JP2004234514A - 画像検索用計測点ガイダンス装置および画像検索プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検索対象の画像や各種特徴、各種特徴に対応づけた検索のための入力方式、この入力方式に対応してオペレータに提示するガイダンスを予め格納したデータベース、入力画像についてオペレータ入力の確度が高い順に入力方式を決定し問合せ手順とするデータベース解析手段、問合せ手順に従い該当入力方式に対応するガイダンスを抽出するガイダンス出力手段、ガイダンスに従った入力データに基づき検索対象の類似度を計算する類似度算出手段と、類似度のうち類似性の高い順に検索結果を抽出し列挙する候補列挙手段を備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明はカメラや画像センサ等により撮影した被写体の画像からその被写体の識別検索を支援する画像検索用計測点ガイダンス装置および画像検索プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この発明の画像検索用計測点ガイダンス装置に関連する従来技術として、顧客等からの問い合わせに対し、問合せ手順データベースから取り出された問合せ手順に従って、マルチメディアによるガイダンス出力とユーザ回答入力とを繰り返し行わせ、ユーザの求める情報を検索できるようにした情報検索支援装置がある(例えば、特許文献1参照)。この情報検索支援装置は、技術に詳しくないユーザからの問い合わせにも対応できるようにしたものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−198399号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の情報検索支援装置は以上のように構成されているので、問合せ手順を予め作成し、そのデータを格納しておく問い合わせ手順データベースを構築しておく必要がある。しかし、検索対象であるデータ種別やデータ量によっては、問い合わせ手順の作成に多大な手間がかかるという問題点があった。さらに、検索対象データに追加や削除が頻繁に発生するような場合には、効率的な問い合わせ手順が変化するため、その変化にも対応できるように問い合わせ手順データベースを頻繁に再構築しなければならないという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、検索上の問い合わせ手順を自動的に作成し、そのガイダンス提示に従って容易に、かつ効率的に必要な情報の入力操作を行えるようにし、オペレータを入力手順の学習負担から開放する画像検索用計測点ガイダンス装置および画像検索プログラムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る画像検索用計測点ガイダンス装置は、検索対象の画像や各種特徴、各種特徴に対応づけた検索のための入力方式およびこれらの入力方式に対応してオペレータに提示する各種ガイダンスからなる情報が予め格納されたデータベースと、検索のために取り込んだ入力画像、検索過程で抽出された前記各種のガイダンスおよび検索結果の候補を表示する表示装置と、オペレータに指示する入力方式の問合せ手順が格納される問合せ手順格納手段と、表示装置に表示された入力画像についてオペレータによる入力の確度が高い順に入力方式の項目を決定し問合せ手順として問合せ手順格納手段に格納するデータベース解析手段と、格納された問合せ手順に従いデータベースから該当する入力方式に対応するガイダンスを抽出して表示装置に表示させるガイダンス出力手段と、表示されたガイダンスに従った入力データに基づいてデータベースに格納されている検索対象の類似度を計算する類似度算出手段と、計算された類似度のうち類似性の高い順に検索結果の候補をデータベースから抽出して表示装置に列挙する候補列挙手段とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の各実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による画像検索用測定点ガイダンス装置の構成を示すブロック図、また、図2はその処理の手順を示すフローチャートである。この実施の形態1は艦船識別支援システムへの適用例について示したものである。
図1において、データベースD1に予め作成し格納しておくデータは、図3に示すようなデータ構成を持つ。すなわち、データベースD1は「特徴」テーブルT1、「入力方式」テーブルT2、「ガイダンス」テーブルT3および「画像」テーブルT4の4つのテーブルから構成されている。
「特徴」テーブルT1のレコードデータは、検索対象である艦船の「名前」項目K1、「全長」項目K2、「全幅」項目K3、「全高」項目K4、「マスト本数」項目K5および「砲台の有無」項目K6から構成され、艦船ごとの特徴データが格納されている。このうち、「名前」項目K1にはテキストが入っており、「全長」項目K2、「全幅」項目K3および「全高」項目K4の3項目にはそれぞれの長さを表す数字が入っている。また、「マスト本数」項目K5には本数を表す数字が入れられ、「砲台の有無」項目K6は、無のときは「0」、有のときは「1」という数字データで表されている。
【0008】
「入力方式」テーブルT2は、「特徴」テーブルT1の項目から「名前」項目を除いた項目からなるが、それぞれの項目には、オペレータがその項目を入力する方法の種別を表す数字が指定されている。入力する方法の種別の数字で、「0」はオペレータが有り/無しを選択する。「1」はオペレータが数字を入力する。「2」は、オペレータが入力画像上をマウスで2点指定し、その長さをシステムが計算し入力するものである。「ガイダンス」テーブルT3には、「入力方式」テーブルT2と同じ項目があり、その項目のデータ入力をオペレータに指示する際に提示されるガイダンスメッセージがテキストで格納されている。「画像」テーブルT4には、艦船の「名前」項目K7、「画像」項目K8および「付帯画像」項目K9がある。「画像」項目K8には艦船全体が写っている画像が格納され、「付帯画像」項目K9には艦船の特徴的な部分のみを表す画像があるものについてはそれらが格納されている。このデータベースD1は、必ずしも内蔵したり手元に置いたりしておく必要は無く、ネットワークを介してデータのやりとりを行えるように遠隔的配置してもよい。
【0009】
この画像検索用計測点ガイダンス装置は、上述のようなデータベースD1を用い、入力画像中の艦船の特徴をオペレータが入力すると、その入力データを基に「特徴」テーブルT1のデータから該当する艦船を検索し、似ているものから順に提示するというシステムである。オペレータは様々なデータの入力を行うことになるが、どのような手順で何を入力すればよいのかを記憶することはオペレータにとって困難である。そこで、このシステムでは、次に入力すべき手順を自動的に作成し、それらをオペレータへガイダンスすることによりデータ入力を円滑に進めさせる支援を行えるようにする。
【0010】
次に、このシステムの処理手順について図2に従って説明する。
まず、検索するための画像がスキャナ、デジタルカメラ、画像センサ等を含む画像取得手段1を通して取り込まれ、入力画像格納手段2に格納される。次に、CRTディスプレイなどの表示装置3には、図4に例示するように入力画像ウィンドウV1に入力画像格納手段2に格納されている入力画像が読み出され表示される(ステップST1)。ガイダンスウィンドウV2および検索結果ウィンドウV3には、ガイダンスと検索結果の候補がそれぞれ提示されることになるが、この時点ではウィンドウのみが表示されている。次に、データベース解析手段4において、まず、「入力方式」テーブルT2から、データが「0」または「1」の入力方式の項目を検索し(ステップST2)、抽出した順に問合せ手順格納手段5に格納していく(ステップST3)。ここで、問合せ手順とは、各項目のデータの入力を「入力方式」に従ってオペレータに指示する順序であり、検索対象の「特徴」の項目名が問合せ順に並んだものである。
【0011】
ガイダンス出力手段6は、問合せ手順格納手段5から次に問い合わすべき項目名(手順情報)を取得し、データベースD1の「ガイダンス」テーブルT3から該当項目を見つける。そして、該当項目のガイダンスメッセージを取得し、それを表示装置3に送る(ステップST4)。例えば、問合せる項目名が「マスト本数」であれば、「ガイダンス」テーブルT3の「マスト本数」項目から「マストの本数を入力してください」というガイダンスメッセージを取得する。したがって、表示装置3には、図5に示すようにガイダンスウィンドウV2に「マストの本数を入力してください」が表示される。
【0012】
入力手段7は、問合せ手順格納手段5から次に問い合わすべき項目名を取得し、データベースD1の「入力方式」テーブルT2から該当項目を見つける。そして、該当項目の入力方式を取得し、その方式を用いてオペレータからの入力を受け付け、検索対象のデータを取得する(ステップST5)。例えば、問合わす項目名が「マスト本数」であれば、「入力方式」テーブルT2の「マスト本数」項目から入力方式「1」を取得する。入力方式が「1」のときは、キーボード入力を受け付ける状態になる。ここで、オペレータは先程提示した「マストの本数を入力してください」というガイダンスに従って、キーボードを用いてマストの本数を入力することになる。入力された本数データはデータベース解析手段4に送られる。
【0013】
データベース解析手段4は、データベースD1の「特徴」テーブルT1の「マスト本数」項目K5から、入力された本数データと一致しない検索対象をすべて検索し、以降の処理では使用しないようにチェックを付加する(ステップST6)。問合せ手順格納手段5に次の問合せがあれば、問合せがすべて終了するまで前述の処理を繰り返す(ステップST7)。次に、データベース解析手段4は、データベースD1の「入力方式」テーブルT2を調べ、データが「2」である項目を検索する(ステップST8)。つまり、入力方式が、入力画像上をマウスで指定した2点間の長さである項目を見つける。これらの項目ごとに前記不使用チェックが付加されていない「特徴」テーブルT1の検索対象の数値データについて、そのばらつき具合を分散など用いて計算し、ばらつきが大きい項目から順に問合せ手順として問合せ手順格納手段5に格納していく(ステップST9)。
【0014】
ここで、データベース解析手段4は「入力方式」を2種類に分け、2段階の解析(ステップST2〜ST3とステップST8〜ST9)を行っていることが分る。データベースD1の「特徴」テーブルT1の項目のうち、データが3ビット整数(10進数:0〜7)程度のものは、オペレータ入力と完全に一致する可能性が高いデータであり、オペレータ入力の確度が高いデータであると言える。そこで、これらの項目をステップST2〜ST3の処理で優先的にオペレータに問合せるとともに、オペレータの入力データと一致しない検索対象データについては以降の処理では除くようにしている。次に、3ビット整数より大きなデータや整数でないデータは、オペレータの入力と完全に一致する可能性は低く、オペレータ入力の確度が低いデータであると言える。そこで、抽出したこれらの特徴項目については類似度算出手段8に送り、特徴項目の数値データと入力データの類似度を算出して、最も似ているものを判断する。また、これらの特徴項目の中でも、データのばらつきが大きい項目の方が、入力データがデータベースのどのデータと一致するのかの判断がしやすくなるため、ステップST8〜ST9の処理で、データのばらつきが大きい項目から順に問合せるように問合せ順を決定する。このとき、ステップST2〜ST3における入力データに応じてレコードが不使用とされているため、不使用レコードの検索対象のデータに応じてデータのばらつきは変化することから、検索ごとにデータベースの解析結果(問合せ手順)は変化する。このような2段階の処理によって、オペレータの入力の確度に応じた最適な問い合わせ手順を、オペレータの入力に応じて自動的に作成することができる。そして、前述したものと同様の手順で、ガイダンス提示(ステップST10)とオペレータからの入力が行われる(ステップST11)。そして、オペレータからの入力データは類似度算出手段8に送られる。
【0015】
類似度算出手段8では、以下の方法で類似度を算出する(ステップST12)。ここで、類似度とは、得られた入力データの組み合わせが、データベースD1の「特徴」テーブルT1に格納されている艦船データの中で、どの艦船の特徴データと類似しているかを示す指標であり、以下の式により、完全に一致すれば0、類似していないほど大きな値になる。
【数1】
ここで、wは類似度、NはステップST11でこれまでに入力されたデータ項目数、Ii はi番目に入力された項目の入力データ、Di はi番目に入力された項目に該当する「特徴」テーブルT1の項目のデータを表す。
【0016】
上記の式を用いて、「特徴」テーブルT1の不使用チェックが付加されていないすべての検索対象データに対して、それぞれ類似度を計算していく。
候補列挙手段9で、類似度算出手段8から類似度の低いもの(または類似しているもの)から順に4つの検索対象の艦船「名前」項目データを取得する。そして、「画像」テーブルT4の「名前」項目K7を参照して該当する画像を「画像」項目K8から取得し、表示装置3に送る。表示装置3では、図6の検索結果ウィンドウV3のように、艦船名と画像が類似しているものから順に並んで表示される(ステップST13)。以降、問合せ手順がすべて終了するまで、問合せ手順に従いガイダンス表示、オペレータ入力、候補列挙を繰り返しながら(ステップST14)、識別対象がどの艦船であるかを検索していく。
【0017】
ここで、上記説明では、問合せを行う度に、候補列挙の内容が類似度に合わせて変化し、問合せ手順が終了するまで続くとしたが、必ずしもこのようにしなければならないわけではない。例えば、オペレータが途中で中断し、その時点での候補を最終結果としても良い。また、システム側で類似度の閾値を設けておき、閾値を超えたところで中断し、その時点での候補を最終結果とすることなどが考えられる。また、候補列挙に関して、問い合わす度に検索結果ウィンドウV3の候補列挙内容を変化させるのではなく、最終結果が得られた時点のみ候補列挙を提示するようにしてもよい。
【0018】
以上のように、この実施の形態1によれば、検索対象の画像や各種特徴、各種特徴に対応づけた検索のための入力方式およびこれらの入力方式に対応してオペレータに提示する各種ガイダンスからなる情報が予め格納されたデータベースD1を設け、表示装置3には検索のために取り込んだ入力画像、検索過程で抽出された前記各種のガイダンスおよび検索結果の候補が表示されるようにし、データベース解析手段4により、表示装置3に表示された入力画像についてオペレータによる入力の確度が高い順に入力方式の項目を決定してオペレータに指示する問合せ手順として問合せ手順格納手段5に格納し、格納された問合せ手順に従いデータベースD1からガイダンス出力手段6により該当する入力方式に対応するガイダンスを抽出して表示装置3に表示させ、類似度算出手段8により、表示されたガイダンスに従った入力データに基づいてデータベースに格納されている検索対象の類似度を計算し、候補列挙手段9が、計算された類似度のうち類似性の高い順に検索結果の候補をデータベースから抽出して表示装置3に列挙するようにしたので、従来のように人手でデータベースを解析するなどして、予め問合せ手順を作成しておく必要がなく、また、オペレータ入力の確度の高いものから問合せることで、効率よく検索を行える効果が得られる。
【0019】
また、この実施の形態1によれば、データベース解析手段4が、まず、データベースD1から検索対象の特徴を表す数値が3ビット整数程度である特徴項目を検索し、抽出した特徴項目に対応する入力方式の項目順に問合せ手順を作成し、作成された問合せ手順に従ったガイダンスに対して受け付けたオペレータの入力データと一致しない検索対象に、後の処理で使用しないように不使用チェックを付加し、次に、不使用チェックが付加されていない検索対象の特徴を表す数値が3ビット整数より大きな特徴項目を検索し、抽出した特徴項目の数値データのばらつきを算出し、ばらつきの大きいものから順に問合せ手順を作成するようにしているので、オペレータがデータを入力するごとに、オペレータの入力確度に応じた最適な問合せ手順を自動的に求めることができ、類似度を計算することによって候補を抽出する際、データベースD1の検索対象の数が減少されているため、処理を軽減する効果が得られる。
【0020】
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2による画像検索用測定点ガイダンス装置の構成を示すブロック図で、図において、候補列挙手段9と表示装置3の間に注目領域抽出手段10を設けた点が図1と異なる。
この実施の形態2では、上記実施の形態1における問合せ終了時に、データベース解析手段4は、最も類似している候補についてデータベースD1の「画像」テーブルT4の「付帯画像」項目K9にその検索対象の特徴的な部分を表す付帯画像データが存在する場合、「この画像と似ている部分がありますか?」というガイダンスとそれに対応する付帯画像をガイダンス出力手段6に出力させる。したがって、表示装置3には、図8の付帯ガイダンスウィンドウV4のように提示され、これによりオペレータに選択させるようにする。オペレータが、「はい」を選択すると、注目領域抽出手段10は、入力画像ウィンドウV1に表示されている入力画像上から付帯画像に該当する部分画像(領域)を抽出し、付帯画像と共に図8のズームアップウィンドウV5に拡大して提示させる。この場合、注目領域抽出手段10は、付帯画像をテンプレート画像として、入力画像からテンプレート・マッチングを用いて対応する部分領域を求め、ズームアップウィンドウV5に切り出す。
このように、すべての問合せが終了した後に、追加問合せとして、艦船を特徴づける部分的な付帯画像をガイダンスとして提示し、オペレータに選択させるようにすることで、検索精度を高めている。
【0021】
以上のように実施の形態2によれば、データベースD1には、検索対象の特徴的な部分を表す付帯画像およびこの付帯画像に対応するガイダンスを格納しておき、データベース解析手段4が、検索結果の候補についての付帯画像とそのガイダンスを表示装置3に提示させ、当該ガイダンスに応じてオペレータから要求があった場合に、注目領域抽出手段10により当該付帯画像を基に入力画像中の同一領域を抽出して表示装置3に拡大表示させるようにしたので、付帯画像がある場合には、それを提示して入力画像との比較を容易にし、類似性を確認する精度を高めることができる効果が得られる。
【0022】
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3による画像検索用測定点ガイダンス装置の構成を示すブロック図で、図において、入力画像格納手段2と表示装置3との間に異種画像位置合わせ手段11を設けた点が図1と異なる。
この異種画像位置合わせ手段11は、同じ識別対象が写っている異種の画像に対して、互いの位置を合わせて入力する手段である。例えば、異種画像として光学画像と赤外線画像があり、一方では写っているが、他方には写っていない部分がある場合が発生する。このようなとき、異種画像位置合わせ手段11は、これらの2つの画像に対しての位置合わせを行い、位置合わせされた両画像を入力画像ウィンドウV1に並べて表示させるように動作する。この場合、異種画像位置合わせ手段11は、複数の入力画像について、互いの位置をずらしながら、正規化相互相関などを用いて画像間の相関値を計算し、相関が最も大きいずらし量を求めることで、位置合わせを行う。このことにより、オペレータがマウスを用いガイダンスに従って艦首などを指定する場合などに、指定が容易な方の画像を選べる使い分けが可能となり、オペレータの入力の補助機能となる。
【0023】
以上のように、この実施の形態3によれば、異種画像位置合わせ手段11が、同一の被写体を撮影した複数の入力画像について、それら入力画像の位置合わせを行って表示装置3に並べて表示させるようにしたので、同じ被写体を複数の異なったセンサで撮影した画像を入力した場合、オペレータが入力画像中の形状を確認したり、マウスで指定したりするときに、扱いやすい方の画像を選んで行うことができるので作業性の向上が図れる効果が得られる。
【0024】
実施の形態4.
上記各実施の形態において、画像検索用計測点ガイダンス装置として述べてきたが、この装置は、大きく分けてデータベースD1、コンピュータおよびコンピュータにインストールする画像検索プログラムにより構成できることが理解できる。
その場合の画像検索プログラムは、検索のために取り込んだ入力画像を表示装置3に表示させ、表示された入力画像についてデータベースD1から検索対象の特徴を表す数値が3ビット整数程度である特徴項目を検索し、抽出した特徴項目に対応する入力方式の項目順に問合せ手順を作成し、作成された問合せ手順に従ったガイダンスに対して受け付けたオペレータの入力データと一致しない検索対象に、後の処理で使用しないように不使用チェックを付加し、次に、不使用チェックが付加されていない検索対象の特徴を表す数値が3ビット整数より大きな特徴項目を検索し、抽出した特徴項目の数値データのばらつきを算出し、ばらつきの大きいものから順に問合せ手順を作成するものである。そして、作成された問合せ手順に従いデータベースD1から該当する入力方式に対応するガイダンスを抽出して表示装置3に表示させ、表示されたガイダンスに従ってオペレータが入力した入力データに基づいてデータベースD1に格納されている検索対象の類似度を計算し、計算された類似度のうち類似性の高い順に検索結果の候補をデータベースD1から抽出して表示装置3に列挙するようにしたものである。
したがって、この画像検索プログラムを用いたコンピュータは、実施の形態1で述べたものと同様な効果を奏することができる。
【0025】
以上のように実施の形態1乃至3では、艦船識別支援システムの例を取り上げて説明したが、この発明は、類似度評価が可能な検索対象が持つ特徴の集まりからなるデータベースを用いて検索や識別を行うシステム全般に利用することができるものである。例えば、艦船以外に、航空機や人物の検索・識別システムなどが考えられる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、検索対象の画像や各種特徴、各種特徴に対応づけた検索のための入力方式およびこれらの入力方式に対応してオペレータに提示する各種ガイダンスからなる情報が予め格納されたデータベースと、検索のために取り込んだ入力画像、検索過程で抽出された前記各種のガイダンスおよび検索結果の候補を表示する表示装置と、オペレータに指示する入力方式の問合せ手順が格納される問合せ手順格納手段と、表示装置に表示された入力画像についてオペレータによる入力の確度が高い順に入力方式の項目を決定し問合せ手順として問合せ手順格納手段に格納するデータベース解析手段と、格納された問合せ手順に従いデータベースから該当する入力方式に対応するガイダンスを抽出して表示装置に表示させるガイダンス出力手段と、表示されたガイダンスに従った入力データに基づいてデータベースに格納されている検索対象の類似度を計算する類似度算出手段と、計算された類似度のうち類似性の高い順に検索結果の候補をデータベースから抽出して表示装置に列挙する候補列挙手段とを備えるように構成したので、オペレータの入力に応じて検索対象のデータベースを解析し、オペレータの入力の確度に応じた最適な問い合わせ手順を自動的に作成することにより、オペレータが予め問合せ手順を作成する手間もなく、また最適な入力手順を学習する必要もなく、提示されたガイダンスに従って容易に、かつ効率的に必要な情報の検索を行うことを可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による画像検索用測定点ガイダンス装置ガイダンス装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】この発明の実施の形態1に係るデータベースのデータ構成例を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係る検索画面の最初の表示を例示する説明図である。
【図5】この発明の実施の形態1に係る検索画面の2番目の表示を例示する説明図である。
【図6】この発明の実施の形態1に係る検索画面の3番目の表示を例示する説明図である。
【図7】この発明の実施の形態2による画像検索用測定点ガイダンス装置の構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態2に係る検索画面の表示例を示す説明図である。
【図9】この発明の実施の形態3による画像検索用測定点ガイダンス装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像取得手段、2 入力画像格納手段、3 表示装置、4 データベース解析手段、5 問合せ手順格納手段、6 ガイダンス出力手段、7 入力手段、8 類似度算出手段、9 候補列挙手段、10 注目領域抽出手段、11 異種画像位置合わせ手段、D1 データベース。
Claims (5)
- 検索対象に対する画像や各種特徴、前記各種特徴に対応づけた検索のための入力方式およびこれらの入力方式に対応してオペレータに提示する各種のガイダンスからなる情報が予め格納されたデータベースと、
検索のために取り込んだ入力画像、検索過程で抽出された前記各種のガイダンスおよび検索結果の候補を表示する表示装置と、
オペレータに指示する入力方式の問合せ手順が格納される問合せ手順格納手段と、
前記表示装置に表示された入力画像についてオペレータによる入力の確度が高い順に入力方式の項目を決定し問合せ手順として前記問合せ手順格納手段に格納するデータベース解析手段と、
格納された問合せ手順に従い前記データベースから該当する入力方式に対応するガイダンスを抽出して前記表示装置に表示させるガイダンス出力手段と、
前記表示されたガイダンスに従った入力データに基づいて前記データベースに格納されている検索対象の類似度を計算する類似度算出手段と、
計算された類似度のうち類似性の高い順に検索結果の候補を前記データベースから抽出して前記表示装置に列挙する候補列挙手段とを備えた画像検索用計測点ガイダンス装置。 - データベース解析手段が、
まず、データベースから検索対象の特徴を表す数値が3ビット整数程度である特徴項目を検索し、抽出した特徴項目に対応する入力方式の項目順に問合せ手順を作成し、作成された問合せ手順に従ったガイダンスに対して受け付けたオペレータの入力データと一致しない検索対象に、後の処理で使用しないように不使用チェックを付加し、
次に、前記不使用チェックが付加されていない検索対象の特徴を表す数値が3ビット整数より大きな特徴項目を検索し、抽出した特徴項目の数値データのばらつきを算出し、ばらつきの大きいものから順に問合せ手順を作成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像検索用計測点ガイダンス装置。 - データベースには、検索対象の特徴的な部分を表す付帯画像およびこの付帯画像に対応するガイダンスが格納されており、
データベース解析手段が、検索結果の候補についての付帯画像とそのガイダンスを表示装置に提示させ、
当該ガイダンスに応じてオペレータから要求があった場合に、当該付帯画像を基に入力画像中の同一領域を抽出して前記表示装置に拡大表示する注目領域抽出手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像検索用計測点ガイダンス装置。 - 同一の被写体を撮影した複数の入力画像について、それら入力画像の位置合わせを行って表示装置に並べて表示させる異種画像位置合わせ手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像検索用計測点ガイダンス装置。
- 検索対象に対する画像や各種特徴、前記各種特徴に対応づけた検索のための入力方式およびこれらの入力方式に対応してオペレータに提示する各種のガイダンスからなる情報が予め格納されたデータベースを用いて画像検索を行うコンピュータの画像検索プログラムであって、
検索のために取り込んだ入力画像を表示装置に表示させ、
表示された入力画像についてデータベースから検索対象の特徴を表す数値が3ビット整数程度である特徴項目を検索し、抽出した特徴項目に対応する入力方式の項目順に問合せ手順を作成し、作成された問合せ手順に従ったガイダンスに対して受け付けたオペレータの入力データと一致しない検索対象に、後の処理で使用しないように不使用チェックを付加し、
次に、前記不使用チェックが付加されていない検索対象の特徴を表す数値が3ビット整数より大きな特徴項目を検索し、抽出した特徴項目の数値データのばらつきを算出し、ばらつきの大きいものから順に問合せ手順を作成し、
作成された問合せ手順に従い前記データベースから該当する入力方式に対応するガイダンスを抽出して前記表示装置に表示させ、
表示されたガイダンスに従ってオペレータが入力した入力データに基づいて前記データベースに格納されている検索対象の類似度を計算し、
計算された類似度のうち類似性の高い順に検索結果の候補を前記データベースから抽出して前記表示装置に列挙するようにした画像検索プログラム。
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