JP2004217426A - 流通管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】物品一つ一つの保存状態を管理することができるとともに、何れかの物品の商品価値が低下した際にそれに対する対応を迅速に行うことができる流通管理システムを、提供する。
【解決手段】輸送される物品の一つ一つに装着された電子タグ10が、その物品の温度である品温と時刻とを記録し続けるとともに、第1及び第2条件情報の示す劣化条件の何れかに適合するかを判別するように、流通管理システムを構成する。また、電子タグ10が、ゲート端末装置20の所定領域に侵入する毎に、ワークテーブル13内のデータをゲート端末装置20へ送信するように、流通管理システムを構成する。また、ゲート端末装置20が電子タグ10から受信したデータ中の劣化フラグが立っていた場合に限り、ゲート端末装置20が警告を出力するように、流通管理システムを構成する。
【選択図】図1



Description

本発明は、消費者に引き渡されるまで定温保存が必要な物品の輸送中又は保管中の温度を管理するための流通管理システムに、関する。
周知のように、いわゆる物流においては、輸送される物品が最終的に消費者に届くまで、その物品の商品価値が低減されてはならない。しかし、冷凍冷蔵食品や生鮮食料品のように定温保存が必要な物品が、輸送中や保管中に、保存に不適な温度にて一度保存されてしまうと、鮮度が落ちて、その商品価値が低下する。そのため、従来、輸送中や保管中の物品の温度管理をするための様々な種類の流通管理システムが、開発されている。
具体的には、従来の流通管理システムは、輸送機関に積載可能な輸送庫の内部の室温を時々刻々と計測し、計測により得られた温度データをサーバ装置などに蓄積する。そして、物品の流通中の温度履歴を表示する必要に迫られたとき、例えば、小売業者が、消費者に販売した物品について、消費者から苦情を受けたときには、蓄積された温度データをサーバ装置などに表示し、流通のどの段階で物品の商品価値が低下したかの追跡調査を行う(例えば特許文献1乃至3参照)。
特開2002−036659号公報 特開2002−046815号公報 特開2002−096913号公報
ところで、上述したような輸送庫内では各部で温度が異なることがあり、また、それに伴って、物品一つ一つの保存状態も異なることがある。例えば、輸送庫の扉の開閉などによって輸送庫の室温に異常が生じた際、多くの物品の保存状態には影響がなくとも、物品によっては、保存状態に異常をきたす場合がある。
しかしながら、上述した従来の流通管理システムのように、輸送庫内の室温を計測していると、物品一つ一つの商品価値が低下したか否かが検出できないという問題があった。なお、冷凍冷蔵食品のような物品の多くは、商品価値が低下したか否かが外見から判断できないような荷姿をしている。このため、上述した問題により、商品価値が低下した物品が、消費者に届いてしまうことがあった。
また、上述した従来の流通管理システムでは、物品の流通後の追跡調査によれば、流通中において商品価値が低下した時点が判明するものの、物品の商品価値が低下した直後において、その物品の補充や小売業者への謝罪や弁済といった対応を迅速に行うことができなかった。
そこで、本発明の課題は、物品一つ一つの保存状態を管理することができるとともに、何れかの物品の商品価値が低下した際にそれに対する対応を迅速に行えるようにし得る流通管理システムを、提供することにある。
上記の課題を解決するために発明された流通管理システムは、輸送される物品の一つ一つに直接装着される多数の電子タグ,及び、前記物品の流通経路内に配置される多数のゲート端末装置を備える流通管理システムであって、前記各電子タグは、情報を記録する記録部と、前記ゲート端末装置へ情報を送信する送信部と、前記物品の温度である品温を検出する品温検出部と、所定の時間毎に前記品温検出部によって検出された品温に基づいて生成された情報を前記記録部に記録する記録制御部と、前記送信部に対し、前記記録部に記録されている前記情報を前記ゲート端末装置へ送信させる送信制御部とを備え、前記各ゲート端末装置は、前記電子タグから情報を受信する情報受信部と、前記情報受信部において前記電子タグから情報を受信すると、その情報に基づいて、警告を出力すべきであるか否かを判別する判別部と、前記判別部において警告を出力すべきであると判別された場合に警告を出力する警告出力部とを備えることを、特徴としている。
このように構成されると、輸送される物品の一つ一つに直接装着された電子タグは、所定の時間毎に品温検出部によって検出された品温に基づいて生成された情報を記録制御部によって記録部に記録するとともに、その情報を送信部によってゲート端末装置へ送信する。一方、物品の流通経路中の各地点に配置された各ゲート端末装置は、情報受信部によって電子タグから情報を受信すると、その情報に基づいて、判別部によって警告を出力すべきであるか否かを判別し、警告出力部によって、警告を出力すべきであると判別した場合に警告を出力する。従って、本発明によれば、電子タグからゲート端末装置へ送信された情報がゲート端末装置に受信される毎に、警告を出力すべきであるか否か、すなわち、各物品が劣化しているか否かがチェックされ、何れかの物品が劣化していた場合には、警告が出力される。これにより、電子タグがゲート端末装置を通過する毎に、各物品が劣化しているか否かを、即時に知ることができる。また、各物品が劣化しているか否かを、即時に知ることができるので、劣化した物品を含む全ての物品が流通経路における最下流まで行き渡る前に、劣化した物品だけを取り除いたり物品を補充したり謝罪や弁済の通知をしたりといった対応を、素早く執ることができる。
以上に説明したように、本発明によれば、物品一つ一つの保存状態を管理することができるとともに、何れかの物品の商品価値が低下した際にそれに対する対応を迅速に行うことができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明を実施するための形態を、三例説明する。
実施形態1
図1は、本発明の第1の実施形態を概略的に示す説明図である。本発明による流通管理システムは、生産業者,加工業者,倉庫業者,卸業者,及び小売業者,並びに、これら業者が取引する物品を輸送機関で輸送する輸送業者によって営まれている流通機構に対し、適用される。
この流通機構において、生産業者は、牛乳やチーズなどを生産する酪農業者,魚介類や海老や蟹などを水揚げする水産業者,野菜や果実などを栽培収穫する農業事業者,又はその他の業者である。また、加工業者は、家畜や魚介類や野菜などを商品用に切断加工又は剥き身加工する業者,電子レンジ解凍用食品などの冷凍食品やアイスクリーム等の冷蔵食品を製造する製造業者,又はその他の業者である。輸送機関は、輸送トラックや貨物船や輸送機や貨物列車などである。
なお、生産業者や加工業者や卸業者は、国内の業者であっても良いし、国外の業者であっても良い。生産業者や加工業者や卸業者が国外の業者である場合には、物品は、貨物船や輸送機に積載される前や積み降ろし後において、一時的に倉庫業者に保管されても良い。また、生産業者により生産された物品は、直接小売業者へ輸送されても良いし、卸業者及び/又は加工業者を経てから小売業者へ輸送されても良い。さらに、加工業者により製造された物品は、直接小売業者へ輸送されても良いし、卸業者を経てから小売業者へ輸送されても良い。
本発明が適用された流通機構においては、生産業者や加工業者から出荷される物品の一つ一つには、それらの斜視図である図2に示されるように、電子タグ10が装着される。また、加工業者,(倉庫業者,)卸業者,及び小売業者の建物又は敷地における物品の搬入口及び搬出口には、図1に示されるように、電子タグ10との間で電波の送受信を行うためのゲートアンテナGがそれぞれ設置される。また、各業者の建物内には、各ゲートアンテナGに繋がれたゲート端末装置20が、設置される。なお、搬入口と搬出口とが同じである場合、その業者は、ゲートアンテナGとゲート端末装置20を、一組だけ有していても良い。さらに、各業者のゲート端末装置20は、ネットワークNを介してサーバ装置30に接続される。
図3は、電子タグ10の一例の斜視図である。電子タグ10は、どのような形状に形成されていても良いが、本実施形態では、図3に示されるように、薄い矩形平板状に形成されている。また、本実施形態の電子タグ10の一側縁には、内部に記録されるデータを書き換えるためのデータ書換装置(図示略)に対して着脱自在に接続される防水コネクタCが、形成されている。また、本実施形態の電子タグ10の一対の平面のうち、一方の平面(図3における上面)には、ゲートアンテナGと電波のやりとりを行うためのアンテナAが、形成されている。他方の平面は、物品に対して装着される際にその物品に直接当て付けられる被当付面として、利用される。なお、この電子タグ10のケーシングにおける被当付面が形成されている外壁は、アルミニウムや銅や銀などのような熱伝導率の高い金属から構成されていることが望ましい。本実施形態では、電子タグ10は、透明薄膜であるラップにより物品と一体に覆われることによって物品に当て付けられた状態で、或いは、輪状のゴムバンドにより物品に当て付けられた状態で、物品に装着される。
図4は、電子タグ10の内部の概略的な構成図である。電子タグ10は、その内部に、バッテリー10a,セントラルプロセッシングユニット(CPU)10b,ランダムアクセスメモリ(RAM)10c,時計回路10d,品温検出器10e,インターフェース装置10f,送受信回路10g,及びフラッシュメモリ10hを、備えている。
バッテリー10aは、各回路10b〜10hへ電力を供給する蓄電池である。なお、このバッテリー10aは、充電可能なタイプであっても良いし、交換可能なタイプであっても良い。CPU10bは、各回路10c〜10hを統合的に制御する中央処理装置である。RAM10cは、CPU10bが利用するプログラムの一部や頻繁に利用するデータが一時的に記録される記録装置である。
時計回路10dは、一定の時間間隔毎に時刻信号を発する回路である。なお、この時計回路10dから時刻信号が発せられる毎に、RAM10c内の所定の領域に記録されている時刻情報の示す時刻が進行する。品温検出器10eは、温度によって変化する熱電流又は電気抵抗を測定するデジタル温度センサーである。この品温検出器10eは、CPU10bの指示を受けると、電子タグ10が装着された物品の温度である品温を測定し、測定結果を温度値に変換し、その温度値を品温情報としてCPU10bへ出力する。なお、この品温検出器10eの測定点は、電子タグ10のケーシングにおける被当付面が形成されている外壁に対し、その内側から接触している。
インターフェース装置10fは、上述した防水コネクタCを有する。このインターフェース装置10fは、上述したデータ書換装置(図示略)に形成されたコネクタ受けに防水コネクタCが接続されている場合に、このデータ書換装置との間でデータの送受信を司る。送受信回路10gは、上述したアンテナAに繋がれており、このアンテナAを介してゲートアンテナGとの間で電波を送受信する回路である。なお、このアンテナA及びインターフェース装置10fは、送信部及び受付部に相当する。
フラッシュメモリ10hは、データやプログラムを記録する記録装置である。このフラッシュメモリ10hには、タグID(Identification)と、条件テーブル11と、品温記録プログラム12と、ワークテーブル13とが、記録されている。なお、タグIDは、多数の電子タグ10の中から一つの電子タグ10を一意に識別するための識別情報である。
条件テーブル11は、上述したデータ書換装置(図示略)からインターフェース装置10fを介してフラッシュメモリ10hへダウンロードされるテーブルである。図5は、この条件テーブル11を概念的に説明するために作成された表である。図5に示されるように、条件テーブル11は、「商品ID」,「品質保持品温」,「条件1」,及び「条件2」の項目欄(フィールド)からなる1つのレコード(温度条件情報)を、有している。「商品ID」には、物品の各種類を一意に識別するための識別情報である商品IDが、記録される。「品質保持品温」には、電子タグ10が装着される物品の商品価値を維持するために必要な品質保持品温範囲が、記録される。「条件1」及び「条件2」には、電子タグ10が装着される物品の商品価値が低減されたか否かを判断するために用いられる第1及び第2劣化条件が、それぞれ記録される。
なお、条件テーブル11に記録された温度条件情報は、この流通管理システムにおいて物品の各種類に対して用意された多数の温度条件情報の中から選択された一つである。流通管理システムでは、例えばマグロには、クロマグロ,メバチマグロ,キハダマグロ,ミナミマグロ,ビンナガマグロ,…のように様々な種類が存在し、それぞれ品質保持品温範囲及び劣化条件が異なる場合があるため、その各種類に対し、品質保持品温範囲と劣化条件と商品IDとからなるデータが用意されている。このため、例えばクロマグロに電子タグ10を用いるときには、そのクロマグロに応じた温度条件情報をもつ条件テーブル11が、使用前の電子タグ10に事前にダウンロードされる。また、或る物品に使用されていた電子タグ10がそれとは異なる種類の物品に再利用される場合には、電子タグ10内にもともと記録されていた条件テーブル11に対し、新たにダウンロードされる条件テーブル11が、上書きされる。
品温記録プログラム12は、CPU10bに対し、電子タグ10が装着された物品の品温を時々刻々と測定させ、測定により得られた品温情報をワークテーブル13に順次記録させるとともに、条件テーブル11を参照させて、当該物品が劣化条件に適合したか否かを判別させるプログラムである。なお、第1の実施形態の品温記録プログラム12は、記録制御部及び送信制御部に相当する。
ワークテーブル13は、品温記録プログラム12が実行されると、物品の品温情報が記録されるテーブルである。図6は、このワークテーブル13を概念的に説明するために作成された表である。図6に示されるように、ワークテーブル13には、「時刻」,「品温」,及び「劣化フラグ」の項目欄からなるレコードが、多数記録される。「時刻」には、時刻情報が記録される。「品温」には、品温情報が記録される。「劣化フラグ」には、時刻情報及び品温情報の組み合わせが上記第1及び第2劣化条件に適合したか否かに応じて、1又は0が、記録される。なお、電子タグ10に電源が投入された初期状態,又は、図示せぬリセットボタンが押下された直後の初期状態においては、このワークテーブル13には、何も記録されていない。
図7は、加工業者,倉庫業者,卸業者,及び小売業者の建物内に設置されるゲート端末装置20の内部を概略的に示す構成図である。ゲート端末装置20は、一般に市販されるコンピュータであり、各種画面を表示するためのディスプレイ等の表示装置や音声を出力するスピーカーに、繋がれている。なお、表示装置やスピーカーは、警告出力部に相当する。また、ゲート端末装置20の内部には、CPU20a,RAM20b,通信制御装置20c,フレキシブルディスクドライブ(FDD)20d,コンパクトディスクドライブ(CDD)20e,ハードディスクドライブ(HDD)20f,及びインターフェース装置20gが、備えられている。
CPU20aは、各ハードウエア20b〜20gを統合的に制御する中央処理装置である。RAM20bは、CPU20aが利用するプログラムの一部や頻繁に利用するデータが一時的に記録される記録装置である。通信制御装置20cは、電話回線やLAN等の通信回線を介してネットワークNに接続されたネットワークアダプタ,モデム,DSU及びNIC等であり、ネットワークNに接続されたコンピュータとの間のデータの送受信を司る。なお、第1の実施形態の通信制御装置20cは、情報送信部に相当する。
FDD20d及びCDD20eは、コンピュータ可読媒体であるフレキシブルディスクFDやコンパクトディスクCDに格納されたデータやプログラムを読み出し、或いは、これらディスクFD,CDへデータやプログラムを書き込む装置である。これら各ドライブ20d,20eによって各ディスクFD,CDから読み出されたデータやプログラムは、HDD20fにインストールされる。
HDD20fは、各種のデータやプログラムが読み書きされる記録装置である。このHDD20fに記録されるデータには、このゲート端末装置20が建物内に設置されている業者を一意に識別するための識別情報である企業IDが、含まれる。また、このHDD20fに記録されるプログラムには、ハードウエアとソフトウエアを総合的に管理するためのオペレーティングシステムプログラム(図示略)が、含まれるとともに、電子タグ監視プログラム21が含まれる。
電子タグ監視プログラム21は、CPU20aに対し、電子タグ10から出力されるデータ(時刻情報,品温情報,及び劣化フラグを持つレコードの集合)を受信させ、受信したデータをサーバ装置30へ送信させるとともに、受信したデータに基づいて必要となった場合には警告を出力させるプログラムである。なお、電子タグ監視プログラム21は、判別部,警告出力部,及び送信制御部に相当する。
インターフェース装置20gは、ゲートアンテナGに対して電波の送受信を行わせる装置である。このインターフェース装置20gは、ワークテーブル13中のデータの送信を電子タグ10に指令する送信指令信号を、ゲートアンテナGから、常時出力させる。また、インターフェース装置20gは、送信指令信号に対する応答として、電子タグ10からデータが送信されてきた場合には、そのデータを受信して、CPU20aへ引き渡す。なお、インターフェース装置20gは、情報受信部に相当する。
図8は、サーバ装置30の内部を概略的に示す構成図である。サーバ装置30も、一般に市販されるコンピュータであり、ゲート端末装置20と同様に、CPU30a,RAM30b,通信制御装置30c,FDD30d,CDD30e,及びHDD30fを、備えている。なお、サーバ装置30は、情報蓄積装置に相当する。また、第1の実施形態の通信制御装置30cは、受信部に相当する。
ここで、サーバ装置30の各ハードウエア30a〜30fは、何れも、ゲート端末装置20の各ハードウエア20a〜20fと同じものであるので説明を省略する。但し、HDD30fに記録されるプログラムには、電子タグ監視プログラム21ではなく、流通管理プログラム31が、含まれるとともに、サーバ装置30をウェブサーバとして機能させるウェブサーバプログラムが、含まれる。
流通管理プログラム31は、CPU30aに対し、ゲート端末装置20から送られてきたデータをHDD30fに蓄積させるプログラムである。ウェブサーバプログラムは、ネットワークN上のコンピュータからリクエストされた場合に、CPU30aに対し、ウェブページデータを送信させるプログラムである。なお、このウェブサーバプログラムは、本発明とは直接関係しないが、流通管理プログラム31によってHDD30fに蓄積されたデータとそれに関連する情報を消費者に情報公開するために利用される。すなわち、ウェブサーバプログラムは、ネットワークNに繋がれた他のコンピュータ上のウェブブラウザを通じて、データ及びそれを利用したグラフや表が記述されるように作成されたウェブページを、消費者に提供する。
以上のように構成される流通管理システムにおいて行われる処理について、説明する。
魚や野菜などの生鮮食料品のような物品が、例えば生産業者から加工業者及び/又は卸業者を経て小売業者へ流通する場合、生産業者は、上述したデータ書換装置(図示略)を利用することによって、物品用の条件テーブル11を電子タグ10にダウンロードし、物品の一つ一つにその電子タグ10を装着し、電子タグ10における図示せぬリセットボタンを押下する。
また、冷凍食品や冷蔵食品のような物品が、例えば加工業者から卸業者を経て又は直接小売業者へ流通する場合、加工業者は、上述したデータ書換装置(図示略)を利用することによって、物品用の条件テーブル11を電子タグ10にダウンロードし、物品の一つ一つにその電子タグ10を装着し、電子タグ10における図示せぬリセットボタンを押下する。
何れの場合においても、物品が、その流通における最上流の業者によって、流通上の荷姿に形成された際、その物品用の条件テーブル11が、その業者によって電子タグ10にダウンロードされ、物品の一つ一つにその電子タグ10が装着され、その電子タグ10における図示せぬリセットボタンが押下される。すると、各電子タグ10では、CPU10bによって、フラッシュメモリ10hから品温記録プログラム12が読み出され、品温記録処理が開始される。図9は、品温記録処理の内容を示すフローチャートである。
品温記録処理の開始後、最初のS101では、CPU10bは、処理開始時点又は前回のS101の実行終了時点から所定時間(例えば一分)が経過するまで、待機する。そして、CPU10bは、所定時間の経過後、処理をS102へ進める。
S102では、CPU10bは、RAM10c内の所定領域に記録されている時刻情報を読み出し、処理をS103へ進める。
S103では、CPU10bは、品温検出器10eから温度値(品温情報)を取得し、処理をS104へ進める。
S104では、CPU10bは、S102において読み出した時刻情報とS103において取得した品温情報とからなる新たなレコードを、ワークテーブル13に記録し、処理をS105へ進める。
S105では、CPU10bは、ワークテーブル13中のデータが第1劣化条件に適合するか否かを、判別する。例えば、CPU10bは、条件テーブル11の内容が図5に示す通りであれば、「条件1」から第1劣化条件を読み出し、S104において記録したレコードを含むワークテーブル13中の十個の最新レコードを参照し、これら十個のレコードが、第1劣化条件に適合するか否かを、判別する。そして、CPU10bは、ワークテーブル13中のデータが第1劣化条件に適合していた場合には、処理をS107へ進め、ワークテーブル13中のデータが第1劣化条件に適合していなかった場合には、処理をS106へ進める。
S106では、CPU10bは、ワークテーブル13中のデータが第2劣化条件に適合するか否かを、判別する。例えば、CPU10bは、条件テーブル11の内容が図5に示す通りであれば、「条件2」から第2劣化条件を読み出し、S104において記録したレコードを含むワークテーブル13中の五個の最新レコードを参照し、これら五個のレコードが、第2劣化条件に適合するか否かを、判別する。そして、CPU10bは、ワークテーブル13中のデータが第2劣化条件に適合していた場合には、処理をS107へ進める。
S107では、CPU10bは、ワークテーブル13中の最新のレコードにおける「劣化フラグ」に1を記録する。なお、この劣化フラグにおける「1」が、劣化情報に相当する。CPU01bは、劣化フラグに1を記録した後、処理をS109へ進める。
一方、S106において、ワークテーブル13中のデータが第2劣化条件に適合していなかった場合には、CPU10bは、処理をS108へ進める。すなわち、CPU10bは、ワークテーブル13中のデータが第1及び第2劣化条件の両方に適合していなかった場合に、処理をS108へ進める。
S108では、CPU10bは、ワークテーブル13中の最新レコードにおける「劣化フラグ」に0を記録し、処理をS109へ進める。
S109では、CPU10bは、品温記録処理開始時点又は前回のS109の実行終了時点から、ゲートアンテナGより常時出力される送信指令信号を受信済であるか否かを、判別する。そして、CPU10bは、送信指令信号が受信済でなかった場合には、処理をS101へ戻す。
S101〜S109の処理ループの実行中、送信指令信号を受信した場合には、CPU10bは、処理をS109からS110へ分岐させる。
S110では、CPU10bは、フラッシュメモリ10h内のタグID及び条件テーブル11内の商品IDとともに、ワークテーブル13内のデータ(全てのレコード)をゲート端末装置20へ送信する。その後、CPU10bは、処理をS111へ進める。
S111では、CPU10bは、ワークテーブル13内のデータ(全てのレコード)を削除することによって、ワークテーブル13をクリアする。その後、CPU10bは、処理をS101へ戻し、所定時間が経過するまで待機する。
上述したような品温記録処理が実行されるので、電子タグ10は、生産業者や加工業者によって物品に装着された場合には、その物品の品温情報を所定時間毎に記録する。また、電子タグ10は、品温情報を記録する毎に、劣化条件に適合するか否かを判別し、劣化条件に適合していたときには、劣化フラグを立てる。また、電子タグ10は、ゲートアンテナGが設置された各業者の搬入口や搬出口を通過すると、ゲートアンテナGから出力されている送信指令信号を受けて、ワークテーブル13内のデータをゲート端末装置20へ送信し、ワークテーブル13内をクリアする。従って、ある物品が或るゲート端末装置20からゲート端末装置20へと移動する期間(すなわち、輸送機関によって輸送された期間又は倉庫業者や卸業者によって保管された期間)において電子タグ10が蓄積した物品のデータ(時刻情報,品温情報,及び劣化フラグを持つレコードの集合)が、ゲート端末装置20へと引き渡されることとなる。
一方、そのゲート端末装置20では、主電源が投入されると、CPU20aによって、電子タグ監視プログラム21が読み出され、電子タグ監視処理が実行される。なお、ゲート端末装置20では、一度に多数の電子タグ監視処理が並行して実行され得る。従って、搬入口や搬出口に一度に多数の電子タグ10が通過した場合でも、ゲート端末装置20は、全ての電子タグ10を監視する。図10は、電子タグ監視処理の内容を示すフローチャートである。
電子タグ監視処理の開始後、最初のS201では、CPU20aは、何れかの電子タグ10から、ワークテーブル13内のデータとタグIDと商品IDとを受信するまで、待機する。そして、CPU10aは、何れかの電子タグ10からデータとタグIDと商品IDとを受信すると、処理をS202へ進める。
S202では、CPU20は、電子タグ10から受信したデータのうち、劣化フラグが1であるレコードを検索し、処理をS203へ進める。
S203では、CPU20aは、劣化フラグが1であるレコードが検出されたか否かを、判別する。そして、CPU20aは、劣化フラグが1であるレコードが検出されなかった場合には、処理をS205へ進め、劣化フラグが1であるレコードが検出された場合には、処理をS204へ進める。
S204では、CPU20aは、劣化条件に適合した電子タグ10がゲートアンテナGの通信可能領域を通過した旨の警告を、出力する。なお、警告は、ゲート端末装置20の表示装置への文字又はグラフィックの表示又は点滅表示であっても良いが、スピーカからの音声やサイレンの出力であっても良いし、ゲートアンテナG近傍に設置された回転灯などの点灯であっても良い。そして、CPU20aは、警告を出力した後、処理をS205へ進める。
S205では、CPU20は、HDD20f内の企業IDとともに、S201において受信したデータとタグIDと商品IDとを、サーバ装置30へ送信する。その後、CPU20aは、処理をS201へ戻し、何れかの電子タグ10からレコードが送信されてくるまで、待機する。
上述したような電子タグ監視処理が実行されるので、ゲート端末装置20は、送信指令信号を常時出力することにより、ゲートアンテナGの通信可能領域を通過する電子タグ10から、その電子タグ10が蓄積しているデータを収集する。また、ゲート端末装置20は、収集したデータに企業IDを付し、企業IDを付したデータをサーバ装置30へ引き渡す。また、ゲート端末装置20は、電子タグ10から収集したデータの中に、劣化フラグが1であるレコードがあった場合には、警告を出力して、この電子タグ10が装着された物品の取扱責任者へ通知する。この通知を受けた取扱責任者は、その責任が及ぶ期間において、幾つかの物品が劣化したことを知ることができる。なお、責任が及ぶ期間を具体的に説明すると、倉庫業者や卸業者にとっては、仕入れた物品が搬入口を通過してから搬出口を通過するまでの保管期間である。また、輸送業者にとっては、物品が輸送元の業者の搬出口を通過してから輸送先の業者の搬入口を通過するまでの輸送期間である。そして、幾つかの物品が劣化したことを知った取扱責任者は、その劣化した物品を確認し或いは取り除く作業を、行うことができる。
また、サーバ装置30では、主電源が投入されると、CPU30aによって、流通管理プログラム31が読み出され、流通管理処理が実行される。図11は、この流通管理処理の内容を示すフローチャートである。
流通管理処理の開始後、最初のS301では、CPU30aは、電子タグ10が蓄積したデータとタグIDと商品IDと企業IDとを何れかのゲート端末装置20から受信するまで、待機する。そして、CPU30aは、何れかのゲート端末装置20からデータとタグIDと商品IDと企業IDとを受信すると、処理をS302へ進める。
S302では、CPU30aは、ゲート端末装置20から受信したデータとタグIDと商品IDと企業IDとをHDD30fに格納する。なお、これらを格納する場合、CPU30aは、時刻情報,品温情報,商品ID,タグID,及び企業IDを持つ多数のレコードを、HDD30f内の所定のテーブルに記録する。その後、CPU30aは、処理をS303へ進める。
S303では、CPU30aは、ゲート端末装置20から受信したデータのうち、劣化フラグが1であるレコードを検索し、処理をS304へ進める。
S304では、CPU30aは、劣化フラグが1であるレコードが検出されたか否かを、判別する。そして、CPU30aは、劣化フラグが1であるレコードが検出されなかった場合には、処理をS301へ戻し、劣化フラグが1であるレコードが検出された場合には、処理をS305へ進める。
S305では、CPU30aは、異常時対応処理を実行する。この異常時対応処理は、S302においてHDD30fに格納されたレコードに付されている企業IDに対して事前に設定されている処理である。具体的には、このS305では、小売業者に対して謝罪するとともに金銭をもって弁済する旨を通知する処理が、行われ、或いは、生産業者や加工業者に対して劣化した数だけ物品の補充を要求する旨を通知する処理が、行われる。このような通知は、その旨を記載した電子メール等をサーバ装置30が自動的に送信することによって行われても良い。CPU30aは、このような異常時対応処理を実行した後、処理をS301へ戻し、何れかのゲート端末装置20からデータが送信されてくるまで、待機する。
上述したような流通管理処理が実行されるため、サーバ装置30は、ゲート端末装置20が電子タグ10から収集したデータを、一括して蓄積することとなる。つまり、サーバ装置30には、流通された物品の一つ一つについての流通期間中の保存状態を示すデータが、蓄積されることとなる。そして、サーバ装置30に蓄積されたデータは、一つの物品についての流通期間中の保存状態を追跡調査するために検索されるものとして利用することができる。また、物品の流通経路においてチェックポイントとして機能する各ゲート端末装置20の各区間の平均品温を算出し、各区間の平均品温を記述したウェブページを作成して、このウェブページをネットワークN上に公開すれば、この物品の流通時の保存状態を消費者に情報公開することができる。
以上に説明したように、第1の実施形態によれば、各業者が物品を受け渡すことによって物品の取扱責任者が入れ替わったときに、物品がゲートアンテナGの通信可能領域を通過する。すると、何れかの物品が劣化しているか否かがチェックされる。これにより、物品の取扱責任者が入れ替わった時点で、引き渡される物品が劣化しているか否かを、即時に知ることができる。
また、第1の実施形態によれば、物品がゲートアンテナGの通信可能領域を通過する毎に、何れかの物品が劣化しているか否かがチェックされる。このため、物品を劣化させた責任がどの業者にあるのかを、明らかにすることができる。
また、第1の実施形態によれば、何れかの物品が劣化していると判明した後、劣化した物品を取り除くことことができるので、物品が流通経路における最下流まで行き渡る前に、物品を補充したり謝罪や弁済の通知をしたりといった対応を、素早く執ることができる。
また、第1の実施形態によれば、サーバ装置30に蓄積されたデータを利用して、物品の流通時の保存状態を消費者に情報公開することができる。従って、消費者は、自分の口にする食物の安全性を、確認することができる。
実施形態2
第2の実施形態では、物品が劣化していたか否かを判別する主体が、第1の実施形態のように電子タグ10ではなく、サーバ装置30である。このため、第2の実施形態では、図9乃至図11に示される処理とは内容が多少異なる処理が、行われるとともに、図5に示される条件テーブル11の格納場所が電子タグ10からサーバ装置30へと移り替わっている他は、第1の実施形態と同じ構成が、備えられている。以下では、第1の実施形態との相違する部分である処理の内容について、説明する。
図12は、第2の実施形態の電子タグ10において実行される品温記録処理の内容を示すフローチャートである。なお、第2の実施形態の品温記録プログラム12は、記録制御部及び送信制御部に相当する。第2の実施形態では、電子タグ10のCPU10bは、第1の実施形態と同様に、所定時間が経過するまで待機し(S401;NO)、所定時間の経過後(S401;YES)、時刻情報をRAM10cから読み出し(S402)、品温情報を取得し(S403)、時刻情報と品温情報とからなる新たなレコードをワークテーブル13に記録する(S404)。但し、第2の実施形態では、S404の後、図9のS105〜S108に相当する処理は行われない。このS404の後、CPU10bは、送信指令信号をゲートアンテナGから受信したかどうかをチェックし(S405)、受信していなければ(S405;NO)、処理をS401へ戻す。そして、CPU10bは、S401〜S405の処理ループを実行中、送信指令信号をゲートアンテナGから受信した場合(S405;YES)、フラッシュメモリ10h内のタグIDとともに、ワークテーブル13内のデータ(全レコード)をゲートアンテナGの繋がれたゲート端末装置20へ送信し(S406)、ワークテーブル13内をクリアし(S407)、再び、S401〜S405の処理ループを実行する。
上述したような品温記録処理が実行されるので、電子タグ10は、生産業者や加工業者によって物品に装着された場合には、その物品の品温を所定時間毎に記録する。また、電子タグ10は、ゲートアンテナGが設置された各業者の搬入口や搬出口を通過すると、ゲートアンテナGから出力されている送信指令信号を受けて、ワークテーブル13内のデータをゲート端末装置20へ送信し、ワークテーブル13内をクリアする。従って、ある物品が或るゲート端末装置20からゲート端末装置20へと移動する期間(すなわち、輸送機関によって輸送された期間又は倉庫業者や卸業者によって保管された期間)において電子タグ10が蓄積した物品のデータ(時刻情報,及び品温情報を持つレコードの集合)が、ゲート端末装置20へと引き渡されることとなる。
図13は、第2の実施形態のゲート端末装置20において実行される電子タグ監視処理の内容を示すフローチャートである。なお、第2の実施形態の電子タグ監視プログラムは、判別部,警告出力部,及び送信制御部に相当する。また、第2の実施形態の通信制御装置20cは、情報送信部及び結果受信部に相当する。第2の実施形態では、ゲート端末装置20のCPU20aは、第1の実施形態と同様に、何れかの電子タグ10からワークテーブル13内のデータが送信されてくるまで待機する(S501;NO)。但し、第2の実施形態では、S501の後、図10のS202〜S204に相当する処理は行われない。そして、CPU20aは、電子タグ10からデータを受信すると(S501;YES)、受信したデータを、企業IDとともにサーバ装置30へ送信する(S502)。その後、ゲート端末装置20のCPU20aは、サーバ装置30からの応答(検索結果)を待つ(S503;NO)。
一方、S502にてゲート端末装置20から送信されたデータを受信したサーバ装置30は、流通管理処理を実行する。
図14は、第2の実施形態のサーバ装置30において実行される流通管理処理の内容を示すフローチャートである。なお、第2の実施形態の流通管理プログラム及び通信制御装置30cは、受信部及び送信部に相当する。第2の実施形態では、サーバ装置30のCPU30aは、第1の実施形態と同様に、何れかのゲート端末装置20からデータが送信されてくるまで待機し(S601;NO)、ゲート端末装置20からデータを受信すると(S601;YES)、受信したデータをHDD30f内の所定のテーブルに格納する(S602)。
さらに、CPU30aは、ゲート端末装置20から受信したデータのうち、最初のレコードを処理対処として特定し(S603)、HDD30f内の条件テーブル11の「条件1」及び「条件2」から第1及び第2劣化条件を読み出し、処理対象レコードが、第1及び第2劣化条件に適合するか否かを、判別する(S604,S605)。そして、CPU30aは、処理対象レコードが、第1及び第2劣化条件に適合している場合(S604;YES,S605;YES)には、処理対象レコードの「劣化フラグ」に1を記録し(S606)、第1及び第2劣化条件にも適合していない場合(S604;NO,S605;NO)には、処理対象レコードの「劣化フラグ」に0を記録する(S607)。その後、CPU30aは、ゲート端末装置20から受信したデータの中に未処理のレコードがある場合(S608;YES)には、未処理のレコードの中から次のレコードを処理対象として特定し(S609)、その処理対象レコードが、第1及び第2劣化条件に適合するか否かを、判別する(S604,S605)。
S604〜S609の処理ループの実行中、ゲート端末装置20から受信したデータの中に未処理のレコードがなくなった場合(S608;NO)、CPU30aは、上記の所定のテーブル内に記録された各レコードのうち、劣化フラグが1であるレコードを検索する(S610)。そして、CPU30aは、劣化フラグが1であるレコードが検出されなかった場合(S611;NO)には、警告が不要である旨を示す検索結果をゲート端末装置20へ送信し(S612)、その後、処理をS601へ戻し、何れかのゲート端末装置20から次のデータが送信されてくるまで待機する(S601;NO)。また、CPU30aは、劣化フラグが1であるレコードが検出された場合(S611;YES)には、警告が必要である旨を示す検索結果を、ゲート端末装置20へ送信し(S613)、図11のS305と同様に、異常時対応処理を実行し(S614)、その後、処理をS601へ戻し、何れかのゲート端末装置20から次のデータが送信されてくるまで待機する(S601;NO)。なお、検索結果は、結果情報に相当する。
図13の説明に戻り、ゲート端末装置20のCPU20aは、検索結果をサーバ装置30から受信すると(S503;YES)、受信した検索結果が警告が必要である旨を示す情報であるか否かを判別する(S504)。そして、CPU20aは、検索結果が、警告が必要である旨を示す情報でなかった場合(S504;NO)には、処理をS501へ戻し、電子タグ10から次のデータが送信されてくるまで待機する。一方、検索結果が、警告が必要である旨を示す情報であった場合(S504;YES)には、CPU20aは、図10のS204と同様に、警告を出力し(S505)、何れかの電子タグ10からワークテーブル13内のデータが送信されてくるまで待機する(S501;NO)。
上述したような電子タグ監視処理が実行されるので、ゲート端末装置20は、送信指令信号を常時出力することにより、ゲートアンテナGの通信可能領域を通過する電子タグ10から、その電子タグ10が蓄積しているデータを収集する。また、ゲート端末装置20は、収集したデータに企業IDを付し、企業IDを付したデータをサーバ装置30へ引き渡す。
一方、サーバ装置30は、ゲート端末装置20が電子タグ10から収集したデータを、一括して蓄積することとなる。つまり、サーバ装置30には、流通された物品の一つ一つについての流通期間中の保存状態を示すデータが、蓄積されることとなる。また、サーバ装置30は、蓄積されたデータが、条件テーブル内の第1及び第2劣化条件に適合するか否かを判別し、条件に適合する場合には、劣化フラグを立てる。また、サーバ装置30は、劣化フラグが立っているレコードを検索し、検索結果をゲート端末装置20へ送信する。このように、第2の実施形態では、サーバ装置30が、物品が劣化していたか否かを判別する主体であり、ゲート端末装置20は、サーバ装置30からの検索結果を受けて、警告を出力するか否かを決定する。
そして、ゲート端末装置20は、電子タグ10から収集したデータについてサーバ装置30から受信した検索結果が、警告が必要である旨を示す情報である場合には、警告を出力して、この電子タグ10が装着された物品の取扱責任者へ通知する。この通知を受けた取扱責任者は、その責任が及ぶ期間において、幾つかの物品が劣化したことを知ることができる。そして、幾つかの物品が劣化したことを知った取扱責任者は、その劣化した物品を確認し或いは取り除く作業を、行うことができる。
なお、サーバ装置30に蓄積されたデータは、第1の実施形態と同様に、一つの物品についての流通期間中の保存状態を追跡調査するために検索されるものとして利用することが可能となる。また、物品の流通経路においてチェックポイントとして機能する各ゲート端末装置20の各区間の平均品温を算出し、各区間の平均品温を記述したウェブページを作成して、このウェブページをネットワークN上に公開すれば、この物品の流通時の保存状態を消費者に情報公開することができる。
以上に説明したように、第2の実施形態によっても、物品がゲートアンテナGの通信可能領域を通過することによって物品の取扱責任者が入れ替わった時点で、引き渡される物品の何れかが劣化しているか否かを、即時に知ることができる。また、物品がゲートアンテナGの通信可能領域を通過する毎に、何れかの物品が劣化しているか否かがチェックされるため、物品を劣化させた責任がどの業者にあるのかを、明らかにすることができる。また、何れかの物品が劣化していると判明した後、劣化した物品を取り除くことができるができるので、物品が流通経路における最下流まで行き渡る前に、物品を補充したり謝罪や弁済の通知をしたりといった対応を、素早く執ることができる。また、サーバ装置30に蓄積されたデータを利用して、物品の流通時の保存状態を消費者に情報公開することができる。従って、消費者は、自分の口にする食物の安全性を、確認することができる。
実施形態3
第3の実施形態は、上述した第1及び第2の実施形態とは異なり、輸送中に物品の劣化を定期的に確認することができるようにした例である。より具体的には、この第3の実施形態では、ゲート端末装置20及びゲートアンテナGが、輸送機関に搭載されている。
図15は、ゲート端末装置20及びゲートアンテナGを搭載した輸送トラックの側面図である。図15に示されるように、輸送トラックは、積載中の輸送庫の近傍にゲートアンテナGを備えている。また、輸送トラックの運転席内には、所定のケーブルを介してゲートアンテナGに接続されたノートブック型のパーソナルコンピュータが、搭載されている。このパーソナルコンピュータには、ゲート端末装置20としての機能が付加されている。
図16は、第3の実施形態のゲート端末装置20の内部の概略的な構成図である。図16と図7とを比較して明らかなように、第3の実施形態のゲート端末装置20のHDD20fには、第1の実施形態の電子タグ監視プログラム21と同じプログラム21が、インストールされているとともに、新たにゲートアンテナ制御プログラム22がインストールされている。なお、このゲートアンテナ制御プログラム22は、指示部に相当する。
図17は、このゲートアンテナ制御プログラム22に従ってCPU20aが実行するゲートアンテナ制御処理の内容を説明するためのフローチャートである。このゲートアンテナ制御処理の開始後、CPU20aは、所定時間(例えば10分)が経過するまで待機し(S701;NO)、所定時間の経過後(S701;YES)、インターフェース装置20gに対し、ゲートアンテナGからの送信指令信号の出力を開始させる(S702)。開始後、CPU20aは、一定秒数(例えば10秒)が経過するまで待機し(S703;NO)、一定秒数の経過後(S703;YES)、インターフェース装置20gに対し、ゲートアンテナGからの送信指令信号の出力を停止させる(S704)。以後、CPU20aは、S701〜S704を繰り返し実行する。
上述したようなゲートアンテナ制御処理が実行されるため、ゲート端末装置20は、所定時間経過毎に、一定秒数だけゲートアンテナGから送信指令信号を出力する。このため、輸送トラックが積載している輸送庫内の各電子タグ10には、定期的に送信指令信号が出力されることとなる。
そして、輸送庫内の各電子タグ10では、図9の品温記録処理が実行されるため、各電子タグ10は、所定時間毎に送信指令信号を受信することにより(S109)、所定時間に蓄積したデータを、繰り返しゲート端末装置20へ送信する(S110)。
一方、そのゲート端末装置20では、図10の電子タグ監視処理が実行されるため、ゲート端末装置20は、所定時間毎に、各電子タグ10からデータを収集し(S201)、その輸送業者の企業IDとともに全てのデータをサーバ装置30へ送信し(S205)、劣化フラグが1であるデータが存在すれば、スピーカ又は画面から警告を出力する(S202〜S204)。
以上に説明したように、第3の実施形態によれば、輸送中に物品の劣化を定期的に確認することができる。
なお、第3の実施形態において、ゲート端末装置20がネットワークNへアクセスするための通信制御装置20cには、衛星通信回線や無線電話回線を通じてデータ通信を行うインターフェース装置が、適用される。また、輸送機関が輸送トラックや貨物列車である場合には、通信制御装置20cには、無線LANのインターフェース装置(無線LANカード等)が、適用されても良い。この場合、輸送トラックや貨物列車が、いわゆるホットスポットに差し掛かると、それらに搭載されたゲート端末装置20が、各電子タグ10から収集したデータをサーバ装置30へ送信することとなる。
第1の実施形態を概略的に示す構成図 電子タグが装着された物品の説明図 電子タグの一例の斜視図 電子タグの内部の概略的な構成図 条件テーブルを概念的に説明するために作成された表 ワークテーブルを概念的に説明するために作成された表 ゲート端末装置の内部の概略的な構成図 サーバ装置の内部の概略的な構成図 品温記録処理の内容を示すフローチャート 電子タグ監視処理の内容を示すフローチャート 流通管理処理の内容を示すフローチャート 第2の実施形態の品温記録処理の内容を示すフローチャート 第2の実施形態の電子タグ監視処理の内容を示すフローチャート 第2の実施形態の流通管理処理の内容を示すフローチャート 第3の実施形態である輸送トラックの側面図 第3の実施形態のゲート端末装置の内部の概略的な構成図 ゲートアンテナ制御処理の内容を説明するためのフローチャート
符号の説明
10 電子タグ
10b セントラルプロセッシングユニット(CPU)
10c ランダムアクセスメモリ(RAM)
10d 時計回路
10e 品温検出器
10g 送受信回路
A アンテナ
10h フラッシュメモリ
11 条件テーブル
12 品温記録プログラム
13 ワークテーブル
20 ゲート端末装置
20a CPU
20b RAM
20c 通信制御装置
20f ハードディスクドライブ(HDD)
20g インターフェース装置
G ゲートアンテナ
21 電子タグ監視プログラム
30 サーバ装置
30a CPU
30b RAM
30c 通信制御装置
30f HDD
31 流通管理プログラム

Claims (5)

  1. 輸送される物品の一つ一つに直接装着される多数の電子タグ,及び、前記物品の流通経路内に配置される多数のゲート端末装置を備える流通管理システムであって、
    前記各電子タグは、
    情報を記録する記録部と、
    前記ゲート端末装置へ情報を送信する送信部と、
    前記物品の温度である品温を検出する品温検出部と、
    所定の時間毎に前記品温検出部によって検出された品温に基づいて生成された情報を前記記録部に記録する記録制御部と、
    前記送信部に対し、前記記録部に記録されている前記情報を前記ゲート端末装置へ送信させる送信制御部と
    を備え、
    前記各ゲート端末装置は、
    前記電子タグから情報を受信する情報受信部と、
    前記情報受信部において前記電子タグから情報を受信すると、その情報に基づいて、警告を出力すべきであるか否かを判別する判別部と、
    前記判別部において警告を出力すべきであると判別された場合に警告を出力する警告出力部と
    を備える
    ことを特徴とする流通管理システム。
  2. 前記各ゲート端末装置とネットワークを介して繋がれるとともに、前記各ゲート端末装置から情報を受信する受信部,及び、前記受信部において受信した情報を記録する記録部を有する情報蓄積装置
    を、更に備え、
    前記各ゲート端末装置は、
    前記情報蓄積装置へ情報を送信する情報送信部と、
    前記情報受信部において前記電子タグから情報を受信すると、前記情報送信部に対し、受信した情報を前記情報蓄積装置へ送信させる送信制御部と
    を、更に備える
    ことを特徴とする請求項1記載の流通管理システム。
  3. 前記各電子タグの前記記録制御部は、前記所定の時間毎に前記品温検出部によって検出された品温を示す品温情報を前記記録部に記録するとともに、前記記録部に記録した前記所定時間毎の品温情報が所定の条件を満たしていない場合には当該所定の条件を満たしていない旨を示す劣化情報を前記記録部に記録し、
    前記各電子タグの前記送信制御部は、前記送信部に対し、前記記録部に記録されている前記劣化情報を前記ゲート端末装置へ送信させ、
    前記各ゲート端末装置の前記判別部は、前記情報受信部が前記電子タグから受信した前記劣化情報に基づいて、警告を出力すべきであるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の流通管理システム。
  4. 前記各電子タグの前記記録制御部は、前記所定の時間毎に前記品温検出部によって検出された品温を示す品温情報を前記記録部に記録し、
    前記各電子タグの前記送信制御部は、前記送信部に対して、前記記録部に記録されている前記所定時間毎の品温情報を前記ゲート端末装置へ送信させ、
    前記情報蓄積装置は、
    自己の前記記録部に記録された前記各電子タグについての前記所定時間毎の品温情報が所定の条件を満たすか否かを判別し、その判別結果を示す結果情報を前記ゲート端末装置へ送信する送信部
    を、更に備え、
    前記各ゲート端末装置は、
    前記情報蓄積装置から前記結果情報を受信する結果受信部
    を、更に備え、
    前記各ゲート端末装置の前記判別部は、前記結果受信部において前記情報蓄積装置から受信した前記結果情報に基づいて、警告を出力すべきであるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項2記載の流通管理システム。
  5. 前記各電子タグは、
    情報の送信の指示を何れかの前記ゲート端末装置から受け付ける受付部を、更に備え、
    前記各電子タグの前記送信部は、前記受付部が前記指示を受け付けると、前記送信部に対し、前記記録部に記録されている前記情報を前記ゲート端末装置へ送信させ、
    前記各ゲート端末装置は、自身に情報を送信するように前記各電子タグに対して定期的に指示する指示部を、更に備える
    ことを特徴とする請求項1記載の流通管理システム。

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