JP2004238035A

JP2004238035A - Latch device for cold box

Info

Publication number: JP2004238035A
Application number: JP2003029361A
Authority: JP
Inventors: Minoru Naya; 実納谷; Kenichi Kobayashi; 謙一小林; Koji Takeda; 浩嗣武田; Shinya Hoshika; 信哉星加
Original assignee: Nissen Chemitec Corp; Nifco Inc; Daiwa Seiko Co Ltd
Current assignee: Globeride Inc; Nissen Chemitec Corp; Nifco Inc
Priority date: 2003-02-06
Filing date: 2003-02-06
Publication date: 2004-08-26
Anticipated expiration: 2023-02-06
Also published as: CN1518873A; CN1518873B; TW200415297A; TWI226917B; JP4305624B2; KR20040071576A; KR100536852B1

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To enhance appearance characteristics and usability, and to facilitate unitization. <P>SOLUTION: A latch device 3 comprises a lock lever 30 which is built in a lid 2 for opening/closing a box body 1, so as to be engaged with/disengaged from a latching part 16 of the box body 1, an urging member 7 which urges the lock lever 30 in the direction of engagement, and an operation part 35 for switching the lock lever 30 from an engagement position to a disengagement position. For improvements, the lock lever 30 is arranged in a space part S which is provided in the lid 2 and inside which the latching part 16 can be inserted from a lower opening, urged in the direction of an inner surface of an outside vertical wall part 40b, forming the space part S, by an urging member 46, and switched from the engagement position to the disengagement position against an urging force of the urging member 7 by pushing the operation part 34 in the inside direction of the lid 2. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保冷箱のラッチ装置として、特に蓋の回動ヒンジを兼ねるような場合にも好適に使用可能なものである。
【０００２】
【従来の技術】
図８は保冷箱に適用された従来のラッチ構造例を示している。図８（ａ）のラッチ装置は、下記特許文献１に開示されているもので、箱本体６０の掛止部６１に対応して蓋６５に取り付けられたブラケット５１と、ブラケット５１にピン５２を介して枢支されたロックレバー５３とを有している。ブラケット５１は掛止部６１を受け入れる下向きに開口した係合凹部５１ａを形成している。ロックレバー５３は、下端側の操作部５３ａと、内側に突設されて係合凹部５１ａに入った掛止部６１を抜け止めする片部５３ｂとを形成している。そして、このラッチ装置では、蓋６５を箱本体６０に載せて、ロックレバー５３を蓋側へ回動操作すると、片部５３ｂが係合凹部５１ａに入った掛止部６１を下側から抱き込むようにして抜け止め係合する。この係合は、箱本体６０に設けられた窪み部６０ａから操作部５３ａの内側に指等を差し入れて、ロックレバー５３を外側へ引き出すよう回動することで解除される。なお、この構造では付勢部材が使用されていないが、ロックレバー５３を係合方向へ付勢して、掛止部６１に対する片部５３ｂの不用意な外れを防ぐことも可能である。
【０００３】
図８（ｂ）のラッチ装置は、下記特許文献２に開示のもので、箱本体６２の掛止部６３に対応して蓋６６に設けられた凹部６６ａと、凹部６６ａの縦壁に突出されて掛止部６３の一部に当接する外側切欠部６４ａを形成しているリブ６４と、凹部６６ａにピン５６を介し枢支された操作レバー５５と、操作レバー５５の内側に突設された爪状片５７と、操作レバー５５を凹部６６ａ側へ付勢している付勢部材５８とを有している。以上のラッチ装置では、蓋６６を箱本体６２に載せて蓋閉状態にするとき、操作レバー５５が掛止部６３に当たる爪状片５７の応力により外側へ一旦逃げ、爪状片５７が掛止部６３の下側へ回り込み、同時に、外側切欠部６４ａが掛止部６３の上及び内側面と当接することで掛止部６３に対して係合する。この係合は、箱本体６２に設けられた窪み部６２ａから操作レバー５５の内面に指等を差し入れて、操作レバー５５を付勢部材５８の付勢力に抗し蓋外側へ回動すると、爪状片５７が掛止部６３から離れて解除される。
【０００４】
【特許文献１】
特開平９−２６８８３３号公報（第２〜第４頁、図１〜図４）
【特許文献２】
実用新案登録第２５８８７７８号公報（第２〜第３頁、図１〜図９）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような従来保冷箱のラッチ装置では次の観点から問題を有している。
第１に、従来装置では、ロックレバー５３や操作レバー５５が指をレバー内面側に引っ掛けて蓋外側へ回動操作することで係合を解除するため、蓋閉状態で指を入れる箇所である窪み部６０ａ，６２ａを箱本体６０，６２に比較的大きく形成しなければならない。これに起因して、蓋閉状態つまり保冷箱の外観が悪くなる。外観特性は、保冷箱が屋外で使用されることが多いため商品価値を決める重要事項であり、多少なりとも向上したい。
第２に、保冷箱は、釣舟や車両等の決められた箇所に多数個を接近しておかれることも多く、その場合、ラッチ装置が前記したロックレバー５３や操作レバー５５を蓋外側へ回動して係合解除する構成だと、スペース的に蓋を開操作できないことも生じる。また、開操作では、蓋が保冷構造の関係から荷重も大きくなっており、例えば、ロックレバー５３や操作レバー５５の内面側に指を入れて蓋外側へ引き出して係合解除した後、手で蓋側部を把持して持ち上げなくてはならず、使い勝手が悪い。
第３に、保冷箱では、蓋が両側のラッチ装置を介し開閉され、箱本体から外される開状態と、一方のラッチ装置を回動ヒンジとして箱本体の片側へ回動される片開き状態とを選択可能にしている。従って、ラッチ装置は、複数使用となるため蓋への組み付け性等を良好にしてコスト低減を図りたい。しかし、従来装置では蓋に各部材を順次組み付けたり、蓋側の加工も複雑となるため改善し難い。
【０００６】
本発明の目的は、以上の課題を解消して、特に、外観特性を良好にでき、蓋開操作の制約をなくして使い勝手を向上し、要部をユニット化して部品取扱と管理及び蓋への組み付け性に優れた保冷箱のラッチ装置を実現することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明に係る保冷箱のラッチ装置は、図１〜図７の例で特定すると、箱本体１の開口を開閉する蓋２に組み込まれて、前記箱本体１に設けられた掛止部１６に係脱するロックレバー３０と、前記ロックレバーを前記掛止部１６と係合する係合位置方向へ付勢している付勢部材７と、前記ロックレバー３０を前記係合位置より解除位置へ切り換える操作部３２とを有したラッチ装置３において、前記ロックレバー３０は、前記蓋２に設けられて前記掛止部１６を下開口より内側へ挿入可能な空間部Ｓに配置され、前記付勢部材７により前記空間部Ｓを形成している外側立壁部（例えば、カバー４における外壁４０の壁部分４０ｂ）の内面方向へ付勢されると共に、前記操作部３２を前記蓋２の外側から内側方向へ押圧することにより前記付勢部材７の付勢力に抗し回動されて前記係合位置より解除位置へ切り換えられることを特徴としている。
【０００８】
（要部作動等）以上の構造では従来品に対し次のような点が改善されている。
ア）まず、保冷箱（蓋閉状態）の外観設計では、操作部が蓋の外から内側へ押圧する構成を採用したことから、上記従来品のごとく箱本体に指差し込み用の窪み部を設ける必要がなく、又、蓋に設けられる操作部用の開口も小さくできるため、外観見栄えを良好にしたりデザインの自由度を拡大できる。
イ）蓋を閉状態から開状態にする場合は、操作部を付勢部材の付勢力に抗して蓋の内側へ押圧操作すると、ロックレバーが前記押圧により回動されて箱本体の掛止部に対する係合を解除する。従って、発明のラッチ装置では、蓋荷重が大きい態様でも、使用者が操作部を蓋内側へ押した状態から蓋を連続して持ち上げることができるため、従来のごとく操作部を蓋の外側へ引き出した後、手で蓋側部を把持すると言うような煩雑性を解消して使い勝手を改善可能にし、又、蓋内側への押圧構成により課題に挙げたスペース上の制約を緩和できる。
ウ）蓋を再び閉状態にする場合は、蓋を箱本体の開口を塞ぐよう重ねると、ロックレバーが箱本体の掛止部に当たる応力により蓋の内方向へ回動して一旦逃げた後、掛止部を通過したときに付勢部材の付勢力により元の係合位置に戻って掛止部に対して係合する。この作動は、操作部がロックレバーと同方向、つまり蓋の内側へ回動又は揺動する点で、操作部が蓋の外側へ動かされる図８（ｂ）の構成と相違し、係合切換時の違和感も緩和できるようにする。
【０００９】
以上の本発明は請求項２〜６のような展開を可能にする。
・請求項２では、前記ロックレバー３０が前記掛止部１６に係脱する係合部３３と、前記操作部３２とを横並びに一体に形成しているため、部材数を少なくでき、又、図８（ｂ）の構成に対し動く部分が極力見えなくなる利点も具備できる。
・請求項３では、前記蓋２に取り付けられて、前記蓋２の対応部に設けられた切欠部（例えば、下段差２７）との間で前記空間部Ｓを形成しているカバー４を有し、前記ロックレバー３０及び付勢部材７並びに操作部３２を前記カバー４に配置しているため、ラッチ装置がユニット化されて、取扱性及び蓋への組み付け性等を改善できる。また、蓋形状がカバーによっても変更し易くなる。但し、本発明は、このカバーを省略して、蓋成形型を工夫して前記空間部を蓋に一体的に形成するようにしてもよい。
・請求項４では、前記カバー４が、前記蓋２の側面部分と略面一になるよう形成されていると共に、一部を開口４２し、前記操作部３２を前記開口に露出配置しているため、例えば、操作部３２がカバーの開口により縁取りされた状態となって見栄えを向上できるようにする。
・請求項５では、前記操作部３２が、外面に横に細長い指掛け用の凹部３２ａを形成しているため、前記した係合解除するとき、凹部に指や手先を入れることで滑りを防いだり蓋を連続して持ち上げ易くする。
・請求項６では、前記ロックレバー３０が前記掛止部１６に係合した状態で、前記蓋２を開閉する際の回動ヒンジを兼ねるため、ラッチ装置３の汎用性が従来と同じく維持される。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図１〜図７を参照して説明する。図１は蓋を箱本体から外した態様で示す保冷箱の概略図であり、図２〜図４は図１のラッチ装置の構成を示している。図２（ａ）はラッチ装置の正面図、同（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線に沿った拡大断面図、同（ｃ）は（ａ）のＢ−Ｂ線に沿った拡大断面図である。図３はラッチ装置を分解した部材関係を示す図である。図４（ａ）はカバーを背面から見た模式図、同（ｂ）はロックレバーを背面から見た模式図、同（ｃ）はカバーの側面図、同（ｄ）はロックレバーの側面図である。図５〜図７は蓋を開閉する際の作動図である。以下、対象の保冷箱及びラッチ装置を詳述した後、蓋開閉時の作動等に言及する。なお、この形態は本発明を制約するものではない。
【００１１】
（保冷箱）形態の保冷箱は、箱本体１と、箱本体１の開口を開閉する蓋２と、蓋２の両側に設けられて箱本体１（の掛止部１６）に蓋２を係脱するラッチ装置３とを備えている。このうち、箱本体１は、上開口した矩形立体であり、長い対向側壁１１，１１及び短い対向側壁１２，１２と、底壁１３とで収容部を区画形成している。壁構造は、輪郭を形成している樹脂製の殻体が断熱材１４（図５参照）を内充填して比較的厚くなっている。両側壁１１には、左右に延びて上端面の外縁側を欠如した段差１５が設けられている。該段差１５は、左右中間部分１５ａが若干低くなっている。中間部分１５ａの両側には掛止部１６が設けられている。従って、掛止部１６は片側で２箇所、両側で４箇所設けられている。各掛止部１６は、軸１７を取付ブラケット１８に対し水平に支持した例であるが、取付部及び軸部を硬質樹脂等で一体に形成してもよい。両側壁１２には、下側の前後略中間を逆凹状の欠如部１９ａにし、該欠如部１９ａ内に小膨出部１９ｂが設けられている。該小膨出部１９Ｂは水抜き用のドレーン部である。なお、図面上は、取っ手や肩掛けベルト等を連結する取付部材を省略したが、実際は箱本体１の対向側壁１２，１２にあって、図１の符号Ｍの箇所に前記取付部材等が付設されている。
【００１２】
前記蓋２は、箱本体１の上開口を一体的に塞ぐ大きさであり、長い対向側壁２１，２１及び短い対向側壁２２，２２と、上下壁２３，２４とで区画されている。壁構造は、輪郭を形成している樹脂製の殻体が断熱材２５（図５参照）を内充填して比較的厚くなっている。両側壁２１には、前記段差１５に対応してラッチ装置用の取付部２６が設けられている。各取付部２６は、図５で説明すると、下壁２４の縁側を上壁２３に近づけた下段差２７と、上壁２３の縁側を後述するカバーの板厚分だけ低くした上段差２８とで形成されている。下壁２４には、箱本体１の開口縁部に対向して装着された略枠状のシール材２９が装着されている。該シール材２９は、蓋２が箱本体１を閉じ、かつ、両側のラッチ装置３を対応する掛止部１６に係合したロック状態で、箱本体１の開口縁部に圧接して空気漏れを防ぐ。シール構造としては、シール材２９と箱本体１の開口縁部との間、つまり当接面に対し凸又は凹凸等が必要に応じて付設される。以上の蓋２は、箱本体２に対し両側のラッチ装置３を介し閉じた取付態様（図７の蓋閉状態）及び完全開となる離脱態様（図５の蓋開状態）と、両側のラッチ装置３の一方を回動ヒンジとした片開き態様（図６の片開き状態）とに切り換えられる。
【００１３】
（ラッチ装置）このラッチ装置３の構成は、ロックレバー３０がカバー４に対しブラケット５、シャフト６を介し所定角だけ回動可能に枢支され、コイル形付勢部材７を介し係合位置方向へ付勢されている。カバー４及びロックレバー３０は樹脂成形品であり、ブラケット５及びシャフト６は金属製である。このうち、カバー４は、縦断面が略逆Ｌ形であり、蓋２の取付部２６に装着された状態で、外壁４０が蓋２の対応部外面と略面一となる形状である。外壁４０は、図２〜図４で説明すると、両側壁４１と、下側の左右中間部に設けられた開口４２とを有し、取付部２６に配置したとき、下側が蓋２の対応部下側へ張り出し、該張出部が箱本体１の段差１５にほぼ収まる大きさである。外壁４０の内面（背面）には、上側に位置して両側壁４１に連結している横リブ４３と、左右に位置して横リブ４３から下向きに突出された位置決め用突起４４と、外壁４０を構成している略水平状の上面４０ａの内側に突出された爪４５と、上面４０ａと横リブ４３との間に位置して両側付近に突出された縦リブ４６と、横リブ４３の下側に位置して横及び縦に複数突出されたリブ４８等が設けられている。横リブ４３は、外壁４０の略水平状の上面４０ａとの間に蓋側取付部２６を挿入する空間を形成している。突起４４はブラケット５を位置決め配置する。即ち、ブラケット５は、断面略コ形状であり、両片部に設けられた軸孔５ａと、中間片部に設けられた２つの取付孔５ｂ及び位置決め用孔５ｃ並びに略半円状の切欠部５ｄとを有している。そして、ブラケット５は、カバー４に対し孔５ｃを突起４４に係合した状態に仮装着可能となっている。なお、切欠部５ｄは、仮装着状態等においてカバー４の対応部に当たってブラケット５の不用意な回転を阻止するガタ防止用である。
【００１４】
前記ロックレバー３０は、全体がカバー４０の内面（背面）側にほぼ収まる細長い部材であり、芯部となる本体３１と、本体３１の下左右略中間に設けられた操作部３２と、本体３１の下両側に設けられた係合部３３と、本体３１の上側にあって複数箇所に突設された縦リブ３４とを有している。操作部３２は、本体３１に対し両側の係合部３３との間に縦リブ３７ａ及び切欠部３７ｂを介在した状態で一体化され、又、カバー４の開口４２に配置される。操作部３２の外面には、手の先（複数本の指）が入る指掛け用の凹部３２ａが形成されている。係合部３３は略Ｌ形をなし、本体３１に一体化された垂直片３３ａ及び垂直片３３ａの下前側に突出したフック状の爪部３３ｂを有している。爪部３３ｂは中間部が欠如されている。各縦リブ３４は、シャフト６を挿通する軸孔３６を形成し、又、リブ同士の間に一段低い段差３５を形成している。なお、各縦リブ３４は、蓋２を開けるため図６の左図のごとくロックレバー３０を内側へ押したとき、上端部がカバー４の対応内面に当たって過剰な回転を防ぐストッパー機能を兼ねている。そして、前記ブラケット５及び付勢部材７は、本体３１の両側付近で縦リブ３４同士の間にある段差３５等を利用して配置される。ブラケット５は軸孔５ａが軸孔３６と、付勢部材７はそのコイル径が軸孔３６と同軸線上に横並びする設計である。なお、ロックレバー３０の背面には縦横の補強用リブ３８と、両側付近に位置している付勢部材７の誤組防止用の突部３８ａとが付設されている。
【００１５】
（組立）以上の各部材は、カバー４に組み付けられラッチ装置３としてユニット化される。この組立作業では、図３のごとくロックレバー３０に対し前記したシャフト６を介してブラケット５と付勢部材７とを組み付ける。この要領は、例えば、本体３１に対しシャフト６が一端側を対応縦リブ３４の軸孔３６、ブラケット５の一方軸孔５ａ、付勢部材７のコイル内径、ブラケット５の他方軸孔５ａと言うように順に挿通する。その後、この組立体をカバー４に対し組み付ける。この要領は、例えば、両側のブラケット５がカバー４に対し孔５ｃを突起４４に係合して仮装着すると、シャフト６が両端を上記したカバー背面側の対応リブ４８に規制されて抜け止めされる。但し、これは一例であり他の組立手順でもよい。
【００１６】
ユニット化されたラッチ装置３は、蓋２に対しカバー４及びブラケット５を介して取り付けられる。即ち、この組立作業では、カバー側の上面４０ａと横リブ４３と間に蓋２の取付部２６を押入する。これにより、カバー４は取付部２６に上記した爪４５を介して仮装着される。その後、カバー４は、取付部２６に対しブラケット５の取付孔５ｂ及び横リブ４３の不図示の孔を介して止めねじにより固定される。要は、前記止めねじが蓋２に対するカバー４の本止めと、横リブ４３に対するブラケット５の本止めとを兼ねる。但し、取付構造は他の構成でもよい。そして、付勢部材７は、以上のようにしてラッチ装置３を蓋２に取り付けた後、一端側がブラケット５の対応部に係止され、他端側がばね圧を発現しつつロックレバー３０の背面側に係止される。勿論、ラッチ装置３は、蓋２の両側に取り付けられるが、ユニット化されているため取扱及び管理が容易となり、しかも蓋２への取付作業も簡単に行える。これもラッチ装置３の優れている点である。また、蓋２は、ラッチ装置３の装着状態において、カバー４が蓋２の対応部外面と面一となっており、外観上は細長い操作部３２がカバー４の開口４２に露出されているだけなのでシンプル化され、外観的にも優れている。
【００１７】
（作動）図５の左図は、蓋２に組み込まれたラッチ装置３の状態を示している。ラッチ装置３は、通常の態様として、ロックレバー３が付勢部材７の付勢力により係合位置に回動されている。この係合位置では、係合部３３の下端爪部３３ｂがカバー１の外壁４０のうち、開口４２の両側部分４０ｂ（図１参照）の内面に当接規制されている。図５の右図は、蓋２を箱本体１の上に重ねて蓋閉状態にする過程を示している。この過程では、ロックレバー３が掛止部１６の軸１７に爪部３３ｂの円弧状の下面を当接し、該当接による応力により奥側（段差１５の対応する奥側）へ一旦逃げ、爪部３３ｂが掛止部１６の軸１７の背面側に接しながら下側へ通過する。通過後は、ロックレバー３が付勢部材７の付勢力により係合位置に回動されて、爪部３３ｂが軸１７と係合する。なお、この係合は、通常、蓋２を箱本体１の載せた後、蓋を少し下向きに押すことにより蓋２をロック状態（蓋取付態様）にする。図６（ａ）及び（ｂ）の右図はその蓋取付態様を示している。この状態ではシール材２９が箱本体１の開口縁部に圧接している。外観的には、箱本体１の段差１５がカバー４の外壁４０の下側で覆われており、操作部３２と一段低い部分１５ａとの間の隙間が狭く（指を挿入不能な程度の隙間）、かつ、係合部３３の爪部３３ｂと段差１５との間の隙間も同様に狭くなっている。このため、形態の保冷箱としては、従来保冷箱に比べて外面の凹凸が少なくシンプル化及び斬新なデザインを呈している。
【００１８】
図６（ａ）及び（ｂ）の左図は、蓋２を箱本体１より外したり、両側のラッチ装置３の一方を回動ヒンジとした片開きする際の過程を示している。蓋２を外す場合は、複数の指、つまり手先を操作部３２の凹部３２ａに差し込み、その状態で上へ持ち上げる。細部的には、操作部３２が付勢部材７の付勢力に抗して段差１５の手前から奥へ回動され、これと連動して、係合部３３及び爪部３３ｂが同方向へ回動されるため軸１７に対する爪部３３ｂの係合が解除される。この形態では、図６（ａ）及び（ｂ）の左図から分かるように、操作部３２が係合解除時に段差１５の奥、つまり蓋２の内側へ動いているため、蓋２が重くても、該蓋２を係合解除と連続して持ち上げ可能にしている。これは、ワンタッチ操作の実現により従来品よりも使い勝手が数段優れているだけではなく、操作部３２を蓋２の内側へ押圧して係合解除することで課題に挙げたスペース的な制約も同時に緩和できることを意味している。これに対し、図７は前記した片開き状態を示している。蓋２を片開きする場合は、両側のラッチ装置３の内、一方ラッチ装置３だけを前記と同様に複数の指、つまり手先を操作部３２の凹部３２ａに差し込み、その状態から、他方ラッチ装置３を回動ヒンジとして回動操作することになる。
【００１９】
なお、本発明は、請求項１で特定した要件を除いて、上記形態を参考して必要に応じ変形可能なものである。その一例として、本発明の空間部Ｓは形態のカバー４に相当する部分を蓋２の対応部に付設することである。また、本発明のラッチ装置は、箱本体１に設けられる掛止部と共にロック装置、又は、ヒンジ装置として表現することも可能であり、実質的な差異はない。
【００２０】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明に係る保冷箱のラッチ装置は、蓋に空間部を付設し、ロックレバー及び操作部の配置や作動方向を変更するだけで、従来保冷箱の課題を一掃して、対象保冷箱に要求される外観特性を向上したり、デザインの自由度を拡大できる。同時に、蓋開操作の制約をなくして使い勝手も改善したり向上できる。なお、カバーを介してユニット化すると、製造工程を簡略化したり、製造費を大幅に低減可能にしたり、品質及び信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】発明を適用した保冷箱を蓋開状態で示す概略的な外観図である。
【図２】図１の保冷箱に適用されたラッチ装置を示す構成図である。
【図３】図２のラッチ装置の構成部材同士の関係を示す概略分解図である。
【図４】図２の構成部材のうち主な部材の細部を示す図である。
【図５】上記蓋を閉状態にするときのラッチ装置の作動を示す図である。
【図６】上記蓋閉状態及びラッチ装置を係合解除するときの作動図である。
【図７】上記蓋を片開き状態にしたときのラッチ装置の作動図である。
【図８】従来例である保冷箱のラッチ装置を示す課題説明図である。
【符号の説明】
１…箱本体（１５は段差、１６は掛止部、１７は掛止部の軸）
２…蓋（２６は両側の取付部、Ｓは空間部）
３…ラッチ装置
４…カバー（４０は外壁、４０ａは外壁の上面、４０ｂは部分）
５…ブラケット
６…シャフト
７…付勢部材
３０…ロックレバー（３１は本体、３２は開口、３３は係合部）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be suitably used as a latch device for a cool box, especially when the latch device also serves as a rotating hinge of a lid.
[0002]
[Prior art]
FIG. 8 shows an example of a conventional latch structure applied to a cool box. The latch device shown in FIG. 8A is disclosed in Patent Literature 1 below, and includes a bracket 51 attached to a lid 65 corresponding to a hooking portion 61 of a box body 60, and a pin 52 attached to the bracket 51. And a lock lever 53 pivoted through the lock lever 53. The bracket 51 has a downwardly open engaging recess 51 a for receiving the engaging portion 61. The lock lever 53 has a lower end side operation portion 53a and a piece portion 53b that protrudes inward and prevents the hooking portion 61 that has entered the engagement concave portion 51a from coming off. In this latch device, when the lid 65 is placed on the box main body 60 and the lock lever 53 is rotated to the lid side, the one-sided portion 53b embraces the latching portion 61 in the engagement concave portion 51a from below. Engagement to prevent slipping. This engagement is released by inserting a finger or the like into the inside of the operation unit 53a from the recess 60a provided in the box main body 60 and rotating the lock lever 53 so as to be pulled out. Although no urging member is used in this structure, it is also possible to urge the lock lever 53 in the engaging direction to prevent the one-side portion 53b from being inadvertently disengaged from the engaging portion 61.
[0003]
The latch device shown in FIG. 8B is disclosed in Patent Document 2 below, and protrudes from a concave portion 66a provided in a lid 66 corresponding to the hooking portion 63 of the box body 62 and a vertical wall of the concave portion 66a. A rib 64 forming an outer cut-out portion 64a contacting a part of the hook portion 63; an operation lever 55 pivotally supported by a recess 56a via a pin 56; It has a claw-like piece 57 and an urging member 58 that urges the operation lever 55 toward the concave portion 66a. In the above-described latch device, when the lid 66 is placed on the box body 62 and the lid is closed, the operating lever 55 temporarily escapes outward due to the stress of the claw-shaped piece 57 hitting the locking portion 63, and the claw-shaped piece 57 is locked. At this time, the outer notch 64a comes into contact with the upper and inner surfaces of the hook 63 and engages with the hook 63. This engagement is achieved by inserting a finger or the like into the inner surface of the operation lever 55 from the recess 62 a provided in the box main body 62 and rotating the operation lever 55 to the outside of the lid against the urging force of the urging member 58. The piece 57 is released from the hook 63.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-9-268833 (pages 2 to 4, FIGS. 1 to 4)
[Patent Document 2]
Utility Model Registration No. 2588778 (pages 2 to 3, FIGS. 1 to 9)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional latch device for a cool box as described above has problems from the following viewpoints.
Firstly, in the conventional device, the lock lever 53 and the operation lever 55 are hooked with the finger on the lever inner surface side and rotated to the outside of the lid to release the engagement, so that the finger is put in the lid closed state. The recesses 60a, 62a must be formed relatively large in the box bodies 60,62. Due to this, the lid closed state, that is, the appearance of the cool box is deteriorated. Appearance characteristics are important items that determine the commercial value of cold storage boxes because they are often used outdoors, and we want to improve them to some extent.
Secondly, in many cases, a large number of cool boxes are kept close to a predetermined place such as a fishing boat or a vehicle. In this case, the latch device moves the lock lever 53 or the operation lever 55 to the outside of the lid. With the configuration in which the engagement is rotated to release the engagement, it sometimes happens that the lid cannot be opened spatially. In addition, in the opening operation, the load is large due to the cool insulation structure of the lid. For example, a finger is inserted into the inner surface side of the lock lever 53 or the operation lever 55 and pulled out of the lid to release the engagement. The user has to grip and lift the side of the lid, which is inconvenient.
Thirdly, in the cool box, the lid is opened and closed via the latch devices on both sides to be removed from the box body, and the one-open state in which one of the latch devices is turned to one side of the box body as a rotation hinge. And selectable. Therefore, since a plurality of latch devices are used, it is desirable to reduce the cost by improving the ease of assembling to the lid and the like. However, in the conventional apparatus, it is difficult to improve the components because the members are sequentially assembled to the lid and the processing on the lid side is complicated.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION The object of the present invention is to solve the above problems, in particular, to improve the appearance characteristics, to improve the usability by eliminating the restriction of the lid opening operation, to unitize the main parts, to handle parts, to manage parts, and to control the lid. An object of the present invention is to realize a cold box latch device excellent in assemblability.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the latch device for a cool box according to the present invention is incorporated in a lid 2 that opens and closes an opening of the box body 1 and is provided in the box body 1, as specified in the examples of FIGS. A lock lever 30 that is engaged with and disengaged from the engaging portion 16, an urging member 7 that urges the lock lever toward an engaging position where the engaging portion engages with the engaging portion 16, and In the latch device 3 having the operating portion 32 for switching from the mating position to the release position, the lock lever 30 is provided in the lid 2 so that the locking portion 16 can be inserted into the space S inside the lower opening. The urging member 7 is urged in the inner surface direction of the outer standing wall portion (for example, the wall portion 40b of the outer wall 40 in the cover 4) forming the space S, and the operating portion 32 is Press inward from outside of lid 2 Is rotated against the urging force of the urging member 7 is characterized by being switched to the release position from the engaging position by.
[0008]
(Main part operation, etc.) With the above structure, the following points are improved over the conventional product.
A) First, in the exterior design of the cool box (with the lid closed), the operation unit is pressed from outside to inside of the lid. There is no need for this, and the opening for the operation unit provided on the lid can be made smaller, so that the appearance can be improved and the degree of freedom in design can be increased.
B) When the lid is changed from the closed state to the open state, when the operating portion is pressed toward the inside of the lid against the urging force of the urging member, the lock lever is rotated by the pressing to lock the box body. Release the engagement with the part. Therefore, in the latch device of the present invention, even when the lid load is large, the user can continuously lift the lid from the state where the user pushes the operation unit to the inside of the lid. After that, it is possible to improve the usability by eliminating the complexity of gripping the lid side portion by hand, and to alleviate the space limitation mentioned above by pressing the lid inside.
C) When closing the lid again, if the lid is overlapped so as to close the opening of the box body, the lock lever pivots inwardly of the lid due to the stress applied to the latching portion of the box body, and once escapes. When passing through the engaging portion, the urging force of the urging member returns to the original engaging position and engages with the engaging portion. This operation is different from the configuration in FIG. 8B in which the operation unit is moved to the outside of the lid in that the operation unit is rotated or swung in the same direction as the lock lever, that is, to the inside of the lid. To be able to alleviate discomfort at the time.
[0009]
The present invention as described above enables the development according to claims 2 to 6.
In the second aspect, since the lock lever 30 is formed integrally with the engaging portion 33 that engages with and disengages from the engaging portion 16 and the operating portion 32, the number of members can be reduced. It is possible to provide an advantage that the moving part is made invisible as much as possible with respect to the configuration of FIG.
According to the third aspect, there is provided the cover 4 which is attached to the lid 2 and forms the space S with a notch (for example, a lower step 27) provided in a corresponding portion of the lid 2. However, since the lock lever 30, the biasing member 7, and the operation unit 32 are arranged on the cover 4, the latch device is unitized, and the ease of handling and the ease of assembly to the lid can be improved. Further, the lid shape can be easily changed by the cover. However, in the present invention, the cover may be omitted, and the space may be integrally formed with the lid by devising a lid molding die.
In claim 4, the cover 4 is formed so as to be substantially flush with a side surface portion of the lid 2 and has an opening 42 at a part thereof, and the operation portion 32 is exposed to the opening. Therefore, for example, the operation unit 32 is in a state where the operation unit 32 is bordered by the opening of the cover so that the appearance can be improved.
According to the fifth aspect, since the operating portion 32 has a laterally elongated concave portion 32a for hooking the finger on the outer surface, when the engagement is released, slipping is prevented by inserting a finger or a finger into the concave portion. Facilitate continuous lifting of the lid.
According to the sixth aspect, since the lock lever 30 is also engaged with the engaging portion 16 and also serves as a rotation hinge when opening and closing the lid 2, the versatility of the latch device 3 is maintained as in the prior art. You.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a schematic view of a cool box in which a lid is removed from a box body, and FIGS. 2 to 4 show a configuration of the latch device of FIG. 2A is a front view of the latch device, FIG. 2B is an enlarged sectional view taken along line AA of FIG. 2A, and FIG. 2C is an enlarged sectional view taken along line BB of FIG. FIG. FIG. 3 is a diagram showing a member relationship in which the latch device is disassembled. 4A is a schematic view of the cover viewed from the back, FIG. 4B is a schematic view of the lock lever viewed from the back, FIG. 4C is a side view of the cover, and FIG. 4D is a side view of the lock lever. It is. 5 to 7 are operation diagrams when the lid is opened and closed. Hereinafter, after the target cool box and the latch device are described in detail, the operation at the time of opening and closing the lid will be described. In addition, this form does not restrict this invention.
[0011]
The cool box in the form of a (cool box) has a box body 1, a cover 2 for opening and closing the opening of the box body 1, and a cover 2 provided on both sides of the cover 2 (the hook 16 of the box body 1). And a latch device 3 that comes off. Among them, the box body 1 is a rectangular solid having an upper opening, and a housing portion is defined by long opposing side walls 11, 11 and short opposing side walls 12, 12, and a bottom wall 13. The wall structure has a relatively thick shell made of a resin that forms the contour and is filled with the heat insulating material 14 (see FIG. 5). The side walls 11 are provided with steps 15 extending left and right and lacking the outer edge of the upper end surface. The step 15 has a slightly lower left and right intermediate portion 15a. Hooks 16 are provided on both sides of the intermediate portion 15a. Therefore, the hook portions 16 are provided at two places on one side and four places on both sides. Each of the hooks 16 is an example in which the shaft 17 is supported horizontally with respect to the mounting bracket 18, but the mounting and the shaft may be integrally formed of a hard resin or the like. On both side walls 12, a substantially middle portion on the lower side is formed as an inverted concave portion 19a, and a small bulging portion 19b is provided in the missing portion 19a. The small bulging portion 19B is a drain portion for draining water. In the drawings, attachment members for connecting a handle, a shoulder belt, and the like are omitted, but the attachment members and the like are actually attached to the opposite side walls 12 and 12 of the box main body 1 at a position indicated by reference numeral M in FIG. ing.
[0012]
The lid 2 has a size that integrally covers the upper opening of the box body 1 and is divided by long opposing side walls 21, 21 and short opposing side walls 22, 22 and upper and lower walls 23, 24. The wall structure is relatively thick because the resin shell forming the contour is filled with the heat insulating material 25 (see FIG. 5). On both side walls 21, mounting portions 26 for the latch device are provided corresponding to the steps 15. Referring to FIG. 5, each mounting portion 26 includes a lower step 27 in which the edge of the lower wall 24 is closer to the upper wall 23, and an upper step 28 in which the edge of the upper wall 23 is lowered by a thickness of a cover described later. Is formed. On the lower wall 24, a substantially frame-shaped sealing material 29 mounted to face the opening edge of the box body 1 is mounted. When the lid 2 closes the box body 1 and the latch devices 3 on both sides are engaged with the corresponding engaging portions 16 in the locked state, the sealing member 29 presses against the opening edge of the box body 1 to cause air leakage. prevent. As the sealing structure, a projection or an unevenness is provided between the sealing material 29 and the opening edge of the box body 1, that is, the contact surface as necessary. The above-mentioned lid 2 is attached to the box main body 2 via the latch devices 3 on both sides thereof in a closed state (lid closed state in FIG. 7) and a detached state in which the box body 2 is fully opened (lid open state in FIG. 5). The mode is switched to the one-sided mode (one-sided state in FIG. 6) in which one of the devices 3 is a rotating hinge.
[0013]
(Latch device) The latch device 3 is configured such that the lock lever 30 is pivotally supported by the cover 4 so as to be rotatable by a predetermined angle via the bracket 5 and the shaft 6, and is engaged with the cover 4 via the coil-shaped urging member 7. Has been energized. The cover 4 and the lock lever 30 are resin molded products, and the bracket 5 and the shaft 6 are made of metal. Among these, the cover 4 has a substantially inverted L-shaped vertical cross section, and has a shape in which the outer wall 40 is substantially flush with the outer surface of the corresponding portion of the lid 2 in a state where the outer wall 40 is attached to the mounting portion 26 of the lid 2. 2 to 4, the outer wall 40 has both side walls 41 and an opening 42 provided at a lower left and right intermediate portion. When the outer wall 40 is disposed in the mounting portion 26, the lower side is below the corresponding portion of the lid 2. The overhanging portion has such a size that the overhang portion can be substantially accommodated in the step 15 of the box body 1. On the inner surface (back surface) of the outer wall 40, a lateral rib 43 located on the upper side and connected to the side walls 41, a positioning projection 44 located on the left and right and protruding downward from the lateral rib 43, A claw 45 protruding inside the substantially horizontal upper surface 40a, a vertical rib 46 protruding near both sides located between the upper surface 40a and the horizontal rib 43, and a lower portion of the horizontal rib 43. A plurality of ribs 48 and the like protruding horizontally and vertically are provided on the side. The horizontal rib 43 forms a space between the outer wall 40 and the substantially horizontal upper surface 40 a for inserting the lid-side mounting portion 26. The projection 44 positions and arranges the bracket 5. That is, the bracket 5 has a substantially U-shaped cross-section, and includes a shaft hole 5a provided in both pieces, two mounting holes 5b and positioning holes 5c provided in the intermediate piece, and a substantially semicircular notch. 5d. The bracket 5 can be temporarily attached to the cover 4 in a state where the hole 5 c is engaged with the projection 44. The notch 5d is for preventing backlash that prevents the bracket 5 from being accidentally rotated by hitting the corresponding portion of the cover 4 in a temporarily mounted state or the like.
[0014]
The lock lever 30 is an elongate member which is entirely accommodated on the inner surface (rear surface) side of the cover 40, and includes a main body 31 serving as a core, an operation portion 32 provided substantially below the left and right of the main body 31, and a main body 31. And engaging ribs 33 provided on both lower sides of the main body 31 and vertical ribs 34 protruding at a plurality of positions on the upper side of the main body 31. The operating portion 32 is integrated with the main body 31 and the engaging portions 33 on both sides with the vertical rib 37a and the cutout portion 37b interposed therebetween, and is disposed in the opening 42 of the cover 4. On the outer surface of the operation unit 32, a finger recess 32a into which the tip of a hand (a plurality of fingers) is inserted is formed. The engaging portion 33 has a substantially L shape, and includes a vertical piece 33a integrated with the main body 31 and a hook-shaped claw 33b protruding to the lower front side of the vertical piece 33a. The claw portion 33b lacks an intermediate portion. Each vertical rib 34 forms a shaft hole 36 through which the shaft 6 is inserted, and forms a step 35 lower by one step between the ribs. Each of the vertical ribs 34 also serves as a stopper function for preventing excessive rotation when the lock lever 30 is pushed inward as shown in the left diagram of FIG. . The bracket 5 and the urging member 7 are disposed near the both sides of the main body 31 by utilizing a step 35 between the vertical ribs 34 and the like. The bracket 5 is designed so that the shaft hole 5 a is arranged in the shaft hole 36, and the biasing member 7 is arranged so that the coil diameter thereof is coaxial with the shaft hole 36. On the back surface of the lock lever 30, a vertical and horizontal reinforcing rib 38 and a projection 38a for preventing erroneous assembly of the urging member 7 located near both sides are provided.
[0015]
(Assembly) Each of the above members is assembled to the cover 4 and unitized as the latch device 3. In this assembling operation, the bracket 5 and the urging member 7 are assembled to the lock lever 30 via the shaft 6 as shown in FIG. For example, one end of the shaft 6 with respect to the main body 31 is referred to as the shaft hole 36 of the corresponding vertical rib 34, one shaft hole 5 a of the bracket 5, the coil inner diameter of the urging member 7, and the other shaft hole 5 a of the bracket 5. In order as shown. After that, this assembly is assembled to the cover 4. For example, when the brackets 5 on both sides are temporarily attached to the cover 4 by engaging the holes 5c with the protrusions 44, the shaft 6 is restricted at both ends by the corresponding ribs 48 on the back side of the cover and is prevented from falling off. You. However, this is an example, and other assembling procedures may be used.
[0016]
The unitized latch device 3 is attached to the lid 2 via the cover 4 and the bracket 5. That is, in this assembling operation, the mounting portion 26 of the lid 2 is pushed between the upper surface 40a on the cover side and the lateral rib 43. As a result, the cover 4 is temporarily attached to the mounting portion 26 via the above-described claw 45. Thereafter, the cover 4 is fixed to the mounting portion 26 by a set screw via the mounting hole 5b of the bracket 5 and the hole (not shown) of the lateral rib 43. The point is that the set screw serves as both the permanent fixing of the cover 4 to the lid 2 and the permanent fixing of the bracket 5 to the lateral rib 43. However, the mounting structure may have another configuration. After attaching the latch device 3 to the lid 2 as described above, the biasing member 7 has one end locked to the corresponding portion of the bracket 5, and the other end developed a spring pressure while the back surface of the lock lever 30. Locked on the side. Of course, the latch device 3 is attached to both sides of the lid 2, but since it is unitized, handling and management are easy, and the work of attaching to the lid 2 can be performed easily. This is also an excellent point of the latch device 3. In the lid 2, when the latch device 3 is mounted, the cover 4 is flush with the outer surface of the corresponding portion of the lid 2, and only the elongated operating part 32 is exposed in the opening 42 of the cover 4 in appearance. Therefore, it is simplified and has an excellent appearance.
[0017]
(Operation) The left view of FIG. 5 shows a state of the latch device 3 incorporated in the lid 2. In the latch device 3, as a normal mode, the lock lever 3 is rotated to the engagement position by the urging force of the urging member 7. In this engagement position, the lower claw 33b of the engagement portion 33 is restricted from abutting on the inner surface of both sides 40b (see FIG. 1) of the opening 42 in the outer wall 40 of the cover 1. The right view of FIG. 5 shows a process in which the lid 2 is overlaid on the box main body 1 and the lid is closed. In this process, the lock lever 3 makes contact with the shaft 17 of the engaging portion 16 at the arc-shaped lower surface of the claw portion 33b, and once escapes to the back side (the corresponding back side of the step 15) by the stress caused by the contact, the claw portion 33 b passes downward while being in contact with the back side of the shaft 17 of the hook 16. After the passage, the lock lever 3 is rotated to the engagement position by the urging force of the urging member 7, and the claw 33b is engaged with the shaft 17. In this engagement, usually, after the lid 2 is placed on the box main body 1, the lid is pressed slightly downward to bring the lid 2 into a locked state (lid mounting mode). The right views of FIGS. 6A and 6B show the lid mounting mode. In this state, the sealing material 29 is in pressure contact with the opening edge of the box body 1. Externally, the step 15 of the box main body 1 is covered by the lower side of the outer wall 40 of the cover 4, and the gap between the operation unit 32 and the lower portion 15 a is narrow (a gap that does not allow a finger to be inserted). The gap between the claw portion 33b of the engaging portion 33 and the step 15 is also narrowed. For this reason, the cool box of the embodiment has a simplified and novel design with less irregularities on the outer surface as compared with the conventional cool box.
[0018]
6 (a) and 6 (b) show a process when the lid 2 is removed from the box main body 1 or when one side of the latch devices 3 on both sides is pivotally hinged to open one side. When removing the lid 2, a plurality of fingers, that is, fingers, are inserted into the recesses 32a of the operation unit 32, and are lifted upward in that state. More specifically, the operation unit 32 is rotated from the front of the step 15 to the back against the urging force of the urging member 7, and in conjunction with this, the engaging unit 33 and the claw 33b rotate in the same direction. As a result, the engagement of the claw 33b with the shaft 17 is released. In this embodiment, as can be seen from the left diagrams of FIGS. 6A and 6B, since the operation unit 32 moves to the depth of the step 15, that is, the inside of the lid 2 when the engagement is released, the lid 2 is heavy. Also, the lid 2 can be lifted continuously after the engagement is released. This is not only because the realization of the one-touch operation makes the usability several steps better than conventional products, but also due to the space limitation mentioned above by pressing the operation unit 32 to the inside of the lid 2 to release the engagement. At the same time, it can be alleviated. On the other hand, FIG. 7 shows the above-described single-open state. When the lid 2 is opened in one side, of the latch devices 3 on both sides, only one latch device 3 is inserted with a plurality of fingers, that is, hands, into the concave portion 32a of the operation unit 32 in the same manner as described above. The rotation operation is performed using the rotation hinge 3 as a rotation hinge.
[0019]
The present invention can be modified as required with reference to the above-described embodiment, except for the requirements specified in claim 1. As an example, the space S of the present invention is that a part corresponding to the cover 4 in the form is attached to a corresponding part of the lid 2. Further, the latch device of the present invention can be expressed as a lock device or a hinge device together with a hook provided on the box body 1, and there is no substantial difference.
[0020]
【The invention's effect】
As described above, the insulated box latch device according to the present invention, by attaching a space to the lid, simply changing the arrangement and operating direction of the lock lever and the operation unit, eliminates the problems of the conventional insulated box, The appearance characteristics required for the target cool box can be improved, and the degree of freedom in design can be expanded. At the same time, usability can be improved or improved by eliminating the restriction on the lid opening operation. When the unit is formed via the cover, the manufacturing process can be simplified, the manufacturing cost can be significantly reduced, and the quality and reliability can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic external view showing a cool box to which the invention is applied, with a lid opened.
FIG. 2 is a configuration diagram showing a latch device applied to the cool box of FIG. 1;
FIG. 3 is a schematic exploded view showing a relationship between constituent members of the latch device of FIG. 2;
FIG. 4 is a diagram showing details of main components of the components shown in FIG. 2;
FIG. 5 is a view showing the operation of the latch device when the lid is closed.
FIG. 6 is an operation diagram when the lid is closed and the latch device is disengaged.
FIG. 7 is an operation diagram of the latch device when the lid is in a single-open state.
FIG. 8 is an explanatory diagram illustrating a conventional cold storage box latch device.
[Explanation of symbols]
1. Box body (15 is a step, 16 is a hook, 17 is a shaft of the hook)
2. Lid (26 is a mounting part on both sides, S is a space part)
3 Latch device 4 Cover (40 is an outer wall, 40a is the upper surface of the outer wall, 40b is a part)
5 bracket 6 shaft 7 urging member 30 lock lever (31 is a main body, 32 is an opening, 33 is an engaging portion)

Claims

箱本体の開口を開閉する蓋に組み込まれて、前記箱本体に設けられた掛止部に係脱するロックレバーと、前記ロックレバーを前記掛止部と係合する係合位置方向へ付勢している付勢部材と、前記ロックレバーを前記係合位置より解除位置へ切り換える操作部とを有したラッチ装置において、
前記ロックレバーは、前記蓋に設けられて前記掛止部を下開口より内側へ挿入可能な空間部に配置され、前記付勢部材により前記空間部を形成している外側立壁部の内面方向へ付勢されると共に、前記操作部を前記蓋の外側から内側方向へ押圧することにより前記付勢部材の付勢力に抗し回動されて前記係合位置より解除位置へ切り換えられることを特徴とする保冷箱のラッチ装置。A lock lever that is incorporated into a lid that opens and closes the opening of the box body and that is engaged with and disengaged from a hook provided on the box body; and biases the lock lever toward an engagement position where the lock lever engages with the hook. A biasing member, and an operating portion for switching the lock lever from the engagement position to the release position.
The lock lever is provided in the lid and is disposed in a space where the hook portion can be inserted into the inside of the lower opening from the lower opening, and toward the inner surface direction of the outer standing wall portion forming the space by the urging member. While being urged, by pushing the operating portion inward from the outside of the lid, the lid is rotated against the urging force of the urging member and switched from the engagement position to the release position. Insulated box latch device.

前記ロックレバーが、前記掛止部に係脱する係合部と、前記操作部とを横並びに一体に形成している請求項１に記載の保冷箱のラッチ装置。2. The latch device for a cool box according to claim 1, wherein the lock lever is formed integrally with a side of the engaging portion that is engaged with and disengaged from the engaging portion and the operating portion. 3.

前記蓋に取り付けられて、前記蓋の対応部に設けられた切欠部との間で前記空間部を形成しているカバーを有し、前記ロックレバー及び付勢部材並びに操作部を前記カバーに配置している請求項１又は２に記載の保冷箱のラッチ装置。A cover that is attached to the lid and forms the space with a notch provided in a corresponding part of the lid, and the lock lever, the urging member, and the operation unit are arranged on the cover; The latch device for a cool box according to claim 1 or 2, wherein the latch device is provided.

前記カバーが、前記蓋の側面部分と略面一になるよう形成されていると共に、一部を開口し、前記操作部を前記開口に露出配置している請求項３に記載の保冷箱のラッチ装置。4. The latch of the cool box according to claim 3, wherein the cover is formed so as to be substantially flush with a side surface portion of the lid, a part of the cover is opened, and the operation unit is exposed to the opening. 5. apparatus.

前記操作部が、外面に横に細長い指掛け用の凹部を形成している請求項１から４の何れかに記載の保冷箱のラッチ装置。The latch device for a cool box according to any one of claims 1 to 4, wherein the operation unit has a laterally elongated concave portion for a finger hook formed on an outer surface.

前記ロックレバーが前記掛止部に係合した状態で、前記蓋を開閉する際の回動ヒンジを兼ねる請求項５に記載の保冷箱のラッチ装置。6. The cold storage box latch device according to claim 5, wherein the lock lever also serves as a rotation hinge when opening and closing the lid in a state in which the lock lever is engaged with the hook portion.