルムの切断後のフィルム端が容器内に巻き戻ると、次回の使用時に、開蓋して上方の開口部からフィルム端を掴んでフィルムを容器外に引き出すときには、特にフィルム端が無芯ロール状フィルムの裏側に隠れた状態にあるときは、フィルム端が表側に出るよう無芯ロール状フィルムが挿通された芯材を容器内に入れ直す必要があり、操作がかなり面倒になる。
【００６５】
ラップフィルムの巻戻り防止構造は、このような次回の使用時における面倒な操作を無くし、フィルムを容易に引き出せるように、フィルム切断後のフィルム端の容器内への巻戻りを防止するためのものであり、例えば、実用新案登録第３０５８６５１号公報に記載されているようにフィルム巻戻り方向への回転防止機構を設ける方法、特開平１１−１０００４１号公報に記載されているように容器本体の前板中央部にラップフィルム取り出し開口部を設けて、ラップフィルム端掴み部分を作成し、次回の使用時に、このラップフィルム端掴み部分から指先で簡単にラップフィルムを掴んで引き出す方法、又はフィルムが容器に接触する面において、特開平１０−３５６５６号公報や特開平１０−３５６５７号公報等に記載されているように粘着層からなるフィルム保持部を設ける方法、或いは表面を梨地加工処理又は僅かに凹凸を付けるかしてフィルム保持部と成し、これに切断後のフィルム端を保持させるようにする方法等が用いられるが、粘着層を塗布又は貼り付けるか、或いは表面を梨地加工処理若しくは僅かに凹凸を付けるかしてフィルム保持部を設ける方法が好ましい。
【００６６】
また、本発明のラップフィルムの使用方法では、例えば容器本体の前板の上縁において、切欠部を設ける等して段差を付け、次にフィルムを引き出し切断する際に、該段差部を覆っているフィルムを指で掴んで容易に引き出せるようなフィルム掴み用段差を設けてもよい。
【００６７】
次に容器及び芯材の材質及び製造方法等について説明する。
容器は、耐久性が要求される反面、片手で持てる程度の手軽さも必要であり、また、内部の汚れを落とすための水洗いや布巾での拭き取りをし易くするために、合成樹脂から形成されている。
【００６８】
前記合成樹脂としては、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ＡＢＳ樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ナイロン樹脂、テフロン（登録商標）樹脂、ポリアセタール樹脂、ＰＥＴ樹脂等の熱可塑性樹脂や、尿素樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂等を使用できる。中でも、本発明におけるラップフィルムは、食品包装用として使用される可能性が高いため、食品包装用容器として安全性の高いポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂の使用が好ましい。
【００６９】
容器は、以下のように製造される。
前記第１及び第２の形態の容器のように、容器本体と蓋体とをヒンジ方式で連結一体化する構造においては、容器本体と蓋体とが蝶番部により展開自在に接続された状態で一体成形により製造される。
また、前記第３の形態の容器のように、容器本体と蓋体とを嵌め込み方式で一体化する構造における嵌合部は、前述したように、容器本体及び蓋体をそれらの嵌合部構造が所望の構造になるように一体成形してもよいし、本体を成形した後に、所望の嵌合部構造に加工してもよい。
【００７０】
容器本体及び蓋体を一体成形する方法としては、射出成形が挙げられる。このように一体成形することにより、大量生産が可能となり、製造コストを下げることができる。
また、容器本体と蓋体とをそれぞれ一体成形し、容器本体に形成された突出ピンと蓋体に形成された係合孔とを係合連結して容器を組み立てる構造においても、同様の効果が奏される。
【００７１】
また、係止手段における芯材受部として容器本体の左右側板に設けられた貫通孔、Ｕ字状若しくはＶ字状切欠部、凹部、Ｕ字若しくはＶ字溝、又は切断手段として蓋体若しくは容器本体に設けられた切断刃は、容器本体及び蓋体を一体成形加工により製作した後、これら容器本体及び蓋体を加工処理するか、或いは別に製作してこれら容器本体及び／又は蓋体に取り付ければよい。
【００７２】
本発明のラップフィルムの使用方法においては、無芯ロール状フィルムを収納した容器を狭い台所の一定場所に保管管理し、使用に際しては即座に使用できるように、例えば特開２０００−１４２７０７号公報や実開平５−６２４２７号公報等に記載されているように、無芯ロール状フィルムを収納した容器の側面にマグネット板等を取り付けて、該無芯ロール状ラップフィルムを収納した容器を冷蔵庫等の壁面に磁着してもよいし、例えば実用新案登録第２５４６１３５号公報等に記載されているように、無芯ロール状フィルムを収納した容器を狭い台所の台上の一定場所に起立状態で安定的に保持することによって保管管理してもよい。
【００７３】
芯材の材質は、容器の材質と同じものを使用することができる。
芯材は、無芯ロール状ラップフィルムの軸心部に存在する円筒形の中空部に挿通した状態で容器内に回転自在に支持・固定するためのものであるから、無芯ロール状ラップフィルムの中空部に入り、該無芯ロール状ラップフィルムからフィルムを引き出すときに、フィルム端を引っ張る際の張力で大きく変形しないようなものであればよい。
【００７４】
芯材を無芯ロール状ラップフィルムの中空部に挿通した後、容器の左右側板に設けられたＵ字状若しくはＶ字状切欠部又はＵ字若しくはＶ字溝上に該芯材を載置する係止手段を採用する場合、フィルム引き出し時に、容器の左右側板に設けられたＵ字状若しくはＶ字状切欠部又はＵ字若しくはＶ字溝の底部上で、無芯ロール状フィルムと一緒に、軸を中心にフィルム引き出し方向への自由な回転が可能なように、少なくとも両端の断面は円形であることが好ましい。
従って、芯材の形状は直径に比して幅の長い単純な円筒状のものでもよく、丸棒状や中空の円筒状のもの等も用いられる。
【００７５】
芯材を無芯ロール状ラップフィルムの中空部に容易に挿通できるように、また、フィルム引き出し時に、無芯ロール状ラップフィルムが収納容器内で芯材上を左右上下に動いてフィルムの引き出しがスムーズにできなかったり、引き出したフィルムに捩れや皺が発生したりするのを防止するため、芯材の直径は無芯ロール状ラップフィルムの中空部の内径より、僅かに小さい程度、具体的には１〜１０ｍｍ小さい程度にするのが望ましい。
【００７６】
また、無芯ロール状ラップフィルムの中空部に挿通した芯材を容器の左右側板に設けられた前記切欠部又は溝上に載置することにより、無芯ロール状フィルムを容器内に係止するため、無芯ロール状フィルムが収納容器内で芯材上を左右方向に動かないように、容器の長手方向の幅は無芯ロール状ラップフィルムの長手方向の幅よりも僅かに長くしている。よって、芯材の幅も無芯ロール状ラップフィルムの長手方向の幅よりも僅かに長くする必要がある。
【００７７】
なおかつ、芯材の幅は、該芯材が容器の左右側板に設けられた前記切欠部又は溝上に載置できるように、容器の左右側板に前記切欠部が設けられる場合にあっては、該芯材の両端部が前記左右側板より僅かに、具体的には２〜６ｍｍ突出するような長さに、収納容器の左右側板の内側に前記溝が設けられる場合にあってはこれら溝間の直線距離より僅かに、具体的には２〜１０ｍｍ短い長さとすることが望ましい。
【００７８】
容器の左右側板の内側にＵ字若しくはＶ字溝、或いは凹部を設けて該溝又は凹部に芯材を載置する場合には、例えば実用新案登録第３０３００７６号公報に記載されているように、芯材の両端部にゴム体をキャップ状に被せてもよい。
これにより、無芯ロール状フィルムの中空部に芯材を挿通し、芯材の一端を容器の左右側板の何れか一方の内側に設けられたＵ字若しくはＶ字溝、或いは凹部に嵌め、次いで芯材の端部のゴム体を歪めて、芯材の他端を他方の側板内側に設けられたＵ字若しくはＶ字溝、或いは凹部に嵌めることになるが、ゴム体は、溝又は凹部に嵌めるときに滑り難く、芯材を嵌め易くするし、またゴム状弾性を有し、曲げたり縮めたりするため、芯材をＵ字若しくはＶ字溝、或いは凹部に容易に取り付けることができる。
【００７９】
更に、ゴム体は摩擦係数が大きく、溝又は凹部に対して滑り難いため、無芯ロール状ラップフィルムの中空部に芯材を密着して取り付けた場合には、フィルム引き出し時に、無芯ロール状ラップフィルムは必要以上に回転し難くなり、フィルムの不要な引き出しによる浪費を防止することができると共に、無芯ロール状ラップフィルムの逆回転による巻戻りも防止できる。
【００８０】
また、例えば、登録実用新案第３００９６６８号公報に記載されているように、芯材に無芯ロール状ラップフィルムの中空部より僅かに径の大きい環状突条を、適宜間隔を空けて、周囲に複数本設けてもよい。これにより、無芯ロール状ラップフィルムの中空部に芯材を挿通するときに、無芯ロール状ラップフィルムを回転しながら挿入すると、容易に挿通でき、一旦挿通したものは、芯材が横方向にずれて容易に外れることもない。
【００８１】
芯材を容器内に挿入して該芯材の一方の先端部を容器本体の側板内面側に設けられた凹部内に挿入する際には、該芯材の一方の先端部で前記凹部を押圧するようにして軸と平行に側板側に縮めながら、該芯材の他端部を、容器本体の他方の側板内側に設けられた凹部に挿入し、或いは容器本体の他方の側板に設けられた貫通孔に挿通するため、該芯材は非伸縮部である芯材本体に、軸方向に伸縮自在な伸縮部を組み合わせて構成されている。
伸縮部は、圧縮ばねを用いたり、ベローズ、ゴム、柔軟性に富んだ合成樹脂等の材質を用いたり、伸縮復元性を有するものからなる。
【００８２】
芯材をＵ字若しくはＶ字溝の芯材受部上に載置する場合において、前記芯材受部側の末端に芯材取付凹部又は芯材取付穴を設けてもよい。
この場合、芯材は図１０（ｂ）又は図１２（ｂ）に示すような単純な円筒状のものでもよいが、前述した、一方の先端部を左右側板のうち一方の側板内面側に設けられた凹部内に挿入し、他方の先端部を他方の側板内面側に設けられた凹部内に挿入、又は、他方の側板に設けられた貫通孔に挿通する場合と同様、図１０（ａ）又は図１２（ａ）に示すような芯材本体に、軸方向に伸縮自在な伸縮部を組み合わせて構成されることが好ましい。
【００８３】
Ｕ字若しくはＶ字溝の芯材受部上に載置する場合において、これらの溝は容器本体の左右側板上端縁で開放されており、上端側から基部側まで同じ深さでもよいが、上端側で広く且つ深く、基部側で狭く且つ浅くして、芯材の両端部を該溝の上端側から基部側へ案内し易いようにしてもよい。
【００８４】
芯材の両端には、芯材本体又は芯材本体及び伸縮部より細く、これらの中心軸より突出した突起部を設けてもよい。
芯材及び芯材受部を上記の形状・構造にすることによって、無芯ロール状ラップフィルムの中空部に挿通した状態の芯材を以下のようにして、容器に支持・固定し、又は取り外すことができる。
【００８５】
容器本体の左右側板にＵ字状又はＶ字状切欠部が設けられる場合においては、芯材を容器に支持・固定するときには、芯材の両端部を容器本体の左右側板より僅かに突出するようにして、前記切欠部の基部上に載置する。芯材を容器から取り外すときは、芯材を上方に持ち上げて、芯材の両端部を左右側板上端縁の開放部より引き抜けばよい。
【００８６】
容器本体の左右側板の内側にＵ字又はＶ字溝が設けられる場合においては、芯材を容器に支持・固定するときには、芯材の両端部を容器本体の左右側板上端縁の開放部より前記溝内に案内し、芯材の両端部が前記溝面に沿って下方へ移動するようにし、芯材を容器から取り出すときには、芯材を水平に保ちながら上方に持ち上げて、芯材の両端部を左右側板上端縁の開放部より引き抜けばよい。
【００８７】
容器本体の左右側板の内側に凹部が設けられる場合においては、芯材の一方の先端を容器本体の左右何れか一方の側板内側に設けられた凹部の底面に当てて押圧することにより、芯材の伸縮部を縮めた状態で、芯材の他方の先端を容器本体の他方の側板内側面に沿わせて下方へ移動させ、該他方の側板内側に設けられた凹部に挿入することにより、該凹部を押圧する状態で容器内に支持・固定される。
【００８８】
芯材を容器から取り外すときは、芯材を容器本体の左右何れか一方の側板側に押し込んで芯材の伸縮部を更に縮め、容器本体の他方の側板側先端部を該他方の側板内側に設けられた凹部から取り外すと、芯材の縮みが回復して常態に戻るので、この状態で前記左右何れか一方の側板内側に設けられた凹部から取り外せばよい。
【００８９】
収納容器の左右何れか一方の側板内側に凹部が設けられ、他方の側板に貫通孔が設けられる場合には、芯材の円盤状止め具取付側とは反対側の先端を容器本体の左右何れか一方の側板内側に設けられた凹部の底面に当てて押圧することにより、芯材の伸縮部を縮めた状態で、芯材の円盤状止め具取付側の先端を容器本体の他方の側板内側面に沿わせて下方に移動させ、該他方の側板内側に設けられた貫通孔に嵌め込むか、あるいは逆に、芯材の円盤状止め具取付側の先端を容器本体の左右何れか一方の側板に設けられた貫通孔に挿通し、円盤状止め具を該側板内側面に当てて押圧することにより、芯材の伸縮部を縮めた状態で、芯材の他方の先端を容器本体の他方の側板内側面に沿わせて下方に移動させ、該他方の側板内側に設けられた凹部内に挿入するかすれば、伸縮部の復元力により芯材全体の縮みが回復し、芯材の円盤状止め具取付側とは反対側の先端が容器本体の左右何れか一方の側板内面側に設けられた凹部の底面を押圧する一方、円盤状止め具が容器本体の他方の側板内側面を押圧する状態で、芯材が前記凹部及び貫通孔の基部上に載置されることによって容器内に支持・固定される。
【００９０】
芯材を収納容器から取り外すときは、芯材を容器本体の凹部が設けられた左右何れか一方の側板側に押し込んで、伸縮部を更に縮め、容器本体の他方の側板側になる芯材先端部を該他方の側板に設けられた貫通孔から引き抜き、該先端部をフリーの状態にすると、芯材の縮みが回復して常態に戻るので、この状態で前記左右何れか一方の側板内側に設けられた凹部から取り外せばよい。
【００９１】
もちろん、芯材を容器本体の貫通孔が設けられた左右何れか一方の側板側に押し込んで、円盤状止め具でもって該側板の内側面を押圧することにより伸縮部をさらに縮め、容器本体の他方の側板側になる芯材の先端部を該他方の側板内側に設けられた凹部から引き抜き、該先端部をフリーの状態にすると、芯材の縮みが回復して常態に戻るので、この状態で芯材の他方の先端部を前記左右何れか一方の側板側に設けられた貫通孔から引き抜いてもよい。
【００９２】
容器本体の左右側板の内側にＵ字又はＶ字溝が設けられ、該溝の基部末端に凹部が設けられる場合には、芯材の一方の先端を容器本体の左右何れか一方の側板内側上端縁開放部より前記溝に沿って基部側へ押し下げ、該基部側の末端の位置に来たら、該位置に設けられた凹部の底面に当てて押圧することにより、芯材の伸縮部を縮め、その状態で、芯材の他方の先端を容器本体の他方の側板内側上端縁の開放部より前記溝に沿わせて基部側へ移動させ、該基部側の末端に設けられた凹部に嵌め込めば、伸縮部の復元力により芯材の両先端が前記両凹部を押圧する状態で芯材が容器内に支持・固定される。
【００９３】
芯材を容器から取り出すときには、芯材を容器本体の左右何れか一方の側板側に押し込んで芯材の伸縮部を更に縮め、容器本体の他方の側板側になる芯材先端部を該他方の側板内側に存する前記溝の基部側末端に設けられた凹部から取り外し、前記溝に沿って基部から上端側へと移動させ、上端縁の開放部より取り外せば、芯材の縮みが回復して常態に戻るので、この状態で前記左右何れか一方の側板内側に存する前記溝の基部側末端に設けられた凹部から取り外せばよい。
【００９４】
容器本体の左右側板の内側にＵ字又はＶ字溝が設けられ、該溝の一方の基部末端に凹部と他方の溝の基部末端に貫通孔がそれぞれ設けられる場合には、芯材の円盤状止め具取付側とは反対側の先端を容器本体の凹部が設けられた左右何れか一方の側板内側上端縁の開放部より前記溝に沿って基部側へ押し下げ、該基部側の末端の位置に来たら、該位置に設けられた凹部の底面に当てて押圧することにより、芯材の伸縮部を縮め、その状態で、芯材の円盤状止め具取付側の先端を容器本体の他方の側板内側上端縁の開放部より前記溝に沿わせて基部側へ移動させ、該基部側の末端に設けられた貫通孔に嵌め込むか、あるいは逆に、芯材の円盤状止め具取付側の先端を容器本体の貫通孔が設けられた左右何れか一方の側板内側上端縁の開放部より前記溝に沿って基部側へ押し下げ、該基部側の末端の位置に来たら、該位置に設けられた貫通孔に挿通し、円盤状止め具を前記貫通孔が設けられた左右何れか一方の側板に当てて押圧することにより、芯材の伸縮部を縮め、その状態で、芯材の他方の先端を容器本体の他方の側板内側上端縁の開放部より前記溝に沿わせて基部側へ移動させ、該基部側の末端に設けられた凹部に挿入するかすれば、伸縮部の復元力により芯材の縮みが回復し、凹部挿入側の先端部が前記溝の基部末端に設けられた凹部を、そして貫通孔挿通側の先端部近辺に設けられた円盤状止め具が容器本体の貫通孔が設けられた左右何れか一方の側板内面をそれぞれ押圧した状態で、芯材が前記凹部及び貫通孔の基部上に載置されることによって容器内に支持・固定される。
【００９５】
芯材を容器から取り出すときには、芯材を容器本体の凹部が設けられた側の側板側に押し込んで芯材の伸縮部をさらに縮め、容器本体の他方の側板側になる芯材先端部を該他方の側板内側に存する前記溝の基部側末端に設けられた貫通孔から引き抜き、前記溝に沿って基部側から上端側へと移動させ、上端縁の開放部より取り出せば、該先端部はフリーの状態となり、芯材の縮みが回復して常態に戻るので、この状態で前記左右何れか一方の側板内側に存する前記溝の基部側末端に設けられた凹部から取り外せばよい。
【００９６】
あるいは逆に、芯材を容器本体の貫通孔が設けられた側の側板側に押し込んで、前記円盤状止め具を該側板の内側面に当てて押圧することにより、芯材の伸縮部をさらに縮め、容器本体の他方の側になる芯材先端部を該他方の側板内側に存する前記溝の基部側末端に設けられた凹部から引き抜き、前記溝に沿って基部側から上端側へと移動させ、上端縁の開放部より取り出せば、該先端部はフリーの状態となり、芯材の縮みが回復して常態に戻るので、この状態で前記左右何れか一方の側板内側に存する前記溝の基部末端に設けられた貫通孔から引き抜けばよい。
【００９７】
次に、本発明の無芯ロール状ラップフィルムの使用方法の一使用態様について説明する。
ラップフィルム詰替容器のメーカーにおいて、合成樹脂製の繰り返し使用可能なラップフィルム詰替容器を製造し、市場に流通させる。
ラップフィルム収納用芯材のメーカーにおいて、合成樹脂製の繰り返し使用可能な芯材を製造し、市場に流通させる。尚、ラップフィルム詰替容器のメーカー及びラップフィルム収納用芯材のメーカーは同じでも違っていてもよい。
次に、ラップフィルムメーカーは、無芯ロール状ラップフィルムを製造し、市場に流通させる。
このような状況下において、一般家庭の消費者（以下「ユーザー」という）は、前記ラップフィルム詰替容器と、前記芯材と、前記無芯ロール状ラップフィルムとを市場より購入する。
【００９８】
そして、ユーザーは、無芯ロール状ラップフィルムの中空部に芯材を挿通した後、ラップフィルム詰替容器の天部に設けられた蓋体を解放し、上方の開口部から前記芯材を前記ラップフィルム詰替容器内の芯材受部に回転自在に支持・固定させ、次いで、前述の所定の方法で所定の場所で保管する。
例えば、一般家庭において電子レンジによる加熱調理や冷蔵庫への冷蔵保管等のために食品類を包装する際等のラップ使用時に、ユーザーは、開蓋した上方の開口部から、無芯ロール状ラップフィルムのフィルム端を引っ張ってラップフィルムを所望の長さに引き出し、ラップフィルム詰替容器に設けられた切断手段によって切断し、前記包装に使用する。
【００９９】
ラップフィルムの使用後は、容器を閉蓋し、所定の場所に保管する。
そして、ラップフィルムの使用に際し、上記の作業を繰り返すうち、ラップフィルム詰替容器内に収納された無芯ロール状ラップフィルムを使い切った後、ユーザーは、新しい無芯ロール状ラップフィルムを市場より購入して、前記作業を行う。
【０１００】
本発明の無芯ロール状ラップフィルムの使用方法は、前述した実施態様に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
また、本発明の無芯ロール状ラップフィルムの使用方法に用いられる容器等は、前述した形態に制限されることはなく、それぞれの異なる部分を、適宜変更したり組み合わせた形態とすることもできる。
【０１０１】
このように、本実施態様の無芯ロール状ラップフィルムの使用方法によれば、以後、ユーザーは、前記作業を繰り返すことによって、無芯ロール状ラップフィルのみの交換で、ラップフィルム詰替容器及び芯材は繰り返し使用することができる。尚、前記作業を繰り返す際、ユーザーは、必要に応じてラップフィルム詰替容器の内部や芯材の外表面に付着したゴミ、埃等を水洗いや濡れ布巾で拭き取った後自然乾燥させる等して、ラップフィルム詰替容器及び芯材をきれいに洗浄・殺菌等する必要がある。
【０１０２】
また、無芯ロール状ラップフィルムの中空部の一端より該中空部に挿通した状態の芯材を容器本体の左右側板の上方中央部にそれぞれ設けられた芯材受部上に載置することによって前記無芯ロール状ラップフィルムを容器に支持・固定しているため、容器を開蓋して上方の開口部から該芯材を掴んで持ち上げれば簡単に該芯材を取り外すことができ、容器の内部が空になれば、水洗いや濡れ布巾での拭き取り等により容器内部や芯材外表面の洗浄・殺菌処理等が容易にでき、衛生的であると共にこれら容器や芯材の耐久性を向上させることができる。
【０１０３】
また、芯材を前記芯材受部上に載置しているため、フィルム引き出し時に無芯ロール状ラップフィルムが容器から飛び出すのを防止することができる。しかも、フィルムの残量が少量になったときに、フィルムを引き出す際の張力によりロール状が崩れてフィルムの引き出しが困難になることもない。
【０１０４】
本実施態様における容器においては、刃先全体に亘って直線状又は適切な目の複数の先端が鋭利な鋸歯状で、かつ適切な剛性を有する切断刃を、合成樹脂材料で形成された容器に取り付けているので、従来の紙製カッター付使い捨て収納容器のように容器が歪んでカッターが切れ難くなったり、切断した反動でフィルムが絡まったり、切断にコツを要したりすることもなく、比較的伸張率の高いラップフィルムでも容易に切断することができる。
【０１０５】
また、フィルム切断手段として、前記切断刃防護機構を収納容器に設けてあると、フィルム不使用時には常に刃先が露出しないので、先端が鋭利な刃先を有する切断刃を取り付け、切れ味を良くしているにも拘わらず、安全性にも優れている。
【０１０６】
収納容器のフィルム引き出し位置から切断刃取付位置までのフィルムが収納容器に接触する面に、粘着剤を直接塗布形成するか、若しくは粘着層を塗布形成した別体のシートを貼着するか、又は表面を梨地加工処理若しくは僅かに凹凸を付けるかしてなるフィルム保持部が設けられていると、切断後のフィルム端の収納容器内への巻戻りを防止することができ、次回のフィルム使用時に収納容器からのフィルム引き出しが容易である。
【０１０７】
収納容器のフィルム引き出し位置となる容器本体の前板上縁部には、矩形状の切欠部からなるフィルム掴み用段差を設けてあると、次回のフィルム使用時に、フィルム端を容易に見出すことができ、収納容器からのフィルム引き出しが容易である。
【０１０８】
収納容器の容器本体の前板又は後板には、マグネット板等を取り付けてあると、収納容器を台所の冷蔵庫等の壁面に磁着することができる。よって、多くの食器、調理器具等が並べられている台所内で収納容器を一定の場所にコンパクトに保管・管理することができ、従来の紙製使い捨て容器のような、収納容器の適当な保管場所が得られないとか、置き場所及び保管場所が一定せず、どこかに紛れた場合に見つけだすのに労を要するといった問題もない。
【０１０９】
芯材の表面に適当な梨地処理が成されているか、又は芯材表面に僅かな凹凸が付けられていると、粘着性を有するロール状ラップフィルムの内面側端部が芯材に密着することもなく、よって、フィルムを引き出すときに、ロール内面のフィルムが芯材に逆巻き状態で巻き付く恐れもない。
【０１１０】
ラップフィルム詰替容器及び芯材は、合成樹脂材料からなり、繰り返し使用されるが、永久的に使用できるものではなく、破損したり傷や打痕等が付いたりしてそのまま使用できなくなることもある。そのときには、これらのラップフィルム詰替容器及び芯材も新しいものと交換する必要が生じる。このような場合には、例えば特開２００２−４６９４４号公報に記載されているような方法によって、ラップフィルム詰替容器及び芯材の製作に用いられた材料をリサイクル使用してもよい。
【０１１１】
【発明の効果】
本発明の無芯ロール状ラップフィルムの使用方法によれば、無芯ロール状ラップフィルムの容器及び芯材を合成樹脂材料で形成してあるため、容器及び芯材を繰り返し使用することができ、従来における、紙管に巻装後、紙製容器に収納された状態で使用に供されている一般家庭用ラップフィルムを使い切った後に生ずる、紙の空箱や芯材の紙管による可燃ゴミの発生を防止し、延いてはこれら可燃ゴミの焼却処理に伴う炭酸ガス発生の抑制など環境保護の面からの優れた効果を奏する。
従って、従来の紙製の使い捨て収納容器やロール状フィルム用芯材としての紙管が不要となるため、これら収納容器や芯材の材料に係る資源の有効利用に貢献できると共に、コスト的にも低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられるラップフィルム、容器及び芯材の一形態を示す斜視図である。
【図２】図２は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられるラップフィルム、容器及び芯材の一形態を、容器の蓋体の一部を仮想的に省略して示す平面図である。
【図３】図３は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器の第１の形態の閉蓋状態を示す斜視図である。
【図４】図４は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器の第１の形態の側板及び芯材受部を示す斜視図である。
【図５】図５は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器の第２の形態の開蓋状態を示す斜視図である。
【図６】図６は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器の第２の形態の閉蓋状態を示す斜視図である。
【図７】図７は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器の第３の形態の開蓋状態を示す斜視図である。
【図８】図８は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器の第３の形態の開蓋状態を示す断面図である。
【図９】図９（ａ）〜（ｅ）は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器の第３の形態における、容器本体と蓋体との結合部の各種形態を示す縦断面図（図８相当図）である。
【図１０】図１０（ａ）及び（ｂ）は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる芯材の一形態を示す斜視図である。
【図１１】図１１は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器における芯材受部の別の形態を示す斜視図である。
【図１２】図１２（ａ）及び（ｂ）は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる芯材の別の形態を示す斜視図である。
【図１３】図１３（ａ）〜（ｄ）は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器における芯材受部の更に別の形態を示す斜視図である。
【図１４】図１４（ａ）及び（ｂ）は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器に取り付けられる切断刃の形状を示す斜視図である。図である。
【図１５】図１５は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器の第１の形態における、切断刃の他の取り付け形態を示す斜視図（図３相当図）である。図である。
【図１６】図１６（ａ）及び（ｂ）は、本発明のラップフィルムの使用方法に用いられる容器の第１の形態における、切断刃の他の取り付け形態を示す斜視図（図１相当図）である。
【符号の説明】
１無芯ロール状ラップフィルム
１１中空部
１２始端部
１３止着テープ
２芯材
２１芯材本体（非伸縮部）
２２伸縮部
２３端部
２４止め具
３容器
３１開口部
３２蝶番部
４容器本体
４１前板
４２底板
４３、４４側板
４５後板
５蓋体
５１前部垂下板
５２後部垂下板
５３，５４側部垂下板
５５天板
６係止手段
６１芯材受部
６２凹部
６３貫通孔
６４切欠部
６５溝
７切断手段（切断刃）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for using a roll-shaped wrap film.
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
Mainly, a conventional wrap film is wound on a paper tube and sold and used in a paper container with a disposable cutter, especially in a household type. Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-46944 describes that a commercial wrap film is sold and used in a state of being wound around a paper tube by about 500 to 1000 m.
Conventionally, empty paper boxes and core paper tubes generated after the wrap film has been used up have been incinerated or disposed of as combustible waste.
[0003]
However, in recent years, the amount of final disposal of industrial waste has been increasing year by year, which is accompanied by environmental problems such as global warming due to carbon dioxide emission during incineration, and shortage of landfill sites during disposal. Therefore, reducing the amount of garbage itself is an important issue in society.
In addition, since this type of garbage must be disposed of by the end user for a fee, there is a problem in that the processing cost rebounds to the product cost and the cost of the product cannot be reduced.
[0004]
In view of the above problems, a container for storing a wrap film wound around a paper tube is formed of a synthetic resin, and after using the wrap film, only the remaining paper tube is removed from the container and wound around the paper tube. There has been proposed a refill container for a wrap film with a cutter in which a new refill wrap is mounted in the container and the container is used repeatedly (Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 7-232714 and 2002-2715). JP, JP-A-10-86946, etc.).
[0005]
In these proposals, the above problem in the case where the container is made of paper can be solved by making the refill container for wrap film with a cutter made of synthetic resin, which stores the wrapped film wrapped film. Since the core of the film roll is made of paper, the above problem still remains.
[0006]
Furthermore, JP-A-2002-46944 discloses that a wrap film core material for winding a wrap film and maintaining a cylindrical shape of the entire film wrapping layer is made of a synthetic resin, and a paper tube is used as the core material. It has been proposed to solve the problem when used.
[0007]
This proposal is based on the idea that a synthetic resin manufacturer manufactures a synthetic resin wrap film core material and distributes it to a wrap film manufacturer. The wrap film manufacturer winds the wrap film around the core material, stores it in a product box, and stores it in a local agency. The local distributors deliver the rolled wrap film to supermarkets and convenience stores in various regions, and supermarkets and convenience stores in various regions draw out the wrap film from the wrapped film roll and cut it to produce fresh foods and processed foods. Used for packaging of food etc., the core material remaining after use is stored in a return container, and the synthetic resin maker collects the core material in the return container to some extent and collects and reuses the core material. And rejects, and reusable products are sold to wrap film manufacturers as core materials for wrap films, while defective products are This is related to a wrap film core recycling system that transports raw materials to manufacturers and recycles raw materials as raw material for wrap film, and recycles raw materials. The end users (supermarkets, convenience stores, etc.) In plastic resin manufacturers, raw material for wrap film must be stored in a return container prepared in advance by a synthetic resin maker. It is necessary to perform operations such as collection of non-defective products, selection of non-defective products / defective products, reuse of non-defective products, and reproduction of defective products, and the work process for solving the above-mentioned problems is considerably complicated.
[0008]
Further, JP-A-2002-46944 does not mention a container for storing a roll of wrapped film.
[0009]
Therefore, an object of the present invention is to provide a storage container for a roll and a wrap for locking the roll to the storage container when only the roll of the wrap film is replaced when the wrap film is used up. An object of the present invention is to provide a method of using a wrap film which can be repeatedly used as a core material for a film.
[0010]
[Patent Document 1]
JP 2002-46944 A
[Patent Document 2]
JP-A-7-232741
[Patent Document 3]
JP-A-2002-2715
[Patent Document 4]
JP-A-10-86946
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a coreless roll-shaped wrap film in which a core material is inserted through a hollow portion thereof, and the core material is rotatably stored in a container around the core material as a rotation axis. Is a method in which the starting end portion is pulled out from the opening of the container, cut into a desired length and used, wherein the container and the core material are formed of a synthetic resin, and the coreless roll-shaped wrap film is used. After use, by replenishing only a new coreless roll wrap film, by providing a method of using a refillable coreless roll wrap film characterized by repeatedly using the container and the core material The above object has been achieved.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the method of using the refillable coreless roll wrap film of the present invention is as follows. The core material 2 is rotatably housed in a container 3 around a rotation axis, and the stored coreless roll-shaped wrap film 1 is pulled out from its opening end 31 through the opening 31 of the container 3 to have a desired length. After the container 3 and the core material 2 are formed of a synthetic resin, and the coreless roll-shaped wrap film 1 has been used, only a new coreless roll-shaped wrap film 1 is used. The container 3 and the core 2 are repeatedly used after replenishment.
[0013]
First, the coreless roll wrap film 1 used in the method of using the refillable coreless roll wrap film of the present invention will be described.
As shown in FIG. 1, the coreless roll-shaped wrap film 1 is formed only of a film (without using a core material), and a starting end 12 of the film is fixed with a fixing tape 13.
[0014]
The material of the coreless roll wrap film 1 is not particularly limited, but ethylene homopolymer, ethylene-α-olefin copolymer, ethylene-vinyl acetate copolymer, ethylene-ethyl acrylate copolymer Plasticizers such as ethylene-ethyl methacrylate copolymer, propylene homopolymer, propylene-α-olefin copolymer, polybutene-1, butene-α-olefin copolymer, and chlorine-free polyolefin-based resin (this In this case, the α-olefin to be copolymerized with ethylene, propylene, butene, or the like is preferably an α-olefin having 2 to 8 carbon atoms), a polyvinyl chloride resin, a polyvinylidene chloride resin, or the like.
[0015]
Above all, the above-mentioned polyolefin resin containing no plasticizer and chlorine does not have the problem of environmental hormones due to the bleed-out of the plasticizer and the generation of toxic gases such as hydrogen chloride and the generation of highly toxic combustion residues during incineration. Therefore, it is excellent in safety also from an environmental problem and the like, and is particularly preferable.
The ethylene homopolymer and ethylene-α-olefin copolymer include high-density polyethylene (HDPE), medium-density polyethylene (MDPE), low-density polyethylene (LDPE), linear low-density polyethylene (LLDPE), and ultra-low-density polyethylene. (VLDPE), ultra-low density polyethylene (ULDPE) and the like.
[0016]
The thickness of the film forming the coreless roll-shaped wrap film 1 is preferably 5 to 30 μm, particularly preferably 7 to 15 μm. If the thickness of the film is less than 5 μm, the strength is weak, and if the thickness of the film is more than 30 μm, the film does not stick to the object to be packaged in wrapping.
The layer structure of the coreless roll wrap film 1 may be either a single layer structure or a multilayer structure. The coreless roll wrap film 1 is manufactured by a film forming method or a combination of a film forming method and a stretch forming method. The film forming method is performed by inflation molding or T-die molding.
[0017]
Physical properties such as tensile modulus, elongation, and shrinkage stress of the film are not particularly limited.
The winding length of the coreless roll wrap film 1 is preferably from 10 to 100 m. The diameter of the hollow portion (hollow portion) 11 at the axis of the coreless roll-shaped wrap film 1 is preferably 25 to 45 mmφ. The width of the coreless roll wrap film 1 is preferably from 200 to 500 mm.
The method for producing the coreless roll-shaped wrap film 1 is not particularly limited, and examples thereof include a production method described in Japanese Patent No. 2794549.
[0018]
Next, various forms of the container (storage container) 3 used in the method of using the refillable coreless roll wrap film of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 to 3, the container 3 of the first embodiment has a container body 4 for storing the coreless roll-shaped wrap film 1 and a dust-free or dust-adhering material. In order to prevent this, a lid 5 is provided so as to be openable and closable with respect to the container body 4. The container body 4 and the lid 5 are integrated by a hinge system.
[0019]
As shown in FIG. 1, the container main body 4 includes a front plate 41, a bottom plate 42, and left and right side plates 43 and 44, and has a substantially rectangular shape in plan view with a large opening at the top.
As shown in FIG. 1, the lid body 5 includes a front hanging plate 51, a rear hanging plate 52, left and right side hanging plates 53 and 54, and a top plate 55. The shape is.
[0020]
As shown in FIG. 1, the rear hanging plate 52 of the lid 5 is connected to one side edge of the bottom plate 42 of the container body 4 by the hinge 32 so as to be freely deployable.
In the container 3 of the first embodiment, as shown in FIG. 1, when the lid 5 is closed, the left and right side hanging plates 53 and 54 of the lid 5 are connected to the left and right side plates of the container body 4. The front hanging plate 51 of the lid 5 is overlaid over the front plate 41 of the container main body 4 beyond 43 and 44.
[0021]
Since the container 3 of the first embodiment has the above configuration, the lid 5 is connected to the container body 4 so as to be openable and closable, and the lid 5 is When rotating in the direction approaching the side, the lid 5 covers the container body 4 and the container 3 is closed, and when the lid 5 rotates in the direction away from the container body 4, the container 3 is opened. It has become so.
The left and right side plates 43 and 44 of the container body 4 in the container 3 of the first embodiment are provided with core receiving portions as the locking means 6 as shown in FIGS. See below).
[0022]
Therefore, according to the container 3 of the first embodiment, the container 3 can be opened when the lid is opened, and the coreless roll-shaped wrap film 1 can be put into and taken out of the container 3 from the upper opening 31 of the container 3. It has become.
Further, according to the container 3 of the first embodiment, after the coreless roll-shaped wrap film 1 is stored in the container 3 and the film 1 is not used, the lid is always closed when the film 1 is not used. Is prevented from entering the container and adhering to the film 1.
[0023]
The container 3 of the second embodiment will be described with reference to FIGS.
The container 3 of the second embodiment includes a container body 4 and a lid 5 as shown in FIGS.
As shown in FIG. 5, the container main body 4 includes a front plate 41, a rear plate 45, a bottom plate 42, and left and right side plates 43 and 44, and has a substantially rectangular shape in plan view with a large opening at the top.
As shown in FIG. 5, the lid 5 includes a front hanging plate 51, a rear hanging plate 52, left and right side hanging plates 53 and 54, and a top plate 55. The shape is.
[0024]
As shown in FIG. 5, the rear hanging plate 52 of the lid 5 is connected to the rear plate 45 of the container body 4 by the hinge 32 so as to be freely deployable.
In the container 3 of the second embodiment, as shown in FIGS. 5 and 6, when the lid 5 is closed, the rear hanging plate 52 of the lid 5 is connected to the rear plate 45 of the container body 4 and the lid. The left and right side hanging plates 53 and 54 of the body 5 are flush with the left and right side plates 43 and 44 of the container body 4 on the inner surface side and the outer surface side of the container 3, respectively. Are overlapped over the front plate 41 of the container body 4.
[0025]
Since the container 3 of the second embodiment has the above configuration, the lid 5 is connected to the container main body 4 so as to be openable and closable, and the lid 5 is pivotally connected to the container main body 4 around the hinge 32. When rotating in the direction approaching the side, the lid 5 covers the container body 4 and the container 3 is closed, and when the lid 5 rotates in the direction away from the container body 4, the container 3 is opened. It has become so.
[0026]
Therefore, according to the container 3 of the second embodiment, when the lid is opened, the container 3 can be opened, and the coreless roll-shaped wrap film 1 can be taken in and out of the container 3 through the upper opening 31 of the container 3. It has become.
Further, according to the container 3 of the second embodiment, after the coreless roll-shaped wrap film 1 is stored in the container 3, when the film 1 is not used, the lid is always kept closed so that dust and dust can be removed. Is prevented from entering the container and adhering to the film 1.
[0027]
The container 3 of the third embodiment will be described with reference to FIGS.
The container 3 according to the third embodiment includes a container body 4 and a lid 5 as shown in FIGS. 7 and 8.
As shown in FIGS. 7 and 8, the container body 4 includes a front plate 41, a rear plate 45, a bottom plate 42, and left and right side plates 43 and 44, and has a substantially rectangular shape in plan view with a large opening at the top. ing.
As shown in FIGS. 7 and 8, the lid 5 includes a front hanging plate 51, a rear hanging plate 52, left and right side hanging plates 53, 54, and a top plate 55. Has a substantially rectangular shape.
[0028]
The method of fitting the container body 4 and the lid 5 includes (1) a method of fitting the container body into the lid (see FIG. 8), and (2) a method of fitting the lid body inside the container body [FIG. 9 (a)], and (3) a method in which the container body and the lid are fitted flush with each other on the inner and outer surfaces [see FIGS. 9 (b) to 9 (e)].
In the above method (2), dust and dirt accumulate at the upper edges of the front plate 41, the rear plate 45, and the left and right side plates 43 and 44 constituting the container body 4 during the closing of the lid. Considering that there is a possibility that dust and dirt may enter the container, the above method (1) or (3) is preferable.
[0029]
Since the container 3 of the third embodiment has the above-described configuration, when the container body 4 is fitted into the lid 5, or when the lid 5 is fitted into the container body 4, the container body 4 When the cover 5 covers the container 3 and covers the container 3 and removes the cover 5 from the container body 4, the container 3 is opened.
[0030]
Therefore, according to the container 3 of the third embodiment, when the lid is opened, the container 3 can be opened, and the coreless roll-shaped wrap film 1 can be taken in and out of the container 3 through the upper opening 31 of the container 3. It has become.
Further, according to the container 3 of the third embodiment, after the coreless roll-shaped wrap film 1 is stored in the container 3, when the film 1 is not used, the lid is always closed when the film 1 is not used. And the like can be prevented from entering the container and adhering to the film.
[0031]
To summarize the fitting type container such as the third embodiment, the lower end surface of the side surface of the “lid” constituted by the front hanging plate, the rear hanging plate, and the left and right side hanging plates, and / or the front plate and the rear surface The notch end face and the projection end face or the flush end face formed by cutting out the upper end face of the side surface of the “container main body” constituted by the plate and the left and right side plates over the entire periphery thereof are fitted. By joining, the lower end surface of the side surface of the lid and the upper end surface of the side surface of the container body are connected, and the container 3 is closed.
[0032]
The rectangular notch may be provided at any one of an outer side corner, a center part, and an inner side corner of the lower end surface of the side surface of the lid 5 and / or the upper end surface of the side surface of the container body 4. Alternatively, it may be provided at both the outer side corner and the inner side corner.
On the other hand, when removing the lid 5 from the container body 4, since the lid 5 is merely placed on the container body 4 by the fitting method, it is only necessary to pull the lid 5 straight upward.
[0033]
Incidentally, the shape of the container used in the method of using the wrap film of the present invention in a side view is a rectangular parallelepiped shape, a semi-cylindrical shape, if it is suitable for rotatably storing a coreless roll-shaped wrap film. The shape may be kamaboko.
The connection structure of the lid 5 to the container body 4 is not limited to the hinge system of the first and second embodiments or the fitting system of the third embodiment. What is necessary is just to have a structure which can open and close a lid so that a core material can be taken in and out with a core material inserted in a hollow part.
[0034]
Next, the locking means will be described.
As shown in FIGS. 1, 2 and 4, the container body 4 is provided with locking means 6 for rotatably supporting and fixing the coreless roll-shaped wrap film 1 in the container 3. I have.
The locking means 6 includes a core receiving portion 61 provided at an upper central portion of the core 2 and left and right side plates 43 and 44 vertically extending from both left and right ends of the bottom plate 42 of the container body 4. It is composed of
[0035]
The core material 2 has a smaller diameter than the hollow portion 11 of the coreless roll-shaped wrap film 1, is longer than the width of the coreless roll-shaped wrap film 1 in the longitudinal direction, and has a circular shape at least at both ends.
Then, the locking means 6 places the core material 2 in the core material receiving portion 61 in a state where the core material 2 is inserted into the hollow portion 11 of the coreless roll-shaped wrap film 1, so that the coreless roll-shaped The wrap film 1 is locked to the container 3.
[0036]
More specifically, as shown in FIGS. 1, 2, and 4, the core material receiving portion 61 includes a pair of concave portions provided at opposing positions on the inner surfaces of the left and right side plates 43 and 44 of the container body 4. 62, 62.
As shown in FIG. 10A, the core 2 is provided with an elastic portion 22 at a part in the axial direction so that the core material 2 can be extended and contracted in the axial direction. The length of the core material 2 is slightly longer than the distance between the bottom surfaces of the pair of right and left recesses 62, 62, and the core material 2 is inserted into the hollow portion 11 of the coreless roll wrap film 1. The coreless roll-shaped wrap film 1 can be locked in the container 3 by inserting both ends of the core material 2 into the recesses 62, 62 while shrinking the elastic part 22 of the core material 2 in the axial direction. It has become.
[0037]
As shown in FIG. 11, the locking means 6 is provided with a through hole 63 in one of the left and right side plates 43, 44, and a recess 62 in the inner surface of the other side plate 43, as shown in FIG. As shown in FIG. 12 (a), the core member 2 is provided near the front end portion 23 of the core member 2 on the side of the through-hole where the elastic portion 22 is provided at a part in the axial direction. A disk-shaped stopper 24 protruding in the radial direction of the material 2 is provided, and the through-hole 63 and the concave portion 62 can lock the core 2 into which the coreless roll-shaped wrap film 1 has been inserted. Can also be configured.
[0038]
That is, in this case, the position where the disc-shaped stopper 24 is provided in the core member 2 is determined by the radial surface of the stopper 24 on the side of the through-hole insertion-side tip portion 23 of the core member 2 and the core. If the linear distance between the other end surface of the material 2 is slightly longer than the linear distance between the inner side surface of the side plate 44 provided with the through hole 63 and the bottom surface of the concave portion 62, Good.
[0039]
Then, after inserting the end of the core 2 in the state of being inserted into the hollow portion 11 of the centerless roll-shaped wrap film 1 on the side where the fastener is attached, into the through hole 63, the stopper 24 is inserted into the through hole 63. By pressing against the inner surface of the side plate 44 provided with the core member 2, the other end of the core member 2 is placed on the inner surface side of the other side plate 43 while contracting the elastic portion 22 of the core member 2 in the axial direction. The other end of the core 2 inserted into the hollow portion 11 of the coreless roll-shaped wrap film 1 by inserting it into the recess 62 provided, or on the opposite side to the stopper mounting side. By pressing the portion against the bottom surface of the concave portion 62 and pressing the expandable portion 22 of the core material 2 in the axial direction, the end of the core material 2 on the side where the stopper is attached is provided on the other side plate 44. Through the through hole 63 Thus, the core material 2 No core rolled wrap film 1 is inserted can be locked into the container 3.
[0040]
As shown in FIG. 13A, the core receiving portion 61 is a cutout portion 64 provided on the left and right side plates 43 and 44 of the container body 4 so as to be downwardly U-shaped. Is also good.
In this case, as shown in FIG. 10B, the core member 2 may be a simple cylindrical member having a width longer than the diameter, and the core member 2 is formed of the coreless roll wrap film 1. The coreless roll wrap is placed in the U-shaped notch 64 such that both ends of the core material 2 slightly protrude from the left and right side plates 43 and 44 in a state of being inserted into the hollow portion 11. The film 1 can be locked on the container 3.
[0041]
As shown in FIG. 13B, the core receiving portion 61 is provided on the inner surfaces of the left and right side plates 43 and 44 of the container body 4 so as to form a U-shape downward. The groove 65 may be used.
In this case, the end of the core material placed on the bottom of the U-shaped groove 65 has a length slightly shorter than the linear distance between the U-shaped grooves 65, 65 such that the end does not fall from the bottom. In the state where the core material 2 as shown in the figure is inserted through the hollow portion 11 of the coreless roll-shaped wrap film 1, the core material 2 is slid from the upper portion of the U-shaped groove 65 and placed on the bottom of the U-shaped groove 65. By doing so, the coreless roll-shaped wrap film 1 can be locked to the container 3.
[0042]
According to the locking means 6 configured as described above, the core material 2 is merely placed in the U-shaped notch 64 or the bottom of the U-shaped groove 65 in a free state. When the film is pulled out by pulling the film end of the coreless roll-shaped wrap film 1, the film is drawn out to a desired length by rotating the coreless roll-shaped wrap film 1 and the core material 2 together.
[0043]
At that time, especially when the remaining amount of the coreless roll-shaped wrap film 1 is reduced, the core material 2 comes to rise from the bottom of the U-shaped notch 64 or the U-shaped groove 65 due to the pulling force of the film end 12, There is no possibility that the cutout 64 or the upper edge of the groove 65 jumps out of the container beyond the upper edge. Therefore, the core member 2 can be rotatably supported and fixed in the container 3 with the core member 2 inserted through the hollow portion 11 of the coreless roll-shaped wrap film 1 by the locking means 6.
[0044]
The width of the U-shaped notch 64 or the U-shaped groove 65 may be such that the core 2 can be placed from above, and may be slightly larger than the diameter of the core 2 having a circular cross section. When the width is made larger than necessary, the coreless roll-shaped wrap film 1 easily jumps out of the container together with the core material 2 when the film is pulled out, and the core material 2 swings in the vertical direction, the horizontal direction or the front-back direction. This may cause twist and wrinkles in the film. On the other hand, if the width is made unnecessarily small and there is no clearance between the core 2 and the notch 64 or the U-shaped groove 65, it becomes difficult to mount the core 2 in the notch 64 or the U-shaped groove 65.
[0045]
The depth of the U-shaped notch 64 and the U-shaped groove 65 may be such that the coreless roll-shaped wrap film 1 does not jump out of the container together with the core material 2 when the film is pulled out. The cutout or the groove on the inner surface as the core material receiving portion 61 provided on the left and right side plates 43 and 44 of the container main body 4 is not limited to the U-shape, and may function as the core material receiving portion 61 described above. For example, a V-shape as shown in FIGS. 13C and 13D may be used.
[0046]
The locking means 6 is provided with a U-shaped or V-shaped notch 64 on the left and right side plates 43 and 44 of the container body 4 or a U-shaped or V-shaped groove 65 on the inner surface side of the side plate as the core material receiving portion 61. However, one of them may be a through hole 63 as shown in FIG. When such a configuration is adopted, when the simple cylindrical core material 2 as shown in FIG. 10B is placed on the core material receiving portion 61, the hollow portion 11 of the coreless roll-shaped wrap film 1 is used. After inserting one end of the core 2 in a state of being inserted into the through hole 63, the other end of the core 2 is cut into the U-shaped or V-shaped cutout 64 or the U-shaped. Alternatively, it may be placed in the V-shaped groove 65 from above.
[0047]
Note that, in this case, the length of the core material 2 is such that the U-shaped or V-shaped notch 64 is provided in one of the left and right side plates 43 and 44 and the through hole 63 is provided in the other side plate. The two ends of the core material 2 are slightly longer than the linear distance between the left and right side plates 43 and 44 so that they protrude slightly from the left and right side plates 43 and 44. Alternatively, when the V-shaped groove 65 is provided and the through-hole 63 is provided in the other side plate, the linear distance between the bottom surface of the U-shaped or V-shaped groove 65 and the outer surface of the side plate 44 provided with the through-hole 63 is determined. It is slightly longer.
[0048]
When the U-shaped or V-shaped groove 65 is provided on the inner surface of one of the left and right side plates 43 and 44 as the core material receiving portion 61 and the through hole 63 is provided on the other side plate, the core material 2 is the same as that described above. A core material having a shape as shown in FIG.
[0049]
In this case, the core member 2 is located between a radial surface of the stopper 24, which is on the side of the through-hole insertion side distal end portion 23 of the core member 2 in the normal state, and the other distal end surface of the core member 2. A length such that the stopper 24 is provided at a position where the linear distance is slightly longer than the linear distance between the inner surface of the side plate 44 provided with the through hole 63 and the U-shaped or V-shaped groove 65. The two ends of the core material 2 inserted into the hollow portion 11 of the coreless roll-shaped wrap film 1 are compressed in the U-shape while the elastic portion 22 of the core material 2 is shrunk in the axial direction. By inserting or passing through the V-shaped groove 65 and the through-hole 63, respectively, the bottom surface of the U-shaped or V-shaped groove 65 and the through-hole 63 are formed by one end portion of the core 2 and the stopper 24. A state in which the inner side surfaces of the provided side plates 44 are pressed, respectively. In the core material 2 No core rolled wrap film 1 is inserted can be locked into the container 3.
[0050]
Further, as described above, when the U-shaped or V-shaped cutout portions 64, 64 are provided in the left and right side plates 43, 44 as the core material receiving portion 61, or when the U-shaped or When the V-shaped notch 64 is provided and the through-hole 63 is provided in the other side plate, as shown in FIG. 12B, the vicinity of one end 23 of the core member 2 or the end on the through-hole insertion side, as shown in FIG. A disk-shaped stopper 24 protruding in the radial direction of the core member 2 may be provided near the portion 23.
[0051]
In this case, the linear distance between the radial surface of the stopper 24 on the through hole insertion side distal end portion 23 side of the core member 2 and the other distal end surface of the core member 2 is U-shaped or The stopper 24 is located at a position slightly longer than the linear distance between the inner surface of one side plate 44 provided with the V-shaped notch 64 or the through hole 63 and the outer surface of the other side plate 43. When the core material 2 is placed on the core material receiving portion 61, the core material 2 is inserted into the hollow portion 11 of the coreless roll-shaped wrap film 1 and the stop of the core material 2 is performed. After the tool mounting side tip is placed on the U-shaped or V-shaped notch 64 provided in the side plate 44 or inserted into the through hole 63 provided in the side plate 44, the core The U-shaped or V-shaped cutout provided on the other side plate 43 of the other end of the material 2 4 should be placed on.
[0052]
Thus, when the wrap film is pulled out of the container 3 and used, the core material 2 moves toward the U-shaped or V-shaped notch portion 64 or the side plate 44 provided with the through-hole 63 to form a coreless roll. The end of the wrap film 1 does not directly contact the inner surface of the side plate 44, and the core 2 is moved so that both ends of the core 2 slightly project from the left and right side plates 43 and 44. U-shaped or V-shaped cutouts 64, 64 or the U-shaped or V-shaped cutout 64 and the through-hole 63 can be placed.
[0053]
Next, the cutting means will be described.
The container 3 used in the method of using the wrap film of the present invention is provided with cutting means 7 for pulling out the coreless roll wrap film 1 from the opening 31 and cutting it.
The cutting means 7 is for cutting the film drawn to a desired length by pulling the film end 12 of the coreless roll wrap film 1. Therefore, the cutting means 7 may be any cutting blade having a sharp cutting edge attached to the container 3 of the coreless roll wrap film 1.
[0054]
The cutting blade 7 as the cutting means is not particularly limited as long as it has appropriate rigidity. However, the cutting blade 7 has a band shape as shown in FIG. 14A or a cutting blade as shown in FIG. One having an L-shaped cross section may be used. As the shape of the cutting edge of the cutting blade 7, for example,
(A) A sharp, sharp edge over the entire width of the cutting blade, such as a cutter knife
(B) a plurality of appropriate eyes having sharp serrated cutting edges over the entire width of the cutting blade;
B) V-shaped cutting blade (see JP-A-2000-177728)
B) A cone-shaped cutting blade such as a triangular pyramid (see JP-A-2002-2715)
Is mentioned.
[0055]
The shape of the cutting edge may be either the straight cutting edge (a) or the serrated cutting edge (b), but the serrated cutting edge (b) is more preferable.
The length of the cutting blade is required to be at least equal to or greater than the width of the coreless roll wrap film, but may be provided over the entire length of the container at the position where the cutting blade is attached to the container.
[0056]
The cutting blade is fixedly attached to the coreless roll-shaped wrap film container, but its position varies depending on the structure of the container.
As in the case of the containers of the first and second embodiments, in the case of a container in which the lid 5 is connected and integrated at the top of the container body 4 by a hinge method, the container is fixed at the following positions a) to c). it can.
A) On the outer surface side (see FIG. 15) or the inner surface side edge or end surface of the front hanging plate 51 of the lid 5
B) On the outer surface side (see FIGS. 1 and 5) or the inner side edge or end surface of the upper part of the front plate 41 of the container body 4.
C) corners of the front and bottom surfaces of the container body 4 (see FIG. 16)
[0057]
As in the case of the container of the third embodiment, in the case of a container in which the lid 5 is connected and integrated by the fitting method at the top portion of the container main body 4, it can be fixed at the following positions a) to c).
B) Edge on the outer or inner surface of the front hanging plate 51 of the lid 5
B) The outer or inner edge of the upper part of the front plate 41 of the container body 4
C) corners of the front and bottom of the container body 4
[0058]
The band or the cutting blade 7 having an L-shaped cross section may be attached to the above-described attachment position so that the cutting edge thereof slightly projects. When the cutting blade 7 is attached to the corner between the front surface and the bottom surface of the container body 4, as shown in FIG. Alternatively, as shown in FIG. 16 (b), the cutting edge may protrude vertically from the bottom edge on the outside of the front surface of the container body 4 to the front surface.
When an L-shaped cutting blade 7 is used, it is desirable to mount the blade so that the cutting edge does not protrude from the front of the container from the viewpoint of aesthetics and safety.
[0059]
By configuring the cutting means (cutting blade) 7 as described above, the lid 5 can be hinged or fitted at the top of the container body 4 as in the containers of the first to third embodiments. In the case of the connected and integrated container, the film end 12 of the coreless roll-shaped wrap film 1 was pulled out from the upper opening 31 formed by opening the lid and pulled out of the container (the film was already in use). If the end of the film is pulled out of the container, it is not necessary to perform this operation again.) After that, close the lid, and hold the film with the front hanging member 51 of the lid 5 for a further desired length. The film is then pulled from one side of the film to the other while pulling the film in such a direction that the film comes into close contact with the cutting edge of the cutting blade 7 installed at the above position. Rukoto can.
[0060]
Since the cutting means (cutting blade) 7 has a sharp cutting edge at its tip, it is preferable that safety measures against exposure be taken. According to the structure of the container 3 and the mounting position of the cutting blade 7, for example, as a slide-type cutting blade, the cutting edge is configured to fit into the container 3 when not in use and to be exposed when used. A blade protection mechanism may be provided.
[0061]
The material of the cutting blade is not particularly limited as long as it has appropriate rigidity. Suitable materials for the cutting blade include steel, other metals, ceramics, and synthetic resins of the same material as the container body or lid.
When the cutting blade is provided at the edge of the front hanging plate of the lid or the upper edge of the front plate of the container body, the cutting blade is formed integrally with the lid or the container body, that is, the front hanging plate of the lid body The edge or the upper edge of the front plate of the container body may be provided by processing into a desired cutting edge shape, or may be separately manufactured and then integrated by additional processing, that is, a separately prepared cutting blade may be attached. .
[0062]
When the cutting blade is provided at the corner between the front surface and the bottom surface of the container body, a shape in which the material protrudes at the corner, that is, the bottom plate of the container body projects vertically from the front plate edge to the bottom surface, or The front plate of the container body may have a shape protruding vertically from the bottom edge to the front surface, and a desired cutting edge shape such as a saw tooth may be machined there, or a separately prepared cutting blade may be attached. .
[0063]
The shape of the cutting edge of the cutting blade is preferably a sharp straight blade sharpened to improve sharpness or a sawtooth such as a V-shape or a cone, particularly a sawtooth. The cutting edge has a sufficient effect for cutting the wrap film. This is safer if you use it at home.
[0064]
Next, the structure for preventing the wrap film from rewinding will be described.
When the wrap film is cut to a desired length, the film is held at the desired length by grasping the film end of the coreless roll-shaped film stored in the container from the upper opening formed by opening the container. Then, the film is cut by the above-mentioned cutting means, but when the film end after cutting the film is rewound into the container, at the next use, the lid is opened and the film is grasped from the upper opening and the film is container. When pulling out, especially when the film edge is hidden behind the coreless roll-shaped film, it is necessary to reinsert the core material into which the coreless roll-shaped film has been inserted so that the film edge comes out to the front side. Yes, the operation becomes quite troublesome.
[0065]
The wrap film rewind prevention structure is to prevent the film end from being rewound into the container after the film is cut so that the troublesome operation at the next use is eliminated and the film can be easily pulled out. For example, a method of providing a mechanism for preventing rotation in the film rewinding direction as described in Japanese Utility Model Registration No. 3058651, and a method in front of a container body as described in JP-A-11-1000041. A wrap film take-out opening is provided in the center of the board to create a wrap film end gripping part, and at the next use, a method of easily grasping the wrap film with a fingertip from the wrap film end gripping part and pulling out the film, As described in JP-A-10-35656, JP-A-10-35657, and the like, A method of providing a film holding portion composed of an adhesion layer, or a method of forming a film holding portion by applying a matte finish processing or giving a slight unevenness to the surface and holding a film edge after cutting is used. However, a method in which a film holding portion is provided by applying or attaching an adhesive layer, or by applying a matte finish or slightly uneven surface to the surface is preferred.
[0066]
In the method of using the wrap film of the present invention, for example, at the upper edge of the front plate of the container body, a step is provided by providing a notch, and then, when the film is pulled out and cut, the step is covered. A film-grabbing step may be provided so that the film can be grasped with a finger and easily pulled out.
[0067]
Next, materials and manufacturing methods of the container and the core material will be described.
Although the container is required to have durability, it must be easy enough to hold with one hand, and is made of synthetic resin to make it easy to wash the inside with dirt and wipe with a cloth. I have.
[0068]
As the synthetic resin, a polyolefin resin such as a polyethylene resin or a polypropylene resin, an ABS resin, a polystyrene resin, a polymethyl methacrylate resin, a nylon resin, a thermoplastic resin such as a Teflon (registered trademark) resin, a polyacetal resin, a PET resin, A thermosetting resin such as a urea resin, a phenol resin, a melamine resin, and a polyester resin can be used. In particular, since the wrap film of the present invention is highly likely to be used for food packaging, it is preferable to use a highly safe polyolefin resin such as a polyethylene resin or a polypropylene resin as a food packaging container.
[0069]
The container is manufactured as follows.
In a structure in which the container body and the lid are connected and integrated by a hinge method as in the containers of the first and second embodiments, the container body and the lid are unfoldably connected by a hinge. It is manufactured by integral molding.
Further, as in the case of the container according to the third embodiment, the fitting portion in the structure in which the container body and the lid are integrated by the fitting method is, as described above, a structure in which the container body and the lid are fitted to each other. May be integrally formed so as to have a desired structure, or may be formed into a desired fitting portion structure after the main body is formed.
[0070]
As a method of integrally molding the container body and the lid, injection molding can be mentioned. By integrally molding in this way, mass production becomes possible, and manufacturing costs can be reduced.
The same effect can also be obtained in a structure in which the container body and the lid are integrally formed, and the projecting pins formed in the container body and the engagement holes formed in the lid are engaged and connected to assemble the container. Is done.
[0071]
Also, through holes, U-shaped or V-shaped cutouts, recesses, U-shaped or V-shaped grooves provided in the left and right side plates of the container body as core material receiving portions in the locking means, or a lid or container as cutting means The cutting blade provided on the main body is manufactured by integrally processing the container main body and the lid body, and then processing the container main body and the lid body, or is separately manufactured and attached to the container main body and / or the lid body. Just fine.
[0072]
In the method of using the wrap film of the present invention, the container storing the coreless roll-shaped film is stored and managed in a fixed place in a small kitchen, and can be used immediately upon use, for example, JP-A-2000-142707 and As described in Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 5-62427, a magnet plate or the like is attached to the side of a container storing a coreless roll-shaped film, and the container storing the coreless roll-shaped wrap film is used as a refrigerator or the like. It may be magnetically attached to a wall surface, or, as described in, for example, Utility Model Registration No. 2546135, a container storing a coreless roll-shaped film is stably standing in a certain place on a small kitchen table. The information may be stored and managed by holding the information.
[0073]
As the material of the core material, the same material as the material of the container can be used.
Since the core material is for rotatably supporting and fixing in a container in a state of being inserted into a cylindrical hollow portion existing at the axis of the coreless roll-shaped wrap film, the coreless roll-shaped wrap film is used. When the film enters the hollow portion and is pulled out from the coreless roll-shaped wrap film, any material can be used as long as it does not significantly deform due to the tension at the time of pulling the film end.
[0074]
After inserting the core material into the hollow portion of the coreless roll-shaped wrap film, a person in charge of placing the core material on a U-shaped or V-shaped cutout or a U-shaped or V-shaped groove provided on the left and right side plates of the container. When the stopping means is adopted, when the film is pulled out, the shaft is formed together with the coreless roll-shaped film on the U-shaped or V-shaped cutout provided on the left and right side plates of the container or on the bottom of the U-shaped or V-shaped groove. It is preferable that at least both ends have a circular cross section so that the film can be freely rotated in the film drawing direction around the center.
Therefore, the shape of the core material may be a simple cylindrical shape having a width longer than the diameter, or a round bar shape, a hollow cylindrical shape, or the like may be used.
[0075]
In order to easily insert the core material into the hollow part of the coreless roll-shaped wrap film, and when pulling out the film, the coreless roll-shaped wrap film moves right and left and up and down on the core material in the storage container so that the film can be pulled out. The diameter of the core material is slightly smaller than the inner diameter of the hollow part of the coreless roll-shaped wrap film, in order to prevent the smoothness of the film or the twisting or wrinkling of the drawn film. Is desirably 1 to 10 mm smaller.
[0076]
Further, by placing the core material inserted into the hollow portion of the coreless roll-shaped wrap film on the cutout or groove provided in the left and right side plates of the container, the coreless roll-shaped film is locked in the container. The width of the container in the longitudinal direction is slightly longer than that of the coreless roll wrap film so that the coreless roll film does not move on the core material in the storage container in the left-right direction. Therefore, the width of the core material also needs to be slightly longer than the width in the longitudinal direction of the coreless roll wrap film.
[0077]
In addition, the width of the core material is set such that the core material can be placed on the notch or the groove provided on the left and right side plates of the container. In the case where the grooves are provided inside the left and right side plates of the storage container, both ends of the core material are slightly protruded from the left and right side plates, specifically, a length such that they protrude 2 to 6 mm. It is desirable that the length is slightly shorter than the linear distance, specifically, 2 to 10 mm.
[0078]
When a U-shaped or V-shaped groove is provided inside the left and right side plates of the container, or a recess is provided and the core material is placed in the groove or the recess, as described in, for example, Utility Model Registration No. 303076, A rubber body may be put on both ends of the core material in a cap shape.
Thereby, the core material is inserted into the hollow portion of the coreless roll-shaped film, and one end of the core material is fitted into a U-shaped or V-shaped groove or a concave portion provided inside one of the left and right side plates of the container, and then The rubber body at the end of the core material is distorted, and the other end of the core material is fitted into a U-shaped or V-shaped groove or a recess provided inside the other side plate. Since the core material is hard to slip when fitted, it is easy to fit the core material, and has rubber-like elasticity, and can be bent or contracted, so that the core material can be easily attached to the U-shaped or V-shaped groove or the concave portion.
[0079]
Furthermore, since the rubber body has a large coefficient of friction and does not easily slide into grooves or recesses, when the core material is closely attached to the hollow portion of the coreless roll-shaped wrap film, the coreless roll-shaped The wrap film is less likely to rotate more than necessary, so that waste due to unnecessary drawing out of the film can be prevented, and rewinding due to reverse rotation of the coreless roll wrap film can be prevented.
[0080]
In addition, for example, as described in Japanese Utility Model Registration No. 3009686, an annular ridge having a diameter slightly larger than the hollow portion of the coreless roll-shaped wrap film is provided around the core material at appropriate intervals, and is provided around the core material. A plurality may be provided. By this, when inserting the core material into the hollow portion of the coreless roll-shaped wrap film while rotating the coreless roll-shaped wrap film, the core material can be easily inserted. It does not come off easily.
[0081]
When the core is inserted into the container and one end of the core is inserted into the recess provided on the inner surface of the side plate of the container body, the recess is pressed by the one end of the core. The other end of the core was inserted into a recess provided inside the other side plate of the container body, or was provided on the other side plate of the container body while shrinking to the side plate side parallel to the axis as described above. In order to be inserted into the through hole, the core is constituted by combining a core main body, which is a non-stretchable portion, with an expandable and contractible portion that can expand and contract in the axial direction.
The expansion and contraction portion is made of a material having compression elasticity, a material such as bellows, rubber, and a highly flexible synthetic resin, or a material having elasticity.
[0082]
When the core material is placed on the core material receiving portion of the U-shaped or V-shaped groove, a core material mounting concave portion or a core material mounting hole may be provided at the end on the side of the core material receiving portion.
In this case, the core material may be a simple cylindrical one as shown in FIG. 10 (b) or FIG. 12 (b), but the aforementioned one end is provided on the inner surface of one of the left and right side plates. 10 (a) as in the case of inserting the other end into the recess provided on the inner surface side of the other side plate, or inserting the other end into the through hole provided on the other side plate. Alternatively, it is preferable that a core material main body as shown in FIG.
[0083]
When placed on the core receiving portion of the U-shaped or V-shaped groove, these grooves are open at the upper edges of the left and right side plates of the container body, and may have the same depth from the upper end side to the base side. The groove may be wider and deeper on the side, and narrower and shallower on the base side, so that both ends of the core material can be easily guided from the upper end side of the groove toward the base side.
[0084]
At both ends of the core material, there may be provided projections which are thinner than the core material main body or the core material main body and the expansion and contraction portion and project from the central axis thereof.
By making the core material and the core material receiving portion have the above-described shape and structure, the core material inserted into the hollow portion of the coreless roll-shaped wrap film is supported and fixed to or removed from the container as follows. be able to.
[0085]
In the case where the U-shaped or V-shaped notch is provided in the left and right side plates of the container body, when supporting and fixing the core material to the container, both ends of the core material may be slightly projected from the left and right side plates of the container body. Then, it is placed on the base of the notch. When removing the core material from the container, the core material is lifted upward and both ends of the core material may be pulled out from the open portions at the upper edges of the left and right side plates.
[0086]
When a U-shaped or V-shaped groove is provided inside the left and right side plates of the container body, when supporting and fixing the core material to the container, both ends of the core material are separated from the open portions of the upper edges of the left and right side plates of the container body. The core material is guided in the groove, and both ends of the core material are moved downward along the groove surface. When removing the core material from the container, the core material is lifted upward while keeping the core material horizontal, and both ends of the core material are lifted. Can be pulled out from the open portions of the upper edges of the left and right side plates.
[0087]
When the concave portion is provided inside the left and right side plates of the container body, one end of the core material is brought into contact with the bottom surface of the concave portion provided inside one of the left and right side plates of the container body and pressed, whereby the core material is formed. In a state in which the elastic portion of the container is contracted, the other end of the core material is moved downward along the inner side surface of the other side plate of the container body, and is inserted into a concave portion provided inside the other side plate. It is supported and fixed in the container while pressing the recess.
[0088]
When removing the core material from the container, the core material is pushed into one of the left and right side plates of the container body to further reduce the expansion and contraction portion of the core material, and the tip of the other side plate side of the container body is placed inside the other side plate. When the core material is removed from the provided concave portion, the contraction of the core material is restored and the core material returns to the normal state. In this state, the core material may be removed from the concave portion provided inside one of the left and right side plates.
[0089]
When the recess is provided inside one of the left and right side plates of the storage container and the through hole is provided in the other side plate, the tip of the core material on the side opposite to the side where the disk-shaped stopper is attached is attached to the left or right of the container body. By pressing against the bottom surface of the concave portion provided inside one of the side plates and pressing the expandable portion of the core material, the tip of the core material on the side where the disk-shaped stopper is attached is inserted into the other side plate of the container body. It is moved downward along the side surface and fitted into the through hole provided inside the other side plate, or conversely, the tip of the core material on the side where the disk-shaped stopper is attached is placed on one of the left and right sides of the container body. By inserting the disc-shaped stopper into the through-hole provided in the side plate and pressing the disc-shaped stopper against the inner side surface of the side plate, the other end of the core is contracted with the other end of the container body in a state where the elastic portion of the core is contracted. Is moved downward along the inner side surface of the side plate, and the concave portion provided inside the other side plate. If it is inserted into the container body, the contraction of the entire core material is restored by the restoring force of the elastic part, and the tip of the core material opposite to the side where the disk-shaped stopper is attached is provided on the inner surface of one of the left and right side plates of the container body The core material is placed on the base of the recess and the through-hole while the disc-shaped stopper presses the inner side surface of the other side plate of the container body while pressing the bottom surface of the recessed portion. Supported and fixed.
[0090]
When removing the core material from the container, push the core material into one of the left and right side plates provided with the concave portion of the container body to further contract the expansion and contraction portion, and the core material tip on the other side plate side of the container body When the part is pulled out from the through hole provided in the other side plate and the distal end portion is in a free state, the contraction of the core material is restored and the state returns to the normal state. What is necessary is just to remove from the provided recessed part.
[0091]
Of course, the core material is pushed into one of the left and right side plates provided with the through holes of the container body, and the inner surface of the side plate is pressed with a disk-shaped stopper to further shrink the expandable portion, and the container body When the tip of the core material on the other side plate side is pulled out from the concave portion provided inside the other side plate and the tip portion is set in a free state, the contraction of the core material is restored and the core material returns to the normal state. The other end of the core material may be pulled out from a through hole provided on one of the left and right side plates.
[0092]
In the case where a U-shaped or V-shaped groove is provided inside the left and right side plates of the container body and a concave portion is provided at the base end of the groove, one end of the core material is placed at the upper end inside one of the left and right side plates of the container body. Pushing down from the edge opening portion to the base side along the groove, when it comes to the position of the terminal end on the base side, by pressing against the bottom surface of the concave portion provided at the position, the contraction portion of the core material is shrunk, In this state, if the other end of the core material is moved to the base side along the groove from the open portion of the inner side upper end edge of the other side plate of the container body, and fitted into the concave portion provided at the end on the base side The core material is supported and fixed in the container in a state where both ends of the core material press the two concave portions by the restoring force of the elastic portion.
[0093]
When removing the core material from the container, the core material is pushed into one of the left and right side plates of the container body to further reduce the expansion and contraction portion of the core material, and the tip of the core material on the other side plate side of the container body is connected to the other side plate. If it is removed from the recess provided at the base side end of the groove existing inside the side plate, moved from the base to the upper end side along the groove, and removed from the open part of the upper edge, the contraction of the core material is recovered and the normal state Therefore, in this state, it may be removed from the concave portion provided at the base end of the groove existing inside the left or right side plate.
[0094]
When a U-shaped or V-shaped groove is provided inside the left and right side plates of the container body, a concave portion is provided at one base end of the groove, and a through hole is provided at a base end of the other groove, respectively. The tip on the side opposite to the stopper mounting side is pushed down to the base side along the groove from the open portion of the upper edge on the left or right side of the left or right side provided with the concave portion of the container body, at the position of the terminal end on the base side When it comes, the expansion and contraction portion of the core material is contracted by pressing against the bottom surface of the concave portion provided at the position, and in that state, the tip of the core material on the side where the disk-shaped stopper is attached is attached to the other side plate of the container body. It is moved to the base side along the groove from the open part of the inner upper edge, and is fitted into a through hole provided at the end on the base side, or conversely, the tip of the core material on the disk-shaped stopper attachment side From the opening at the upper edge inside the left or right side plate provided with the through hole of the container body Push down to the base side along the groove, and when it comes to the position of the end on the base side, insert it through the through hole provided at this position, and insert the disc-shaped stopper into one of the left and right sides provided with the through hole By pressing against the side plate, the expanding and contracting portion of the core material is contracted, and in that state, the other end of the core material is moved from the open portion of the upper end inside the other side plate of the container body to the base side along the groove. If it is moved and inserted into the concave portion provided at the terminal end on the base side, the contraction of the core material is recovered by the restoring force of the elastic portion, and the distal end on the concave insertion side is provided at the concave end provided at the base terminal end of the groove. Then, in a state in which the disc-shaped stopper provided near the distal end portion on the through hole insertion side presses the inner surface of one of the left and right side plates provided with the through hole of the container body, the core material is inserted into the recess and the through hole. It is supported and fixed in the container by being placed on the base of the hole
[0095]
When removing the core material from the container, the core material is pushed into the side plate on the side provided with the concave portion of the container body to further shrink the expansion and contraction portion of the core material, and the tip of the core material on the other side plate side of the container body is removed. If it is pulled out from a through hole provided at the base side end of the groove existing inside the other side plate, moved from the base side to the upper end side along the groove, and taken out from the open end of the upper end edge, the tip is free. In this state, the contraction of the core material is restored and the state returns to the normal state. In this state, the core material may be removed from the concave portion provided at the base end of the groove located inside the left or right side plate.
[0096]
Or, conversely, by pushing the core material into the side plate side of the container body on which the through hole is provided, and pressing the disc-shaped stopper against the inner surface of the side plate, the expansion and contraction portion of the core material is further increased. Shrink, pull out the core material tip on the other side of the container main body from the recess provided at the base end of the groove existing inside the other side plate, and move it from the base side to the upper end side along the groove If it is taken out from the open portion of the upper edge, the leading end is in a free state, and the contraction of the core material is recovered and returns to the normal state. In this state, the base end of the groove existing inside the left or right side plate. What is necessary is just to pull out from the through-hole provided in.
[0097]
Next, one mode of using the coreless roll wrap film of the present invention will be described.
A manufacturer of wrap film refill containers manufactures synthetic resin wrap film refill containers that can be used repeatedly and distributes them on the market.
A manufacturer of core material for wrap film storage manufactures a reusable core material made of synthetic resin and distributes it to the market. The manufacturer of the wrap film refill container and the manufacturer of the wrap film storage core material may be the same or different.
Next, a wrap film maker manufactures a coreless roll wrap film and distributes it on the market.
Under such circumstances, a consumer of a general household (hereinafter, referred to as “user”) purchases the wrap film refill container, the core material, and the coreless roll wrap film from the market.
[0098]
Then, after inserting the core material into the hollow portion of the coreless roll-shaped wrap film, the user releases the lid provided on the top portion of the wrap film refill container, and removes the core material from the upper opening. The wrap film is rotatably supported and fixed to the core receiving portion in the wrap film refill container, and then stored in a predetermined place by the above-described predetermined method.
For example, at the time of using a wrap, such as when packaging foods for heating cooking in a microwave oven or refrigerated storage in a refrigerator in a general household, a user may use a coreless roll-shaped wrap film from the opened upper opening. The wrap film is pulled out to a desired length by pulling the film end of the wrap film, and cut by a cutting means provided in the wrap film refill container, and used for the packaging.
[0099]
After using the wrap film, close the container and store in a predetermined place.
And, when using the wrap film, the user repeats the above operation and uses up the coreless roll wrap film stored in the wrap film refill container, and then the user purchases a new coreless roll wrap film from the market. Then, the above operation is performed.
[0100]
The method of using the coreless roll wrap film of the present invention is not limited to the above-described embodiments, and can be appropriately changed without departing from the spirit of the present invention.
Further, the container or the like used in the method of using the coreless roll-shaped wrap film of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and each different portion may be appropriately changed or combined. .
[0101]
Thus, according to the method of using the coreless roll-shaped wrap film of the present embodiment, thereafter, the user repeats the above operation, by replacing only the coreless roll-shaped wrap fill, the wrap film refill container and The core material can be used repeatedly. Note that, when repeating the above operation, the user, if necessary, by rinsing the dust or the like attached to the inside of the wrap film refill container or the outer surface of the core material with water or a wet cloth and then naturally drying the cloth. It is necessary to clean and sterilize the wrap film refill container and the core material.
[0102]
Further, by placing the core material inserted into the hollow portion from one end of the hollow portion of the coreless roll-shaped wrap film on the core material receiving portions provided at the upper central portions of the left and right side plates of the container body, respectively. Since the coreless roll wrap film is supported and fixed to the container, the container can be easily removed by opening the container, grasping the core material from the upper opening, and lifting the core material. When the inside of the container is empty, washing and disinfection of the inside of the container and the outer surface of the core material can be easily performed by washing with water or wiping with a wet cloth, etc., and it is hygienic and improves the durability of these containers and core material Can be done.
[0103]
Further, since the core material is placed on the core material receiving portion, the coreless roll-shaped wrap film can be prevented from jumping out of the container when the film is drawn. Moreover, when the remaining amount of the film becomes small, the roll shape does not collapse due to the tension at the time of drawing out the film, and it is not difficult to draw out the film.
[0104]
In the container according to the present embodiment, a cutting blade having a straight or a plurality of sharp sawtooth-shaped tips at appropriate eyes over the entire cutting edge and having appropriate rigidity is attached to a container formed of a synthetic resin material. Since the container is distorted like a conventional disposable storage container with a paper cutter and the cutter is not easily cut, the film does not get tangled by the cut reaction, and there is no need for knack for cutting, it is relatively Even a wrap film having a high elongation can be easily cut.
[0105]
Further, when the cutting blade protection mechanism is provided in the storage container as a film cutting means, the cutting edge is not always exposed when the film is not used, so a cutting blade having a sharp cutting edge is attached to improve sharpness. Nevertheless, it is also excellent in safety.
[0106]
On the surface where the film from the film drawing position of the storage container to the cutting blade mounting position is in contact with the storage container, the adhesive is directly applied and formed, or a separate sheet coated with the adhesive layer is attached, or If a film holding part whose surface is matte-finished or slightly uneven is provided, the film end after cutting can be prevented from rewinding into the storage container, and the next time the film is used It is easy to pull out the film from the storage container.
[0107]
If the upper edge of the front plate of the container body, which is the film withdrawal position of the storage container, is provided with a step for gripping the film consisting of a rectangular notch, the film edge can be easily found the next time the film is used. It is easy to pull out the film from the storage container.
[0108]
If a magnet plate or the like is attached to the front plate or the rear plate of the container body of the storage container, the storage container can be magnetically attached to a wall surface of a kitchen refrigerator or the like. Therefore, storage containers can be compactly stored and managed in a certain place in a kitchen where many dishes, cooking utensils, etc. are arranged, and appropriate storage of storage containers such as conventional disposable paper containers. There is no problem that a place cannot be obtained, or where the storage place and the storage place are not constant, and when it is lost somewhere, it takes much effort to find out.
[0109]
If the surface of the core material is properly matted or the surface of the core material is slightly uneven, the inner side edge of the adhesive roll-shaped wrap film will adhere to the core material. Therefore, when the film is pulled out, there is no possibility that the film on the inner surface of the roll is wound around the core material in a reverse winding state.
[0110]
The wrap film refill container and core material are made of synthetic resin material and are used repeatedly.However, they cannot be used permanently and may be damaged or have scratches or dents, making it unusable. is there. At that time, it is necessary to replace these wrap film refill containers and core materials with new ones. In such a case, the materials used for producing the wrap film refill container and the core material may be recycled by a method described in, for example, JP-A-2002-46944.
[0111]
【The invention's effect】
According to the method of using the coreless roll wrap film of the present invention, since the container and the core of the coreless roll wrap film are formed of a synthetic resin material, the container and the core can be used repeatedly, Conventionally, combustible garbage due to empty boxes of paper or core paper tubes generated after the general household wrap film used for use in a state of being housed in a paper container after being wound around a paper tube is used up. It is effective in preventing the generation of gas and, in addition, in suppressing the generation of carbon dioxide gas accompanying the incineration of these combustible wastes, in terms of environmental protection.
Accordingly, the conventional disposable storage container made of paper and the paper tube as the core material for the roll-shaped film are not required, so that it is possible to contribute to the effective use of resources related to the material of the storage container and the core material, and also to reduce the cost. Reduction is possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing one embodiment of a wrap film, a container, and a core material used in a method of using the wrap film of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing one mode of a wrap film, a container and a core material used in the method of using the wrap film of the present invention, with a part of a lid of the container being virtually omitted. .
FIG. 3 is a perspective view showing a first embodiment of a container used in the method of using the wrap film of the present invention in a closed state.
FIG. 4 is a perspective view showing a side plate and a core material receiving portion of the first embodiment of the container used for the method of using the wrap film of the present invention.
FIG. 5 is a perspective view showing a second embodiment of the container used in the method of using the wrap film of the present invention in an open state.
FIG. 6 is a perspective view showing a second embodiment of the container used in the method of using the wrap film of the present invention in a closed state.
FIG. 7 is a perspective view showing a third embodiment of the container used in the method of using the wrap film of the present invention in an open state.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a third embodiment of the container used in the method of using the wrap film of the present invention in an open state.
9 (a) to 9 (e) are longitudinal sectional views showing various forms of a joint portion between a container body and a lid in a third form of the container used for the method of using the wrap film of the present invention. It is a figure (FIG. 8 equivalent figure).
FIGS. 10A and 10B are perspective views showing one form of a core material used in the method of using the wrap film of the present invention.
FIG. 11 is a perspective view showing another form of a core receiving portion in a container used in the method of using the wrap film of the present invention.
FIGS. 12 (a) and 12 (b) are perspective views showing another embodiment of a core material used in the method of using the wrap film of the present invention.
FIGS. 13 (a) to 13 (d) are perspective views showing still another form of a core receiving portion in a container used for the method of using the wrap film of the present invention.
FIGS. 14 (a) and (b) are perspective views showing the shape of a cutting blade attached to a container used in the method of using the wrap film of the present invention. FIG.
FIG. 15 is a perspective view (corresponding to FIG. 3) showing another mounting mode of the cutting blade in the first mode of the container used for the method of using the wrap film of the present invention. FIG.
16 (a) and (b) are perspective views showing another mounting mode of the cutting blade in the first mode of the container used for the method of using the wrap film of the present invention (FIG. 1 equivalent view). ).
[Explanation of symbols]
1 Coreless roll wrap film
11 hollow part
12 Start end
13 Fastening tape
2 core material
21 Core material body (non-stretchable part)
22 Telescopic part
23 end
24 Stoppers
3 containers
31 Opening
32 Hinge
4 Container body
41 Front plate
42 bottom plate
43, 44 Side plate
45 rear plate
5 Lid
51 Front hanging plate
52 Rear hanging plate
53, 54 Side hanging plate
55 Top Plate
6 Locking means
61 core material receiving part
62 recess
63 Through hole
64 Notch
65 grooves
7 Cutting means (cutting blade)

Claims

無芯ロール状ラップフィルムを、その中空部に芯材を挿通した状態で、容器内に該芯材を回転軸として回転自在に収納し、収納された該無芯ロール状ラップフィルムを、その始端部を前記容器の開口部から引き出し、所望の長さに切断して使用する方法であって、
前記容器及び前記芯材を合成樹脂で形成し、
前記無芯ロール状ラップフィルムを使い終えた後、新しい無芯ロール状ラップフィルムのみを補給して、前記容器及び前記芯材を繰り返し使用することを特徴とする詰替え型無芯ロール状ラップフィルムの使用方法。The coreless roll-shaped wrap film is rotatably housed in a container with the core material inserted into a hollow portion thereof around the core material as a rotation axis. A method of pulling out a part from the opening of the container, cutting it to a desired length, and using it,
The container and the core material are formed of a synthetic resin,
After using the coreless roll wrap film, replenish only the new coreless roll wrap film, and repeatedly use the container and the core material, wherein the refillable coreless roll wrap film is used. How to use

前記容器が、少なくとも前記無芯ロール状ラップフィルムを収納する容器本体と、該容器本体に対して開閉自在に設けられた蓋体と、前記無芯ロール状ラップフィルムを前記容器内に回転自在に支持・固定するための係止手段と、前記容器の開口部から前記無芯ロール状ラップフィルムを引き出して切断するための切断手段とから構成されることを特徴とする請求項１に記載の詰替え型無芯ロール状ラップフィルムの使用方法。The container has a container body for storing at least the coreless roll-shaped wrap film, a lid provided to be openable and closable with respect to the container body, and the coreless roll-shaped wrap film rotatably in the container. 2. The packing according to claim 1, further comprising locking means for supporting and fixing, and cutting means for pulling out and cutting the coreless roll-shaped wrap film from an opening of the container. How to use replaceable coreless roll wrap film.

前記係止手段は、前記芯材と、前記容器本体の底板の左右両端部から垂直方向に延設された左右側板の上方中央部にそれぞれ設けられた芯材受部とから構成され、
前記芯材は、前記無芯ロール状ラップフィルムの中空部より径が小さく、かつ該無芯ロール状ラップフィルムの長手方向の幅より長く、少なくとも両端の断面が円形であり、
前記芯材を、前記無芯ロール状ラップフィルムの中空部に挿通した状態で、前記芯材受部に載置することによって、該無芯ロール状ラップフィルムを前記容器に係止することを特徴とする請求項２に記載の詰替え型無芯ロール状ラップフィルムの使用方法。The locking means is constituted by the core material, and a core material receiving portion provided at an upper central portion of left and right side plates vertically extended from both left and right end portions of the bottom plate of the container body,
The core material has a smaller diameter than the hollow portion of the coreless roll-shaped wrap film, and is longer than the longitudinal width of the coreless roll-shaped wrap film, and at least both ends are circular in cross section.
The core material is inserted into the hollow portion of the coreless roll-shaped wrap film, and is placed on the core material receiving portion, thereby locking the coreless roll-shaped wrap film to the container. A method for using the refillable coreless roll-shaped wrap film according to claim 2.

前記合成樹脂が、ポリオレフィン系樹脂である請求項１〜３の何れか１項に記載の詰替え型無芯ロール状ラップフィルムの使用方法。The method according to any one of claims 1 to 3, wherein the synthetic resin is a polyolefin-based resin.

前記無芯ロール状ラップフィルムが、可塑剤及び塩素を含まないポリオレフィン系樹脂からなる請求項１〜４の何れか１項に記載の詰替え型無芯ロール状ラップフィルムの使用方法。The method for using a refillable coreless roll wrap film according to any one of claims 1 to 4, wherein the coreless roll wrap film is made of a polyolefin resin containing no plasticizer and chlorine.