JP2004243886A - Air flow direction adjusting mechanism of resistor for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用レジスタの風向調節機構、詳しくは、自動車用空調装置から熱交換後の空気を車内に吹出す吹出口に配設される自動車用レジスタにおいて、吹出空気の風向を自動又は手動で調節可能にする風向調節機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用レジスタとして、風の流れに沿って奥フィン群と前フィン群を配置し、奥フィン群の角度を調節することによって左右方向(又は上下方向)の風向を調節するとともに前フィン群の角度を調節することによって上下方向(又は左右方向)の風向を調節するようにした所謂クロスフィンタイプのレジスタが知られている。
【0003】
しかし、クロスフィンタイプの自動車用レジスタにおいては、図6(A)に示すように、奥フィン群3が風の流れに対して平行なときは奥フィン群3全体にわたって平行な風をつくりだして前フィン群2に送ることができるが、図6(B)に示すように、奥フィン群3を最大角度振ったときは、風向端に位置する奥フィン31Eとこの奥フィンの隣の奥フィン31Dとの間を通った風がレジスタケース1の壁面11に当たり屈曲するようになり、指向性が悪化するという問題があった。
【0004】
そこで、指向性の向上を図るために、特許文献1に記載の自動車用レジスタが提案されている。この自動車用レジスタは、図7に示すように、奥フィン群3の上流側にコントロールフィン4を設け、図7(A)に示すように、奥フィン群3が風の流れに対して平行なときには、コントロールフィン4も風の流れに対して平行となり奥フィン群3全体にわたって平行な風をつくりだして前フィン群2に送り、一方、図7(B)に示すように、奥フィン群3を最大角度振ったときには、風向端に位置する奥フィン31Aの上流側のコントロールフィン4をリンク機構5により奥フィン群3の振り方向とは反対方向へ最大角度振るようにし、上記奥フィン31Aに向かおうとする風の向きをコントロールフィン4によって内側へ屈曲させることにより指向性の向上を図るようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開昭63−315853号公報(図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図7図示の自動車用レジスタによると、奥フィン群3を最大角度振ったとき、コントロールフィン4による屈曲された風向によって平行な風の流れに乱れが生じ、吹出空気の流速が小さくなるという問題がある。
【0007】
本発明は、奥フィン群に限らず前フィン群に対しても適用可能であるが、上記のような従来技術の問題点を解決し、指向性の向上を図るとともに吹出空気の流速の低下を抑制することができる自動車用レジスタの風向調節機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る自動車用レジスタの風向調節機構は、フィン群の上流側にコントロールフィンを設け、該コントロールフィンは、前記フィン群を最大角度振ったとき、該フィン群の振り角とほぼ同じ振り角となりかつ前記フィン群のうち風向端に位置するフィンの上流端からほぼ連続して位置することを特徴とする。ここで、上記フィン群は、奥フィン群のみでなく前フィン群も含まれる。
【0009】
請求項1に係る自動車用レジスタの風向調節機構において、フィン群が最大角度振られたとき、コントロールフィンはフィン群のうち風向端に位置するフィンの上流端からほぼ連続して位置するようになり、上記フィンとこのフィンの隣のフィンとの間に向かおうとする風はコントロールフィンによって外側つまりレジスタケースの壁面に向かうように屈曲される。したがって、風向端に位置するフィンとこのフィンの隣のフィンとの間に風が流れ込まなくなり、指向性が向上する。また、レジスタケースの壁面側における風は、風向端に位置するフィンによって遮断され吹出空気とはならないため、コントロールフィンによってレジスタケースの壁面に向かって風が屈曲されるようになっても、この屈曲した風によって吹出空気に乱れは発生せず、吹出空気の流速は減速しない。
【0010】
ここで、前記フィン群が風の流れに対して平行なとき、前記コントロールフィンを風の流れに対して平行に位置させることにより、正面吹出時の吹出空気の流速を十分な速さに保つことができる。
【0011】
前記コントロールフィンが、その下流端に回転軸を有するものである場合、風向端に位置するフィンに対してコントロールフィンをより接近させることができ、指向性をより一層向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動車用レジスタの風向調節機構の平面図、図2は、その変形例の平面図、図3は、第2実施形態に係る自動車用レジスタの風向調節機構の平面図、図4は、その変形例の平面図、図5は、さらに他の変形例の平面図をそれぞれ示す。
【0014】
図1において、第1実施形態に係る自動車用レジスタの風向調節機構は、レジスタケース1の前面に前フィン群2が配置され、前フィン群2の上流側に奥フィン群3が配置されている。この風向調節機構は、正面視右寄りの風を吹出すレジスタに用いて好適な風向調節機構である。
【0015】
前フィン群2は、上下方向に平行に配列された複数の前フィン21からなり、各前フィン21は、上下方向の連結レバー22によって互いに連結されている。各前フィン21は、連結レバー22がノブ23の手動操作によって上下方向へ移動することにより、軸24を中心として同時に上下方向に振られ、その振り角度によって上下方向の風向を調節できるよう構成されている。
【0016】
奥フィン群3は、左右方向に平行に配列された複数の奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eからなり、各奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eは、左右方向の連結レバー32によって互いに連結されている。各奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eは、連結レバー32がノブ23の手動操作、あるいは、図示しないアクチュエータの動作によって左右方向へ移動することにより、回転軸33を中心として同時に左右方向に振られ、その振り角度によって左右方向の風向を調節できるよう構成されている。
【0017】
奥フィン群3の上流側には、奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eと同様な形状を有するコントロールフィン4が設けられている。コントロールフィン4は、連結レバー32から伸びた駆動レバー41が連結レバー32の左右方向への移動に連動して左右方向へ移動することにより、回転軸42を中心として左右方向に振られ、その振り角度が奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eの振り角度と一致するよう構成されている。
【0018】
次に、コントロールフィン4の動作を説明する。
【0019】
図1(A)に示す正面吹出時には、コントロールフィン4は、各奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eの振り角と同じ0°の振り角で風の流れ方向と平行であり、コントロールフィン4を設けたことによる圧力損失は殆ど生じない。
【0020】
各奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eを正面視右側に最大角度振ると、コントロールフィン4も駆動レバー41によって奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eと連動して最大角度振られ、図1(B)に示す状態へと変化する。図1(B)に示す状態においては、コントロールフィン4は、風向端に位置する奥フィンつまり風向の最も外側に位置する奥フィン(図1では、風向が右方向であるため右端の奥フィン31Eとなる)の上流端31aからほぼ連続して位置している。また、コントロールフィン4は、右端の奥フィン31Eとその隣の奥フィン31Dとの間に形成される空気通路をその上流側においてほぼ塞いでいる。したがって、右端の奥フィン31Eとその隣の奥フィン31Dとの間に向かおうとする風はコントロールフィン4によってレジスタケース1の右壁面11に向かうように屈曲される。したがって、右端の奥フィン31Eとその隣の奥フィン31Dとの間に風が流れ込まなくなり、指向性が向上する。また、レジスタケース1の右壁面11側における風は、右端の奥フィン31Eによって遮断され吹出空気とはならないため、コントロールフィン4によってレジスタケース1の右壁面11に向かって風が屈曲されるようになっても、この屈曲した風によって吹出空気(右端の奥フィン31Eの隣の奥フィン31D以外の奥フィン31A,31B,31D間を通過する吹出空気)に乱れは発生せず、吹出空気の流速は減速しない。
【0021】
図2に示す風向調節機構は、正面視左寄りの風を吹出すレジスタに用いて好適な風向調節機構であり、コントロールフィン4は、図2(A)に示す正面吹出時には、各奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eの振り角と同じ0°の振り角で風の流れ方向と平行であり、各奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eを正面視左側に最大角度振ると、コントロールフィン4も駆動レバー41によって奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eと連動して最大角度振られ、図2(B)に示す状態へと変化する。図2(B)に示す状態においては、コントロールフィン4は、風向端に位置する奥フィンつまり風向の最も外側に位置する奥フィン(図2では、風向が左方向であるため左端の奥フィン31Aとなる)の上流端31aからほぼ連続して位置している。また、コントロールフィン4は、左端の奥フィン31Aとその隣の奥フィン31Bとの間に形成される空気通路をその上流側においてほぼ塞いでいる。したがって、左端の奥フィン31Aとその隣の奥フィン31Bとの間に向かおうとする風はコントロールフィン4によってレジスタケース1の左壁面12に向かうように屈曲される。したがって、左端の奥フィン31Aとその隣の奥フィン31Bとの間に風が流れ込まなくなり、指向性が向上する。また、レジスタケース1の左壁面12側における風は、左端の奥フィン31Aによって遮断され吹出空気とはならないため、コントロールフィン4によってレジスタケース1の左壁面12に向かって風が屈曲されるようになっても、この屈曲した風によって吹出空気(左端の奥フィン31Aの隣の奥フィン31B以外の奥フィン31C,31D,31E間を通過する吹出空気)に乱れは発生せず、吹出空気の流速は減速しない。
【0022】
図3に示す風向調節機構は、コントロールフィン4の下流端に回転軸42を設けるようにしたことを特徴としており、図1図示の風向調節機構と同様、正面視右寄りの風を吹出すレジスタに用いて好適な風向調節機構である。
【0023】
図3(A)に示す正面吹出時には、コントロールフィン4は、各奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eの振り角と同じ0°の振り角で風の流れ方向と平行であり、コントロールフィン4を設けたことによる圧力損失は殆ど生じない。
【0024】
各奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eを正面視右側に最大角度振ると、コントロールフィン4も駆動レバー41によって奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eと連動して最大角度振られ、図3(B)に示す状態へと変化する。図3(B)に示す状態においては、コントロールフィン4は、風向端に位置する奥フィンつまり風向の最も外側に位置する奥フィン(図3では、風向が右方向であるため右端の奥フィン31Eとなる)の上流端31aからほぼ連続して位置している。このコントロールフィン4と右端の奥フィン31Eとの接近の度合いは、図1図示の実施形態と比べ大きい。その理由は、本実施形態のコントロールフィン4の回転軸42はコントロールフィン4の下流端に設けられており、右端の奥フィン31Eを最大角度振ったときにこの奥フィン31Eの上流端31aと接触するくらいの位置に回転軸42を配することが可能であるのに対し、図1図示の実施形態では、コントロールフィン4がバタフライ式であり、奥フィン群3を最大角度振ったときに、コントロールフィン4の下流端と右端の奥フィン31Eの上流端31aとを十分に接近させることが不可能なためである。また、コントロールフィン4は、右端の奥フィン31Eとその隣の奥フィン31Dとの間に形成される空気通路をその上流側においてほぼ塞いでいる。したがって、右端の奥フィン31Eとその隣の奥フィン31Dとの間に向かおうとする風はコントロールフィン4によってレジスタケース1の右壁面11に向かうように屈曲される。したがって、右端の奥フィン31Eとその隣の奥フィン31Dとの間に風が流れ込まなくなり、指向性が向上する。また、レジスタケース1の右壁面11側における風は、右端の奥フィン31Eによって遮断され吹出空気とはならないため、コントロールフィン4によってレジスタケース1の右壁面11に向かって風が屈曲されるようになっても、この屈曲した風によって吹出空気(右端の奥フィン31Eの隣の奥フィン31D以外の奥フィン31A,31B,31D間を通過する吹出空気)に乱れは発生せず、吹出空気の流速は減速しない。そして、本実施形態の場合、上述したように、コントロールフィン4が、その下流端に回転軸42を有するものであるため、風向端に位置する奥フィン31Eに対してコントロールフィン4をより接近させることができ、指向性をより一層向上させることができる。
【0025】
図4に示す風向調節機構は、コントロールフィン4の下流端に回転軸42を設けるようにしたことを特徴としており、図2図示の風向調節機構と同様、正面視左寄りの風を吹出すレジスタに用いて好適な風向調節機構である。
【0026】
図4(A)に示す正面吹出時には、コントロールフィン4は、各奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eの振り角と同じ0°の振り角で風の流れ方向と平行であり、コントロールフィン4を設けたことによる圧力損失は殆ど生じない。
【0027】
各奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eを正面視左側に最大角度振ると、コントロールフィン4も駆動レバー41によって奥フィン31A,31B,31C,31D,31Eと連動して最大角度振られ、図4(B)に示す状態へと変化する。図4(B)に示す状態においては、コントロールフィン4は、風向端に位置する奥フィンつまり風向の最も外側に位置する奥フィン(図4では、風向が左方向であるため左端の奥フィン31Aとなる)の上流端31aからほぼ連続して位置している。このコントロールフィン4と左端の奥フィン31Aとの接近の度合いは、図2図示の実施形態と比べ大きい。その理由は、本実施形態のコントロールフィン4の回転軸42はコントロールフィン4の下流端に設けられており、左端の奥フィン31Aを最大角度振ったときにこの奥フィン31Aの上流端31aと接触するくらいの位置に回転軸42を配することが可能であるのに対し、図2図示の実施形態では、コントロールフィン4がバタフライ式であり、奥フィン群3を最大角度振ったときに、コントロールフィン4の下流端と左端の奥フィン31Aの上流端31aとを十分に接近させることが不可能なためである。また、コントロールフィン4は、左端の奥フィン31Aとその隣の奥フィン31Bとの間に形成される空気通路をその上流側においてほぼ塞いでいる。したがって、左端の奥フィン31Aとその隣の奥フィン31Bとの間に向かおうとする風はコントロールフィン4によってレジスタケース1の左壁面12に向かうように屈曲される。したがって、左端の奥フィン31Aとその隣の奥フィン31Bとの間に風が流れ込まなくなり、指向性が向上する。また、レジスタケース1の左壁面12側における風は、左端の奥フィン31Aによって遮断され吹出空気とはならないため、コントロールフィン4によってレジスタケース1の左壁面12に向かって風が屈曲されるようになっても、この屈曲した風によって吹出空気(左端の奥フィン31Aの隣の奥フィン31B以外の奥フィン31C,31D,31E間を通過する吹出空気)に乱れは発生せず、吹出空気の流速は減速しない。そして、本実施形態の場合、上述したように、コントロールフィン4が、その下流端に回転軸42を有するものであるため、風向端に位置する奥フィン31Aに対してコントロールフィン4をより接近させることができ、指向性をより一層向上させることができる。
【0028】
図5に示す風向調節機構は、二枚のコントロールフィン4A,4Bを設けたことを特徴としており、正面視右寄りの風のみならず正面視左寄りの風も吹出すレジスタに用いて好適な風向調節機構である。
【0029】
図5(A)に示す正面吹出時には、コントロールフィン4A,4Bは、奥フィン群3の振り角と同じ0°の振り角で風の流れ方向と平行であり、コントロールフィン4A,4Bを設けたことによる圧力損失は殆ど生じない。
【0030】
奥フィン群3を正面視右側に最大角度振ると、コントロールフィン4A,4Bも駆動レバー41によって奥フィン群3と連動して最大角度振られ、図5(B)に示す状態へと変化する。図5(B)に示す状態においては、コントロールフィン4Aは、風向端に位置する奥フィンつまり風向の最も外側に位置する奥フィン(図5では、風向が右方向であるため右端の奥フィン31Eとなる)の上流端31aからほぼ連続して位置している。また、コントロールフィン4Aは、右端の奥フィン31Eとその隣の奥フィン31Dとの間に形成される空気通路をその上流側においてほぼ塞いでいる。したがって、右端の奥フィン31Eとその隣の奥フィン31Dとの間に向かおうとする風はコントロールフィン4Aによってレジスタケース1の右壁面11に向かうように屈曲される。したがって、右端の奥フィン31Eとその隣の奥フィン31Dとの間に風が流れ込まなくなり、指向性が向上する。また、レジスタケース1の右壁面11側における風は、右端の奥フィン31Eによって遮断され吹出空気とはならないため、コントロールフィン4Aによってレジスタケース1の右壁面11に向かって風が屈曲されるようになっても、この屈曲した風によって吹出空気に乱れは発生せず、吹出空気の流速は減速しない。
【0031】
また、奥フィン群3を正面視左側に最大角度振ると、コントロールフィン4も駆動レバー41によって奥フィン群3と連動して最大角度振られ、図5(B)に二点鎖線で示すように、コントロールフィン4Bは、風向端に位置する奥フィンつまり風向の最も外側に位置する奥フィン(風向が左方向であるため左端の奥フィン31Aとなる)の上流端31aからほぼ連続して位置している。また、コントロールフィン4Bは、左端の奥フィン31Aとその隣の奥フィン31Bとの間に形成される空気通路をその上流側においてほぼ塞いでいる。したがって、左端の奥フィン31Aとその隣の奥フィン31Bとの間に向かおうとする風はコントロールフィン4Bによってレジスタケース1の左壁面12に向かうように屈曲される。したがって、左端の奥フィン31Aとその隣の奥フィン31Bとの間に風が流れ込まなくなり、指向性が向上する。また、レジスタケース1の左壁面12側における風は、左端の奥フィン31Aによって遮断され吹出空気とはならないため、コントロールフィン4によってレジスタケース1の左壁面12に向かって風が屈曲されるようになっても、この屈曲した風によって吹出空気に乱れは発生せず、吹出空気の流速は減速しない。
【0032】
なお、上記各実施形態では、コントロールフィン4は奥フィン群3に対して整流作用を発揮するが、前フィン群2の上流側にコントロールフィン4を設け前フィン群2に対して整流作用をするようコントロールフィン4を構成するようにしてもよい。
【0033】
以上説明したように、本実施形態に係る自動車用レジスタの風向調節機構は、フィン群2又は3の上流側にコントロールフィン4(4A,4B)を設け、コントロールフィン4(4A,4B)は、フィン群2又は3を最大角度振ったとき、フィン群2又は3の振り角とほぼ同じ振り角となりかつフィン群2又は3のうち風向端に位置するフィン例えば3E又は3Aの上流端例えば31aからほぼ連続して位置する。このため、フィン例えば3E又は3Aとこのフィン例えば3E又は3Aの隣のフィン例えば3D又は3Bとの間に向かおうとする風はコントロールフィン4(4A,4B)によって外側つまりレジスタケース1の壁面11又は12に向かうように屈曲される。したがって、風向端に位置するフィン例えば3E又は3Aとこのフィン例えば3E又は3Aの隣のフィン例えば3D又は3Bとの間に風が流れ込まなくなり、指向性が向上する。また、レジスタケース1の壁面11又は12側における風は、風向端に位置するフィン例えば3E又は3Aによって遮断され吹出空気とはならないため、コントロールフィン4(4A,4B)によってレジスタケース1の壁面11又は12に向かって風が屈曲されるようになっても、この屈曲した風によって吹出空気に乱れは発生せず、吹出空気の流速は減速しない。
【0034】
【発明の効果】
本発明の自動車用レジスタの風向調節機構によると、指向性の向上を図るとともに吹出空気の流速の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動車用レジスタの風向調節機構の平面図である。
【図2】その変形例の平面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る自動車用レジスタの風向調節機構の平面図である。
【図4】その変形例の平面図である。
【図5】更に他の変形例の平面図である。
【図6】従来の自動車用レジスタの風向調節機構の平面図である。
【図7】従来の他の自動車用レジスタの風向調節機構の平面図である。
【符号の説明】
2 前フィン群
3 奥フィン群
3E(図1、図3)、3A(図2、図4) 風向端に位置するフィン
31a 上流端
4,4A,4B コントロールフィン
42 回転軸[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a wind direction adjusting mechanism for a vehicle register, and more particularly, to a vehicle register arranged at an outlet for blowing air after heat exchange from a vehicle air conditioner into a vehicle, automatically or manually adjusting a wind direction of blown air. The present invention relates to a wind direction adjusting mechanism which can be adjusted by a wind direction.
[0002]
[Prior art]
A rear fin group and a front fin group are arranged as a vehicle register along the flow of wind, and by adjusting the angle of the rear fin group, the wind direction in the left-right direction (or up-down direction) is adjusted and the angle of the front fin group is adjusted. There is known a so-called cross-fin type register in which the wind direction in the vertical direction (or the horizontal direction) is adjusted by adjusting the wind direction.
[0003]
However, in the cross fin type automobile register, as shown in FIG. 6A, when the
[0004]
Therefore, in order to improve the directivity, an automotive register described in
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-63-315853 (FIG. 2)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the automotive register shown in FIG. 7, when the
[0007]
The present invention can be applied not only to the back fin group but also to the front fin group.However, it is possible to solve the above-mentioned problems of the prior art, improve the directivity, and reduce the flow velocity of the blown air. It is an object of the present invention to provide a wind direction adjusting mechanism for an automobile register that can suppress the wind direction.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The wind direction adjusting mechanism for a vehicle register according to
[0009]
In the wind direction adjusting mechanism for an automobile register according to
[0010]
Here, when the fin group is parallel to the flow of the wind, by keeping the control fins parallel to the flow of the wind, it is possible to keep the flow velocity of the blown air at the time of the front blowing at a sufficient speed. Can be.
[0011]
When the control fin has a rotation axis at its downstream end, the control fin can be made closer to the fin located at the wind direction end, and the directivity can be further improved.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0013]
FIG. 1 is a plan view of a wind direction adjusting mechanism of a vehicle register according to a first embodiment of the present invention, FIG. 2 is a plan view of a modification thereof, and FIG. 3 is a wind direction of a vehicle register according to a second embodiment. FIG. 4 is a plan view of an adjustment mechanism, FIG. 4 is a plan view of a modification, and FIG. 5 is a plan view of another modification.
[0014]
In FIG. 1, the wind direction adjusting mechanism for a vehicle register according to the first embodiment has a
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
A
[0018]
Next, the operation of the
[0019]
At the time of front blowing shown in FIG. 1A, the
[0020]
When each of the
[0021]
The wind direction adjusting mechanism shown in FIG. 2 is a wind direction adjusting mechanism suitable for use in a register that blows out a wind that is leftward when viewed from the front. The
[0022]
The airflow direction adjusting mechanism shown in FIG. 3 is characterized in that a
[0023]
At the time of front blowing shown in FIG. 3A, the
[0024]
When each of the
[0025]
The airflow direction adjusting mechanism shown in FIG. 4 is characterized in that a
[0026]
At the time of front blowing shown in FIG. 4A, the
[0027]
When each of the
[0028]
The wind direction adjusting mechanism shown in FIG. 5 is characterized in that two
[0029]
At the time of front blowing shown in FIG. 5A, the
[0030]
When the
[0031]
When the
[0032]
In each of the above embodiments, the
[0033]
As described above, the wind direction adjusting mechanism of the automotive register according to the present embodiment is provided with the control fins 4 (4A, 4B) on the upstream side of the
[0034]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the wind direction adjustment mechanism of the automotive register of this invention, a directivity can be improved and the fall of the flow velocity of blown air can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a wind direction adjusting mechanism of an automobile register according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the modification.
FIG. 3 is a plan view of a wind direction adjusting mechanism of an automobile register according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a plan view of the modification.
FIG. 5 is a plan view of still another modified example.
FIG. 6 is a plan view of a conventional wind direction adjusting mechanism of an automobile register.
FIG. 7 is a plan view of a wind direction adjusting mechanism of another conventional automobile register.
[Explanation of symbols]
2
Claims (3)
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2003
- 2003-02-13 JP JP2003035489A patent/JP2004243886A/en active Pending
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