JP2004245182A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置 Download PDF

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正晃 山口
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久 大木
Masaaki Kobayashi
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Daisuke Shibata
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】NO触媒から流出する還元剤の量を減少させる。
【解決手段】機関排気通路内にNO触媒を配置する。NO触媒内に蓄えられているSOの量を減少させるために、NO触媒内に流入する排気ガスの目標空燃比TGTをリッチ空燃比AFRに切り替えると共に、リッチ時間tRだけリッチ空燃比AFRに保持する。リッチ空燃比AFRを、NO触媒から流出する炭化水素の量が許容上限炭化水素量を越えないように、リッチ時間tRに基づいて設定する。この場合、リッチ時間tRが長いときには短いときに比べてリッチ空燃比AFRが大きく、即ちリッチ度合いが小さくされる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関の排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
リーン空燃比のもとで継続して燃焼が行われる内燃機関の排気通路内に、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときに流入する排気ガス中のNOを蓄え、流入する排気ガスの空燃比が低下したときに排気ガス中に還元剤が含まれていると蓄えているNOを還元して蓄えているNOの量が減少するNO触媒を配置し、NO触媒内に蓄えられているイオウ例えばSOの量を減少させるために、NO触媒内に流入する排気ガスの空燃比を一定のリッチ空燃比に切り替えると共に、NO触媒内の蓄積SO量が下限量になるまでこのリッチ空燃比に保持するようにした内燃機関が公知である(特許文献1参照)。詳しくは後述するが、NO触媒内にはSOが硫酸塩の形で蓄えられており、NO触媒内に流入する排気ガスの空燃比をリッチにすると、排気ガス中に含まれるHC,COのような還元剤によりこの硫酸塩がSOに還元されてNO触媒から流出し、斯くしてNO触媒内の蓄積SO量が減少する。
【0003】
NO触媒内に流入する排気ガスの空燃比がリッチ空燃比に切り替えられてからNO触媒内の蓄積SO量が下限量になるまでに必要な時間は例えば機関運転状態に応じて変動する。従って、NO触媒内に流入する排気ガスの空燃比がリッチ空燃比に保持されている時間をリッチ時間と称すると、この内燃機関におけるリッチ時間は短い場合もあれば長い場合もあるということになる。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−217474号公報
【特許文献2】
特開2000−170525号公報
【特許文献3】
特開平11−333256号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、NO触媒に供給された全ての還元剤が必ずしもNO触媒内で酸化されるとは限らず、即ち還元剤がNO触媒からそのまま流出する場合がある。しかしながら、上述の内燃機関ではリッチ空燃比がリッチ時間に関わらず一定に維持され、従ってリッチ時間が長くなれば長くなるほどNO触媒から流出する還元剤の量が増大するという問題点がある。
【0006】
そこで本発明の目的は、NO触媒から流出する還元剤の量を減少させることができる内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために1番目の発明によれば、リーン空燃比のもとで継続して燃焼が行われる内燃機関の排気通路内に、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときに流入する排気ガス中のNOを蓄え、流入する排気ガスの空燃比が低下したときに排気ガス中に還元剤が含まれていると蓄えているNOを還元して蓄えているNOの量が減少するNO触媒を配置し、該NO触媒内に蓄えられているイオウの量を減少させるために、NO触媒内に流入する排気ガスの空燃比を、理論空燃比又はリッチ空燃比である目標空燃比に切り替えると共に、該排気ガスの空燃比を目標時間だけ該目標空燃比に保持するようにした内燃機関の排気浄化装置において、前記目標空燃比を前記目標時間に基づいて設定している。
【0008】
また、2番目の発明によれば1番目の発明において、前記目標空燃比を、前記目標時間が長いときには短いときに比べて大きくなるように設定している。
【0009】
また、3番目の発明によれば1番目の発明において、前記目標空燃比を、NO触媒内に流入する排気ガスの空燃比が前記目標空燃比に保持されているときにNO触媒から流出する炭化水素の量が許容上限炭化水素量を越えないように設定している。
【0010】
また、4番目の発明によれば1番目の発明において、前記目標空燃比を、NO触媒内に流入する排気ガスの空燃比が前記目標空燃比に保持されているときにNO触媒から流出する硫化水素の量が許容上限硫化水素量を越えないように設定している。
【0011】
また、5番目の発明によれば1番目の発明において、前記目標時間が機関運転状態又は機関運転履歴に基づいて設定される。
【0012】
また、6番目の発明によれば1番目の発明において、NO触媒内に流入する排気ガスの空燃比を前記目標空燃比に切り替えて前記目標時間だけ保持する空燃比切り替え保持作用が、わずかばかりの時間を隔てて繰り返し行われると共に、空燃比切り替え保持作用が予め定められた設定時間に亘って行われる。
【0013】
なお、本明細書では排気通路の或る位置よりも上流の排気通路、燃焼室、及び吸気通路内に供給された空気と炭化水素HC及び一酸化炭素COのような還元剤との比をその位置における排気ガスの空燃比と称している。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を圧縮着火式内燃機関に適用した場合を示している。なお、本発明は火花点火式内燃機関にも適用することもできる。
【0015】
図1を参照すると、1は機関本体、2はシリンダブロック、3はシリンダヘッド、4はピストン、5は燃焼室、6は電気制御式燃料噴射弁、7は吸気弁、8は吸気ポート、9は排気弁、10は排気ポートをそれぞれ示す。吸気ポート8は対応する吸気枝管11を介してサージタンク12に連結され、サージタンク12は吸気ダクト13を介して排気ターボチャージャ14のコンプレッサ15の出口に連結される。コンプレッサ15の入口には吸気管13aが連結される。図1に示されるように、吸気ダクト13内にはステップモータ16により駆動されるスロットル弁17が配置され、更に吸気ダクト13周りには吸気ダクト13内を流れる吸入空気を冷却するための冷却装置18が配置される。本発明による実施例では、スロットル開度はほぼ全ての運転領域において最大開度に維持され、要求負荷Lがかなり小さくなると最大開度よりも小さくされ、要求負荷Lがゼロになると小さなアイドル開度にされる。
【0016】
一方、排気ポート10は排気マニホルド19及び排気管20を介して排気ターボチャージャ14の排気タービン21の入口に連結され、排気タービン21の出口は排気管20aを介してケーシング22aの入口に連結される。ケーシング22a内には後述するNO触媒22が収容されている。また、ケーシング22aの出口には排気管20bが連結される。
【0017】
更に図1を参照すると、排気マニホルド19とサージタンク12とは排気ガス再循環(以下、EGRと称す)通路24を介して互いに連結され、EGR通路24内には電気制御式EGR制御弁25が配置される。また、EGR通路24周りにはEGR通路24内を流れるEGRガスを冷却するための冷却装置26が配置される。
【0018】
一方、各燃料噴射弁6は燃料供給管6aを介して燃料リザーバ、いわゆるコモンレール27に連結される。このコモンレール27内へは電気制御式の吐出量可変な燃料ポンプ28から燃料が供給され、コモンレール27内に供給された燃料は各燃料供給管6aを介して燃料噴射弁6に供給される。コモンレール27にはコモンレール27内の燃料圧を検出するための燃料圧センサ29が取付けられ、燃料圧センサ29の出力信号に基づいてコモンレール27内の燃料圧が目標燃料圧となるように燃料ポンプ28の吐出量が制御される。
【0019】
電子制御ユニット40はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス41によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)42、RAM(ランダムアクセスメモリ)43、CPU(マイクロプロセッサ)44、入力ポート45及び出力ポート46を具備する。燃料圧センサ29の出力信号は対応するAD変換器47を介して入力ポート45に入力される。吸気管13aには吸入空気量を検出するためのエアフローメータ48が取り付けられる。また、NO触媒22上流の排気管20a内にはNO触媒22内に流入する排気ガスの空燃比を検出するための空燃比センサ49aが取り付けられ、NO触媒22下流の排気管20b内にはNO触媒22から流出した排気ガスの温度を検出するための温度センサ49bが取り付けられる。これらセンサ48,49a,49bの出力電圧はそれぞれ対応するAD変換器47を介して入力ポート45に入力される。ここで、温度センサ49bにより検出される排気ガスの温度はNO触媒22の温度を表している。
【0020】
アクセルペダル50にはアクセルペダル50の踏み込み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ51が接続され、負荷センサ51の出力電圧は対応するAD変換器47を介して入力ポート45に入力される。アクセルペダル50の踏み込み量Lは要求負荷Lを表している。更に入力ポート45にはクランクシャフトが例えば30°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ52が接続される。CPU44ではクランク角センサ52からの出力パルスに基づいて機関回転数Nが算出される。一方、出力ポート46は対応する駆動回路48を介して燃料噴射弁6、スロットル弁駆動用ステップモータ16、EGR制御弁25、及び燃料ポンプ28にそれぞれ接続される。
【0021】
NO触媒22は例えばアルミナを担体とし、この担体上に例えばカリウムK、ナトリウムNa、リチウムLi、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つと、白金Pt、パラジウムPd、ロジウムRh、イリジウムIrのような貴金属とが担持されている。
【0022】
NO触媒は流入する排気ガスの平均空燃比がリーンのときにはNOを蓄え、流入する排気ガスの空燃比が低下したときに排気ガス中に還元剤が含まれていると蓄えているNOを還元して蓄えているNOの量を減少させる蓄積還元作用を行う。
【0023】
NO触媒の蓄積還元作用の詳細なメカニズムについては完全には明らかにされていない。しかしながら、現在考えられているメカニズムを、担体上に白金Pt及びバリウムBaを担持させた場合を例にとって簡単に説明すると次のようになる。
【0024】
即ち、NO触媒に流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもかなりリーンになると流入する排気ガス中の酸素濃度が大巾に増大し、酸素OがO 又はO2−の形で白金Ptの表面に付着する。一方、流入する排気ガス中のNOは白金Ptの表面に付着し白金Ptの表面上でO 又はO2−と反応し、NOとなる(NO+O→NO+O、ここでOは活性酸素)。次いで生成されたNOの一部は白金Pt上でさらに酸化されつつNO触媒内に吸収されて酸化バリウムBaOと結合しながら、硝酸イオンNO の形でNO触媒内に拡散する。このようにしてNOがNO触媒内に蓄えられる。
【0025】
これに対し、NO触媒に流入する排気ガスの空燃比がリッチ又は理論空燃比になると、排気ガス中の酸素濃度が低下してNOの生成量が低下し、反応が逆方向(NO →NO+2O)に進み、斯くしてNO触媒内の硝酸イオンNO がNOの形でNO触媒から放出される。この放出されたNOは排気ガス中に還元剤即ちHC,COが含まれているとこれらHC,COと反応して還元せしめられる。このようにして白金Ptの表面上にNOが存在しなくなるとNO触媒から次から次へとNOが放出されて還元され、NO触媒内に蓄えられているNOの量が次第に減少する。
【0026】
なお、硝酸塩を形成することなくNOを蓄え、NOを放出することなくNOを還元することも可能であると考えられている。また、活性酸素Oに着目すれば、NO触媒はNOの蓄積及び放出に伴って活性酸素Oを生成する活性酸素生成触媒と見ることもできる。
【0027】
図1に示される内燃機関はリーン空燃比AFLのもとでの燃焼が継続して行われており、従ってNO触媒22内に流入する排気ガスの空燃比はリーンに維持されている。その結果、排気ガス中のNOはNO触媒22内に蓄えられる。
【0028】
時間の経過と共にNO触媒22内の蓄積NO量は次第に増大する。そこで本発明による実施例では、NO触媒22内の蓄積NO量が予め定められた許容上限NO量を越えたか否かを判断し、蓄積NO量が許容上限NO量を越えた判断されたときには、NO触媒22内に蓄えられているNOを還元しNO触媒22内の蓄積NO量を減少させるために、NO触媒22内に流入する排気ガスの空燃比を一時的にリッチに切り替えるようにしている。
【0029】
ところで、排気ガス中にはイオウ分がSOの形で含まれており、NO触媒22内にはNOばかりでなくSOも蓄えられる。このSOのNO触媒22内への蓄積メカニズムはNOの蓄積メカニズムと同じであると考えられる。即ち、担体上に白金Pt及びバリウムBaを担持させた場合を例にとって簡単に説明すると、NO触媒22に流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには上述したように酸素OがO 又はO2−の形で白金Ptの表面に付着しており、流入する排気ガス中のSOは白金Ptの表面に付着し白金Ptの表面上でO 又はO2−と反応し、SOとなる。次いで生成されたSOは白金Pt上でさらに酸化されつつNO触媒22内に吸収されて酸化バリウムBaOと結合しながら、硫酸イオンSO の形でNO触媒22内に拡散する。この硫酸イオンSO は次いでバリウムイオンBaと結合して硫酸塩BaSOを生成する。
【0030】
この硫酸塩BaSOは分解しにくく、NO触媒22内に流入する排気ガスの空燃比をただ単にリッチにしてもNO触媒22内の硫酸塩BaSOの量は減少しない。このため、時間が経過するにつれてNO触媒22内の硫酸塩BaSOの量が増大し、その結果NO触媒22が蓄えうるNOの量が減少することになる。
【0031】
ところが、NO触媒22の温度を例えば550℃以上に維持しつつNO触媒22に流入する排気ガスの平均空燃比を理論空燃比又はリッチにすると、NO触媒22内の硫酸塩BaSOが分解してSOの形でNO触媒22から放出される。この放出されたSOは排気ガス中に還元剤即ちHC,COが含まれているとこれらHC,COと反応してSOに還元せしめられる。このようにしてNO触媒22内に硫酸塩BaSOの形で蓄えられているSOの量が次第に減少し、このときNO触媒22からSOがSOの形で流出することがない。
【0032】
そこで本発明による実施例では、NO触媒22内の蓄積SO量が予め定められた許容上限SO量を越えたか否かを判断し、蓄積SO量が許容上限SO量を越えたと判断されたときには、NO触媒22内に蓄えられているSOの量を減少させるために、NO触媒22の温度を必要温度TS(例えば550℃)以上に維持しながら、NO触媒22に流入する排気ガスの平均空燃比を一時的に例えばわずかばかりリッチに維持するリッチ処理を行うようにしている。
【0033】
図2を参照しながら具体的に説明する。図2(A)はNO触媒22内に流入する排気ガスの平均空燃比AVE及びNO触媒22の温度TCATの経時変化を概略的に示している。図2において矢印Xで示されるように、NO触媒22内の蓄積SO量が許容上限SO量を越えたと判断されると、まず、NO触媒22内に流入する排気ガスの空燃比をリーンに維持しながら、NO触媒22の温度TCATを必要温度TS以上に上昇させる昇温処理が行われる。通常、NO触媒22の温度TCATは必要温度TSよりもかなり低くなっているからである。
【0034】
昇温処理を実行するには様々な方法があり、例えばNO触媒22の上流端に電気ヒータを配置して電気ヒータによりNO触媒22又はNO触媒22に流入する排気ガスを加熱する方法や、NO触媒22上流の排気通路内に燃料を二次的に噴射してこの燃料を燃焼させることによりNO触媒22を加熱する方法や、内燃機関から排出される排気ガスの温度を上昇させてNO触媒22の温度を上昇させる方法がある。ここで、内燃機関から排出される排気ガスの温度を上昇させるために、例えば主燃料の噴射時期を遅角することもできるし、又は主燃料に加えて膨張行程中又は排気行程中に追加の燃料を噴射することもできる。
【0035】
本発明による実施例では、昇温処理を行うために例えば排気行程中に追加の燃料を噴射するようにしており、このため図2(A)にYで示されるように、NO触媒22内に流入する排気ガスの平均空燃比が若干小さくなっている。
【0036】
次いで、NO触媒22の温度TCATが必要温度TS以上になると、排気ガスの平均空燃比AVEがわずかばかりリッチに切り替えられ保持される。即ち、リッチ処理が開始される。
【0037】
NO触媒22内に流入する排気ガスの空燃比を一時的にリッチに切り替えるにも様々な方法があり、例えば燃焼室5から排出される排気ガスの空燃比を一時的にリッチに切り替える方法や、NO触媒22上流の排気通路内に追加の燃料ないし還元剤を一時的に噴射する方法がある。ここで、燃焼室5から排出される排気ガスの空燃比をリッチに切り替えるために、例えば燃焼室5内で燃焼せしめられる混合気の空燃比をリッチに切り替えることもできるし、又は圧縮上死点付近で噴射される主燃料に加えて膨張行程中又は排気行程中に追加の燃料を噴射することもできる。本発明による実施例では、昇温処理を行うために例えば排気行程中に追加の燃料を噴射するようにしている。
【0038】
次いで、リッチ処理が開始されてから予め定められた設定時間tCだけ経過すると、排気ガスの平均空燃比AVEがリーンに戻される。この設定時間tCは例えばNO触媒22内の蓄積SO量をほぼゼロにするのに必要な時間であって、予め実験により求められている。
【0039】
ところで、本発明による実施例では、NO触媒22内に流入する排気ガスの空燃比の目標値が設定され、NO触媒22内に実際に流入する排気ガスの空燃比がこの目標値に一致するように、空燃比センサ49aの出力に基づいて上述した追加の燃料の量が制御される。以下では、この目標値を目標空燃比TGTと称することにする。
【0040】
上述した設定時間tCに亘って目標空燃比TGTをわずかばかりリッチに維持することによっても、NO触媒22内に流入する排気ガスの平均空燃比AVEをわずかばかりリッチに維持することができる。
【0041】
しかしながら、本発明による実施例では、目標空燃比TGTを間欠的にリッチ空燃比AFRにすることにより、NO触媒22内に流入する排気ガスの平均空燃比AVEがわずかばかりリッチに維持されるようにしている。
【0042】
図2(B)を参照して詳しく説明すると、目標空燃比TGTがリーン空燃比AFLからリッチ空燃比AFRに切り替えられ保持される。次いで、リッチ時間tRだけ経過すると、即ち目標空燃比TGTがリッチ時間tRだけリッチ空燃比AFRに保持されると、目標空燃比TGTがリーン空燃比AFLに戻される。その結果、NO触媒22の温度TCATが低下し、次いで予め定められた限界温度TTよりも低くなると、目標空燃比TGTが再びリッチ空燃比AFRに切り替えられ、これが設定時間tCに亘って繰り返される。この場合、目標空燃比TGTはリーン時間tLだけリーン空燃比AFLに保持されることになる。なお、この限界温度TTは上述した必要温度TSよりも高く、例えば600℃である。
【0043】
従って、本発明による実施例では、NO触媒22内の蓄積SO量を減少させるために、NO触媒22内に流入する排気ガスの空燃比を目標となる理論空燃比又はリッチ空燃比AFRに切り替えてリッチ時間tRだけ保持する空燃比切り替え保持作用を行い、この空燃比切り替え保持作用をわずかばかりのリーン時間tLを隔てて繰り返し行うと共に、空燃比切り替え保持作用を設定時間tCに亘って行うようにしているということになる。
【0044】
リッチ時間tRは一定値とすることもできるが、本発明による実施例では機関運転状態及び機関運転履歴に応じて設定される。即ち、吸入空気量Gaが多くなってNO触媒22における空間速度が高くなると、酸化されることなくNO触媒22を通過するHC,COの量が多くなる。そこで、図3(A)に示されるように、吸入空気量Gaが多くなるにつれて短くなるようにリッチ時間tRが設定される。
【0045】
一方、目標空燃比TGTがリーンのときには、NO触媒22内に流入する排気ガス中に多量の酸素が含まれており、この多量の酸素がNO触媒22の表面に付着する。このため、目標空燃比TGTをリッチに切り替えた直後は、このとき排気ガス中に含まれるHC,COはNO触媒22表面上の酸素と反応し、概略的に言うと、NO触媒22表面上の酸素がなくなってからようやく硫酸塩の分解が開始される。このNO触媒22表面上の酸素の量は、NO触媒22内に流入する排気ガスの空燃比がリッチからリーンに切り替えられてから、再びリーンからリッチに切り替えるべきまでの時間、即ち直前のリーン時間tLOに依存し、即ち直前のリーン時間tLOが長くなるにつれて多くなる。そこで、図3(A)に示されるように、直前のリーン時間tLOが長くなるにつれて長くなるようにリッチ時間tRが設定される。リッチ時間tRは吸入空気量Ga及び直前のリーン時間tLOの関数として図3(B)に示されるマップの形で予めROM42内に記憶されている。
【0046】
次に、図4から図6を参照してリッチ空燃比AFRの設定方法について説明する。
【0047】
図4(A)の実線は、リッチ処理を一定時間だけ行ったときに得られるNO触媒22の蓄積SO量の減少量QSOを示す実験結果である。図4(A)からわかるように、リッチ空燃比AFRが小さくなるにつれて即ちリッチ度合いが大きくなるにつれて、SO減少量QSOが多くなり、リッチ時間tRが長くなるにつれてSO減少量QSOが多くなる。従って、リッチ処理を短時間で完了させるためには、リッチ空燃比AFRをできるだけ小さくするのが好ましいということになる。
【0048】
一方、図4(A)において破線で示されるのは、実験により得られたSO減少量QSOの各プロットのうち、酸化されることなくNO触媒22から排出されるHCの量QHCが等しいものを結んで得られる等QHC線である。図4(A)からわかるように、概略的に言うと、リッチ空燃比AFRが小さくなるにつれて即ちリッチ度合いが大きくなるにつれて、排出HC量QHCが多くなり、リッチ時間tRが長くなるにつれて排出HC量QHCが多くなる。従って、リッチ処理が行われているときの排出HC量を少なくするためには、リッチ空燃比AFRをできるだけ大きくするのが好ましいということになる。
【0049】
そこで本発明による実施例では、リッチ処理が行われているときの排出HC量QHCが予め定められた許容上限HC量UTHCを越えないように、より好ましくは排出HC量QHCが許容上限HC量UTHCにほぼ一致するように、リッチ空燃比AFRを設定している。このようにすると、排出HC量QHCを少なく維持しながら、SO減少量QSOを多くすることができる。なお、この許容上限HC量UTHCは図4(B)に一点鎖線でもって示されている。
【0050】
この場合のリッチ空燃比AFRは図5に示されるように、リッチ時間tRが長いときには短いときに比べて大きくなる即ちリッチ度合いが小さくなる。このリッチ空燃比AFRは図5に示されるマップの形で予めROM42内に記憶されている。
【0051】
従って、リッチ時間tRが比較的短い場合には図6(A)に示されるように、リッチ空燃比AFRが比較的小さく即ちリッチ度合いが比較的大きくなり、リッチ時間tRが比較的長い場合には図6(B)に示されるように、リッチ空燃比AFRが比較的大きく即ちリッチ度合いが比較的小さくなる。
【0052】
図7は本発明による実施例のリッチ処理制御ルーチンを示している。このリッチ処理制御ルーチンは予め定められた処理サイクル時間毎の割り込みによって実行される。
【0053】
図7を参照すると、まずステップ70ではフラグがセットされているか否かが判別される。このフラグはNO触媒22内の蓄積SO量が許容上限SO量を越えた判断されるとセットされ、リッチ処理が完了するとリセットされるものであり、図8に示されるフラグ制御ルーチンにおいてセットされる。なお、このフラグ制御ルーチンも予め定められた処理サイクル時間毎の割り込みによって実行される。
【0054】
図8を参照すると、まずステップ90では、前回の処理サイクルから今回の処理サイクルまでに燃料噴射弁6から噴射された燃料及び追加の燃料の量の合計値QFが積算値SQFに加算される(SQF=SQF+QF)。NO触媒22内の蓄積SO量は単位時間当たりNO触媒22内に流入するSOの量に依存し、単位時間当たりNO触媒22内に流入するSOの量は燃料噴射弁6から噴射された燃料の量に依存する。従って、一定時間内に燃料噴射弁6から噴射された燃料及び追加の燃料の合計量QFを積算して得られる積算値SQFはNO触媒22内の蓄積SO量を表していることになる。
【0055】
続くステップ91では積算値SQFが上述した許容上限SO量に対応する許容上限値S1よりも大きいか否かが判別される。SQF≦S1のときには処理サイクルを終了し、SQF>S1のときには次いでステップ92に進んでフラグをセットする。次いで、ステップ93では、積算値SQFがゼロに戻される。即ち、本発明による実施例では、積算値SQFが許容上限値S1よりも大きいときには、NO触媒22内の蓄積SO量が許容上限SO量を越えたと判断している。
【0056】
再び図7を参照すると、ステップ70においてフラグがセットされていないときには次いで処理サイクルを終了し、フラグがセットされているときには次いでステップ71に進み、現在の機関運転状態がリッチ処理許可領域内にあるか否かが判別される。即ち、本発明による実施例では、現在の機関運転状態が、図9に示されるように要求負荷L及び機関回転数Nにより定まる機関運転領域のうち、ハッチングで示されるリッチ処理許可領域内にあるときには、リッチ処理が許可され、それ以外はリッチ処理が禁止される。機関低負荷又は低回転運転時には、NO触媒22の温度TCATを上述した必要温度TSまで上昇させるのにかなり大きなエネルギを必要とし、機関高負荷又は高回転運転時には、このときリッチ処理を行うとNO触媒22の温度が過度に高くなる恐れがあるからである。
【0057】
現在の機関運転状態がリッチ処理許可領域内にないときには処理サイクルを終了し、リッチ処理許可領域内にあるときにはステップ72に進み、NO触媒22の温度TCATが必要温度TSよりも高いか否かが判別される。TCAT≦TSのときには次いでステップ73に進み、昇温処理が行われた後に、処理サイクルを終了する。
【0058】
TCAT>TSのときには次いでステップ74に進み、NO触媒22の温度TCATが限界温度TTよりも低いか否かが判別される。TCAT<TTのときには次いでステップ75に進み、図3(B)のマップからリッチ時間tRが算出される。続くステップ76では図5のマップからリッチ空燃比AFRが算出される。続くステップ77では、リッチ時間tRだけ目標空燃比TGTがリッチ空燃比AFRに保持される。続くステップ78では、リッチ処理が開始されてから設定時間tCだけ経過したか否かが判別される。設定時間tCだけ経過していないときには処理サイクルを終了し、設定時間tCだけ経過したときにはステップ79に進んでフラグがリセットされる。
【0059】
図10を参照してリッチ空燃比AFRの設定方法の別の実施例を説明する。
【0060】
図10の実線は、リッチ処理を一定時間だけ行ったときにNO触媒22から排出される硫化水素HSの量QHSを示す実験結果である。図10からわかるように、リッチ空燃比AFRが小さくなるにつれて即ちリッチ度合いが大きくなるにつれて、排出硫化水素量QHSが多くなり、リッチ時間tRが長くなるにつれて排出硫化水素量QHSが多くなる。
【0061】
そこで本発明による別の実施例では、リッチ処理が行われているときの排出硫化水素量QHSが予め定められた許容上限硫化水素量UTHSを越えないように、より好ましくは排出硫化水素量QHSが許容上限硫化水素量UTHSにほぼ一致するように、リッチ空燃比AFRを設定している。このようにすると、排出硫化水素量QHSを少なく維持しながら、SO減少量QSOを多くすることができる。なお、この許容上限硫化水素量UTHSは図10に一点鎖線でもって示されている。この場合のリッチ空燃比AFRも、リッチ時間tRが長いときには短いときに比べて大きくなる即ちリッチ度合いが小さくなる。
【0062】
【発明の効果】
NO触媒から流出する還元剤の量を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】リッチ処理を説明するための図である。
【図3】リッチ時間tRを示す線図である。
【図4】SO減少量QSO及び排出HC量を示す線図である。
【図5】リッチ空燃比AFRを示す線図である。
【図6】本発明の実施例による目標空燃比TGTを示す線図である。
【図7】リッチ処理制御を実行するためのフローチャートである。
【図8】フラグ制御を実行するためのフローチャートである。
【図9】リッチ処理許可領域を示す線図である。
【図10】排出硫化水素量を示す線図である。
【符号の説明】
1…機関本体
6…燃料噴射弁
22…NO触媒

Claims (6)

  1. リーン空燃比のもとで継続して燃焼が行われる内燃機関の排気通路内に、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときに流入する排気ガス中のNOを蓄え、流入する排気ガスの空燃比が低下したときに排気ガス中に還元剤が含まれていると蓄えているNOを還元して蓄えているNOの量が減少するNO触媒を配置し、該NO触媒内に蓄えられているイオウの量を減少させるために、NO触媒内に流入する排気ガスの空燃比を、理論空燃比又はリッチ空燃比である目標空燃比に切り替えると共に、該排気ガスの空燃比を目標時間だけ該目標空燃比に保持するようにした内燃機関の排気浄化装置において、前記目標空燃比を前記目標時間に基づいて設定した内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記目標空燃比を、前記目標時間が長いときには短いときに比べて大きくなるように設定した請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記目標空燃比を、NO触媒内に流入する排気ガスの空燃比が前記目標空燃比に保持されているときにNO触媒から流出する炭化水素の量が許容上限炭化水素量を越えないように設定した請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記目標空燃比を、NO触媒内に流入する排気ガスの空燃比が前記目標空燃比に保持されているときにNO触媒から流出する硫化水素の量が許容上限硫化水素量を越えないように設定した請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記目標時間が機関運転状態又は機関運転履歴に基づいて設定される請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. NO触媒内に流入する排気ガスの空燃比を前記目標空燃比に切り替えて前記目標時間だけ保持する空燃比切り替え保持作用が、わずかばかりの時間を隔てて繰り返し行われると共に、空燃比切り替え保持作用が予め定められた設定時間に亘って行われる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015086798A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の排気浄化装置
JP2018105292A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の排ガス浄化システム及び排ガス浄化用触媒の使用方法

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