JP2004243190A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

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勝興 小倉
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保彦 鈴木
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Abstract

【課題】第1発酵槽と第2発酵槽とで交互に一次発酵と二次発酵とを行わせると共に、一方の発酵槽で一次発酵した中間発酵物を移動させないでそのまま二次発酵を行わせるので、各発酵槽内の生ゴミを完全に二次発酵が完了した完熟状態に順次させることができ、直ぐに肥料として利用できる生ゴミ処理装置を提供すること。
【解決手段】切替え装置である槽選択操作部3Aの切替えによる第1発酵槽11Aと第2発酵槽11Bとの一方の発酵槽内へ温風を主に供給すると共にこの一方の発酵槽内からガスを主に排気している状態で、所定量の生ゴミが投入された一方の発酵槽の第1又は第2攪拌機構21A、21B、第1又は第2ヒータ32A、32Bを制御しながら一次発酵させて中間発酵物にした後、槽選択操作部3Aの切替えによる他方の発酵槽を一次発酵槽とすると共に前記一方の発酵槽を二次発酵槽とする。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、生ゴミを発酵させて肥料にする生ゴミ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゴミは焼却したり、埋めることによって処理していた。しかし、近年、ゴミの量が多く、焼却能力を遥かに超えるとともに、埋め立て地の確保も困難になってきている。そこで、ゴミを減らす目的で、ゴミの再利用が図られている。このゴミの再利用の一環として、生ゴミ処理装置を使用し、生ゴミを発酵させて肥料にすることが行われている。
【0003】
ここで、生ゴミ処理装置の概要について説明する。生ゴミ処理装置は、通常、発酵槽内で生ゴミを攪拌しながら一次発酵させて中間発酵物にした後、この中間発酵物を所定の間隔で攪拌しながら二次発酵させることにより、生ゴミを肥料にする構成とされている。このように生ゴミを肥料にする場合、生ゴミを一次発酵させた後、さらに二次発酵させなければならないので、1つの発酵槽で肥料を製造すると、二次発酵させているときは一次発酵させることができなくなる。そこで、生ゴミから肥料を効率よく製造するため、第1発酵槽で生ゴミを一次発酵させて中間発酵物にした後、この中間発酵物を第2発酵槽へ移動させて二次発酵させる生ゴミ処理装置が提案されている。なお、このような生ゴミ処理装置は、例えば特開平6−262161号公報に開示されている。
【0004】
【特許文献】
特開平6−262161号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の生ゴミ処理装置は、第1発酵槽から第2発酵槽へ一次発酵させた中間発酵物を移動させるのを、オーバフローさせることによって行っているので、第1発酵槽内へ投入された生ゴミが一次発酵しないうちに、又はそのまま第2発酵槽へ常に移動するため、完全に二次発酵を完了した肥料を得られなくなる。なお、このように二次発酵が完了していない生ゴミを肥料として使用すると、土壌中で二次発酵が行われることによって土壌のpH値が5〜6になることにより、植物が枯れる場合がある。
【0006】
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、第1発酵槽と第2発酵槽とで交互に一次発酵と二次発酵とを行わせると共に、一方の発酵槽で一次発酵した中間発酵物を移動させないでそのまま二次発酵を行わせるので、各発酵槽内の生ゴミを完全に二次発酵が完了した完熟状態に順次させることができ、直ぐに肥料として利用することができる生ゴミ処理装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このために第1の発明は、第1攪拌機構を備えた第1発酵槽と、この第1発酵槽内へ空気を供給する第1空気供給路と、前記第1発酵槽を加熱する第1ヒータと、前記第1発酵槽内の排気口部分に配設された第1フィルタと、第2攪拌機構を備えた第2発酵槽と、この第2発酵槽内へ空気を供給する第2空気供給路と、前記第2発酵槽を加熱する第2ヒータと、前記第2発酵槽内の排気口部分に配設された第2フィルタと、前記両排気口の一方を開放させると共に他方をわずかに開けた状態で閉じる排気口選択機構と、この排気口選択機構に接続され前記第1発酵槽内のガス及び前記第2発酵槽内のガスを排気する排気機構と、前記第1発酵槽又は第2発酵槽の一方を一次発酵槽とするように作業者が切替える切替え装置とを備え、前記切替え装置の切替えによる前記第1発酵槽と第2発酵槽との一方の発酵槽内へ温風を主に供給すると共にこの一方の発酵槽内からガスを主に排気している状態で、所定量の生ゴミが投入された一方の発酵槽に対応する前記第1又は第2攪拌機構及び第1又は第2ヒータを制御しながら一次発酵させて中間発酵物にした後、前記切替え装置の切替えによる他方の発酵槽を一次発酵槽とすると共に前記一方の発酵槽を二次発酵槽とすることを特徴とする。
【0008】
第2の発明は、第1の発明に係る生ゴミ処理装置において、前記排気機構の排気通路内を流れるガスの熱を利用して前記第1空気供給路及び第2空気供給路へ供給する空気を加熱する熱交換器を設けたことを特徴とする。
【0009】
第3の発明は、第1の発明に係る生ゴミ処理装置において、前記第1発酵槽内の湿度を検出する第1発酵槽湿度センサと、前記第2発酵槽内の湿度を検出する第2発酵槽湿度センサとを設け、前記第1発酵槽湿度センサの出力に基づいて前記第1攪拌機構及び第1ヒータを制御し、前記第2発酵槽湿度センサの出力に基づいて前記第2攪拌機構及び第2ヒータを制御することを特徴とする。
【0010】
第4の発明は、第1の発明に係る生ゴミ処理装置において、所定時間毎に又は所定時刻毎に前記切替え装置の切替えにより一次発酵槽とされた発酵槽の湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサが設定値以上の湿度を検出した場合には通常の運転動作を行うように制御し設定値未満の湿度を検出した場合には対応する前記攪拌機構を停止すると共に対応する第1又は第2ヒータを非通電とするように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
【0011】
第5の発明は、第1の発明に係る生ゴミ処理装置において、電源が投入されてから所定時間経過後に前記切替え装置の切替えにより一次発酵槽とされた発酵槽の湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサが設定値以上の湿度を検出した場合には通常の運転動作を行うように制御し設定値未満の湿度を検出した場合には対応する前記第1又は第2攪拌機構を停止すると共に対応する第1又は第2ヒータを非通電とするように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
【0012】
第6の発明は、第3の発明に係る生ゴミ処理装置において、前記切替え装置の切替えにより他方の発酵槽を一次発酵槽とすると共に前記一方の発酵槽を二次発酵槽とした場合に、対応する前記第1又は第2発酵槽湿度センサにより前記一方の発酵槽の水分が所定量より多いことが検出された場合に対応する前記第1又は第2攪拌機構を運転させると共に対応する第1又は第2ヒータを通電状態とするように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
【0013】
第7の発明は、第1の発明に係る生ゴミ処理装置において、脱臭材を前記排気機構の排気通路内に着脱可能に配設したことを特徴とする。
【0014】
第8の発明は、第7の発明に係る生ゴミ処理装置において、前記排気口選択機構よりも上流で、前記排気機構の排気通路内に配設された前記脱臭材よりも上流の前記排気通路内にフィルタを配設したことを特徴とする。
【0015】
第9の発明は、第2の発明に係る生ゴミ処理装置において、脱臭材を触媒用ヒータと、この触媒用ヒータの下流に配設された触媒とから構成して前記排気機構の排気通路内に配設し、前記触媒用ヒータを前記熱交換器よりも上流に配設したことを特徴とする。
【0016】
第10の発明は、第2の発明に係る生ゴミ処理装置において、脱臭材を触媒用ヒータと、この触媒用ヒータの下流に配設された触媒とから構成して前記排気機構の排気通路内に配設し、前記触媒は前記熱交換器よりも上流に配設されていることを特徴とする。
【0017】
第11の発明は、第1の発明に係る生ゴミ処理装置において、前記切替え装置の切替えにより二次発酵槽とされた発酵槽に対応する第1又は第2ヒータによる加熱を一次発酵槽とされた場合より弱く加熱すると共に対応する第1又は第2攪拌機構を停止し、二次発酵するに必要な所定時間経過後は二次発酵槽とされた発酵槽に対応する前記第1又は第2ヒータによる加熱を停止するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態である生ゴミ処理装置1の正面図、図2は同じく生ゴミ処理装置1の平面図、図3は同じく生ゴミ処理装置1の右側面図、図4は生ゴミ処理装置1の概略構成を示す説明図、図5は生ゴミ処理装置1内部の正面図、図6は生ゴミ処理装置1内部の平面図、図7は生ゴミ処理装置1内部の右側面図、図8及び図9は操作パネル2A、2Bの正面図である。なお、図7又は図8において、排気口選択機構及び脱臭材を見易くするために一部が破断されている。
【0019】
これらの図において、生ゴミ処理装置1の上面には段差部が形成され、後部の高い上面1Aと前部の低い上面1Bとが形成されている。また、前面1Cには前記操作パネル2A、2Bが設けられ、図8に示すように、右の操作パネル2Aには先ず最初に使用するのが右の第1発酵槽11Aか左の第2発酵槽11Bかを選択するための槽選択操作部(切替え装置)3A、第1攪拌機構21Aを「自動」か「取出(手動)」で作動させるための攪拌選択操作部4A、この攪拌選択操作部4Aで「取出(手動)」が選択されている場合にシャフト22A及び攪拌羽根23Aを正転させて肥料を取り出すための「取出」か逆転させるための「逆転」を選択するための取出攪拌選択操作部5A、ゴミ投入禁止表示部6A及びゴミ投入可表示部7Aが設けられている。
【0020】
また、図9に示すように、左の操作パネル2Bには第2攪拌機構21Bを「自動」か「取出(手動)」で作動させるための攪拌選択操作部4B、この攪拌選択操作部4Bで「取出(手動)」が選択されている場合にシャフト22B及び攪拌羽根23Bを正転させて肥料を取り出すための「取出」か逆転させるための「逆転」を選択するための取出攪拌選択操作部5B、ゴミ投入禁止表示部6B、ゴミ投入可表示部7B及び異常である旨を表示するための異常表示部8Bが設けられている。
【0021】
そして、作業者が槽選択操作部3Aにキーを挿入して回動操作することにより、先ず最初に使用するのが右の第1発酵槽11Aか左の第2発酵槽11Bかを選択することができ、この選択された右の第1発酵槽11Aか左の第2発酵槽11Bに対応する攪拌選択操作部4A又は4Bに同様に前記キーを挿入して回動操作することにより対応する第1攪拌機構21A又は第2攪拌機構21Bを「自動」運転させるか「取出(手動)」運転させるかを選択することができ、この場合に「取出(手動)」が選択されている場合には取出攪拌選択操作部5A又は5Bかの摘みを回動操作することにより対応するシャフト22A,22B及び攪拌羽根23A,23Bを正転させる「取出」又は「逆転」させるかを選択することができ、この摘みを離すと中央に戻るよう構成されている。この場合、取出攪拌選択操作部5Aか5Bかの摘みを回動操作している間は、そのように作動(「取出」か「逆転」かの動作)するように構成されている。
【0022】
11Aは第1発酵槽を示し、この第1発酵槽11A上面の前側に投入口12Aが設けられ、第1発酵槽11A上面の後側に排気口13Aが設けられるとともに、前面の下側に排出口14Aが設けられている。そして、前記投入口12Aを開閉可能な投入口蓋15Aが取り付けられ、排出口14Aを開閉可能な排出口蓋17Aが取り付けられている。
【0023】
21Aは第1発酵槽11Aに配設された第1攪拌機構を示し、第1発酵槽11Aに、回転可能に水平状態で配設されたシャフト22Aと、このシャフト22Aに取り付けられた複数の攪拌羽根23Aと、第1発酵槽11Aの背面側へ突出したシャフト22Aの部分に取り付けられたスプロケット24Aと、第1発酵槽11Aの外側に配設されたモータ25Aと、このモータ25Aの軸に取り付けられたスプロケット26Aと、両スプロケット24A,26Aに張架されたチェーン27Aとで構成されており、第1発酵槽11A内の生ゴミなどを攪拌して酸素を供給するものである。
【0024】
31Aは筒状の第1空気供給路を示し、第1発酵槽11A内へ空気(酸素)を供給するものである。32Aは第1発酵槽11Aの外側に配設された4つの第1ヒータを示し、例えばプレートヒータで、第1発酵槽11Aを加熱するものである。33Aは第1フィルタを示し、第1発酵槽11A内の排気口13A部分に着脱可能に配設され、粉塵を捕集するものである。
【0025】
11Bは第2発酵槽を示し、この第2発酵槽11Bの上面の前側に投入口12Bが設けられ、第2発酵槽11Bの上面の後側に排気口13Bが設けられるとともに、前面の下側に排出口14Bが設けられている。そして、前記投入口12Bを開閉可能な投入口蓋15Bが取り付けられ、排出口14Bを開閉可能な排出口蓋17Bが取り付けられている。
【0026】
21Bは第2発酵槽11Bに配設された第1攪拌機構を示し、第2発酵槽11Bに、回転可能に水平状態で配設されたシャフト22Bと、このシャフト22Bに取り付けられた複数の攪拌羽根23Bと、第2発酵槽11Bの背面側へ突出したシャフト22Bの部分に取り付けられたスプロケット24Bと、第2発酵槽11Bの外側に配設されたモータ25Bと、このモータ25Bの軸に取り付けられたスプロケット26Bと、両スプロケット24B,26Bに張架されたチェーン27Bとで構成されており、第1発酵槽11B内の生ゴミなどを攪拌して酸素を供給するものである。
【0027】
31Bは筒状の第2空気供給路を示し、第2発酵槽11B内へ空気(酸素)を供給するものである。32Bは第2発酵槽11Bの外側に配設された4つの第2ヒータを示し、例えばプレートヒータで、第2発酵槽11Bを加熱するものである。33Bは第2フィルタを示し、第2発酵槽11B内の排気口13B部分に着脱可能に配設され、粉塵を捕集するものである。
【0028】
51は排気口選択機構を示し、第1発酵槽11Aと第2発酵槽11Bとの上面の後側に跨らせ、両排気口13A,13Bの一方、例えば排気口13Aを開放させて他方の排気口13Bをわずかに開けた状態に閉じたり、又は排気口13Bを開放させて他方の排気口13Aをわずかに開けた状態に閉じたりする三方弁的な機能を有するものである。61は排気機構を示し、一端が排気口選択機構51の吐出(排出)側に接続された筒状の排気通路62と、この排気通路62の他端に接続されたブロワ63とで構成されている。
【0029】
71は脱臭材を示し、触媒用ヒータ72と、この触媒用ヒータ72の下流に配設され、触媒用ヒータ72で所定温度に加熱される触媒73で構成され、排気通路62に着脱可能に配設されている。なお、触媒73として白金酸化触媒を使用し、この触媒73は触媒用ヒータ72により例えば230℃に加熱される。81は熱交換器を示し、脱臭材71よりも下流の排気通路62を利用して構成され、排気通路62内を流れるガスの熱を利用して上面開口81Aを介して導入する空気を熱交換して加熱し、その後第1及び第2空気供給路31A,31Bへ供給するものである。
【0030】
91Aは第1発酵槽11Aの温度を検出する第1発酵槽温度センサ、91Bは第2発酵槽11Bの温度を検出する第2発酵槽温度センサを示す。92Aは第1発酵槽11A内の湿度を検出する第1湿度センサ、92Bは第2発酵槽11B内の湿度を検出する第2湿度センサを示し、各湿度センサ92A,92Bとして絶対湿度センサが使用されている。93Aは前記触媒用ヒータ72の温度を検出する第1温度センサ、93Bは前記触媒73の温度を検出する第2温度センサを示す。
【0031】
94はマイクロコンピュータなどを含む運転制御部を示し、前述した操作パネル2A,2Bなどの操作出力、各温度91A,91B,93A,93Bや各湿度センサ92A,92Bなどの出力に基づいて各機構を制御するもので、またどの部分が作動しているか、槽内温度、一次発酵か二次発酵かなどの各種のデータを記憶する記憶部やこれらのデータを表示する表示部(図示せず)などを備えている。
【0032】
この第1及び第2発酵槽11A,11Bの容積は400リットルで、420kgまでの生ゴミを順次投入することができ、生ゴミに対する5%〜10%(重量比)の米糠と、生ゴミに対する5%(重量比)の土壌改良材(菌床)、例えばVS科工株式会社製の商品名『VS34』とを、生ゴミを投入する度に投入するか、予め全量を投入するものとする。そして、第1又は第2ヒータ32A,32Bは、例えば第1発酵温度センサ又は第2発酵温度センサ91A、91Bに基づく40℃でオンさせられて50℃でオフさせられる。また、一次発酵のときは毎分500〜1000リットルで排気し、二次発酵のときは毎分200〜300リットルで排気するものとする。
【0033】
次に、動作について説明する。まず、攪拌選択操作部4A、4Bが第1及び第2攪拌機構21A、21Bをそれぞれ「自動」運転させるように選択されている状態で、電源を入れた後、最初にゴミを投入する発酵槽を右か左に決定する。即ち、作業者が右の操作パネル2Aの槽選択操作部3Aにキーを挿入して回動操作することにより、例えば最初に右の第1発酵槽11Aを使用することを選択する。このとき、右の第1発酵槽11Aに対応するセンサ又はスイッチが作動する。
【0034】
すると、運転制御部94は主に第1発酵槽11Aから排気するように排気口選択機構51を作動させて排気口13Aを開放させると共に他方の排気口13Bを閉じ、ブロワ63を作動させ、触媒用ヒータ72を通電させて脱臭材71を作動させ、第1発酵槽11Aの外側に配設された第1ヒータ32Aを通電させて第1発酵槽11A内を微生物の活動し易い温度に保ち、第1攪拌機構21Aのモータ25Aに通電させてシャフト22Aを介して複数の攪拌羽根23Aを回転させ、右の操作パネル2Aのゴミ投入可表示部7Aを点灯表示させると共に左の操作パネル2Bのゴミ投入禁止表示部6Aを点灯表示させる。
【0035】
このとき、前記第1攪拌機構21Aのモータ25Aは、正転を30秒間、停止を15秒間、逆転を30秒間、停止を15秒間というように、このサイクル動作を繰り返し動作するように運転制御部94に制御される。
【0036】
ここで、一次発酵させる発酵槽である第1発酵槽11Aに対応する投入口蓋15Aを開放させて投入口12Aから、生ゴミ420kg(1日当りの生ゴミ30kgの14日間)に対応する米糠30kg及び土壌改良材(菌床)20kgを投入する。このとき、作業者の手が前記第1攪拌機構21Aに挟まれないように、運転制御部94は投入口蓋15Aを開放させたときに作動するセンサ又はスイッチ(図示せず)に基づきモータ25Aを停止させ、危険が防止される。
【0037】
そして生ゴミを投入した後、投入口蓋15Aを閉じると、前記第1攪拌機構21Aのモータ25Aの運転を再開させて、前記サイクル動作を繰り返し動作させるが、運転開始してから所定時間、例えば560秒間(運転制御部94内のタイマが計時)経過後は、正転を40秒間、停止を30秒間、逆転を40秒間、停止を30秒間というようなサイクル動作を繰り返すように運転制御部94が変更させる。このように、正転や逆転を繰り返すのは、第1発酵槽11A内の生ゴミを均一に散らすようにするためである。
【0038】
そして、前述したように、前記排気機構61が作動すると、第1及び第2発酵槽11A,11B内が負圧になることにより、熱交換器81で加熱された空気が第1及び第2発酵槽11A,11B内へ第1又は第2空気供給路31A,31Bを介して流入する。この状態で、投入口蓋15Aを開放させて生ゴミを順次投入口12Aから投入すると、生ゴミは、攪拌羽根23Aで攪拌されて米糠、土壌改良材と混合され、水分を調整されながら一次発酵する。この生ゴミが一次発酵する際に発生する水蒸気、粉塵、悪臭を放つガスが排気機構61によって排出、排気されるが、粉塵は第1フィルタ33Aによって捕集され、臭気成分は触媒73によって分解されるので、粉塵は放出されず、排気ガスからも悪臭がしなくなる。
【0039】
また、電源を投入してから水分量を安定した状態で測定したい時間、例えば24時間(運転制御部94内のタイマが計時)が経過すると、運転制御部94は第1発酵槽11A内の湿度を第1湿度センサ92Aからの出力を読み込んで湿度を測定し、この湿度が粉塵が発生し易い湿度設定値以上であれば前処理中と判断して通常の運転、即ち排気口13Aの開放及び排気口13Bの閉塞、ブロワ63の作動、第1ヒータ32Aの通電及び第1攪拌機構21Aの運転などを継続するが、設定値未満であれば前処理完了と判断し乾燥し過ぎないように第1攪拌機構21Aのモータ25Aを停止して攪拌動作を停止させ、また第1ヒータ32Aの全てを非通電とし、更にブロワ63の回転数を少し減少させるように制御する。
【0040】
以後は、湿度設定値以上であれば、過度の乾燥を防ぐために、例えば所定時刻(6時間毎の所定時刻)や6時間(運転制御部94内のタイマが計時)経過毎に湿度を測定し、その測定結果に基づき前述したように、運転制御部94が運転を制御し、湿度設定値未満であれば、生ゴミ投入後水分量を安定した状態で測定したい時間、例えば4時間経過後に運転制御部94が第1発酵槽11A内の湿度を第1湿度センサ92Aからの出力を読み込んで湿度を測定し、その測定結果に基づき前述したように、運転制御部94が運転を制御する。このように電源を投入してから24時間経過後に、湿度センサの測定結果に基づき、湿度設定値以上の場合に所定時刻毎や所定時間経過毎に測定するようにしたが、電源投入してから所定時刻毎や所定時間経過毎に測定するようにしてもよい。
【0041】
なお、第1発酵槽11A内の湿度を第1湿度センサ92Aからの出力を読み込んで測定する場合、空気の流通を遮断するため、前記ブロワ63を停止させる。しかし、いきなり停止すると第1ヒータ32Aが高温となり、このヒータの寿命を縮めることとなるため、第1ヒータ32Aを冷却してから、ブロワ63を停止させるように運転制御部94が制御する。具体的には、計測タイミング時には強制的に運転制御部94は第1ヒータ32Aを非通電として冷却させ、ブロア63を停止させると共に排気口選択機構51を作動させて排気口13Aを閉じて密閉状態とした後、第1湿度センサ92Aからの出力を読み込んで測定する。その後、ブロワ63の運転及び第1ヒータ32Aの通電に係る通常の運転とするように制御する。また、第1又は第2湿度センサ92A、92Bは、第1又は空気供給路31A、31Bの出口近傍に配設されているから、通常の発酵処理運転中は外気に晒され、測定時にのみ第1又は第2発酵槽11A、11B内の雰囲気に晒され、酸性である槽内雰囲気に晒される時間が極力短くなるからセンサ寿命が長くなる。
【0042】
このようにして、第1発酵槽11A内へ毎日生ゴミを投入し、例えば2週間(14日)で420kgの生ゴミを投入して一次発酵させて中間発酵物を生成することができる。
【0043】
この中間発酵物を生成するまでの通常運転動作は、前述したように、運転制御部94が主に第1発酵槽11Aから排気するように排気口選択機構51を作動させて排気口13Aを開放させると共に他方の排気口13Bを閉じ、ブロワ63を作動させ、触媒用ヒータ72を通電させて脱臭材71を作動させ、第1発酵槽11Aの外側に配設された第1ヒータ32Aを通電させて第1発酵槽11A内を微生物の活動し易い温度に保ち、第1攪拌機構21Aのモータ25Aに通電させてシャフト22Aを介して複数の攪拌羽根23Aを回転させ、右の操作パネル2Aのゴミ投入可表示部7Aを点灯表示させると共に左の操作パネル2Bのゴミ投入禁止表示部6Aを点灯表示させるものである。
【0044】
従って、中間発酵物を生成した後は、初めに作業者は第1発酵槽11Aでの中間発酵物の生成を確認して、次に作業者が右の操作パネル2Aの槽選択操作部3Aにキーを挿入して回動操作することにより、次に一次発酵させて使用するのが左の第2発酵槽11Bであるのでこれを選択する。このとき、左の第2発酵槽11Bに対応するセンサ又はスイッチが作動する。
【0045】
すると、運転制御部94は主に第2発酵槽11Bから排気するように排気口選択機構51を作動させて排気口13Bを開放させると共に他方の排気口13Aを閉じ、ブロワ63を作動させ、触媒用ヒータ72を通電させて脱臭材71を作動させ、第2ヒータ32Bを通電させて第2発酵槽11B内を微生物の活動し易い温度に保ち、第2攪拌機構21Bのモータ25Bに通電させてシャフト22Bを介して複数の攪拌羽根23Bを回転させ、左の操作パネル2Bのゴミ投入可表示部7Bを点灯表示させると共に右の操作パネル2Aのゴミ投入禁止表示部6Bを点灯表示させ、また右の操作パネル2Aのゴミ投入可表示部7Aを消灯表示させると共に左の操作パネル2Bのゴミ投入禁止表示部6Bを消灯表示させる。
【0046】
このとき、第2攪拌機構21Bのモータ25Bは、モータ25Aと同様な運転及び停止のサイクル動作を繰り返す。そして一次発酵させる第2発酵槽11Bに対応する投入口蓋15Bを開放させて投入口12Bから、生ゴミ420kgに対応する米糠及び土壌改良材(菌床)を投入する。このとき、運転制御部94は投入口蓋15Bを開放させたときに作動するセンサ(図示せず)に基づきモータ25Bを停止させる。この生ゴミの投入後、投入口蓋15Bを閉じると、前記モータ25Bの運転を再開させて、前記サイクル動作を繰り返し動作するが、運転開始してから所定時間(運転制御部94内のタイマが計時)が経過すると、モータ25Aの動作と同様にこのサイクル動作を変更させ、前述したように第2発酵槽11B内の生ゴミの一次発酵動作に入ることができる。
【0047】
一方、前記第1発酵槽11A内では二次発酵(熟成工程)が行われる。即ち、4つの第1ヒータ32Aのうち2つを完全にオフにして他の2つをオン・オフ制御すると共に第1攪拌機構21Aのモータ25Aを非通電となるように運転制御部94は制御する。このように制御することにより、第1発酵槽11A内を暖め蒸す状態として菌の増殖を行い、二次発酵を促進させることができる。
【0048】
そして、この二次発酵(熟成工程)には72時間程度が必要であり、この72時間(運転制御部94内のタイマが計時)が経過すると、排気口選択機構51を制御し、排気口13Aをわずか開放すると共に排気口13Bを開放するように制御する。これは土壌改良材の菌が好気性のものであるため、空気(湿気)を導入するためである。また、4つの第1ヒータ32Aの全てをオフするように制御する。
【0049】
また、この72時間経過後、更に指定時刻(運転制御部94内のタイマが計時)毎に、第1攪拌機構21Aのモータ25Aを正転を30秒間、停止を15秒間、逆転を30秒間、停止を15秒間というようなサイクル動作を360秒間だけ繰り返し動作させ、二次発酵物又は発酵途中のものに酸素を供給するために攪拌するように運転制御部94により制御される。
【0050】
このようにして、前記第2発酵槽11B内では一次発酵が行われると共に第1発酵槽11A内では二次発酵が行われることとなる。そして、第2発酵槽11B内から肥料を排出する場合には、先ず攪拌選択操作部4Aで「取出(手動)」にし、更に取出攪拌選択操作部5Aを「取出」にすると共に排出口蓋17Aを開放させることにより、運転制御部94はシャフト22A及び攪拌羽根23Aを正転させて肥料を前方へ送り出して取り出すことができる。
【0051】
以後は、第1発酵槽11Aが一次発酵のときは第2発酵槽11Bを二次発酵に、第1発酵槽11Aが二次発酵のときは第2発酵槽11Bを一次発酵になるように互いのモードを交互に切り換えることにより、順次生ゴミを発酵させて肥料にすることができる。
【0052】
上述したように、この発明の1実施形態によれば、第1発酵槽11Aと第2発酵槽11Bとで交互に一次発酵と二次発酵とを行わせるとともに、中間発酵物を移動させないで、第1及び第2発酵槽11A,11B内で連続して一次発酵の後に二次発酵を行わせるので、第1及び第2発酵槽11A,11B内の生ゴミを完全に二次発酵が完了した完熟状態に順次させることができ、直ぐに肥料として利用することができる。
【0053】
また、第1フィルタ33Aを第1発酵槽11Aの排気口13A部分に、第2フィルタ33Bを第2発酵槽11Bの排気口13B部分に、すなわち他の機器の上流部分に第1及び第2フィルタ33A,33Bを配設したので、粉塵が他の機器に供給されなくなり、粉塵による他の機器の故障などを未然に防ぐことができる。そして、第1及び第2フィルタ33A,33Bを着脱可能にしたので、取り外して洗浄することにより、第1及び第2フィルタ33A,33Bを蘇生させ、目詰まりを防ぐことができる。
【0054】
さらに、脱臭材71を着脱可能にしたので、脱臭材71の保守・点検を容易に行うことができる。また、発酵熱、触媒用ヒータ72の熱を利用した熱交換器81で第1及び第2発酵槽11A,11B内へ供給する空気を加熱したので、少ない消費電力で効率よく第1及び第2発酵槽11A,11B内へ供給する空気を暖め、一次発酵を促進させることができる。そして、触媒用ヒータ72を熱交換器81よりも上流に配設したので、触媒用ヒータ72の熱を利用して効率よく第1及び第2発酵槽11A,11B内へ供給する空気を暖め、一次発酵を促進させることができる。
【0055】
また、触媒73を熱交換器81よりも上流に配設したので、触媒用ヒータ72の熱が熱交換によって奪われることなく触媒73に作用することにより、無駄な電力を消費しなくて済むようになる。
【0056】
さらに、第1発酵槽湿度センサ92Aの出力で第1攪拌機構21Aを制御し、第2発酵槽湿度センサ92Bの出力で第2攪拌機構21Bを制御する構成にしたので、湿度が低下して粉塵が発生し易い状態になると、第1又は第2攪拌機構21A,21Bを停止させることができるため、第1及び第2フィルタ33A,33Bの洗浄間隔を長くすることができ、メンテナンスが容易になる。
【0057】
上記した実施形態では、第1フィルタ33Aを第1発酵槽11Aに対応させて配設し、第2フィルタ33Bを第2発酵槽11Bに対応させて配設したが、排気通路62に1つのフィルタを着脱可能に配設し、第1フィルタ33Aと第2フィルタ33Bとを兼用させることにより、部品点数を少なくするとともに、保守・点検箇所を少なくすることができる。
【0058】
また、排気口選択機構51を、一方の排気口をわずかに開けた状態で閉じる構成にしたが、一方の排気口を開放させているときは他方の排気口を閉成する構成とし、一次発酵が行われている方の発酵槽の排気口を開放させて毎分500〜1000リットルで排気している状態で、二次発酵が行われている方の発酵槽の排気口を20分毎に毎分500〜1000リットルで排気するように3分間開放させても、同様な効果を得ることができる。
【0059】
さらに、脱臭材71を触媒73を用いたものにしたが、他のもの、例えば脱臭剤、活性炭などであってもよい。
【0060】
また、食物の残飯である処理できるものでない、例えば木片、合成樹脂材料、金属類などの処理できないものが投入されて、第1攪拌機構21Aや第2攪拌機構21Aの駆動源がロック状態となった場合(詰まった場合)に、図示しないセンサがこれを検出すると、運転制御部94は前記駆動源を停止させると共に第1及び第2ヒータ32A、32Bなどを非通電とし、また異常表示部8Bを点灯表示させると共にゴミ投入禁止表示部6A、6Bを点滅表示させるように制御する。
【0061】
なお、前述した如く、第1発酵槽11Aを二次発酵するための槽として切替えた後に、その切替えてから所定時間経過後(運転制御部94内のタイマが計時)、例えば7〜14日後に第1湿度センサ92Aの出力を運転制御部94が読み込んで湿度を検出し、まだ水分が所定量以上(多量)ある場合には、第1ヒータ32Aに通電させて、第1攪拌機構21Aを運転させて攪拌を開始させて水分蒸発を促すように制御してもよい。これにより、切替え後の水分量を調整することにより、良質の肥料を生成することができる。そして、第1湿度センサ93Aの出力に基づき所定量未満となったものと運転制御部94が判断すると、第1ヒータ32Aを非通電させると共に第1攪拌機構21Aを停止させるように制御するが、これに限らず強制的に、第1ヒータ32Aを通電させると共に第1攪拌機構21Aを運転させるようにしてもよい。
【0062】
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
【0063】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、第1発酵槽と第2発酵槽とで交互に一次発酵と二次発酵とを行わせると共に、一方の発酵槽で一次発酵した中間発酵物を移動させないでそのまま二次発酵を行わせるので、各発酵槽内の生ゴミを完全に二次発酵が完了した完熟状態に順次させることができ、直ぐに肥料として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である生ゴミ処理装置の正面図である。
【図2】同じく生ゴミ処理装置の平面図である。
【図3】同じく生ゴミ処理装置の右側面図である。
【図4】同じく生ゴミ処理装置の概略構成を示す説明図である。
【図5】生ゴミ処理装置内部の正面図である。
【図6】生ゴミ処理装置内部の平面図である。
【図7】生ゴミ処理装置内部の右側面図である。
【図8】操作パネル2Aの正面図である。
【図9】操作パネル2Bの正面図である。
【符号の説明】
1 生ゴミ処理装置
2A、2B 操作パネル
3A、3B 槽選択操作部
11A 第1発酵槽
11B 第2発酵槽
21A 第1攪拌機構
21B 第2攪拌機構
31A 第1空気供給路
31B 第2空気供給路
32A 第1ヒータ
32B 第2ヒータ
33A 第1フィルタ
33B 第2フィルタ
51 排気口選択機構
61 排気機構
62 排気通路
71 脱臭材
72 触媒用ヒータ
73 触媒
81 熱交換器
92A 第1湿度センサ
92B 第2湿度センサ
94 運転制御部

Claims (11)

  1. 第1攪拌機構を備えた第1発酵槽と、この第1発酵槽内へ空気を供給する第1空気供給路と、前記第1発酵槽を加熱する第1ヒータと、前記第1発酵槽内の排気口部分に配設された第1フィルタと、第2攪拌機構を備えた第2発酵槽と、この第2発酵槽内へ空気を供給する第2空気供給路と、前記第2発酵槽を加熱する第2ヒータと、前記第2発酵槽内の排気口部分に配設された第2フィルタと、前記両排気口の一方を開放させると共に他方をわずかに開けた状態で閉じる排気口選択機構と、この排気口選択機構に接続され前記第1発酵槽内のガス及び前記第2発酵槽内のガスを排気する排気機構と、前記第1発酵槽又は第2発酵槽の一方を一次発酵槽とするように作業者が切替える切替え装置とを備え、前記切替え装置の切替えによる前記第1発酵槽と第2発酵槽との一方の発酵槽内へ温風を主に供給すると共にこの一方の発酵槽内からガスを主に排気している状態で、所定量の生ゴミが投入された一方の発酵槽に対応する前記第1又は第2攪拌機構及び第1又は第2ヒータを制御しながら一次発酵させて中間発酵物にした後、前記切替え装置の切替えによる他方の発酵槽を一次発酵槽とすると共に前記一方の発酵槽を二次発酵槽とすることを特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 前記排気機構の排気通路内を流れるガスの熱を利用して前記第1空気供給路及び第2空気供給路へ供給する空気を加熱する熱交換器を設けたことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  3. 前記第1発酵槽内の湿度を検出する第1発酵槽湿度センサと、前記第2発酵槽内の湿度を検出する第2発酵槽湿度センサとを設け、前記第1発酵槽湿度センサの出力に基づいて前記第1攪拌機構及び第1ヒータを制御し、前記第2発酵槽湿度センサの出力に基づいて前記第2攪拌機構及び第2ヒータを制御することを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  4. 所定時間毎に又は所定時刻毎に前記切替え装置の切替えにより一次発酵槽とされた発酵槽の湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサが設定値以上の湿度を検出した場合には通常の運転動作を行うように制御し設定値未満の湿度を検出した場合には対応する前記攪拌機構を停止すると共に対応する第1又は第2ヒータを非通電とするように制御する制御装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  5. 電源が投入されてから所定時間経過後に前記切替え装置の切替えにより一次発酵槽とされた発酵槽の湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサが設定値以上の湿度を検出した場合には通常の運転動作を行うように制御し設定値未満の湿度を検出した場合には対応する前記第1又は第2攪拌機構を停止すると共に対応する第1又は第2ヒータを非通電とするように制御する制御装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  6. 前記切替え装置の切替えにより他方の発酵槽を一次発酵槽とすると共に前記一方の発酵槽を二次発酵槽とした場合に、対応する前記第1又は第2発酵槽湿度センサにより前記一方の発酵槽の水分が所定量より多いことが検出された場合に対応する前記第1又は第2攪拌機構を運転させると共に対応する第1又は第2ヒータを通電状態とするように制御する制御装置を設けたことを特徴とする請求項3に記載の生ゴミ処理装置。
  7. 脱臭材を前記排気機構の排気通路内に着脱可能に配設したことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  8. 前記排気口選択機構よりも上流で、前記排気機構の排気通路内に配設された前記脱臭材よりも上流の前記排気通路内にフィルタを配設したことを特徴とする請求項7に記載の生ゴミ処理装置。
  9. 脱臭材を触媒用ヒータと、この触媒用ヒータの下流に配設された触媒とから構成して前記排気機構の排気通路内に配設し、前記触媒用ヒータを前記熱交換器よりも上流に配設したことを特徴とする請求項2に記載の生ゴミ処理装置。
  10. 脱臭材を触媒用ヒータと、この触媒用ヒータの下流に配設された触媒とから構成して前記排気機構の排気通路内に配設し、前記触媒は前記熱交換器よりも上流に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の生ゴミ処理装置。
  11. 前記切替え装置の切替えにより二次発酵槽とされた発酵槽に対応する第1又は第2ヒータによる加熱を一次発酵槽とされた場合より弱く加熱すると共に対応する第1又は第2攪拌機構を停止し、二次発酵するに必要な所定時間経過後は二次発酵槽とされた発酵槽に対応する前記第1又は第2ヒータによる加熱を停止するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
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