JP2004234096A - 発音記述言語による音声合成をする端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テキストで記述される音声発音用の発音記述言語により、電子メールの受信側にて、指定された言葉のその抑揚をも含む音声合成ができ、さらに、受信側に送る電子メール自体は、読み易く読み手に不快感を与えないものとすることができる、発音記述言語による音声合成をする端末装置を提供する。
【解決手段】テキストで記述され、指定された言葉を音声化する際の抑揚等をも規定する音声発音用の発音記述言語による特殊文字列を解釈し、該特殊文字列で規定される音声を音声合成する音声合成手段を備え、受信側の端末装置は、受信した電子メールに含まれる特殊文字列を解釈し音声合成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールの送受信が可能な端末装置に関し、特に、発音記述言語による音声合成をする端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、テキストで記述された文章を音声合成する技術が利用されている。現在では、さらに、合成する音声にその抑揚(イントネーション)等を付加し、より自然な人の発音ができる技術が開発されている。
一方、携帯電話機やパーソナル・コンピュータ等では、電子メールの着信を音声合成により知らせたり、テキストで記述された電子メールを音声合成して読み上げることができるようになっている。例えば、特許文献1には、電子メールの本文に添付ファイル参照用コード/文字列を挿入し、テキスト本文の読み上げに続き、挿入された所定のコード/文字列に基づき、該所定のコード/文字列に対応づけられた音楽データまたは画像データからなる添付ファイルを参照して該添付ファイルデータの再生及び/または表示をさせることで、伝わりにくい感情、楽しさ等を伝える技術が開示されている。また、この特許文献1では、所定のコード/文字列に対応する音楽データまたは画像データを、送信すべき電子メールに添付ファイルとして自動添付するものとなっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−073507号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、電子メールの本文中に挿入された所定のコード等に対応する、予め用意された音楽データや画像データからなる添付ファイルを生成し、これを電子メールとともに送信し、受信側で、メール本文に挿入された所定のコード等に基づき、添付ファイルの音楽データや画像データを再生するもので、音声合成に関しては、テキスト本文を音声合成するのみで、これに音楽データや画像データの再生機能を付加したにすぎない。すなわち、送信側のユーザが音声合成させる言葉やその抑揚等を任意に指定し、受信側で再生させるものではない。
【0005】
また、音楽データや画像データを添付ファイルに含めることで、メール本文中には、所定のコードや文字列が挿入されるのみですむものとなっているが、挿入される所定のコード等が意味のある文字列である場合はともかく、ユーザにとって意味のない制御コードである場合には、文字化けと勘違いされたり、見た目もよくない。特に、受信側が、携帯電話機等の小型の携帯型端末装置である場合には、その表示画面が小さいことから、より好ましくない。また、挿入される文字列が意味あるものであって、見た目に問題なくとも、この文字列に対応して再生されるのは予め用意された音楽データや画像データである。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、テキストで記述される音声発音用の発音記述言語により、電子メールの受信側にて、指定された言葉のその抑揚をも含む音声合成ができ、さらに、受信側に送る電子メール自体は、読み易く読み手に不快感を与えないものとすることができる、発音記述言語による音声合成をする端末装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、電子メールの送受信が可能な端末装置において、テキストで記述され、指定された言葉を音声化する際の抑揚等をも規定する音声発音用の発音記述言語による特殊文字列を解釈し、該特殊文字列で規定される音声を音声合成する音声合成手段を備え、受信側の端末装置は、受信した電子メールに含まれる前記特殊文字列を解釈し音声合成することを特徴としている。
【0008】
本発明では、送信側の端末装置にて、ユーザが、テキストで記述される上記発音記述言語を用いて、送信する電子メールに、音声合成させたい言葉とその抑揚(イントネーション)等とを規定する特殊文字列を記述し、この電子メールを受信者宛に送信すると、受信側の端末装置は、受信した電子メールに含まれる前記特殊文字列を解釈し音声合成する。この発明では、従来の電子メールの表示に加え、上記特殊文字列を用いた音声合成によるさらなる表現効果を提供することができる。
なお、上記発音記述言語は、発音させる言葉(文字列)と、この文字列を構成する各かな文字のそれぞれに対し、抑揚を付加する場合にはこの抑揚を規定する記号をその文字に対応して付加することで上記特殊文字列を記述する構文とすることが好ましい。このようにすることで、1文字単位に抑揚を付加することができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の端末装置において、発信側にて作成された電子メールに記述された前記特殊文字列が所定の方法で記述されている場合、発信側の端末装置は、前記特殊文字列を記述した別ファイルを作成し、これを前記電子メールの添付ファイルとするとともに、前記電子メールから該特殊文字列を削除し、受信側の端末装置は、受信した電子メールに添付された前記添付ファイルが開かれると、該添付ファイルに記述された前記特殊文字列を解釈し音声合成することを特徴としている。
【0010】
本発明では、発信者側にて作成された電子メール内に記述された特殊文字列が所定の方法で記述されている場合、発信側の端末装置が、この特殊文字列を記述した別ファイルを作成し、この電子メールからこの特殊文字列を削除する。そして、この別ファイルを電子メールの添付ファイルとして、電子メールとともに受信側に向け送信する。受信側の端末装置は、受信した電子メールに添付された添付ファイルが開かれると、この添付ファイルに記録された特殊文字列を解釈し音声合成する。
このように、発信側の端末装置では、上記特殊文字列を、電子メールから添付ファイルに移動(添付ファイルに記述し記録するとともに、電子メールから削除)させ、受信側の端末装置では、添付ファイルを開くことによりその音声合成をすることで、受信側で電子メールを表示する際、上記特殊文字列の表示を除くことができ、電子メールの表示に係る見た目を損なうことがない。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の端末装置において、前記所定の方法は、前記特殊文字列の前後に専用制御文字を記述することによりなされることを特徴としている。
本発明では、専用制御文字を特殊文字列の前後に記述することにより、特殊文字列を識別できるようにしている。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の端末装置において、発信側の端末装置は、前記専用制御文字からなる記述を、予め決められた汎用の絵文字等に置換することを特徴としている。
本発明では、専用制御文字からなる記述を、予め決められた汎用の絵文字等に置換することにより、受信側の端末装置では、送信側で記述された電子メール内の専用制御文字部分が、汎用の絵文字等となって表示される。すなわち、制御上の意味しかもたない専用制御文字に代えて、遊び心のある楽しい表現をすることができる。
【0013】
また、請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の端末装置において、前記添付ファイルが添付された電子メールが開かれると、これに応じて前記添付ファイルを開くことを特徴としている。
本発明では、電子メールが開かれた時点で、添付ファイルの特殊文字列が解釈され音声合成されるので、受信側のユーザは、自身で添付ファイルを開く必要がなく、また、特殊文字列による記述が別ファイル(添付ファイル)となっていても、電子メールの内容の表示と特殊文字列による音声合成とをほぼ同時に行わせることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した一実施の形態である携帯電話機の構成を示すブロック図である。なお、本発明は、携帯電話機に限らず、PHS(登録商標)(Personal handyphone system)や、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、パーソナル・コンピュータ等にも適用できるものである。
【0015】
図1において、符号11は、CPU(中央処理装置)であり、各種プログラムを実行することにより携帯端末装置1の各部の動作を制御する。
符号12は、通信部であり、この通信部12に備わるアンテナ12aで受信された信号の復調を行うとともに、送信する信号を変調してアンテナ12aに供給している。
上記CPU・11は、通信部12で復調されたインターネット等のネットワークからの信号を、所定のプロトコルに従って復号化をし、この信号に含まれる情報(例えば、電子メール)を下記の表示部21に表示させるとともに、電子メール(またはその添付ファイル)に後述する特殊文字列がある場合、この特殊文字列で規定される音声を下記の音声合成機能付音源部16に音声合成させる。また、送信する電子メール等のデータは、CPU・11により所定のプロトコルによる符号化が行われ、通信部12にて変調された後、送信先のサーバ(電子メールの場合は、メール・サーバ)に向け、アンテナ12aから基地局に送信される。
【0016】
符号13は、音声処理部である。通信部12で復調された電話回線の音声信号は、この音声処理部13において復号され、スピーカ14から出力される。一方、マイク15から入力された音声信号はデジタル化され音声処理部13において圧縮符号化される。そして、通信部12にて変調されアンテナ12aから携帯電話網の基地局へ出力される。音声処理部13は、例えばCELP(Code Excited LPC)系やADPCM(適応差分PCM符号化)方式により、音声データを高能率圧縮符号化/復号化している。
【0017】
符号16は、音声合成機能付音源部であり、着信音として選択された楽曲データを再生しスピーカ17から放音する。また、発音させる言葉を構成する各文字の各音素に対応する所定の音声データ(この音声データは、声質・音程等に影響するパラメータを含む)を受けた場合には、CPU・11からの制御を受けて、これを音声合成しスピーカ17から発音(発声)する。この音声合成機能付音源部16による音声合成方式は任意であるが、例えば、特公昭58−53351号公報に開示されたCSM音声合成の技術をFM音源に適用することで実現できる。
また、符号18は、操作部であり、携帯電話機1の本体に設けられた英数字のボタンを含む各種ボタン(図示せず)やその他の入力デバイスからの入力を検知する入力手段である。
【0018】
符号19は、RAM(Random Access Memory)であり、CPU・11のワークエリアや、ダウンロードされた楽曲データや伴奏データ(これらは着信メロディの再生等に用いる)の格納エリアや、受信した電子メールのデータが格納されるメールデータ格納エリア等がさらに設定される。
符号20は、ROM(Read Only Memory)である。このROM・20は、CPU・11が実行する、発信・着信等の制御をする各種電話機能プログラムや楽曲再生処理を補助するプログラムや、電子メールの送受信を制御するメール送受信機能プログラムや、音声合成処理を補助するプログラム等のプログラムの他、各音素毎の音声データや楽音データ等の各種データが格納されている。
【0019】
また、表示部21は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、CPU・11の制御により、メニュー等の表示や、電子メールの内容等の表示や、操作部18の操作に応じた表示をする表示器である。
符号22は、着信時に着信音に代えて携帯電話機1の本体を振動させることにより、着信をユーザに知らせるバイブレータである。
なお、各機能ブロックはバス30を介してデータや命令の授受を行っている。
【0020】
ここで、言葉を音声化する際の抑揚等をも規定する音声発音用の発音記述言語による特殊文字列について説明する。
図2に、特殊文字列を含む文章(電子メールの本文)の一例を示している。この例では、同図の符号▲1▼の専用制御文字で挟まれた「か_3さが ほ^5し_4い’4ね$2ー」の部分が特殊文字列を含む文章であり、他の部分が通常のテキスト文である。この特殊文字列を含む文章「か_3さが ほ^5し_4い’4ね$2ー」は、「かさがほしいねー」という言葉にイントネーションを付加して音声合成させるための発音記述言語による記述である。この例に記述された記号「’」、「^」、「_」、「$」等は、文字(かな文字)に付加するイントネーションの種別を示すもので、この記号の後の文字(この記号の直後に数値がある場合は、この数値に続く文字)に対して、所定のアクセントを付加するものである。
【0021】
図3(a)に、本発音記述言語における各記号(代表例)の意味を示している。すなわち「’」は、語頭でピッチを上げ(図3(b)▲1▼参照)、「^」では発音中ピッチを上げ(図3(c)▲3▼参照)、「_」は、語頭でピッチを下げ(図3(b)▲2▼参照)、「$」では、発音中ピッチを下げるように(図3(c)▲4▼参照)音声合成を行うことを意味している。
また、上記記号の直後に数値が付加される場合は、その数値は付加するアクセントの変化量を指定するものである。例えば、「か_3さが」では、「さ」を語頭でピッチを3の量だけ下げることを示し、「が」をその下げたピッチで発音し、「か」は、標準の高さで発音することを示す。
【0022】
このように、本発音記述言語は、発音させる言葉に含まれる文字にアクセント(イントネーション)を付加する場合に、その文字の直前に、図2に示すような記号(さらには、イントネーションの変化量を示す数値)を付加する記述をする構文となっている。なお、本実施の形態ではピッチを制御する記号についてのみ説明したが、これら以外に音の強弱、速度、音質等を制御する記号を用いることもできる。また、この特殊文字列は、図2に示す例のように、電子メールの本文中に記述しても、電子メールのタイトル部分に記述してもよいし、あるいは、所定の添付ファイル(例えば、その拡張子により、特殊文字列が含まれていることが識別できる添付ファイル)の中に記述し、送信する電子メールに添付するようにしてもよい。
【0023】
次に、このように構成された本実施形態の携帯電話機1の動作について説明する。なお、通常の電話機能による発信・着信時の動作や電子メールの送受信等に係る動作については、周知の技術でありその説明は省略する。また、以下では、上記発音記述言語による特殊文字列にて記載された文をHV−Scriptと称する。
【0024】
[送信側の動作]
まず、送信者は、メール文作成時に、発音させたいHV−Scriptを電子メールの本文中のいずれかの場所に(タイトル欄でもよい)、テキストで記述する(図4(a)参照)。このとき、送信者は、さらに専用制御文字(ここでは、図4(b)の▲1▼に示す文字とする)で、このHV−Scriptを挟むように入力する。このようにして、HV−Scriptを含む電子メール文が作成される。このように、文章としては読みづらい、特殊な文字列をメール文作成時には記述するが、このHV−Scriptを添付ファイルに移動することで、電子メール自体は相手に読みやすいメール文としている。これにより、本実施の形態の携帯電話機1のみならず、本実施の形態の機能をもたない一般の携帯電話機上でも、通常のメール文と同様に表示され、読み手に不快感を与えないものとなる。
【0025】
次に、電子メール文の作成が終わると、送信者はこの電子メールを送信する操作をする。以下は、送信側携帯電話機1の動作である(図5参照)。
送信側の携帯電話機1は、ステップS01にて、メール送信操作が有るか否か判断し、メール送信操作が行われるまで待機している。
上記のように、送信者によりメール送信操作が行われると、ステップS01の判断でYesと判定され、ステップS02に移行する。
ステップS02では、メール内に専用制御文字が有るか否かの判断をする。メール内に専用制御文字がない場合は、この判断でNoと判定され、ステップS03に移行し、ステップS03にて電子メールの送信がなされ終了する。
ここでは、上記のように、メール文中に専用制御文字が記述されているので、ステップS02の判断でYesと判定され、ステップS04に移行する。
【0026】
ステップS04では、新規に添付ファイルを作成する。この添付ファイルのファイル名は適宜付けられるが、拡張子には、HV−Scriptを含むファイルであることを示すために専用の拡張子(例えば、.hvs)を付ける。
そして、ステップS05にて、メール文中の専用制御文字に挟まれたHV−Scriptを添付ファイルに移動させる(ここでは、専用制御文字に挟まれた文字列をHV−Scriptとみなし、このHV−Scriptをメール文中から抽出して、添付ファイルに記述し記録するとともに、この電子メールから削除する)。
【0027】
次に、ステップS06では、さらに、メール文中の専用制御文字の組を、所定の汎用絵文字(ここでは、図4(c)の▲2▼に示す絵文字とする)に変更(置換)する。
そして、ステップS07にて、ステップS06にて変更を加えられた電子メールと、ステップS04,S05にて作成された添付ファイルを、指定されたアドレス送信する。なお、ステップS05,S06の処理は、別の所定の操作受けることにより、この処理のみ別途行うようにしてもよい。また、送信側の携帯電話機1に残す電子メールは、入力時のものであっても、上記処理後の電子メールと添付ファイルの組であってもよい。
【0028】
[受信側の動作]
次に、受信側の携帯電話機1の動作を、図6のフローチャートを用いて説明する。
受信側の携帯電話機1は、ステップS11にて、メールの表示操作が有るか否か判断し、ユーザによるメールの表示操作が行われるまで待機している。
ここで、受信者(ユーザ)により、メールの表示操作がなされたとする。すると、ステップS11の判断で、Yesと判定されステップS12に移行する。
ステップS12では、受信した電子メールの内容を表示部21に表示する。
【0029】
次に、ステップS13にて、メール内にHV−Scriptが有るか否か判断する。ここでは、メール内に専用制御文字の組が有るか否かでこの判断を行う。この判断で、Yes、すなわちメール内に専用制御文字の組が有り、HV−Scriptが有ると判定されると、ステップS14に移行する。
ステップS14では、このHV−Scriptで指定された言葉を構成する各文字の各音素に対応する音声データを、ROM・20から読み出し、さらにこのHV−Scriptに記述された、言葉にアクセントを付加する記号に基づき、発音させる音声にイントネーションをもたせるように、音声合成機能付音源16に音声データ(このときこの音声データ自体を、その音程等を変えるために加工する場合もある)を与えるとともに所定の制御をし、音声合成をさせる。このように、メール文中にHV−Scriptがある場合は、これを解釈し、すぐに音声合成をして発音する。
【0030】
ステップS13の判断で、Noと判定された場合、すなわち、メール内にHV−Scriptの記述がない場合、ステップS15に移行する。
ステップS15では、「.hvs」の拡張子をもつ添付ファイルが添付されているか判断する。この判断でNoと判定された場合、すなわち、HV−Scriptが全く無い場合、音声合成はされずそのまま終了する。
一方、ステップS15の判断で、Yesと判定された場合、すなわち「.hvs」の拡張子をもつ添付ファイルが添付されている場合、ステップS16に移行する。
【0031】
ステップS16では、使用するメーラーにて、「.hvs」の拡張子をもつ添付ファイルを自動で開く設定になっているか判断する。
この判断で、Yesと判定された場合、すなわち自動で添付ファイルを開く設定となっている場合、ステップS17に移行し、ファイルを開く。
一方、この判断で、Noと判定された場合、すなわち自動で添付ファイルを開く設定となっていない場合、ステップS18に移行する。
【0032】
ステップS18では、受信者による添付ファイルの展開操作が有るか否かの判断をし、受信者が添付ファイルを開く操作をするのを待機する。そして、受信者が添付ファイルを開く操作をすると、Yesと判定されステップS17に移行し、ファイルを開く。
そして、ステップS19では、ステップS14と同様にして、HV−Scriptに基づき音声合成をし、指定された言葉に指定されたアクセントを付加して発音する。
なお、上記で説明した各動作フローは一例であり、本発明は、上記の処理の流れに限定されるものではない。
【0033】
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、この発明の具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の構成等も含まれる。例えば、上記実施の形態では、直後の文字のアクセントを規定する記号とそのアクセントの変化量を規定する数値を用いた構文からなる発音記述言語を用いているが、この発音記述言語で規定する構文は、これに限るものではない。例えば、これらの記号等を文字の直後に記述するような構文であってもよい。
また、メール作成時に、メール文中にHV−Script(特殊文字列)を記述し、この特殊文字列を添付ファイルに移動させているが、発信者が自身で、この添付ファイルを別に作成するようにしてもよい。
また、受信者側において添付ファイルを自動で展開する設定は、メーラーでの設定に限らず、添付ファイル自体にその設定が含まれていてもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、従来の電子メールの表示に加え、上記特殊文字列を用いることで音声合成によるさらなる表現効果を提供することができる。
また、本発明によれば、送信側で、上記特殊文字列を記述した別ファイルを作成し、これを電子メールの添付ファイルとするとともに、この電子メールから該特殊文字列を削除し、受信側で、添付ファイルを開くことによりその音声合成をするので、受信側で電子メールを表示する際、上記特殊文字列の表示を除くことができ、電子メールの表示に係る見た目を損なうことがなく、読み手に不快感を与えない。
【0035】
また、本発明によれば、特殊文字列を識別する専用制御文字からなる記述を、汎用の絵文字等に置換するので、遊び心のある楽しい表現をすることができる。
また、本発明によれば、電子メールが開かれた時点で、添付ファイルの特殊文字列が解釈され音声合成されるので、受信側のユーザは、自身で添付ファイルを開く必要がなく、また、特殊文字列による記述が別ファイル(添付ファイル)となっていても、電子メールの内容の表示と特殊文字列による音声合成とをほぼ同時に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態である携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態における特殊文字列を含む文章(電子メールの本文)の一例である。
【図3】同実施の形態における発音記述言語における各記号(代表例)の意味を説明する図である。
【図4】同実施の形態において、送信側におけるメール文の作成からその変換と添付ファイルの作成までの、メール文と添付ファイルの内容例である。
【図5】同実施の形態の送信側携帯電話機の動作を説明するフローチャートである。
【図6】同実施の形態の受信側携帯電話機の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1…携帯電話機(端末装置)、11…CPU、12…通信部、12a…アンテナ、13…音声処理部、14,17…スピーカ、15…マイク、16…音声合成機能付音源、18…操作部、19…RAM、20…ROM、21…表示部、22…バイブレータ、30…バス

Claims (5)

  1. 電子メールの送受信が可能な端末装置において、
    テキストで記述され、指定された言葉を音声化する際の抑揚等をも規定する音声発音用の発音記述言語による特殊文字列を解釈し、該特殊文字列で規定される音声を音声合成する音声合成手段を備え、
    受信側の端末装置は、受信した電子メールに含まれる前記特殊文字列を解釈し音声合成する
    ことを特徴とする発音記述言語による音声合成をする端末装置。
  2. 請求項1に記載の端末装置において、
    発信側にて作成された電子メールに記述された前記特殊文字列が所定の方法で記述されている場合、
    発信側の端末装置は、前記特殊文字列を記述した別ファイルを作成し、これを前記電子メールの添付ファイルとするとともに、前記電子メールから該特殊文字列を削除し、
    受信側の端末装置は、受信した電子メールに添付された前記添付ファイルが開かれると、該添付ファイルに記述された前記特殊文字列を解釈し音声合成する
    ことを特徴とする発音記述言語による音声合成をする端末装置。
  3. 請求項2に記載の端末装置において、
    前記所定の方法は、
    前記特殊文字列の前後に専用制御文字を記述することによりなされる
    ことを特徴とする発音記述言語による音声合成をする端末装置。
  4. 請求項3に記載の端末装置において、
    発信側の端末装置は、前記専用制御文字からなる記述を、予め決められた汎用の絵文字等に置換する
    ことを特徴とする発音記述言語による音声合成をする端末装置。
  5. 請求項2に記載の端末装置において、
    前記添付ファイルが添付された電子メールが開かれると、これに応じて前記添付ファイルを開く
    ことを特徴とする発音記述言語による音声合成をする端末装置。
JP2003018891A 2003-01-28 2003-01-28 発音記述言語による音声合成をする端末装置 Expired - Fee Related JP4042580B2 (ja)

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