JP2004219293A - 実写を関連付けた目的地案内システム - Google Patents
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Abstract
【課題】名称だけからの案内や、地図上から想像するだけの道順を、実写データを用いて現実の建造物の概観や道幅、交差点の概観を表示することにより、誰にでも、視覚的に捕らえることができ、より分かりやすい案内を提供する案内システムを提供することを目的とする。
【解決手段】通常の地図情報と目的地についての案内内容に加え、実写画像をあらかじめ登録しておき、指定された目的地の実写画像を表示する。また、その目的地に至る経路途中の所定の位置における実写画像を表示する。これにより、案内の内容をより視覚的に利用者に伝える。実写画像の表示の仕方は、例えばスライド形式とする。さらに地図情報、目的地詳細情報、または前記実写画像情報の登録、削除、または更新を行えるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】通常の地図情報と目的地についての案内内容に加え、実写画像をあらかじめ登録しておき、指定された目的地の実写画像を表示する。また、その目的地に至る経路途中の所定の位置における実写画像を表示する。これにより、案内の内容をより視覚的に利用者に伝える。実写画像の表示の仕方は、例えばスライド形式とする。さらに地図情報、目的地詳細情報、または前記実写画像情報の登録、削除、または更新を行えるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駅前などの周辺を案内するシステムに関し、特に地図情報や実写情報を用いて視覚的にわかりやすい案内を行う目的地案内システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、駅周辺などの案内を行う方法としては、駅前に単に地図を設置する方法がよく用いられている。また、駅周辺などの案内を行うシステムとして、タッチパネルにより周辺の名所、店、および建造物などの案内をするシステムなどが知られている。
【0003】
駅前に設置されている地図に関しては、単に周辺の地理を示しているだけにとどまり、目的地までの案内や、名称による検索を行ってくれるものではない。一方、タッチパネルによる周辺案内システムによれば、目的地の名称を直接入力することで案内を受けたり、カテゴリ別で選択していき最終的に目的地の名称を選択することで案内を受けることができる。これは、あらかじめ登録されているデータを名称やカテゴリ別に検索できるようにしたシステムであり、検索結果から目的地の情報として登録されている、例えば目的地の住所、電話番号、アクセス方法などを表示して案内するシステムである。
【0004】
また、最近では携帯電話によるGPSを使って周辺案内を行うシステムがあり、GPSのサービスを受けることができる携帯電話により現在の位置情報から周辺の地図、名所の案内を受けることができる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2002−24458、図1など
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、タッチパネルでの周辺案内や携帯電話での周辺案内では、最終的な目的地の名称を明確に入力あるいは選択しなければ詳細な案内情報が得られない。これは目的地の名称は分からないが、建造物の特徴が分かっているといった場合であっても、名称が分からないために案内情報を得ることができないという問題がある。
【0007】
また、地図(単に駅前などに設置してある地図のほか、携帯電話その他の機器により表示されたものも含む)により目的地へ向かう場合は、地図上で道順を確認し建造物や地図上の道幅といったものを目印として移動するが、それらの情報は案内情報からの建造物の名称であったり、地図上で他の道幅と比較した相対的な道幅に過ぎず、実際にその場所へ行ってみると建造物からはその名所が分からなかったり、予想以上に道幅が狭い場合が多々ある。その結果、目的地までの道順を迷ってしまうという問題がある。さらに、お年寄りや子供などは、建造物の名称を覚えたり、通りの名称を覚えたりして目的へたどり着くのは難しいという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、このように名称だけからの案内や、地図上から想像するだけの道順を、実写データを用いて現実の建造物の概観や道幅、交差点の概観を表示することにより、誰にでも、視覚的に捕らえることができ、より分かりやすい案内を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、利用者が指定した目的地に関する案内を行う目的地案内システムであって、目的地を指定する手段と、地図上で所定の出発地点から利用者が指定した目的地までの経路を表示する手段と、前記目的地の実写画像を表示する手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明は、利用者が指定した目的地に関する案内を行う目的地案内システムであって、目的地を指定する手段と、所定の出発地点から利用者が指定した目的地までの経路を表示する手段と、前記経路の途中の位置における実写画像および前記目的地の実写画像を表示する手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明は、利用者が指定した目的地に関する案内を行う目的地案内システムであって、地図上で目的地となる位置および経路途中の実写画像を登録する位置の座標と住所と経路情報とを含む地図情報を記憶する手段と、前記地図情報として格納された位置の住所と名称とその位置の特徴を示すカテゴリ情報とを含む詳細情報を格納した目的地詳細情報を記憶する手段と、前記目的地詳細情報として格納された位置の住所と実写画像とを含む実写画像情報を記憶する手段と、目的地を指定する手段と、所定の出発地点から利用者が指定した目的地までの経路を前記地図情報から探索する手段と、探索された経路を表示する手段と、前記経路の途中の位置における実写画像および前記目的地の実写画像を前記実写画像情報から取得して表示する手段と、前記目的地について前記目的地詳細情報から取得した詳細情報を表示する手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項2または3に記載の目的地案内システムにおいて、前記経路の途中の位置における実写画像の表示は、スライド形式で順次表示するものであることを特徴とする。
【0013】
請求項5に係る発明は、請求項3に記載の目的地案内システムにおいて、前記地図情報、目的地詳細情報、または前記実写画像情報の登録、削除、または更新を行う編集手段をさらに備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施する場合の一形態を図面を参照して具体的に説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施の一形態である駅前案内システムの構成を示すブロック図である。駅前案内システムは、図1に示すように、利用者が直接操作するための利用者端末画面101と、実際に画像を表示するための処理を行うメイン端末装置102(例えばパーソナルコンピュータ)と、各種データを保存するためのデータベース(DB)を持ったハードディスク103と、地図情報や目的地案内内容である詳細情報を入力するための情報取込装置106と、地図情報や目的地案内内容の詳細情報と実写画像情報との関連付けを行う管理者端末装置104と、実写を撮影し管理者端末装置104へ実写画像情報を送るための撮影機105とを備える。
【0016】
図2に、図1の利用者端末画面101の前面パネルの外観と項目の選択の例を示す。201はディスプレイであり、図では初期(メイン)メニュー画面が表示されている。207はディスプレイ上に表示されているカーソルを示す。202〜205は各種のボタンであり、206はカーソル操作ボタンである。利用者は、ディスプレイ201に表示された案内に対して、カーソル操作ボタン206により目的の項目にカーソル207を移動させることができる。カーソル207で示された項目は、決定ボタン203を押下することにより決定される。メニューボタン202は、図2に図示した初期メニューを表示することを指示するボタンである。戻るボタン204は、ひとつ前の表示内容に戻って表示することを指示するボタンである。終了ボタン205は、操作を終了することを指示するボタンである。
【0017】
初期メニューの第1項目の「周辺地図」にカーソル207を合わせて決定ボタン203を押下すると、次に駅周辺のどの地区の地図を表示するかの選択肢(例えば、「東口周辺」や「西口周辺」など)が表示される。利用者は、そのような選択肢から同様の操作で地区を選択し、これを繰り返していくことにより、目的地を含む地区の地図をディスプレイ201上に表示させることができる。目的地を含む地区の地図が表示されたら、利用者は、目的地の位置にカーソル207を合わせて決定ボタン203を押下することにより、目的地を決定することができる。
【0018】
初期メニューの第2項目の「目的地案内」にカーソル207を合わせて決定ボタン203を押下すると、次に「住所で探す」や「TELで探す」などの選択肢が表示される。利用者が「住所で探す」を選択すると住所の選択肢が表示される。利用者は、住所の選択肢を選択していくことにより住所を絞り込んでいき、目的地を含む地区の地図をディスプレイ201上に表示させることができる。その後、目的地の位置にカーソル207を合わせて決定ボタン203を押下することにより、目的地を決定することができる。「TELで探す」を選択すると、数字が表示され、カーソル207を数字に合わせて決定ボタン203を押下することを繰り返して電話番号を入力することができる。利用者は、目的地の電話番号を入力して決定ボタン203を押下することで、直接、目的地を決定できる。
【0019】
初期メニューの「名所検索」や「飲食店検索」も同様であり、表示される選択肢を選択していくことにより、目的地を決定できる。さらに、不図示だが、初期メニューの中には「カテゴリ」の選択肢があり、これを選択することにより各種のカテゴリの分類で目的地を探すことができる。例えば、オフィスやデパートを探したいときは、カテゴリのメニューの中に「オフィス」や「デパート」の選択肢があり、それらを選択することにより「オフィス」や「デパート」の一覧が表示されるので、その中から目的地を決定することができる。また、各目的地のカテゴリとして、店構えや、壁の色など、人の五感で記憶に残るような特徴についても登録してある。したがって、カテゴリのメニューからそのような特徴を選択することにより、目的地(目的の店や建造物など)を探して決定することができる。
【0020】
図3は、実際に利用者が目的地を決定して案内を表示した際に見ることができる情報例を表した図である。
【0021】
利用者が目的地を決定すると、本システムは、ディスプレイ201に、利用者が指示した目的地までの地図表示301(既に目的地を含む地図が表示されている場合もある)を表示する。カーソル207は、決定した目的地304の位置にセットされる。また、駅から決定した目的地304までの経路を矢印(例えば305)で表示する。さらに、当該経路上の目印となる幾つかの地点(例えば306に示すようなアミ掛け部分)の実写画像表示302を、スライド形式で順番に表示する。各地点の実写画像は、その地点が経路上の交差点などである場合は、経路の進む方向に従った表示角度で実写画像が表示されるように工夫されている。経路表示終了後、地図上のカーソル207が指している目的地の実写画像表示302とその目的地詳細表示303を表示する。カーソル207は、地図上の建造物、交差点などの目印になるような箇所に、カーソル操作ボタン206により移動させることが可能である。カーソル207を合わせた後に決定ボタン203を押下することにより、そのカーソル207を合わせた位置が新たに目的地と認識され、該目的地に関して上述したような表示がなされる。
【0022】
以上のように、利用者は、種々の検索方法で目的地を検索して決定ボタン203を押下することにより、その目的地までの経路と経路途中や目的地の実写画像表示302と目的地詳細表示303とを参照することができ、必要な情報を得ることができる。特に、目的地までの経路途中の幾つかの地点の実写や目的地の実写を見ることができるので、実際の目的地までの道順について途中の建造物などの景色で視覚的にとらえることができ記憶することも容易である。さらに、上述したようにカテゴリでの検索もできるので、店構えや壁の色などが記憶にある場合はそのような特徴でも目的の店などを検索でき、実写画像と合わせて参照することにより、名称が不明でも簡単かつ確実に目的の店などを視覚的に探し出すことができる。
【0023】
図4は、メイン端末装置102が利用者の指示に応じて提供するべき案内の内容を決定するために必要な各処理部とデータの構成を示している。メイン端末装置102は、利用者がカーソル操作ボタン206により決定項目を選択する操作を制御するカーソル制御部410、利用者が選択した内容を処理する決定内容処理部401、決定内容からディスプレイ201へ表示する項目を決定する表示内容決定部402、決定した表示内容の実際のデータを取得するデータアクセス部403、取得したデータから実際に表示する内容を作成する表示内容作成部404を備えている。
【0024】
利用者が決定ボタン203により決定を指示する度に、上記の決定内容処理部401から表示内容作成部404までの処理を繰返し、利用者へ必要な情報を提供することとなる。カーソル操作ボタン206は上述したように上下左右のボタンを備え、これらのボタンを操作することにより現在カーソルが示している項目の上下左右に位置する項目へとカーソルが移動する。地図上の移動では詳細情報が存在する地図上の位置だけにカーソルが移動するように、カーソル制御部410が制御を行っている。
【0025】
データアクセス部403がアクセスするDB103には、表示に必要な情報として、メニュー情報405、地図情報406、目的地詳細情報407、実写画像情報408、および経路情報409が登録されている。地図情報406にはカーソル207で選択可能な箇所に内部キー(住所など)が設定されており、その内部キーにより目的地詳細情報407および実写画像情報408を関連付けている。目的地詳細情報407にはメニュー情報405として表示するカテゴリなどのキーも設定されているため、カテゴリ情報などからも目的地詳細情報407の検索が可能である。さらに、目的地詳細情報407から関連付いている実写画像情報408を取得して表示させることとなる。
【0026】
メイン端末装置102は、目的地検索のための補助機能として、検索補助機能部411を備えている。これは、目的地を名称で探す場合の名称入力機能、名称の一部を入力して検索して複数の目的地候補を表示する機能、電話番号で探す場合の電話番行入力機能などを提供するものであり、これにより直接的に目的地を検索できる機能を提供するものである。
【0027】
以上のようなメイン端末装置102の各部により、利用者が決定した内容に従って処理を行い、最終的には目的の詳細情報と実写情報がディスプレイ上へと表示される。
【0028】
図5は、利用者が利用者端末画面101を操作して目的の情報を得るまでのメイン端末装置102における基本的な手順をフローチャートで示したものである。
【0029】
まず利用者は、利用者端末画面101のカーソル操作ボタン206により、知りたい情報が含まれているだろう項目を選択する(S501)。このときメイン端末装置102では、カーソル制御部410が処理を行っている。選択した項目に対して利用者が決定ボタン203により当該項目を決定すると(S502)、メイン端末装置102では、決定内容処理部401、表示内容決定部402、データアクセス部403、および表示内容作成部404で処理を行い、利用者が求めた情報を利用者端末画面101へ表示する。
【0030】
利用者は決定ボタン203により決定した内容により表示された内容を確認して、目的の情報を得ることができたか確認をすることとなる(S503)。その場合、目的の情報をすべて得ることができていれば終了へ、得ることができていなければ再度S501のカーソルの操作から同じ操作を繰り返す(S504)。
【0031】
このようにして利用者は、誰でも(お年寄り、子供でも)決まった簡単な操作を繰り返すだけで、目的地までの道順が視角的に理解でき、目的地の詳細な情報を得ることができる。
【0032】
図6は、データベース103へデータを格納する管理者端末装置104内の処理を表したブロック図である。
【0033】
管理者端末装置104は、地図情報、目的地詳細情報、および実写画像情報を外部より取り込むために、外部データ取得部601を有している。外部データ取得部601により、各メディア(デジタルカメラ、CD−ROMなど)から外部データを取得する。外部より取得したデータはそれぞれ関連付けてDB103に格納する必要があり、その関連付けをデータ関連付けアプリケーション部602が行う。
【0034】
図7に、地図情報、目的地詳細情報、実写画像情報、および経路情報を関連付けてDBに格納する具体例を示す。701は実際の地図を座標上に表した地図座標データを示す。地図は複数あるため、地図IDで各地図座標データ701を特定する。各地図座標データ701内で、特に目的地となる位置や、目的地までの経路中で案内に役立つ実写画像を登録する交差点などの位置を決め、それらの位置の座標を取得する。図7の地図座標データ701では、丸印の位置がそのような位置であり、それら各位置のX座標およびY座標を図示してある。それらの位置については、地図IDとその地図内のX座標およびY座標により特定できるので、地図データ702に、それらの位置の地図IDとX座標およびY座標を格納する。さらに、地図データ702には、各位置の住所を対応させて格納する。
【0035】
地図データ702内の経路1や経路2は、各位置の経路情報を格納する欄である。経路情報としては、駅からその位置までの経路中で、その位置の直前の位置の座標を格納する。例えば、地図座標データ701の中の座標(23,13)の位置は地図データ702の第1行目のレコードとして格納されているが、その経路1の座標(20,17)は、駅から座標(23,13)までの経路中で、座標(23,13)の直前位置に当たる座標である。このような経路情報により、地図データ702によって任意の目的地から駅までの経路中の各位置を遡って見つけていくことができるので、駅から目的地までの経路が取得できることとなる。なお、駅から目的地までの経路は推奨ルート以外に別ルートがある場合があるので、推奨ルートである経路1の他に、別ルートである経路2を設定してもよい。ここで、交差点等はどの経路を通って来たかによって見え方が異なるので、実写データ705に「経路」の欄を設けて、同一地点に異なる方角から見た実写データを複数登録しておいてもよい。図7の例では、「東京都・・3丁目3−1」(CC交差点)には経路(6,13)から来た場合と、経路(14,6)から来た場合とで、見え方の異なる2つの実写データが登録されている。
【0036】
また、必ず駅が出発地点となるので、駅の位置に対応する地図データ702のレコードの経路1および経路2は空欄である。なお、出発地点となる駅の情報は、「駅東口」「駅西口」など複数地点を登録しても良い。
【0037】
以上の地図座標データ701と地図データ702が、図4や図6の地図情報406と経路情報409に相当する。
【0038】
703は目的地詳細情報407に相当する目的地詳細データを示す。目的地詳細データ703は、目的地などの地図データ702に登録された各位置について(そのすべてでなくてもよい)、住所をキーとして、その位置の名称(建物の名前や交差点名など)と複数のカテゴリを対応付けて格納したテーブルである。目的地詳細データ703と地図データ702とは、住所により関連付ける。なお、図示しないが、電話番号についてもカテゴリと同様にして格納しておくものとする。電話番号がない位置については空欄でよい。
【0039】
実写データ705は、地図データ702に登録された各位置について、住所をキーとして実写IDを対応付けて格納したテーブルである。実写IDは、実写画像データ704を特定するIDである。実写画像データ704は、実際の実写の画像データである。なお、1つの位置に対して複数の方向に向いた実写画像が必要な場合は、各方向別に実写画像を格納しておくものとする。実写データ705と実写画像データ704が実写画像情報408に相当する。
【0040】
以上のデータにより、地図上で指示された目的地から、目的地詳細情報と実写情報を関連付けて利用者端末画面101へ表示することができる。
【0041】
さらに図6の管理者端末装置104では、データ関連付けアプリケーション部602やデータ作成部603により、メニューの作成を行うことができる。この際、カテゴリや住所と関連付けてメニューを作成する。
【0042】
図8に、メニューの作成とデータとの関連付けの具体例を示す。801は、図4や図6のメニュー情報405に相当するメニューデータである。メニューの作成は、このメニューデータ801を作成することにより行う。まず、キーとして最初に初期メニューとして表示する「メイン」を設定し、表示したいメニューの内容を、メニュー1、メニュー2、…というように順番に設定していく。サブメニューがある場合は、サブメニューについても同様にして、メニューデータ801の中に設定する。その際、キーはメニューの名称(メニュー1、メニュー2、…)になる。例えば、最初の初期メニューから「周辺地図」を選択すると、サブメニューとして「周辺地図」のメニューが表示される。その「周辺地図」のメニューは、「東口周辺」、「西口周辺」などの項目を有するメニューである。
【0043】
利用者がメニューで選択決定の操作を行った結果、次に表示するものがサブメニューでなく実際の目的地情報であれば、その目的地情報をキーとするデータとしてカテゴリか住所にデータを設定しておく。これにより、目的地まで決定されたとき、そのカテゴリや住所から、目的地詳細データ703や地図データ702や実写データ705を検索することにより、目的地に関する各情報を取得することができる。
【0044】
図9に、メイン端末装置102における経路の表示方法の手順を示す。
【0045】
まず、利用者端末画面101により決定された目的地の住所を目的地詳細データ703から取得する(S901)。次に、取得した目的地の住所をキーとして地図データ702から座標と経路情報を取得する(S902)。なお、図2や図3で説明したように、利用者が初期メニューから操作して目的地を決定する方法としては、▲1▼周辺地図を表示させて該地図上で直接カーソルを目的地に合わせて決定ボタンを押下する方法、▲2▼住所や電話番号で探して目的地を決定する方法、▲3▼名所検索や飲食店検索などカテゴリで選択していって目的地を決定する方法などがある。▲1▼の場合は、目的地の地図上の座標が指定されたことになり、その座標を地図データ702から検索することにより、その座標に対応する住所や経路情報を取得できる。また、取得した住所を目的地詳細データ703から検索することにより、対応する名称などの詳細データが取得できる。▲2▼の場合は、住所や電話番号が特定されるので、それを目的地詳細データ703から検索することにより、対応する住所や名称などの詳細データが取得できる。また、取得した住所を地図データ702から検索することにより、その住所に対応する座標や経路情報を取得できる。▲3▼の場合は、目的地詳細データ703を参照して、利用者に指定されたカテゴリから目的地の住所や名称を取得できる。また、取得した住所を地図データ702から検索することにより、その住所に対応する座標や経路情報を取得できる。以上より、▲1▼〜▲3▼の何れの場合でもS901とS902に示すように目的地詳細データ703と地図データ702から、選択された目的地の住所や座標や経路情報などを取得できる。
【0046】
S903からS905の処理は、目的地から出発地点(駅)までの経路を、地図データ702に登録されている経路情報の座標をより順に追っていくことで取得する処理である。例えば、目的地の座標(23,13)である場合、地図データ702の当該座標のレコードの経路1に座標(20,17)と登録されているので、S903からS904に進み、そのX座標20、Y座標17のレコードを地図データ702から検索して、そのレコードの住所と経路1の座標(17,17)を取得する。取得した住所は、S905でメモリ上の所定のワーク領域に登録しておく。また、経路1の座標(17,17)が取得できたので、再びS903からS904に進み、次はX座標17、Y座標17のレコードを検索する。このような処理を繰返し、経路が登録されていないレコードを取得したら、それが出発地点(駅)となる。
【0047】
出発地点(駅)まで経路を取得できたら、出発地点(駅)までたどっていった逆の順番で前記メモリ上の所定のワーク領域から住所を取出し、取出した住所で目的地詳細データ703と実写データ704を検索し、取得した情報を表示(このとき駅から目的地までの経路中に矢印を入れて表示するものとする)する(S906〜S908)。これにより、図3で説明したように駅から目的地までの経路を利用者端末画面101上にスライド形式で表示することができる。最後に、選択された目的地の情報を利用者端末画面101へ表示する(S909)。
【0048】
なお、以上は経路1の登録情報による推奨ルートの表示方法であるが、利用者が別ルートの表示を指定した場合には、地図データ702に経路2が登録されている地点では経路2の側を優先的に検索して、駅からの別ルートを表示するようにしても良い。
【0049】
図10は、管理者端末装置104のデータ関連付けアプリケーション部602による編集機能の処理手順を示すフローチャートである。DB103に登録されている情報は、この編集機能により、追加、更新、および削除することができる。
【0050】
まず、新規登録かそれ以外(更新、削除)かを判断する(S1001)。新規であれば、地図データ702に目的地や交差点などの地図ID、座標、住所、および経路情報を登録する(S1002)。次に、目的地詳細データ703に、その位置の住所、名称、およびカテゴリを登録する(S1003)。さらに、その位置の実写画像データ704を登録し(S1004)、その実写画像データ704と住所とを関連付ける実写データ705を登録する(S1005)。
【0051】
削除の場合は、S1001からS1006、S1007へ進み、目的地詳細データ703から削除対象として指示されたレコードを削除する(S1007)。そのレコードに関連付いていた実写データ705中のレコード、およびその実写データ705中のレコードに関連付いていた実写画像データ704も削除される(S1008)。
【0052】
更新の場合は、S1001からS1006、S1009へ進み、指示された更新の内容に応じて、目的地詳細データ703を更新し(S1009)、実写データ705を更新し(S1010)、実写画像データ704を更新する(S1011)。例えば、目的地の名称が変更になった場合は目的地詳細データ703の名称を更新すればよいし、建物が新装された場合は実写画像データ704を更新すればよい。また、目的地までの間に近道ができた等、駅から目的地までの経路が変更された場合は、地図データ702の関連する経路情報を更新すればよい。
【0053】
関連付けされたデータは、データ作成部603によりデータベース103に格納可能な状態とされ、メイン端末装置102のデータアクセス部403を経由して実際のデータベース103へ格納される。
【0054】
上記実施の形態では、メイン端末装置102と利用者端末画面101がそれぞれ1台ずつの場合で説明したが、利用者端末画面101を複数台用意し、1台のメイン端末装置102でそれら複数台の利用者端末画面101を制御する構成としてもよい。また、利用者端末画面101は、ディスプレイとボタンを備えた構成で説明したが、情報を表示するディスプレイと利用者が操作する操作部があればどのような形態でもよい。例えば、タッチパネルなどを適用することもできる。また、目的地までの経路の途中の位置における実写画像はスライド表示し、その後に最終的な目的地の実写画像を表示するようにしたが、ディスプレイが大きければ全実写画像を並べて分割画面で1度に表示するようにしてもよい。
【0055】
さらに、本発明は、駅前に設定する案内システムだけでなく、その他のナビゲーションシステムも応用することが可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、目的地やそこまでの経路途中の位置の実写画像を表示するので、誰でも手軽に、目的地の案内、またそこまでの経路案内を視覚的に受けることができる。
【0057】
例えば、目的地の名称が分からなくても、建物の特徴や外観などから視覚的に探し出すことができ、さらに目的地までの経路を地図上で探し出して、目印になりそうな建物や交差点などを実写にて確認できるため、実際の建物や交差点を見つけやすく、結果的に道に迷うことなく目的地へたどり着くことが容易になる。すなわち、建造物の名称や交差点の名称を完全に覚える必要がなく、視覚と合わせて記憶すればよいので、お年寄りや子供でも容易に目的地を認識でき、目的地へたどり着くことができる。
【0058】
また、地図情報、目的地案内の詳細情報、および実写画像情報などはデータベースにより別々のテーブルにより管理しているため、変更を容易に行うことができ、結果的にメンテナンスの費用を軽減することができる。さらに、地図情報に座標と住所などを登録するだけで案内情報を随時増やして行くことが可能なため、簡単に案内情報を充実したものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の案内システムの概略構成を示すブロック図
【図2】利用者端末画面を説明するためのブロック図
【図3】利用者端末画面の表示例を説明するためのブロック図
【図4】メイン端末装置とDB構成を説明するための構成図
【図5】利用者が案内システムを操作する手順の概要を示すフロ−チャ−ト図
【図6】管理者端末装置とメイン端末装置とDB構成を説明するための構成図
【図7】地図情報、目的地詳細情報、実写情報をデータとして関連付ける処理を説明したブロック図
【図8】メニュー情報をデータとして取り込み、目的地詳細情報と関連付ける方法を説明したブロック図
【図9】経路を表示する手順を示したフローチャート図
【図10】管理者が案内システムへデータを登録する手順を示したフロ−チャ−ト図
【符号の説明】
101…利用者端末画面、102…メイン端末装置、103…ハードディスク、104…管理者端末装置、105…撮影機、106…情報取込装置、201…ディスプレイ、202…メニュー表示ボタン、203…決定ボタン、204…戻るボタン、205…終了ボタン、206…カーソル操作ボタン、207…カーソル、301…地図表示、302…実写画像表示、304…目的地詳細表示、401…決定内容処理部、402…表示内容決定部、403…データアクセス部、404…表示内容作成部、405…メニュー情報、406…地図情報、407…目的地詳細情報、408…実写画像情報、409…カーソル制御部、701…地図座標データ、702…地図データ、703…目的地詳細データ、704…実写画像データ、705…実写データ、801…メニューデータ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、駅前などの周辺を案内するシステムに関し、特に地図情報や実写情報を用いて視覚的にわかりやすい案内を行う目的地案内システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、駅周辺などの案内を行う方法としては、駅前に単に地図を設置する方法がよく用いられている。また、駅周辺などの案内を行うシステムとして、タッチパネルにより周辺の名所、店、および建造物などの案内をするシステムなどが知られている。
【0003】
駅前に設置されている地図に関しては、単に周辺の地理を示しているだけにとどまり、目的地までの案内や、名称による検索を行ってくれるものではない。一方、タッチパネルによる周辺案内システムによれば、目的地の名称を直接入力することで案内を受けたり、カテゴリ別で選択していき最終的に目的地の名称を選択することで案内を受けることができる。これは、あらかじめ登録されているデータを名称やカテゴリ別に検索できるようにしたシステムであり、検索結果から目的地の情報として登録されている、例えば目的地の住所、電話番号、アクセス方法などを表示して案内するシステムである。
【0004】
また、最近では携帯電話によるGPSを使って周辺案内を行うシステムがあり、GPSのサービスを受けることができる携帯電話により現在の位置情報から周辺の地図、名所の案内を受けることができる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2002−24458、図1など
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、タッチパネルでの周辺案内や携帯電話での周辺案内では、最終的な目的地の名称を明確に入力あるいは選択しなければ詳細な案内情報が得られない。これは目的地の名称は分からないが、建造物の特徴が分かっているといった場合であっても、名称が分からないために案内情報を得ることができないという問題がある。
【0007】
また、地図(単に駅前などに設置してある地図のほか、携帯電話その他の機器により表示されたものも含む)により目的地へ向かう場合は、地図上で道順を確認し建造物や地図上の道幅といったものを目印として移動するが、それらの情報は案内情報からの建造物の名称であったり、地図上で他の道幅と比較した相対的な道幅に過ぎず、実際にその場所へ行ってみると建造物からはその名所が分からなかったり、予想以上に道幅が狭い場合が多々ある。その結果、目的地までの道順を迷ってしまうという問題がある。さらに、お年寄りや子供などは、建造物の名称を覚えたり、通りの名称を覚えたりして目的へたどり着くのは難しいという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、このように名称だけからの案内や、地図上から想像するだけの道順を、実写データを用いて現実の建造物の概観や道幅、交差点の概観を表示することにより、誰にでも、視覚的に捕らえることができ、より分かりやすい案内を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、利用者が指定した目的地に関する案内を行う目的地案内システムであって、目的地を指定する手段と、地図上で所定の出発地点から利用者が指定した目的地までの経路を表示する手段と、前記目的地の実写画像を表示する手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明は、利用者が指定した目的地に関する案内を行う目的地案内システムであって、目的地を指定する手段と、所定の出発地点から利用者が指定した目的地までの経路を表示する手段と、前記経路の途中の位置における実写画像および前記目的地の実写画像を表示する手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明は、利用者が指定した目的地に関する案内を行う目的地案内システムであって、地図上で目的地となる位置および経路途中の実写画像を登録する位置の座標と住所と経路情報とを含む地図情報を記憶する手段と、前記地図情報として格納された位置の住所と名称とその位置の特徴を示すカテゴリ情報とを含む詳細情報を格納した目的地詳細情報を記憶する手段と、前記目的地詳細情報として格納された位置の住所と実写画像とを含む実写画像情報を記憶する手段と、目的地を指定する手段と、所定の出発地点から利用者が指定した目的地までの経路を前記地図情報から探索する手段と、探索された経路を表示する手段と、前記経路の途中の位置における実写画像および前記目的地の実写画像を前記実写画像情報から取得して表示する手段と、前記目的地について前記目的地詳細情報から取得した詳細情報を表示する手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項2または3に記載の目的地案内システムにおいて、前記経路の途中の位置における実写画像の表示は、スライド形式で順次表示するものであることを特徴とする。
【0013】
請求項5に係る発明は、請求項3に記載の目的地案内システムにおいて、前記地図情報、目的地詳細情報、または前記実写画像情報の登録、削除、または更新を行う編集手段をさらに備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施する場合の一形態を図面を参照して具体的に説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施の一形態である駅前案内システムの構成を示すブロック図である。駅前案内システムは、図1に示すように、利用者が直接操作するための利用者端末画面101と、実際に画像を表示するための処理を行うメイン端末装置102(例えばパーソナルコンピュータ)と、各種データを保存するためのデータベース(DB)を持ったハードディスク103と、地図情報や目的地案内内容である詳細情報を入力するための情報取込装置106と、地図情報や目的地案内内容の詳細情報と実写画像情報との関連付けを行う管理者端末装置104と、実写を撮影し管理者端末装置104へ実写画像情報を送るための撮影機105とを備える。
【0016】
図2に、図1の利用者端末画面101の前面パネルの外観と項目の選択の例を示す。201はディスプレイであり、図では初期(メイン)メニュー画面が表示されている。207はディスプレイ上に表示されているカーソルを示す。202〜205は各種のボタンであり、206はカーソル操作ボタンである。利用者は、ディスプレイ201に表示された案内に対して、カーソル操作ボタン206により目的の項目にカーソル207を移動させることができる。カーソル207で示された項目は、決定ボタン203を押下することにより決定される。メニューボタン202は、図2に図示した初期メニューを表示することを指示するボタンである。戻るボタン204は、ひとつ前の表示内容に戻って表示することを指示するボタンである。終了ボタン205は、操作を終了することを指示するボタンである。
【0017】
初期メニューの第1項目の「周辺地図」にカーソル207を合わせて決定ボタン203を押下すると、次に駅周辺のどの地区の地図を表示するかの選択肢(例えば、「東口周辺」や「西口周辺」など)が表示される。利用者は、そのような選択肢から同様の操作で地区を選択し、これを繰り返していくことにより、目的地を含む地区の地図をディスプレイ201上に表示させることができる。目的地を含む地区の地図が表示されたら、利用者は、目的地の位置にカーソル207を合わせて決定ボタン203を押下することにより、目的地を決定することができる。
【0018】
初期メニューの第2項目の「目的地案内」にカーソル207を合わせて決定ボタン203を押下すると、次に「住所で探す」や「TELで探す」などの選択肢が表示される。利用者が「住所で探す」を選択すると住所の選択肢が表示される。利用者は、住所の選択肢を選択していくことにより住所を絞り込んでいき、目的地を含む地区の地図をディスプレイ201上に表示させることができる。その後、目的地の位置にカーソル207を合わせて決定ボタン203を押下することにより、目的地を決定することができる。「TELで探す」を選択すると、数字が表示され、カーソル207を数字に合わせて決定ボタン203を押下することを繰り返して電話番号を入力することができる。利用者は、目的地の電話番号を入力して決定ボタン203を押下することで、直接、目的地を決定できる。
【0019】
初期メニューの「名所検索」や「飲食店検索」も同様であり、表示される選択肢を選択していくことにより、目的地を決定できる。さらに、不図示だが、初期メニューの中には「カテゴリ」の選択肢があり、これを選択することにより各種のカテゴリの分類で目的地を探すことができる。例えば、オフィスやデパートを探したいときは、カテゴリのメニューの中に「オフィス」や「デパート」の選択肢があり、それらを選択することにより「オフィス」や「デパート」の一覧が表示されるので、その中から目的地を決定することができる。また、各目的地のカテゴリとして、店構えや、壁の色など、人の五感で記憶に残るような特徴についても登録してある。したがって、カテゴリのメニューからそのような特徴を選択することにより、目的地(目的の店や建造物など)を探して決定することができる。
【0020】
図3は、実際に利用者が目的地を決定して案内を表示した際に見ることができる情報例を表した図である。
【0021】
利用者が目的地を決定すると、本システムは、ディスプレイ201に、利用者が指示した目的地までの地図表示301(既に目的地を含む地図が表示されている場合もある)を表示する。カーソル207は、決定した目的地304の位置にセットされる。また、駅から決定した目的地304までの経路を矢印(例えば305)で表示する。さらに、当該経路上の目印となる幾つかの地点(例えば306に示すようなアミ掛け部分)の実写画像表示302を、スライド形式で順番に表示する。各地点の実写画像は、その地点が経路上の交差点などである場合は、経路の進む方向に従った表示角度で実写画像が表示されるように工夫されている。経路表示終了後、地図上のカーソル207が指している目的地の実写画像表示302とその目的地詳細表示303を表示する。カーソル207は、地図上の建造物、交差点などの目印になるような箇所に、カーソル操作ボタン206により移動させることが可能である。カーソル207を合わせた後に決定ボタン203を押下することにより、そのカーソル207を合わせた位置が新たに目的地と認識され、該目的地に関して上述したような表示がなされる。
【0022】
以上のように、利用者は、種々の検索方法で目的地を検索して決定ボタン203を押下することにより、その目的地までの経路と経路途中や目的地の実写画像表示302と目的地詳細表示303とを参照することができ、必要な情報を得ることができる。特に、目的地までの経路途中の幾つかの地点の実写や目的地の実写を見ることができるので、実際の目的地までの道順について途中の建造物などの景色で視覚的にとらえることができ記憶することも容易である。さらに、上述したようにカテゴリでの検索もできるので、店構えや壁の色などが記憶にある場合はそのような特徴でも目的の店などを検索でき、実写画像と合わせて参照することにより、名称が不明でも簡単かつ確実に目的の店などを視覚的に探し出すことができる。
【0023】
図4は、メイン端末装置102が利用者の指示に応じて提供するべき案内の内容を決定するために必要な各処理部とデータの構成を示している。メイン端末装置102は、利用者がカーソル操作ボタン206により決定項目を選択する操作を制御するカーソル制御部410、利用者が選択した内容を処理する決定内容処理部401、決定内容からディスプレイ201へ表示する項目を決定する表示内容決定部402、決定した表示内容の実際のデータを取得するデータアクセス部403、取得したデータから実際に表示する内容を作成する表示内容作成部404を備えている。
【0024】
利用者が決定ボタン203により決定を指示する度に、上記の決定内容処理部401から表示内容作成部404までの処理を繰返し、利用者へ必要な情報を提供することとなる。カーソル操作ボタン206は上述したように上下左右のボタンを備え、これらのボタンを操作することにより現在カーソルが示している項目の上下左右に位置する項目へとカーソルが移動する。地図上の移動では詳細情報が存在する地図上の位置だけにカーソルが移動するように、カーソル制御部410が制御を行っている。
【0025】
データアクセス部403がアクセスするDB103には、表示に必要な情報として、メニュー情報405、地図情報406、目的地詳細情報407、実写画像情報408、および経路情報409が登録されている。地図情報406にはカーソル207で選択可能な箇所に内部キー(住所など)が設定されており、その内部キーにより目的地詳細情報407および実写画像情報408を関連付けている。目的地詳細情報407にはメニュー情報405として表示するカテゴリなどのキーも設定されているため、カテゴリ情報などからも目的地詳細情報407の検索が可能である。さらに、目的地詳細情報407から関連付いている実写画像情報408を取得して表示させることとなる。
【0026】
メイン端末装置102は、目的地検索のための補助機能として、検索補助機能部411を備えている。これは、目的地を名称で探す場合の名称入力機能、名称の一部を入力して検索して複数の目的地候補を表示する機能、電話番号で探す場合の電話番行入力機能などを提供するものであり、これにより直接的に目的地を検索できる機能を提供するものである。
【0027】
以上のようなメイン端末装置102の各部により、利用者が決定した内容に従って処理を行い、最終的には目的の詳細情報と実写情報がディスプレイ上へと表示される。
【0028】
図5は、利用者が利用者端末画面101を操作して目的の情報を得るまでのメイン端末装置102における基本的な手順をフローチャートで示したものである。
【0029】
まず利用者は、利用者端末画面101のカーソル操作ボタン206により、知りたい情報が含まれているだろう項目を選択する(S501)。このときメイン端末装置102では、カーソル制御部410が処理を行っている。選択した項目に対して利用者が決定ボタン203により当該項目を決定すると(S502)、メイン端末装置102では、決定内容処理部401、表示内容決定部402、データアクセス部403、および表示内容作成部404で処理を行い、利用者が求めた情報を利用者端末画面101へ表示する。
【0030】
利用者は決定ボタン203により決定した内容により表示された内容を確認して、目的の情報を得ることができたか確認をすることとなる(S503)。その場合、目的の情報をすべて得ることができていれば終了へ、得ることができていなければ再度S501のカーソルの操作から同じ操作を繰り返す(S504)。
【0031】
このようにして利用者は、誰でも(お年寄り、子供でも)決まった簡単な操作を繰り返すだけで、目的地までの道順が視角的に理解でき、目的地の詳細な情報を得ることができる。
【0032】
図6は、データベース103へデータを格納する管理者端末装置104内の処理を表したブロック図である。
【0033】
管理者端末装置104は、地図情報、目的地詳細情報、および実写画像情報を外部より取り込むために、外部データ取得部601を有している。外部データ取得部601により、各メディア(デジタルカメラ、CD−ROMなど)から外部データを取得する。外部より取得したデータはそれぞれ関連付けてDB103に格納する必要があり、その関連付けをデータ関連付けアプリケーション部602が行う。
【0034】
図7に、地図情報、目的地詳細情報、実写画像情報、および経路情報を関連付けてDBに格納する具体例を示す。701は実際の地図を座標上に表した地図座標データを示す。地図は複数あるため、地図IDで各地図座標データ701を特定する。各地図座標データ701内で、特に目的地となる位置や、目的地までの経路中で案内に役立つ実写画像を登録する交差点などの位置を決め、それらの位置の座標を取得する。図7の地図座標データ701では、丸印の位置がそのような位置であり、それら各位置のX座標およびY座標を図示してある。それらの位置については、地図IDとその地図内のX座標およびY座標により特定できるので、地図データ702に、それらの位置の地図IDとX座標およびY座標を格納する。さらに、地図データ702には、各位置の住所を対応させて格納する。
【0035】
地図データ702内の経路1や経路2は、各位置の経路情報を格納する欄である。経路情報としては、駅からその位置までの経路中で、その位置の直前の位置の座標を格納する。例えば、地図座標データ701の中の座標(23,13)の位置は地図データ702の第1行目のレコードとして格納されているが、その経路1の座標(20,17)は、駅から座標(23,13)までの経路中で、座標(23,13)の直前位置に当たる座標である。このような経路情報により、地図データ702によって任意の目的地から駅までの経路中の各位置を遡って見つけていくことができるので、駅から目的地までの経路が取得できることとなる。なお、駅から目的地までの経路は推奨ルート以外に別ルートがある場合があるので、推奨ルートである経路1の他に、別ルートである経路2を設定してもよい。ここで、交差点等はどの経路を通って来たかによって見え方が異なるので、実写データ705に「経路」の欄を設けて、同一地点に異なる方角から見た実写データを複数登録しておいてもよい。図7の例では、「東京都・・3丁目3−1」(CC交差点)には経路(6,13)から来た場合と、経路(14,6)から来た場合とで、見え方の異なる2つの実写データが登録されている。
【0036】
また、必ず駅が出発地点となるので、駅の位置に対応する地図データ702のレコードの経路1および経路2は空欄である。なお、出発地点となる駅の情報は、「駅東口」「駅西口」など複数地点を登録しても良い。
【0037】
以上の地図座標データ701と地図データ702が、図4や図6の地図情報406と経路情報409に相当する。
【0038】
703は目的地詳細情報407に相当する目的地詳細データを示す。目的地詳細データ703は、目的地などの地図データ702に登録された各位置について(そのすべてでなくてもよい)、住所をキーとして、その位置の名称(建物の名前や交差点名など)と複数のカテゴリを対応付けて格納したテーブルである。目的地詳細データ703と地図データ702とは、住所により関連付ける。なお、図示しないが、電話番号についてもカテゴリと同様にして格納しておくものとする。電話番号がない位置については空欄でよい。
【0039】
実写データ705は、地図データ702に登録された各位置について、住所をキーとして実写IDを対応付けて格納したテーブルである。実写IDは、実写画像データ704を特定するIDである。実写画像データ704は、実際の実写の画像データである。なお、1つの位置に対して複数の方向に向いた実写画像が必要な場合は、各方向別に実写画像を格納しておくものとする。実写データ705と実写画像データ704が実写画像情報408に相当する。
【0040】
以上のデータにより、地図上で指示された目的地から、目的地詳細情報と実写情報を関連付けて利用者端末画面101へ表示することができる。
【0041】
さらに図6の管理者端末装置104では、データ関連付けアプリケーション部602やデータ作成部603により、メニューの作成を行うことができる。この際、カテゴリや住所と関連付けてメニューを作成する。
【0042】
図8に、メニューの作成とデータとの関連付けの具体例を示す。801は、図4や図6のメニュー情報405に相当するメニューデータである。メニューの作成は、このメニューデータ801を作成することにより行う。まず、キーとして最初に初期メニューとして表示する「メイン」を設定し、表示したいメニューの内容を、メニュー1、メニュー2、…というように順番に設定していく。サブメニューがある場合は、サブメニューについても同様にして、メニューデータ801の中に設定する。その際、キーはメニューの名称(メニュー1、メニュー2、…)になる。例えば、最初の初期メニューから「周辺地図」を選択すると、サブメニューとして「周辺地図」のメニューが表示される。その「周辺地図」のメニューは、「東口周辺」、「西口周辺」などの項目を有するメニューである。
【0043】
利用者がメニューで選択決定の操作を行った結果、次に表示するものがサブメニューでなく実際の目的地情報であれば、その目的地情報をキーとするデータとしてカテゴリか住所にデータを設定しておく。これにより、目的地まで決定されたとき、そのカテゴリや住所から、目的地詳細データ703や地図データ702や実写データ705を検索することにより、目的地に関する各情報を取得することができる。
【0044】
図9に、メイン端末装置102における経路の表示方法の手順を示す。
【0045】
まず、利用者端末画面101により決定された目的地の住所を目的地詳細データ703から取得する(S901)。次に、取得した目的地の住所をキーとして地図データ702から座標と経路情報を取得する(S902)。なお、図2や図3で説明したように、利用者が初期メニューから操作して目的地を決定する方法としては、▲1▼周辺地図を表示させて該地図上で直接カーソルを目的地に合わせて決定ボタンを押下する方法、▲2▼住所や電話番号で探して目的地を決定する方法、▲3▼名所検索や飲食店検索などカテゴリで選択していって目的地を決定する方法などがある。▲1▼の場合は、目的地の地図上の座標が指定されたことになり、その座標を地図データ702から検索することにより、その座標に対応する住所や経路情報を取得できる。また、取得した住所を目的地詳細データ703から検索することにより、対応する名称などの詳細データが取得できる。▲2▼の場合は、住所や電話番号が特定されるので、それを目的地詳細データ703から検索することにより、対応する住所や名称などの詳細データが取得できる。また、取得した住所を地図データ702から検索することにより、その住所に対応する座標や経路情報を取得できる。▲3▼の場合は、目的地詳細データ703を参照して、利用者に指定されたカテゴリから目的地の住所や名称を取得できる。また、取得した住所を地図データ702から検索することにより、その住所に対応する座標や経路情報を取得できる。以上より、▲1▼〜▲3▼の何れの場合でもS901とS902に示すように目的地詳細データ703と地図データ702から、選択された目的地の住所や座標や経路情報などを取得できる。
【0046】
S903からS905の処理は、目的地から出発地点(駅)までの経路を、地図データ702に登録されている経路情報の座標をより順に追っていくことで取得する処理である。例えば、目的地の座標(23,13)である場合、地図データ702の当該座標のレコードの経路1に座標(20,17)と登録されているので、S903からS904に進み、そのX座標20、Y座標17のレコードを地図データ702から検索して、そのレコードの住所と経路1の座標(17,17)を取得する。取得した住所は、S905でメモリ上の所定のワーク領域に登録しておく。また、経路1の座標(17,17)が取得できたので、再びS903からS904に進み、次はX座標17、Y座標17のレコードを検索する。このような処理を繰返し、経路が登録されていないレコードを取得したら、それが出発地点(駅)となる。
【0047】
出発地点(駅)まで経路を取得できたら、出発地点(駅)までたどっていった逆の順番で前記メモリ上の所定のワーク領域から住所を取出し、取出した住所で目的地詳細データ703と実写データ704を検索し、取得した情報を表示(このとき駅から目的地までの経路中に矢印を入れて表示するものとする)する(S906〜S908)。これにより、図3で説明したように駅から目的地までの経路を利用者端末画面101上にスライド形式で表示することができる。最後に、選択された目的地の情報を利用者端末画面101へ表示する(S909)。
【0048】
なお、以上は経路1の登録情報による推奨ルートの表示方法であるが、利用者が別ルートの表示を指定した場合には、地図データ702に経路2が登録されている地点では経路2の側を優先的に検索して、駅からの別ルートを表示するようにしても良い。
【0049】
図10は、管理者端末装置104のデータ関連付けアプリケーション部602による編集機能の処理手順を示すフローチャートである。DB103に登録されている情報は、この編集機能により、追加、更新、および削除することができる。
【0050】
まず、新規登録かそれ以外(更新、削除)かを判断する(S1001)。新規であれば、地図データ702に目的地や交差点などの地図ID、座標、住所、および経路情報を登録する(S1002)。次に、目的地詳細データ703に、その位置の住所、名称、およびカテゴリを登録する(S1003)。さらに、その位置の実写画像データ704を登録し(S1004)、その実写画像データ704と住所とを関連付ける実写データ705を登録する(S1005)。
【0051】
削除の場合は、S1001からS1006、S1007へ進み、目的地詳細データ703から削除対象として指示されたレコードを削除する(S1007)。そのレコードに関連付いていた実写データ705中のレコード、およびその実写データ705中のレコードに関連付いていた実写画像データ704も削除される(S1008)。
【0052】
更新の場合は、S1001からS1006、S1009へ進み、指示された更新の内容に応じて、目的地詳細データ703を更新し(S1009)、実写データ705を更新し(S1010)、実写画像データ704を更新する(S1011)。例えば、目的地の名称が変更になった場合は目的地詳細データ703の名称を更新すればよいし、建物が新装された場合は実写画像データ704を更新すればよい。また、目的地までの間に近道ができた等、駅から目的地までの経路が変更された場合は、地図データ702の関連する経路情報を更新すればよい。
【0053】
関連付けされたデータは、データ作成部603によりデータベース103に格納可能な状態とされ、メイン端末装置102のデータアクセス部403を経由して実際のデータベース103へ格納される。
【0054】
上記実施の形態では、メイン端末装置102と利用者端末画面101がそれぞれ1台ずつの場合で説明したが、利用者端末画面101を複数台用意し、1台のメイン端末装置102でそれら複数台の利用者端末画面101を制御する構成としてもよい。また、利用者端末画面101は、ディスプレイとボタンを備えた構成で説明したが、情報を表示するディスプレイと利用者が操作する操作部があればどのような形態でもよい。例えば、タッチパネルなどを適用することもできる。また、目的地までの経路の途中の位置における実写画像はスライド表示し、その後に最終的な目的地の実写画像を表示するようにしたが、ディスプレイが大きければ全実写画像を並べて分割画面で1度に表示するようにしてもよい。
【0055】
さらに、本発明は、駅前に設定する案内システムだけでなく、その他のナビゲーションシステムも応用することが可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、目的地やそこまでの経路途中の位置の実写画像を表示するので、誰でも手軽に、目的地の案内、またそこまでの経路案内を視覚的に受けることができる。
【0057】
例えば、目的地の名称が分からなくても、建物の特徴や外観などから視覚的に探し出すことができ、さらに目的地までの経路を地図上で探し出して、目印になりそうな建物や交差点などを実写にて確認できるため、実際の建物や交差点を見つけやすく、結果的に道に迷うことなく目的地へたどり着くことが容易になる。すなわち、建造物の名称や交差点の名称を完全に覚える必要がなく、視覚と合わせて記憶すればよいので、お年寄りや子供でも容易に目的地を認識でき、目的地へたどり着くことができる。
【0058】
また、地図情報、目的地案内の詳細情報、および実写画像情報などはデータベースにより別々のテーブルにより管理しているため、変更を容易に行うことができ、結果的にメンテナンスの費用を軽減することができる。さらに、地図情報に座標と住所などを登録するだけで案内情報を随時増やして行くことが可能なため、簡単に案内情報を充実したものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の案内システムの概略構成を示すブロック図
【図2】利用者端末画面を説明するためのブロック図
【図3】利用者端末画面の表示例を説明するためのブロック図
【図4】メイン端末装置とDB構成を説明するための構成図
【図5】利用者が案内システムを操作する手順の概要を示すフロ−チャ−ト図
【図6】管理者端末装置とメイン端末装置とDB構成を説明するための構成図
【図7】地図情報、目的地詳細情報、実写情報をデータとして関連付ける処理を説明したブロック図
【図8】メニュー情報をデータとして取り込み、目的地詳細情報と関連付ける方法を説明したブロック図
【図9】経路を表示する手順を示したフローチャート図
【図10】管理者が案内システムへデータを登録する手順を示したフロ−チャ−ト図
【符号の説明】
101…利用者端末画面、102…メイン端末装置、103…ハードディスク、104…管理者端末装置、105…撮影機、106…情報取込装置、201…ディスプレイ、202…メニュー表示ボタン、203…決定ボタン、204…戻るボタン、205…終了ボタン、206…カーソル操作ボタン、207…カーソル、301…地図表示、302…実写画像表示、304…目的地詳細表示、401…決定内容処理部、402…表示内容決定部、403…データアクセス部、404…表示内容作成部、405…メニュー情報、406…地図情報、407…目的地詳細情報、408…実写画像情報、409…カーソル制御部、701…地図座標データ、702…地図データ、703…目的地詳細データ、704…実写画像データ、705…実写データ、801…メニューデータ。
Claims (5)
- 利用者が指定した目的地に関する案内を行う目的地案内システムであって、
目的地を指定する手段と、
地図上で所定の出発地点から利用者が指定した目的地までの経路を表示する手段と、
前記目的地の実写画像を表示する手段と
を備えることを特徴とする目的地案内システム。 - 利用者が指定した目的地に関する案内を行う目的地案内システムであって、
目的地を指定する手段と、
所定の出発地点から利用者が指定した目的地までの経路を表示する手段と、
前記経路の途中の位置における実写画像および前記目的地の実写画像を表示する手段と
を備えることを特徴とする目的地案内システム。 - 利用者が指定した目的地に関する案内を行う目的地案内システムであって、
地図上で目的地となる位置および経路途中の実写画像を登録する位置の座標と住所と経路情報とを含む地図情報を記憶する手段と、
前記地図情報として格納された位置の住所と名称とその位置の特徴を示すカテゴリ情報とを含む詳細情報を格納した目的地詳細情報を記憶する手段と、
前記目的地詳細情報として格納された位置の住所と実写画像とを含む実写画像情報を記憶する手段と、
目的地を指定する手段と、
所定の出発地点から利用者が指定した目的地までの経路を前記地図情報から探索する手段と、
探索された経路を表示する手段と、
前記経路の途中の位置における実写画像および前記目的地の実写画像を前記実写画像情報から取得して表示する手段と、
前記目的地について前記目的地詳細情報から取得した詳細情報を表示する手段と
を備えることを特徴とする目的地案内システム。 - 請求項2または3に記載の目的地案内システムにおいて、
前記経路の途中の位置における実写画像の表示は、スライド形式で順次表示するものであることを特徴とする目的地案内システム。 - 請求項3に記載の目的地案内システムにおいて、
前記地図情報、目的地詳細情報、または前記実写画像情報の登録、削除、または更新を行う編集手段をさらに備えることを特徴とする目的地案内システム。
Priority Applications (1)
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