JP2004225755A - 早締めナット - Google Patents

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JP2004225755A JP2003011991A JP2003011991A JP2004225755A JP 2004225755 A JP2004225755 A JP 2004225755A JP 2003011991 A JP2003011991 A JP 2003011991A JP 2003011991 A JP2003011991 A JP 2003011991A JP 2004225755 A JP2004225755 A JP 2004225755A
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quick
tightening nut
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nut
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Shigeichi Nakamura
重市 中村
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MITSUBOSHI C I CO Ltd
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MITSUBOSHI C I CO Ltd
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Abstract

【課題】構造の簡単な早締めすることができるナットを提供する。
【解決手段】ノブ本体10は中心孔11を形成する中心環状リブR1 と鉤片12が嵌まる切り込み13を形成した中間環状リブR2 と外周環状リブR3 とが一体に成形され、その外形は菊形のように握って廻し易いような形状となっている。ノブ本体10の中心孔11の片方(下側)から他方(上側)に向け、内面に沿い隙間14をあけて片持ちの揺動アーム15が設けられ、この揺動アーム15の揺動端に部分雌ネジ16が一体に設けられている。上記片持ちの揺動アーム15は、中間リブR2 の内側に嵌まるリブR4 を周囲に形成し、そのリブR4 の要所に鉤片12を形成した支持体17に一体に設けられ、支持体17の環状リブR4 が中間リブR2 の内側に嵌まり、鉤片12が切り込み13に係合して中心孔11の内側に位置する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、早締めナットに関する。
【0002】
【従来の技術】
早締めナットの先行技術として特許文献1がある。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−81430号公報(要約)
【0004】
上記先行技術は「押し込み式プラスチックナット」と称し、図6に示すごとく「ナットケース67の一部に輪状の狭溝69とナットネジ部60を設け、そしてナットネジ部60のネジ山径はボルト68のネジ山径より、山が接触するかしないか程度大きめにする。これによりナットケース67と締めつけカップのセットされた仮接合ナットを押し込むだけで入り、続いて締めつけカップリング62の上面より押し込むことにより、ネジ咬合い部61にあるネジ山とネジ山とが咬合いロックするもの」である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術のものは、ボルト・ナットの咬合いをロックするには、ナットネジ部60にボルト68を仮に差し入れ、次いで狭溝69に填め込み、リング64を押し込まなければならず一動作でロックできず、部品もナットケース67と締めつけカップリング62の二つの部分が必要で構造も複雑である。
【0006】
上記問題に鑑みこの発明は、構造が簡単で少ない動作で早締めを行い得る早締めナットを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明は、ノブの中心孔の片方から他方に向け、内面に沿い隙間をあけて片持ちの揺動アームを設け、この揺動アームの揺動端に部分雌ネジを一体に設けてなり(請求項1)、上記片持ちの揺動アームを、中心孔内周に複数設け(請求項2)、上記早締めナットは揺動アーム支持体とノブ本体とからなり、揺動アーム支持体がノブ本体に嵌め込まれた(請求項3)ものである。
【0008】
また、断面U字状の環状体を形成し、該環状体の内周部分を軸方向に少なくとも二箇所に切り込みを入れて揺動片を形成し、該揺動片の揺動端に部分雌ネジを形成してなり(請求項4)、上記U字状の環状体は、プラスチックにより成形するか(請求項5)金属板の塑性加工により成形(請求項6)してなる。また、上記断面U字状の環状体の外側環状部分の両翼を蝶形(請求項7)にすることができる。
【0009】
上記の如く構成する早締めナットによれば、ボルトにナットを嵌めるとき、ボルトの軸方向に早締めナットを押すと片持ち状態の揺動片が撓んで部分雌ネジとボルトの雄ネジとの螺合状態が外れてナットまたはボルトを回さないで軸方向に移動させることができ、その後ナットまたはボルトを廻すと揺動片の揺動端は突っ張り状態となって、部分雌ネジとボルトの雄ネジが螺合して締めつけ作用が発生する。即ち、早締め作業を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照しながらこの発明の実施形態を説明する。
【0011】
【実施例1】
図1に示すようにノブ本体10は中心孔11を形成する中心環状リブR1 と鉤片12が嵌まる切り込み13を形成した中間環状リブR2 と外周環状リブR3 とが一体に成形され、その外形は菊形のように握って廻し易いような形状となっている。
【0012】
ノブ本体10の中心孔11の片方(下側)から他方(上側)に向け、内面に沿い隙間14をあけて片持ちの揺動アーム15が設けられ、この揺動アーム15の揺動端に部分雌ネジ16が一体に形成されている。
【0013】
上記片持ちの揺動アーム15は、中間環状リブR2 の内側に嵌まる環状リブR4 を周囲に形成し、要所に鉤片12を形成した支持体17に一体に設けられ、支持体17の環状リブR4 が中間環状リブR2 の内側に嵌まり、鉤片12が切り込み13に係合して中心孔11の内側に位置する。
【0014】
【実施例2】
図2に示すようにノブ本体10は中心孔11を形成する中心環状リブR1 と鉤片12が嵌まる切り込み13を形成した中間環状リブR2 と外周環状リブR3 とが一体に成形され、その外形は菊形のように握って廻し易いような形状となっている。
【0015】
ノブ本体10の中心孔11の片方(下側)から他方(上側)に向け、内面に沿い隙間14をあけて片持ちの2個の揺動アーム15が設けられ、この揺動アーム15の揺動端に部分雌ネジ16が一体に形成されている。
【0016】
上記片持ちの揺動アーム15は、中間環状リブR2 の内側に嵌まる環状リブR4 を周囲に形成し、要所に鉤片12を形成した支持体17に一体に設けられ、支持体17の環状リブR4 が中間リブR2 の内側に嵌まり、鉤片12が切り込み13に係合して中心孔11の内側に位置する。
【0017】
上記各実施例は、機械的強度の高いプラスチック材料を成形加工することにより得られる。そのため成型時の残留歪みによって「引け」や「反り返り」が起きないように設計される。また、金属板の塑性加工により得ることもできる。
【0018】
実施例2では揺動アーム15を中心孔11の内面両側に2個設けたが、これより数を増やすこともできる。
【0019】
【実施例3】
図3に示すように金属板を塑性加工(深絞り加工)により断面略U字状の環状体30とし、該環状体30の内周部分31の両側に軸方向の切り込み32を入れて揺動片33を形成し、その揺動片33の揺動端に部分雌ネジ34を形成する。なお、35は環状体30をノブ本体36に被せたときの嵌め殺し部である。
【0020】
また、機械的強度の高いプラスチックを切り込みを入れた断面略U字状の環状体として射出成形し、切り込みにより形成された揺動片の揺動端に部分雌ネジを削設することにより、この実施例の早締めナットを製作することもできる。
【0021】
この実施例では早締めナット部分のみであるから、実用的には外側にノブ本体36を嵌め殺し状態で被せて使用される。
【0022】
【実施例4】
図4に示すように金属板を塑性加工(深絞り加工)により断面略U字状の環状体40とし、該環状体40の内周部分41の両側に軸方向の切り込み42を入れて揺動片43を形成し、その揺動片43の揺動端に部分雌ネジ44を形成する。なお、45は環状体30をノブ本体46に被せたときの嵌め殺し部である。
【0023】
また、機械的強度の高いプラスチックを切り込みを入れた断面略U字状の環状体として射出成形し、切り込みにより形成された揺動片の揺動端に部分雌ネジを削設することにより、この実施例の早締めナットを製作することもできる。
【0024】
この実施例では早締めナット部分のみであるから、実用的には外側にノブ本体46を嵌め殺し状態で被せて使用される。
【0025】
【実施例5】
図5に示すように金属板を塑性加工(深絞り加工)により外側に蝶形50と内側に筒状51を成形し、内側の筒状51の部分に軸方向の切り込み52を入れて揺動片53を形成し、その揺動片53の揺動端に部分雌ネジ54を形成する。このようにすることにより早締めの蝶ナットとすることができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、ボルトにナットを嵌め入れるとき、ナットをボルトの軸方向に押し込むと揺動片が撓んで揺動端に形成した部分雌ネジが開き、雌ネジ・雄ネジの螺合状態が解かれ、ナットまたはボルトを廻すと揺動片が突っ張り状態となって雌ネジ・雄ネジが螺合してネジによる締めつけ作用が発生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の縦断面図
【図2】実施例2の縦断面図
【図3】実施例3の(a)平面図、(b)縦断面図
【図4】実施例4の(a)平面図、(b)縦断面図
【図5】実施例5の(a)平面図、(b)縦断面図
【図6】従来例の縦断面図
【符号の説明】
10 ノブ本体
11 中心孔
12 鉤片
13,32,42,52 切り込み
14 隙間
15 揺動アーム
16,34,44,55 部分雌ネジ
17 支持体
30,40 環状体(断面U字状の)
31,41 内周部分
33,43,53 揺動片
35,45 嵌め殺し部
36,46 ノブ本体
50 蝶形
51 筒状
R1 中心環状リブ
R2 中間環状リブ
R3 外周環状リブ
R4 リブ(支持体の)
60 ナットネジ部
61 ネジ咬合い部
62 カップリング
63 ストップ凸部
64 リング
65 リング先端
66 ストップ凹部
67 ナットケース
68 ボルト
69 輪状狭溝
B 締め付け材

Claims (7)

  1. ノブの中心孔の片方から他方に向け、内面に沿い隙間をあけて片持ちの揺動アームを設け、この揺動アームの揺動端に部分雌ネジを一体に設けてなる早締めナット。
  2. 上記片持ちの揺動アームを、中心孔内周に複数設けてなる請求項1に記載の早締めナット。
  3. 上記早締めナットは揺動アーム支持体とノブ本体とからなり、揺動アーム支持体がノブ本体に嵌め込まれてなる請求項1または2に記載の早締めナット。
  4. 断面U字状の環状体を形成し、該環状体の内周部分を軸方向に少なくとも二箇所に切り込みを入れて揺動片を形成し、該揺動片の揺動端に部分雌ネジを形成してなる早締めナット。
  5. 上記U字状の環状体は、プラスチックにより成形してなる請求項4に記載の早締めナット。
  6. 上記U字状の環状体は、金属板を塑性加工してなる請求項4に記載の早締めナット。
  7. 上記断面U字状の環状体の外側環の両翼を蝶形にしてなる請求項4乃至6のいずれかに記載の早締めナット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013124766A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Nec Computertechno Ltd 取り付け部材および取り付け部材の構成方法

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