JP2004225525A - ホース収納式吐水管及びホース収納式吐水管を備えた水栓 - Google Patents

ホース収納式吐水管及びホース収納式吐水管を備えた水栓 Download PDF

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哲也 山口
Takayuki Goto
隆行 後藤
Hitoshi Koga
仁史 古賀
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Abstract

【課題】ホースが収納されていない吐水管を備えた水栓と構成部品の共通化を図ることのできる、ホースが収納された吐水管を提供し、更にその吐水管を備えた水栓を提供する。
【解決手段】ホース収納式吐水管1は、水栓Aに装着されるホルダー2と、該ホルダー2の内部に収納される通水管3と、該通水管3の内部に引き出し自在に収納されるホース5と、該ホース5の先端に接続され、通水管3に着脱自在に支持されるシャワーヘッド4とを備えた。ホース収納式吐水管を備えた水栓Aは、カウンター16に固定される水栓本体17と、該水栓本体17に収容される混合弁18と、該混合弁18で調節された湯水が吐水される前記ホース収納式吐水管1とを備えた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、流し台又は洗面台等で使用される水栓に装着されるホース収納式吐水管及びホース収納式吐水管を備えた水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、流し台又は洗面台等に固定され、シャワーヘッドをホースと共にホルダーから引き出して広い範囲に吐水できるようにした水栓63は、図14に示すように水栓本体64の下部に形成された取付筒65をカウンター61に穿設された取付孔62に挿通し、カウンター61の下部からナット66を取付筒65に螺着することによりカウンター61に固定されている。前記取付筒65には給水源に連通する給水管67と、給湯源と連通する給湯管68と、水栓本体64に収容されている混合弁69で混合された湯水が供給される供給管70と、該供給管70とシャワーヘッド71とを接続するホース72とが挿通している。前記混合弁69はレバー73と連繋し、該レバー73を上下又は左右に回転操作することにより、シャワーヘッド71から吐水される湯水の流量及び温度が調節される。
【0003】
前記水栓本体64には斜め上方に延びる吐水管74が回転自在に装着されており、該吐水管74の内部にはホース72が引き出し自在に収納され、該ホース72の一方は前記供給管70と接続し、他方は湯水が吐水されるシャワーヘッド71と接続している。したがって、前記混合弁69で調節された湯水はホース72を通過し、吐水管73に着脱自在に支持されたシャワーヘッド71から吐水される。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−134970号公報(第2頁、図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、吐水管にホースが収納されておらず、湯水が吐水管の内部を通過して先端から直接吐水される水栓では、取付筒には給水管と給湯管とが挿通するのみであり、供給管とホースとは取付筒に挿通しないのに対し、ホースが収納されている吐水管が装着された水栓においては、取付筒に給水管と給湯管だけでなく、さらに供給管とホースとを挿通させる必要があり、取付筒を大径とし、カウンターの取付孔を取付筒が挿通できるように大径としている。したがって、ホースが吐水管に収納されていない水栓と、ホースが吐水管に収納された水栓とは、水栓の構造が全く異なるものであり、互いに互換性がなく、製造メーカーでは2種類の互いに異なるタイプの水栓を製造し、多数の構成部品が必要となり、管理しなければならず、水栓を安価に提供することができない。
【0006】
また水栓の利用者は、例えばホースが収納されていない吐水管を備えた水栓がカウンターに固定されている場合に、ホースが収納された吐水管を備えた水栓に変更するには、水栓を取り外してカウンターの取付孔を大径とした後に、新たに購入した水栓をカウンターに固定する必要があり、カウンターからの取り外し及び取付作業が面倒であるうえ、高価な水栓を購入するのは経済的に大きな負担となるものであった。
【0007】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目したものであり、その目的は、ホースが収納されていない吐水管を備えた水栓と構成部品の共通化を図ることのできる、ホースが収納された吐水管を提供し、更にその吐水管を備えた水栓を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は請求項1では、ホース収納式吐水管は、水栓に装着されるホルダーと、該ホルダーの内部に収納される通水管と、該通水管の内部に引き出し自在に収納されるホースと、該ホースの先端に接続され、通水管に着脱自在に支持されるシャワーヘッドとを備えたものである。
【0009】
請求項2では、前記通水管はホルダーの内部を摺動自在に収納されるものである。
【0010】
請求項3では、ホース収納式吐水管は、水栓に装着されるホルダーと、該ホルダーの内部に収納される通水管と、内部にスライド管を収容したシャワーヘッドと、前記通水管及びスライド管の内部に引き出し自在に収容されるホースとを備えたものである。
【0011】
請求項4では、前記ホースに摺動部材を結合し、該摺動部材が通水管内を水密的に摺動するものである。
【0012】
請求項5では、前記ホースに摺動部材を結合し、該摺動部材がスライド管内を水密的に摺動するものである。
【0013】
請求項6では、ホース収納式吐水管を備えた水栓は、カウンターに固定される水栓本体と、該水栓本体に収容される混合弁と、該混合弁で調節された湯水が吐水される吐水管とを備え、該吐水管は水栓本体に装着されるホルダーと、該ホルダーの内部に収納される通水管と、該通水管の内部に引き出し自在に収納されるホースと、該ホースの先端に接続され、通水管に着脱自在に支持されるシャワーヘッドとを備えたものである。
【0014】
請求項7では、前記通水管はホルダーの内部を摺動自在に収納されるものである。
【0015】
請求項8では、ホース収納式吐水管を備えた水栓は、カウンターに固定される水栓本体と、該水栓本体に収容される混合弁と、該混合弁で調節された湯水が吐水される吐水管とを備え、該吐水管は水栓本体に装着されるホルダーと、該ホルダーの内部に収納される通水管と、内部にスライド管を収容したシャワーヘッドと、前記通水管及びスライド管の内部に引き出し自在に収容されるホースとを備えたものである。
【0016】
請求項9では、前記ホースに摺動部材を結合し、該摺動部材が通水管内を水密的に摺動するものである。
【0017】
請求項10では、前記ホースに摺動部材を結合し、該摺動部材がスライド管内を水密的に摺動するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図1乃至図3に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の吐水管1は、水栓Aの外周面に回転自在に装着されるホルダー2と、該ホルダー2の内部に摺動自在に収納される円筒状の通水管3と、該通水管3に着脱自在に支持されるシャワーヘッド4と、該シャワーヘッド4の基端に接続され、通水管3の内部に引き出し自在に収納されるホース5とを備えている。
【0019】
前記ホルダー2は水栓Aの水栓本体17に外嵌される円筒部6と、該円筒部6から上部傾斜方向に延設した傾斜部7とからなり、内部には水栓本体17で流量及び温度が調節された湯水が通過する流路8が形成されている。また、傾斜部7の先端は開口し、内周面には内周側中心に向けて環状の鍔部9が形成されている。
【0020】
前記通水管3は、その一部が前記ホルダー2の傾斜部7内部に収納され、摺動するものであり、先端外周に支持部材10が結合され、該支持部材10には、シャワーヘッド4が着脱自在に支持される。さらに、通水管3の先端内周側には、ホース5に付着した水を払い落とすことのできる水切部材11が、ビス12により固定されている。そしてシャワーヘッド4の基端には前記ホース5が接続され、該ホース5の他端は通水管3の内部に収納される。
【0021】
前記ホース5はその基端に該ホース5より大径に形成された摺動部材13が結合されている。該摺動部材13の外周面には環状溝14が形成され、該環状溝14には通水管3の内周面に水密的に密着するシール部材15が装着されている。
【0022】
水栓Aは図2に示すように、縦長の円筒状に形成された水栓本体17が、流し台や洗面台等のカウンター16に起立した状態で固定されるものである。水栓本体17の内部には、セラミックス製で略円盤型の固定板19と、該固定板19と同一素材の可動板20とを水密に重ね合わせた混合弁18が装着されており、水栓本体17の下部には給湯管21と給水管22とが接続され、湯,水は給湯管21及び給水管22により混合弁18に供給される。
【0023】
前記混合弁18の下部は吐水管1の流路8と連通し、この混合弁18と上部で連繋したレバー23を上下又は左右に操作することで、前記固定板19と可動板20との弁開閉の対応関係を変化させることによって、吐水管1の流路8に供給される湯水の流量又は温度の調節が可能である。
【0024】
前記水栓本体17の下部には支持棒24が結合され、該支持棒24をカウンター16に穿設された取付孔16aに挿通し、座金25をカウンター16の下部に当て、座金25の下部からナット26を支持棒24の外周面に螺着することにより、水栓本体17はカウンター16に起立した状態で固定されるようになっている。なお、水栓は本実施例で示したシングルレバー式に限らず、サーモスタット式或いは2ハンドル式であってもよい。
【0025】
図2は本発明の吐水管1を水栓本体17の外周面に装着した状態であり、シャワーヘッド4が通水管3の先端に支持され、該通水管3の一部がホルダー2に収納された状態では、ホース5基端の摺動部材13は通水管3の内部で奥まで収納されている。
【0026】
そして、図3に示すように通水管3を握ってホルダー2から引き出すと、通水管3に支持されたシャワーヘッド4の位置を、水栓本体17から前方の上部傾斜方向へ移動させることができる。
【0027】
次にシャワーヘッド4を通水管3から引き出すと、ホース5は通水管3の内周面に沿って水密的に摺動しながら引き出され、図4に示すよう摺動部材13が水切部材11に当接したところで停止し、ホース5の摺動部材13が水切部材11に当接するまでの範囲で、シャワーヘッド4を通水管3から引き出すことができる。なお、シャワーヘッド4は図2に示す状態から引き出してもよい。このように、水切部材はホースに付着した水が通水管の内部に浸入するのを防止するだけでなく、ホースを引き出した際に通水管から抜けるのを防止するストッパーを兼ねている。また、ホルダーには通水管とホースとが二重構造で収納されているので、ホースをホルダーの長さに制限されることなく十分な長さで引き出して使用することができる。
【0028】
以上のように本発明のホース収納式吐水管では、ホースは吐水管のみに収納され、シャワーヘッドと共に吐水管の内部から引き出すことができる。即ち、図5はホースが収納されていない吐水管が装着された水栓Cであり、この水栓Cの場合、吐水管1bの先端に形成された吐水口27から湯水が吐水される。そして、この水栓Cを、ホース収納式吐水管を備えた水栓Aに変更するには、水栓Cから吐水管1bのみを取り外して、図1に示す吐水管1を装着すればよく、吐水管以外の水栓本体17,混合弁18,その他の構成部品はすべて共通の部品を使用することができる。また、製造工程においてはホース収納式吐水管とホースが収納されていない2種類の吐水管を用意し、仕様に応じて何れかの吐水管を共通の水栓に装着すれば、異なるタイプの水栓を完成させることができる。
【0029】
図6乃至図14は本発明の別の実施形態である。
先の実施形態では、シャワーヘッドの位置を水栓本体から前方の上部傾斜方向へ引き出すには、通水管を握ってホルダーから引き出すが、さらにシャワーヘッドを引き出すには、シャワーヘッドを握って通水管から引き出す。このように、シャワーヘッドを引き出すには、最初は通水管を握り、次にシャワーヘッドを握る必要があり、操作に戸惑うものであった。本実施形態では、シャワーヘッドの引き出し時における操作性の向上を図るものである。なお、先の実施例と同一構成には同一番号を付し、詳細な説明を省略する。
【0030】
この実施形態の吐水管1aは、図6に示すように、水栓Bの外周面に回転自在に装着されるホルダー2aと、該ホルダー2aの内部に収容される円筒形の通水管3aと、内部にスライド管38を収容したシャワーヘッド4aと、前記通水管3aとスライド管38の内部に引き出し自在に収納されるホース5aとを備えている。
【0031】
前記ホルダー2aは、水栓Bの水栓本体17に外嵌される円筒部6aと、該円筒部6aから上部傾斜方向に延設した傾斜部7aとからなり、内部には水栓本体17で流量及び温度が調節された湯水が通過する流路8aが形成されている。また、ホルダー2aの内部には通水管3aが収納され、該通水管3aはホース5aを介してシャワーヘッド4aと連通している。さらに、ホルダー2aの先端外周面には、シャワーヘッド4aを着脱自在に支持するための支持部材10aが装着されている。
【0032】
前記通水管3aは金属材又は合成樹脂材により形成され、図11に示すように、ホルダー2aの内径と同径の略円筒形で、一端には係止部材3bが螺合され、該係止部材3bは内周側及び外周側に向かって鍔部3cが形成されている。また、通水管3aの他端には環状のフランジ部3dが内周側に向かって形成されている。
【0033】
前記支持部材10aは金属材又は合成樹脂材により形成された略筒形で、ホルダー2aの先端に設けられている。該支持部材10aの周面の一部にはねじ孔28が穿設されており、該ねじ孔28にビス12aを螺合することにより、ホルダー2aに対し通水管3a及び支持部材10aを結合している。また、支持部材10aの開口部31内周には、シャワーヘッド4aの引き出しを制御するための後述する拘束部材44が装着されており、ねじ孔28と隣接して操作孔29が穿設され、該操作孔29から拘束部材44の一部が外部へ突出している。
【0034】
前記シャワーヘッド4aはホルダー2aの先端に着脱自在に支持され、図12に示すように、その内部には筒部材36,スライド管38及びホース5aが順に収容されている。また、シャワーヘッド4aの基端には、シャワーヘッド4aをホルダー2aの先端に支持するための保持筒33が螺着されている。
【0035】
前記ホース5aは、図11及び図12に示すように、通水管3a及びスライド管38より小径で、その両端にホース5aより大径に形成された摺動部材13aが結合されている。該摺動部材13aの外周面には環状溝14aが形成され、該環状溝14aには通水管3a及びスライド管38の内周面に水密的に密着するシール部材15aが装着されている。
【0036】
前記筒部材36は金属材又は合成樹脂材により形成され、シャワーヘッド4aの内周面を挿通する円筒形で、シャワーヘッド4aの内周面に螺着されている。筒部材36の一端には、スライド管38の外径と略同径の第1係止部材37が螺合されている。
【0037】
前記スライド管38は金属材又は合成樹脂材により形成され、前記筒部材36より小径の略円筒形である。スライド管38の一端には、ホース5aの外径と略同径の第2係止部材39が螺合されており、他端の外周面には前記筒部材36の内周面に当接する鍔部40が形成されており、該鍔部40には環状溝41が形成され、該環状溝41にはOリング等のシール部材42が装着されている。また、スライド管38の他端には、環状のフランジ部43が内周側に突出して形成されている。
【0038】
前記保持筒33は金属材及び合成樹脂材により形成された略円筒形で、シャワーヘッド4aの基端に螺合されている。図13に示すように、保持筒33は円周上の一部を切り欠いて係止片34が形成されており、該係止片34の先端には、内周側に向けて突出した係止突起35が形成されている。この係止片34は、外力が作用すると内周方向に撓むものである。
【0039】
前記拘束部材44は、図11に示すように、板ばね45と操作ボタン48とを備え、板ばね45は弾性力を備えた金属材又は合成樹脂材により形成され、支持部材10aの内周面を環状に覆うことができるように湾曲させた略リング状であり、支持部材10aの開口部31の内周面に沿って略同一間隔毎に形成された複数個のリブ32に係止することで、周方向に移動しないように保持させている。
【0040】
前記操作ボタン48は、図11及び図13に示すように、略半球形状の頭部49と、該頭部49と一体で略長方形状に形成された係止部50と、頭部49の軸線と同軸方向に形成された凸部51とから構成されている。該凸部51には、頭部49と係止部50とを結ぶ軸線に対し垂直方向に挿通孔52が形成され、該挿通孔52は保持筒33の係止片34を挿通可能な大きさである。また、凸部51の端面には受部53が形成されており、該受部53が支持部材10aの開口部31の内周で、板ばね45の折曲部46の反対側に形成された端部52と当接して、板ばね45の弾性力により外側へ向けて付勢されることにより、操作ボタン48は支持部材10aの側面に穿設された操作孔29に開口部31側から挿通して、その頭部49が外側へ出没自在としたものである。
【0041】
図7は本実施形態の吐水管を水栓本体の外周面に装着した状態である。
本実施形態において、シャワーヘッド4aをホルダー2aから引き出して使用する場合には、まず、図7の状態において、支持部材10aから外側に突出している操作ボタン48を押すと、図11及び図12に示す保持筒33の係止突起35と操作ボタン48の凸部51との係合状態が解除され、保持筒33の係止片34が操作ボタン48の挿通孔52を挿通可能な状態となる。
【0042】
次に、この状態でシャワーヘッド4aを握り、ホルダー2aから引き出すと、通水管3a内の摺動部材13aは、通水管3aの内周面に沿って水密的に摺動しながら引き出され、図8に示すように、通水管3a内の摺動部材13aが係止部材3bの鍔部3cに当接するまでの範囲で、シャワーヘッド4aを引き出すことができる。
【0043】
そして、シャワーヘッド4aを握りさらに引き出すと、図9に示すように、シャワーヘッド4aは筒部材36の内部を摺動部材13aが水密的にスライドしながら引き出され、摺動部材13aがスライド管38の端部に螺合されている第2係止部材39に当接するまでの範囲で、シャワーヘッド4aを引き出すことができる。
【0044】
さらにシャワーヘッド4aをさらに引き出すと、図10に示すように、シャワーヘッド4aはスライド管38に対し水密的に摺動しながら引き出され、スライド管38の鍔部40が、筒部材36の端部に螺合されている第1係止部材37に当接するまでの範囲で、シャワーヘッド4aを引き出すことができる。
【0045】
本実施例の混合水栓によると、前記実施形態と同様に、ホースは吐水管のみに収納され、シャワーヘッドと共に吐水管の内部から引き出すことができる。即ち図5はホースが収納されていない吐水管が装着された水栓Cであり、この水栓Cの場合、吐水管1bの先端に形成された吐水口27から湯水が吐水される。そして、この水栓Cを、ホース収納式吐水管を備えた水栓Bに変更するには、水栓Cから吐水管1bのみを取り外して、図6に示す吐水管1aを装着すればよく、吐水管以外の水栓本体17,混合弁18,その他の構成部品はすべて共通の部品を使用することができる。また、製造工程においてはホース収納式吐水管とホースが収納されていない2種類の吐水管を用意し、仕様に応じて何れかの吐水管を共通の水栓に装着すれば、異なるタイプの水栓を完成させることができる。さらに、先の実施形態の混合水栓と比較して、シャワーヘッドのみを握ればホルダーから、シャワーヘッドをホースと共に引き出すことができ、操作性を向上させることができる。そして、ホルダーに拘束部材を設けたので、シャワーヘッドの引き出しを制御することができる。
【0046】
【発明の効果】
請求項1では、吐水管は、シャワーヘッドと接続したホースが吐水管の内部のみに引き出し自在に収納されるので、ホースが収納されていない吐水管が装着された水栓から吐水管のみを取り外して、本発明の吐水管を水栓に装着することで、ホース収納式の吐水管を備えた水栓に変更することができ、構成部品の共通化を図ることができる。したがって、製造工程においては本発明の吐水管と、ホースが収納されていない2種類の吐水管を用意し、仕様に応じて何れかの吐水管を共通の水栓に装着すれば、異なるタイプの水栓を完成させることができる。また、水栓の利用者は、ホースが収納されていない吐水管を備えた水栓がカウンターに固定されている場合に、吐水管を取り外し、本発明の吐水管を装着するだけで、ホースが収納された吐水管を備えた水栓に変更することができ、安価な費用で作業性の優れた水栓に変更が可能となる。なお、ホースはカウンターの取付孔を挿通しないので、取付孔の孔径を変更しなくても水栓を固定することができる。
【0047】
請求項3では、吐水管は、シャワーヘッド内に収容されたホースが吐水管及びシャワーヘッドの内部に引き出し自在に収納されるので、ホースが収納されていない吐水管が装着された水栓から吐水管のみを取り外して、本発明の吐水管を水栓に装着することで、ホース収納式の吐水管を備えた水栓に変更することができ、構成部品の共通化を図ることができる。したがって、製造工程においては本発明の吐水管と、ホースが収納されていない2種類の吐水管を用意し、仕様に応じて何れかの吐水管を共通の水栓に装着すれば、異なるタイプの水栓を完成させることができる。また、水栓の利用者は、ホースが収納されていない吐水管を備えた水栓がカウンターに固定されている場合に、吐水管を取り外し、本発明の吐水管を装着するだけで、ホースが収納された吐水管を備えた水栓に変更することができ、安価な費用で作業性の優れた水栓に変更が可能となる。なお、ホースはカウンターの取付孔を挿通しないので、取付孔の孔径を変更しなくても水栓を固定することができる。
【0048】
また、吐水管のホルダーには通水管とホースとが二重構造で収納されているので、ホースをホルダーの長さに制限されることなく十分な長さで引き出して使用することができる
【0049】
さらに、ホ−スは摺動部材が通水管内及びスライド管の内周面に沿ってスムーズに摺動させることができる。
【0050】
請求項6及び7によるホース収納式吐水管を備えた水栓は、ホースが吐水管の内部に収納されるので、ホースを備えていない水栓と構成部品の共通化が可能であり、カウンターの孔径を変更しなくても固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホース収納式吐水管の縦断面図である。
【図2】図1のホース収納式吐水管を装着した水栓の縦断面図である。
【図3】図2の水栓の通水管をホルダーから引き出した状態の説明図である。
【図4】図3の水栓のシャワーヘッドを通水管から引き出した状態の説明図である。
【図5】ホースが収納されていない吐水管が装着された水栓の説明図である。
【図6】本発明の別の実施形態によるホース収納式吐水管の縦断面図である。
【図7】図6のホース収納式吐水管を装着した水栓の縦断面図である。
【図8】図7の混合水栓において、シャワーヘッドを引き出した状態の説明図である。
【図9】図8の混合水栓において、シャワーヘッドをさらに引き出した状態の説明図である。
【図10】図9の混合水栓において、シャワーヘッドをさらに引き出した状態の説明図である。
【図11】ホルダー内に収容された拘束部材の構成を示す説明図である。
【図12】シャワーヘッド内に収容されたスライド管及びホースの構成を示す説明図である。
【図13】支持筒と操作ボタンの関係を示す説明図である。
【図14】従来の水栓の説明図である。
【符号の説明】
1,1a 吐水管
2,2a ホルダー
3,3a 通水管
4,4a シャワーヘッド
5,5a ホース
13,13a 摺動部材
16 カウンター
17,17a 水栓本体
18 混合弁
38 スライド管
A,B 水栓

Claims (10)

  1. 水栓に装着されるホルダーと、該ホルダーの内部に収納される通水管と、該通水管の内部に引き出し自在に収納されるホースと、該ホースの先端に接続され、通水管に着脱自在に支持されるシャワーヘッドとを備えたことを特徴とするホース収納式吐水管。
  2. 前記通水管はホルダーの内部を摺動自在に収納されることを特徴とする請求項1記載のホース収納式吐水管。
  3. 水栓に装着されるホルダーと、該ホルダーの内部に収納される通水管と、内部にスライド管を収容したシャワーヘッドと、前記通水管及びスライド管の内部に引き出し自在に収容されるホースとを備えたことを特徴とするホース収納式吐水管。
  4. 前記ホースに摺動部材を結合し、該摺動部材が通水管内を水密的に摺動することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のホース収納式吐水管。
  5. 前記ホースに摺動部材を結合し、該摺動部材がスライド管内を水密的に摺動することを特徴とする請求項3記載のホース収納式吐水管。
  6. カウンターに固定される水栓本体と、該水栓本体に収容される混合弁と、該混合弁で調節された湯水が吐水される吐水管とを備え、該吐水管は水栓本体に装着されるホルダーと、該ホルダーの内部に収納される通水管と、該通水管の内部に引き出し自在に収納されるホースと、該ホースの先端に接続され、通水管に着脱自在に支持されるシャワーヘッドとを備えたことを特徴とするホース収納式吐水管を備えた水栓。
  7. 前記通水管はホルダーの内部を摺動自在に収納されることを特徴とする請求項6記載のホース収納式吐水管を備えた水栓。
  8. カウンターに固定される水栓本体と、該水栓本体に収容される混合弁と、該混合弁で調節された湯水が吐水される吐水管とを備え、該吐水管は水栓本体に装着されるホルダーと、該ホルダーの内部に収納される通水管と、内部にスライド管を収容したシャワーヘッドと、前記通水管及びスライド管の内部に引き出し自在に収容されるホースとを備えたことを特徴とするホース収納式吐水管を備えた水栓。
  9. 前記ホースに摺動部材を結合し、該摺動部材が通水管内を水密的に摺動することを特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載のホース収納式吐水管を備えた水栓。
  10. 前記ホースに摺動部材を結合し、該摺動部材がスライド管内を水密的に摺動することを特徴とする請求項8記載のホース収納式吐水管を備えた水栓。
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