JP2004233899A - ヘッドマウントディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッドマウントディスプレイ装置を装着したときの重量バランスをとり、映像表示部の位置ずれを防ぐ。
【解決手段】使用者Mの後頭部に装着され、その両端部で側頭部を押圧するリアアーム10と、このリアアーム10の両端部に設けられ、左右の耳に装着されるスピーカ部15,16と、リアアーム10の一端部に連なるフロントアーム20と、このフロントアーム20に支持され、使用者Mの眼Eの前方に配置される映像表示部30とを備えているヘッドマウントディスプレイ装置において、リアアーム10に作用するリアアーム10の端部を支点とするモーメントが映像表示部30及びフロントアーム20に作用するリアアーム10の端部を支点とするモーメントにほぼ等しくなるように、リアアーム10に重りとなるバッテリを設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】使用者Mの後頭部に装着され、その両端部で側頭部を押圧するリアアーム10と、このリアアーム10の両端部に設けられ、左右の耳に装着されるスピーカ部15,16と、リアアーム10の一端部に連なるフロントアーム20と、このフロントアーム20に支持され、使用者Mの眼Eの前方に配置される映像表示部30とを備えているヘッドマウントディスプレイ装置において、リアアーム10に作用するリアアーム10の端部を支点とするモーメントが映像表示部30及びフロントアーム20に作用するリアアーム10の端部を支点とするモーメントにほぼ等しくなるように、リアアーム10に重りとなるバッテリを設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は使用者の頭部に装着して映像を見ることができるヘッドマウントディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のヘッドマウントディスプレイ装置は、使用者の上頭部に装着されるアームと、そのアームの両端に設けられ、左右の耳に装着される耳パッドと有し、アームの付勢力で使用者の頭部を挟んで、固定しているようなヘッドマウント部に、映像表示部を支持するディスプレイアームを取り付けて、眼前にディスプレイを支持するものがある。
【0003】
一方、眼鏡フレームのような耳かけ部を有したヘッドマウント部に、映像表示部を取り付けたヘッドマウントディスプレイ装置もある。
【0004】
これらの技術が開示された資料として、以下の文献が例示される。
【0005】
【特許文献】
特開平10−123455号公報
特開2000−231075号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
これらのヘッドマウントディスプレイは、頭部装着時に前後の重量バランスが悪く、映像表示部の位置ずれが起こりやすい。
【0007】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題はヘッドマウントディスプレイ装置を装着したときの重量バランスをとり、映像表示部の位置ずれを防ぐことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、使用者の後頭部に装着され、側頭部を押圧することで頭部に保持されるリアアームと、このリアアームに設けられ、左右の耳に装着される装着手段と、前記リアアームに連なるフロントアームと、このフロントアームに支持され、眼の前方に配置される表示手段とを備えているヘッドマウントディスプレイ装置において、前記リアアームに作用する前記リアアームの前記使用者の側頭部を押圧する位置又はその近傍を支点とするモーメントが前記表示手段及び前記フロントアームに作用する前記リアアームの前記使用者の側頭部を押圧する位置又はその近傍を支点とするモーメントにほぼ等しくなるように、前記リアアーム及び前記フロントアームの少なくとも一方に重りとなる前後バランス手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記表示手段が配置される側の装着手段に加わる重量と前記表示手段が配置されない側の装着手段に加わる重量とがほぼ等しくなるように、前記表示手段が配置されない側の装着手段又はこの装着手段の近傍に位置する前記リアアームの端部に重りとなる左右バランス手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記重りとなる前後バランス手段又は前記左右バランス手段は、バッテリ、映像回路、モータ又はカウンタウェイトであることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、使用者の後頭部に配置されるリアアームと、前記リアアームに設けられた左右の耳装着手段と、前記リアアームに設けられたフロントアームと、前記フロントアームに支持された表示手段とを備えたヘッドマウントディスプレイ装置において、前記耳装着手段近傍を支点とする前記使用者の頭部の前方側に生ずる前方側モーメントと、前記耳装着手段近傍を支点する前記使用者の頭部の後方側に生ずる後方側モーメントがほぼ等しいことを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項4記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記リアアームおよび前記フロントアームの少なくとも一方に前記前方側モーメントと前記後方側モーメントをほぼ同じくする前後バランス手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記前後バランス手段は、バッテリ、映像回路、モータ又はカウントウエイトの少なくともいずれか一つ以上からなることを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の発明は、使用者の後頭部に配置されるリアアームと、前記リアアームに設けられた左右の耳装着手段と、前記リアアームに設けられたフロントアームと、前記フロントアームに支持された表示手段とを備えたヘッドマウントディスプレイ装置において、前記左右の耳装着手段から前記使用者の頭部にかかる荷重が左右でほぼ等しいことを特徴とする。
【0015】
請求項8記載の発明は、請求項7に記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記フロントアームは、前記リアアームの前記左右の耳装着手段のどちらか一方の耳装着手段近傍に設けられ、前記左右の耳装着手段の他方の耳装着手段又はその近傍の前記リアアームに左右バランス手段を設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項9記載の発明は、請求項8に記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記左右バランス手段は、バッテリ、映像回路、モータ又はカウントウエイトの少なくともいずれか一つ以上からなることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1はこの発明の第1実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【0019】
このヘッドマウントディスプレイ装置は、リアアーム10と、スピーカ部(装着手段)15,16と、フロントアーム20と、映像表示部(表示手段)30とを備えている。
【0020】
リアアーム10は円弧状であり、後頭部に装着される。リアアーム10の両端部が側頭部を押圧する。リアアーム10の中央部にはモータ、映像回路、バッテリ、カウンタウエイト等の重量部品(前後バランス手段)17が配置される。図1では重量部品17としてバッテリが配置されている。
【0021】
スピーカ部(装着手段)15,16はリアアーム10の両端部に設けられ、使用者Mの左右の耳に装着される。リアアーム10はスピーカ部15,16を介して側頭部を押圧する。
【0022】
フロントアーム20は弓形状をしており、リアアーム10の一端部に支持されている。図1ではフロントアーム20は使用者Mの左耳側に配置されている。
【0023】
映像表示部30はフロントアーム20に支持される。映像表示部30内には使用者Mの眼に映像を投影するのに必要な図示しない液晶パネル、蛍光管、集光レンズ、反射鏡、接眼レンズ等が配置されている。
【0024】
このヘッドマウントディスプレイ装置を装着した使用者Mは、例えば携帯用のVTR(ビデオテープレコーダ)やDVDを用いて映像を観察する。VTRからの映像信号は映像表示部30の液晶パネルに送られ、液晶パネルに映し出された映像は蛍光管で照明され、集光レンズ、反射鏡、接眼レンズを介して使用者Mの眼球に拡大投影される。
【0025】
使用者Mがヘッドマウントディスプレイ装置を装着したとき、図1に示すように、映像表示部30は使用者Mの一方の眼E(図1では左眼)の前方に位置し、重量部品17は使用者Mの後頭部に位置する。
【0026】
このとき、リアアーム10に作用するリアアーム10の使用者Mの側頭部を押圧する位置又はその近傍を支点とするモーメントは映像表示部30及びフロントアーム20に作用するリアアーム10の使用者Mの側頭部を押圧する位置又はその近傍を支点とするモーメントとほぼ同じになる。
【0027】
この第1実施形態によれば、ヘッドマウントディスプレイ装置を装着したとき、前後で重量バランスをとることができ、映像表示部30の位置ずれを防ぐことができる。
【0028】
なお、リアアーム10に作用するモーメントやフロントアーム20に作用するモーメントのそれぞれの支点は、使用者Mの側頭部を押圧する位置であるので、この位置にこの実施例のようにスピーカ部15、16が存在するのであれば、このスピーカ部15、16を設けた位置が前述のモーメントの支点となる。
【0029】
この支点は必ず使用者の頭部の耳部に限られる必要はなく、例えばヘッドマウントディスプレイ装置の重量を支持する個所が耳部の後ろの両左右側頭部となり、ここを支点として、頭部の前側に生ずる前方側モーメントと後方側モーメントがほぼ同じなるようにしてもよい。
【0030】
この実施形態では、モータ、映像回路、バッテリ、カウンタウエイトなどの部品を前後バランス手段と位置付けて配置したが、前記耳装着手段近傍を支点とする前記使用者の頭部の前方側に生ずる前方側モーメントと、前記耳装着手段近傍を支点する前記使用者の頭部の後方側に生ずる後方側モーメントがほぼ等しくなるように、ヘッドマウントディスプレイ装置を構成する部品の配置を設定することでもよく、特に前後バランス手段として特別な部材を設けなくとも、同様な効果を期待することができる。
【0031】
図2はこの発明の第2実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であって、第1実施形態と共通する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0032】
この実施形態はフロントアーム120を収容する収容部140をリアアーム110の内部に設けた点で第1の実施形態と相違する。
【0033】
収容部140にはフロントアーム120が摺動可能に挿入される。
【0034】
フロントアーム120を出し入れするときの操作感は、フロントアーム120の表面と収容部140の内表面との間に作用する摩擦力を調整したり、フロントアーム120に設けた突起部(図示せず)と収容部140に設けた凹部(図示せず)とで構成されるクリック機構を採用することによって高まる。
【0035】
フロントアーム120の端部に位置する映像表示部30を眼(回旋点)Eの延長線上まで引き出すことができる。
【0036】
また、第2実施形態では重量物17としてフロントアーム120をリアアーム110に対して出し入れをするモータを設けた。
【0037】
この第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
【0038】
図3はこの発明の第3実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であって、第1実施形態と共通する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0039】
この実施形態は、リアアーム210と別体の収容部240をリアアーム210の端部に連結するとともに、収容部240の端部に、重量部品217を配置した点で第1実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置と相違する。
【0040】
収容部240にはフロントアーム220の一端が摺動可能に挿入されている。
【0041】
フロントアーム220を出し入れするときの操作感は、フロントアーム220の表面と収容部240の内表面との間に作用する摩擦力を調整したり、フロントアーム220に設けた突起部(図示せず)と収容部240に設けた凹部(図示せず)とで構成されるクリック機構を採用することによって高まる。
【0042】
収容部240はリアアーム210と所定間隔をおいてリアアーム210に沿うように延びている。収容部240の先端部にはモータ、映像回路、バッテリ等の重量部品217(前後バランス手段)が配置されている。リアアーム210には第1実施形態の重量部品17に相当する重量部品は配置されていない。
【0043】
この第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
【0044】
図4はこの発明の第4実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であって、第1実施形態と共通する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】
この実施形態は、リアアーム310と別体の収容部340をリアアーム310の端部に連結するとともに、フロントアーム320の収容部340が配置された側と反対側(使用者Mの右耳側)にモータ、映像回路、バッテリ等の重量部品(左右バランス手段)317を配置した点で第1実施形態と相違する。
【0046】
この第4実施形態によれば、フロントアーム320と別体の収容部340で重量バランスをとり第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、フロントアーム320の収容部340が配置された側と反対側に配置された重量部品317によって左右の重量バランスもとることができる。
【0047】
なお、この実施形態では、頭部への荷重印加点は、左右の耳部装着手段であるスピーカ部15、16が設けられた付近である。左右の荷重印加点でほぼ同じ荷重がかかっていれば、左右の重量バランスが取れ、安定した装着感が得られる。したがって、荷重印加点がこの実施形態とは異なる位置に設定されている場合でも、その荷重印加点での荷重がほぼ同じになるようにすることで、同じ効果が得られる。
【0048】
例えば、頭部への荷重印加点が耳部後ろの左右側頭部になる場合には、その荷重印加点で重量バランスが執られるようにすればよい。
【0049】
図5はこの発明の第5実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であって、第1実施形態と共通する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0050】
この実施形態はリアアーム410と別体の収容部440をリアアーム410の端部に連結するとともに、収容部440が配置された側と反対側(使用者Mの右耳側)のスピーカ部16にバッテリ等の重量部品(左右バランス手段)417を配置した点で第1実施形態と相違する。
【0051】
この第5実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、フロントアーム420の収容部440が配置された側と反対側に配置された重量部品417によって左右の重量バランスもとることができる。
【0052】
このように、頭部の前後と左右のバランスを得る場合には、頭部への荷重印加点であるスピーカ部を支点にして、前記使用者の頭部の前方側に生ずる前方側モーメントと、前記使用者の頭部の後方側に生ずる後方側モーメントがほぼ等しくなるように設定し、更に左右の荷重印加点である左右のスピーカ部に同じ荷重が掛かるように、左右の重量バランスもとることができる。また、重量部品を荷重印加点の近くに設けているので、重量部品をあえて置くことにより生ずるモーメントも小さくすることができ、装着時の安定性を増すことができる。
【0053】
図6はこの発明の第6実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であって、第1実施形態と共通する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0054】
この実施形態はリアアーム510と別体の収容部540をリアアーム510の端部近傍に連結するとともに、フロントアーム520の端部に映像表示部30の一部を構成する映像駆動回路等の重量部品517を配置した点で第1実施形態と相違する。
【0055】
この実施形態によれば、リアアーム510の使用者の側頭部を押圧する位置又はその近傍を支点とする映像表示部30及びフロントアーム520に作用するモーメントが小さくなるため、重量バランスをより取り易くなる。
【0056】
図7はこの発明の第7実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であって、第1実施形態と共通する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0057】
この実施形態はリアアーム610と別体の収容部640をリアアーム610の端部に連結するとともに、モータ、映像回路、映像駆動回路、バッテリ等の重量部品(前後バランス手段)617をスピーカ部15の近傍に配置した点で第1実施形態と相違する。
【0058】
この実施形態によれば、第6実施形態と同様の効果を奏する。
【0059】
【発明の効果】
以上に説明したようにこの発明のヘッドマウントディスプレイ装置によれば、ヘッドマウントディスプレイ装置を装着したときの重量バランスをとり、映像表示部の位置ずれを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【図2】図2はこの発明の第2実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【図3】図3はこの発明の第3実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【図4】図4はこの発明の第4実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【図5】図5はこの発明の第5実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【図6】図6はこの発明の第6実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【図7】図7はこの発明の第7実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【符号の説明】
10,110,210,310,410,510,610 リアアーム
15,16 スピーカ部(装着手段)
17,217,517,617 重量部品(前後バランス手段)
20,120,220,320,420,520,620 フロントアーム
30 映像表示部(表示手段)
317,417 重量部品(左右バランス手段)
M 使用者
【発明の属する技術分野】
この発明は使用者の頭部に装着して映像を見ることができるヘッドマウントディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のヘッドマウントディスプレイ装置は、使用者の上頭部に装着されるアームと、そのアームの両端に設けられ、左右の耳に装着される耳パッドと有し、アームの付勢力で使用者の頭部を挟んで、固定しているようなヘッドマウント部に、映像表示部を支持するディスプレイアームを取り付けて、眼前にディスプレイを支持するものがある。
【0003】
一方、眼鏡フレームのような耳かけ部を有したヘッドマウント部に、映像表示部を取り付けたヘッドマウントディスプレイ装置もある。
【0004】
これらの技術が開示された資料として、以下の文献が例示される。
【0005】
【特許文献】
特開平10−123455号公報
特開2000−231075号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
これらのヘッドマウントディスプレイは、頭部装着時に前後の重量バランスが悪く、映像表示部の位置ずれが起こりやすい。
【0007】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題はヘッドマウントディスプレイ装置を装着したときの重量バランスをとり、映像表示部の位置ずれを防ぐことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、使用者の後頭部に装着され、側頭部を押圧することで頭部に保持されるリアアームと、このリアアームに設けられ、左右の耳に装着される装着手段と、前記リアアームに連なるフロントアームと、このフロントアームに支持され、眼の前方に配置される表示手段とを備えているヘッドマウントディスプレイ装置において、前記リアアームに作用する前記リアアームの前記使用者の側頭部を押圧する位置又はその近傍を支点とするモーメントが前記表示手段及び前記フロントアームに作用する前記リアアームの前記使用者の側頭部を押圧する位置又はその近傍を支点とするモーメントにほぼ等しくなるように、前記リアアーム及び前記フロントアームの少なくとも一方に重りとなる前後バランス手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記表示手段が配置される側の装着手段に加わる重量と前記表示手段が配置されない側の装着手段に加わる重量とがほぼ等しくなるように、前記表示手段が配置されない側の装着手段又はこの装着手段の近傍に位置する前記リアアームの端部に重りとなる左右バランス手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記重りとなる前後バランス手段又は前記左右バランス手段は、バッテリ、映像回路、モータ又はカウンタウェイトであることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、使用者の後頭部に配置されるリアアームと、前記リアアームに設けられた左右の耳装着手段と、前記リアアームに設けられたフロントアームと、前記フロントアームに支持された表示手段とを備えたヘッドマウントディスプレイ装置において、前記耳装着手段近傍を支点とする前記使用者の頭部の前方側に生ずる前方側モーメントと、前記耳装着手段近傍を支点する前記使用者の頭部の後方側に生ずる後方側モーメントがほぼ等しいことを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項4記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記リアアームおよび前記フロントアームの少なくとも一方に前記前方側モーメントと前記後方側モーメントをほぼ同じくする前後バランス手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記前後バランス手段は、バッテリ、映像回路、モータ又はカウントウエイトの少なくともいずれか一つ以上からなることを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の発明は、使用者の後頭部に配置されるリアアームと、前記リアアームに設けられた左右の耳装着手段と、前記リアアームに設けられたフロントアームと、前記フロントアームに支持された表示手段とを備えたヘッドマウントディスプレイ装置において、前記左右の耳装着手段から前記使用者の頭部にかかる荷重が左右でほぼ等しいことを特徴とする。
【0015】
請求項8記載の発明は、請求項7に記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記フロントアームは、前記リアアームの前記左右の耳装着手段のどちらか一方の耳装着手段近傍に設けられ、前記左右の耳装着手段の他方の耳装着手段又はその近傍の前記リアアームに左右バランス手段を設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項9記載の発明は、請求項8に記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記左右バランス手段は、バッテリ、映像回路、モータ又はカウントウエイトの少なくともいずれか一つ以上からなることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1はこの発明の第1実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【0019】
このヘッドマウントディスプレイ装置は、リアアーム10と、スピーカ部(装着手段)15,16と、フロントアーム20と、映像表示部(表示手段)30とを備えている。
【0020】
リアアーム10は円弧状であり、後頭部に装着される。リアアーム10の両端部が側頭部を押圧する。リアアーム10の中央部にはモータ、映像回路、バッテリ、カウンタウエイト等の重量部品(前後バランス手段)17が配置される。図1では重量部品17としてバッテリが配置されている。
【0021】
スピーカ部(装着手段)15,16はリアアーム10の両端部に設けられ、使用者Mの左右の耳に装着される。リアアーム10はスピーカ部15,16を介して側頭部を押圧する。
【0022】
フロントアーム20は弓形状をしており、リアアーム10の一端部に支持されている。図1ではフロントアーム20は使用者Mの左耳側に配置されている。
【0023】
映像表示部30はフロントアーム20に支持される。映像表示部30内には使用者Mの眼に映像を投影するのに必要な図示しない液晶パネル、蛍光管、集光レンズ、反射鏡、接眼レンズ等が配置されている。
【0024】
このヘッドマウントディスプレイ装置を装着した使用者Mは、例えば携帯用のVTR(ビデオテープレコーダ)やDVDを用いて映像を観察する。VTRからの映像信号は映像表示部30の液晶パネルに送られ、液晶パネルに映し出された映像は蛍光管で照明され、集光レンズ、反射鏡、接眼レンズを介して使用者Mの眼球に拡大投影される。
【0025】
使用者Mがヘッドマウントディスプレイ装置を装着したとき、図1に示すように、映像表示部30は使用者Mの一方の眼E(図1では左眼)の前方に位置し、重量部品17は使用者Mの後頭部に位置する。
【0026】
このとき、リアアーム10に作用するリアアーム10の使用者Mの側頭部を押圧する位置又はその近傍を支点とするモーメントは映像表示部30及びフロントアーム20に作用するリアアーム10の使用者Mの側頭部を押圧する位置又はその近傍を支点とするモーメントとほぼ同じになる。
【0027】
この第1実施形態によれば、ヘッドマウントディスプレイ装置を装着したとき、前後で重量バランスをとることができ、映像表示部30の位置ずれを防ぐことができる。
【0028】
なお、リアアーム10に作用するモーメントやフロントアーム20に作用するモーメントのそれぞれの支点は、使用者Mの側頭部を押圧する位置であるので、この位置にこの実施例のようにスピーカ部15、16が存在するのであれば、このスピーカ部15、16を設けた位置が前述のモーメントの支点となる。
【0029】
この支点は必ず使用者の頭部の耳部に限られる必要はなく、例えばヘッドマウントディスプレイ装置の重量を支持する個所が耳部の後ろの両左右側頭部となり、ここを支点として、頭部の前側に生ずる前方側モーメントと後方側モーメントがほぼ同じなるようにしてもよい。
【0030】
この実施形態では、モータ、映像回路、バッテリ、カウンタウエイトなどの部品を前後バランス手段と位置付けて配置したが、前記耳装着手段近傍を支点とする前記使用者の頭部の前方側に生ずる前方側モーメントと、前記耳装着手段近傍を支点する前記使用者の頭部の後方側に生ずる後方側モーメントがほぼ等しくなるように、ヘッドマウントディスプレイ装置を構成する部品の配置を設定することでもよく、特に前後バランス手段として特別な部材を設けなくとも、同様な効果を期待することができる。
【0031】
図2はこの発明の第2実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であって、第1実施形態と共通する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0032】
この実施形態はフロントアーム120を収容する収容部140をリアアーム110の内部に設けた点で第1の実施形態と相違する。
【0033】
収容部140にはフロントアーム120が摺動可能に挿入される。
【0034】
フロントアーム120を出し入れするときの操作感は、フロントアーム120の表面と収容部140の内表面との間に作用する摩擦力を調整したり、フロントアーム120に設けた突起部(図示せず)と収容部140に設けた凹部(図示せず)とで構成されるクリック機構を採用することによって高まる。
【0035】
フロントアーム120の端部に位置する映像表示部30を眼(回旋点)Eの延長線上まで引き出すことができる。
【0036】
また、第2実施形態では重量物17としてフロントアーム120をリアアーム110に対して出し入れをするモータを設けた。
【0037】
この第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
【0038】
図3はこの発明の第3実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であって、第1実施形態と共通する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0039】
この実施形態は、リアアーム210と別体の収容部240をリアアーム210の端部に連結するとともに、収容部240の端部に、重量部品217を配置した点で第1実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置と相違する。
【0040】
収容部240にはフロントアーム220の一端が摺動可能に挿入されている。
【0041】
フロントアーム220を出し入れするときの操作感は、フロントアーム220の表面と収容部240の内表面との間に作用する摩擦力を調整したり、フロントアーム220に設けた突起部(図示せず)と収容部240に設けた凹部(図示せず)とで構成されるクリック機構を採用することによって高まる。
【0042】
収容部240はリアアーム210と所定間隔をおいてリアアーム210に沿うように延びている。収容部240の先端部にはモータ、映像回路、バッテリ等の重量部品217(前後バランス手段)が配置されている。リアアーム210には第1実施形態の重量部品17に相当する重量部品は配置されていない。
【0043】
この第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
【0044】
図4はこの発明の第4実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であって、第1実施形態と共通する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】
この実施形態は、リアアーム310と別体の収容部340をリアアーム310の端部に連結するとともに、フロントアーム320の収容部340が配置された側と反対側(使用者Mの右耳側)にモータ、映像回路、バッテリ等の重量部品(左右バランス手段)317を配置した点で第1実施形態と相違する。
【0046】
この第4実施形態によれば、フロントアーム320と別体の収容部340で重量バランスをとり第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、フロントアーム320の収容部340が配置された側と反対側に配置された重量部品317によって左右の重量バランスもとることができる。
【0047】
なお、この実施形態では、頭部への荷重印加点は、左右の耳部装着手段であるスピーカ部15、16が設けられた付近である。左右の荷重印加点でほぼ同じ荷重がかかっていれば、左右の重量バランスが取れ、安定した装着感が得られる。したがって、荷重印加点がこの実施形態とは異なる位置に設定されている場合でも、その荷重印加点での荷重がほぼ同じになるようにすることで、同じ効果が得られる。
【0048】
例えば、頭部への荷重印加点が耳部後ろの左右側頭部になる場合には、その荷重印加点で重量バランスが執られるようにすればよい。
【0049】
図5はこの発明の第5実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であって、第1実施形態と共通する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0050】
この実施形態はリアアーム410と別体の収容部440をリアアーム410の端部に連結するとともに、収容部440が配置された側と反対側(使用者Mの右耳側)のスピーカ部16にバッテリ等の重量部品(左右バランス手段)417を配置した点で第1実施形態と相違する。
【0051】
この第5実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、フロントアーム420の収容部440が配置された側と反対側に配置された重量部品417によって左右の重量バランスもとることができる。
【0052】
このように、頭部の前後と左右のバランスを得る場合には、頭部への荷重印加点であるスピーカ部を支点にして、前記使用者の頭部の前方側に生ずる前方側モーメントと、前記使用者の頭部の後方側に生ずる後方側モーメントがほぼ等しくなるように設定し、更に左右の荷重印加点である左右のスピーカ部に同じ荷重が掛かるように、左右の重量バランスもとることができる。また、重量部品を荷重印加点の近くに設けているので、重量部品をあえて置くことにより生ずるモーメントも小さくすることができ、装着時の安定性を増すことができる。
【0053】
図6はこの発明の第6実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であって、第1実施形態と共通する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0054】
この実施形態はリアアーム510と別体の収容部540をリアアーム510の端部近傍に連結するとともに、フロントアーム520の端部に映像表示部30の一部を構成する映像駆動回路等の重量部品517を配置した点で第1実施形態と相違する。
【0055】
この実施形態によれば、リアアーム510の使用者の側頭部を押圧する位置又はその近傍を支点とする映像表示部30及びフロントアーム520に作用するモーメントが小さくなるため、重量バランスをより取り易くなる。
【0056】
図7はこの発明の第7実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であって、第1実施形態と共通する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0057】
この実施形態はリアアーム610と別体の収容部640をリアアーム610の端部に連結するとともに、モータ、映像回路、映像駆動回路、バッテリ等の重量部品(前後バランス手段)617をスピーカ部15の近傍に配置した点で第1実施形態と相違する。
【0058】
この実施形態によれば、第6実施形態と同様の効果を奏する。
【0059】
【発明の効果】
以上に説明したようにこの発明のヘッドマウントディスプレイ装置によれば、ヘッドマウントディスプレイ装置を装着したときの重量バランスをとり、映像表示部の位置ずれを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【図2】図2はこの発明の第2実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【図3】図3はこの発明の第3実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【図4】図4はこの発明の第4実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【図5】図5はこの発明の第5実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【図6】図6はこの発明の第6実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【図7】図7はこの発明の第7実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
【符号の説明】
10,110,210,310,410,510,610 リアアーム
15,16 スピーカ部(装着手段)
17,217,517,617 重量部品(前後バランス手段)
20,120,220,320,420,520,620 フロントアーム
30 映像表示部(表示手段)
317,417 重量部品(左右バランス手段)
M 使用者
Claims (9)
- 使用者の後頭部に装着され、側頭部を押圧することで頭部に保持されるリアアームと、
このリアアームに設けられ、左右の耳に装着される装着手段と、
前記リアアームに連なるフロントアームと、
このフロントアームに支持され、眼の前方に配置される表示手段と
を備えているヘッドマウントディスプレイ装置において、
前記リアアームに作用する前記リアアームの前記使用者の側頭部を押圧する位置又はその近傍を支点とするモーメントが前記表示手段及び前記フロントアームに作用する前記リアアームの前記使用者の側頭部を押圧する位置又はその近傍を支点とするモーメントにほぼ等しくなるように、前記リアアーム及び前記フロントアームの少なくとも一方に重りとなる前後バランス手段を設けた
ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。 - 前記表示手段が配置される側の装着手段に加わる重量と前記表示手段が配置されない側の装着手段に加わる重量とがほぼ等しくなるように、前記表示手段が配置されない側の装着手段又はこの装着手段の近傍に位置する前記リアアームの端部に重りとなる左右バランス手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
- 前後バランス手段又は前記左右バランス手段は、バッテリ、映像回路、モータ又はカウンタウェイトであることを特徴とする請求項1又は2記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
- 使用者の後頭部に配置されるリアアームと、
前記リアアームに設けられた左右の耳装着手段と、
前記リアアームに設けられたフロントアームと、
前記フロントアームに支持された表示手段とを備えたヘッドマウントディスプレイ装置において、
前記耳装着手段近傍を支点とする前記使用者の頭部の前方側に生ずる前方側モーメントと、前記耳装着手段近傍を支点する前記使用者の頭部の後方側に生ずる後方側モーメントがほぼ等しいことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。 - 前記リアアームおよび前記フロントアームの少なくとも一方に前記前方側モーメントと前記後方側モーメントをほぼ同じくする前後バランス手段を設けたことを特徴とする請求項4記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
- 前記前後バランス手段は、バッテリ、映像回路、モータ又はカウントウエイトの少なくともいずれか一つ以上からなることを特徴とする請求項5記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
- 使用者の後頭部に配置されるリアアームと、
前記リアアームに設けられた左右の耳装着手段と、
前記リアアームに設けられたフロントアームと、
前記フロントアームに支持された表示手段とを備えたヘッドマウントディスプレイ装置において、
前記左右の耳装着手段から前記使用者の頭部にかかる荷重が左右でほぼ等しいことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。 - 前記フロントアームは、前記リアアームの前記左右の耳装着手段のどちらか一方の耳装着手段近傍に設けられ、
前記左右の耳装着手段の他方の耳装着手段又はその近傍の前記リアアームに左右バランス手段を設けたことを特徴とする請求項7に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。 - 前記左右バランス手段は、バッテリ、映像回路、モータ又はカウントウエイトの少なくともいずれか一つ以上からなることを特徴とする請求項8に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
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-
2003
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