JP2004240553A - カスタマイズ医療情報提供装置、カスタマイズ医療情報提供方法、カスタマイズ医療情報提供プログラム及びカスタマイズ医療情報提供プログラム記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】患者説明用医療情報提供システム1は、ASPが有する医療情報配信装置2と、医療機関9a〜9nごとに構築されたカスタマイズ医療情報提供システム100と、医療情報配信装置2とカスタマイズ医療情報提供システム1とを接続するインターネット網などのコンピュータネットワーク3と、を備えており、医療コンテンツ配信装置2が一元的に管理している医療情報をカスタマイズ医療情報提供システム100に配信し、カスタマイズ医療情報提供システム100が、該医療情報に医療機関それぞれに独自な医療情報及び患者個人の診療情報を加えて、個々の患者説明用のカスタマイズ医療情報を作成して、利用者である患者に提供するコンピュータシステムである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、医師及びコメディカルが患者に説明する医療情報をカスタマイズして提供するカスタマイズ医療情報提供装置、カスタマイズ医療情報提供方法、カスタマイズ医療情報提供プログラム及びカスタマイズ医療情報提供プログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、日本の医療は「3時間待ち3分医療」と言われており、患者側は長い待ち時間を強いられ、医師側も患者1人1人に十分な医療説明を割けない状況が多く見受けられるが、ほとんどの医療機関においては、患者の待ち時間に何の工夫もしてないのが実態である。
【0003】
一方、昨今のIT(Information Technology)の進歩により、医療に関する情報をインターネット経由で各医療機関に配信するサービスも存在し、該サービスの提供を受けて、患者側の満足度を高めようとする努力を行っている医療機関も存在する。これは、例えば、具体的には、医療機関の待合室や受付に用意された大画面ディスプレイで上記サービスのもとに提供される医療情報を放映して、医療機関から患者に対して様々な医療情報を伝達しようとするものである。そして、このようなサービスにおいては、上記サービスを提供するサービス業者が用意した映像の他に、病院独自の映像を流すことも可能となっているため、医療機関の独自性を活かした情報発信ができるようになっている。
【0004】
尚、この出願に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
【0005】
【非特許文献1】
[平成14年12月25日検索]、インターネット<URL:http://www.carenet.co.jp/index.html>
【0006】
【非特許文献2】
[平成14年12月25日検索]、インターネット<URL:http://www.madia−cf.co.jp>
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のサービスにおいては、医療機関独自の情報を放映できるといっても、待合室や受付にいる患者全員を対象としており、また、放映スケジュールは予め決定されているため、必ずしも個々の患者が望む医療情報の提供を受けられるというものではないという課題がある。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、個々の患者の患者満足度の向上を図ることができるとともに、医師にとっても医療行為の充実を図ることができるカスタマイズ医療情報提供装置、カスタマイズ医療情報提供方法、カスタマイズ医療情報提供プログラム及びカスタマイズ医療情報提供プログラム記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、患者が利用する利用者端末とコンピュータネットワークを介して相互に通信可能であり、前記患者の所望の医療情報を前記患者の診療情報に応じて前記患者ごとにカスタマイズして前記利用者端末に提供するカスタマイズ医療情報提供装置であって、それぞれの医療機関に共通な、様々な医療行為に関する説明情報を記憶している共通情報記憶手段と、前記それぞれの医療機関ごとに異なる説明情報を記憶している独自情報記憶手段と、前記共通情報記憶手段に記憶している情報、前記独自情報記憶手段に記憶している情報及び前記患者の診療情報を構成要素とするカスタマイズ医療情報を一意に決定するコンテンツコードを、前記構成要素の編集順序に関する情報と対応させて記憶しているコンテンツコード記憶手段と、前記患者の診療情報に基づいて、前記コンテンツコードを選択し、前記所望の医療情報を決定するコンテンツ決定手段と、選択した前記コンテンツコードの前記編集順序に関する情報に従って、前記カスタマイズ医療情報を作成するコンテンツ編集手段と、作成した前記カスタマイズ医療情報を前記利用者端末に送信するコンテンツ送信手段と、を有することを要旨とする。
【0010】
ここで、カスタマイズ医療情報提供装置としては、スーパーコンピュータ、汎用コンピュータ、オフィス・コンピュータ、ワークステーション、パソコン、マイクロコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話などあらゆる形態を含む。また、構成としては、一つからなる装置、分散されて複数の装置がネットワーク接続されたシステムなどのいずれの構成であっても良い。
【0011】
また、コンピュータネットワークとは、電気通信技術を利用した通信網全般を意味し、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)をベースとしたインターネットシステム、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、光ファイバ通信、ケーブル通信、衛星通信等を採用することができ、有線及び無線であるか、さらには有線及び無線の混在型であるかは問わない。
【0012】
また、医療情報とは、映像、画像、音声、文字、数値情報などの属性を問わず、デジタル化された医療情報すべてを意味する。また、医療機関とは、病院、診療所に限らず、歯科診療所、健康相談所、エステサロン、スポーツジム、院外処方箋薬局、整骨院、養護老人ホーム、訪問看護ステーションなど医療情報を説明する施設や組織すべてを意味し、実在組織であるか、インターネット上の仮想組織であるかは問わない。尚、上記の定義は、以下の発明においても同様である。
【0013】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記共通情報記憶手段及び前記コンテンツコード記憶手段に記憶している情報を一元的に管理している医療情報配信装置から第2のコンピュータネットワークを介して、前記共通情報記憶手段及び前記コンテンツコード記憶手段の変更情報を受信して、前記共通情報記憶手段及び前記コンテンツコード記憶手段に反映させることを要旨とする。
【0014】
請求項3記載の本発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記独自情報記憶手段に記憶している独自情報を作成する際の作成支援情報を記憶している作成支援情報記憶手段と、前記作成支援情報に基づいて、前記独自情報を作成する独自情報作成手段と、を有することを要旨とする。
【0015】
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前記コンテンツ決定手段は、前記患者の、診断名に関する情報、検査に関する情報、入院に関する情報、手術に関する情報及び投薬に関する情報の少なくとも1つに基づいて、前記コンテンツコードを選択することを要旨とする。
【0016】
請求項5記載の本発明は、請求項4記載の発明において、前記コンテンツ決定手段は、さらに、説明レベル、告知レベル、年齢及び性別を加味して、前記コンテンツコードを選択することを要旨とする。
【0017】
請求項6記載の本発明は、患者が利用する利用者端末とコンピュータネットワークを介して相互に通信可能なコンピュータが、前記患者の所望の医療情報を前記患者の診療情報に応じて前記患者ごとにカスタマイズして前記利用者端末に提供するカスタマイズ医療情報提供方法であって、それぞれの医療機関に共通な、様々な医療行為に関する説明情報を記憶している共通情報記憶手段と、前記それぞれの医療機関ごとに異なる説明情報を記憶している独自情報記憶手段と、前記共通情報記憶手段に記憶している情報、前記独自情報記憶手段に記憶している情報及び前記患者の診療情報を構成要素とするカスタマイズ医療情報を一意に決定するコンテンツコードを、前記構成要素の編集順序に関する情報と対応させて記憶しているコンテンツコード記憶手段と、を有する前記コンピュータが、前記患者の診療情報に基づいて、前記コンテンツコードを選択し、前記所望の医療情報を決定するコンテンツ決定ステップと、選択した前記コンテンツコードの前記編集順序に関する情報に従って、前記カスタマイズ医療情報を作成するコンテンツ編集ステップと、作成した前記カスタマイズ医療情報を前記利用者端末に送信するコンテンツ送信ステップと、を実行することを要旨とする。
【0018】
ここで、コンピュータとしては、スーパーコンピュータ、汎用コンピュータ、オフィス・コンピュータ、ワークステーション、パソコン、マイクロコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話などあらゆる形態を含む。また、構成としては、一つからなる装置、分散されて複数の装置がネットワーク接続されたシステムなどのいずれの構成であっても良い。尚、この定義は、以下の発明においても同様である。
【0019】
請求項7記載の本発明は、請求項6記載の発明において、前記コンピュータは、前記独自情報記憶手段に記憶している独自情報を作成する際の作成支援情報を記憶している作成支援情報記憶手段を有し、前記作成支援情報に基づいて、独自コンテンツを作成する独自コンテンツ作成ステップを実行することを要旨とする。
【0020】
請求項8記載の本発明は、請求項6又は7記載の発明において、前記コンテンツ決定ステップは、前記患者の、診断名に関する情報、検査に関する情報、入院に関する情報、手術に関する情報及び投薬に関する情報の少なくとも1つに基づいて、前記コンテンツコードを選択することを要旨とする。
【0021】
請求項9記載の本発明は、請求項8記載の発明において、前記コンテンツ決定ステップは、さらに、説明レベル、告知レベル、年齢及び性別を加味して、前記コンテンツコードを選択することを要旨とする。
【0022】
請求項10記載の本発明は、コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカスタマイズ医療情報提供装置として機能させるカスタマイズ医療情報提供プログラムであることを要旨とする。
【0023】
ここで、プログラムには、プログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼動しているOSや、データベース管理ソフト、ネットワークソフトなどのミドルウェアなどが本実施形態を実現するための各処理の一部を実行するようなものも含まれる。尚、この定義は、以下の発明においても同様である。
【0024】
請求項11記載の本発明は、請求項10記載のカスタマイズ医療情報提供プログラムがコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていることを要旨とする。
【0025】
ここで、記録媒体とは、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのプログラムを記録することができるようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体をいう。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0027】
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る患者説明用医療情報提供システム1の概略構成図である。患者説明用医療情報提供システム1は、ASP(Application Service Provider)が有する医療情報配信装置2、医療機関9a〜9nに構築されたカスタマイズ医療情報提供システム100、及び医療情報配信装置2とカスタマイズ医療情報提供システム100とを接続するインターネット網などのコンピュータネットワーク3を備えており、医療コンテンツ配信装置2が一元的に管理している医療情報をカスタマイズ医療情報提供システム100に配信し、カスタマイズ医療情報提供システム100が、該医療情報に医療機関独自の医療情報及び患者個人の診療情報を加えて、個々の患者説明用のカスタマイズ医療情報を作成して、利用者である患者に提供するコンピュータシステムである。
【0028】
ここで、本実施の形態における医療情報とは、映像、画像、音声、文字、数値情報などの属性を問わず、デジタル化された医療情報すべてを意味している。また、カスタマイズ医療情報とは、個々の患者の状況に合わせてカスタマイズされた医療情報をいい、例えば、具体的には、ある検査に関する説明の場合には、図2に示すように、当該検査行為に関する一般的な説明であり、全医療機関9a〜9nに共通なマルチメディアコンテンツ(動画や音声の他に写真やテキストに関する情報も含むものをいう)p1と、医療機関9a〜9n独自のマルチメディアコンテンツp2及び患者の検査結果p3(図示せず)などを適切な順序で編集して、作成される個々の患者ごとにカスタマイズされたマルチメディアコンテンツp4を意味し、患者の現在の診療状況に応じて適切な医療情報となっているものをいう。即ち、このカスタマイズ医療情報には、同一の医療行為であったとしても、検査前、検査後の検査結果判明前、検査後の検査結果判明後などその時点で最適な医療情報が提供されるようになっている。
【0029】
医療情報配信装置2は、全医療機関9a〜9nに共通な医療情報を一元的に管理している医療情報データベース(以下、医療情報DBという)21、CPU及びメモリ等から構成され、医療情報DB21の制御や、データの転送、種々の演算、データの一時的な格納等を行うことにより、後述するような動作を機能させる制御部22、及びコンピュータネットワーク3を介して相互通信可能なカスタマイズ医療情報提供装置110に医療情報を送信する送受信部23を備えており、医療情報DB21の医療情報に変更が生じた場合には、カスタマイズ医療情報提供装置110に最新の医療情報を配信するようになっている。
【0030】
医療情報DB21は、さらに詳しくは、検査や治療など様々な医療行為に関する患者説明用のマルチメディアコンテンツを記憶している共通コンテンツテーブル21aと、様々な医療行為ごとに共通コンテンツ、独自コンテンツ及び患者の診療情報の編集順序を記憶しているコンテンツコードテーブル21bと、医療機関9a〜9nが独自コンテンツを作成する際の作成支援情報を記憶している作成支援テーブル21cと、を有する構成となっている。
【0031】
ここで、コンテンツコードテーブル21bは、コンテンツコードを主キーとするが、図3は、検査の場合におけるこのコンテンツコードの一例を示すものである。これによれば、胃カメラ検査においては、時系列的に検査前、検査終了時(結果未判明)、検査後(結果判明)のそれぞれに異なったコンテンツコードが割り当てられており、さらに、検査後(結果判明)においては、胃潰瘍,胃癌,胃炎など症状に応じたコンテンツコードが割り当てられ、それぞれが異なったコンテンツとなっている。
【0032】
尚、図3に示すコンテンツコードのコード体系は、説明内容の難解度(やさしく、普通、詳しくなど)、年齢や性別、告知レベルなどより、さらに細分化したコード体系としてもよい。また、上記コンテンツコードに関する説明は、検査に関するものであるが、これ以外に、診断名(病名)に関する情報、手術に関する情報、入院に関する情報、投薬に関する情報など、医師又はコメディカルが患者に説明する医療情報すべてについてコード化されているものである。
【0033】
図4は、図3の胃カメラ検査のコンテンツコードに関して、コンテンツの内容を説明している図であるが、これによれば、コンテンツコードごとに、放映される各構成要素(共通コンテンツ、独自コンテンツ及び患者の診療情報)の順序が決められている。例えば、胃カメラ検査前に提供されるコンテンツは、コンテンツコードCK−SC−1−1(コンテンツ名:胃カメラ検査 検査前)であり、構成要素としてのA−001,A−002,B−001,B−002,A−003,A−004のファイルがこの順番で患者に提供されるようになっている。ここで、A−001,A−002など先頭1桁にAがつくファイル名は、独自コンテンツを意味し、B−001,B−002など先頭1桁にBがつくファイル名は共通コンテンツを意味し、また、C−001など先頭1桁にCがつくファイル名は、患者自身の診療情報を意味するようになっている。
【0034】
このようにコンテンツコードテーブル21bは、提供する医療情報の構成要素の編集順序をコンテンツコードに対応付けて記憶しているテーブルであるが、独自コンテンツとしてのコンテンツは医療機関9a〜9nごとに異なるものであり、また、診療情報は各患者ごとに異なるものであるから、仮にコンテンツコードが同一であっても個々の患者に応じたカスタマイズ医療情報が編集されるようになっている。
【0035】
作成支援テーブル21cは、具体的には、独自コンテンツの種類ごとに、撮影シーンに関するサンプルの映像及びセリフを記憶しているテーブルであり、独自コンテンツ作成前にサンプルの映像を見せることにより、撮影の具体的イメージを医療機関9a〜9nのコンテンツ作成者に与え、また、作成時には、セリフの字幕を流すことにより撮影をスムーズに行えるようにしているものである。
【0036】
コンピュータネットワーク3は、医療情報配信装置2、カスタマイズ医療情報提供システム100及び利用者宅8a〜8nの利用者端末7の間で送受信される医療情報の伝送路であり、例えば、インターネット網、電話回線網、ケーブルテレビジョン放送網、衛星を介したテレビジョン放送網などにより構成される。
【0037】
カスタマイズ医療情報提供システム100は、医療機関9a〜9nにおけるサーバ的機能を有するカスタマイズ医療情報提供装置110、電子カルテデータベースシステム(以下、電子カルテDBシステムという)101、デジタルカメラ102、モニター及びスピーカで構成されたコンテンツ再生装置103及び医療機関9a〜9n内で患者が利用する利用者端末7を備えており、患者の指示した医療情報をカスタマイズして個々の患者に最適な医療情報として提供するものである。
【0038】
電子カルテDBシステム101は、患者ごとにカルテ情報を管理しているデータベースシステムで、具体的には、カルテに入力される患者プロファイル情報、所見情報、検査情報、処方情報、手術情報、入院情報、予約情報、及びレセプト情報などを記憶しているものである。
【0039】
カスタマイズ医療情報提供装置110は、医療情報DB111、制御部112、及び送受信部113を備え、医療情報DB111は、医療情報DB21で管理している情報(共通コンテンツテーブル21a、コンテンツコードテーブル21b、作成支援テーブル21cで管理している医療情報)の他、医療機関9a〜9n独自のマルチメディアコンテンツを記憶している独自コンテンツテーブル111dを有する構成となっている。
【0040】
尚、共通コンテンツテーブル21a及び111a、コンテンツコードテーブル21b及び111b、作成支援テーブル21c及び111cは同一のテーブル構成となっており、医療情報DB21から適宜、医療情報DB111に最新医療情報が反映されるようになっている。また、独自コンテンツテーブル111dに記憶されるコンテンツは、例えば、具体的には、病院全景風景を収めたコンテンツ、説明のオープニング及びエンディングに医師が登場するシーンを収めたコンテンツなどであり、患者が通院している医療機関9a〜9n及び医師の映像及び音声を絡めた医療情報となっている。
【0041】
制御部112は、CPU、メモリ等から構成され、医療情報DB111の制御や、データの転送、種々の演算、データの一時的な格納等を行うことにより、後述するような動作を機能させるものであり、送受信部113は、コンピュータネットワーク3を介して医療情報配信装置2から医療情報を受信するものであり、また、コンピュータネットワーク104を介して利用者端末7と医療情報のやりとりを行うものである。
【0042】
ここで、コンピュータネットワーク104は、例えば、医療機関9a〜9n内に構築されたLANなどの有線及び無線のネットワークにより構成されている。尚、ここで、有線のネットワークとは、利用者端末7を医療機関9a〜9n内の各所に設けられた情報コンセントに接続する場合の通信ネットワークをいい、無線のネットワークとは、利用者端末7が医療機関9a〜9n内の各所に設けられた無線LANのアクセスポイントと無線により通信する場合の通信ネットワークをいう。
【0043】
尚、カスタマイズ医療情報提供装置110は上述したようなアプリケーションサーバ及びデータベースサーバとしての機能の他、図示してはいないが、Webサーバ、ストリーミングサーバとしての機能も有しており、利用者端末7にWebを活用した情報授受、及びストリーミング配信ができるようになっている。
【0044】
デジタルカメラ102は、独自コンテンツを作成するコンテンツ作成機材であり、これにより、作成された独自コンテンツが独自コンテンツテーブル111dに記憶されるようになっている。また、モニター及びスピーカから構成されたコンテンツ再生装置103は、独自コンテンツ作成前に作成支援情報を再生するものであり、また、独自コンテンツ作成時における撮影情報を表示するものであり、さらには、作成後の独自コンテンツの確認を行うためのものである。
【0045】
利用者端末7は、医療機関9a〜9n内で個々の患者に対して貸与される携帯情報端末である。利用者端末7には、ブラウザソフトがインストールされており、これにより、カスタマイズ医療情報提供装置110と医療情報のやりとりを行うことができるようになっている。また、音声・動画再生ソフトウェアもインストールされており、患者はマルチメディアコンテンツである医療情報を視聴することができるようになっている。ここで、携帯情報端末としては、例えば、ペン又は手でのタッチパネル操作が可能な端末が好適であり、これにより、老若男女を問わず、簡単な情報入力が実現できるようになっている。
【0046】
尚、利用者端末7としては、医療機関9a〜9n内で用いられる情報携帯端末の他、患者が自宅8a〜8nで使用している情報端末(パーソナルコンピュータなど)を使用してもよく、これにより、患者のみならず、家族も含めて医療情報を閲覧することできるようになっている。また、時間を問わず、再度、医療説明を視聴することが可能となるので、医療情報に対する理解度を深めることができる。
【0047】
次に、本発明の実施の形態に係る患者説明用医療情報提供システム1の動作を図5乃至11を用いて説明する。ここで、図5は医療情報配信装置2がカスタマイズ医療情報提供装置110に医療情報を配信する動作を説明するシーケンス図であり、図6はカスタマイズ医療情報提供装置110が利用者端末7に所望の医療情報を提供する動作を説明するシーケンス図である。また、図7及び図8は、図6のステップS15及びS16の具体例を説明するフローチャートであり、図9は、カスタマイズ医療情報装置110における独自コンテンツ作成の動作を説明するフローチャートである。また、図10は、利用者端末7における初期画面を説明する図であり、図11は、患者に最適な医療情報を表示する医療情報一覧画面を説明する図である。
【0048】
まず、医療情報配信装置2がカスタマイズ医療情報提供装置110に医療情報を配信する場合について説明する。
【0049】
医療情報DB21に医療情報の変更(追加、更新、削除)が生じた場合には、医療情報配信装置2は、日次処理などの定期的な処理を契機として、差分情報を医療情報DB21から取得して、カスタマイズ医療情報提供装置110に送信する(ステップS1〜S3)。これは、前回配信時の医療情報DB21と今回配信時の医療情報DB21との差分情報(共通コンテンツテーブル21a,コンテンツコードテーブル21b,作成支援テーブル21cそれぞれにおける差分情報)を抽出して、この抽出した差分情報を送信するものである。
【0050】
カスタマイズ医療情報提供装置110は、差分情報を受信すると、医療情報DB111の該当のテーブルに対して差分情報を反映する(ステップS4,S5)。
【0051】
従って、本実施の形態の医療情報配信装置2によれば、一元的に管理している医療情報が変更される場合には、変更された医療情報がカスタマイズ医療情報提供装置110に適宜配信されるので、カスタマイズ医療情報提供装置110は、最新の医療情報を管理することができ、患者に対して最新の医療情報を提供することが可能となる。
【0052】
尚、上述した医療情報の配信は、医療情報配信装置2側の契機により、情報配信を行うようにしているが、カスタマイズ医療情報提供装置110側の契機により、情報配信を行うようにしてもよい。また、上記配信においては、データ伝送の効率上、差分情報を配信するようにしているが、ネットワークインフラの伝送量が十分に確保されるのであれば、全情報を毎回配信するようにしてもよい。さらに、上記においては、医療情報が変更された場合には、定期的に配信するようになっているが、随時配信を行い、常に医療情報の同一性を保つようにしてもよい。
【0053】
次に、このような医療情報の配信を受けたカスタマイズ医療情報提供装置110が利用者端末7に所望の医療情報を提供する動作について説明する。
【0054】
医療機関9a〜9nにおいて、患者が利用者端末7を受け取り、図10に示すような初期画面から患者ID及びパスワードを入力し、実行ボタンを押下すると、患者ID、パスワードがカスタマイズ医療情報提供装置110に送信される(ステップS11,S12)。
【0055】
カスタマイズ医療情報提供装置110は、患者ID、パスワードを受信すると、ユーザ認証後、該当患者の診療情報(カルテ情報)を電子カルテDBシステム101から取得する(ステップS13,S14)。そして、診療情報を基に患者に最適な医療情報を抽出して、該医療情報に対応するコンテンツコード(及びコンテンツ名)すべてを利用者端末7に送信する(ステップS15,S16)。
【0056】
ここで、ステップS15及びS16の患者にとって最適な医療情報を抽出し、利用者端末7に送信するステップについて、一具体例を挙げて説明する。
【0057】
カスタマイズ医療情報提供装置110は、利用者端末7から受信した患者IDに従って患者の診療情報を参照して、患者の年齢、性別、告知レベル(告知するか否かに関する情報)、難解度(詳しい説明、簡単な説明など説明レベルに関する情報)などに関する情報を取得する(ステップS151,S152)。これにより、以降のステップで上記情報に基づいてコンテンツが異なる場合には、上記情報を参考にしてコンテンツコードを選択する。これは、例えば、大人が全身麻酔の手術を行う場合には、手術前日の午後9時以降に飲食が禁止されるが、子供の場合には、それだけ長時間水分を摂取しないと脱水症状を起こす可能性があるので、午前6時に水分を摂取させる必要があるなど、同一の医療行為を行う場合でも、患者の年齢により説明する情報が異なることがあるので、このような場合にはコンテンツコードが細分化されることがあることを意味している。
【0058】
次に、診療情報から初診か否かを判断し、初診の場合には、患者に初診案内に関する情報を提供する必要があるので、医療機関9a〜9nの初診案内に関するコンテンツコードを選択する(ステップS153,S154)。
【0059】
次に、診療情報から診断名(病名)を取得し、診断名(病名)に応じたコンテンツコードを選択する(ステップS155,S156)。これは、診断が確定しているか否か、症状が固定されているか,快方に向かっているか、治癒されているか否かなどの観点を基に、コンテンツコードが選択されるようになっているものである。尚、診断名(病名)が複数ある場合には、各診断名(病名)ごとに、コンテンツコードを選択する。
【0060】
次に、診療情報から検査情報があるか否かを判断し、検査情報がある場合には、検査情報を取得し、検査情報に応じたコンテンツコードを選択する(ステップS157〜S159)。これは、例えば、上述した図3におけるように、現時点が検査のどの段階であるか、検査結果がどのようであったかによって、コンテンツコードを決定するものである。尚、検査情報が複数ある場合には、検査情報ごとにコンテンツコードを選択する。
【0061】
次に、診療情報から入院情報があるか否かを判断し、入院情報がある場合には、入院情報を取得し、入院情報に応じたコンテンツコードを選択する(ステップS160〜S162)。これは、例えば、入院前か後かによってコンテンツコードを分類するものであり、具体的には、入院前なら入院の際に準備するものについて説明するコンテンツ、入院後であるならば、入院中の注意、病院内の設備案内について説明するコンテンツを提供するようになっている。
【0062】
次に、診療情報から手術情報があるか否かを判断し、手術情報がある場合には、手術情報を取得し、手術情報に応じたコンテンツコードを選択する(ステップS163〜S165)。これは、例えば、手術前か後かによってコンテンツコードを分類するものであり、具体的には、手術前なら手術の方法、危険性、他の治療法について説明するコンテンツ、手術後であるならば、術後の注意、今後の経過、リハビリ手順について説明するコンテンツを提供するようになっている。
【0063】
次に、診療情報から投薬情報があるか否かを判断し、投薬情報がある場合には、投薬情報を取得し、投薬情報に応じたコンテンツコードを選択する(ステップS166〜S168)。これは、例えば、投与される薬剤ごとにコンテンツコードを分類するものであり、投薬情報が複数ある場合には、各投薬情報ごとにコンテンツコードを選択する。尚、投薬情報が複数ある場合には、飲み合わせの注意に関するコンテンツコードを選択するようにしてもよい。
【0064】
そして、選択されたコンテンツコードに関してコンテンツコードテーブル111bを参照して、コンテンツコード名を取得して、利用者端末7にコンテンツコード及びコンテンツ名を送信する(ステップS169)。
【0065】
尚、本発明のコンテンツコード決定のアルゴリズムは、上述したステップS151〜S169の方法に限定されるわけではなく、これに代えて、もしくは、これ以外の要素を加味して決定してもよいのはもちろんである。
【0066】
一方、利用者端末7は、コンテンツコード及びコンテンツ名を受信すると、図11に示すように、コンテンツ名を医療情報一覧として表示する(ステップS17,S18)。表示された医療情報一覧を見た患者は、自分が閲覧したい医療情報を選択すると、選択された医療情報(コンテンツコード)がカスタマイズ医療情報提供装置110に送信される(ステップS19,S20)。
【0067】
カスタマイズ医療情報提供装置110は、コンテンツコードを受信すると、受信したコンテンツコードに従ってコンテンツコードテーブル111bから該当コンテンツコードの構成要素を参照して、該構成要素を共通コンテンツテーブル111a、独自コンテンツテーブル111b、電子カルテDBシステム101からそれぞれ取得する(ステップS21,S22)。次に、取得した構成要素を順序に従って編集し、カスタマイズ医療情報を作成し、利用者端末7に送信する(ステップS23,S24)。
【0068】
利用者端末7は、カスタマイズ医療情報を受信すると、該カスタマイズ医療情報を再生する(ステップS25,S26)。これにより、患者は所望の医療情報を閲覧することが可能となる。
【0069】
従って、本実施の形態のカスタマイズ医療情報提供装置110によれば、患者の診療状況に最適な医療情報を個々の患者にカスタマイズされたマルチメディアコンテンツとして提供することができるので、患者は待ち時間を有効に活用して、今後体験すべき医療行為に関する医療情報の予備知識を得ることができ、また、一度説明を受けた医療情報を再確認することができる。そして、このことは、医師及びコメディカルの医療説明に対する理解を向上させるので、インフォームドコンセントの実現にも寄与するものである。また、医者及びコメディカルにとっても、医者及びコメディカルが患者に直接説明する医療情報をカスタマイズ医療情報提供装置110が補充説明してくれるので、真に重要なポイントに説明を集中することができ、効率的かつ効果的な治療を行うことができる。
【0070】
また、本実施の形態の患者説明用医療情報提供システム1のシステム構成によれば、カスタマイズ医療情報提供装置110が医療機関9a〜9n内のコンピュータネットワーク104だけを介して、カスタマイズ医療情報を利用者端末7に提供するので、効率的かつ迅速なデータ伝送を実現することができる。
【0071】
尚、カスタマイズ医療情報提供装置110に十分な記憶領域が確保されるのであれば、医療情報DB111に新たな患者テーブル111e(図示せず)を設けて、再生されたカスタマイズ医療情報を患者テーブル111eに患者IDと関連付けて蓄積して、再度の検索の際は、該患者テーブル111eを参照してカスタマイズ医療情報を提供してもよい。
【0072】
次に、カスタマイズ医療情報装置110において独自コンテンツを作成する場合の動作について説明する。
【0073】
まず、医療機関9a〜9nのコンテンツ作成者は作成したい独自コンテンツの種類を選択する(ステップS31)。これは、カスタマイズ医療情報装置110が予め用意したいくつかの作成メニュー(例えば、映像タイトルの背景に用いる医療機関全景1,…,n、医師の語りかけ1,…,nなど、医療機関の風景や医師の語りかけなどのコンテンツをいくつかのパターンで用意しておく)から所望のコンテンツを選択するものである。
【0074】
これにより、選択されたコンテンツの映像サンプルが作成支援テーブル111cから取得され、コンテンツ再生装置103に再生される(ステップS32)。
【0075】
次に、独自コンテンツを作成する際には、コンテンツ再生装置103にセリフが字幕として表示されるので、このセリフに従って、撮影する(ステップS33〜S35)。これにより、撮影したコンテンツが独自コンテンツとして独自コンテンツテーブル111dに記憶される(ステップS36)。
【0076】
従って、本実施の形態のカスタマイズ医療情報装置110によれば、撮影すべき映像サンプルを事前に視聴することができるので、コンテンツ作成者は独自コンテンツの内容を十分に把握することができる。また、撮影中においても、セリフが字幕として表示されるので、撮影に不慣れな者であっても簡単に独自コンテンツを作成することができる。
【0077】
尚、撮影した独自コンテンツは、その後編集可能であり、例えば、人物映像を撮る場合には、ブルーバックの前で撮影を行い、その後に別の背景を合成して、独自コンテンツを作成してもよい。
【0078】
<第2の実施の形態>
図12は、本発明の第2の実施に係る患者説明用医療情報提供システム4の概略構成図である。患者説明用医療情報提供システム4は、ASPに構築されたカスタマイズ医療情報提供システム200、各医療機関9a〜9nに設置された利用者端末7、及びカスタマイズ医療情報提供システム200と利用者端末7とを接続するインターネット網などのコンピュータネットワーク3と、を備えており、独自コンテンツも含めてすべての医療情報を一元的に管理しているカスタマイズ医療情報提供システム200が、個々の患者説明用の医療情報を作成して、利用者である患者に提供するコンピュータシステムである。
【0079】
これは、第1の実施の形態で各医療機関9a〜9nに構築したカスタマイズ医療情報提供システム100を利用者端末7を除いてASP側に構築したものであり、これにより、医療機関9a〜9nは利用者端末7だけを備えれば、カスタマイズ医療情報の提供を受けることができるようにしたものである。尚、本実施の形態においては、第1の実施の形態と異なる構成及び機能のみ説明し、その他の構成及び機能に関しては同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0080】
医療情報DB211は、医療情報DB111と同様な構成で、共通コンテンツテーブル111a、コンテンツコードテーブル111b、作成支援テーブル111c、独自コンテンツテーブル211dを有しているが、独自コンテンツテーブル211dは、すべての医療機関9a〜9nの独自コンテンツを備えており、この点が独自コンテンツテーブル111dと異なっている。
【0081】
尚、カスタマイズ医療情報提供装置210が利用者端末7に所望の医療情報を提供する動作については、第1の実施の形態と同様であるので、これについては説明を省略する。
【0082】
従って、本実施の形態のカスタマイズ医療情報提供装置210によれば、患者の診療状況に最適な医療情報を個々の患者にカスタマイズされたマルチメディアコンテンツとして提供することができるので、患者は待ち時間を有効に活用して、今後体験すべき医療行為に関する医療情報の予備知識を得ることができ、また、一度説明を受けた医療情報を再確認することができる。そして、このことは、医師及びコメディカルの医療説明に対する理解を向上させるので、インフォームドコンセントの実現にも寄与するものである。また、医者及びコメディカルにとっても、医者及びコメディカルが患者に直接説明する医療情報をカスタマイズ医療情報提供装置110が補充説明してくれるので、真に重要なポイントに説明を集中することができ、効率的かつ効果的な治療を行うことができる。
【0083】
また、本実施の形態の患者説明用医療情報提供システム4のシステム構成によれば、医療機関9a〜9nは利用者端末7を備えるだけで簡単にカスタマイズ医療情報の提供を受けることができるので、医療情報を管理するサーバーを導入する必要がなく、カスタマイズ医療情報提供装置210の管理及び保守業務から解放されるというメリットがある。
【0084】
<その他の実施の形態>
図13は、本発明の第3の実施に係る患者説明用医療情報提供システム5の概略構成図である。患者説明用医療情報提供システム5は、第1の実施の形態の患者説明用医療情報提供システム1からASPに配置された医療情報配信装置2を除いたものであり、それぞれの医療機関9a〜9nに構築されたカスタマイズ医療情報提供システム100が、個々の患者説明用の医療情報を作成して、利用者である患者にカスタマイズ医療情報を提供するコンピュータシステムである。
【0085】
これは、カスタマイズ医療情報提供装置110が医療情報を一元管理しているもので、医療情報に変更がある場合には、医療情報提供業者から送られた記録媒体に記憶された最新医療情報を基に医療情報DB111を更新するようになっている。
【0086】
従って、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同一の効果を得ることができる。
【0087】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができる。例えば、本発明の第1の実施の形態の患者説明用医療情報提供システム1においては、医療情報配信装置2とカスタマイズ医療情報提供装置110が重複して共通コンテンツテーブル、コンテンツコードテーブル、作成支援テーブルを備えているが、本発明はこの構成に限定されることなく、医療情報配信装置2が共通コンテンツテーブル、コンテンツコードテーブル、作成支援テーブルを備え、カスタマイズ医療情報提供装置110が独自コンテンツテーブルを備える構成として、カスタマイズ医療情報提供装置110が必要時に医療情報配信装置2から必要な医療情報を取得して、カスタマイズ医療情報を作成するようにしてもよい。そして、この場合には、カスタマイズ医療情報提供装置110は、独自コンテンツコードテーブル111dだけを医療情報DB111として備えればよいので、医療機関9a〜9nで管理する医療情報を減らすことができる。
【0088】
尚、上記実施の形態のカスタマイズ医療情報提供装置110及び210の動作は、カスタマイズ医療情報提供装置110及び210に格納されたプログラムを実行することにより実現され、また、医療情報配信装置2の動作は、医療情報配信装置2に格納されたプログラムを実行することにより実現される。そして、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも、通信ネットワークを介して配信することも可能である。
【0089】
また、上記実施の形態においては、カスタマイズ医療情報提供装置110及び210と電子カルテDBシステム101は、別システムとして管理されているが、カスタマイズ医療情報提供装置上で、電子カルテDBを医療情報DBに組み込んで一体化して管理するようにしてもよい。
【0090】
尚、電子カルテDBシステム101に記憶されている患者の診療情報は、蓄積されていくものなので、コンテンツコードを選択する際には、予めカスタマイズ医療情報提供システムで定めている年月パラメータに基づいて、直近の年月の診療情報だけを参照するようにして、診療情報の抽出の効率化を図っても良い。また、この場合において、さらに、診療情報のカテゴリーごとに年月パラメータを変えて、診療情報の抽出の最適化を図っても良い。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、患者の診療状況に最適な医療情報を個々の患者にカスタマイズされたマルチメディアコンテンツとして提供することが可能なので、個々の患者の患者満足度の向上を図ることができるとともに、医師やコメディカルにとっても医療行為の充実を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における患者説明用医療情報提供システムの概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるカスタマイズした医療情報を説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるコンテンツコードの体系を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるコンテンツコードの内容を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態において医療情報配信装置2がカスタマイズ医療情報提供システム110に医療情報を配信する動作を説明するシーケンス図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態においてカスタマイズ医療情報提供装置110が利用者端末7に所望の医療情報を提供する動作を説明するシーケンス図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるステップS15及びS16の具体例を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるステップS15及びS16の具体例を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施の形態においてカスタマイズ医療情報提供装置が独自コンテンツ作成の動作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施の形態における利用者端末7の初期画面を説明する図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態における利用者端末7の患者に最適な医療情報を表示する医療情報一覧画面を説明する図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における患者説明用医療情報提供システムの概略構成図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態における患者説明用医療情報提供システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1,4,5 患者説明用医療情報提供システム
2 医療情報配信装置
3 コンピュータネットワーク
7 利用者端末
8a…8n 利用者宅
9a…9n 医療機関
21,111,211 医療情報DB
22,112 制御部
23,113 送受信部
100,200 カスタマイズ医療情報提供システム
101 電子カルテDBシステム
102 デジタルカメラ
103 コンテンツ再生装置
104 コンピュータネットワーク
110,210 カスタマイズ医療情報提供装置
Claims (11)
- 患者が利用する利用者端末とコンピュータネットワークを介して相互に通信可能であり、前記患者の所望の医療情報を前記患者の診療情報に応じて前記患者ごとにカスタマイズして前記利用者端末に提供するカスタマイズ医療情報提供装置であって、
それぞれの医療機関に共通な、様々な医療行為に関する説明情報を記憶している共通情報記憶手段と、
前記それぞれの医療機関ごとに異なる説明情報を記憶している独自情報記憶手段と、
前記共通情報記憶手段に記憶している情報、前記独自情報記憶手段に記憶している情報及び前記患者の診療情報を構成要素とするカスタマイズ医療情報を一意に決定するコンテンツコードを、前記構成要素の編集順序に関する情報と対応させて記憶しているコンテンツコード記憶手段と、
前記患者の診療情報に基づいて、前記コンテンツコードを選択し、前記所望の医療情報を決定するコンテンツ決定手段と、
選択した前記コンテンツコードの前記編集順序に関する情報に従って、前記カスタマイズ医療情報を作成するコンテンツ編集手段と、
作成した前記カスタマイズ医療情報を前記利用者端末に送信するコンテンツ送信手段と、
を有することを特徴とするカスタマイズ医療情報提供装置。 - 前記共通情報記憶手段及び前記コンテンツコード記憶手段に記憶している情報を一元的に管理している医療情報配信装置から第2のコンピュータネットワークを介して、前記共通情報記憶手段及び前記コンテンツコード記憶手段の変更情報を受信して、前記共通情報記憶手段及び前記コンテンツコード記憶手段に反映させることを特徴とする請求項1記載のカスタマイズ医療情報提供装置。
- 前記独自情報記憶手段に記憶している独自情報を作成する際の作成支援情報を記憶している作成支援情報記憶手段と、
前記作成支援情報に基づいて、前記独自情報を作成する独自情報作成手段と、を有することを特徴とする請求項1又は2記載のカスタマイズ医療情報提供装置。 - 前記コンテンツ決定手段は、前記患者の、診断名に関する情報、検査に関する情報、入院に関する情報、手術に関する情報及び投薬に関する情報の少なくとも1つに基づいて、前記コンテンツコードを選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカスタマイズ医療情報提供装置。
- 前記コンテンツ決定手段は、さらに、説明レベル、告知レベル、年齢及び性別を加味して、前記コンテンツコードを選択することを特徴とする請求項4記載のカスタマイズ医療情報提供装置。
- 患者が利用する利用者端末とコンピュータネットワークを介して相互に通信可能なコンピュータが、前記患者の所望の医療情報を前記患者の診療情報に応じて前記患者ごとにカスタマイズして前記利用者端末に提供するカスタマイズ医療情報提供方法であって、
それぞれの医療機関に共通な、様々な医療行為に関する説明情報を記憶している共通情報記憶手段と、前記それぞれの医療機関ごとに異なる説明情報を記憶している独自情報記憶手段と、前記共通情報記憶手段に記憶している情報、前記独自情報記憶手段に記憶している情報及び前記患者の診療情報を構成要素とするカスタマイズ医療情報を一意に決定するコンテンツコードを、前記構成要素の編集順序に関する情報と対応させて記憶しているコンテンツコード記憶手段と、を有する前記コンピュータが、
前記患者の診療情報に基づいて、前記コンテンツコードを選択し、前記所望の医療情報を決定するコンテンツ決定ステップと、
選択した前記コンテンツコードの前記編集順序に関する情報に従って、前記カスタマイズ医療情報を作成するコンテンツ編集ステップと、
作成した前記カスタマイズ医療情報を前記利用者端末に送信するコンテンツ送信ステップと、
を実行することを特徴とするカスタマイズ医療情報提供方法。 - 前記コンピュータは、
前記独自情報記憶手段に記憶している独自情報を作成する際の作成支援情報を記憶している作成支援情報記憶手段を有し、
前記作成支援情報に基づいて、独自コンテンツを作成する独自コンテンツ作成ステップを実行することを特徴とする請求項6記載のカスタマイズ医療情報提供方法。 - 前記コンテンツ決定ステップは、前記患者の、診断名に関する情報、検査に関する情報、入院に関する情報、手術に関する情報及び投薬に関する情報の少なくとも1つに基づいて、前記コンテンツコードを選択することを特徴とする請求項6又は7記載のカスタマイズ医療情報提供方法。
- 前記コンテンツ決定ステップは、さらに、説明レベル、告知レベル、年齢及び性別を加味して、前記コンテンツコードを選択することを特徴とする請求項8記載のカスタマイズ医療情報提供方法。
- コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカスタマイズ医療情報提供装置として機能させることを特徴とするカスタマイズ医療情報提供プログラム。
- 請求項10記載のカスタマイズ医療情報提供プログラムがコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていることを特徴とするカスタマイズ医療情報提供プログラム記録媒体。
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