JP2004239500A - Bath temperature estimating device and bath water heater - Google Patents

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JP2004239500A
JP2004239500A JP2003028422A JP2003028422A JP2004239500A JP 2004239500 A JP2004239500 A JP 2004239500A JP 2003028422 A JP2003028422 A JP 2003028422A JP 2003028422 A JP2003028422 A JP 2003028422A JP 2004239500 A JP2004239500 A JP 2004239500A
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a bath temperature estimating device requiring less power consumption for finding a water temperature in a bath tub without facilitating the lowering of the water temperature in the bath tub, and a bath water heater using the same. <P>SOLUTION: The lowering characteristic of the water temperature detected by a temperature sensor 44 after stopping reheating operation and the lowering characteristic of the water temperature in the bath tub are actually measured and a correlation between the water temperature in the bath tub and the detected water temperature is previously stored in reference tables 57. The reference tables are prepared by initial temperatures and outside air temperatures. A water temperature estimating means 54 selects the reference table among theses corresponding to the initial temperature detected by the temperature sensor 44 at stopping a circulation pump and the outside air temperature detected by an outside air temperature sensor 47, and then it finds an estimated value for the water temperature in the bath tub with reference to the reference table in accordance with the water temperature detected by the temperature sensor 44. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽内の水温を推定する風呂温度推定装置およびこれを備えた風呂給湯器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
風呂給湯器は、浴槽から本体内の熱交換器を経由して浴槽に戻る追焚循環経路を備え、この追焚循環経路を通じて浴槽水を循環ポンプで強制循環させながらバーナを燃焼させることで、追焚動作を行うように構成されている。また風呂の自動運転中は、浴槽内の水温を間欠的に測定し、水温が保温すべき温度範囲の下限を下回ったとき追焚動作を実行して浴槽水を風呂設定温度に保温するようになっている。
【０００３】
このような風呂給湯器では、浴槽内の水温を検出するとき、循環ポンプを作動させて浴槽内の水を追焚循環経路を通じて風呂給湯器の本体内へ充分引き込んでから、本体内に設けた温度センサで水温を測定するようになっている（たとえば、特許文献１参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平１０−０８２５６１号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来から使用されている風呂給湯器では、保温中に浴槽内の水温を測定する際に、それまで停止させていた循環ポンプを作動させるので、追焚循環経路内に停留していた温度の低下した水が浴槽内へ流出してしまう。特に、測定の結果、水温低下が少なく、追焚動作の実行が不要と判断された場合には、浴槽内の水温を下げるだけで加熱が行われないので、水温の低下を助長する結果になっていた。また、循環ポンプを作動させるので、浴槽内の水温を測定するための消費電力が大きかった。
【０００６】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、浴槽内の水温低下を助長することなく、しかも少ない消費電力で浴槽内の水温を求めることのできる風呂温度推定装置およびこれを用いた風呂給湯器を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
［１］浴槽内の水温を推定する風呂温度推定装置において、
風呂給湯器（１０）の加熱部（２２）を経由して浴槽水を循環させるための追焚循環経路（４１、４０、４２）のうち、前記風呂給湯器（１０）の本体（２０）内部に存する部分に取り付けた温度センサ（４４）と、
浴槽内の水温を推定する水温推定手段（５４）とを備え、
前記水温推定手段（５４）は、前記追焚循環経路（４１、４０、４２）を通じて浴槽水を循環させる循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽内の水温を、前記循環ポンプ（４３）を停止させたままの状態で前記温度センサ（４４）の検出する水温に基づいて推定する
ことを特徴とする風呂温度推定装置。
【０００８】
［２］前記水温推定手段（５４）は、前記循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽内の水温の降下特性と前記温度センサ（４４）の検出する水温の降下特性との相関であって予め求めたものに基づいて、前記循環ポンプ（４３）を停止させたままの状態で前記温度センサ（４４）の検出する水温から前記循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽内の水温を推定する
ことを特徴とする［１］に記載の風呂温度推定装置。
【０００９】
［３］浴槽内の水温を推定する風呂温度推定装置において、
風呂給湯器（１０）の加熱部（２２）を経由して浴槽水を循環させるための追焚循環経路（４１、４０、４２）のうち、前記風呂給湯器（１０）の本体（２０）内部に存する部分に取り付けた温度センサ（４４）と、
外気温度を検出する外気温センサ（４７）と、
浴槽内の水温を推定する水温推定手段（５４）とを備え、
前記水温推定手段（５４）は、前記追焚循環経路（４１、４０、４２）を通じて浴槽水を循環させる循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽内の水温を、前記循環ポンプ（４３）を停止させたままの状態で前記温度センサ（４４）の検出する水温と前記外気温センサ（４７）の検出する外気温度に基づいて推定する
ことを特徴とする風呂温度推定装置。
【００１０】
［４］前記水温推定手段（５４）は、前記循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽内の水温の降下特性と前記温度センサ（４４）の検出する水温の降下特性との相関であって外気温度別に予め求めたものに基づいて、前記循環ポンプ（４３）を停止させたままの状態で前記温度センサ（４４）の検出する水温と前記外気温センサ（４７）の検出する外気温度とから前記循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽内の水温を推定する
ことを特徴とする［３］に記載の風呂温度推定装置。
【００１１】
［５］浴槽内の水温を推定する風呂温度推定装置において、
風呂給湯器（１０）の加熱部（２２）を経由して浴槽水を循環させるための追焚循環経路（４１、４０、４２）のうち、前記風呂給湯器（１０）の本体（２０）内部に存する部分に取り付けた温度センサ（４４）と、
外気温度を検出する外気温センサ（４７）と、
前記追焚循環経路（４１、４０、４２）を通じて浴槽水を循環させる循環ポンプ（４３）を停止させた後の経過時間を計測する計時手段（５３）と
浴槽内の水温を推定する水温推定手段（５４）とを備え、
前記水温推定手段（５４）は、前記循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽内の水温を、前記循環ポンプ（４３）を停止させたままの状態で前記温度センサ（４４）の検出する水温と前記外気温センサ（４７）の検出する外気温度と前記計時手段（５３）の計時する経過時間とに基づいて推定する
ことを特徴とする風呂温度推定装置。
【００１２】
［６］前記水温推定手段（５４）は、前記循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽内の水温の降下特性と前記温度センサ（４４）の検出する水温の降下特性との相関であって外気温度別に予め求めたものを、前記外気温センサ（４７）の検出する温度と前記循環ポンプ（４３）を停止させた後の経過時間とから前記相関を参照して求まる前記温度センサ（４４）による検出水温の予定値と前記温度センサ（４４）の実測温度との差で補正し、当該補正後の相関に基づき、前記循環ポンプ（４３）を停止させたままの状態で前記温度センサ（４４）の検出する水温と前記外気温センサ（４７）の検出する外気温度とから前記循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽内の水温を推定する
ことを特徴とする［５］に記載の風呂温度推定装置。
【００１３】
［７］前記水温推定手段（５４）は、循環ポンプ（４３）の停止時における浴槽内の水温を初期温度とし、これを判断要素の１つに加えて浴槽内の水温を推定する
ことを特徴とする［１］〜［６］の何れかに記載の風呂温度推定装置。
【００１４】
［８］前記循環ポンプ（４３）の停止時における浴槽内の水温を初期温度とし、前記相関を初期温度毎に予め求めておき、循環ポンプ（４３）を最近停止させた際の初期温度に対応する相関を用いて浴槽内の水温を推定する
ことを特徴とする［２］、［４］または［６］に記載の風呂温度推定装置。
【００１５】
［９］浴槽内の水温を風呂設定温度に維持するための追焚動作のオンオフを制御する追焚制御手段（５２）を備えた風呂給湯器（１０）において、
［１］から［８］のいずれかに記載の風呂温度推定装置を有し、
前記追焚制御手段（５２）は、循環ポンプ（４３）を作動させずに前記風呂温度推定装置によって推定した浴槽内の水温に基づいて追焚動作をオンにするか否かを判定する
ことを特徴とする風呂給湯器（１０）。
【００１６】
［１０］風呂の自動運転の可能な風呂給湯器（１０）において、
操作の受付部と動作状態の表示部とを有するリモートコントローラと、
前記リモートコントローラの動作モードを、通常モードと前記表示部における表示を非表示もしくは節電状態にした省電力モードとに切り換える省電力モード管理手段と、
［１］から［８］のいずれかに記載の風呂温度推定装置とを有し、
前記省電力モード管理手段は、風呂の自動運転がオフになった後における浴槽内の水温を前記風呂温度推定装置によって推定し、その温度が所定の下限温度を下回ったとき、前記リモートコントローラの動作モードを前記省電力モードに切り換える
ことを特徴とする風呂給湯器（１０）。
【００１７】
次に、前記各項に記載された発明の作用について説明する。
水温推定手段（５４）は、追焚循環経路（４１、４０、４２）を通じて浴槽水を循環させる循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽内の水温（以後、浴槽水温度ともいう）を、循環ポンプ（４３）を停止させたままの状態で本体（２０）内に設けた温度センサ（４４）の検出する水温（以後、検出水温ともいう）に基づいて推定する。
【００１８】
この温度センサ（４４）は、浴槽から離れた箇所に取り付けられているので、浴槽内の水温を直接的に示すものではない。しかしながら、循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽内の水温の降下特性と温度センサ（４４）の取付箇所における水温の降下特性との間には一定の相関がある。そこで、浴槽内の水温の降下特性と温度センサ（４４）の検出する水温の降下特性とを予め測定してこれらの相関を求めておき、循環ポンプ（４３）を停止させたままの状態で温度センサ（４４）によって実測した水温で先の相関を参照することにより、現時点での浴槽内の水温を推定している。この際、循環ポンプ（４３）の停止時における浴槽水の初期温度や外気温度をそれらの代表的な温度（たとえば、初期温度４２℃、外気温度１５℃）に仮定することで、温度センサ（４４）の検出する水温のみに基づいて浴槽水温度を推定することができる。
【００１９】
このように風呂給湯器（１０）の本体（２０）から離れている浴槽内の水温を、循環ポンプ（４３）を作動させることなく求めることができるので、浴槽内の水温低下を助長することなく、しかも少ない消費電力で浴槽水温度を測定することができる。
【００２０】
外気温度を検出する外気温センサ（４７）をさらに有するものでは、水温推定手段（５４）は、循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽内の水温を、温度センサ（４４）の検出する水温と外気温センサ（４７）の検出する外気温度の双方に基づいて推定する。たとえば、水温推定手段（５４）は、循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽水温度の降下特性と温度センサ（４４）の検出水温の降下特性との相関を外気温度別に予め求めておく。そして外気温センサ（４７）の実測する現在の外気温度に対応する相関を選択し、循環ポンプ（４３）を停止させたままの状態で温度センサ（４４）により実測した水温で先の相関を参照することにより、現時点での浴槽内の水温を推定する。このように、外気温度をパラーメータに加えて浴槽内の水温を推定するので、水温の推定精度を高めることができる。
【００２１】
また、温度センサ（４４）の検出する水温と、外気温センサ（４７）の検出する外気温度と、計時手段（５３）の計時する循環ポンプ停止後の経過時間とに基づいて浴槽水温度を推定するものでは、風など外乱の影響を排除してより高い精度で水温を推定することができる。たとえば、循環ポンプ（４３）を停止させた後における浴槽水温度の降下特性と温度センサ（４４）の検出水温の降下特性との相関を外気温度別に予め求めておき、実測した現在の外気温度に対応する相関を循環ポンプ停止後の経過時間で参照することにより、温度センサ（４４）の検出すべき水温の予定値を求める。そして、この予定値の温度と温度センサ（４４）による実測温度との差から先の相関を補正し、当該補正後の相関に基づいて、温度センサ（４４）の検出する水温と外気温センサ（４７）の検出する温度とから浴槽水温度を推定する。
【００２２】
たとえば、風の有無によって、温度センサ（４４）の取付箇所付近における追焚循環経路（４１、４０、４２）内の水温の降下特性が変化するので、計時時間に基づいて求めた水温の予定値と実際の水温との間に差が生じる。そこで、この差に基づいて相関を補正することにより、風などの外乱の影響を相殺し、より正確に浴槽水温度を推定することができる。
【００２３】
循環ポンプ（４３）を停止させた時点での浴槽内の水温を初期温度とし、これを判断要素の１つに加えて浴槽水温度を推定するものでは、風呂設定温度の高低にかかわらず、精度良く浴槽水温度を推定することができる。たとえば、浴槽水温度と検出水温との相関を初期温度別に予め求めておき、これらの中から、循環ポンプ（４３）を停止させた際に温度センサ（４４）の検出する水温や風呂設定温度を初期温度とする相関を選択し、これに基づいて浴槽内の水温を推定する。
【００２４】
追焚動作をオンオフすることで浴槽水を風呂設定温度に保温する機能を備えた風呂給湯器（１０）では、上述した風呂温度推定装置によって推定した浴槽水温度に基づいて追焚動作をオンに制御する。風呂温度推定装置を用いることにより循環ポンプ（４３）を駆動することなく浴槽水温度が求まるので、追焚循環経路（４１、４０、４２）内に停留している温度の低下した水が浴槽水温度の測定時に浴槽へ流出することはない。循環ポンプを作動させて浴槽水温度を測定する従来のものでは、浴槽水温度を測定した結果、追焚動作をオンにする必要がなかった場合には、浴槽内の水温を却って低下させてしまうが、風呂温度推定装置を用いて浴槽水温度を推定するものでは、水温の低下を助長することなく浴槽水温度を取得することができる。また循環ポンプ（４３）を作動させないので、浴槽水温度の測定に伴う消費電力を少なくすることができる。
【００２５】
また、風呂の自動運転がオフになった後における浴槽内の水温を上述した風呂温度推定装置によって推定し、その温度が所定の下限温度を下回ったとき、リモートコントローラの動作モードを省電力モードに切り換える。風呂の自動運転をオンにすると、設定された水位まで設定された温度の湯を自動で浴槽に湯張りし、その後、保温継続時間（たとえば４時間）が経過するまで、その水位および湯温が維持される。しかし、保温継続時間の経過によって風呂の自動運転が終了した後、あるいは手動で風呂の自動運転をオフした後であっても、浴槽内の水温は急に低下しないので、しばらくは入浴可能である。また節約等のために、入浴を終える前に風呂の自動運転を意図的にオフにする利用者もある。
【００２６】
一方、待機中には、リモートコントローラの表示をオフしたり暗くしたりする省電力モードに入るようにした風呂給湯器（１０）がある。このような風呂給湯器（１０）において、風呂の自動運転がオフになった時点ですぐに省電力モードに入ると、まだ入浴可能な水温であるにもかかわらず、リモートコントローラの表示が非表示等になってしまう。そこで、自動運転がオフになった後、人が入浴できない程度まで水温が低下したか否かを検出し、もはや入浴しないと想定される温度まで低下したときリモートコントローラを省電力モードに切り換えることが望ましい。このとき、浴槽水温度を検出するために循環ポンプ（４３）を作動させてしまうと、浴槽内の水温低下を助長してしまう。また循環ポンプ（４３）を作動させることは、省エネルギ化に逆行し、節約のために風呂の自動運転を早めにオフする利用者の意図に反することにもなる。そこで、リモートコントローラを省電力モードに切り換えるための浴槽水温度の検出を風呂温度推定装置で行うことで、上記問題の発生を防止している。
【００２７】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
本発明の実施の形態にかかる風呂給湯器１０は、水栓やシャワーヘッドに給湯したり浴槽内へ注湯したりする給湯機能と、浴槽内の水を昇温する追焚機能を備えている。また注湯機能と追焚機能とを組み合わせることにより風呂の自動運転を行うようになっている。風呂の自動運転では、浴槽に設定水位まで湯張りするとともに風呂設定温度まで沸き上げる沸上機能と、その後、所定の保温継続時間（たとえば４時間）が経過するまで浴槽水の温度と水位を設定値に維持する保温機能が実行される。また保温継続時間が経過したとき、風呂の自動運転は自動的にオフするようになっている。
【００２８】
風呂給湯器１０は、本体２０と、これに接続される浴室リモートコントローラ１００と台所リモートコントローラ２００とから構成される。浴室リモートコントローラ１００および台所リモートコントローラ２００は本体２０と２芯ケーブルでそれぞれ接続されており、各種の情報を本体２０との間で送受信するようになっている。
【００２９】
風呂給湯器１０の本体２０は、図示省略の燃焼室の下方に配置されたバーナ２１と、このバーナ２１の排気下流（図では上方）に配置された熱交換器２２を備えている。熱交換器２２は、給湯受熱管３０と追焚受熱管４０の双方が共通の缶体を通る、いわゆる一缶二水路型の熱交換器である。熱交換器２２の有する給湯受熱管３０の一端には給水源に通じる給水管３１が接続され、他端には出湯用の水栓等に通じる給湯管３２が接続されている。給水管３１の途中には、通水量を検出するための水量センサ３３が配置してある。水栓が開かれる等によって給湯受熱管３０内の通水を水量センサ３３が検出すると、バーナ２１を点火し、設定温度の湯が出るようにバーナ２１の燃焼量が制御されるようになっている。
【００３０】
熱交換器２２の有する追焚受熱管４０の一端には、浴槽５の中の水を熱交換器２２へ戻すためのふろ戻管４１が接続されている。また追焚受熱管４０の他端には熱交換器２２で加熱された後の湯水を浴槽５へ送り込むためのふろ往管４２が接続されている。ふろ戻管４１および追焚受熱管４０、ふろ往管４２により、浴槽内の湯水を風呂給湯器の加熱部（熱交換器２２）を経由して循環させるための追焚循環経路が構成される。
【００３１】
本体２０の内部であってふろ戻管４１の途中には、浴槽５の中の水を追焚循環経路を通じて強制的に循環するための循環ポンプ４３が設けてある。また循環ポンプ４３の近傍には、追焚循環経路内の水温を検出する温度センサ４４のほか、図示省略の水位センサ、ふろ水流スイッチ、ふろサーミスタが取り付けてある。循環ポンプ４３を駆動することで浴槽５の中の水は、ふろ戻管４１、追焚受熱管４０、ふろ往管４２をこの順に経由して浴槽５へ戻る。循環ポンプ４３の駆動と同時にバーナ２１を燃焼させることで、風呂の追焚動作は実行される。
【００３２】
給湯管３２とふろ戻管４１は、注湯連絡管４５によって接続されている。注湯連絡管４５の途中には、電磁弁４６が設けてある。通常、電磁弁４６は閉止されている。電磁弁４６を開くと、給水源からの水が、給水管３１、給湯受熱管３０、給湯管３２、注湯連絡管４５を経由してふろ戻管４１およびふろ往管４２へ流れ込み、やがて浴槽５へ流出する。浴槽５への注湯動作は、電磁弁４６を開き、バーナ２１を燃焼させることで行われる。
【００３３】
本体２０のケース内側には、外気温度を検出するための外気温センサ４７が取り付けてある。外気温センサ４７は、バーナ２１の燃焼による温度変化の影響を受けない箇所に取り付けてある。このほか風呂給湯器１０の本体２０は、出湯温度を検出するための出湯サーミスタ、バーナ２１への給排気を行うための燃焼ファン、バーナ２１へ燃焼ガスを供給するためのガス供給管、バーナ２１への燃焼ガスの供給をオンオフするガス電磁弁、供給するガス量を調整するためのガス比例弁などを備えている。
【００３４】
さらに本体２０は、風呂給湯器１０の動作を統括制御する制御部５０を備えている。制御部５０は、各種制御の中枢的役割を果たすＣＰＵ（中央処理装置）と、プログラムや各種の固定的データを記憶するＲＯＭ（リード・オンリ・メモリ）と、プログラムを実行する上で一時的に必要となるデータを記憶するためのＲＡＭを主要部として構成されている。制御部５０には、前述した循環ポンプ４３、温度センサ４４、外気温センサ４７、水量センサ３３、電磁弁４６のほか、各種のセンサや電磁弁等が電気的に接続されている。また制御部５０には、浴室に設置された浴室リモートコントローラ１００と台所に設置された台所リモートコントローラ２００がそれぞれ２芯ケーブルを介して接続されている。
【００３５】
制御部５０は、バーナ２１の燃焼を制御する燃焼制御手段５１と、風呂の自動運転を管理する風呂自動運転管理部５２と、保温継続時間や追焚動作停止後の経過時間などを計測する計時手段５３としての機能を備えている。また制御部５０は、循環ポンプ４３を作動させずに浴槽水温度を推定する水温推定手段５４と、浴室リモートコントローラ１００および台所リモートコントローラ２００の表示を非表示に切り換えることによって節電を図る省電力モード管理手段５５と、浴室リモートコントローラ１００や台所リモートコントローラ２００と各種情報の送受信を行う通信手段５６としての機能を備えている。
【００３６】
水温推定手段５４は、温度センサ４４の検出する水温と浴槽内の水温との関係を登録した参照テーブル５７を備えている。参照テーブル５７は、浴槽内の水温（浴槽水温度）と温度センサ４４の検知する水温（検出水温）とが一致している状態を初期状態とし、その後の時間経過に伴う浴槽水温度の降下特性と検出水温の降下特性との相関関係を予め調べて登録したものである。
たとえば、器具が設置されて使用が開始されてから一定期間（たとえば半年間）は、外気温度が特定の温度になったとき、浴槽水温度の降下特性と検出水温の降下特性との相関を調べるようにする。より詳細には、外気温度が１５℃で、温度センサ４４の検出温度が４０℃となった場合に循環ポンプ４３をオンにして浴槽５内の水温を実測する。かかる動作を、外気温度が同一という条件の下で、温度センサ４４の検出温度が３８℃の時、３６℃の時のように次々と異なる温度で行うことで上記した相関を求める。さらに、上記した一連の測定を数回行った平均値を取得し、これを実際に使用する相関関係として登録する。浴槽が設置された場所がマンションなのか一戸建てなのか、さらにはユニットバスか在来工法の浴室なのかに依存して放熱状態が異なるので、器具設置後に相関を測定することで、設置環境の違いによる誤差が低減される。なお、上記した相関関係の実測は、外気温度を変えて複数種類行われる。
【００３７】
図２は、浴槽水温度および温度センサ４４による検出水温の時間経過に伴う降下特性の一例を示している。循環ポンプ４３を作動させて浴槽５内の水を追焚循環経路に循環させている状態から循環ポンプ４３を停止させた時点を初期状態とし、その後の経過時間に対する浴槽水温度の降下特性３０１、３０２と検出水温の降下特性３０３、３０４を示している。なお、実線の降下特性３０１、３０３は外気温度が１５℃の場合を、点線の降下特性３０２、３０４は外気温度が５℃の場合を表している。この例では、外気温度が１５℃の場合には、浴槽水温度が３８℃に下がるまでにＴ２時間（たとえば３０分）かかり、そのときの検出水温は３０℃になっている。また外気温度が５℃の場合には、浴槽水温度が３８℃に下がるまでにＴ１時間（たとえば２０分）を要し、そのときの検出水温は２６℃になっている。
【００３８】
図２に示すようなグラフを、初期温度と外気温度を色々と変えて測定し、これらの測定結果に基づいて浴槽水温度と検出水温との対応関係を表した参照テーブル５７を初期温度別、外気温度別に作成して、水温推定手段５４に登録してある。図３は、初期温度４２℃、外気温度１５℃の場合における参照テーブル５７の一例を示している。本実施の形態では、初期温度を３７℃〜４８℃の範囲で０．５℃毎に、外気温度を５℃から３５℃の範囲で５℃毎にそれぞれ変化させた場合に対応する各種の参照テーブルを作成して登録してある。
【００３９】
水温推定手段５４は、循環ポンプ４３を停止させたときに温度センサ４４の検出する水温を初期温度とし、かつそのとき外気温センサ４７の検出する温度を外気温度として、これらに対応する参照テーブル５７を選択し、その後は、温度センサ４４の検出する検出水温でこの参照テーブル５７を参照することにより浴槽水温度の推定値を求めるようになっている。なお、風呂の自動運転中においては、風呂設定温度を参照テーブルを選択するための初期温度としてもよい。
【００４０】
浴室リモートコントローラ１００は、人の操作を受け付けるための複数のスイッチ１１１〜１２６と、情報を表示するための複数の表示部１３１〜１４９と、スイッチに内蔵されたランプ１５１〜１５４と、運転ランプ１５５と、マイクの機能を兼ねたスピーカ１０１と、浴室リモートコントローラ１００の動作を統轄制御する制御部１６０とを有している。制御部１６０は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭを主要部とする回路で構成されている。制御部１６０は、浴室リモートコントローラ１００の動作を統括制御するものであり、各スイッチ１１１〜１２６の操作を受け付ける操作管理部１６１と、表示部１３１〜１４９の表示内容およびランプ１５１〜１５５の点灯を制御する表示制御部１６２と、本体２０との間で通信を行う通信手段１６３を備えている。
【００４１】
図４は、浴室リモートコントローラ１００の外観をその正面から表したものである。リモートコントローラは、呼び出しスイッチ１１１と、優先スイッチ１１２と、おいだきスイッチ１１３と、自動スイッチ１１４を有している。また詳細設定用に、給湯アップスイッチ１１５と、給湯ダウンスイッチ１１６と、湯量アップスイッチ１１７と、湯量ダウンスイッチ１１８と、ふろ温度アップスイッチ１１９と、ふろ温度ダウンスイッチ１２０を備えている。このほか、ゆらぎシャワースイッチ１２１と、たし湯スイッチ１２２と、ぬる湯スイッチ１２３と、保温時間スイッチ１２４と、運転スイッチ１２５と、音量スイッチ１２６を有している。これらは図示省略の開閉可能な蓋で通常は覆われている。
【００４２】
呼び出しスイッチ１１１は、浴室内から台所リモートコントローラ２００など他の箇所に設置されたもう１つのリモートコントローラとの間でインターフォン機能を有効にし、かつ相手を呼び出すためのスイッチである。優先スイッチ１１２は、台所リモートコントローラ２００など他の箇所に設置されたリモートコントローラよりも当該浴室リモートコントローラ１００で設定した給湯設定温度を優先するためのスイッチである。おいだきスイッチ１１３は、風呂の追焚動作の開始や停止を指示するためのスイッチである。
【００４３】
自動スイッチ１１４は、風呂の自動運転の開始や停止を行うためのスイッチである。風呂の自動運転をオンにすると、設定された水位まで設定された温度の湯を自動で浴槽５に湯張りし、かつその温度および水位を設定された保温継続時間（たとえば４時間）が経過するまで維持するように風呂給湯器１０が動作する。
【００４４】
給湯アップスイッチ１１５は、給湯設定温度を上げるためのスイッチであり、給湯ダウンスイッチ１１６は、給湯設定温度を下げるためのスイッチである。湯量アップスイッチ１１７は、浴槽設定水位を上げるためのスイッチであり、湯量ダウンスイッチ１１８は、浴槽設定水位を下げるためのスイッチである。ふろ温度アップスイッチ１１９は、ふろを保温する際の設定温度を上げるためのスイッチであり、ふろ温度ダウンスイッチ１２０は、同温度を下げるためのスイッチである。
【００４５】
ゆらぎシャワースイッチ１２１は、シャワーの勢いを、人に心地よいとされるＦ分の１の揺らぎで変化させるためのスイッチである。たし湯スイッチ１２２は、浴槽にたし湯するためのスイッチである。ぬる湯スイッチ１２３は、浴槽に水を入れて湯温を下げるためのスイッチである。保温時間スイッチ１２４は、自動運転中の保温継続時間を変更するためのスイッチである。運転スイッチ１２５は、本体２０の運転をオンオフするためのメインスイッチである。音量スイッチ１２６は、先に説明したインターフォン機能を作動させた際に、相手方からの声の大きさを変更するためのスイッチである。音量スイッチ１２６の左横には、マイクとしても機能するスピーカが内蔵されている。
【００４６】
浴室リモートコントローラ１００が備える多数の表示部のうち、給湯に関する項目の表示部としては、給湯設定温度の設定において台所リモートコントローラ２００など他のリモートコントローラより優先される状態にあることを「優先」の文字で表示する優先表示部１３１と、シャワーの勢いが揺らぎに設定されていることを「ゆらぎ」の文字で表示するゆらぎ表示部１３２と、炎の絵柄を変動させて給湯側の燃焼を通知する給湯燃焼表示部１３３と、給湯設定温度を数字で表示する給湯設定温度表示部１３４がある。
【００４７】
風呂に関する項目を表示する表示部としては、自動運転が予約中であることを「予約」の文字で表示する予約表示部１４１と、現在時刻もしくは予約時刻を表示する時刻表示部１４２と、炎の絵柄を変動させて風呂側の燃焼を通知する風呂燃焼表示部１４３と、風呂の設定温度を表示する風呂設定温度表示部１４４とがある。さらに、浴槽の設定水位を表示する水位表示部１４５と、風呂の保温中であることを「保温」の文字で表示する保温表示部１４６と、浴槽に水または湯を注水中もしくは追焚中であることを矢印の点滅で表示する矢印表示部１４７と、水の注水中であることを「水」の文字で表示する水表示部１４８と、湯の注水中であることを「湯」の文字で表示する湯表示部１４９を備えている。
【００４８】
これらの表示部は、それぞれ独立した蛍光表示管で構成されており、独立に点灯・消灯可能になっている。さらに、呼び出しスイッチ１１１、優先スイッチ１１２、おいだきスイッチ１１３、自動スイッチ１１４にはそれぞれ個別のランプ１５１〜１５４が内蔵されている。運転ランプ１５５は、風呂給湯器１０が運転オンの状態であることを示すものである。
【００４９】
台所リモートコントローラ２００は、浴室リモートコントローラ１００と同様に、スイッチ、ランプ、スピーカ、表示部および制御部を備えており、それらの説明は省略する。なお、台所リモートコントローラ２００においては、風呂の自動運転スイッチを除き、風呂に関連するスイッチや表示部は省略されている。
【００５０】
本体２０の制御部５０が有する省電力モード管理手段５５は、浴室リモートコントローラ１００および台所リモートコントローラ２００の動作モードを、表示が通常通り行われる通常モードと非表示になる省電力モードとに切り換える機能を有している。省電力モードにおいて、浴室リモートコントローラ１００および台所リモートコントローラ２００は、運転ランプ１５５を除いて非表示になる。通常モードでは、給湯設定温度表示部１３４、風呂設定温度表示部１４４、水位表示部１４５は常時オンになり、その他の表示項目は必要に応じてオンになる。たとえば優先スイッチ１１２の操作によって優先状態になると優先表示部１３１がオンになり、かつ優先スイッチ１１２に内蔵したランプがオンになる等である。
【００５１】
省電力モード管理手段５５は、器具の運転がオンになっており、かつ出湯などに基づく燃焼動作の行われていない待機中は、浴室リモートコントローラ１００および台所リモートコントローラ２００の双方を省電力モードにする。なお省電力モード中に何らかのスイッチ操作があると一時的に（たとえば３分間）通常モードに復帰し、その後、再び省電力モードに戻るように動作モードが制御される。また待機中に出湯が始まると通常モードに復帰する。また、出湯が停止し、待機中に戻ってから所定時間（たとえば１０分）が経過すると、再び省電力モードへ移行するようになっている。
【００５２】
省電力モード管理手段５５は、風呂の自動運転中においては、人の入浴可能な状態に沸き上げるまで浴室リモートコントローラ１００を省電力モードに設定する。そして、人が入浴可能な状態になったとき、すなわち、沸上完了時または沸上完了の少し前（たとえば５分前）になったとき、浴室リモートコントローラ１００の動作モードを通常モードに切り換える。さらに保温継続時間が経過して風呂の自動運転がオフになったとき、もしくは手動のスイッチ操作によって風呂の自動運転がオフになったときには、その後、人が入浴しないと想定される温度まで浴槽水温度が低下したとき初めて浴室リモートコントローラ１００の動作モードを通常モードから省電力モードに切り換えるようになっている。このような切換は、自動運転がオフになっても浴槽水温度は急に低下しないので、まだ人の入浴する可能性があり、そのような利用者の便宜を図るためである。
【００５３】
図５は、風呂の自動運転がオンにされた場合における風呂給湯器１０の動作の流れを示している。風呂給湯器１０は、風呂の自動運転のオンされると、沸上動作を開始する（ステップＳ４０１）。すなわち、浴槽５内の水位が風呂設定水位となり、浴槽水温度が風呂設定温度となるように注湯動作および追焚動作を行う。さらに沸上動作が完了すると（ステップＳ４０２；Ｙ）、それまで省電力モードに設定した浴室リモートコントローラ１００の動作モードを通常モードに切り換える（ステップＳ４０３）。沸上動作の完了後は、自動運転がオフになるまで浴槽水の保温が行われる。保温中は、追焚動作の実行中を除いて循環ポンプ４３はオフされる（ステップＳ４０４）。
【００５４】
水温推定手段５４は、保温開始時に温度センサ４４の検出する水温を初期温度として取得するとともに外気温センサ４７の検出する外気温度を取得し、この初期温度と外気温度に対応する参照テーブル５７を選択する。そして、選択した参照テーブル５７を温度センサ４４の検出水温で参照して、浴槽水温度の推定値を取得する（ステップＳ４０６）。この推定動作は、連続的に、あるいは数十秒から数分の周期で繰り返し行われる。
【００５５】
上述のようにして推定した浴槽水温度が保温すべき温度範囲の下限以下になると（ステップＳ４０７；Ｙ）、バーナ２１と循環ポンプ４３をオンにして追焚動作を実行する（ステップＳ４０８）。温度センサ４４の検出する水温が風呂設定温度まで昇温したとき、バーナ２１と循環ポンプ４３をオフにして追焚動作を停止する（ステップＳ４１０）。その後、ステップＳ４０５に戻り、初期温度と外気温度の現在値を取得し（ステップＳ４０５）、これらに対応する参照テーブル５７を改めて選択して浴槽水温度の推定動作を行う（ステップＳ４０６）。なお、保温すべき温度範囲の下限は、風呂設定温度マイナス２℃のように、風呂設定温度を基準として相対的に定めたものである。
【００５６】
推定した浴槽水温度が保温すべき温度範囲の下限より高い場合には（ステップＳ４０７；Ｎ）、風呂の自動運転が保温継続時間の経過もしくは手動操作によってオフされたか否かを調べ、オフでないときは（ステップＳ４１１；Ｎ）、ステップＳ４０６に戻って浴槽水温度の推定動作を継続する。風呂の自動運転がオフになったときは（ステップＳ４１１；Ｙ）、浴槽水温度の推定動作を、その推定値が入浴下限温度以下になるまで継続する（ステップＳ４１２、４１３；Ｎ）。推定値が入浴下限温度以下になると（ステップＳ４１３；Ｙ）、浴室リモートコントローラ１００の表示を省電力モードに変更して（ステップＳ４１４）、風呂の自動運転にかかわる一連の動作を終了する（エンド）。なお入浴下限温度は、風呂設定温度を基準にして、そのマイナス３℃のように相対的に設定しても良いし、風呂設定温度と無関係な一定の温度（たとえば３６℃）としてもよい。
【００５７】
このように循環ポンプ４３を停止させた状態のままで浴槽水温度を推定するので、追焚循環経路内で温度の低下した水が浴槽内へ流出することなく浴槽水温度を調べることができ、浴槽水温度の取得に起因して浴槽内の水温を低下させることがない。その結果、たとえば、短い周期で何度も浴槽水温度を調べることができ、保温中における浴槽水温度の変動範囲を小さく抑えることが可能になる。また循環ポンプ４３を作動させないので浴槽水温度を調べるための消費電力が少なく、省エネルギに貢献する。
【００５８】
特に、自動運転がオフした後に循環ポンプ４３を作動させて浴槽水温度を実測すると、浴槽水温度の低下を助長するとともに、省エネルギに逆行し、折角、節約のために早めに手動で風呂の自動運転をオフにした利用者の意図に反する結果になってしまうが、本実施の形態ではこのような不具合が生じない。
【００５９】
上記の例では、初期温度と外気温度に基づいて参照テーブルを選択し、これを実測した検出温度で参照することによって浴槽水温度の推定値を取得したが、このほかにも浴槽水温度の推定方法は多々あり、それらについて以下に説明する。
（１）温度センサ４４の検出水温のみに基づいて浴槽水温度を推定する。
この方法では、初期温度と外気温度を標準的な代表値に固定的に定める。たとえば初期温度４２℃、外気温度１５℃を代表値として定め、これらに対応する参照テーブルだけを用意しておく。この参照テーブルを温度センサ４４の検出水温で参照することにより、浴槽水温度の推定値を取得する。
（２）温度センサ４４の検出水温と初期温度に基づいて浴槽水温度を推定する。
この方法では、外気温度を標準的な代表値（たとえば１５℃）に固定的に定めておき、参照テーブルは、初期温度別に用意する。循環ポンプを停止した時点の初期温度に基づいて参照テーブルを選択し、当該参照テーブルを温度センサ４４の検出水温で参照することにより、浴槽水温度の推定値を取得する。
（３）温度センサ４４の検出水温と外気温度に基づいて浴槽水温度を推定する。
この方法では、初期温度を標準的な代表値（たとえば４２℃）に固定的に定めておき、参照テーブルは外気温度別に用意する。循環ポンプを停止した時点での外気温度を実測し、これに基づいて参照テーブルを選択し、当該参照テーブルを温度センサ４４の検出水温で参照することにより、浴槽水温度の推定値を取得する。
（４）温度センサ４４の検出水温と外気温度と循環ポンプ停止後の経過時間に基づいて浴槽水温度を推定する。
初期温度別、外気温度別に、浴槽水温度と検出水温と経過時間との対応関係を表した参照テーブルを用意する。そして、外気温センサ４７によって実測した外気温度と循環ポンプ停止時における初期温度とに対応する参照テーブルを選択し、これを現在の経過時間で参照して温度センサ４４の検出すべき温度の予定値を求める。そして、この予定値と温度センサ４４により実測した検出水温との差を求め、参照テーブルから導出される浴槽水温度をこの差に基づいて補正する。
【００６０】
本体２０の付近での風の有無などの外乱の影響により温度センサ４４の取付箇所付近における追焚循環経路内の水温の降下特性は変化するので、参照テーブルを経過時間で参照して求めた水温の予定値と実測の水温との間に差が生じる。たとえば、予定値より大幅に実測水温が低い場合には、強い地風が器具に吹きつけている等の事態が推定される。そこで、この差に基づく補正を施すことで、風の有無など外乱の影響が相殺されたより正確な浴槽水温度を推定することが可能になる。
【００６１】
補正の方法としては、たとえば、経過時間に基づいて求めた検出水温の予定値と温度センサ４４による実測の水温とが一致する参照テーブルを、外気温度の異なるものの中から選択し、この参照テーブルを温度センサ４４による実測の検出水温で参照することによって浴槽水温度の推定値を求める等がある。
【００６２】
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があってもかまわない。実施の形態では、循環ポンプを停止させた後における浴槽内の水温の降下特性と温度センサの検出する水温の降下特性との相関関係を参照テーブルに記憶し、これを参照して浴槽水温度を推定したが、推定方法はこれに限定されるものではない。たとえば、浴槽水温度と検知水温等との関係を回帰近似などの近似式で近似しておき、当該近似式に実測した検知水温を代入する等によって浴槽水温度の推定値を求めてもよい。
【００６３】
また外気温度の測定に代えて、夏、冬などの季節に応じて参照テーブルを切り換えるように構成してもよい。季節にかかわる情報は、たとえば日付機能を有する時計ＩＣから取得するとよい。このほか、外気温度を直接測定しない場合には、本体２０が屋内設置か屋外設置か、さらには寒冷地仕様か否かによって参照テーブルを切り換えるように構成してもよい。また循環ポンプを停止させた時点での浴槽内の水温を初期温度とすることに代えて、リモートコントローラ等において設定された風呂設定温度を用いてもかまわない。
また浴槽水温度の推定値をリモートコントローラの省電力モード切換に利用する場合には、節電効果として、一日中、リモートコントローラの表示がオンになっていなければ充分であるという利用法もある。かかる場合には、浴槽水温度の推定値に対して、ある程度の誤差（たとえば数℃）が許容される。したがって、浴槽内の水温の降下特性と温度センサの検出する水温の降下特性とを予め測定してこれらの相関を求める作業は、器具の工場出荷時に行って初期設定するだけでも充分である。
【００６４】
浴槽水温度を推定する機能の用途は実施の形態で示したものに限定されない。たとえば、風呂の自動運転終了後に浴槽水温度をガイド表示するために利用してもよい。これにより、利用者は、風呂にまだ入浴可能か否かを判断したり、入浴終了予定時刻の何分前から風呂の自動運転を手動オフすべきかの目安をつけることができる。
【００６５】
さらに、予め用意した参照テーブルの値を実測値に基づいて自動的に補正するように構成するとよい。すなわち、浴槽水温度の推定後に追焚動作を実行する場合には、実際に循環ポンプを動かして浴槽水を取り込むので、浴槽内の水が温度センサ４４の箇所まで到達したであろうタイミングで水温を温度センサ４４によって実測し、この実測温度と推定した温度との差に基づいて参照テーブルを補正する。補正は、差の分だけ参照テーブルから得た推定値にオフセットをかける等によって行う。また浴槽内の水が温度センサ４４の箇所に到達するタイミングは、たとえば、循環ポンプを作動させた後の水温を連続的に実測し、水温が上昇し始めた時点として捉えることができる。また追焚循環経路の長さと循環ポンプの能力とから上記タイミングを把握するようにしてもよい。
【００６６】
このほか、省電力モードにおける表示項目は、通常モードに比べて節電できるものであればよく、実施の形態で例示したものに限定されない。また省電力モードでの動作は、蛍光管表示等を消灯するだけでなく、減光したり、液晶表示の場合ではバックライトのみを減光・消灯したり、照光スイッチやその他のＬＥＤやランプ等も減光・消灯したり、音声案内の音声をなくしたりするなど、リモートコントローラでの節電に貢献するものであれば、いかなるものであってもよい。
【００６７】
【発明の効果】
本発明にかかる風呂温度推定装置およびこれを用いた風呂給湯器によれば、循環ポンプを作動させることなく、風呂給湯器の本体から離れた浴槽内の水温を本体内部に設けた温度センサの検出する水温に基づいて推定するので、浴槽水温度の測定に起因して浴槽内の水温低下を助長することがないとともに、水温測定に伴う消費電力を低減することができる。
【００６８】
また循環ポンプ停止時の初期温度、外気温度、循環ポンプ停止後の経過時間などをパラーメータに加えて浴槽内の水温を推定するものでは、より高い精度で浴槽水温度が推定される。
【００６９】
推定した浴槽水温度に基づいて風呂の自動運転中における追焚動作のオン制御を行うものでは、浴槽水の温度低下を助長することなく、追焚動作オンのタイミングを把握することができる。また保温中の水温監視に伴う消費電力が低減する。
【００７０】
さらに風呂の自動運転がオフになった後における浴槽内の水温を風呂温度推定装置によって推定し、その温度が所定の下限温度を下回ったとき、浴室リモートコントローラを省電力モードに切り換えるものでは、浴槽水温度の低下を助長することなく浴槽水温度を把握して、浴室リモートコントローラの表示を適切なタイミングで省電力モードに切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態に係る風呂温度推定装置を含む風呂給湯器の構成を示すブロック図である。
【図２】循環ポンプ停止後における浴槽水温度の降下特性と検知水温の降下特性の一例を示す説明図である。
【図３】本発明の一実施の形態に係る風呂給湯器で用いる参照テーブルの一例を示す説明図である。
【図４】本発明の一実施の形態に係る風呂給湯器の有する浴室リモートコントローラを示す正面図である。
【図５】本発明の一実施の形態に係る風呂給湯器の自動運転中における動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
５…浴槽
１０…風呂給湯器
２０…本体
２１…バーナ
２２…熱交換器
３０…給湯受熱管
３１…給水管
３２…給湯管
３３…水量センサ
４０…追焚受熱管
４１…ふろ戻管
４２…ふろ往管
４３…循環ポンプ
４４…温度センサ
４５…注湯連絡管
４６…電磁弁
４７…外気温センサ
５０…制御部
５１…燃焼制御手段
５２…風呂自動運転管理部
５３…計時手段
５４…水温推定手段
５５…省電力モード管理手段
５６…通信手段
５７…参照テーブル
１００…浴室リモートコントローラ
１０１…スピーカ
１１１…呼び出しスイッチ
１１２…優先スイッチ
１１３…おいだきスイッチ
１１４…自動スイッチ
１１５…給湯アップスイッチ
１１６…給湯ダウンスイッチ
１１７…湯量アップスイッチ
１１８…湯量ダウンスイッチ
１１９…ふろ温度アップスイッチ
１２０…ふろ温度ダウンスイッチ
１２１…ゆらぎシャワースイッチ
１２２…たし湯スイッチ
１２３…ぬる湯スイッチ
１２４…保温時間スイッチ
１２５…運転スイッチ
１２６…音量スイッチ
１３１…優先表示部
１３２…ゆらぎ表示部
１３３…給湯燃焼表示部
１３４…給湯設定温度表示部
１４１…予約表示部
１４２…時刻表示部
１４３…風呂燃焼表示部
１４４…風呂設定温度表示部
１４５…水位表示部
１４６…保温表示部
１４７…矢印表示部
１４８…水表示部
１４９…湯表示部
１５１〜１５４…ランプ
１５５…運転ランプ
１６０…制御部
１６１…操作管理部
１６２…表示制御部
１６３…通信手段
２００…台所リモートコントローラ
３０１、３０２…浴槽水温度の降下特性
３０３、３０４…検出水温の降下特性[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a bath temperature estimating device for estimating a water temperature in a bathtub and a bath water heater provided with the same.
[0002]
[Prior art]
The bath water heater has a reheating cycle from the bathtub to the bathtub via the heat exchanger in the main unit, and burns the burner while forcibly circulating the bathtub water with a circulation pump through the reheating cycle. It is configured to perform a reheating operation. Also, during the automatic operation of the bath, the water temperature in the bathtub is measured intermittently, and when the water temperature falls below the lower limit of the temperature range to be kept warm, the reheating operation is performed to keep the bathtub water at the bath set temperature. Has become.
[0003]
In such a bath water heater, when detecting the water temperature in the bath tub, the circulation pump is operated to sufficiently draw the water in the bath tub into the main body of the bath water heater through the additional heating circulation path, and then provided in the main body. A water temperature is measured by a temperature sensor (for example, see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-10-085611
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventionally used bath water heater, when measuring the water temperature in the bathtub during the heat retention, the circulation pump that has been stopped until then is operated, so that the water remains in the reheating circulation path. The water whose temperature has fallen flows out into the bathtub. In particular, when it is determined that the water temperature is low and the reheating operation is not necessary, it is only necessary to lower the water temperature in the bath tub, and heating is not performed. I was Further, since the circulation pump is operated, the power consumption for measuring the water temperature in the bathtub is large.
[0006]
The present invention has been made in view of such a problem, and a bath temperature estimating apparatus and a bath temperature estimating apparatus capable of determining the water temperature in a bath tub with less power consumption without promoting a decrease in the water temperature in the bath tub. It aims to provide a bath water heater used.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention to achieve this object lies in the inventions in the following items.
[1] In a bath temperature estimation device for estimating a water temperature in a bathtub,
Inside the main body (20) of the bath water heater (10) in the additional heating circulation path (41, 40, 42) for circulating bath water through the heating section (22) of the bath water heater (10). A temperature sensor (44) attached to a portion existing in
A water temperature estimating means (54) for estimating a water temperature in the bathtub;
The water temperature estimating means (54) determines the water temperature in the bathtub after stopping the circulation pump (43) for circulating the bathtub water through the additional heating circulation path (41, 40, 42). Is estimated based on the water temperature detected by the temperature sensor (44) in a state in which the temperature is stopped.
A bath temperature estimating device, characterized in that:
[0008]
[2] The water temperature estimating means (54) is a correlation between the water temperature drop characteristic in the bath tub after stopping the circulation pump (43) and the water temperature drop characteristic detected by the temperature sensor (44). The water temperature in the bathtub after stopping the circulation pump (43) from the water temperature detected by the temperature sensor (44) in the state where the circulation pump (43) is stopped, based on the value obtained in advance. Estimate
The bath temperature estimating device according to [1], wherein:
[0009]
[3] In a bath temperature estimating device for estimating a water temperature in a bathtub,
Inside the main body (20) of the bath water heater (10) in the additional heating circulation path (41, 40, 42) for circulating bath water through the heating section (22) of the bath water heater (10). A temperature sensor (44) attached to a portion existing in
An outside air temperature sensor (47) for detecting an outside air temperature;
A water temperature estimating means (54) for estimating a water temperature in the bathtub;
The water temperature estimating means (54) determines the water temperature in the bathtub after stopping the circulation pump (43) for circulating the bathtub water through the additional heating circulation path (41, 40, 42). Is estimated based on the water temperature detected by the temperature sensor (44) and the outside air temperature detected by the outside air temperature sensor (47) in a state where the air temperature is stopped.
A bath temperature estimating device, characterized in that:
[0010]
[4] The water temperature estimating means (54) is a correlation between the water temperature drop characteristic in the bath tub after stopping the circulation pump (43) and the water temperature drop characteristic detected by the temperature sensor (44). The water temperature detected by the temperature sensor (44) and the outside air temperature detected by the outside air temperature sensor (47) in a state where the circulation pump (43) is stopped, based on the temperature previously obtained for each outside air temperature. The water temperature in the bathtub after stopping the circulation pump (43)
The bath temperature estimation device according to [3], wherein:
[0011]
[5] In a bath temperature estimating device for estimating a water temperature in a bathtub,
Inside the main body (20) of the bath water heater (10) in the additional heating circulation path (41, 40, 42) for circulating bath water through the heating section (22) of the bath water heater (10). A temperature sensor (44) attached to a portion existing in
An outside air temperature sensor (47) for detecting an outside air temperature;
A timer means (53) for measuring an elapsed time after stopping a circulation pump (43) for circulating bath water through the additional heating circulation path (41, 40, 42).
A water temperature estimating means (54) for estimating a water temperature in the bathtub;
The water temperature estimating means (54) detects the water temperature in the bathtub after stopping the circulation pump (43) with the temperature sensor (44) while the circulation pump (43) is stopped. The estimation is performed based on the water temperature, the outside air temperature detected by the outside air temperature sensor (47), and the elapsed time measured by the time counting means (53).
A bath temperature estimating device, characterized in that:
[0012]
[6] The water temperature estimating means (54) is a correlation between the water temperature drop characteristic in the bath tub after stopping the circulation pump (43) and the water temperature drop characteristic detected by the temperature sensor (44). The temperature sensor (44) obtained in advance by the outside air temperature by referring to the correlation from the temperature detected by the outside air temperature sensor (47) and the elapsed time after stopping the circulation pump (43). ) Is corrected by the difference between the predetermined value of the detected water temperature and the actually measured temperature of the temperature sensor (44), and based on the corrected correlation, the temperature sensor (44) is stopped while the circulation pump (43) is stopped. Estimating the water temperature in the bathtub after stopping the circulation pump (43) from the water temperature detected by 44) and the outside air temperature detected by the outside air temperature sensor (47).
The bath temperature estimation device according to [5], wherein:
[0013]
[7] The water temperature estimating means (54) sets the water temperature in the bathtub when the circulation pump (43) is stopped as an initial temperature, and adds this to one of the judgment factors to estimate the water temperature in the bathtub.
The bath temperature estimating apparatus according to any one of [1] to [6].
[0014]
[8] The water temperature in the bathtub when the circulation pump (43) is stopped is defined as the initial temperature, and the correlation is determined in advance for each initial temperature, and corresponds to the initial temperature when the circulation pump (43) is recently stopped. Estimating Water Temperature in Bathtub by Using Correlation
The bath temperature estimating device according to [2], [4] or [6], wherein:
[0015]
[9] A bath water heater (10) including a reheating control means (52) for controlling on / off of a reheating operation for maintaining a water temperature in a bathtub at a bath set temperature,
A bath temperature estimating device according to any one of [1] to [8],
The reheating control unit (52) determines whether to turn on the reheating operation based on the water temperature in the bathtub estimated by the bath temperature estimation device without operating the circulation pump (43).
A bath water heater (10), characterized in that:
[0016]
[10] In a bath water heater (10) capable of automatically operating a bath,
A remote controller having an operation reception unit and an operation state display unit,
Power saving mode management means for switching the operation mode of the remote controller between a normal mode and a power saving mode in which the display on the display unit is hidden or in a power saving state,
A bath temperature estimation device according to any one of [1] to [8],
The power saving mode management means estimates the water temperature in the bathtub after the automatic bath operation is turned off by the bath temperature estimating device, and when the temperature falls below a predetermined lower limit temperature, the operation of the remote controller Switch the mode to the power saving mode
A bath water heater (10), characterized in that:
[0017]
Next, the operation of the invention described in each of the above items will be described.
The water temperature estimating means (54) determines the water temperature in the bathtub (hereinafter also referred to as bathtub water temperature) after stopping the circulation pump (43) for circulating the bathtub water through the additional heating circulation path (41, 40, 42). The estimation is performed based on the water temperature detected by the temperature sensor (44) provided in the main body (20) while the circulation pump (43) is stopped (hereinafter also referred to as detected water temperature).
[0018]
Since the temperature sensor (44) is mounted at a location away from the bathtub, it does not directly indicate the water temperature in the bathtub. However, there is a certain correlation between the water temperature drop characteristics in the bath tub after the circulation pump (43) is stopped and the water temperature drop characteristics at the mounting location of the temperature sensor (44). Therefore, the temperature drop characteristics of the water in the bath tub and the water temperature drop characteristics detected by the temperature sensor (44) are measured in advance, and the correlation between them is obtained, and the temperature is measured with the circulation pump (43) stopped. The current water temperature in the bathtub is estimated by referring to the previous correlation with the water temperature actually measured by the sensor (44). At this time, the temperature sensor (44) is assumed by assuming the initial temperature of the bathtub water and the outside air temperature when the circulation pump (43) is stopped to be representative temperatures thereof (for example, an initial temperature of 42 ° C and an outside air temperature of 15 ° C). The bathtub water temperature can be estimated based only on the water temperature detected by the method (1).
[0019]
As described above, the water temperature in the bathtub that is remote from the main body (20) of the bath water heater (10) can be obtained without operating the circulation pump (43), so that the water temperature in the bathtub is not reduced. In addition, the bathtub water temperature can be measured with low power consumption.
[0020]
In the one further provided with an outside air temperature sensor (47) for detecting the outside air temperature, the water temperature estimating means (54) detects the water temperature in the bathtub after stopping the circulation pump (43) by the temperature sensor (44). The estimation is performed based on both the water temperature and the outside air temperature detected by the outside air temperature sensor (47). For example, the water temperature estimating means (54) obtains in advance the correlation between the drop characteristic of the bathtub water temperature after stopping the circulation pump (43) and the drop characteristic of the water temperature detected by the temperature sensor (44) for each outside air temperature. . Then, the correlation corresponding to the current outside air temperature measured by the outside air temperature sensor (47) is selected, and the previous correlation is referred to by the water temperature actually measured by the temperature sensor (44) while the circulation pump (43) is stopped. By doing so, the current water temperature in the bathtub is estimated. As described above, since the water temperature in the bathtub is estimated by adding the outside air temperature to the parameter, the accuracy of estimating the water temperature can be improved.
[0021]
In addition, the bathtub water temperature is estimated based on the water temperature detected by the temperature sensor (44), the outside air temperature detected by the outside air temperature sensor (47), and the elapsed time after the stop of the circulation pump measured by the timer (53). In this case, it is possible to estimate the water temperature with higher accuracy by eliminating the influence of disturbance such as wind. For example, the correlation between the temperature drop characteristic of the bathtub water temperature after the circulation pump (43) is stopped and the temperature drop characteristic of the water temperature detected by the temperature sensor (44) is obtained in advance for each outside air temperature, and the measured current outside air temperature is calculated. By referring to the corresponding correlation with the elapsed time after the stop of the circulation pump, a predetermined value of the water temperature to be detected by the temperature sensor (44) is obtained. The correlation is corrected based on the difference between the temperature of the predetermined value and the temperature measured by the temperature sensor (44). Based on the corrected correlation, the water temperature detected by the temperature sensor (44) and the outside air temperature sensor ( The bathtub water temperature is estimated from the temperature detected in 47).
[0022]
For example, the temperature characteristic of the water temperature in the additional heating circulation path (41, 40, 42) near the attachment point of the temperature sensor (44) changes depending on the presence or absence of the wind. And the actual water temperature. Therefore, by correcting the correlation based on this difference, the influence of disturbance such as wind can be offset, and the bathtub water temperature can be more accurately estimated.
[0023]
When the water temperature in the bathtub at the time when the circulation pump (43) is stopped is used as the initial temperature, and this is added to one of the judging factors to estimate the bathtub water temperature, the accuracy is high regardless of the setting temperature of the bath. The bathtub water temperature can be estimated well. For example, the correlation between the bath water temperature and the detected water temperature is obtained in advance for each initial temperature, and the water temperature and the bath set temperature detected by the temperature sensor (44) when the circulating pump (43) is stopped are determined from these. The correlation as the initial temperature is selected, and the water temperature in the bathtub is estimated based on the correlation.
[0024]
In the bath water heater (10) having a function of keeping bath water at a bath set temperature by turning on and off the reheating operation, the reheating operation is turned on based on the bath water temperature estimated by the above bath temperature estimating device. Control. By using the bath temperature estimating device, the bathtub water temperature can be obtained without driving the circulation pump (43). It does not flow into the bath when measuring the temperature. With the conventional device that measures the bathtub water temperature by activating the circulation pump, if it is not necessary to turn on the reheating operation as a result of measuring the bathtub water temperature, the water temperature in the bathtub is rather lowered. However, in the apparatus that estimates the bathtub water temperature using the bath temperature estimation device, the bathtub water temperature can be obtained without promoting a decrease in the water temperature. Further, since the circulation pump (43) is not operated, the power consumption for measuring the bathtub water temperature can be reduced.
[0025]
Further, the bath temperature estimating device estimates the water temperature in the bathtub after the automatic bath operation is turned off, and when the temperature falls below a predetermined lower limit temperature, the operation mode of the remote controller is set to the power saving mode. Switch. When the automatic operation of the bath is turned on, hot water of the set temperature is automatically filled in the bathtub to the set water level, and then the water level and the hot water temperature are maintained until the heat retention continuation time (for example, 4 hours) elapses. Will be maintained. However, even after the automatic operation of the bath is terminated due to the elapse of the heat retention duration, or even after the automatic operation of the bath is manually turned off, the water temperature in the bathtub does not drop suddenly, so it is possible to take a bath for a while. . In addition, some users intentionally turn off the automatic bath operation before finishing bathing to save money.
[0026]
On the other hand, there is a bath water heater (10) which is in a power saving mode in which the display of the remote controller is turned off or darkened during standby. In such a bath water heater (10), if the automatic operation of the bath is turned off immediately when the power saving mode is entered, the display of the remote controller is not displayed even though the bath temperature is still available. And so on. Therefore, after the automatic operation is turned off, it is possible to detect whether or not the water temperature has decreased to such a degree that a person cannot take a bath, and to switch the remote controller to a power saving mode when the temperature has dropped to a temperature at which no bathing is expected. desirable. At this time, if the circulation pump (43) is operated in order to detect the bathtub water temperature, the water temperature in the bathtub will be reduced. Activating the circulating pump (43) goes against energy saving and is contrary to the user's intention to turn off the automatic bath operation early for saving. Therefore, the bath temperature estimating device detects the bathtub water temperature for switching the remote controller to the power saving mode, thereby preventing the above problem from occurring.
[0027]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
Bath water heater 10 according to an embodiment of the present invention has a hot water supply function of supplying hot water to a faucet or shower head or pouring into a bathtub, and a reheating function of raising the temperature of water in the bathtub. . The bath is automatically operated by combining the pouring function and the reheating function. In the automatic bath operation, the bathtub is filled with water to the set water level and the water is heated up to the bath set temperature, and then the temperature and water level of the bathtub water are set until a predetermined heat retention duration (for example, 4 hours) elapses. A warming function to maintain the value is performed. Also, when the heat retention duration has elapsed, the automatic operation of the bath is automatically turned off.
[0028]
The bath water heater 10 includes a main body 20, a bathroom remote controller 100 and a kitchen remote controller 200 connected thereto. The bathroom remote controller 100 and the kitchen remote controller 200 are connected to the main body 20 via a two-core cable, respectively, so that various types of information can be transmitted to and received from the main body 20.
[0029]
The main body 20 of the bath water heater 10 includes a burner 21 arranged below a combustion chamber (not shown), and a heat exchanger 22 arranged downstream of the burner 21 (upward in the figure). The heat exchanger 22 is a so-called one-can-two-channel heat exchanger in which both the hot water supply heat receiving pipe 30 and the additional heating heat receiving pipe 40 pass through a common can body. One end of the hot water supply heat receiving pipe 30 of the heat exchanger 22 is connected to a water supply pipe 31 communicating with a water supply source, and the other end is connected to a hot water supply pipe 32 communicating with a faucet for tapping hot water. In the middle of the water supply pipe 31, a water amount sensor 33 for detecting a water flow amount is arranged. When the water flow sensor 33 detects the flow of water in the hot water supply heat receiving pipe 30 by opening the faucet or the like, the burner 21 is ignited, and the combustion amount of the burner 21 is controlled so that the hot water of the set temperature is discharged. I have.
[0030]
One end of the additional heat receiving tube 40 of the heat exchanger 22 is connected to a return pipe 41 for returning water in the bathtub 5 to the heat exchanger 22. Further, the other end of the additional heating heat receiving tube 40 is connected to a bath pipe 42 for feeding hot and cold water heated by the heat exchanger 22 into the bathtub 5. The return pipe 41, the additional heat receiving pipe 40, and the additional pipe 42 constitute a additional heating circulation path for circulating hot water in the bath tub via the heating unit (heat exchanger 22) of the bath water heater. .
[0031]
A circulation pump 43 for forcibly circulating the water in the bathtub 5 through the additional heating circulation path is provided inside the main body 20 and in the middle of the bath pipe 41. In the vicinity of the circulation pump 43, a water level sensor, a bath water flow switch, and a bath thermistor (not shown) are attached in addition to a temperature sensor 44 for detecting a water temperature in the additional heating circulation path. By driving the circulation pump 43, the water in the bathtub 5 returns to the bathtub 5 through the bath return pipe 41, the additional heat receiving tube 40, and the bathing pipe 42 in this order. By burning the burner 21 at the same time as the driving of the circulation pump 43, the reheating operation of the bath is performed.
[0032]
The hot water supply pipe 32 and the bath return pipe 41 are connected by a pouring connection pipe 45. An electromagnetic valve 46 is provided in the middle of the pouring connection pipe 45. Normally, the solenoid valve 46 is closed. When the solenoid valve 46 is opened, water from the water supply source flows into the bath return pipe 41 and the bath outflow pipe 42 via the water supply pipe 31, the hot water supply heat receiving pipe 30, the hot water supply pipe 32, and the pouring connection pipe 45, and eventually the bathtub Outflow to 5. The operation of pouring water into the bathtub 5 is performed by opening the electromagnetic valve 46 and burning the burner 21.
[0033]
An outside air temperature sensor 47 for detecting the outside air temperature is attached inside the case of the main body 20. The outside air temperature sensor 47 is attached to a location that is not affected by a change in temperature due to combustion of the burner 21. In addition, the main body 20 of the bath water heater 10 includes a tapping thermistor for detecting tapping temperature, a combustion fan for supplying / exhausting air to / burner 21, a gas supply pipe for supplying combustion gas to the burner 21, and a burner 21. A gas solenoid valve for turning on and off the supply of combustion gas to the fuel cell, a gas proportional valve for adjusting the amount of gas to be supplied, and the like are provided.
[0034]
Further, main body 20 is provided with a control unit 50 that totally controls the operation of bath water heater 10. The control unit 50 includes a CPU (Central Processing Unit) that plays a central role in various controls, a ROM (Read Only Memory) for storing programs and various fixed data, and a temporary memory for executing the programs. A RAM for storing necessary data is constituted as a main part. In addition to the circulation pump 43, the temperature sensor 44, the outside air temperature sensor 47, the water amount sensor 33, and the solenoid valve 46, various sensors and solenoid valves are electrically connected to the control unit 50. Further, a bathroom remote controller 100 installed in the bathroom and a kitchen remote controller 200 installed in the kitchen are connected to the control unit 50 via two-core cables.
[0035]
The control unit 50 includes a combustion control unit 51 for controlling the combustion of the burner 21, a bath automatic operation management unit 52 for managing the automatic operation of the bath, and a timer for measuring the continuation time of the heat retention, the elapsed time after stopping the reheating operation, and the like. A function as the means 53 is provided. In addition, the control unit 50 controls the water temperature estimating unit 54 for estimating the bathtub water temperature without operating the circulation pump 43 and the power saving mode for saving power by switching the display of the bathroom remote controller 100 and the kitchen remote controller 200 to non-display. It has a function as a communication unit 56 for transmitting and receiving various information to and from the management unit 55 and the bathroom remote controller 100 and the kitchen remote controller 200.
[0036]
The water temperature estimating means 54 has a reference table 57 in which the relationship between the water temperature detected by the temperature sensor 44 and the water temperature in the bathtub is registered. The reference table 57 sets a state in which the water temperature in the bathtub (bathwater temperature) matches the water temperature detected by the temperature sensor 44 (detected water temperature) as an initial state, and the drop characteristic of the bathtub water temperature with the passage of time thereafter. And the correlation between the detected water temperature and the drop characteristic is detected and registered in advance.
For example, when the outside air temperature reaches a specific temperature for a certain period (for example, half a year) after the equipment is installed and started to be used, the correlation between the drop characteristics of the bathtub water temperature and the detected water temperature is examined. To do. More specifically, when the outside air temperature is 15 ° C. and the temperature detected by the temperature sensor 44 becomes 40 ° C., the circulation pump 43 is turned on and the water temperature in the bathtub 5 is measured. The above correlation is obtained by performing such an operation at different temperatures one after another, such as when the detected temperature of the temperature sensor 44 is 38 ° C. or 36 ° C. under the condition that the outside air temperature is the same. Further, an average value obtained by performing the above-described series of measurements several times is acquired and registered as a correlation to be actually used. The heat radiation state differs depending on whether the place where the bathtub was installed is an apartment or a single house, and furthermore, whether it is a unit bath or a bathroom of the conventional construction method, so by measuring the correlation after installing the equipment, the difference in the installation environment Is reduced. Note that the above-described actual measurement of the correlation is performed in plural types by changing the outside air temperature.
[0037]
FIG. 2 shows an example of a falling characteristic of the bathtub water temperature and the water temperature detected by the temperature sensor 44 with time. The time when the circulation pump 43 is stopped from the state in which the circulation pump 43 is operated to circulate the water in the bathtub 5 through the additional heating circulation path is set as an initial state, and the bathtub water temperature drop characteristic 301 with respect to the elapsed time thereafter, 302 and the drop characteristics 303 and 304 of the detected water temperature are shown. The solid line descent characteristics 301 and 303 represent the case where the outside air temperature is 15 ° C., and the dotted line descent characteristics 302 and 304 represent the case where the outside air temperature is 5 ° C. In this example, when the outside air temperature is 15 ° C., it takes T2 time (for example, 30 minutes) until the bathtub water temperature drops to 38 ° C., and the detected water temperature at that time is 30 ° C. When the outside air temperature is 5 ° C., it takes T1 time (for example, 20 minutes) for the bathtub water temperature to drop to 38 ° C., and the detected water temperature at that time is 26 ° C.
[0038]
A graph as shown in FIG. 2 is measured by changing the initial temperature and the outside air temperature in various ways, and based on these measurement results, a reference table 57 showing the correspondence between the bathtub water temperature and the detected water temperature is classified by initial temperature. It is created for each outside air temperature and registered in the water temperature estimating means 54. FIG. 3 shows an example of the reference table 57 when the initial temperature is 42 ° C. and the outside air temperature is 15 ° C. In this embodiment, various references corresponding to the case where the initial temperature is changed every 0.5 ° C. in the range of 37 ° C. to 48 ° C. and the outside air temperature is changed every 5 ° C. in the range of 5 ° C. to 35 ° C. A table has been created and registered.
[0039]
The water temperature estimating means 54 sets the water temperature detected by the temperature sensor 44 when the circulating pump 43 is stopped as the initial temperature, and sets the temperature detected by the outside air temperature sensor 47 at that time as the outside air temperature. After that, an estimated value of the bathtub water temperature is obtained by referring to the reference table 57 with the detected water temperature detected by the temperature sensor 44. During the automatic operation of the bath, the bath set temperature may be used as the initial temperature for selecting the reference table.
[0040]
The bathroom remote controller 100 includes a plurality of switches 111 to 126 for receiving human operations, a plurality of display units 131 to 149 for displaying information, lamps 151 to 154 built in the switches, and an operation lamp 155. And a speaker 101 that also has a microphone function, and a control unit 160 that controls the operation of the bathroom remote controller 100. The control unit 160 is configured by a circuit mainly including a CPU, a ROM, and a RAM. The control unit 160 controls the operation of the bathroom remote controller 100, and controls the operation management unit 161 that receives the operations of the switches 111 to 126, the display contents of the display units 131 to 149, and the lighting of the lamps 151 to 155. A display control unit 162 for controlling the display device and a communication unit 163 for performing communication with the main body 20 are provided.
[0041]
FIG. 4 shows the exterior of the bathroom remote controller 100 from the front. The remote controller has a call switch 111, a priority switch 112, a waste switch 113, and an automatic switch 114. For detailed setting, a hot water supply up switch 115, a hot water supply down switch 116, a hot water amount up switch 117, a hot water amount down switch 118, a bath temperature up switch 119, and a bath temperature down switch 120 are provided. In addition, it has a fluctuation shower switch 121, a hot water switch 122, a lukewarm switch 123, a heat retention time switch 124, an operation switch 125, and a volume switch 126. These are usually covered with an openable lid (not shown).
[0042]
The call switch 111 is a switch for enabling an interphone function between the bathroom and another remote controller installed in another place such as the kitchen remote controller 200 and calling the other party. The priority switch 112 is a switch for giving priority to the hot water supply set temperature set by the bathroom remote controller 100 over a remote controller installed in another place such as the kitchen remote controller 200. The soaking switch 113 is a switch for instructing start and stop of a bath reheating operation.
[0043]
The automatic switch 114 is a switch for starting and stopping the automatic operation of the bath. When the automatic operation of the bath is turned on, hot water of the set temperature is automatically filled in the bathtub 5 up to the set water level, and the temperature and the water level are set to the set heat retention duration (for example, 4 hours). The bath water heater 10 operates so as to maintain the temperature up to the maximum.
[0044]
Hot water supply up switch 115 is a switch for increasing the hot water supply set temperature, and hot water supply down switch 116 is a switch for decreasing the hot water supply set temperature. The hot water volume up switch 117 is a switch for increasing the bathtub set water level, and the water volume down switch 118 is a switch for lowering the bathtub set water level. The bath temperature up switch 119 is a switch for increasing the set temperature when keeping the bath warm, and the bath temperature down switch 120 is a switch for lowering the bath temperature.
[0045]
The fluctuation shower switch 121 is a switch for changing the momentum of the shower with a fluctuation of 1 / F which is considered to be comfortable for a person. The hot water switch 122 is a switch for adding hot water to the bathtub. The lukewarm switch 123 is a switch for putting water in a bathtub to lower the temperature of hot water. The heat retention time switch 124 is a switch for changing the heat retention duration during the automatic operation. The operation switch 125 is a main switch for turning on and off the operation of the main body 20. The volume switch 126 is a switch for changing the volume of the voice from the other party when the interphone function described above is operated. On the left side of the volume switch 126, a speaker that also functions as a microphone is built.
[0046]
Among the many display units provided in the bathroom remote controller 100, as the display unit for items related to hot water supply, the setting of the hot water supply set temperature indicates that the state is prioritized over other remote controllers such as the kitchen remote controller 200 as “priority”. A priority display section 131 that displays characters, a fluctuation display section 132 that displays that the momentum of the shower is set to fluctuate, and a fluctuation pattern of the flame are notified to notify the combustion on the hot water supply side by changing the pattern of the flame. There is a hot water supply combustion display section 133 and a hot water supply set temperature display section 134 for displaying the hot water supply set temperature with numerals.
[0047]
The display section for displaying items relating to the bath includes a reservation display section 141 for displaying that the automatic operation is being reserved by the characters “reserved”, a time display section 142 for displaying the current time or the reserved time, and a flame display section. There is a bath combustion display section 143 for changing the design and notifying the bath-side combustion, and a bath set temperature display section 144 for displaying the set temperature of the bath. Further, a water level display section 145 for displaying the set water level of the bathtub, a heat retention display section 146 for displaying that the bath is being kept warm by the letters "warm", and a water or hot water being poured or refired in the bathtub. An arrow display section 147 for displaying that there is a blinking arrow, a water display section 148 for displaying that the water is being filled with “water”, and a character of “hot” for being filled with hot water. Is provided with a hot water display section 149 for displaying the hot water.
[0048]
Each of these display units is constituted by an independent fluorescent display tube, and can be turned on and off independently. Further, the call switch 111, the priority switch 112, the litter switch 113, and the automatic switch 114 have individual lamps 151 to 154, respectively. The operation lamp 155 indicates that the bath water heater 10 is in an operation-on state.
[0049]
Like the bathroom remote controller 100, the kitchen remote controller 200 includes a switch, a lamp, a speaker, a display unit, and a control unit, and a description thereof will be omitted. Note that, in the kitchen remote controller 200, switches and display units related to the bath are omitted except for an automatic bath operation switch.
[0050]
The power saving mode management means 55 included in the control unit 50 of the main body 20 switches the operation mode of the bathroom remote controller 100 and the kitchen remote controller 200 between a normal mode in which display is performed normally and a power saving mode in which display is not performed. have. In the power saving mode, the bathroom remote controller 100 and the kitchen remote controller 200 are not displayed except for the operation lamp 155. In the normal mode, the hot water supply set temperature display unit 134, the bath set temperature display unit 144, and the water level display unit 145 are always on, and other display items are on as needed. For example, when a priority state is set by operating the priority switch 112, the priority display unit 131 is turned on, and a lamp built in the priority switch 112 is turned on.
[0051]
The power saving mode management unit 55 sets both the bathroom remote controller 100 and the kitchen remote controller 200 to the power saving mode while the appliance is on and the combustion operation based on hot water is not performed. I do. If any switch operation is performed during the power saving mode, the operation mode is controlled so as to temporarily return to the normal mode (for example, for three minutes) and then return to the power saving mode again. When tapping starts during standby, the mode returns to the normal mode. Further, when a predetermined time (for example, 10 minutes) elapses after the tapping is stopped and the process returns to the standby mode, the mode shifts to the power saving mode again.
[0052]
The power saving mode management means 55 sets the bathroom remote controller 100 to the power saving mode during the automatic operation of the bath until the water is heated to a state where a person can take a bath. Then, when the person is ready to take a bath, that is, at the time of completion of boiling or shortly before the completion of boiling (for example, 5 minutes before), the operation mode of the bathroom remote controller 100 is switched to the normal mode. Furthermore, when the automatic operation of the bath is turned off after the heat retention duration has elapsed, or when the automatic operation of the bath is turned off by a manual switch operation, the bathtub water is then cooled to a temperature at which no one is expected to take a bath. The operation mode of the bathroom remote controller 100 is switched from the normal mode to the power saving mode only when the temperature is lowered. Such a change is for the convenience of the user because there is still a possibility that a person may take a bath because the bathtub water temperature does not suddenly decrease even when the automatic operation is turned off.
[0053]
FIG. 5 shows a flow of the operation of the bath water heater 10 when the automatic bath operation is turned on. When the automatic operation of the bath is turned on, the bath water heater 10 starts a boiling operation (step S401). That is, the pouring operation and the reheating operation are performed so that the water level in the bathtub 5 becomes the bath set water level and the bathtub water temperature becomes the bath set temperature. Further, when the boiling operation is completed (Step S402; Y), the operation mode of the bathroom remote controller 100 set to the power saving mode is switched to the normal mode (Step S403). After the completion of the boiling operation, the bathtub water is kept warm until the automatic operation is turned off. During the heat retention, the circulation pump 43 is turned off except during the execution of the reheating operation (step S404).
[0054]
The water temperature estimating means 54 acquires the water temperature detected by the temperature sensor 44 as the initial temperature at the start of the heat retention, acquires the outside air temperature detected by the outside air temperature sensor 47, and selects the reference table 57 corresponding to the initial temperature and the outside air temperature. I do. Then, the estimated value of the bathtub water temperature is acquired by referring to the selected reference table 57 with the detected water temperature of the temperature sensor 44 (step S406). This estimation operation is performed continuously or repeatedly at a period of several tens seconds to several minutes.
[0055]
When the bathtub water temperature estimated as described above becomes lower than or equal to the lower limit of the temperature range to be kept warm (step S407; Y), the burner 21 and the circulation pump 43 are turned on to execute the reheating operation (step S408). When the water temperature detected by the temperature sensor 44 rises to the bath set temperature, the burner 21 and the circulation pump 43 are turned off to stop the reheating operation (step S410). Thereafter, the process returns to step S405 to acquire the current values of the initial temperature and the outside air temperature (step S405), and selects the reference table 57 corresponding thereto again to perform an operation of estimating the bathtub water temperature (step S406). The lower limit of the temperature range to be kept warm is relatively determined based on the bath set temperature, such as the bath set temperature minus 2 ° C.
[0056]
If the estimated bathtub water temperature is higher than the lower limit of the temperature range to be kept warm (step S407; N), it is checked whether or not the automatic operation of the bath has been turned off by the lapse of the warming duration or by manual operation. (Step S411; N), the process returns to Step S406 to continue the operation of estimating the bathtub water temperature. When the automatic bath operation is turned off (step S411; Y), the operation of estimating the bathtub water temperature is continued until the estimated value becomes equal to or lower than the bathing minimum temperature (steps S412, 413; N). When the estimated value becomes equal to or lower than the minimum bathing temperature (step S413; Y), the display of the bathroom remote controller 100 is changed to the power saving mode (step S414), and a series of operations relating to the automatic operation of the bath ends (end). . The bath minimum temperature may be set relatively to minus 3 ° C. based on the bath set temperature, or may be a constant temperature (eg, 36 ° C.) irrelevant to the bath set temperature.
[0057]
Since the bathtub water temperature is estimated while the circulation pump 43 is stopped in this way, the bathtub water temperature can be checked without the water whose temperature has decreased in the additional heating circulation path flowing out into the bathtub, The water temperature in the bathtub does not decrease due to the acquisition of the bathtub water temperature. As a result, for example, the bathtub water temperature can be checked many times in a short cycle, and the fluctuation range of the bathtub water temperature during the heat retention can be suppressed. Further, since the circulation pump 43 is not operated, the power consumption for checking the bathtub water temperature is small, which contributes to energy saving.
[0058]
In particular, when the circulating pump 43 is operated to measure the bathtub water temperature after the automatic operation is turned off, the bathtub water temperature is reduced, the energy consumption is reduced, and the bathtub is cooled manually. Although the result is contrary to the intention of the user who has turned off the automatic driving, such a problem does not occur in the present embodiment.
[0059]
In the above example, a reference table was selected based on the initial temperature and the outside air temperature, and the estimated value of the bathtub water temperature was obtained by referring to the measured temperature. There are many methods, which are described below.
(1) The bathtub water temperature is estimated based only on the water temperature detected by the temperature sensor 44.
In this method, the initial temperature and the outside air temperature are fixedly set to standard representative values. For example, an initial temperature of 42 ° C. and an outside air temperature of 15 ° C. are determined as representative values, and only reference tables corresponding to these are prepared. By referring to this reference table with the detected water temperature of the temperature sensor 44, an estimated value of the bathtub water temperature is obtained.
(2) The bathtub water temperature is estimated based on the water temperature detected by the temperature sensor 44 and the initial temperature.
In this method, the outside air temperature is fixedly set to a standard representative value (for example, 15 ° C.), and a reference table is prepared for each initial temperature. An estimated value of the bathtub water temperature is obtained by selecting a reference table based on the initial temperature at the time when the circulation pump is stopped, and referring to the reference table with the detected water temperature of the temperature sensor 44.
(3) The bathtub water temperature is estimated based on the water temperature detected by the temperature sensor 44 and the outside air temperature.
In this method, the initial temperature is fixedly set to a standard representative value (for example, 42 ° C.), and a reference table is prepared for each outside air temperature. An estimated value of the bathtub water temperature is obtained by actually measuring the outside air temperature when the circulation pump is stopped, selecting a reference table based on the measured outside air temperature, and referring to the reference table with the detected water temperature of the temperature sensor 44.
(4) The bathtub water temperature is estimated based on the detected water temperature of the temperature sensor 44, the outside air temperature, and the elapsed time after stopping the circulation pump.
A reference table is prepared that shows the correspondence between the bathtub water temperature, the detected water temperature, and the elapsed time for each of the initial temperature and the outside air temperature. Then, a reference table corresponding to the outside air temperature actually measured by the outside air temperature sensor 47 and the initial temperature when the circulating pump is stopped is selected, and this is referred to at the current elapsed time, and the scheduled value of the temperature to be detected by the temperature sensor 44 is selected. Ask for. Then, a difference between the predetermined value and the detected water temperature actually measured by the temperature sensor 44 is obtained, and the bathtub water temperature derived from the reference table is corrected based on the difference.
[0060]
Since the temperature drop characteristic of the water temperature in the additional heating circulation path near the attachment point of the temperature sensor 44 changes due to the influence of disturbance such as the presence or absence of a wind near the main body 20, the water temperature obtained by referring to the reference table with the elapsed time. There is a difference between the expected value and the measured water temperature. For example, when the measured water temperature is significantly lower than the expected value, it is estimated that a strong ground wind is blowing on the appliance. Therefore, by performing a correction based on this difference, it becomes possible to estimate a more accurate bathtub water temperature in which the influence of disturbance such as the presence or absence of wind is canceled.
[0061]
As a correction method, for example, a reference table in which the expected value of the detected water temperature obtained based on the elapsed time matches the water temperature measured by the temperature sensor 44 is selected from those having different outside air temperatures. There is a method of obtaining an estimated value of the bathtub water temperature by referring to the actually detected water temperature by the temperature sensor 44.
[0062]
Although the embodiments of the present invention have been described with reference to the drawings, the specific configuration is not limited to this, and changes and additions may be made without departing from the gist of the present invention. In the embodiment, the correlation between the water temperature drop characteristics in the bathtub and the water temperature drop characteristics detected by the temperature sensor after stopping the circulation pump is stored in a reference table, and the bathtub water temperature is referred to to store the correlation. Although the estimation has been made, the estimation method is not limited to this. For example, the relationship between the bath water temperature and the detected water temperature or the like may be approximated by an approximate expression such as regression approximation, and the estimated value of the bath water temperature may be obtained by substituting the actually measured water temperature into the approximate expression.
[0063]
Further, instead of measuring the outside air temperature, the reference table may be switched according to the season such as summer and winter. The information relating to the season may be acquired from, for example, a clock IC having a date function. In addition, when the outside air temperature is not directly measured, the reference table may be switched depending on whether the main body 20 is installed indoors or outdoors, or whether it is a cold district specification. Instead of using the water temperature in the bathtub at the time when the circulation pump is stopped as the initial temperature, a bath set temperature set by a remote controller or the like may be used.
When the estimated value of the bathtub water temperature is used for switching the power saving mode of the remote controller, there is a method of saving power as long as the display of the remote controller is not turned on all day long as a power saving effect. In such a case, a certain error (for example, several degrees Celsius) is allowed for the estimated value of the bathtub water temperature. Therefore, the work of measuring the temperature drop characteristic of the water temperature in the bathtub and the water temperature drop characteristic detected by the temperature sensor in advance and obtaining the correlation between them is sufficient to perform the initialization at the time of factory shipment of the appliance and to perform the initial setting.
[0064]
The application of the function of estimating the bathtub water temperature is not limited to the one shown in the embodiment. For example, it may be used to guide the bathtub water temperature after the automatic operation of the bath. This allows the user to determine whether or not the bath can still be taken, and to give an indication of how many minutes before the scheduled bath end time the automatic operation of the bath should be manually turned off.
[0065]
Further, it is preferable that the value of the reference table prepared in advance is automatically corrected based on the actually measured value. That is, when the reheating operation is performed after estimating the bathtub water temperature, the circulating pump is actually operated to take in the bathtub water, so that the water temperature in the bathtub will reach the temperature sensor 44 at the time when it would have reached. Is actually measured by the temperature sensor 44, and the reference table is corrected based on the difference between the actually measured temperature and the estimated temperature. The correction is performed by, for example, applying an offset to the estimated value obtained from the reference table by the difference. Further, the timing at which the water in the bathtub reaches the location of the temperature sensor 44 can be regarded as, for example, a point in time when the water temperature after continuously operating the circulation pump is measured and the water temperature starts to rise. Further, the above timing may be grasped from the length of the additional heating circulation path and the capacity of the circulation pump.
[0066]
In addition, the display items in the power saving mode may be any items that can save power as compared with the normal mode, and are not limited to those illustrated in the embodiment. In addition, the operation in the power saving mode not only turns off the fluorescent tube display, etc., but also dims the light, in the case of the liquid crystal display, dims and turns off only the backlight, illuminates switches and other LEDs and lamps, etc. Anything may be used as long as it contributes to power saving in the remote controller, such as dimming / turning off the light or eliminating voice guidance sound.
[0067]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the bath temperature estimating apparatus and the bath water heater using the same according to the present invention, without operating the circulation pump, the temperature of the water in the bathtub away from the main body of the bath water heater is detected by the temperature sensor provided inside the main body. Since the estimation is made based on the water temperature to be measured, it is possible to prevent the water temperature in the bathtub from lowering due to the measurement of the bathtub water temperature, and to reduce the power consumption accompanying the water temperature measurement.
[0068]
In addition, when the water temperature in the bathtub is estimated by adding the initial temperature when the circulation pump is stopped, the outside air temperature, the elapsed time after the circulation pump is stopped, and the like to parameters, the bathtub water temperature is estimated with higher accuracy.
[0069]
When the on-control of the reheating operation during the automatic operation of the bath is performed based on the estimated bath water temperature, it is possible to grasp the timing of the reheating operation on without promoting a decrease in the temperature of the bath water. In addition, power consumption for monitoring the water temperature during the heat insulation is reduced.
[0070]
Further, the bath temperature estimating device estimates the water temperature in the bathtub after the automatic bath operation is turned off, and when the temperature falls below a predetermined lower limit temperature, the bath remote controller is switched to the power saving mode. The bathtub water temperature can be ascertained without promoting a decrease in the water temperature, and the display of the bathroom remote controller can be switched to the power saving mode at an appropriate timing.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a bath water heater including a bath temperature estimating device according to one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing an example of a drop characteristic of a bathtub water temperature and a drop characteristic of a detected water temperature after a circulation pump is stopped.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing an example of a reference table used in a bath water heater according to one embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a front view showing a bathroom remote controller of the bath water heater according to one embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a flowchart showing an operation during automatic operation of the bath water heater according to one embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
5 ... bathtub
10. Bath water heater
20 ... body
21 ... Burner
22 ... Heat exchanger
30… Hot water receiving tube
31 ... water pipe
32 ... Hot water pipe
33 ... Water amount sensor
40 ... additional heat receiving tube
41 ... bath return pipe
42 ... Bath outgoing pipe
43… Circulation pump
44… Temperature sensor
45 ... Pouring pipe
46 ... Solenoid valve
47… Outside air temperature sensor
50 ... Control unit
51 ... combustion control means
52 ... Automatic bath operation management section
53 ... Timekeeping means
54 ... Water temperature estimation means
55 ... Power saving mode management means
56 Communication means
57 ... Reference table
100 ... bathroom remote controller
101 ... speaker
111 ... Call switch
112 ... priority switch
113 ... switch
114 ... Automatic switch
115 ... Hot water supply up switch
116… Hot water supply down switch
117… Hot water volume up switch
118… Hot water down switch
119 ... Bath temperature up switch
120 ... Bath temperature down switch
121: Fluctuation shower switch
122 ... hot water switch
123 ... Lubricated water switch
124 ... heat retention time switch
125… Operation switch
126 ... Volume switch
131: priority display section
132: fluctuation display section
133: Hot water supply combustion display
134 hot water supply set temperature display
141: reservation display section
142: time display section
143 ... bath combustion display
144: Bath set temperature display
145: water level display
146 ... warming display
147 ... Arrow display section
148 ... Water display section
149: Hot water display
151-154 ... lamp
155… Operation lamp
160 ... Control unit
161: Operation management unit
162: display control unit
163 ... communication means
200 ... Kitchen remote controller
301, 302 ... Bath water temperature drop characteristics
303, 304 ... drop characteristics of detected water temperature

Claims (10)

浴槽内の水温を推定する風呂温度推定装置において、
風呂給湯器の加熱部を経由して浴槽水を循環させるための追焚循環経路のうち、前記風呂給湯器の本体内部に存する部分に取り付けた温度センサと、
浴槽内の水温を推定する水温推定手段とを備え、
前記水温推定手段は、前記追焚循環経路を通じて浴槽水を循環させる循環ポンプを停止させた後における浴槽内の水温を、前記循環ポンプを停止させたままの状態で前記温度センサの検出する水温に基づいて推定する
ことを特徴とする風呂温度推定装置。In a bath temperature estimation device that estimates the water temperature in the bathtub,
A temperature sensor attached to a portion existing inside the main body of the bath water heater, of a reheating cycle for circulating bath water through a heating unit of the bath water heater,
Water temperature estimating means for estimating the water temperature in the bathtub,
The water temperature estimating means, the water temperature in the bathtub after stopping the circulating pump that circulates bathtub water through the additional heating circulation path, to the water temperature detected by the temperature sensor with the circulation pump stopped. A bath temperature estimating device for estimating a bath temperature. 前記水温推定手段は、前記循環ポンプを停止させた後における浴槽内の水温の降下特性と前記温度センサの検出する水温の降下特性との相関であって予め求めたものに基づいて、前記循環ポンプを停止させたままの状態で前記温度センサの検出する水温から前記循環ポンプを停止させた後における浴槽内の水温を推定する
ことを特徴とする請求項１に記載の風呂温度推定装置。The water temperature estimating means is based on a correlation between a water temperature drop characteristic in the bathtub after the circulation pump is stopped and a water temperature drop characteristic detected by the temperature sensor, which is obtained in advance, and the circulation pump is provided. The bath temperature estimating device according to claim 1, wherein the water temperature in the bath tub after the circulation pump is stopped is estimated from the water temperature detected by the temperature sensor in a state where the water temperature is stopped. 浴槽内の水温を推定する風呂温度推定装置において、
風呂給湯器の加熱部を経由して浴槽水を循環させるための追焚循環経路のうち、前記風呂給湯器の本体内部に存する部分に取り付けた温度センサと、
外気温度を検出する外気温センサと、
浴槽内の水温を推定する水温推定手段とを備え、
前記水温推定手段は、前記追焚循環経路を通じて浴槽水を循環させる循環ポンプを停止させた後における浴槽内の水温を、前記循環ポンプを停止させたままの状態で前記温度センサの検出する水温と前記外気温センサの検出する外気温度に基づいて推定する
ことを特徴とする風呂温度推定装置。In a bath temperature estimation device that estimates the water temperature in the bathtub,
A temperature sensor attached to a portion existing inside the main body of the bath water heater, of a reheating cycle for circulating bath water through a heating unit of the bath water heater,
An outside air temperature sensor for detecting the outside air temperature,
Water temperature estimating means for estimating the water temperature in the bathtub,
The water temperature estimating means, the water temperature in the bathtub after stopping the circulating pump that circulates bathtub water through the additional heating circulation path, the water temperature detected by the temperature sensor in a state where the circulating pump is stopped. A bath temperature estimating device for estimating based on an outside air temperature detected by the outside air temperature sensor. 前記水温推定手段は、循環ポンプを停止させた後における浴槽内の水温の降下特性と前記温度センサの検出する水温の降下特性との相関であって外気温度別に予め求めたものに基づいて、前記循環ポンプを停止させたままの状態で前記温度センサの検出する水温と前記外気温センサの検出する外気温度とから前記循環ポンプを停止させた後における浴槽内の水温を推定する
ことを特徴とする請求項３に記載の風呂温度推定装置。The water temperature estimating means is based on a correlation between a temperature drop characteristic of the water temperature in the bath tub after stopping the circulating pump and a water temperature drop characteristic detected by the temperature sensor, which is obtained in advance for each outside air temperature, It is characterized by estimating the water temperature in the bathtub after stopping the circulation pump from the water temperature detected by the temperature sensor and the outside air temperature detected by the outside air temperature sensor with the circulation pump stopped. The bath temperature estimating device according to claim 3. 浴槽内の水温を推定する風呂温度推定装置において、
風呂給湯器の加熱部を経由して浴槽水を循環させるための追焚循環経路のうち、前記風呂給湯器の本体内部に存する部分に取り付けた温度センサと、
外気温度を検出する外気温センサと、
前記追焚循環経路を通じて浴槽水を循環させる循環ポンプを停止させた後の経過時間を計測する計時手段と
浴槽内の水温を推定する水温推定手段とを備え、
前記水温推定手段は、前記循環ポンプを停止させた後における浴槽内の水温を、前記循環ポンプを停止させたままの状態で前記温度センサの検出する水温と前記外気温センサの検出する外気温度と前記計時手段の計時する経過時間とに基づいて推定する
ことを特徴とする風呂温度推定装置。In a bath temperature estimation device that estimates the water temperature in the bathtub,
A temperature sensor attached to a portion existing inside the main body of the bath water heater, of a reheating cycle for circulating bath water through a heating unit of the bath water heater,
An outside air temperature sensor for detecting the outside air temperature,
A water temperature estimating means for estimating the temperature of the water in the bathtub, and a time measuring means for measuring an elapsed time after stopping the circulation pump for circulating the bathtub water through the additional heating circulation path,
The water temperature estimating means, the water temperature in the bathtub after stopping the circulation pump, the water temperature detected by the temperature sensor and the outside air temperature detected by the outside air temperature sensor while the circulation pump is stopped. A bath temperature estimating device, wherein the estimation is performed based on the elapsed time measured by the timing unit. 前記水温推定手段は、前記循環ポンプを停止させた後における浴槽内の水温の降下特性と前記温度センサの検出する水温の降下特性との相関であって外気温度別に予め求めたものを、前記外気温センサの検出する温度と前記循環ポンプを停止させた後の経過時間とから前記相関を参照して求まる前記温度センサによる検出水温の予定値と前記温度センサの実測温度との差で補正し、当該補正後の相関に基づき、前記循環ポンプを停止させたままの状態で前記温度センサの検出する水温と前記外気温センサの検出する温度とから前記循環ポンプを停止させた後における浴槽内の水温を推定する
ことを特徴とする請求項５に記載の風呂温度推定装置。The water temperature estimating means calculates a correlation between a water temperature drop characteristic in the bathtub after the circulation pump is stopped and a water temperature drop characteristic detected by the temperature sensor, which is obtained in advance for each outside air temperature. Corrected by the difference between the estimated value of the water temperature detected by the temperature sensor and the actually measured temperature of the temperature sensor obtained by referring to the correlation from the temperature detected by the air temperature sensor and the elapsed time after stopping the circulation pump, Based on the corrected correlation, the water temperature in the bathtub after stopping the circulation pump from the water temperature detected by the temperature sensor and the temperature detected by the outside air temperature sensor while the circulation pump is stopped. The bath temperature estimating device according to claim 5, wherein the bath temperature estimating device is estimated. 前記水温推定手段は、循環ポンプの停止時における浴槽内の水温を初期温度とし、これを判断要素の１つに加えて浴槽内の水温を推定する
ことを特徴とする請求項１〜６の何れかに記載の風呂温度推定装置。The said water temperature estimation means makes the water temperature in a bathtub at the time of a stop of a circulation pump the initial temperature, and adds this to one of determination factors, and estimates the water temperature in a bathtub. A bath temperature estimating device according to the present invention. 前記循環ポンプの停止時における浴槽内の水温を初期温度とし、前記相関を初期温度毎に予め求めておき、循環ポンプを最近停止させた際の初期温度に対応する相関を用いて浴槽内の水温を推定する
ことを特徴とする請求項２、４または６に記載の風呂温度推定装置。The water temperature in the bathtub when the circulation pump is stopped is defined as the initial temperature, the correlation is determined in advance for each initial temperature, and the water temperature in the bathtub is calculated using the correlation corresponding to the initial temperature when the circulation pump was recently stopped. The bath temperature estimating device according to claim 2, wherein the bath temperature estimating device is estimated. 浴槽内の水温を風呂設定温度に維持するための追焚動作のオンオフを制御する追焚制御手段を備えた風呂給湯器において、
請求項１から８のいずれかに記載の風呂温度推定装置を有し、
前記追焚制御手段は、循環ポンプを作動させずに前記風呂温度推定装置によって推定した浴槽内の水温に基づいて追焚動作をオンにするか否かを判定する
ことを特徴とする風呂給湯器。In a bath water heater provided with reheating control means for controlling on / off of a reheating operation for maintaining the water temperature in the bathtub at the bath set temperature,
A bath temperature estimating device according to any one of claims 1 to 8,
The bath water heater, wherein the reheating control means determines whether to turn on the reheating operation based on the water temperature in the bathtub estimated by the bath temperature estimating device without operating the circulation pump. . 風呂の自動運転の可能な風呂給湯器において、
操作の受付部と動作状態の表示部とを有するリモートコントローラと、
前記リモートコントローラの動作モードを、通常モードと前記表示部における表示を非表示もしくは節電状態にした省電力モードとに切り換える省電力モード管理手段と、
請求項１から８のいずれかに記載の風呂温度推定装置とを有し、
前記省電力モード管理手段は、風呂の自動運転がオフになった後における浴槽内の水温を前記風呂温度推定装置によって推定し、その温度が所定の下限温度を下回ったとき、前記リモートコントローラの動作モードを前記省電力モードに切り換える
ことを特徴とする風呂給湯器。In a bath water heater that can automatically operate the bath,
A remote controller having an operation reception unit and an operation state display unit,
Power saving mode management means for switching the operation mode of the remote controller between a normal mode and a power saving mode in which the display on the display unit is hidden or in a power saving state,
A bath temperature estimating device according to any one of claims 1 to 8,
The power saving mode management means estimates the water temperature in the bathtub after the automatic bath operation is turned off by the bath temperature estimating device, and when the temperature falls below a predetermined lower limit temperature, the operation of the remote controller A bath water heater characterized by switching a mode to the power saving mode.
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