JP2004247824A - 無線基地局システム - Google Patents

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JP2004247824A JP2003033556A JP2003033556A JP2004247824A JP 2004247824 A JP2004247824 A JP 2004247824A JP 2003033556 A JP2003033556 A JP 2003033556A JP 2003033556 A JP2003033556 A JP 2003033556A JP 2004247824 A JP2004247824 A JP 2004247824A
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Abstract

【課題】基地局装置と複数の無線送受信部とを光ファイバでカスケード接続した構成において、無線送受信部のいずれかが障害を発生した場合にも運用システムのサービスを継続する。
【解決手段】基地局装置101に光ファイバによりカスケード接続された無線送受信部102,103の各々は、少なくとも後段に接続された他の無線送受信部から上り信号として出力された受信多重信号をバイパスするバスセレクト部26を有している。例えば、無線送受信部102に障害が発生した場合、無線送受信部102は、後段に接続された無線送受信部103の受信多重信号をバスセレクト部26によりそのままバイパスして基地局装置101に出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信システムに使用される無線基地局システムに関し、特に、基地局装置と複数の無線送受信部間を光ファイバでカスケード接続(縦続接続)した無線基地局システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動体通信システムに使用される無線基地局システムでは、無線送受信部が基地局装置から分離され、基地局装置から離れた位置にある場合、基地局装置と無線送受信部間を同軸ケーブルで接続していた。
【0003】
しかしながら、基地局装置と無線送受信部間を同軸ケーブルで接続する方式の場合、基地局装置と無線送受信部間で長距離伝送を行う時は伝送損失が大きいため、必要なアンテナ出力を得るために各装置内に大電力増幅部を設ける必要があり、高コスト、高消費電力になるという欠点があった。
【0004】
そのため、最近では、基地局装置と無線送受信部間を長距離伝送に適した光ファイバで接続する方式が用いられるようになっている。基地局装置と無線送受信部間を光ファイバで接続する方式としては、例えば、基地局装置と無線送受信部間で光ファイバを経由してアナログ無線信号を光信号に変換して伝送を行う方式がある。他にも、基地局装置と複数の無線送受信部とを光ファイバでカスケード接続する方式がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平08−011719号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来技術においては、以下に記載するような問題点がある。
【0007】
基地局装置と無線送受信部間で光ファイバを経由してアナログ無線信号を光信号に変換して伝送を行う方式においては、アナログ無線信号を用いているために長距離伝送時にNFが悪化するという不具合があり、また光信号のダイナミックレンジに制約があるため高ダイナミックレンジを確保することが困難であった。
【0008】
基地局装置と複数の無線送受信部とをカスケード接続する方式においては、任意の無線送受信部に障害が発生した場合、障害を発生した無線送受信部の後段に接続された無線送受信部の動作を停止させる必要があるため、運用システムのサービスの停止を余儀なくされた。
【0009】
本発明の目的は、基地局装置と複数の無線送受信部とを光ファイバでカスケード接続した構成において、無線送受信部のいずれかが障害を発生した場合にも運用システムのサービスを継続することができるとともに、NF(雑音指数)やダイナミックレンジの制約を受けずに低コストでシステム運用を行うことができる無線基地局システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の無線基地局システムは、
基地局装置と、当該基地局装置に2本または1本の光ファイバによりカスケード接続された複数の無線送受信手段とを有してなる無線基地局システムにおいて、前記無線送受信手段は、少なくとも後段に接続された他の無線送受信手段から上り信号として出力された受信多重信号をバイパスするバイパス手段を有することを特徴とするものである。
【0011】
この場合、前記無線送受信手段は、後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号と自己の無線送受信手段の受信多重信号とを合成して前記バイパス手段に出力する第1の合成手段を有し、前記バイパス手段は、自己の無線送受信手段が障害を発生した場合、前記第1の合成手段から出力された受信多重信号を遮断し、後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号をそのままバイパスし、前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段に出力することとしても良い。
【0012】
また、前記バイパス手段は、自己の無線送受信手段が正常動作している場合、前記第1の合成手段から出力された受信多重信号を前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段に出力することとしても良い。
【0013】
また、前記無線送受信手段は、前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段から下り信号として出力された送信多重信号を分配し、一方の送信多重信号をそのまま後段に接続された他の無線送受信手段に出力する第1の分離手段を有することとしても良い。
【0014】
また、前記基地局装置は、前記複数の無線送受信手段の各々の設定または状態監視を行う送信制御信号と送信ベースバンド信号とを多重して前記複数の無線送受信手段分の送信多重信号を生成し、後段に接続された無線送受信手段に出力するとともに、後段に接続された無線送受信手段から出力された前記複数の無線送受信手段分の受信多重信号を受信ベースバンド信号と受信制御信号とに分離することとしても良い。
【0015】
また、前記無線送受信手段は、前記第1の分離手段にて分配された他方の送信多重信号を入力とし、入力された他方の送信多重信号から自己の無線送受信手段宛の送信多重信号のみを抽出し、さらに抽出した送信多重信号を送信ベースバンド信号と送信制御信号とに分離して出力する第2の分離手段と、前記第2の分離手段から出力された送信ベースバンド信号を入力とし、入力された送信ベースバンド信号を外部に無線で送信するために送信無線信号に変換して出力する送信無線処理手段と、前記第2の分離手段から出力された送信制御信号を入力とし、入力された送信制御信号に基づき前記基地局装置への設定応答または状態監視応答を行う受信制御信号を生成して出力する制御手段と、外部から無線で受信した受信無線信号を入力とし、入力された受信無線信号を受信ベースバンド信号に変換して出力する受信無線処理手段と、前記制御手段から出力された受信制御信号および前記受信無線処理手段から出力された受信ベースバンド信号を入力とし、入力された受信制御信号と受信ベースバンド信号とを多重して自己の無線送受信手段の受信多重信号を生成して出力する第2の合成手段とを有することとしても良い。
【0016】
また、前記無線送受信手段は、後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号を光信号から電気信号に変換して出力する第1の光/電気変換手段と、前記第1の光/電気変換手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号をシリアルデータからパラレルデータに変換して前記バイパス手段に出力する第1のデシリアライザ手段と、前記バイパス手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号をパラレルデータからシリアルデータに変換して出力する第1のシリアライザ手段と、前記第1のシリアライザ手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号を電気信号から光信号に変換し、前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段に出力する第1の電気/光変換手段とを有し、前記バイパス手段は、自己の無線送受信手段が障害を発生した場合に、後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号を前記第1のデシリアライザ手段から前記第1のシリアライザ手段にバイパスするバスセレクト手段であることとしても良い。この場合、前記無線送受信手段は、前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段から出力された送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号を光信号から電気信号に変換して出力する第2の光/電気変換手段と、前記第2の光/電気変換手段から出力された送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号をシリアルデータからパラレルデータに変換して前記第1の分離手段に出力する第2のデシリアライザ手段と、前記第1の分離手段にて分配された一方の送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号をパラレルデータからシリアルデータに変換して出力する第2のシリアライザ手段と、前記第2のシリアライザ手段から出力された送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号を電気信号から光信号に変換し、後段に接続された他の無線送受信手段に出力する第2の電気/光変換手段とを有することとしても良い。
【0017】
また、前記無線送受信手段は、後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号を光信号から電気信号に変換して前記バイパス手段に出力する第1の光/電気変換手段と、前記バイパス手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号を電気信号から光信号に変換し、前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段に出力する第1の電気/光変換手段と、前記第1の合成手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号をパラレルデータからシリアルデータに変換して前記バイパス手段に出力する第1のシリアライザ手段と、前記バイパス手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号をシリアルデータからパラレルデータに変換して前記第1の合成手段に出力する第1のデシリアライザ手段とを有し、前記バイパス手段は、自己の無線送受信手段が障害を発生した場合に、後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号を前記第1の光/電気変換手段から前記第1の電気/光変換手段にバイパスする切り替え手段であることとしても良い。この場合、前記無線送受信手段は、前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段から出力された送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号を光信号から電気信号に変換して前記切り替え手段に出力する第2の光/電気変換手段と、前記切り替え手段から出力された送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号を電気信号から光信号に変換し、後段に接続された他の無線送受信手段に出力する第2の電気/光変換手段と、前記第1の分離手段にて分配された一方の送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号をパラレルデータからシリアルデータに変換して前記切り替え手段に出力する第1のシリアライザ手段と、前記切り替え手段から出力された送信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号をシリアルデータからパラレルデータに変換して前記第1の分離手段に出力する第1のデシリアライザ手段とを有し、前記切り替え手段は、自己の無線送受信手段が障害を発生した場合、前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段から出力された送信多重信号を前記第2の光/電気変換手段から前記第2の電気/光変換手段にバイパスすることとしても良い。
【0018】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、無線送受信手段に、少なくとも後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号をバイパスするバイパス手段を設けているため、障害を発生した場合に、後段に接続された他の無線送受信手段の受信多重信号を破壊することなく前段に接続された基地局装置または他の無線送受信手段にそのままバイパス出力することが可能となる。
【0019】
それにより、無線送受信手段のいずれかが障害を発生した場合も、後段に接続された全無線送受信手段の動作を停止させずに、運用システムのサービスを継続することが可能となる。
【0020】
また、無線送受信手段に、前段に接続された基地局装置または他の無線送受信手段の送信多重信号を分配してそのまま後段に接続された他の無線送受信手段に出力する第1の分離手段を設けることにより、無線送受信手段のいずれかが障害を発生した場合に、前段に接続された基地局装置または他の無線送受信手段の送信多重信号についても破壊することなく後段に接続された他の無線送受信手段にそのまま分配出力することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の記載では、基地局装置が移動体通信システムで使用されているW−CDMA方式の基地局装置であり、かつ基地局装置にカスケード接続(縦続接続)された複数の無線送受信部が遠方にあるものとして説明する。また、基地局装置と無線送受信部間および各無線送受信部間は長距離伝送に適した光ファイバで接続されており、この光ファイバは伝送レート600Mbps〜1.25Gbpsの範囲内にてシリアル伝送させるものとして説明する。また、基地局装置と複数の無線送受信部間では2本(入出力各1本)の光ファイバを経由して2芯双方向通信を行うものとして説明するが、各装置内にWDM(波長分割多重)機能を備える光/電気変換部や電気/光変換部を使用することにより1本(入出力1本)の光ファイバを経由して1芯双方向通信を行うことも可能である。
【0022】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態の無線基地局システムの全体ブロック図である。
【0023】
図1を参照すると、本発明の一実施形態の無線基地局システムは、基地局装置101と、基地局装置101に2本の光ファイバ104によりカスケード接続された無線送受信部102,103とを有している。
【0024】
図2は、基地局装置101の詳細なブロック図である。
【0025】
図2を参照すると、基地局装置101は、送信ベースバンド信号を生成し、出力する送信ベースバンド信号処理部1と、送信制御信号を生成し、出力し、且つ、受信制御信号を入力とし、制御信号を処理するCPU2と、送信ベースバンド信号処理部1から出力された送信ベースバンド信号とCPU2から出力された送信制御信号を入力とし、合成し、送信多重信号を出力する合成部3と、合成部3から出力された送信多重信号を入力とし、パラレルデータをシリアルデータに変換し、出力するシリアライザ部4と、シリアライザ部4から出力された送信多重信号を入力とし、電気信号を光信号に変換し、無線送受信部102に出力する電気/光変換部5と、無線送受信部102から出力された受信多重信号を入力とし、光信号を電気信号に変換し、出力する光/電気変換部6と、光/電気変換部6から出力された受信多重信号を入力とし、シリアルデータをパラレルデータに変換し、出力するデシリアライザ部7と、デシリアライザ部7から出力された受信多重信号を入力とし、CPU2へ受信制御信号を出力し、且つ、受信ベースバンド信号を出力する分離部8と、分離部8から出力された受信ベースバンド信号を入力とし、受信ベースバンド信号を処理する受信ベースバンド信号処理部9とを有している。
【0026】
図3は、無線送受信部102の詳細なブロック図である。なお、無線送受信部103も無線送受信部102と同様の構成である。
【0027】
図3を参照すると、無線送受信部102は、基地局装置101から出力された送信多重信号を入力とし、光信号を電気信号に変換し、出力する光/電気変換部11と、光/電気変換部11から出力された送信多重信号を入力とし、シリアルデータをパラレルデータに変換し、出力するデシリアライザ部12と、デシリアライザ部12から出力された送信多重信号を入力とし、2つに分離し、出力する分離部13と、分離部13から出力された一方の送信多重信号を入力とし、パラレルデータをシリアルデータに変換し、出力するシリアライザ部14と、シリアライザ部14から出力された送信多重信号を入力とし、電気信号を光信号に変換し、無線送受信部103に出力する電気/光変換部15と、分離部13から出力された他方の送信多重信号を入力とし、送信制御信号と送信ベースバンド信号を出力する分離部16と、分離部16から出力された送信制御信号を入力とし、制御信号を処理し、且つ、受信制御信号を生成し、出力するCPU17と、分離部16から出力された送信ベースバンド信号を入力とし、送信無線信号を生成する送信無線処理部18と、送信無線処理部18から出力された送信無線信号を入力とし、出力するデュプレクサ部19と、デュプレクサ部19から出力された送信無線信号を入力とし、外部へ出力し、且つ、外部から出力された受信無線信号を入力とし、出力するアンテナ部20と、アンテナ部20から出力された受信無線信号を入力とし、受信ベースバンド信号を出力する受信無線処理部21と、受信無線処理部21から出力された受信ベースバンド信号と、CPU17から出力された受信制御信号を入力とし、多重し、受信多重信号を出力する合成部22と、無線送受信部103から出力された受信多重信号を入力とし、光信号を電気信号に変換し、出力する光/電気変換部24と、光/電気変換部24から出力された受信多重信号を入力とし、シリアルデータをパラレルデータに変換し、出力するデシリアライザ部25と、デシリアライザ部25から出力された受信多重信号を無線送受信部102が正常時には合成部23に伝達するとともに合成部23より出力される合成された受信多重信号をシリアライザ部27に出力し、一方、異常時には切り替えてデシリアライザ部27に出力するとともに合成部23から出力される受信多重信号を遮断するバスセレクト部26と、バスセレクト部26から出力された受信多重信号と合成部22から出力された受信多重信号を合成しバスセレクト部26に出力する合成部23と、バスセレクト部26から出力された受信多重信号のパラレルデータをシリアルデータに変換し、出力するシリアライザ部27と、シリアライザ部27から出力された受信多重信号を入力とし、電気信号を光信号に変換し、基地局装置101に出力する電気/光変換部28とを有している。
【0028】
図4は、無線送受信部102内のバスセレクト部26の詳細を示すブロック図である。また、図5は、無線送受信部102内の合成部23の詳細を示すブロック図である。なお、バスセレクト部26および合成部23は、8ビットまたは16ビットのパラレルデータを処理する構成が一般的であるが、ここではわかり易くするために4ビットパラレルデータを処理する構成について説明する。
【0029】
図4を参照すると、バスセレクト部26は、一端に自己の無線送受信部102に障害(以下、ALMという)が発生しているか否かを示すALM信号が入力され、他端にデシリアライザ部25から出力された4ビットパラレルデータが入力される論理積回路(以下、ANDという)201a〜201dと、上記のALM信号が入力される否定回路(以下、NOTという)202と、一端に合成部23から出力された4ビットパラレルデータが入力され、他端にNOT202の出力が入力されるAND203a〜203dと、一端にAND203a〜203dの出力が入力され、他端にAND201a〜201dの出力が入力される論理和回路(以下、ORという)204a〜204dとを有している。なお、ALMとは、例えば、無線送受信部102内のCPU17の動作停止により、無線送受信部102内で各種の不具合が発生している状態を言うが、詳細な説明は後述する。
【0030】
図5を参照すると、合成部23は、バスセレクト部26から出力された4ビットパラレルデータを溜め込む受信バッファ301と、合成部22から出力された4ビットパラレルデータを溜め込む送信バッファ302と、受信バッファ301および送信バッファ302にそれぞれ溜め込まれた4ビットパラレルデータを合成して溜め込む合成バッファ303とを有している。
【0031】
以下に、上記のように構成された本発明の第1の実施形態の無線基地局システムの動作の一例について説明する。
【0032】
最初に、外部の端末装置(不図示)に送信される下り信号(送信信号)の流れについて、図2および図3を参照して説明する。
【0033】
図2を参照すると、基地局装置101においては、送信ベースバンド信号処理部1で生成された2キャリア分の送信ベースバンド信号が合成部3に出力される。一方、CPU2では無線送受信部102,103の各種設定や状態監視を行う送信制御信号が生成され合成部3に出力される。
【0034】
次に、合成部3では、送信ベースバンド信号処理部1から出力された2キャリア分の送信ベースバンド信号とCPU2から出力された送信制御信号との多重が行われる。ここでの多重処理では、図6に示すように、まず、フレームの先頭に同期信号が付加される。同期信号は、送信ベースバンド信号の各キャリアと送信制御信号のデータ位置を検出するために使用される。また、同期信号の次の時間には送信制御信号が付加される。送信ベースバンド信号は振幅データであるために連続送信が必要であり、送信制御信号は送信ベースバンド信号と比較して一般的にデータ量が少ない。また、送信制御信号の次の時間にはキャリア1、キャリア2、キャリア3、キャリア4の送信ベースバンド信号がそれぞれ付加される。本例ではキャリア3、キャリア4の送信ベースバンド信号は空とする。光ファイバの伝送では、通常、8B/10Bエンコード/デコードにより8/10bitの変換処理が行われ、10bitの信号がシリアル伝送される。
【0035】
合成部3にて多重処理が行われた送信多重信号は、シリアライザ部4に入力され、シリアルデータに変換される。シリアライザ部4にてシリアルデータに変換された送信多重信号は、電気/光変換部5に入力され、電気信号から光信号に変換される。電気/光変換部5にて光信号に変換された送信多重信号は、光ファイバ104を経由して無線送受信部102に出力される。
【0036】
図3を参照すると、無線送受信部102においては、基地局装置101から出力された送信多重信号が光/電気変換部11に入力され、光信号から電気信号に変換される。光/電気変換部11にて電気信号に変換された送信多重信号は、デシリアライザ部12に入力され、パラレルデータに変換される。なお、デシリアライザ12は、通常、送信側のシリアルデータに同期したCLKを抽出できるため、このCLKを無線送受信部102の基準CLKとすることにより、基地局装置101と無線送受信部102は周波数同期を取ることができる。
【0037】
次に、デシリアライザ部12にてパラレルデータに変換された送信多重信号は、分離部13に入力される。分離部13では、デシリアライザ部12から出力された送信多重信号がシリアライザ部14および分離部16の双方に分配出力される。このように、分離部13からシリアライザ部14および分離部16の双方に同じ送信多重信号を出力させることにより、後段の無線送受信部103でも無線送受信部102と同じ送信多信号を抽出できるようにしておく。
【0038】
分離部13から出力された一方の送信多重信号はシリアライザ部14に入力され、シリアルデータに変換される。シリアライザ部14にてシリアルデータに変換された送信多重信号は、電気/光変換部15に入力され、電気信号から光信号に変換される。電気/光変換部15にて光信号に変換された送信多重信号は、光ファイバ104を経由して無線送受信部103に出力される。
【0039】
一方、分離部13から出力された他方の送信多重信号は分離部16に入力される。分離部16では、分離部13から出力された送信多重信号のうち無線送受信部102宛の信号のみが抽出され、さらに抽出された信号が送信制御信号と送信ベースバンド信号とに分離される。ここでの抽出処理では、同期信号の位置に基づき、無線送受信部102宛の送信制御信号および送信ベースバンド信号の位置が認識され、それぞれのデータが抽出される。例えば、無線送受信部102、103にキャリア1、キャリア2をそれぞれ割り当てることができ、このときは1つの無線送受信部につき最大1キャリアの送信が可能である。このように分離部16で抽出処理を行うことにより、CPU17では自己の無線送受信部102宛の送信制御信号のみを処理することができ、また、送信無線処理部18以降に配置された各構成要素は、自己の無線送受信部102宛の送信ベースバンド信号のみを処理することができる。
【0040】
次に、送信無線処理部18に入力された送信ベースバンド信号は、デジタル/アナログ変換され、周波数変換され、送信無線信号としてデュプレクサ部19に出力される。デュプレクサ部19に入力された送信無線信号はアンテナ部20に出力される。なお、この送信無線信号は、方向性があるために受信無線処理部21には漏洩されないようになっている。アンテナ部20に入力された送信無線信号は、外部へ出力されて電波となり、空間伝搬により端末装置へ送信される。
【0041】
なお、無線送受信部103においては、無線送受信部102から出力された送信多重信号を入力として、無線送受信部102と同様の動作が行われる。
【0042】
続いて、外部の端末装置(不図示)から受信される上り信号(受信信号)の流れについて、図2、図3、図4、および図5を参照して説明する。
【0043】
図3を参照すると、無線送受信部102においては、外部の端末装置から送信され空間伝搬された受信無線信号は、アンテナ部20に入力され、アンテナ部20からデュプレクサ部19に出力される。デュプレクサ部19に入力された受信無線信号は、受信無線処理部21に出力される。なお、この受信無線信号は、方向性があるために送信無線処理部18には漏洩されないようになっている。受信無線処理部21に入力された受信無線信号は、周波数変換され、アナログ/デジタル変換され、受信ベースバンド信号として合成部22に出力される。一方、CPU17では基地局装置101への各種の設定応答や状態監視応答を行う受信制御信号が生成され合成部22に出力される。
【0044】
次に、合成部22では、CPU17から出力された受信制御信号と受信無線処理部21から出力された受信ベースバンド信号との多重が行われる。合成部22にて多重処理が行われた受信多重信号は、合成部23に入力される。ここでの多重処理では、送信信号の場合と同様に、図6に示すように、まず、フレームの先頭に同期信号が付加される。同期信号は、受信ベースバンド信号の各キャリアと受信制御信号のデータ位置を検出するために使用される。また、同期信号の次の時間には受信制御信号が付加される。受信ベースバンド信号は振幅データであるために連続送信が必要であり、受信制御信号は受信ベースバンド信号と比較して一般的にデータ量が少ない。また、受信制御信号の次の時間にはキャリア1、キャリア2の受信ベースバンド信号がそれぞれ付加される。光ファイバの伝送では、通常、8B/10Bエンコード/デコードにより8/10bitの変換処理が行われ、10bitの信号がシリアル伝送される。
【0045】
一方、後段の無線送受信部103でも上記と同様の多重処理が行われており、無線送受信部103の受信多重信号は光ファイバ104を経由して無線送受信部102に出力される。無線送受信部103から出力された受信多重信号は、光/電気変換部24に入力され、光信号から電気信号に変換される。光/電気変換部24にて電気信号に変換された受信多重信号は、デシリアライザ部25に入力され、パラレルデータに変換される。デシリアライザ部25にてパラレルデータに変換された受信多重信号は、バスセレクト部26に入力される。
【0046】
以降の動作は、無線送受信部102が正常に動作しているか否か、すなわちALMの発生がないか否かに応じて異なるため、以下では、無線送受信部102が正常に動作している場合の動作と、無線送受信部102が異常動作している場合の動作とを分けて説明する。
【0047】
最初に、無線送受信部102が正常に動作している場合、すなわちALMの発生がない場合の動作について説明する。
【0048】
図4を参照すると、無線送受信部102内のバスセレクト部26では、無線送受信部102にALMの発生がない場合には、LレベルのALM信号がNOT202に入力されるとともにAND201a〜201dの一端にも入力される。また、デシリアライザ部25から出力された4ビットパラレルデータ、すなわち後段の無線送受信部103の受信多重信号はAND201a〜201dの他端に入力されるとともに合成部23にも入力される。このとき、AND201a〜201dの一端にはLレベルが入力されているため、AND201a〜201dの出力はLレベルに固定され、OR204a〜204dの一端に入力される。
【0049】
図5を参照すると、無線送受信部102内の合成部23では、バスセレクト部26から出力された4ビットパラレルデータ、すなわち後段の無線送受信部103の受信多重信号は受信バッファ301に溜め込まれ、合成部22から出力された4ビットパラレルデータ、すなわち自己の無線送受信部102の受信多重信号は送信バッファ302に溜め込まれる。受信バッファ301に溜め込まれた受信多重信号は図6のキャリア2のタイムスロットに収容され、送信バッファ302に溜め込まれた受信多重信号は図6のキャリア1のタイムスロットに収容されるように、指定されたタイミングに同期して合成バッファ303に出力される。合成バッファ303に溜め込まれた4ビットパラレルデータはバスセレクト部26に出力される。
【0050】
再度図4を参照すると、無線送受信部102内のバスセレクト部26では、合成部23から出力された4ビットパラレルデータ、すなわち無線送受信部102,103の合成された受信多重信号はAND203a〜203dの一端に入力される。AND203a〜203dの他端には、無線送受信部102が正常に動作している場合はHレベル固定のNOT202の出力が入力されている。そのため、合成部23から出力された4ビットパラレルデータはAND203a〜203dをスルー動作しOR204a〜204dの一端に入力される。前述したようにOR204a〜204dの他端にはLレベルが入力されているので、合成部23から出力された4ビットパラレルデータがOR204a〜204dからそのまま出力され、シリアライザ部27に入力される。
【0051】
図3を参照すると、シリアライザ部27に入力された受信多重信号は、シリアルデータに変換され、電気/光変換部28に入力される。電気/光変換部28に入力された受信多重信号は、電気信号から光信号に変換され、光ファイバ104を経由して基地局装置101に出力される。
【0052】
図2を参照すると、基地局装置101においては、無線送受信部102から出力された受信多重信号は、光/電気変換部6に入力され、光信号から電気信号に変換される。光/電気変換部6にて電気信号に変換された受信多重信号は、デシリアライザ部7に入力され、パラレルデータに変換される。
【0053】
デシリアライザ部7にてパラレルデータに変換された受信多重信号は、分離部8に出力される。分離部8では、デシリアライザ部7から出力された受信多重信号が受信制御信号と受信ベースバンド信号とに分離され、受信制御信号がCPU2に出力され、受信ベースバンド信号が受信ベースバンド信号処理部9に出力される。このとき、同期信号の位置に基づき受信制御信号と受信ベースバンド信号の位置が認識される。受信ベースバンド信号の位置を認識する場合は、図6に示すように予め伝送フォーマットを決めておくことにより、どのキャリアの受信ベースバンド信号か判断できる。受信ベースバンド信号処理部9では、分離部8から出力された受信ベースバンド信号に対し、誤り訂正復号、フレーム化、データ復調、逆拡散処理が行われる。
【0054】
すなわち、本実施形態においては、無線送受信部102が正常に動作している場合は、無線送受信部102および無線送受信部103合成された受信多重信号が基地局装置101に出力されるため、基地局装置101にてそれぞれを正しく復号することができる。
【0055】
一方、無線送受信部102が異常動作している場合、すなわちALMを発生している場合の動作について説明する。なお、ALMが発生している状態とは、例えば、無線送受信部102内のCPU17が動作停止になり、図6の指定されたタイムスロットにキャリア1,キャリア2の受信多重信号を正しく収容できない、受信制御信号も正しく収容できない、基地局装置101と周波数同期できない状態のことである。この場合は、基地局装置101にてそれぞれを正しく復号することができないため、基地局装置101と外部の端末装置間で通信を行うことができない状態となる。
【0056】
図4を参照すると、無線送受信部102内のバスセレクト部26では、無線送受信部102にALMが発生している場合には、HレベルのALM信号がNOT202に入力されるとともにAND201a〜201dの一端にも入力される。そのため、デシリアライザ部25から出力された4ビットパラレルデータ、すなわち無線送受信部102の受信多重信号はAND201a〜201dをスルー動作しOR204a〜204dの一端に入力される。このとき、NOT202の出力はLレベルであるため、AND203a〜203dの他端もLレベルとなり、AND203a〜203dの出力はLレベルに固定される。すなわち、合成部23から出力された受信多重信号はAND203a〜203dにより遮断された状態となる。したがって、OR204a〜204dの他端は常時Lレベルとなるため、デシリアライザ部25から出力された4ビットパラレルデータはOR204a〜204dをスルー動作しシリアライザ部27に入力される。
【0057】
すなわち、本実施形態においては、無線送受信部102が異常動作している場合は、バスセレクト部26内で、自己の無線送受信部102の受信多重信号が遮断され、後段の無線送受信部103の上り信号(受信多重信号)のみがそのままバイパスされて基地局装置101に出力される。
【0058】
したがって、例えば、基地局装置101に最も近い位置に設置されている無線送受信部102が障害を発生した場合、従来技術においては、後段の無線送受信部103が正常であっても無線送受信部103の上り信号(受信多重信号)が無線送受信部102を経由することにより破壊される恐れがあるため、無線送受信部102の後段の全無線送受信部の動作停止(システム断)を余儀なくされた。
【0059】
これに対して、本実施形態においては、後段の無線送受信部103の上り信号(受信多重信号)は無線送受信部102のバスセレクト部26により基地局装置101にバイパスされる構成であるため、無線送受信部102が障害を発生した場合、無線送受信部102では上り信号(受信多重信号)が破壊されることなく基地局装置101にそのまま出力される。したがって、後段の無線送受信部103の動作を停止させず、必要最小限の動作停止(障害を発生した無線送受信部102のみ)で済むため、運用システムのサービスを継続することができる。
【0060】
なお、本実施形態においては、基地局装置101の下り信号(送信多重信号)は無線送受信部102の分離部13により後段の無線送受信部103に分配される構成であるため、無線送受信部102が障害を発生した場合、無線送受信部102では下り信号(送信多重信号)についても破壊されることなく後段の無線送受信部103にそのまま出力される。
【0061】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態の無線基地局システムは、上述した第1の実施形態に対して、無線送受信部102,103の内部構成のみが異なり、図1に示した無線基地局システム全体の構成および図2に示した基地局装置101の内部構成は同様である。
【0062】
図7は、本発明の第2の実施形態の無線基地局システムにおける無線送受信部102の詳細を示す図である。なお、無線送受信部103も無線送受信部102と同様の構成である。また、図8は、図7の切り替え部29の詳細を示すブロック図である。図7および図8において、図3と同様の部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
【0063】
図7を参照すると、本実施形態における無線送受信部102は、図3に示した第1の実施形態に対して、光/電気変換部11とデシリアライザ部12間、シリアライザ部14と電気/光変換部15間、電気/光変換部28とシリアライザ部27間、光/電気変換部24とデシリアライザ部25間それぞれに入出力側が共通端子となる1対2の切り替え機能を備えた切り替え部29を挿入し、バスセレクト部26を削除した構成である。
【0064】
図8を参照すると、切り替え部29は、光/電気変換部11,24の出力側に接続されたバッファ401,409と、電気/光変換部15,28の入力側に接続された404,408と、デシリアライザ部12,25の入力側に接続された402,410と、シリアライザ部14,27の出力側に接続された403,407と、自己の無線送受信部102にALMが発生しているか否かを示すALM信号が入力されるバッファ406と、駆動コイルの一端に電源(+V)が接続され、他端にバッファ406の出力が接続された高周波リレー411,405とを有している。なお、高周波リレー411,405は市販されているRXリレー(例えば、松下電工株式会社製)を使用すればよい。また、光/電気変換部11,24の出力側、電気/光変換部15,28の入力側、デシリアライザ部12,25の入力側、シリアライザ部14,27の出力側のそれぞれの電気的インタフェースは100Ωの差動伝送を行うため、+,−の2線が必要である。
【0065】
以下に、上記のように構成された本発明の第2の実施形態の無線基地局システムの動作の一例について説明する。
【0066】
最初に、外部の端末装置(不図示)から受信される上り信号(受信信号)の流れについて、図7および図8を参照して説明する。
【0067】
図7および図8を参照すると、無線送受信部102においては、無線送受信部103から出力された受信多重信号は、光/電気変換部24に入力され、光信号から電気信号に変換されて切り替え部29に出力される。
【0068】
次に、切り替え部29では、光/電気変換部24にて電気信号に変換された受信多重信号は、差動入力をECL(エミッタカプルドロジック)出力に変換するバッファ409に入力される。バッファ409の出力は2回路を具備する高周波リレー411の一方の1回路に入力される。
【0069】
高周波リレー411(および高周波リレー405)の駆動コイルの一端には電源(+V)が接続され、他端には自己の無線送受信部102にALMが発生しているか否かを示すALM信号出力が接続されている。このALM信号は無線送受信部102が正常に動作している場合はLレベル(障害発生時はHレベル)となる。また、このALM信号は、大きな駆動電流を流すことができるバッファ406を経由して駆動コイルの他端に入力されている。
【0070】
無線送受信部102が正常に動作し、ALM信号がLレベルである場合、高周波リレー411(および高周波リレー405)は駆動コイルに電流が流れることにより動作状態となり、高周波リレー411内の2回路(および高周波リレー405内の2回路)とも図8の実線のようなリレー接点状態となる。すなわち、高周波リレー411(および高周波リレー405)は駆動した状態である。したがって、無線送受信部103の受信多重信号は、光/電気変換部24およびバッファ409を経て高周波リレー411の一方の1回路を経由し、さらにECL入力を差動伝送出力に変換するバッファ410を経由して、デシリアライザ部25に入力される。
【0071】
また、シリアライザ部27から出力された無線送受信部102および無線送受信部103の合成された受信多重信号の差動伝送出力は、差動入力をECL出力に変換するバッファ407に入力される。バッファ407の出力は高周波リレー411の他方の1回路を経て、ECL入力を差動伝送出力に変換するバッファ408を通り、電気/光変換部28に入力される。
【0072】
すなわち、本実施形態においては、無線送受信部102が正常に動作している場合は、切り替え部29内で、無線送受信部102および無線送受信部103の受信多重信号が合成されて基地局装置101に出力されるため、基地局装置101にてそれぞれを正しく復号することができる。
【0073】
一方、無線送受信部102にALMが発生し、ALM信号がHレベルとなった場合、高周波リレー411(および高周波リレー405)の駆動コイルの他端にはHレベルが入力されるため駆動コイルに流れていた電流は断となり、高周波リレー411の2回路(および高周波リレー405の2回路)のリレー接点は図8の点線のようになる。したがって、無線送受信部103の受信多重信号は、光/電気変換部24およびバッファ409を経て高周波リレー411の2回路を経由し、バッファ408を経て電気/光変換部28に入力される。
【0074】
すなわち、本実施形態においては、無線送受信部102が異常動作している場合は、切り替え部29内で、自己の無線送受信部102の受信多重信号が遮断され、後段の無線送受信部103の受信多重信号がそのままバイパスされて基地局装置101に出力される。
【0075】
続いて、外部の端末装置(不図示)に送信される下り信号(送信信号)の流れについて、図7および図8を参照して説明する。
【0076】
図7および図8を参照すると、無線送受信部102においては、基地局装置101から出力された送信多重信号が光/電気変換部11に入力され、光信号から電気信号に変換されて切り替え部29に出力される。
【0077】
切り替え部29では、受信信号の場合と同様に、無線送受信部102が正常に動作している場合は、高周波リレー411の2回路(および高周波リレー405の2回路)のリレー接点は図8の実線のようになり、無線送受信部102にALMが発生している場合は、高周波リレー411の2回路(および高周波リレー405の2回路)のリレー接点は図8の点線のようになる。
【0078】
したがって、無線送受信部102が正常に動作している場合は、基地局装置101から出力された送信多重信号は高周波リレー405の一方の1回路、バッファ402およびデシリアライザ部12を経て分離部13に入力される。分離部13では、第1の実施形態と同様に、デシリアライザ部12から出力された送信多重信号がシリアライザ部14および分離部16の双方に出力され、このうちシリアライザ部14に入力された送信多重信号は、バッファ403、高周波リレー405の他方の1回路、バッファ404および電気/光変換部15を経て無線送受信部103に出力される。
【0079】
一方、無線送受信部102にALMが発生している場合は、無線基地局101から出力された送信多重信号は、高周波リレー405の2回路を経由し、バッファ404および電気/光変換部15を経て無線送受信部103に出力される。
【0080】
すなわち、本実施形態においては、無線送受信部102が異常動作している場合は、受信多重信号と同様に、切り替え部29内で、基地局装置101の送信多重信号もそのままバイパスされて無線送受信部103に出力される。
【0081】
したがって、例えば、基地局装置101に最も近い位置に設置されている無線送受信部102が障害を発生した場合、従来技術においては、後段の無線送受信部103が正常であっても無線送受信部103の上り信号(受信多重信号)が無線送受信部102を経由することにより破壊される恐れがあるため、無線送受信部102の後段の全無線送受信部の動作停止(システム断)を余儀なくされた。
【0082】
これに対して、本実施形態においては、後段の無線送受信部103の上り信号(受信多重信号)は無線送受信部102の切り替え部29により基地局装置101にバイパスされる構成であるため、無線送受信部102が障害を発生した場合、無線送受信部102では上り信号(受信多重信号)が破壊されることなく基地局装置101にそのまま出力される。したがって、後段の無線送受信部103の動作を停止させず、必要最小限の動作停止(障害を発生した無線送受信部102のみ)で済むため、運用システムのサービスを継続することができる。
【0083】
なお、本実施形態においては、ALMが発生した時の対応として信頼性向上のために高周波リレー405により基地局装置101の下り信号(送信多重信号)もバイパスしているが、下り信号(送信多重信号)は無線送受信部102の分離部13により後段の無線送受信部103に分配される構成であるため、下り信号(送信多重信号)をバイパスする動作は削除することも可能である。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、以下に示す効果を有する。
【0085】
第1の効果は、無線送受信手段では、少なくとも後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号をバイパスするバイパス手段を設けているため、障害を発生した場合、後段に接続された他の無線送受信手段の受信多重信号を破壊することなく前段に接続された基地局装置または他の無線送受信手段にそのままバイパス出力することができ、それにより、無線送受信手段のいずれかが障害を発生した場合も、後段に接続された全無線送受信手段の動作を停止させずに、運用システムのサービスを継続することができるということである。
【0086】
なお、無線送受信手段では、前段に接続された基地局装置または他の無線送受信手段の送信多重信号を分配してそのまま後段に接続された他の無線送受信手段に出力する第1の分離手段を設けているため、障害を発生した場合、前段に接続された基地局装置または他の無線送受信手段の送信多重信号についても破壊することなく後段に接続された他の無線送受信手段にそのまま分配出力することができる。
【0087】
第2の効果は、基地局装置は、送信側で複数の無線送受信手段分の送信多重信号を多重し、受信側で複数の無線送受信手段毎に分離することにより、基地局装置と複数の無線送受信手段とのカスケード接続を実現しているため、基地局装置と複数の無線送受信手段の各々とをそれぞれ単独に接続する必要がなくなり、使用する光ファイバ数を少なくでき、それにより、光ファイバを借用する場合に低コストの無線基地局システムを供給することができるということである。さらに、基地局装置が親(マスター)で無線送受信手段が子(スレーブ)という関係を割り当てることができるという効果も有する。
【0088】
第3の効果は、基地局装置と複数の無線送受信手段の間で、ベースバンド信号と制御信号とを多重したデジタル多重信号を光ファイバを経由して伝送しているため、NF(雑音指数)やダイナミックレンジの制約のない低コストのシステムを供給できるということである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施形態の無線基地局システムの全体ブロック図である。
【図2】本発明の第1および第2の実施形態の無線基地局システムにおける基地局装置101の詳細を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の無線基地局システムにおける無線送受信部102の詳細を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の無線基地局システムにおける無線送受信部102内のバスセレクト部26の詳細を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1および第2の実施形態の無線基地局システムにおける無線送受信部102内の合成部23の詳細を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1および第2の実施形態の無線基地局システムにおける伝送フォーマットの一例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の無線基地局システムにおける無線送受信部102の詳細を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の無線基地局システムにおける無線送受信部102内の切り替え部29の詳細を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 送信ベースバンド信号処理部
2 CPU
3 合成部
4 シリアライザ部
5 電気/光変換部
6 光/電気変換部
7 デシリアライザ部
8 分離部
9 受信ベースバンド信号処理部
11 光/電気変換部
12 デシリアライザ部
13 分離部
14 シリアライザ部
15 電気/光変換部
16 分離部
17 CPU
18 送信無線処理部
19 デュプレクサ部
20 アンテナ部
21 受信無線処理部
22 合成部
23 合成
24 光/電気変換部
25 デシリアライザ部
26 バスセレクト部
27 シリアライザ部
28 電気/光変換部
29 切り替え部
101 基地局装置
102 無線送受信部
103 無線送受信部
104 光ファイバ
201a〜201d 論理積回路(AND)
202 否定回路(NOT)
203a〜203d 論理積回路(AND)
204a〜204d 論理和回路(OR)
301 受信バッファ
302 送信バッファ
303 合成バッファ
401〜404、406〜410 バッファ
405、411 高周波リレー

Claims (10)

  1. 基地局装置と、当該基地局装置に2本または1本の光ファイバによりカスケード接続された複数の無線送受信手段とを有してなる無線基地局システムにおいて、
    前記無線送受信手段は、少なくとも後段に接続された他の無線送受信手段から上り信号として出力された受信多重信号をバイパスするバイパス手段を有することを特徴とする無線基地局システム。
  2. 前記無線送受信手段は、後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号と自己の無線送受信手段の受信多重信号とを合成して前記バイパス手段に出力する第1の合成手段を有し、
    前記バイパス手段は、自己の無線送受信手段が障害を発生した場合、前記第1の合成手段から出力された受信多重信号を遮断し、後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号をそのままバイパスし、前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段に出力する、請求項1に記載の無線基地局システム。
  3. 前記バイパス手段は、自己の無線送受信手段が正常動作している場合、前記第1の合成手段から出力された受信多重信号を前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段に出力する、請求項2に記載の無線基地局システム。
  4. 前記無線送受信手段は、前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段から下り信号として出力された送信多重信号を分配し、一方の送信多重信号をそのまま後段に接続された他の無線送受信手段に出力する第1の分離手段を有する、請求項3に記載の無線基地局システム。
  5. 前記基地局装置は、前記複数の無線送受信手段の各々の設定または状態監視を行う送信制御信号と送信ベースバンド信号とを多重して前記複数の無線送受信手段分の送信多重信号を生成し、後段に接続された無線送受信手段に出力するとともに、後段に接続された無線送受信手段から出力された前記複数の無線送受信手段分の受信多重信号を受信ベースバンド信号と受信制御信号とに分離する、請求項3に記載の無線基地局システム。
  6. 前記無線送受信手段は、
    前記第1の分離手段にて分配された他方の送信多重信号を入力とし、入力された他方の送信多重信号から自己の無線送受信手段宛の送信多重信号のみを抽出し、さらに抽出した送信多重信号を送信ベースバンド信号と送信制御信号とに分離して出力する第2の分離手段と、
    前記第2の分離手段から出力された送信ベースバンド信号を入力とし、入力された送信ベースバンド信号を外部に無線で送信するために送信無線信号に変換して出力する送信無線処理手段と、
    前記第2の分離手段から出力された送信制御信号を入力とし、入力された送信制御信号に基づき前記基地局装置への設定応答または状態監視応答を行う受信制御信号を生成して出力する制御手段と、
    外部から無線で受信した受信無線信号を入力とし、入力された受信無線信号を受信ベースバンド信号に変換して出力する受信無線処理手段と、
    前記制御手段から出力された受信制御信号および前記受信無線処理手段から出力された受信ベースバンド信号を入力とし、入力された受信制御信号と受信ベースバンド信号とを多重して自己の無線送受信手段の受信多重信号を生成して出力する第2の合成手段とを有する、請求項5に記載の無線基地局システム。
  7. 前記無線送受信手段は、
    後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号を光信号から電気信号に変換して出力する第1の光/電気変換手段と、
    前記第1の光/電気変換手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号をシリアルデータからパラレルデータに変換して前記バイパス手段に出力する第1のデシリアライザ手段と、
    前記バイパス手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号をパラレルデータからシリアルデータに変換して出力する第1のシリアライザ手段と、
    前記第1のシリアライザ手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号を電気信号から光信号に変換し、前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段に出力する第1の電気/光変換手段とを有し、
    前記バイパス手段は、自己の無線送受信手段が障害を発生した場合に、後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号を前記第1のデシリアライザ手段から前記第1のシリアライザ手段にバイパスするバスセレクト手段である、請求項6に記載の無線基地局システム。
  8. 前記無線送受信手段は、
    前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段から出力された送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号を光信号から電気信号に変換して出力する第2の光/電気変換手段と、
    前記第2の光/電気変換手段から出力された送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号をシリアルデータからパラレルデータに変換して前記第1の分離手段に出力する第2のデシリアライザ手段と、
    前記第1の分離手段にて分配された一方の送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号をパラレルデータからシリアルデータに変換して出力する第2のシリアライザ手段と、
    前記第2のシリアライザ手段から出力された送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号を電気信号から光信号に変換し、後段に接続された他の無線送受信手段に出力する第2の電気/光変換手段とを有する、請求項7に記載の無線基地局システム。
  9. 前記無線送受信手段は、
    後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号を光信号から電気信号に変換して前記バイパス手段に出力する第1の光/電気変換手段と、
    前記バイパス手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号を電気信号から光信号に変換し、前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段に出力する第1の電気/光変換手段と、
    前記第1の合成手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号をパラレルデータからシリアルデータに変換して前記バイパス手段に出力する第1のシリアライザ手段と、
    前記バイパス手段から出力された受信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号をシリアルデータからパラレルデータに変換して前記第1の合成手段に出力する第1のデシリアライザ手段とを有し、
    前記バイパス手段は、自己の無線送受信手段が障害を発生した場合に、後段に接続された他の無線送受信手段から出力された受信多重信号を前記第1の光/電気変換手段から前記第1の電気/光変換手段にバイパスする切り替え手段である、請求項6に記載の無線基地局システム。
  10. 前記無線送受信手段は、
    前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段から出力された送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号を光信号から電気信号に変換して前記切り替え手段に出力する第2の光/電気変換手段と、
    前記切り替え手段から出力された送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号を電気信号から光信号に変換し、後段に接続された他の無線送受信手段に出力する第2の電気/光変換手段と、
    前記第1の分離手段にて分配された一方の送信多重信号を入力とし、入力された送信多重信号をパラレルデータからシリアルデータに変換して前記切り替え手段に出力する第1のシリアライザ手段と、
    前記切り替え手段から出力された送信多重信号を入力とし、入力された受信多重信号をシリアルデータからパラレルデータに変換して前記第1の分離手段に出力する第1のデシリアライザ手段とを有し、
    前記切り替え手段は、自己の無線送受信手段が障害を発生した場合、前段に接続された前記基地局装置または他の無線送受信手段から出力された送信多重信号を前記第2の光/電気変換手段から前記第2の電気/光変換手段にバイパスする、請求項9に記載の無線基地局システム。
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