JP2004238196A - Carrying belt cleaning mechanism for laminating device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池などをラミネート加工するラミネート装置における搬送ベルトのクリーニング機構に関する。より具体的には、ラミネート加工において、搬送ベルトに付着する充填材の除去能力を向上させることにより、その搬送ベルトに付着した充填材が被加工物の表面に転写することなどを防ぎ、ラミネート加工後に被加工物の表面クリーニング作業の低減を可能にしたラミネート装置における搬送ベルトのクリーニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
太陽電池等の構成部材をラミネート加工するラミネート装置は、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3などの公報に記載されているように公知であるが、この種のラミネート装置には、被加工物を加工位置に搬送してラミネート加工を行い、加工後の被加工物をそこから搬出するための搬送ベルトが用いられている。
【0003】
公知のラミネート装置の一例は、図4に示すように、開閉可能に上下で分割された真空容器7とその蓋8を具備し、閉じられた容器の内部が、ゴム製などのダイアフラム9により仕切られ、上チャンバ10と下チャンバ12に分けられている。また、前記蓋8は真空容器7に対して開閉する構造となっており、前記ダイアフラム9は、この蓋8の内側に取り付けられている。
【0004】
前記真空容器7の内部には、ヒータを内蔵した発熱板11が設けられており、ラミネート加工を施す被加工物Sb(例えば、太陽電池Sbなど、以下、太陽電池Sbともいう)を加熱することができるように形成されている。なお、13は真空容器7と蓋8の開閉用の分割面に設けたシール材、7a,8aは各チャンバ11,12内に空気を給排するための給排気孔である。
【0005】
上記のラミネート装置は、その蓋8を開いた状態で、発熱板11の上に被加工物Sbを、搬送ベルト14によって搬入する。このようにして搬入される被加工物Sbの構成はについて、図3に示した一般的な結晶系太陽電池セルのモジュールの例について説明する。被加工物Sbの最下層はガラス板1であり、該ガラス板1の上にシート状の充填材2が配置され、その上に電極リード13により接続された太陽電池セル4が配置され、このセル4の上にシート状の充填材5が配置され最上部にはシート状の裏面材6が載せられた状態でラミネート装置の内部に搬入される。
【0006】
被加工物Sbが図4のラミネート装置内に搬入された後、蓋8を閉じ、上チャンバ10及び下チャンバ12を真空引きして、被加工物Sbから気体を抜く。真空引きは、積層された被加工物Sbの内部に気泡が残らないようにするためである。気泡が残った太陽電池では、太陽光にさらされて温度上昇すると、残っている気泡が膨張してしまい、劣化が早まってしまうからである。
【0007】
真空引きされたラミネート装置内の被加工物Sbは、発熱板11により加熱される。発熱板11のヒータは設定された温度に制御されており、適度な時間経過することにより、被加工物Sbは、ヒータ温度とほぼ同一となり、前記充填材2,5を溶融する。
【0008】
シート状の充填材2,5が溶融されるとき、先に真空引きした上チャンバ10にのみ大気を導入すると、ダイアフラム9が発熱板11の側に向かって膨らむので、このダイアフラム9によって被加工物Sbが発熱板11に押付けられ、太陽電池セルのモジュールの各層が接合されることになる。
【0009】
この後、下チャンバ12を大気圧に戻して蓋8を開き、被加工物Sbを搬送ベルト14によって搬出し、ラミネート加工を終える。
【0010】
上記の太陽電池Sbにおいて、充填材2,5としては、例えばEVA(エチレンビニールアセテート)が使用され、また、ラミネート装置への被加工物Sbの搬送には、通常シート状のベルト14を使用している。
【0011】
上記充填材2,5は、シート状に形成され、そのサイズが、ガラス板1のサイズに対して、数mm程度大きく形成されている。これは、ラミネート加工される太陽電池モジュール端面でのシール性を確保するためであるが、ガラス板1からはみ出ている部分の充填材2,5が、搬送ベルト14に付着してしまうという問題が派生する。
【0012】
従来、搬送ベルト14に充填材2,5が付着する問題に対処するため、搬送ベルト14には、剥離性の良いシート材として、フッ素樹脂を含浸させたガラスクロスシート材を用いている。
【0013】
しかし乍ら、剥離性の良好なシート材を用いた搬送ベルト14であっても、上述のはみ出した充填材2,5の付着は避けられない。そこで、このベルト14に付着した充填材2,5を除去するため、ラミネート装置のチャンバ外部において、電動モータのような回転アクチュエータで駆動させられたブラシロールを前記ベルト14に当てて付着した充填材2,5の掻き取り除去を行う構造の搬送ベルトのクリーニング装置が、先に述べた特許文献2などにより提案されている。
【0014】
図5は、搬送ベルト14に付着したはみ出し充填材2a,5aを除去するブラシロール16を設けたラミネート装置を側断面で示した模式図である。図5において、図3,図4と同一符号は、図3,図4と同一部材或は同一部位を示すものとする。
【0015】
搬送ベルト14は、途中に2箇所のベルト接続部15を有して無端帯状に形成され、真空容器7の上面を覆い、当該容器7の下方において循環走行するように、真空容器7を囲む4箇所に配置された駆動ローラを含む4本のローラR1〜R4に支持されて、ベルト14の上面が図5の左方へ走行するように配置されている。
【0016】
前記搬送ベルト14は、蓋8が開いているときの真空容器7の上を走行させられるラミネート工程用のベルトであり、このベルト14の前,後には、ラミネート加工前の電池モジュール20(被加工物Sb)をこのベルト14に引渡す前段の搬送コンベア18とラミネート加工を受けた電池モジュール19(被加工物Sb)を搬送ベルト14から引渡される後段の搬送コンベア17が隣接して設けられている。
【0017】
上記ラミネート装置の搬送ベルト14に対して、図5の例では第3ローラR3に掛回された偶部において、当該ベルト14の外面(搬送面)に対して、ブラシロール16が当接するように配設され、そのベルト14の外面に付着した充填材2a,5aを、ここでは前記ブラシロール16の反時計回り方向回転により掻き落すようにしたベルトクリーニング機構が設けられている。図5において、16aはブラシロール16を支持した支持アーム、16bは前記ブラシロール16の搬送ベルト14への当接力を調整するため、支持アーム16aの傾きを調整するためのアジャスタ、16cは前記ブラシロール16に回転を与えるモータ等による回転アクチュエータである。また、F1はラミネート装置のフレーム、F2は支持アーム16aやブラシロール16などを設けたフレームである。
【0018】
図5に例示した従来の搬送ベルト14のクリーニング機構では、ベルト14の搬送面(外面)に付着したはみ出し充填材2a,5aは、ラミネート加工が終わって後段の搬送コンベア17に引渡されるとき、未だ冷却されずに柔らかい状態であるが、第三ローラR3の近傍までベルト14が走行する間に冷却されて固化しているので、ベルト14の走行方向に対し逆方向から掻き落すようにブラシロール16が回転することにより、大半は掻き落されて除去される。しかし、完全に除去される訳ではなく、ベルト14の搬送面に残留するものがあったり、掻き落されて飛散したものが再び搬送ベルト14に付着することがあり、これが不都合な事態の原因になっている。
【0019】
即ち、搬送ベルト14の素材に剥離性が良好なシート材が用いられているとはいえ、単にブラシロール16をベルト14の面に当てて付着充填材2a,5aを掻き取るだけでは、付着した充填材2a,5aを完全に除去することは困難であり、また、ブラシロール16で掻き落とされた充填材2a,5aが、そのブラシロール16の回転で飛散して、再度、搬送ベルト14に付着することがあるのである。
【0020】
特に、例えば、わずか直径1mm程度の付着充填材2a,5aでも、搬送ベルト14に付着したまま、次の被加工物Sbを当該ベルト14によってラミネート装置内に搬入してしまうと、被加工物Sbの下面(ガラス板1)に前記付着充填材2a,5aが転写されて付着するので、そのままラミネート加工すると、ダイアフラム9によりプレスされるため、直径1mm程度のものでも、薄く引き延ばされてしまい、ラミネート加工後では、直径約5mm程度までに斑点状に延びてしまい、外観を損なってしまうという問題があった。
【0021】
このように被加工物Sbに転写してしまった付着充填材2a,5aは、付着力が強いため、その除去には、有機溶剤等を使用し、人手でブラシ等で擦り取る必要があり、多くの作業時間を要して生産性も低下し、結局コストアップを招くという問題になっていた。
【0022】
上記のような付着充填材の除去能力を向上させる方策として、大容量の電動モータにより、ブラシロールを高速回転させる手段も考えられるが、このような手法を採ると搬送ベルト14自体を傷めやすく、搬送ベルト14の寿命を縮めてしまい、この点でコストアップに繋がるという問題がある。
【0023】
また、搬送ベルト14に付着した充填材2a,5aは、ラミネート装置内のダイアフラム9に転写される場合もあり、このような転写があるとダイヤフラム9の部分の柔軟性が損なわれ、これにより、ダイアフラム9の寿命が短くなるという問題もあった。
【0024】
【特許文献1】
特開平9−141743号公報
【特許文献2】
特開平11−204811号公報
【特許文献3】
実用新案登録第3037201号公報
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した従来の太陽電池などのラミネート加工において、搬送ベルトに付着する被加工物のはみ出し充填材が惹起する様々な問題点に鑑み、搬送ベルトに付着した充填材を効率よく、しかも効果的に除去することができる搬送ベルトのクリーニング機構を提供することを、その課題とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明クリーニング機構の構成は、内部がダイアアラムにより仕切られる上チャンバと下チャンバを具備し、被加工物を搬送する搬送ベルトを有するラミネート装置において、前記チャンバの外部に搬送用のベルトの搬送面に接するように設けた少なくとも1式以上のスクレーパと、当該搬送ベルトの搬送面に接するように設け、かつ回転アクチュエータにより駆動されるブラシロールを具備したことを特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態例について、主として図1,図2を参照しつつ説明する。なお、図1,図2において図3〜図5と同一部材、同一部位は同一符号を用いている。
本発明では、図4,図5で例示したようなラミネート装置において、搬送用ベルト14に接するように、ここでは第2と第3のローラR2とR3の間において、ベルト14の下側に位置したフレームF1に支持させてスクレーパ21を設けた(図1参照)。また、チャンバ10,12の外部において、図5の場合と同様に、回転アクチュエータ16cにて駆動されるブラシロール16を設けて、そのロール16を搬送ベルト14の搬送面に接するようにしている。
【0028】
搬送ベルト14により被加工物Sb(20,19)を搬送するラミネート装置の場合、その搬送ベルト14によって、ラミネート装置内に被加工物Sbを搬送後、上チャンバ10を有する蓋8を閉じてラミネート加工を行い、加工後、前記の蓋8を開けて、既に加工された被加工物Sb(19)を搬出しながら、次の被加工物Sb(20)を同時に搬入するようになっているが、上記のスクレーパ21は、搬送ベルト14の搬出側に近い箇所、ここでは、ローラR2に近い位置に設け、ブラシロール16を次の被加工物Sb(20)の搬入側に近い箇所、ここではローラR3の近傍に設けることが、付着充填材2a,5aを除去する上で効果的である。
【0029】
上記のようなスクレーパ21とブラシロール16の配置にすることにより、ラミネート加工により搬送ベルト14に付着した充填材2a,5aは、搬送ベルト14の駆動と同時に、ラミネート装置の下部に回り込み、先ず、前記スクレーパ21にて擦られる又は削られる。このとき、充填材2a,5aは、まだ放冷しないで高温であるから、柔軟な状態にあり、従って、この状態でスクレーパ21に擦られる(削られる)と、容易に変形し、搬送ベルト14の搬送面から浮き上がる。ベルト14に付着している充填材2a,5aのうち、比較的付着力が弱いものは、スクレーパ21によって剥がされるものもある。
【0030】
この状態で、次の被加工物Sb(20)のラミネート装置内への搬入も同時に進行しているので、被加工物Sb(20)がラミネート装置内に搬入されると、次のラミネート加工が実行される。ラミネート加工には、通常、数分を要するので、この加工の間、搬送ベルト14の走行は停止し、上述のスクレーパ21によって擦られて浮き上がった付着充填材2a,5aは、この間の放冷によって、ほぼ完全に固化する。
【0031】
このようにして、ベルト面で浮き上がって固化した付着充填材2a,5aは、搬送ベルト14の次の走行でブラシロール16を当てられることとなるが、その際、固化して浮上っているためそのブラシの毛が引っ掛かり易くなり、付着充填材2a,5aの除去効率が向上する。
【0032】
本発明において、スクレーパ21は、図1に示した例では一式(1箇所)であったが一式にこだわることなく、図2に例示したように複数式(複数箇所、図2では2箇所)に設けても良い。スクレーパを複数式設けると、1番目のスクレーパ21で擦られて、浮き上がった付着充填材2a,5aを2番目のスクレーパ22によって、完全ではないが擦り落とすことができる。このような構成を採ると、次のブラシロール16で、ベルト面に残った付着充填材2a,5aを殆んど完全に落としてしまうことが可能になり、より除去能力が高いクリーニング機構の提供が可能となる。
【0033】
一方、搬送ベルト14には、図示したように接続部15があるが、スクレーパ21により、この部分が傷められるおそれが懸念される場合には、スクレーパ21,22を上下方向で直線動作させるアクチュエータ21a,22aに取付けておき、接続部15がスクレーパ21,22の部位を通過するときに、そのスクレーパ21,22に退避動作をさせても良い。このほか、スクレーパ21をスプリング(図示せず)により懸架し、接続部15がスクレーパ21に当接した際に、そのスクレーパ21がスプリング力に抗して揺動することにより退避動作をする構造にしてもよい。
【0034】
このように、搬送ベルト14の接続部15を退避できるようにすると、スクレーパ21で接続部15を傷めることがなくなるので、搬送ベルト14へのスクレーパ21の当接度合をより強くすることが可能となり、これにより付着充填材2a,5aの除去能力を、さらに向上させることができる。
【0035】
本発明においては、上記のラミネート装置に、搬送用ベルト14に対し、その搬送面に接するように粘着ローラ23を設ける構成を採ることがある。この場合においても、チャンバの外部において、回転アクチュエータ16cにより駆動されるブラシロール16を設け、搬送ベルト14の搬送面に当接させてその面をクリーニングする点は、上記の例と同様である。
【0036】
粘着ローラ23は、一例として粘着性のゴムを金属製などのローラ外面に巻き付けたもの、或は、長尺の粘着性シートをローラに巻き付けたものでも良い。前記粘着ローラ23は、図示した例では支持アーム16aを上方へ延長してブラシロール16の上方に設けているが、支持アーム16aを兼用しない構造で設けてもよい。また、このローラ23は、ベルト14に対する当接圧を調整するため、進退式のアジャスタ機構23aを具備している。ここで、粘着ローラ23は、ブラシロール16の後に設ける方が効果的である。これは、ブラシロール16より先に付着充填材2a,5aに粘着ローラ23を当てると、その粘着ローラ23に多量の付着充填材2a,5aが転写し、当該ローラ23の粘着力の劣化が早まってしまうからである。
【0037】
また、先にブラシロール16を当てて、比較的大きな付着充填材2a,5aを除去した後、ブラシロール16によっては落せなかった微細な付着充填材2a,5aを粘着ローラ23により除去する形態の方が、除去効果がより高まる。
【0038】
上記の、粘着ローラ23は、一式にこだわることなく、図2に例示したように複数式に粘着ローラ23を設けても良い。複数式設けることにより、さらに除去能力を向上させることが可能となる。
【0039】
更に、本発明では、ブラシロール16の近傍に、ダクト24設け、このダクト24に集塵機(図示せず)を接続した構成を採ることができる。ブラシロール16により、付着充填材2a,5aを掻き落とすと、その落とされた充填材が、ブラシロール16の回転により飛散するので、再たび、搬送ベルト14に付着してしまう場合がある。本発明ではこれを避けるため、前記ダクト24を設け、集塵機によって飛散する充填材を吸引することにより、その充填材2a,5aを集塵機に吸い込み、搬送ベルト14に再付着することを防止する。
【0040】
また、ブラシロール16に対して板状のブラシロール用スクレーパ25を当てることにより、そのブラシロール16に、そのロール16が掻き落とした充填材2a,5aが巻きついたり、ブラシロール16の表面に付着することを防止できるので、搬送ベルト14への再付着を防ぐことができる。
【0041】
本発明では、上述したスクレーパ21,22、及び、粘着ローラ23の双方を、ブラシロール16と一緒にラミネート装置に設置する構成にしてもよい。例えば、図2に示すように、2式のスクレーパ21,22を、搬送ベルト14の搬出側に近い箇所とラミネータ装置の下チャンバの下方の2箇所に設け、また、ブラシロール16を搬入側に近い箇所に設け、さらに、ブラシロール16の上方に粘着ローラ23を2式設けるのである。
【0042】
このような構成にすると、1番目のスクレーパ21で搬送ベルト14を擦って、付着充填材2a,5aをベルト14の面上に浮き上がらせ、2番目のスクレーパ22により浮き上った前記充填材を部分的に擦り落し、次のブラシロール16でさらに掻き落とし、最後に2式の粘着ローラ23によって、微細な付着充填材2a,5aまでほぼ完璧に除去することが可能になる。
【0043】
上記において、搬送ベルト14の裏側であって粘着ローラ23に対向する位置に、当該ローラ23の押しつけ力を支持するバックアップ部材となるパックアップ用板材26を設けることにより、粘着ローラ23をより強く搬送ベルト14に押し付けることが可能となって、付着充填材の除去能力を更に向上させることができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明は以上の通りであって、内部がダイアアラムにより仕切られる上チャンバと下チャンバを具備し、被加工物を搬送する搬送ベルトを有するラミネート装置において、前記チャンバの外部に搬送用のベルトの搬送面に接するように設けた少なくとも1式以上のスクレーパと、当該搬送ベルトの搬送面に接するように設け、かつ回転アクチュエータにより駆動されるブラシロールを具備してクリーニング機構を形成したことにより、ラミネート加工において、搬送ベルトに付着する充填材が微細なものまでほぼ完全に除去可能であることは勿論、その除去能力を向上させる構成を加えることによって、付着充填材が被加工物の表面などに転写することを効果的に防ぐことができるから、ラミネート加工後の被加工物表面のクリーニング作業を大幅に低減することができる。
【0045】
また、本発明ではラミネート装置の搬送ベルトに付着した充填材の除去能力を大幅に向上できるので、前記充填材がダイアフラムに転写することも防止でき、ダイアフラムの寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明クリーニング機構の一例を説明するためラミネート装置を断面で示した模式的な側面図
【図2】本発明クリーニング機構の別例を説明するためラミネート装置を断面で示した模式的な側面図
【図3】被加工物(太陽電池)の層構成の例を示す断面図
【図4】公知のラミネート装置の一例の正断面図
【図5】従来のベルトクリーニング機構を説明するためラミネート装置を断面で示した模式的な側面図
【符号の説明】
Sb,19,20 被加工物(太陽電池)
2,5 シート状の充填材
2a,5a 付着した充填材
7 真空容器
8 蓋
14 搬送ベルト
15 ベルトの連結部
16 ブラシロール
17,18 前,後段の搬送コンベア
21,22 スクレーパ
23 粘着ロール
24 ダクト
25 ブラシロール用スクレーパ
26 パックアップ用板材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a transport belt cleaning mechanism in a laminating apparatus for laminating a solar cell or the like. More specifically, in the laminating process, by improving the ability to remove the filler adhering to the conveyor belt, the filler adhering to the conveyor belt is prevented from being transferred to the surface of the workpiece, and the laminating process is performed. The present invention relates to a transport belt cleaning mechanism in a laminating apparatus that can reduce the work of cleaning the surface of a workpiece later.
[0002]
[Prior art]
Laminating apparatuses for laminating components such as solar cells are known, as described in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open Nos. H11-163, H10-31, and H11-27139. 2. Description of the Related Art A transport belt is used for transporting a workpiece to a processing position, performing lamination processing, and carrying out the processed workpiece therefrom.
[0003]
As shown in FIG. 4, an example of a known laminating apparatus is provided with a
[0004]
A heating plate 11 having a built-in heater is provided inside the
[0005]
The above-described laminating apparatus carries the workpiece Sb onto the heating plate 11 by the
[0006]
After the workpiece Sb is carried into the laminating apparatus shown in FIG. 4, the
[0007]
The workpiece Sb in the laminating apparatus that has been evacuated is heated by the heating plate 11. The heater of the heat generating plate 11 is controlled to a set temperature, and after an appropriate time elapses, the workpiece Sb becomes almost the same as the heater temperature and melts the
[0008]
When the sheet-
[0009]
Thereafter, the lower chamber 12 is returned to the atmospheric pressure, the
[0010]
In the above-described solar cell Sb, for example, EVA (ethylene vinyl acetate) is used as the
[0011]
The
[0012]
Conventionally, in order to cope with the problem that the
[0013]
However, even in the case of the
[0014]
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view showing a laminating apparatus provided with a
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
In the example of FIG. 5, the brush roll 16 abuts on the outer surface (conveying surface) of the
[0018]
In the conventional cleaning mechanism for the
[0019]
That is, although a sheet material having good releasability is used as the material of the
[0020]
In particular, for example, even if the adhering
[0021]
Since the
[0022]
As a measure for improving the ability to remove the attached filler as described above, a means for rotating the brush roll at a high speed by a large-capacity electric motor is also conceivable, but if such a method is adopted, the
[0023]
In addition, the
[0024]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-141743 [Patent Document 2]
JP-A-11-204811 [Patent Document 3]
Japanese Utility Model Registration No. 3037201
[Problems to be solved by the invention]
The present invention, in the above-described conventional solar cell laminating processing, in view of various problems caused by the filler sticking out of the workpiece adhered to the conveyor belt, efficiently the filler adhered to the conveyor belt, and moreover It is an object of the present invention to provide a transport belt cleaning mechanism that can be effectively removed.
[0026]
[Means for Solving the Problems]
The configuration of the cleaning mechanism of the present invention made for the purpose of solving the above-mentioned problem is characterized in that the laminating apparatus includes an upper chamber and a lower chamber, the inside of which is partitioned by a diaphragm, and has a transport belt that transports a workpiece. At least one type of scraper provided outside and in contact with the transfer surface of the transfer belt, and a brush roll provided to be in contact with the transfer surface of the transfer belt and driven by a rotary actuator. It is a feature.
[0027]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described mainly with reference to FIGS. 1 and 2, the same members and the same parts as those in FIGS. 3 to 5 are denoted by the same reference numerals.
According to the present invention, in the laminating apparatus as exemplified in FIGS. 4 and 5, a position is provided below the
[0028]
In the case of a laminating apparatus that transports the workpiece Sb (20, 19) by the
[0029]
By arranging the
[0030]
In this state, the loading of the next workpiece Sb (20) into the laminating device is also proceeding at the same time, so when the workpiece Sb (20) is loaded into the laminating device, the next laminating process is performed. Be executed. Since lamination usually requires several minutes, the running of the
[0031]
In this way, the adhered
[0032]
In the present invention, the
[0033]
On the other hand, the
[0034]
When the connecting
[0035]
In the present invention, a configuration may be adopted in which the
[0036]
The
[0037]
Further, after the
[0038]
The above-mentioned
[0039]
Further, in the present invention, it is possible to adopt a configuration in which a
[0040]
Further, by applying a plate-shaped brush roll scraper 25 to the
[0041]
In the present invention, both the
[0042]
With this configuration, the
[0043]
In the above, the back-up
[0044]
【The invention's effect】
The present invention is as described above, and in a laminating apparatus including an upper chamber and a lower chamber, the inside of which is partitioned by a diaphragm, and a transport belt that transports a workpiece, transporting a transport belt to outside the chamber. At least one type of scraper provided so as to be in contact with the surface and a brush roll provided so as to be in contact with the transfer surface of the transfer belt and driven by a rotary actuator to form a cleaning mechanism. In the method, the filler attached to the conveyor belt can be almost completely removed, even fine particles, and by adding a configuration for improving the removal ability, the attached filler is transferred to the surface of the workpiece or the like. Cleaning work on the surface of the work piece after laminating It can be greatly reduced.
[0045]
Further, in the present invention, since the ability to remove the filler adhered to the transport belt of the laminating apparatus can be greatly improved, the transfer of the filler to the diaphragm can be prevented, and the life of the diaphragm can be extended.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side view showing a laminating apparatus in cross section for explaining an example of the cleaning mechanism of the present invention. FIG. 2 is a schematic side view showing a laminating apparatus in cross section for explaining another example of the cleaning mechanism of the present invention. FIG. 3 is a cross-sectional view showing an example of a layer configuration of a workpiece (solar cell). FIG. 4 is a front cross-sectional view of an example of a known laminating apparatus. FIG. 5 is a view for explaining a conventional belt cleaning mechanism. Schematic side view showing the laminating apparatus in cross section.
Sb, 19,20 Workpiece (solar cell)
2,5 Sheet-
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
JP2008036857A (en) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Nisshinbo Ind Inc | Laminator |
US7779884B2 (en) * | 2007-05-30 | 2010-08-24 | Robert Burkle Gmbh | Multi-level laminating press |
JP2012166519A (en) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Nisshinbo Mechatronics Inc | Laminating device, and method for cleaning carrying sheet and release sheet |
-
2003
- 2003-02-10 JP JP2003032268A patent/JP2004238196A/en active Pending
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JP2008036857A (en) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Nisshinbo Ind Inc | Laminator |
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