JP2004222341A - 電源システム - Google Patents

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Atsushi Morimoto
篤史 森本
Satoshi Ueno
智 上野
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Abstract

【課題】負荷に供給する電力を適正値にして、消費電力の低減と安定した電力の供給と、自然エネルギーによる発電電力の有効利用を目的として、節電効果と自然エネルギー利用を同時に達成することを目的とする。
【解決手段】系統電源1と負荷2の間に接続される電圧安定化手段3と創エネ手段として太陽光発電手段4を備え、前記創エネ手段を電圧安定化手段3に内部リンクする構成とし、電圧安定化手段3の負荷側は供給電圧を適正値に制御し、入力側は創エネ手段による発電電力と節電電力を系統電源1へ回生するように制御することにより、一台の3アームあるいは4アームインバータで節電機器と系統連系インバータを実現することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池、風力発電等の自然エネルギーを電力変換し、系統と連系する系統連系インバータや、負荷に供給する電圧を最適に制御し節電効果を上げる節電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の節電装置は、交流電圧の過剰な電圧を下げ、消費電力を少なくする機能を有する、家庭用あるいは業務用のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、その節電装置について図73を参照しながら説明する。
【0004】
図に示すように、節電装置101は、交流電源102および負荷103の間に配された直列変圧器104と、出力側が直列変圧器104の2次巻線に接続された回生型インバータ105を備えることにより、負荷103に印加される電圧を制御する。また、この構成により、回生型インバータ105の出力を連続的に制御することにより負荷103に印加される電圧を連続的に制御し、負荷103側へ安定した節電電力を供給することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−270884号公報(要約、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の節電装置では、インバータを使用することで連続的に負荷の電圧を制御し、負荷へ安定した節電電力を供給することで節電効果を高めることで電力の有効利用をすることはできるが、自然エネルギーを利用することはできない。また、系統連系インバータは、自然エネルギーから取り出された電力を使用可能なエネルギーに変換して系統電源と連系することで利用できるが、負荷の電圧を連続的に制御して負荷への節電電力を制御し、電力の有効利用をすることはできないという課題があり、環境破壊や地球温暖化の防止の観点から電力の有効利用と自然エネルギーを利用した省エネルギー化が強く求められている。
【0007】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、節電装置に発電装置を接続し、インバータを効果的に制御することにより、自然エネルギーから発電された電力を利用し、また、従来どおり負荷への安定した節電電力を供給することで電力の有効利用と省エネルギー化の両立を可能とする電源システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電源システムは上記目的を達成するために、交流電源および負荷の間に負荷側電圧を定電圧に制御する電圧安定化手段と、前記電圧安定化手段に内部リンクする創エネ手段または蓄電手段を設ける構成としたものである。
【0009】
本発明によれば、創エネ手段あるいは蓄電手段から交流電源に連系し、電力を逆潮流させると共に電圧安定化手段にて負荷に供給する電圧を調整することで、負荷に対して安定した電圧にて電力供給すると共に、電力逆潮流により電力消費量を低減することを可能とすることができる。
【0010】
また、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段または蓄電手段を設ける構成としたものである。
【0011】
本発明によれば、回生型インバータにより負荷に供給する過剰な電力を回生すると共に創エネ手段、蓄電手段により自然エネルギーを交流電源に逆潮流することで、より電力使用量を下げることを可能とすることができる。
【0012】
さらに、交流電源および負荷の間に負荷側電圧を定電圧に制御する電圧安定化手段と、前記電圧安定化手段に内部リンクする創エネ手段と、前記創エネ手段あるいは前記電圧安定化手段により抽出した交流電源の余剰電力を蓄積する第二蓄電手段を設ける構成としたものである。
【0013】
本発明によれば、創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力を第二蓄電手段に蓄積することができ、負荷の平準化を可能とすることができる。
【0014】
また、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段を設ける構成としたものである。
【0015】
本発明によれば、交流電源からの供給電圧が低下した際には、創エネ手段から不足電力を供給し、供給電圧が上昇した際には節電手段により負荷にとって最適な電圧への制御を可能とすることができる。
【0016】
さらに、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする第三蓄電手段を設ける構成としたものである。
【0017】
本発明によれば、交流電源からの供給電圧が低下した際には、第三蓄電手段から不足電力を供給し、供給電圧が上昇した際には節電手段により負荷にとって最適な電圧への制御を行うと同時に、余剰電力を第三蓄電手段への蓄電を可能とすることができる。
【0018】
また、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段と、前記創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力を蓄積する第四蓄電手段を設ける構成としたものである。
【0019】
本発明によれば、交流電源からの供給電圧が低下した際には、第四蓄電手段および創エネ手段から不足電力を供給し、供給電圧が上昇した際には、節電手段により負荷側への供給電圧を最適に制御すると同時に、節電手段からの余剰電力及び創エネ手段からの発電電力を第四蓄電手段に蓄電することができる。
【0020】
さらに、第二電圧安定化手段は、交流電源および負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された双方向インバータによる構成としたものである。
【0021】
本発明によれば、負荷に供給する電圧を効率よく安定化する電源システムとすることができる。
【0022】
また、電圧安定化手段は、交流電源および負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された双方向インバータによる構成としたものである。
【0023】
本発明によれば、電圧安定化手段を直列変圧器と双方向インバータによる構成とすることで、電圧安定化に伴う余剰、あるいは過少電力を効率良く回生あるいは追加供給を可能とすることができる。
【0024】
さらに、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段と、前記創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力を蓄積する第二蓄電手段を設ける構成としたものである。
【0025】
本発明によれば、創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力あるいは節電手段による節電電力を第二蓄電手段に蓄積することができ、負荷の平準化を可能とすることができる。
【0026】
また、節電手段は、交流電源および負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された回生型インバータによる構成としたものである。
【0027】
本発明によれば、節電手段を直列変圧器と回生型インバータによる構成とすることで、負荷に供給する電圧を最適とすることで、余剰電力を効率良く回生することができる。
【0028】
さらに、節電手段を創エネ手段あるいは蓄電手段の連系インバータとして利用する連系インバータ制御手段を備えた構成としたものである。
【0029】
本発明によれば、節電手段を創エネ手段あるいは蓄電手段の交流電源との連系インバータとして利用することで、より回路構成の簡略化が可能となり、より小型で安価な電源システムを可能とすることができる。
【0030】
また、電圧安定化手段を創エネ手段あるいは蓄電手段の連系インバータとして利用する第二連系インバータ制御手段を備えた構成としたものである。
【0031】
本発明によれば、電圧安定化手段を創エネ手段あるいは蓄電手段の交流電源との連系インバータとして利用することで、より回路構成の簡略化が可能となり、より小型で安価な電源システムを可能とすることができる。
【0032】
さらに、双方向インバータを創エネ手段あるいは蓄電手段の連系インバータとして利用する構成としたものである。
【0033】
本発明によれば、電圧安定化手段にて使用する双方向インバータを創エネ手段あるいは蓄電手段の交流電源との連系インバータとして利用することで、より回路構成の簡略化が可能となり、より小型で安価な電源システムを可能とすることができる。
【0034】
また、創エネ手段の発電電力を検出する発電電力検出手段を備える構成としたものである。
【0035】
本発明によれば、発電電力検知手段を備えることで、自然エネルギーの利用度合いを把握でき、ユーザーの利便性を増すと共に、省エネに対する意識向上を可能とすることができる。
【0036】
さらに、発電電力検出手段は、電圧安定化手段に内部リンクする電圧を検出する内部リンク電圧検出手段と、電流を検出する内部リンク電流検出手段と、前記内部リンク電圧検出手段により検出した内部リンク電圧と前記内部リンク電流検出手段により検出した内部リンク電流とにより発電電力を演算する発電電力演算手段を備える構成としたものである。
【0037】
本発明によれば、内部リンクする部分の電圧、電流を計測することで、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を可能とすることができる。
【0038】
また、発電電力検出手段は、節電手段に内部リンクする電圧を検出する第二内部リンク電圧検出手段と、電流を検出する第二内部リンク電流検出手段と、前記第二内部リンク電圧検出手段により検出した前記節電手段に内部リンクする電圧と前記第二内部リンク電流検出手段により検出した前記節電手段に内部リンクする電流とにより発電電力を演算する第二発電電力演算手段を備える構成としたものである。
【0039】
本発明によれば、内部リンクする部分の電圧、電流を計測することで、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を可能とすることができる。
【0040】
さらに、発電電力検出手段は、電圧安定化手段の入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、前記電圧安定化手段の入力電流を検出する入力電流検出手段と、負荷に供給している電流を検出する負荷電流検出手段と、前記入力電圧検出手段により検出した前記電圧安定化手段の入力電圧と前記入力電流検出手段により検出した前記電圧安定化手段の入力電流と前記負荷電流検出手段により検出した負荷に供給している電流により発電電力を演算する第三発電電力演算手段を備える構成としたものである。
【0041】
本発明によれば、内部リンクする部分の電圧、電流を計測することで、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を可能とすることができる。
【0042】
また、発電電力検出手段は、節電手段の入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、前記節電手段の入力電流を検出する入力電流検出手段と、負荷に供給している電流を検出する負荷電流検出手段と、前記入力電圧検出手段により検出した前記節電手段の入力電圧と前記入力電流検出手段により検出した前記節電手段の入力電流と前記負荷電流検出手段により検出した負荷に供給している電流とにより発電電力を演算する第四発電電力演算手段を備える構成としたものである。
【0043】
本発明によれば、内部リンクする部分の電圧、電流を計測することで、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を可能とすることができる。
【0044】
さらに、夜間電力を蓄電手段に蓄積するよう制御する夜間電力蓄電手段と、交流電源電圧が低下した時に蓄積した夜間電力を負荷に供給する電圧低下補償手段を備える構成としたものである。
【0045】
本発明によれば、夜間電力を蓄積するよう制御する夜間電力蓄電手段を備えることで、交流電源電圧が低下した時にも負荷に対して安定した電圧の供給を可能とすることができる。
【0046】
また、交流電源の電源電圧の状態により、蓄電手段の充放電を制御する充放電制御手段を備える構成としたものである。
【0047】
本発明によれば、交流電源の電源電圧の状態に合わせて蓄電手段の充放電を行うことで、交流電源からの供給電力を平準化することができると共に、負荷に供給する電力の安定化を可能とすることができる。
【0048】
さらに、発電電力検出手段と、負荷へ供給する電力を検出する負荷電力検出手段と、節電手段により電源側へ回生する節電電力検出手段と、蓄電手段への充放電を最適に制御する蓄電最適制御手段を備える構成としたものである。
【0049】
本発明によれば、創エネ手段からの発電電力と、負荷への供給電力から節電手段により余剰電力を最適に分配することで、交流電源の安定化と蓄電手段の蓄積電力の安定化を可能とすることができる。
【0050】
また、負荷に供給する電圧を検出する負荷電圧検出手段と、負荷へ供給する目標電圧を設定する目標電圧設定手段と、負荷電圧と目標電圧の偏差により蓄電手段の充放電を制御する第二充放電制御手段を備える構成としたものである。
【0051】
本発明によれば、負荷への供給電圧と目標電圧の偏差から過不足分を蓄電手段で補償することで、負荷電圧の安定化が図れ、電源の信頼性の向上を可能とすることができる。
【0052】
さらに、交流電源の状態に関係なく、創エネ手段から電源を供給する第二電源供給手段を備える構成としたものである。
【0053】
本発明によれば、交流電源の状態に関係なく、創エネ手段から電源供給できるようにすることで、自然エネルギーの有効活用を可能とすることができる。
【0054】
また、負荷に流れる電流、あるいは負荷に供給する電力により創エネ手段の発電電力を調整する発電電力調整手段を備える構成としたものである。
【0055】
本発明によれば、負荷に流れる電流、あるいは電力、及び蓄電手段の電圧、及び交流電源の電源電圧から創エネ手段の発電電力を制御することで、交流電源からの電力供給の抑制、及び交流電源の電圧上昇抑制、蓄電手段の過充電防止を可能とすることができる。
【0056】
さらに、電圧安定化手段あるいは回生型インバータは、スイッチング素子と逆並列に接続したダイオードを上下に直列接続した直列アームを3本互いに並列接続した3アームインバータを備える構成としたものである。
【0057】
本発明によれば、電圧安定化手段あるいは回生型インバータに3アームインバータを備えることで、より回路構成を簡略化することができ、より安価な電源システムの構築を可能とすることができる。
【0058】
また、電圧安定化手段あるいは回生型インバータは、スイッチング素子と逆並列に接続したダイオードを上下に直列接続した直列アームを、少なくとも4本以上互いに並列接続した双方向インバータを備える構成としたものである。
【0059】
本発明によれば、電圧安定化手段あるいは回生型インバータに4アーム以上の双方向インバータを備えることで、電圧補償幅の向上を可能とすることができる。
【0060】
さらに、交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により連系インバータを電流制御から電圧制御に切り換えるインバータ制御変更手段を備える構成としたものである。
【0061】
本発明によれば、連系インバータを電流制御から電圧制御に切り換えることで、独立電源として負荷への電源供給を可能とすることができる。
【0062】
また、交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により節電手段の節電運転を停止する節電停止手段を備える構成としたものである。
【0063】
本発明によれば、交流電源からの電力供給が停止した際に節電運転を停止することで、電源システム内部の損失を低減することができ、システム全体の効率の向上を可能とすることができる。
【0064】
さらに、交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により節電手段の節電電圧幅を下げる節電電圧変更手段を備える構成としたものである。
【0065】
本実施例によれば、交流電源からの電力供給が停止した際に節電手段の節電電圧幅を下げることで、簡易的な3アーム構成のインバータにおいても、系統連系、節電制御、独立電源として機能することができ、さらに電源システム内部の損失を低減することでシステム全体の効率の向上を可能とすることができる。
【0066】
また、交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により電圧安定化手段の電圧安定化運転を停止する電圧安定化停止手段を備える構成としたものである。
【0067】
本発明によれば、交流電源からの電力供給が停止した際に電圧安定化運転を停止することで、電源システム内部の損失を低減することができ、システム全体の効率の向上を可能とすることができる。
【0068】
さらに、交流電源の主幹ブレーカーの容量と創エネ手段あるいは蓄電手段の最大出力容量との合計容量を少なくとも上回る容量を有した配電手段を備える構成としたものである。
【0069】
本発明によれば、交流電源の主幹ブレーカー容量と創エネ手段あるいは蓄電手段の最大出力容量との合計容量より大容量の配電手段を備えることで、接続できる負荷容量は最大で、交流電源の主幹ブレーカー容量と創エネ手段あるいは蓄電手段の最大出力容量の合計容量まで可能とすることができる。
【0070】
また、交流電源の主幹ブレーカーの容量と創エネ手段の最大出力容量と蓄電手段の最大出力容量の合計容量を少なくとも上回る容量を有した第二配電手段を備える構成としたものである。
【0071】
本発明によれば、交流電源の主幹ブレーカー容量と創エネ手段の最大出力容量と蓄電手段の最大出力容量との合計容量より大容量の第二配電手段を備えることで、接続できる負荷容量は最大で、交流電源の主幹ブレーカー容量と創エネ手段及び蓄電手段の最大出力容量の合計容量まで可能とすることができる。
【0072】
さらに、配電手段あるいは第二配電手段からの電力を分岐する電力分岐手段を備える構成としたものである。
【0073】
本発明によれば、配電手段あるいは第二配電手段からの電力を分岐する電力分岐手段を備えることで、大容量の配電線を引き回す距離を短縮することができ、負荷への配線コストダウンを可能とすることができる。
【0074】
また、交流電源の電源電圧の状態により、節電電力を交流電源に回生する回生電流制御手段と節電電力を蓄電手段に充電する第三充放電制御手段を備える構成としたものである。
【0075】
本発明によれば、交流電源の電源電圧の状態により節電電力の余剰分を蓄電手段あるいは交流電源に振り分けることで、交流電源に対して集中連系していた時の電圧上昇防止を可能とすることができる。
【0076】
さらに、負荷の変動に応じて蓄電手段の充放電を制御する第四充放電制御手段を備える構成としたものである。
【0077】
本発明によれば、負荷の変動に応じて蓄電手段の充放電を制御することで、交流電源に過剰で急激な負荷変動の防止を可能とすることができる。
【0078】
また、負荷の変動に応じて節電手段の制御量を変更する節電制御変更手段を備える構成としたものである。
【0079】
本発明によれば、負荷の変動に応じて節電手段の制御量を変更することで、負荷に供給する電圧の低下の防止を可能とすることができる。
【0080】
さらに、交流電源の電源電圧の変動に応じて節電手段の制御量を変更する第二節電制御変更手段を備える構成としたものである。
【0081】
本発明によれば、交流電源の電源電圧の変動に応じて節電手段の制御量を変更することで、負荷に供給する電圧の急激な上昇あるいは低下の防止を可能とすることができる。
【0082】
また、交流電源の電源電圧、電流あるいは電力、負荷への供給電圧、電流、あるいは電力、創エネ手段の電圧、電流あるいは電力、蓄電手段の電圧、電流あるいは電力の少なくとも何れか1つ以上を表示する表示手段を備える構成としたものである。
【0083】
本発明によれば、電源側、負荷側、あるいは蓄電側の電圧、電流、電力を表示することで、ユーザーの電源状態認識、節電意識の向上を可能とすることができる。
【0084】
さらに、交流電源からの電力削減量を表示するシステム効果表示手段を備える構成としたものである。
【0085】
本発明によれば、交流電源からの電力の削減量を表示することで、資源エネルギーに対する消費者意識の向上、環境意識の向上を可能とすることができる。
【0086】
また、契約電力と負荷の使用電力に応じて、蓄電手段の充放電を制御する契約電力制限手段を備える構成としたものである。
【0087】
本発明によれば、契約電力と負荷の使用電力に応じて蓄電手段の充放電を制御することで、契約電力を超過することがなくなると同時に、超過した過剰使用電力を蓄電手段の電力で補償するため、主幹ブレーカーによる電源遮断発生を未然に防止することを可能とすることができる。
【0088】
さらに、交流電源からの電力削減量を表示するシステム効果表示手段を備える構成としたものである。
【0089】
本発明によれば、交流電源からの電力の削減量を表示することで、資源エネルギーに対する消費者意識の向上、環境意識の向上を可能とすることができる。
【0090】
また、蓄電手段の電圧が一定以上の場合、蓄電手段への充電を停止する充電停止手段を備える構成としたものである。
【0091】
本発明によれば、蓄電手段の電圧が一定以上の場合、充電を停止することで、蓄電手段への過充電を防止することができ、電源システムの安全性を高めることができる。
【0092】
さらに、蓄電手段の電圧が一定以下の場合、蓄電手段からの放電を停止する放電停止手段を備える構成としたものである。
【0093】
本発明によれば、蓄電手段の電圧が一定以下の場合、放電を停止することで、蓄電手段からの過放電を防止することができ、電源システムの保守、メンテナンス作業の削減をすることができる。
【0094】
また、創エネ手段が電圧安定化手段あるいは節電手段に内部リンクする点を切換えるリンク変更手段を備える構成としたものである。
【0095】
本発明によれば、創エネ手段、あるいは蓄電手段からの電力変換時の損失を低減し、効率よく利用することができる。
【0096】
【発明の実施の形態】
本発明の電源システムは上記目的を達成するために、交流電源および負荷の間に負荷側電圧を定電圧に制御する電圧安定化手段と、前記電圧安定化手段に内部リンクする創エネ手段または蓄電手段を設ける構成とすることで、創エネ手段あるいは蓄電手段から交流電源に連系し、電力を逆潮流させると共に電圧安定化手段にて負荷に供給する電圧を調整し、負荷に対して安定した電圧にて電力供給すると共に、電力逆潮流により電力消費量を低減することを可能とすることができるという作用を有する。
【0097】
また、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段または蓄電手段を設ける構成とすることで、回生型インバータにより負荷に供給する過剰な電力を回生すると共に創エネ手段、蓄電手段により自然エネルギーを交流電源に逆潮流し、より電力使用量を下げることを可能とすることができるという作用を有する。
【0098】
さらに、交流電源および負荷の間に負荷側電圧を定電圧に制御する電圧安定化手段と、前記電圧安定化手段に内部リンクする創エネ手段と、前記創エネ手段あるいは前記電圧安定化手段により抽出した交流電源の余剰電力を蓄積する第二蓄電手段を設ける構成とすることで、創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力を第二蓄電手段に蓄積することができ、負荷の平準化を可能とすることができるという作用を有する。
【0099】
また、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段を設ける構成とすることで、交流電源からの供給電圧が低下した際には、創エネ手段から不足電力を供給し、供給電圧が上昇した際には節電手段により負荷にとって最適な電圧への制御を可能とすることができるという作用を有する。
【0100】
さらに、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする第三蓄電手段を設ける構成とすることで、交流電源からの供給電圧が低下した際には、第三蓄電手段から不足電力を供給し、供給電圧が上昇した際には節電手段により負荷にとって最適な電圧への制御を行うと同時に、余剰電力を第三蓄電手段への蓄電を可能とすることができるという作用を有する。
【0101】
また、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段と、前記創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力を蓄積する第四蓄電手段を設ける構成とすることで、交流電源からの供給電圧が低下した際には、第四蓄電手段および創エネ手段から不足電力を供給し、供給電圧が上昇した際には、節電手段により負荷側への供給電圧を最適に制御すると同時に、節電手段からの余剰電力及び創エネ手段からの発電電力を第四蓄電手段に蓄電することができるという作用を有する。
【0102】
さらに、第二電圧安定化手段は、交流電源および負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された双方向インバータによる構成とすることで、負荷に供給する電圧を効率よく安定化する電源システムとすることができるという作用を有する。
【0103】
また、節電手段は、交流電源および負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された回生型インバータによる構成とすることで、負荷に供給する電圧を最適とし、余剰電力を効率良く回生することができるという作用を有する。
【0104】
さらに、節電手段を創エネ手段あるいは蓄電手段の連系インバータとして利用する連系インバータ制御手段を備える構成とすることで、より回路構成の簡略化が可能となり、より小型で安価な電源システムを可能とすることができるという作用を有する。
【0105】
また、電圧安定化手段を創エネ手段あるいは蓄電手段の連系インバータとして利用する第二連系インバータ制御手段を備えた構成とすることで、より回路構成の簡略化が可能となり、より小型で安価な電源システムを可能とすることができるという作用を有する。
【0106】
さらに、創エネ手段の発電電力を検出する発電電力検出手段を備える構成とすることで、自然エネルギーの利用度合いを把握でき、ユーザーの利便性を増すと共に、省エネに対する意識向上を可能とすることができるという作用を有する。
【0107】
また、発電電力検出手段は、電圧安定化手段に内部リンクする電圧を検出する内部リンク電圧検出手段と、電流を検出する内部リンク電流検出手段と、前記内部リンク電圧検出手段により検出した内部リンク電圧と前記内部リンク電流検出手段により検出した内部リンク電流とにより発電電力を演算する発電電力演算手段を備える構成とすることで、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を可能とすることができるという作用を有する。
【0108】
さらに、発電電力検出手段は、節電手段に内部リンクする電圧を検出する第二内部リンク電圧検出手段と、電流を検出する第二内部リンク電流検出手段と、前記第二内部リンク電圧検出手段により検出した前記節電手段に内部リンクする電圧と前記第二内部リンク電流検出手段により検出した前記節電手段に内部リンクする電流とにより発電電力を演算する第二発電電力演算手段を備える構成とすることで、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を可能とすることができるという作用を有する。
【0109】
また、発電電力検出手段は、電圧安定化手段の入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、前記電圧安定化手段の入力電流を検出する入力電流検出手段と、負荷に供給している電流を検出する負荷電流検出手段と、前記入力電圧検出手段により検出した前記電圧安定化手段の入力電圧と前記入力電流検出手段により検出した前記電圧安定化手段の入力電流と前記負荷電流検出手段により検出した負荷に供給している電流により発電電力を演算する第三発電電力演算手段を備える構成とすることで、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を可能とすることができるという作用を有する。
【0110】
さらに、発電電力検出手段は、節電手段の入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、前記節電手段の入力電流を検出する入力電流検出手段と、負荷に供給している電流を検出する負荷電流検出手段と、前記入力電圧検出手段により検出した前記節電手段の入力電圧と前記入力電流検出手段により検出した前記節電手段の入力電流と前記負荷電流検出手段により検出した負荷に供給している電流とにより発電電力を演算する第四発電電力演算手段を備える構成とすることで、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を可能とすることができるという作用を有する。
【0111】
また、夜間電力を蓄電手段に蓄積するよう制御する夜間電力蓄電手段と、交流電源電圧が低下した時に蓄積した夜間電力を負荷に供給する電圧低下補償手段を備える構成とすることで、交流電源電圧が低下した時にも負荷に対して安定した電圧の供給を可能とすることができるという作用を有する。
【0112】
さらに、交流電源の電源電圧の状態により、蓄電手段の充放電を制御する充放電制御手段を備える構成とすることで、交流電源からの供給電力を平準化することができると共に、負荷に供給する電力の安定化を可能とすることができるという作用を有する。
【0113】
また、発電電力検出手段と、負荷へ供給する電力を検出する負荷電力検出手段と、節電手段により電源側へ回生する節電電力検出手段と、蓄電手段への充放電を最適に制御する蓄電最適制御手段を備える構成とすることで、創エネ手段からの発電電力と、負荷への供給電力から節電手段により余剰電力を最適に分配し、交流電源の安定化と蓄電手段の蓄積電力の安定化を可能とすることができるという作用を有する。
【0114】
さらに、負荷に供給する電圧を検出する負荷電圧検出手段と、負荷へ供給する目標電圧を設定する目標電圧設定手段と、負荷電圧と目標電圧の偏差により蓄電手段の充放電を制御する第二充放電制御手段を備える構成とすることで、負荷への供給電圧と目標電圧の偏差から過不足分を蓄電手段で補償し、負荷電圧の安定化が図れ、電源の信頼性の向上を可能とすることができるという作用を有する。
【0115】
また、交流電源の状態に関係なく、創エネ手段から電源を供給する第二電源供給手段を備える構成とすることで、交流電源の状態に関係なく、創エネ手段から電源供給でき、自然エネルギーの有効活用を可能とすることができるという作用を有する。
【0116】
さらに、負荷に流れる電流、あるいは負荷に供給する電力、及び蓄電手段の電圧、及び交流電源の電源電圧により創エネ手段の発電電力を調整する発電電力調整手段を備える構成とすることで、負荷に流れる電流、あるいは電力から創エネ手段の発電電力を制御し、交流電源からの電力供給の抑制、及び交流電源の電圧上昇抑制、蓄電手段の過充電防止を可能とすることができるという作用を有する。
【0117】
また、電圧安定化手段あるいは回生型インバータは、スイッチング素子と逆並列に接続したダイオードを上下に直列接続した直列アームを3本互いに並列接続した3アームインバータを備える構成とすることで、より回路構成を簡略化することができ、より安価な電源システムの構築を可能とすることができるという作用を有する。
【0118】
さらに、電圧安定化手段あるいは回生型インバータは、スイッチング素子と逆並列に接続したダイオードを上下に直列接続した直列アームを、少なくとも4本以上互いに並列接続した双方向インバータを備える構成とすることで、電圧補償幅の向上を可能とすることができるという作用を有する。
【0119】
また、交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により連系インバータを電流制御から電圧制御に切り換えるインバータ制御変更手段を備える構成とすることで、独立電源として負荷への電源供給を可能とすることができるという作用を有する。
【0120】
さらに、交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により節電手段の節電運転を停止する節電停止手段を備える構成とすることで、電源システム内部の損失を低減することができ、システム全体の効率の向上を可能とすることができるという作用を有する。
【0121】
また、交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により節電手段の節電電圧幅を下げる節電電圧変更手段を備える構成とすることで、簡易的な3アーム構成のインバータにおいても、系統連系、節電制御、独立電源として機能することができ、さらに電源システム内部の損失を低減することでシステム全体の効率の向上を可能とすることができるという作用を有する。
【0122】
さらに、交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により電圧安定化手段の電圧安定化運転を停止する電圧安定化停止手段を備える構成とすることで、電源システム内部の損失を低減することができ、システム全体の効率の向上を可能とすることができるという作用を有する。
【0123】
また、交流電源の主幹ブレーカーの容量と創エネ手段あるいは蓄電手段の最大出力容量との合計容量を少なくとも上回る容量を有した配電手段を備える構成とすることで、接続できる負荷容量は最大で、交流電源の主幹ブレーカー容量と創エネ手段あるいは蓄電手段の最大出力容量の合計容量まで可能とすることができるという作用を有する。
【0124】
さらに、交流電源の主幹ブレーカーの容量と創エネ手段の最大出力容量と蓄電手段の最大出力容量の合計容量を少なくとも上回る容量を有した第二配電手段を備える構成とすることで、接続できる負荷容量は最大で、交流電源の主幹ブレーカー容量と創エネ手段及び蓄電手段の最大出力容量の合計容量まで可能とすることができるという作用を有する。
【0125】
また、配電手段あるいは第二配電手段からの電力を分岐する電力分岐手段を備える構成とすることで、大容量の配電線を引き回す距離を短縮することができ、負荷への配線コストダウンを可能とすることができるという作用を有する。
【0126】
さらに、交流電源の電源電圧の状態により、節電電力を交流電源に回生する回生電流制御手段と節電電力を蓄電手段に充電する第三充放電制御手段を備える構成とすることで、交流電源の電源電圧の状態により節電電力の余剰分を蓄電手段あるいは交流電源に振り分け、交流電源に対して集中連系していた時の負荷側の電圧上昇防止を可能とすることができるという作用を有する。
【0127】
また、負荷の変動に応じて蓄電手段の充放電を制御する第四充放電制御手段を備える構成とすることで、交流電源に過剰で急激な負荷変動の防止を可能とすることができるという作用を有する。
【0128】
さらに、負荷の変動に応じて節電手段の制御量を変更する節電制御変更手段を備える構成とすることで、負荷に供給する電圧の低下の防止を可能とすることができるという作用を有する。
【0129】
また、交流電源の電源電圧の変動に応じて節電手段の制御量を変更する第二節電制御変更手段を備える構成とすることで、負荷に供給する電圧の急激な上昇あるいは低下の防止を可能とすることができるという作用を有する。
【0130】
さらに、交流電源の電源電圧、電流あるいは電力、負荷への供給電圧、電流、あるいは電力、創エネ手段の電圧、電流あるいは電力、蓄電手段の電圧、電流あるいは電力の少なくとも何れか1つ以上を表示する表示手段を備える構成とすることで、ユーザーの電源状態認識、節電意識の向上を可能とすることができるという作用を有する。
【0131】
また、契約電力と負荷の使用電力に応じて、蓄電手段の充放電を制御する契約電力制限手段を備える構成とすることで、契約電力と負荷の使用電力に応じて蓄電手段の充放電を制御し、契約電力を超過することがなくなると同時に、超過した過剰使用電力を蓄電手段の電力で補償するため、主幹ブレーカーによる電源遮断発生を未然に防止することを可能とすることができるという作用を有する。
【0132】
さらに、交流電源からの電力削減量を表示するシステム効果表示手段を備える構成とすることで、交流電源からの電力の削減量を表示し、資源エネルギーに対する消費者意識の向上、環境意識の向上を可能とすることができるという作用を有する。
【0133】
また、蓄電手段の電圧が一定以上の場合、蓄電手段への充電を停止する充電停止手段を備える構成とすることで、蓄電手段への過充電を防止することができ、電源システムの安全性を高めることができるという作用を有する。
【0134】
さらに、蓄電手段の電圧が一定以下の場合、蓄電手段からの放電を停止する放電停止手段を備える構成とすることで、蓄電手段からの過放電を防止することができ、電源システムの保守、メンテナンス作業の削減をすることができるという作用を有する。
【0135】
また、創エネ手段が電圧安定化手段あるいは節電手段に内部リンクする点を切換えるリンク変更手段を備える構成とすることで、創エネ手段、あるいは蓄電手段からの電力変換時の損失を低減し、効率よく利用することができるという作用を有する。
【0136】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0137】
(実施例1)
以下、本発明の第1実施例(実施例1、実施例23に対応)について、図1〜図3を参照しながら説明する。
【0138】
図1に本発明の第1実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。電源システムは、交流電源1から供給される電源の電源電圧をユーザーの求める電圧に調整する電圧安定化手段3を備えている。また電圧安定化手段3は、内部の交流入力回路側に太陽光発電手段4をリンクしている。
【0139】
電圧安定化手段3の構成について図2を参照しながら説明する。図に示すように、電圧安定化手段3は、交流電源1と負荷2の間に双方向インバータ5、すなわち、交流電源1から供給される交流電力を一旦直流に変換すべく、フルブリッジコンバータ5aと、コンデンサ5bと、直流から交流に変換するフルブリッジインバータ5cと、フルブリッジコンバータ5aとフルブリッジインバータ5cを制御する安定化制御部5dにより構成する。フルブリッジコンバータ5aは通常の電流制御を行い、フルブリッジインバータ5cは通常の電圧制御を行うものであり、既に公知の技術であるため、その詳細な説明は省略する。
【0140】
次に太陽光発電手段4について図3を参照しながら説明する。図に示すように、太陽光発電手段4は、太陽電池4aと、太陽電池4aからの直流電圧を安定した直流電圧に変換する昇降圧回路4bと、昇降圧回路4bにより安定した直流電圧を交流電圧に変換する創エネ用インバータ4cと、昇降圧回路4bと創エネ用インバータ4cを制御する創エネ制御部4dにより構成する。
【0141】
このように、交流電源1からの交流電圧を安定化する電圧安定化手段3と、太陽光発電手段4を電圧安定化手段3に内部リンクする構成とすることにより、太陽光発電手段4が集中連系し、交流電源1の電源電圧が上昇した場合であっても負荷2に対して安定した電圧にて電力を供給すると共に、負荷2の消費電力が少ない場合は、太陽光発電手段4にて発電した発電電力を創エネ用インバータ4cから交流電源1に逆潮流することになる。
【0142】
以上のように本実施例によれば、負荷2に対して安定した電圧にて電力供給すると共に、電力逆潮流により電力消費量を低減することを可能とすることができる。
【0143】
なお、本実施例においては、内部リンク点を内部の交流入力回路側としたが、内部の交流出力回路側であってもよい。
【0144】
なお、本実施例においては、安定化制御部5dと創エネ制御部4dは個別になっているが、同一の制御部であってもよい。
【0145】
また、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0146】
(実施例2)
以下、本発明の第2実施例(実施例1、実施例22に対応)について、図4を参照しながら説明する。
【0147】
なお、第1実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0148】
第2実施例の電源システムの構成ブロックは、第1実施例と同じである。
【0149】
第1実施例と異なる電圧安定化手段3の構成について、図4を参照しながら説明する。図に示すように、電圧安定化手段3は、交流電源1と負荷2の間に双方向インバータ5、すなわち、交流電源1から供給される交流電力を一旦直流に変換すべく、フルブリッジコンバータ5aと、コンデンサ5bと、直流から交流に変換し、かつフルブリッジコンバータ5aと1本のアームを共用するフルブリッジインバータ5cと、フルブリッジコンバータ5aとフルブリッジインバータ5cを制御する安定化制御部5dにより構成する。フルブリッジコンバータ5aは系統側の電流力率制御を行う。また、フルブリッジインバータ5cはフルブリッジコンバータ5aにより制御されている共用アームの変調率に応じて、負荷側の電圧が目標電圧一定となるように専用アームの変調率を制御する。
【0150】
このように、交流電源1からの交流電圧を安定化する電圧安定化手段3を3アームインバータとすることにより、負荷2に対して安定した電力を供給すると共に、負荷2の消費電力が少ない場合は、創エネ用インバータ4cから交流電源1に逆潮流することになる。
【0151】
以上のように本実施例によれば、負荷2に対して安定した電圧にて電力供給すると共に、電力逆潮流により電力消費量を低減することを可能とすることができ、また、3アームインバータ構成とすることで、より回路構成を簡略化することができ、より安価な電源システムの構築を可能とすることができる。
【0152】
なお、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0153】
(実施例3)
以下、本発明の第3実施例(実施例2に対応)について、図5及び図6を参照しながら説明する。
【0154】
なお、第1実施例あるいは第2実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0155】
図5に本発明の第3実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。電源システムは、交流電源1から供給される電源の電源電圧をユーザーの求める電圧に調整する電圧安定化手段3を備えている。また電圧安定化手段3は、内部の交流入力回路側に蓄電手段6をリンクしている。
【0156】
次に蓄電手段6について図6を参照しながら説明する。図に示すように、蓄電手段6は、バッテリ6aとバッテリ6aの充放電を行う昇降圧チョッパ回路6bと昇降圧チョッパ回路6bの出力を交流電力に変換するバッテリ用インバータ6cと昇降圧チョッパ回路6bとバッテリ用インバータ6cを制御する蓄電制御部6dにより構成する。
【0157】
このように、交流電源1からの交流電圧を安定化する電圧安定化手段3と、蓄電手段6を電圧安定化手段3に内部リンクする構成とすることにより、交流電源1が安定しているときに蓄電手段6によりバッテリ6aへ電力を蓄電し、交流電源1が不安定になり負荷2への供給電力が不足した場合は、蓄電手段6によりバッテリ6aの電力を放電し、負荷2に不足分の電力を供給し、さらには交流電源1からの電源電圧が不安定となった場合においても、電圧安定化手段3により負荷2に対して安定した電圧にて電力供給を行なうことができる。
【0158】
以上のように本実施例によれば、交流電源1の変動に対しても負荷2に対して安定した電圧にて安定した電力の供給と自然エネルギーを交流電源1に逆潮流し、より電力使用量を下げることを可能とすることができる。
【0159】
なお、本実施例においては、内部リンク点を内部の交流出力回路側としたが、内部の交流入力回路側であってもよい。
【0160】
また、本実施例において安定化制御部5dと蓄電制御部6dは別になっているが、同一の制御部であってもよい。
【0161】
さらに、電圧安定化手段3の双方向インバータ5は、合計4つのアームによる構成であっても、3つのアームによる構成であっても作用効果に相違無く、何れであってもよい。
【0162】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0163】
(実施例4)
以下、本発明の第4実施例(実施例3に対応)について、図7から図9を参照しながら説明する。
【0164】
なお、第1実施例から第3実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0165】
図7に本発明の第4実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。電源システムは、交流電源1から供給される電源の電源電圧をユーザーの求める電圧に調整する電圧安定化手段3を備えており、内部の交流入力回路側に太陽光発電手段4と第二蓄電手段7をリンクしている。
【0166】
次に第二蓄電手段7について図8を参照しながら説明する。図に示すように、第二蓄電手段7は、バッテリ7aとバッテリ7aの充放電を行う昇降圧チョッパ回路7bと昇降圧チョッパ回路7bの出力を交流電力に変換するバッテリ用インバータ7cと昇降圧チョッパ回路7bとバッテリ用インバータ7cを制御する第二蓄電制御部7dにより構成する。
【0167】
次に第二蓄電制御部7dの制御フローチャートについて、図9を参照しながら説明する。
【0168】
図に示すように、第二蓄電制御部7dは、バッテリ7aの電圧と充放電時間から放電可能電力を計算する。次に太陽光発電手段4により発電した電力を入力する。計算したバッテリ7aの放電可能電力と、太陽光発電手段4の発電電力から交流電源1の電源電圧状態に応じて、太陽光発電手段4の発電電力分をバッテリ7aに蓄電するかを判定する。この発電電力の蓄電するか否かにより、昇降圧チョッパ回路7bとバッテリ用インバータ7cを制御する。
【0169】
このように、交流電源1からの交流電圧を安定化する電圧安定化手段3と、第二蓄電手段7を備える構成とすることにより、交流電源1が安定しているときに第二蓄電手段7により、太陽光発電手段4により発電した電力はバッテリ7aへ電力を蓄電し、交流電源1が不安定になり負荷2への供給電力が不足した場合は、第二蓄電手段7によりバッテリ7aの電力を放電し、負荷2に不足分の電力を供給することができる。
【0170】
以上のように本実施例によれば、交流電源1の変動に対しても負荷2に対して安定した電圧にて安定した電力の供給と、太陽光発電手段4の余剰電力あるいは電圧安定化手段3による過剰電力を第二蓄電手段に蓄積することができ、負荷の平準化を可能とすることができる。
【0171】
なお、本実施例においては、内部リンク点を内部の交流出力回路側としたが、内部の交流入力回路側であってもよい。
【0172】
また、本実施例において安定化制御部5dと第二蓄電制御部7dは別になっているが、同一の制御部であってもよい。
【0173】
さらに、電圧安定化手段3の双方向インバータ5は、合計4つのアームによる構成であっても、3つのアームによる構成であっても作用効果に相違無く、何れであってもよい。
【0174】
また、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0175】
さらに、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0176】
(実施例5)
以下、本発明の第5実施例(実施例4、及び8に対応)について、図10から図12を参照しながら説明する。
【0177】
なお、第1実施例から第4実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0178】
図10に本発明の第5実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、節電手段8は、内部の交流入力回路側に太陽光発電手段4をリンクしている。
【0179】
節電手段8の構成について、図11を参照しながら説明する。図に示すように、節電手段8は、交流電源1と負荷2の間に直列変圧器9の1次巻線を備えており、直列変圧器9の2次巻線と交流電源1の間には、回生型インバータ8a、すなわち、回生電流制御アーム8bと、節電制御アーム8cと、コンデンサ8dを備えている。また、節電手段8は、回生型インバータ8aを制御する回生制御部8eと負荷2への供給電圧を検出する負荷電圧検出部8fと、交流電源1の電圧を検出する交流電圧検出部8gと、交流電源側の電流を検出する交流電流検出部8hにより構成している。
【0180】
次に節電手段8の動作について詳細説明する。負荷2への供給電圧は、負荷電圧検出部8fにより検出し、供給電圧の実測値と供給電圧の目標値との偏差により節電制御アーム8cの変調率を制御する。直列変圧器9からの回生電力は、回生電流制御アーム8bにより交流電源1へと回生する。この時、回生電流制御アーム8bは、回生電流が正弦波電流となるように電流制御を行う。
【0181】
このように、交流電源1から供給された交流の電源を負荷2にとって最適な電圧として電力を供給することとなる。
【0182】
以上のように本実施例によれば、回生型インバータ8aにより負荷2に供給する過剰な電力を回生すると共に創エネ手段による自然エネルギーを交流電源1に逆潮流し、より電力使用量を下げることを可能とすることができる。
【0183】
なお、本実施例においては、回生型インバータ8aは回生電流制御アーム8bと節電制御アーム8cの合計4つのアームによる構成としたが、図12に示すように、回生電流制御アーム8bの一方のアームと節電制御アーム8cの一方のアームを共通で使用し、合計3つのアームによる構成としてもよい。
【0184】
また、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0185】
(実施例6)
以下、本発明の第6実施例(実施例5に対応)について、図13から図15を参照しながら説明する。
【0186】
なお、第1実施例から第5実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0187】
図13に本発明の第6実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、節電手段8は、内部の交流入力回路側に第三蓄電手段10をリンクしている。
【0188】
次に第三蓄電手段10の構成について図14を参照しながら説明する。図に示すように、第三蓄電手段10は、バッテリ10aと、バッテリ10aの充放電を行う昇降圧チョッパ回路10bと、昇降圧チョッパ回路10bの出力を交流電力に変換するバッテリ用インバータ10cと、昇降圧チョッパ回路10b及びバッテリ用インバータ10cを制御する第三蓄電制御部10dとにより構成する。
【0189】
次に第三蓄電制御部10dの制御フローについて図15を参照しながら説明する。図に示すように、第三蓄電制御部10dは、バッテリ10aの電圧と充放電時間から放電可能電力を計算する。次に節電手段8の負荷電圧検出部8fにより検出した負荷2への供給電圧の実測値と供給電圧の目標値との偏差から、実測値が目標値より高い場合、バッテリ10aに充電すなわち降圧するよう制御し、実測値が目標値より低いあるいは等しい場合、バッテリ10aから放電すなわち昇圧するよう制御する。
【0190】
このように、交流電源1および負荷2の間に配した直列変圧器9を備えた節電手段8と、第三蓄電手段10を備える構成とすることにより、負荷2への供給電圧が目標値より高い場合、バッテリ10aに充電を行い、低い場合、バッテリ10aから放電し、負荷2に過不足のない電力供給を行うことができる。
【0191】
以上のように本実施例によれば、交流電源からの供給電圧が低下した際には、第三蓄電手段10から不足電力を供給し、供給電圧が上昇した際には節電手段8により負荷2にとって必要十分な電圧への制御を行うと同時に、第三蓄電手段10への余剰電力の蓄電を可能とすることができる。
【0192】
なお、節電手段8の回生型インバータ8aは、合計4つのアームによる構成であっても、3つのアームによる構成であっても作用効果に相違無く、何れであってもよい。
【0193】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0194】
(実施例7)
以下、本発明の第7実施例(実施例6に対応)について、図16から図18を参照しながら説明する。
【0195】
なお、第1実施例から第6実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0196】
図16に本発明の第7実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、節電手段8は、内部の交流入力回路側に第四蓄電手段11をリンクしている。
【0197】
次に第四蓄電手段11の構成について図17を参照しながら説明する。図に示すように、第四蓄電手段11は、バッテリ11aと、バッテリ11aの充放電を行う昇降圧チョッパ回路11bと、昇降圧チョッパ回路11bの出力を交流電力に変換するバッテリ用インバータ11cと、昇降圧チョッパ回路11b及びバッテリ用インバータ11cを制御する第四蓄電制御部11dとにより構成する。
【0198】
次に第四蓄電制御部11dの制御フローについて図18を参照しながら説明する。図に示すように、第四蓄電制御部11dは、バッテリ11aの電圧と充放電時間から放電可能電力を計算する。次に節電手段8の負荷電圧検出部8fにより検出した負荷2への供給電圧の実測値と供給電圧の目標値との偏差1を計算する。さらに太陽光発電手段4からの発電電力を入力する。また、負荷2に供給している電力を入力し、太陽光発電手段4からの発電電力との偏差2を計算する。この計算した偏差1から、負荷2への供給電圧の実測値が目標値より高い場合、充電するように制御し、少ない場合は放電するように制御する。また、その時の充放電量は、太陽光発電手段4からの発電電力と負荷2への供給電力との偏差から、比例積分制御により、目標とする充放電電流値を算出し、制御する。
【0199】
このように、交流電源1および負荷2の間に配した直列変圧器9を備えた節電手段8と、第四蓄電手段11を備える構成とすることにより、太陽光発電手段4からの発電電力が負荷2への供給電力より多い場合、バッテリ11aに充電を行い、低い場合、バッテリ11aから放電し、負荷2に過不足なく、かつ自然エネルギーの有効利用率を高めることができる。
【0200】
以上のように本実施例によれば、交流電源1からの供給電圧が低下した際には、第四蓄電手段11および太陽光発電手段4から不足電力を供給し、供給電圧が上昇した際には、節電手段8により負荷側への供給電圧を必要十分な電圧に制御すると同時に、節電手段8からの余剰電力及び太陽光発電手段4からの発電電力を第四蓄電手段11に蓄電することができる。
【0201】
なお、節電手段8の回生型インバータ8aは、合計4つのアームによる構成であっても、3つのアームによる構成であっても作用効果に相違無く、何れであってもよい。
【0202】
また、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0203】
さらに、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0204】
(実施例8)
以下、本発明の第8実施例(実施例7に対応)について、図19から図22を参照しながら説明する。
【0205】
なお、第1実施例から第7実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0206】
図19に本発明の第8実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、第二電圧安定化手段12は、内部の交流入力回路側に太陽光発電手段4をリンクしている。
【0207】
第二電圧安定化手段12の構成について、図20を参照しながら説明する。図に示すように、第二電圧安定化手段12は、交流電源1と負荷2の間に直列変圧器9の1次巻線を備えており、直列変圧器9の2次巻線と交流電源1の間には、双方向インバータ12a、すなわち、フルブリッジコンバータアーム12bと、フルブリッジインバータアーム12cと、コンデンサ12dを備えている。また、第二電圧安定化手段12は、双方向インバータ12aを制御する双方向インバータ制御部12eと、負荷2への供給電圧を検出する負荷電圧検出部12fと、交流電源1の電圧を検出する交流電圧検出部12gと、交流電源側の電流を検出する交流電流検出部12hにより構成している。
【0208】
次に第二電圧安定化手段12の動作について、図21を参照しながら説明する。負荷2への供給電圧は、負荷電圧検出部12fにより検出し、供給電圧の実測値と供給電圧の目標値との偏差によりフルブリッジインバータアーム12cの変調率を制御する。直列変圧器9からの回生電力は、フルブリッジコンバータアーム12bにより交流電源1へと回生する。この時、フルブリッジコンバータアーム12bは、回生電流が正弦波電流となるように電流制御を行う。また、負荷2への供給電圧が目標供給電圧を下回った場合、第二電圧安定化手段12は補助電源として機能し、フルブリッジコンバータアーム12bにより交流電力を直流電力に変換し、フルブリッジインバータアーム12cにより交流電力に再変換する。この交流電力の補償分は、直列変圧器9を通して負荷2へ供給することとなる。
【0209】
このように、交流電源1から供給された交流の電源を第二電圧安定化手段12により負荷2にとって必要十分な電圧として電力を供給することとなる。
【0210】
以上のように本実施例によれば、第二電圧安定化手段12により負荷2に供給する過剰な電力を回生すると共に創エネ手段による自然エネルギーを交流電源1に逆潮流し、より電力使用量を効率よく下げることを可能とすることができる。
【0211】
なお、本実施例においては、第二電圧安定化手段12はフルブリッジコンバータアーム12bとフルブリッジインバータアーム12cの合計4つのアームによる構成としたが、図22に示すように、フルブリッジコンバータアーム12bの一方のアームとフルブリッジインバータアーム12cの一方のアームを共通で使用し、合計3つのアームによる構成としてもよい。
【0212】
また、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0213】
(実施例9)
以下、本発明の第9実施例(実施例9、24、25に対応)について、図23から図28を参照しながら説明する。
【0214】
なお、第1実施例から第8実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0215】
図23に本発明の第9実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、節電手段8は、内部の直流部に第二太陽光発電手段13をリンクしている。また、本電源システムには、連系インバータ制御手段14と電源停止検出手段15と電源停止の検出から節電手段8の節電運転を停止する節電停止手段16を備えている。
【0216】
まず電源停止検出手段15は、連系インバータ制御手段14による受動方式、能動方式により単独運転検出方法によるものであり、公知の技術のため、詳細な説明は省略する。
【0217】
次に第二太陽光発電手段13の構成について、図24を参照しながら説明する。図に示すように、第二太陽光発電手段13は、第二太陽電池13aと、第二太陽電池13aからの直流電圧を安定した直流電圧に変換する第二昇降圧回路13bと、第二昇降圧回路13bを制御する第二創エネ制御部13cにより構成する。
【0218】
次に節電手段8の制御方法は、直流リンク部の電圧一定制御と回生電流の力率制御を行うため、第二太陽光発電手段13を直流リンクしたことによる定常状態における変更はない。
【0219】
次に連系インバータ制御手段14について、図25を参照しながら説明する。図に示すように、連系インバータ制御手段14は、連系制御部14aと、節電制御部14bと、節電短絡スイッチ14cと、入力開閉スイッチ14dを備えている。
【0220】
次に連系インバータ制御手段14の制御方法は、電源停止検出手段15が、交流電源1の停電を検出した場合、単独運転を検出し、節電制御部14bは節電停止手段16を介して節電手段8に指令を送る。指令を受けた節電手段8は回生制御部8eにより、節電制御アーム8cのアーム中点電圧の電位差をスローダウンするように、節電制御アーム8cの指令値を渡し、最終的に停止する。さらに、節電制御部14bは節電短絡スイッチ14cを閉じる。連系制御部14aは、節電手段8の回生制御部8eに対して、回生電流制御アーム8bのアームを停止し、さらに入力開閉スイッチ14dをオープンとし、交流電源1から入力側を切り離す。
【0221】
また、連系インバータ制御手段14は、交流電源1が停電後ある一定時間T1を経過しても復電しない場合、自立運転を開始する。自立運転の制御シーケンスについて図26を参照しながら説明する。図26において、連系インバータ制御手段14は、自立運転時、入力開閉スイッチ14dは開閉制御を行わず、開状態であることを確認し、開状態にあれば、連系制御部14aは、インバータ制御変更手段17を介して回生制御部8eに指令を送り、回生電流制御アーム8bをソフトスタートさせる。この時、インバータ制御変更手段17は、連系制御部14aの指令により、電流制御ではなく自立運転として電圧制御型のインバータとして動作し、回生電流制御アーム8bを負荷2に供給する電源電圧が指令電圧となるように、負荷電圧一定制御を行う。この時、節電制御アーム8cは停止状態を保持し、節電短絡スイッチ14cについてもオープンとはしない。
【0222】
次に、自立運転をしている時、系統電源1が復電した場合の動作シーケンスにつて図27を参照しながら説明する。連系制御部14aから回生制御部8eに指令を送り、回生電流制御アーム8bを一旦スローダウンし停止したことを確認してから、入力開閉スイッチ14dを閉じて交流電源1を接続する。その後、回生電流制御アーム8bを連系運転させるために、連系制御部14aからインバータ制御変更手段17に指令を送り、電圧制御から電流制御に変更し、再スタートさせる。さらに節電制御部14bから回生制御部8eに指令を送り、節電制御アーム8cをソフトスタートさせると共に、節電短絡スイッチ14cをオープンする。
【0223】
交流電源1が復電した時、自立運転をしていなかった場合の動作シーケンスについて図28を参照しながら説明する。連系制御部14aは、入力開閉スイッチ14dを閉じ、回生制御部8eに指令を送り回生電流制御アーム8bを制御して連系運転を再開する。さらに節電制御部14bから回生制御部8eに指令を送り、節電制御アーム8cをソフトスタートさせると共に、節電短絡スイッチ14cをオープンする。
【0224】
このように、交流電源1から供給された交流の電源を負荷2にとって最適な電圧として電力を供給することとなる。
【0225】
以上のように本実施例によれば、第二太陽光発電手段13あるいは蓄電手段6のインバータ部を除いた電力源の連系インバータと節電手段8のインバータ部分の共用化により回路構成の簡略化が図れると共に、小型で安価な電源システムを可能とすることができる。また、交流電源1からの供給が停止した場合においても、電源停止検出手段15による電源停止の検出から連系インバータを電流制御から電圧制御に切り換え、独立電源として負荷2への電源供給を可能とすることができる。さらに、電源停止の検出から節電手段8の節電運転を停止する節電停止手段16を備える構成とすることで、電源システム内部の損失を低減することができ、システム全体の効率の向上を可能とすることができる。
【0226】
なお、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0227】
(実施例10)
以下、本発明の第10実施例(実施例10、20、27に対応)について、図29及び図30を参照しながら説明する。
【0228】
なお、第1実施例から第9実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0229】
図29に本発明の第10実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、第二連系インバータ制御手段18と電源停止検出手段15と電源停止の検出から電圧安定化手段3の運転を停止する電圧安定化停止手段19を備えている。
【0230】
次に電源システム詳細について、図30を参照しながら説明する。
【0231】
まず、電圧安定化手段3は、内部の直流部に第二太陽光発電手段13をリンクしている。
【0232】
次に電圧安定化手段3の制御方法は、第二太陽光発電手段13がリンクしている直流部の電圧一定制御と回生電流の力率制御を行うため、第二太陽光発電手段13を直流リンクしたことによる定常状態における変更はない。
【0233】
また第二連系インバータ制御手段18は、第二連系制御部18aと、電圧安定化制御部18bを備えている。
【0234】
さらに第二連系インバータ制御手段18の制御方法は、第二連系制御部18aが、交流電源1の停電を検出した場合、単独運転を検出し、電圧安定化制御部18bに信号を送る。電圧安定化制御部18bは、電圧安定化停止手段19を通じて安定化制御部5dに、フルブリッジコンバータ5aをスローダウンするように指令を送る。指令を受けた安定化制御部5dは運転を停止、すなわちフルブリッジコンバータ5aを停止する。同時に、第二連系制御部18aは、第二電源供給手段20を通じて安定化制御部5dに指令を送ることによりフルブリッジインバータ5aは運転を継続し、第二太陽光発電手段13からの発電電力供給を継続すなわち自立運転を行う。第二連系制御部18aは、さらに入力開閉スイッチ18cをオープンとし、交流電源1から入力側を切り離す。第二連系インバータ制御手段18は、自立運転時、入力開閉スイッチ18cの開閉制御を行わない。さらに、第二連系制御部18aは、交流電源1が復電した時、自立運転か否かに関わらず、連系運転を再開する。
【0235】
このように、交流電源1から供給される電力を負荷2にとって必要十分な電圧として供給することとなり、交流電源1の状態に関係なく、すなわち電源の供給、停止、あるいは電源電圧の上昇降下変動に関係なく、負荷2には連続で電力供給を行うこととなる。
【0236】
以上のように本実施例によれば、第二太陽光発電手段13あるいは蓄電手段6のインバータ部を除いた電力源の連系インバータと電圧安定化手段3のインバータ部分の共用化により回路構成の簡略化が図れると共に、小型で安価な電源システムを可能とすることができる。また、交流電源1からの供給が停止した場合においても、電源停止検出手段15による電源停止の検出から交流電源1との連系部を切り離し、独立電源として負荷2へ連続して電源供給を可能とすることができる。
【0237】
なお、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0238】
(実施例11)
以下、本発明の第11実施例(実施例11に対応)について、図31を参照しながら説明する。
【0239】
なお、第1実施例から第10実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0240】
図31に本発明の第11実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。
【0241】
図31に示すように、発電電力検出手段21は、太陽光発電手段4の太陽電池4aの電圧を検出する太陽電池電圧検出手段21aと、太陽光発電手段4から昇降圧回路4bへ流れる電流を検出する太陽電池電流検出手段21bを備えており、検出した太陽電池電圧と、太陽電池電流を発電電力演算手段21cに入力するように構成されている。発電電力検出手段21は、太陽電池電圧と、太陽電池電流の瞬時値から発電電力の瞬時値を計算するように構成している。計算した発電電力は、発電電力表示手段21dに渡され、液晶部に表示するように構成している。
【0242】
このように、太陽光発電手段4により発電した電力を表示することとなる。
【0243】
以上のように本実施例によれば、自然エネルギーの利用度合いを把握でき、ユーザーの利便性を増すと共に、省エネに対する意識向上を可能とすることができる。
【0244】
なお、本実施例においては、発電した瞬時電力を計算するように構成したが、商用電源のサイクルに合わせた平均値、有効電力、皮相電力であってもよい。
【0245】
また、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0246】
(実施例12)
以下、本発明の第12実施例(実施例12に対応)について、図32を参照しながら説明する。
【0247】
なお、第1実施例から第11実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0248】
図32に本発明の第12実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。
【0249】
図32に示すように、発電電力検出手段21は、電圧安定化手段3に内部リンクする電圧を検出する内部リンク電圧検出手段22と、内部のリンク点の電流を検出する内部リンク電流検出手段23と、検出した内部リンク電圧と内部リンク電流から第二太陽光発電手段13の発電電力を演算する第二発電電力演算手段24を備えている。第二発電電力演算手段24は、リンク電圧と、リンク電流の瞬時値から発電電力の瞬時値を計算するように構成している。計算した発電電力は、発電電力表示手段21dに渡され、液晶部に表示するように構成している。
【0250】
このように、第二太陽光発電手段13により発電した電力を表示することができる。
【0251】
以上のように本実施例によれば、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を図ると同時に、第二太陽光発電手段13により発電した電力を表示することができる。
【0252】
なお、本実施例においては、発電した瞬時電力を計算するように構成したが、商用電源のサイクルに合わせた平均値、有効電力、皮相電力であってもよい。
【0253】
また、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0254】
(実施例13)
以下、本発明の第13実施例(実施例13に対応)について、図33を参照しながら説明する。
【0255】
なお、第1実施例から第12実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0256】
図33に本発明の第13実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。
【0257】
図33に示すように、発電電力検出手段21は、節電手段8に直流リンクする電圧を検出する第二内部リンク電圧検出手段25と、直流リンク点の電流を検出する第二内部リンク電流検出手段26と、検出した直流リンク電圧と直流リンク電流から第二太陽光発電手段13の発電電力を演算する第三発電電力演算手段27を備えている。第三発電電力演算手段27は、直流リンク電圧と、直流リンク電流の瞬時値から発電電力の瞬時値を計算するように構成している。計算した発電電力は、発電電力表示手段21dに渡され、液晶部に表示するように構成している。
【0258】
このように、第二太陽光発電手段13により発電した電力を表示することができる。
【0259】
以上のように本実施例によれば、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を図ると同時に、第二太陽光発電手段13により発電した電力を表示することができる。
【0260】
なお、本実施例においては、発電した瞬時電力を計算するように構成したが、商用電源のサイクルに合わせた平均値、有効電力、皮相電力であってもよい。
【0261】
また、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0262】
(実施例14)
以下、本発明の第14実施例(実施例14に対応)について、図34を参照しながら説明する。
【0263】
なお、第1実施例から第13実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0264】
図34に本発明の第14実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。
【0265】
図34に示すように、発電電力検出手段21は、電圧安定化手段3の入力電圧を検出する入力電圧検出手段28と、入力電流を検出する入力電流検出手段29と、負荷2に供給している電流を検出する負荷電流検出手段30と、検出した入力電圧と入力電流、及び負荷電流から太陽光発電手段4の発電電力を演算する第四発電電力演算手段31を備えている。次に第四発電電力演算手段31の発電電力の演算方法について説明する。第四発電電力演算手段31は、まず入力電圧と入力電流の瞬時値から、交流電源1からの受電電力を計算する。次に電圧安定化手段3の出力電圧設定値と負荷電流から負荷2で使用している電力を計算する。この負荷2で使用している電力と、交流電源1からの受電電力の偏差を計算することにより発電電力を演算することができる。また計算した発電電力は、発電電力表示手段21dに渡され、液晶部に表示するように構成している。
【0266】
このように、太陽光発電手段4により発電した電力を表示することができる。
【0267】
以上のように本実施例によれば、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を図ると同時に太陽光発電手段4により発電した電力を表示することができる。
【0268】
なお、本実施例においては、発電した瞬時電力を計算するように構成したが、商用電源のサイクルに合わせた平均値、有効電力、皮相電力であってもよい。
【0269】
また、計算過程に変換回路部の損失を考慮し、偏差に係数を掛け合わせて太陽電池4aにて発電した電力を表示してもよい。
【0270】
さらに、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0271】
(実施例15)
以下、本発明の第15実施例(実施例15に対応)について、図35を参照しながら説明する。
【0272】
なお、第1実施例から第14実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0273】
図35に本発明の第15実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。
【0274】
図35に示すように、発電電力検出手段21は、節電手段8の入力電圧を検出する入力電圧検出手段28と、入力電流を検出する入力電流検出手段29と、負荷2に供給している電流を検出する負荷電流検出手段30と、検出した入力電圧と入力電流、及び負荷電流から太陽光発電手段4の発電電力を演算する第五発電電力演算手段32を備えている。
【0275】
次に、第五発電電力演算手段32の発電電力の演算方法について図35を参照しながら説明する。図に示すように、第五発電電力演算手段32は、まず入力電圧と入力電流の瞬時値から、交流電源1からの受電電力を計算する。次に節電手段8の出力電圧設定値と負荷電流から負荷2で使用している電力を計算する。この負荷2で使用している電力と、交流電源1からの受電電力の偏差を計算することにより発電電力を演算することができる。また計算した発電電力は、発電電力表示手段21dに渡され、液晶部に表示するように構成している。
【0276】
このように、太陽光発電手段4により発電した電力を表示することができる。
【0277】
以上のように本実施例によれば、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を図ると同時に太陽光発電手段4により発電した電力を表示することができる。
【0278】
なお、本実施例においては、発電した瞬時電力を計算するように構成したが、商用電源のサイクルに合わせた平均値、有効電力、皮相電力であってもよい。
【0279】
また、計算過程に変換回路部の損失を考慮し、偏差に損失に見合った係数を掛け合わせて太陽電池4aにて発電した電力を表示してもよい。
【0280】
さらに、節電手段8の回生電流から負荷電流を演算し、発電電力を計算するとしても、作用効果に相違はない。
【0281】
また、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0282】
(実施例16)
以下、本発明の第16実施例(実施例16、17に対応)について、図36から図38を参照しながら説明する。
【0283】
なお、第1実施例から第15実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0284】
図36に本発明の第16実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。
【0285】
図36に示すように、電源システムには、夜間電力を蓄電する第五蓄電手段33と、第五蓄電手段33への蓄電制御をする夜間電力蓄電手段34と、第五蓄電手段33の充放電を制御する充放電制御手段35と、交流電源1の電源電圧が低下した時に蓄積した夜間電力を負荷2に供給する電圧低下補償手段36を備えている。
【0286】
まず、第五蓄電手段33の構成、及び夜間電力蓄電手段34の動作について、図37を参照しながら説明する。図に示すように、第五蓄電手段33は、バッテリ33aとバッテリ33aの充放電を行う昇降圧チョッパ回路33bと昇降圧チョッパ回路33bを制御する第六蓄電制御部33cにより構成する。次に、夜間電力蓄電手段34は、交流電源1からの供給電力が夜間電力であるかどうかを判定する。判定した結果、夜間電力であれば、充放電制御手段35に対して指令を送り、充放電制御手段35は、節電手段8の回生制御部8eに対して指令を送り、節電手段8の回生電流制御アーム8bを制御して交流電源1から夜間電力を直流部のコンデンサ8dに蓄える。また、充放電制御手段35は、第六蓄電制御部33の第六蓄電制御部33cに対して指令を送り、コンデンサ8dに蓄電した夜間電力をバッテリ33aに蓄電するように、昇降圧チョッパ回路33bを制御する。
【0287】
次に、この蓄積した夜間電力を、交流電源1の電源電圧が低下した時に負荷2にのみ供給する電圧低下補償手段36について、図38を参照しながら説明する。図に示すように、電圧低下補償手段36は、負荷電圧検出部8fと交流電圧検出部8gの回生制御部8eへの入力から、負荷2に供給する電源電圧が低い、すなわち目標電圧より低いことを確認した場合、第六蓄電制御部33の第六蓄電制御部33cへ指令を送り、第六蓄電制御部33cは、バッテリ33aから蓄えた電力を回生型インバータ8aの直流リンク部へ放電するように昇降圧チョッパ回路33bを制御する。この時、電圧低下補償手段36は、回生制御部8eを介して回生型インバータ8aの回生電流制御アーム8bを停止し、交流電源側への逆潮流をしないように制御する。また、電圧低下補償手段36は、回生制御部8eを介して回生型インバータ8aの節電制御アーム8cを制御し、バッテリ33aから蓄電した電力を節電制御アーム8c、直列変圧器9を通じて負荷2に電力を補助供給する。このとき、回生型インバータ8aの回生電流制御アーム8bは、第六蓄電制御部33からの補助供給で電力が足りない時は、交流電源1から電力を受取るようにフルブリッジのコンバータとして電流制御動作するが、第六蓄電制御部33から負荷2への電力が不足していない場合は、回生電流制御アーム8bの制御を停止することで、夜間電力により第六蓄電制御部33に蓄電した電力を交流電源1へ逆潮流することを防止する。
【0288】
このように、第六蓄電制御部33に蓄電した夜間電力を交流電源1へ逆潮流することなく、負荷2に補助供給し、最適な電源電圧として電力供給を行うことができる。
【0289】
以上のように本実施例によれば、夜間電力を蓄電し、昼間の電源電圧が低い場合、交流電源1に逆潮流することなく電圧安定化に利用できると共に、昼間の電力利用量を抑制することができ、昼間電力のピークカットを図り供給電力の平準化を可能とすることができる。
【0290】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0291】
(実施例17)
以下、本発明の第17実施例(実施例18に対応)について、図39から図42を参照しながら説明する。
【0292】
なお、第1実施例から第16実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0293】
図39に本発明の第17実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。
【0294】
図39に示すように、電源システムには、太陽光発電手段4からの発電電力を検出する発電電力検出手段21と、負荷2へ供給する負荷電力検出手段37と、節電手段8により交流電源1側へ回生する節電電力を検出する節電電力検出手段38と、太陽光発電手段4からの発電電力と負荷2への供給電力と節電手段8による節電電力から蓄電手段6への充放電を最適に制御する蓄電最適制御手段39とを備えている。
【0295】
まず、負荷2へ供給する負荷電力を検出する負荷電力検出手段37について、図40を参照しながら説明する。図に示すように、負荷電力検出手段37は、負荷2に供給する電圧を検出する負荷電圧検出手段37aと、負荷2に供給する電流を検出する負荷電流検出手段37bと、負荷電力を演算する負荷電力演算手段37cにより構成している。負荷電力演算手段37cは、各検出した電圧、電流の瞬時値を積算することにより演算する。
【0296】
次に、節電手段8により交流電源1側へ回生する節電電力を検出する節電電力検出手段38について、図41を参照しながら説明する。図に示すように、節電電力検出手段38は、節電制御アーム8cの線間電圧を検出するインバータ電圧検出手段38aと、直列変圧器9から節電制御アーム8cの中点に接続される配線を流れる電流を検出するインバータ電流検出手段38bと、節電電力を演算する節電電力演算手段38cにより構成している。節電電力演算手段38cは、各検出した電圧、電流の瞬時値を積分することにより演算する。
【0297】
次に、太陽光発電手段4からの発電電力と負荷2への供給電力と節電手段8による節電電力から蓄電手段6への充放電を最適に制御する蓄電最適制御手段39の制御フローについて、図42を参照しながら説明する。図に示すように、蓄電最適制御手段39は、負荷2への供給電力Waが太陽光発電手段4により発電している発電電力Wbと、節電手段8により節電電力Wcを足し合わせた電力Wdを上回っている場合、すなわち交流電源1からの供給も受けている場合、蓄電手段6への充電は行わない。さらに、蓄電最適制御手段39は、蓄電手段6の蓄えられた電力が放電可能であるかを判断し、可能であれば、負荷2への不足電力分を放電する。次に、負荷2への供給電力Waが太陽光発電手段4により発電している発電電力Wbと、節電手段8による節電電力Wcを足し合わせた電力を下回っている場合、すなわち交流電源1からの供給は受けていない場合、太陽光発電手段4により発電した発電電力Wbと節電手段8による節電電力Wcとを足し合わせた電力Wdから、負荷2に供給している電力Waを差し引いた電力分を蓄電手段6へ充電する。
【0298】
このように、交流電源1の電源電圧の状態により、蓄電手段6への充放電を行うことになる。
【0299】
以上のように本実施例によれば、交流電源1の電源電圧の状態により、蓄電手段6の充放電を最適に、すなわち交流電源1から電力供給を受けていない場合は発電電力の余剰電力分と節電手段8により抽出した過剰電力分を蓄電手段6に充電、あるいは交流電源1からの電力供給を受けている場合は蓄電手段6に蓄電している電力を最大限放電する制御を行う蓄電最適制御手段39を備える構成とすることで、交流電源1からの供給電力を最小化、及び平準化することができると共に、負荷2に供給する電力の安定化を可能とすることができる。
【0300】
なお、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0301】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0302】
(実施例18)
以下、本発明の第18実施例(実施例19に対応)について、図43及び図44を参照しながら説明する。
【0303】
なお、第1実施例から第17実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0304】
図43に本発明の第18実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。
【0305】
図43に示すように、電源システムには、負荷電圧検出手段37aと、負荷2へ供給する目標電圧を設定する目標電圧設定手段40と、負荷電圧と目標電圧の偏差により蓄電手段6の充放電を制御する第二充放電制御手段41を備えている。また、負荷2へ供給する目標電圧を設定する目標電圧設定手段40は、目標電圧操作部40aと、目標電圧記憶部40bにより構成している。
【0306】
次に、負荷電圧と目標電圧の偏差により蓄電手段6の充放電を制御する第二充放電制御手段41の制御フローについて、図44を参照しながら説明する。図に示すように、第二充放電制御手段41は、まず負荷電圧と、目標電圧を入力する。入力した負荷電圧と目標電圧から偏差を計算する。負荷電圧が目標電圧より低い場合、バッテリ6aから放電するように制御する。この場合、節電手段8による降電圧幅を下げるよう同時に制御する。逆に負荷電圧が目標電圧より高い場合、バッテリ6aに充電するように制御する。この場合、節電手段8による降電圧幅は上げるよう同時に制御し、最大の降電圧幅を超過する場合については、バッテリ6aへの充電量を増加するように制御する。
【0307】
このように、負荷電圧と目標電圧の偏差により、蓄電手段6への充放電を行うことになる。
【0308】
以上のように本実施例によれば、負荷電圧と目標電圧の偏差により、蓄電手段6の充放電を最適に制御する第二充放電制御手段41を備える構成とすることで、負荷2への供給電圧と目標電圧の偏差から過不足分を蓄電手段6で補償し、負荷電圧の安定化が図れ、電源の信頼性の向上を可能とすることができる。
【0309】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0310】
(実施例19)
以下、本発明の第19実施例(実施例21に対応)について、図45及び図46を参照しながら説明する。
【0311】
なお、第1実施例から第18実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0312】
図45に本発明の第19実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。
【0313】
図45に示すように、電源システムには、負荷2に流れる電流、あるいは負荷2に供給する電力により太陽光発電手段4の発電電力を調整する発電電力調整手段42とバッテリ電圧検出手段43を備えている。
【0314】
次に発電電力調整手段42の制御フローについて、図46を参照しながら説明する。図に示すように、発電電力調整手段42は、負荷電流検出手段30により検出した負荷電流と、バッテリ電圧検出手段43により検出したバッテリ6aの電圧と、入力電圧検出手段28により検出した交流電源1の電源電圧を入力する。次に、入力したバッテリ6aの電圧から、V1以上であればバッテリ6aは満充電と判断し、バッテリ6aへの充電は行わないとする。さらに、交流電源1の電源電圧から、V2以上であれば交流電源1は電圧過大と判断し、交流電源1への逆潮流は不可とする。また、負荷電流検出手段30により検出した負荷電流値I1から、太陽光発電手段4からの出力電流はI1以下となるように制御する。また、入力したバッテリ6aの電圧から、V1未満であればバッテリ6aは充電可能と判断し、交流電源1の電源電圧から、V2未満であれば交流電源1は逆潮流可能と判断する。このバッテリ6aへの充電が可能である、または交流電源1への逆潮流が可能である場合、太陽光発電手段4は、最大電力を追従するように制御する。この最大電力追従制御については、公知の技術であるため、詳細な説明は省略する。
【0315】
このように、負荷2に流れる電流、あるいは負荷2に供給する電力、及び蓄電手段6の電圧、及び交流電源1の電源電圧により太陽光発電手段4の発電電力を調整することになる。
【0316】
以上のように本実施例によれば、負荷2に流れる電流、あるいは負荷2に供給する電力、及び蓄電手段6の電圧、及び交流電源1の電源電圧により太陽光発電手段4の発電電力を調整する発電電力調整手段42を備える構成とすることで、負荷2に流れる電流、あるいは電力から太陽光発電手段4の発電電力を制御し、交流電源1からの電力供給の抑制、及び交流電源1の電圧上昇抑制、蓄電手段6の過充電防止を可能とすることができる。
【0317】
なお、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0318】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0319】
(実施例20)
以下、本発明の第20実施例(実施例26に対応)について、図47及び図48を参照しながら説明する。
【0320】
なお、第1実施例から第19実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0321】
図47に本発明の第20実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、電源停止検出手段15と電源停止の検出から節電手段8の節電電圧幅を下げる節電電圧変更手段44を備えている。
【0322】
次に節電電圧変更手段44の制御フローについて、図48を参照しながら説明する。図に示すように、節電電圧変更手段44は、電源停止検出手段15から交流電源1が遮断停止したことを検出すると、単独運転を防止するため、入力開閉スイッチ14dをオープンとし、同時に節電手段8の回生制御部8eに指令を出し、出力電圧をスローダウンする。さらに、交流電源1が停電後ある一定時間T1を経過しても復電しない場合、自立運転を開始する。この自立運転時は、節電手段8の回生電流制御アーム8bにて負荷電圧一定制御を行い、節電制御アーム8cは線間電圧がゼロとなるように制御する。
【0323】
このように、交流電源1からの供給停止を検出した時、節電手段8の節電電圧幅を下げることになる。
【0324】
以上のように本実施例によれば、交流電源1からの電力供給が停止した際に節電手段8の節電電圧幅を下げることで、簡易的な3アーム構成のインバータにおいても、系統連系、節電制御、独立電源として機能することができ、さらに電源システム内部の損失を低減することでシステム全体の効率の向上を可能とすることができる。
【0325】
なお、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0326】
(実施例21)
以下、本発明の第21実施例(実施例28に対応)について、図49を参照しながら説明する。
【0327】
なお、第1実施例から第20実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0328】
図49に本発明の第21実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、交流電源1の主幹ブレーカー45の容量と太陽光発電手段4の最大出力容量との合計容量を少なくとも上回る容量を有した配電手段46を備えている。配電手段46は、必要容量を持ち備えた配電ブレーカー46aと、配電線46bとにより構成している。
【0329】
このように、交流電源1および太陽光発電手段4からの電力を負荷2へ配電供給することとなる。
【0330】
以上のように本実施例によれば、交流電源1の主幹ブレーカー45の容量と太陽光発電手段4あるいは蓄電手段6の最大出力容量との合計容量を少なくとも上回る容量を有した配電手段46を備える構成とすることで、接続できる負荷容量は最大で、交流電源1の主幹ブレーカー45の容量と太陽光発電手段4あるいは蓄電手段6の最大出力容量の合計容量まで可能とすることができる。
【0331】
なお、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0332】
(実施例22)
以下、本発明の第22実施例(実施例29に対応)について、図50を参照しながら説明する。
【0333】
なお、第1実施例から第21実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0334】
図50に本発明の第22実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、交流電源1の主幹ブレーカー45の容量と太陽光発電手段4の最大出力容量と蓄電手段6の最大出力容量の合計容量を少なくとも上回る容量を有した第二配電手段47を備えている。
【0335】
また、図に示すように第二配電手段47は、必要容量を持ち備えた第二配電ブレーカー47aと、配電線47bとにより構成している。
【0336】
このように、交流電源1および太陽光発電手段4からの電力を負荷2へ配電供給することとなる。
【0337】
以上のように本実施例によれば、交流電源1の主幹ブレーカー45の容量と太陽光発電手段4あるいは蓄電手段6の最大出力容量と蓄電手段6の最大出力容量の合計容量を少なくとも上回る容量を有した第二配電手段47を備える構成とすることで、接続できる負荷容量は最大で、交流電源1の主幹ブレーカー45の容量と太陽光発電手段4及び蓄電手段6の最大出力容量の合計容量まで可能とすることができる。
【0338】
なお、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0339】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0340】
(実施例23)
以下、本発明の第23実施例(実施例30に対応)について、図51を参照しながら説明する。
【0341】
なお、第1実施例から第22実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0342】
図51に本発明の第23実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、交流電源1の主幹ブレーカー45の容量と太陽光発電手段4の最大出力容量と蓄電手段6の最大出力容量の合計容量を少なくとも上回る容量を有した第二配電手段47と、第二配電手段47からの電力を分岐する電力分岐手段48を備えている。
【0343】
また、図に示すように電力分岐手段48は、第二配電ブレーカー47aからの必要容量毎に分岐遮断する分岐ブレーカー48a、48b、48c、48dと、分岐配電線48e、48f、48g、48hとにより構成している。
【0344】
このように、交流電源1および太陽光発電手段4からの電力を負荷2へ配電、分岐供給することとなる。
【0345】
以上のように本実施例によれば、配電手段46あるいは第二配電手段47からの電力を分岐する電力分岐手段48を備える構成とすることで、大容量の配電線を引き回す距離を短縮することができ、負荷2への配線コストダウンを可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0346】
なお、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0347】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0348】
(実施例24)
以下、本発明の第24実施例(実施例31に対応)について、図52から図54を参照しながら説明する。
【0349】
なお、第1実施例から第23実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0350】
図52に本発明の第24実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、交流電源1の電源電圧の状態により、節電電力を交流電源1に回生する回生電流制御手段49と節電電力を蓄電手段6に充電する第三充放電制御手段50を備えている。
【0351】
次に、回生電流制御手段49の制御フローについて、図53を参照しながら説明する。図に示すように、回生電流制御手段49は、交流電源1の電源電圧を入力する。入力した交流電源1の電源電圧がV3以上であれば、回生電流の指令値を絞り、交流電源1には回生しない。また回生電流制御手段49は、第三充放電制御手段50に回生するか否かのフラグを転送する。
【0352】
次に、第三充放電制御手段50の制御フローについて、図54を参照しながら説明する。図に示すように、第三充放電制御手段50は、交流電源1の電源電圧と、回生電流制御手段49の回生状態、すなわち回生するか否かのフラグを入力する。入力した交流電源1の電源電圧がV4未満であれば、充電電流の指令値を絞り、節電電力の充電は行わない。この時の充電制御を決定する交流電源1の電源電圧のしきい値V4は、回生電流制御手段49のしきい値V3より低い電圧とする。また、バッテリ6aの電圧がV5以上であれば、充電電流の指令値を絞り、節電電力の充電は行わない。さらに、バッテリ6aの電圧がV5以上で、かつ回生電流制御手段49が回生動作を行っていなかった場合、節電手段8に対し、節電運転停止指令を送信する。
【0353】
このように、交流電源1の電源電圧の状態により、交流電源1の電源電圧の状態により、節電電力を交流電源1に回生する回生電流制御手段49と節電電力を蓄電手段6に充電する第三充放電制御手段50を備える構成とすることで、節電電力の余剰分を蓄電手段6あるいは交流電源1へ回生の何れかに振り分けることとなる。
【0354】
以上のように本実施例によれば、交流電源1に対して集中連系していた時の負荷側の電圧上昇防止を可能とすることができる。
【0355】
なお、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0356】
(実施例25)
以下、本発明の第25実施例(実施例32に対応)について、図55及び図56を参照しながら説明する。
【0357】
なお、第1実施例から第24実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0358】
図55に本発明の第25実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、負荷2の変動に応じて蓄電手段6の充放電を制御する第四充放電制御手段51を備えている。
【0359】
次に第四充放電制御手段51の制御フローについて、図56を参照しながら説明する。図に示すように、第四充放電制御手段51は、負荷電力検出手段37により検出した負荷2に供給している電力を入力する。入力した負荷2に供給している電力検出値の時系列データを記憶しておき、その時系列データの変化量を算出する。その変化量を比例積分制御器に入力する。比例積分制御器の出力値を上限値、下限値と比較し、充放電電流の負荷変動フィードフォワード項として、バッテリ6aへの充放電電流指令値の計算に使用する。
【0360】
このように、蓄電手段6の充放電を制御する第四充放電制御手段51を備える構成により、負荷2の変動に応じて、蓄電手段6の制御を行うことになる。
【0361】
以上のように本実施例によれば、負荷2の変動に応じて蓄電手段6の充放電を制御する第四充放電制御手段51を備える構成とすることで、交流電源1に過剰で急激な負荷変動の防止を可能とすることができる。
【0362】
なお、電力検出値の時系列データを記憶すると記したが、移動平均を計算することで、時系列データ全てを記憶しなくともよい。
【0363】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0364】
(実施例26)
以下、本発明の第26実施例(実施例33に対応)について、図57及び図58を参照しながら説明する。
【0365】
なお、第1実施例から第25実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0366】
図57に本発明の第26実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、負荷2の変動に応じて節電手段8の制御量を変更する節電制御変更手段52を備えている。
【0367】
次に節電制御変更手段52の制御フローについて、図58を参照しながら説明する。図に示すように、節電制御変更手段52は、負荷電力検出手段37により検出した負荷2に供給している電力を入力する。入力した負荷2に供給している電力検出値の時系列データを記憶しておき、その時系列データの変化量を算出する。その変化量を比例積分制御器に入力する。比例積分制御器の出力値を上限値、下限値と比較し、節電制御アーム8cの変調率の負荷変動フィードフォワード項として、直列変圧器9の2次側巻線に印加する電圧指令値の計算に使用、すなわち節電手段8の節電電圧制御量を変更する。
【0368】
このように、節電手段8の制御量を変更制御する節電制御変更手段52を備える構成により、負荷2の変動に応じて、節電手段8の制御を行うことになる。
【0369】
以上のように本実施例によれば、負荷2の変動に応じて節電手段8の制御量を変更制御する節電制御変更手段52を備える構成とすることで、負荷2に供給する電圧の急激な上昇あるいは低下の防止を可能とすることができる。
【0370】
なお、電力検出値の時系列データを記憶すると記したが、移動平均を計算することで、時系列データ全てを記憶しなくともよい。
【0371】
(実施例27)
以下、本発明の第27実施例(実施例34に対応)について、図59及び図60を参照しながら説明する。
【0372】
なお、第1実施例から第26実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0373】
図59に本発明の第27実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、交流電源1の電源電圧の変動に応じて節電手段8の制御量を変更する第二節電制御変更手段53を備えている。
【0374】
次に第二節電制御変更手段53の制御フローについて、図60を参照しながら説明する。図に示すように、第二節電制御変更手段53は、入力電圧検出手段28により検出した交流電源1の電源電圧を入力する。入力した交流電源1の電源電圧検出値の時系列データを記憶しておき、その時系列データの変化量を算出する。その変化量を比例積分制御器に入力する。比例積分制御器の出力値を上限値、下限値と比較し、節電制御アーム8cの変調率の電源変動フィードフォワード項として、直列変圧器9の2次側巻線に印加する電圧指令値の計算に使用、すなわち節電手段8の節電電圧制御量を変更する。
【0375】
このように、節電手段8の制御量を変更制御する第二節電制御変更手段53を備える構成により、交流電源1の電源電圧の変動に応じて、節電手段8の制御を行うことになる。
【0376】
以上のように本実施例によれば、交流電源1の電源電圧の変動に応じて節電手段8の制御量を変更制御する第二節電制御変更手段53を備える構成とすることで、負荷2に供給する電圧低下の防止を可能とすることができる。
【0377】
なお、電源電圧検出値の時系列データを記憶すると記したが、移動平均を計算することで、時系列データ全てを記憶しなくともよい。
【0378】
(実施例28)
以下、本発明の第28実施例(実施例35に対応)について、図61及び図62を参照しながら説明する。
【0379】
なお、第1実施例から第27実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0380】
図61に本発明の第28実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、交流電源1の電源電圧、電流あるいは電力、負荷2への供給電圧、電流あるいは電力、太陽光発電手段4の電圧、電流あるいは電力、蓄電手段6の電圧、電流あるいは電力を表示する表示手段54、すなわち液晶表示器54aと、検出表示制御部54bと、切替スイッチ54cを備えている。
【0381】
次に検出表示制御部54bの制御フローについて、図62を参照しながら説明する。図に示すように、検出表示制御部54bは、入力電圧検出手段28により検出した交流電源1の電源電圧と、入力電流検出手段29により検出した交流電源1からの電流あるいは、逆潮流している電流と、負荷2へ供給している負荷電圧と、負荷電流検出手段30により検出した負荷電流と、負荷電力検出手段37により検出した負荷電力と、太陽光発電手段4の発電電圧、電流と、第二発電電力演算手段24により演算した発電電力と、バッテリ電圧検出手段43により検出したバッテリ6aの電圧と、バッテリ6aから放電している放電電流、あるいはバッテリ6aへ充電している充電電流と、バッテリ6aから放電している放電電力、あるいはバッテリ6aに充電している充電電力を入力する。入力した各電圧、電流、電力値は、切替スイッチ54cの押下されたパターンにより、表示内容を選択し、液晶表示部54aに転送され、表示制御する。
【0382】
このように、表示手段により交流電源1の電源電圧、電流あるいは電力、負荷2への供給電圧、電流あるいは電力、太陽光発電手段4の電圧、電流あるいは電力、蓄電手段6の電圧、電流あるいは電力を表示することになる。
【0383】
以上のように本実施例によれば、交流電源1の電源電圧、電流あるいは電力、負荷2への供給電圧、電流、あるいは電力、創エネ手段の電圧、電流あるいは電力、蓄電手段6の電圧、電流あるいは電力の少なくとも何れか1つ以上を表示する表示手段を備える構成とすることで、ユーザーの電源状態認識、節電意識の向上を可能とすることができる。
【0384】
なお、切替スイッチ54cの押下されたパターンにより、表示内容を選択、切替えるとしたが、全項目を1画面に表示してもよい。
【0385】
また、表示内容は数値表示でなく、時系列グラフであってもよい。
【0386】
さらに、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0387】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0388】
(実施例29)
以下、本発明の第29実施例(実施例36に対応)について、図63及び図64を参照しながら説明する。
【0389】
なお、第1実施例から第28実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0390】
図63に本発明の第29実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、交流電源1からの電力の削減量を表示するシステム効果表示手段55、すなわち液晶表示器55aと、システム効果計算部55bと、効果表示切替スイッチ55cにより構成している。
【0391】
次にシステム効果計算部55bの演算フローについて、図64を参照しながら説明する。図に示すように、システム効果計算部55bは、発電電力検出手段21により検出した太陽光発電手段4の発電電力と、バッテリ6aへの充電電力、あるいは放電電力と、節電手段8により節電した節電電力を入力する。太陽光発電手段4による削減効果は太陽光発電手段4により発電した発電電力から積算することで電力量Wh1を計算し、バッテリ6aの充放電電力による削減効果は、交流電源1の電源電圧が高い状態の際に、太陽光発電手段4で発電した発電電力を逆潮流できなかった電力から積算することで電力量Wh2を計算し、節電手段8による削減効果は、負荷2に供給する電源の電圧降下分に負荷電流を掛け合わせ積算した電力量Wh3を計算する。さらに、各削減電力量Wh1からWh3までの組合せによる削減量、あるいはトータル削減量を計算する。
【0392】
また、効果表示切替スイッチ55cは、前記したシステム効果計算部55bにより演算した個別の削減量、組合せの削減量、あるいはトータル削減量を押下されたパターンにより、表示内容を選択し、液晶表示部55aに転送され、表示制御する。
【0393】
このように、システム効果表示手段55により交流電源1の電力の削減量を各要素毎に、あるいはトータル削減量を表示することになる。
【0394】
以上のように本実施例によれば、交流電源1からの電力削減量を表示するシステム効果表示手段55を備える構成とすることで、交流電源1からの電力の削減量を表示し、資源エネルギーに対する消費者意識の向上、環境意識の向上を可能とすることができる。
【0395】
なお、切替スイッチ55cの押下されたパターンにより、表示内容を選択、切替えるとしたが、全項目を1画面に表示してもよい。
【0396】
また、表示内容は数値表示でなく、時系列グラフであってもよい。
【0397】
さらに、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0398】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0399】
(実施例30)
以下、本発明の第30実施例(実施例37に対応)について、図65から図67を参照しながら説明する。
【0400】
なお、第1実施例から第29実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0401】
図65に本発明の第30実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、契約電力と負荷2の使用電力に応じて、蓄電手段6の充放電を制御する契約電力制限手段56を備えている。
【0402】
次に契約電力制限手段56の構成について、図66を参照しながら説明する。図に示すように、契約電力制限手段56は、契約電力を入力する契約電力入力部56aと、交流電源1からの使用電力を契約電力未満となるように制御する契約電力制御部56bとにより構成している。契約電力入力部56aは、契約電力を入力する入力スイッチ56cと、入力スイッチ56cにより入力された契約電力を検出する契約電力検出部56dで構成している。
【0403】
次に、契約電力制御部56bの制御フローについて、図67を参照しながら説明する。図に示すように、契約電力制御部56bは、入力電圧検出手段28と、入力電流検出手段29から入力電力を演算する。その結果、演算した入力電力が、契約電力の90%以下となるように蓄電手段6の充放電を制御する。演算した入力電力から契約電力を差し引き、その偏差を比例積分制御器に入力する。比例積分制御器の出力値を上限値、下限値と比較し、蓄電手段6の充放電電流の契約電力フィードフォワード項として、充放電電流の指令値計算に使用する。
【0404】
このように、契約電力制限手段56により交流電源1からの供給電力を管理し、契約電力の超過を無くすることになる。
【0405】
以上のように本実施例によれば、契約電力と負荷2の使用電力に応じて、蓄電手段6の充放電を制御する契約電力制限手段56を備える構成とすることで、契約電力と負荷2の使用電力に応じて蓄電手段6の充放電を制御し、契約電力を超過することがなくなると同時に、超過した過剰使用電力を蓄電手段6の電力で補償するため、主幹ブレーカー45による電源遮断発生を未然に防止することを可能とすることができる。
【0406】
なお、蓄電手段6の充放電制御は契約電力の90%以下となるように制御したが、余裕を考慮に入れた容量であれば他の比率であっても作用効果に差異はない。
【0407】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0408】
(実施例31)
以下、本発明の第31実施例(実施例38、39に対応)について、図68から図70を参照しながら説明する。
【0409】
なお、第1実施例から第30実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0410】
図68に本発明の第31実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、蓄電手段6のバッテリ6aの電圧が一定以上の場合、蓄電手段6への充電を停止する充電停止手段57と、蓄電手段6のバッテリ6aの電圧が一定以下の場合、蓄電手段6からの放電を停止する放電停止手段58を備えている。
【0411】
次に、充電停止手段57の制御フローについて、図69を参照しながら説明する。図に示すように、充電停止手段57は、バッテリ電圧検出手段43により検出したバッテリ6aの電圧を常時監視する。このバッテリ6aの電圧が充電停止を判定する電圧V6以上となれば、充電停止とする。一度充電停止となった場合の充電復帰する電圧は、充電停止を判定する電圧V6よりも低い電圧V7としている。
【0412】
次に、放電停止手段58の制御フローについて、図70を参照しながら説明する。図に示すように、充電停止手段57は、バッテリ電圧検出手段43により検出したバッテリ6aの電圧を常時監視する。このバッテリ6aの電圧が放電停止を判定する電圧V8以下となれば、放電停止とする。一度放電停止となった場合の放電復帰する電圧は、放電停止を判定する電圧V8よりも高い電圧V9としている。
【0413】
このように、蓄電手段6のバッテリ6aの充放電を停止することになる。
【0414】
以上のように本実施例によれば、蓄電手段6のバッテリ6aの電圧が一定以上の場合、蓄電手段6への充電を停止する充電停止手段57を備える構成とすることで、蓄電手段6への過充電を防止することができ、電源システムの安全性を高めることができる。また、蓄電手段6のバッテリ6aの電圧が一定以下の場合、蓄電手段6からの放電を停止する放電停止手段58を備える構成とすることで、蓄電手段6からの過放電を防止することができ、電源システムの保守、メンテナンス作業の削減をすることができる。
【0415】
また、本実施例においては、蓄電手段にバッテリを利用したが、フライホイールであってもよい。
【0416】
(実施例32)
以下、本発明の第32実施例(実施例40に対応)について、図71及び図72を参照しながら説明する。
【0417】
なお、第1実施例から第31実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0418】
図71に本発明の第32実施例の電源システム構成図を示す。図において、交流電源1から負荷2の間には、電源システムを配置している。また、本電源システムには、太陽光発電手段4あるいは蓄電手段6の内部リンク点を切換えるリンク変更手段59を備えている。図に示すように、リンク変更手段59は、リンク点切替スイッチ59aと、切替判断部59bにより構成している。リンク切替スイッチ59aは、切替判断部59bからの指令により、リンク点をA点あるいはB点に切換える。
【0419】
次に切替判断部59bの判断フローについて、図72を参照しながら説明する。図に示すように、切替判断部59bは、負荷電力検出手段37により検出した負荷電力W1を入力する。また、発電電力検出手段21により検出した発電電力W2を入力し、さらに、バッテリ電圧検出手段43により検出したバッテリ6aの電圧とバッテリ6aからの放電電流を入力することで、バッテリ6aから供給している放電電力W3を演算する。次に、この発電電力W2と放電電力W3の合計電力W4を演算し、合計電力W4が負荷電力W1の50%以上であるか否かを判定する。初期判定結果が50%以上であればリンク点はB点となるよう制御し、50%未満であればリンク点はA点となるように制御する。初期のリンク点がA点であった時、B点に移行するのは前比率が70%以上の時とする。また初期のリンク点がB点であった時、A点に移行するのは前比率が30%以下の時とする。
【0420】
このように、太陽光発電手段4あるいは蓄電手段6のリンク点を変更することとなる。
【0421】
以上のように本実施例によれば、内部リンク点を切換えるリンク変更手段59を備える構成とすることで、太陽光発電手段4、あるいは蓄電手段6からの電力変換時の損失を低減し、効率よく利用することができる。
【0422】
なお、本実施例においては、創エネ手段を太陽光発電としたが、風力発電、波力発電、地熱発電等であってもよい。
【0423】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように本発明によれば、交流電源および負荷の間に負荷側電圧を定電圧に制御する電圧安定化手段と、前記電圧安定化手段に内部リンクする創エネ手段または蓄電手段を設ける構成とすることで、創エネ手段あるいは蓄電手段から交流電源に連系し、電力を逆潮流させると共に電圧安定化手段にて負荷に供給する電圧を調整し、負荷に対して安定した電圧にて電力供給すると共に、電力逆潮流により電力消費量を低減することを可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0424】
また、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段または蓄電手段を設ける構成とすることで、回生型インバータにより負荷に供給する過剰な電力を回生すると共に創エネ手段、蓄電手段により自然エネルギーを交流電源に逆潮流し、より電力使用量を下げることを可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0425】
さらに、交流電源および負荷の間に負荷側電圧を定電圧に制御する電圧安定化手段と、前記電圧安定化手段に内部リンクする創エネ手段と、前記創エネ手段あるいは前記電圧安定化手段により抽出した交流電源の余剰電力を蓄積する第二蓄電手段を設ける構成とすることで、創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力を第二蓄電手段に蓄積することができ、負荷の平準化を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0426】
また、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段を設ける構成とすることで、交流電源からの供給電圧が低下した際には、創エネ手段から不足電力を供給し、供給電圧が上昇した際には節電手段により負荷にとって最適な電圧への制御を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0427】
さらに、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする第三蓄電手段を設ける構成とすることで、交流電源からの供給電圧が低下した際には、第三蓄電手段から不足電力を供給し、供給電圧が上昇した際には節電手段により負荷にとって最適な電圧への制御を行うと同時に、第三蓄電手段への余剰電力の蓄電を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0428】
また、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段と、前記創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力を蓄積する第四蓄電手段を設ける構成とすることで、交流電源からの供給電圧が低下した際には、第四蓄電手段および創エネ手段から不足電力を供給し、供給電圧が上昇した際には、節電手段により負荷側への供給電圧を最適に制御すると同時に、節電手段からの余剰電力及び創エネ手段からの発電電力を第四蓄電手段に蓄電することができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0429】
さらに、第二電圧安定化手段は、交流電源および負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された双方向インバータによる構成とすることで、負荷に供給する電圧を効率よく安定化する電源システムとすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0430】
また、電圧安定化手段は、交流電源および負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された双方向インバータによる構成とすることで、電圧安定化に伴う余剰、あるいは過少電力を効率良く回生あるいは追加供給を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0431】
さらに、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段と、前記創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力を蓄積する第二蓄電手段を設ける構成とすることで、創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力あるいは節電手段による節電電力を第二蓄電手段に蓄積することができ、負荷の平準化を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0432】
また、電圧安定化手段は、交流電源および負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された双方向インバータによる構成とすることで、負荷に供給する電圧を効率よく安定化する電源システムとすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0433】
さらに、電圧安定化手段は、交流電源および負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された双方向インバータによる構成とすることで、電圧安定化に伴う余剰、あるいは過少電力を効率良く回生あるいは追加供給を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0434】
また、交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段と、前記創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力を蓄積する第二蓄電手段を設ける構成とすることで、創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力あるいは節電手段による節電電力を第二蓄電手段に蓄積することができ、負荷の平準化を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0435】
さらに、節電手段は、交流電源および負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された回生型インバータによる構成とすることで、負荷に供給する電圧を最適とし、余剰電力を効率良く回生することができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0436】
また、節電手段を創エネ手段あるいは蓄電手段の連系インバータとして利用する連系インバータ制御手段を備える構成とすることで、より回路構成の簡略化が可能となり、より小型で安価な電源システムを可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0437】
さらに、電圧安定化手段を創エネ手段あるいは蓄電手段の連系インバータとして利用する第二連系インバータ制御手段を備えた構成とすることで、より回路構成の簡略化が可能となり、より小型で安価な電源システムを可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0438】
また、双方向インバータを創エネ手段あるいは蓄電手段の連系インバータとして利用する構成とすることで、より回路構成の簡略化が可能となり、より小型で安価な電源システムを可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0439】
さらに、創エネ手段の発電電力を検出する発電電力検出手段を備える構成とすることで、自然エネルギーの利用度合いを把握でき、ユーザーの利便性を増すと共に、省エネに対する意識向上を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0440】
また、発電電力検出手段は、電圧安定化手段に内部リンクする電圧を検出する内部リンク電圧検出手段と、電流を検出する内部リンク電流検出手段と、前記内部リンク電圧検出手段により検出した内部リンク電圧と前記内部リンク電流検出手段により検出した内部リンク電流とにより発電電力を演算する発電電力演算手段を備える構成とすることで、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0441】
さらに、発電電力検出手段は、節電手段に内部リンクする電圧を検出する第二内部リンク電圧検出手段と、電流を検出する第二内部リンク電流検出手段と、前記第二内部リンク電圧検出手段により検出した前記節電手段に内部リンクする電圧と前記第二内部リンク電流検出手段により検出した前記節電手段に内部リンクする電流とにより発電電力を演算する第二発電電力演算手段を備える構成とすることで、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0442】
また、発電電力検出手段は、電圧安定化手段の入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、前記電圧安定化手段の入力電流を検出する入力電流検出手段と、負荷に供給している電流を検出する負荷電流検出手段と、前記入力電圧検出手段により検出した前記電圧安定化手段の入力電圧と前記入力電流検出手段により検出した前記電圧安定化手段の入力電流と前記負荷電流検出手段により検出した負荷に供給している電流により発電電力を演算する第三発電電力演算手段を備える構成とすることで、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0443】
さらに、発電電力検出手段は、節電手段の入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、前記節電手段の入力電流を検出する入力電流検出手段と、負荷に供給している電流を検出する負荷電流検出手段と、前記入力電圧検出手段により検出した前記節電手段の入力電圧と前記入力電流検出手段により検出した前記節電手段の入力電流と前記負荷電流検出手段により検出した負荷に供給している電流とにより発電電力を演算する第四発電電力演算手段を備える構成とすることで、大電流を計測することがなく、電源システム全体の小型化を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0444】
また、夜間電力を蓄電手段に蓄積するよう制御する夜間電力蓄電手段と、交流電源電圧が低下した時に蓄積した夜間電力を負荷に供給する電圧低下補償手段を備える構成とすることで、交流電源電圧が低下した時にも負荷に対して安定した電圧の供給を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0445】
さらに、交流電源の電源電圧の状態により、蓄電手段の充放電を制御する充放電制御手段を備える構成とすることで、交流電源からの供給電力を平準化することができると共に、負荷に供給する電力の安定化を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0446】
また、発電電力検出手段と、負荷へ供給する電力を検出する負荷電力検出手段と、節電手段により電源側へ回生する節電電力検出手段と、蓄電手段への充放電を最適に制御する蓄電最適制御手段を備える構成とすることで、創エネ手段からの発電電力と、負荷への供給電力から節電手段により余剰電力を最適に分配し、交流電源の安定化と蓄電手段の蓄積電力の安定化を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0447】
さらに、負荷に供給する電圧を検出する負荷電圧検出手段と、負荷へ供給する目標電圧を設定する目標電圧設定手段と、負荷電圧と目標電圧の偏差により蓄電手段の充放電を制御する第二充放電制御手段を備える構成とすることで、負荷への供給電圧と目標電圧の偏差から過不足分を蓄電手段で補償し、負荷電圧の安定化が図れ、電源の信頼性の向上を可能とすることができるという作用を有する。
【0448】
また、交流電源の状態に関係なく、創エネ手段から電源を供給する第二電源供給手段を備える構成とすることで、交流電源の状態に関係なく、創エネ手段から電源供給でき、自然エネルギーの有効活用を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0449】
さらに、負荷に流れる電流、あるいは負荷に供給する電力、及び蓄電手段の電圧、及び交流電源の電源電圧により創エネ手段の発電電力を調整する発電電力調整手段を備える構成とすることで、負荷に流れる電流、あるいは電力から創エネ手段の発電電力を制御し、交流電源からの電力供給の抑制、及び交流電源の電圧上昇抑制、蓄電手段の過充電防止を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0450】
また、電圧安定化手段あるいは回生型インバータは、スイッチング素子と逆並列に接続したダイオードを上下に直列接続した直列アームを3本互いに並列接続した3アームインバータを備える構成とすることで、より回路構成を簡略化することができ、より安価な電源システムの構築を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0451】
さらに、電圧安定化手段あるいは回生型インバータは、スイッチング素子と逆並列に接続したダイオードを上下に直列接続した直列アームを、少なくとも4本以上互いに並列接続した双方向インバータを備える構成とすることで、電圧補償幅の向上を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0452】
また、交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により連系インバータを電流制御から電圧制御に切り換えるインバータ制御変更手段を備える構成とすることで、独立電源として負荷への電源供給を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0453】
さらに、交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により節電手段の節電運転を停止する節電停止手段を備える構成とすることで、電源システム内部の損失を低減することができ、システム全体の効率の向上を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0454】
また、交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により節電手段の節電電圧幅を下げる節電電圧変更手段を備える構成とすることで、簡易的な3アーム構成のインバータにおいても、系統連系、節電制御、独立電源として機能することができ、さらに電源システム内部の損失を低減することでシステム全体の効率の向上を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0455】
さらに、交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により電圧安定化手段の電圧安定化運転を停止する電圧安定化停止手段を備える構成とすることで、電源システム内部の損失を低減することができ、システム全体の効率の向上を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0456】
また、交流電源の主幹ブレーカーの容量と創エネ手段あるいは蓄電手段の最大出力容量との合計容量を少なくとも上回る容量を有した配電手段を備える構成とすることで、接続できる負荷容量は最大で、交流電源の主幹ブレーカー容量と創エネ手段あるいは蓄電手段の最大出力容量の合計容量まで可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0457】
さらに、交流電源の主幹ブレーカーの容量と創エネ手段の最大出力容量と蓄電手段の最大出力容量の合計容量を少なくとも上回る容量を有した第二配電手段を備える構成とすることで、接続できる負荷容量は最大で、交流電源の主幹ブレーカー容量と創エネ手段及び蓄電手段の最大出力容量の合計容量まで可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0458】
また、配電手段あるいは第二配電手段からの電力を分岐する電力分岐手段を備える構成とすることで、大容量の配電線を引き回す距離を短縮することができ、負荷への配線コストダウンを可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0459】
さらに、交流電源の電源電圧の状態により、節電電力を交流電源に回生する回生電流制御手段と節電電力を蓄電手段に充電する第三充放電制御手段を備える構成とすることで、交流電源の電源電圧の状態により節電電力の余剰分を蓄電手段あるいは交流電源に振り分け、交流電源に対して集中連系していた時の負荷側の電圧上昇防止を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0460】
また、負荷の変動に応じて蓄電手段の充放電を制御する第四充放電制御手段を備える構成とすることで、交流電源に過剰で急激な負荷変動の防止を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0461】
さらに、負荷の変動に応じて節電手段の制御量を変更する節電制御変更手段を備える構成とすることで、負荷に供給する電圧の低下の防止を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0462】
また、交流電源の電源電圧の変動に応じて節電手段の制御量を変更する第二節電制御変更手段を備える構成とすることで、負荷に供給する電圧の急激な上昇あるいは低下の防止を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0463】
さらに、交流電源の電源電圧、電流あるいは電力、負荷への供給電圧、電流、あるいは電力、創エネ手段の電圧、電流あるいは電力、蓄電手段の電圧、電流あるいは電力の少なくとも何れか1つ以上を表示する表示手段を備える構成とすることで、ユーザーの電源状態認識、節電意識の向上を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0464】
また、交流電源からの電力削減量を表示するシステム効果表示手段を備える構成とすることで、資源エネルギーに対する消費者意識の向上、環境意識の向上を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0465】
さらに、契約電力と負荷の使用電力に応じて、蓄電手段の充放電を制御する契約電力制限手段を備える構成とすることで、契約電力と負荷の使用電力に応じて蓄電手段の充放電を制御し、契約電力を超過することがなくなると同時に、超過した過剰使用電力を蓄電手段の電力で補償するため、主幹ブレーカーによる電源遮断発生を未然に防止することを可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0466】
また、交流電源からの電力削減量を表示するシステム効果表示手段を備える構成とすることで、交流電源からの電力の削減量を表示し、資源エネルギーに対する消費者意識の向上、環境意識の向上を可能とすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0467】
さらに、蓄電手段の電圧が一定以上の場合、蓄電手段への充電を停止する充電停止手段を備える構成とすることで、蓄電手段への過充電を防止することができ、電源システムの安全性を高めることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0468】
また、蓄電手段の電圧が一定以下の場合、蓄電手段からの放電を停止する放電停止手段を備える構成とすることで、蓄電手段からの過放電を防止することができ、電源システムの保守、メンテナンス作業の削減をすることができるという効果のある電源システムを提供できる。
【0469】
さらに、創エネ手段が電圧安定化手段あるいは節電手段に内部リンクする点を切換えるリンク変更手段を備える構成とすることで、創エネ手段、あるいは蓄電手段からの電力変換時の損失を低減し、効率よく利用することができるという効果のある電源システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電源システム構成図
【図2】同電圧安定化手段の構成図
【図3】同太陽光発電手段の構成図
【図4】本発明の実施例2における電圧安定化手段の構成図
【図5】本発明の実施例3における電源システム構成図
【図6】同蓄電手段の構成図
【図7】本発明の実施例4における電源システム構成図
【図8】同第二蓄電手段の構成図
【図9】同第二蓄電制御部の制御フローチャート
【図10】本発明の実施例5における電源システム構成図
【図11】同節電手段の構成図
【図12】同他の節電手段の構成図
【図13】本発明の実施例6における電源システム構成図
【図14】同第三蓄電手段の構成図
【図15】同第三蓄電制御部の制御フローチャート
【図16】本発明の実施例7における電源システム構成図
【図17】同第四蓄電手段の構成図
【図18】同第四蓄電制御部の制御フローチャート
【図19】本発明の実施例8における電源システム構成図
【図20】同第二電圧安定化手段の構成図
【図21】同第二電圧安定化手段の動作説明図
【図22】同他の第二電圧安定化手段の構成図
【図23】本発明の実施例9における電源システム構成図
【図24】同第二太陽光発電手段の構成図
【図25】同連系インバータ制御手段の構成図
【図26】同自立運転の制御シーケンス説明図
【図27】同復電時の動作シーケンス(自立運転時)説明図
【図28】同復電時の動作シーケンス(自立運転なし時)説明図
【図29】本発明の実施例10における電源システム構成図
【図30】同第二連系インバータ制御手段の構成図
【図31】本発明の実施例11における電源システム構成図
【図32】本発明の実施例12における電源システム構成図
【図33】本発明の実施例13における電源システム構成図
【図34】本発明の実施例14における電源システム構成図
【図35】本発明の実施例15における電源システム構成図
【図36】本発明の実施例16における電源システム構成図
【図37】同第五蓄電手段の構成と夜間電力蓄電手段の動作説明図
【図38】同電圧低下補償手段の動作説明図
【図39】本発明の実施例17における電源システム構成図
【図40】同負荷電力検出手段の構成図
【図41】同節電電力検出手段の構成図
【図42】同蓄電最適制御手段の制御フローチャート
【図43】本発明の実施例18における電源システム構成図
【図44】同第二充放電制御手段の制御フローチャート
【図45】本発明の実施例19における電源システム構成図
【図46】同発電電力調整手段の制御フローチャート
【図47】本発明の実施例20における電源システム構成図
【図48】同節電電圧変更手段の制御フローチャート
【図49】本発明の実施例21における電源システム構成図
【図50】本発明の実施例22における電源システム構成図
【図51】本発明の実施例23における電源システム構成図
【図52】本発明の実施例24における電源システム構成図
【図53】同回生電流制御手段の制御フローチャート
【図54】同第三充放電制御手段の制御フローチャート
【図55】本発明の実施例25の電源システム構成図
【図56】同第四充放電制御手段の制御フローチャート
【図57】本発明の実施例26の電源システム構成図
【図58】同節電制御変更手段の制御フローチャート
【図59】本発明の実施例27の電源システム構成図
【図60】同第二節電制御変更手段の制御フローチャート
【図61】本発明の実施例28の電源システム構成図
【図62】同検出表示制御部の制御フローチャート
【図63】本発明の実施例29の電源システム構成図
【図64】同システム効果計算部の演算フローチャート
【図65】本発明の実施例30の電源システム構成図
【図66】同契約電力制限手段の構成図
【図67】同契約電力制御部の制御フローチャート
【図68】本発明の実施例31の電源システム構成図
【図69】同充電停止手段の制御フローチャート
【図70】同放電停止手段の制御フローチャート
【図71】本発明の実施例32の電源システム構成図
【図72】同切替判断部の判断フローチャート
【図73】従来の節電装置の構成図
【符号の説明】
1 交流電源
2 負荷
3 電圧安定化手段
4 太陽光発電手段
5 双方向インバータ
6 蓄電手段
7 第二蓄電手段
8 節電手段
9 直列変圧器
10 第三蓄電手段
11 第四蓄電手段
12 第二電圧安定化手段
13 第二太陽光発電手段
14 連系インバータ制御手段
15 電源停止検出手段
16 節電停止手段
17 インバータ制御変更手段
18 第二連系インバータ制御手段
19 電圧安定化停止手段
20 第二電源供給手段
21 発電電力検出手段
22 内部リンク電圧検出手段
23 内部リンク電流検出手段
24 第二発電電力演算手段
25 第二内部リンク電圧検出手段
26 第二内部リンク電流検出手段
27 第三発電電力演算手段
28 入力電圧検出手段
29 入力電流検出手段
30 負荷電流検出手段
31 第四発電電力演算手段
32 第五発電電力演算手段
33 第五蓄電手段
34 夜間電力蓄電手段
35 充放電制御手段
36 電圧低下補償手段
37 負荷電力検出手段
38 節電電力検出手段
39 蓄電最適制御手段
40 目標電圧設定手段
41 第二充放電制御手段
42 発電電力調整手段
43 バッテリ電圧検出手段
44 節電電圧変更手段
45 主幹ブレーカー
46 配電手段
47 第二配電手段
48 電力分岐手段
49 回生電流制御手段
50 第三充放電制御手段
51 第四充放電制御手段
52 節電制御変更手段
53 第二節電制御変更手段
54 表示手段
55 システム効果表示手段
56 契約電力制限手段
57 充電停止手段
58 放電停止手段
59 リンク変更手段

Claims (40)

  1. 交流電源および負荷の間に負荷側電圧を定電圧に制御する電圧安定化手段と、前記電圧安定化手段に内部リンクする創エネ手段を設けたことを特徴とする電源システム。
  2. 交流電源および負荷の間に負荷側電圧を定電圧に制御する電圧安定化手段と、前記電圧安定化手段に内部リンクする蓄電手段を設けたことを特徴とする電源システム。
  3. 交流電源および負荷の間に負荷側電圧を定電圧に制御する電圧安定化手段と、前記電圧安定化手段に内部リンクする創エネ手段と、前記創エネ手段あるいは前記電圧安定化手段により抽出した交流電源の余剰電力を蓄積する第二蓄電手段を設けたことを特徴とする電源システム。
  4. 交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段を設けたことを特徴とする電源システム。
  5. 交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする第三蓄電手段を設けたことを特徴とする電源システム。
  6. 交流電源および負荷の間に配した直列変圧器を備えた節電手段と、前記節電手段に内部リンクする創エネ手段と、前記創エネ手段あるいは交流電源の余剰電力を蓄積する第四蓄電手段を設けたことを特徴とする電源システム。
  7. 第二電圧安定化手段は、交流電源および負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された双方向インバータにより構成することを特徴とする請求項1、2または3記載の電源システム。
  8. 節電手段は、交流電源および負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された回生型インバータにより構成することを特徴とする請求項4、5または6記載の電源システム。
  9. 節電手段を創エネ手段あるいは蓄電手段の連系インバータとして利用する連系インバータ制御手段を備えたことを特徴とする請求項4、5または6記載の電源システム。
  10. 電圧安定化手段を創エネ手段あるいは蓄電手段の連系インバータとして利用する第二連系インバータ制御手段を備えたことを特徴とする請求項1、2または3記載の電源システム。
  11. 創エネ手段の発電電力を検出する発電電力検出手段を備えたことを特徴とする請求項1、3、4または6記載の電源システム。
  12. 発電電力検出手段は、電圧安定化手段に内部リンクする電圧を検出する内部リンク電圧検出手段と、電流を検出する内部リンク電流検出手段と、前記内部リンク電圧検出手段により検出した内部リンク電圧と前記内部リンク電流検出手段により検出した内部リンク電流とにより発電電力を演算する発電電力演算手段を備えたことを特徴とする請求項10記載の電源システム。
  13. 発電電力検出手段は、節電手段に内部リンクする電圧を検出する第二内部リンク電圧検出手段と、電流を検出する第二内部リンク電流検出手段と、前記第二内部リンク電圧検出手段により検出した前記節電手段に内部リンクする電圧と前記第二内部リンク電流検出手段により検出した前記節電手段に内部リンクする電流とにより発電電力を演算する第二発電電力演算手段を備えたことを特徴とする請求項9記載の電源システム。
  14. 発電電力検出手段は、電圧安定化手段の入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、前記電圧安定化手段の入力電流を検出する入力電流検出手段と、負荷に供給している電流を検出する負荷電流検出手段と、前記入力電圧検出手段により検出した前記電圧安定化手段の入力電圧と前記入力電流検出手段により検出した前記電圧安定化手段の入力電流と前記負荷電流検出手段により検出した負荷に供給している電流により発電電力を演算する第三発電電力演算手段を備えたことを特徴とする請求項10記載の電源システム。
  15. 発電電力検出手段は、節電手段の入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、前記節電手段の入力電流を検出する入力電流検出手段と、負荷に供給している電流を検出する負荷電流検出手段と、前記入力電圧検出手段により検出した前記節電手段の入力電圧と前記入力電流検出手段により検出した前記節電手段の入力電流と前記負荷電流検出手段により検出した負荷に供給している電流とにより発電電力を演算する第四発電電力演算手段を備えたことを特徴とする請求項9記載の電源システム。
  16. 夜間電力を蓄電手段に蓄積するよう制御する夜間電力蓄電手段と、交流電源電圧が低下した時に蓄積した夜間電力を負荷に供給する電圧低下補償手段を備えたことを特徴とする請求項2、3、5または6記載の電源システム。
  17. 交流電源の電源電圧の状態により、蓄電手段の充放電を制御する充放電制御手段を備えたことを特徴とする請求項2、3、5または6記載の電源システム。
  18. 発電電力検出手段と、負荷へ供給する電力を検出する負荷電力検出手段と、節電手段により電源側へ回生する節電電力検出手段と、蓄電手段への充放電を最適に制御する蓄電最適制御手段を備えたことを特徴とする請求項4、5または6記載の電源システム。
  19. 負荷に供給する電圧を検出する負荷電圧検出手段と、負荷へ供給する目標電圧を設定する目標電圧設定手段と、負荷電圧と目標電圧の偏差により蓄電手段の充放電を制御する第二充放電制御手段を備えたことを特徴とする請求項2、3、5または6記載の電源システム。
  20. 交流電源の状態に関係なく、創エネ手段から電源を供給する第二電源供給手段を備えたことを特徴とする請求項1、3、4または6記載の電源システム。
  21. 負荷に流れる電流、あるいは負荷に供給する電力、及び蓄電手段の電圧、及び交流電源の電源電圧により創エネ手段の発電電力を調整する発電電力調整手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の電源システム。
  22. 電圧安定化手段あるいは回生型インバータは、スイッチング素子と逆並列に接続したダイオードを上下に直列接続した直列アームを3本互いに並列接続した3アームインバータを備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の電源システム。
  23. 電圧安定化手段あるいは回生型インバータは、スイッチング素子と逆並列に接続したダイオードを上下に直列接続した直列アームを、少なくとも4本以上互いに並列接続した双方向インバータを備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の電源システム。
  24. 交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により連系インバータを電流制御から電圧制御に切り換えるインバータ制御変更手段を備えたことを特徴とする請求項7または8記載の電源システム。
  25. 交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により節電手段の節電運転を停止する節電停止手段を備えたことを特徴とする請求項4、5または6記載の電源システム。
  26. 交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により節電手段の節電電圧幅を下げる節電電圧変更手段を備えたことを特徴とする請求項4、5または6記載の電源システム。
  27. 交流電源からの供給が停止したことを検出する電源停止検出手段と、前記電源停止検出手段による電源停止の検出により電圧安定化手段の電圧安定化運転を停止する電圧安定化停止手段を備えたことを特徴とする請求項1、2または3記載の電源システム。
  28. 交流電源の主幹ブレーカーの容量と創エネ手段あるいは蓄電手段の最大出力容量との合計容量を少なくとも上回る容量を有した配電手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の電源システム。
  29. 交流電源の主幹ブレーカーの容量と創エネ手段の最大出力容量と蓄電手段の最大出力容量の合計容量を少なくとも上回る容量を有した第二配電手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の電源システム。
  30. 配電手段あるいは第二配電手段からの電力を分岐する電力分岐手段を備えたことを特徴とする請求項28または29記載の電源システム。
  31. 交流電源の電源電圧の状態により、節電電力を交流電源に回生する回生電流制御手段と節電電力を蓄電手段に充電する第三充放電制御手段を備えたことを特徴とする請求項4、5または6記載の電源システム。
  32. 負荷の変動に応じて蓄電手段の充放電を制御する第四充放電制御手段を備えたことを特徴とする請求項2、3、5または6記載の電源システム。
  33. 負荷の変動に応じて節電手段の制御量を変更する節電制御変更手段を備えたことを特徴とする請求項4、5または6記載の電源システム。
  34. 交流電源の電源電圧の変動に応じて節電手段の制御量を変更する第二節電制御変更手段を備えたことを特徴とする請求項4、5または6記載の電源システム。
  35. 交流電源の電源電圧、電流あるいは電力、負荷への供給電圧、電流、あるいは電力、創エネ手段の電圧、電流あるいは電力、蓄電手段の電圧、電流あるいは電力の少なくとも何れか1つ以上を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の電源システム。
  36. 交流電源からの電力の削減量を表示するシステム効果表示手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の電源システム。
  37. 契約電力と負荷の使用電力に応じて、蓄電手段の充放電を制御する契約電力制限手段を備えたことを特徴とする請求項2、3、5または6記載の電源システム。
  38. 蓄電手段の電圧が一定以上の場合、蓄電手段への充電を停止する充電停止手段を備えたことを特徴とする請求項2、3、5または6記載の電源システム。
  39. 蓄電手段の電圧が一定以下の場合、蓄電手段からの放電を停止する放電停止手段を備えたことを特徴とする請求項2、3、5または6記載の電源システム。
  40. 創エネ手段が電圧安定化手段あるいは節電手段に内部リンクする点を切換えるリンク変更手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の電源システム。
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