JP2004228908A - 迷惑メール防止装置及び迷惑メール防止方法 - Google Patents

迷惑メール防止装置及び迷惑メール防止方法 Download PDF

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賢一 秋田
Junji Takezaki
淳二 竹崎
Ryoji Yagi
亮二 八木
Futoshi Nakamori
太 仲森
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Abstract

【課題】電子メールシステムにおいて、大量の宛先を有する電子メールや、同一内容の大量の電子メール、などの迷惑メールを防止するための従来技術の方式では、メールサーバに利用者毎に電子メールの送信元を登録して、該送信元から送信されてくるメール電文を排除していた。このため、多数の利用者毎にデータの設定や、チェック処理が必要で、メールサーバの運用にかなりの負荷とコストを要していた。
【解決手段】受信したメール電文を、その本文が同一であるメール電文別に一定時間蓄積し、同一の本文を有するメール電文の宛先数の積算値を保持し、該積算値が所定の値を超えた場合、該メール電文を迷惑メールと判断して廃棄することにより、大量の宛先を有するメール電文や、同一内容の本文を有する大量のメール電文からなる迷惑メールを、利用者毎にデータの設定やチェック処理を行うことなく、効率よく排除することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールシステムの迷惑メール防止方法に関し、特に、大量の宛先を持った迷惑メール、および、同一本文の大量のメール電文からなる迷惑メールの防止を目的とした迷惑メール防止装置及び迷惑メール防止方法に関する。
携帯電話の急激な普及と機能の多様化により、最近では電子メールでの情報交換が日常一般的になったが、これらの利便性を悪用して、大量の不特定多数の相手を宛先とする電子メールを一方的に送りつけたり、同一本文の電子メールを大量に送りつける「迷惑メール」が社会問題になっており、それを防止する手段が望まれている。
【0002】
【従来の技術】
従来は次に示すような手段で、迷惑メールの防止を実施していた。
(1).メールサーバを運営する電話会社から与えられるデフォルトのメールアドレスを、機械的に生成し辛いオリジナルのメールアドレスに利用者は変更する。
(2).受信を許可する電子メールの送信元メールアドレスやドメインを、メールサーバを運営する電話会社に登録し、該当条件に一致するメールのみをメールサーバに残し受信する。
(3).受信を拒否する電子メールの送信元メールアドレスやドメインを、メールサーバを運営する電話会社に登録し、該当条件に一致する電子メールをメールサーバから廃棄する。
(4).電子メールの受信者に電子メールの差出人と件名のみを通知し、該電子メールを受信するか廃棄するかを受信者に判断させる。
【0003】
図15は、従来技術の迷惑メール防止方法の動作概要である。
メール送信者20A、20B、20C、20Dは、ネットワーク40を介してメールサーバ10に接続されており、電子メールの利用者30a、30b、30cは、メールサーバ10に各自宛のメールボックスを保持している。
メール送信者20Aおよび20Bは通常のメール送信者であり、通常メール送信者20Aは、利用者30aへメール電文M1(A,a)を送信し、通常メール送信者20Bは、利用者30a、30b、30cへメール電文M2(B,a,b,c)を送信している。ここで、括弧内のカンマで区切られた記号の意味は、先頭の記号が該メール電文の送信元の識別情報を略号化したもので、二番目以降の記号はメール電文の宛先の識別情報を略号化したものである。例えば、M2(B,a,b,c)は送信元が通常メール送信者20Bで、宛先が利用者30a、30b、30cのメール電文を意味する。
【0004】
大量メール送信者20Cは、迷惑メールではないが、同一本文を有する大量のメール電文M3(C,*)および大量宛先のメール電文M4(C,*)を利用者30a、30b、30cを含んだ宛先へ送信している。ここで、括弧内の”*”記号は利用者30a、30b、30cの宛先を含んだ宛先を意味する。また、大量のメール電文M3(C,*)は、表記上は一個の記号だが、複数の大量のメール電文列を意味している。
【0005】
迷惑メール送信者20Dは、迷惑メールである同一本文を有する大量のメール電文M5(D,*)および大量宛先のメール電文M6(D,*)を、同じく利用者30a、30b、30cを含んだ宛先へ送信している。
メールサーバ10には、利用者毎にメール文の受信条件を設定できる受信条件検証部11a、11b、11cが設けられ、例えば迷惑メール送信者20Dを識別する情報(図15では”D”と表記)を設定しておくことにより、迷惑メール送信者20Dからの大量の同一本文のメール電文M5(D,*)および大量宛先のメール電文M6(D,*)が、利用者30aおよび30bには届かないようにすることができる。
【0006】
上記のように、従来の技術では、迷惑メールの送信者の識別情報を利用者毎に個別に設定して、該送信者からの大量の同一本文のメール電文および大量宛先のメール電文を排除している(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−163341号公報(第6〜9頁、第2図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の技術では、電子メールの受信者が何かしらの防衛策を講じない限り、一方的に送られてくる迷惑メールを防ぐことができない。また、メールサーバを運営する電話会社は、大量に送りつけられる迷惑メールの処置をそれぞれの利用者の条件に合わせて処理する必要があり、多額の設備投資と運用コストを強いられるといった問題点がある。
【0009】
本発明は、電子メールシステムの迷惑メール防止方法において、メールの利用者毎に受信条件を設定することなく、大量宛先や大量の同一本文を有する迷惑メールを、効率よく排除する迷惑メール防止装置及び迷惑メール防止方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第一の発明では、ネットワークを経由して受け取った、大量の宛先を有するメール電文及び/または同一本文の大量のメール電文を排除する迷惑メール防止装置または迷惑メール防止方法において、受信したメール電文を予め定められた一定時間格納して保持し、受信したメール電文の本文の内容を比較照合して同一性を検証し、本文が同一と判定されたメール電文に含まれる宛先アドレスの数を積算した宛先数積算値を保持し、前記一定時間内に該宛先数積算値が所定の値を超えた場合に、該メール電文を廃棄するようにしている。
【0011】
第一の発明によれば、予め設定した値を超える大量の宛先を有するメール電文や、同一本文を有する大量のメール電文を、利用者毎の電子メールの受信条件を設定することなく、効率よく排除できる。
第二の発明では、第一の発明に記載の迷惑メール防止装置及び方法において、受信したメール電文の内容を区分けした領域である各フィールドに名前を付与し、フィールド名と任意の文字列として設定可能なキーワードとの対の情報を複数登録できる例外条件テーブルを備え、前記一定時間内に、前記宛先数積算値が所定の値を超えた場合に、該メール電文が該例外条件テーブルに登録されているフィールド名が示すフィールドに、該フィールド名と対をなすキーワードを含んでいる場合は、該メール電文を廃棄しない、ように構成している。
【0012】
第二の発明によれば、大量の宛先や大量の同一本文を有するメール電文であっても、メール電文内の特定のフィールドに特定のキーワードとなる文字列を含むメール電文については、通常のメール電文として利用者に届けることができる。従って、例えば、送信元アドレスフィールドに特定のメールアドレスをキーワードとして登録しておくことにより、特定の送信元の迷惑メールでないメール電文については、大量の宛先や大量の同一本文を有するメール電文であっても、利用者に届けることができる。
【0013】
また、タイトルフィールドや本文フィールドに特定のキーワードを登録しておくことにより、該キーワードをタイトルフィールドや本文フィールドに含むメール電文については、大量の宛先や大量の同一本文を有するメール電文であっても、利用者に届けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の迷惑メール防止方法の動作概要である。
メールサーバ10とネットワーク40の間に、迷惑メール防止装置50を設け、メール送信者20A、20B、20C、20Dは、ネットワーク40を介して迷惑メール防止装置50に接続されており、電子メールの利用者30a、30b、30cは、メールサーバ10に各自宛のメールボックスを保持している。
【0015】
M1〜M6はメール電文で、括弧内のカンマで区切られた記号は、先頭の記号が該メール文の送信元の識別情報を略号化したもので、二番目以降の記号はメール文の宛先の識別情報を略号化したものである。例えば、M2(B,a,b,c)は送信元が通常メール送信者20Bで、利用者30a、30b、30c宛のメール電文を意味する。括弧内の”*”記号は利用者30a、30b、30cの宛先を含む宛先を意味する。また、メール電文は表記の便宜上、括弧の部分を省略して記述する場合もある。
【0016】
通常メール送信者20Aは 、利用者30aへメール電文M1(A,a)を送信し、通常メール送信者20Bは 、利用者30a、30b、30cへメール電文M2(B,a,b,c)を送信している。
大量メール送信者20Cは、迷惑メールではないが同一本文を有する大量のメール電文M3(C,*)および大量宛先のメール電文M4(C,*)を利用者30a、30b、30cを含む宛先へ送信している。
【0017】
迷惑メール送信者20Dは、迷惑メールとなる同一本文を有する大量のメール電文M5(D,*)および大量宛先のメール電文M6(D,*)を同じく利用者30a、30b、30cを含む宛先へ送信している。
迷惑メール防止装置50には、メールサーバ10の利用者に依存しない共通の宛先数検証部50aを備え、ネットワーク40から受信したメール電文の中から、宛先数検証部50aに設定されている受信条件を満足するメール電文のみを抜き出して、メールサーバ10へ引き渡す。このとき、該受信条件を満足しないメール電文については、例外条件設定検証部50bに予め設定されている例外条件を満足するものについてのみ、廃棄せずにメールサーバ10に引き渡すように構成している。
【0018】
図1の例では、宛先数検証部50aにより排除されたメール文M3〜M6の中から、例外条件設定検証部50bに設定された、受け入れを許可する送信元の識別情報”C”を満足する送信元20Cからのメール電文M3、M4については、排除せずにメールサーバ10に引き渡す。
以上に述べた迷惑メール防止装置50の機能により、メールサーバ10は通常のメール分配機能を行うのみで、利用者30a、30b、30cに迷惑メールが届くのを防止できるようになる。
【0019】
つまり、メールサーバ10では、利用者毎に個別の条件設定および検証を行う必要がなく、効率的に大量の宛先や大量の同一本文を有する迷惑メールを排除することができる。
図2は、本発明の迷惑メール防止方法による転送シーケンスであり、シーケンス番号順に説明する。
【0020】
S01. 通常メール送信者20Aは、迷惑メール防止装置50に対して、通常のメール電文M1(A,a)を送信する。ここで、括弧内の”A”は、メール電文の送信元である20Aを示し、”a”は、メール電文の宛先となる利用者30aを示している。
S02. 通常のメール電文M1(A,a)を受信した迷惑メール防止装置50は、宛先数検証部50aにおいて、該メール電文電文M1(A,a)の宛先数が予め設定した最大宛先数を越えないため、通常のメール電文と判断し、そのままメールサーバ10へ転送する。
【0021】
S03. 通常のメール電文M1(A,a)を受信したメールサーバ10は、該メール電文を利用者30aのメールボックスへ格納し、利用者30aからアクセスがあった時点で、利用者30aへ引き渡す。
S04.通常メール送信者20Bは、迷惑メール防止装置50に対して、通常のメール電文M2(B,a,b,c)を送信する。ここで、括弧内の”B”は、メール電文の送信元である20Bを示し、”a,b,c”は、メール電文の宛先となる利用者30a、30b、30cを示している。
【0022】
S05. 通常のメール電文M2(B,a,b,c)を受信した迷惑メール防止装置50は、宛先数検証部50aにおいて、該メール電文電文M2(B,a,b,c)の宛先数が予め設定した最大宛先数を越えないため、通常のメール電文と判断して、そのままメールサーバ10へ転送する。
S06. 通常のメール電文M2(B,a,b,c)を受信したメールサーバ10は、該メール電文を利用者30a、30bおよび30cのメールボックスへ格納し、利用者30a、30bおよび30cからアクセスがあった時点で、各利用者へ引き渡す。
【0023】
S07. 次に、大量メール送信者20Cは、迷惑メールではないが、同一本文を有する大量のメール電文M3(C,*)を利用者30a、30b、30cを含む宛先へ送信する。
ここで、括弧内の”C”は、メール電文の送信元である20Cを示し、”*”は利用者30a、30b、30cを含む宛先を示している。
S08. 同一本文を有する大量のメール電文M3(C,*)を受信した迷惑メール防止装置50では、宛先数検証部50aにおいて、該メール電文M3(C,*)の宛先数の積算値が一定時間内に、予め設定した最大宛先数を越える場合は、受信条件を満足しないと判定して一旦排除し、次に、例外条件検証部50bに設定されている例外条件を満足するか否かを判定する。
【0024】
例外条件検証部50bには、メール電文を通過させるための例外条件として送信元の識別情報”C”が設定されており、識別情報”C”は受信した同一本文を有する大量のメール電文M3(C,*)の送信元である”20C”に該当するため、該メール電文M3(C,*)をそのまま通過させて、メールサーバ10へ転送する。
S09. メールサーバ10は、受信した同一本文を有する大量のメール電文M3(C,*)を、利用者30a、30bおよび30cのメールボックスへ格納し、利用者30a、30bおよび30cからアクセスがあった時点で、各利用者へ引き渡す。
【0025】
S10. 次に、大量メール送信者20Cは、迷惑メールではないが、大量の宛先を有するメール電文M4(C,*)を、利用者30a、30b、30cを含む宛先へ送信する。ここで、括弧内の”C”は、メール電文の送信元である20Cを示し、”*”は、利用者30a、30b、30cを含むメール電文の宛先を示している。
S11. 迷惑メール防止装置50は、受信した大量の宛先を有するメール電文M4(C,*)を宛先数検証部50aにより検証し、宛先数が予め設定された最大宛先数を超えている場合は、メール電文M4(C,*)は受信条件を満足しないと判定して一旦排除し、次に、例外条件検証部50bに設定されている条件を満足するか否かを判定する。
【0026】
例外条件検証部50bには、メール電文を通過させるための例外条件として送信元の識別情報”C”が設定されており、識別情報”C”は受信した電文M4(C,*)の送信元である”20C”に該当するため、該大量の宛先を有するメール電文M4(C,*)をそのまま通過させて、メールサーバ10へ転送する。
S12. メールサーバ10は、受信した大量の宛先を有するメール電文M4(C,*)を、利用者30a、30bおよび30cのメールボックスへ格納し、利用者30a、30bおよび30cからアクセスがあった時点で、各利用者へ引き渡す。
【0027】
S13. 迷惑メール送信者20Dは、迷惑メールとなる同一本文を有する大量のメール電文M5(D,*)を、利用者30a、30b、30cを含めた宛先へ送信する。ここで、括弧内の”D”は、メール電文の送信元である20Dを示し、”*”は、利用者30a、30b、30cを含む宛先を示している。
S14. 同一本文名を有する大量のメール電文M5(D,*)を受信した迷惑メール防止装置50では、宛先数検証部50aにより、該メール電文M5(D,*)の宛先数の積算値が一定時間内に所定の値を超えた場合は、受信条件を満足しないと判定して一旦排除し、例外条件検証部50bに設定されている条件を満足するか否かを判定する。
【0028】
例外条件検証部50bには、メール電文を通過させるための例外条件として送信元の識別情報”C”が設定されているが、受信した大量のメール電文M5(D,*)の送信元である”20D”とは対応しないため、該メール電文M5(D,*)を迷惑メールと見なして廃棄する。
S15. 迷惑メール送信者20Dは、迷惑メールとなる大量の宛先を有するメール電文M6(D,*)を、利用者30a、30b、30cを含めた宛先へ送信する。ここで、括弧内の”D”は、メール電文の送信元である20Dを示し、”*”は、利用者30a、30b、30cを含めた宛先を示す。
【0029】
S16. 迷惑メール防止装置50は、受信した大量の宛先を有するメール電文M6(D,*)を宛先数検証部50aにより検証し、宛先数が所定の値を超えている場合は、該メール電文M6(D,*)は受信条件を満足しないと判定して一旦排除し、例外条件検証部50bに設定されている条件を満足するか否かを判定する。
例外条件検証部50bには、メール電文を通過させるための例外条件として送信元の識別情報”C”が設定されており、受信した大量の宛先を有するメール電文M6(D,*)の送信元である”20D”とは対応しないため、該大量の宛先を有するメール電文M6(D,*)を迷惑メールと見なして廃棄する。
【0030】
以上の図2の転送シーケンスの説明では、発信するメール電文M1〜M6に対応して、それぞれ、シーケンスS01、S04、S07、S10、S13およびS15の順に記載し説明したが、メール電文M1〜M6の発信タイミングと順序は任意の組み合わせが可能である。また、メール電文の個数も任意であり、上記のメール電文M1〜M6に限定されない。
【0031】
図3は、本発明による迷惑メール防止装置の構成である。
パケット受信部51は、ネットワーク40からのパケットデータを受信し、該パケットデータがメールパケットであればメール電文組立部52へ該パケットデータを引き渡し、メールパケットでない場合は、パケット送信部56へ渡してメールサーバ10へ転送する。
【0032】
メール電文組立部52は、パケット受信部51から引き渡されたメールパケットを解析して一つのメール電文に組み立てた後、宛先数例外条件検証部53へ引き渡す。
宛先数例外条件検証部53は、図1の本発明の迷惑メール防止方法の動作概要で示した宛先数検証部50aおよび例外条件検証部50bの機能を実現するもので、メール電文組立部52から引き渡された同一内容のメール電文の宛先数を積算してメール電文管理テーブル内に宛先数積算値として記憶し、該宛先数積算値が宛先数管理テーブル61に設定されている所定の最大宛先数を超えた場合に、該メール電文が例外条件テーブル62に設定されている例外条件に該当するか否かを判定し、例外条件に該当しない場合は迷惑メールと見なして、その旨をメール電文管理テーブル64内の迷惑メールフラグに設定し、例外条件に該当する場合は、通常のメール電文とみなして、メールサーバ10へ転送する。
【0033】
メール電文転送廃棄部54は、予め定められた一定の周期で起動され、メール電文格納領域63に格納されている受信したメール電文を検索し、該メール電文に付与されたタイムスタンプを基に、該メール電文の格納状態が一定時間継続したか否かを判定する。そして、一定時間継続している場合は、該メール電文が迷惑メールか否か判定し、迷惑メールの場合は廃棄し、迷惑メールでない場合はメール電文分解部55へ引き渡して、メールサーバ10へ転送する。
【0034】
メール電文分解部55は、宛先数例外条件検証部53から引き渡されたメール電文を、迷惑メール防止装置50に接続されているメールサーバ10へ伝送可能なメールパケット形式に分解して、パケット送信部56へ引き渡す。
パケット送信部56は、引き渡されたメールパケットを、メールサーバ10へ送信する。
【0035】
メール電文格納領域63は、受信したメール電文を、宛先数管理テーブル61内に設定されているメール電文蓄積時間の間、一時記憶しておく領域である。
メール電文管理テーブル64は、同一本文のメール電文の宛先数積算値、迷惑メールフラグ、および同一本文のメール電文が格納されているメール電文格納領域63内の領域のアドレスを保持するテーブルである。
【0036】
宛先数管理テーブル61は、受信したメール電文が迷惑メールか否かを検証するための規定値を設定しておくテーブルで、最大宛先数およびメール電文を蓄積しておくメール電文蓄積時間より成る。
例外条件テーブル62は、迷惑メールと判断する際の例外条件を規定するテーブルで、各エントリは、例外条件を設定するメール電文内のフィールド名と、そこに含まれる例外条件となる文字列であるキーワードとの対で構成される。
【0037】
図4は、本発明による迷惑メール防止装置の宛先数管理テーブルの構成である。
最大宛先数A1およびメール電文蓄積時間A2で構成され、受信した同一本文のメール電文の宛先数の積算値が、メール電文蓄積時間A2で規定された時間内に最大宛先数A1で示す値を超えた場合に、該メール電文は迷惑メールと判定される。
【0038】
ここで、宛先数の積算処理では、同一宛先の場合もカウントアップされる。従って、同一本文を有し、宛先も同一のメール電文が、メール電文蓄積時間A2で規定された時間内に多数受信されて最大宛先件数A1で示す値を超えた場合も、迷惑メールと判定される。
図5は、本発明による迷惑メール防止装置の例外条件テーブルの構成である。
【0039】
例外条件テーブル62は、例外条件数Baと例外条件B1〜Bnから構成され、各例外条件は、メール電文内のフィールドを特定するためのフィールド名と、特定の文字列を示すキーワードからなる。例えば例外条件B2の場合は、フィールド名B2aおよびキーワードB2bから成る。
受信した同一本文のメール電文の宛先数の積算値が、一定時間内に最大宛先数を越えた場合は、例外条件テーブル62が参照され、受信したメール電文の中の例外条件テーブル62に設定されているフィールド名が示すフィールド内に、対応するキーワードで指定された文字列が含まれているか否かをチェックし、例外条件テーブル62に設定されているキーワードが一つでも含まれていれば、該メール電文は迷惑メールではないと見なし、廃棄せずにメールサーバ10へ転送する。
【0040】
図6は、本発明による迷惑メール防止装置の例外条件テーブルの構成例である。フィールド名としては、メール電文のタイトルフィールドを示す”Subject:”、メール電文の送信元フィールドを示す”From:” 、メール電文の本文フィールドを示す”本文”、などが考えられる。図6の構成例では、メール電文のタイトルフィールドを示すフィールド名”Subject:”に対して、”Advertisement”、”news”、”Information”のキーワードとなる文字列が設定されており、タイトルフィールドに”Advertisement”、”news”、”Information”のいずれかの文字列を含むメール電文は、宛先数の積算値が最大宛先数を越える場合でも、迷惑メールとは判定されない。
【0041】
また、メール電文の送信元フィールドを示す”From:”に対応するキーワードとなる文字列として、”adv@aaa.co.jp”、”news@bbb.co.jp”、”info@ccc.co.jp”が設定されており、送信元フィールドに、”adv@aaa.co.jp”、”news@bbb.co.jp”、”info@ccc.co.jp”のいずれかの文字列を含むメール電文は、宛先数の積算値が最大宛先数を越える場合でも、迷惑メールとは判定されない。
【0042】
さらに、メール電文の本文フィールドを示す”本文:”に対応するキーワードとなる文字列として、”NO82451”の文字列が設定されており、本文フィールドに”NO82451”の文字列を含むメール電文は、宛先数の積算値が最大宛先数を越える場合でも、迷惑メールとは判定されない。
このように、例外条件テーブル62の内容を、電子メールシステムを運営するプロバイダとメール電文の送信者との間で取り決めて適宜設定することにより、メールシステムの利用者は何も設定することなく、迷惑メールのみを排除することが可能となる。
【0043】
図7は、本発明による迷惑メール防止装置のメール電文格納領域の構成である。
受信したメール電文は、受信した時刻を示すタイムスタンプ、宛先数、および、同一本文のメール電文が格納されている領域のアドレスを示す同一メールリンクが付加されて、メール電文格納領域63に格納される。
【0044】
図7に示すように、メール電文格納領域63は、受信したメール電文を格納する可変長の領域の集まりで、例えば格納領域C2には、タイムスタンプ C2a、宛先数C2b、および、同一メールリンクC2cが設定された後、受信したメール電文C2dが格納される。
なお、メール電文格納領域63を構成する可変長の領域の管理方法については、公知の種々の方法が考えられるが、本発明の本質には影響しないため、ここでは説明を割愛する。
【0045】
図8は、本発明による迷惑メール防止装置のメール電文管理テーブルの構成である。
メール電文管理テーブル64は、同一本文のメール電文をグループ化して管理するもので、一定時間内に受信した同一本文のメール電文の宛先数の積算値となる宛先数積算値を保持し、宛先数積算値が予め設定されている最大宛先数を越えた場合は、迷惑メールフラグが”ON”に設定される。
【0046】
図8の構成では、p個の同一メールグループD1〜Dpが管理されており、例えば同一メールグループD2は、同一メールグループD2に属する全メール電文の宛先数の合計を意味する宛先数積算値D2a、宛先数積算値が最大宛先数を越えたか否かを示す迷惑メールフラグD2b、および、メール電文格納領域63に格納されている同一本文のメール電文群の内の先頭メール電文の格納領域を示す同一メールグループリンクD2c、で構成される。
【0047】
図9は、本発明による迷惑メール防止装置のパケット受信部の動作フローチャートであり、ステップ毎の処理内容は次の通り。
S5101. 迷惑メール防止装置が接続されているネットワークより、パケットを受信する。
S5102. 受信したパケットが、インターネットで電子メールを送受信するためのプロトコルであるSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に準拠したメールパケットか否かを、ヘッダ部に含まれるポート番号が”25”か否かで判定し、ポート番号が”25”のときは(YES)メールパケットであるため、次のステップS5103へ移行する。ポート番号が”25”でないときは(NO)メールパケットでないため、ステップS5104へ移行する。
【0048】
S5103. 受信したメールパケットをメール電文組立部52へ引き渡して、処理を終了する。
S5104. 受信したパケットをメールサーバ10へ転送するためにパケット送信部 56へ引き渡して、処理を終了する。
図10は、本発明による迷惑メール防止装置のメール電文組立部の動作フローチャートで、ステップ毎の処理内容は次の通り。
【0049】
S5201. パケット受信部51から引き渡されたメールパケットを、SMTPプロトコルに従ってデコードし、メール電文を組み立てる。
S5202. 組み立てたメール電文を、宛先数例外条件検証部53へ引き渡す。
図11は、本発明による迷惑メール防止装置の宛先数例外検証部の動作フローチャートで、ステップ毎の処理内容は次の通り。
【0050】
S5301. メール電文組立部52から引き渡されたメール電文を、メール電文格納領域63へ格納する。
S5302. メール電文格納領域63に格納したメール電文のタイムスタンプ領域に、受信時刻を設定する。
S5303. メール電文格納領域63内に、既に同一本文のメール電文があるか否かを、メール電文の本文フィールドを比較照合して判定し、同一本文メールがあるときは(YES)、次のステップ5304へ移行し、同一本文メールがないときは(NO)、ステップS5308へ移行する。
【0051】
ここで、メール電文の本文フィールドを比較照合する手段として、本文全体の予め定められた割合が一致すれば、同一本文とみなす方法も可能であり、このときは、本文の一部を改変しながらほとんど同じ内容の本文を大量に送りつける迷惑メールについても、対応可能である。
S5304. メール電文管理テーブル64内の対応するエントリに保持されている宛先数積算値に、受信したメール電文の宛先数を加算する。
【0052】
S5305. ステップS5304で積算された宛先数積算値が、宛先数管理テーブル61に設定されている最大宛先数を越えているか否かを判定し、超えていれば(YES)、次のステップS5306へ移行し、超えていなければ(NO)、処理を終了する。
S5306. 受信したメール電文が、例外条件テーブル62に設定されているフィールドに、該フィールドに対応するキーワードを含んでいるか否かを判定し、含んでいなければ(NO)、迷惑メールと見なして次のステップS5307へ移行し、含んでいれば(YES)、そのまま処理を終了する。
【0053】
S5307. メール電文管理テーブル64内の対応するエントリの迷惑メールフラグを”ON”に設定して、処理を終了する。
S5308. メール電文管理テーブル64内に、受信したメール電文用のエントリを生成する。
S5309. ステップS5308で生成したエントリの初期値として、宛先数積算値に受信したメール電文の宛先数を設定し、迷惑メールフラグは”OFF”にして、処理を終了する。
【0054】
図12は、本発明による迷惑メール防止装置のメール電文転送廃棄部の動作フローチャートである。メール電文転送廃棄部54は、予め定められた周期で起動され、次の処理を行う。
S5401. メール電文格納領域63に格納されているメール電文を、順次検索する。検索の方法としては、例えば、メール電文管理テーブル64に登録されている同一メールグループリンクを順次辿って行く方法が、効率的である。
【0055】
S5402. ステップS5401の検索結果、未処理のメール電文がメール電文格納領域63にある場合は(YES)、ステップS5403へ移行し、未処理のメール電文がメール電文格納領域63内に残っていない場合は(NO)、処理を終了する。
S5403. 現時刻と検索したメール電文のタイムスタンプの値との差が、宛先数管理テーブル61に設定されているメール電文蓄積時間を過ぎている場合は(YES)、次のステップS5404へ移行し、メール電文蓄積時間を経過していない場合は(NO)、ステップS5401へ戻る。
【0056】
S5404. メール電文管理テーブル64の迷惑メールフラグをチェックし、迷惑メールの場合は(YES)、次のステップS5405へ移行し、迷惑メールでない場合は(NO)、ステップS5407へ移行する。
S5405. メール電文格納領域63から、該メール電文を取り出して、廃棄する。 S5406. メール電文管理テーブル64の総宛先数から、該メール電文の宛先数を減算して、処理を終了する。
【0057】
S5407. メール電文格納領域63から該メール電文を取り出し、メール電文分解部55へ引き渡して、ステップS5406へ移行する。
上記の本発明による迷惑メール防止装置のメール電文転送廃棄部54の動作フローチャートの説明において、メール電文格納領域63およびメール電文管理テーブル64から領域を廃棄する処理については、公知の様々な方法で行うことができるが、本発明の本質には影響しないため説明を割愛する。
【0058】
図13は、本発明による迷惑メール防止装置のメール電文分解部の動作フローチャートで、次の処理を行う。
S5501. メール電文転送廃棄部54から引き渡されたメール電文を、SMTPに従ってメールパケットに分解する。
S5502. 分解したメールパケットをパケット送信部56へ引き渡して、処理を終了する。
【0059】
図14は、本発明による迷惑メール防止装置のパケット送信部の動作フローチャートで、次の処理を行う。
S5601. パケット受信部51またはメール電文分解部55より引き渡されたパケットを、メールサーバ10へ送信する。
以上の本発明の詳細な記述において、迷惑メール防止装置を従来のメールサーバの外部に接続する構成で説明したが、迷惑メール防止装置に相当する機能を、メールサーバの内部に実装することもできる。
【0060】
また、同一本文の大量のメール電文を排除する方法として、全く同一の本文でなく、本文全体の例えば予め指定された割合が一致していればほぼ同一の本文とみなして、迷惑メールとして排除することも、本発明により容易に実現できる。図3に示した本発明による迷惑メール防止装置の構成において、各処理ブロックの構成方法、および、各テーブルの構成については、様々なバリエーションが考えられるが、本発明は同様に適用できる。
【0061】
(付記1) ネットワークを経由して受け取った、大量の宛先を有するメール電文及び/または同一本文の大量のメール電文を排除する迷惑メール防止装置において、
受信したメール電文を予め定められた一定時間格納して保持する手段と、
受信したメール電文の本文の内容の同一性を検証する比較照合手段と、
本文が同一と判定されたメール電文に含まれる宛先アドレスの数を積算した宛先数積算値を保持する手段と、
前記一定時間内に該宛先数積算値が所定の値を超えた場合に、該メール電文を廃棄する手段を備える、
ことを特徴とする迷惑メール防止装置。
【0062】
(付記2) ネットワークを経由して受け取った、大量の宛先を有するメール電文及び/または同一本文の大量のメール電文を排除する迷惑メール防止方法において、
受信したメール電文を予め定められた一定時間格納して保持し、
受信したメール電文の本文の内容を比較照合して同一性を検証し、
本文が同一と判定されたメール電文に含まれる宛先アドレスの数を積算した宛先数積算値を保持し、
前記一定時間内に該宛先数積算値が所定の値を超えた場合に、該メール電文を廃棄する、
ことを特徴とする迷惑メール防止方法。
【0063】
(付記3) 付記2に記載の迷惑メール防止方法において、
受信したメール電文の内容を区分けした領域である各フィールドに名前を付与し、
フィールド名と任意の文字列として設定可能なキーワードとの対の情報を複数登録できる例外条件テーブルを備え、
前記一定時間内に、前記宛先数積算値が所定の値を超えた場合に、該メール電文が該例外条件テーブルに登録されているフィールド名が示すフィールドに、該フィールド名と対をなすキーワードを含んでいる場合は、該メール電文を廃棄しない、
ことを特徴とする迷惑メール防止方法。
【0064】
(付記4) 付記3に記載の迷惑メール防止方法において、
前記フィールドは、前記メール電文内の送信元アドレスフィールドである、
ことを特徴とする迷惑メール防止方法。
(付記5) 付記3に記載の迷惑メール防止方法において、
前記フィールドは、前記メール電文のタイトルフィールドである、
ことを特徴とする迷惑メール防止方法。
【0065】
(付記6) 付記3に記載の迷惑メール防止方法において、
前記フィールドは、前記メール電文の本文フィールドである、
ことを特徴とする迷惑メール防止方法。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、一方的に送りつけられてくる大量の宛先を含んだ迷惑メールや、同一本文を有する大量の迷惑メールを、メール利用者が特別な設定や操作をすることなく排除することができる。また、従来、利用者毎に管理していたメールの処置条件を管理する必要がなくなり、小額の設備投資で効果的な迷惑メールメールの防止対策を実現することができるようになり、信頼性の高い電子メールシステムを低コストで構築し運用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の迷惑メール防止方法の動作概要
【図2】本発明の迷惑メール防止方法による転送シーケンス
【図3】本発明による迷惑メール防止装置の構成
【図4】本発明による迷惑メール防止装置の宛先数管理テーブルの構成
【図5】本発明による迷惑メール防止装置の例外条件テーブルの構成
【図6】本発明による迷惑メール防止装置の例外条件テーブルの構成例
【図7】本発明による迷惑メール防止装置のメール電文格納領域の構成
【図8】本発明による迷惑メール防止装置のメール電文管理テーブルの構成
【図9】本発明による迷惑メール防止装置のパケット受信部の動作フローチャート
【図10】本発明による迷惑メール防止装置のメール電文組立部の動作フローチャート
【図11】本発明による迷惑メール防止装置の宛先数例外条件検証部の動作フローチャート
【図12】本発明による迷惑メール防止装置のメール電文転送廃棄部の動作フローチャート
【図13】本発明による迷惑メール防止装置のメール電文分解部の動作フローチャート
【図14】本発明による迷惑メール防止装置のパケット送信部の動作フローチャート
【図15】従来技術の迷惑メール防止方法の動作概要
【符号の説明】
10 メールサーバ
11a,11b,11c 受信条件検証部
20A,20B 通常メール送信者
20C 大量メール送信者
20D 迷惑メール送信者
30a,30b,30c 利用者
40 ネットワーク
50 迷惑メール防止装置
50a 宛先数検証部
50b 例外条件検証部
51 パケット受信部
52 メール電文組立部
53 宛先数例外条件検証部
54 メール電文転送廃棄部
55 メール電文分解部
56 パケット送信部
61 宛先数管理テーブル
62 例外条件テーブル
63 メール電文格納領域
64 メール電文管理テーブル
A1 最大宛先数
A2 メール監視時間
Ba 例外条件数
B1〜Bn 例外条件
B2a フィールド名
B2b キーワード
C1〜Cm 格納領域
C2a タイムスタンプ
C2b 宛先数
C2c 同一メールリンク
C1d メール電文
D1〜Dp 同一メールグループ
D2a 総宛先数
D2b 迷惑メールフラグ
D2c 同一メールグループリンク
M1,M2 通常のメール電文
M3 大量メール電文
M4 大量宛先メール電文
M5 迷惑大量メール電文
M6 迷惑大量宛先メール電文

Claims (3)

  1. ネットワークを経由して受け取った、大量の宛先を有するメール電文及び/または同一本文の大量のメール電文を排除する迷惑メール防止装置において、
    受信したメール電文を予め定められた一定時間格納して保持する手段と、
    受信したメール電文の本文の内容の同一性を検証する比較照合手段と、
    本文が同一と判定されたメール電文に含まれる宛先アドレスの数を積算した宛先数積算値を保持する手段と、
    前記一定時間内に該宛先数積算値が所定の値を超えた場合に、該メール電文を廃棄する手段を備える、
    ことを特徴とする迷惑メール防止装置。
  2. ネットワークを経由して受け取った、大量の宛先を有するメール電文及び/または同一本文の大量のメール電文を排除する迷惑メール防止方法において、
    受信したメール電文を予め定められた一定時間格納して保持し、
    受信したメール電文の本文の内容を比較照合して同一性を検証し、
    本文が同一と判定されたメール電文に含まれる宛先アドレスの数を積算した宛先数積算値を保持し、
    前記一定時間内に該宛先数積算値が所定の値を超えた場合に、該メール電文を廃棄する
    ことを特徴とする迷惑メール防止方法。
  3. 請求項2に記載の迷惑メール防止方法において、
    受信したメール電文の内容を区分けした領域である各フィールドに名前を付与し、
    フィールド名と任意の文字列として設定可能なキーワードとの対の情報を複数登録できる例外条件テーブルを備え、
    前記一定時間内に、前記宛先数積算値が所定の値を超えた場合に、該メール電文が該例外条件テーブルに登録されているフィールド名が示すフィールドに、該フィールド名と対をなすキーワードを含んでいる場合は、該メール電文を廃棄しない、
    ことを特徴とする迷惑メール防止方法。
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JP2021056664A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 株式会社日本総合研究所 メール送信制御装置及びプログラム

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